JP2001346623A

JP2001346623A - 手提具

Info

Publication number: JP2001346623A
Application number: JP2000209062A
Authority: JP
Inventors: Masaru Nakayama; 勝中山
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2000-06-06
Filing date: 2000-06-06
Publication date: 2001-12-18

Abstract

(57)【要約】【課題】品物を収納した買い物袋をいくつも所持
することで、買い物袋の手提部分が手の平に食い込み痛
くなり、買い物袋の持ち歩きに難儀する状態になること
を阻止する手提具の提供。【解決手段】取っ手１の下部に可撓性材質でアーム２
を十字に装着し、アーム２の先端３を球形状にして、ア
ーム押さえ４に先端３の球形状部分を嵌合する構成及
び、取っ手５に渦巻状に形成したフック６を上下に回転
自在に軸支した構成。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、買い物袋を持ち
やすくするための家庭用品である。

【０００２】

【従来の技術】スーパーマーケットで買い物をすると、
品物を持ち歩けるように、数量、重量、大きさに合わせ
た数のポリ袋を渡される。買い物客は自分でこの袋に品
物を詰めて持ち歩く。買い物点数が多い時は、袋の数も
増え、持ち歩きに難儀する。しかも、重量があるとき
は、袋の手提げ部分が手の平に食い込み、手が痛くな
る。重量のある品物を持つときやサイズの大きい品物を
持つときは、品物を持ちやすくし、手の平の痛みを少な
くするために、握り部分のみの手提具がある。これは、
握り部分を合成樹脂で作製し、両端に品物を結束した紐
を掛けて吊りさげるようにしたものである。

【０００３】

【発明の解決しようとする課題】従来の手提具は、箱状
の品物を対象に考慮されていて、買い物袋のように、袋
に入った品物の持ち歩きについては考慮していない。さ
らに複数の袋の持ち歩きに対する用具としては、考慮の
対象外となっている。しかし、スーパーマーケットで買
い物をすると、複数の種類の品物を買い求める結果、複
数の袋が必要になることが多い。複数の袋を両手にさげ
ると、ドアを開けることや、自動車、自転車、ドア等の
鍵を取り出して解錠する作業も困難になる。特に、雨の
日は、傘を差すため、袋が邪魔になる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、この発明においては、請求項１に記載の手提
具のように、取っ手の下部に、手で曲げることのできる
可撓性の材質を使用し、アーム２を軸着している。アー
ム２は十字になるように装着され、先端３は球状になっ
ている。アーム２に買い物袋を下げるときは、アーム２
を上方に湾曲させて吊り下げる。先端３に小さなボール
が付いている形状であるため、袋の吊り下げ部分が抜け
落ちる心配がない。アーム２の強度が袋の重量を下回る
場合には、取っ手１とアーム２の結合部分に設けたアー
ム押さえ４に先端３の球状部分を嵌合して、アーム２を
保有する。アーム２の買い物袋吊り下げ部分は４箇所あ
るので、バランスをとるように使用することができる。

【０００５】請求項２に記載の手提具においては、取っ
手５に複数のフック６を上下に回転自在に軸支してい
る。フック６を渦巻状に形成しているので、買い物袋を
吊り下げても、フック６から滑り落ちることはない。フ
ック６に買い物袋を掛けずに手提具を持ち歩く際は、フ
ック６を上方に折り畳み、小さくすることができる。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明の手提具の製作に関して
は、木または、合成樹脂、金属等素材で成型し、フック
の数やアームの本数を増減し製作する方法がある。

【０００７】取っ手に軟質樹脂等のソフトカバーを設置
し、取っ手を握った際に手にくいこむ事態を回避させる
方法もある。

【０００８】その他、手提具の色彩、細部形状、構造等
は本発明の要旨を逸脱しない範囲において限定しない。

【０００９】

【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
１は請求項１に記載の手提具の斜視図である。取っ手１
の下部に手で曲げることのできる可撓性の材質で構成し
たアーム２を十字に装着し、その十字間にアーム２の各
先端３に設置したボールを吊り下げ固着するための、ア
ーム押さえ４を介在装着した全体の様子を示している。
アーム２が可撓性材質で構成されているので、自在に湾
曲、折曲と形状を変化でき、手提具を所持する際はアー
ム２を折り曲げてコンパクトにするこができる。

【００１０】図２は請求項１に記載の手提具の使用状態
を示した図である。各アーム２を一度下方に湾曲し再度
上方に湾曲させて買い物袋の手提げ部分に挿入後、各ア
ーム２の先端３に設置したボールをアーム押さえ４に嵌
合した状態である。アーム２に買い物袋を懸吊させるこ
とで、従来の問題点である袋の手提げ部分が手の平に食
い込み、手が痛くなるような事態を回避し、一度に買い
物袋を多数所持し持ち運ぶことが可能な状態になる。ま
た、買い物袋の重量が重い場合でもアーム２の先端３ボ
ールとアーム押さえ４が固着されているので、アーム押
さえ４からアーム２が外れる心配がない。

【００１１】図３は請求項２に記載の手提具の斜視図で
ある。取っ手５の下部両脇に上下に回転する機構のフッ
ク６を設置した。手提具を所持する際は、フック６が回
転し取っ手５の下部より上方に位置する状態で折り畳ま
れることで、バッグ等にコンパクトに収納できる。ま
た、フック６の形状が渦巻を描いた状態なので、買い物
袋の手提げ部分をフック６に引っ掛け懸吊した際は、買
い物袋が滑り落ちる心配がない。

【００１２】図４は請求項２に記載の手提具の使用状態
を示した図である。折り畳まれたフック６を下方に回転
させ押し開き、渦巻状に形成したフック６に買い物袋の
手提げ部分を引っ掛け、買い物袋を懸吊した状態であ
る。手の平が痛くなるような事態がなくなり、一度に買
い物袋を多数所持し持ち運ぶことが可能になる。さら
に、両手に手提具を持ち利用すことで、買い物袋の重さ
を分散させることができる。

【００１３】

【発明の効果】本発明の手提具を利用することで、品物
を収納した多数の買い物袋を手の平や腕に負担をかけ
ず、持ち歩ける。

【００１４】品物を収納し重量がある買い物袋を多数所
持した際、買い物袋の手提げ部分が手の平に食い込み、
手が痛くなる事態がなくなる。

【００１５】手先が不自由な人でも利便に活用でき、物
を所持する際の自助具となる。

【００１６】複数の買い物袋で両手をふさぐことがなく
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】請求項１に記載の手提具の斜視図

【図２】請求項１に記載の手提具の使用状態を示した図

【図３】請求項２に記載の手提具の斜視図

【図４】請求項２に記載の手提具の使用状態を示した図

【符号の説明】

１取っ手２アーム３球形状の先端４アーム押さえ５取っ手６フック７手８買い物袋

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】取っ手（１）の下部に先端（３）を球
状に形成した可撓性で交差したアーム（２）を軸着し、
持ち歩く買い物袋の重さや数に合わせてアーム（２）の
形状を変更できることを特徴とする手提具。
【請求項２】取っ手（５）の下部に渦巻状に形成さ
れた複数のフック（６）を上下に回転自在に軸支するこ
とにより、複数の買い物袋を持ち歩くことのできること
を特徴とした手提具。