JP3241534U - 首掛け型買い物カゴ - Google Patents

Abstract

【課題】カゴを水平に保ち、松葉杖を使用しながら商品の持ち運びができる、首掛け型買い物カゴを提供する。【解決手段】首掛け型買い物カゴは、弓型のチューブ１の両端にリング３を設け、各々リング３に紐４を通し、紐４の先端部分をカゴ５の上部４ヵ所６に固定する。弓型のチューブ１を後頚部に掛けカゴを釣支した時に、カゴが水平に保たれる。底とマチと持ち手がある立方体の手提げ袋に、長さの異なる首掛け紐２本を設けた首掛け型買い物袋とセットで使用すると、松葉杖を使用しながら買い物ができ、商品を水平に持ち帰る事ができる。本考案をコンビニや病院の売店に常置すれば、一人で買い物が出来るようになり、自立した生活を送れるようになる。【選択図】図４

Description

本考案は、首掛け紐が付いた買い物カゴに関するものである。

松葉杖を使用している人の買い物は、手で松葉杖のグリップを掴む為、買い物カゴを持つ事が困難であり、商品を手に取って買い物をするという行動は大変苦労を強いられていた。買い物カゴを使用する場合は、腕に買い物カゴの持ち手を引っ掛けたり、松葉杖のグリップと買い物カゴの持ち手を同時に掴んだりと、買い物カゴや商品が斜めになってしまったり、不安定な体勢になり危険を伴っていた。食品の買い物が出来たとしても、運びやすいパンやおにぎり等の個包装の物になりがちで、食事や買い物の楽しみが得られず、栄養のバランスも取りづらかった。大型スーパーでは車椅子の貸し出しもあるが、そこに行くまでが一苦労であり、気軽に一人で買い物をするという事が出来ないのが現状であり、ネットスーパーや宅配、家族や知人に頼らなければならなかった。また、通院・入院中の病棟内でも、売店に行って買い物をする事は、忙しい看護師にその都度お願いをしたり、家族に付き添ってもらわなければならなかったりと、自立した病院生活が送りづらい状況であった。

実用新案登録第３１２６０５３号公報

実開平０７－０４４４１７号公報

松葉杖を使用している人は、松葉杖のグリップを握って歩行する為、買い物カゴを持つことや、商品を手に取ってレジまで運ぶことが難しく、一人で買い物をするという事が大変困難であった。無理に買い物カゴを持った場合、商品が斜めになったり、大きく揺れたりと、不安定な体勢になり危険であった。無事に購入できたとしても、商品を持って帰宅する事も難しく、食品はパンやおにぎり等の個包装品になりがちで、栄養のバランスも取りづらかった。一人での買い物が困難な為、家族や知人にサポートを頼む事となり、自立した生活が送れなかった。
この課題は、以下の首掛け型買い物カゴにより解決される。

弓型のチューブ１の両端にリング３を設け、
各々リング３に紐４を通し、
紐４の先端部分をカゴの上部４ヵ所６に固定し、
弓型のチューブ１を後頚部に掛けカゴを釣支した時に、
カゴが水平に保たれることを特徴とする、首掛け型買い物カゴ。

底とマチと持ち手がある立方体の手提げ袋８の、
持ち手１１がある一辺の上部左右２ヵ所に、紐９の両先端を固定し、
紐９よりも短い紐１０の両先端を、平行する辺の上部左右２ヵ所に固定し、
紐９が付いている面を前面にして袋を胸部下に当て、紐９と紐１０を重ねて持ち、輪の空間部分に頭部を入れ、紐９と紐１０の頂点を後頚部にかけ釣支した時に、袋が胸部下で水平に保たれることを特徴とする、首掛け型買い物袋。

本考案の首掛け型買い物カゴを使用すると、後頚部でカゴを釣支するので両手が使えるようになり、松葉杖７を使用しながらの買い物が可能となる。弓型のチューブ１の位置は前後に可動でき、カゴの傾きを調整してカゴ底を水平に保つ事ができる為、今まで購入が難しかった弁当や寿司、スイーツ等も倒さずに持ち運びができる。

他の実施形態の、持ち帰り用の首掛け型買い物袋をセットで用意する事で、購入したものを首に掛け、松葉杖７を使用しながら安定した状態で持ち帰りが可能となる。

本考案の首掛け型買い物カゴと首掛け型買い物袋がコンビニや病院の売店に常置されていれば、松葉杖７を使用しながら１人で買い物が出来るようになり、家族や知人、看護師に頼らなくても自立した生活を送る事ができる。また、松葉杖利用者に限らず、手が不自由な人、ベビーカーを押している人、荷物を手に持っている人など、買い物カゴを持ちづらい状況の人も気軽に利用すれば、誰でも使えるバリアフリーの首掛け型買い物カゴとなる。

本考案の紐を持ち上げた状態の正面俯瞰図である 本考案の紐を持ち上げた状態の側面俯瞰図である。 本考案の真俯瞰の略図である。 松葉杖を使用中、本考案を首に掛けて釣支している正面図である。 松葉杖を使用中、本考案を首に掛けて釣支している背面図である。 他の実施形態 首掛け型買い物袋の正面図である。 他の実施形態 首掛け型買い物袋の側面図である 他の実施形態 松葉杖を使用中、首掛け型買い物袋を使用した正面図である。 他の実施形態 松葉杖を使用中、首掛け型買い物袋を使用した側面図である。

本考案の実施形態を図１によって説明する。
本考案の紐を持ち上げた状態の正面俯瞰図である。
カゴ５は、成人の身幅ほどの大きさで、軽量かつ、カゴの外からでも商品が目視できるよう、格子状の穴が全体的にあるプラスチック素材などが望ましい。スタッキングが出来るように、上底より下底の面積が小さい四角錐体の形で、上部の両縁に持ち手の溝があり、カゴが取りやすくなっている。両端の持ち手は溝に限らず、図は省略するが、左右側面上部に、手の指が４本入る程の横長の穴の形状にすることも考えられる。

弓型のチューブ１の中に紐２を通し、紐２の両端にリング３を設け、
各々リング３に紐４を通し、紐４の先端部分をカゴ５の上部四か所６に固定する。
弓型のチューブ１は水道ホースの様な柔軟性のある素材で、不特定多数が使用する事も考え、アルコール消毒ができる撥水素材が望ましい。紐４の素材はポリエステルや綿などで、形状は丸紐が適している。

本考案の実施形態を図２によって説明する。
本考案の紐を持ち上げた状態の側面俯瞰図である。
紐４がリング３を通っている事で、弓型のチューブ１の位置を前後に動かす事ができる。

本考案の実施形態を図３によって説明する。
本考案の真俯瞰の略図である。
弓型のチューブ１の位置が前後に動かす事が出来るため、カゴ５の前後の区別がなく装着しやすい。

本考案の実施形態を図４によって説明する。
松葉杖を使用中、本考案を首に掛けて釣支している正面図である。
弓型のチューブ１を後頚部に当て、カゴ５を軽く手で動かすと、リング３に通っている紐４が動き、カゴ５を水平に調整することができる。

本考案の実施形態を図５によって説明する。
松葉杖を使用中、本考案を首に掛けて釣支している背面図である。
弓型のチューブ１は後頚部の湾曲面にフィットしやすく、首から肩にかけて重さを分散し、首が痛くなりにくい。

他の実施形態

本考案の他の実施形態を図６によって説明する。
首掛け型買い物袋の正面図である。
底とマチと持ち手がある立方体の手提げ袋８の、
持ち手がある一辺の上部左右２ヵ所に、紐９の両先端を固定し、
紐９よりも短い紐１０の両先端を、平行する辺の上部左右２ヵ所に固定する。
袋は、使い捨て出来るような安価な物で、厚手の紙や不織布などが適している。袋の上部には紐を通す穴が開いており、紐を通し結んで固定する。紐の長さは各自の丁度良い長さで結び目を作ることで調整も可能。紐の素材はポリエステルや綿などの紐が適している。

本考案の他の実施形態を図７によって説明する。
首掛け型買い物袋の側面図である。
一般的な手提げ紙袋同様、側面のマチは内側に折り込みができ、使用していない時は折り畳むことができ、嵩張らない。

本考案の他の実施形態を図８によって説明する。
松葉杖を使用中、首掛け型買い物袋を使用した正面図である。
本考案の、紐９が付いている面を前面にして袋を胸部下に当て、紐９と紐１０を重ね持ち、輪の空間部分に頭部を入れ、紐９と紐１０の頂点を後頚部にかけ釣支すると、袋が胸部下で水平に保たれる。両手が使えるようになるため、松葉杖７を使用しながら、購入品を持ち帰る事ができる。袋の底が水平に保たれることで、弁当や寿司、スイーツなども倒さず持ち運べ、買い物の幅が広がる。首から袋を外した後は、袋の中に紐９・紐１０を入れて、持ち手１１を持って運ぶ。

本考案の他の実施形態を図９によって説明する。
松葉杖を使用中、首掛け型買い物袋を使用した側面図である。
袋の中に購入品を入れることで、重みで紐１０と紐１１がピンと張り、袋の底が水平に保つ事が出来る。紐の長さは結び目を調整する事で、各自のより良い長さに調整ができる。

本考案の首掛け型買い物カゴと首掛け型買い物袋がコンビニや病院の売店に常置されていれば、松葉杖を使用しながら１人で買い物が出来るようになり、家族や看護師に頼らなくても自立した生活を送る事ができる。また、松葉杖利用者に限らず、手が不自由な人、ベビーカーを押している人、荷物を手に持っている人など、手が塞がった状況の人も利用すれば、誰でも使えるバリアフリーの首掛け型買い物カゴとなる。

１ 弓型のチューブ
２ ２つのリングを固定している紐
３ リング
４ 紐
５ カゴ
６ 紐とカゴの固定部
７ 松葉杖
８ 底とマチと持ち手がある立方体の手提げ袋
９ 紐
１０ 紐１０よりも短い紐
１１ 持ち手

Claims (2)

1. 弓型のチューブ１の両端にリング３を設け、
   各々リング３に紐４を通し、
   紐４の先端部分をカゴの上部４ヵ所６に固定し、
   弓型のチューブ１を後頚部に掛けカゴを釣支した時に、
   カゴが水平に保たれることを特徴とする、首掛け型買い物カゴ。
2. 底とマチと持ち手がある立方体の手提げ袋８の、
   持ち手１１がある一辺の上部左右２ヵ所に、紐９の両先端を固定し、
   紐９よりも短い紐１０の両先端を、平行する辺の上部左右２ヵ所に固定し、
   紐９が付いている面を前面にして袋を胸部下に当て、紐９と紐１０を重ねて持ち、輪の空間部分に頭部を入れ、紐９と紐１０の頂点を後頚部にかけ釣支した時に、袋が胸部下で水平に保たれることを特徴とする、首掛け型買い物袋。
   

Images