JP2001346333A - 発電プラント運転制御方法及びその運転制御装置 - Google Patents

発電プラント運転制御方法及びその運転制御装置

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JP2001346333A
JP2001346333A JP2000163795A JP2000163795A JP2001346333A JP 2001346333 A JP2001346333 A JP 2001346333A JP 2000163795 A JP2000163795 A JP 2000163795A JP 2000163795 A JP2000163795 A JP 2000163795A JP 2001346333 A JP2001346333 A JP 2001346333A
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JP2000163795A
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Yoshiko Shimizu
佳子 清水
Masashi Nakamoto
政志 中本
Toshihiko Tanaka
俊彦 田中
Hitoshi Murata
仁 村田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】運転コストを低減化できる発電プラント運転制
御方法及びその運転制御装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】プロセス量から個別ユニットの特性を算出
し自動更新する特性算出・自動更新部71と、個別ユニ
ットの特性を設定する特性設定部72と、個別ユニット
の特性を表示する特性表示部74と、総発電機出力要求
値および各個別ユニットの運転可能範囲を外部から入力
可能とする制約条件設定部73と、個別ユニット特性と
制約条件を用いて最適化計算により発電機グループの総
発電機出力が与えられる総発電機出力要求値と一致させ
つつ目的関数の値を最大ないしは最小とする個別ユニッ
トの発電機出力指令値を出力する最適計算部75と、計
算結果を個別ユニットごとに引き渡す際に換算を行う計
算結果処理部76から構成されている発電機グループ制
御装置を備えた発電プラント運転制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の発電ユニッ
トからなる発電所ないしは複数の発電所(発電機グルー
プ)の発電プラント運転制御方法(運転方法ないしは演
算方法)及びそれを実現するための運転制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来火力発電プラントにおいて、要求さ
れた電力を供給する際に、複数の発電ユニットに対する
運転状態を決定する必要があり、複数の発電ユニットに
対する運転状態を決定する方法は、以下の2種類があ
る。
【0003】第1の決定方法は、中央給電所における発
電機出力の配分を決定する方法である。
【0004】第2の決定方法は、複合発電プラントにお
ける系列負荷制御を行う方法である。
【0005】以下では、これらの決定方法について、簡
単に説明する。
【0006】第1の決定方法(中央給電所における発電
機出力配分決定方法)中央給電所では、電力系統全体の
電力需要と、電力系統全体の発電機出力を一致させるた
めに、個別発電ユニットまたは複数の発電機グループに
対して、発電機出力要求値を出力する。大型の発電ユニ
ットに対しては、中央給電所から、個別ユニットごとに
発電機出力要求値が与えられる。個別発電ユニットは、
発電機出力要求値と実発電機出力が等しくなるように運
転制御を行う。
【0007】これは以下のような特徴がある。電力系統
周波数変動および電気の潮流変化により、個別発電機出
力指令値を決定する。中央給電所では、どの個別発電機
ユニットを何時に起動・停止するかについて、最適計算
を行っており、例えば、図8に示す従来の第1の先行技
術(特開平11−215702号公報)がある。
【0008】例えば各時間帯毎の総電力需要とその他の
初期運用計画の作成上必要な情報を予測する需要予測シ
ステム1と、需要予測システム1で予測される総電力需
要等の情報を伝送ライン2に送信するシステム側情報伝
送装置3、情報伝送装置3から伝送ライン2を介して送
られてくる総電力需要等の情報を受信する作成装置本体
側情報伝送装置4と、情報伝送装置4で受信された予測
総電力需要等の情報と発電機設備データとを用いて運用
コストの安価な運用計画を作成する需給計画作成装置本
体5、オペレータによる必要な指示情報を入力したりす
るマンマシン・インターフェース装置6からなってい
る。
【0009】需給計画作成装置本体5は、設備データ記
憶手段11と、初期運用計画算出手段12と、運用計画
修正手段13と、処理データ記憶手段14からなり、こ
れらは次のような機能を有する。
【0010】設備データ記憶手段11は、各発電機の最
大出力・最小出力、各発電機の最小停止時間、各発電機
の最小運転時間、その必要なデータを記憶するものであ
る。初期運用計画算出手段12は、設備データ記憶手段
11に記憶される各発電機の設備データ及び需要予測シ
ステム1の総電力需要による電力需給バランスを基に数
理計画法で考慮すべき制約条件を満足させつつ最小コス
トの初期運用計画を算出するものである。運用計画修正
手段13は初期運用計画算出手段12によって算出され
る初期運用計画に対しGAを用いて発電機の起動、停止
タイミングを修正するものである。処理データ記憶手段
14は需要予測システム1側から伝送されてくる総電力
需要データ、処理途中及び処理結果のデータを記憶する
ものである。
【0011】このように、第1の先行技術は各時刻ごと
に必要な電力量を供給し、起動停止制約を守り、かつ費
用最小となる様に、個別発電ユニットの起動・停止時刻
を最適計算により決定するものである。
【0012】第2の決定方法(複合発電プラントにおけ
る系列負荷制御方法)ガスタービンと蒸気タービンを組
み合わせた複合発電プラントが増加している。複合発電
プラントは大型火力発電機や原子力発電機に比べて単機
出力が小さいことが多いため、複合発電プラントに対し
ては、複数の発電ユニットで系列と呼ばれるグループを
構成し、系列全体に対して一括して総発電機出力要求値
を与えていることがある。この場合、系列ごとに系列負
荷制御装置が設けられ、系列負荷制御装置は、系列全体
に対して与えられた総発電機出力要求値と、系列を構成
する全発電機出力の合計値が等しくなるように、系列を
構成する個別発電ユニットに対して個別発電機出力指令
値を決定し出力する。
【0013】こうした複合発電プラントにおける系列負
荷制御の従来の第2、第3、第4の先行技術(いずれも
特公昭62−43045号公報に示す夫々異なる実施
例)例としては、図9乃至図11に示す、がある。この
技術は、同じ特性を持つ複数の発電ユニットから構成さ
れる複合発電プラントを対象としたものである。
【0014】図9は、1軸形コンバインド・サイクルを
n軸設けた場合の制御系を示すものである。各軸に対し
ては、中央給電所19からの出力指令と負荷設定器20
からの設定信号との何れか一方が切替装置21により取
出されて加算器22に与えられ、周波数偏差Δfからの
信号を基に関数発生器22Aから発生する信号と加算器
22において加算されて減算器24に与えられ、負荷検
出器23からの全軸発電機出力和との偏差が取出され演
算器25に与えられて比例積分されて各軸共通の出力指
令となる。この各軸共通の出力指令は、各軸制御系の減
算器27、31及び35に与えられる。減算器27、3
1、35は各軸毎の出力指令を形成するもので、減算器
27は共通出力指令から第1軸負荷検出器26の検出出
力を減算して得た信号を演算器28に与えて比例積分演
算を行った上で第1軸速度設定器29に与える。第2軸
については、第2軸負荷検出器30、減算器31及び演
算器32により同様に得られた信号が第2軸速度設定器
33に、又第n軸については、第3軸負荷検出器34、
減算器35及び演算器36により得られた信号が第n軸
速度設定器37に夫々与えられる。
【0015】図9のような構成によれば、第1乃至第n
軸のコンバインダ・サイクルには夫々均等に負荷が配分
される。図9に示される構成とすることにより、特性が
同じ個別発電ユニットが複数ある場合に、与えられた総
発電機出力要求値を運転中の全個別発電ユニットに対し
て当配分することができるので、与えられた総発電機出
力要求値を満たすことができる。しかも、個別発電ユニ
ットの特性が全て等しい場合、全体の発電効率最大化ま
たは費用最小化が達成できる。すなわち、同じ特性をも
つ複数の発電ユニットの負荷分担については、運転ユニ
ットで均等配分することが提案されており、これは、個
別発電ユニットの特性が等しい場合、数学的にも最適解
である。
【0016】図10および図11の構成では、個別発電
ユニットの負荷を均等配分せず、ある与えた割合とする
ことができる。図10は各軸の負荷配分を不均等とする
ため、図9の減算器27、31、35に対し、負荷配分
制御装置41の出力に応動する第1軸バイアス設定器3
8、第2軸バイアス設定器39…第n軸バイアス設定器
40によりバイアス信号を与えるようにしたものであ
る。
【0017】図11は図10のバイアス設定器38、3
9、40に代えて各軸比率設定器42、44、46並び
に乗算器43、45、47を設け、負荷配分制御装置4
1の出力によって各比率設定器42、44、46に各軸
比率出力を生じさせ、これを乗算器43、45、47に
て演算器25の出力と掛け合わせて得た信号を加算器2
7B、31B、35Bに与えるようにしたものである。
【0018】以上述べたこれらの従来技術とは別に、今
後新たに示す電力事業環境変化による統合管理要請技術
が要求されている。
【0019】近年、電力自由化が進みつつあり、発電所
の運転管理を更に合理化するために、複数の発電ユニッ
トまたは複数の発電所を統合し発電機グループとして運
転制御を行う検討がある。
【0020】発電機グループは、上記複合プラントの系
列とは異なり、通常は異なったプラント構成を持ち、発
電機出力に対する各種特性もユニットごとに異なってい
るのが普通である。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた従来技術に
あっては、次のような術的問題点が存在する。
【0022】1.中央給電所における発電機出力配分決
定では、(1)〜(4)に示す技術課題がある。
【0023】(1)運転している個別発電ユニットに対
して出力指令値を増減するときには、発電効率の高い物
から順に高負荷となるよう、一意に決めているが、これ
は必ずしも経済的に最適ではない。
【0024】(2)発電ユニット数が多いので、小型機
が複数あるプラントへは合計出力を指定する。発電所内
でどう分担するかを決定することになるが、発電所内で
の負荷分担決定方法や、複数の発電ユニットのグループ
内での負荷分担方法については言及されていない。
【0025】(3)従来技術では、起動・停止計画につ
いては最適計算を細かく行っているが、負荷分担につい
てはその様な検討例は無い。
【0026】(4)従来の技術では、火力発電プラント
の特性を数点(通常は100%、75%、50%、25
%出力の各点)調査し、それを線形補間して特性計算に
しようしている。
【0027】しかし、火力発電プラントは沢山の機械を
組み合わせた大規模なプラントであり、その特性は、設
計値と実測値では同じにはならない。また、火力発電プ
ラントは、通常、30〜50年程度は運転を行う。この
ため、時間が経つことにより、特性は変化していくのが
普通であるし、構成機器の分解点検や清掃などによって
も特性は変化していく。また、バルブの流量特性や運転
台数の切替などにより、その特性は線形補間で表現でき
るような単純なものではない。
【0028】2.複合発電プラントにおける系列負荷制
御では、2種類の実施形態が表記されており、(1)〜
(4)に示す技術課題がある。
【0029】(1)従来技術は、基本的には同じ特性を
持つ複数の複合発電プラントに対して提案されているも
のである。
【0030】異なる特性の個別発電ユニットから構成さ
れる発電機グループに対しては応用できない。
【0031】(2)上記1.(4)に記載した技術課題
と同様。
【0032】(3)第2の先行技術、第3の先行技術で
は、異なる負荷分担を実現する方法について書かれてい
るが、分担率の決定方法については何も示されていな
い。
【0033】(4)複数の発電所については考慮してい
ない。
【0034】3.電力事業環境変化による統合管理要請
にI対しては、具体的な公知技術がまだ無い状態であ
る。
【0035】これらの結果、個別ユニットの特性が異な
る場合、発電機グループに対して、総発電機出力要求値
を満足しかつ目安となる値を最小とする発電機出力指令
値を決定する技術はまだ無いと言える。
【0036】すなわちこれは、従来技術による発電機グ
ループの運転を行うことにより、発電機グループ全体と
しては余分な燃料を消費していることを意味するため、
経済的に損失である。また燃料消費量が多ければ大気中
に放出されるCO2等の排気物質も多くなるため、環境
的な面からも好ましくない。
【0037】本発明は以上のような事情に基づいてなさ
れたもので、複数の個別発電ユニットが存在する単一の
発電所ないしは複数の発電所に対して、構成する個別発
電ユニットの特性を利用し最適計算することにより、運
転コスト等を低減化できる発電プラント運転制御方法及
びその運転制御装置を提供することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、複数の個別発電ユニッ
トから構成される単一または複数の発電グループにおい
て、これらの発電機グループに対する総発電機出力要求
値が与えられた時に、該個別ユニットの発電機出力の合
計値が総発電機出力要求値を達成するように、各個別ユ
ニット発電機出力指令値を決定し、決定した個別ユニッ
ト発電機出力指令値を出力する発電プラント運転制御方
法である。
【0039】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、前記個別ユニット発電機出力指令値を決定
する際に、目的変数を使用することを特徴とする請求項
1に記載の発電プラント運転制御方法である。
【0040】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、前記個別ユニット発電機出力指令値を決定
する際に使用する目的変数として、個別ユニットで消費
する燃料の総量、ないしは、個別ユニットで消費する燃
料の総量を金額に換算した値を使用することを特徴とす
る請求項1又は請求項2に記載の発電プラント運転制御
方法である。
【0041】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、前記目的変数を変数とした関数として目的
関数を構成し、目的関数の値を最大化ないしは最小化す
るように、前記個別ユニット発電機出力指令値を決定す
ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発電
プラント運転制御方法である。
【0042】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、前記個別ユニット発電機出力指令値を決定
する際に、別に与えられた各種制約条件を満たすという
条件下で、個別ユニット発電機出力指令値を決定するこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに
記載の発電プラント運転制御方法である。
【0043】前記目的を達成するため、請求項6に対応
する発明は、前記目的関数の値を最大化ないし最小化す
る際に、別に与えられた各種制約条件を満たすという条
件を使用し、個別ユニット発電機出力指令値を決定する
ことを特徴とする請求項4に記載の発電プラント運転制
御方法である。
【0044】前記目的を達成するため、請求項7に対応
する発明は、前記制約条件が、個別ユニットの運転可能
範囲であることを特徴とする請求項5又は請求項6に記
載の発電プラント運転制御方法である。
【0045】前記目的を達成するため、請求項8に対応
する発明は、前記個別ユニットの特性を、プロセス量の
関数として表現することを特徴とする請求項1乃至請求
項7のいずれか一つに記載の発電プラント運転制御方法
である。
【0046】前記目的を達成するため、請求項9に対応
する発明は、前記個別ユニット発電機出力指令値を、個
別ユニットの特性を用いて決定することを特徴とする請
求項8に記載の発電プラント運転制御方法である。
【0047】前記目的を達成するため、請求項10に対
応する発明は、前記個別ユニットの特性として、発電機
出力と燃料消費量との関係、または、発電機出力と大気
温度と燃料消費量との関係のいずれかを用いることを特
徴とする請求項9に記載の発電プラント運転制御方法で
ある。
【0048】前記目的を達成するため、請求項11に対
応する発明は、前記個別ユニットに対する異なる運転状
態を、最適化計算により決定することを特徴とする請求
項1乃至請求項10のいずれか一つに記載の発電プラン
ト運転制御方法である。
【0049】前記目的を達成するため、請求項12に対
応する発明は、前記最適化計算に個別ユニットの特性と
して請求項8ないしは請求項9で示した関数のいずれか
一つ以上を使用することを特徴とする請求項11に記載
の発電プラント運転制御方法である。
【0050】前記目的を達成するため、請求項13に対
応する発明は、前記最適化計算に使用する制約条件とし
て、個別ユニットの運転可能範囲を使用したことを特徴
とする請求項11項に記載の発電プラント運転制御方法
である。
【0051】前記目的を達成するため、請求項14に対
応する発明は、前記最適化計算を行う際の目的関数とし
て、目的変数を二乗した形の変数を使用することを特徴
とする請求項11に記載の発電プラント運転制御方法で
ある。
【0052】前記目的を達成するため、請求項15に対
応する発明は、最適化計算アルゴリズムとして、数理計
画法と呼ばれるアルゴリズム、非線形計画法と呼ばれる
アルゴリズム、ニューラル・ネットワーク、ファジィメ
ンバーシップ関数、遺伝的アルゴリズムの少なくとも1
つを使用することを特徴とする請求項11に記載の発電
プラント運転制御方法である。
【0053】前記目的を達成するため、請求項16に対
応する発明は、複数の個別発電ユニットから構成される
単一または複数の発電グループにおいて、これらの発電
機グループに対する総発電機出力要求値が与えられた時
に、該個別ユニットの発電機出力の合計値が総発電機出
力要求値を達成するように、各個別ユニット発電機出力
指令値を決定し、決定した個別ユニット発電機出力指令
値を出力する発電機グループ制御装置を備えた発電プラ
ント運転制御装置である。
【0054】前記目的を達成するため、請求項17に対
応する発明は、前記発電機グループ制御装置は、最適化
計算により発電機グループの総発電機出力が与えられた
総発電機出力要求値を満たしつつ、燃料消費量を最小化
するような個別ユニットに対する発電機出力指令値を出
力する機能を有する請求項16に記載の発電プラント運
転制御装置である。
【0055】前記目的を達成するため、請求項18に対
応する発明は、前記発電機グループ制御装置は、プロセ
ス量から個別ユニットの特性を算出し自動更新する特性
算出・自動更新部と、個別ユニットの特性を設定する特
性設定部と、個別ユニットの特性を表示する特性表示部
と、総発電機出力要求値および各個別ユニットの運転可
能範囲を外部から入力可能とする制約条件設定部と、個
別ユニット特性と制約条件を用いて最適化計算により発
電機グループの総発電機出力が与えられる総発電機出力
要求値と一致させつつ目的関数の値を最大ないしは最小
とする個別ユニットの発電機出力指令値を出力する最適
計算部と、計算結果を個別ユニットごとに引き渡す際に
換算を行う計算結果処理部から構成されていることを特
徴とする請求項16に記載の発電プラント運転制御装置
である。
【0056】本発明によれば、個別ユニットの特性を用
いて、発電機グループ全体で燃料消費量を最小化しつ
つ、グループ全体に与えられる総発電機出力要求値を満
たすように、個別ユニットに対する発電機出力指令値を
出力する発電プラント運転制御方法及びその運転制御装
置置を提供することができる。
【0057】また本発明によれば、発電機グループ全体
で消費する燃料の費用を最小化しつつ、グループ全体に
与えられる総発電機出力要求値を満たすように、個別ユ
ニットに対する発電機出力指令値を出力する発電プラン
ト運転制御方法及びその運転制御装置方法及び装置を提
供することができる。
【0058】さらに本発明によれば、運転データを使用
してオフライン及びオンラインで特性を求める発電プラ
ント運転制御方法及びその運転制御装置を提供できる。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明するが、ここでは発電プラントとして火力
発電プラントを例にあげて説明を行うが、これに限らず
発明の基本的な構成および効果は、発電形式によらない
一般的なものである。
【0060】始めに、本発明の実施形態を説明する前
に、用語の定義付けについて説明する。
【0061】本命最初では、簡便のため、以下(1)〜
(5)の表記を用いる。
【0062】(1)運転方法ないしは制御方法ないしは
演算方法をまとめて制御方法という言葉で代用し、制御
装置という場合には、上述の意味での制御方法を実現す
る装置の意味で使用する。
【0063】(2)単独で運転できる最小発電単位を、
個別発電ユニットと呼ぶ。
【0064】(3)複数の個別発電ユニットから構成さ
れる単一の発電所ないしは複数の発電所を、以下では発
電機グループと呼ぶ。
【0065】(4)2つ以上の値の関係を、総じて関数
と称するが、この場合、数学的な意味での関数としての
表現ではなく、ある値と別な値との関係を示す何らかの
手段として使用する。
【0066】(5)発生費用とは、あたえられた発電機
出力を実現する運転を行うときに発生する費用の意味で
使用する。
【0067】<第1実施形態>以下、図1および図2に
基づいて、本発明は、図1に示すように発電機グループ
制御装置7を備えていることを特徴しており、これは、
最適化計算により発電機グループの総発電機出力が与え
られた総発電機出力要求値を満たしつつ、燃料消費量を
最小化するような個別ユニットに対する発電機出力指令
値を出力する機能をもたせてやるものである。
【0068】具体的には、発電機グループ制御装置7は
図2に示すように、プロセス量から個別ユニットの特性
を算出し自動更新する特性算出・自動更新部71と、個
別ユニットの特性を設定する特性設定部72と、個別ユ
ニットの特性を表示する特性表示部74と、総発電機出
力要求値および各個別ユニットの運転可能範囲を外部か
ら入力可能とする制約条件設定部73と、個別ユニット
特性と制約条件を用いて最適化計算により発電機グルー
プの総発電機出力が与えられる総発電機出力要求値と一
致させつつ目的関数の値を最大ないしは最小とする個別
ユニットの発電機出力指令値を出力する最適計算部75
と、計算結果を個別ユニットごとに引き渡す際に換算を
行う計算結果処理部76から構成されている。
【0069】このように構成することにより、次のよう
な作用が得られる。特性算出・自動更新部71でプロセ
ス量から個別ユニットの特性を算出し自動更新し、特性
設定部72で個別ユニットの特性を特定し、特性表示部
74で個別ユニットの特性を表示し、制約条件設定部7
3で総発電機出力要求値を外部から入力し、最適計算部
75で発電機グループの総発電機出力が与えられる総発
電機出力要求値と一致させつつ燃料消費量を最小化する
個別ユニットの発電機出力指令値を出力する最適化演算
を行い、計算結果処理部76で計算結果を個別ユニット
ごとに引き渡す際に換算を行う。
【0070】この結果、個別ユニットの特性を用いて、
発電機グループ全体で燃料消費量を最小化しつつ、グル
ープ全体に与えられる総発電機出力要求値を満たすよう
にできる。又、発電機グループ全体で消費する燃料の費
用を最小化しつつ、グループ全体に与えられる総発電機
出力要求値を満たすようにできる。更に、個別ユニット
の特性は、計画値や設計値と異なるのが普通であり、ま
た時間経過とともに変化することが経験的に知られてい
るが、運転データを使用してその特性を求めることが可
能となり、運転データを使用してオフライン及びオンラ
インで特性を求めることもできる。また、それを一目で
分かる表示を行うことができる。本発明の第1実施形態
に関わる発電機グループ制御装置での演算について述べ
る。
【0071】図1は本発明の発電プラント運転制御方法
及びそれを実現するための運転制御装置の第1の実施形
態、具体的には発電機グループ制御装置の位置づけを説
明するためのブロック図である。これは図1に示すよう
に、後述する発電機グループ制御装置7、第1…第n発
電ユニット(個別発電ユニット)8,9、加算装置10
からなり、発電機グループ制御装置7は総発電機出力要
求値101と後述する第1個別発電ユニットの発電出力
(実際の発電機出力)107及び第n個別発電ユニット
の発電出力(実際の発電機出力)108を入力して第1
発電ユニットの発電機出力指令値(個別発電機出力指令
値)103、第n発電ユニットの発電機出力指令値(個
別発電機出力指令値)104を出力する。
【0072】発電ユニット8は個別負荷制御装置81と
個別発電ユニット機械部分82からなり、個別負荷制御
装置81は発電機グループ制御装置7からの個別発電機
出力指令値103及び実際の発電機出力107を入力し
て第1個別発電ユニットの機械操作量105を出力する
ものであり、個別発電ユニット機械部分82は機械操作
量105を入力して実際の発電機出力107を出力す
る。
【0073】発電ユニット9は個別負荷制御装置91と
個別発電ユニット機械部分92からなり、個別負荷制御
装置91は発電機グループ制御装置7からの個別発電機
出力指令値104及び実際の発電機出力108を入力し
て第1個別発電ユニットの機械操作量106を出力する
ものであり、個別発電ユニット機械部分92は機械操作
量106を入力して実際の発電機出力108を出力す
る。
【0074】加算装置10は、実際の発電機出力10
7、108を入力して両者を合計した発電機出力の合計
値102を出力する。
【0075】このような構成のものにおいて、個別発電
機出力指令値103と実際の発電機出力107が一致す
るように制御され、個別発電機出力指令値104と実際
の発電機出力108が一致するように制御されている状
態において、発電機グループ制御装置7がそれぞれの個
別発電機出力指令値103、104を決定し出力するこ
とにより、個別発電機出力の合計値102が総発電機出
力要求値101と一致するものである。
【0076】なお、機械操作量105、106とは、具
体的には、燃料流量調節弁の開度指令値や、空気流量指
令値や、蒸気タービン加減弁開度指令値などであり、そ
の個別発電ユニットごとに必要な操作量の総称である
が、本発明の要旨とは関係がないので詳細な説明は省略
する。
【0077】図2は図1に示した発電機グループ制御装
置7を説明するための図であり、これは特性算出・自動
更新部71、特性設定部72、制約条件設定部73、特
性表示部74、最適化計算部75、計算結果処理部76
からなっている。設示すものである。また、本発明の第
1実施形態による効果は、図6及び図7を使用して説明
する。
【0078】以下の説明で使用する記号の意味は下記の
通りである。
【0079】 n :発電機グループを構成する個別ユニットの数 i :1≦i≦n である変数 r :発電機グループ全体の総発電機出力要求値 xi :i番目のユニットにおける発電機出力指令値 xio :i番目のユニットにおける発電機出力指令値(従来方法により与え られる値) yi :i番目のユニットにおける燃料消費量 yio :i番目のユニットにおける燃料消費量(従来方法により与えられる 値) fi(x):i番目のユニットの特性を表す関数であり、引数xには色々な変数 が入る。第1実施形態では、引数xとしては各個別発電ユニットの発電機出力指 令値を、fi(x)の演算結果としては、i番目のユニットの燃料消費量yiを 取る。
【0080】 xli :i番目のユニットに対して個別に与えられる発電機出力下限値( 制約条件) xhi :i番目のユニットに対して個別に与えられる発電機出力上限値(制 約条件) x(k) :(k)はk回目の計算結果であることを示す。
【0081】次に、全体的な構成と各機能の概要を説明
する。
【0082】特性算出・自動更新部71は、プロセス量
から個別ユニットの特性を算出し自動更新する。
【0083】特性設定部72は、個別ユニットの特性
を、図1の特性関数の形で設定する。なお、この特性の
設定は、別に設置されている計算機やプラント制御装置
から自動で行うことも可能であるし、手動にてデータ入
力を行うことにより設定することも可能である。
【0084】特性表示部74は、個別ユニットの特性
を、後に述べる方法のいずれかにより表示する。
【0085】制約条件設定部73は、総発電機出力要求
値101及び各個別ユニットの運転可能範囲を外部から
入力して設定する。なお、これらの入力は計算機やプラ
ント制御装置から自動で行うことも可能であるし、手動
にてデータ入力を行うことにより設定することも可能で
ある。
【0086】最適化計算部75は、与えられた条件を用
いてn個の発電機ユニットに対する発電機出力指令値を
決定する。
【0087】計算結果処理部76は、最適化計算部75
で計算された、発電機出力指令値を、個別発電ユニット
制御装置への設定値信号に換算する。
【0088】(4)第1実施形態の最適化方法 a) 仮定 説明を簡単に行うために、以下の仮定を満たす発電機グ
ループについての最適化の例を示す。
【0089】a1) n=3について説明するが、nは
2以上であれば同じアルゴリズムを使用することが可能
である。
【0090】a2) 総発電機出力要求値は、実現可能
な値であるとする。つまり、(1)式が成り立つ。
【0091】
【数1】
【0092】a3) 個別ユニットの特性f(x)とし
ては、発電機出力指令値xiと燃料消費量yiとの関係
を用いることとし、各個別ユニットの特性は(2)式で
表現できるものとする。
【0093】
【数2】
【0094】なお、第1の実施形態では、簡便さのため
に、特性は(2)式の2次式で表現できるとしている
が、2次以上の高次の多項式でも良いのは言うまでもな
い。また、非線形な関数で与えられてもよい。
【0095】a4) 制約条件として、(3)式と
(4)式を与える。
【0096】
【数3】 a5) 最適性の指標である評価関数Jを次式の様に取
る。
【0097】
【数4】 (5)式は、Jの値が小さいほど、燃料消費量が少ない
ことを示す。
【0098】a6) 発電機グループ制御の目的は、
(3)式と(4)式の制約条件を満たし、かつ、(5)
式のJの値を最小にするような各個別発電ユニットの発
電機出力指令値xi、i=1… …,nを決定すること
である。
【0099】b) 準備 b1) (3)式を変形して(6)式を得る。
【0100】b2) (6)式を(5)式に代入して、
(7)式を得る。
【0101】b3) (6)式を(4)式に代入し、変
数を左辺、定数を右辺に整理すると、(8)〜(13)
式を得ることができる。
【0102】
【数5】
【0103】c) 最適な配分を得るアルゴリズム 発電機グループの負荷配分問題を、(7)式の形の目的
関数と、(8)〜(13)式の制約条件を持つ最適化問
題として定式化することにより、この問題は、ペナルテ
ィ関数法や内点法等を適用して、制約条件を満たす最適
解を得ることができる。ただし、実際に最適解を計算す
るためには、計算開始時に何らかの初期値を設定する
や、厳密な最適解が得られなくても、計算が確実に終了
し何らかの解が得られることが必要である。
【0104】実際に最適化計算を行うためのフローチャ
ートを図3に示す。また、以下では、このような実用上
必要となる処理について述べる。
【0105】c1) 計算開始時の処理 実際にこの問題を最適化するための初期値は、以下のよ
うにS1〜S6の処理することにより、制約条件(3)
・(4)を満たすように計算開始の点x1(0)、x2
(0)、x3(0)を決めることができる。制約条件を
満たす初期値を取ることにより、最適解を得るために使
用するアルゴリズムの種類が多くなり、問題が解きやす
くなる。
【0106】βを、(14)式の様に取る。
【0107】このβを用いて、(15)〜(17)式の
通りに計算開始の初期値を決定する。
【0108】
【数6】
【0109】c2) 計算終了の処理 下記のいずれかの条件が成立した場合は、最適解が得ら
れたものとして計算を終了し、計算終了直前に得られた
解を最適解として使用する。これにより、有限の時間内
に、確実に最適解または準最適解を得ることができる。
【0110】1)計算回数が予め決めたある値を越えた
場合は、計算を終了する。
【0111】
【数7】
【0112】6)いずれにも該当しない場合は、k=k
+1として、再度最適化計算を行う。
【0113】(5)個別発電ユニットの特性算出・自動
更新部71 (1)〜(4)の説明では、個別発電ユニットの特性が
得られている物として、最適化計算を行った。発電プラ
ントの特性については、通常その特性関数を運転開始時
に確認することが要求されるので、この特性が得られる
と仮定することは現実的である。しかし、発電ユニット
の特性は、時間が経つと変化することが経験的に知られ
ている。このことから、運転開始から時間が経つと、実
際の特性と得られている特性に差異が生じる。実際の特
性と異なる関数を使用して最適化を行っても、それは最
適な運転とはならなくなり、本発明のメリットが失われ
る。
【0114】このような経時変化に対応するために、運
転データから特性関数を得ることを可能とすることが、
特性算出・自動更新部71の目的である。
【0115】d1) 特性の算出方法 以下の説明は、i番目の個別発電ユニットについて計算
を行う方法であるが、煩雑なため添え字iを省略してい
る。グループ全体では、以下の手順を、1番目の発電ユ
ニットからn番目まで個別に実施する。
【0116】燃料消費量yと発電機出力xの関係を次式
の多項式で近似する。
【0117】
【数8】
【0118】第1実施形態では、(18)式において、
m=2としているが、mは1以上で有れば同じ方法が使
用できる。また、多項式以外の表現であっても、係数a
0、…、amが線形独立で有れば、同じ方法を使用する
ことができる。
【0119】今、運転データから、y、xの組を十分に
沢山集めておく。全部でp組の(x、y)のデータセッ
トが有るとする。任意のk番目のデータについて(1
8)式の関係が成立すると仮定したとき、p組のデータ
セットについて誤差を最小にするパラメータ(a0、
…、am)は、以下により計算できる。
【0120】
【数9】
【0121】で得られるθは、2乗誤差を最小にする。
そこで、(21)式の計算により、第i軸の関数のパラ
メータを得ることができる。
【0122】特定の周期(例えば1分間隔、1時間間
隔、1日間隔、1週間間隔など)にプロセスデータによ
り上記(21)式の計算を行う。
【0123】d2) 特性の自動更新 自動更新の方法としては、以下の方法のいずれかにより
実施する。
【0124】(a)(24)式を計算する都度、(2
2)式により特性を入れ替える。
【0125】 a0=(1−k)*a0+k*a0new : : (22) am=(1−k)*am+k*amnew ここで、amnewは(21)式により得られた新しい
パラメータ、kは0<k<1である値とする。
【0126】(b)現在使用しているパラメータa0、
…、amと、(21)式により計算されたa0new、
…、amnewの値の差が、予め設定した値以上となっ
たら(22)式により変更する。
【0127】(c)現在使用しているパラメータa0、
…、amを用いて計算したyと、(21)式により計算
されたa0new、…、amnewを用いて計算したy
newの値の差が、予め設定した値以上となったら(2
2)式により変更する。
【0128】(6)特性表示部74 特性表示部74は、個別発電ユニットの特性関数を表示
装置上に表示して、現在の状況が一目で分かる様にした
ものである。特性表示部74としては、CRT、ディス
プレイ装置、プロジェクタ装置、テレビ画面、印刷装
置、ペンレコーダー、アナログまたはディジタルメータ
ー、デジタルパネル、グラフ作成ソフトウエアのいずれ
かとそれから類推される機構の少なくとも1つを使用す
る。
【0129】ここで、具体的な表示例について図4及び
図5を参照して説明する。また、本実施形態の応用例と
して、特性パラメータや特性データなどを記憶装置内に
保管し、計算機上のソフトウエアで記憶内容を読み出し
て表示することも含む。
【0130】図4(a),(b),(e),(f)及び
図5に於いて、横軸は発電機出力x、縦軸は燃料消費量
yである。また、図4(f)に於いて、奥行き方向は、
別なプロセス量として大気温度を使用している。
【0131】なお、他のプロセス量とは具体的には、大
気温度、海水温度、発電所内動力、空気流量、大気湿度
などである。
【0132】(7)計算結果処理部76 計算結果処理部76では、各個別発電ユニットに対して
出力する信号の加工を行う。個別発電機出力指令値につ
いては、各個別発電ユニットごとに、受け取る信号のレ
ンジや単位が異なる可能性がある。
【0133】具体的な単位としては、MW、0−100
%、0−1puがあり、また受け取るレンジとしては、
4−20mA、1−5V、−5〜5V等がある。そこ
で、計算結果処理部76により、各個別発電ユニットで
使用できるレンジ又は単位の信号に変換する。
【0134】以上述べた第1実施形態の作用効果につい
て、図6及び図7を参照して説明する。第1実施形態及
び従来技術による個別発電ユニット出力決定について、
その効果を、図6及び図7を使用して説明する。従来技
術としては、本発明に一番近いと考えられる図8[図6
(a)]と対比して説明する。
【0135】(1)最適化の効果 従来技術では、図6(a)、図7(c)に示したとお
り、総発電機出力要求値は均等分されて、個別発電ユニ
ット出力指令値となる。すなわち、従来技術は、図1を
基に説明すると、個別発電ユニットには、与えられた個
別発電機出力指令値103、104と、それぞれの発電
機出力107、108がそれぞれ一致するように運転制
御される。これに対して本発明は、このようなn個の個
別発電ユニット全体の発電量102を、電力需要によっ
て決定される総発電機出力要求値101に一致させるた
めの個別発電機出力指令値103、104を決定する方
法およびそれを実現する装置を提案するものである。
【0136】これに対して、第1実施形態は最適化計算
により、第1実施形態による個別発電ユニット出力指令
値は、図7(b)に示すようになる。この結果、図7
(d)に示すだけの燃料を節約することができる。
【0137】(2)特性算出・自動更新部71の効果 個別発電ユニットの特性を随時算出し更新することによ
り、個別発電ユニットの特性が変化した場合にも、常に
最適性を保つことができる。
【0138】(3)特性表示部74の効果 個別発電ユニットの特性およびその変化が一目で分かる
表示機能により、プロセスの健全性や特性変化を把握で
き、監視・制御・経済性判断などに広く使用することが
できる。
【0139】(4)計算結果処理部76の効果 個別発電ユニットの制御装置が、異なる信号レンジない
しは単位の出力指令信号により運転されている場合、計
算結果処理部によりレンジ変換や単位変換を行う。これ
により、異なる個別発電ユニットから構成される発電機
グループについても、第1実施形態を使用することが可
能となる。
【0140】これらの結果、本発明により、より少ない
燃料消費量で、総発電機出力要求値を達成することがで
きる。
【0141】<第2実施形態>前述の第1実施形態は、
オフラインの計算により、脱硝プロセスの特性関数を求
めるものである。これに対して、第2実施形態は、オン
ライン計算によるパラメータの計算を持つ、つまり、運
転中に特性曲線のパラメータを求めることを可能とする
脱硝制御装置である。すなわち、第2実施形態では、第
1実施形態に、脱硝プロセスの特性関数を、運転データ
からオンラインで算出する機能を付加した構成を持つこ
とを特徴とする。
【0142】第2実施形態の構成は、第1実施形態と同
じである。すなわち、図2の特性算出・自動更新部71
の中の演算式が異なる。以下、第2実施形態の特性算出
・自動更新部71での演算について説明する。
【0143】第1実施形態と同様に、yとxの関係を
(18)式の多項式で近似する。
【0144】
【数10】
【0145】以上述べた第2実施形態によれば、オンラ
インで特性曲線のパラメータを得ることができ、この結
果、運転中常に最新の特性が自動的に得られる。
【0146】<第3実施形態>前述の第1実施形態は、
個別発電ユニットの特性として、発電機出力と燃料消費
量との関係を使用するものである。これに対して、第3
実施形態は、個別発電ユニットの特性として、発電機出
力と発生する費用との関係を使用するものである。
【0147】第1実施形態は、使用する燃料の種類が同
じ発電機グループに対して有効な方法である。しかし、
発電機グループが異なる燃料を使用する場合や、水力機
等異なる発電方式を含む場合は、第一実施形態をそのま
ま適用することができない。第三実施形態では、個別発
電ユニットの特性として発電機出力と発生する費用との
関係を使用することにより、燃料の違いや発電方式の違
いが有る場合でも、同じように最適な発電機出力配分を
得ることができる。
【0148】第1の実施形態は、従来技術では考慮にい
れていなかった個別発電ユニットの特性を用い、発電機
グループの発電機出力合計値を総発電出力要求値に一致
させかつ燃料消費量ないしは発生費用を最小化するとい
う目的を、最適化演算することによって解決する、とい
う効果をもつ。
【0149】各々の実施形態による効果はすでに述べた
が、総じて、個別発電ユニットの特性が異なるような発
電プラントに対して、最適化演算によって発電機出力指
令値を算出し、これによって著しい燃料使用量ないしは
発生費用の削減効果がえられる。また、個別発電ユニッ
トの特性が一目で分かる表示機能により、プロセスの健
全性や特性変化を把握でき、監視・制御・経済性判断な
どに広く使用することができる。
【0150】更に、発電プラントの脱硝制御装置の経済
性の向上が図れる。
【0151】<変形例>なお、本願発明は、上記各実施
形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨
を逸脱しない範囲で、例えば以下のように種々に変形す
ることが可能である。
【0152】(1)第1実施形態では、最適化のアルゴ
リズムとして内点法を使用したが、最適化のアルゴリズ
ムとして他に知られている方法を使用しても同様の効果
が得られることは、容易に類推可能である。他の最適化
アルゴリズムとしては、例えば、ペナルティ関数法な
ど、非線形計画法と呼ばれる最適化アルゴリズムや、ニ
ューラルネットワーク、遺伝的アルゴリズムなどがあ
る。
【0153】(2)第1実施形態では、説明を簡単にす
るために仮定を沢山設けているが、これらの仮定a1)
からa8)を設けない場合でも最適化計算が可能なよう
にアルゴリズムを拡張することは容易である。すなわ
ち、 a1):nが2以上いくつでも同じ方法で計算可能であ
る。
【0154】a2):総発電機出力要求値が(1)式を
満たさない場合は、制約条件(3)を満たす解を得るこ
とは、本発明であろうが無かろうが物理的に不可能であ
る。この場合は、個別発電機出力の合計値が総発電機出
力要求値に一番近い値となるように、個別発電機出力指
令値を算出するものとする。
【0155】a3):第1実施形態では、簡便さのため
に、特性は(2)の2次式で表現できるとしているが、
2次以上の高次の多項式でもよいのは言うまでもない。
また、非線形な関数で与えられてもよい。
【0156】a4):他の制約条件が与えられた場合で
も、本発明により最適な負荷配分を決定することが可能
である。
【0157】a5):評価関数Jとしては、(5)式の
他、(25)式についても、本発明により最適解を得る
ことが可能である。
【0158】
【数11】 (25)式に於いて、q、r、sはそれぞれ任意に設定
できる実数とする。
【0159】(3)個別ユニットの特性として、第1実
施形態及び第3実施形態に示したもの以外に、発電機効
率、または、発電機単位出力(例えばMW)あたりの燃
料消費量(例えばkg/s)である燃料消費率(この例
ではkg/MW/s)を用いても、同様の効果を得るこ
とが可能であり、容易に類推可能であるため、個別実施
形態としては記述しない。
【0160】(4)個別ユニットの特性として、第一実
施形態及び第三実施形態および上記(3)に示したもの
以外に、発電機出力と他のプロセス量をパラメータとし
たときの、燃料消費量、または、発生費用、または、発
電機効率、または、発電機単位出力(例えばMW)あた
りの燃料消費量(例えばkg/s)である燃料消費率
(この例ではkg/MW/s)を用いても、同様の効果
を得ることが可能であり、容易に類推可能であるため、
個別実施形態としては記述しない。
【0161】なお、他のプロセス量とは、大気温度、海
水温度、発電所内動力、空気流量、大気湿度などであ
る。
【0162】(5)個別発電ユニットの特性として、第
1実施形態では、関数の形で記述できる物としたが、図
4(d)のようなテーブル形式で特性が与えられている
場合でも、第1実施形態から第3実施形態を使用するこ
とは可能である。テーブル形式で特性データが与えられ
た場合は、最適化計算使用するために、何らかの関数で
データ間を補間して使用する。
【0163】(6)第1実施形態の特性表示部では、y
軸は、燃料消費量としたが、この代わりに、発生費用、
または、発電機効率、または、発電機単位出力(例えば
MW)あたりの燃料消費量(例えばkg/s)である燃
料消費率(この例ではkg/MW/s)とすることがで
きる。
【0164】また、図5に示すように、図7(b),
(c),(d)の表示の複数の組み合わせにより画面を
構成することも可能であることは言うまでもない。ま
た、縦、横、奥行き方向のいずれも入れ替えて表示する
ことも可能である。
【0165】(7)本発明は、運転コストに限らず、C
やNOxなど環境へのインパクトなどを目的関数と
し最小化してもよい。
【0166】更に、本発明は、上記実施形態には種々の
段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件
における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され
る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つか
の構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課
題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得
られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明
として抽出され得る。
【0167】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、複数の個別
発電ユニットが存在する単一の発電グループないしは複
数の発電グループに対して、構成する個別発電ユニット
の特性を利用し最適計算することにより、運転コスト等
を低減化できる発電プラント運転制御方法及びその運転
制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発電プラント運転制御方法及びそれを
実現するための運転制御装置の第1の実施形態を説明す
るためのブロック図。
【図2】図1の発電機グループ制御装置の詳細を説明す
るための図。
【図3】図2の最適化計算処理部の動作を説明するため
のフローチャート。
【図4】図2の特性表示部を説明するための図。
【図5】図2の特性表示部を説明するための図。
【図6】図1及び図2の作用効果を説明するための図。
【図7】図1及び図2の作用効果を説明するための図。
【図8】従来の第1の先行技術(特開平11−2157
02号公報)を説明するための図。
【図9】従来の第2の先行技術(特公昭62−4304
5号公報)を説明するための図。
【図10】従来の第3の先行技術(特公昭62−430
45号公報)を説明するための図。
【図11】従来の第4の先行技術(特公昭62−430
45号公報)を説明するための図。
【符号の説明】
7…発電機グループ制御装置、71…特性算出・自動更
新部、72…特性設定部、73…制約条件設定部、74
…特性表示部、75…最適計算部、76…計算結果処理
部、8,9…発電ユニット、10…加算装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 俊彦 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 村田 仁 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 5G066 AA03 AA05 AE01 AE05 AE09 5H590 AA02 AA30 BB09 CA01 CA04 CA08 CA28 EA07 EA16 EB28 FA01 GA06 GB05 HA06 JA02 KK01

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の個別発電ユニットから構成される
    単一または複数の発電グループにおいて、 これらの発電機グループに対する総発電機出力要求値が
    与えられた時に、該個別ユニットの発電機出力の合計値
    が総発電機出力要求値を達成するように、各個別ユニッ
    ト発電機出力指令値を決定し、決定した個別ユニット発
    電機出力指令値を出力する発電プラント運転制御方法。
  2. 【請求項2】 前記個別ユニット発電機出力指令値を決
    定する際に、目的変数を使用することを特徴とする請求
    項1に記載の発電プラント運転制御方法。
  3. 【請求項3】 前記個別ユニット発電機出力指令値を決
    定する際に使用する目的変数として、個別ユニットで消
    費する燃料の総量、ないしは、個別ユニットで消費する
    燃料の総量を金額に換算した値を使用することを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の発電プラント運転制
    御方法。
  4. 【請求項4】 前記目的変数を変数とした関数として目
    的関数を構成し、目的関数の値を最大化ないしは最小化
    するように、前記個別ユニット発電機出力指令値を決定
    することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発
    電プラント運転制御方法。
  5. 【請求項5】 前記個別ユニット発電機出力指令値を決
    定する際に、別に与えられた各種制約条件を満たすとい
    う条件下で、個別ユニット発電機出力指令値を決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つ
    に記載の発電プラント運転制御方法。
  6. 【請求項6】 前記目的関数の値を最大化ないし最小化
    する際に、別に与えられた各種制約条件を満たすという
    条件を使用し、個別ユニット発電機出力指令値を決定す
    ることを特徴とする請求項4に記載の発電プラント運転
    制御方法。
  7. 【請求項7】 前記制約条件が、個別ユニットの運転可
    能範囲であることを特徴とする請求項5又は請求項6に
    記載の発電プラント運転制御方法。
  8. 【請求項8】 前記個別ユニットの特性を、プロセス量
    の関数として表現することを特徴とする請求項1乃至請
    求項7のいずれか一つに記載の発電プラント運転制御方
    法。
  9. 【請求項9】 前記個別ユニット発電機出力指令値を、
    個別ユニットの特性を用いて決定することを特徴とする
    請求項8に記載の発電プラント運転制御方法。
  10. 【請求項10】 前記個別ユニットの特性として、発電
    機出力と燃料消費量との関係、または、発電機出力と大
    気温度と燃料消費量との関係のいずれかを用いることを
    特徴とする請求項9に記載の発電プラント運転制御方
    法。
  11. 【請求項11】 前記個別ユニットに対する異なる運転
    状態を、最適化計算により決定することを特徴とする請
    求項1乃至請求項10のいずれか一つに記載の発電プラ
    ント運転制御方法。
  12. 【請求項12】 前記最適化計算に個別ユニットの特性
    として請求項8ないしは請求項9で示した関数のいずれ
    か一つ以上を使用することを特徴とする請求項11に記
    載の発電プラント運転制御方法。
  13. 【請求項13】 前記最適化計算に使用する制約条件と
    して、個別ユニットの運転可能範囲を使用したことを特
    徴とする請求項11項に記載の発電プラント運転制御方
    法。
  14. 【請求項14】 前記最適化計算を行う際の目的関数と
    して、目的変数を二乗した形の変数を使用することを特
    徴とする請求項11に記載の発電プラント運転制御方
    法。
  15. 【請求項15】 最適化計算アルゴリズムとして、数理
    計画法と呼ばれるアルゴリズム、非線形計画法と呼ばれ
    るアルゴリズム、ニューラル・ネットワーク、ファジィ
    メンバーシップ関数、遺伝的アルゴリズムの少なくとも
    1つを使用することを特徴とする請求項11に記載の発
    電プラント運転制御方法。
  16. 【請求項16】 複数の個別発電ユニットから構成され
    る単一または複数の発電グループにおいて、 これらの発電機グループに対する総発電機出力要求値が
    与えられた時に、該個別ユニットの発電機出力の合計値
    が総発電機出力要求値を達成するように、各個別ユニッ
    ト発電機出力指令値を決定し、決定した個別ユニット発
    電機出力指令値を出力する発電機グループ制御装置を備
    えた発電プラント運転制御装置。
  17. 【請求項17】 前記発電機グループ制御装置は、最適
    化計算により発電機グループの総発電機出力が与えられ
    た総発電機出力要求値を満たしつつ、燃料消費量を最小
    化するような個別ユニットに対する発電機出力指令値を
    出力する機能を有する請求項16に記載の発電プラント
    運転制御装置。
  18. 【請求項18】 前記発電機グループ制御装置は、プロ
    セス量から個別ユニットの特性を算出し自動更新する特
    性算出・自動更新部と、個別ユニットの特性を設定する
    特性設定部と、個別ユニットの特性を表示する特性表示
    部と、総発電機出力要求値および各個別ユニットの運転
    可能範囲を外部から入力可能とする制約条件設定部と、
    個別ユニット特性と制約条件を用いて最適化計算により
    発電機グループの総発電機出力が与えられる総発電機出
    力要求値と一致させつつ目的関数の値を最大ないしは最
    小とする個別ユニットの発電機出力指令値を出力する最
    適計算部と、計算結果を個別ユニットごとに引き渡す際
    に換算を行う計算結果処理部から構成されていることを
    特徴とする請求項16に記載の発電プラント運転制御装
    置。
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