JP2001346204A - トランスポートストリームデコーダ - Google Patents
トランスポートストリームデコーダInfo
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- JP2001346204A JP2001346204A JP2000168568A JP2000168568A JP2001346204A JP 2001346204 A JP2001346204 A JP 2001346204A JP 2000168568 A JP2000168568 A JP 2000168568A JP 2000168568 A JP2000168568 A JP 2000168568A JP 2001346204 A JP2001346204 A JP 2001346204A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の放送を受信するディジタル放送受信装
置において、各デジタル放送のトランスポートストリー
ムの処理遅延を少なくすること。 【解決手段】 復調・誤り訂正部4,5,6はチューナ
1,2,3から夫々のトランスポートストリームを出力
する。多重化部17は各トランスポートストリームをパ
ケット単位で1つのトランスポートストリームに多重化
する。分離部18は多重化されたトランスポートストリ
ームから、指定された番組のデータを取得する。このと
き、STC比較部10〜12は、トランスポートストリ
ームから抽出したPCRとSTCとの値と比較し、デー
タ処理の遅延時間を調べる。優先制御部16はデータ処
理が遅れているトランスポートストリームの多重化処理
を優先させ、オーディオやビデオの再生遅れを防止す
る。
置において、各デジタル放送のトランスポートストリー
ムの処理遅延を少なくすること。 【解決手段】 復調・誤り訂正部4,5,6はチューナ
1,2,3から夫々のトランスポートストリームを出力
する。多重化部17は各トランスポートストリームをパ
ケット単位で1つのトランスポートストリームに多重化
する。分離部18は多重化されたトランスポートストリ
ームから、指定された番組のデータを取得する。このと
き、STC比較部10〜12は、トランスポートストリ
ームから抽出したPCRとSTCとの値と比較し、デー
タ処理の遅延時間を調べる。優先制御部16はデータ処
理が遅れているトランスポートストリームの多重化処理
を優先させ、オーディオやビデオの再生遅れを防止す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルCS放送
やデジタルBS放送などの複数のデジタル放送を受信す
るデジタルテレビ(DTV) やセット・トップ・ボック
ス(STB) に搭載されるトランスポートストリームデ
コーダに関する。
やデジタルBS放送などの複数のデジタル放送を受信す
るデジタルテレビ(DTV) やセット・トップ・ボック
ス(STB) に搭載されるトランスポートストリームデ
コーダに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、テレビ放送のデジタル化が進行し
ている。国内においては既にデジタルCS放送が開始さ
れており、2000年からはデジタルBS放送が、20
03年からはデジタル地上波放送が開始される予定であ
る。
ている。国内においては既にデジタルCS放送が開始さ
れており、2000年からはデジタルBS放送が、20
03年からはデジタル地上波放送が開始される予定であ
る。
【0003】デジタル放送受信装置では、今後のデジタ
ルCS放送、デジタルBS放送、デジタル地上波放送の
開始に伴い、複数の放送電波を受信して復号できること
が必要になってきている。また、D−VHSやDVDな
どのデジタル録画機器から、IEEE1394インター
フェースを経由して録画番組のMPEG2トランスポー
トストリームを取り出し、デジタル放送受信装置に入力
して視聴するようなシステムが開発されている。このよ
うにデジタル放送受信装置は、複数の外部入力を受け付
けることが必須条件となってきている。
ルCS放送、デジタルBS放送、デジタル地上波放送の
開始に伴い、複数の放送電波を受信して復号できること
が必要になってきている。また、D−VHSやDVDな
どのデジタル録画機器から、IEEE1394インター
フェースを経由して録画番組のMPEG2トランスポー
トストリームを取り出し、デジタル放送受信装置に入力
して視聴するようなシステムが開発されている。このよ
うにデジタル放送受信装置は、複数の外部入力を受け付
けることが必須条件となってきている。
【0004】このような複数のデジタル放送を受信でき
るデジタル放送受信装置の一般的な構成図を図4に示
す。このデジタル放送受信装置は、チューナー1,2,
3、復調・誤り訂正部4,5,6、多重化部17、分離
部18、オーディオ・ビデオデコーダ19、デジタル出
力部20を含んで構成される。
るデジタル放送受信装置の一般的な構成図を図4に示
す。このデジタル放送受信装置は、チューナー1,2,
3、復調・誤り訂正部4,5,6、多重化部17、分離
部18、オーディオ・ビデオデコーダ19、デジタル出
力部20を含んで構成される。
【0005】このような構成のデジタル放送受信装置の
動作について説明する。チューナー1はデジタルCS
用、チューナー2はデジタルBS用、チューナー3はデ
ジタル地上波用とする。各チューナーが夫々のデジタル
放送を受信すると、復調・誤り訂正部4,5,6は復調
・誤り訂正処理を行って各放送方式に依存しないトラン
スポートストリームを出力する。
動作について説明する。チューナー1はデジタルCS
用、チューナー2はデジタルBS用、チューナー3はデ
ジタル地上波用とする。各チューナーが夫々のデジタル
放送を受信すると、復調・誤り訂正部4,5,6は復調
・誤り訂正処理を行って各放送方式に依存しないトラン
スポートストリームを出力する。
【0006】多重化部17は復調・誤り訂正部4,5,
6が出力した各トランスポートストリームを受け取り、
トランスポートストリームパケット単位で多重化して1
つのトランスポートストリームに構成して分離部18に
出力する。分離部18は多重化されたトランスポートス
トリームから、視聴する番組のオーディオ・ビデオデー
タを抽出し、オーディオ・ビデオデコーダ19に出力し
たり、デジタル出力する番組のトランスポートパケット
を抽出し、デジタル出力部20に出力する。オーディオ
・ビデオデコーダ19はオーディオ・ビデオデータをデ
コードして音声・映像を再生する。デジタル出力部20
は抽出したトランスポートパケットをデジタル出力端子
に出力する。
6が出力した各トランスポートストリームを受け取り、
トランスポートストリームパケット単位で多重化して1
つのトランスポートストリームに構成して分離部18に
出力する。分離部18は多重化されたトランスポートス
トリームから、視聴する番組のオーディオ・ビデオデー
タを抽出し、オーディオ・ビデオデコーダ19に出力し
たり、デジタル出力する番組のトランスポートパケット
を抽出し、デジタル出力部20に出力する。オーディオ
・ビデオデコーダ19はオーディオ・ビデオデータをデ
コードして音声・映像を再生する。デジタル出力部20
は抽出したトランスポートパケットをデジタル出力端子
に出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】トランスポートストリ
ームでは、可変ビットレートのデータを扱い、画質を向
上させるために一時的にある番組のデータのビットレー
トが高くなる場合がある。即ちその番組が含まれている
トランスポートストリームのビットレートが高くなる。
ームでは、可変ビットレートのデータを扱い、画質を向
上させるために一時的にある番組のデータのビットレー
トが高くなる場合がある。即ちその番組が含まれている
トランスポートストリームのビットレートが高くなる。
【0008】ディジタル放送受信装置では、多重化部1
7が複数の放送のトランスポートストリームを1つのト
ランスポートストリームに多重化するため、多重化した
トランスポートストリームには、ビットレートが高くな
った番組のデータに関するトランスポートストリームパ
ケットがより多く含まれることになる。
7が複数の放送のトランスポートストリームを1つのト
ランスポートストリームに多重化するため、多重化した
トランスポートストリームには、ビットレートが高くな
った番組のデータに関するトランスポートストリームパ
ケットがより多く含まれることになる。
【0009】分離部18は多重化されたトランスポート
ストリームに含まれる各パケットを順次処理して必要な
データを抽出していくが、ビットレートが高くなった番
組のデータに関するトランスポートストリームパケット
が多数含まれるため、ビットレートが高くなった番組以
外の番組に関するトランスポートストリームパケットの
処理が遅れ、オーディオ・ビデオデコーダ19での音声
・映像再生が途切れることがあるという問題点がある。
ストリームに含まれる各パケットを順次処理して必要な
データを抽出していくが、ビットレートが高くなった番
組のデータに関するトランスポートストリームパケット
が多数含まれるため、ビットレートが高くなった番組以
外の番組に関するトランスポートストリームパケットの
処理が遅れ、オーディオ・ビデオデコーダ19での音声
・映像再生が途切れることがあるという問題点がある。
【0010】例えば、チューナー2が受信しているデジ
タル放送Bのビットレートが高くなった場合、復調・誤
り訂正部5からは多数のトランスポートストリームパケ
ットが出力される。このときに、チューナー1で受信し
ているデジタル放送Aの番組を視聴する場合、番組Aの
データは復調・誤り訂正部4が出力したトランスポート
ストリームに含まれる。多重化部17は復調・誤り訂正
部4,5,6が出力したトランスポートストリームパケ
ットを多重化して、1つのトランスポートストリームに
するため、多重化されたトランスポートストリームには
復調・誤り訂正部5が出力したトランスポートストリー
ムパケットがより多数含まれることになる。
タル放送Bのビットレートが高くなった場合、復調・誤
り訂正部5からは多数のトランスポートストリームパケ
ットが出力される。このときに、チューナー1で受信し
ているデジタル放送Aの番組を視聴する場合、番組Aの
データは復調・誤り訂正部4が出力したトランスポート
ストリームに含まれる。多重化部17は復調・誤り訂正
部4,5,6が出力したトランスポートストリームパケ
ットを多重化して、1つのトランスポートストリームに
するため、多重化されたトランスポートストリームには
復調・誤り訂正部5が出力したトランスポートストリー
ムパケットがより多数含まれることになる。
【0011】分離部18は多重化されたトランスポート
ストリームのパケットを順次処理して、復調・誤り訂正
部4が出力したトランスポートストリームパケットから
番組Aのオーディオ・ビデオデータを抽出するが、復調
・誤り訂正部5が出力した番組Bのトランスポートスト
リームパケットが多数含まれているため、番組Aのデー
タの抽出処理に遅れが発生する。
ストリームのパケットを順次処理して、復調・誤り訂正
部4が出力したトランスポートストリームパケットから
番組Aのオーディオ・ビデオデータを抽出するが、復調
・誤り訂正部5が出力した番組Bのトランスポートスト
リームパケットが多数含まれているため、番組Aのデー
タの抽出処理に遅れが発生する。
【0012】オーディオ・ビデオデコーダ19では、オ
ーディオ・ビデオデータに付属しているPTS(プレゼ
ンテーション・タイム・スタンプ)とデジタル放送受信
装置が持つSTC(システム・タイム・クロック)とが
一致したときに、そのオーディオ・ビデオが再生される
が、分離部18でのデータ抽出処理の遅れにより、規定
された時間にオーディオ・ビデオを再生できず、音声・
映像の再生が途切れてしまう。
ーディオ・ビデオデータに付属しているPTS(プレゼ
ンテーション・タイム・スタンプ)とデジタル放送受信
装置が持つSTC(システム・タイム・クロック)とが
一致したときに、そのオーディオ・ビデオが再生される
が、分離部18でのデータ抽出処理の遅れにより、規定
された時間にオーディオ・ビデオを再生できず、音声・
映像の再生が途切れてしまう。
【0013】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、複数のデジタル放送を受信す
るディジタル放送受信装置において、各デジタル放送の
トランスポートストリームの処理の遅れを防止できるト
ランスポートストリームデコーダを実現することを目的
とする。
てなされたものであって、複数のデジタル放送を受信す
るディジタル放送受信装置において、各デジタル放送の
トランスポートストリームの処理の遅れを防止できるト
ランスポートストリームデコーダを実現することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、複数の局からデジタル放送された夫々のトランスポ
ートストリームを復号して出力する複数の放送入力部
と、前記各放送入力部に入力された夫々のトランスポー
トストリームをトランスポートストリームパケット単位
で多重化し、1つのトランスポートストリームを構成し
て出力する多重化部と、前記多重化部で多重化されたト
ランスポートストリームから、指定された番組のデータ
を含むトランスポートストリームパケットを抽出する分
離部と、前記各放送入力部に対応付けして夫々設けられ
ており、夫々のトランスポートストリームに含まれるP
CR情報を抽出するよう前記分離部に指示し、前記抽出
したPCR情報を初期値として設定した後、指定された
周波数でクロックをカウントアップするSTC部と、前
記各放送入力部に対応付けして夫々設けられており、夫
々のトランスポートストリームに含まれるPCR情報を
抽出するよう前記分離部に指示し、前記抽出したPCR
情報と前記STC部の計数値との差分値を計算し、前記
差分値を記憶するSTC比較部と、前記夫々のSTC比
較部に記憶されている差分値を比較し、値の大きい又は
小さい順番に従って、前記特定の放送入力部に入力され
たトランスポートストリームを優先して多重化するよ
う、前記多重化部を制御する優先制御部と、を具備する
ことを特徴とするものである。
は、複数の局からデジタル放送された夫々のトランスポ
ートストリームを復号して出力する複数の放送入力部
と、前記各放送入力部に入力された夫々のトランスポー
トストリームをトランスポートストリームパケット単位
で多重化し、1つのトランスポートストリームを構成し
て出力する多重化部と、前記多重化部で多重化されたト
ランスポートストリームから、指定された番組のデータ
を含むトランスポートストリームパケットを抽出する分
離部と、前記各放送入力部に対応付けして夫々設けられ
ており、夫々のトランスポートストリームに含まれるP
CR情報を抽出するよう前記分離部に指示し、前記抽出
したPCR情報を初期値として設定した後、指定された
周波数でクロックをカウントアップするSTC部と、前
記各放送入力部に対応付けして夫々設けられており、夫
々のトランスポートストリームに含まれるPCR情報を
抽出するよう前記分離部に指示し、前記抽出したPCR
情報と前記STC部の計数値との差分値を計算し、前記
差分値を記憶するSTC比較部と、前記夫々のSTC比
較部に記憶されている差分値を比較し、値の大きい又は
小さい順番に従って、前記特定の放送入力部に入力され
たトランスポートストリームを優先して多重化するよ
う、前記多重化部を制御する優先制御部と、を具備する
ことを特徴とするものである。
【0015】本願の請求項2の発明は、請求項1のトラ
ンスポートストリームデコーダにおいて、前記各放送入
力部に入力されたトランスポートストリームのうち、指
定された放送入力部に入力されたトランスポートストリ
ームに対応する前記STC比較部の差分値が指定値を超
えた場合には、前記優先制御部の各STC比較部の差分
値の比較結果によらず、前記放送入力部に入力されたト
ランスポートストリームを最優先して多重化するよう、
前記多重化部を制御する入力優先制御部を更に設けたこ
とを特徴とするものである。
ンスポートストリームデコーダにおいて、前記各放送入
力部に入力されたトランスポートストリームのうち、指
定された放送入力部に入力されたトランスポートストリ
ームに対応する前記STC比較部の差分値が指定値を超
えた場合には、前記優先制御部の各STC比較部の差分
値の比較結果によらず、前記放送入力部に入力されたト
ランスポートストリームを最優先して多重化するよう、
前記多重化部を制御する入力優先制御部を更に設けたこ
とを特徴とするものである。
【0016】本願の請求項3の発明は、請求項1のトラ
ンスポートストリームデコーダにおいて、前記各放送入
力部に入力されたトランスポートストリームのうち、視
聴する番組を含むトランスポートストリームの入力部に
対応する前記STC比較部の差分値が指定値を超えた場
合には、前記優先制御部の各STC比較部の差分値の比
較結果によらず、前記視聴する番組を含むトランスポー
トストリームを最優先して多重化するよう、前記多重化
部を制御する視聴優先制御部を更に設けたことを特徴と
するものである。
ンスポートストリームデコーダにおいて、前記各放送入
力部に入力されたトランスポートストリームのうち、視
聴する番組を含むトランスポートストリームの入力部に
対応する前記STC比較部の差分値が指定値を超えた場
合には、前記優先制御部の各STC比較部の差分値の比
較結果によらず、前記視聴する番組を含むトランスポー
トストリームを最優先して多重化するよう、前記多重化
部を制御する視聴優先制御部を更に設けたことを特徴と
するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1を具体化した実
施の形態1におけるトランスポートストリームデコーダ
について、図1を参照しつつ説明する。図1は本実施の
形態のトランスポートストリームデコーダを有するデジ
タル放送受信装置の構成図である。このデジタル放送受
信装置は、チューナー1,2,3、復調・誤り訂正部
4,5,6、多重化部17、分離部18、オーディオ・
ビデオデコーダ19、デジタル出力部20に加えて、S
TC部7,8,9、STC比較部10,11,12、優
先制御部16を含んで構成される。
施の形態1におけるトランスポートストリームデコーダ
について、図1を参照しつつ説明する。図1は本実施の
形態のトランスポートストリームデコーダを有するデジ
タル放送受信装置の構成図である。このデジタル放送受
信装置は、チューナー1,2,3、復調・誤り訂正部
4,5,6、多重化部17、分離部18、オーディオ・
ビデオデコーダ19、デジタル出力部20に加えて、S
TC部7,8,9、STC比較部10,11,12、優
先制御部16を含んで構成される。
【0018】チューナー1,2,3、及び復調・誤り訂
正部4,5,6は、各デジタル放送A,B,Cを受信
し、夫々のトランスポートストリームa,b,cに変換
する放送入力部である。多重化部17は、各放送入力部
から与えられた夫々のトランスポートストリームa,
b,cをトランスポートストリームパケット単位で多重
化し、1つのトランスポートストリームxに変換する多
重化部である。分離部18は、多重化されたトランスポ
ートストリームxから、指定された条件に一致する番組
のデータを抽出する回路である。
正部4,5,6は、各デジタル放送A,B,Cを受信
し、夫々のトランスポートストリームa,b,cに変換
する放送入力部である。多重化部17は、各放送入力部
から与えられた夫々のトランスポートストリームa,
b,cをトランスポートストリームパケット単位で多重
化し、1つのトランスポートストリームxに変換する多
重化部である。分離部18は、多重化されたトランスポ
ートストリームxから、指定された条件に一致する番組
のデータを抽出する回路である。
【0019】STC部7,8,9は、夫々デジタル放送
A,B,Cに対応付けして設けられており、トランスポ
ートストリームa,b,cに含まれるPCR(プログラ
ム・クロック・リファレンス)情報を抽出するよう分離
部18に指示し、抽出したPCR情報を初期値として設
定した後、指定された周波数でクロックをカウントアッ
プする回路である。STC比較部10,11,12は、
夫々デジタル放送A,B,Cに対応付けして設けられて
おり、入力されたトランスポートストリームa,b,c
に含まれるPCR情報を抽出するよう、後述するように
例えば100msの間隔で分離部18に指示すると共
に、抽出したPCR情報と、STC部7,8,9の計数
値との差分を計算し、その差分値を記憶する回路であ
る。優先制御部16は、各STC比較部10,11,1
2に記憶されている各差分値を比較し、値の大きい又は
小さい順番に従って、トランスポートストリームa,
b,cのいずれかを優先して多重化するよう多重化部1
7を制御する回路である。
A,B,Cに対応付けして設けられており、トランスポ
ートストリームa,b,cに含まれるPCR(プログラ
ム・クロック・リファレンス)情報を抽出するよう分離
部18に指示し、抽出したPCR情報を初期値として設
定した後、指定された周波数でクロックをカウントアッ
プする回路である。STC比較部10,11,12は、
夫々デジタル放送A,B,Cに対応付けして設けられて
おり、入力されたトランスポートストリームa,b,c
に含まれるPCR情報を抽出するよう、後述するように
例えば100msの間隔で分離部18に指示すると共
に、抽出したPCR情報と、STC部7,8,9の計数
値との差分を計算し、その差分値を記憶する回路であ
る。優先制御部16は、各STC比較部10,11,1
2に記憶されている各差分値を比較し、値の大きい又は
小さい順番に従って、トランスポートストリームa,
b,cのいずれかを優先して多重化するよう多重化部1
7を制御する回路である。
【0020】このようにトランポートストリームデコー
ダは、チューナー、復調・誤り訂正部、多重化部、分離
部、STC部、STC比較部、優先制御部を含んで構成
される。
ダは、チューナー、復調・誤り訂正部、多重化部、分離
部、STC部、STC比較部、優先制御部を含んで構成
される。
【0021】このように構成されたトランスポートスト
リームデコーダの動作について説明する。チューナー
1,2,3は、夫々デジタル放送A,B,Cを受信す
る。復調・誤り訂正部4,5,6は夫々誤り・復調処理
を行ってトランスポートストリームa,b,cを出力す
る。多重化部17は、復調・誤り訂正部4,5,6が出
力した各トランスポートストリームa,b,cをパケッ
ト単位で多重化する。分離部18は、多重化されたトラ
ンスポートストリームxから、視聴する番組のオーディ
オ・ビデオデータを抽出してオーディオ・ビデオデコー
ダ19に出力する。また分離部18は、デジタル出力す
る番組のトランスポートパケットを抽出してデジタル出
力部20に出力する。
リームデコーダの動作について説明する。チューナー
1,2,3は、夫々デジタル放送A,B,Cを受信す
る。復調・誤り訂正部4,5,6は夫々誤り・復調処理
を行ってトランスポートストリームa,b,cを出力す
る。多重化部17は、復調・誤り訂正部4,5,6が出
力した各トランスポートストリームa,b,cをパケッ
ト単位で多重化する。分離部18は、多重化されたトラ
ンスポートストリームxから、視聴する番組のオーディ
オ・ビデオデータを抽出してオーディオ・ビデオデコー
ダ19に出力する。また分離部18は、デジタル出力す
る番組のトランスポートパケットを抽出してデジタル出
力部20に出力する。
【0022】次に、デジタル放送Aで受信した番組Aに
関してSTC部、STC比較部、優先制御部の処理手順
を、以下の(1),(2),(3)で説明する。
関してSTC部、STC比較部、優先制御部の処理手順
を、以下の(1),(2),(3)で説明する。
【0023】(1)分離部18は、多重化されたトラン
スポートストリームxから番組AのPCRを抽出する。
STC部7は、抽出されたPCRを初期値として設定し
た後に、クロックのカウントアップを開始する。STC
比較部10は、PCR値とSTC部7の計数値との差分
値を計算するが、初期状態では両者の値は一致している
で、このときの差分値は0である。
スポートストリームxから番組AのPCRを抽出する。
STC部7は、抽出されたPCRを初期値として設定し
た後に、クロックのカウントアップを開始する。STC
比較部10は、PCR値とSTC部7の計数値との差分
値を計算するが、初期状態では両者の値は一致している
で、このときの差分値は0である。
【0024】(2)分離部18は、多重化されたトラン
スポートストリームxから、100ms間隔でトランスポー
トストリームxに含まれている番組Aに関するPCRを
順次抽出する。STC比較部10は、抽出したPCR値
からSTC部7の計数値を減算して、その差分値を記憶
する。この差分値が正の値であれば、番組Aに関するデ
ータ処理が遅れていることになる。また、この差分値が
大きいほど、番組Aに関するデータ処理の遅れが大きい
ことになる。尚、デジタル放送B,Cで受信した番組
B,Cについても同様の処理を行うものとする。
スポートストリームxから、100ms間隔でトランスポー
トストリームxに含まれている番組Aに関するPCRを
順次抽出する。STC比較部10は、抽出したPCR値
からSTC部7の計数値を減算して、その差分値を記憶
する。この差分値が正の値であれば、番組Aに関するデ
ータ処理が遅れていることになる。また、この差分値が
大きいほど、番組Aに関するデータ処理の遅れが大きい
ことになる。尚、デジタル放送B,Cで受信した番組
B,Cについても同様の処理を行うものとする。
【0025】(3)優先制御部16は、STC比較部1
0,11,12に記憶されている夫々の差分値を比較
し、値の大きいSTC比較部に対応する復調・誤り訂正
部4,5,6のいずれかが出力した各トランスポートス
トリームパケットa,b,cのいずれかを優先させて多
重化するよう、多重化部17を制御する。
0,11,12に記憶されている夫々の差分値を比較
し、値の大きいSTC比較部に対応する復調・誤り訂正
部4,5,6のいずれかが出力した各トランスポートス
トリームパケットa,b,cのいずれかを優先させて多
重化するよう、多重化部17を制御する。
【0026】例えば、STC比較部10の差分値が最大
であれば、番組Aに関するデータ処理が最も遅れている
ので、復調・誤り訂正部4が出力している番組Aのトラ
ンスポートストリームaのパケットを優先させて多重化
するように多重化部17を制御する。番組Aに関するト
ランスポートストリームaのパケットを優先させて多重
化することで、番組Aに関するデータ処理の遅れを回復
することができる。
であれば、番組Aに関するデータ処理が最も遅れている
ので、復調・誤り訂正部4が出力している番組Aのトラ
ンスポートストリームaのパケットを優先させて多重化
するように多重化部17を制御する。番組Aに関するト
ランスポートストリームaのパケットを優先させて多重
化することで、番組Aに関するデータ処理の遅れを回復
することができる。
【0027】ここで、デジタル放送受信装置は、デジタ
ル放送Aで受信した番組Aをオーディオ・ビデオデコー
ダ15で再生し、デジタル放送Bで受信した番組Bをデ
ジタル出力部16から出力するとし、番組Bのビットレ
ートが一時的に高くなった場合の動作を次に説明する。
ル放送Aで受信した番組Aをオーディオ・ビデオデコー
ダ15で再生し、デジタル放送Bで受信した番組Bをデ
ジタル出力部16から出力するとし、番組Bのビットレ
ートが一時的に高くなった場合の動作を次に説明する。
【0028】番組Bのビットレートが一時的に高くなる
ということは、デジタル放送Bのトランスポートストリ
ームbのビットレートが高くなることであり、復調・誤
り訂正部5からは一時的に多数のトランスポートストリ
ームパケットが出力される。
ということは、デジタル放送Bのトランスポートストリ
ームbのビットレートが高くなることであり、復調・誤
り訂正部5からは一時的に多数のトランスポートストリ
ームパケットが出力される。
【0029】多重化部17は、デジタル放送A,Bのト
ランスポートストリームa,bをパケット単位で多重化
して1つのトランスポートストリームxにしているが、
多重化されたトランスポートストリームxには番組Bの
トランスポートストリームパケットが多数含まれること
になる。この場合、番組Aに関するデータ処理が徐々に
遅れていき、STC比較部10に記憶している番組Aの
PCR値とSTC値の差分値が大きくなっていく。ST
C比較部10の差分値が大きくなると、番組Aのトラン
スポートストリームaのパケットを優先させて多重化す
るよう、優先制御部16が多重化部17を制御する。こ
うすることで、番組Aに関するデータ処理の遅れを回復
することができる。
ランスポートストリームa,bをパケット単位で多重化
して1つのトランスポートストリームxにしているが、
多重化されたトランスポートストリームxには番組Bの
トランスポートストリームパケットが多数含まれること
になる。この場合、番組Aに関するデータ処理が徐々に
遅れていき、STC比較部10に記憶している番組Aの
PCR値とSTC値の差分値が大きくなっていく。ST
C比較部10の差分値が大きくなると、番組Aのトラン
スポートストリームaのパケットを優先させて多重化す
るよう、優先制御部16が多重化部17を制御する。こ
うすることで、番組Aに関するデータ処理の遅れを回復
することができる。
【0030】次に本発明の請求項2を具体化した実施の
形態2におけるトランスポートストリームデコーダにつ
いて、図2を参照しつつ説明する。図2は本実施の形態
のトランスポートストリームデコーダを有するデジタル
放送受信装置の構成図である。このデジタル放送受信装
置は、実施の形態1と同様に、チューナー1,2,3、
復調・誤り訂正部4,5,6、多重化部17、分離部1
8、オーディオ・ビデオデコーダ19、デジタル出力部
20、STC部7,8,9、STC比較部10,11,
12、優先制御部16に加えて、入力優先制御部21が
設けられる。
形態2におけるトランスポートストリームデコーダにつ
いて、図2を参照しつつ説明する。図2は本実施の形態
のトランスポートストリームデコーダを有するデジタル
放送受信装置の構成図である。このデジタル放送受信装
置は、実施の形態1と同様に、チューナー1,2,3、
復調・誤り訂正部4,5,6、多重化部17、分離部1
8、オーディオ・ビデオデコーダ19、デジタル出力部
20、STC部7,8,9、STC比較部10,11,
12、優先制御部16に加えて、入力優先制御部21が
設けられる。
【0031】入力優先制御部21は、入力されたトラン
スポートストリームa,b,cのうち、指定されたトラ
ンスポートストリームに対応するSTC比較部の差分値
が指定値を超えた場合には、各STC比較部の差分値の
比較結果による優先制御部16の制御により優先して、
指定されたトランスポートストリームを最優先して多重
化するよう、多重化部17を制御する回路である。他の
ブロックについては、実施の形態1と同様であるので、
説明は省略する。
スポートストリームa,b,cのうち、指定されたトラ
ンスポートストリームに対応するSTC比較部の差分値
が指定値を超えた場合には、各STC比較部の差分値の
比較結果による優先制御部16の制御により優先して、
指定されたトランスポートストリームを最優先して多重
化するよう、多重化部17を制御する回路である。他の
ブロックについては、実施の形態1と同様であるので、
説明は省略する。
【0032】次に、本実施の形態におけるトランスポー
トストリームデコーダの動作について説明する。ここ
で、デジタル放送Aで受信したトランスポートストリー
ムaに対応するSTC比較部10の差分値が、指定値を
超えないように入力優先制御部21を設定している場合
を説明する。
トストリームデコーダの動作について説明する。ここ
で、デジタル放送Aで受信したトランスポートストリー
ムaに対応するSTC比較部10の差分値が、指定値を
超えないように入力優先制御部21を設定している場合
を説明する。
【0033】優先制御部16は、STC比較部10,1
1,12に記憶されている各々の差分値を比較し、値の
大きいSTC比較部に対応する復調・誤り訂正部4,
5,6のいずれかが出力した各トランスポートストリー
ムパケットを優先させて多重化するよう、多重化部17
を制御する。
1,12に記憶されている各々の差分値を比較し、値の
大きいSTC比較部に対応する復調・誤り訂正部4,
5,6のいずれかが出力した各トランスポートストリー
ムパケットを優先させて多重化するよう、多重化部17
を制御する。
【0034】そして、デジタル放送Aに対応するSTC
比較部10に記憶している差分値が指定値を超えた場合
には、STC比較部10,11,12の差分値の比較結
果に基づいた優先制御部16による制御より優先して、
番組Aを処理している復調・誤り訂正部4のトランスポ
ートストリームaを最優先して多重化するよう、入力優
先制御部21が多重化部17を制御する。これにより、
デジタル放送B,Cで受信したトランスポートストリー
ムb,cのビットレートが極端に高くなった場合でも、
指定したデジタル放送Aで受信したトランスポートスト
リームaのデータ処理の遅れが発生しないよう制御する
ことができる。
比較部10に記憶している差分値が指定値を超えた場合
には、STC比較部10,11,12の差分値の比較結
果に基づいた優先制御部16による制御より優先して、
番組Aを処理している復調・誤り訂正部4のトランスポ
ートストリームaを最優先して多重化するよう、入力優
先制御部21が多重化部17を制御する。これにより、
デジタル放送B,Cで受信したトランスポートストリー
ムb,cのビットレートが極端に高くなった場合でも、
指定したデジタル放送Aで受信したトランスポートスト
リームaのデータ処理の遅れが発生しないよう制御する
ことができる。
【0035】次に本発明の請求項3を具体化した実施の
形態3におけるトランスポートストリームデコーダにつ
いて、図3を参照しつつ説明する。図3は本実施の形態
のトランスポートストリームデコーダを有するデジタル
放送受信装置の構成図である。このデジタル放送受信装
置は、実施の形態1と同様に、チューナー1,2,3、
復調・誤り訂正部4,5,6、多重化部17、分離部1
8、オーディオ・ビデオデコーダ19、デジタル出力部
20、STC部7,8,9、STC比較部10,11,
12、優先制御部16に加えて、視聴優先制御部22が
設けられる。
形態3におけるトランスポートストリームデコーダにつ
いて、図3を参照しつつ説明する。図3は本実施の形態
のトランスポートストリームデコーダを有するデジタル
放送受信装置の構成図である。このデジタル放送受信装
置は、実施の形態1と同様に、チューナー1,2,3、
復調・誤り訂正部4,5,6、多重化部17、分離部1
8、オーディオ・ビデオデコーダ19、デジタル出力部
20、STC部7,8,9、STC比較部10,11,
12、優先制御部16に加えて、視聴優先制御部22が
設けられる。
【0036】視聴優先制御部22は、入力されたトラン
スポートストリームa,b,cのうち、視聴番組を含ん
でいるトランスポートストリームに対応するSTC比較
部の差分値が、指定された値を超えた場合には、各ST
C比較部の差分値の比較結果に基づいた優先制御部16
による制御より優先して、視聴番組を含んでいるトラン
スポートストリームを最優先して多重化するよう、多重
化部17を制御する回路である。他のブロックについて
は、実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
スポートストリームa,b,cのうち、視聴番組を含ん
でいるトランスポートストリームに対応するSTC比較
部の差分値が、指定された値を超えた場合には、各ST
C比較部の差分値の比較結果に基づいた優先制御部16
による制御より優先して、視聴番組を含んでいるトラン
スポートストリームを最優先して多重化するよう、多重
化部17を制御する回路である。他のブロックについて
は、実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
【0037】次に、本実施の形態におけるトランスポー
トストリームデコーダの動作について説明する。ここで
は、デジタル放送受信装置はデジタル放送Aで受信した
番組Aをオーディオ・ビデオデコーダ15で再生してい
るとする。
トストリームデコーダの動作について説明する。ここで
は、デジタル放送受信装置はデジタル放送Aで受信した
番組Aをオーディオ・ビデオデコーダ15で再生してい
るとする。
【0038】優先制御部16は、STC比較部10,1
1,12に記憶されている各々の差分値を比較し、値の
大きいSTC比較部に対応する復調・誤り訂正部4,
5,6が出力した各トランスポートストリームパケット
a,b,cのいずれかを優先させて多重化するよう、多
重化部17を制御する。
1,12に記憶されている各々の差分値を比較し、値の
大きいSTC比較部に対応する復調・誤り訂正部4,
5,6が出力した各トランスポートストリームパケット
a,b,cのいずれかを優先させて多重化するよう、多
重化部17を制御する。
【0039】ここでは番組Aをオーディオ・ビデオデコ
ーダ15で再生して視聴しているので、デジタル放送A
に対応するSTC比較部10の差分値が指定値を超えた
場合には、STC比較部10,11,12の差分値の比
較結果に基づいた優先制御部16による制御より優先
し、番組Aを含んでいるトランスポートストリームaを
最優先して多重化するよう、視聴優先制御部21が多重
化部17を制御する。
ーダ15で再生して視聴しているので、デジタル放送A
に対応するSTC比較部10の差分値が指定値を超えた
場合には、STC比較部10,11,12の差分値の比
較結果に基づいた優先制御部16による制御より優先
し、番組Aを含んでいるトランスポートストリームaを
最優先して多重化するよう、視聴優先制御部21が多重
化部17を制御する。
【0040】これにより、デジタル放送B、Cで受信し
たトランスポートストリームのビットレートが極端に高
くなった場合でも、視聴している番組Aを含むデジタル
放送Aで受信したトランスポートストリームaのデータ
処理の遅れが発生しないよう制御することができる。
たトランスポートストリームのビットレートが極端に高
くなった場合でも、視聴している番組Aを含むデジタル
放送Aで受信したトランスポートストリームaのデータ
処理の遅れが発生しないよう制御することができる。
【0041】なお、本発明の実施例のトランスポートス
トリームデコーダを用いたデジタル放送受信装置の説明
において、放送入力部の数を3としたが、任意の数とす
ることができる。
トリームデコーダを用いたデジタル放送受信装置の説明
において、放送入力部の数を3としたが、任意の数とす
ることができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載のトランスポートストリー
ムデコーダによれば、データ処理の遅れているトランス
ポートストリームの多重化処理を優先することで、デー
タ処理の遅れを回復することができる。これにより、ト
ランスポートストリームのビットレートが変動した場合
でも、各トランスポートストリームのデータ処理の遅れ
を最小限にし、途切れの無い映像や音声の再生を行うこ
とができる。
ムデコーダによれば、データ処理の遅れているトランス
ポートストリームの多重化処理を優先することで、デー
タ処理の遅れを回復することができる。これにより、ト
ランスポートストリームのビットレートが変動した場合
でも、各トランスポートストリームのデータ処理の遅れ
を最小限にし、途切れの無い映像や音声の再生を行うこ
とができる。
【0043】また、請求項2記載のトランスポートスト
リームデコーダによれば、指定した放送入力部から出力
されるトランスポートストリームにおいて、STC比較
部の差分値が指定値を超えた場合に、そのトランスポー
トストリームを最優先して多重化することで、その他の
トランスポートストリームのビットレートが変化して
も、指定した番組のトランスポートストリームのデータ
処理で、遅れが発生しないようにすることができる。
リームデコーダによれば、指定した放送入力部から出力
されるトランスポートストリームにおいて、STC比較
部の差分値が指定値を超えた場合に、そのトランスポー
トストリームを最優先して多重化することで、その他の
トランスポートストリームのビットレートが変化して
も、指定した番組のトランスポートストリームのデータ
処理で、遅れが発生しないようにすることができる。
【0044】また、請求項3記載のトランスポートスト
リームデコーダによれば、視聴している番組のトランス
ポートストリームにおいて、STC比較部の差分値が指
定値を超えた場合に、そのトランスポートストリームを
最優先して多重化することで、その他のトランスポート
ストリームのビットレートが変化しても、現在視聴して
いる番組のトランスポートストリームのデータ処理で、
遅れが発生しないようにすることができる。
リームデコーダによれば、視聴している番組のトランス
ポートストリームにおいて、STC比較部の差分値が指
定値を超えた場合に、そのトランスポートストリームを
最優先して多重化することで、その他のトランスポート
ストリームのビットレートが変化しても、現在視聴して
いる番組のトランスポートストリームのデータ処理で、
遅れが発生しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるトランスポートス
トリームデコーダを含むデジタル放送受信装置の構成図
である。
トリームデコーダを含むデジタル放送受信装置の構成図
である。
【図2】本発明の実施の形態2によるトランスポートス
トリームデコーダを含むデジタル放送受信装置の構成図
である。
トリームデコーダを含むデジタル放送受信装置の構成図
である。
【図3】本発明の実施の形態3によるトランスポートス
トリームデコーダを含むデジタル放送受信装置の構成図
である。
トリームデコーダを含むデジタル放送受信装置の構成図
である。
【図4】従来例のトランスポートストリームデコーダを
含むデジタル放送受信装置の構成図である。
含むデジタル放送受信装置の構成図である。
1,2,3 チューナー 4,5,6 復調・誤り訂正部 7,8,9 STC部 10,11,12 STC比較部 16 優先制御部 17 多重化部 18 分離部 19 オーディオ・ビデオデコーダ 20 デジタル出力部 21 入力優先制御部 22 視聴優先制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA25 AA28 AA29 BA25 BA30 DA01 5C059 KK00 MA00 RB02 RB10 RC04 SS02 TA00 TB00 TC00 TD05 UA05 5K028 AA01 BB06 CC05 EE03 KK01 KK12 KK32 LL13 NN01 RR04 5K061 AA04 BB06 FF11
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の局からデジタル放送された夫々の
トランスポートストリームを復号して出力する複数の放
送入力部と、 前記各放送入力部に入力された夫々のトランスポートス
トリームをトランスポートストリームパケット単位で多
重化し、1つのトランスポートストリームを構成して出
力する多重化部と、 前記多重化部で多重化されたトランスポートストリーム
から、指定された番組のデータを含むトランスポートス
トリームパケットを抽出する分離部と、 前記各放送入力部に対応付けして夫々設けられており、
夫々のトランスポートストリームに含まれるPCR情報
を抽出するよう前記分離部に指示し、前記抽出したPC
R情報を初期値として設定した後、指定された周波数で
クロックをカウントアップするSTC部と、 前記各放送入力部に対応付けして夫々設けられており、
夫々のトランスポートストリームに含まれるPCR情報
を抽出するよう前記分離部に指示し、前記抽出したPC
R情報と前記STC部の計数値との差分値を計算し、前
記差分値を記憶するSTC比較部と、 前記夫々のSTC比較部に記憶されている差分値を比較
し、値の大きい又は小さい順番に従って、前記特定の放
送入力部に入力されたトランスポートストリームを優先
して多重化するよう、前記多重化部を制御する優先制御
部と、を具備することを特徴とするトランスポートスト
リームデコーダ。 - 【請求項2】 前記各放送入力部に入力されたトランス
ポートストリームのうち、指定された放送入力部に入力
されたトランスポートストリームに対応する前記STC
比較部の差分値が指定値を超えた場合には、前記優先制
御部の各STC比較部の差分値の比較結果によらず、前
記放送入力部に入力されたトランスポートストリームを
最優先して多重化するよう、前記多重化部を制御する入
力優先制御部を更に設けたことを特徴とする請求項1記
載のトランスポートストリームデコーダ。 - 【請求項3】 前記各放送入力部に入力されたトランス
ポートストリームのうち、視聴する番組を含むトランス
ポートストリームの入力部に対応する前記STC比較部
の差分値が指定値を超えた場合には、前記優先制御部の
各STC比較部の差分値の比較結果によらず、前記視聴
する番組を含むトランスポートストリームを最優先して
多重化するよう、前記多重化部を制御する視聴優先制御
部を更に設けたことを特徴とする請求項1記載のトラン
スポートストリームデコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000168568A JP2001346204A (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | トランスポートストリームデコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000168568A JP2001346204A (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | トランスポートストリームデコーダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001346204A true JP2001346204A (ja) | 2001-12-14 |
Family
ID=18671555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000168568A Pending JP2001346204A (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | トランスポートストリームデコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001346204A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2202976A1 (en) * | 2008-12-24 | 2010-06-30 | Kabushi Kaisha Toshiba | Digital broadcast receiving apparatus and signal processing method |
US8446951B2 (en) | 2007-09-28 | 2013-05-21 | Nec Corporation | Dynamic image receiving apparatus, dynamic image receiving method and program |
-
2000
- 2000-06-06 JP JP2000168568A patent/JP2001346204A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8446951B2 (en) | 2007-09-28 | 2013-05-21 | Nec Corporation | Dynamic image receiving apparatus, dynamic image receiving method and program |
EP2202976A1 (en) * | 2008-12-24 | 2010-06-30 | Kabushi Kaisha Toshiba | Digital broadcast receiving apparatus and signal processing method |
JP2010154133A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Toshiba Corp | デジタル放送受信装置 |
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