JP2001345991A - ファクシミリサーバ - Google Patents

ファクシミリサーバ

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JP2001345991A
JP2001345991A JP2000166988A JP2000166988A JP2001345991A JP 2001345991 A JP2001345991 A JP 2001345991A JP 2000166988 A JP2000166988 A JP 2000166988A JP 2000166988 A JP2000166988 A JP 2000166988A JP 2001345991 A JP2001345991 A JP 2001345991A
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JP2000166988A
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Tomoyasu Hamada
智康 濱田
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファクシミリ発信者がファクシミリサーバに
対してサブアドレスを用いて宛先を指定するとき、宛先
者の電子メールアドレスを用いて、しかもサブアドレス
の文字数の制限内で、宛先指定ができるようにする。 【解決手段】ファクシミリ機21から会社10内の特定
の電子メールアドレス22をもった社員へファクシミリ
データを送信しようとするとき、送信者は、宛先社員の
電子メールアドレスの中のログイン名「suzuki.t」をサ
ブアドレスとして指定してその会社10のファクシミリ
サーバ12へファクシミリデータを送信する。ログイン
名の文字数は殆どの場合6〜10文字程度であるから、
サブアドレスの最大字数の範囲内で完全に指定できる。
ファクシミリサーバ12は、サブアドレスで指定された
宛先者のログイン名「suzuki.t」に、「@」とその会社
10のドメイン名とを付加することで、宛先の電子メー
ルアドレス「suzuki.t@ドメイン名」を自動生成し、そ
の宛先電子メールアドレス22へ受信ファクシミリデー
タを電子メールの方法で配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LANなどのコン
ピュータ通信ネットワークにおいて、そのネットワーク
上のクライアントに対し、ネットワーク外のマシンとの
間のファクシミリ通信サービスを提供するファクシミリ
サーバに関し、特に、受信したファクシミリデータを電
子メールの形で宛先クライアントに配信する技術の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】会社内LANなどのコンピュータ通信ネ
ットワークに設備されたファクシミリサーバは、LAN
外のファクシミリ機器から公衆電話網などを通じてLA
N内のクライアント宛てのファクシミリデータを受信
し、そのファクシミリ受信データを宛先クライアントに
LANを通じて配信したり、あるいは、クライアントが
例えば電子メールの形でファクシミリデータを受け取る
場合には、LAN上に設備されたメールサーバにそのフ
ァクシミリ受信データを保存したりするサービスを行
う。ファクシミリサーバにおいて、受信ファクシミリデ
ータを宛先クライアントへ配信するためには、送信元か
ら送られてくる宛先情報の中に、その宛先クライアント
を特定するためのデータが含まれている必要がある。従
来、この宛先クライアントのデータは、ファクシミリの
発信者が着信先の電話番号の他に指定することができる
「サブアドレス」と呼ばれる付加的な副情報に入れられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ファクシミリ発信者が
宛先クライアントの電子メールアドレスをサブアドレス
として指定することにより、着信側のファクシミリサー
バが受信ファクシミリデータを、そのサブドレスとして
の電子メールアドレスに電子メールの形で配信するとい
うものが既に知られている。しかし、この従来技術によ
ると、電子メールアドレスの文字数が非常に多い場合に
は、サブアドレスとして指定できる文字数の最大値はあ
まり多くないので、その電子メールアドレスをサブアド
レスとして指定することができない、という問題があ
る。
【0004】そこで、ファクシミリ発信者が宛先クライ
アントの会社内での識別コード(サブアドレスの最大文
字数以下の文字数)をサブアドレスとして指定し、着信
側のファクシミリサーバは、予め用意されているクライ
アントの識別コードと電子メールアドレスとの対応テー
ブルを用いて、指定された識別コードに対応する宛先ク
ライアントの電子メールアドレスを割り出し、その電子
メールアドレスへ受信ファクシミリデータを電子メール
で送るというものも提案されている。しかし、この従来
方法によると、発信者は、通常のコンピュータ間通信で
電子メールを送るときには電子メールアドレスで宛先指
定するのに対し、同じ者へファクシミリデータを送ると
きには社内の識別コードで宛先指定しなけばならず、よ
って、同一者について電子メールアドレスと社内識別コ
ードの双方を知っている必要があり、面倒である。特
に、識別コードが内線電話番号のような抽象的な数列で
あるような場合、憶え難いし間違い易い。
【0005】従って、本発明の目的は、ファクシミリ発
信者がファクシミリサーバに対してサブアドレスを用い
て宛先を指定するとき、宛先者の電子メールアドレスを
用いて、しかもサブアドレスの文字数の制限内で、宛先
指定ができるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に従う、受信した
ファクシミリデータを電子メールの方法で宛先へ配信す
るファクシミリサーバは、受信したファクシミリデータ
に、サブアドレスのような副情報が付加されておりその
副情報に宛先の電子メールログイン名が含まれていると
き、その宛先の電子メールログイン名から宛先の電子メ
ールアドレスを自動生成する電子メールアドレス生成手
段と、この電子メールアドレス生成手段が生成した宛先
の電子メールアドレスへ、受信したファクシミリデータ
を配信するデータ配信手段とを備える。
【0007】このファクシミリサーバを通じて特定の宛
先者へファクシミリデータを送信しようとするとき、送
信者は、宛先者のもつ電子メールアドレスの中のログイ
ン名(つまり、アットマーク「@」より左側の部分)を
副情報、例えばサブアドレス、として指定して送信操作
を行うことができる。ログイン名の文字数は殆どの場
合、6〜10文字程度であるから、副情報の最大字数の
範囲内で完全に指定できる。送信者は、宛先者の電子メ
ールアドレスさえ知っていれば、ファクシミリ送信がで
きる。
【0008】ファクシミリサーバは、送信者がサブアド
レスなどの付加的な副情報で指定した宛先者のログイン
名から、その宛先者の電子メールアドレスを自動的に生
成して、その宛先電子メールアドレスへ受信ファクシミ
リデータを電子メールの方法で配信する。電子メールア
ドレスの自動生成の方法には、幾つものバリエーション
が考え得る。一つの簡単な方法は、予め一つのドメイン
名(例えば、会社LANのドメイン名)をファクシミリ
サーバ内で決めておいて、副情報で指定されたログイン
名に「@」とそのドメイン名を付加する方法である。多
くの会社では、社内LANが1つのドメイン名を持って
いるから、この方法は多くの会社で採用できる。また、
別の方法として、各人のログイン名に対応して各人のド
メイン名をファクシミリサーバ内に設定しておいて(各
人毎にドメイン名が違っていてもよい)、副情報で指定
されたログイン名に、「@」と、そのログイン名に対応
したドメイン名とを付加するという方法も考え得る。ま
た、別の方法として、各人の完全な電子メールアドレス
をファクシミリサーバ内に設定しておいて、副情報で指
定されたログイン名に一致するログイン名をもった電子
メールアドレスを検索するという方法もある。
【0009】ログイン名の指定に用いる副情報は、その
一つの代表はサブアドレスであるが、それだけに限られ
るわけではない。例えば、他の非標準命令であるNS
C,NSS,CSI等も、これらを本発明の副情報とし
て利用することができる。すなわち、NSC,NSS,
CSI等は、現状のファクシミリプロトコルによればコ
マンドだけ設定されていて、まだ一般的には使用されて
はいないが、それを用いてログイン名を指定することも
技術的に可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態にか
かるファクシミリサーバが設置された会社内などのLA
Nの構成を示す。
【0011】会社10に設置されたLAN11には、公
衆電話回線網20と接続されたファクシミリサーバ1
1、社員が利用する多数のクライアントコンピュータ
(以下、クライアントという)13、14、…、それら
クライアントに電子メールの通信サービスを提供するメ
ールサーバ15、当該LAN11とその外部のコンピュ
ータ通信ネットワーク(例えばWANなど)22との通
信を中継するルータ17などが接続されている。多数の
クライアント13、14、…の中の少なくとも一台(例
えば、クライアント#1)は、このLAN11の管理者
が使う管理マシンとしても機能する。
【0012】この会社10内には、また、ファクシミリ
サーバ11の他にも、公衆電話回線網20に接続された
別のファクシミリ機器18がある。このファクシミリ機
器18は、後述するように、LAN11上でクライアン
ト13、14、…へのファクシミリ配信を妨げる障害が
発生したときに、ファクシミリサーバ11からファクシ
ミリ受信データを転送されてその内容をプリントアウト
するための非常用ファクシミリ受信機として利用される
(勿論、通常のファクシミリ送受信にも利用でき
る。)。
【0013】ファクシミリサーバ12は、後に詳述する
ように、公衆電話回線網20を通じて、他のファクシミ
リ機器21、18、…などとファクシミリ通信を行うこ
とができ、他のファクシミリ機器21、18、…からフ
ァクシミリデータを受信したときには、その際に発信側
から受け取ったサブアドレスに基づいて宛先の社員の電
子メールアドレスを把握し、そして、その把握した電子
メールアドレス宛ての電子メールを作成し、その電子メ
ールにそのファシミリ受信データを(例えば添付書類と
して)含ませて、その電子メールをメールサーバに送
る。
【0014】メールサーバ15は、その外部記憶装置1
6上に、個々の社員に割り当てられたメールアドレスに
よって識別される社員別のメールボックス22、23、
…を有する。この実施形態では、説明を簡単にするため
に、社員の一人一人が自分専用のクライアント13、1
4、…を1台づつ有し、よって、各社員のメールアドレ
スは各クライアント13、14、…に一対一で対応して
いるものとする(勿論、複数の社員が一台のクライアン
トを共用するため一台のクライアントに複数社員のメー
ルアドレスが設定されていたり、あるいは、一人の社員
が複数台のクライアントを使用するためその社員のメー
ルアドレスが複数のクライアントに設定されていたりし
ても、全く差し支えない。)。
【0015】各社員の電子メールアドレスは、図示の例
では、1番目のクライアント13を使う社員(例えば、
鈴木太郎さん)のそれは「suzuki.t@(当該会社10
の)ドメイン名」、2番目のクライアント14を使う社
員(例えば、山田次郎さん)のそれは「yamada.j@(当
該会社10の)ドメイン名」というようになっている。
ここで、どの社員の電子メールアドレスも、アットマー
ク「@」より右側のドメイン名は同じである。多くの会
社LANでは、そこで設定された全ての社員の電子メー
ルアドレスは、その会社のドメイン名をもっているが、
この実施形態でも、それと同様になっている。よって、
各社員の電子メールアドレスで異なる部分は、アットマ
ーク「@」より左側の、例えば「suzuki.t」、「yamad
a.j」というようなクライアント固有の電子メールログ
イン名だけである。多くの場合、この電子メールログイ
ン名は、各社員の氏名やニックネーム等を用いたもので
あって、人間にとって憶え易いものである。
【0016】メールサーバ15は、ファクシミリサーバ
12から、LAN11を通じて、ファクシミリサーバ1
2の受信したファクシミリ受信データが(例えば添付書
類として)付いた電子メールを受け取ることができ、そ
の受け取った電子メールを、その電子メールの宛先メー
ルアドレスのメールボックス22、23、…に保存し、
その後、当該メールアドレスが設定されたクライアント
13、14、…からメール受信要求が来ると、該当のメ
ールボックス22、23、…から取り出した電子メール
を、LAN11を通じて要求元のクライアント13、1
4、…へ送信する。これにより、各社員は、自己のクラ
イアント13、14、…を用いて、電子メールの方法で
自分宛てのファクシミリデータを受け取ることができ
る。
【0017】しかし、ファクシミリサーバ12が上記の
ようにファクシミリ受信データの電子メールをメールサ
ーバ15に送ろうとしたとき、それを不可能にするよう
な障害(例えば、メールサーバ15のダウンなど)がL
AN11上で発生していた場合には、ファクシミリサー
バ12は、代替手段として、ファクシミリ受信データを
非常用のファクシミリ機器18に転送する。非常用ファ
クシミリ機器18は、転送されてきたファクシミリ受信
データをプリントアウトするから、そのプリントアウト
結果を宛先の社員は受け取ることができる。
【0018】ファクシミリサーバ12は、ファクシミリ
受信データを非常用ファクシミリ機器18に転送した場
合、その旨を示すファクシミリ受信ログをファクシミリ
サーバ12内に保存する(場合によっては管理マシン1
3に送る)。管理者又は個々の社員は、定期的(例えば
毎日)又は随時に、自己が使用するマシン13、14、
…から、ファクシミリサーバ12にアクセスしてログを
参照することにより、非常用ファクシミリ機器18に転
送されたファクシミリ受信データがあったか否かを知る
ことができる。また、ファクシミリサーバ12は、その
ログを定期的又は随時に(特に、非常用ファクシミリ機
器18への転送を行ったときには)、そのログをプリン
トアウトすることもできる。
【0019】図2は、ファシミリサーバ12の内部構成
を示す。
【0020】ファクシミリサーバ12は、一台のコンピ
ュータマシンであり、そのシステムバス31に、モデム
33を介しての公衆電話回線網20とのファクシミリ通
信プロトコルを制御するファクシミリ通信制御部32、
ネットワークインタフェース35を介してのLAN11
との通信プロトコルを制御するLAN通信制御部34、
予めロードされたファクシミリサーバの機能を行うため
のプログラム(ファクシミリサーバプログラム)を実行
するCPU(制御部)36、制御部36が主メモリやワ
ークメモリなどとして利用するRAM37、及び制御部
36がファクシミリサーバ機能を行うときに必要となる
各種のパラメータ(設定データ)を格納したパラメータ
メモリ38などが接続されている。
【0021】制御部36は、上述のファクシミリサーバ
プログラムを実行することにより、次のようなファクシ
ミリサーバの機能部として機能する。第1は、受信ファ
クス保存部41であり、これは、外部のファクシミリ機
器から公衆電話回線網20を通じて送られて来たファク
シミリデータを受信して、そのファクシミリ受信データ
の宛先に対応する電子メールアドレスを宛先とする電子
メールを作成し、その電子メールにそのファクシミリ受
信データを付け、そして、その電子メールをLAN11
を通じてメールサーバ15へ送って、そのメールアドレ
スに割り当てられたメールボックスに保存させるための
処理を行う。第2は、緊急番号転送部43であり、これ
は、受信ファクス保存部41が上記のファクシミリ受信
データを付けた電子メールをメールサーバ15へ正常に
送ることができなかった場合に、その代替手段として、
パラメータメモリ38内の緊急番号記憶部54に予め設
定してある緊急電話番号(非常用ファクシミリ機器18
の電話番号)へ、そのファクシミリ受信データを転送す
る処理を行う。
【0022】第3は、ログ書き込み部43であり、これ
は、緊急番号転送部43が行ったファクシミリ受信デー
タの処理のログを、パラメータメモリ38内のログ情報
記憶部52に書き込む処理を行う。第4は、ログメール
保存部44であり、これは、ログ書き込み部43がパラ
メータメモリ38内のログ情報記憶部52にログを書き
込もうとしたとき、ログ情報記憶部52に空き領域が無
くてログを書き込めなかった場合、パラメータメモリ3
8の管理者アドレス記憶部53に予め書かれている管理
者のメールアドレスを宛先とする電子メールを作成し、
その電子メールにログの内容を書いて(又は、ログデー
タを添付して)、その電子メールをメールサーバ15へ
送って管理者メールアドレスに割り当てられたメールボ
ックスに保存させる処理を行う。
【0023】パラメータメモリ38には、上述したよう
に、ファクシミリ受信ログを保存するログ情報記憶部5
2、管理者のメールアドレスを記憶した管理者アドレス
記憶部53、及び非常用ファクシミリ機器10の電話番
号(緊急番号)を記憶した緊急番号記憶部54が格納さ
れている他、図3に例示するようなログイン名テーブル
51が格納されている。このログイン名テーブル51に
は、図3に示すように、全ての社員にそれぞれ割り当て
られた電子メールログイン名、例えば「suzuki.t」、
「yamada.j」などが全て登録されている。また、パラメ
ータメモリ38には、当該会社のドメイン名50も記憶
されている。
【0024】後述するように、外部のファクシミリ機2
1からこの会社内の或る社員に当ててファクシミリデー
タを送信するとき、発信者は、サブアドレスとして、そ
の社員の電子メールログイン名を指定することができる
(電子メールアドレス全部ではなく、「@」より左側の
ログイン名だけを指定することができる)。ここで、サ
ブアドレスとは、公衆電電話回線20を通じて通信を行
うときに、発信側機器が着信側機器の電話番号の他に指
定することができる、より詳細な宛先を示すアドレスで
ある。殆どの場合、電子メールログイン名の文字数は、
サブアドレスの最大文字数以下であるから、サブアドレ
スでログイン名は必ず指定できる。着信を受けたファク
シミリサーバ12は、そのサブアドレスにアットマーク
「@」と記憶している当該会社のドメイン名50とを自
動的に付けることで、宛先社員の電子メールアドレスを
決定し、その電子メールアドレスを宛先として受信ファ
クシミリデータを電子メールの形でメールサーバ15に
送る。
【0025】以下、上記構成をもつファクシミリサーバ
12の動作を図4〜図7のフローチャートを参照して説
明する。
【0026】図4は、ファクシミリサーバ12が外部の
ファクシミリ機器からファクシミリデータを受信すると
きの動作の流れを示す。
【0027】送信者が送信側のファクシミリ機器に対し
て、宛先社員の電子メールログイン名をサブアドレスに
設定した上で、ファクシミリサーバ12へのファクシミ
リ送信を命じると、送信側のファクシミリ機器は、ま
ず、ファクシミリサーバ12の電話番号をダイヤルする
(ステップS1)。ファクシミリサーバ12は、その電
話着信に自動応答し(S11)、そして、フェーズAの
手順に入る(S12)。送信側ファクシミリ機器も、フ
ァクシミリサーバ12の着信応答を受けて、フェーズA
の手順に入る(S2)。
【0028】フェーズAが終わると、双方ともフェーズ
Bの手順を開始し(S3,S13)、ファクシミリサー
バ12から送信側ファクシミリ機器へDISが送られる
(S13、S5)。ここで、DISとは、受信側ファク
シミリ機器(この実施形態ではファクシミリサーバ1
2)の能力を表す情報であり、送信側ファクシミリ機器
は受信側からのDISと自分の持っている能力を照らし
合わせて、実際のファクシミリ送信データを構成するこ
とになる。さて、DISの送信に続いて、送信側ファク
シミリ機器からファクシミリサーバ12へ、宛先を示す
サブアドレス(つまり、宛先社員の電子メールログイン
名)が送られる(S5、S14)。その後、送信側ファ
クシミリ機器からファクシミリサーバ12へ、ファクシ
ミリデータが送られる(S6、S15)。
【0029】ファクシミリデータを全て受信し終わる
と、ファクシミリサーバ12は、受信したファクシミリ
データを宛先へ配信するための処理を行う(S16)。
図5は、この受信データ配信処理の手順を示している。
【0030】ファクシミリサーバ12において、ファク
シミリデータの受信が終わると、図2に示したファクシ
ミリ通信制御部32から制御部36にファクシミリ受信
完了の通知が来る(S21)。この通知を受けると、フ
ァクシミリサーバ12の制御部36は、そのファクシミ
リ受信データを電子メールの方法でメールサーバ15へ
送信する(S22)。この電子メールの送信が正常に完
了すれば(S23で「はい」)、ファクシミリサーバ1
2は処理を終了する。一方、例えば次の(1)〜(5)ような
状態が発生した場合には、ファクシミリサーバ12は、
その電子メールの送信が正常に完了できなかったと判断
する(S23で「いいえ」)。
【0031】(1)LAN11のエラー、例えばLAN1
1の回線が異常で通信できなかったような場合であり、
図2に示したネットワークインタフェース35から制御
部36へエラーが通知される。
【0032】(2)メールサーバ15のアドレスのエラ
ー、すなわち、メールサーバ15に接続しようとした
が、メール通信で接続できなかった場合であり、図2に
示したLAN制御部34から制御部36へサーバ接続不
可のエラーが通知される。
【0033】(3)メールサーバ15のメモリ(メールボ
ックス)が満杯の場合、すなわち、メールサーバ15に
接続できたが、メールサーバ15のメモリが満杯でメー
ル通信ができなかった場合であり、LAN制御部34か
ら制御部36へサーバ接続不可のエラーが通知される。
【0034】(4)宛先メールアドレスが存在しなかった
場合、すなわち、メールサーバ15に接続できたが、宛
先メールアドレスがメールサーバ15に登録されていな
かったためメール通信ができなかった場合であり、LA
N制御部34から制御部36へサーバ接続不可のエラー
が通知される。
【0035】(5)メール通信エラーの場合、すなわち、
メールサーバ15に接続できたが、メール通信を行って
いる過程でエラーが発生した場合であり、LAN制御部
34から制御部36へ通信不可のエラーが通知される。
【0036】このような事情で電子メールをメールサー
バ15に送ることができなかった場合、ファクシミリサ
ーバ12は、次に、パラメータメモリ38から緊急番号
を取得して、その緊急番号をダイヤルして公衆電話回線
網20へ発信し、その緊急番号をもつ非常用ファクシミ
リ機器18に、そのファクシミリ受信データを公衆電話
回線網20を通じてファクシミリ通信で転送する(S2
5)。このファクシミリ転送が終わると、ファクシミリ
サーバ12は、そのファクシミリ受信データを非常用フ
ァクシミリ機器18へ転送した旨のログを保存する処理
を行なう(S26)。結果として、LAN11経由でフ
ァクシミリ受信データを宛先社員へ送ることができなく
ても、非常用ファクシミリ機器18にそのファクシミリ
受信データを転送してプリントアウトさせることができ
るので、そのプリントアウト結果を宛先の社員に手渡し
することが可能となる。また、非常用ファクシミリ機器
18に転送した旨をログとして保存してあるので、管理
者等がログを適切にチェックしていれば、宛先社員がそ
れを知らず仕舞いなってしまうことはない。
【0037】図6は、図5のステップS22のファクシ
ミリ受信データをメールサーバ15へ転送する処理の詳
細を示している。
【0038】ファクシミリサーバ12は、図4に示した
ステップS14でサブアドレス(つまり、宛先社員の電
子メールログイン名であり、1人又は複数人の社員のロ
グイン名が設定できる)を受信すると(S31で「は
い」)、そのサブアドレスつまり宛先ログイン名を記憶
した(S32)後、図2、3に示したログイン名テーブ
ル51から、その記憶した宛先ログイン名に一致したロ
グイン名を探す(S33)。その結果、一致したログイ
ン名が見つかれば(S34で「はい」)、その一致した
ログイン名にアットマーク「@」と予め記憶している当
該会社のドメイン名50とを付加することで宛先社員の
電子メールアドレスを作成し、その電子メールアドレス
をメール配信リストに追加登録する(S35)。このよ
うにサブアドレスとして指定されたメールログイン名か
らメールアドレスを自動作成してメール配信リストに追
加登録する処理を、受信した全てのサブアドレスについ
て繰り返す(S36)。
【0039】その後、メール配信リストを見て、そこに
一つでもメールアドレスが登録されていれば(S37で
「はい」)、その登録されているメールアドレスを宛先
にした電子メールにファクシミリ受信データを付けて、
メールサーバ15へ送る(S38)。一方、メール配信
リストにメールアドレスが全く登録されていなければ
(S37で「いいえ」)、所定の固定のメールアドレス
(例えば、会社の代表メールアドレスなど)を宛先にし
た電子メールにファクシミリ受信データを付けて、メー
ルサーバ15へ送る(S39)。なお、図4に示したス
テップS14でサブアドレスを受信しなかった場合に
も、同様にステップS39を行う。
【0040】図7は、図5のステップS26でファクシ
ミリ受信ログを保存するときの手順を示す。
【0041】ファクシミリサーバ12にて、非常用ファ
クシミリ機器18とのファクシミリ通信が完了すると、
図2に示したファクシミリ通信制御部32から制御部3
6へファクシミリ通信完了の通知が来る(S41)。こ
の通知を受けると、ファクシミリサーバ12の制御部3
6は、パラメータメモリ38のログ情報記憶部53に新
たなログを書き込める空き領域があるか否かチェックし
(S42)、空き領域があれば、そのファクシミリ受信
データを非常用ファクシミリ機器18へ転送した旨のロ
グ情報をパラメータメモリ38のログ情報記憶部53に
書き込む(S43)。一方、上記空き領域が無い場合に
は、パラメータメモリ38に書かれている管理者のメー
ルアドレスを宛先とした電子メールを作成し、その電子
メールに現在のログの内容を本文として書くか又はその
ログデータを添付して、その管理者宛て電子メールをメ
ールサーバ15へ送信する(S44)。
【0042】以上、本発明の一実施形態を説明したが、
この実施形態はあくまで本発明の説明のための例示であ
り、本発明をこれら実施形態にのみ限定する趣旨ではな
い。従って、本発明は、その要旨を逸脱することなし
に、上記実施形態以外の様々な形態でも実施することが
できる。
【0043】上述した実施形態では、メールサーバはサ
ブアドレスとして受信した宛先ログイン名に「@」と固
定のドメイン名とを付加して宛先電子メールアドレスを
作成した。しかし、別法として、メールサーバが図8に
示すような全社員の電子メールアドレス(又はログイン
名とドメイン名とのセット)(ドメイン名は社員毎に違
っていても良い)を登録したテーブル55をもってい
て、サブアドレスとして宛先ログイン名を受信すると、
そのテーブル55から受信した宛先ログイン名と一致す
るログイン名をもった電子メールアドレスを検索して宛
先電子メールアドレスとしてもよい。図8の例では、例
えば宛先ログイン名が「suzuki.t」であれば、宛先電子
メールアドレスは「suzuki.t@komatsu1.co.jp」とな
る。この方法によれば、個々の社員の電子メールアドレ
スのドメイン名が違っていても対応することができる。
【0044】また、サブアドレスとして宛先の電子メー
ルログイン名が指定できるだけでなく、完全な電子メー
ルアドレスや内線番号のような識別コードも指定できる
ようにすることもできる。例えば、ファクシミリサーバ
は、サブアドレスの中身がメールログイン名であるか、
完全な電子メールアドレスであるか、識別コードである
かを判断して(例えば、全社員のメールログイン名、電
子メールアドレス及び識別コードを登録したテーブルを
持っていて、そのテーブルと受信サブアドレスとを対比
する方法で判断して)、メールログイン名であれば本発
明の原理に従って宛先電子メールアドレスを自動生成
し、また、完全な電子メールアドレスであればそれをそ
のまま宛先電子メールアドレスにし、また、識別コード
であれば予め用意された全社員の識別コードと電子メー
ルアドレスとの対応テーブルから宛先の電子メールアド
レスを検索するように構成することができる。
【0045】また、ファクシミリサーバと非常用ファク
シミリ機器とは、公衆電話回線とはまた別の通信回線
(例えば、社内の電話回線など)を通じて接続されてい
てもよい。ファクシミリサーバは、メールサーバ又はク
ライアントライアントと同じマシンに搭載されていても
よい。
【0046】ログイン名の指定に用いる副情報はサブア
ドレスだけに限られるわけではなく、例えば、他の非標
準命令であるNSC,NSS,CSI等を、副情報とし
て用いて、ログイン名を指定することも技術的に可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるファクシミリサー
バが設置された会社内LANの構成を示すブロック図。
【図2】ファシミリサーバ12の構成を示すブロック
図。
【図3】アドレステーブル51を示す図。
【図4】ファクシミリサーバ12が外部のファクシミリ
機器からファクシミリデータを受信するときの動作を示
すフローチャート。
【図5】受信データ配信処理の手順を示すフローチャー
ト。
【図6】図5のステップS22のファクシミリ受信デー
タをメールサーバ15へ転送する処理の詳細を示すフロ
ーチャート。
【図7】図5のステップS26でファクシミリ受信ログ
を保存するときの手順を示すフローチャート。
【図8】社員の電子メールアドレスを登録したテーブル
の例を示す図。
【符号の説明】
11 LAN 12 ファクシミリサーバ 13、14 クライアントコンピュータ 15 メールサーバ 18 非常用ファクシミリ機器 20 公衆電話回線網 21 外部のファクシミリ機器 31 システムバス 32 ファクシミリ通信制御部 34 LAN制御部 36 制御部(CPU) 38 パラメータメモリ 41 受信ファックス保存部 42 緊急番号転送部 43 ログ書き込み部 44 ログメール保存部 51 ログイン名テーブル 52 ログ情報記憶部 53 管理者アドレス記憶部 54 緊急番号記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA02 AA13 AA35 AB43 AC29 AC43 AC58 AE14 AF02 BA00 BC01 BD09 5C075 AB90 BA05 BA08 CA01 CA14 CA90 CD07 FF90 5K101 KK01 KK02 KK20 LL03 LL05 MM07 NN18 NN21 RR05 SS07 TT04 TT05 UU18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したファクシミリデータを電子メー
    ルの方法で宛先へ配信するファクシミリサーバにおい
    て、 前記受信したファクシミリデータに副情報が付加されて
    おり前記副情報に前記宛先の電子メールログイン名が含
    まれているとき、前記宛先の電子メールログイン名から
    前記宛先の電子メールアドレスを自動生成する電子メー
    ルアドレス生成手段と、 前記電子メールアドレス生成手段が生成した前記宛先の
    電子メールアドレスへ、前記受信したファクシミリデー
    タを配信するデータ配信手段と、を備えたファクシミリ
    サーバ。
  2. 【請求項2】 電子メールアドレス生成手段が、受信し
    た前記副情報に含まれていた前記宛先の電子メールログ
    イン名と、予め用意されているドメイン名とから、前記
    宛先の電子メールアドレスを自動生成する請求項1記載
    のファクシミリサーバ。
  3. 【請求項3】 電子メールアドレス生成手段が、予め用
    意されている電子メールアドレス群の中から、前記副情
    報に含まれていた前記宛先の電子メールログイン名と一
    致する電子メールログイン名をもつ電子メールアドレス
    を検索して、検索した電子メールアドレスを前記宛先の
    電子メールアドレスとする請求項1記載のファクシミリ
    サーバ。
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Cited By (4)

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