JP2001345961A - 医用画像蓄積配信装置及び該配信装置を用いた医用画像蓄積配信システム - Google Patents
医用画像蓄積配信装置及び該配信装置を用いた医用画像蓄積配信システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】適切な医用画像を属性データと共に通信回線を
介して配信することの出来る、医用画像蓄積配信装置及
び配信システムの提供。 【解決手段】医用画像機器５により捕捉された医用画像
Ｄ１を格納した第１のメモリ手段１０、１７を有し、該
格納された医用画像を通信回線２１を介して外部の端末
表示装置２２に対して配信することの出来る医用画像蓄
積配信装置２において、医用画像機器の種別Ｋ１と医用
画像の捕捉部位Ｋ２別に、医用画像Ｄ１に対する圧縮率
Ｃ１を格納した第２のメモリ手段１３を設け、配信要求
があった医用画像を種別Ｋ１及び部位Ｋ２に対応する圧
縮率で圧縮し、前記通信回線を介して配信する。端末２
２側で解像度に支障が生じない程度の圧縮率での医用画
像Ｄ１の通信回線を介した配信が可能となり、高速な医
用画像Ｄ１の転送と、正確な医用画像の提供が可能とな
る。
介して配信することの出来る、医用画像蓄積配信装置及
び配信システムの提供。 【解決手段】医用画像機器５により捕捉された医用画像
Ｄ１を格納した第１のメモリ手段１０、１７を有し、該
格納された医用画像を通信回線２１を介して外部の端末
表示装置２２に対して配信することの出来る医用画像蓄
積配信装置２において、医用画像機器の種別Ｋ１と医用
画像の捕捉部位Ｋ２別に、医用画像Ｄ１に対する圧縮率
Ｃ１を格納した第２のメモリ手段１３を設け、配信要求
があった医用画像を種別Ｋ１及び部位Ｋ２に対応する圧
縮率で圧縮し、前記通信回線を介して配信する。端末２
２側で解像度に支障が生じない程度の圧縮率での医用画
像Ｄ１の通信回線を介した配信が可能となり、高速な医
用画像Ｄ１の転送と、正確な医用画像の提供が可能とな
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、医用画像機器で捕
捉された医用画像を蓄積すると共に、通信ネットワーク
を介して端末に当該画像を編集配信する医用画像蓄積配
信装置及び該配信装置を用いた医用画像蓄積配信システ
ムに関する。
捉された医用画像を蓄積すると共に、通信ネットワーク
を介して端末に当該画像を編集配信する医用画像蓄積配
信装置及び該配信装置を用いた医用画像蓄積配信システ
ムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の医用画像蓄積配信装置は
該蓄積配信装置内に貯蔵された医用画像を、主に病院内
で専用の端末機に対してのみ配信する方式が一般的であ
った。しかし、最近のようにインターネットなどの通信
ネットワークが発達するにつれ、そうした通信ネットワ
ークを利用して医用画像蓄積配信装置から医用画像の配
信を受けられることが、医療環境を向上する上で望まれ
ている。
該蓄積配信装置内に貯蔵された医用画像を、主に病院内
で専用の端末機に対してのみ配信する方式が一般的であ
った。しかし、最近のようにインターネットなどの通信
ネットワークが発達するにつれ、そうした通信ネットワ
ークを利用して医用画像蓄積配信装置から医用画像の配
信を受けられることが、医療環境を向上する上で望まれ
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした通信
ネットワークを利用する場合、データ転送速度に限界が
あるために医用画像蓄積配信装置に蓄積された医用画像
を何らの処理も行わずに配信することは、データの転送
に多大な時間を要し、実用的ではない。また、画像を縮
小したり画像データを圧縮して送出する方式も考えられ
るが、医用画像は、画像の捕捉に使用する医用画像機器
及び、脳、肺、腹部など画像の捕捉部位により必要な大
きさや解像度が異なり、それに応じて必要な画像サイズ
や圧縮度なども相違する。また、当該医用画像を必要と
する個々の医師などにおいても、状況に応じて画像サイ
ズや圧縮度、従って、大きさや解像度が相違するもので
ある。しかし、医用画像を広く一般に活用するために
は、端末側の装置として特殊な画像処理機能を持たせる
ようなことは望ましくない。
ネットワークを利用する場合、データ転送速度に限界が
あるために医用画像蓄積配信装置に蓄積された医用画像
を何らの処理も行わずに配信することは、データの転送
に多大な時間を要し、実用的ではない。また、画像を縮
小したり画像データを圧縮して送出する方式も考えられ
るが、医用画像は、画像の捕捉に使用する医用画像機器
及び、脳、肺、腹部など画像の捕捉部位により必要な大
きさや解像度が異なり、それに応じて必要な画像サイズ
や圧縮度なども相違する。また、当該医用画像を必要と
する個々の医師などにおいても、状況に応じて画像サイ
ズや圧縮度、従って、大きさや解像度が相違するもので
ある。しかし、医用画像を広く一般に活用するために
は、端末側の装置として特殊な画像処理機能を持たせる
ようなことは望ましくない。
【０００４】更に、通信ネットワークを介した医用画像
の配信においては、通常端末表示装置側には、医用画像
に関する、患者名や撮影日時などの画像属性データが必
要となり、そうしたデータを簡単に得ることが出来る医
用画像蓄積配信装置の開発が望まれていた。
の配信においては、通常端末表示装置側には、医用画像
に関する、患者名や撮影日時などの画像属性データが必
要となり、そうしたデータを簡単に得ることが出来る医
用画像蓄積配信装置の開発が望まれていた。
【０００５】本発明は、上記した事情に鑑み、端末の通
信接続状況に応じて、蓄積された医用画像を処理し、適
切な医用画像を当該画像に関する属性データと共に配信
することの出来る、医用画像蓄積配信装置及び該配信装
置を用いた医用画像蓄積配信システムを提供することを
目的とするものである。
信接続状況に応じて、蓄積された医用画像を処理し、適
切な医用画像を当該画像に関する属性データと共に配信
することの出来る、医用画像蓄積配信装置及び該配信装
置を用いた医用画像蓄積配信システムを提供することを
目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明によれ
ば、複数の医用画像機器（５）により捕捉された医用画
像（Ｄ１）を格納した第１のメモリ手段（１０、１７）
を有し、前記メモリ手段に格納された医用画像を通信回
線（２１）を介して外部の端末表示装置（２２）に対し
て配信することの出来る医用画像蓄積配信装置（２）に
おいて、前記医用画像機器の種別（Ｋ１）と医用画像の
捕捉部位（Ｋ２）別に、前記医用画像の医用画像（Ｄ
１）に対する圧縮率（Ｃ１）を格納した第２のメモリ手
段（１３）を設け、前記端末表示装置から配信要求があ
った医用画像に対応する圧縮率を前記第２のメモリ手段
を検索することにより読み出して、前記第１のメモリ手
段内の前記配信要求があった医用画像を当該圧縮率で圧
縮する医用画像データ処理手段（１１）を設け、前記医
用画像データ処理手段により圧縮された医用画像を前記
通信回線を介して、前記医用画像の配信要求がなされた
端末表示装置に対して配信する医用画像配信手段（９）
を設けて構成される。
ば、複数の医用画像機器（５）により捕捉された医用画
像（Ｄ１）を格納した第１のメモリ手段（１０、１７）
を有し、前記メモリ手段に格納された医用画像を通信回
線（２１）を介して外部の端末表示装置（２２）に対し
て配信することの出来る医用画像蓄積配信装置（２）に
おいて、前記医用画像機器の種別（Ｋ１）と医用画像の
捕捉部位（Ｋ２）別に、前記医用画像の医用画像（Ｄ
１）に対する圧縮率（Ｃ１）を格納した第２のメモリ手
段（１３）を設け、前記端末表示装置から配信要求があ
った医用画像に対応する圧縮率を前記第２のメモリ手段
を検索することにより読み出して、前記第１のメモリ手
段内の前記配信要求があった医用画像を当該圧縮率で圧
縮する医用画像データ処理手段（１１）を設け、前記医
用画像データ処理手段により圧縮された医用画像を前記
通信回線を介して、前記医用画像の配信要求がなされた
端末表示装置に対して配信する医用画像配信手段（９）
を設けて構成される。
【０００７】請求項２の発明は、前記端末表示装置から
通信回線を介して前記第１のメモリ手段中に格納された
医用画像の配信要求があった場合に、前記医用画像蓄積
配信装置と前記通信回線を介した前記端末表示装置間の
通信状態を判定する通信状態判定部（１２）を設け、前
記医用画像データ処理手段は、前記通信状態判定部で判
定された通信状態に応じて、前記医用画像に対する圧縮
率（Ｃ１）を変更することを特徴として構成される。
通信回線を介して前記第１のメモリ手段中に格納された
医用画像の配信要求があった場合に、前記医用画像蓄積
配信装置と前記通信回線を介した前記端末表示装置間の
通信状態を判定する通信状態判定部（１２）を設け、前
記医用画像データ処理手段は、前記通信状態判定部で判
定された通信状態に応じて、前記医用画像に対する圧縮
率（Ｃ１）を変更することを特徴として構成される。
【０００８】請求項３の発明は、前記医用画像データ処
理手段は、前記通信回線を介して前記端末表示装置側か
ら圧縮率の変更が要求された場合には、前記第１のメモ
リ手段中に格納された医用画像に対する圧縮率を、前記
端末表示装置からの変更要求に対応して変更することが
出来るようにして構成される。
理手段は、前記通信回線を介して前記端末表示装置側か
ら圧縮率の変更が要求された場合には、前記第１のメモ
リ手段中に格納された医用画像に対する圧縮率を、前記
端末表示装置からの変更要求に対応して変更することが
出来るようにして構成される。
【０００９】請求項４の発明は、前記第１のメモリ手段
は、前記医用画像と共に、該医用画像に対応した属性デ
ータ（Ｚ１）を格納しており、前記端末表示装置から配
信要求があった医用画像に対応する属性データを前記第
１のメモリから読み出して、該属性データと対応する医
用画像を、前記端末表示装置に対して配信する医用画像
として合成する画像編集手段（１１）を設けて構成され
る。
は、前記医用画像と共に、該医用画像に対応した属性デ
ータ（Ｚ１）を格納しており、前記端末表示装置から配
信要求があった医用画像に対応する属性データを前記第
１のメモリから読み出して、該属性データと対応する医
用画像を、前記端末表示装置に対して配信する医用画像
として合成する画像編集手段（１１）を設けて構成され
る。
【００１０】請求項５の発明は、医用画像蓄積配信シス
テムの発明であり、請求項１記載の医用画像蓄積配信装
置と複数の端末表示装置を通信ネットワークを介して接
続し、前記端末表示装置に医用画像の配信要求手段を設
け、前記端末表示装置からの医用画像の配信要求に応じ
て前記医用画像蓄積配信装置から当該配信要求が出され
た端末表示装置に対して前記医用画像を配信するように
して構成される。
テムの発明であり、請求項１記載の医用画像蓄積配信装
置と複数の端末表示装置を通信ネットワークを介して接
続し、前記端末表示装置に医用画像の配信要求手段を設
け、前記端末表示装置からの医用画像の配信要求に応じ
て前記医用画像蓄積配信装置から当該配信要求が出され
た端末表示装置に対して前記医用画像を配信するように
して構成される。
【００１１】請求項６の発明は、請求項５記載の医用画
像蓄積配信システムにおいて、前記端末表示装置には、
前記医用画像蓄積配信装置から配信される医用画像の圧
縮率の変更を要求する手段を設け、前記端末表示装置か
らの医用画像の圧縮率の変更要求が出された場合には、
前記医用画像蓄積配信装置は、前記端末表示装置に対し
て既に配信された前記医用画像について、その圧縮率を
変更した医用画像を再度配信するようにして構成され
る。
像蓄積配信システムにおいて、前記端末表示装置には、
前記医用画像蓄積配信装置から配信される医用画像の圧
縮率の変更を要求する手段を設け、前記端末表示装置か
らの医用画像の圧縮率の変更要求が出された場合には、
前記医用画像蓄積配信装置は、前記端末表示装置に対し
て既に配信された前記医用画像について、その圧縮率を
変更した医用画像を再度配信するようにして構成され
る。
【００１２】請求項７の発明は、請求項５記載の医用画
像蓄積配信システムにおいて、前記通信ネットワーク
は、インターネットであることを特徴として構成され
る。
像蓄積配信システムにおいて、前記通信ネットワーク
は、インターネットであることを特徴として構成され
る。
【００１３】請求項８の発明は、複数の医用画像機器
（５）により捕捉された医用画像（Ｄ１）を格納した第
１のメモリ手段（１０、１７）を有し、前記メモリ手段
に格納された医用画像を通信回線を介して外部の端末表
示装置（２２）に対して配信することの出来る医用画像
蓄積配信装置（２）において、前記医用画像機器の種別
（Ｋ１）と医用画像の捕捉部位（Ｋ２）別に、前記医用
画像に対する配信画像サイズ（ＰＫ）を格納した第２の
メモリ手段を設け、前記端末表示装置から配信要求があ
った医用画像に対応する配信画像サイズ（ＰＫ）を前記
第２のメモリ手段を検索することにより読み出して、前
記第１のメモリ手段内の前記配信要求があった医用画像
に対応する医用画像を当該画像サイズ（ＰＫ）に縮小す
る医用画像データ処理手段を設け、前記医用画像データ
処理手段により縮小された医用画像を前記通信回線を介
して、前記医用画像の配信要求がなされた端末表示装置
に対して配信する医用画像配信手段を設けて構成され
る。
（５）により捕捉された医用画像（Ｄ１）を格納した第
１のメモリ手段（１０、１７）を有し、前記メモリ手段
に格納された医用画像を通信回線を介して外部の端末表
示装置（２２）に対して配信することの出来る医用画像
蓄積配信装置（２）において、前記医用画像機器の種別
（Ｋ１）と医用画像の捕捉部位（Ｋ２）別に、前記医用
画像に対する配信画像サイズ（ＰＫ）を格納した第２の
メモリ手段を設け、前記端末表示装置から配信要求があ
った医用画像に対応する配信画像サイズ（ＰＫ）を前記
第２のメモリ手段を検索することにより読み出して、前
記第１のメモリ手段内の前記配信要求があった医用画像
に対応する医用画像を当該画像サイズ（ＰＫ）に縮小す
る医用画像データ処理手段を設け、前記医用画像データ
処理手段により縮小された医用画像を前記通信回線を介
して、前記医用画像の配信要求がなされた端末表示装置
に対して配信する医用画像配信手段を設けて構成され
る。
【００１４】
【発明の効果】請求項１の発明によれば、医用画像機器
の種別（Ｋ１）と捕捉部位（Ｋ２）別に設定された医用
画像（Ｄ１）に対する圧縮率（Ｃ１）が格納され、該圧
縮率に基づいて医用画像（Ｄ１）が圧縮配信されるの
で、医用画像機器及び捕捉部位別に、端末表示装置（２
２）側で解像度に支障が生じない程度の圧縮率での、医
用画像（Ｄ１）の通信回線を介した配信が可能となり、
高速な医用画像（Ｄ１）の転送と、正確な医用画像の端
末表示装置（２２）への提供との両立が可能となる。
の種別（Ｋ１）と捕捉部位（Ｋ２）別に設定された医用
画像（Ｄ１）に対する圧縮率（Ｃ１）が格納され、該圧
縮率に基づいて医用画像（Ｄ１）が圧縮配信されるの
で、医用画像機器及び捕捉部位別に、端末表示装置（２
２）側で解像度に支障が生じない程度の圧縮率での、医
用画像（Ｄ１）の通信回線を介した配信が可能となり、
高速な医用画像（Ｄ１）の転送と、正確な医用画像の端
末表示装置（２２）への提供との両立が可能となる。
【００１５】請求項２の発明によれば、通信状態判定部
（１２）により判定された通信状態で医用画像（Ｄ１）
が圧縮され、配信されるので、通信回線のデータ転送速
度に応じて適宜な圧縮率の設定が可能となり、適切な医
用画像（Ｄ１）の配信が可能となる。
（１２）により判定された通信状態で医用画像（Ｄ１）
が圧縮され、配信されるので、通信回線のデータ転送速
度に応じて適宜な圧縮率の設定が可能となり、適切な医
用画像（Ｄ１）の配信が可能となる。
【００１６】請求項３の発明によれば、端末表示装置
（２２）側からの圧縮率の変更要求が可能となるので、
配信されてきた医用画像の解像度が悪い場合でも、再度
の医用画像の配信要求ができ、信頼性の高い医用画像蓄
積配信装置の提供が可能となる。
（２２）側からの圧縮率の変更要求が可能となるので、
配信されてきた医用画像の解像度が悪い場合でも、再度
の医用画像の配信要求ができ、信頼性の高い医用画像蓄
積配信装置の提供が可能となる。
【００１７】請求項４の発明によれば、画像編集手段
（１１）により、医用画像（Ｄ１）と対応する属性デー
タ（Ｚ１）が合成された形で配信されるで、端末表示装
置（２２）側で無用なデータ処理を行う必要が無く、極
めて利便性に優れる。
（１１）により、医用画像（Ｄ１）と対応する属性デー
タ（Ｚ１）が合成された形で配信されるで、端末表示装
置（２２）側で無用なデータ処理を行う必要が無く、極
めて利便性に優れる。
【００１８】請求項５の発明によれば、端末表示装置
（２２）から通信ネットワークを介して医用画像蓄積配
信装置に蓄積された医用画像の配信を受けることが出来
るので、遠隔地や僻地おいても迅速な医療活動が可能と
なる。
（２２）から通信ネットワークを介して医用画像蓄積配
信装置に蓄積された医用画像の配信を受けることが出来
るので、遠隔地や僻地おいても迅速な医療活動が可能と
なる。
【００１９】請求項６の発明によれば、圧縮率の変更に
伴うデータ処理は、医用画像蓄積配信装置側で行うの
で、端末表示装置（２２）側に、医用画像（Ｄ１）の圧
縮率を変更した形でデータ処理するための特別な手段が
不要となるので、端末表示装置としてパソコンなどの簡
便な装置で、医用画像を簡単に得ることが出来、遠隔地
や僻地おいても迅速な医療活動が可能となる。
伴うデータ処理は、医用画像蓄積配信装置側で行うの
で、端末表示装置（２２）側に、医用画像（Ｄ１）の圧
縮率を変更した形でデータ処理するための特別な手段が
不要となるので、端末表示装置としてパソコンなどの簡
便な装置で、医用画像を簡単に得ることが出来、遠隔地
や僻地おいても迅速な医療活動が可能となる。
【００２０】請求項７の発明によれば、インターネット
を利用することにより、既存の通信回線を使用すること
が出来、コストが掛からず、便利である。
を利用することにより、既存の通信回線を使用すること
が出来、コストが掛からず、便利である。
【００２１】請求項８の発明によれば、医用画像機器及
び捕捉部位別に、端末表示装置（２２）側で画像の理解
に支障が生じない程度の画像サイズ（ＰＫ）で、医用画
像の通信回線を介した配信が可能となり、高速な医用画
像（Ｄ１）の転送と、正確な医用画像の端末表示装置
（２２）への提供との両立が可能となる。
び捕捉部位別に、端末表示装置（２２）側で画像の理解
に支障が生じない程度の画像サイズ（ＰＫ）で、医用画
像の通信回線を介した配信が可能となり、高速な医用画
像（Ｄ１）の転送と、正確な医用画像の端末表示装置
（２２）への提供との両立が可能となる。
【００２２】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【００２３】
【発明の実施の形態】図１は、本発明が適用される医用
画像蓄積配信装置及び該配信装置を用いた医用画像蓄積
配信システムの一例を示す制御ブロック図、図２は、画
像圧縮テーブルの一例を示す図、図３は送出画像編集部
による画像編集の一例を示す図である。
画像蓄積配信装置及び該配信装置を用いた医用画像蓄積
配信システムの一例を示す制御ブロック図、図２は、画
像圧縮テーブルの一例を示す図、図３は送出画像編集部
による画像編集の一例を示す図である。
【００２４】医用画像蓄積配信システム１は、図１に示
すように、病院などに配置された医用画像蓄積配信装置
２を有しており、医用画像蓄積配信装置２には、データ
変換装置３を介して、内視鏡装置、コンピュータ断層撮
影装置（ＣＴ）、磁気共鳴画像撮影装置（ＭＲＩ）など
の複数の医用画像機器５、５が接続されている。この接
続は、オンライン及びオフラインを問わない。また、医
用画像蓄積装置２と同一のデータフォーマトを使用して
いる医用画像機器５の場合には、データ変換装置３を介
することなくイントラネットなどのネットワークを介し
て医用画像蓄積装置２に直接接続される場合もある。
すように、病院などに配置された医用画像蓄積配信装置
２を有しており、医用画像蓄積配信装置２には、データ
変換装置３を介して、内視鏡装置、コンピュータ断層撮
影装置（ＣＴ）、磁気共鳴画像撮影装置（ＭＲＩ）など
の複数の医用画像機器５、５が接続されている。この接
続は、オンライン及びオフラインを問わない。また、医
用画像蓄積装置２と同一のデータフォーマトを使用して
いる医用画像機器５の場合には、データ変換装置３を介
することなくイントラネットなどのネットワークを介し
て医用画像蓄積装置２に直接接続される場合もある。
【００２５】また、医用画像蓄積配信装置２は、主制御
部６を有しており、主制御部６はバス線７を介して通信
制御部９、オリジナル画像メモリ１０、送出画像編集部
１１、端末判定部１２、画像圧縮テーブルメモリ１３、
フォーマット変換部１５、キーボードなどの入力部１
６、属性情報メモリ１７、ディスプレイなどの表示部１
９及び、前述のデータ変換装置３が接続された入出力制
御部２０などを有している。通信制御部９には、インタ
ーネットなどの通信ネットワーク２１を介して、医用画
像蓄積配信装置２が配置された病院外に配置された多数
のパソコンなどからなる端末表示装置２２が相互通信可
能に接続している。
部６を有しており、主制御部６はバス線７を介して通信
制御部９、オリジナル画像メモリ１０、送出画像編集部
１１、端末判定部１２、画像圧縮テーブルメモリ１３、
フォーマット変換部１５、キーボードなどの入力部１
６、属性情報メモリ１７、ディスプレイなどの表示部１
９及び、前述のデータ変換装置３が接続された入出力制
御部２０などを有している。通信制御部９には、インタ
ーネットなどの通信ネットワーク２１を介して、医用画
像蓄積配信装置２が配置された病院外に配置された多数
のパソコンなどからなる端末表示装置２２が相互通信可
能に接続している。
【００２６】医用画像蓄積配信装置２などは以上のよう
構成を有するので、図３（ａ）に示すように、病院内の
医用画像機器５により捕捉された患者の肉体各部の医用
画像Ｄ１は、データ変換装置３を介して医用画像用にフ
ォーマット（例えば、ＤＩＣＯＭフォーマット）された
デジタルデータに変換され、医用画像蓄積配信装置２の
入出力制御部２０に入力される。なお、図示はしない
が、医用画像機器５から直接、入出力制御部２０に医用
画像用にフォーマットされた形で医用画像Ｄ１が入力さ
れたり、前述のネットワークを介して医用画像Ｄ１が直
接入力されることもある。
構成を有するので、図３（ａ）に示すように、病院内の
医用画像機器５により捕捉された患者の肉体各部の医用
画像Ｄ１は、データ変換装置３を介して医用画像用にフ
ォーマット（例えば、ＤＩＣＯＭフォーマット）された
デジタルデータに変換され、医用画像蓄積配信装置２の
入出力制御部２０に入力される。なお、図示はしない
が、医用画像機器５から直接、入出力制御部２０に医用
画像用にフォーマットされた形で医用画像Ｄ１が入力さ
れたり、前述のネットワークを介して医用画像Ｄ１が直
接入力されることもある。
【００２７】こうしてデジタルデータに変換された医用
画像Ｄ１はオリジナル画像メモリ１０に格納される。こ
の医用画像は、当該医用画像Ｄ１を作成した各医用画像
機器５によりその大きさ及び解像度が大幅に相違し、従
って、当該医用画像を構成するデータ量も大幅に相違す
る。即ち、各医用画像機器５が撮影する医用画像の画像
データは、患者の撮影部位や症状により大幅に相違する
が、オリジナル画像メモリ１０にはそれらの医用画像Ｄ
１がオリジナルの画像サイズのまま蓄積される。また、
医用画像Ｄ１のオリジナル画像メモリ１０への蓄積に際
して、医用画像機器５から医用画像Ｄ１と共にオンライ
ンで送られてきた、図３（ａ）に示す、当該医用画像Ｄ
１に対応した医用画像機器５の種別（例えば、内視鏡装
置、コンピュータ断層撮影装置（ＣＴ）、磁気共鳴画像
撮影装置（ＭＲＩ）など）、患者の名前、撮影日時、日
付、撮影部位などの属性データＺ１も、医用画像Ｄ１と
対応づけられた形で属性情報メモリ１７に格納される。
画像Ｄ１はオリジナル画像メモリ１０に格納される。こ
の医用画像は、当該医用画像Ｄ１を作成した各医用画像
機器５によりその大きさ及び解像度が大幅に相違し、従
って、当該医用画像を構成するデータ量も大幅に相違す
る。即ち、各医用画像機器５が撮影する医用画像の画像
データは、患者の撮影部位や症状により大幅に相違する
が、オリジナル画像メモリ１０にはそれらの医用画像Ｄ
１がオリジナルの画像サイズのまま蓄積される。また、
医用画像Ｄ１のオリジナル画像メモリ１０への蓄積に際
して、医用画像機器５から医用画像Ｄ１と共にオンライ
ンで送られてきた、図３（ａ）に示す、当該医用画像Ｄ
１に対応した医用画像機器５の種別（例えば、内視鏡装
置、コンピュータ断層撮影装置（ＣＴ）、磁気共鳴画像
撮影装置（ＭＲＩ）など）、患者の名前、撮影日時、日
付、撮影部位などの属性データＺ１も、医用画像Ｄ１と
対応づけられた形で属性情報メモリ１７に格納される。
【００２８】このように、医用画像蓄積配信装置２のオ
リジナル画像メモリ１０には、医用画像機器５で捕捉さ
れた多数の医用画像Ｄ１が属性情報メモリ１７内に格納
された属性データＺ１と共に格納されて行く。
リジナル画像メモリ１０には、医用画像機器５で捕捉さ
れた多数の医用画像Ｄ１が属性情報メモリ１７内に格納
された属性データＺ１と共に格納されて行く。
【００２９】一方、病院外で、医用画像蓄積配信装置２
内に格納された特定の医用画像Ｄ１が必要になった場合
には、パソコンなどを端末表示装置２２として使用する
形でインターネットなどの通信ネットワーク２１に接続
し、該端末表示装置２２のキーボードなどの適宜な入力
手段から医用画像蓄積配信装置２に対して医用画像Ｄ１
の配信を要求する。
内に格納された特定の医用画像Ｄ１が必要になった場合
には、パソコンなどを端末表示装置２２として使用する
形でインターネットなどの通信ネットワーク２１に接続
し、該端末表示装置２２のキーボードなどの適宜な入力
手段から医用画像蓄積配信装置２に対して医用画像Ｄ１
の配信を要求する。
【００３０】医用画像蓄積配信装置２は、端末表示装置
２２から通信ネットワーク２１経由で医用画像Ｄ１の配
信要求がなされると、主制御部６は端末判定部１２に対
して、端末表示装置２２と通信制御部９との間のデータ
転送速度等の通信状態を判定させる。端末判定部１２
は、通信ネットワーク２１及び端末表示装置２２が大容
量のデータ転送速度を有し、オリジナル画像メモリ１０
内に蓄積されている医用画像Ｄ１をそのまま配信しても
短時間で配信が完了するか否かを判定する。端末判定部
１２は、通信状態が大容量のデータ転送速度を有するか
否かを判定して判定信号Ｓ１を、送出画像編集部１１に
出力する。
２２から通信ネットワーク２１経由で医用画像Ｄ１の配
信要求がなされると、主制御部６は端末判定部１２に対
して、端末表示装置２２と通信制御部９との間のデータ
転送速度等の通信状態を判定させる。端末判定部１２
は、通信ネットワーク２１及び端末表示装置２２が大容
量のデータ転送速度を有し、オリジナル画像メモリ１０
内に蓄積されている医用画像Ｄ１をそのまま配信しても
短時間で配信が完了するか否かを判定する。端末判定部
１２は、通信状態が大容量のデータ転送速度を有するか
否かを判定して判定信号Ｓ１を、送出画像編集部１１に
出力する。
【００３１】通常、通信ネットワーク２１は、病院内の
イントラネット等のＬＡＮの場合には医用画像Ｄ１の転
送などの高速大容量のデータ転送が可能であるが、イン
ターネットなどの公衆通信回線をネットワーク２１に利
用したものは医用画像Ｄ１の転送などの高速大容量の通
信には不向きであることから、端末判定部１２は、端末
表示装置２２がどのようなネットワーク２１を介して配
信要求をしてきたかを判定し、そのデータ転送速度を判
定する。なお、データ転送速度を判定する際には、ネッ
トワークだけでなく、個々の端末装置のモデムなどの入
出力装置のデータ転送速度も検知して判定する。
イントラネット等のＬＡＮの場合には医用画像Ｄ１の転
送などの高速大容量のデータ転送が可能であるが、イン
ターネットなどの公衆通信回線をネットワーク２１に利
用したものは医用画像Ｄ１の転送などの高速大容量の通
信には不向きであることから、端末判定部１２は、端末
表示装置２２がどのようなネットワーク２１を介して配
信要求をしてきたかを判定し、そのデータ転送速度を判
定する。なお、データ転送速度を判定する際には、ネッ
トワークだけでなく、個々の端末装置のモデムなどの入
出力装置のデータ転送速度も検知して判定する。
【００３２】こうして、端末表示装置２２と通信制御部
９との間のデータ転送速度等の通信状態が判定されたと
ころで、主制御部６は、送出画像編集部１１対して要求
された医用画像Ｄ１の編集及び配信を指令する。
９との間のデータ転送速度等の通信状態が判定されたと
ころで、主制御部６は、送出画像編集部１１対して要求
された医用画像Ｄ１の編集及び配信を指令する。
【００３３】これを受けて送出画像編集部１１は、端末
表示装置２２から要求された医用画像Ｄ１をオリジナル
画像メモリ１０から、更に対応する属性データＺ１を属
性情報メモリ１７から読み出す。この際、前述の端末表
示装置２２の通信状態の判定が高速大容量のデータ転送
が可能であると判定された場合には、直ちに読み出され
た医用画像Ｄ１及び属性データＺ１を通信制御部９を介
して端末表示装置２２に対して配信するが、インターネ
ットなどの公衆通信回線を利用した場合には、通常は、
端末表示装置２２の判定は高速大容量のデータ転送が不
可能と判定されることから、その場合には、送出画像編
集部１１は読み出された医用画像Ｄ１及び属性データＺ
１から、配信すべき医用画像Ｄ１がどの部位の画像デー
タであるかを判定し、画像圧縮テーブルメモリ１３を検
索して、配信すべき医用画像Ｄ１に対するデータ圧縮率
及び画像サイズを読み出す。
表示装置２２から要求された医用画像Ｄ１をオリジナル
画像メモリ１０から、更に対応する属性データＺ１を属
性情報メモリ１７から読み出す。この際、前述の端末表
示装置２２の通信状態の判定が高速大容量のデータ転送
が可能であると判定された場合には、直ちに読み出され
た医用画像Ｄ１及び属性データＺ１を通信制御部９を介
して端末表示装置２２に対して配信するが、インターネ
ットなどの公衆通信回線を利用した場合には、通常は、
端末表示装置２２の判定は高速大容量のデータ転送が不
可能と判定されることから、その場合には、送出画像編
集部１１は読み出された医用画像Ｄ１及び属性データＺ
１から、配信すべき医用画像Ｄ１がどの部位の画像デー
タであるかを判定し、画像圧縮テーブルメモリ１３を検
索して、配信すべき医用画像Ｄ１に対するデータ圧縮率
及び画像サイズを読み出す。
【００３４】画像圧縮テーブルメモリ１３には、図２に
示すように、画像圧縮テーブルＴＢＬが格納されてお
り、該画像圧縮テーブルＴＢＬを参照することにより、
配信すべき医用画像Ｄ１に対する圧縮率及び画像サイズ
は直ちに判明する。即ち、画像圧縮テーブルＴＢＬに
は、公衆通信回線をネットワーク２１として使用した場
合に、端末表示装置２２へ転送された際に医用画像Ｄ１
の解像度に支障が出ない程度の医用画像に対する圧縮率
が標準圧縮率Ｃ１として、また端末表示装置２２に表示
された際の画像の理解が十分可能な程度の画像サイズが
標準構成画素数ＰＫ（図２の場合、Ｘ、Ｙの直交２方向
の画素数）として、医用画像機器５の種別Ｋ１及び撮影
部位Ｋ２に応じて格納されている。従って、送出画像編
集部１１は、配信すべき医用画像Ｄ１に対応する属性デ
ータＺ１を参照して当該医用画像Ｄ１がどのような医用
画像機器５を用いてどの部位を撮影したのかを判定して
画像圧縮テーブルＴＢＬを参照することにより、求める
医用画像Ｄ１の圧縮率及び画像サイズを直ちに求めるこ
とが出来る。
示すように、画像圧縮テーブルＴＢＬが格納されてお
り、該画像圧縮テーブルＴＢＬを参照することにより、
配信すべき医用画像Ｄ１に対する圧縮率及び画像サイズ
は直ちに判明する。即ち、画像圧縮テーブルＴＢＬに
は、公衆通信回線をネットワーク２１として使用した場
合に、端末表示装置２２へ転送された際に医用画像Ｄ１
の解像度に支障が出ない程度の医用画像に対する圧縮率
が標準圧縮率Ｃ１として、また端末表示装置２２に表示
された際の画像の理解が十分可能な程度の画像サイズが
標準構成画素数ＰＫ（図２の場合、Ｘ、Ｙの直交２方向
の画素数）として、医用画像機器５の種別Ｋ１及び撮影
部位Ｋ２に応じて格納されている。従って、送出画像編
集部１１は、配信すべき医用画像Ｄ１に対応する属性デ
ータＺ１を参照して当該医用画像Ｄ１がどのような医用
画像機器５を用いてどの部位を撮影したのかを判定して
画像圧縮テーブルＴＢＬを参照することにより、求める
医用画像Ｄ１の圧縮率及び画像サイズを直ちに求めるこ
とが出来る。
【００３５】こうして、配信すべき医用画像Ｄ１の圧縮
率Ｃ１及び標準構成画素数ＰＫが画像サイズとして判明
したところで、送出画像編集部１１は、当該医用画像Ｄ
１を所定画像サイズになるように縮小し（オリジナル画
像メモリ１０に格納された画像の大きさが画像圧縮テー
ブルＴＢＬに示された画像サイズよりも小さな場合に
は、縮小することなくそのままのサイズとする）、さら
に該縮小された画像のデータを圧縮する。医用画像Ｄ１
が圧縮されたところで、送出画像編集部１１は、所定画
像サイズに縮小され、更に圧縮された医用画像Ｄ１に対
応する属性データＺ１を図３（ｂ）に示すように合成
し、当該合成された医用画像Ｄ１を通信制御部９を介し
て通信ネットワーク２１を経由して配信要求のあった端
末表示装置２２に対して配信する。
率Ｃ１及び標準構成画素数ＰＫが画像サイズとして判明
したところで、送出画像編集部１１は、当該医用画像Ｄ
１を所定画像サイズになるように縮小し（オリジナル画
像メモリ１０に格納された画像の大きさが画像圧縮テー
ブルＴＢＬに示された画像サイズよりも小さな場合に
は、縮小することなくそのままのサイズとする）、さら
に該縮小された画像のデータを圧縮する。医用画像Ｄ１
が圧縮されたところで、送出画像編集部１１は、所定画
像サイズに縮小され、更に圧縮された医用画像Ｄ１に対
応する属性データＺ１を図３（ｂ）に示すように合成
し、当該合成された医用画像Ｄ１を通信制御部９を介し
て通信ネットワーク２１を経由して配信要求のあった端
末表示装置２２に対して配信する。
【００３６】この際、医用画像Ｄ１は所定サイズにまで
縮小され、更に当該縮小された医用画像Ｄ１が、既に述
べたように、ネットワーク２１の通信状態に適合させた
形で圧縮されているので、短時間に要求された医用画像
Ｄ１を配信要求のあった端末表示装置２２に配信するこ
とが出来る。
縮小され、更に当該縮小された医用画像Ｄ１が、既に述
べたように、ネットワーク２１の通信状態に適合させた
形で圧縮されているので、短時間に要求された医用画像
Ｄ１を配信要求のあった端末表示装置２２に配信するこ
とが出来る。
【００３７】医用画像Ｄ１が配信された端末表示装置２
２側では、医師などがブラウザなどの適宜な閲覧ソフト
などを使用して当該医用画像Ｄ１を対応する属性データ
Ｚ１と共に図３（ｂ）に示すような形で図示しないディ
スプレイなどの表示装置上に表示させて、医用画像を閲
覧する。当該医用画像Ｄ１は、当該医用画像を捕捉した
医用画像機器５及び当該医用画像の部位に応じた形で端
末表示装置２２側で最適な大きさ及び解像度となるよう
に画像サイズの縮小及び圧縮が掛けられているので、過
度の圧縮及び縮小により解像度が低下したり画像が小さ
くなって、当該医用画像が見にくくなったり、また画像
が大きすぎたり、圧縮が足りなくて医用画像Ｄ１の転送
に過度の時間を要するような事態の発生は未然に防止さ
れる。
２側では、医師などがブラウザなどの適宜な閲覧ソフト
などを使用して当該医用画像Ｄ１を対応する属性データ
Ｚ１と共に図３（ｂ）に示すような形で図示しないディ
スプレイなどの表示装置上に表示させて、医用画像を閲
覧する。当該医用画像Ｄ１は、当該医用画像を捕捉した
医用画像機器５及び当該医用画像の部位に応じた形で端
末表示装置２２側で最適な大きさ及び解像度となるよう
に画像サイズの縮小及び圧縮が掛けられているので、過
度の圧縮及び縮小により解像度が低下したり画像が小さ
くなって、当該医用画像が見にくくなったり、また画像
が大きすぎたり、圧縮が足りなくて医用画像Ｄ１の転送
に過度の時間を要するような事態の発生は未然に防止さ
れる。
【００３８】また、こうして圧縮された医用画像Ｄ１を
閲覧して、より詳細な画像データが必要な場合には、端
末表示装置２２のキーボードなどの入力手段を操作する
ことにより、端末表示装置２２から医用画像蓄積配信装
置２に対して画像サイズ及び／又は圧縮率（即ち、解像
度）の変更をネットワーク２１を経由して要求すること
が出来、医用画像蓄積配信装置２は、端末表示装置２２
からの画像サイズ及び／又は圧縮率の変更要求が有った
場合には、送出画像編集部１１に対して医用画像Ｄ１の
要求された画像サイズ及び／又は圧縮率Ｃ１での再縮小
や再圧縮などを指令し、送出画像編集部１１は画像圧縮
テーブルＴＢＬに指示された所定の画像サイズ及び／又
は圧縮率以外での画素数ＰＫ及び／又は圧縮率で再度医
用画像Ｄ１の編集動作を行い、通信ネットワーク２１を
経由して新たな画像サイズ及び／又は圧縮率で編集され
た医用画像Ｄ１を対応する端末表示装置２２に対して配
信する。これにより、端末表示装置２２側では、任意の
画像サイズ及び／又は圧縮率（解像度）で医用画像Ｄ１
を閲覧することが出来、きめの細かな診断が可能とな
る。
閲覧して、より詳細な画像データが必要な場合には、端
末表示装置２２のキーボードなどの入力手段を操作する
ことにより、端末表示装置２２から医用画像蓄積配信装
置２に対して画像サイズ及び／又は圧縮率（即ち、解像
度）の変更をネットワーク２１を経由して要求すること
が出来、医用画像蓄積配信装置２は、端末表示装置２２
からの画像サイズ及び／又は圧縮率の変更要求が有った
場合には、送出画像編集部１１に対して医用画像Ｄ１の
要求された画像サイズ及び／又は圧縮率Ｃ１での再縮小
や再圧縮などを指令し、送出画像編集部１１は画像圧縮
テーブルＴＢＬに指示された所定の画像サイズ及び／又
は圧縮率以外での画素数ＰＫ及び／又は圧縮率で再度医
用画像Ｄ１の編集動作を行い、通信ネットワーク２１を
経由して新たな画像サイズ及び／又は圧縮率で編集され
た医用画像Ｄ１を対応する端末表示装置２２に対して配
信する。これにより、端末表示装置２２側では、任意の
画像サイズ及び／又は圧縮率（解像度）で医用画像Ｄ１
を閲覧することが出来、きめの細かな診断が可能とな
る。
【００３９】なお、上述の実施例は、送出画像編集部１
１は、同一医用画像機器５の同一画像捕捉部位に対し
て、端末表示装置２２によるデータ転送速度などの通信
状態の判定結果により、画像圧縮テーブルＴＢＬに基づ
いて、オリジナル画像メモリ１０に格納された医用画像
に対すデータ圧縮及び／又は画像サイズの縮小を所定の
圧縮率及び／又は画像サイズで行うか、圧縮や縮小など
の何らの編集動作を行わないでそのまま通信ネットワー
ク２１を介して各端末表示装置２２に対して医用画像Ｄ
１を配信するかの、二通りの処理を行う場合について述
べた。しかし、画像圧縮テーブルＴＢＬに、同一医用画
像機器５の同一画像捕捉部位に対して複数の画像サイズ
や圧縮率を設定したり、他のパラメータを用いて、端末
表示装置２２によるデータ転送速度などの通信状態の判
定結果に対して複数種類の画像サイズや圧縮率で医用画
像の編集処理動作を行うようにしてもよい。
１は、同一医用画像機器５の同一画像捕捉部位に対し
て、端末表示装置２２によるデータ転送速度などの通信
状態の判定結果により、画像圧縮テーブルＴＢＬに基づ
いて、オリジナル画像メモリ１０に格納された医用画像
に対すデータ圧縮及び／又は画像サイズの縮小を所定の
圧縮率及び／又は画像サイズで行うか、圧縮や縮小など
の何らの編集動作を行わないでそのまま通信ネットワー
ク２１を介して各端末表示装置２２に対して医用画像Ｄ
１を配信するかの、二通りの処理を行う場合について述
べた。しかし、画像圧縮テーブルＴＢＬに、同一医用画
像機器５の同一画像捕捉部位に対して複数の画像サイズ
や圧縮率を設定したり、他のパラメータを用いて、端末
表示装置２２によるデータ転送速度などの通信状態の判
定結果に対して複数種類の画像サイズや圧縮率で医用画
像の編集処理動作を行うようにしてもよい。
【図１】図１は、本発明が適用される医用画像蓄積配信
装置及び該配信装置を用いた医用画像蓄積配信システム
の一例を示す制御ブロック図。
装置及び該配信装置を用いた医用画像蓄積配信システム
の一例を示す制御ブロック図。
【図２】図２は、画像圧縮テーブルの一例を示す図。
【図３】図３は送出画像編集部による画像編集の一例を
示す図。
示す図。
２……医用画像蓄積装置 ９……画像配信手段（通信制御部） １０……第１のメモリ手段（オリジナル画像メモリ） １１……画像編集手段、画像データ処理手段（送出画像
編集部） １２……通信状態判定部（端末判定部） １３……第２のメモリ手段（画像圧縮テーブルメモリ） １７……第１のメモリ手段（属性情報メモリ） ２１……通信回線（ネットワーク） ２２……端末表示装置 Ｃ１……圧縮率 Ｄ１……医用画像 Ｋ１……医用画像機器の種別 Ｋ２……捕捉部位 ＰＫ……配信画像サイズ（構成画素数） Ｚ１……属性データ
編集部） １２……通信状態判定部（端末判定部） １３……第２のメモリ手段（画像圧縮テーブルメモリ） １７……第１のメモリ手段（属性情報メモリ） ２１……通信回線（ネットワーク） ２２……端末表示装置 Ｃ１……圧縮率 Ｄ１……医用画像 Ｋ１……医用画像機器の種別 Ｋ２……捕捉部位 ＰＫ……配信画像サイズ（構成画素数） Ｚ１……属性データ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｔ 3/40 Ｇ０６Ｔ 3/40 Ａ ５Ｃ０７５ Ｈ０４Ｎ 1/32 Ｈ０４Ｎ 1/32 Ｚ ５Ｃ０７６ 1/387 1/387 ５Ｃ０７８ 1/41 1/41 Ｂ 7/24 7/173 ６４０Ａ 7/173 ６４０ 7/13 Ｚ Ｆターム(参考） 5B050 AA02 BA06 BA10 CA08 EA10 EA12 EA20 FA02 FA19 GA08 5B057 AA07 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB08 CB12 CB16 CD05 CE08 CG01 CH12 CH18 5C059 KK01 MA32 PP01 SS06 UA02 UA05 UA31 5C062 AA06 AA13 AA29 AA35 AB20 AB23 AB38 AB42 AC05 AC22 AC24 AC34 AC51 AE04 AE08 AF14 BD04 5C064 BA07 BB05 BC07 BC18 BC23 BD02 BD08 BD14 5C075 AB90 CA03 CE15 FF04 5C076 AA16 AA22 BA04 BA06 CB02 5C078 AA04 CA01 DB04 EA00
Claims (8)
- 【請求項１】 複数の医用画像機器により捕捉された医
用画像を格納した第１のメモリ手段を有し、前記メモリ
手段に格納された医用画像を通信回線を介して外部の端
末表示装置に対して配信することの出来る医用画像蓄積
配信装置において、 前記医用画像機器の種別と医用画像の捕捉部位別に、前
記医用画像に対する圧縮率を格納した第２のメモリ手段
を設け、 前記端末表示装置から配信要求があった医用画像に対応
する圧縮率を前記第２のメモリ手段を検索することによ
り読み出して、前記第１のメモリ手段内の前記配信要求
があった医用画像を当該圧縮率で圧縮する医用画像デー
タ処理手段を設け、 前記医用画像データ処理手段により圧縮された医用画像
を前記通信回線を介して、前記医用画像の配信要求がな
された端末表示装置に対して配信する医用画像配信手段
を設けて構成した、医用画像蓄積配信装置。 - 【請求項２】 前記端末表示装置から通信回線を介して
前記第１のメモリ手段中に格納された医用画像の配信要
求があった場合に、前記医用画像蓄積配信装置と前記通
信回線を介した前記端末表示装置間の通信状態を判定す
る通信状態判定部を設け、 前記医用画像データ処理手段は、前記通信状態判定部で
判定された通信状態に応じて、前記医用画像に対する圧
縮率を変更することを特徴とする、請求項１記載の医用
画像蓄積配信装置。 - 【請求項３】 前記医用画像データ処理手段は、前記通
信回線を介して前記端末表示装置側から圧縮率の変更が
要求された場合には、前記第１のメモリ手段中に格納さ
れた医用画像に対する圧縮率を、前記端末表示装置から
の変更要求に対応して変更することが出来るようにして
構成した、請求項１記載の医用画像蓄積配信装置。 - 【請求項４】 前記第１のメモリ手段は、前記医用画像
と共に、該医用画像に対応した属性データを共に格納し
ており、 前記端末表示装置から配信要求があった医用画像に対応
する属性データを前記第１のメモリから読み出し、該属
性データと、対応する医用画像を、前記端末表示装置に
対して配信する医用画像として合成する画像編集手段を
設けて構成した、請求項１記載の医用画像蓄積配信装
置。 - 【請求項５】 請求項１記載の医用画像蓄積配信装置と
複数の端末表示装置を通信ネットワークを介して接続
し、 前記端末表示装置に医用画像の配信要求手段を設け、 前記端末表示装置からの医用画像の配信要求に応じて前
記医用画像蓄積配信装置から当該配信要求が出された端
末表示装置に対して前記医用画像を配信するようにして
構成した、医用画像蓄積配信システム。 - 【請求項６】 前記端末表示装置には、前記医用画像蓄
積配信装置から配信される医用画像の圧縮率の変更を要
求する手段を設け、 前記端末表示装置からの医用画像の圧縮率の変更要求が
出された場合には、前記医用画像蓄積配信装置は、前記
端末表示装置に対して既に配信された前記医用画像につ
いて、その圧縮率を変更した医用画像を再度配信するよ
うにして構成した、請求項５記載の医用画像蓄積配信シ
ステム。 - 【請求項７】 前記通信ネットワークは、インターネッ
トであることを特徴とする、請求項５記載の医用画像蓄
積配信システム。 - 【請求項８】 複数の医用画像機器により捕捉された医
用画像を格納した第１のメモリ手段を有し、前記メモリ
手段に格納された医用画像を通信回線を介して外部の端
末表示装置に対して配信することの出来る医用画像蓄積
配信装置において、 前記医用画像機器の種別と医用画像の捕捉部位別に、前
記医用画像に対する画像サイズを格納した第２のメモリ
手段を設け、 前記端末表示装置から配信要求があった医用画像に対応
する画像サイズを前記第２のメモリ手段を検索すること
により読み出して、前記第１のメモリ手段内の前記配信
要求があった医用画像を当該画像サイズに縮小する医用
画像データ処理手段を設け、 前記医用画像データ処理手段により縮小された医用画像
を前記通信回線を介して、前記医用画像の配信要求がな
された端末表示装置に対して配信する医用画像配信手段
を設けて構成した、医用画像蓄積配信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000161784A JP2001345961A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 医用画像蓄積配信装置及び該配信装置を用いた医用画像蓄積配信システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000161784A JP2001345961A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 医用画像蓄積配信装置及び該配信装置を用いた医用画像蓄積配信システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001345961A true JP2001345961A (ja) | 2001-12-14 |
Family
ID=18665758
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000161784A Pending JP2001345961A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 医用画像蓄積配信装置及び該配信装置を用いた医用画像蓄積配信システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001345961A (ja) |
Cited By (15)
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