JP2001345810A - コネクション迂回システム - Google Patents
コネクション迂回システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 障害発生時に迅速かつ信頼性よく迂回パスへ
の経路の切り替えを可能とするコネクション迂回システ
ムを実現すること。 【解決手段】 第1の端末101と第2の端末102の
間には第1〜第3のノード装置111〜113をつなぐ
基本パスと、第4のノード装置114および第5のノー
ド装置115をつなぐ第1の迂回パスと、第6のノード
装置116と第7のノード装置117をつなぐ第2の迂
回パスが用意されている。網管理装置131は、コネク
ション管理部132とノード管理部133および回線管
理部134を備えており、制御回線161で各ノード装
置111〜117と接続されている。現用パスの回線1
41にたとえば障害が発生すると、第1のノード装置1
11は回線153、154のみを新たに接続し、すでに
接続されている回線143と併せて迂回パスを形成す
る。このようにパスを切り替えるノード装置のポート側
の回線を接続するだけでパスの切り替えを行うので、迅
速で信頼性も高い。
の経路の切り替えを可能とするコネクション迂回システ
ムを実現すること。 【解決手段】 第1の端末101と第2の端末102の
間には第1〜第3のノード装置111〜113をつなぐ
基本パスと、第4のノード装置114および第5のノー
ド装置115をつなぐ第1の迂回パスと、第6のノード
装置116と第7のノード装置117をつなぐ第2の迂
回パスが用意されている。網管理装置131は、コネク
ション管理部132とノード管理部133および回線管
理部134を備えており、制御回線161で各ノード装
置111〜117と接続されている。現用パスの回線1
41にたとえば障害が発生すると、第1のノード装置1
11は回線153、154のみを新たに接続し、すでに
接続されている回線143と併せて迂回パスを形成す
る。このようにパスを切り替えるノード装置のポート側
の回線を接続するだけでパスの切り替えを行うので、迅
速で信頼性も高い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATMネットワーク
の障害発生時にコネクションを迂回するコネクション迂
回システムに関する。
の障害発生時にコネクションを迂回するコネクション迂
回システムに関する。
【0002】
【従来の技術】音声や映像等の各種データを同一のネッ
トワークで通信することのできる技術としてATM(as
ynchronous transfer mode:非同期転送モード)ネット
ワークが注目されている。このATMネットワークで
は、回線障害が発生するとこれを迅速に検知してコネク
ションを復旧させる必要がある。
トワークで通信することのできる技術としてATM(as
ynchronous transfer mode:非同期転送モード)ネット
ワークが注目されている。このATMネットワークで
は、回線障害が発生するとこれを迅速に検知してコネク
ションを復旧させる必要がある。
【0003】従来では特開平9−036884号公報に
も示されているように、障害が発生してからこれが復旧
するまでの間、迂回パスを新たに探索して設定するよう
にしている。
も示されているように、障害が発生してからこれが復旧
するまでの間、迂回パスを新たに探索して設定するよう
にしている。
【0004】また特開平11−215148号公報で
は、網終端装置である2つの端末に迂回のために、通信
開始時にその都度相手を指定して接続する方式としての
SVC(switched virtual connection)情報を事前に
保持させている。そして、PVC(permanent virtual
connection:固定接続型仮想チャネル)について、コネ
クション障害が発生した場合にはSVC情報を用いてコ
ネクションの設定を行うようにしている。ここで、PV
CはATM網におけるVP(virtual path)とVC(vi
rtual channel)にそれぞれ対応した番号としてのVP
I(VP identifier)とVCI(VC identifier)を事前
に設定するものである。
は、網終端装置である2つの端末に迂回のために、通信
開始時にその都度相手を指定して接続する方式としての
SVC(switched virtual connection)情報を事前に
保持させている。そして、PVC(permanent virtual
connection:固定接続型仮想チャネル)について、コネ
クション障害が発生した場合にはSVC情報を用いてコ
ネクションの設定を行うようにしている。ここで、PV
CはATM網におけるVP(virtual path)とVC(vi
rtual channel)にそれぞれ対応した番号としてのVP
I(VP identifier)とVCI(VC identifier)を事前
に設定するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】迂回パスを設定するに
は、対象となるノード装置の全部に1つずつコネクショ
ンの設定を行う必要がある。したがって、これらの従来
技術で障害が発生した時点に迂回パスの設定を行うもの
とすると、対応するノード装置すべてに順次コネクショ
ンの設定を行う必要がある。このため、迂回処理時間が
長くかかることになる。したがって、サービスの中断時
間が長時間化するという問題がある。また、たとえば伝
送帯域との関係で所望の帯域を有する迂回パスを設定す
ることができない場合も生じる。
は、対象となるノード装置の全部に1つずつコネクショ
ンの設定を行う必要がある。したがって、これらの従来
技術で障害が発生した時点に迂回パスの設定を行うもの
とすると、対応するノード装置すべてに順次コネクショ
ンの設定を行う必要がある。このため、迂回処理時間が
長くかかることになる。したがって、サービスの中断時
間が長時間化するという問題がある。また、たとえば伝
送帯域との関係で所望の帯域を有する迂回パスを設定す
ることができない場合も生じる。
【0006】そこで本発明の目的は、ノード装置の一部
に障害発生時にコネクションの設定を行うだけで迂回パ
スへ経路を切り替えることのできるコネクション迂回シ
ステムを提供することにある。
に障害発生時にコネクションの設定を行うだけで迂回パ
スへ経路を切り替えることのできるコネクション迂回シ
ステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)ATMセルを伝送する第1および第2の端末
間に位置する複数のノード装置を連結した基本パスと、
(ロ)この基本パスの第1の端末に最も近い側のノード
装置と、第2の端末に最も近い側のノード装置のそれぞ
れを起点あるいは終点とし、これらのノード装置以外に
2以上の迂回用ノード装置を配置し、これら迂回用ノー
ド装置の間の回線のみが予め接続され、第1の端末に最
も近い側のノード装置と迂回用ノード装置および第2の
端末に最も近い側のノード装置と迂回用ノード装置の間
が第1および第2の端末が基本パスによって接続されて
いる状態で解放されている迂回パスと、(ハ)基本パス
に障害が発生したとき第1の端末に最も近い側のノード
装置と、第2の端末に最も近い側のノード装置と迂回パ
スの回線が接続された両端のノード装置の1つずつを回
線で接続して第1および第2の端末の間を迂回パスによ
る通信路に切り替える経路切替手段とをコネクション迂
回システムに具備させる。
は、(イ)ATMセルを伝送する第1および第2の端末
間に位置する複数のノード装置を連結した基本パスと、
(ロ)この基本パスの第1の端末に最も近い側のノード
装置と、第2の端末に最も近い側のノード装置のそれぞ
れを起点あるいは終点とし、これらのノード装置以外に
2以上の迂回用ノード装置を配置し、これら迂回用ノー
ド装置の間の回線のみが予め接続され、第1の端末に最
も近い側のノード装置と迂回用ノード装置および第2の
端末に最も近い側のノード装置と迂回用ノード装置の間
が第1および第2の端末が基本パスによって接続されて
いる状態で解放されている迂回パスと、(ハ)基本パス
に障害が発生したとき第1の端末に最も近い側のノード
装置と、第2の端末に最も近い側のノード装置と迂回パ
スの回線が接続された両端のノード装置の1つずつを回
線で接続して第1および第2の端末の間を迂回パスによ
る通信路に切り替える経路切替手段とをコネクション迂
回システムに具備させる。
【0008】すなわち請求項1記載の発明では、ATM
セルを伝送する第1および第2の端末間に位置する複数
のノード装置を連結した基本パスと、この基本パスを迂
回する迂回パスを用意しておく。このうち、迂回パスは
基本パスの第1の端末に最も近い側のノード装置と、第
2の端末に最も近い側のノード装置との間の回線が解放
された状態となっており、迂回パスを構成するその他の
部分についてはそれぞれのノード装置と回線が接続され
ている。したがって、基本パスに障害が発生したときに
は、経路切替手段によって第1の端末に最も近い側のノ
ード装置と、第2の端末に最も近い側のノード装置との
間の回線を接続するだけで迂回パス側の経路に切り替え
ることができる。これによりコネクションの設定の数が
大幅に減少して迅速に迂回パスへの切り替えが可能にな
るだけでなく、迂回パスへの経路が定まっておりそのた
めの帯域の確保も可能なので、信頼性も向上させること
ができる。
セルを伝送する第1および第2の端末間に位置する複数
のノード装置を連結した基本パスと、この基本パスを迂
回する迂回パスを用意しておく。このうち、迂回パスは
基本パスの第1の端末に最も近い側のノード装置と、第
2の端末に最も近い側のノード装置との間の回線が解放
された状態となっており、迂回パスを構成するその他の
部分についてはそれぞれのノード装置と回線が接続され
ている。したがって、基本パスに障害が発生したときに
は、経路切替手段によって第1の端末に最も近い側のノ
ード装置と、第2の端末に最も近い側のノード装置との
間の回線を接続するだけで迂回パス側の経路に切り替え
ることができる。これによりコネクションの設定の数が
大幅に減少して迅速に迂回パスへの切り替えが可能にな
るだけでなく、迂回パスへの経路が定まっておりそのた
めの帯域の確保も可能なので、信頼性も向上させること
ができる。
【0009】請求項2記載の発明では、(イ)ATMセ
ルを伝送する第1および第2の端末間に位置する複数の
ノード装置を連結した基本パスと、(ロ)この基本パス
の第1の端末に最も近い側のノード装置と、第2の端末
に最も近い側のノード装置のそれぞれを起点あるいは終
点とし、これらのノード装置以外に2以上の迂回用ノー
ド装置を配置し、これら迂回用ノード装置の間の回線の
みが予め接続され、第1の端末に最も近い側のノード装
置と迂回用ノード装置および第2の端末に最も近い側の
ノード装置と迂回用ノード装置の間が第1および第2の
端末が基本パスによって接続されている状態で解放され
ている迂回パスと、(ハ)基本パスに障害が発生したと
き第1の端末に最も近い側のノード装置と、第2の端末
に最も近い側のノード装置と迂回パスの回線が接続され
た両端のノード装置の1つずつを回線で接続して第1お
よび第2の端末の間を迂回パスによる通信路に切り替え
る経路切替手段と、(ニ)基本パスの障害が復旧すると
きこれを検出する基本パス障害復旧検出手段と、(ホ)
経路切替手段によって迂回パスによる通信路に切り替え
られた後、基本パス障害復旧検出手段によって基本パス
の障害が復旧したことが検出されたとき、第1の端末に
最も近い側のノード装置と第2の端末に最も近い側のノ
ード装置と迂回パスとの間の回線を切断し、代わってこ
れらのノード装置における基本パス側の回線を接続する
ことで第1および第2の端末の間を基本パスによる通信
路に切り戻す基本パス復旧時切り戻し手段とをコネクシ
ョン迂回システムに具備させる。
ルを伝送する第1および第2の端末間に位置する複数の
ノード装置を連結した基本パスと、(ロ)この基本パス
の第1の端末に最も近い側のノード装置と、第2の端末
に最も近い側のノード装置のそれぞれを起点あるいは終
点とし、これらのノード装置以外に2以上の迂回用ノー
ド装置を配置し、これら迂回用ノード装置の間の回線の
みが予め接続され、第1の端末に最も近い側のノード装
置と迂回用ノード装置および第2の端末に最も近い側の
ノード装置と迂回用ノード装置の間が第1および第2の
端末が基本パスによって接続されている状態で解放され
ている迂回パスと、(ハ)基本パスに障害が発生したと
き第1の端末に最も近い側のノード装置と、第2の端末
に最も近い側のノード装置と迂回パスの回線が接続され
た両端のノード装置の1つずつを回線で接続して第1お
よび第2の端末の間を迂回パスによる通信路に切り替え
る経路切替手段と、(ニ)基本パスの障害が復旧すると
きこれを検出する基本パス障害復旧検出手段と、(ホ)
経路切替手段によって迂回パスによる通信路に切り替え
られた後、基本パス障害復旧検出手段によって基本パス
の障害が復旧したことが検出されたとき、第1の端末に
最も近い側のノード装置と第2の端末に最も近い側のノ
ード装置と迂回パスとの間の回線を切断し、代わってこ
れらのノード装置における基本パス側の回線を接続する
ことで第1および第2の端末の間を基本パスによる通信
路に切り戻す基本パス復旧時切り戻し手段とをコネクシ
ョン迂回システムに具備させる。
【0010】すなわち請求項2記載の発明では、ATM
セルを伝送する第1および第2の端末間に位置する複数
のノード装置を連結した基本パスと、この基本パスを迂
回する迂回パスを用意しておく。このうち、迂回パスは
基本パスの第1の端末に最も近い側のノード装置と、第
2の端末に最も近い側のノード装置との間の回線が解放
された状態となっており、迂回パスを構成するその他の
部分についてはそれぞれのノード装置と回線が接続され
ている。したがって、基本パスに障害が発生したときに
は、経路切替手段によって第1の端末に最も近い側のノ
ード装置と、第2の端末に最も近い側のノード装置との
間の回線を接続するだけで迂回パス側の経路に切り替え
ることができる。これによりコネクションの設定の数が
大幅に減少して迅速に迂回パスへの切り替えが可能にな
るだけでなく、迂回パスへの経路が定まっておりそのた
めの帯域の確保も可能なので、信頼性も向上させること
ができる。また、請求項2記載の発明では基本パス障害
復旧検出手段で基本パスの障害が復旧するときこれを検
出することにし、経路切替手段によって迂回パスによる
通信路に切り替えられた後、基本パス障害復旧検出手段
によって基本パスの障害が復旧したことが検出されたと
きには、基本パス復旧時切り戻し手段によって第1の端
末に最も近い側のノード装置と第2の端末に最も近い側
のノード装置と迂回パスとの間の回線を切断し、代わっ
てこれらのノード装置における基本パス側の回線を接続
することで第1および第2の端末の間を基本パスによる
通信路に切り戻すことにした。これにより、基本パスが
復旧したときには迂回パスから基本パスに切り戻される
ことにしたので、基本パスの方が伝送帯域が広いような
場合には、より良い伝送状態で信号の伝送を再開するこ
とができる。
セルを伝送する第1および第2の端末間に位置する複数
のノード装置を連結した基本パスと、この基本パスを迂
回する迂回パスを用意しておく。このうち、迂回パスは
基本パスの第1の端末に最も近い側のノード装置と、第
2の端末に最も近い側のノード装置との間の回線が解放
された状態となっており、迂回パスを構成するその他の
部分についてはそれぞれのノード装置と回線が接続され
ている。したがって、基本パスに障害が発生したときに
は、経路切替手段によって第1の端末に最も近い側のノ
ード装置と、第2の端末に最も近い側のノード装置との
間の回線を接続するだけで迂回パス側の経路に切り替え
ることができる。これによりコネクションの設定の数が
大幅に減少して迅速に迂回パスへの切り替えが可能にな
るだけでなく、迂回パスへの経路が定まっておりそのた
めの帯域の確保も可能なので、信頼性も向上させること
ができる。また、請求項2記載の発明では基本パス障害
復旧検出手段で基本パスの障害が復旧するときこれを検
出することにし、経路切替手段によって迂回パスによる
通信路に切り替えられた後、基本パス障害復旧検出手段
によって基本パスの障害が復旧したことが検出されたと
きには、基本パス復旧時切り戻し手段によって第1の端
末に最も近い側のノード装置と第2の端末に最も近い側
のノード装置と迂回パスとの間の回線を切断し、代わっ
てこれらのノード装置における基本パス側の回線を接続
することで第1および第2の端末の間を基本パスによる
通信路に切り戻すことにした。これにより、基本パスが
復旧したときには迂回パスから基本パスに切り戻される
ことにしたので、基本パスの方が伝送帯域が広いような
場合には、より良い伝送状態で信号の伝送を再開するこ
とができる。
【0011】請求項3記載の発明では、(イ)ATMセ
ルを伝送する第1および第2の端末間に位置する複数の
ノード装置を連結した基本パスと、(ロ)この基本パス
の第1の端末に最も近い側のノード装置と、第2の端末
に最も近い側のノード装置のそれぞれを起点あるいは終
点とし、これらのノード装置以外に2以上の迂回用ノー
ド装置を配置し、これら迂回用ノード装置の間の回線の
みが予め接続され、第1の端末に最も近い側のノード装
置と迂回用ノード装置および第2の端末に最も近い側の
ノード装置と迂回用ノード装置の間が第1および第2の
端末が基本パスによって接続されている状態で解放され
ている迂回パスと、(ハ)基本パスに障害が発生したと
き第1の端末に最も近い側のノード装置と、第2の端末
に最も近い側のノード装置と迂回パスの回線が接続され
た両端のノード装置の1つずつを回線で接続して第1お
よび第2の端末の間を迂回パスによる通信路に切り替え
る経路切替手段と、(ニ)迂回パスの障害を検出する迂
回パス障害検出手段と、(ホ)経路切替手段によって迂
回パスによる通信路に切り替えられた後、迂回パス障害
検出手段によって迂回パスの障害が検出されたとき基本
パスの障害が復旧しているか否かを判別する基本パス障
害復旧有無判別手段と、(へ)この基本パス障害復旧有
無判別手段によって基本パスの障害が復旧していると判
別されたとき第1の端末に最も近い側のノード装置と第
2の端末に最も近い側のノード装置と迂回パスとの間の
回線を切断し、代わってこれらのノード装置における基
本パス側の回線を接続することで第1および第2の端末
の間を基本パスによる通信路に切り戻す基本パス復旧時
切り戻し手段とをコネクション迂回システムに具備させ
る。
ルを伝送する第1および第2の端末間に位置する複数の
ノード装置を連結した基本パスと、(ロ)この基本パス
の第1の端末に最も近い側のノード装置と、第2の端末
に最も近い側のノード装置のそれぞれを起点あるいは終
点とし、これらのノード装置以外に2以上の迂回用ノー
ド装置を配置し、これら迂回用ノード装置の間の回線の
みが予め接続され、第1の端末に最も近い側のノード装
置と迂回用ノード装置および第2の端末に最も近い側の
ノード装置と迂回用ノード装置の間が第1および第2の
端末が基本パスによって接続されている状態で解放され
ている迂回パスと、(ハ)基本パスに障害が発生したと
き第1の端末に最も近い側のノード装置と、第2の端末
に最も近い側のノード装置と迂回パスの回線が接続され
た両端のノード装置の1つずつを回線で接続して第1お
よび第2の端末の間を迂回パスによる通信路に切り替え
る経路切替手段と、(ニ)迂回パスの障害を検出する迂
回パス障害検出手段と、(ホ)経路切替手段によって迂
回パスによる通信路に切り替えられた後、迂回パス障害
検出手段によって迂回パスの障害が検出されたとき基本
パスの障害が復旧しているか否かを判別する基本パス障
害復旧有無判別手段と、(へ)この基本パス障害復旧有
無判別手段によって基本パスの障害が復旧していると判
別されたとき第1の端末に最も近い側のノード装置と第
2の端末に最も近い側のノード装置と迂回パスとの間の
回線を切断し、代わってこれらのノード装置における基
本パス側の回線を接続することで第1および第2の端末
の間を基本パスによる通信路に切り戻す基本パス復旧時
切り戻し手段とをコネクション迂回システムに具備させ
る。
【0012】すなわち請求項3記載の発明では、ATM
セルを伝送する第1および第2の端末間に位置する複数
のノード装置を連結した基本パスと、この基本パスを迂
回する迂回パスを用意しておく。このうち、迂回パスは
基本パスの第1の端末に最も近い側のノード装置と、第
2の端末に最も近い側のノード装置との間の回線が解放
された状態となっており、迂回パスを構成するその他の
部分についてはそれぞれのノード装置と回線が接続され
ている。したがって、基本パスに障害が発生したときに
は、経路切替手段によって第1の端末に最も近い側のノ
ード装置と、第2の端末に最も近い側のノード装置との
間の回線を接続するだけで迂回パス側の経路に切り替え
ることができる。これによりコネクションの設定の数が
大幅に減少して迅速に迂回パスへの切り替えが可能にな
るだけでなく、迂回パスへの経路が定まっておりそのた
めの帯域の確保も可能なので、信頼性も向上させること
ができる。また、請求項3記載の発明では迂回パス障害
検出手段が迂回パスの障害を検出し、かつ基本パス障害
復旧有無判別手段が基本パスの障害が復旧したと判別し
たときには、基本パス復旧時切り戻し手段によって基本
パスによる通信路に切り戻すことにした。このように、
迂回パスへ切り替えられた後にこの迂回パスで障害が発
生したときには元の基本パスが復旧していればこれにパ
スを切り戻すので、パスの順次切り替えによってATM
セルの伝送路の信頼性を確保することができる。
セルを伝送する第1および第2の端末間に位置する複数
のノード装置を連結した基本パスと、この基本パスを迂
回する迂回パスを用意しておく。このうち、迂回パスは
基本パスの第1の端末に最も近い側のノード装置と、第
2の端末に最も近い側のノード装置との間の回線が解放
された状態となっており、迂回パスを構成するその他の
部分についてはそれぞれのノード装置と回線が接続され
ている。したがって、基本パスに障害が発生したときに
は、経路切替手段によって第1の端末に最も近い側のノ
ード装置と、第2の端末に最も近い側のノード装置との
間の回線を接続するだけで迂回パス側の経路に切り替え
ることができる。これによりコネクションの設定の数が
大幅に減少して迅速に迂回パスへの切り替えが可能にな
るだけでなく、迂回パスへの経路が定まっておりそのた
めの帯域の確保も可能なので、信頼性も向上させること
ができる。また、請求項3記載の発明では迂回パス障害
検出手段が迂回パスの障害を検出し、かつ基本パス障害
復旧有無判別手段が基本パスの障害が復旧したと判別し
たときには、基本パス復旧時切り戻し手段によって基本
パスによる通信路に切り戻すことにした。このように、
迂回パスへ切り替えられた後にこの迂回パスで障害が発
生したときには元の基本パスが復旧していればこれにパ
スを切り戻すので、パスの順次切り替えによってATM
セルの伝送路の信頼性を確保することができる。
【0013】請求項4記載の発明では、請求項1〜請求
項3記載のコネクション迂回システムで、迂回パスは第
1の端末に最も近い側のノード装置と、第2の端末に最
も近い側のノード装置の間に複数設けられることを特徴
としている。
項3記載のコネクション迂回システムで、迂回パスは第
1の端末に最も近い側のノード装置と、第2の端末に最
も近い側のノード装置の間に複数設けられることを特徴
としている。
【0014】すなわち請求項4記載の発明では、迂回パ
スが複数設けられる場合があることを示している。複数
の迂回パスを設けることで、基本パスと1つの迂回パス
の切り替えよりも更に信頼性を高めることができる。も
ちろん、迂回パスを1系統だけ設ける場合を本発明が禁
ずるものではない。
スが複数設けられる場合があることを示している。複数
の迂回パスを設けることで、基本パスと1つの迂回パス
の切り替えよりも更に信頼性を高めることができる。も
ちろん、迂回パスを1系統だけ設ける場合を本発明が禁
ずるものではない。
【0015】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
コネクション迂回システムで、(イ)それぞれの迂回パ
スの伝送可能な空き帯域の大きさを比較する空き帯域比
較手段と、(ロ)この空き帯域比較手段による比較結果
から最も大きな空き帯域を有する迂回パスから順に迂回
路の選択を行う迂回パス選択手段とを更に備えることを
特徴としている。
コネクション迂回システムで、(イ)それぞれの迂回パ
スの伝送可能な空き帯域の大きさを比較する空き帯域比
較手段と、(ロ)この空き帯域比較手段による比較結果
から最も大きな空き帯域を有する迂回パスから順に迂回
路の選択を行う迂回パス選択手段とを更に備えることを
特徴としている。
【0016】すなわち請求項5記載の発明では、迂回パ
スが複数設けられているときには空き帯域比較手段でこ
れらの空き帯域を比較し、比較結果から最も大きな空き
帯域を有する迂回パスから順に迂回路の選択を行うこと
で、切り替え先の迂回パスでのATMセルの伝送条件を
より良いものにしている。
スが複数設けられているときには空き帯域比較手段でこ
れらの空き帯域を比較し、比較結果から最も大きな空き
帯域を有する迂回パスから順に迂回路の選択を行うこと
で、切り替え先の迂回パスでのATMセルの伝送条件を
より良いものにしている。
【0017】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
コネクション迂回システムで、空き帯域比較手段は迂回
パスの伝送可能な空き帯域の大きさを比較するとき、伝
送可能な総帯域から各パスで使用を予約している帯域の
合計を差し引いた帯域を比較するのではなく、総帯域か
らその迂回パスで実際に使用されている帯域を差し引い
た空き帯域を比較することを特徴としている。
コネクション迂回システムで、空き帯域比較手段は迂回
パスの伝送可能な空き帯域の大きさを比較するとき、伝
送可能な総帯域から各パスで使用を予約している帯域の
合計を差し引いた帯域を比較するのではなく、総帯域か
らその迂回パスで実際に使用されている帯域を差し引い
た空き帯域を比較することを特徴としている。
【0018】すなわち請求項6記載の発明では、空き帯
域比較手段は迂回パスの伝送可能な空き帯域の大きさを
比較するとき、総帯域からその迂回パスで実際に使用さ
れている帯域を差し引いた空き帯域を比較することにし
ている。これは、各迂回パスが空き帯域を予約するよう
にしていると、見かけ上は空き帯域が大きいパスでも実
際には空き帯域がほとんど存在しない場合もあるし、反
対に見かけ上は空き帯域がほとんどなくても回線の使用
されている帯域が実際には少なくて空き帯域が多い場合
もある。そこで、実際に空いている帯域を比較して迂回
パスの選定を行うようにして、切り替え先の迂回パスで
のATMセルの伝送条件をより良いものにしている。
域比較手段は迂回パスの伝送可能な空き帯域の大きさを
比較するとき、総帯域からその迂回パスで実際に使用さ
れている帯域を差し引いた空き帯域を比較することにし
ている。これは、各迂回パスが空き帯域を予約するよう
にしていると、見かけ上は空き帯域が大きいパスでも実
際には空き帯域がほとんど存在しない場合もあるし、反
対に見かけ上は空き帯域がほとんどなくても回線の使用
されている帯域が実際には少なくて空き帯域が多い場合
もある。そこで、実際に空いている帯域を比較して迂回
パスの選定を行うようにして、切り替え先の迂回パスで
のATMセルの伝送条件をより良いものにしている。
【0019】請求項7記載の発明では、(イ)ATMセ
ルを伝送する第1および第2の端末間に位置する複数の
ノード装置を連結した基本パスと、(ロ)この基本パス
の第1の端末に最も近い側のノード装置と、第2の端末
に最も近い側のノード装置のそれぞれを起点あるいは終
点とし、これらのノード装置以外に2以上の迂回用ノー
ド装置を配置し、これら迂回用ノード装置の間の回線の
みが予め接続され、第1の端末に最も近い側のノード装
置と迂回用ノード装置および第2の端末に最も近い側の
ノード装置と迂回用ノード装置の間が第1および第2の
端末が基本パスによって接続されている状態で解放され
ている迂回パスと、(ハ)基本パスに障害が発生したと
き第1の端末に最も近い側のノード装置と、第2の端末
に最も近い側のノード装置と迂回パスの回線が接続され
た両端のノード装置の1つずつを回線で接続して第1お
よび第2の端末の間を迂回パスによる通信路に切り替え
る経路切替手段と、(ニ)この経路切替手段によって迂
回パスに切り替えが行われた後、再度基本パスに復帰さ
せるか否かおよび基本パスに復帰させる場合には基本パ
スの障害が復旧した時点にするか切り替え先の迂回パス
の障害発生時にするかを任意に選択させる復帰選択手段
とをコネクション迂回システムに具備させる。
ルを伝送する第1および第2の端末間に位置する複数の
ノード装置を連結した基本パスと、(ロ)この基本パス
の第1の端末に最も近い側のノード装置と、第2の端末
に最も近い側のノード装置のそれぞれを起点あるいは終
点とし、これらのノード装置以外に2以上の迂回用ノー
ド装置を配置し、これら迂回用ノード装置の間の回線の
みが予め接続され、第1の端末に最も近い側のノード装
置と迂回用ノード装置および第2の端末に最も近い側の
ノード装置と迂回用ノード装置の間が第1および第2の
端末が基本パスによって接続されている状態で解放され
ている迂回パスと、(ハ)基本パスに障害が発生したと
き第1の端末に最も近い側のノード装置と、第2の端末
に最も近い側のノード装置と迂回パスの回線が接続され
た両端のノード装置の1つずつを回線で接続して第1お
よび第2の端末の間を迂回パスによる通信路に切り替え
る経路切替手段と、(ニ)この経路切替手段によって迂
回パスに切り替えが行われた後、再度基本パスに復帰さ
せるか否かおよび基本パスに復帰させる場合には基本パ
スの障害が復旧した時点にするか切り替え先の迂回パス
の障害発生時にするかを任意に選択させる復帰選択手段
とをコネクション迂回システムに具備させる。
【0020】すなわち請求項7記載の発明では、ATM
セルを伝送する第1および第2の端末間に位置する複数
のノード装置を連結した基本パスと、この基本パスを迂
回する迂回パスを用意しておく。このうち、迂回パスは
基本パスの第1の端末に最も近い側のノード装置と、第
2の端末に最も近い側のノード装置との間の回線が解放
された状態となっており、迂回パスを構成するその他の
部分についてはそれぞれのノード装置と回線が接続され
ている。したがって、基本パスに障害が発生したときに
は、経路切替手段によって第1の端末に最も近い側のノ
ード装置と、第2の端末に最も近い側のノード装置との
間の回線を接続するだけで迂回パス側の経路に切り替え
ることができる。これによりコネクションの設定の数が
大幅に減少して迅速に迂回パスへの切り替えが可能にな
るだけでなく、迂回パスへの経路が定まっておりそのた
めの帯域の確保も可能なので、信頼性も向上させること
ができる。また、請求項7記載の発明では迂回パスに切
り替えが行われた後、再度基本パスに復帰させるか否か
および基本パスに復帰させる場合には基本パスの障害が
復旧した時点にするか切り替え先の迂回パスの障害発生
時にするかを任意に選択させる復帰選択手段を設けたの
で、各種事情に応じて切り戻しの有無や切り戻しのタイ
ミングを選択することが可能になる。
セルを伝送する第1および第2の端末間に位置する複数
のノード装置を連結した基本パスと、この基本パスを迂
回する迂回パスを用意しておく。このうち、迂回パスは
基本パスの第1の端末に最も近い側のノード装置と、第
2の端末に最も近い側のノード装置との間の回線が解放
された状態となっており、迂回パスを構成するその他の
部分についてはそれぞれのノード装置と回線が接続され
ている。したがって、基本パスに障害が発生したときに
は、経路切替手段によって第1の端末に最も近い側のノ
ード装置と、第2の端末に最も近い側のノード装置との
間の回線を接続するだけで迂回パス側の経路に切り替え
ることができる。これによりコネクションの設定の数が
大幅に減少して迅速に迂回パスへの切り替えが可能にな
るだけでなく、迂回パスへの経路が定まっておりそのた
めの帯域の確保も可能なので、信頼性も向上させること
ができる。また、請求項7記載の発明では迂回パスに切
り替えが行われた後、再度基本パスに復帰させるか否か
および基本パスに復帰させる場合には基本パスの障害が
復旧した時点にするか切り替え先の迂回パスの障害発生
時にするかを任意に選択させる復帰選択手段を設けたの
で、各種事情に応じて切り戻しの有無や切り戻しのタイ
ミングを選択することが可能になる。
【0021】
【0022】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0023】図1は本発明の一実施例におけるコネクシ
ョン迂回システムの構成を表わしたものである。このコ
ネクション迂回システムで第1の端末101は銀行のあ
る支店に配置された端末であり、第2の端末102はこ
の銀行の他の支店に配置された端末である。これら第1
および第2の端末101、102の間には第1〜第3の
ノード装置111〜113が基本パス(現用パス)を形
成するノード装置として配置されている。また、第4の
ノード装置114および第5のノード装置115が第1
の迂回パス(予備パス)として用意されており、第6の
ノード装置116および第7のノード装置117が第2
の迂回パスとして用意されている。このコネクション迂
回システムには網の管理を行う網管理装置131が配置
されている。網管理装置131は通常のパーソナルコン
ピュータと同様な回路構成となっており、図示しないC
PU(中央処理装置)が同じく図示しない記憶媒体に格
納されたプログラムを実行することで網の管理を実現す
るようになっている。網管理装置131は、コネクショ
ン管理部132とノード管理部133および回線管理部
134を備えている。回線管理部134は回線141〜
144、152〜157についてネットワーク内で確立
しているコネクタのコネクション番号、コネクション
名、コネクションで使用する回線番号、迂回パスで使用
する回線番号、迂回パスの空き帯域を管理している。回
線141〜144、152〜157の空き帯域はコネク
ションが設定されるたびにコネクション管理部132に
通知されるようになっている。
ョン迂回システムの構成を表わしたものである。このコ
ネクション迂回システムで第1の端末101は銀行のあ
る支店に配置された端末であり、第2の端末102はこ
の銀行の他の支店に配置された端末である。これら第1
および第2の端末101、102の間には第1〜第3の
ノード装置111〜113が基本パス(現用パス)を形
成するノード装置として配置されている。また、第4の
ノード装置114および第5のノード装置115が第1
の迂回パス(予備パス)として用意されており、第6の
ノード装置116および第7のノード装置117が第2
の迂回パスとして用意されている。このコネクション迂
回システムには網の管理を行う網管理装置131が配置
されている。網管理装置131は通常のパーソナルコン
ピュータと同様な回路構成となっており、図示しないC
PU(中央処理装置)が同じく図示しない記憶媒体に格
納されたプログラムを実行することで網の管理を実現す
るようになっている。網管理装置131は、コネクショ
ン管理部132とノード管理部133および回線管理部
134を備えている。回線管理部134は回線141〜
144、152〜157についてネットワーク内で確立
しているコネクタのコネクション番号、コネクション
名、コネクションで使用する回線番号、迂回パスで使用
する回線番号、迂回パスの空き帯域を管理している。回
線141〜144、152〜157の空き帯域はコネク
ションが設定されるたびにコネクション管理部132に
通知されるようになっている。
【0024】ここで回線141は第1のノード装置11
1と第2のノード装置112を結んでおり、回線142
は第2のノード装置112と第3のノード装置113を
結んでいる。回線143は第4のノード装置114と第
5のノード装置115を結んでおり、回線144は第6
のノード装置116と第7のノード装置117を結んで
いる。第1の端末101と第1のノード装置111の間
には回線152が接続されており、第1の端末101と
第2の端末102の間が基本パスで接続されている場合
には、第1のノード装置111と第4のノード装置11
4の間に回線153が接続されていない。この状態では
同様に第1のノード装置111と第6のノード装置11
6の間にも回線156が接続されていない。第2の端末
102と第3のノード装置113の間には回線155が
接続されており、第1の端末101と第2の端末102
の間が基本パスで接続されているこの状態では第3のノ
ード装置113と第5のノード装置115の間に回線1
54が接続されていない。この状態では同様に第3のノ
ード装置113と第7のノード装置117の間にも回線
157が接続されていない。
1と第2のノード装置112を結んでおり、回線142
は第2のノード装置112と第3のノード装置113を
結んでいる。回線143は第4のノード装置114と第
5のノード装置115を結んでおり、回線144は第6
のノード装置116と第7のノード装置117を結んで
いる。第1の端末101と第1のノード装置111の間
には回線152が接続されており、第1の端末101と
第2の端末102の間が基本パスで接続されている場合
には、第1のノード装置111と第4のノード装置11
4の間に回線153が接続されていない。この状態では
同様に第1のノード装置111と第6のノード装置11
6の間にも回線156が接続されていない。第2の端末
102と第3のノード装置113の間には回線155が
接続されており、第1の端末101と第2の端末102
の間が基本パスで接続されているこの状態では第3のノ
ード装置113と第5のノード装置115の間に回線1
54が接続されていない。この状態では同様に第3のノ
ード装置113と第7のノード装置117の間にも回線
157が接続されていない。
【0025】一方、第1の端末101と第2の端末10
2の間が第1の迂回パスで接続される場合には、第1の
ノード装置111と第4のノード装置114の間に回線
153が接続され、第3のノード装置113と第5のノ
ード装置115の間に回線154が接続されることにな
る。また、第1の端末101と第2の端末102の間が
第2の迂回パスで接続される場合には、第1のノード装
置111と第6のノード装置116の間に回線156が
接続され、第3のノード装置113と第7のノード装置
117の間に回線157が接続されることになる。
2の間が第1の迂回パスで接続される場合には、第1の
ノード装置111と第4のノード装置114の間に回線
153が接続され、第3のノード装置113と第5のノ
ード装置115の間に回線154が接続されることにな
る。また、第1の端末101と第2の端末102の間が
第2の迂回パスで接続される場合には、第1のノード装
置111と第6のノード装置116の間に回線156が
接続され、第3のノード装置113と第7のノード装置
117の間に回線157が接続されることになる。
【0026】第1〜第7のノード装置111〜117は
制御回線161に接続されている。この制御回線161
はノード管理部133に接続されている。制御回線16
1を通じて網管理装置131は回線141〜144、1
52〜157の状態等を把握する。たとえば第1〜第7
のノード装置111〜117のいずれかで回線障害が発
生したとする。この場合、制御回線161を介してトラ
ップが網管理装置131に通知されるようになってい
る。ノード管理部133が障害を検知するとその内容を
回線管理部134に通知する。回線管理部134はコネ
クション番号を管理しており、障害の発生によって迂回
が必要となったときには迂回を行わなければならないコ
ネクションへの迂回指示をコネクション管理部132に
対して行うようになっている。
制御回線161に接続されている。この制御回線161
はノード管理部133に接続されている。制御回線16
1を通じて網管理装置131は回線141〜144、1
52〜157の状態等を把握する。たとえば第1〜第7
のノード装置111〜117のいずれかで回線障害が発
生したとする。この場合、制御回線161を介してトラ
ップが網管理装置131に通知されるようになってい
る。ノード管理部133が障害を検知するとその内容を
回線管理部134に通知する。回線管理部134はコネ
クション番号を管理しており、障害の発生によって迂回
が必要となったときには迂回を行わなければならないコ
ネクションへの迂回指示をコネクション管理部132に
対して行うようになっている。
【0027】コネクション管理部132は迂回指示を受
けると、第1の迂回パスと第2の迂回パスのうちの空き
帯域の多い回線を迂回パスとして設定し、コネクタの復
旧を行うようになっている。迂回パスは本実施例の場合
に2系統設けられているが、更に多くのパスが設けられ
ることは自由である。いずれの迂回パスも障害が発生し
ている場合には迂回はその時点では実行されない。その
後、迂回先の回線が復旧すれば、再迂回処理が行われる
ことになる。
けると、第1の迂回パスと第2の迂回パスのうちの空き
帯域の多い回線を迂回パスとして設定し、コネクタの復
旧を行うようになっている。迂回パスは本実施例の場合
に2系統設けられているが、更に多くのパスが設けられ
ることは自由である。いずれの迂回パスも障害が発生し
ている場合には迂回はその時点では実行されない。その
後、迂回先の回線が復旧すれば、再迂回処理が行われる
ことになる。
【0028】図2は、コネクション管理部が管理のため
に使用するコネクション管理テーブルの一例を表わした
ものである。このコネクション管理テーブル171に
は、第1のコネクション番号241として図1に示した
第1の端末101と第2の端末102とを接続するコネ
クションが規定されている。コネクション名は“PVC
−1”である。このコネクションでは、使用帯域が“1
000”であり、基本パスすなわち現用パスは回線15
2、141、142、155を使用した構成となってい
る。このとき、第1のノード装置111は回線152と
回線141を接続させており、第2のノード装置112
は回線141と回線142を接続させており、第3のノ
ード装置113は回線142と回線155を接続させて
いる。
に使用するコネクション管理テーブルの一例を表わした
ものである。このコネクション管理テーブル171に
は、第1のコネクション番号241として図1に示した
第1の端末101と第2の端末102とを接続するコネ
クションが規定されている。コネクション名は“PVC
−1”である。このコネクションでは、使用帯域が“1
000”であり、基本パスすなわち現用パスは回線15
2、141、142、155を使用した構成となってい
る。このとき、第1のノード装置111は回線152と
回線141を接続させており、第2のノード装置112
は回線141と回線142を接続させており、第3のノ
ード装置113は回線142と回線155を接続させて
いる。
【0029】迂回パスについては第1の迂回パスと第2
の迂回パスの2つのパスを用意している。第1の迂回パ
スについては回線152、153、143、154、1
55を使用することにしており、第2の迂回パスについ
ては回線152、156、144、157、155を使
用することにしている。この状態で、第4のノード装置
114は回線153と回線143を接続させており、第
5のノード装置115は回線143と回線154を接続
させるようになっている。また、第6のノード装置11
6は回線156と回線144を接続させており、第7の
ノード装置117は回線144と回線157を接続させ
るようになっている。
の迂回パスの2つのパスを用意している。第1の迂回パ
スについては回線152、153、143、154、1
55を使用することにしており、第2の迂回パスについ
ては回線152、156、144、157、155を使
用することにしている。この状態で、第4のノード装置
114は回線153と回線143を接続させており、第
5のノード装置115は回線143と回線154を接続
させるようになっている。また、第6のノード装置11
6は回線156と回線144を接続させており、第7の
ノード装置117は回線144と回線157を接続させ
るようになっている。
【0030】図3は、回線管理部で管理される回線管理
テーブルを表わしたものである。回線管理テーブル17
2は、各回線141、142、……の回線状態や基本パ
スのコネクション番号、迂回パスのコネクション番号、
総帯域、使用帯域および空き帯域が記されている。図1
に示した回線管理部134はノード装置間の回線15
2、141、142、155に基本パスのコネクション
が設定されると、コネクションで使用される帯域を計算
して使用帯域をそれぞれ加算する。そして、それぞれの
回線の総帯域から使用帯域を引いてこれらの空き帯域を
求める。
テーブルを表わしたものである。回線管理テーブル17
2は、各回線141、142、……の回線状態や基本パ
スのコネクション番号、迂回パスのコネクション番号、
総帯域、使用帯域および空き帯域が記されている。図1
に示した回線管理部134はノード装置間の回線15
2、141、142、155に基本パスのコネクション
が設定されると、コネクションで使用される帯域を計算
して使用帯域をそれぞれ加算する。そして、それぞれの
回線の総帯域から使用帯域を引いてこれらの空き帯域を
求める。
【0031】回線管理テーブル172に示されたこれら
の回線の空き帯域はコネクション管理部132に通知さ
れることになる。コネクション管理部132はこの通知
を受けると、迂回パスを設定するとき迂回パスを構成す
る各回線の空き帯域の中の最も小さな値をその迂回パス
の空き帯域として管理することになる。たとえば本実施
例の第1の迂回パスの場合には、回線153の空き帯域
が“6500”であり、回線143の空き帯域が“75
00”であり、回線154の空き帯域が“7500”で
ある。したがって、この迂回パスの空き帯域は“650
0”ということになる。同様にして第2の迂回パスの場
合には、回線156の空き帯域“5000”が最も小さ
な値なので、この値に設定されることになる。
の回線の空き帯域はコネクション管理部132に通知さ
れることになる。コネクション管理部132はこの通知
を受けると、迂回パスを設定するとき迂回パスを構成す
る各回線の空き帯域の中の最も小さな値をその迂回パス
の空き帯域として管理することになる。たとえば本実施
例の第1の迂回パスの場合には、回線153の空き帯域
が“6500”であり、回線143の空き帯域が“75
00”であり、回線154の空き帯域が“7500”で
ある。したがって、この迂回パスの空き帯域は“650
0”ということになる。同様にして第2の迂回パスの場
合には、回線156の空き帯域“5000”が最も小さ
な値なので、この値に設定されることになる。
【0032】図4はノード管理部が管理するノード管理
テーブルの内容の一部を表わしたものである。ノード管
理テーブル173は、各ノード装置111、112……
のノード番号と、それぞれの有するポートのポート番号
とポートの状態および総帯域が記されている。この図4
に示した時点では、たとえば第2のノード装置112の
回線141と接続する側のポートに障害(Error)が発
生している。この第2のノード装置112の回線142
と接続する側のポートは正常(Good)である。これは図
3に示した回線管理テーブル172における回線141
の回線状態と対応している。このように第2のノード装
置112の回線141と接続する側のポートに障害が発
生した場合を例にとって、このコネクション迂回システ
ムの動作を次に説明する。
テーブルの内容の一部を表わしたものである。ノード管
理テーブル173は、各ノード装置111、112……
のノード番号と、それぞれの有するポートのポート番号
とポートの状態および総帯域が記されている。この図4
に示した時点では、たとえば第2のノード装置112の
回線141と接続する側のポートに障害(Error)が発
生している。この第2のノード装置112の回線142
と接続する側のポートは正常(Good)である。これは図
3に示した回線管理テーブル172における回線141
の回線状態と対応している。このように第2のノード装
置112の回線141と接続する側のポートに障害が発
生した場合を例にとって、このコネクション迂回システ
ムの動作を次に説明する。
【0033】図5は、ノード管理部の障害発生に対する
処理の流れを表わしたものである。ノード管理部133
は図1に示した制御回線161を通じて障害発生トラッ
プが送信されてくるのを待機している(ステップS30
1)。第2のノード装置112の回線141と接続する
側のポートに障害が発生し、障害発生トラップが送信さ
れてくると(Y)、ノード管理部133は図4に示した
ノード管理テーブル173の該当するポート番号 “1
12−141”のポート状態を、この図に示すように
“Good”(正常)から“Error”(障害)に変化させる
(ステップS302)。
処理の流れを表わしたものである。ノード管理部133
は図1に示した制御回線161を通じて障害発生トラッ
プが送信されてくるのを待機している(ステップS30
1)。第2のノード装置112の回線141と接続する
側のポートに障害が発生し、障害発生トラップが送信さ
れてくると(Y)、ノード管理部133は図4に示した
ノード管理テーブル173の該当するポート番号 “1
12−141”のポート状態を、この図に示すように
“Good”(正常)から“Error”(障害)に変化させる
(ステップS302)。
【0034】図6は、回線管理部の障害発生に対する処
理の流れを表わしたものである。回線管理部134はノ
ード管理テーブル173のポート状態が“Good”から
“Error”に変化するのを監視している(ステップS3
21)。そして、このような変化が検出されると
(Y)、図3に示した回線管理テーブル172の該当す
る回線状態を、この図に示したように“Good”から“Er
ror”に変更する(ステップS322)。そして、この
例では回線141に障害が発生したことをコネクション
管理部132に通知する(ステップS323)。
理の流れを表わしたものである。回線管理部134はノ
ード管理テーブル173のポート状態が“Good”から
“Error”に変化するのを監視している(ステップS3
21)。そして、このような変化が検出されると
(Y)、図3に示した回線管理テーブル172の該当す
る回線状態を、この図に示したように“Good”から“Er
ror”に変更する(ステップS322)。そして、この
例では回線141に障害が発生したことをコネクション
管理部132に通知する(ステップS323)。
【0035】図7は、コネクション管理部の障害発生に
対する処理の流れを表わしたものである。コネクション
管理部132は、回線管理部134からの障害発生の通
知が来ると(ステップS341)、障害が発生したコネ
クションに迂回パスが複数存在する場合にはこれらの空
き帯域を比較する。そして空き帯域の多い迂回パスを迂
回路として選択する(ステップS342)。迂回パスが
1つしか設定されていなかった場合には、これを選択す
ることになる。本実施例では図2に示したコネクション
管理テーブル171で第1のコネクション番号241の
箇所をチェックすることで、迂回パスの空き帯域が多い
第1の迂回パスの回線152、153、143、15
4、155が迂回路として選択される。コネクション管
理部132は選択した迂回パスについての回線状態の取
得を回線管理部134に要求する(ステップS34
3)。そしてこの後は、回線管理部134から迂回が可
能であるかどうかの結果が来るのを待機する状態となる
(ステップS344)。
対する処理の流れを表わしたものである。コネクション
管理部132は、回線管理部134からの障害発生の通
知が来ると(ステップS341)、障害が発生したコネ
クションに迂回パスが複数存在する場合にはこれらの空
き帯域を比較する。そして空き帯域の多い迂回パスを迂
回路として選択する(ステップS342)。迂回パスが
1つしか設定されていなかった場合には、これを選択す
ることになる。本実施例では図2に示したコネクション
管理テーブル171で第1のコネクション番号241の
箇所をチェックすることで、迂回パスの空き帯域が多い
第1の迂回パスの回線152、153、143、15
4、155が迂回路として選択される。コネクション管
理部132は選択した迂回パスについての回線状態の取
得を回線管理部134に要求する(ステップS34
3)。そしてこの後は、回線管理部134から迂回が可
能であるかどうかの結果が来るのを待機する状態となる
(ステップS344)。
【0036】図6に戻って説明を続ける。回線管理部1
34はコネクション管理部132から、選択した迂回パ
スについての回線状態の取得の要求があったら(ステッ
プS324:Y)、図3に示した回線管理テーブル17
2から回線状態を取得して、これをコネクション管理部
132に戻す(ステップS325)。
34はコネクション管理部132から、選択した迂回パ
スについての回線状態の取得の要求があったら(ステッ
プS324:Y)、図3に示した回線管理テーブル17
2から回線状態を取得して、これをコネクション管理部
132に戻す(ステップS325)。
【0037】再び図7に戻って説明を続ける。コネクシ
ョン管理部132はこの結果を用いて、選択された第1
の迂回パスで迂回が可能であるかどうかをチェックする
(ステップS344)。回線状態が“Error”となって
いる回線があれば迂回は不可能である。回線状態がすべ
て“Good”となっていて迂回が可能であると判別された
場合には(Y)、該当するノード装置に迂回路へ切り替
えるための接続設定を指示する(ステップS345)。
この例の場合には第1の迂回パスが設定される。ただ
し、第4のノード装置114と第5のノード装置115
は第1の迂回パスの経路の一部としてすでに接続されて
いる。したがって、まず第1のノード装置111に対し
て、回線141に代えて回線152と回線153の接続
設定を行わせる。次に第3のノード装置113に対し
て、回線142に代えて回線155と回線154の接続
設定を行わせる。もちろん、これらのノード装置11
1、113に対する接続設定の制御の時間的な前後は特
に限定されるものではない。
ョン管理部132はこの結果を用いて、選択された第1
の迂回パスで迂回が可能であるかどうかをチェックする
(ステップS344)。回線状態が“Error”となって
いる回線があれば迂回は不可能である。回線状態がすべ
て“Good”となっていて迂回が可能であると判別された
場合には(Y)、該当するノード装置に迂回路へ切り替
えるための接続設定を指示する(ステップS345)。
この例の場合には第1の迂回パスが設定される。ただ
し、第4のノード装置114と第5のノード装置115
は第1の迂回パスの経路の一部としてすでに接続されて
いる。したがって、まず第1のノード装置111に対し
て、回線141に代えて回線152と回線153の接続
設定を行わせる。次に第3のノード装置113に対し
て、回線142に代えて回線155と回線154の接続
設定を行わせる。もちろん、これらのノード装置11
1、113に対する接続設定の制御の時間的な前後は特
に限定されるものではない。
【0038】迂回パスの設定が行われたら、コネクショ
ン管理部132はコネクションの設定変更を回線管理部
134に通知する(ステップS346)。そしてその後
は回線管理部134から空き帯域についてのデータが送
られてきたら(ステップS347:Y)、空き帯域の変
更を行って(ステップS348)、処理を終了させる
(エンド)。
ン管理部132はコネクションの設定変更を回線管理部
134に通知する(ステップS346)。そしてその後
は回線管理部134から空き帯域についてのデータが送
られてきたら(ステップS347:Y)、空き帯域の変
更を行って(ステップS348)、処理を終了させる
(エンド)。
【0039】以上は回線状態の取得結果から迂回パスの
設定がうまくいった場合である。ステップS344で迂
回不可能と判別された場合には(N)、用意された選択
可能なすべての迂回路で迂回が不可能となったかの判別
が行われる(ステップS349)。この例の場合にはま
だ第2の迂回パスが残っている。このような場合には
(N)、次の空き帯域の多い迂回パスが選択される(ス
テップS350)。そしてステップS343に進んでそ
の迂回パスについての回線状態の取得を回線管理部13
4に要求して同様の処理を行うことになる。ステップS
349ですべての迂回パスへの迂回が現時点で不可能と
された場合には(Y)、当面の処理が終了する(エン
ド)。
設定がうまくいった場合である。ステップS344で迂
回不可能と判別された場合には(N)、用意された選択
可能なすべての迂回路で迂回が不可能となったかの判別
が行われる(ステップS349)。この例の場合にはま
だ第2の迂回パスが残っている。このような場合には
(N)、次の空き帯域の多い迂回パスが選択される(ス
テップS350)。そしてステップS343に進んでそ
の迂回パスについての回線状態の取得を回線管理部13
4に要求して同様の処理を行うことになる。ステップS
349ですべての迂回パスへの迂回が現時点で不可能と
された場合には(Y)、当面の処理が終了する(エン
ド)。
【0040】ところで、複数存在する迂回パスの1つに
ついてでもその後に回線の障害がなくなればその迂回パ
スを使用することができる。もちろん、基本パスが復旧
すればこのような再迂回処理を行う必要もない。ここで
は第1の迂回パスの回線143の回線状態が“Error”
でこの迂回パスへの切り替えができなかったときに、こ
の回線状態が“Good”に復旧して迂回ができるようにな
った場合を想定して再迂回処理等の回線復旧時の処理を
説明する。
ついてでもその後に回線の障害がなくなればその迂回パ
スを使用することができる。もちろん、基本パスが復旧
すればこのような再迂回処理を行う必要もない。ここで
は第1の迂回パスの回線143の回線状態が“Error”
でこの迂回パスへの切り替えができなかったときに、こ
の回線状態が“Good”に復旧して迂回ができるようにな
った場合を想定して再迂回処理等の回線復旧時の処理を
説明する。
【0041】図8は、回線復旧時におけるノード管理部
の処理の流れを表わしたものである。ノード管理部13
3は図1に示した制御回線161を通じて回線の復旧を
監視している(ステップS371)。そして、たとえば
第1の迂回パスの回線143が復旧したら(Y)、ノー
ド管理部133は図4に示したノード管理テーブル17
3の該当するポート番号のポート状態を、“Error”か
ら“Good”に変更する(ステップS372)。
の処理の流れを表わしたものである。ノード管理部13
3は図1に示した制御回線161を通じて回線の復旧を
監視している(ステップS371)。そして、たとえば
第1の迂回パスの回線143が復旧したら(Y)、ノー
ド管理部133は図4に示したノード管理テーブル17
3の該当するポート番号のポート状態を、“Error”か
ら“Good”に変更する(ステップS372)。
【0042】図9は、回線復旧時における回線管理部の
処理の流れを表わしたものである。回線管理部134は
ノード管理テーブル173のポート状態が“Error”か
ら“Good”に変化するのを監視している(ステップS3
91)。そして、このような変化が検出されると
(Y)、図3に示した回線管理テーブル172の該当す
る回線状態を、“Error”から“Good”に変更する(ス
テップS392)。そして、その迂回パスのコネクショ
ン番号を取得する(ステップS393)。本実施例では
第1の迂回パスを設定しているコネクション番号241
が取得されることになる。回線管理部134はそこで該
当する第1のコネクション番号241のコネクションに
ついての状態取得をコネクション管理部132に要求す
る(ステップS394)。
処理の流れを表わしたものである。回線管理部134は
ノード管理テーブル173のポート状態が“Error”か
ら“Good”に変化するのを監視している(ステップS3
91)。そして、このような変化が検出されると
(Y)、図3に示した回線管理テーブル172の該当す
る回線状態を、“Error”から“Good”に変更する(ス
テップS392)。そして、その迂回パスのコネクショ
ン番号を取得する(ステップS393)。本実施例では
第1の迂回パスを設定しているコネクション番号241
が取得されることになる。回線管理部134はそこで該
当する第1のコネクション番号241のコネクションに
ついての状態取得をコネクション管理部132に要求す
る(ステップS394)。
【0043】図10は、回線復旧時におけるコネクショ
ン管理部の処理の流れを表わしたものである。コネクシ
ョン管理部132は回線管理部134からコネクション
番号241のコネクションについての状態取得の要求を
受けると(ステップS411:Y)、コネクション管理
テーブル171における第1のコネクション番号241
での基本パスを構成する回線152、141、142、
155を読み出して、これらの回線状態の取得を回線管
理部134に要求する(ステップS412)。回線管理
部134ではこの回線状態取得要求を受信すると(図9
ステップS395:Y)、回線管理テーブル172をチ
ェックしてこれらの回線152、141、142、15
5回線状態が“Error”であるか“Good”であるかをコ
ネクション管理部132に返答する(図9ステップS3
96)。回線141がまだ復旧していないとすると、こ
の回線状態については“Error”が返答されることにな
る。
ン管理部の処理の流れを表わしたものである。コネクシ
ョン管理部132は回線管理部134からコネクション
番号241のコネクションについての状態取得の要求を
受けると(ステップS411:Y)、コネクション管理
テーブル171における第1のコネクション番号241
での基本パスを構成する回線152、141、142、
155を読み出して、これらの回線状態の取得を回線管
理部134に要求する(ステップS412)。回線管理
部134ではこの回線状態取得要求を受信すると(図9
ステップS395:Y)、回線管理テーブル172をチ
ェックしてこれらの回線152、141、142、15
5回線状態が“Error”であるか“Good”であるかをコ
ネクション管理部132に返答する(図9ステップS3
96)。回線141がまだ復旧していないとすると、こ
の回線状態については“Error”が返答されることにな
る。
【0044】コネクション管理部132は回線管理部1
34からこの返答を受信すると(図10ステップS41
3:Y)、これらの回線152、141、142、15
5によってパスの復旧が可能であるかどうかを判別する
(ステップS414)。この例の場合には回線141の
回線状態が“Error”となっており、基本パスを復旧す
ることができない(N)。そこでコネクション管理部1
32はコネクション管理テーブル171をチェックして
迂回が可能であるかどうかを判別する(ステップS41
5)。この例では迂回が可能である。そこで第1の迂回
パスを構成する回線152、153、143、154、
155を読み出して、これらの回線状態の取得を回線管
理部134に要求する(ステップS416)。なお、迂
回路がないような場合には(ステップS415:N)、
この時点で処理が終了する(エンド)。またこの例とは
異なるが基本パスを構成する回線152、141、14
2、155のすべてに異常がなく復旧が可能である場合
には(ステップS414:Y)、図7のステップS34
5以降の処理に進むことになる。
34からこの返答を受信すると(図10ステップS41
3:Y)、これらの回線152、141、142、15
5によってパスの復旧が可能であるかどうかを判別する
(ステップS414)。この例の場合には回線141の
回線状態が“Error”となっており、基本パスを復旧す
ることができない(N)。そこでコネクション管理部1
32はコネクション管理テーブル171をチェックして
迂回が可能であるかどうかを判別する(ステップS41
5)。この例では迂回が可能である。そこで第1の迂回
パスを構成する回線152、153、143、154、
155を読み出して、これらの回線状態の取得を回線管
理部134に要求する(ステップS416)。なお、迂
回路がないような場合には(ステップS415:N)、
この時点で処理が終了する(エンド)。またこの例とは
異なるが基本パスを構成する回線152、141、14
2、155のすべてに異常がなく復旧が可能である場合
には(ステップS414:Y)、図7のステップS34
5以降の処理に進むことになる。
【0045】さて、この例では回線141の回線状態が
“Error”となっているので、回線管理部134は図9
ステップS395と同様に回線状態取得要求を受信する
(図9ステップ397:Y)。そこで、回線管理部13
4は回線管理テーブル172内の第1の迂回パスを構成
する回線152、153、143、154、155の回
線状態をコネクション管理部132に返答する(図9ス
テップS399)。ここでは、回線143の回線状態が
復旧し、“Error”から“Good”になっているので、回
線152、153、143、154、155のすべての
回線状態が“Good”として返答されることになる。
“Error”となっているので、回線管理部134は図9
ステップS395と同様に回線状態取得要求を受信する
(図9ステップ397:Y)。そこで、回線管理部13
4は回線管理テーブル172内の第1の迂回パスを構成
する回線152、153、143、154、155の回
線状態をコネクション管理部132に返答する(図9ス
テップS399)。ここでは、回線143の回線状態が
復旧し、“Error”から“Good”になっているので、回
線152、153、143、154、155のすべての
回線状態が“Good”として返答されることになる。
【0046】コネクション管理部132では図10のス
テップS413でこの返答を待機している。この例の場
合、コネクション管理部132は回線152、153、
143、154、155のすべての回線状態が“Good”
となっているので復旧可と判断する(ステップS41
4:Y)。そこで、第1の迂回パスによる迂回のために
図7のステップS345以降の処理を開始することにな
る。この処理で迂回パスの設定が行われたら、コネクシ
ョン管理部132はコネクションの設定変更を回線管理
部134に通知する(図7ステップS346)。そこで
図9に示したステップS398で回線管理部134はこ
の設定変更を受信することでその処理を図6のステップ
S327に進めることになる。
テップS413でこの返答を待機している。この例の場
合、コネクション管理部132は回線152、153、
143、154、155のすべての回線状態が“Good”
となっているので復旧可と判断する(ステップS41
4:Y)。そこで、第1の迂回パスによる迂回のために
図7のステップS345以降の処理を開始することにな
る。この処理で迂回パスの設定が行われたら、コネクシ
ョン管理部132はコネクションの設定変更を回線管理
部134に通知する(図7ステップS346)。そこで
図9に示したステップS398で回線管理部134はこ
の設定変更を受信することでその処理を図6のステップ
S327に進めることになる。
【0047】以上説明した例では第1の迂回パスの再迂
回を示したが、第2の迂回パスによって迂回が行われる
ようにしてもよい。
回を示したが、第2の迂回パスによって迂回が行われる
ようにしてもよい。
【0048】変形例
【0049】図11は、本発明の変形例におけるコネク
ション管理テーブルを示したものである。このコネクシ
ョン管理テーブル171Aでは、図2に示した実施例の
コネクション管理テーブル171と比較すると「切り戻
しモード」の項目が設けられており、第1のコネクショ
ン番号241に対応する欄には「障害時切り戻し」モー
ドが現時点で選択されていることが示されている。「切
り戻しモード」は、障害時に迂回パスへ切り替えられた
ときに基本パスが復旧するのを待って基本パスに切り戻
すかどうかを定めるモードである。この変形例のコネク
ション迂回システムでは、「切り戻しなし」と、「復旧
後切り戻し」および「障害時切り戻し」の3つのモード
が定められており、これらのモードの1つを適宜選択で
きるようになっている。
ション管理テーブルを示したものである。このコネクシ
ョン管理テーブル171Aでは、図2に示した実施例の
コネクション管理テーブル171と比較すると「切り戻
しモード」の項目が設けられており、第1のコネクショ
ン番号241に対応する欄には「障害時切り戻し」モー
ドが現時点で選択されていることが示されている。「切
り戻しモード」は、障害時に迂回パスへ切り替えられた
ときに基本パスが復旧するのを待って基本パスに切り戻
すかどうかを定めるモードである。この変形例のコネク
ション迂回システムでは、「切り戻しなし」と、「復旧
後切り戻し」および「障害時切り戻し」の3つのモード
が定められており、これらのモードの1つを適宜選択で
きるようになっている。
【0050】「切り戻しなし」モードは迂回パスに切り
替えられた状態で固定されるモードである。基本パスと
迂回パスが全く対等の伝送帯域である場合のようにこれ
らを実質的に区別する必要がないような場合には、わざ
わざ基本パスに切り戻す必要がないので、このモードが
選択される。この「切り戻しなし」モードを選択する
と、迂回先の迂回パスで障害が発生したときもコネクシ
ョンの切り戻しは行われない。したがって、コネクショ
ンはその迂回パスが復旧しない限り切断されたままとな
る。
替えられた状態で固定されるモードである。基本パスと
迂回パスが全く対等の伝送帯域である場合のようにこれ
らを実質的に区別する必要がないような場合には、わざ
わざ基本パスに切り戻す必要がないので、このモードが
選択される。この「切り戻しなし」モードを選択する
と、迂回先の迂回パスで障害が発生したときもコネクシ
ョンの切り戻しは行われない。したがって、コネクショ
ンはその迂回パスが復旧しない限り切断されたままとな
る。
【0051】「復旧後切り戻し」モードは、本来の基本
パスが復旧した時点でこれに切り戻すモードである。基
本パスの方が伝送帯域が広くてATMセルが廃棄される
等の不都合が生じないような場合には基本パスが復旧す
るのを待ってこれに切り戻す実益がある。実施例の場合
では、基本パスの回線141に障害が発生した。したが
って、「復旧後切り戻し」モードが設定されている場
合、コネクション管理部132は回線管理部134から
コネクション切り戻しの要求を受け付けて、基本パスを
構成する回線152、141、142、155の回線状
態をチェックした後、これらがすべて “Good”(正
常)になっていれば、この基本パスを使用してコネクシ
ョンを接続することになる。
パスが復旧した時点でこれに切り戻すモードである。基
本パスの方が伝送帯域が広くてATMセルが廃棄される
等の不都合が生じないような場合には基本パスが復旧す
るのを待ってこれに切り戻す実益がある。実施例の場合
では、基本パスの回線141に障害が発生した。したが
って、「復旧後切り戻し」モードが設定されている場
合、コネクション管理部132は回線管理部134から
コネクション切り戻しの要求を受け付けて、基本パスを
構成する回線152、141、142、155の回線状
態をチェックした後、これらがすべて “Good”(正
常)になっていれば、この基本パスを使用してコネクシ
ョンを接続することになる。
【0052】「切り戻しモード」が「障害時切り戻し」
モードになっている場合は、「復旧後切り戻し」モード
に比べると切り戻しについての緊急性が乏しいときのも
のであり、切り替えた後のパスに障害が生じた時点で本
来のパスに切り戻すようにしている。たとえば先の実施
例で第1の迂回パスに切り替えが行われた後で回線14
3に障害が発生したような場合を説明する。コネクショ
ン管理部132は回線管理部134からコネクション切
り戻しの要求を受け付けると、基本パスを構成する回線
152、141、142、155の回線状態をチェック
した後、これらがすべて “Good”(正常)になってい
れば、この基本パスを使用してコネクションを接続する
ことになる。以上により効率的なネットワークの利用が
可能になる。
モードになっている場合は、「復旧後切り戻し」モード
に比べると切り戻しについての緊急性が乏しいときのも
のであり、切り替えた後のパスに障害が生じた時点で本
来のパスに切り戻すようにしている。たとえば先の実施
例で第1の迂回パスに切り替えが行われた後で回線14
3に障害が発生したような場合を説明する。コネクショ
ン管理部132は回線管理部134からコネクション切
り戻しの要求を受け付けると、基本パスを構成する回線
152、141、142、155の回線状態をチェック
した後、これらがすべて “Good”(正常)になってい
れば、この基本パスを使用してコネクションを接続する
ことになる。以上により効率的なネットワークの利用が
可能になる。
【0053】なお、実施例および変形例では第1の端末
101と第2の端末102の間の比較的簡単なネットワ
ークでの基本パス(現用パス)と迂回パス(予備パス)
について説明した。これらの端末101、102の間に
複雑にネットワークが形成されているようなシステムで
は、1つの基本パスを経路的に複数の基本パスに分けて
考えることができる。このような場合には、それぞれの
分割後の基本パスに対する迂回パスに対して本発明を適
用することができる。
101と第2の端末102の間の比較的簡単なネットワ
ークでの基本パス(現用パス)と迂回パス(予備パス)
について説明した。これらの端末101、102の間に
複雑にネットワークが形成されているようなシステムで
は、1つの基本パスを経路的に複数の基本パスに分けて
考えることができる。このような場合には、それぞれの
分割後の基本パスに対する迂回パスに対して本発明を適
用することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜請求項3
および請求項7記載の発明によれば、ATMセルを伝送
する第1および第2の端末間に位置する複数のノード装
置を連結した基本パスと、この基本パスを迂回する迂回
パスを用意しておき、迂回パスは基本パスの第1の端末
に最も近い側のノード装置と、第2の端末に最も近い側
のノード装置との間の回線が解放された状態となってお
り、迂回パスを構成するその他の部分についてはそれぞ
れのノード装置と回線が接続された構成とした。このた
め、基本パスに障害が発生したときには、経路切替手段
によって第1の端末に最も近い側のノード装置と、第2
の端末に最も近い側のノード装置との間の回線を接続す
るだけで迂回パス側の経路に切り替えることができ、迅
速に迂回パスへの切り替えが可能になるだけでなく、迂
回パスへの経路が定まっておりそのための帯域の確保も
可能なので、信頼性も向上させることができる。
および請求項7記載の発明によれば、ATMセルを伝送
する第1および第2の端末間に位置する複数のノード装
置を連結した基本パスと、この基本パスを迂回する迂回
パスを用意しておき、迂回パスは基本パスの第1の端末
に最も近い側のノード装置と、第2の端末に最も近い側
のノード装置との間の回線が解放された状態となってお
り、迂回パスを構成するその他の部分についてはそれぞ
れのノード装置と回線が接続された構成とした。このた
め、基本パスに障害が発生したときには、経路切替手段
によって第1の端末に最も近い側のノード装置と、第2
の端末に最も近い側のノード装置との間の回線を接続す
るだけで迂回パス側の経路に切り替えることができ、迅
速に迂回パスへの切り替えが可能になるだけでなく、迂
回パスへの経路が定まっておりそのための帯域の確保も
可能なので、信頼性も向上させることができる。
【0055】また請求項2記載の発明によれば、基本パ
ス障害復旧検出手段で基本パスの障害が復旧するときこ
れを検出することにし、経路切替手段によって迂回パス
による通信路に切り替えられた後、基本パス障害復旧検
出手段によって基本パスの障害が復旧したことが検出さ
れたときには、基本パス復旧時切り戻し手段によって第
1の端末に最も近い側のノード装置と第2の端末に最も
近い側のノード装置と迂回パスとの間の回線を切断し、
代わってこれらのノード装置における基本パス側の回線
を接続することで第1および第2の端末の間を基本パス
による通信路に切り戻すことにしたので、基本パスが復
旧した時点で迂回パスから基本パスに切り戻すことがで
き、基本パスの方が伝送帯域が広いような場合には、よ
り良い伝送状態で信号の伝送を再開することができる。
ス障害復旧検出手段で基本パスの障害が復旧するときこ
れを検出することにし、経路切替手段によって迂回パス
による通信路に切り替えられた後、基本パス障害復旧検
出手段によって基本パスの障害が復旧したことが検出さ
れたときには、基本パス復旧時切り戻し手段によって第
1の端末に最も近い側のノード装置と第2の端末に最も
近い側のノード装置と迂回パスとの間の回線を切断し、
代わってこれらのノード装置における基本パス側の回線
を接続することで第1および第2の端末の間を基本パス
による通信路に切り戻すことにしたので、基本パスが復
旧した時点で迂回パスから基本パスに切り戻すことがで
き、基本パスの方が伝送帯域が広いような場合には、よ
り良い伝送状態で信号の伝送を再開することができる。
【0056】更に請求項3記載の発明によれば、迂回パ
ス障害検出手段が迂回パスの障害を検出し、かつ基本パ
ス障害復旧有無判別手段が基本パスの障害が復旧したと
判別したときには、基本パス復旧時切り戻し手段によっ
て基本パスによる通信路に切り戻すことにしたので、パ
スの順次切り替えによってATMセルの伝送路の信頼性
を確保することができる。
ス障害検出手段が迂回パスの障害を検出し、かつ基本パ
ス障害復旧有無判別手段が基本パスの障害が復旧したと
判別したときには、基本パス復旧時切り戻し手段によっ
て基本パスによる通信路に切り戻すことにしたので、パ
スの順次切り替えによってATMセルの伝送路の信頼性
を確保することができる。
【0057】また請求項4記載の発明によれば、複数の
迂回パスを設けることで、基本パスと1つの迂回パスの
切り替えよりも更に信頼性を高めることができる。
迂回パスを設けることで、基本パスと1つの迂回パスの
切り替えよりも更に信頼性を高めることができる。
【0058】更に請求項5記載の発明によれば、迂回パ
スが複数設けられているときには空き帯域比較手段でこ
れらの空き帯域を比較し、比較結果から最も大きな空き
帯域を有する迂回パスから順に迂回路の選択を行うこと
にしたので、切り替え先の迂回パスでのATMセルの伝
送条件をより良いものにすることができる。
スが複数設けられているときには空き帯域比較手段でこ
れらの空き帯域を比較し、比較結果から最も大きな空き
帯域を有する迂回パスから順に迂回路の選択を行うこと
にしたので、切り替え先の迂回パスでのATMセルの伝
送条件をより良いものにすることができる。
【0059】また請求項6記載の発明によれば、空き帯
域比較手段は迂回パスの伝送可能な空き帯域の大きさを
比較するとき、総帯域からその迂回パスで実際に使用さ
れている帯域を差し引いた空き帯域を比較することにし
たので、見かけ上は空き帯域がほとんどなくても回線の
使用されている帯域が実際には少なくて空き帯域が多い
ような迂回パスを積極的に選択することができ、切り替
え先の迂回パスでのATMセルの伝送条件をより良いも
のにすることができる。
域比較手段は迂回パスの伝送可能な空き帯域の大きさを
比較するとき、総帯域からその迂回パスで実際に使用さ
れている帯域を差し引いた空き帯域を比較することにし
たので、見かけ上は空き帯域がほとんどなくても回線の
使用されている帯域が実際には少なくて空き帯域が多い
ような迂回パスを積極的に選択することができ、切り替
え先の迂回パスでのATMセルの伝送条件をより良いも
のにすることができる。
【0060】更に請求項7記載の発明によれば、経路切
替手段によって迂回パスに切り替えが行われた後、再度
基本パスに復帰させるか否かおよび基本パスに復帰させ
る場合には基本パスの障害が復旧した時点にするか切り
替え先の迂回パスの障害発生時にするかを任意に選択さ
せる復帰選択手段とをコネクション迂回システムに具備
させたので、各種事情に応じて切り戻しの有無や切り戻
しのタイミングを自在に選択することが可能になる。
替手段によって迂回パスに切り替えが行われた後、再度
基本パスに復帰させるか否かおよび基本パスに復帰させ
る場合には基本パスの障害が復旧した時点にするか切り
替え先の迂回パスの障害発生時にするかを任意に選択さ
せる復帰選択手段とをコネクション迂回システムに具備
させたので、各種事情に応じて切り戻しの有無や切り戻
しのタイミングを自在に選択することが可能になる。
【図1】本発明の一実施例におけるコネクション迂回シ
ステムの構成を表わしたシステム構成図である。
ステムの構成を表わしたシステム構成図である。
【図2】本実施例でコネクション管理部が管理のために
使用するコネクション管理テーブルの一例を表わした説
明図である。
使用するコネクション管理テーブルの一例を表わした説
明図である。
【図3】本実施例で回線管理部で管理される回線管理テ
ーブルを表わした説明図である。
ーブルを表わした説明図である。
【図4】本実施例でノード管理部が管理するノード管理
テーブルの内容の一部を表わした説明図である。
テーブルの内容の一部を表わした説明図である。
【図5】本実施例におけるノード管理部の障害発生に対
する処理の流れを表わした流れ図である。
する処理の流れを表わした流れ図である。
【図6】本実施例における回線管理部の障害発生に対す
る処理の流れを表わした流れ図である。
る処理の流れを表わした流れ図である。
【図7】本実施例におけるコネクション管理部の障害発
生に対する処理の流れを表わした流れ図である。
生に対する処理の流れを表わした流れ図である。
【図8】本実施例の回線復旧時におけるノード管理部の
処理の流れを表わした流れ図である。
処理の流れを表わした流れ図である。
【図9】本実施例の回線復旧時における回線管理部の処
理の流れを表わした流れ図である。
理の流れを表わした流れ図である。
【図10】本実施例の回線復旧時におけるコネクション
管理部の処理の流れを表わした流れ図である。
管理部の処理の流れを表わした流れ図である。
【図11】本発明の変形例におけるコネクション管理テ
ーブルを示した説明図である。
ーブルを示した説明図である。
101 第1の端末 102 第2の端末 111 第1のノード装置 112 第2のノード装置 113 第3のノード装置 114 第4のノード装置 115 第5のノード装置 116 第6のノード装置 117 第7のノード装置 131 網管理装置 132 コネクション管理部 133 ノード管理部 134 回線管理部 141〜144、152〜157 回線 161 制御回線 171、171A コネクション管理テーブル 172 回線管理テーブル 173 ノード管理テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 徹 東京都港区三田一丁目4番28号 日本電気 通信システム株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA12 HA10 HB29 LB08 LB19 MB01 MD02
Claims (7)
- 【請求項1】 ATMセルを伝送する第1および第2の
端末間に位置する複数のノード装置を連結した基本パス
と、 この基本パスの第1の端末に最も近い側のノード装置
と、第2の端末に最も近い側のノード装置のそれぞれを
起点あるいは終点とし、これらのノード装置以外に2以
上の迂回用ノード装置を配置し、これら迂回用ノード装
置の間の回線のみが予め接続され、前記第1の端末に最
も近い側のノード装置と迂回用ノード装置および前記第
2の端末に最も近い側のノード装置と迂回用ノード装置
の間が前記第1および第2の端末が基本パスによって接
続されている状態で解放されている迂回パスと、 前記基本パスに障害が発生したとき前記第1の端末に最
も近い側のノード装置と、第2の端末に最も近い側のノ
ード装置と迂回パスの回線が接続された両端のノード装
置の1つずつを回線で接続して第1および第2の端末の
間を迂回パスによる通信路に切り替える経路切替手段と
を具備することを特徴とするコネクション迂回システ
ム。 - 【請求項2】 ATMセルを伝送する第1および第2の
端末間に位置する複数のノード装置を連結した基本パス
と、 この基本パスの第1の端末に最も近い側のノード装置
と、第2の端末に最も近い側のノード装置のそれぞれを
起点あるいは終点とし、これらのノード装置以外に2以
上の迂回用ノード装置を配置し、これら迂回用ノード装
置の間の回線のみが予め接続され、前記第1の端末に最
も近い側のノード装置と迂回用ノード装置および前記第
2の端末に最も近い側のノード装置と迂回用ノード装置
の間が前記第1および第2の端末が基本パスによって接
続されている状態で解放されている迂回パスと、 前記基本パスに障害が発生したとき前記第1の端末に最
も近い側のノード装置と、第2の端末に最も近い側のノ
ード装置と迂回パスの回線が接続された両端のノード装
置の1つずつを回線で接続して第1および第2の端末の
間を迂回パスによる通信路に切り替える経路切替手段
と、 基本パスの障害が復旧するときこれを検出する基本パス
障害復旧検出手段と、 前記経路切替手段によって迂回パスによる通信路に切り
替えられた後、基本パス障害復旧検出手段によって基本
パスの障害が復旧したことが検出されたとき、前記第1
の端末に最も近い側のノード装置と第2の端末に最も近
い側のノード装置と迂回パスとの間の回線を切断し、代
わってこれらのノード装置における基本パス側の回線を
接続することで第1および第2の端末の間を基本パスに
よる通信路に切り戻す基本パス復旧時切り戻し手段とを
具備することを特徴とするコネクション迂回システム。 - 【請求項3】 ATMセルを伝送する第1および第2の
端末間に位置する複数のノード装置を連結した基本パス
と、 この基本パスの第1の端末に最も近い側のノード装置
と、第2の端末に最も近い側のノード装置のそれぞれを
起点あるいは終点とし、これらのノード装置以外に2以
上の迂回用ノード装置を配置し、これら迂回用ノード装
置の間の回線のみが予め接続され、前記第1の端末に最
も近い側のノード装置と迂回用ノード装置および前記第
2の端末に最も近い側のノード装置と迂回用ノード装置
の間が前記第1および第2の端末が基本パスによって接
続されている状態で解放されている迂回パスと、 前記基本パスに障害が発生したとき前記第1の端末に最
も近い側のノード装置と、第2の端末に最も近い側のノ
ード装置と迂回パスの回線が接続された両端のノード装
置の1つずつを回線で接続して第1および第2の端末の
間を迂回パスによる通信路に切り替える経路切替手段
と、 迂回パスの障害を検出する迂回パス障害検出手段と、 前記経路切替手段によって迂回パスによる通信路に切り
替えられた後、迂回パス障害検出手段によって迂回パス
の障害が検出されたとき基本パスの障害が復旧している
か否かを判別する基本パス障害復旧有無判別手段と、 この基本パス障害復旧有無判別手段によって基本パスの
障害が復旧していると判別されたとき前記第1の端末に
最も近い側のノード装置と第2の端末に最も近い側のノ
ード装置と迂回パスとの間の回線を切断し、代わってこ
れらのノード装置における基本パス側の回線を接続する
ことで第1および第2の端末の間を基本パスによる通信
路に切り戻す基本パス復旧時切り戻し手段とを具備する
ことを特徴とするコネクション迂回システム。 - 【請求項4】 前記迂回パスは前記第1の端末に最も近
い側のノード装置と、第2の端末に最も近い側のノード
装置の間に複数設けられることを特徴とする請求項1〜
請求項3記載のコネクション迂回システム。 - 【請求項5】 それぞれの迂回パスの伝送可能な空き帯
域の大きさを比較する空き帯域比較手段と、 この空き帯域比較手段による比較結果から最も大きな空
き帯域を有する迂回パスから順に迂回路の選択を行う迂
回パス選択手段とを具備することを特徴とする請求項4
記載のコネクション迂回システム。 - 【請求項6】 前記空き帯域比較手段は迂回パスの伝送
可能な空き帯域の大きさを比較するとき、伝送可能な総
帯域から各パスで使用を予約している帯域の合計を差し
引いた帯域を比較するのではなく、総帯域からその迂回
パスで実際に使用されている帯域を差し引いた空き帯域
を比較することを特徴とする請求項5記載のコネクショ
ン迂回システム。 - 【請求項7】 ATMセルを伝送する第1および第2の
端末間に位置する複数のノード装置を連結した基本パス
と、 この基本パスの第1の端末に最も近い側のノード装置
と、第2の端末に最も近い側のノード装置のそれぞれを
起点あるいは終点とし、これらのノード装置以外に2以
上の迂回用ノード装置を配置し、これら迂回用ノード装
置の間の回線のみが予め接続され、前記第1の端末に最
も近い側のノード装置と迂回用ノード装置および前記第
2の端末に最も近い側のノード装置と迂回用ノード装置
の間が前記第1および第2の端末が基本パスによって接
続されている状態で解放されている迂回パスと、 前記基本パスに障害が発生したとき前記第1の端末に最
も近い側のノード装置と、第2の端末に最も近い側のノ
ード装置と迂回パスの回線が接続された両端のノード装
置の1つずつを回線で接続して第1および第2の端末の
間を迂回パスによる通信路に切り替える経路切替手段
と、 この経路切替手段によって迂回パスに切り替えが行われ
た後、再度基本パスに復帰させるか否かおよび基本パス
に復帰させる場合には基本パスの障害が復旧した時点に
するか切り替え先の迂回パスの障害発生時にするかを任
意に選択させる復帰選択手段とを具備することを特徴と
するコネクション迂回システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000168618A JP3533148B2 (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | コネクション迂回システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000168618A JP3533148B2 (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | コネクション迂回システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001345810A true JP2001345810A (ja) | 2001-12-14 |
JP3533148B2 JP3533148B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=18671601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000168618A Expired - Fee Related JP3533148B2 (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | コネクション迂回システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3533148B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008533782A (ja) * | 2005-03-09 | 2008-08-21 | ノキア シーメンス ネットワークス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト | ネットワークエレメントの損傷を一義的に識別する通信ネットワークのための監視システム |
JP2008206046A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Nec Corp | 配信システム、配信制御装置および配信制御方法 |
KR100932624B1 (ko) * | 2002-12-13 | 2009-12-17 | 주식회사 케이티 | 통신망 관리시스템에서 중계서버 장애시 데이터 중계서비스 방법 |
WO2011043379A1 (ja) * | 2009-10-06 | 2011-04-14 | 日本電気株式会社 | ネットワークシステムとコントローラと方法とプログラム |
JP2015188135A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-29 | 富士通株式会社 | 通信経路制御方法及び通信システム |
US9397882B2 (en) | 2013-04-30 | 2016-07-19 | Fujitsu Limited | Packet transport network system |
-
2000
- 2000-06-06 JP JP2000168618A patent/JP3533148B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100932624B1 (ko) * | 2002-12-13 | 2009-12-17 | 주식회사 케이티 | 통신망 관리시스템에서 중계서버 장애시 데이터 중계서비스 방법 |
JP2008533782A (ja) * | 2005-03-09 | 2008-08-21 | ノキア シーメンス ネットワークス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト | ネットワークエレメントの損傷を一義的に識別する通信ネットワークのための監視システム |
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JP4552232B2 (ja) * | 2007-02-22 | 2010-09-29 | 日本電気株式会社 | 配信システム、配信制御装置および配信制御方法 |
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US8792388B2 (en) | 2009-10-06 | 2014-07-29 | Nec Corporation | Network system, controller, method and program |
JP5621781B2 (ja) * | 2009-10-06 | 2014-11-12 | 日本電気株式会社 | ネットワークシステムとコントローラと方法とプログラム |
US9397882B2 (en) | 2013-04-30 | 2016-07-19 | Fujitsu Limited | Packet transport network system |
JP2015188135A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-29 | 富士通株式会社 | 通信経路制御方法及び通信システム |
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---|---|
JP3533148B2 (ja) | 2004-05-31 |
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