JP2001345004A - 灯 器 - Google Patents

灯 器

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JP2001345004A
JP2001345004A JP2000250739A JP2000250739A JP2001345004A JP 2001345004 A JP2001345004 A JP 2001345004A JP 2000250739 A JP2000250739 A JP 2000250739A JP 2000250739 A JP2000250739 A JP 2000250739A JP 2001345004 A JP2001345004 A JP 2001345004A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 光度を低下させることなく光害へ配慮して配
光特性を調整できるようにする。 【解決手段】 ランプユニット3A〜3Cにおいて、そ
れぞれのホルダの側板31,の内側面に、所望の配光特
性が得られる反射鏡4の側面視略凹曲線形状に倣って、
前後方向に所定の曲率で複数の溝38A〜38Cを形成
し、反射鏡4の左右側部41,42を着脱自在に係合保
持する。そして、周囲環境への光害に応じて溝38A〜
38Cのいずれかを選択し、その溝で反射鏡4を係合保
持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、灯器に関し、特に
線光源からの光を所定の側面視略凹曲線形状をなす反射
鏡で反射して所望の配光特性を得る灯器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】高層ビル、送電鉄塔あるいは煙突などの
航空路障害物の位置を航空機に対して通知する航空灯火
として、構造物の屋上、先端あるいは壁面に航空障害灯
が設置されている。この種の航空障害灯には、より顕著
に航空路障害物の位置を通知するため、さらには夜間だ
けでなく昼間にも利用するため、閃光発光させるものが
ある。このような閃光式の航空障害灯としては、キセノ
ンランプなど閃光発光可能な光源を用いられることが多
く、所望の配光特性を得るためには、光源からの光を所
定の方向へ反射する反射鏡を所定の位置関係で精度よく
取り付け配置する必要がある。
【0003】このような線光源からの光を所定曲率の側
面視略凹曲線形状をなす反射鏡で反射して所望の配光特
性を得る灯器では、その周辺環境への光害を配慮して配
光特性の微妙な調整が必要となる場合がある。例えば、
ビルの壁面や屋上に設置される航空障害灯では、その航
空障害灯からそのビルの窓やそのビルの向かい側の建物
の窓へ強く照射されないように配光特性を調整すること
もある。従来、このような灯器では、光源および反射鏡
の前側に遮光板を設けて配光特性を調整するものとなっ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の灯器では、光源および反射鏡の前側に遮光板
を設けて配光特性を調整していたため、遮光板により部
分的に光度を低減させてしまい、光害へ配慮を行いつつ
光源からの光の全てを効率よく照射できないという問題
点があった。本発明はこのような課題を解決するための
ものであり、光度を低下させることなく光害へ配慮して
配光特性を調整できる灯器を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による灯器は、光源と、略長方形の板
体が凹曲した側面視略凹曲線形状をなし光源からの光を
照射方向へ反射する反射鏡と、この反射鏡の互いに対向
する両側端を支持するホルダとを備え、ホルダは、反射
鏡の各側端を係合保持する複数の係合部がそれぞれ形成
された互いに対向する側面を有し、各係合部は、反射鏡
が照射方向へ開放された個別の側面視略凹曲線形状をな
すように反射鏡の各側端を着脱自在に係合保持するよう
にしたものである。
【0006】各係合部については、対向する側面へ向け
て開放された凹溝で形成してもよい。この場合、各凹溝
がホルダの端面に反射鏡が挿入される共通の開口端を持
つように形成してもよく、ホルダの端面に反射鏡が挿入
される開口端をそれぞれ個別に持つように形成してもよ
い。さらに、各凹溝に、開口端から挿入された反射鏡を
所定位置で係止するための係止端を設けてもよい。ま
た、各凹溝の配置について、それら一端を共通として曲
率の大きい順に光源側から後方へ並べて配置してもよ
く、略同一曲率で光源から後方へ異なる距離だけ平行移
動した位置に並べて配置してもよい。
【0007】光源として反射鏡の焦点位置に延在する線
状の光源を用いた場合の光源保持機構としては、ホルダ
の互いに対向する側面を形成する2つの側板のそれぞれ
に固定された2つの取付部材と、これら取付部材のそれ
ぞれに取り付けられ光源の側端部を保持する2つのブロ
ックとをさらに設け、これらブロックを、ネジを介して
反射鏡の前後方向で移動自在に取付部材へ取り付けると
ともに、バネにより取付部材と離間する方向へ付勢する
ようにしてもよい。さらにこれら2つのブロックに架設
され、ネジを軸とするそれぞれのブロックの回転を抑制
する断面L字形の回り止め部材を設けてもよい。また、
他の光源保持機構としては、ホルダの互いに対向する側
面を形成する2つの側板のそれぞれに固定された2つの
取付部材と、これら取付部材のそれぞれに取り付けら
れ、上側面に形成された凹部、例えばV字溝で光源の側
端部を保持する2つのブロックとを設け、取付部材のそ
れぞれに取り付けられた押圧部材で、光源の側端部をブ
ロックの凹部側へ押圧するようにしてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施の形態である灯器
を示す構成図、図2は図1のII−II断面図、図3はグロ
ーブを取り外した灯器の平面図である。以下では、本発
明の灯器について航空障害灯を例として説明する。同図
において、灯器は、上側に開口部1Aを有する有底円筒
状の灯体1と、この灯体1の開口部1Aを塞ぐように取
り付けられた円板状の支持板6と、この支持板6の上側
に配置され外部へ閃光を照射するランプユニット3A〜
3Cと、透光性を有しランプユニット3A〜3Cを上方
から被うように灯体1の開口部1Aに取り付けられたグ
ローブ2とから構成されている。
【0009】灯体1の開口部1Aには、灯体1の周壁か
ら外側に向けてフランジ11が形成されており、支持板
6はこのフランジ11の上面にネジ63で固定されてい
る。灯体1の内室には、ランプユニット3A〜3Cを所
定タイミングで閃光発光させるための制御回路ユニット
7が配置されている。また、灯体1の周壁には、外部か
ら制御回路ユニット7へ電力を供給するケーブル(図示
せず)を灯体1の内側へ導入するための穴13が設けら
れている。灯体1のフランジ11には、下方へ向けて肉
厚となる支持部12が数カ所形成されている。グローブ
2は、下側に開口する有底円筒状をなしており、その下
端21がフランジ11の支持部12へネジ22により固
定される。
【0010】支持板6上には、それぞれの照射方向が灯
器の中心から放射状に水平方向で等しい角度間隔ここで
は120゜間隔となるように、ランプユニット3A〜3
Cが同周円上に等間隔で配置されている。ランプユニッ
ト3A〜3Cは、キセノンランプなど閃光発光する線状
の光源(以下、線光源という)5と、その線光源5から
の光を灯器外部へ反射する反射鏡4と、これら線光源5
および反射鏡4を所定の位置関係で支持するホルダ30
とから構成されている。線光源5は、その長手方向がラ
ンプユニットの照射方向正面に対して垂直でかつ水平方
向となるように配置されている。反射鏡4は照射方向へ
開放された側面視略凹曲線形状の反射曲面を有してお
り、全体として前後方向に凹曲し線光源5の長手方向に
平行な樋形状で係合保持されている。
【0011】支持板6には、灯器内部で加熱された空気
を対流させるための穴61や、制御回路ユニット7とラ
ンプユニット3A〜3Cとを接続するコード(図示せ
ず)を配線するための穴62が設けられている。なお、
穴61を用いて配線してもよい。特に、支持板6の上側
に配置されたランプユニット3A〜3Cの真下をさけ
て、制御回路ユニット7を灯体1の中心付近に配置する
とともに、その上部の支持板6に穴61を設けることに
より、灯器内部で加熱された空気を効率よく対流させる
ことができる。
【0012】また、穴62をランプユニット3A〜3C
の側部位置に設けることにより、ランプユニット3A〜
3Cと制御回路ユニット7とを接続するコードを無駄な
く配線できる。さらに、ランプユニット3A〜3Cの側
部位置で支持板6を灯体1へネジ止めするようにしたの
で、線光源5や反射鏡4を痛めることなく支持板6およ
びランプユニット3A〜3Cを装着し取り外すことがで
き、組立時やメンテナンス時の作業を容易かつ安全に行
うことができる。
【0013】次に、図4,図5を用いて、ランプユニッ
トの構成について説明する。図4はランプユニットを示
す構成図、図5は反射鏡を示す説明図である。ホルダ3
0は、左右に対向配置された側板31,32と、これら
側板31,32の上下端部を水平方向に連結する上板3
3および下板34とから構成されている。反射鏡4はア
ルミニウムなど弾性を有する金属の薄板からなり、反射
面4Aにはアルミ蒸着処理などにより鏡面が形成されて
いる。側板31,32が互いに対向する内側面には、反
射鏡4を着脱自在に係合保持するための溝38(係合
部)が複数、ここでは2つの溝38A,38Bがそれぞ
れ設けられている。なお、溝38の本数については2本
以上であればよい。
【0014】この溝38は、対向する内側面へ向けて開
放された凹溝形状で、この溝38へ反射鏡4の左右の側
部41,42が挿入されて係合保持される。ここで、こ
れら溝38A,38Bは、周囲環境への光害を想定した
所望の配光特性が得られる反射鏡4の側面視略凹曲線形
状に倣って、前後方向にそれぞれ個別の所定の曲率で形
成されている。したがって、板状の反射鏡4がこの溝3
8Aまたは溝38Bで係合保持されることにより、その
反射面4Aが理想的な側面視略凹曲線形状となり、全体
として光害へ配慮した所望の配光特性が得られる。反射
鏡4は、その弾性により側部41,42が溝38A,3
8Bの側壁に押圧され、適切な力で係合保持される。側
板31,32の外側面には、反射鏡4の左右前方位置へ
突出するアーム35,36が固定されており、このアー
ム35,36の先端で線光源5の側端部52が支持され
ている。これにより、反射鏡4と線光源5の発光部51
とが所定の光学位置関係で配置されることになる。
【0015】このように、ホルダ30の側板31,32
の内側面に反射鏡4の異なる曲率や向きに応じた溝38
を複数形成し、いずれかで反射鏡4の左右側部41,4
2を着脱自在に係合保持するようにしたので、これら溝
38のうちのいずれかを選択して用いることにより、従
来のように、光源および反射鏡の前側に遮光板を設けて
配光特性を調整するものと比較して、全体的な光度を低
減させることなく、その周囲環境への光害を配慮した所
望の配光特性を得ることができる。また、所望の配光特
性に応じたいずれかの溝を選択するだけなので、複数の
ビスを用いて反射鏡の周辺部をホルダにネジ止めした
り、曲げ加工により反射鏡の形成および取り付けをおこ
なうものと比較して、反射鏡の反射曲面に歪みが発生せ
ず良好な配光特性が得られる。また、組立作業が簡略化
されるとともに、所望の配光特性を得るための反射曲面
の調整を行う必要もなくなり、灯器の製造作業を簡略化
できコストを低減できる。
【0016】溝38については、図5(b)に示すよう
に、溝38の上端に、側板31,32の前端面(あるい
は上端面)に開口する開口端37Aを形成してもよい。
これにより、ホルダ30前上端の開口端37Aから溝3
8へ反射鏡4を挿入することができ、配光特性の調整作
業だけでなく、ランプユニットの組立作業や反射鏡交換
作業をさらに容易に行える。また、溝38の下端を側板
31,32の前端面に開口させず前端面の手前まで形成
するなどして係止端37Bを構成してもよい。これによ
り、溝38へ挿入された反射鏡4を所望の位置で容易に
係止できる。
【0017】反射鏡4については、溝38へ挿入開始さ
れる下端の角部43,44で側部41,42を切り欠い
てもよい。これにより、溝38の係止端37Bからさら
に下方向まで反射鏡4を配置でき、溝38の長さより長
い反射鏡を用いて、線光源5からの光をより効率よく反
射できる。また、角部43,44を斜めに切り欠くこと
により、反射鏡4の幅が挿入開始端で狭くなり、溝38
へ容易に挿入開始できる。さらに、下端だけではなく上
端の角部45,46についても斜めに切り欠くことによ
り、溝38の開口端37Aからさらに上方向まで反射鏡
4を配置でき、溝38の長さより長い反射鏡を用いて、
線光源5からの光をより効率よく反射できる。
【0018】上板33や下板34については、上板33
の前端下角部33Cや下板34の前端上角部34Cに、
溝38の開口端37Aや係止端37Bから突出している
反射鏡4に沿ってテーパを設けてもよい。これにより、
反射鏡4のうち、開口端37Aあるいは係止端37Bか
ら突出した部分についても所定の曲率で支持でき、所望
の配光特性を得ることができる。また、上板33の左右
前端角部33A,33Bおよび下板34の左右前端角部
34A,34Bをカギ形に切り欠いてもよい。これによ
り、ランプユニット3A〜3Cをグローブ2の内周壁近
くへ配置でき、線光源5および反射鏡4からの光を効率
よく外部へ照射できる。また、この切り欠きにより反射
鏡4の上端角部45,46をつかみ易くなり、反射鏡4
の挿抜を容易に行うことができる。
【0019】溝38と配光特性との関係を図6に示す。
図6(a)では、3つの溝38A〜38Cが上端(開口
端37A)を共通とし、真ん中の溝38Bの曲率を平行
光が得られるように形成されている。さらに、溝38B
より線光源5に近い位置には、溝38Bより曲率の大き
い溝38Aが形成され、溝38Bより線光源5に遠い位
置には、溝38Bより曲率の小さい溝38Cが形成され
ている。これにより、溝38Cを用いた場合は下方へ拡
散する配光特性39Cが得られ、溝38Aを用いれば下
方への照射が低減された配光特性39Aが得られる。こ
のように溝38A〜38Cの一端を共通として、曲率の
大きい順に線光源5側から後方へ並べて配置すれば、い
ずれかの溝を選択することにより下方または上方への配
光特性について容易に調整できる。
【0020】また図6(b)では、3つの溝38D〜3
8Fが個別の開口端37Aを持ち、真ん中の溝38Eの
曲率を平行光が得られるように形成されている。さら
に、溝38Eを線光源5に近い位置に平行移動させて略
同一曲率の溝38Dが形成され、溝38Eを線光源5か
ら遠い位置に平行移動させて略同一曲率の溝38Fが形
成されている。これにより、溝38Dを用いた場合は上
下方向へ拡散する配光特性39Dが得られ、溝38Fを
用いれば上下方向への照射が低減された配光特性39F
が得られる。このように略同一曲率の溝38D〜38F
を線光源5から前後方向に異なる位置に平行移動させて
並べて配置すれば、いずれかの溝を選択することにより
上下方向への配光特性について容易に調整できる。
【0021】反射鏡4を係合保持する手段(係合部)と
しては、側板31,32の内側面に形成した溝38を例
として説明したが、このような凹溝に限定されるもので
はない。例えば、凹溝の代わりに側板31,32の内側
面から突出する凸条または多数の凸部を所定の曲率に応
じて形成するようにしてもよい。この凸条または多数の
凸部については、反射鏡4の側部41,42を挟み込む
ように2列分平行して形成してもよく、側部41,42
の裏面(反射面とは反対側の面)側だけに形成し、板状
の反射鏡4の弾性により係合保持させてもよい。
【0022】次に、図7および図8を参照して、線光源
5の保持機構について説明する。図7は線光源の保持機
構を示す説明図、図8は光源位置と配光特性との関係を
示す説明図である。線光源5は光源保持機構7により、
反射鏡4の焦点位置付近に延在するように保持されてい
る。この光源保持機構7は、側板31(32)の外側面
に立設されたアーム(取付部材)71と、線光源5の側
端部52を保持するブロック72と、このブロック72
を反射鏡4の前後方向で移動自在にアーム71へ取り付
けるネジ74と、ブロック72とアーム71とを離間す
る方向へ付勢するバネ75とから構成されている。
【0023】ブロック72の上側面には、例えばV字溝
などの凹部72Aが設けられており、この凹部72Aで
線光源5の側端部52が保持される。また、アーム71
の上端には板バネ(押圧部材)76が取り付けられてお
り、この板バネ76により線光源5の側端部52が凹部
72A側へ押圧されている。断面L字形のL形部材(回
り止め部材)73はネジ74により両方のブロック72
に架設されており、ネジ74を軸とするブロック72の
回転を抑制している。このような光源保持機構7を用い
ることにより、ネジ74を回すという極めて容易な作業
で、ブロック72に保持されている線光源5の位置を、
反射鏡4に対して前後方向に微調整することができる。
【0024】したがって、図8に示すように、容易に配
光特性を微調整できる。例えば、線光源5が反射鏡4の
焦点位置5Hにある場合は、平行光線からなる配光特性
39Hが得られる。また、焦点位置5Hより後方の位置
5Gに線光源5を配置した場合は、上下方向へ拡散する
配光特性39Gが得られ、焦点位置5Hより前方の位置
5Iに線光源5を配置した場合は、上下方向への照射が
低減された配光特性39Iが得られる。また、ブロック
72の凹部72A、バネ75、板バネ76とで線光源5
の側端部52を保持するようにしたので、適切な保持力
で線光源5を保持できるとともに振動を吸収でき、さら
に線光源5の交換作業を容易に行うことができる。特
に、凹部72AとしてV字溝を用いることにより、形成
し易い構造で位置ずれなく確実に線光源5を保持でき、
線光源5の交換作業もさらに容易となる。
【0025】以上の説明では、3つのランプユニット3
A〜3Cを放射状に配置した航空障害灯を例として説明
したが、これに限定されるものではない。例えば、ラン
プユニットが1つの灯器についても本発明を適用でき、
前述と同様の作用効果が得られる。また、前述のよう
に、3つのランプユニット3A〜3Cを、その照射方向
が灯器中心から放射状となる向きで同周円上に等間隔で
配置することにより、灯器の周方向に均等な配光特性が
得られる。航空障害灯の場合、航空機がどの方向から航
空障害灯を視認するか特定できないため、全周にわたっ
て均等な配光特性が要求されている。このように、3つ
のランプユニット3A〜3Cを放射状に配置することに
より、最小数のランプユニットで灯器の周方向に均等な
配光特性が得られる。
【0026】側板31,32の前端については、溝38
に沿って後端側へ湾曲させてもよい。これにより、反射
鏡4で反射された光がランプユニットの左右方向にも射
出され、照射方向正面から左右へ広がりをもって配光す
ることができる。また、反射鏡4の横幅については、線
光源5の発光部(アーク長)51より長くしてもよい。
これにより、線光源5からの光を反射鏡4で効率よく制
御することができ、反射鏡4からはみ出した発光部51
からの所望の方向とは異なる方向へのもれ光や反射光を
低減でき、バランスのよい配光が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、光源か
らの光を照射方向へ反射する反射面を有する板状の反射
鏡と、この反射鏡の各側端を互いに対向する側面で支持
するホルダとを備え、ホルダの互いに対向する側面に、
反射鏡が照射方向へ開放された側面視略凹曲線形状をな
すように反射鏡の各側端をそれぞれ着脱自在に係合保持
する係合部を形成し、これら各係合部は、反射鏡がそれ
ぞれ個別の側面視略凹曲線形状をなすように形成したの
で、これら係合部のうちのいずれかを選択して用いるこ
とにより、従来のように、光源および反射鏡の前側に遮
光板を設けて配光特性を調整するものと比較して、全体
的な光度を低減させることなく、その周囲環境への光害
を配慮した所望の配光特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による灯器の構成図で
ある。
【図2】 図1のII−II断面図である。
【図3】 グローブ取り外し時の平面図である。
【図4】 ランプユニットを示す構成図である。
【図5】 反射鏡を示す説明図である。
【図6】 溝と配光特性との関係を示す説明図である。
【図7】 光源保持機構を示す説明図である。
【図8】 光源位置と配光特性との関係を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1…灯体、11…フランジ、12…支持部、13…穴、
2…グローブ、21…グローブ下端、22…ネジ、3A
〜3C…ランプユニット、30…ホルダ、31…側板、
32…側板、33…上板、33A,33B…上板前端角
部、33C…上板前端下角部、34…下板、34A,3
4B…下板前端角部、34C…下板前端上角部、35,
36…アーム、37A…溝開口端、37B…溝係止端、
38,38A〜38F…溝(係合部)、39A〜39F
…配光特性、4…反射鏡、4A…反射面、41,42…
反射鏡側部、43,44…反射鏡下端角部、45,46
…反射鏡上端角部、5…線光源、51…発光部、52…
側端部、6…支持板、61,62…穴、63…ネジ、7
…光源保持機構、71…アーム(取付部材)、72…ブ
ロック、73…L形部材(回り止め部材)、74…ネ
ジ、75…バネ、76…板バネ(押圧部材)。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、略長方形の板体が凹曲した側面
    視略凹曲線形状をなし前記光源からの光を照射方向へ反
    射する反射鏡と、この反射鏡の互いに対向する両側端を
    支持するホルダとを備え、 前記ホルダは、前記反射鏡の各側端を係合保持する複数
    の係合部がそれぞれ形成された互いに対向する側面を有
    し、前記各係合部は、前記反射鏡が前記照射方向へ開放
    された個別の側面視略凹曲線形状をなすように前記反射
    鏡の各側端を着脱自在に係合保持することを特徴とする
    灯器。
  2. 【請求項2】 請求項1の灯器において、 前記各係合部は、対向する側面へ向けて開放された凹溝
    で形成されていることを特徴とする灯器。
  3. 【請求項3】 請求項2の灯器において、 前記各凹溝は、前記ホルダの端面に前記反射鏡が挿入さ
    れる共通の開口端を有することを特徴とする灯器。
  4. 【請求項4】 請求項2の灯器において、 前記各凹溝は、前記ホルダの端面に前記反射鏡が挿入さ
    れる開口端をそれぞれ個別に有することを特徴とする灯
    器。
  5. 【請求項5】 請求項3または4の灯器において、 前記各凹溝は、前記開口端から挿入された前記反射鏡を
    所定位置で係止するための係止端を有することを特徴と
    する灯器。
  6. 【請求項6】 請求項2の灯器において、 前記各凹溝は、それら一端を共通として曲率の大きい順
    に光源側から後方へ並べて配置されていることを特徴と
    する灯器。
  7. 【請求項7】 請求項2の灯器において、 前記各凹溝は、略同一曲率で光源から後方へ異なる距離
    だけ平行移動した位置に並べて配置されていることを特
    徴とする灯器。
  8. 【請求項8】 請求項1の灯器において、 前記光源は、前記反射鏡の焦点位置に延在する線状の光
    源からなり、 前記ホルダの互いに対向する側面を形成する2つの側板
    のそれぞれに固定された2つの取付部材と、 これら取付部材のそれぞれに取り付けられ前記光源の側
    端部を保持する2つのブロックとをさらに備え、 これらブロックは、ネジを介して前記反射鏡の前後方向
    で移動自在に前記取付部材へ取り付けられているととも
    に、バネにより前記取付部材と離間する方向へ付勢され
    ていることを特徴とする灯器。
  9. 【請求項9】 請求項8の灯器において、 前記2つのブロックに架設され、前記ネジを軸とするそ
    れぞれのブロックの回転を抑制する断面L字形の回り止
    め部材をさらに備えることを特徴とする灯器。
  10. 【請求項10】 請求項1の灯器において、 前記光源は、前記反射鏡の焦点位置に延在する線状の光
    源からなり、 前記ホルダの互いに対向する側面を形成する2つの側板
    のそれぞれに固定された2つの取付部材と、 これら取付部材のそれぞれに取り付けられ、上側面に形
    成された凹部で前記光源の側端部を保持する2つのブロ
    ックと、 前記取付部材のそれぞれに取り付けられ、前記光源の側
    端部を前記ブロックの凹部側へ押圧する押圧部材とをさ
    らに備えることを特徴とする灯器。
  11. 【請求項11】 請求項10の灯器において、 前記ブロックの凹部は、V字溝からなることを特徴とす
    る灯器。
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