JP2001344897A - データ記録装置及びデータ再生装置 - Google Patents

データ記録装置及びデータ再生装置

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JP2001344897A
JP2001344897A JP2000165572A JP2000165572A JP2001344897A JP 2001344897 A JP2001344897 A JP 2001344897A JP 2000165572 A JP2000165572 A JP 2000165572A JP 2000165572 A JP2000165572 A JP 2000165572A JP 2001344897 A JP2001344897 A JP 2001344897A
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亨 廣田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MPEG方式のデータやDV方式のデータな
どの異なる圧縮方式のデジタルデータを、方式変換を行
うことなく、そのまま効率良く混在して記録し、再生し
たデジタルデータを記録時の送信側機器、またはデコー
ド可能な機器へ送信することにより、画質劣化の防止、
コストの抑制を実現する。 【解決手段】 伝送路25を介して伝送されるデジタル
データを、記録媒体に記録するデータ記録装置24であ
って、前記デジタルデータの送信機器、信号フォーマッ
ト、タイミング情報を抽出・保持し、前記デジタルデー
タのヘッダ情報として、前記送信機器情報と前記信号フ
ォーマット情報と前記タイミング情報とを付加した上
で、そのまま記録媒体に記録するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像、音声データ
などのデジタルデータを、磁気ディスクなどの記録媒体
に記録、再生するデータ記録装置及びデータ再生装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルデータの伝送方式とし
て、IEEE1394規格のシリアルバスを用いた方式
が用いられるようになっている。このIEEE1394
規格では、アシンクロナス通信とアイソクロナス通信と
呼ばれている、2つの通信方法を備えている。
【0003】アシンクロナス通信は、コマンド伝送のよ
うに確実に送る必要があるが、リアルタイム性が要求さ
れないデータの伝送に用いられる。一方、アイソクロナ
ス通信は、映像や音声データのようなリアルタイム性が
要求されるデジタルデータ伝送に適している。
【0004】アイソクロナス通信では、1サイクル(1
25μs)に一度、少なくとも1パケットを送信するこ
とにより、リアルタイム性を保証している。アイソクロ
ナス通信を用いた映像、音声データを伝送する方式に
は、IEC61883でのデジタルVCR(DVCR)
データの伝送方法や、MPEG2トランスポートストリ
ーム(TS)データの伝送方法などが定められている。
【0005】現在、DVCRデータの伝送方法は、デジ
タルビデオカメラ(DVC)同士をIEEE1394ケ
ーブルで接続してダビングを行ったり、DVCとPCと
を接続し、編集などを行うことに利用されている。ま
た、TSデータの伝送方法は、デジタルCSのセットト
ップボックス(STB)で受信したTSを、D−VHS
に伝送し記録するなどが行われている。
【0006】また、特開平11−346345号公報に
は、MPEG方式のデータ(TSデータ)をDVCRデ
ータパターンに変換して記録し、再生したDVCRデー
タを、MPEG方式のデータに変換して出力するビデオ
記録・再生装置が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術においては、同じIEEE1394を介し
て送受信されているデジタルデータでも、STBから送
信されるTSはD−VHSにそのまま記録することがで
きるが、DVCで記録したデジタルデータを、D−VH
Sに記録したい場合は、一度DV方式で圧縮されたDV
Cのデータをデコードし、再度MPEG2方式で圧縮し
てからD−VHSに記録する必要がある。また、従来の
記録再生装置では、再生データは記録再生装置内でデコ
ードした後、TVなどに表示するように構成されてい
る。
【0008】このように圧縮方式の異なるデジタルデー
タを一つの記録再生装置に記録するには、圧縮方式の変
換が必要であり、加えてデコーダーやTV表示回路など
多くのハードウェアが必要になり、製造コストがアップ
するという問題がある。さらに、圧縮のデコードとエン
コードを繰り返し行うために、画質劣化も起こるという
問題がある。
【0009】一方、TSデータをDVCRデータパター
ンに変換して記録する場合には、TSデータはDVCR
データに比べ、低レートであるためダミーデータが多く
発生する。従って、受信したTSデータを順次DVCR
データパターンに変換して記録するだけでは、効率的な
記録が行えないなどの問題があった。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、TSデータとDVCRデータなどの異なる圧縮
方式のデジタルデータを、方式変換せずにそのまま効率
良く混在して記録し、再生したデジタルデータを記録時
の送信側機器、または同じ圧縮方式をデコードすること
が可能な機器へ送信することにより、画質劣化のない、
安価なデータ記録装置及びデータ再生装置を提供するも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、伝
送路を介して伝送されるデジタルデータを、記録媒体に
記録するデータ記録装置であって、前記デジタルデータ
の送信機器を特定する特定手段と、前記デジタルデータ
からタイミング情報を抽出する抽出手段と、前記デジタ
ルデータを一定量保持する保持手段と、前記デジタルデ
ータに前記送信機器情報と前記タイミング情報とを付加
して記録する記録手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】本願の第2の発明は、伝送路を介して伝送
されるデジタルデータを、記録媒体に記録するデータ記
録装置であって、前記デジタルデータの信号フォーマッ
トを判別する判別手段を備え、前記デジタルデータから
タイミング情報を抽出する抽出手段と、前記デジタルデ
ータを一定量保持する保持手段と、前記デジタルデータ
に前記信号フォーマット情報と前記タイミング情報とを
付加して記録する記録手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0013】本願の第3の発明は、記録媒体に記録され
たデジタルデータを再生して、伝送路を介して伝送する
データ再生装置であって、前記記録媒体から当該デジタ
ルデータの記録時の送信機器を特定する情報を読み出し
て、該送信機器と接続する接続手段と、前記デジタルデ
ータを一定量保持する保持手段と、前記デジタルデータ
からタイミング情報を読み出して、該タイミングで前記
デジタルデータを、前記接続された送信機器に送信する
送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】本願の第4の発明は、記録媒体に記録され
たデジタルデータを再生して、伝送路を介して伝送する
データ再生装置であって、前記デジタルデータの信号フ
ォーマットを判別する情報を読み出して、該信号フォー
マットのデジタルデータを処理することが可能な機器と
接続する接続手段と、前記デジタルデータを一定量保持
する保持手段と、前記デジタルデータからタイミング情
報を読み出して、該タイミングで前記デジタルデータ
を、前記接続された機器に送信する送信手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0015】本願の第5の発明は、前記本願の第4の発
明に係るデータ再生装置において、前記デジタルデータ
を処理することが可能な機器が無い場合、その旨を報知
する警告手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図6とともに詳細に説明する。
【0017】図1は本実施形態の記録再生装置における
概略構成を示すプロック図である。図1において、1は
1394コネクタであり、1394ケーブルと接続され
る。1394コネクタ1から入力される信号は、物理層
2に入力される。
【0018】3はアシンクロナス通信を制御するアシン
クロナス通信制御部である。4はデジタルデータからヘ
ッダ情報を抽出するヘッダ情報抽出部である。5aは一
時的にデータを記録するメモリで、6は送信源などの属
性情報を付加する属性情報付加部である。
【0019】属性情報付加部6から出力されたデータ
は、記録再生処理部7で誤り訂正符号化、変調が行わ
れ、図示しない記録媒体に記録される。以上が、記録系
の構成となる。
【0020】次に、再生系の構成について説明する。前
記記録媒体から再生された信号は、前記記録再生処理部
7に入力され、復調、誤り訂正復号が行われる。8は記
録時に付加した属性情報を処理する属性情報処理部であ
る。9は再生タイミングを調整するためのタイミング制
御部である。
【0021】5bは一時的にデータを記録するメモリ、
10はヘッダ情報付加部である。ヘッダ情報付加部10
で生成されたデータは、物理層2で1394パケット化
され、1394コネクタ1を介して出力される。
【0022】図2は本実施形態の記録再生装置をIEE
E1394ネットワークに接続した一例を示す説明図で
ある。21はデジタルビデオカメラ(DVC)、22は
デジタルCSセットトップボックス(STB)、23は
D−VHS、24は本実施形態の記録再生装置であり、
全ての機器がIEEE1394ケーブル25で接続され
ている。
【0023】以下、動作について説明する。まず、DV
C21で再生したDVCRデータを本実施形態の記録再
生装置24に記録、再生する動作を説明する。DVC2
1は、再生を開始する前に、アイソクロナスチャンネル
を確保して、Point−to−Point接続を確立
する。
【0024】これは、アシンクロナス通信によって行わ
れる。アイソクロナス通信の接続方法には、Point
−to−Point接続とBroadcast接続との
2種類があるが、Point−to−Point接続
は、それを確立したアプリケーションだけが接続を解く
ことができるため、例えば編集のアプリケーションのよ
うに、接続を確保したい場合に用いられる。
【0025】次に、受信側である記録再生装置24は、
アシンクロナス通信のコマンドを受信し、ヘッダ情報抽
出部4がアシンクロナスパケットをアシンクロナス通信
制御部3に伝える。アシンクロナス通信制御部3は、ア
イソクロナスチャンネルを設定して、受信状態になる。
この時、アシンクロナス通信制御部3は、送信側の機器
(この場合、DVC21)の情報を保持する。
【0026】DVC21が再生を開始すると、DVCR
データは、図3に示すように、1394アイソクロナス
パケット化され、125μsに一度送信される。139
4ケーブル25上を伝送されるアイソクロナスパケット
は、記録再生装置24で受信され、物理層2で電気信号
が論理データに変換されて、ヘッダ情報抽出部4に入力
され、ヘッダ情報が抽出される。
【0027】もう少し詳細に説明すると、DVCRデー
タの1394アイソクロナスパケットは、図4に示すよ
うに、構成されている。CIPヘッダのDBSはパケッ
ト化の単位を表しており、DVCRの場合は、120ク
アドレット(1クアドレットは32ビット)である。
【0028】FMTはこのパケットがDVCRの信号フ
ォーマットであることを示している。FDFにはフレー
ム同期用のタイムスタンプが記録されている。ヘッダ情
報抽出部4では、信号フォーマットとタイムスタンプ情
報とが抽出されて、アシンクロナス通信制御部3を介し
て、属性情報付加部6へ伝えられる。
【0029】このとき、Point−to−Point
接続を確立したときに保持した送信側機器の情報も属性
情報付加部6へ伝えられる。1394アイソクロナスパ
ケットヘッダとCIPヘッダとが取り除かれた実データ
は、メモリ5aに格納され、2パケット分(240クア
ドレット)格納された時点で、属性情報付加部6へ出力
される。
【0030】属性情報付加部6では、アシンクロナス通
信制御部3から伝えられた信号フォーマット、タイムス
タンプ情報、送信側機器の情報を、ヘッダ情報として、
240クアドレットの実データに付加する。ヘッダを付
加されたデータは、記録再生処理部7で誤り訂正符号
化、変調が行われ、図示しない記録媒体に記録される。
【0031】次に、再生の動作を説明する。記録再生装
置24が再生を開始すると、記録媒体から読み出された
データは、記録再生処理部7で復調および誤り訂正復号
化が行われて、属性情報処理部8に入力される。
【0032】属性情報処理部8は、記録時に付加したヘ
ッダ情報より、送信側機器の情報を読み出して、アシン
クロナス通信制御部3に伝える。アシンクロナス通信制
御部3は、送信側機器であるDVC21と、Point
−to−Point接続を確立する。
【0033】また、属性情報処理部8では、ヘッダのタ
イムスタンプ情報を読み出して、タイミング制御部9に
伝えるとともに、アシンクロナス通信制御部3を介し
て、信号フォーマットの情報とともにヘッダ情報付加部
10へも伝える。
【0034】一方、実データはメモリ5bに格納され
る。メモリ5bに格納された実データは、120クアド
レット単位で読み出され、ヘッダ情報付加部10に入力
される。ヘッダ情報付加部10に入力されるタイミング
は、タイミング制御部9によって、タイムスタンプ情報
をもとにコントロールされる。
【0035】ヘッダ情報付加部10では、アシンクロナ
ス通信制御部3から伝えられたタイムスタンプ情報や信
号フォーマット情報をもとに、図4に示すようなCIP
ヘッダ、アイソクロナスヘッダを付加して、物理層2へ
入力する。
【0036】物理層2では、電気信号に変換され、13
94コネクタ1を介して、1394ケーブル25により
DVC21へ出力する。DVC21は、DVCRデータ
を受信し、再生することができる。
【0037】次に、デジタルCS STB22から出力
されたTSデータを、本実施形態の記録再生装置24に
記録、再生する動作を説明する。デジタルCS STB
22は、TSデータを出力を開始する前に、アイソクロ
ナスチャンネルを確保して、Point−to−Poi
nt接続を確立する。これは、アシンクロナス通信によ
って行われる。
【0038】そして、受信側である記録再生装置24
は、アシンクロナス通信のコマンドを受信し、ヘッダ情
報抽出部4がアシンクロナスパケットをアシンクロナス
通信制御部3に伝える。アシンクロナス通信制御部3
は、アイソクロナスチャンネルを設定し、受信状態にな
る。
【0039】この時、アシンクロナス通信制御部3は、
送信側の機器がデジタルCS STB22であることを
保持する。TSデータのソースパケットは、図5に示す
ように、188バイトのTSパケットに、タイムスタン
プからなる4バイトのソースパケットを付加した192
バイトで構成されている。
【0040】効率的な伝送を行うため、TSデータ方式
では、ソースパケットを1つのデータブロックが24バ
イトで構成される、8つのデータブロック(6クアドレ
ット=24バイト)に分割して伝送できるようにしてい
る。
【0041】低い伝送レートでは、1アイソクロナスサ
イクルに0または1、2、4のいずれかのデータブロッ
ク数を伝送する。逆に高い伝送レートでは、複数のソー
スパケットを1アイソクロナスサイクルに伝送すること
も可能である。
【0042】デジタルCS STB22が、TSデータ
の出力を開始すると、TSデータは1394アイソクロ
ナスパケット化され、125μsに一度送信される。図
5にデータブロック4つをアイソクロナスパケット化し
て伝送する例を示す。この場合には、1つのソースパケ
ットは2アイソクロナスサイクルで送信される。
【0043】1394ケーブル25上を伝送されるパケ
ットは、記録再生装置24で受信され、物理層2で電気
信号が論理データに変換され、ヘッダ情報抽出部4に入
力されて、ヘッダ情報が抽出される。
【0044】もう少し詳細に説明すると、TSデータの
1394アイソクロナスパケットは、図6に示すように
構成されている。CIPヘッダのDBSはパケット化の
単位を表しており、TSの場合は、6クアドレット(1
クアドレットは32ビット)である。
【0045】FMTは信号フォーマットを示している。
FDFは伝送されているストリームがタイムシフトされ
ているかどうかを表す。DBCはデータブロックを計数
するカウンタであり、受信側で分割されたソースパケッ
トを再構成することができる。
【0046】ヘッダ情報抽出部4では、信号フォーマッ
トとタイムシフト情報とが抽出されて、アシンクロナス
通信制御部3を介して、属性情報付加部6へ伝えられ
る。このとき、Point−to−Point接続を確
立したときに保持した送信側機器(デジタルCS ST
B)の情報も属性情報付加部6へ伝えられる。
【0047】1394アイソクロナスパケットヘッダと
CIPヘッダとが取り除かれた実データは、メモリ5a
に格納され、5ソースパケット分(240クアドレッ
ト)格納された時点で、属性情報付加部6へ出力され
る。
【0048】属性情報付加部6では、アシンクロナス通
信制御部3から伝えられた信号フォーマット、タイムシ
フト情報、送信側機器の情報を、ヘッダ情報として24
0クアドレットの実データに付加する。ヘッダを付加さ
れたデータは、記録再生処理部7で誤り訂正符号化、変
調が行われ、図示しない記録媒体に記録される。
【0049】次に、再生の動作を説明する。記録再生装
置24が再生を開始すると、記録媒体から読み出された
データは、記録再生処理部7で復調および誤り訂正復号
化が行われて、属性情報処理部8に入力される。
【0050】属性情報処理部8は、記録時に付加したヘ
ッダ情報より、送信側機器の情報を読み出して、アシン
クロナス通信制御部3に伝える。アシンクロナス通信制
御部3は、送信側機器であるデジタルCS STB22
と、Point−to−Point接続を確立する。
【0051】また、属性情報処理部8では、ソースパケ
ットヘッダのタイムスタンプ情報を読み出して、タイミ
ング制御部9に伝えるとともに、アシンクロナス通信制
御部3を介して、信号フォーマットの情報とともにヘッ
ダ情報付加部10へも伝える。
【0052】一方、実データはメモリ5bに格納され
る。メモリ5bに格納された実データは、記録時に伝送
されたデータブロック単位で読み出されて、ヘッダ情報
付加部10に入力される。ヘッダ情報付加部10に入力
されるタイミングは、タイミング制御部9によって、タ
イムスタンプ情報をもとにコントロールされる。
【0053】ヘッダ情報付加部10では、アシンクロナ
ス通信制御部3から伝えられたタイムスタンプ情報や信
号フォーマット情報をもとに、図4に示すようなCIP
ヘッダ、アイソクロナスヘッダを付加して、物理層2へ
入力する。
【0054】物理層2では、電気信号に変換され、13
94コネクタ1を介して、1394ケーブル25により
デジタルCS STB22へ出力される。デジタルCS
STB22は、TSデータを受信し、再生することがで
きる。
【0055】さらに、上述の一実施形態においては、記
録時の送信機器が再生時にも存在する場合について説明
したが、記録時に送信側であった機器が1394ネット
ワーク上に存在しない場合は、再生データを送信側機器
へ伝送し、再生することができない。
【0056】このような場合は、記録時にヘッダとして
付加した信号フォーマット情報をもとに、アシンクロナ
ス通信制御部3が、該信号フォーマットのデータを処理
することができる機器を、IEEE1394ネットワー
ク上の機器に対してアシンクロナス通信で問い合わせを
行うことにより探し、Point−to−Point接
続を行う。
【0057】これによって、記録時の送信側機器がIE
EE1394ネットワーク上に存在しない場合であって
も、ネットワーク上のデコード可能な機器を決定して、
再生出力を行うことが可能となる。
【0058】尚、上記一実施形態において、IEEE1
394ネットワーク上に、記録時の送信側機器、及び再
生データを処理可能な機器が存在しない場合は、記録再
生装置24の図示しないブザーや表示管によって、ユー
ザーへ警告を発することができる。
【0059】また、上述した一実施形態においては、記
録系と再生系とを一体構成した記録再生装置24につい
て説明したが、記録系と再生系とがそれぞれ独立したデ
ータ記録装置、データ再生装置であっても良いことは言
うまでもない。さらに、DVCRデータ、TSデータに
限らず、種々の圧縮方式によるデジタルデータを取り扱
うことが可能である。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明のデータ記録装置
によれば、DVCRデータやTSデータなどのように、
圧縮方式の異なる機器から送信されたデジタルデータ
を、そのまま混在して記録することが可能であり、圧縮
方式の変換なども行わないため、画質劣化を防止するこ
とができる。
【0061】また、本発明のデータ再生装置によれば、
記録時の送信側機器、またはデコードすることが可能な
機器に、再生データを送信することによって、デコード
処理を行わせているため、回路構成を簡単にすることが
可能であり、コストを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る記録再生装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る記録再生装置をIE
EE1394ネットワークに接続した一例を示す説明図
である。
【図3】DVCRデータのパケット化の様子を示す説明
図である。
【図4】DVCRデータのパケットの構造を説明するた
めの図である。
【図5】TSデータのパケット化の様子を示す説明図で
ある。
【図6】TSデータのパケットの構造を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 1394コネクタ 2 物理層 3 アシンクロナス通信制御部 4 ヘッダ情報抽出部 5a、5b メモリ 6 属性情報付加部 7 記録再生処理部 8 属性情報処理部 9 タイミング制御部 10 ヘッダ付加部 21 DVC 22 デジタルCS STB 23 D−VHS 24 記録再生装置 25 IEEE1394ケーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路を介して伝送されるデジタルデー
    タを、記録媒体に記録するデータ記録装置であって、 前記デジタルデータの送信機器を特定する特定手段と、 前記デジタルデータからタイミング情報を抽出する抽出
    手段と、 前記デジタルデータを一定量保持する保持手段と、 前記デジタルデータに前記送信機器情報と前記タイミン
    グ情報とを付加して記録する記録手段とを備えたことを
    特徴とするデータ記録装置。
  2. 【請求項2】 伝送路を介して伝送されるデジタルデー
    タを、記録媒体に記録するデータ記録装置であって、 前記デジタルデータの信号フォーマットを判別する判別
    手段を備え、 前記デジタルデータからタイミング情報を抽出する抽出
    手段と、 前記デジタルデータを一定量保持する保持手段と、 前記デジタルデータに前記信号フォーマット情報と前記
    タイミング情報とを付加して記録する記録手段とを備え
    たことを特徴とするデータ記録装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体に記録されたデジタルデータを
    再生して、伝送路を介して伝送するデータ再生装置であ
    って、 前記記録媒体から当該デジタルデータの記録時の送信機
    器を特定する情報を読み出して、該送信機器と接続する
    接続手段と、 前記デジタルデータを一定量保持する保持手段と、 前記デジタルデータからタイミング情報を読み出して、
    該タイミングで前記デジタルデータを、前記接続された
    送信機器に送信する送信手段とを備えたことを特徴とす
    るデータ再生装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に記録されたデジタルデータを
    再生して、伝送路を介して伝送するデータ再生装置であ
    って、 前記デジタルデータの信号フォーマットを判別する情報
    を読み出して、該信号フォーマットのデジタルデータを
    処理することが可能な機器と接続する接続手段と、 前記デジタルデータを一定量保持する保持手段と、 前記デジタルデータからタイミング情報を読み出して、
    該タイミングで前記デジタルデータを、前記接続された
    機器に送信する送信手段とを備えたことを特徴とするデ
    ータ再生装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載のデータ再生装置に
    おいて、 前記デジタルデータを処理することが可能な機器が無い
    場合、その旨を報知する警告手段を備えたことを特徴と
    するデータ再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005060253A1 (ja) * 2003-12-17 2005-06-30 Canon Kabushiki Kaisha 通信装置及び制御方法

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