JP2001344426A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JP2001344426A
JP2001344426A JP2001065939A JP2001065939A JP2001344426A JP 2001344426 A JP2001344426 A JP 2001344426A JP 2001065939 A JP2001065939 A JP 2001065939A JP 2001065939 A JP2001065939 A JP 2001065939A JP 2001344426 A JP2001344426 A JP 2001344426A
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JP2001065939A
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Makoto Kurihara
誠 栗原
Kenji Nakamura
憲二 中村
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高いセキュリティを確保しながら、多様なサー
ビスを提供することができる自動取引装置を提供する。 【解決手段】専用回線と商用回線の両方と接続可能な自
動取引装置が提供される。従って、高いセキュリティの
必要なデータを専用回線を利用して通信することによ
り、データを暗号化処理することなく、インターネット
を含む商用回線を利用した多様なサービスの提供が可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関やコンビ
ニエンスストアなどに設置される現金の入出金取引や商
品の販売取引を処理する自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動取引装置は、金融機関などに設置さ
れるATM(Automatic Teller Machine)やコンビニエン
スストアなどに設置される自動商品販売装置などであ
る。自動取引装置は、通信回線によりホストコンピュー
タと接続し、ホストコンピュータと通信しながら、利用
者と取引する。一般に、ATMは、高いセキュリティが
求められるので、金融機関のホストコンピュータと専用
回線で接続されている。一方、自動商品販売装置は、多
様なサービスを提供するために、商用回線でインターネ
ットに接続し、インターネット上のWebサーバと通信す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動商
品販売装置は、商用回線に接続するので、利用者のクレ
ジットカード番号など高いセキュリティを必要とするデ
ータは、暗号化する必要がある。また、ATMは、専用
回線に接続しているので、高いセキュリティを確保でき
るが、インターネットを利用した多様なサービスを提供
することができない。
【0004】そこで、本発明の目的は、高いセキュリテ
ィを確保しながら、多様なサービスを提供することがで
きる自動取引装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、専用回線と商用回線の両方と接続可能
な自動取引装置が提供される。従って、高いセキュリテ
ィの必要なデータを専用回線を利用して通信することに
より、データを暗号化処理することなく、インターネッ
トを含む商用回線を利用した多様なサービスの提供が可
能となる。
【0006】好ましくは、本発明の自動取引装置は、利
用者との間の少なくとも第一の工程と第二の工程とを含
む取引を処理する自動取引装置において、専用回線で接
続される第一の情報処理装置と、インターネットを含む
商用回線で接続される第二の情報処理装置と通信可能な
回線部と、前記第一の工程では、前記第一の情報処理装
置を選択し、前記第二の工程では、前記第二の情報処理
装置を選択し、各工程における前記選択された情報処理
装置との通信に従って、前記取引を処理する制御部とを
備えることを特徴とする。
【0007】また、好ましくは、上記発明において、前
記制御部は、前記第一の情報処理装置での処理が必要な
前記取引に関するデータを暗号化し、前記暗号化された
データを解読するための暗号鍵を生成し、前記暗号鍵を
前記第一の情報処理装置に送信し、前記暗号化されたデ
ータを前記第二の情報処理装置に送信し、前記第二の情
報処理装置から前記暗号化されたデータを前記第一の情
報処理装置に送信させてもよい。
【0008】または、前記制御部は、前記第二の情報処
理装置での処理が必要な前記取引に関するデータを暗号
化し、前記暗号化されたデータを解読するための暗号鍵
を生成し、前記暗号鍵を前記第一の情報処理装置に送信
し、前記暗号化されたデータを前記第二の情報処理装置
に送信し、前記第一の情報処理装置から前記暗号鍵を前
記第二の情報処理装置に送信させてもよい。
【0009】このように、暗号化されたデータを商用回
線を介して送信する場合であっても、それを解読するた
めの暗号鍵は専用回線を介して送信されるので、データ
の高いセキュリティが保証される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲が、本
実施の形態に限定されるものではない。
【0011】図1は、本発明の原理を説明する図であ
る。本発明における自動取引装置は、専用回線と商用回
線両方を使用する。自動取引装置10は、現金入出金取
引や、暗証番号又はクレジットカード番号など高いセキ
ュリティを必要とするデータの通信については、専用回
線を介して金融機関のホストコンピュータ90と接続す
る。また、自動取引装置10は、各種販売取引について
は、商用回線を介してインターネット上のWebサーバ8
0と接続する。自動取引装置10は、各取引の工程に応
じて、専用回線と商用回線を切り換えて使用する。
【0012】図2は、本発明の実施の形態における自動
取引装置10の外観斜視図である。本実施の形態におい
ては、現金取引に加えて各種商品(コンピュータゲーム
ソフト、旅行、チケットなど)の販売取引を行う自動取
引装置について説明する。自動取引装置10の本体1に
配置される画面2には、例えば、入力手段としてのタッ
チパネルが設けられる。
【0013】そして、本体1には、キャッシュカード又
はクレジットカードなどのカード出し入れ口5、現金入
出金口6、レシート発行口7が設けられる。また、スピ
ーカ3からは、取引案内や警報などが音声出力される。
また、自動取引装置には、利用者が取引に関する問い合
わせを行うための自動呼出電話13が設置されていても
よい。カードがカード出し入れ口4に挿入されることに
より、取引が開始される。利用者は、画面を見ながら、
画面の所定部分を触れて所定の入力操作を行い取引を進
行させる。
【0014】図3は、図2の自動取引装置10のブロッ
ク構成図である。本発明の自動取引装置の2回線ユニッ
ト60は、専用回線と商用回線の2回線を有する。自動
取引装置10は、専用回線を介して、現金取引サービス
を提供する金融機関などのホストコンピュータ90と接
続し、商用回線を介して、商品販売取引サービスを提供
するインターネット上のWebサーバ80に接続する。ま
ず、図3を参照しながら、利用者が自動取引装置10を
利用して、現金を預ける場合又は引き出す場合について
説明する。自動取引装置10は、現金の入出金取引につ
いては、従来同様に、ホストコンピュータ90と専用回
線を介して交信しながら、取引を実行する。各取引工程
は、プログラムとして制御ユニット11内のメモリに格
納され、制御ユニット11内のCPUがそのプログラム
を実行することによって、取引工程に従った取引内容が
表示ユニット12の画面2に表示される。そして、入力
ユニット14(例えば、画面2上に配置されたタッチパ
ネル)からの入力情報に基づいて、カードユニット5
1、紙幣ユニット52、レシートユニット53などが動
作する。カードユニット51は、カード出し入れ口4か
ら挿入されたカードの磁気ストライプを読み取る。紙幣
ユニット52は、現金入出金口6から投入された紙幣を
格納部に格納し、又は格納部から紙幣を現金入出金口6
に排出する。レシートユニット53は、取引確認のため
のレシートをレシート発行口7から発行する。また、音
声出力ユニット13は、スピーカ3から音声を出力す
る。
【0015】利用者は、現金の入出金取引の場合、キャ
ッシュカードをカード出し入れ口5に挿入する。カード
ユニット51によって、キャッシュカードに付された磁
気ストライプから利用者の口座番号などの情報を読み取
る。そして、入金取引の場合は、利用者は、紙幣を現金
入出金口6に投入する。そうすると、紙幣ユニット52
が、入金された紙幣の金額を勘定する。そして、制御ユ
ニット11は、利用者の口座番号と入金金額などの取引
情報について、遠隔のホストコンピュータ90と2回線
ユニット60を通じて交信しながら、入金取引の内部処
理を実行する。そして、その処理が終了すると、キャッ
シュカードがカード出し入れ口5から返却され、取引明
細レシートがレシート発行口7から発行される。
【0016】一方、出金取引の場合は、利用者は、キャ
ッシュカードを挿入した後、入力ユニット14から入力
される暗証番号、さらには、出金金額を入力する。制御
ユニット11は、上記同様に、利用者の口座番号及び出
金金額などの情報をもとに、ホストコンピュータ90と
専用回線で交信を行い、出金処理を行う。そして、紙幣
ユニット52が、自動取引装置10内の格納部から出金
金額分の紙幣を取り出し、現金入出金口6に排出する。
利用者は、そこから現金を受け取るとともに、上記同様
に、カードさらにはレシートを受け取る。
【0017】図4は、自動取引装置10内のソフトウェ
アの階層構造を示す図である。図4において、WOSA/XFS
は、自動取引装置10を構成するカードユニット51、
紙幣ユニット52、レシートユニット53などの各ユニ
ットの共通インターフェースである。その上位に、ミド
ルウェアさらには、各ユニットを制御する各ユニット制
御プログラムがある。2回線ユニット60は、2回線ユ
ニット制御プログラムによって制御される。アプリケー
ションプログラムは、各ユニット制御プログラムを管理
する最上位プログラムである。アプリケーションプログ
ラムは、取引中の各工程(例えば、入金処理、出金処
理、商品選択処理など)をステートと呼ばれる動作定義
で把握する。そして、アプリケーションプログラムは、
2回線ユニット制御プログラムに対して、専用回線を必
要とするステート(入出金処理など)の場合は、専用回
線を選択させ、商用回線を必要とするステート(商品選
択処理など)の場合は、商用回線を選択させる。
【0018】続いて、本発明に特徴的な取引であって、
専用回線と商用回線の両方を使用した商品販売取引につ
いて説明する。
【0019】図5は、本発明の実施の形態における第一
の取引処理のフローチャートである。また、図6乃至図
15は、各取引処理に対応する画面例である。図6乃至
図15を参照しながら、図5について説明する。なお、
本発明の実施の形態における取引は、自動取引装置10
の制御ユニット11のアプリケーションプログラムとイ
ンターネットブラウザによって処理される。
【0020】図5において、まず、アプリケーションプ
ログラムは、利用者によるクレジットカードの挿入を検
知する(S10)。利用者によりクレジットカードがカ
ード出し入れ口4に挿入されるまで、図6に示す取引待
機画面が表示されている。アプリケーションプログラム
は、クレジットカードの挿入を検知すると、次に、図7
に示す暗証番号入力画面を表示する。利用者は、画面に
表示される数字を押して、暗証番号を入力する。
【0021】アプリケーションプログラムは、暗証番号
の入力を検知すると(S11)、入力された暗証番号デ
ータと、挿入されたクレジットカードのカード番号と
を、専用回線を使って、ホストコンピュータ90に通知
する(S12)。ホストコンピュータ90は暗証番号の
認証処理を行う(S30)。ホストコンピュータ90
は、正しい暗証番号である場合、専用回線を介して、自
動取引装置10に対して認証正常完了を通知する(S3
1)。
【0022】自動取引装置10のアプリケーションプロ
グラムは、認証正常完了を受信すると、次に、図8に示
す取引選択画面を表示する。図8の画面において、「入
出金サービス」を選択すると、アプリケーションプログ
ラムは、専用回線を介してホストコンピュータと交信し
ながら、上述した従来の入出金取引を実行する。本発明
の実施の形態では、図8の画面において、「ショッピン
グ」が選択される。
【0023】アプリケーションプログラムは、「ショッ
ピング」の選択を検知すると(S13)、次に、図9の
商品選択画面を表示する。図9の画面には、複数の商品
カテゴリが表示される。商品カテゴリは、例えば、ファ
ッション(衣服など)、音楽CD、パーソナルコンピュー
タなどである。各商品カテゴリに対して、その商品を販
売するインターネット販売サイトのURLがあらかじめ割
り当てられている。アプリケーションプログラムは、商
品カテゴリとそれに対応するURLの対応テーブルを有す
る。利用者は、希望する商品カテゴリを選択する。
【0024】アプリケーションプログラムは、利用者の
画面操作による商品カテゴリの選択を検知すると(S1
4)、選択された商品カテゴリに対応するURLを、商用
回線を使用して、Webサーバ80に送信する(S1
5)。アプリケーションプログラムは、URLを送信する
と、インターネット取引が終了するまで待機状態とな
る。
【0025】Webサーバ80は、受信したURLに対応する
画面データ(HTMLファイル)を自動取引装置10に
送信する(S40)。画面データは、自動取引装置10
のインターネットブラウザによって処理される。ブラウ
ザは、受信した画面データを表示する(S16)。アプ
リケーションプログラムがWebサーバに送信するURLは、
各商品カテゴリ毎に商品紹介用の画面データのURLであ
る。従って、ブラウザは、まず、商品紹介画面を表示す
る。図10は、商品紹介画面の例である。
【0026】以後、利用者は、画面を操作しながら、We
bサーバ80と商品購入取引を行う。ブラウザは、利用
者の操作に従った所定の要求をWebサーバ80に送信
し、Webサーバ80は、その要求に対応する画面データ
を自動取引装置10に送信する。例えば、利用者が図1
0の画面の「詳細」を押すと、ブラウザは、表示されて
いる商品の詳細データ要求をWebサーバ80に送信す
る。Webサーバ80は、詳細データの画面データを自動
取引装置10に送信する。図11は、商品の詳細の画面
の例である。また、利用者が図10又は図11の「購
入」を押すと、ブラウザは、表示されている商品の注文
要求をWebサーバ80に送信する。Webサーバ80は、注
文された商品データを記憶するとともに、商品の届け先
住所及び連絡先電話番号の入力用画面データを自動取引
装置10に送信する。図12は、届け先住所及び連絡先
電話番号の入力用画面の例である。利用者が住所及び電
話番号を入力すると、ブラウザは、その住所及び電話番
号のデータをWebサーバ80に送信する。Webサーバ80
は、そのデータを記憶するとともに、自動取引装置10
に、購入確認用画面データを送信する。図13は、購入
確認画面の例である。図13の画面には、注文した商品
名、数量、購入金額、届け先住所などが表示される。利
用者はこれらの取引条件を確認し、注文を確定させる場
合は、「購入」を押す。また、注文をキャンセルする場
合は、「CANCEL」を押す。
【0027】取引確認のための「確認」が押されると
(S17)、ブラウザは、確認データをWebサーバ80
に送信する(S18)。Webサーバ80は、確認データ
を受信すると、以下に説明する与信処理及び注文処理を
実行する。なお、ブラウザは、確認データをWebサーバ
80に送信すると、Webサーバ80から取引完了の画面
データを受信するまで、所定の処理中画面を表示する。
処理中画面は、例えば、商品やサービスのコマーシャル
画面である。図14は、処理中画面の例である。
【0028】Webサーバ80は、確認データを受信する
と、まず、与信処理を行う。具体的には、Webサーバ8
0は、電話番号と価格のデータを含む与信要求をホスト
コンピュータ90に商用回線又は専用回線のいずれかを
使用して送信する(S41)。ホストコンピュータ90
は、電話番号に基づいて利用者データを検索し、送信さ
れた電話番号に対応する利用者データを抽出する。ホス
トコンピュータ90は、抽出された利用者データのクレ
ジットカード番号に対して、与信許可フラグが立てられ
ているかどうか判定する(S32)。与信許可フラグが
立てられている場合は、購入金額が与信限度額以下であ
るのを確認して、与信許可通知をWebサーバ80に送信
する(S33)。与信許可フラグが立てられていない場
合、購入金額が与信限度額を超えている場合は、与信不
許可通知を送信する。また、ホストコンピュータ90
は、与信要求を受信すると、その与信要求に基づいて抽
出された利用者データに含まれる与信許可フラグを下げ
る。
【0029】Webサーバ80は、与信許可通知を受信す
ると、続いて、注文処理を行う。具体的には、Webサー
バ80は、注文された商品を扱っている事業者が管理す
る注文受付サーバ70に、商品名及び数量のデータを含
む注文要求を商用回線又は専用回線のいずれかを使用し
て送信する(S42)。注文受付サーバ70は、注文要
求を受信すると、注文内容(商品名、数量)を確認する
(S50)。受注可能ならば受注確認通知をWebサーバ
80に送信する(S51)。これにより、取引が成立す
る。なお、受注不可ならば、受注不可通知をWebサーバ
80に送信する。
【0030】Webサーバ80は、受注確認通知を受信す
ると、自動取引装置10に対して、取引成立データを送
信する(S43)。図15は、取引通知画面の例であ
る。自動取引装置10のブラウザは、取引成立データを
受信すると、図15の画面を表示するとともに、取引内
容を印字したレシートをレシート発行口7から発行する
(S19)。取引内容は、取引番号、取引日付、商品
名、電話番号、届け先などを含む。ブラウザは、レシー
トを発行すると、アプリケーションプログラムに取引終
了を通知する(S20)。アプリケーションプログラム
は、取引終了を検知すると、クレジットカードをカード
出し入れ口4から返却する(S21)。
【0031】このように、本発明の第一の取引処理によ
れば、暗証番号の認証処理のように高いセキュリティの
必要なデータが通信される取引は、専用回線を利用して
行われる。また、商品の購入取引は、商用回線を介して
行われる。従って、本発明の自動取引装置は、高いセキ
ュリティを必要とするデータを暗号処理することなく専
用回線で通信することができ、且つ、商用回線を利用し
て商品販売サービスなど多様なサービスを提供すること
ができる。
【0032】図16は、本発明の実施の形態における第
二の取引処理のフローチャートである。第二の取引処理
は、現金取引における出金処理を例に説明する。図16
において、まず、アプリケーションプログラムは、利用
者によるキャッシュカードの挿入を検知する(S6
0)。アプリケーションプログラムは、キャッシュカー
ドの挿入を検知すると、次に、上記図7に示す暗証番号
入力画面を表示する。利用者は、画面に表示される数字
を押して、暗証番号を入力する。
【0033】アプリケーションプログラムは、暗証番号
の入力を検知すると(S61)、入力された暗証番号デ
ータと、挿入されたクレジットカードのカード番号と
を、専用回線を使って、ホストコンピュータ90に通知
する(S62)。ホストコンピュータ90は暗証番号の
認証処理を行う(S80)。ホストコンピュータ90
は、正しい暗証番号である場合、専用回線を介して、自
動取引装置10に対して認証正常完了を通知する(S8
1)。
【0034】自動取引装置10のアプリケーションプロ
グラムは、認証正常完了を受信すると、次に、上記図8
に示す取引選択画面を表示する。図8の画面において、
「入出金サービス」が選択され(S63)、さらに、そ
のうちの出金取引が選択されると(S64)、上述の出
金取引が開始される。ここで、アプリケーションプログ
ラムは、常時、専用回線の回線状況を監視し、専用回線
が混雑していると判断する。
【0035】利用者は、出金金額を入力する(S6
5)。そうすると、アプリケーションプログラムは、入
力されたデータ(出金金額)を暗号化処理し、さらに、
その暗号化されたデータを解読するための暗号鍵を作成
する(S66)。そして、アプリケーションプログラム
は、比較的データ量の小さい暗号鍵を、専用回線でホス
トコンピュータ90に送信し(S67)、比較的データ
量の大きい暗号化データを、商用回線でWebサーバの所
定のURL宛に送信する(S68)。なお、暗号鍵及び暗
号化データは、ともに所定の取引識別符号が付されて送
信される。
【0036】Webサーバ80は、暗号化データを受信す
ると、指定されたURLに対応する画面データ(HTML
ファイル)を自動取引装置10に送信する(S90)。
画面データは、自動取引装置10のインターネットブラ
ウザによって処理される。ブラウザは、受信した画面デ
ータを表示する(S69)。この画面データは、例え
ば、処理中であることを示す画面である。
【0037】また、Webサーバ80は、暗号化データを
受信すると、それを、ホストコンピュータ90に送信す
る(S91)。ホストコンピュータ90は、Webサーバ
80から暗号化データを取得すると、取引識別符号によ
り対応する暗号鍵を選択し、それを使用して暗号化デー
タを解読する(S82)。
【0038】ホストコンピュータ90は、解読したデー
タに基づいて、要求された金額の出金を許可する場合、
許可通知をWebサーバ80に送信する(S83)。Webサ
ーバ80は、許可通知を受信すると、自動取引装置10
に対して、出金指示通知を送信する(S92)。自動取
引装置10のブラウザは、出金指示通知を受信すると、
ブラウザは、アプリケーションプログラムに出金指示を
通知する(S70)。アプリケーションプログラムは、
現金取り扱い装置52を制御して、自動取引装置内の現
金格納部から出金金額分の現金を取り出し、現金入出金
口6に排出し(S71)、さらに、キャッシュカードを
カード出し入れ口4から返却し、レシートをレシート発
行口7から排出する(S72)。
【0039】このように、本発明の第二の取引処理によ
れば、専用回線が混雑している場合、本来専用回線を介
して送信されるべき高いセキュリティを必要するデータ
を暗号化し、暗号化したデータを、商用回線を介してWe
bサーバに送信し、さらに、Webサーバからホストコンピ
ュータに送信する。このとき、暗号化されたデータを解
読するための暗号鍵は、専用回線を介してホストコンピ
ュータに送信される。従って、比較的データ量の小さい
暗号鍵だけが、専用回線を介して送信されるので、専用
回線の負荷を軽減することができる。さらに、暗号鍵
は、専用回線で送信されるので、商用回線を介して送信
される暗号化データが解読されることはないので、高い
セキュリティも確保される。また、専用線の使用コスト
を下げるために、比較的大きいデータ(例えば、装置稼
働情報など)を専用回線でなく、商用回線を利用する場
合に、上述の第二の取引処理は有効である。
【0040】また、第二の実施の形態において、ホスト
コンピュータ90からWebサーバ80を経由して自動取
引装置10に送信される出金指示データは、同じ暗号鍵
を使って暗号化されてもよい。自動取引装置10は、ス
テップS66において生成した暗号鍵を保持しているの
で、それを使って、暗号化データを解読することができ
る。
【0041】また、自動取引装置が、高いセキュリティ
を必要とするデータを商用回線を介してWebサーバと通
信する場合、上述同様に、自動取引装置は、データを暗
号化し、その暗号化データを解読するための暗号鍵を作
成する。そして、自動取引装置は、上述同様に、暗号化
データを商用回線を介してWebサーバに送信し、暗号鍵
を専用回線を介してホストコンピュータに送信する。ホ
ストコンピュータは、受信した暗号鍵をWebサーバに送
信し、Webサーバは、暗号鍵をホストコンピュータから
取得する。このような場合においても、商用回線を介し
て送信されるデータの高いセキュリティを確保すること
ができる。
【0042】ホストコンピュータ90は、ある特定の金
融機関のホストコンピュータであるが、ホストコンピュ
ータ90は、金融機関相互ネットワークによって、他の
金融機関のホストコンピュータと接続可能である。従っ
て、利用者は、ホストコンピュータ90を使って、他の
金融機関のホストコンピュータとも取引することができ
る。
【0043】本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に
限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均
等物に及ぶものである。
【0044】
【発明の効果】以上、本発明によれば、専用回線と商用
回線の両方と接続可能な自動取引装置が提供される。従
って、高いセキュリティの必要なデータを専用回線を利
用して通信することにより、データを暗号化処理するこ
となく、インターネットを含む商用回線を利用した多様
なサービスの提供が可能となる。
【0045】また、暗号化されたデータを商用回線を介
して送信する場合であっても、それを解読するための暗
号鍵は専用回線を介して送信されるので、データの高い
セキュリティが保証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】本発明の実施の形態における自動取引装置10
の外観斜視図である。
【図3】自動取引装置10のブロック構成図である。
【図4】自動取引装置10内のソフトウェアの階層構造
を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における第一の取引処理の
フローチャートである。
【図6】第一の取引処理において、自動取引装置に表示
される画面の例である。
【図7】第一の取引処理において、自動取引装置に表示
される画面の例である。
【図8】第一の取引処理において、自動取引装置に表示
される画面の例である。
【図9】第一の取引処理において、自動取引装置に表示
される画面の例である。
【図10】第一の取引処理において、自動取引装置に表
示される画面の例である。
【図11】第一の取引処理において、自動取引装置に表
示される画面の例である。
【図12】第一の取引処理において、自動取引装置に表
示される画面の例である。
【図13】第一の取引処理において、自動取引装置に表
示される画面の例である。
【図14】第一の取引処理において、自動取引装置に表
示される画面の例である。
【図15】第一の取引処理において、自動取引装置に表
示される画面の例である。
【図16】本発明の実施の形態における第二の取引処理
のフローチャートである。
【符号の説明】
10 自動取引装置 11 制御ユニット 60 2回線ユニット 80 Webサーバ 90 ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07G 1/12 321 G07D 9/00 321Z 1/14 Fターム(参考) 3E040 AA01 AA03 BA06 CB01 DA03 EA01 3E042 CA01 CC02 CE07 EA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用者との間の少なくとも第一の工程と第
    二の工程とを含む取引を処理する自動取引装置におい
    て、 専用回線で接続される第一の情報処理装置と、インター
    ネットを含む商用回線で接続される第二の情報処理装置
    と通信可能な回線部と、 前記第一の工程では、前記第一の情報処理装置を選択
    し、前記第二の工程では、前記第二の情報処理装置を選
    択し、各工程における前記選択された情報処理装置との
    通信に従って、前記取引を制御する制御部とを備えるこ
    とを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第一の工程は、セキュリティレベルの比較的高いデ
    ータを前記第一の情報処理装置と通信する処理を含み、 前記第二の工程は、セキュリティレベルの比較的低いデ
    ータを前記第二の情報処理装置と通信する処理を含むこ
    とを特徴とする自動取引装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記取引は、利用者への商品販売であって、 前記第一の工程は、利用者の購入代金決済機能を有する
    カードの暗証番号を認証する処理を含み、 前記第二の工程は、利用者に対して販売する商品を案内
    する処理を含むことを特徴とする自動取引装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記制御部は、前記第一の情報処理装置での処理が必要
    な前記取引に関するデータを暗号化し、前記暗号化され
    たデータを解読するための暗号鍵を生成し、前記暗号鍵
    を前記第一の情報処理装置に送信し、前記暗号化された
    データを前記第二の情報処理装置に送信し、前記第二の
    情報処理装置から前記暗号化されたデータを前記第一の
    情報処理装置に送信させることを特徴とする自動取引装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記制御部は、前記第二の情報処理装置での処理が必要
    な前記取引に関するデータを暗号化し、前記暗号化され
    たデータを解読するための暗号鍵を生成し、前記暗号鍵
    を前記第一の情報処理装置に送信し、前記暗号化された
    データを前記第二の情報処理装置に送信し、前記第一の
    情報処理装置から前記暗号鍵を前記第二の情報処理装置
    に送信させることを特徴とする自動取引装置。
  6. 【請求項6】利用者との間の少なくとも第一の工程と第
    二の工程とを含む取引を処理する自動取引装置によって
    実行されるプログラムおいて、 専用回線で接続される第一の情報処理装置と、インター
    ネットを含む商用回線で接続される第二の情報処理装置
    と通信する処理と、 前記第一の工程では、前記第一の情報処理装置を選択
    し、前記第二の工程では、前記第二の情報処理装置を選
    択し、各工程における前記選択された情報処理装置との
    通信に従って、前記取引を制御する処理とを備えること
    を特徴とするプログラム。
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