JP2001342701A - 外壁構造 - Google Patents

外壁構造

Info

Publication number
JP2001342701A
JP2001342701A JP2000164271A JP2000164271A JP2001342701A JP 2001342701 A JP2001342701 A JP 2001342701A JP 2000164271 A JP2000164271 A JP 2000164271A JP 2000164271 A JP2000164271 A JP 2000164271A JP 2001342701 A JP2001342701 A JP 2001342701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
long
wall
window frame
mounting bracket
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000164271A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutaka Ihara
満隆 井原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP2000164271A priority Critical patent/JP2001342701A/ja
Publication of JP2001342701A publication Critical patent/JP2001342701A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 遠くから見ても見栄えのする外壁構造を提供
する。 【解決手段】 外壁の腰壁12、14や窓枠13、15
の室外側面に、腰壁または窓枠に沿って取り付けられる
本体部分とこの本体部分の両側縁部から上方に突出して
形成された管体取付片とから成る取付金具を取り付け、
この取付金具に連結具を介して1階窓枠から腰壁を経て
2階窓枠に跨がるアルミニウム製の管体等から形成され
た長尺化粧材2をほぼ垂直に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外壁構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】住宅等の建物の外観をよくするための種
々な外壁構造が知られている。例えば、外壁の室外面に
リシンを吹き付けて凹凸模様(リシン模様)を施した
り、塗料を斑状に吹き付けて凹凸模様(スタック模様)
を施した外壁構造が知られている。
【0003】又、プレス等で凹凸模様を施した金属板を
壁面に取り付けたり、表面にリシンを吹き付けて凹凸模
様を施したり、塗料を斑状に吹き付けて凹凸模様を施し
た鋼板等の金属板や石膏板、珪酸カルシウム板、軽量コ
ンクリート板、PC板、炭酸カルシウム板等の無機質板
を壁面に取り付けたり、この金属板や無機質板をパネル
状にした外壁パネルを取り付けた外壁構造も知られてい
る。例えば、特開平1−160606号公報には表面に
凹凸模様を設けた外壁材の製造方法が記載されている
し、実公昭61−43869号公報には表面を凹凸模様
を施した金属板や無機質板をパネル状にした外壁パネル
が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記外壁は細
かい凹凸状の模様であるため、遠くからはほぼ平面状に
見え、見栄えがしない。そこで、この発明の目的は、遠
くから見ても見栄えのする外壁構造を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、請求項1記載の発明
は、外壁または窓枠の室外側面に取付金具が取り付けら
れ、この取付金具に地上近傍から軒先近傍までの長尺化
粧材がほぼ垂直に取り付けられているものである。
【0006】請求項2記載の発明は、1階に1階窓枠が
設けられ、この1階窓枠の上方の2階に2階窓枠が設け
られ、この1階窓枠と2階窓枠の間に腰壁が設けられ、
この1階窓枠と2階窓枠と腰壁の室外側面に取付金具が
取り付けられ、この取付金具に1階窓枠から腰壁を経て
2階窓枠に跨がる長尺化粧材がほぼ垂直に取り付けられ
ているものである。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明に係り、前記長尺化粧材がアルミニウム製の
管体であり、前記取付金具と長尺化粧材のどちらか一方
に丸孔が設けられ、他方に上下方向に長い長孔が設けら
れ、この丸孔と長孔に通された連結具で長尺化粧材が取
付金具に取り付けられているものである。
【0008】この請求項3記載の発明では、取付金具と
長尺化粧材のどちらか一方に丸孔が設けられ、他方に上
下方向に長い長孔が設けられているが、この丸孔と長孔
は、両者に通された連結具で長尺化粧材を取り付けるも
ので孔の組となっている。そして、この取付金具と長尺
化粧材のどちらか一方を丸孔にし、他方を長孔にする理
由は、長尺化粧材が熱膨張したときに長孔に沿って移動
可能にするためである。
【0009】従って、この取付金具と長尺化粧材を連結
する孔の組が複数ある場合には、全ての孔の組の一方を
丸孔にし、他方を長孔にしてもよいし、複数の組の1組
のみが両方を丸孔にし、その他のすべての組の一方を丸
孔にし他方を長孔にしても、上記目的が達せられる。し
かも、このように1組だけを丸孔にし、その他のすべて
の組の一方を長孔にし他方を丸孔にすると、この両方が
丸孔のみの組で長尺化粧材を移動しないように固定させ
ることができ、その他の一方を長孔とし他方を丸孔にし
た孔の組で熱による長尺化粧材の膨張収縮を吸収させる
ことができるので、固定と膨張収縮の両方の問題が解決
でき好ましい。
【0010】又、長尺化粧材が長過ぎて施工現場まで運
搬し難い場合には、この長尺化粧材をいくつかに分割し
た管体または棒体とし、この管体または棒体を施工現場
で組み立てて長尺化粧材としてもよい。このように、複
数の管体または棒体を連結して長尺化粧材とし、且つ、
この管体または棒体の上端部と下端部とを取付金具で固
定する場合には、このすべての管体または棒体の上端部
と下端部の長尺化粧材と取付金具の孔の組のどちらか一
方を長孔とし、他方を丸孔としてもよいし、一つの管体
または棒体の上端部または下端部の組の一方を長孔と
し、他方を丸孔にし、下端部または上端部の組の両方を
丸孔にし、その他の管体または棒体のすべての組の一方
を長孔とし他方を丸孔としてもよい。
【0011】又、請求項3記載の発明では、丸孔と長孔
に通された連結具で長尺化粧材が取付金具に取り付けら
れているが、この連結具とは、両者を連結するものであ
って、ボルトとこのボルトに螺合するナットでもよい
し、ビスであってもよいし、リベットであってもよい。
連結具がビスの場合には、重合された長尺化粧材と取付
金具の内側になる方をビスに螺合する雌ネジを有する丸
孔とし、この外側の長孔または丸孔から内側の雌ネジを
有する丸孔にビスを螺入して長尺化粧材を取り付けると
簡単に接続できるので好ましい。
【0012】(作 用)請求項1の発明では、外壁また
は窓枠の室外側面に取付金具が取り付けられ、この取付
金具に地上近傍から軒先近傍までの長尺化粧材がほぼ垂
直に取り付けられているので、外壁の表面に地上近傍か
ら軒先近傍までの長尺化粧材で長く大きな凹凸状の縦縞
が形成される。従って、この請求項1記載の発明の外壁
構造の外壁は、遠くからでも、この凹凸状の縦縞がよく
見え、しかも、この縦縞は地上近傍から軒先近傍までの
長く豪華な模様で極めて美麗で見栄えのする壁となる。
【0013】請求項2記載の発明では、1階に1階窓枠
が設けられ、この1階窓枠の上方の2階に2階窓枠が設
けられ、この1階窓枠と2階窓枠の間に腰壁が設けら
れ、この1階窓枠と2階窓枠と腰壁の室外側面に取付金
具が取り付けられ、この取付金具に1階窓枠から腰壁を
経て2階窓枠に跨がる長尺化粧材がほぼ垂直に取り付け
られているので、外壁の表面に1階窓枠から腰壁を経て
2階窓枠に跨がる長尺化粧材で大きな凹凸状の縦縞が形
成される。従って、この請求項2記載の発明の外壁構造
の外壁は、遠くからでも、この凹凸状の縦縞がよく見
え、しかも、この縦縞は1階の窓と腰壁と2階の窓が繋
がった状態に見え、極めて美麗で見栄えのする壁とな
る。
【0014】請求項3記載の発明では、前記長尺化粧材
がアルミニウム製の管体であるので、アルミニウムの表
面に発生した錆はそれ以上深く進行しない。従って、こ
の請求項3記載の外壁構造の外壁は、鉄板のように、錆
止めの塗料等が必要なく、いつまでも美麗な外観を保つ
ことができ維持費が安価である。このアルミニウム製の
長尺化粧材は熱膨張率が比較的大きく、従って、温度差
によって大きく膨張収縮し種々な問題が発生するが、取
付金具と長尺化粧材のどちらか一方に丸孔が設けられ、
他方に上下方向に長い長孔が設けられ、この丸孔と長孔
に通された連結具で長尺化粧材が取付金具に取り付けら
れているので、この比較的大きな熱膨張率によって発生
する種々な問題が解決できるのである。
【0015】このことを図10および図11を参照しな
がら説明する。図10は試作品の長尺化粧材を腰壁と窓
枠を取り付けた外壁を示す正面図、図11(イ)は、図
10の外壁に取り付けられた長尺化粧材の正常なときの
状態を示す斜視図、(ロ)は長尺化粧材の高温のときの
状態を示す斜視図である。
【0016】この長尺化粧材001は、図10に示すよ
うに、2階の窓枠002の上端部から1階の窓と2階の
窓との境界にある腰壁003の下端部までの長いアルミ
ニウム製の管体である。そして、この2階の窓枠002
の上端部と腰壁003の下端部に取付金具005を取り
付け、2階の窓枠002と腰壁003の境界部分に嵌合
具006を取り付け、長尺化粧材001の上端と下端に
丸孔を設け、取付金具005に丸孔を設け、この長尺化
粧材001を腰壁003と窓枠002に沿わせ取付金具
005の丸孔と長尺化粧材001の丸孔とをビスで移動
しないように強固に取り付け、長尺化粧材001の中間
部を嵌合具006に嵌合させて取り付けた。
【0017】すると、この長尺化粧材001は、図11
(イ)に示すように、長尺化粧材001がほぼ垂直に直
線状に取り付けられる。そして、日が当たり、長尺化粧
材001が高温になり、膨張すると、長尺化粧材001
が嵌合具006から外れて、図11(ロ)に示すよう
に、弓状に変形したり、取付金具005や長尺化粧材0
01が破損した。
【0018】更に、この長尺化粧材001は長いと運搬
し難く複数の管体とすることがあるので、2階の窓枠0
02と腰壁003の境界部分で切断し嵌合具006の位
置で連結したところ、膨張すると、この連結部分が押し
合って、擦れた音が発生したり、破損したり、この長尺
化粧材001が連結部分で一方が他方の中にズレ込んだ
りした。
【0019】しかし、上記のように、請求項3記載の発
明では、取付金具と長尺化粧材のどちらか一方に丸孔が
設けられ、他方に上下方向に長い長孔が設けられ、この
丸孔と長孔に通された連結具で長尺化粧材が取付金具に
取り付けられているので、熱によって膨張収縮すると、
この長尺化粧材が、長尺化粧材と取付金具のどちらか一
方に設けられている長孔に沿って上下に移動し、この長
尺化粧材の熱による膨張収縮を吸収する。従って、長尺
化粧材が弓状が変形することがないし、取付金具や長尺
化粧材が破損することもないし、音が発生することもな
い。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。 (実施例1)図1〜図7は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は建物の壁を示す正面図、図2(イ)は図1の
A−A線における断面図、(ロ)は図1のB−B線にお
ける断面図、図3は長尺化粧材を構成する管体を示すも
ので、(イ)は一番下の管体を示す斜視図、(ロ)はそ
の他の管体を示す斜視図、図4(イ)は窓枠に取り付け
られる取付金具を示す斜視図、(ロ)は外壁材に取り付
けられる取付金具を示す斜視図、図5(イ)は図2
(イ)のC部分を拡大して示す断面図、(ロ)は図2
(ロ)のD部分を拡大して示す断面図、図6は壁に管体
を取り付けて長尺化粧材にしている状態を示す斜視図、
図7は管体の取付手順を示すもので、(イ)は取付金具
を取り付けている状態を示す斜視図、(ロ)は取付金具
に管体を取り付けている状態を示す斜視図、(ハ)は取
付金具に管体を固定している状態を示す斜視図、(ニ)
は取付金具に次の管体を取り付けている状態を示す斜視
図、(ホ)は次の管体を取付金具に固定している状態を
示す斜視図である。
【0021】図1〜図7において、1は建物の外壁であ
り、この建物の壁1は、土台11の上に設けられた1階
の腰壁12と、この腰壁12の上に設けられた1階窓枠
13と、この窓枠13の上に設けられた1階と2階の間
の腰壁14と、この腰壁14の上に設けられた2階窓枠
15とからなり、この窓枠15の上が軒先16である。
そして、この1階窓枠13にはガラス窓131が取り付
けられ、2階窓枠15にはガラス窓151が取り付けら
れている。又、腰壁12、14には外壁パネル9が取り
付けられている。この外壁パネル9は、外壁材91にフ
レーム92が取り付けられたものである。
【0022】2は長尺化粧材であり、この長尺化粧材2
は取付金具4で外壁材91や窓枠13、15に取り付け
られている。そして、この長尺化粧材2は複数の管体3
を繋いだものであり、この取付金具4の位置で連結され
ている。この長尺化粧材2を構成する管体3は、図3に
示すように、室外側の両側縁に化粧性を良くするための
凸条31、31を有する筒体37と、この筒体37の両
側から室内側に突出した2本の取付脚32、32とから
なる長尺体であり、筒体37の室外面の内側には、ほぼ
中央に連結ピン7を挿入して係止可能な係止片33が設
けられている。
【0023】そして、この管体3には1階の腰壁12に
取り付けられる管体3−1と、1階窓枠13に取り付け
られる管体3−2と、1階と2階の間の腰壁14に取り
付けられる管体3−3と、2階窓枠15に取り付けられ
る管体3−4の長さの異なる4種類がある。
【0024】そして、一番下側の管体3−1の両側の取
付脚32の下端部には、図3(イ)に示すように、上下
方向に長い長孔34が設けられ、上端部には、丸孔35
が設けられている。又、その他の管体3−2、3−3、
3−4の上端部と下端部の両側の取付脚32には、図3
(ロ)に示すように、上下方向に長い長孔34が設けら
れている。尚、この丸孔35は4種類の管体3−1、3
−2、3−3、3−4の上端部と下端部に設けられてい
る8個の長孔34き中のどれか1個に設けられればよい
し、全ての管体3−1、3−2、3−3、3−4の上端
部と下端部のどちらか一方に長孔が、他方に丸孔が設け
られていてもよいが、この実施例では管体3−1の上端
部だけが丸孔となっている。
【0025】図2に示すように、外壁材91や窓枠1
3、15に取り付けられている管体3−1、3−2、3
−3、3−4は、外壁材91と窓枠13、15の継ぎ目
や外壁材91と外壁材91の継ぎ目に取り付けられてい
る管体3−1、3−2、3−3、3−4より幅が若干短
く、脚部32の室内側が外側に拡がっているが、その他
の構造はほぼ同じである。従って、この点については区
別せずに説明する。取付金具4は、図4に示すように、
腰壁12、14または窓枠13、15に沿って取り付け
られる本体41と、この本体41の両側縁部から上方に
突出した管体取付片42、42とからなり、本体41に
は腰壁12、14または窓枠13、15に取り付ける2
個の通孔43が設けられ、両側の管体取付片42にはそ
れぞれビス5に螺合する雌ネジを有する2個の丸孔44
が設けられている。
【0026】尚、窓枠13、15に取り付ける取付金具
4−1の本体には、図4(イ)に示すように、中央部に
上下方向に並んだ2個の通孔43が設けられ、外壁パネ
ル9に取り付けられる取付金具4−2の本体には、図4
(ロ)に示すように、管体取付片42より外側に1個づ
つ合計2個の通孔43が設けられている。
【0027】管体3が窓枠13、15に取り付けられた
取付構造は、図5(イ)に示すように、本体41が窓枠
13、15にビス8で取り付けられた取付金具4−1の
管体取付片42を両側から管体3−4の下端部の取付脚
32で挟んだ状態で、取付脚32の長孔34または丸孔
35から管体取付片42の雌ネジを有する丸孔44に螺
入されたビス5で取り付けられている。
【0028】又、管体3が外壁パネル9に取り付けられ
た取付構造は、図5(ロ)に示すように、本体41が窓
枠13、15にビス8で取り付けられた取付金具4−2
の取付片42を両側から管体3−4の下端部の取付脚3
2で挟んだ状態で、取付脚32の長孔34または丸孔3
5から管体取付片42の雌ネジを有する丸孔44に螺入
されたビス5で取り付けられている。
【0029】次に、この長尺化粧材2の施工方法および
作用について説明する。先ず、2階窓枠15の上端部に
取付金具4−1の本体41を沿わせ、取付金具4−1の
通孔43から窓枠15に螺入したビス8で、2階窓枠1
5の上端部に取付金具4−1を取り付ける。次に、この
取付金具4−1の管体取付片42を両側から管体3−4
の上端部の取付脚32で挟むようにして、管体3−4の
先端部を取付金具4に嵌め、取付脚32の長孔34と管
体取付片42の雌ネジを有する丸孔44とを合わせ、こ
の取付脚32の長孔34から管体取付片42の雌ネジを
有する丸孔44にビス5を螺入して、管体3−4を取付
金具4−1に固定する。
【0030】次に、1階と2階の間の腰壁14の上端部
に取付金具4−2の本体を沿わせ、取付金具4−2の通
孔43から腰壁14の上部の外壁材91からフレーム9
2に螺入したビス8で、図7(イ)に示すように、1階
と2階の間の腰壁14の上端部に取付金具4−2を取り
付ける。次に、図7(ロ)に示すように、取付金具4−
2の管体取付片42を両側から管体3−4の下端部の取
付脚32で挟むようにして、管体3−4の下部を取付金
具4−2に嵌め込み、管体3−4の取付脚32の下端部
に設けられている長孔34と管体取付片42の上側の雌
ネジを有する丸孔44とを合わせ、図7(ハ)に示すよ
うに、管体3−4の長孔34から管体取付片42の雌ネ
ジを有する丸孔44に螺入したビス5で、管体3−4を
取付金具4−2に固定する。
【0031】次に、次の管体3−3の上端面の係止片3
3に連結ピン7を、上端が突出した状態に挿入して係止
し、図7(ニ)に示すように、この管体3−3に挿入し
た連結ピン7の先端を、既に取り付けられている管体3
−4の下端面の係止片33の中に入れて係止して連結す
ると共に、取付金具4の管体取付片42を両側から管体
3−3の上端部の取付脚32で挟みながら、管体3−3
の上端部を取付金具4−2の管体取付片42に嵌め込
み、管体3−3の取付脚32の長孔34と管体取付片4
2の下側の丸孔44とを合わせ、図7(ホ)に示すよう
に、長孔34からビス5を雌ネジを有する丸孔44に螺
入して、管体3−3の上端部を取付金具4−2に固定す
る。
【0032】同様にして、次の取付金具4−2を1階と
2階の間の腰壁14の下端部に取付金具4−2を取り付
け、この取付金具4−2に管体3−3の下端部を取り付
けた後に、この管体3−3の下端面に次の管体3−2の
上端面を連結ピン7で接続すると同時に、次の管体3−
2の上端部を取付金具4−2に取り付ける。次に、次の
取付金具4−2を1階の腰壁12の上端部に取り付け、
この取付金具4に管体3−2の下端部を取り付けた後
に、この取付金具4−2の最後の管体3−1の上端部
を、連結ピン7で接続すると同時に、管体3−1の丸孔
35から管体取付片42の雌ネジを有する丸孔44に螺
入したビス5で取り付ける。最後に、1階の腰壁12の
下端部に取付金具4−2を取り付け、この取付金具4−
2に最後の管体3−1の下端部を取り付ける。
【0033】このようにすると、管体3−4、3−3、
3−2、3−1が連結ピン7で連結されて長尺化粧材2
が完成する。このようにして、複数の管体3を壁1に取
り付けると、壁1への長尺化粧材2の取付作業が終了す
る。
【0034】このようにして、複数の長尺化粧材2を取
り付けた外壁1では、外壁1の表面に1階窓枠13から
腰壁14を経て2階窓枠15に跨がる長尺化粧材2で長
く大きな凹凸状の縦縞が形成される。従って、遠くから
でも、この凹凸状の縦縞模様がよく見えるし、この建物
の外壁1は長尺化粧材2で形成された凹凸状の縦縞模様
で窓や腰壁が繋がった状態に見え、極めて豪華で美麗な
見栄えのする壁となる。
【0035】又、長尺化粧材2がアルミニウム製の管体
であるので、アルミニウムの表面に発生した錆がそれ以
上深く進行しない。従って、鉄板のように、錆止めの塗
料等が必要なく、維持費が安価となる。又、一番下の管
体3−1の上端部に丸孔35が設けられ、取付金具4に
雌ネジを有する丸孔44が設けられ、この丸孔35から
雌ネジを有する丸孔44に螺入されたビス5で管体3−
1が取付金具4に移動しないように固定されている。従
って、この管体3−1にその他の管体3−2、3−3、
3−4を連結した長尺化粧材2は強固に固定される。
【0036】又、その他の管体2には上下方向に長い長
孔34が設けられ、管体取付片42の雌ネジを有する丸
孔44と長孔34に通されたビス5で長尺化粧材2が取
付金具4に取り付けられているので、長尺化粧材2が熱
膨張率の比較的大きなアルミニウム製で、熱によって比
較的大きく膨張収縮しても、この長尺化粧材2が取付金
具4の長孔に沿って上下に移動する。従って、この長尺
化粧材2が、弓状に変形しないし、取付金具4や長尺化
粧材2が破損することもないし、音が発生しない。
【0037】(実施例2)図8は、本発明の他の実施例
を示すもので、建物の壁を示す正面図である。この図8
に示す実施例2を図1〜図7に示す実施例1と比較する
と、建物の壁1aに設けられている1階窓枠13aが基
礎11aの上まで延長されていること、従って、1階に
腰壁がなく、しかも、1階窓枠13aの長さが、1階の
腰壁がないだけ長くなっていることが異なる。その他の
構造および施工方法、作用は実施例1とほぼ同じである
ので説明を省略する。
【0038】(実施例3)図9は、本発明の別の実施例
を示すもので、建物の壁を示す正面図である。この図9
に示す実施例3を図8に示す実施例2と比較すると、建
物の壁1bの1階と2階の境界に設けられている腰壁1
4bの長さが短くなっていること、従って、2階窓枠1
5bが腰壁14bが短くなっている分だけ長くなってい
ることが異なる。その他の構造および施工方法、作用は
実施例2とほぼ同じであるので説明を省略する。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明は、外壁または窓枠の室外側面に取付金具が取り付け
られ、この取付金具に地上近傍から軒先近傍までの長尺
化粧材がほぼ垂直に取り付けられているから、外壁材の
表面に長尺化粧材で地上近傍から軒先近傍までの長尺化
粧材で長く大きな凹凸状の縦縞が形成され、遠くからで
も、この凹凸状の縦縞がよく見え、しかも、この縦縞は
地上近傍から軒先近傍までの長く豪華な模様となり、極
めて美麗な見栄えのする壁となる。
【0040】請求項2記載の発明は、1階に1階窓枠が
受けられ、この1階窓枠の上方の2階に2階窓枠が設け
られ、この1階窓枠と2階窓枠の管に腰壁が設けられ、
この1階窓枠と2階窓枠と腰壁の室外側面に取付金具が
取り付けられ、この取付金具に1階窓枠から腰壁を経て
2階窓枠に跨がる長尺化粧材がほぼ垂直に取り付けられ
ているから、外壁材の表面に1階窓枠から腰壁を経て2
階窓枠に跨がる長尺化粧材で長く大きな凹凸状の縦縞が
形成され、遠くからでも、この凹凸状の縦縞模様がよく
見え、しかも、この長尺化粧材で形成された凹凸状の縦
縞模様で窓や腰壁が繋がった状態に見え、極めて豪華で
美麗な見栄えのする壁となる。
【0041】請求項3記載の発明は、前記長尺化粧材が
アルミニウム製の管体であるから、アルミニウムの表面
に発生した錆がそれ以上深く進行しない。従って、鉄板
のように、錆止めの塗料等が必要なく、維持費が安価と
なる。又、取付金具と長尺化粧材のどちらか一方に丸孔
が設けられ、他方に上下方向に長い長孔が設けられ、こ
の丸孔と長孔に通された連結具で長尺化粧材が取付金具
に取り付けられているから、長尺化粧材が熱膨張率の比
較的大きなアルミニウム製で、熱によって比較的大きく
膨張収縮しても、この長尺化粧材が取付金具と長尺化粧
材のどちらか一方に設けられている長孔によって上下に
移動する。従って、長尺化粧材が弓状に変形することが
ないし、取付金具や長尺化粧材が破損することもない
し、音が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、建物の壁を示
す正面図である。
【図2】(イ)は図1のA−A線における断面図、
(ロ)は図1のB−B線における断面図である。
【図3】長尺化粧材を構成する管体を示すもので、
(イ)は一番下の管体を示す斜視図、(ロ)はその他の
管体を示す斜視図である。
【図4】(イ)は窓枠に取り付けられた取付金具を示す
斜視図、(ロ)は外壁材に取り付けられる取付金具を示
す斜視図である。
【図5】(イ)は図2(イ)のC部分を拡大して示す断
面図、(ロ)は図2(ロ)のD部分を拡大して示す断面
図である。
【図6】壁に管体を取り付けて長尺化粧材にしている状
態を示す斜視図である。
【図7】管体の取付手順を示すもので、(イ)は取付金
具を取り付けている状態を示す斜視図、(ロ)は取付金
具に管体を取り付けている状態を示す斜視図、(ハ)は
取付金具に管体を固定している状態を示す斜視図、
(ニ)は取付金具二次の管体を取り付けている状態を示
す斜視図、(ホ)は次の管体を取付金具に固定している
状態を示す斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例を示すもので、建物の壁を
示す正面図である。
【図9】本発明の別の実施例を示すもので、建物の壁を
示す正面図である。
【図10】試作品の長尺化粧材を腰壁と窓枠に取り付け
た壁を示す正面図である。
【図11】(イ)は、図10の壁に取り付けられた長尺
化粧材の正常なときの状態を示す斜視図、(ロ)は長尺
化粧材の高温のときの状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、1a、1b 建物の壁 11、11a 土台 12 腰壁 13、13a 窓枠 14、14b 腰壁 15、15b 窓枠 2 長尺化粧材 3 管体 34 長孔 35 丸孔 4 取付金具 44 丸孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁または窓枠の室外側面に取付金具が
    取り付けられ、この取付金具に地上近傍から軒先近傍ま
    での長尺化粧材がほぼ垂直に取り付けられていることを
    特徴とする外壁構造。
  2. 【請求項2】 1階に1階窓枠が設けられ、この1階窓
    枠の上方の2階に2階窓枠が設けられ、この1階窓枠と
    2階窓枠の間に腰壁が設けられ、この1階窓枠と2階窓
    枠と腰壁の室外側面に取付金具が取り付けられ、この取
    付金具に1階窓枠から腰壁を経て2階窓枠に跨がる長尺
    化粧材がほぼ垂直に取り付けられていることを特徴とす
    る外壁構造。
  3. 【請求項3】 前記長尺化粧材がアルミニウム製の管体
    であり、前記取付金具と長尺化粧材のどちらか一方に丸
    孔が設けられ、他方に上下方向に長い長孔が設けられ、
    この丸孔と長孔に通された連結具で長尺化粧材が取付金
    具に取り付けられていることを特徴とする請求項1また
    は2記載の外壁構造。
JP2000164271A 2000-06-01 2000-06-01 外壁構造 Pending JP2001342701A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000164271A JP2001342701A (ja) 2000-06-01 2000-06-01 外壁構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000164271A JP2001342701A (ja) 2000-06-01 2000-06-01 外壁構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001342701A true JP2001342701A (ja) 2001-12-14

Family

ID=18667914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000164271A Pending JP2001342701A (ja) 2000-06-01 2000-06-01 外壁構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001342701A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101781934A (zh) * 2010-02-26 2010-07-21 中国建筑第六工程局有限公司 外檐铝塑板幕墙圆柱型及其横截面整体弯曲折边施工方法
CN102953483A (zh) * 2011-08-18 2013-03-06 北京江河幕墙股份有限公司 一种大分格无模成型焊接金属幕墙及其成形工艺
CN107100302A (zh) * 2017-05-13 2017-08-29 山东亚泰新材料科技有限公司 一种快速家装高强度铝合金幕墙装饰板
JP2021011818A (ja) * 2020-11-05 2021-02-04 ミサワホーム株式会社 壁面構造

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101781934A (zh) * 2010-02-26 2010-07-21 中国建筑第六工程局有限公司 外檐铝塑板幕墙圆柱型及其横截面整体弯曲折边施工方法
CN102953483A (zh) * 2011-08-18 2013-03-06 北京江河幕墙股份有限公司 一种大分格无模成型焊接金属幕墙及其成形工艺
CN102953483B (zh) * 2011-08-18 2015-04-15 江河创建集团股份有限公司 一种大分格无模成型焊接金属幕墙及其成形工艺
CN107100302A (zh) * 2017-05-13 2017-08-29 山东亚泰新材料科技有限公司 一种快速家装高强度铝合金幕墙装饰板
CN107100302B (zh) * 2017-05-13 2018-10-30 山东亚泰新材料科技有限公司 一种快速家装高强度铝合金幕墙装饰板
JP2021011818A (ja) * 2020-11-05 2021-02-04 ミサワホーム株式会社 壁面構造
JP7017615B2 (ja) 2020-11-05 2022-02-08 ミサワホーム株式会社 壁面構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2016086480A1 (zh) 一种房屋结构及其构建方法
US3601942A (en) Building wall construction
US20040255535A1 (en) Multi-purpose construction assembly and method
US20080245025A1 (en) Building system
JP2001342701A (ja) 外壁構造
KR100952070B1 (ko) 건축용 조립식 패널의 두께 조절 및 연결장치
KR102433263B1 (ko) 그리드 쉘 구조물의 노드 조인트
US4679370A (en) Surface-forming panel
KR20090005274A (ko) 건물의 외벽면 샌드위치 판넬 시공구조
KR102344554B1 (ko) 프레임 구조물 체결 구조
JP3116064B2 (ja) 建築用外装材及び建築用外装材を使用した建築用外装パネル
JPH0642111A (ja) アルミニウム製の柱
TWI592547B (zh) Bamboo-style steel construction method
KR100444155B1 (ko) 구형 조립식건축물 및 그 건축방법
JP3029789B2 (ja) 壁パネル
RU22370U1 (ru) Конструкция ограждения с теплоизоляцией, активным удалением влаги и декоративной отделкой фасадов (варианты), z-образный, п-образный и ступенчатый профили, нащельные планки (варианты), рейки (варианты) и профилированные металлические фасадные панели (варианты) для нее
CN212271349U (zh) 幕墙系统
CN217027592U (zh) 一种构件式飘窗层间预制墙板安装节点
JPH0620826Y2 (ja) 建物外装用複合パネル
CN116657798B (zh) 铝单板幕墙、装配式铝单板幕墙系统及安装方法
JP2014525001A (ja) 断熱壁部品
JP3177430B2 (ja) 立体トラス用屋根構造
KR102224713B1 (ko) 비정형 다면체의 그리드 쉘 구조물용 노드 조인트
JPS6319448Y2 (ja)
KR100570101B1 (ko) 커튼월 구조

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20051028

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080318