JP2001340950A - 連続鋳造機のスラブ測長方法 - Google Patents

連続鋳造機のスラブ測長方法

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JP2001340950A
JP2001340950A JP2000161846A JP2000161846A JP2001340950A JP 2001340950 A JP2001340950 A JP 2001340950A JP 2000161846 A JP2000161846 A JP 2000161846A JP 2000161846 A JP2000161846 A JP 2000161846A JP 2001340950 A JP2001340950 A JP 2001340950A
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JP
Japan
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roll
measuring
speed
length
continuous casting
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JP2000161846A
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Masahiro Yamada
正弘 山田
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メジャリングロールの異常検出を高精度に行
い、最終駆動ロールによるバックアップ測長への不必要
な切り替えを防止する。 【解決手段】 メジャリングロール28による速度演算
値と鋳込速度制御用の速度マスターピンチロール14M
による速度フィードバック値を比較し、両者の差が大き
くなった時に、メジャリングロール28による測長か
ら、最終駆動ロール14Fによるバックアップ測長に切
り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続鋳造機のスラ
ブ測長方法に係り、特に、メジャリングロール故障時
に、メジャリングロールによる測長から、最終駆動ロー
ルによる測長に切替えるようにした連続鋳造機のスラブ
測長方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、連続鋳造機においては、図2に
示すごとく、モールド12で鋳造されたスラブ10は、
モータ(M)18により駆動されている多数のピンチロ
ール14により、鉛直方向から水平方向に方向を変えつ
つ引き抜かれ、搬送ロール24で搬送された後、スラブ
切断機26で切断されて、所定長さのスラブとなる。
【0003】このような連続鋳造機におけるスラブ10
の測長は、一般に、駆動によるスリップが発生せず、正
確な測定が可能な非駆動ロールであるメジャリングロー
ル28がスラブ10により回され、メジャリングロール
28に接続されたパルスジェネレータ(PLG)30の
出力を、例えば速度制御プログラミングコントローラ
(PLC)40内のカウンタ42により計数することに
より行っている。しかし、メジャリングロール28に故
障等の異常が発生した場合は、最終駆動ピンチロール
(単に最終駆動ロールと称する)14Fを駆動している
モータ18Fに接続されたパルスジェネレータ(PL
G)20Fの出力を、カウンタ44により計数すること
によりバックアップしている。
【0004】ここで、従来のメジャリングロール28の
故障検出は、PLG30の出力パルスが欠落して、予め
設定した所定時間(故障判定時間Tとする)が変化しな
い場合に、タイマ(T)監視回路46で故障と認識し、
切替スイッチ48を切替えて、最終駆動ロール14Fの
PLG20Fの出力をスラブ測長回路50に入力して、
バックアップしている。
【0005】図において、2重線「=」はメカニカル接
続、太い実線は動力ケーブル、細い実線は制御系ケーブ
ルを示し、16は、各ピンチロール14毎に配設され
た、ピンチロール駆動モータ18、該モータ18に接続
されたパルスジェネレータ20、該パルスジェネレータ
20の出力と速度指令の差に応じてモータ18を制御す
るためのインバータ(INV)22を含むピンチロール
駆動回路、52は、速度マスターピンチロール(単に速
度マスターロールと称する)14Mの駆動回路16Mか
ら出力される速度フィードバック(FB)値と設定速度
との差に応じて、すべてのピンチロール駆動回路16に
速度指令を与えるための比例積分(PI)制御器であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
方法では、前記故障判定時間Tが大きい場合は、メジャ
リングロールの故障検出が遅くなり、その間はスラブの
測長が行えない。逆に前記故障判定時間Tが小さい場合
は、鋳込速度が遅いケースでパルス抜けを誤検出して、
必要以上に最終駆動ロールの出力によるバックアップに
切替わり、測長精度を落とす結果になる。一般的に、駆
動ロールによる測長は、非駆動ロールによる測長に較べ
て、スリップが発生する分、精度が落ちる。
【0007】なお特開平4−339554には、ピンチ
ロールが速度基準ピンチロールでない場合は、速度基準
ピンチロールのパルスジェネレータと当該ピンチロール
のパルスジェネレータのパルスから演算した現在速度と
の差分を演算して許容誤差と比較し、異常を検出する一
方、当該ピンチロールが速度基準ピンチロールの場合
は、各ピンチロールの速度実績平均値との差分を演算し
て許容誤差と比較し、異常を検出することが記載されて
いるが、メジャリングロールの異常を検出するものでは
なかった。
【0008】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、メジャリングロールの異常検出を高
精度に行うことにより、必要以上に最終駆動ロールによ
るバックアップ測長に切替わって、測長精度が低下しな
いようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、メジャリング
ロール異常時に、メジャリングロールによる測長から、
最終駆動ロールによる測長に切替えるようにした連続鋳
造機のスラブ測長方法において、メジャリングロールに
よる速度演算値又は測長値と、鋳込速度制御用の速度マ
スターピンチロールによる速度フィードバック値又はス
ラブ長さを比較し、両者の差が大きくなった時に、メジ
ャリングロールによる測長から、最終駆動ロールによる
測長に切替えるようにして、前記課題を解決したもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0011】本実施形態は、図1に示す如く、図2に示
した従来例と同様の連続鋳造機のスラブ測長システムに
おいて、タイマ監視回路46の代わりに、メジャリング
ロール28の出力パルスを計数するカウンタ42の出力
から速度を演算する速度演算回路60と、該速度演算回
路60により演算された速度と速度マスターロール14
Mの駆動回路16Mで演算された速度フィードバック
(FB)値を比較する比較回路62とを設け、該比較回
路62により両者の差が設定値以上に大きくなったこと
が検出された時に、切替スイッチ48を切替えて、メジ
ャリングロール28による測長から最終駆動ロール14
Fによるバックアップ測長に切替えるようにしたもので
ある。
【0012】このようにして、速度制御PLC40でメ
ジャリングロール28の速度演算を実施し、既存の速度
マスターロール14Mの速度フィードバック値と比較
し、その比較結果により、スラブ測長のカウンタを最終
駆動ロール14F側に切替えることで、鋳込速度に応じ
てメジャリングロールの故障を適正に検出できる。
【0013】なお、前記実施形態においては、メジャリ
ングロールの出力パルスから速度を演算して、速度マス
ターロールによる速度FB値と比較していたが、逆に、
速度FB値を積分してスラブ長を求め、これをメジャリ
ングロールによる測長値と比較して、故障を検出するこ
とも可能である。
【0014】又、本発明はスラブの連続鋳造に限られ
ず、ブルームの連続鋳造にも応用することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、メジャリングロールの
異常検出を高精度に行うことができ、最終駆動ロールに
よるバックアップ測長の機会を減らして、高精度の測長
を行うことができる。
【0016】発明者らの試験結果によれば、最終駆動ロ
ールによるバックアップ測長を半減することができた。
又、故障を検出し損ねることも無くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す、一部ブロック図を含
む断面図
【図2】従来のスラブ測長システムの例を示す、一部ブ
ロック図を含む断面図
【符号の説明】
10…スラブ 12…モールド 14…ピンチロール 14F…最終駆動(ピンチ)ロール 14M…速度マスター(ピンチ)ロール 16…ピンチロール駆動回路 20、30…パルスジェネレータ(PLG) 28…メジャリングロール(MR) 40…速度制御プログラミングコントローラ(PLC) 42、44…カウンタ 48…切替スイッチ 50…スラブ測長回路 60…速度演算回路 62…比較回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メジャリングロール異常時に、メジャリン
    グロールによる測長から、最終駆動ロールによる測長に
    切替えるようにした連続鋳造機のスラブ測長方法におい
    て、 メジャリングロールによる速度演算値又は測長値と、鋳
    込速度制御用の速度マスターピンチロールによる速度フ
    ィードバック値又はスラブ長さを比較し、 両者の差が大きくなった時に、メジャリングロールによ
    る測長から、最終駆動ロールによる測長に切替えること
    を特徴とする連続鋳造機のスラブ測長方法。
JP2000161846A 2000-05-31 2000-05-31 連続鋳造機のスラブ測長方法 Pending JP2001340950A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102398006A (zh) * 2010-09-15 2012-04-04 鞍钢股份有限公司 一种连铸铸坯速度检测装置及其检测方法
JP2012130949A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Jfe Steel Corp 連続鋳造設備の鋳片測長装置及び鋳片測長方法

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