JP2001340335A - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
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- A61B8/46—Ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic devices with special arrangements for interfacing with the operator or the patient
- A61B8/461—Displaying means of special interest
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、生体内に超音波を送波し生体内で反
射して戻ってきた超音波を受信して受信信号を得、該受
信信号に基づくとともに文字又は図形を付加した画像を
表示する超音波診断に関し、画像表示の利便性を、低コ
ストで実現する超音波診断装置を提供すること。 【解決手段】文字又は図形のデータを記憶するメモリ１
１と、表示される画像における文字又は図形のサイズを
指示する表示サイズ指示部８１と、表示サイズ指示部で
指示されたサイズに基づいて、メモリに記憶された文字
又は図形のデータから、表示サイズ指示部で指示された
サイズの文字又は図形のデータを作成するデータ作成部
１２と、受信信号にデータ作成部で作成された文字又は
図形のデータが付加された画像信号を生成する画像信号
生成部１３と、画像信号生成部で生成された画像信号に
基づいて画像を表示する画像表示部７０とを備える。
射して戻ってきた超音波を受信して受信信号を得、該受
信信号に基づくとともに文字又は図形を付加した画像を
表示する超音波診断に関し、画像表示の利便性を、低コ
ストで実現する超音波診断装置を提供すること。 【解決手段】文字又は図形のデータを記憶するメモリ１
１と、表示される画像における文字又は図形のサイズを
指示する表示サイズ指示部８１と、表示サイズ指示部で
指示されたサイズに基づいて、メモリに記憶された文字
又は図形のデータから、表示サイズ指示部で指示された
サイズの文字又は図形のデータを作成するデータ作成部
１２と、受信信号にデータ作成部で作成された文字又は
図形のデータが付加された画像信号を生成する画像信号
生成部１３と、画像信号生成部で生成された画像信号に
基づいて画像を表示する画像表示部７０とを備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体内に超音波を
送波し生体内で反射して戻ってきた超音波を受信して受
信信号を得、該受信信号に基づくとともに文字又は図形
を付加した画像を表示する超音波診断装置に関する。
送波し生体内で反射して戻ってきた超音波を受信して受
信信号を得、該受信信号に基づくとともに文字又は図形
を付加した画像を表示する超音波診断装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】生体、特に人体内に向けて超音波を送信
し人体内の組織で反射されて戻ってきた超音波を受信し
て超音波による人体内の断層像を表示し、これにより人
体の内臓等の疾患の診断を容易ならしめる超音波診断装
置が用いられている。
し人体内の組織で反射されて戻ってきた超音波を受信し
て超音波による人体内の断層像を表示し、これにより人
体の内臓等の疾患の診断を容易ならしめる超音波診断装
置が用いられている。
【０００３】図４は超音波診断装置を操作している様子
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【０００４】超音波診断装置には、通常、取扱いの便宜
のため、本体部１０にプローブ２０を接続して使用する
構成を有しており、図４に示すように、操作者３は、横
たわった被検者４に、プローブ２０の先端部２１をあて
がい、その先端部２１の位置および角度を調整する。そ
の先端部２１の内部には、超音波を送受信する超音波探
触子（図示せず）が備えられており、その超音波探触子
から被検者４の体内に向けて超音波が発信され、被検者
４の体内で反射した超音波がその超音波探触子で受信さ
れる。この受信により得られた受信信号は、プローブ２
０のケーブル２２を経由し、プローブ２０と本体部１０
とを接続するコネクタ２３を経由して本体部１０の内部
に取り込まれる。
のため、本体部１０にプローブ２０を接続して使用する
構成を有しており、図４に示すように、操作者３は、横
たわった被検者４に、プローブ２０の先端部２１をあて
がい、その先端部２１の位置および角度を調整する。そ
の先端部２１の内部には、超音波を送受信する超音波探
触子（図示せず）が備えられており、その超音波探触子
から被検者４の体内に向けて超音波が発信され、被検者
４の体内で反射した超音波がその超音波探触子で受信さ
れる。この受信により得られた受信信号は、プローブ２
０のケーブル２２を経由し、プローブ２０と本体部１０
とを接続するコネクタ２３を経由して本体部１０の内部
に取り込まれる。
【０００５】本体部１０の内部では、受信信号に対し、
操作者３による操作パネル８０の操作等に応じた処理が
なされ、処理後の信号に基づく、被検者４の体内の断層
像が、表示装置７０の表示画面７１に表示される。また
記録用として、表示画面７１に表示された断層像は、プ
リンタ９０によって表示画面７１に表示されたままの態
様で記録用紙に印刷される。
操作者３による操作パネル８０の操作等に応じた処理が
なされ、処理後の信号に基づく、被検者４の体内の断層
像が、表示装置７０の表示画面７１に表示される。また
記録用として、表示画面７１に表示された断層像は、プ
リンタ９０によって表示画面７１に表示されたままの態
様で記録用紙に印刷される。
【０００６】ここで、表示画面７１に断層像を表示する
にあたり、その表示された断層像だけでは、被検者４
の、どの診断部位ないし臓器であるか解りにくい場合も
あり、断層像への見識が乏しい被検者４へ説明するた
め、又は記録用紙に印刷された断層像を、後に操作者３
以外の者が見てもわかるように、操作者３が操作パネル
８０を操作することにより、どの診断部位ないしどの臓
器を診断対象としているかを図案化して示すボディマー
クや、その診断部位ないし臓器に対しプローブ２０の先
端部２１（超音波探触子）が相対的にどのような位置に
あるかを示すプローブマークや、臓器の名称や略称を示
すコメント文字等の文字又は図形を断層像に付加した画
像を表示することができるように構成されている超音波
診断装置がある。
にあたり、その表示された断層像だけでは、被検者４
の、どの診断部位ないし臓器であるか解りにくい場合も
あり、断層像への見識が乏しい被検者４へ説明するた
め、又は記録用紙に印刷された断層像を、後に操作者３
以外の者が見てもわかるように、操作者３が操作パネル
８０を操作することにより、どの診断部位ないしどの臓
器を診断対象としているかを図案化して示すボディマー
クや、その診断部位ないし臓器に対しプローブ２０の先
端部２１（超音波探触子）が相対的にどのような位置に
あるかを示すプローブマークや、臓器の名称や略称を示
すコメント文字等の文字又は図形を断層像に付加した画
像を表示することができるように構成されている超音波
診断装置がある。
【０００７】さらに、このように構成された超音波診断
装置の中には、表示するコメント文字やボディマーク等
の文字又は図形が大きすぎると、そのコメント文字やボ
ディマーク等の文字又は図形によって断層像が隠されて
しまい、断層像を精細に観察できない場合や、表示する
コメント文字やボディマーク等の文字又は図形が逆に小
さすぎると、横たわったままの被検者４に表示画面７１
を見ながら説明するときや、精細に断層像を観察した後
に、記録として記録用紙に印刷するときには、折角表示
したコメント文字やボディマーク等の文字又は図形が見
にくい場合が生じることから、コメント文字やボディマ
ーク等の文字又は図形の表示画面７１上での表示サイズ
を、状況に応じて大きくしたり、小さくしたりする機能
が追加されているものもある。
装置の中には、表示するコメント文字やボディマーク等
の文字又は図形が大きすぎると、そのコメント文字やボ
ディマーク等の文字又は図形によって断層像が隠されて
しまい、断層像を精細に観察できない場合や、表示する
コメント文字やボディマーク等の文字又は図形が逆に小
さすぎると、横たわったままの被検者４に表示画面７１
を見ながら説明するときや、精細に断層像を観察した後
に、記録として記録用紙に印刷するときには、折角表示
したコメント文字やボディマーク等の文字又は図形が見
にくい場合が生じることから、コメント文字やボディマ
ーク等の文字又は図形の表示画面７１上での表示サイズ
を、状況に応じて大きくしたり、小さくしたりする機能
が追加されているものもある。
【０００８】このような機能が追加された従来の超音波
診断装置の一例を図５を用いて説明する。
診断装置の一例を図５を用いて説明する。
【０００９】図５は、従来の超音波診断装置の画像処理
に関する機能ブロック図である。
に関する機能ブロック図である。
【００１０】図５に示された従来の超音波診断装置５
は、図４に示された超音波診断装置と同じ外観構成を有
するもので、プローブの先端部内部には超音波探触子が
備えられている。以下、図４の説明で用いた符号も使用
して説明すると、本体部１０の内部には、メモリ１１、
データ選択部１２、及び画像信号生成部１３が設けられ
ている。また、操作パネル８０には、表示サイズ指示部
８１が設けられている。
は、図４に示された超音波診断装置と同じ外観構成を有
するもので、プローブの先端部内部には超音波探触子が
備えられている。以下、図４の説明で用いた符号も使用
して説明すると、本体部１０の内部には、メモリ１１、
データ選択部１２、及び画像信号生成部１３が設けられ
ている。また、操作パネル８０には、表示サイズ指示部
８１が設けられている。
【００１１】メモリ１１には、コメント文字やボディマ
ーク等の文字又は図形のデータが、大、中、小の表示サ
イズごとに格納されている。データ選択部１２は、表示
サイズ指示部８１からの指示に応じて、メモリ１１に格
納されている３つの表示サイズのコメント文字やボディ
マーク等の文字又は図形のデータの中から表示サイズ指
示部８１で指示された表示サイズのコメント文字やボデ
ィマーク等の文字又は図形のデータを選択する。画像信
号生成部１３は、プローブ２０の先端部２１内部に設け
られた超音波探触子によって生体内に超音波を送信し生
体内の組織で反射されて戻ってきた超音波を受信して得
られた受信信号と、データ選択部１２で選択されたコメ
ント文字やボディマーク等の文字又は図形のデータとか
ら画像信号を生成する。この画像信号生成部１３は、画
像表示装置７０に接続され、画像表示装置７０は、画像
信号に基づいて画像を表示する。
ーク等の文字又は図形のデータが、大、中、小の表示サ
イズごとに格納されている。データ選択部１２は、表示
サイズ指示部８１からの指示に応じて、メモリ１１に格
納されている３つの表示サイズのコメント文字やボディ
マーク等の文字又は図形のデータの中から表示サイズ指
示部８１で指示された表示サイズのコメント文字やボデ
ィマーク等の文字又は図形のデータを選択する。画像信
号生成部１３は、プローブ２０の先端部２１内部に設け
られた超音波探触子によって生体内に超音波を送信し生
体内の組織で反射されて戻ってきた超音波を受信して得
られた受信信号と、データ選択部１２で選択されたコメ
ント文字やボディマーク等の文字又は図形のデータとか
ら画像信号を生成する。この画像信号生成部１３は、画
像表示装置７０に接続され、画像表示装置７０は、画像
信号に基づいて画像を表示する。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな、表示サイズごとの、コメント文字やボディマーク
等の文字又は図形のデータを用意しておき、指示された
表示サイズにあったコメント文字やボディマーク等の文
字又は図形のデータを読み出して表示する図５に示す超
音波診断装置５では、画像表示の利便性を向上させるた
め、コメント文字やボディマーク等の文字又は図形の表
示サイズを何段階にも分ければ分けるほど、メモリ１１
に格納するための表示サイズごとのデータを超音波診断
装置の設計段階で予め作成しなければならず、また、作
成した表示サイズごとのデータを記憶するメモリ１１
を、記憶容量の大きなものにする必要が生じ、超音波診
断装置のコスト高を招来する。
うな、表示サイズごとの、コメント文字やボディマーク
等の文字又は図形のデータを用意しておき、指示された
表示サイズにあったコメント文字やボディマーク等の文
字又は図形のデータを読み出して表示する図５に示す超
音波診断装置５では、画像表示の利便性を向上させるた
め、コメント文字やボディマーク等の文字又は図形の表
示サイズを何段階にも分ければ分けるほど、メモリ１１
に格納するための表示サイズごとのデータを超音波診断
装置の設計段階で予め作成しなければならず、また、作
成した表示サイズごとのデータを記憶するメモリ１１
を、記憶容量の大きなものにする必要が生じ、超音波診
断装置のコスト高を招来する。
【００１３】本発明は、上記事情に鑑み、画像表示の利
便性を、低コストで実現する超音波診断装置を提供する
ことを目的とする。
便性を、低コストで実現する超音波診断装置を提供する
ことを目的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の超音波診断装置は、生体内に超音波を送波し生体内
で反射して戻ってきた超音波を受信して受信信号を得、
該受信信号に基づくとともに文字又は図形を付加した画
像を表示する超音波診断装置において、上記文字又は図
形のデータを記憶するメモリと、表示される画像におけ
る上記文字又は図形のサイズを指示する表示サイズ指示
部と、上記表示サイズ指示部で指示されたサイズに基づ
いて、上記メモリに記憶された文字又は図形のデータか
ら、上記表示サイズ指示部で指示されたサイズの文字又
は図形のデータを作成するデータ作成部と、上記受信信
号に上記データ作成部で作成された文字又は図形のデー
タが付加された画像信号を生成する画像信号生成部と、
上記画像信号生成部で生成された画像信号に基づいて画
像を表示する画像表示部とを備えたものであることを特
徴とする。
明の超音波診断装置は、生体内に超音波を送波し生体内
で反射して戻ってきた超音波を受信して受信信号を得、
該受信信号に基づくとともに文字又は図形を付加した画
像を表示する超音波診断装置において、上記文字又は図
形のデータを記憶するメモリと、表示される画像におけ
る上記文字又は図形のサイズを指示する表示サイズ指示
部と、上記表示サイズ指示部で指示されたサイズに基づ
いて、上記メモリに記憶された文字又は図形のデータか
ら、上記表示サイズ指示部で指示されたサイズの文字又
は図形のデータを作成するデータ作成部と、上記受信信
号に上記データ作成部で作成された文字又は図形のデー
タが付加された画像信号を生成する画像信号生成部と、
上記画像信号生成部で生成された画像信号に基づいて画
像を表示する画像表示部とを備えたものであることを特
徴とする。
【００１５】尚、本発明にいう、上記「文字又は図形」
は、たとえば設定状態を表す文字や診断補助用図形をい
い、より具体的には、診断対象としている診断部位ない
し臓器を図案化して示すボディマークや、その診断部位
ないし臓器に対し超音波探触子が相対的にどのような位
置にあるかを示すプローブマークや、臓器の名称や略称
を示すコメント文字等である。
は、たとえば設定状態を表す文字や診断補助用図形をい
い、より具体的には、診断対象としている診断部位ない
し臓器を図案化して示すボディマークや、その診断部位
ないし臓器に対し超音波探触子が相対的にどのような位
置にあるかを示すプローブマークや、臓器の名称や略称
を示すコメント文字等である。
【００１６】本発明の超音波診断装置は、表示サイズ指
示部で指示されたサイズに基づいて、メモリに記憶され
た文字又は図形のデータから、その表示サイズ指示部で
指示されたサイズの文字又は図形のデータを作成するデ
ータ作成部を備えたものであるため、表示サイズごとの
文字又は図形のデータを超音波診断装置の設計段階で予
め用意する手間が省けるとともに、メモリには、文字又
は図形のデータを表示サイズごとに記憶させることも不
要になり、画像表示の利便性を、低コストで実現する超
音波診断装置を提供することができる。
示部で指示されたサイズに基づいて、メモリに記憶され
た文字又は図形のデータから、その表示サイズ指示部で
指示されたサイズの文字又は図形のデータを作成するデ
ータ作成部を備えたものであるため、表示サイズごとの
文字又は図形のデータを超音波診断装置の設計段階で予
め用意する手間が省けるとともに、メモリには、文字又
は図形のデータを表示サイズごとに記憶させることも不
要になり、画像表示の利便性を、低コストで実現する超
音波診断装置を提供することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
説明する。
【００１８】図１は、本発明の超音波診断装置の一実施
形態における画像処理に関する機能ブロック図である。
形態における画像処理に関する機能ブロック図である。
【００１９】図１に示された本発明の一実施形態の超音
波診断装置１は、従来の超音波診断装置５と同じく、図
４に示された超音波診断装置と同じ外観構成を有するも
ので、プローブの先端部内部には超音波探触子が備えら
れている。また、上述した従来の超音波診断装置５と同
じ構成を有する部分には、従来の超音波診断装置５の説
明で用いた符号を使用して、以下説明する。
波診断装置１は、従来の超音波診断装置５と同じく、図
４に示された超音波診断装置と同じ外観構成を有するも
ので、プローブの先端部内部には超音波探触子が備えら
れている。また、上述した従来の超音波診断装置５と同
じ構成を有する部分には、従来の超音波診断装置５の説
明で用いた符号を使用して、以下説明する。
【００２０】超音波診断装置１の本体部１０内部には、
メモリ１１、画像信号生成部１３、及び本発明の特徴で
あるデータ生成部１４が設けられている。さらに、本体
部１０には、図示は省略したが、各種プログラムを実行
するＣＰＵや、画像信号が記憶されるグラフィックメモ
リ等が内蔵されている。
メモリ１１、画像信号生成部１３、及び本発明の特徴で
あるデータ生成部１４が設けられている。さらに、本体
部１０には、図示は省略したが、各種プログラムを実行
するＣＰＵや、画像信号が記憶されるグラフィックメモ
リ等が内蔵されている。
【００２１】また、操作パネル８０には、表示サイズ指
示部８１が設けられている。
示部８１が設けられている。
【００２２】メモリ１１には、文字及び図形の基本デー
タ１種類が格納されている。ここでいう、文字及び図形
とは、臓器の名称や略称を示すコメント文字、診断対象
としている診断部位ないし臓器を図案化して示すボディ
マーク、及びその診断部位ないし臓器に対し超音波探触
子が相対的にどのような位置にあるかを示すプローブマ
ークである。これらの文字及び図形の基本データのう
ち、文字の基本データは、表示される画像における文字
のサイズである表示サイズの情報を持たない単なるコー
ド情報であり、図形の基本データは、標準となる一つの
表示サイズに限ったデータである。したがって、文字又
は図形のデータを表示サイズごとに記憶するよりも、遥
かにメモリに記憶させる情報量は少なくてすむ。なお、
文字の基本データとしては、単なるコード情報に限ら
ず、デフォルト等のいずれか１つの表示サイズを有する
データであってもよい。
タ１種類が格納されている。ここでいう、文字及び図形
とは、臓器の名称や略称を示すコメント文字、診断対象
としている診断部位ないし臓器を図案化して示すボディ
マーク、及びその診断部位ないし臓器に対し超音波探触
子が相対的にどのような位置にあるかを示すプローブマ
ークである。これらの文字及び図形の基本データのう
ち、文字の基本データは、表示される画像における文字
のサイズである表示サイズの情報を持たない単なるコー
ド情報であり、図形の基本データは、標準となる一つの
表示サイズに限ったデータである。したがって、文字又
は図形のデータを表示サイズごとに記憶するよりも、遥
かにメモリに記憶させる情報量は少なくてすむ。なお、
文字の基本データとしては、単なるコード情報に限ら
ず、デフォルト等のいずれか１つの表示サイズを有する
データであってもよい。
【００２３】表示サイズ指示部８１は、本実施形態にお
いては、「１」〜「５」の５段階の文字又は図形の表示
サイズを指示できる操作子である。表示サイズ指示部８
１に設けられた「１」の段階は、文字又は図形の最も小
さな表示サイズを指定するものであり、上の段階にいく
ほど、大きな表示サイズが指定される。なお、「３」の
段階は、メモリ１１に記憶された、図形の基本データの
表示サイズ、すなわち標準の表示サイズを指定するもの
である。
いては、「１」〜「５」の５段階の文字又は図形の表示
サイズを指示できる操作子である。表示サイズ指示部８
１に設けられた「１」の段階は、文字又は図形の最も小
さな表示サイズを指定するものであり、上の段階にいく
ほど、大きな表示サイズが指定される。なお、「３」の
段階は、メモリ１１に記憶された、図形の基本データの
表示サイズ、すなわち標準の表示サイズを指定するもの
である。
【００２４】データ生成部１４は、表示サイズ指示部８
１で指示されたサイズに基づいて、メモリ１１に格納さ
れている文字及び図形の基本データから表示サイズ指示
部８１で指示されたサイズの文字又は図形のデータを作
成する。すなわち、文字のデータの場合には、データ生
成部１４は、メモリ１１に記憶されたコード情報から、
表示サイズ指示部８１で指示されたサイズの文字のデー
タを作成する。また、、図形のデータの場合には、デー
タ生成部１４は、表示サイズ指示部８１で「１」又は
「２」の段階が指定されると、メモリ１１に記憶された
図形の基本データに基づく図形を縮小した図形のデータ
を作成し、表示サイズ指示部８１で「３」の段階が指定
されると、メモリ１１に記憶された図形の基本データを
そのまま図形のデータとし、表示サイズ指示部８１で
「４」又は「５」の段階が指定されると、メモリ１１に
記憶された図形の基本データに基づく図形を拡大した図
形のデータを作成する。したがって、メモリ１１に文字
及び図形のデータを表示サイズごとに記憶しなくても、
超音波診断装置１は、複数の表示サイズの文字及び図形
のデータを得ることができる。なお、このデータ生成部
１４は、ハードウェア上は、ソフトウェアとしての、表
示サイズ指示部８１で指示されたサイズに基づいて、メ
モリ１１に格納されている文字及び図形の基本データか
ら表示サイズ指示部８１で指示されたサイズの文字又は
図形のデータを作成するプログラムを実行するＣＰＵ等
が相当する。
１で指示されたサイズに基づいて、メモリ１１に格納さ
れている文字及び図形の基本データから表示サイズ指示
部８１で指示されたサイズの文字又は図形のデータを作
成する。すなわち、文字のデータの場合には、データ生
成部１４は、メモリ１１に記憶されたコード情報から、
表示サイズ指示部８１で指示されたサイズの文字のデー
タを作成する。また、、図形のデータの場合には、デー
タ生成部１４は、表示サイズ指示部８１で「１」又は
「２」の段階が指定されると、メモリ１１に記憶された
図形の基本データに基づく図形を縮小した図形のデータ
を作成し、表示サイズ指示部８１で「３」の段階が指定
されると、メモリ１１に記憶された図形の基本データを
そのまま図形のデータとし、表示サイズ指示部８１で
「４」又は「５」の段階が指定されると、メモリ１１に
記憶された図形の基本データに基づく図形を拡大した図
形のデータを作成する。したがって、メモリ１１に文字
及び図形のデータを表示サイズごとに記憶しなくても、
超音波診断装置１は、複数の表示サイズの文字及び図形
のデータを得ることができる。なお、このデータ生成部
１４は、ハードウェア上は、ソフトウェアとしての、表
示サイズ指示部８１で指示されたサイズに基づいて、メ
モリ１１に格納されている文字及び図形の基本データか
ら表示サイズ指示部８１で指示されたサイズの文字又は
図形のデータを作成するプログラムを実行するＣＰＵ等
が相当する。
【００２５】画像信号生成部１３では、プローブ２０の
先端部２１内部に設けられた超音波探触子によって生体
内に超音波を送信し生体内の組織で反射されて戻ってき
た超音波を受信して得られた受信信号と、データ生成部
１４で生成された文字又は図形のデータとから画像信号
を生成する。なお、この画像信号生成部１３は、ハード
ウェア上は、ソフトウェアとしての、文字又は図形のデ
ータを付加した受信信号を画像信号に変換するプログラ
ムを実行するＣＰＵやグラフィックメモリ等が相当す
る。
先端部２１内部に設けられた超音波探触子によって生体
内に超音波を送信し生体内の組織で反射されて戻ってき
た超音波を受信して得られた受信信号と、データ生成部
１４で生成された文字又は図形のデータとから画像信号
を生成する。なお、この画像信号生成部１３は、ハード
ウェア上は、ソフトウェアとしての、文字又は図形のデ
ータを付加した受信信号を画像信号に変換するプログラ
ムを実行するＣＰＵやグラフィックメモリ等が相当す
る。
【００２６】画像表示装置７０は、画像信号生成部１３
に接続され、画像信号生成部１３で生成された画像信号
に基づいて画像を表示する。
に接続され、画像信号生成部１３で生成された画像信号
に基づいて画像を表示する。
【００２７】図２及び図３は、画像表示装置の表示画面
への各表示例を示す図である。
への各表示例を示す図である。
【００２８】図２は、画像表示装置７０の表示画面７１
に表示された、検診中の被検者の断層像７０１に臓器の
名称や略称を示すコメント文字が付された画像を示す図
である。このうち図２（ａ）では、表示サイズ指示部８
１で「３」が指示された場合の、標準の表示サイズのコ
メント文字８１０が付された画像である。一方、図２
（ｂ）は、表示サイズ指示部８１で「５」が指示された
場合の、最大の表示サイズのコメント文字８１１が付さ
れた画像である。
に表示された、検診中の被検者の断層像７０１に臓器の
名称や略称を示すコメント文字が付された画像を示す図
である。このうち図２（ａ）では、表示サイズ指示部８
１で「３」が指示された場合の、標準の表示サイズのコ
メント文字８１０が付された画像である。一方、図２
（ｂ）は、表示サイズ指示部８１で「５」が指示された
場合の、最大の表示サイズのコメント文字８１１が付さ
れた画像である。
【００２９】図３は、画像表示装置７０の表示画面７１
に表示された、検診中の被検者の断層像７０２に、診断
対象としている診断部位ないし臓器を図案化して示すボ
ディマークと、その診断部位ないし臓器に対し超音波探
触子が相対的にどのような位置にあるかを示すプローブ
マークとが付された画像を示す図である。この画像の下
部には、メモリ１１に記憶されているボディマークの基
本データに基づく全ての種類のボディマークが、表示サ
イズ指示部８１で「１」を指示した場合に相当する表示
サイズで一列に並んでボディマーク群８２０として表示
されており、操作者は、このボディマーク群８２０の中
から、現在検診中の被検者の診断対象としている診断部
位ないし臓器を表すボディマークを選択する。選択され
たボディマークは、ボディマーク群８２０の左上に表示
される。この選択されたボディマークは、表示サイズ指
示部８１で表示サイズを指定することが可能であり、図
３に示した画像では、表示サイズ指示部８１で「３」が
指示された場合の、標準の表示サイズのボディマーク８
２１が、プローブマーク８３０とともに表示されてい
る。
に表示された、検診中の被検者の断層像７０２に、診断
対象としている診断部位ないし臓器を図案化して示すボ
ディマークと、その診断部位ないし臓器に対し超音波探
触子が相対的にどのような位置にあるかを示すプローブ
マークとが付された画像を示す図である。この画像の下
部には、メモリ１１に記憶されているボディマークの基
本データに基づく全ての種類のボディマークが、表示サ
イズ指示部８１で「１」を指示した場合に相当する表示
サイズで一列に並んでボディマーク群８２０として表示
されており、操作者は、このボディマーク群８２０の中
から、現在検診中の被検者の診断対象としている診断部
位ないし臓器を表すボディマークを選択する。選択され
たボディマークは、ボディマーク群８２０の左上に表示
される。この選択されたボディマークは、表示サイズ指
示部８１で表示サイズを指定することが可能であり、図
３に示した画像では、表示サイズ指示部８１で「３」が
指示された場合の、標準の表示サイズのボディマーク８
２１が、プローブマーク８３０とともに表示されてい
る。
【００３０】図２及び図３に示された、画像表示装置７
０の表示画面７１に表示された画像は、そのままの態様
でプリンタ９０にて記録用紙に印刷される。
０の表示画面７１に表示された画像は、そのままの態様
でプリンタ９０にて記録用紙に印刷される。
【００３１】なお、本実施形態では、表示サイズ指示部
８１で一度指示した表示サイズを、表示サイズ指示部８
１で再度指示し直すことによって変更することができ
る。したがって、断層像を精細に観察したい場合や、横
たわったままの被検者に、表示画面７１を見ながら説明
をする場合や、精細に断層像を観察した後に、記録とし
てプリンタ９０によって記録用紙に断層像を印刷する場
合等、種々の状況に応じて、文字及び図形の表示サイズ
を変更することができるため、取り扱い性に優れてい
る。
８１で一度指示した表示サイズを、表示サイズ指示部８
１で再度指示し直すことによって変更することができ
る。したがって、断層像を精細に観察したい場合や、横
たわったままの被検者に、表示画面７１を見ながら説明
をする場合や、精細に断層像を観察した後に、記録とし
てプリンタ９０によって記録用紙に断層像を印刷する場
合等、種々の状況に応じて、文字及び図形の表示サイズ
を変更することができるため、取り扱い性に優れてい
る。
【００３２】以上のごとく、本実施形態の超音波診断装
置は、画像表示の利便性を、低コストで実現できる超音
波診断装置である。
置は、画像表示の利便性を、低コストで実現できる超音
波診断装置である。
【００３３】なお、メモリ１１に記憶される文字又は図
形の基本データは、ボディマークや、プローブマーク
や、コメント文字に限らず設定状態を表す文字や診断補
助用図形であってもよい。また、本発明は、超音波診断
装置による様々な画像表示に適用することができ、例え
ば、いわゆるカラードプラ画像やパワードプラ画像の表
示にも適用することができる。
形の基本データは、ボディマークや、プローブマーク
や、コメント文字に限らず設定状態を表す文字や診断補
助用図形であってもよい。また、本発明は、超音波診断
装置による様々な画像表示に適用することができ、例え
ば、いわゆるカラードプラ画像やパワードプラ画像の表
示にも適用することができる。
【００３４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像表示の利便性を、低コストで実現する超音波診断装
置を提供することができる。
画像表示の利便性を、低コストで実現する超音波診断装
置を提供することができる。
【図１】本発明の超音波診断装置の一実施形態における
画像処理に関する機能ブロック図である。
画像処理に関する機能ブロック図である。
【図２】画像表示装置の表示画面への表示例を示す図で
ある。
ある。
【図３】画像表示装置の表示画面への他の表示例を示す
図である。
図である。
【図４】超音波診断装置を操作している様子を示す模式
図である。
図である。
【図５】従来の超音波診断装置の画像処理に関する機能
ブロック図である。
ブロック図である。
１ 超音波診断装置 １０ 本体部 １１ メモリ １３ 画像信号生成部 １４ データ生成部 ２０ プローブ ２１ 先端部 ７０ 画像表示装置 ７１ 表示画面 ８０ 操作パネル ８１ 表示サイズ指示部 ９０ プリンタ ７０１，７０２， 断層像 ８１０，８１１ コメント文字 ８２０ ボディマーク群 ８２１ ボディマーク ８３０ プローブマーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 寛 東京都文京区本郷３丁目39番４号 フクダ 電子株式会社内 Ｆターム(参考） 4C301 EE17 JC16 KK08 KK27 LL05 5B057 AA07 BA05 CA06 CA08 CA12 CB06 CB08 CB12 CC03 CD05 CE08 DA16 DB02 DB08 DB09 5C076 AA14 AA16 AA21 AA22 BA04 BA06 CB01
Claims (1)
- 【請求項１】 生体内に超音波を送波し生体内で反射し
て戻ってきた超音波を受信して受信信号を得、該受信信
号に基づくとともに文字又は図形を付加した画像を表示
する超音波診断装置において、 前記文字又は図形のデータを記憶するメモリと、 表示される画像における前記文字又は図形のサイズを指
示する表示サイズ指示部と、 前記表示サイズ指示部で指示されたサイズに基づいて、
前記メモリに記憶された文字又は図形のデータから、前
記表示サイズ指示部で指示されたサイズの文字又は図形
のデータを作成するデータ作成部と、 前記受信信号に前記データ作成部で作成された文字又は
図形のデータが付加された画像信号を生成する画像信号
生成部と、 前記画像信号生成部で生成された画像信号に基づいて画
像を表示する画像表示部とを備えたことを特徴とする超
音波診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000164458A JP2001340335A (ja) | 2000-06-01 | 2000-06-01 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000164458A JP2001340335A (ja) | 2000-06-01 | 2000-06-01 | 超音波診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001340335A true JP2001340335A (ja) | 2001-12-11 |
Family
ID=18668073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000164458A Pending JP2001340335A (ja) | 2000-06-01 | 2000-06-01 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001340335A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005104955A1 (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Olympus Corporation | 超音波診断装置 |
| JP2009160269A (ja) * | 2008-01-08 | 2009-07-23 | Toshiba Corp | 画像診断装置、画像表示装置、及び印刷装置 |
| JP2009291532A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Toshiba Corp | 超音波診断装置及び画像出力処理装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07182497A (ja) * | 1993-12-21 | 1995-07-21 | Casio Comput Co Ltd | 画像変形方法およびその装置 |
| JPH07184906A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-07-25 | Olympus Optical Co Ltd | 超音波診断装置 |
| JPH08202865A (ja) * | 1995-01-25 | 1996-08-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 図形編集装置 |
| JPH0947453A (ja) * | 1995-08-08 | 1997-02-18 | Toshiba Medical Eng Co Ltd | 超音波診断装置 |
-
2000
- 2000-06-01 JP JP2000164458A patent/JP2001340335A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07182497A (ja) * | 1993-12-21 | 1995-07-21 | Casio Comput Co Ltd | 画像変形方法およびその装置 |
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| US7736316B2 (en) | 2004-04-30 | 2010-06-15 | Olympus Corporation | Ultrasonic diagnosis apparatus |
| JP2009160269A (ja) * | 2008-01-08 | 2009-07-23 | Toshiba Corp | 画像診断装置、画像表示装置、及び印刷装置 |
| JP2009291532A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Toshiba Corp | 超音波診断装置及び画像出力処理装置 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070411 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100402 |
|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100525 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101005 |