JP2001339493A - 携帯型電話機及びその制御方法 - Google Patents

携帯型電話機及びその制御方法

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JP2001339493A
JP2001339493A JP2000155254A JP2000155254A JP2001339493A JP 2001339493 A JP2001339493 A JP 2001339493A JP 2000155254 A JP2000155254 A JP 2000155254A JP 2000155254 A JP2000155254 A JP 2000155254A JP 2001339493 A JP2001339493 A JP 2001339493A
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portable telephone
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/0206Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
    • H04M1/0214Foldable telephones, i.e. with body parts pivoting to an open position around an axis parallel to the plane they define in closed position
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M2250/00Details of telephonic subscriber devices
    • H04M2250/16Details of telephonic subscriber devices including more than one display unit
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M2250/00Details of telephonic subscriber devices
    • H04M2250/18Details of telephonic subscriber devices including more than one keyboard unit

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多量の情報表示を一度に表示可能でコンパク
トかつ操作性に優れた携帯型電話機の技術を提供する。 【解決手段】 表面にディスプレイ1を備えた本体部2
と、このディスプレイ1上に開閉可能なように本体部2
に長辺方向の蝶番3で取り付けられたカバー4と、を備
えている。カバー4には、カバー4を閉じた状態でディ
スプレイ1の一部を見せるための透明窓5が設けられて
いる。カバー4の表面には、本機を縦長方向に使うとき
に操作するための第1のテンキー部が設けられている。
カバー4の裏面には、カバー4を開いた状態で本機を横
長方向に使うときに操作するための第2のテンキー部7
が設けられている。横長方向において、ディスプレイ1
の右横にはカーソル移動用スイッチ8が、左横にはスク
ロール用スイッチ9が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型電話機の技
術の改良に関するもので、多量の情報表示を一度に表示
可能でコンパクトかつ操作性に優れ、特に電子メールの
送受信に適したものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル通信技術の発達に伴い、
携帯電話やPHSなどの携帯型電話機を用いた移動体通
信と、インターネットに代表されるコンピュータネット
ワークが普及している。このため、インターネット経由
の電子メールや各移動体通信会社固有の文字メール(本
出願において電子メールと総称する)を送受信する機能
を備えた携帯型電話機も急速に増加している。これに伴
い、大型の液晶ディスプレイを使って、電子メールの内
容等の情報を一度に多量に表示しようとする携帯型電話
機も提案され、その例として特開平10−224288
その他が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、この特開平1
0−224288の図14(a)に従来技術として示さ
れる例は、本体前面の大型ディスプレイを長辺の蝶番で
開閉するカバー(フリッパ)で覆ったものである。この
例では、普段の音声通話時等はカバーに設けた透明窓か
ら見えるディスプレイの一部に電話番号等の情報を表示
し、メールの閲覧や作成時はカバーを開きディスプレイ
全体を横向きに使用するもので、文字入力はグラフィッ
ク表示されるアルファベットキーと入力用ペンで行われ
る。この場合の問題点は、アルファベットキーが小さい
うえグラフィック表示であるため、操作性に劣ることで
あった。
【0004】また、特開平10−224288の図14
(b)に従来技術として示される例では、情報表示と入
力を別々のディスプレイで行うが、この場合もアルファ
ベットキーの数は多く操作性の改善には限界があった。
【0005】これに対して、特開平10−224288
が出願対象とするのは、下端の蝶番でフリップを長手方
向に開き、ボディ側面の片側又は両側に設けた文字選択
用のジョグダイヤル等のスイッチを、ボディを握った片
手の親指や人差し指で操作するものである。しかし、携
帯型電話機の保持と文字選択等の操作を片手だけで行う
ことは操作性が悪く、また、長手方向に開くことは場所
を取り強度上も不利であった。
【0006】また、従来技術では、メールの着信は着信
時に携帯型電話機に通知されるが、メールの着信時に通
信圏外や電源オフだった場合、次に発着信や自発的メー
ルチェックが行われるまでメール着信の事実はわから
ず、頻繁にメールチェックを行うことも煩雑であった。
【0007】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、多量
の情報表示を一度に表示可能でコンパクトかつ操作性に
優れた携帯型電話機の技術すなわち携帯型電話機を提供
することである。また、本発明の他の目的は、メールの
着信を容易に確認する携帯型電話機の技術すなわち携帯
型電話機の制御方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ディスプレイを備えた本体と、
このディスプレイ上に開閉可能なように本体に長辺方向
の蝶番で取り付けられたカバーと、を備えた携帯型電話
機において、前記カバーに設けられカバーを閉じた状態
で前記ディスプレイの一部を見せるための透明窓と、前
記カバーの表面に設けられ、携帯型電話機の縦長方向か
ら操作するための第1のテンキー部と、前記カバーの裏
面に設けられ、カバーを開いた状態で携帯型電話機の横
長方向から操作するための第2のテンキー部と、前記デ
ィスプレイの長手方向端部近傍に設けられた少なくとも
1つの方向指示用のスイッチと、を備えたことを特徴と
する。請求項1の発明では、カバーを閉じたときは従来
の携帯型電話機と同様のコンパクトな形状と操作が実現
され、開いたときは家庭用ビデオゲーム機用コントロー
ラのように両手で安定して保持できる。また、カバーを
開いたときはディスプレイ全体を横長に使い1行あたり
多くの文字数を表示できるだけでなく、ディスプレイ脇
のスイッチを親指で操作することで画面スクロール、カ
ーソル移動、ゲームにおける方向指示等を容易に行える
ので、長文メールの閲覧や作成、ウェブページの閲覧、
電子電話帳の閲覧や編集、ゲームプレイなどの情報処理
作業が容易になる。また仮名などの文字入力にもアルフ
ァベットキーではなくテンキーを用いることで全体のサ
イズはコンパクトなままキーの操作性が従来よりも改善
される。なお、4方向以上を指示できる方向指示用のス
イッチをディスプレイ両脇に設け、ソフトウェアの作用
で一方をカーソル移動用、他方を画面スクロール用に用
いてもよい。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の携帯型
電話機において、前記ディスプレイの長手方向両端部近
傍の一方に前記方向指示用のスイッチを設け、他方に画
面スクロール用の第2のスイッチを設けたことを特徴と
する。請求項2の発明では、カバーを開いて横長ディス
プレイを使用する際、ディスプレイ両脇の2つのスイッ
チを左右の親指で操作することで、画面スクロールと、
方向指示用のスイッチによるカーソル移動を容易に行う
ことが可能となる。なお、4方向以上を指示できるスイ
ッチをディスプレイ両脇に設け、ソフトウェアの作用で
一方をカーソル移動用、他方を画面スクロール用に用い
てもよい。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
携帯型電話機において、短辺のうちいずれかの長辺寄り
からアンテナが長手方向に突出し、前記蝶番は、前記ア
ンテナ寄りの長辺に設けられたことを特徴とする。請求
項3の発明では、蝶番がアンテナ側にあるため、開いた
状態のとき、アンテナが指の間で安定し、全体が確実に
保持される。
【0011】請求項4の携帯型電話機の制御方法は、メ
ールチェックの時間間隔を指定するためのステップと、
予め決められたメールサーバに対して、指定された時間
間隔でメールチェックを実行するステップと、を含むこ
とを特徴とする。請求項4の発明では、使用者が任意に
決めて指定した一定時間間隔ごとにメールサーバにアク
セスしメール到着の有無が確認されるので、煩雑な操作
を繰り返すことなくメール着信の事実を確実に知ること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態(以下
「本実施形態」と呼ぶ)について図面を参照して具体的
に説明する。なお、本実施形態のうち情報処理に関する
部分は、典型的にはコンピュータをソフトウェアで制御
することで実現される。
【0013】〔1.構成〕本実施形態の携帯型電話機
(以下「本機」と呼ぶ)は、本体部と、この本体部の表
面上に開閉するカバーを備えたもので、図1はカバーを
閉じた状態の本機を示す図である。このうち図1(a)
は左側面図、図1(b)は正面図、図1(c)は右側面
図であり、また、図2は、カバーを開いた状態の端末を
示す図である。
【0014】これらの図に示すように、本機は、表面に
ディスプレイ1を備えた本体部2と、このディスプレイ
1上に開閉可能なように本体部2に長辺方向の蝶番3
(図2)で取り付けられたカバー4と、を備えている。
また、カバー4には、カバー4を閉じた状態でディスプ
レイ1の一部を見せるための透明窓5が設けられ、ま
た、カバー4の表面には、図1のように本機を縦長方向
に使うときに操作するための第1のテンキー部6が設け
られている。
【0015】また、カバー4の裏面には、図2に示すよ
うに、カバー4を開いた状態で本機を横長方向に使うと
きに操作するための第2のテンキー部7が設けられてい
る。また、この横長方向において、ディスプレイ1の右
横にはカーソル移動用スイッチ8(前記方向指示用のス
イッチに相当する)が設けられ、ディスプレイ1の左横
には画面のスクロール用スイッチ9(前記第2のスイッ
チに相当する)が設けられている。
【0016】また、図1及び図2に示すように、本機上
端短辺のうち一方の長辺寄りからアンテナ10が長手方
向に突出しているが、蝶番3は、アンテナ10寄りの長
辺に設けられている。また、本機は、図1に示すよう
に、IrDAなどの赤外線通信で外部と情報をやり取り
するための赤外線通信部15の他、受話部21、送話部
22、充電池カバー23などの構成を備えている。
【0017】なお、各部分の構成要素としては従来公知
の技術を適宜用いることができ、例えば本体部2内の制
御回路と、テンキー部6,7等の設けられたカバー4と
の電気的接続にはフレキシブルプリント配線基板などを
用いることができ、また、充電池の薄型化のためには例
えばリチウムポリマー充電池の使用などが考えられる。
【0018】〔2.作用及び効果〕上記のように構成さ
れた本実施形態では、カバー4を閉じたときは従来の携
帯型電話機と同様のコンパクトな形状と操作が実現され
(図1)、カバー4を開いたときは家庭用ビデオゲーム
機用コントローラのように、本機を両手で安定して保持
し、操作することができる(図2)。
【0019】特に、カバー4を開いたときは、図2に示
すように、ディスプレイ1全体を横長に使い1行あたり
多くの文字数を表示できるだけでなく、ディスプレイ1
両脇の2つのスイッチ8,9を左右の親指30で操作す
ることで画面スクロールとカーソル移動を容易に行える
ので、長文メールの閲覧や作成、ウェブページの閲覧、
電子電話帳の閲覧や編集などの情報処理作業が容易にな
る。なお、ディスプレイ1における表示方向は、例えば
カバー4の開閉をスイッチで検出しソフトウェアにより
自動切替する。
【0020】また、画面スクロール時にカーソル位置が
表示範囲外となっても、カーソル位置を自動的に表示範
囲内に移動することが望ましく、このようにすれば、パ
ーソナルコンピュータと異なり、カーソルが画面から消
えることはない。なお、短いメールの閲覧や作成などは
カバー4を開かず閉じたままで操作することも可能であ
る。
【0021】また、本実施形態では、カバー4を開いた
とき、仮名などの文字入力にもアルファベットキーでは
なく第2のテンキー部7を用いることで全体のサイズは
コンパクトなままキーの操作性が従来よりも改善され
る。ここで、テンキーで数字以外の文字を入力する手法
は従来知られた技術から自由に選択できるが、ページャ
への送信メッセージや携帯型電話機間での送信メッセー
ジを入力する場合のように、数字2桁で仮名1文字を指
定することが考えられる。
【0022】例えばテンキーを親指で押すことでひらが
なを入力する場合、「あ」は「1」を1回、「く」は
「2」を3回、「も」は「7」を5回押す。また、英文
字モードでは「A」は「2」を1回、「Y」は「9」を
3回押す。
【0023】また、使用者が任意に決めたメールチェッ
クの時間間隔の指定を受け付け、予め決められたメール
サーバに対して、指定された時間間隔でアクセスしメー
ルチェックすなわちメール到着の有無確認を実行するよ
うにすれば、煩雑な操作を繰り返すことなくメール着信
の事実を確実に知ることができる。
【0024】また、本実施形態では、蝶番3がアンテナ
10と同じ長辺側にあるため、開いた状態のとき、アン
テナ10が指の間で安定し、全体が確実に保持される。
【0025】〔3.他の実施形態〕なお、本発明は上記
実施形態に限定されるものではなく、次に例示するよう
な他の実施形態も含むものである。例えば、上記実施形
態における携帯型電話機としては、正面から見てカバー
が左開きのものを示したが、利き手に応じて右開き、左
開きは自由に選択することができる。また、本発明にお
いて「方向指示用のスイッチ」と、「画面スクロール用
の第2のスイッチ」は、それぞれ異なったスイッチを用
いる意であり、2つのスイッチのどちらで画面スクロー
ルを行いどちらでカーソル移動を行うかは自由である。
【0026】また、4方向以上を指示できるカーソル移
動用スイッチ8のような方向指示用のスイッチをディス
プレイ片側又は両側に設け、ゲームプレイにおける方向
指示に用いることも可能である。また、カーソル移動用
スイッチ8のような4方向以上を指示できる方向指示用
のスイッチをディスプレイ両脇に設け、ソフトウェアの
作用で一方をカーソル移動用、他方を画面スクロール用
に用いてもよい。また、上記実施形態で示した指使いは
例示に過ぎずどのスイッチ又はキーをどちらの手のどの
指で操作するかはユーザの自由である。
【0027】また、上記実施形態では赤外線によるデー
タのやり取りが可能な例を示したが、外部とのデータ通
信は必須ではなく、また、Bluetoothのような
電波によるワイヤレス回線で行うこともできる。また、
必須ではないが、オプションなどで小型CCDカメラや
GPSを備えてもよく、文字などのデータ入力には音声
認識を用いてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多量の情報表示を一度に表示可能でコンパクトかつ操作
性に優れた携帯型電話機の技術を提供することができる
ので、利用者の使い勝手の改善と情報通信ネットワーク
の発達が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の携帯型電話機において、カ
バーを閉じて縦長に使用する状態を示す図。
【図2】本発明の実施形態の携帯型電話機において、カ
バーを開いて横長に使用する状態を示す図。
【符号の説明】
1…ディスプレイ 2…本体部 3…蝶番 4…カバー 5…透明窓 6…第1のテンキー部 7…第2のテンキー部 8…カーソル移動用スイッチ 9…スクロール用スイッチ 10…アンテナ 15…赤外線通信部 21…受話部 22…送話部 23…充電池カバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月30日(2001.5.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 携帯型電話機及びその制御方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型電話機の技
術の改良に関するもので、多量の情報表示を一度に表示
可能でコンパクトかつ操作性に優れ、特に電子メールの
送受信に適したものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル通信技術の発達に伴い、
携帯電話やPHSなどの携帯型電話機を用いた移動体通
信と、インターネットに代表されるコンピュータネット
ワークが普及している。このため、インターネット経由
の電子メールや各移動体通信会社固有の文字メール(本
出願において電子メールと総称する)を送受信する機能
を備えた携帯型電話機も急速に増加している。これに伴
い、大型の液晶ディスプレイを使って、電子メールの内
容等の情報を一度に多量に表示しようとする携帯型電話
機も提案され、その例として特開平10−224288
その他が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、この特開平1
0−224288の図14(a)に従来技術として示さ
れる例は、本体前面の大型ディスプレイを長辺の蝶番で
開閉するカバー(フリッパ)で覆ったものである。この
例では、普段の音声通話時等はカバーに設けた透明窓か
ら見えるディスプレイの一部に電話番号等の情報を表示
し、メールの閲覧や作成時はカバーを開きディスプレイ
全体を横向きに使用するもので、文字入力はグラフィッ
ク表示されるアルファベットキーと入力用ペンで行われ
る。この場合の問題点は、アルファベットキーが小さい
うえグラフィック表示であるため、操作性に劣ることで
あった。
【0004】また、特開平10−224288の図14
(b)に従来技術として示される例では、情報表示と入
力を別々のディスプレイで行うが、この場合もアルファ
ベットキーの数は多く操作性の改善には限界があった。
【0005】これに対して、特開平10−224288
が出願対象とするのは、下端の蝶番でフリップを長手方
向に開き、ボディ側面の片側又は両側に設けた文字選択
用のジョグダイヤル等のスイッチを、ボディを握った片
手の親指や人差し指で操作するものである。しかし、携
帯型電話機の保持と文字選択等の操作を片手だけで行う
ことは操作性が悪く、また、長手方向に開くことは場所
を取り強度上も不利であった。
【0006】また、従来技術では、メールの着信は着信
時に携帯型電話機に通知されるが、メールの着信時に通
信圏外や電源オフだった場合、次に発着信や自発的メー
ルチェックが行われるまでメール着信の事実はわから
ず、頻繁にメールチェックを行うことも煩雑であった。
【0007】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、多量
の情報表示を一度に表示可能でコンパクトかつ操作性に
優れた携帯型電話機の技術すなわち携帯型電話機を提供
することである。また、本発明の他の目的は、メールの
着信を容易に確認する携帯型電話機の技術すなわち携帯
型電話機の制御方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ディスプレイを備えた本体と、
このディスプレイ上に開閉可能なように本体に長辺方向
の蝶番で取り付けられたカバーと、を備えた携帯型電話
機において、前記カバーに設けられカバーを閉じた状態
で前記ディスプレイの一部を見せるための透明窓と、前
記カバーの表面に設けられ、携帯型電話機の縦長方向か
ら操作するための第1のテンキー部と、前記カバーの裏
面に設けられ、カバーを開いた状態で携帯型電話機の横
長方向から操作するための第2のテンキー部と、を備え
たことを特徴とする。この態様では、カバーを閉じたと
きは従来の携帯型電話機と同様のコンパクトな形状と操
作が実現され、開いたときは家庭用ビデオゲーム機用コ
ントローラのように両手で安定して保持できる。また、
カバーを開いたときはディスプレイ全体を横長に使い1
行あたり多くの文字数を表示できる。また、仮名などの
文字入力にもアルファベットキーではなくテンキーを用
いることで全体のサイズはコンパクトなままキーの操作
性が従来よりも改善される。なお、4方向以上を指示で
きる方向指示用のスイッチをディスプレイ両脇に設け、
ソフトウェアの作用で一方をカーソル移動用、他方を画
面スクロール用に用いてもよい。
【0009】請求項2の発明は、ディスプレイを備えた
本体と、このディスプレイ上に開閉可能なように本体に
長辺方向の蝶番で取り付けられたカバーと、を備えた携
帯型電話機において、前記カバーに設けられカバーを閉
じた状態で前記ディスプレイの一部を見せるための透明
窓と、前記ディスプレイの長手方向端部近傍に設けられ
た少なくとも1つの方向指示用のスイッチと、を備えた
ことを特徴とする。
【0010】この態様では、ディスプレイ脇のスイッチ
を親指で操作することで画面スクロール、カーソル移
動、ゲームにおける方向指示等を容易に行えるので、長
文メールの閲覧や作成、ウェブページの閲覧、電子電話
帳の閲覧や編集、ゲームプレイなどの情報処理作業が容
易になる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
携帯型電話機において、前記ディスプレイの長手方向両
端部近傍の一方に前記方向指示用のスイッチを設け、他
方に画面スクロール用の第2のスイッチを設けたことを
特徴とする。この態様では、カバーを開いて横長ディス
プレイを使用する際、ディスプレイ両脇の2つのスイッ
チを左右の親指で操作することで、画面スクロールと、
方向指示用のスイッチによるカーソル移動を容易に行う
ことが可能となる。なお、4方向以上を指示できるスイ
ッチをディスプレイ両脇に設け、ソフトウェアの作用で
一方をカーソル移動用、他方を画面スクロール用に用い
てもよい。
【0012】請求項4の発明は、請求項1から3のいず
れかに記載の携帯型電話機において、短辺のうちいずれ
かの長辺寄りからアンテナが長手方向に突出し、前記蝶
番は、前記アンテナ寄りの長辺に設けられたことを特徴
とする。この態様では、蝶番がアンテナ側にあるため、
開いた状態のとき、アンテナが指の間で安定し、全体が
確実に保持される。
【0013】請求項5の携帯型電話機の制御方法は、メ
ールチェックの時間間隔を指定するためのステップと、
予め決められたメールサーバに対して、指定された時間
間隔でメールチェックを実行するステップと、を含むこ
とを特徴とする。この態様では、使用者が任意に決めて
指定した一定時間間隔ごとにメールサーバにアクセスし
メール到着の有無が確認されるので、煩雑な操作を繰り
返すことなくメール着信の事実を確実に知ることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態(以下
「本実施形態」と呼ぶ)について図面を参照して具体的
に説明する。なお、本実施形態のうち情報処理に関する
部分は、典型的にはコンピュータをソフトウェアで制御
することで実現される。
【0015】〔1.構成〕本実施形態の携帯型電話機
(以下「本機」と呼ぶ)は、本体部と、この本体部の表
面上に開閉するカバーを備えたもので、図1はカバーを
閉じた状態の本機を示す図である。このうち図1(a)
は左側面図、図1(b)は正面図、図1(c)は右側面
図であり、また、図2は、カバーを開いた状態の端末を
示す図である。
【0016】これらの図に示すように、本機は、表面に
ディスプレイ1を備えた本体部2と、このディスプレイ
1上に開閉可能なように本体部2に長辺方向の蝶番3
(図2)で取り付けられたカバー4と、を備えている。
また、カバー4には、カバー4を閉じた状態でディスプ
レイ1の一部を見せるための透明窓5が設けられ、ま
た、カバー4の表面には、図1のように本機を縦長方向
に使うときに操作するための第1のテンキー部6が設け
られている。
【0017】また、カバー4の裏面には、図2に示すよ
うに、カバー4を開いた状態で本機を横長方向に使うと
きに操作するための第2のテンキー部7が設けられてい
る。また、この横長方向において、ディスプレイ1の右
横にはカーソル移動用スイッチ8(前記方向指示用のス
イッチに相当する)が設けられ、ディスプレイ1の左横
には画面のスクロール用スイッチ9(前記第2のスイッ
チに相当する)が設けられている。
【0018】また、図1及び図2に示すように、本機上
端短辺のうち一方の長辺寄りからアンテナ10が長手方
向に突出しているが、蝶番3は、アンテナ10寄りの長
辺に設けられている。また、本機は、図1に示すよう
に、IrDAなどの赤外線通信で外部と情報をやり取り
するための赤外線通信部15の他、受話部21、送話部
22、充電池カバー23などの構成を備えている。
【0019】なお、各部分の構成要素としては従来公知
の技術を適宜用いることができ、例えば本体部2内の制
御回路と、テンキー部6,7等の設けられたカバー4と
の電気的接続にはフレキシブルプリント配線基板などを
用いることができ、また、充電池の薄型化のためには例
えばリチウムポリマー充電池の使用などが考えられる。
【0020】〔2.作用及び効果〕上記のように構成さ
れた本実施形態では、カバー4を閉じたときは従来の携
帯型電話機と同様のコンパクトな形状と操作が実現され
(図1)、カバー4を開いたときは家庭用ビデオゲーム
機用コントローラのように、本機を両手で安定して保持
し、操作することができる(図2)。
【0021】特に、カバー4を開いたときは、図2に示
すように、ディスプレイ1全体を横長に使い1行あたり
多くの文字数を表示できるだけでなく、ディスプレイ1
両脇の2つのスイッチ8,9を左右の親指30で操作す
ることで画面スクロールとカーソル移動を容易に行える
ので、長文メールの閲覧や作成、ウェブページの閲覧、
電子電話帳の閲覧や編集などの情報処理作業が容易にな
る。なお、ディスプレイ1における表示方向は、例えば
カバー4の開閉をスイッチで検出しソフトウェアにより
自動切替する。
【0022】また、画面スクロール時にカーソル位置が
表示範囲外となっても、カーソル位置を自動的に表示範
囲内に移動することが望ましく、このようにすれば、パ
ーソナルコンピュータと異なり、カーソルが画面から消
えることはない。なお、短いメールの閲覧や作成などは
カバー4を開かず閉じたままで操作することも可能であ
る。
【0023】また、本実施形態では、カバー4を開いた
とき、仮名などの文字入力にもアルファベットキーでは
なく第2のテンキー部7を用いることで全体のサイズは
コンパクトなままキーの操作性が従来よりも改善され
る。ここで、テンキーで数字以外の文字を入力する手法
は従来知られた技術から自由に選択できるが、ページャ
への送信メッセージや携帯型電話機間での送信メッセー
ジを入力する場合のように、数字2桁で仮名1文字を指
定することが考えられる。
【0024】例えばテンキーを親指で押すことでひらが
なを入力する場合、「あ」は「1」を1回、「く」は
「2」を3回、「も」は「7」を5回押す。また、英文
字モードでは「A」は「2」を1回、「Y」は「9」を
3回押す。
【0025】また、使用者が任意に決めたメールチェッ
クの時間間隔の指定を受け付け、予め決められたメール
サーバに対して、指定された時間間隔でアクセスしメー
ルチェックすなわちメール到着の有無確認を実行するよ
うにすれば、煩雑な操作を繰り返すことなくメール着信
の事実を確実に知ることができる。
【0026】また、本実施形態では、蝶番3がアンテナ
10と同じ長辺側にあるため、開いた状態のとき、アン
テナ10が指の間で安定し、全体が確実に保持される。
【0027】〔3.他の実施形態〕なお、本発明は上記
実施形態に限定されるものではなく、次に例示するよう
な他の実施形態も含むものである。例えば、上記実施形
態における携帯型電話機としては、正面から見てカバー
が左開きのものを示したが、利き手に応じて右開き、左
開きは自由に選択することができる。また、本発明にお
いて「方向指示用のスイッチ」と、「画面スクロール用
の第2のスイッチ」は、それぞれ異なったスイッチを用
いる意であり、2つのスイッチのどちらで画面スクロー
ルを行いどちらでカーソル移動を行うかは自由である。
【0028】また、4方向以上を指示できるカーソル移
動用スイッチ8のような方向指示用のスイッチをディス
プレイ片側又は両側に設け、ゲームプレイにおける方向
指示に用いることも可能である。また、カーソル移動用
スイッチ8のような4方向以上を指示できる方向指示用
のスイッチをディスプレイ両脇に設け、ソフトウェアの
作用で一方をカーソル移動用、他方を画面スクロール用
に用いてもよい。また、上記実施形態で示した指使いは
例示に過ぎずどのスイッチ又はキーをどちらの手のどの
指で操作するかはユーザの自由である。
【0029】また、上記実施形態では赤外線によるデー
タのやり取りが可能な例を示したが、外部とのデータ通
信は必須ではなく、また、Bluetoothのような
電波によるワイヤレス回線で行うこともできる。また、
必須ではないが、オプションなどで小型CCDカメラや
GPSを備えてもよく、文字などのデータ入力には音声
認識を用いてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多量の情報表示を一度に表示可能でコンパクトかつ操作
性に優れた携帯型電話機の技術を提供することができる
ので、利用者の使い勝手の改善と情報通信ネットワーク
の発達が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の携帯型電話機において、カ
バーを閉じて縦長に使用する状態を示す図。
【図2】本発明の実施形態の携帯型電話機において、カ
バーを開いて横長に使用する状態を示す図。
【符号の説明】 1…ディスプレイ 2…本体部 3…蝶番 4…カバー 5…透明窓 6…第1のテンキー部 7…第2のテンキー部 8…カーソル移動用スイッチ 9…スクロール用スイッチ 10…アンテナ 15…赤外線通信部 21…受話部 22…送話部 23…充電池カバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイを備えた本体と、このディ
    スプレイ上に開閉可能なように本体に長辺方向の蝶番で
    取り付けられたカバーと、を備えた携帯型電話機におい
    て、 前記カバーに設けられカバーを閉じた状態で前記ディス
    プレイの一部を見せるための透明窓と、 前記カバーの表面に設けられ、携帯型電話機の縦長方向
    から操作するための第1のテンキー部と、 前記カバーの裏面に設けられ、カバーを開いた状態で携
    帯型電話機の横長方向から操作するための第2のテンキ
    ー部と、 前記ディスプレイの長手方向端部近傍に設けられた少な
    くとも1つの方向指示用のスイッチと、 を備えたことを特徴とする携帯型電話機。
  2. 【請求項2】 前記ディスプレイの長手方向両端部近傍
    の一方に前記方向指示用のスイッチを設け、他方に画面
    スクロール用の第2のスイッチを設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の携帯型電話機。
  3. 【請求項3】 短辺のうちいずれかの長辺寄りからアン
    テナが長手方向に突出し、 前記蝶番は、前記アンテナ寄りの長辺に設けられたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の携帯型電話機。
  4. 【請求項4】 メールチェックの時間間隔を指定するた
    めのステップと、 予め決められたメールサーバに対して、指定された時間
    間隔でメールチェックを実行するステップと、を含むこ
    とを特徴とする携帯型電話機の制御方法。
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