JP2001339461A - 通信端末、通信システム及び通信端末プログラムが記述された記録媒体 - Google Patents

通信端末、通信システム及び通信端末プログラムが記述された記録媒体

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JP2001339461A
JP2001339461A JP2000157207A JP2000157207A JP2001339461A JP 2001339461 A JP2001339461 A JP 2001339461A JP 2000157207 A JP2000157207 A JP 2000157207A JP 2000157207 A JP2000157207 A JP 2000157207A JP 2001339461 A JP2001339461 A JP 2001339461A
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communication capability
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Akira Kotani
亮 小谷
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Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信モードを決定するに際して、通信能力情
報記憶部3に記憶されている自端末の通信能力情報を相
手側端末に送信する。これにより、自端末の通信能力が
通信相手に知られ得るため、プライバシー保護の観点か
ら望ましくない事態が生じることがあるなどの課題があ
った。 【解決手段】 通信能力情報記憶部33に記憶されてい
る通信能力情報の設定変更を受け付ける通信能力情報変
更部34を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像や音声を送
受信する通信端末、通信システム及び通信端末プログラ
ムが記述された記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチメディア通信等の通信システムに
おいて、通信端末毎に送受信可能な通信モードの種類が
異なる場合には、通信端末の間で通信路を介して、通信
能力情報の交換及び通信モードの決定が行われる(特開
平5−344175号公報を参照)。
【0003】ここで、通信能力情報の交換とは、通信端
末間で通信を行う際に、使用する通信モードを決定する
手順であり、多くは通信の最初の段階において行われる
が、通信の途中で行われる場合もある。通信能力情報の
交換においては、当該通信端末が送受信可能な通信モー
ドの種類を表す信号(以下、通信能力情報と呼ぶ)を相
手側端末に対して送信する。また、その逆に、相手側端
末の通信能力情報を、相手側端末から受信する。
【0004】通信能力情報の交換が行われた後、通信モ
ードの決定がなされる。通信モードの決定は、予め通信
端末間でマスター・スレーブの関係が決められている場
合、マスター側端末が、両方の通信端末で送受信可能な
通信モードを選択することによりなされる。送受信可能
な通信モードが複数ある場合には、例えば、最も通信レ
ートが高い通信モードや、最も解像度が高い通信モード
が選ばれる。
【0005】ただし、選択される通信モードが1つであ
るとは限らない。例えば、通信において使用されるメデ
ィア(画像・音声・テキストなど)が複数ある場合に
は、画像通信のための通信モードと、音声通信のための
通信モードが同時に選ばれることがある。この場合、例
えば、画像通信と音声通信をパケットにより多重化し、
単一の通信路で両方のメディアによる通信が実現され
る。
【0006】従来例1.図36は従来の通信端末を示す
構成図であり、図において、1は送信信号を入力する送
信信号入力部、2は送信信号入力部1により入力された
送信信号を符号化する信号符号化部、3は通信端末の通
信能力情報を記憶する通信能力情報記憶部、4は通信能
力情報記憶部3に記憶されている通信能力情報を送信可
能な通信能力メッセージに変換する通信能力メッセージ
符号化部、5は通信網6を介して、送信信号及び通信能
力メッセージを相手側端末に送信する一方、通信網6を
介して、相手側端末が送信する送信信号及び通信能力メ
ッセージを受信する送受信部、6は送信信号及び通信能
力メッセージを中継する通信網である。
【0007】7は送受信部5の受信信号(相手側端末か
ら送信された送信信号)を復号化する信号復号化部、8
は信号復号化部7により復号化された受信信号をユーザ
に提示する受信信号提示部、9は相手側端末から送信さ
れた通信能力メッセージを復号化する通信能力メッセー
ジ復号化部、10は通信能力メッセージ復号化部9によ
り復号化された通信能力メッセージを記憶する相手側通
信能力情報記憶部である。
【0008】次に動作について説明する。ユーザが送信
信号を送信信号入力部1に入力すると、信号符号化部2
が送信信号を送信可能な信号に符号化し、送受信部5が
通信網6を介して、符号化後の送信信号を相手側端末に
送信する。一方、送受信部5が相手側端末の送信信号を
受信すると、その受信信号を信号復号化部7に出力し、
信号復号化部7が当該受信信号をユーザに提示可能な信
号に復号化して、受信信号提示部8が当該受信信号をユ
ーザに提示する。
【0009】通信能力情報の交換は次のようにして行わ
れる。通信端末が通信を開始する際、通信能力メッセー
ジ符号化部4が通信能力情報記憶部3に記憶されている
通信端末の通信能力情報を送信可能な通信能力メッセー
ジに変換し、送受信部5が通信網6を介して、通信能力
メッセージを相手側端末に送信する。相手側端末も同様
にして、通信能力メッセージを送信してくるので、送受
信部5が通信網6を介して、相手側端末の通信能力メッ
セージを受信し、通信能力メッセージ復号化部9が相手
側端末の通信能力メッセージを記憶可能な形式に変換し
て相手側通信能力情報記憶部10に記憶する。
【0010】ところで、従来の通信システムにおいて
は、ユーザのプライバシーを守るためにいくつかの提案
がなされている。例えば、特開平9−46435号公報
には、テレビ電話端末において、画像の転送を行わず、
音声のみの通話を行うプライバシーモードを設けたもの
が開示されている。
【0011】これにより、ユーザが適宜プライバシーモ
ードを変更することにより、画像の転送を開始又は中止
することができる。また、通話相手毎にプライバシーモ
ードを設定するか否かを登録する電話帳管理部を設ける
ことにより、発着呼において画像の転送を行うか否かを
通話相手毎に制御することができる。このようなテレビ
電話端末の通信においては、仮に相手側が音声通話専用
の電話端末であっても、通信能力情報の交換及び通信モ
ードの決定が必要である。
【0012】例えば、両方の端末がテレビ電話端末であ
る場合には、通常、画像通信のための通信モードと音声
通信のための通信モードが同時に選ばれる。これに対し
て、一方がテレビ電話端末であり、他方が画像を送受信
することができない音声通話専用の電話端末である場合
には、音声通信のための通信モードが選択され、画像通
信のための通信モードは選択されることがない。
【0013】従来例2.図37は従来の通信端末(テレ
ビ電話端末)を示す構成図であり、図において、図36
と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略
する。11はマイク、12はカメラ、13はカメラ12
が出力する画像信号とマイク11が出力する音声信号を
符号化する画像音声符号化部、14は画像音声符号化部
13により符号化された画像信号と音声信号とその他の
信号を多重化して通信網6に送信する一方、通信網6か
ら受信した画像信号と音声信号とその他の信号を分離す
る多重分離送受信部、15は多重分離送受信部14によ
り分離された画像信号と音声信号を復号化する画像音声
復号化部、16はスピーカ、17はディスプレイであ
る。
【0014】18は通信能力情報記憶部3に記憶されて
いる自端末の通信能力情報と相手側通信能力情報記憶部
10に記憶されている相手側端末の通信能力情報を比較
して、通信モードを決定するシステム制御部、19はシ
ステム制御部18により決定された通信モードを記憶す
る通信モード記憶部、20は相手側端末の通信能力情報
に画像通信が可能であることが記述されているとき点灯
するLED、21はユーザが通信モードに関する設定を
行うキー入力装置、22は通信モードに関するユーザ設
定情報を記憶する設定情報記憶部である。
【0015】次に動作について説明する。通信中におい
ては、画像音声符号化部13がカメラ12から出力され
る画像信号とマイク11から出力される音声信号を符号
化し、システム制御部18を介して、符号化後の画像信
号と音声信号を多重分離送受信部14に出力する。多重
分離送受信部14は、符号化後の画像信号と音声信号を
受けると、符号化後の画像信号と音声信号を多重化し、
通信網6を介して、その多重化した信号を相手側端末に
送信する。
【0016】一方、多重分離送受信部14は、相手側端
末から通信網6を介して、多重化された画像信号と音声
信号を受信すると、その画像信号と音声信号を分離し、
システム制御部18を介して、その画像信号と音声信号
を画像音声復号化部15に出力する。画像音声復号化部
15は、画像信号と音声信号を受けると、その画像信号
にしたがって画像をディスプレイ17に表示し、その音
声信号にしたがってスピーカ16から音声を出力させ
る。
【0017】通信能力情報の交換は次のようにして行わ
れる。通信能力情報記憶部3に記憶される通信能力情報
には、本テレビ電話端末が画像通信を行う能力を持って
いることが記述されているものとする。この通信能力情
報は、通信能力メッセージ符号化部4で送信可能な通信
能力メッセージに変換され、多重分離送受信部14にお
いて画像信号・音声信号とともに多重化され、通信網6
を介して相手側端末に送信される。
【0018】逆に、相手側のテレビ電話端末から通信能
力メッセージが送信されてきた場合には、多重分離送受
信部14において通信能力メッセージが分離され、通信
能力メッセージ復号化部9において記憶可能な形式に変
換され、相手側通信能力情報記憶部10に記憶される。
相手側通信能力情報記憶部10に記憶された相手側端末
の通信能力情報に、画像通信が可能であることが記述さ
れている場合には、LED20が点灯する。これによ
り、ユーザは相手側端末が画像通信可能であることを知
ることができる。
【0019】通信能力情報の交換処理が終了した後、通
信モードの決定がなされる。システム制御部18は、通
信能力情報記憶部3に記憶されている自端末の通信能力
情報と相手側通信能力情報記憶部10に記憶されている
相手側端末の通信能力情報を比較し、その比較結果を示
すメッセージを相手側端末と送受信することにより通信
モードを決定し、その通信モードを通信モード記憶部1
9に記憶する。
【0020】ユーザは、通信開始前、あるいは、通信開
始中に、キー入力装置21を操作することにより、通信
モードに関する設定を行うことができる。この設定内容
は、設定情報記憶部22に記憶される。相手側端末と通
信を行う場合、相手側端末が音声通話専用の電話端末で
ある場合と、画像通信可能なテレビ電話端末である場合
の両方があり得る。これは相手側端末の通信能力情報を
参照することにより、システム制御部18が判定する。
【0021】相手側が音声通話専用の電話端末である場
合には、画像信号の符号化を行わない通信モードが選択
される。相手側がテレビ電話端末である場合、ユーザ設
定により画像通信が抑制されている場合には、画像信号
の符号化を行わない通信モードが選択され、画像通信が
抑制されていない場合には、画像信号の符号化を行う通
信モードが選択される。
【0022】画像音声符号化部13は、画像信号及び音
声信号の両方を符号化するか、音声信号のみを符号化す
るかを切り換えることができる。通信モード記憶部19
に記憶されている通信モードが画像信号符号化を行うモ
ードである場合には、システム制御部18が画像音声符
号化部13に対して画像信号の符号化を行う命令を出力
する。これに対し、通信モード記憶部19に記憶されて
いる通信モードが画像信号符号化を行わないモードであ
る場合には、システム制御部18が画像音声符号化部1
3に対して画像信号の符号化を行わない命令を出力す
る。以上の処理は、ユーザ設定により通信モードが通信
途中に変更された場合にも行われる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信端末は以上
のように構成されているので、通信モードを決定するに
際して、通信能力情報記憶部3に記憶されている自端末
の通信能力情報を相手側端末に送信する。これにより、
自端末の通信能力が通信相手に知られ得るため、プライ
バシー保護の観点から望ましくない事態が生じることが
あるなどの課題があった。
【0024】例えば、ユーザAが画像通信可能なテレビ
電話端末を所有し、画像通信可能なテレビ電話端末を所
有するユーザBと通信を行う場合を想定する。ユーザA
のテレビ電話端末から、相手側であるユーザBのテレビ
電話端末に通信能力情報が送信されると、ユーザBのテ
レビ電話端末には、ユーザAの端末が音声通話専用の電
話端末ではなく、画像通信可能なテレビ電話端末である
ことが表示され、そのことがユーザBに知られる。この
ような場合、ユーザAがプライバシー上の理由で画像通
信を望まない場合にも、ユーザBがユーザAに対して、
画像通信を行うよう音声通信により要求され、断りづら
い事態が生じることがある。
【0025】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、プライバシー保護の観点から自端
末の本来の通信能力を秘匿することができる通信端末、
通信システム及び通信端末プログラムが記述された記録
媒体を得ることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明に係る通信端末
は、記憶手段に記憶されている通信能力情報の設定変更
を受け付ける変更手段を設けたものである。
【0027】この発明に係る通信端末は、両端末の通信
中に、通信能力情報の変更を受け付けるようにしたもの
である。
【0028】この発明に係る通信端末は、相手側端末か
らID番号を受信すると、端末データベースからID番
号に対応する公開可否情報を検索し、その公開可否情報
にしたがって通信能力情報を変更するようにしたもので
ある。
【0029】この発明に係る通信端末は、ID番号に対
応する公開可否情報が存在しない場合、相手側端末のユ
ーザの信用度を示す信用情報を参照して通信能力情報を
変更するようにしたものである。
【0030】この発明に係る通信端末は、信用情報の受
信が不可の場合、デフォルトの設定情報にしたがって通
信能力情報を変更するようにしたものである。
【0031】この発明に係る通信端末は、送受信手段が
画像及び音声の送受信機能を有するようにしたものであ
る。
【0032】この発明に係る通信端末は、送受信手段が
テキスト,画像及び音声のメディアのうち、少なくとも
1以上のメディアの送受信機能を有するようにしたもの
である。
【0033】この発明に係る通信端末は、自端末の通信
能力を示す通信能力情報として、送受信手段が有する送
受信機能を記憶するようにしたものである。
【0034】この発明に係る通信システムは、記憶手段
から相互通信を実施する各通信端末の通信能力情報を検
索して、その通信能力情報を各通信端末に送信するよう
にしたものである。
【0035】この発明に係る通信システムは、相互通信
を実施する通信端末から通信能力情報の変更要求を受信
すると、その通信能力情報を変更して相手側の通信端末
に送信するようにしたものである。
【0036】この発明に係る通信システムは、通信能力
情報として各通信端末毎に、各相手側の通信端末に対す
る公開可否情報を記憶するようにしたものである。
【0037】この発明に係る通信システムは、記憶手段
に記憶されている公開可否情報を編集する編集手段を設
けたものである。
【0038】この発明に係る通信システムは、記憶手段
が各通信端末のユーザの信用度を示す信用情報を記憶
し、送信手段が当該信用情報を参照して通信能力情報を
変更するようにしたものである。
【0039】この発明に係る通信端末プログラムが記述
された記録媒体は、記憶処理手順に記憶されている通信
能力情報の設定変更を受け付ける変更処理手順を設けた
ものである。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による通
信端末を示す構成図であり、図において、31は送信信
号を入力する送信信号入力部、32は送信信号入力部3
1により入力された送信信号を符号化する信号符号化
部、33は通信端末の通信能力を示す通信能力情報を記
憶する通信能力情報記憶部(記憶手段)、34は通信能
力情報記憶部33に記憶されている通信能力情報の設定
変更を受け付ける通信能力情報変更部(変更手段)、3
5は設定変更後の通信能力情報を記憶する変更通信能力
情報記憶部、36は変更通信能力情報記憶部35に記憶
されている通信能力情報を送信可能な通信能力メッセー
ジに変換する通信能力メッセージ符号化部である。
【0041】37は通信網38を介して、送信信号及び
通信能力メッセージを相手側端末に送信する一方、通信
網38を介して、相手側端末が送信する送信信号及び通
信能力メッセージを受信する送受信部(送受信手段)、
38は送信信号及び通信能力メッセージを中継する通信
網である。
【0042】39は送受信部37の受信信号(相手側端
末から送信された送信信号)を復号化する信号復号化
部、40は信号復号化部39により復号化された受信信
号をユーザに提示する受信信号提示部、41は相手側端
末から送信された通信能力メッセージを復号化する通信
能力メッセージ復号化部、42は通信能力メッセージ復
号化部41により復号化された通信能力メッセージを記
憶する相手側通信能力情報記憶部である。
【0043】次に動作について説明する。ユーザが送信
信号を送信信号入力部31に入力すると、信号符号化部
32が送信信号を送信可能な信号に符号化し、送受信部
37が通信網38を介して、符号化後の送信信号を相手
側端末に送信する。一方、送受信部37が相手側端末の
送信信号を受信すると、その受信信号を信号復号化部3
9に出力し、信号復号化部39が当該受信信号をユーザ
に提示可能な信号に復号化して、受信信号提示部40が
当該受信信号をユーザに提示する。
【0044】通信能力情報の交換は次のようにして行わ
れる。通信端末が通信を開始する際、通信能力メッセー
ジ符号化部36が通信能力情報記憶部33に記憶されて
いる通信端末の通信能力情報を送信可能な通信能力メッ
セージに変換し、送受信部37が通信網38を介して、
通信能力メッセージを相手側端末に送信する。
【0045】ただし、プライバシー保護の観点から、無
線端末の本来の通信能力が相手側のユーザに知られたく
ない場合がある。この場合、通信能力情報変更部34が
通信能力情報記憶部33に記憶されている通信能力情報
の設定変更を受け付け、設定変更後の通信能力情報を変
更通信能力情報記憶部35に記憶する。例えば、本無線
端末が画像通信可能なテレビ電話端末であるとき、画像
通信が不可能であることを示す通信能力情報に設定変更
することなどが考えられる。これにより、通信能力メッ
セージ符号化部36は、設定変更後の通信能力情報を送
信可能な通信能力メッセージに変換し、送受信部37が
通信網38を介して、通信能力メッセージを相手側端末
に送信する。
【0046】相手側端末も同様にして、通信能力メッセ
ージを送信してくるので、送受信部37が通信網38を
介して、相手側端末の通信能力メッセージを受信し、通
信能力メッセージ復号化部41が相手側端末の通信能力
メッセージを記憶可能な形式に変換して相手側通信能力
情報記憶部42に記憶する。
【0047】このようにして、通信能力情報の交換処理
が終了すると、図示せぬ選択手段が通信モードの決定処
理を実行する。即ち、変更通信能力情報記憶部35に記
憶されている自端末の通信能力情報と相手側通信能力情
報記憶部42に記憶されている相手側端末の通信能力情
報を比較し、その比較結果を示すメッセージを相手側端
末と送受信することにより通信モードを決定する。
【0048】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、通信能力情報記憶部33に記憶されている通
信能力情報の設定変更を受け付ける通信能力情報変更部
34を設けるように構成したので、プライバシー保護の
観点から自端末の本来の通信能力を秘匿することができ
る効果を奏する。
【0049】なお、通信能力情報の設定変更の受付は、
両端末の通信の開始前に限るものではなく、通信の開始
後に受け付けるようにしてもよい。これにより、通信開
始後に事情の変更が生じても、それに対処することがで
きる。
【0050】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2による通信端末(テレビ電話端末)を示す構成図で
あり、図において、図1と同一符号は同一または相当部
分を示すので説明を省略する。51はマイク、52はカ
メラ、53はカメラ52が出力する画像信号とマイク5
1が出力する音声信号を符号化する画像音声符号化部、
54は画像音声符号化部53により符号化された画像信
号と音声信号とその他の信号を多重化して通信網38に
送信する一方、通信網38から受信した画像信号と音声
信号とその他の信号を分離する多重分離送受信部、55
は多重分離送受信部54により分離された画像信号と音
声信号を復号化する画像音声復号化部、56はスピー
カ、57はディスプレイである。
【0051】58は通信能力情報記憶部33に記憶され
ている自端末の通信能力情報と相手側通信能力情報記憶
部42に記憶されている相手側端末の通信能力情報を比
較して、通信モードを決定するシステム制御部、59は
システム制御部58により決定された通信モードを記憶
する通信モード記憶部、60は相手側端末の通信能力情
報に画像通信が可能であることが記述されているとき点
灯するLED、61はユーザが通信モードに関する設定
を行うキー入力装置、62は通信モードに関するユーザ
設定情報を記憶する設定情報記憶部である。
【0052】次に動作について説明する。以下、テレビ
電話端末Aを所有するユーザAとテレビ電話端末Bを所
有するユーザBが通信する場合について説明する。図3
は通信能力情報記憶部33に記憶されている通信能力情
報の一例を示す説明図であり、図3ではテレビ電話端末
Aが音声通信と画像通信が可能であることを示してい
る。
【0053】図4は設定情報記憶部62に記憶されてい
るユーザ設定情報の一例を示す説明図であり、ユーザ設
定情報は通信の開始前に予め設定される。「通信モード
許可」の項目は、音声通信及び画像通信をそれぞれ行う
か否かの設定であり、「能力公開」の項目は、音声通信
及び画像通信に関する通信能力をそれぞれ相手側に公開
するか否かを指定するための設定である。なお、従来例
2におけるユーザ設定情報には、「能力公開」の項目が
存在しない。
【0054】システム制御部58は、通信を開始するに
際して、通信能力情報とユーザ設定情報を通信能力情報
変更部34に出力する。通信能力情報変更部34は、シ
ステム制御部58から通信能力情報とユーザ設定情報を
受けると、そのユーザ設定情報にしたがって通信能力情
報を変更し、変更後の通信能力情報を変更通信能力情報
記憶部35に記憶する。
【0055】即ち、通信能力情報が「可能」であり、し
かもユーザ設定情報の「能力公開」の項目が「公開」で
ある場合に限り、変更通信能力情報を「可能」とし、そ
れ以外の場合には「不可能」とする。図5は変更通信能
力情報記憶部35に記憶される変更通信能力情報の一例
を示す説明図である。図3及び図4の例では、音声通信
の場合、通信能力情報が「可能」であって、ユーザ設定
情報の「能力公開」の項目が「公開」であるため、音声
通信の変更通信能力情報は「可能」になる。画像通信の
場合、通信能力情報が「可能」であるが、ユーザ設定情
報の「能力公開」の項目が「非公開」であるため、音声
通信の変更通信能力情報は「不可能」になる。
【0056】通信能力メッセージ符号化部36は、変更
通信能力情報を符号化し、通信能力メッセージを作成す
る。通信能力メッセージは、変更通信能力情報を符号化
したものであり、内容は変更通信能力情報と同一であ
る。通信能力メッセージはシステム制御部58、多重分
離送受信部54及び通信網38を介して、相手側端末で
あるテレビ電話端末Bに送信される。
【0057】テレビ電話端末Bでは、多重分離送受信部
54が通信能力メッセージを受信すると、通信能力メッ
セージ復号化部41が通信能力メッセージを復号化して
相手側通信能力情報記憶部42に記憶する。図6はテレ
ビ電話端末Bの相手側通信能力情報記憶部42に記憶さ
れる相手側通信能力情報の一例を示す説明図である。そ
の相手側通信能力情報は、図5におけるテレビ電話端末
Aの変更通信能力情報記憶部35に記憶されている変更
通信能力情報と同一である。したがって、本来的には、
テレビ電話端末Aは画像通信可能であるにも拘わらず、
画像通信が不可能であるとの情報がテレビ電話端末Bに
通知されることになる。
【0058】テレビ電話端末BのLED60は、相手側
通信能力情報記憶部42に記憶されている「画像」の項
目が「可能」である場合に点灯し、「不可能」である場
合には点灯しない。図6の例では、「画像」の項目が
「不可能」となっているため、LED60は点灯しな
い。
【0059】これまでは、通信能力情報の交換過程のう
ち、テレビ電話端末Aがテレビ電話端末Bに対して通信
能力情報を送信するものについて示したが、これと同様
の過程で、テレビ電話端末Bがテレビ電話端末Aに対し
て通信能力情報を送信し、テレビ電話端末Aの相手側通
信能力情報記憶部42にも、テレビ電話端末Bに関する
相手側通信能力情報が記憶される。図7はテレビ電話端
末Aの相手側通信能力情報記憶部42に記憶される相手
側通信能力情報の一例を示す説明図である。この場合、
「音声」、「画像」の両方の項目が「可能」となってい
る。
【0060】テレビ電話端末Aのシステム制御部58
は、次のようにして通信モードの決定処理を実行する。
ここでは、テレビ電話端末Aがマスターになっている場
合を考える。システム制御部58は、変更通信能力情報
記憶部35に記憶されている変更通信能力情報と、相手
側通信能力情報記憶部42に記憶されている相手側通信
能力情報とから通信モードを決定し、その通信モードを
通信モード記憶部59に記憶する。
【0061】図8は通信モード記憶部59に記憶される
通信モードの一例を示す説明図である。「自端末」の項
目は、変更通信能力情報から作成され、変更通信能力情
報の項目が「可能」である場合には「使用」となり、変
更通信能力情報の項目が「不可能」である場合には「不
使用」となる。「相手側端末」の項目は、相手側通信能
力情報から作成され、相手側通信能力情報の項目が「可
能」である場合には「使用」となり、相手側通信能力情
報の項目が「不可能」である場合には「不使用」とな
る。この処理の結果、自端末(テレビ電話端末A)では
音声のみを送信する通信モードになり、相手側端末(テ
レビ電話端末B)は音声及び画像を送信する通信モード
になる。
【0062】システム制御部58は、通信モードの内容
をメッセージとして符号化し、テレビ電話端末Bに送信
する。スレーブ側であるテレビ電話端末Bでは、通信モ
ードに関するメッセージを受信し、通信モード記憶部5
9に記憶する。この際、「自端末」及び「相手側端末」
の項目は逆に記憶する。図9はテレビ電話端末Bの通信
モード記憶部59に記憶される通信モードを示す説明図
である。以上が通信モードの決定過程である。
【0063】テレビ電話端末A,Bのシステム制御部5
8は、画像音声符号化部53に対して通信モードに合致
した符号化を行うよう命令を出力する。テレビ電話端末
Aでは、音声符号化のみを行う命令を出力し、テレビ電
話端末Bでは、音声及び画像の両方の符号化を行う命令
を出力する。これにより、通信モードに記述される通り
の通信が実現される。
【0064】なお、テレビ電話端末Aのユーザ設定情報
において、「能力公開」の「画像」の項目が「公開」に
なっている場合においても、「通信モード許可」の「画
像」の項目が「不許可」となっているため、結果的に同
一の通信モードが得られる。ただし、この場合は、図6
におけるテレビ電話端末Bの相手側通信能力情報の「画
像」の項目が「可能」となるため、テレビ電話端末Bの
LED60が点灯し、テレビ電話端末Aが画像通信可能
であることがユーザBの知るところとなる。先の例では
LED60が点灯せず、ユーザBに知られることがない
ため、より高いプライバシーのレベルが達成される。
【0065】通話中に、ユーザがキー入力装置61を操
作することにより、通信能力情報を変更することができ
る。例えば、ユーザがユーザ設定情報における「能力公
開」の「画像」の項目を「公開」に変更する操作を行っ
た場合を考える。システム制御部58が図4におけるユ
ーザ設定情報の「能力公開」の「画像」の項目を「公
開」に変更すると、通信能力情報変更部34が変更通信
能力情報記憶部35に記憶されている図5の変更通信能
力情報のうち、「画像」の項目を「可能」に変更する。
【0066】次に、通信能力メッセージ符号化部36
は、変更通信能力情報に基づき通信能力メッセージを作
成して、このメッセージをテレビ電話端末Bに送信す
る。この結果、図6におけるテレビ電話端末Bの相手側
通信能力情報において、「画像」の項目が「可能」に変
更され、テレビ電話端末BのLED60が点灯する。
【0067】実施の形態3.図10はこの発明の実施の
形態3による通信端末(テレビ電話端末)を示す構成図
であり、図において、図2と同一符号は同一または相当
部分を示すので説明を省略する。63は相手側端末のユ
ーザの信用度を示す信用情報を記憶する相手側信用情報
記憶部、64は相手側端末の端末IDを記憶する相手側
端末ID記憶部である。なお、この実施の形態3では、
通信能力メッセージの復号化は、システム制御部58が
行うものとする。したがって、通信能力メッセージ復号
化部41はなくなっている。
【0068】次に動作について説明する。この実施の形
態3では、設定情報記憶部62に記憶されるユーザ設定
情報の内容が上記実施の形態1と異なっている。図11
は設定情報記憶部62に記憶される情報の構成例を示す
説明図であり、この情報は端末データベース、信用設定
情報及びデフォルト設定情報から構成される。
【0069】図12は端末データベースの一例を示す説
明図である。端末データベースには、接続する相手側端
末の端末IDと、各相手側端末に対して自端末の画像通
信能力を公開するか否かを示す情報が記憶されている。
例えば、「端末2」という端末IDを持つ通信端末に対
しては、画像通信が可能であることを公開せず、「端末
1」、「端末3」という端末IDを持つ通信端末に対し
ては、画像通信が可能であることを公開することを示し
ている。
【0070】図13は信用設定情報の一例を示す説明図
である。信用設定情報には、相手側端末のユーザに関す
る3段階のレベルの信用情報と、各レベルのユーザに対
して自端末の画像通信能力を公開するか否かを示す情報
が記憶されている。信用情報は、通信網38から画像・
音声などの情報とともに多重化されて送信されてくるも
のとする。通信網38側がユーザの信用情報を得るに
は、例えば、通信が開始される前に、テレビ電話端末の
ユーザの信用情報を調査する第三者的信用調査機関のも
つデータベースを検索し、その得られた信用情報を通信
端末に対して符号化・多重化して送信するなどの方法を
とることができるが、本明細書では、その方法について
は特に限定しない。信用情報においては、数字が大きい
方が信用の度合いが高いものとする。図13の信用設定
情報では、相手側端末のユーザの信用情報が「3」であ
る場合には、画像通信が可能であることを公開し、それ
以外の場合には公開しないことが示されている。
【0071】図14はデフォルト設定情報の一例を示す
説明図である。デフォルト設定情報の意味は、上記実施
の形態2におけるユーザ設定情報と同様である。ただ
し、この実施の形態3においては、音声に関しては常に
許可・公開とするため、デフォルト設定情報には画像に
関する情報のみが存在する。
【0072】通信が開始した時には、相手側端末の端末
IDを示すメッセージと、相手側端末のユーザの信用情
報を示すメッセージが通信網38から送信されてくる。
システム制御部58はこれらのメッセージを復号化し、
それぞれ相手側端末ID記憶部64及び相手側信用情報
記憶部63に記憶する。
【0073】図15は相手側端末ID記憶部64に記憶
される端末IDの一例を示す説明図である。この場合、
相手側のテレビ電話端末の端末IDが「端末5」である
ことが示されている。図16は相手側信用情報記憶部6
3に記憶される信用情報の一例を示す説明図である。こ
の場合、相手側のテレビ電話端末のユーザの信用情報の
レベルが「2」であることが示されている。なお、相手
側端末の信用情報が、信用調査期間のデータベースに存
在しなかったなどの理由で、通信網38より信用情報を
示すメッセージが送信されてこなかった場合には、相手
側信用情報記憶部63には「0」が記憶されるものとす
る。
【0074】システム制御部58は、以下のような手順
で画像通信可能であることを公開するか否かを決定す
る。まず、相手側端末ID記憶部64に記憶されている
端末IDと一致する端末IDが端末データベースに存在
する場合には、その端末IDに対応する項目の内容に従
う。例えば、端末IDが「端末1」の場合は「公開」と
し、端末IDが「端末2」の場合は「非公開」とする。
【0075】一致する端末IDが端末データベースに存
在しない場合には、信用情報の値Xと同一値の信用設定
情報を検索し、同一値の信用設定情報が存在する場合に
は、同一値の信用設定情報に対応する項目の内容に従
う。例えば、同一値が「3」の場合は「公開」とし、同
一値が「2」の場合は「非公開」とする。ただし、信用
情報の値Xが「0」である場合には、デフォルト設定情
報の内容にしたがって「公開」、「非公開」を決定す
る。
【0076】図15及び図16の例では、端末IDであ
る「端末5」が端末データベースに存在せず、「2」の
信用情報と同一値の信用設定情報が「非公開」となって
いるため、この場合には「非公開」となる。システム制
御部58が上記のようにして「公開」、「非公開」を決
定すると、以下、上記実施の形態2と同様にして、通信
能力情報変更部34が通信能力情報を変更する。
【0077】以上で明らかなように、この実施の形態3
によれば、相手側端末から端末IDを受信すると、端末
データベースから端末番号に対応する公開可否情報を検
索し、その公開可否情報にしたがって通信能力情報を変
更するように構成したので、相手側端末毎に通信能力の
秘匿の度合を変えることができる効果を奏する。また、
端末IDに対応する公開可否情報が存在しない場合、相
手側端末のユーザの信用度を示す信用情報を参照して通
信能力情報を変更するように構成したので、相手側端末
のユーザの信用度に応じて秘匿の度合を変えることがで
きる効果を奏する。
【0078】実施の形態4.図17はこの発明の実施の
形態4による通信端末(遠隔会議装置)を示す構成図で
あり、図において、71はマイク、72はカメラ、73
はスピーカ、74はディスプレイ、75はキーボード、
76は遠隔会議プログラムを記憶するとともに、各種の
データを記憶する記録媒体、77は遠隔会議プログラム
を実行するコンピュータ、78は通信網である。
【0079】次に動作について説明する。コンピュータ
77は通信網78と接続されており、遠隔会議プログラ
ムの動作中に相手側コンピュータと通信を行うことがで
きる。通信中にはマイク71から入力された音声が相手
側コンピュータのスピーカ73から出力され、カメラ7
2から入力された画像が相手側コンピュータのディスプ
レイ74に表示される。また、キーボード75からテキ
ストを入力すると、そのテキストがコンピュータ77の
ディスプレイ74や相手側コンピュータのディスプレイ
74に表示される。
【0080】なお、遠隔会議プログラムは、必ずしもコ
ンピュータ77にマイク71やカメラ72が接続されて
いることを必要とはしない。コンピュータ77は、マイ
ク71とカメラ72の接続状態をチェックし、その接続
状態を通信能力情報として記録媒体76に記憶する。
【0081】図18は遠隔会議プログラムの動作中にデ
ィスプレイ74に表示される画面例を示す説明図であ
る。画面中には4つのウィンドウが表示されており、ビ
デオウィンドウ、テキスト入力ウィンドウ、相手側テキ
ストウィンドウ、相手側能力ウィンドウである。
【0082】ビデオウィンドウには、相手側コンピュー
タにカメラ72が接続されている場合に、カメラ72か
ら入力された画像が表示される。テキスト入力ウィンド
ウには、コンピュータ77に接続されているキーボード
75から入力されたテキストが表示される。相手側テキ
ストウィンドウには、相手側コンピュータに接続されて
いるキーボード75から入力されたテキストが表示され
る。相手側能力ウィンドウは、マイク状態表示エリアと
カメラ状態表示エリアに分かれており、それぞれ相手側
コンピュータにマイク71、カメラ72が接続されてい
るか否かが表示される。
【0083】図19は記録媒体76の記憶内容の一例を
示す説明図である。記録媒体76には、遠隔会議プログ
ラム、通信能力情報、ユーザID、信用情報、ユーザデ
ータベース、信用設定情報、相手側ユーザID、相手側
信用情報、相手側通信能力情報、通信モードが記憶され
る。
【0084】遠隔会議プログラムは、コンピュータ77
が読み込むプログラムの情報であり、通信能力情報は、
遠隔会議プログラムが動作中に、自動的にマイク71、
カメラ72の存在をチェックして設定するものである。
ユーザID、信用情報は、コンピュータ77のユーザに
関する情報である。信用情報に関しては暗号化されてお
り、ユーザが容易に変更できないようになっているもの
とする。
【0085】ユーザデータベース及び信用設定情報は、
ユーザが予め設定しておく情報である。相手側ユーザI
D、相手側信用情報及び相手側通信能力情報は、通信中
に相手側コンピュータ上で動作する遠隔会議プログラム
により送信されてくるものである。通信モードは、コン
ピュータ77及び相手側コンピュータの間で通信を行う
ことにより決定され記憶される。
【0086】ここで、コンピュータPを使用するユーザ
PとコンピュータQを使用するユーザQが遠隔会議を行
う場合を考える。図20はコンピュータPの通信能力情
報の一例を示す説明図である。コンピュータPにマイク
71が接続されていてカメラ72が接続されていない場
合には、このような情報となる。
【0087】図21はコンピュータPの記録媒体76に
記憶されているユーザIDの一例を示す説明図である。
この場合、「ユーザP」というユーザIDが記憶されて
いる。図22はコンピュータPの記録媒体76に記憶さ
れている信用情報の一例を示す説明図である。この場
合、「2」が記憶されている。図23はコンピュータP
の記録媒体76に記憶されているユーザデータベースの
一例を示す説明図である。ユーザデータベースには、相
手のユーザのユーザID毎に、カメラ72及びマイク7
1の存在を公開するか否かが記述されている。ユーザは
この情報を遠隔会議プログラムの設定用メニューあるい
はテキストエディタ等により、予め設定しておく。
【0088】図24はコンピュータPの記録媒体76に
記憶されている信用設定情報の一例を示す説明図であ
る。ユーザはこの情報を遠隔会議プログラムの設定用メ
ニューあるいはテキストエディタ等により、予め設定し
ておく。通信が開始されると、コンピュータの間で、ユ
ーザIDと信用情報が交換される。
【0089】図25は通信開始時にコンピュータPの記
録媒体76に保存される相手側ユーザIDの一例を示す
説明図である。コンピュータQからコンピュータPへ、
ユーザID「ユーザQ」が送信され、遠隔会議プログラ
ムにより記録媒体76に保存される。図26は通信開始
時にコンピュータPの記録媒体76に保存される相手側
信用情報の一例を示す説明図である。コンピュータQか
らコンピュータPへ、信用情報「2」が送信され、遠隔
会議プログラムにより記録媒体76に保存される。
【0090】次に、遠隔会議プログラムは、相手側ユー
ザIDをユーザデータベースから、相手側信用情報を信
用設定情報から、それぞれ検索し、コンピュータQに送
信する通信能力情報を決定する。「ユーザQ」はユーザ
データベースに存在しないので、信用情報「2」を信用
設定情報から検索すると、「画像」が「非公開」、「音
声」が「非公開」が得られる。この結果から、遠隔会議
プログラムは、コンピュータQに送信すべき通信能力情
報を決定して送信する。図27はコンピュータQの記録
媒体76に記憶される相手側通信能力情報の一例を示す
説明図である。これによれば、コンピュータPはマイク
71を装備しているにも拘わらず、音声通信が「不可
能」となっている。
【0091】コンピュータP及びコンピュータQの遠隔
会議プログラムは、互いに通信することにより、上記実
施の形態2と同様の方法により通信モードを決定する。
図28は通信モードの一例を示す説明図である。この通
信モードは、コンピュータPの記録媒体76に記憶され
るものであり、音声通信・画像通信が不使用となってい
る。この結果、コンピュータQの画面上の相手側能力ウ
ィンドウには、「カメラ:なし」、「マイク:なし」と
表示される。
【0092】遠隔会議プログラムは、メニューによる入
力などのユーザ操作により、コンピュータQに対し、変
更通信能力情報を送信することができる。図29は変更
通信能力情報の一例を示す説明図である。ユーザPが操
作を行った結果、図29の変更通信能力情報では「音
声」の項目が「可能」となっている。
【0093】変更通信能力情報がコンピュータQで受信
されると、コンピュータQ上の遠隔会議プログラムは、
相手側通信能力情報の内容を変更する。図30はコンピ
ュータQの記録媒体76に記憶される変更後の相手側通
信能力情報の一例を示す説明図である。「音声」の項目
が「可能」となっている。この結果、コンピュータQの
画面上の相手側能力ウィンドウの内容が訂正され、「カ
メラ:なし」、「マイク:あり」と表示される。
【0094】なお、上記実施の形態3においては、通信
端末の端末IDが識別されており、この実施の形態4で
は、ユーザIDが識別されているが、通信端末のIDで
あってもユーザのIDであっても、本発明の思想には何
ら影響がなく、逆の組み合わせを用いても、同様の効果
が得られることは言うまでもない。
【0095】実施の形態5.上記実施の形態1から実施
の形態4では、無線端末をハードウエアで構成するもの
について示したが、無線端末をソフトウエアで構成し、
無線端末のプログラムをコンピュータが読み取り可能な
記録媒体に格納するようにしてもよい。例えば、システ
ム制御部58をプログラム制御が可能なマイクロプロセ
ッサやメモリで構成し、システム制御部58が変更通信
能力情報記憶部35をメモリ上に割り当て、通信能力情
報変更部34と同様の働きをするプログラムを記録媒体
から読み込むようにする。
【0096】実施の形態6.図31はこの発明の実施の
形態6による通信システムを示す構成図であり、図にお
いて、81は通信端末、82は通信網、83は送受信部
(送信手段)、84は多重分離部、85は通信能力情報
管理部(編集手段)、86は端末データベース(記憶手
段)である。
【0097】この実施の形態6では、通信網82側にお
いて、上記実施の形態1から実施の形態5における通信
端末と同様の処理を行うものとする。図31では通信網
82に接続可能な通信端末81がN台存在するが、通信
網82には通信端末と通信端末が接続されているも
のとする。なお、通信網82は送受信部83、多重分離
部84、通信能力情報管理部85及び端末データベース
86から構成され、送受信部83及び多重分離部84が
M式存在している。
【0098】図32は端末データベース86の一例を示
す説明図である。通信網82に接続可能な通信端末81
の端末ID毎に、ユーザの信用情報、信用設定情報、端
末対データが登録されている。ユーザの信用情報及び信
用設定情報は、上記実施の形態3のものと同様である。
端末対データは、上記実施の形態3において、通信端末
毎に備えていた端末データベースと同様の内容を、通信
網82側の端末データベース86の中に埋め込んだもの
である。ユーザは、信用情報に関しては変更することが
できないが、信用設定情報及び端末対データの内容を設
定することができる。
【0099】通信端末と通信端末が通信を開始する
際、通信網82の通信能力情報管理部85は、通信端末
,の端末IDにより端末データベース86を検索
し、通信端末,のユーザの信用情報の値、信用設定
情報の値、および端末対データを得る。
【0100】次に、端末対データをさらに検索し、通信
端末,の相手側端末の端末IDに対する項目を得
る。この例においては次のようになる。 ・通信端末に対して 信用情報: 3 信用設定情報: 3 端末対データの項目: 非公開 ・通信端末に対して 信用情報: 2 信用設定情報: 1 端末対データの項目: 該当なし
【0101】通信能力情報管理部85は、上記実施の形
態3と同様の方法により、通信端末,に送信すべき
通信能力メッセージを作成する。まず、通信端末に対
しては、通信端末に対応する端末対データの項目が存
在し、「非公開」が得られる。また、通信端末に対し
ては、端末対データの項目が該当なしであるため、信用
設定情報を参照する。このとき、通信端末に設定され
ている信用設定情報の値は「1」であり、通信端末に
とって相手側端末である通信端末の信用情報は「3」
である。信用設定情報よりも信用情報が大きく、通信端
末のユーザの信用レベルが高いことが判定されるた
め、「公開」となる。
【0102】通信能力情報管理部85は、以上の結果よ
り、通信能力メッセージを作成し、通信端末,に対
して送信する。図33は通信能力メッセージの一例を示
す説明図である。通信能力メッセージは、通信網82が
通信端末に対して送信するものである。メッセージ種
別は、通信能力メッセージ以外に通信網82が通信端末
に対して送る他のメッセージ(音声信号や画像信号の
パケットなど)と区別するためのものであり、例えば、
固定ビット長の識別子により実現する。メッセージ内容
は「不可能」となっているが、これは「可能」、「不可
能」を表す1ビットの情報により表現される。この例に
おいては、通信端末には画像通信の能力がないことを
示している。
【0103】通信能力メッセージを受信した通信端末8
1は、上記実施の形態3と同様の手順により、相手側端
末の通信能力情報を記憶し、LEDなどに、その情報を
表示することができる。本例においては、通信端末が
画像通信の能力があることが通信端末には秘匿されて
おり、通信端末が画像通信の能力があることは通信端
末に正しく伝達される。
【0104】通信中に、通信端末81から通信網82に
対して通信能力情報変更メッセージを送信することによ
り、通信開始の際に通信網82が送信する通信能力メッ
セージの内容を訂正することができる。通信端末と通
信端末の通信中に、通信端末のユーザが通信端末
のキー操作などにより、通信能力情報変更メッセージが
通信網82に送信される。
【0105】図34は通信能力情報変更メッセージの一
例を示す説明図である。メッセージ種別は「通信能力情
報変更」となっており、内容が「可能」となっている。
これは、相手側端末に、画像通信が可能であることを通
知する指示である。通信能力情報変更メッセージは、通
信網82の多重分離部84でメッセージ種別が「通信能
力情報変更」であることが検知され、通信能力情報管理
部85に送られる。なお、メッセージ種別が「通信能力
情報変更」以外であるメッセージ(音声信号あるいは画
像信号)は、そのまま通信中の相手側端末に対応する多
重分離部84に送られる。
【0106】通信能力情報管理部85は、通信端末か
ら通信能力情報変更メッセージを受け取ると、新たに通
信能力メッセージを作成し、通信端末に送信する。図
35は通信能力情報変更メッセージを受け取った後に、
通信能力情報管理部85が通信端末に送信する通信能
力メッセージの一例を示す説明図である。図33の通信
能力メッセージと同様であるが、通信能力情報変更メッ
セージの内容を受けて、内容が「可能」になっている。
【0107】通信端末が相手側端末の通信能力を示す
LEDを持つ場合には、この通信能力メッセージを受信
すると、LEDが点灯する。これにより、通信端末に
は、実は画像通信の能力があるということが、通信端末
のユーザに明らかになる。
【0108】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、記憶
手段に記憶されている通信能力情報の設定変更を受け付
ける変更手段を設けるように構成したので、プライバシ
ー保護の観点から自端末の本来の通信能力を秘匿するこ
とができる効果がある。
【0109】この発明によれば、両端末の通信中に、通
信能力情報の変更を受け付けるように構成したので、通
信開始後に事情の変更が生じても、それに対処すること
ができる効果がある。
【0110】この発明によれば、相手側端末からID番
号を受信すると、端末データベースからID番号に対応
する公開可否情報を検索し、その公開可否情報にしたが
って通信能力情報を変更するように構成したので、相手
側端末毎に通信能力の秘匿の度合を変えることができる
効果がある。
【0111】この発明によれば、ID番号に対応する公
開可否情報が存在しない場合、相手側端末のユーザの信
用度を示す信用情報を参照して通信能力情報を変更する
ように構成したので、相手側端末のユーザの信用度に応
じて秘匿の度合を変えることができる効果がある。
【0112】この発明によれば、信用情報の受信が不可
の場合、デフォルトの設定情報にしたがって通信能力情
報を変更するように構成したので、信用情報を受信する
ことができない場合でも、自端末の本来の通信能力を秘
匿することができる効果がある。
【0113】この発明によれば、送受信手段が画像及び
音声の送受信機能を有するように構成したので、テレビ
電話端末などの無線端末に適用することができる効果が
ある。
【0114】この発明によれば、送受信手段がテキス
ト、画像及び音声のメディアのうち、少なくとも1以上
のメディアの送受信機能を有するように構成したので、
遠隔会議装置などの無線端末に適用することができる効
果がある。
【0115】この発明によれば、自端末の通信能力を示
す通信能力情報として、送受信手段が有する送受信機能
を記憶するように構成したので、相手側に可能な送受信
機能を知らせることができる効果がある。
【0116】この発明によれば、記憶手段から相互通信
を実施する各通信端末の通信能力情報を検索して、その
通信能力情報を各通信端末に送信するように構成したの
で、プライバシー保護の観点から各通信端末の本来の通
信能力を秘匿することができる効果がある。
【0117】この発明によれば、相互通信を実施する通
信端末から通信能力情報の変更要求を受信すると、その
通信能力情報を変更して相手側の通信端末に送信するよ
うに構成したので、必要に応じて秘匿の度合を変えるこ
とができる効果がある。
【0118】この発明によれば、通信能力情報として各
通信端末毎に、各相手側の通信端末に対する公開可否情
報を記憶するように構成したので、相手側の通信端末毎
に通信能力の秘匿の度合を変えることができる効果があ
る。
【0119】この発明によれば、記憶手段に記憶されて
いる公開可否情報を編集する編集手段を設けるように構
成したので、必要に応じて秘匿の度合を変えることがで
きる効果がある。
【0120】この発明によれば、記憶手段が各通信端末
のユーザの信用度を示す信用情報を記憶し、送信手段が
当該信用情報を参照して通信能力情報を変更するように
構成したので、相手側端末のユーザの信用度に応じて秘
匿の度合を変えることができる効果がある。
【0121】この発明によれば、記憶処理手順に記憶さ
れている通信能力情報の設定変更を受け付ける変更処理
手順を設けるように構成したので、プライバシー保護の
観点から各通信端末の本来の通信能力を秘匿することが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による通信端末を示
す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による通信端末(テ
レビ電話端末)を示す構成図である。
【図3】 通信能力情報記憶部33に記憶されている通
信能力情報の一例を示す説明図である。
【図4】 設定情報記憶部62に記憶されているユーザ
設定情報の一例を示す説明図である。
【図5】 変更通信能力情報記憶部35に記憶される変
更通信能力情報の一例を示す説明図である。
【図6】 テレビ電話端末Bの相手側通信能力情報記憶
部42に記憶される相手側通信能力情報の一例を示す説
明図である。
【図7】 テレビ電話端末Aの相手側通信能力情報記憶
部42に記憶される相手側通信能力情報の一例を示す説
明図である。
【図8】 通信モード記憶部59に記憶される通信モー
ドの一例を示す説明図である。
【図9】 テレビ電話端末Bの通信モード記憶部59に
記憶される通信モードを示す説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態3による通信端末
(テレビ電話端末)を示す構成図である。
【図11】 設定情報記憶部62に記憶される情報の構
成例を示す説明図である。
【図12】 端末データベースの一例を示す説明図であ
る。
【図13】 信用設定情報の一例を示す説明図である。
【図14】 デフォルト設定情報の一例を示す説明図で
ある。
【図15】 相手側端末ID記憶部64に記憶される端
末IDの一例を示す説明図である。
【図16】 相手側信用情報記憶部63に記憶される信
用情報の一例を示す説明図である。
【図17】 この発明の実施の形態4による通信端末
(遠隔会議装置)を示す構成図である。
【図18】 遠隔会議プログラムの動作中にディスプレ
イ74に表示される画面例を示す説明図である。
【図19】 記録媒体76の記憶内容の一例を示す説明
図である。
【図20】 コンピュータPの通信能力情報の一例を示
す説明図である。
【図21】 コンピュータPの記録媒体76に記憶され
ているユーザIDの一例を示す説明図である。
【図22】 コンピュータPの記録媒体76に記憶され
ている信用情報の一例を示す説明図である。
【図23】 コンピュータPの記録媒体76に記憶され
ているユーザデータベースの一例を示す説明図である。
【図24】 コンピュータPの記録媒体76に記憶され
ている信用設定情報の一例を示す説明図である。
【図25】 通信開始時にコンピュータPの記録媒体7
6に保存される相手側ユーザIDの一例を示す説明図で
ある。
【図26】 通信開始時にコンピュータPの記録媒体7
6に保存される相手側信用情報の一例を示す説明図であ
る。
【図27】 コンピュータQの記録媒体76に記憶され
る相手側通信能力情報の一例を示す説明図である。
【図28】 通信モードの一例を示す説明図である。
【図29】 変更通信能力情報の一例を示す説明図であ
る。
【図30】 コンピュータQの記録媒体76に記憶され
る変更後の相手側通信能力情報の一例を示す説明図であ
る。
【図31】 この発明の実施の形態6による通信システ
ムを示す構成図である。
【図32】 端末データベース86の一例を示す説明図
である。
【図33】 通信能力メッセージの一例を示す説明図で
ある。
【図34】 通信能力情報変更メッセージの一例を示す
説明図である。
【図35】 通信能力情報変更メッセージを受け取った
後に、通信能力情報管理部85が通信端末に送信する
通信能力メッセージの一例を示す説明図である。
【図36】 従来の通信端末を示す構成図である。
【図37】 従来の通信端末(テレビ電話端末)を示す
構成図である。
【符号の説明】
31 送信信号入力部、32 信号符号化部、33 通
信能力情報記憶部(記憶手段)、34 通信能力情報変
更部(変更手段)、35 変更通信能力情報記憶部、3
6 通信能力メッセージ符号化部、37 送受信部(送
受信手段)、38 通信網、39 信号復号化部、40
受信信号提示部、41 通信能力メッセージ復号化
部、42 相手側通信能力情報記憶部、51 マイク、
52 カメラ、53 画像音声符号化部、54 多重分
離送受信部、55 画像音声復号化部、56 スピー
カ、57 ディスプレイ、58 システム制御部、59
通信モード記憶部、60 LED、61 キー入力装
置、62 設定情報記憶部、63 相手側信用情報記憶
部、64 相手側端末ID記憶部、71 マイク、72
カメラ、73 スピーカ、74 ディスプレイ、75
キーボード、76 記録媒体、77 コンピュータ、7
8 通信網、81 通信端末、82 通信網、83 送
受信部(送信手段)、84 多重分離部、85 通信能
力情報管理部(編集手段)、86 端末データベース
(記憶手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA21 GB01 GB02 JA35 JB03 JB05 JB15 KA17 KB06 KB13 KC15 KC23 KC44 KF05 5C064 AA01 AC01 AC08 AC11 AC17 AC22 AD02 AD12 5K034 CC01 CC03 CC05 EE11 HH01 HH02 HH63

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自端末の通信能力を示す通信能力情報を
    記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶されている通
    信能力情報を相手側端末に送信する一方、その相手側端
    末から当該相手側端末の通信能力を示す通信能力情報を
    受信する送受信手段と、上記記憶手段に記憶されている
    通信能力情報と上記送受信手段により受信された通信能
    力情報を比較して、両端末で送受信可能な通信モードを
    選択する選択手段とを備えた通信端末において、上記記
    憶手段に記憶されている通信能力情報の設定変更を受け
    付ける変更手段を設けたことを特徴とする通信端末。
  2. 【請求項2】 変更手段は、両端末の通信中に、通信能
    力情報の変更を受け付けることを特徴とする請求項1記
    載の通信端末。
  3. 【請求項3】 自端末の通信能力の公開可否を示す公開
    可否情報が相手側端末のID番号と対応付けられた端末
    データベースが設けられている場合、変更手段は相手側
    端末からID番号を受信すると、上記端末データベース
    から当該ID番号に対応する公開可否情報を検索し、そ
    の公開可否情報にしたがって通信能力情報を変更するこ
    とを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  4. 【請求項4】 変更手段は、ID番号に対応する公開可
    否情報が存在しない場合、相手側端末のユーザの信用度
    を示す信用情報を参照して通信能力情報を変更すること
    を特徴とする請求項3記載の通信端末。
  5. 【請求項5】 変更手段は、信用情報の受信が不可の場
    合、デフォルトの設定情報にしたがって通信能力情報を
    変更することを特徴とする請求項4記載の通信端末。
  6. 【請求項6】 送受信手段が画像及び音声の送受信機能
    を有することを特徴とする請求項1から請求項5のうち
    のいずれか1項記載の通信端末。
  7. 【請求項7】 送受信手段がテキスト、画像及び音声の
    メディアのうち、少なくとも1以上のメディアの送受信
    機能を有することを特徴とする請求項1から請求項5の
    うちのいずれか1項記載の通信端末。
  8. 【請求項8】 記憶手段には自端末の通信能力を示す通
    信能力情報として、送受信手段が有する送受信機能が記
    憶されていることを特徴とする請求項7記載の通信端
    末。
  9. 【請求項9】 複数の通信端末と通信網から構成される
    通信システムにおいて、上記通信網は、上記複数の通信
    端末の通信能力を示す通信能力情報を記憶する記憶手段
    と、上記記憶手段から相互通信を実施する各通信端末の
    通信能力情報を検索して、その通信能力情報を各通信端
    末に送信する送信手段とを備えたことを特徴とする通信
    システム。
  10. 【請求項10】 通信網は、相互通信を実施する通信端
    末から通信能力情報の変更要求を受信すると、その通信
    能力情報を変更して相手側の通信端末に送信することを
    特徴とする請求項9記載の通信システム。
  11. 【請求項11】 記憶手段は、通信能力情報として各通
    信端末毎に、各相手側の通信端末に対する公開可否情報
    を記憶することを特徴とする請求項9記載の通信システ
    ム。
  12. 【請求項12】 記憶手段に記憶されている公開可否情
    報を編集する編集手段を設けたことを特徴とする請求項
    11記載の通信システム。
  13. 【請求項13】 記憶手段が各通信端末のユーザの信用
    度を示す信用情報を記憶し、送信手段が当該信用情報を
    参照して通信能力情報を変更することを特徴とする請求
    項9記載の通信システム。
  14. 【請求項14】 自端末の通信能力を示す通信能力情報
    を記憶する記憶処理手順と、上記記憶処理手順に記憶さ
    れている通信能力情報を相手側端末に送信する一方、そ
    の相手側端末から当該相手側端末の通信能力を示す通信
    能力情報を受信する送受信処理手順と、上記記憶処理手
    順に記憶されている通信能力情報と上記送受信処理手順
    により受信された通信能力情報を比較して、両端末で送
    受信可能な通信モードを選択する選択処理手順とを備え
    た通信端末プログラムが記述された記録媒体において、
    上記記憶処理手順に記憶されている通信能力情報の設定
    変更を受け付ける変更処理手順を設けたことを特徴とす
    る通信端末プログラムが記述された記録媒体。
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