JP2001339238A - Gps受信機用のアンテナ、gps受信機 - Google Patents

Gps受信機用のアンテナ、gps受信機

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JP2001339238A JP2000157706A JP2000157706A JP2001339238A JP 2001339238 A JP2001339238 A JP 2001339238A JP 2000157706 A JP2000157706 A JP 2000157706A JP 2000157706 A JP2000157706 A JP 2000157706A JP 2001339238 A JP2001339238 A JP 2001339238A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナの構成部品点数を削減することがで
き、その設置箇所の確保および設置が容易となるGPS
受信機のアンテナ、GPS受信機を提供する。 【解決手段】 GPSブロックと電波時計ブロックとを
備えるGPS受信機において、GPSアンテナ42と電
波時計アンテナ61A、61Bとを一体化してアンテナ
60を構成する。ここで、二本の電波時計アンテナ61
A、61Bは互いに直交させてその指向性を異ならせ、
更にその受信状況に応じて電波時計アンテナ61A、6
1Bのいずれかを選択し、時刻情報および周波数情報の
取得を行うようにする。また、GPSアンテナ42と電
波時計アンテナ61A、61Bのアンテナ線を、混合
器、分配器により一本化するようにしても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーナビゲーショ
ン等の移動体におけるナビゲーションシステムに用いら
れるGPS(Global Positioning System:全地球測位シ
ステム) 受信機用のアンテナおよびGPS受信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】GPSシステムは、上空を軌道とするG
PS衛星を利用し、車や航空機、船舶等の移動体の地球
上における位置や移動速度をリアルタイムで求めること
ができるように開発された位置測定システムであり、近
時では、この移動体による測位以外に、地球上のある地
点間の距離や方向を測定するスタティック測量の分野等
にも広く利用されている。このようなGPSシステムを
利用する場合、GPS衛星から発信される電波を受信す
るためのGPS受信機が用いられている。
【0003】図13(a)、(b)は、一般的に用いられる
GPSシステムの概略構成と、従来のGPS測位動作を
示した説明図である。図13(a)に示すように、GPS
衛星200からは、スペクトラム拡散された1.575
42GHzの信号が発信される。この発信された信号
は、その距離に応じた伝播時間後にGPS受信機210
のアンテナ211にて受信される。このアンテナ211
にて受信された信号は、RF部212によって所定の中
間周波数にダウンコンバートされ、信号同期復調部21
3に入る。その後、この信号同期復調部213にて信号
の逆拡散が行われ、データが復調される。復調されたデ
ータは、信号処理部214にて測位計算に用いられる。
このようにして、GPS衛星200から発信された信号
がGPS受信機210にて受信され、測位計算が行われ
る。
【0004】図13(b)は、GPS受信機210にて行
われている従来のGPS測位動作を示している。まず、
電源がオン(ON)されると周波数サーチがなされる。こ
の周波数サーチは、GPS受信機210内部の周波数発
振器215から作られる、誤差を持った低精度な周波数
を、GPS衛星200が発信している高精度な信号周波
数に同期させるために行われる。ここで、ある程度の相
関が検出されると、PLL(Phase Lock Loop)を行って
位相を合わせ込み、GPS衛星200からの信号と内部
の信号とを完全に位相同期させる。そして、ビット境界
のエッジが検出され、データが取り込めるようになる
と、時間情報の確認が行われる。即ち、階層化された航
法メッセージ内のサブフレームにおける2ワード目に格
納され、6秒周期で1週間までの信号時刻を表すTOW
(Time Of Week)が取り込まれる。このTOWが取り込ま
れると測位計算に移る。測位計算が終了すると、測位デ
ータが出力され、最終的に現在位置が計算される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、GPSの
測位方法では、GPS衛星200からの信号を捕捉する
ための周波数発振器215が必要であり、GPS衛星2
00が発信している高精度な信号周波数に同期させるた
めには、この周波数発振器215が高精度であることが
要求される。しかしながら、この周波数発振器215
は、一般的に温度や経年変化により発振周波数が変動し
てしまう。この変動のために周波数発振器215を用い
てGPS衛星200からの信号を簡単に捕捉することが
できず、上述のように、周波数サーチという仕組みを別
途、設ける必要があった。通常、この周波数サーチには
時間がかかるため、最終的に現在位置が計算されるまで
にかなりの時間を要していた。
【0006】また、従来のGPSの測位方法では、GP
S衛星200からの信号捕捉後、信号に含まれる絶対時
間情報を全て取得するまでに、最も短時間なホットスタ
ート時でかつ最も良い条件でも6秒は必要であり、通常
では十数秒の時間がかかっていた。そして、その取得し
た絶対時間情報を用いて測位計算を行うため、現在位置
が計算されるまでにかなりの時間を要していた。更に、
従来のGPS測位方法において、ある一定時間以上経過
した後に、再度測位を行う場合には、航法メッセージを
新たに取り込むための時間が必要となり、現在位置が計
算されるまでに多くの時間がかかっていた。
【0007】以上のような理由でGPSの測位に時間が
かかる場合、例えば、カーナビゲーションシステムで
は、電源投入後、直ぐに現在位置を知ることができない
ため、目的地への道を素早く知ることができなかった
り、自立航法の誤差のために現在位置が不確定になっ
て、正しい位置に戻る時間が長くなることが問題となっ
ていた。また、最近の携帯情報端末などにGPS受信機
を内蔵または接続するような機器においては、現在位置
を素早く知ることができないことから、主に徒歩での用
途を想定すると、機器を持ったまま動けずにその場で測
位するまで待つことが必要となり、非常に不便であっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、本発明者は、周波数発振器を備え、GPS衛
星から発信される信号に基づいて測位を行う測位実行手
段と、電波時計放送局からの搬送波を受信する電波時計
受信手段と、この電波時計受信手段によって受信された
搬送波の有する周波数に基づいて測位実行手段が有する
前記周波数発振器の誤差を測定する周波数測定手段とを
備えた構成のGPS受信機についての提案を既に行って
いる(特願2000−57814号)。この技術では、外
部時計としての電波時計をGPS受信機に組み合わせ
て、電波時計から得た高精度な周波数情報を用いること
により、測位の高速化を図ることを可能とした。
【0009】そして、上記技術に関しての更なる検討を
行ったところ、付随する問題点として以下に示すような
ものが浮上した。まず、図14に示すように、GPS受
信機210においては、衛星からの電波を受信するアン
テナ211が元々備えられているわけであるが、さら
に、電波時計受信機220において電波時計放送局から
の搬送波を受信するためのアンテナ221を備えること
になる。このような構成では、GPS受信機210のア
ンテナ211と電波時計受信機220のアンテナ221
の2つを備えることとなり、構成部品数が増えるととも
にアンテナ設置箇所の確保、及び設置に手間がかかると
いう問題がある。また、アンテナ線も、アンテナ211
のアンテナ線216とアンテナ221のアンテナ線22
2の計2本となってしまい、その取り回しにも手間がか
かるうえ、見た目も損なうことになる。
【0010】また、電波時計受信機220では、電波
(搬送波)の受信状況が悪い場合、時刻情報や周波数情報
の取得が困難となり、GPS受信機210での測位高速
化を図ることが困難となる。電波の受信状況が悪化する
要因としては、一つに標準電波の送信局である電波時計
放送局からの距離がある。当然、電波を受信する位置が
送信局から遠ければ遠いほど、電波の受信状況は悪くな
る。また、他の要因として、電波を受信するアンテナ2
21の指向性がある。一般に電波時計受信機220のア
ンテナ221としては、図15に示すようなバーアンテ
ナ223が用いられている。バーアンテナ223は、図
15(a)の如く、その軸線が送信局230の方向に対し
て直交している状態が最も受信状況が良好であり、図1
5(b)の如く、バーアンテナ223の軸線が送信局23
0の方向に向いていると最も受信状況が悪化する。この
ように、電波時計受信機220のアンテナ221(=バ
ーアンテナ223)は指向性を有しているため、アンテ
ナ221の方向を配慮しなければ、容易に時刻精度の低
下を招くことになる。
【0011】かかる問題点を解決するためになされた本
発明のGPS受信機用のアンテナは、GPS衛星から発
信される信号を受信するGPSアンテナと、時刻情報を
含んだ電波を受信する電波時計アンテナと、前記GPS
アンテナおよび前記電波時計アンテナが一体に取り付け
られたベースプレートと、を備えることを特徴としてい
る。このようにGPSアンテナと電波時計アンテナとを
一体化することにより、構成部品点数を削減することが
でき、その設置箇所の確保および設置が容易となる。
【0012】また、ベースプレートに、電波時計アンテ
ナを複数本取り付けるようにしても良い。このような構
成のアンテナを用いれば、GPS受信機の本体側で受信
状況の良いアンテナを選択することが可能となり、選択
したアンテナで受信した電波から高精度な時刻情報や周
波数情報等を得ることが可能となる。
【0013】さらに、複数本の電波時計アンテナを、そ
れぞれその軸線が所定の角度をなして交差するよう設け
ることも有効である。このように、指向性の異なる複数
の電波時計アンテナを備えることにより、少なくともい
ずれか一つの電波時計アンテナが、他の電波時計アンテ
ナよりも良好な受信状況となる。したがって、良好な受
信状況を安定的に得ることが可能となるのである。
【0014】また、電波時計アンテナは、棒状のバーア
ンテナによって構成されるとともに、当該バーアンテナ
は、プレート型をなした前記GPSアンテナの複数辺に
沿って配置されていることを特徴とすることができる。
このような構成により、アンテナのコンパクト化を図る
ことができる。
【0015】加えて、GPSアンテナで受信した信号と
電波時計アンテナで受信した信号とを混合する混合器
と、混合器で混合された信号を出力する一本のアンテナ
線と、を更に備える構成とすることもできる。このよう
にアンテナ線を一本のみとすることにより、アンテナ線
の取り回しが容易となり、また見た目を損なうこともな
い。
【0016】また、本発明のGPS受信機は、GPS衛
星から発信される信号を受信するGPSアンテナと、周
波数発振器を備えた測位実行手段と、電波時計アンテナ
と、電波時計アンテナによって受信された搬送波の有す
る周波数に基づいて周波数発振器の誤差を測定する周波
数測定手段と、を備えることを特徴とすることができ
る。このような構成とすれば、電波時計放送局からの搬
送波を利用して高精度な周波数情報を得ることが可能と
なる。そして、このようなGPS受信機において、GP
Sアンテナと電波時計アンテナとをユニット化すること
により、アンテナのコンパクト化を図ることができる。
【0017】このGPS受信機では、前記GPSアンテ
ナで受信した信号と前記電波時計アンテナで受信した搬
送波の信号とを混合する混合器と、前記混合器で混合さ
れた信号を伝送する一本のアンテナ線と、前記アンテナ
線を介して伝送された信号を、前記測位実行手段と前記
周波数測定手段に分配する分配器と、を更に備えること
を特徴とすることもできる。
【0018】本発明は、GPS衛星から発信される信号
に基づいて測位を行うと共に、待機と起動を繰り返すG
PSブロックと、時刻情報および周波数情報を含んだ電
波を受信する複数の受信アンテナと、前記複数の受信ア
ンテナから受信状況の良好な受信アンテナを選択すると
共に、選択された前記受信アンテナで受信した電波から
得た時刻情報および周波数情報に基づいて、待機状態に
ある前記GPSブロックに対して起動信号を出力する電
波時計ブロックと、を備えることを特徴とするGPS受
信機として捉えることもできる。このように、複数の受
信アンテナから受信状況の良好な受信アンテナを選択す
ることにより、安定的に高精度な時刻情報および周波数
情報を得ることができる。さらに、電波時計ブロック
は、受信状況が所定レベル以上である受信アンテナを選
択することを特徴とすることもできる。これは、言い換
えれば受信状況が所定レベル以下のときには受信アンテ
ナを選択せず、時刻情報および周波数情報を得ないこと
になり、その結果、精度の高い時刻情報および周波数情
報のみを得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。ここではまず、
以下に示す各実施の形態におけるGPS受信機の基本的
な構成について説明する。
【0020】図1は、GPS受信機の概略構成を示す説
明図である。このGPS受信機は、GPSブロック(測
位実行手段)10と、電波時計ブロック20と、周波数
測定ブロック(周波数測定手段)30とを備えた概略構成
となっている。
【0021】GPSブロック10は、高度約2万km上
のGPS衛星から発信された1575.42MHzの電
波を受信するアンテナ部11、このアンテナ部11から
受信した電波を周波数発振器12の周波数を利用して中
間周波数に下げるためのRF部13、そして、RF部1
3によって中間周波数に下げられた電波を復調し、必要
なデータを抜き出して現在位置を計算するためのディジ
タル(Digital)部14から構成されている。
【0022】一方、電波時計ブロック20は、郵政省通
信総合研究所が運営している電波時計放送局から送信さ
れる標準電波である、40KHzの搬送波を受信するア
ンテナ部21と、アンテナ部21により受信された搬送
波を増幅して検波する信号復調部22と、信号復調部2
2によって検波された波形から時刻情報を読み取るディ
ジタル部23とを備えている。本実施の形態における電
波時計ブロック20は、常に電源が入っており、電波時
計放送局からの信号を受信し、高精度の時間情報と高精
度な周波数基準を常時保持し続けている。また、電波時
計ブロック20は、40KHzの搬送波であって信号復
調部22によって増幅された検波前の周波数を周波数測
定ブロック30に出力する。
【0023】周波数測定ブロック30は、内部にカウン
タ31を備えている。このカウンタ31は、電波時計ブ
ロック20からの基準周波数信号で得られる正確なクロ
ックで動作させ、このクロックで作られる所定の時間
に、GPSブロック10のRF部13からの被測定周波
数信号をカウントし、そのカウント値をGPSブロック
10における周波数発振器12を示す周波数測定データ
(周波数情報)として電波時計ブロック20に出力できる
ように構成されている。
【0024】また、図2は、本実施の形態のGPS受信
機における各ブロック動作と通信内容を説明するための
図である。GPSブロック10からは、まず、次に起動
するまでの時間間隔を指示する設定信号が電波時計ブロ
ック20に送信され、その送信を受けた電波時計ブロッ
ク20はGPSブロック10に対して待機信号を送出す
る。その後、電波時計ブロック20に備えた図示しない
タイマーを起動させ、タイマーのチェックによって所定
時間の経過が判断された後に、電波時計ブロック20か
らGPSブロック10に対して起動信号が送信される。
前記起動/待機信号の受信により、GPSブロック10
は起動又は待機できるように構成されている。GPSブ
ロック10は、この制御によって定期的に起動し、GP
S衛星の位置情報である測位計算に必要な航法メッセー
ジを更新する。この航法メッセージの取得が終わるとス
リープ(待機)に入るのである。また、起動時には、電波
時計ブロック20で保持している高精度な周波数情報
(周波数オフセット)と時刻情報もGPSブロック10に
対して送信される。
【0025】このように、GPS受信機では、GPSブ
ロック10が起動/待機を繰り返す、いわゆる間欠受信
(スリープ受信)を行うことで、周波数のオフセット、時
刻、航法メッセージを更新し続け、常に、高精度の周波
数基準、時刻情報、最新の航法メッセージを保持するこ
とができる。したがって、測位を開始する時点で航法メ
ッセージの取得を行わずに測位が行えるため、測位時間
を大幅に短くすることができるのである。
【0026】図3は、GPS受信機での測位動作を示し
た説明図である。本実施の形態によれば、まず測位を行
うためには、GPSブロック10に電源が入った瞬間
に、電波時計ブロック20から時刻情報と周波数情報
(誤差)をもらう。ここで、電波時計ブロック20から、
温度や経年変化による周波数ずれが起きない高精度の周
波数を得ることができるので、図13(b)に示したよう
な周波数サーチを行う必要がなくなり、同時に高精度の
時刻情報を得ることができるので、時間情報の確認も行
う必要がなくなってくる。すなわち、これらの情報を用
いることにより、GPS受信機では、GPS測位に必要
な動作の一部が必要でなくなり、即座にPLLを用いた
位相合わせに入ることができ、また、即座に測位計算に
移行することができ、図2に示した高速測位を行うこと
ができるようになる。その結果、測位時間が大幅に短縮
できるわけである。
【0027】〔第1の実施の形態〕図4は、上記したよ
うな基本的構成を有したGPS受信機用のアンテナの構
造を示すものである。この図に示すように、本実施の形
態におけるGPS受信機用のアンテナ40は、図示しな
い回路パターンを備えたベースプレート41上に、GP
Sブロック10のアンテナ部11を構成するGPSアン
テナ42と、電波時計ブロック20のアンテナ部21を
構成する電波時計アンテナ(受信アンテナ)43とが取り
付けられた構成となっている。GPSアンテナ42は、
平面視略矩形状のプレート状であり、セラミック等の誘
電体から形成されて、この誘電体の上面(表面)と下面
(裏面)に所定形状の電極(図示無し)が被着され、また一
方の電極が給電ピン44に接続され、この給電ピン44
がベースプレート41の所定の回路パターンに電気的・
機械的に接続されて固定されている。また、電波時計ア
ンテナ43は、図示しないホルダ等を介してベースプレ
ート41に固定されている。この電波時計アンテナ43
は、フェライトコア43aに導線43bを巻きつけた棒
状のバーアンテナであり、受信する電波に応じた所定長
を有している。また、GPSアンテナ42、電波時計ア
ンテナ43は、アンテナ線45G、45Cを介し、図1
に示したGPSブロック10、電波時計ブロック20に
接続されている。そして、これらGPSアンテナ42お
よび電波時計アンテナ43は、樹脂製等の防水カバー4
6によって、その全体が覆われている。このようなアン
テナ40は、ベースプレート41の下面に備えた図示し
ないマグネットや、その他各種アタッチメント等を用い
て、車両等に取り付けることができるようになってい
る。
【0028】このように、GPSブロック10と電波時
計ブロック20とを備えるGPS受信機において、GP
Sアンテナ42と電波時計アンテナ43とを一体化して
アンテナ40を構成することにより、アンテナ40の設
置スペースの確保、設置の手間等を容易にすることがで
きる。
【0029】〔第2の実施の形態〕次に、本発明に係る
GPS受信機用のアンテナ、GPS受信機の第2の実施
の形態について説明する。以下の説明において、上記G
PS受信機の基本的な構成の説明および第1の実施の形
態と共通する構成については、同符号を付してその説明
を省略した。図5は、第2の実施の形態におけるGPS
受信機の概略構成を説明するための図である。この図に
示すように、本実施の形態におけるGPS受信機は、電
波時計ブロック20として、2組の電波時計ブロック2
0A、20Bを備えた構成となっている。なお、この図
においては、周波数測定ブロック30(図1参照)につい
ては図示を省略した。
【0030】図6は、このようなGPS受信機用のアン
テナ50の構造を示すものである。この図に示すよう
に、本実施の形態におけるGPS受信機用のアンテナ5
0は、図示しない回路基板を備えたベースプレート41
上に、GPSブロック10のアンテナ部11を構成する
GPSアンテナ42と、電波時計ブロック20A、20
Bのアンテナ部21、21を構成する電波時計アンテナ
(受信アンテナ)51A、51Bとが取り付けられた構成
となっている。
【0031】このような構成のGPS受信機において
は、電波時計ブロック20A、20Bの2組のうち、ア
ンテナ部21での電波の受信状況が良い方から、時刻情
報および周波数情報をもらうようにする。
【0032】受信状況を判定するには、例えば、それぞ
れ、電波時計アンテナ51Aと51Bで受信した電波信
号の強度を、それぞれ信号強度メータ、いわゆるSメー
タ等で検出する。そして、電波時計アンテナ51A、5
1Bのうち、信号強度の強い方を受信状況の良いものと
して選択し、時刻情報および周波数情報を得るのであ
る。このとき、検出した信号強度が、予め設定した信号
強度以下である場合には、時刻情報および周波数情報の
抜き出しを行わないようにすることも可能である。ま
た、電波時計アンテナ51A、51Bの電波信号の強度
を所定の順序で判定し、所定の信号強度以上であれば、
その時点で時刻情報および周波数情報の抜き出しを行う
ようにしても良い。例えばまず電波時計アンテナ51A
の信号強度の判定を行い、所定の信号強度以上であれ
ば、電波時計アンテナ51Bの信号強度にかかわらず、
時刻情報および周波数情報の抜き出しを行うのである。
そして、電波時計アンテナ51Aの信号強度が所定の信
号強度以下であるときに、電波時計アンテナ51Bの信
号強度の判定を行う。このとき、電波時計アンテナ51
A、51Bの双方で信号強度が所定の信号強度を下回る
場合には、必要な精度の情報が得られないと判断し、時
刻情報および周波数情報の抜き出しを行わない。
【0033】このようにして、GPS受信機に電波時計
ブロック20A、20Bのアンテナ部21を2組備える
ことにより、一組のみの場合に比較し、信号強度の強い
電波を安定して受信することができ、より信頼度の高い
構成を実現できる。加えて、アンテナ50に、GPSア
ンテナ42および電波時計アンテナ51A、51Bを一
体に備える構成としたので、複数の電波時計アンテナ5
1A、51Bを備えるアンテナ50の設置スペースの確
保、設置の手間等を容易にすることができる。
【0034】なお、上記第2の実施の形態では、受信状
況を判断するパラメータとして、受信した電波の信号強
度を用いる構成としたが、これ以外のパラメータを用い
ても良い。例えば、電波時計の信号は60秒で1サイク
ルを構成するパルス信号であるため、所定のパルス、例
えば10秒ごとに埋め込まれている「マーカ」と称され
るパルス等、を検出し、そのパルス幅が本来のパルス幅
に対し予め設定した許容範囲内にあるか否かで受信状況
を判断しても良い。このパルス幅は、電波の受信状況に
応じて増減するため、本来のパルス幅が例えば200(m
sec)であるとすると、検出したパルス幅が、予め設定し
た許容範囲、例えば200(msec)±10%、つまり18
0〜220(msec)内であるか否かを判定し、許容範囲内
であるときには受信状況が良いと判定するのである。こ
の場合にも、検出したパルス幅が許容範囲外であるとき
には、受信状況が良くないと判定し、時刻情報および周
波数情報の抜き出しを行わないようにしても良い。ま
た、電波時計アンテナ51A、51Bのうち、パルス幅
の誤差が少ない方を選択するようにしても良い。
【0035】〔第3の実施の形態〕次に、本発明に係る
GPS受信機用のアンテナ、GPS受信機の第3の実施
の形態を示す。ここで示す構成は、GPS受信機の全体
的なシステム構成については、上記第2の実施の形態で
図5に示した構成と共通であり、アンテナの構造のみが
異なるので、アンテナのみの説明を行い、GPS受信機
全体、および時刻情報および周波数情報を得る方法等に
ついては説明を省略する。図7に示すように、第3の実
施の形態におけるGPS受信機用のアンテナ60は、図
示しない回路基板を備えたベースプレート41上に、G
PSブロック10のアンテナ部11を構成するGPSア
ンテナ42と、電波時計ブロック20A、20Bのアン
テナ部21、21を構成する電波時計アンテナ(受信ア
ンテナ)61A、61Bとが取り付けられた構成となっ
ている。ここで、電波時計アンテナ61Aと61Bは略
L字状に配置され、その軸線が、所定角度、例えば90
度をなして交差するよう配置されている。これら電波時
計アンテナ61A、61Bは、平面視略矩形のGPSア
ンテナ42の互いに隣接する2辺に沿って配置されてお
り、これによってアンテナ60のコンパクト化が図られ
ている。
【0036】図8は、上記のように2本の電波時計アン
テナ61A、61Bを互いに直交して配置した場合のア
ンテナ向きと信号強度の関係を示す図である。この図に
おける横軸(アンテナ向き)は、図7において、電波時計
アンテナ61Aの軸線を基準としたときのアンテナ60
の送信局に対する角度である。この図8中、符号(イ)は
電波時計アンテナ61Aの向きと信号強度の関係、(ロ)
は電波時計アンテナ61B(電波時計アンテナ61Aに
対し90度ずれている)の向きと信号強度の関係であ
る。この図に示すように、電波時計アンテナ61A、6
1Bのそれぞれは、その軸線の送信局に対する向きによ
って、信号強度が上下する。ここで、このようにして、
互いに直交させた電波時計アンテナ61A、61Bを備
えた電波時計ブロック20A、20Bで時刻情報および
周波数情報を得る場合、受信した信号の信号強度が高
く、かつ予め設定した所定の信号強度〔例えば図8中符
号(ハ)〕以上であるか否かを比較し、いずれか一方から
のみ時刻情報および周波数情報を得るのである。この場
合、選択された信号は、図8中、符号(ニ)の太線のよう
になり、常に高い信号強度が得られる。図8からも明ら
かなように、電波時計アンテナ61Aと61Bとを互い
に直交させることにより、電波時計アンテナ61Aと6
1Bの少なくともいずれか一方において所定の信号強度
以上の信号が得られる確率は高くなる。
【0037】上述したように、2本の電波時計アンテナ
61A、61Bを互いに直交させた構成のアンテナ60
を備えることにより、GPS受信機においては、アンテ
ナ60の向きにかかわらず、安定して電波時計の電波を
受信することが可能となり、より高精度の時刻情報と周
波数情報を得ることができる。
【0038】なお、上記第3の実施の形態では、時刻情
報を得る電波時計アンテナ61A、61Bを信号強度に
よって選択する構成としたが、前記第2の実施の形態と
同様、受信したパルス信号のパルス幅が許容範囲内にあ
るか否かによって時刻情報を得る電波時計アンテナ61
A、61Bを選択する場合にも、上記と全く同様に行う
ことができる。
【0039】また、上記信号強度、パルス幅に変えて、
図9に示すように、電波時計アンテナ61A、61Bそ
れぞれのエラーレートにより、時刻情報を得る電波時計
アンテナ61A、61Bの選択を行うようにしても良
い。図9中、符号(ホ)は電波時計アンテナ61Aの向き
とエラーレートの関係、(ヘ)は電波時計アンテナ61B
の向きとエラーレートの関係である。そして、符号(ト)
は、エラーレートの良い方を選択した場合の状態を示し
ている。ここで、エラーレートを得るには、まず、電波
時計ブロック20A、20Bからそれぞれ得られるパル
ス信号の1秒ごとのパルス幅を検出し、検出した各パル
ス幅が所定の許容範囲内であるか否かを判定する。そし
て、所定時間にわたって上記の検出を行い、パルス幅が
許容範囲内にあるパルスの数を、時間内の全パルス数で
除すことによりエラーレートが得られる。このエラーレ
ートの規格値を予め定めておき、そして、電波時計アン
テナ61A、61Bのいずれかがエラーレートが規格値
以上であるときに、時刻情報を得るよう構成とすること
もできる。
【0040】なお、上記第2および第3の実施の形態に
おいて、2組の、電波時計アンテナ51A、51B、電
波時計アンテナ61A、61Bを備える構成としたが、
これを3組以上とすることも可能である。例えば図10
は、アンテナ70に、計4組の電波時計アンテナ(受信
アンテナ)71A、71B、71C、71Dを備えた例
である。ここでは、これら電波時計アンテナ71A、7
1B、71C、71DをGPSアンテナ42の四辺に沿
って配置し、アンテナ70のコンパクト化が図られてい
る。もちろん、これ以外の配置も可能である。なおこの
図10では、電波時計アンテナ71A、71B、71
C、71Dのそれぞれにアンテナ線45Cを備える構成
としたが、例えば、互いに平行な電波時計アンテナ71
Aと71C、電波時計アンテナ71Bと71Dを図示し
ない配線で結び、直列配置とすることも可能である。
【0041】また、上記第3の実施の形態では、電波時
計アンテナ61A、61Bの交差角度を90度とした
が、これ以外の角度であっても良い。例えば、アンテナ
を3組以上設ける場合には、互いに隣接するアンテナ間
の角度を、例えば60度、45度等、他の角度としても
良い。さらに、図8や図9において、アンテナの向きを
変えたときの信号強度やエラーレートを表す図におい
て、符号(イ)〜(ト)で示した各曲線は、あたかも略半円
状をなしているが、これはあくまでも概略図に過ぎず、
実際の曲線は他の形状となり得る。
【0042】〔第4の実施の形態〕次に、本発明に係る
GPS受信機用のアンテナ、GPS受信機の第4の実施
の形態を示す。ここでは、例えば上記第1の実施の形態
で示した構成において、アンテナ線45G、45Cを一
本にまとめる場合を示す。なお、以下に示す構成におい
て、前記GPS受信機の基本的な構成の説明および第1
の実施の形態と共通する構成については、同符号を付し
てその説明を省略した。
【0043】図11は、本実施の形態におけるGPS受
信機の構成を示す概略図である。この図に示すように、
GPS受信機は、GPSブロック10と、電波時計ブロ
ック20と、周波数測定ブロック30(図1参照)とを備
えている。そして、GPS受信機用のアンテナ80は、
図示しない回路基板を備えたベースプレート81上に、
GPSブロック10のアンテナ部11を構成するGPS
アンテナ42と、電波時計ブロック20のアンテナ部2
1を構成する電波時計アンテナ43とが取り付けられた
構成となっている。そして、GPSアンテナ42のアン
テナ線82と、電波時計アンテナ43のアンテナ線83
は、ベースプレート81に一体に取り付けられた混合器
84に接続されている。一方、GPS受信機の本体内に
は、分配器85が備えられ、アンテナ80の混合器84
との間は、一本の共有アンテナ線(アンテナ線)86によ
って接続されている。
【0044】図12は、混合器84と分配器85の回路
構成の一例である。この図において、Vinは、GPS受
信機本体側からの入力電圧、Voutはアンテナ80のア
ンプAmpへの入力電圧、Sradioは電波時計アンテナ43
からの信号、SgpsはGPSアンテナ42からの信号で
ある。この図に示すように、GPSアンテナ42と電波
時計アンテナ43から混合器84に入力された信号Sgp
s、Sradioは、それぞれアンプAmpにより所定のレベル
に増幅された後、混合される。このとき、混合器84を
構成する抵抗R、コイルL、コンデンサCからなるフィ
ルタにより、GPSアンテナ42あるいは電波時計アン
テナ43からの信号Sgps、Sradioが、アンプAmpへの
入力電圧Voutに入り込むのが防止される。このように
して混合器84で混合された信号は、共有アンテナ線8
6を介してGPS受信機本体側の分配器85に伝送され
る。分配器85では、コンデンサCとコイルLとからな
るCLフィルタ、コンデンサCおよび抵抗RからなるR
Cフィルタにて、GPSアンテナ42からの信号Sgps
と、電波時計アンテナ43からの信号Sradioとに分配
され、それぞれGPSブロック10、電波時計ブロック
20に入力される。
【0045】このように、GPSアンテナ42と電波時
計アンテナ43を備えるGPS受信機において、アンテ
ナ80とGPS受信機本体側とを共有アンテナ線86を
介して接続することにより、配線を簡略化して、コスト
を低減するとともに、その設置を容易に行うことが可能
となり、さらには見た目を損なうこともない。
【0046】なお、上記第4の実施の形態で示した構成
は、上記第2および第3の実施の形態にも同様に適用が
可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
GPSの測位時間を飛躍的に早くすることのできる電波
時計を利用したGPS受信機において、アンテナの設置
スペースの確保、および設置を容易に行うことができ
る。さらに、電波時計のアンテナを複数備えることによ
り、受信状況の良好な信号を安定して受信することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るGPS受信機の基本的な構成を
示す図である。
【図2】 各ブロック動作と通信内容を説明するための
図である。
【図3】 GPS受信機における測位動作を示す図であ
る。
【図4】 第1の実施の形態におけるGPS受信機用の
アンテナの構造を示す図であって、(a)は平面図、(b)
は(a)の正面図、(c)は(a)の側面図である。
【図5】 第2の実施の形態におけるGPS受信機の概
略構成を示す図である。
【図6】 図5に示したGPS受信機用のアンテナの構
造を示す平面図である。
【図7】 第3の実施の形態におけるGPS受信機用の
アンテナの構造を示す平面図である。
【図8】 図7に示したアンテナの配置におけるアンテ
ナ向きと信号強度の関係を示す図である。
【図9】 図7に示したアンテナの配置におけるアンテ
ナ向きとエラーレートの関係を示す図である。
【図10】 第3の実施の形態におけるGPS受信機用
のアンテナの構造の他の例を示す平面図である。
【図11】 第4の実施の形態におけるGPS受信機の
概略構成を示す図である。
【図12】 図11に示したGPS受信機の要部の電気
回路の例を示す図である。
【図13】 (a)は一般的に用いられるGPSシステム
の概略構成、(b)は従来のGPS測位動作を示した説明
図である。
【図14】 本発明に先立って既に提案したGPS受信
機の概略構成を示す図である。
【図15】 アンテナの指向性の違いを示す図である。
【符号の説明】
10…GPSブロック(測位実行手段)、11…アンテナ
部、12…周波数発振器、20,20A,20B…電波
時計ブロック、21…アンテナ部、30…周波数測定ブ
ロック(周波数測定手段)、40,50,60,70,8
0…アンテナ、41,81…ベースプレート、42…G
PSアンテナ、43,51A,51B,61A,61
B,71A,71B,71C,71D…電波時計アンテ
ナ(受信アンテナ)、84…混合器、85…分配器、86
…共有アンテナ線(アンテナ線)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J021 AA02 AA06 AA13 AB02 AB06 CA06 FA32 GA02 GA08 HA05 HA08 HA09 HA10 5J046 AA08 AB12 AB13 MA09 5J062 AA02 BB01 CC07 DD02 DD14 EE05 GG00 GG02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GPS衛星から発信される信号を受信す
    るGPSアンテナと、 時刻情報を含んだ電波を受信する電波時計アンテナと、 前記GPSアンテナおよび前記電波時計アンテナが一体
    に取り付けられたベースプレートと、を備えることを特
    徴とするGPS受信機用のアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記ベースプレートには、前記電波時計
    アンテナが複数本取り付けられていることを特徴とする
    請求項1記載のGPS受信機用のアンテナ。
  3. 【請求項3】 複数本の前記電波時計アンテナは、それ
    ぞれその軸線が所定の角度をなして交差するよう設けら
    れていることを特徴とする請求項2記載のGPS受信機
    用のアンテナ。
  4. 【請求項4】 前記電波時計アンテナは、棒状のバーア
    ンテナによって構成されるとともに、当該バーアンテナ
    は、プレート型をなした前記GPSアンテナの複数辺に
    沿って配置されていることを特徴とする請求項2または
    3に記載のGPS受信機用のアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記ベースプレートに取り付けられて、
    前記GPSアンテナで受信した信号と前記電波時計アン
    テナで受信した信号とを混合する混合器と、 前記混合器に一端が接続されて、当該混合器で混合され
    た信号を出力する一本のアンテナ線と、を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のGP
    S受信機用のアンテナ。
  6. 【請求項6】 GPS衛星から発信される信号を受信す
    るGPSアンテナと、 周波数発振器を備え、前記GPSアンテナで受信した信
    号に基づいて測位を行う測位実行手段と、 前記GPSアンテナと一体にユニット化され、電波時計
    放送局からの搬送波を受信する電波時計アンテナと、 前記電波時計アンテナによって受信された前記搬送波の
    有する周波数に基づいて前記周波数発振器の誤差を測定
    する周波数測定手段と、を備えることを特徴とするGP
    S受信機。
  7. 【請求項7】 前記GPSアンテナで受信した信号と前
    記電波時計アンテナで受信した搬送波の信号とを混合す
    る混合器と、 前記混合器で混合された信号を伝送する一本のアンテナ
    線と、 前記アンテナ線を介して伝送された信号を、前記測位実
    行手段と前記周波数測定手段に分配する分配器と、を更
    に備えることを特徴とする請求項6記載のGPS受信
    機。
  8. 【請求項8】 GPS衛星から発信される信号に基づい
    て測位を行うと共に、待機と起動を繰り返すGPSブロ
    ックと、 時刻情報および周波数情報を含んだ電波を受信する複数
    の受信アンテナと、 前記複数の受信アンテナから受信状況の良好な受信アン
    テナを選択すると共に、選択された前記受信アンテナで
    受信した電波から得た時刻情報および周波数情報に基づ
    いて、待機状態にある前記GPSブロックに対して起動
    信号を出力する電波時計ブロックと、を備えることを特
    徴とするGPS受信機。
  9. 【請求項9】 前記電波時計ブロックは、受信状況が所
    定レベル以上である受信アンテナを選択することを特徴
    とする請求項8記載のGPS受信機。
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JP2009267572A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Kyocera Corp 構造体、及びそれを用いた電池、並びに電子装置

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