JP2001338331A - 自動販売機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 購入商品を選択する自動販売機の制御装置に
関し、見本商品の配置変更をおこなわず、自動販売機管
理者の意に則した売れ筋商品の宣伝を行う。 【解決手段】 表示器付商品選択装置１の表示部に設定
手段３により設定された売り上げ順位データを表示する
ことにより、自動販売機管理者の意に則した売れ筋商品
の宣伝が確実に行える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、商品情報を表示す
る自動販売機の制御装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の自動販売機の商品選択手段の制御
装置としては、たとえば特開平６−２８２７４０号公報
に示されているように、表示装置の液晶表示器に販売商
品の冷温表示を切り替え表示するものが提案されてい
る。

【０００３】また、従来の自動販売機では見本商品の位
置を変えることにより売れ筋商品の宣伝を行っていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、メンテナンス時に自動販売機管理者が販
売データに基づいて売れ筋である見本商品の配置変更を
行わなければならず、非常に手間で少なからず見本商品
が誤配置されるといった課題を有していた。

【０００５】本発明は、上記課題に鑑み、見本商品の配
置を変更することなく確実に売れ筋商品の売り上げ順位
を表示させることが行なえる自動販売機の制御装置を提
供するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に記載
の発明は、見本商品ごとに設けられ購入商品を選択する
商品選択手段と、見本商品ごとに設けられ見本商品に関
する情報を購入商品を選択する商品選択手段に表示する
表示手段と、前記商品選択手段毎に対応する販売促進順
位を手入力により設定する設定手段と、この設定手段に
より設定された販売促進順位と前記商品選択手段との対
応データを記憶する記憶手段と、前記設定手段により設
定された販売促進順位を前記表示手段に表示するための
表示データを出力する演算制御部とから構成され、この
演算制御部は、前記設定手段により設定された順位デー
タと前記商品選択手段との対応データを前記記憶手段に
より記憶した後、販売促進順位を前記表示手段に表示さ
せるものであり、設定手段により設定された順位データ
を、見本商品の配置を変更することなく表示手段に表示
させることができ、自動販売機管理者の意に則した売れ
筋商品の販売促進順位表示が行えるという作用を有す
る。

【０００７】また、請求項２に記載の発明は、見本商品
ごとに設けられ購入商品を選択する商品選択手段と、見
本商品ごとに設けられ見本商品に関する情報を購入商品
を選択する商品選択手段に表示する表示手段と、前記商
品選択手段毎に対応する販売促進順位を手入力により設
定する設定手段と、この設定手段により設定された販売
促進順位と前記商品選択手段との対応データを記憶する
記憶手段と、前記設定手段により設定された販売促進順
位を前記表示手段に表示するための表示データを出力す
る演算制御部とから構成され、この演算制御部は、前記
記憶手段により記憶された売り上げ数データと前記商品
選択手段との対応データにより過去の売り上げ数の順位
を前記表示手段に表示させるものであり、記憶手段によ
り記憶された売り上げ数データを、自動販売機管理者の
手を介すことなく自動的に表示手段に表示させることが
できるという作用を有する。

【０００８】また、請求項３に記載の発明は、請求項１
または２に記載の発明において、貨幣が投入されたとき
信号を出力する貨幣投入検知手段と、この貨幣投入検知
手段が信号を出力したときに時計動作を開始するタイマ
ー手段とを備え、演算制御部はこのタイマー手段が時計
動作を開始してから所定時間を経過するまでの間のみ表
示手段に順位データを表示させるものであり、設定手段
により設定された順位データ、もしくは、記憶手段によ
り記憶された売り上げ数データを、自動販売機管理者の
手を介すことなく、貨幣投入・入金時から一定時間だけ
自動的に表示手段に表示させることができるという作用
を有する。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明による自動販売機の
制御装置の実施の形態について、図面を参照しながら説
明する。

【００１０】（実施の形態１）図１は本発明の実施の形
態１による自動販売機の制御装置の要部構成を示すブロ
ック図である。図２は、同実施の形態の自動販売機の制
御装置の動作を示すフローチャートである。

【００１１】図１、図２において、１は、見本商品ごと
に設けられ購入商品を選択する商品選択手段と、見本商
品ごとに設けられ見本商品に関する情報を購入商品を選
択する商品選択手段を設けた表示器付商品選択装置であ
る。２は、表示器付商品選択装置１に販売促進順位デー
タを手入力により設定する設定手段である。３は、設定
手段２により設定された販売促進順位データと表示器付
商品選択装置１との対応データを記憶する記憶手段であ
る。４は、設定手段２により設定された販売促進順位デ
ータを表示器付商品選択装置１に表示するための表示デ
ータを出力する演算制御部である。

【００１２】以上のように構成された自動販売機の制御
装置について、以下その動作を説明する。

【００１３】設定手段２によって販売促進順位を表示さ
せるための順位データの入力設定操作が行われると（Ｓ
ＴＥＰ１）、この販売促進順位データを記憶手段３の所
定領域に書き込む（ＳＴＥＰ２）。演算制御部４は、販
売促進順位データを表示器付商品選択装置１に表示する
ための表示データを出力し、表示器付商品選択装置１に
売り上げ順位が表示される（ＳＴＥＰ３）。

【００１４】以上のように本実施例の自動販売機の制御
装置によれば、設定手段２により設定された販売促進順
位データを見本商品の配置を変更することなく表示器付
商品選択装置１に表示させることができる。

【００１５】（実施の形態２）図３は、本発明の実施の
形態２による自動販売機の制御装置の要部構成を示すブ
ロック図である。図４は、同実施の形態の自動販売機の
制御装置の動作を示すフローチャートである。なお、実
施の形態１と同一構成のものは、同一符号を付してその
詳細な説明を省略する。

【００１６】図３、図４において、３ａは記憶手段であ
り、庫内の各コラムと過去の商品売り上げ数との対応デ
ータを記憶している。４ａは、記憶手段３ａにより記憶
された売り上げ数データを基に売り上げ順位を表示器付
商品選択装置１に表示するための表示データを出力する
演算制御部である。

【００１７】各コラム番号１〜２０と対応セレクション
番号Ａ〜Ｔと、各コラムの売上数の関係は（表１）で表
される。

【００１８】

【表１】

【００１９】以上のように構成された自動販売機の制御
装置について、以下その動作を説明する。

【００２０】記憶手段３ａに過去からの各コラムの売り
上げ数データを商品販売毎に格納し（ＳＴＥＰ４）、売
り上げ順位データを表示器付商品選択装置１に表示する
ときに（ＳＴＥＰ５）、現在までの売り上げ数データか
ら算出された売り上げ順位データが演算制御部４ａから
出力され、表示器付商品選択装置１に売り上げ順位が表
示される（ＳＴＥＰ６）。

【００２１】以上のように本実施の形態の自動販売機の
制御装置によれば、記憶手段３ａにより、過去の売り上
げ数データを自動販売機管理者の手を介すことなく自動
的に表示器付商品選択装置１に表示させることができ
る。

【００２２】（実施の形態３）図５は、本発明の実施の
形態３による自動販売機の制御装置の要部構成を示すブ
ロック図である。図６は、同実施の形態の自動販売機の
制御装置の動作を示すフローチャートである。なお、実
施の形態１，２と同一構成のものは、同一符号を付して
その詳細な説明を省略する。

【００２３】図５、図６において、５は、貨幣が投入さ
れたとき信号を出力する貨幣投入検知手段、６は、この
貨幣投入検知手段５が信号を出力したときに時計動作を
開始するタイマー手段である。

【００２４】４ｂは、記憶手段３ａにより記憶された庫
内の各コラムと過去の商品売り上げ数との対応データを
基に売り上げ順位を表示器付商品選択装置１に貨幣投入
時から一定時間だけ表示するための表示データを出力す
る演算制御部である。

【００２５】以上のように構成された自動販売機の制御
装置について、以下その動作を説明する。

【００２６】記憶手段３ａには、過去からの売り上げ数
データが商品販売毎に格納されている（ＳＴＥＰ７）。
貨幣投入・入金が行われると（ＳＴＥＰ８）、この貨幣
投入・入金時までの売り上げ数データから算出された売
り上げ順位データが演算制御部４ｂから出力され、表示
器付商品選択装置１に売り上げ順位が表示される（ＳＴ
ＥＰ９）。この売り上げ順位が表示されてから所定の時
間が経過すれば（ＳＴＥＰ１０）、表示器付商品選択装
置１への売り上げ順位データの出力が停止され、売り上
げ順位表示は行われない（ＳＴＥＰ１１）。

【００２７】以上のように本実施の形態の自動販売機の
制御装置によれば、タイマー手段６により貨幣投入時か
ら一定時間だけ過去の売り上げ数データを自動販売機管
理者の手を介すことなく自動的に表示器付商品選択装置
１に表示させることができる。

【００２８】

【発明の効果】以上説明したように請求項１記載の発明
は、設定手段により設定された販売促進順位を表示器付
商品選択装置に表示させることができる。

【００２９】また、請求項２記載の発明は、記憶手段に
より記憶された庫内の各コラムと過去の商品売り上げ数
との対応データから売り上げ順位を自動販売機管理者の
手を介すことなく表示器付商品選択装置に表示させるこ
とができる。

【００３０】また、請求項３記載の発明は、販売促進順
位または売り上げ順位を自動販売機管理者の手を介すこ
となく貨幣投入・入金時から一定時間だけ省エネを考慮
しつつ確実に表示器付商品選択装置に表示させることが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による自動販売機の制御装置の実施の形
態１の要部構成を示すブロック図

【図２】同実施の形態による自動販売機の制御装置の動
作を示すフローチャート

【図３】本発明による自動販売機の制御装置の実施の形
態２の要部構成を示すブロック図

【図４】同実施の形態による自動販売機の制御装置の動
作を示すフローチャート

【図５】本発明による自動販売機の制御装置の実施の形
態３の要部構成を示すブロック図

【図６】同実施の形態による自動販売機の制御装置の動
作を示すフローチャート

【符号の説明】

１ 表示器付商品選択装置 ２ 設定手段 ３，３ａ 記憶手段 ４，４ａ，４ｂ 演算制御部 ５ 貨幣投入検知手段 ６ タイマー手段

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 見本商品ごとに設けられ購入商品を選択
   する商品選択手段と、見本商品ごとに設けられ見本商品
   に関する情報を購入商品を選択する商品選択手段に表示
   する表示手段と、前記商品選択手段毎に対応する販売促
   進順位を手入力により設定する設定手段と、この設定手
   段により設定された販売促進順位と前記商品選択手段と
   の対応データを記憶する記憶手段と、前記設定手段によ
   り設定された販売促進順位を前記表示手段に表示するた
   めの表示データを出力する演算制御部とから構成され、
   この演算制御部は、前記設定手段により設定された順位
   データと前記商品選択手段との対応データを前記記憶手
   段により記憶した後、販売促進順位を前記表示手段に表
   示させることを特徴とした自動販売機の制御装置。
2. 【請求項２】 見本商品ごとに設けられ購入商品を選択
   する商品選択手段と、見本商品ごとに設けられ見本商品
   に関する情報を購入商品を選択する商品選択手段に表示
   する表示手段と、前記商品選択手段毎に対応する販売促
   進順位を手入力により設定する設定手段と、この設定手
   段により設定された販売促進順位と前記商品選択手段と
   の対応データを記憶する記憶手段と、前記設定手段によ
   り設定された販売促進順位を前記表示手段に表示するた
   めの表示データを出力する演算制御部とから構成され、
   この演算制御部は、前記記憶手段により記憶された売り
   上げ数データと前記商品選択手段との対応データにより
   過去の売り上げ数の順位を前記表示手段に表示させるこ
   とを特徴とした自動販売機の制御装置。
3. 【請求項３】 貨幣が投入されたとき信号を出力する貨
   幣投入検知手段と、この貨幣投入検知手段が信号を出力
   したときに時計動作を開始するタイマー手段とを備え、
   演算制御部はこのタイマー手段が時計動作を開始してか
   ら所定時間を経過するまでの間のみ表示手段に順位デー
   タを表示させることを特徴とする請求項１または２に記
   載の自動販売機の制御装置。