JP2001337391A - 投影装置および斜め投影光学系 - Google Patents

投影装置および斜め投影光学系

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JP2001337391A
JP2001337391A JP2000156908A JP2000156908A JP2001337391A JP 2001337391 A JP2001337391 A JP 2001337391A JP 2000156908 A JP2000156908 A JP 2000156908A JP 2000156908 A JP2000156908 A JP 2000156908A JP 2001337391 A JP2001337391 A JP 2001337391A
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lens system
group lens
projection optical
image
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Manami Kuiseko
真奈美 杭迫
Makoto Miyazaki
誠 宮崎
Ken Yoshii
謙 吉井
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精密な立体画像を表示可能とする。 【解決手段】 斜め投影光学系は、短共役長焦点面FS
から順に第1群レンズ系5131、第2群レンズ系51
32および第3群レンズ系5133を備えており、各レ
ンズ系はそれぞれが単レンズを複数枚含んでいる。第1
群レンズ系5131は、光束規制Sを含みテレセントリ
ックな構成である。第2群レンズ系5132は、第1群
レンズ系5131に対して大きく傾き偏芯および平行偏
芯されている。さらに、第3群レンズ系5133は、第
2群レンズ系5132に対し大きく傾き偏芯および平行
偏芯されている。このように、各レンズ系内ではレンズ
同士は偏芯しない代りに、各レンズ系相互には偏芯する
ことによって、容易に製造でき、かつスクリーン面にお
ける歪曲収差および焦点位置の補正が行え、精密な画像
を投影できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基画像を表示す
る表示面と、所定の軸を中心に回転するとともに前記基
画像が投影されるスクリーン面とを備えた投影装置およ
び斜め投影光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、斜め投影光学系を備えること
により鉛直面内に静止して設けられたスクリーンに対し
て、斜め下方から画像を投影して表示する投影装置が示
されている。このような装置では、偏芯レンズを用いた
斜め投影光学系を備えることにより、スクリーン面全面
にピントが合うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、スク
リーンを鉛直軸を中心として回転させつつ、そのスクリ
ーンに画像を投影し、その残像を利用して立体的に画像
を表示する投影装置が開発されてきているが、このよう
な装置では投影光学系が視界の妨げにならないように、
斜め下方から投影するようになっている。そのため、ス
クリーンに投影された像は、歪曲収差や焦点ずれが生
じ、精密な立体画像を表示することができなかった。
【0004】一方、従来の斜め投影光学系では、せいぜ
い20゜程度しか対応できない。従って、上記の立体表
示装置に用いた場合、視界の妨げにならないように配置
するのは困難であった。
【0005】この発明は、従来技術における上述の問題
の克服を意図しており、精密な立体画像を表示可能な投
影装置およびそれでの利用に適した斜め投影光学系を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、基画像を表示する表示面と、所
定の軸を中心に回転するとともに前記基画像が投影され
るスクリーン面とを備えた投影装置であって、少なくと
も前記表示面と前記スクリーン面との間において、前記
スクリーン面における歪曲収差および/または焦点位置
を補正する投影光学系を備え、前記スクリーン面へ基画
像を投影する位置が、前記スクリーン面に伴って回転す
る位置であって、前記スクリーン面に対して垂直以外の
角度をなして所定距離以上離れた位置である。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の投影装置であって、前記投影光学系が、光学的に前記
表示面の中心と前記スクリーン面の中心とを結ぶ線が前
記スクリーン面に対して垂直以外の角度を有する斜め投
影光学系であって、前記斜め投影光学系が、複数のレン
ズを備えるとともに、当該複数のレンズのうちの少なく
とも2つが相対的に偏芯している。
【0008】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2に記載の投影装置であって、前記斜め投影光学
系が、それぞれが単レンズを複数含む第1群レンズ系、
第2群レンズ系および第3群レンズ系を前記表示面の側
から順に備え、前記第1群レンズ系が前記表示面に対し
て±1゜以内のテレセントリックであり、前記第2群レ
ンズ系が前記第1群レンズ系に対して偏芯されており、
前記第3群レンズ系が前記第2群レンズ系に対して偏芯
されており、前記斜め投影光学系において、前記スクリ
ーン面の法線と像中心の主光線とが0゜以外の所定角度
を有している。
【0009】また、請求項4の発明は、請求項3に記載
の投影装置であって、前記所定角度が35゜より大き
い。
【0010】また、請求項5の発明は、請求項3または
請求項4に記載の投影装置であって、前記第1群レンズ
系において、前記表示面に対する傾き偏芯が1゜以内で
あり、平行偏芯が2mm以内である。
【0011】また、請求項6の発明は、請求項1ないし
請求項5のいずれかに記載の投影装置であって、前記第
1群レンズ系が絞りまたは光束規制を含んでいる。
【0012】また、請求項7の発明は、短い共役長側の
焦点面である短共役長焦点面の中心と、長い共役長側の
焦点面である長共役長焦点面の中心とを光学的に結ぶ線
が前記長共役長焦点面に対して垂直以外の角度を有する
斜め投影光学系であって、複数のレンズを備えるととも
に、当該複数のレンズのうちの少なくとも2つが相対的
に偏芯している。
【0013】また、請求項8の発明は、請求項7に記載
の斜め投影光学系であって、それぞれが単レンズを複数
含むとともに、各レンズ系内では光軸が共通の第1群レ
ンズ系、第2群レンズ系および第3群レンズ系を前記表
示面の側から順に備え、前記第1群レンズ系が前記短共
役長焦点面に対して±1゜以内のテレセントリックであ
り、前記第2群レンズ系が前記第1群レンズ系に対して
偏芯されており、前記第3群レンズ系が前記第2群レン
ズ系に対して偏芯されており、前記斜め投影光学系であ
って、前記長共役長焦点面の法線と像中心の主光線とが
0゜以外の所定角度を有している。
【0014】また、請求項9の発明は、請求項8に記載
の斜め投影光学系であって、前記所定角度が35゜より
大きい。
【0015】また、請求項10の発明は、請求項8また
は請求項9に記載の斜め投影光学系であって、前記第1
群レンズ系が、前記短共役長焦点面に対する傾き偏芯が
1゜以内であり、平行偏芯が2mm以内である。
【0016】さらに、請求項11の発明は、請求項7な
いし請求項10のいずれかに記載の斜め投影光学系であ
って、前記第1群レンズ系が絞りまたは光束規制を含ん
でいる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しつつ説明する。
【0018】<A.立体画像表示装置>この発明の投影
装置の一実施の形態である立体画像表示装置100につ
いて説明する。図1は、立体画像表示装置100の概観
を示す図である。この立体画像表示装置100は、スク
リーン38に断面画像を投影するための光学系や各種デ
ータ処理を行うための制御機構が内蔵されたハウジング
20と、そのハウジング20の上部側に設けられて内部
に回転するスクリーンを収容する円筒状の風防20aと
を備えている。
【0019】風防20aはガラスやアクリル樹脂等の透
明な材質で形成されており、内部側で回転するスクリー
ン38に投影される断面画像を外部より視認することが
できるように構成されている。また、風防20aは内部
空間を密封しており、そのことによってスクリーン38
の回転の安定化や回転駆動するモータの消費電力の低減
を図っている。
【0020】ハウジング20の前面側には液晶ディスプ
レイ(LCD)21、着脱可能な操作スイッチ22、記
録メディア4の着脱口23が配置されており、また側面
側にはディジタル入出力端子24が設けられている。液
晶ディスプレイ21は、操作入力を行う際の操作案内画
面の表示手段および表示対象物のインデックスのための
2次元画像の表示手段として用いられる。ディジタル入
出力端子24はSCSI端子あるいはIEEE1394
端子等である。さらにハウジング20の外周面の4箇所
には音声出力のためのスピーカ25が配置されている。
【0021】次に、立体画像表示装置100においてス
クリーン38上に断面画像を投影するための光学系につ
いて説明する。図2は、立体画像表示装置100におけ
る光学系を含む構成を示す図である。図2に示すように
立体画像表示装置100における光学系は、照明光学系
40と処理・投影光学系50とDMD(ディジタル・マ
イクロミラー・デバイス)33とTIRプリズム44と
カバーガラス(図示省略)とカラーフィルタ45とを備
えて構成される。なお、カバーガラスはTIRプリズム
44のカラーフィルタ45に接する面に設けられている
が、後述する実施例にのみ図示する。
【0022】まず、DMD33について説明する。DM
D33とカラーフィルタ45とは、スクリーン38に投
影する断面画像を生成する画像生成手段として機能する
ものであり、このうちDMD33は1辺が16μm程度
の矩形の金属片(例えばアルミニウム片)の極めて小さ
なミラーを1画素として1チップあたり数十万枚の規模
で平面に敷き詰めた構造を有し、各画素直下に配置され
たSRAM出力の静電電界作用により各ミラーの傾斜角
を個々に±10度で制御できるデバイスである。なお、
ミラーの角度制御は、SRAM出力の「1」、「0」に
対応して、ON/OFFのバイナリ制御であり、光源か
らの光が当たると、ON(またはOFF)の方向を向い
ているミラーで反射した光だけが処理・投影光学系50
の方向に進み、OFF(またはON)の方向を向いてい
るミラーで反射した光は有効な光路から外れ処理・投影
光学系50の方向には進まない。このミラーのON/O
FF制御により、ON/OFFのミラー分布に対応した
断面画像が生成されてスクリーン38に投影されること
になる。
【0023】なお、各ミラーの傾斜角を制御して反射す
る光の方向を切り換えるが、この切り換え時間の調整
(反射する時間の長さ)により各画素の濃淡(階調)を
表現することができ、1色につき256階調が表現でき
る。
【0024】このようなDMD33は、第一に光利用効
率が非常に高いこと、第二に高速応答性を有することの
2つの大きな特徴を有しており、一般にはその高い光利
用効率を活かしてビデオプロジェクタ等の用途に使用さ
れている。
【0025】この実施の形態においては、DMD33の
もう一つの大きな特徴である高速応答性を利用すること
により、残像効果を利用する体積走査法において表示対
象物の動画像をも表示することができるように実現され
る。
【0026】DMD33は一枚一枚のミラーの偏向の応
答性が約10μsecであることと、画像データの書き
込みが一般的なSRAMとほぼ同様の方法でできること
から、1枚の画像を生成するのに要する時間は1mse
cあるいはそれ以下ときわめて高速である。仮に1ms
ecであるとすると、残像効果を実現するために1/1
8secで180゜(すなわち毎秒9回転)の体積走査
を行う場合に生成できる断面画像の数は約60枚とな
る。従来の体積走査法で画像生成手段として使用されて
いたCRTや液晶ディスプレイ等と比較すると、DMD
33は単位時間当たりはるかに多くの断面画像をスクリ
ーン38上に投影することができ、非回転対称形状の立
体の表示のみならず、動画像の表示にも対応することが
できるのである。
【0027】また、DMD33の特徴の1つである光の
利用効率の高さも、より明るい断面画像をスクリーン3
8上に投影することで残像効果を高めることに寄与し、
CRT方式等と比較して高品位の立体画像の表示を可能
にする。
【0028】なお、図2に示すようにDMD33の画像
生成面側には、複数の色成分ごとに領域分割されたカラ
ーフィルタ45が設けられており、DMD33ではこの
複数の領域ごとに各色成分に対応する複数の断面画像
(投影画像)を生成する。また、DMD33の画像生成
面側にはカラーフィルタ45を介して、照明光学系40
からの照明光を各微小ミラーに導くとともに、DMD3
3で生成された各色成分ごとの複数の断面画像を処理・
投影光学系50に導くためにTIRプリズム44が配設
されている。
【0029】照明光学系40は、白色光源41と照明レ
ンズ系42とを有しており、白色光源41からの照明光
は照明レンズ系42により平行光とされる。照明レンズ
系42はコンデンサレンズ421、インテグレータ42
2およびリレーレンズ423により構成される。白色光
源41からの照明光はコンデンサレンズ421により集
光されてインテグレータ422に入射する。そして、イ
ンテグレータ422によって光量分布が均一な状態とさ
れた照明光は、リレーレンズ423により平行光とされ
た上で、TIRプリズム44に入射し、カラーフィルタ
45を介してDMD33上に照射される。
【0030】DMD33は、図示しないホストコンピュ
ータ等から与えられる2次元画像データに基づいて個々
の微小ミラーの傾斜角度を変化させることにより照明光
のうちの断面画像を投影するのに必要な光成分のみを処
理・投影光学系50に向けて反射させる。
【0031】処理・投影光学系50は処理・投影レンズ
系51とスクリーン38とを有している。処理・投影レ
ンズ系51は中間光学系511と斜め投影光学系513
と投影ミラー36,37と像回転補償機構34とを備え
ており、このうち斜め投影光学系513と投影ミラー3
6,37は回転光学系52を構成し、スクリーン38を
回転軸Zのまわりに回転させる回転部材39の内部側に
配置されている。
【0032】DMD33で反射された光(断面画像)は
中間光学系511により平行光にされ、断面画像の回転
補償を行うために像回転補償機構34を通過する。そし
て、像回転補償機構34において回転補償が行われた光
束は投影ミラー36、斜め投影光学系513、投影ミラ
ー37を経由して最終的にスクリーン38の主面(投影
面)上に投影される。したがって、処理・投影光学系5
0とDMD33とで、複数の断面画像を2次元画像デー
タに基づいて順次に生成し、スクリーン38の回転走査
に同期して複数の断面画像をスクリーン上に順次に投影
する投影画像生成手段を形成する。
【0033】この光学系において、投影ミラー36、斜
め投影光学系513、投影ミラー37およびスクリーン
38は回転部材39に固定されており、回転部材39の
回転とともにスクリーン38の中心軸を含む垂直な回転
軸Zの回りに角速度Ωで回転する。つまり、体積走査を
行うためにスクリーン38を回転させる際には、回転部
材39内部に配置された投影ミラー36、斜め投影光学
系513および投影ミラー37もスクリーン38と一体
となって回転するため、スクリーン38がいかなる角度
となっても常にその正面側から断面画像の投影を行うこ
とができるのである。
【0034】なお、スクリーン38の回転角度は位置検
出器73により常に検出されている。
【0035】こうしてDMD33において生成された断
面画像がスクリーン38上に投影される。斜め投影光学
系513の役割は、光束がスクリーン38上に至るとこ
ろで適切な画像サイズをなすようにすることである。ま
た、投影ミラー37はスクリーン38に投影される立体
像を観察する際に観察者の視線を妨げないように、スク
リーン38の正面の斜め下方向(図2の場合は回転部材
39の内部側)から断面画像を投影するように配置され
ている。なお、斜め投影光学系513の投影ミラー36
および37に対する位置的な順序関係は必ずしも本実施
の形態にとらわれるものではない。
【0036】ここで、像回転補償機構34について説明
する。図2に示す像回転補償機構34は、いわゆるイメ
ージローテータの構成によって実現されている。スクリ
ーン38が取り付けられている回転部材39がある回転
角度に位置する場合に、スクリーン38上に投影されて
いる断面画像を基準像とする。もし像回転補償機構34
を用いないとすると、回転部材39が回転するにつれ投
影される断面画像はスクリーン38上で面内回転し、回
転部材39が180゜回転したところで投影される断面
画像は基準像に対し上下が逆転した像になってしまう。
この現象を防ぐものが像回転補償機構34である。
【0037】図2に示す像回転補償機構34は複数のミ
ラーを組み合わせて構成されるイメージローテータを使
用している。イメージローテータを光軸まわりに回転さ
せると、入射画像に対する出射画像がイメージローテー
タの角速度の2倍の角速度で回転して出射される性質が
ある。したがって、スクリーン38が取り付けられてい
る回転部材39の角速度の1/2の角速度でイメージロ
ーテータを回転させることによって、スクリーンの回転
にかかわらず正立した断面像を常に投影できる。
【0038】なお、像回転補償機構としてはイメージロ
ーテータ以外にダブ(タイプ)プリズムを使用しても同
様の効果が得られる。また、ここに説明した像回転補償
機構34を使用せず、DMD33の表面上に生成する断
面画像をスクリーン38の回転角度に応じて光軸まわり
に回転する像とすることで投影像の回転を打ち消すよう
にしても良い。
【0039】すなわち、DMD33の表面上で生成され
る断面画像が、体積走査の開始時では正立像(あるいは
倒立像)であり、スクリーン38の回転とともに自転し
て体積走査が完了した時点では倒立像(あるいは正立
像)となるように断面画像の生成のための2次元画像デ
ータを、DMD33に与える前の段階で補正するように
しても良い。
【0040】図3はスクリーン38および回転部材39
の斜視概観図の一例を示す図である。図3に示すように
回転部材39は円盤形状をなし、その側面に回転駆動手
段となるモータ74の回転軸が接することによって回転
駆動される。なお、回転部材39の中心軸にモータを直
結したり、歯車やベルトを介して駆動させるようにして
も良い。
【0041】図3に示すようにスクリーン38がある回
転角度θ1にあるとき、θ1に対応した表示対象物の断
面画像P1(DMD33で生成)が、図2に示した投影
ミラー36と斜め投影光学系513と投影ミラー37と
を経由してスクリーン38上に投影される。そこから微
小時間が経過してスクリーン38が回転し、その回転角
度がθ2になったとき、今度はθ2に対応した表示対象
物の断面画像P2(DMD33で生成)が、図2に示し
た投影ミラー36と斜め投影光学系513と投影ミラー
37とを経由してスクリーン38上に投影される。
【0042】投影ミラー36、斜め投影光学系513お
よび投影ミラー37はスクリーン38に対して一定の位
置関係を保ったまま共に回転するので、スクリーン38
上には回転にかかわらず常に断面像が投影され続ける。
そして回転部材39を180゜回転(若しくは360°
回転)させた時点で再び始めと同じ断面画像が現れ、1
回の体積走査が完了する。以上の動作を回転部材39の
回転の速度を残像効果が起きるように十分に速く、かつ
投影する断面像の枚数を十分に多くすることによって、
観察者は断面画像の包絡として表示対象物の立体像を視
認することができるのである。
【0043】次に断面画像の大きさ(解像度)について
述べる。図4はスクリーン38に投影される断面画像の
大きさを示す図である。断面画像は256画素(水平方
向)×256画素(垂直方向)の大きさで、スクリーン
38の回転軸に対して対称に投影される。すなわち、回
転軸を中心として周方向に向かって左右128画素の大
きさとなる。投影される断面画像はスクリーン38と一
定の関係を保ったまま共に回転するので、スクリーン3
8の回転にかかわらず、投影される断面画像の大きさは
一定である。なお、図4に示す断面画像の大きさは単な
る一例であり、使用されるDMD33に設けられた微小
ミラーの数に応じて任意の大きさが設定可能である。
【0044】<B.カラー表示のための構成>この実施
の形態におけるカラー表示を行うための構成について説
明する。カラーフィルタ45は複数の領域に分割され、
各領域ごとに例えばR(赤),G(緑),B(青)の3
つの色成分のうちのいずれかの色成分の光を透過するよ
うに分割されている。R,G,Bの3つの色成分に分割
することによってスクリーン38に断面画像をカラー表
示することができるのである。
【0045】カラー表示を行うために、従来のようにD
MDに照射する照明光をR成分とG成分とB成分とを時
分割で生成する方法や、DMDを3個準備してそれぞれ
のDMDにおいてR成分、G成分、B成分のそれぞれに
対応する断面画像を生成する方法が考えられる。しか
し、前者の方法ではR,G,Bの3枚の断面画像を投影
することによって1枚のカラーの断面画像を生成するも
のであるため、3倍の表示時間を必要とする。また、後
者の方法では3個のDMDを必要とするためコストアッ
プの要因となり好ましくない。
【0046】この実施の形態では、1つのDMD33を
R,G,Bに対応する複数の領域に分割する構成を採用
し、1枚のカラー画像を投影する時間を短縮し、かつ、
低コストでカラー表示可能なように実現するものであ
る。
【0047】図5はこの実施の形態に係るカラーフィル
タ45の構成を示す図である。この実施の形態では図5
に示すようなカラーフィルタ45を使用する。図5に示
すカラーフィルタ45は、R成分の光を透過するフィル
タ部分45aとG成分の光を透過するフィルタ部分45
bとB成分の光を透過するフィルタ部分45cとの3つ
の領域に分割されている。このようにカラーフィルタ4
5を色成分の数に応じた各領域に分割することは容易か
つ安価に実現可能である。そして、図5に示すように領
域分割されたカラーフィルタ45をDMD33の画像生
成面側に配置するのである。
【0048】図6はDMD33の画像生成面の概略を示
す図である。図5に示すようなカラーフィルタ45をD
MD33上に配置することにより、DMD33の画像生
成面は3つの領域33a、33b、33cに分割され
る。領域33aはカラーフィルタ45を介してR成分の
光を受ける領域であり、領域33bはG成分の光を受け
る領域であり、領域33cはB成分の光を受ける領域で
ある。つまり、この実施の形態では画素ごとに色成分を
規定するのではなく、図6に示すように2次元的な画素
の連続配列として各色成分ごとの領域を規定するのであ
る。
【0049】そして、図4に示したようにスクリーン3
8上に256画素×256画素の断面画像を投影する場
合、図6に示すようにDMD33の各領域33a、33
b、33cのそれぞれのほぼ中央付近に位置する256
画素×256画素の画像生成部分において各色成分に対
応する断面画像の生成が行われる。そして、DMD33
として画素数(微小ミラーの数)の多いものを使用すれ
ば、領域33aでの画像生成部分と領域33bでの画像
生成部分および領域33bでの画像生成部分と領域33
cでの画像生成部分との間隔を十分に広く設定すること
ができるため、DMD33に対してカラーフィルタ45
を配設する作業も容易に行うことができる。つまり、各
領域33a〜33cにおける画像生成部分が互いに隣接
していない状態であれば、カラーフィルタ45を配設す
る際の取り付け位置が若干ずれたとしてもそれによって
各画像生成部分に他の色成分の光が入射することを避け
ることができるので各色成分の断面画像を問題なく生成
することが可能になる。
【0050】以上のことを換言すると、この実施の形態
ではDMD33とカラーフィルタ45とによって構成さ
れる画像生成手段が、一体化された画素配列面が分割さ
れることによりそれぞれが画素の2次元的な連続配列と
して規定された複数の領域を有しており、各領域におい
てそれぞれ異なる色成分についての複数の断面画像を同
時に生成することによって、スクリーン38に投影され
る立体画像をカラー化するのに必要な各色成分ごとの断
面画像を生成することができるように構成されている。
したがって、簡単な構成で比較的容易かつ安価にカラー
表示を行うことができるとともに、各色成分がR,G,
Bの3つの色成分である場合には時分割によってカラー
表示を行う場合に比べて3倍の数の断面画像を投影する
ことができるため、投影される立体カラー画像の高精細
化にも寄与するのである。さらに、時分割でカラー表示
を行う場合には回転式のカラーフィルタを回転させる駆
動部等が必要になるが、この実施の形態のようにDMD
33を複数の領域に分割し、それぞれの領域で同時に各
色成分に対応する断面画像を生成するように構成すれ
ば、カラー表示を行うための特別な駆動部等を設ける必
要がないので、カラー表示を行うための構成を小型化す
ることもできる。
【0051】次に、中間光学系511について説明す
る。図7は図2に示した中間光学系511の詳細を示す
図である。上記のように異なる領域でR,G,Bの各成
分ごとの断面画像が生成される場合には、それらの断面
画像がスクリーン38に投影される過程で1つの画像と
して合成されることが必要になる。そうすることによっ
て1つのカラー画像が形成されるからである。
【0052】このため、中間光学系511は両側テレセ
ントリック光学系511aと光路長調整器511b,5
11cとダイクロイックミラー511d,511eとミ
ラー511f,511gとを備えており、図6の領域3
3a〜33cのそれぞれで生成される各色成分ごとの断
面画像を一の光路上に合成する。
【0053】DMD33の各領域で生成されたR成分、
G成分、B成分のそれぞれの光(断面画像)はTIRプ
リズム44を通って両側テレセントリック光学系511
aによって平行光にされる。そして、平行光になった
R,G,Bの各成分の光(断面画像)はそれぞれ異なる
3つの光路を形成する。例えば、図7に示すようにR成
分の光はG成分の光の上側を通り、B成分の光はG成分
の光の下側を通るような3つの平行光が形成される。
【0054】そして、平行光とされたR成分の光は光路
長調整器511bに入射し、そこでG成分の断面画像と
の間に生じる光路差の補償が行われた後、ミラー511
fによって全反射されてダイクロイックミラー511d
によって、それを透過するG成分の光と合成される。
【0055】また、平行光とされたB成分の光も光路長
調整器511cに入射し、そこでG成分の断面画像との
間に生じる光路差の補償が行われた後、ミラー511g
によって全反射されてダイクロイックミラー511eに
よってR成分およびG成分の光と合成される。
【0056】そして合成された各色成分の光は、図2に
示すように像回転補償機構34、投影ミラー36、斜め
投影光学系513、投影ミラー37を介してスクリーン
38上に投影される。
【0057】このようにしてDMD33の異なる領域で
R,G,Bの各成分ごとの断面画像が生成される場合で
あっても、それらの断面画像をスクリーン38に投影さ
れる過程で1つの画像として合成することができ、スク
リーン38上には適切な1つのカラー表示された断面画
像を投影することが可能になる。
【0058】<C.斜め投影光学系>図8は斜め投影光
学系の概略構成をDMD33およびスクリーン38とと
もに示す図である。ただし、図8では各レンズ系の詳細
なレンズ構成は例示に過ぎず、以下に示す各実施例に示
す詳細構成とは必ずしも同一のものを表わしてはいな
い。また、図8では投影ミラー37を省略するととも
に、DMD33の表示面を投影ミラー36、像回転補償
機構34、中間光学系511、TIRプリズム44等で
リレーした、表示面と共役な面である短共役長焦点面F
Sを示している。したがって、以下で短共役長焦点面F
Sについての記述はDMD33の表示面についても等価
である。
【0059】斜め投影光学系513は、短共役長焦点面
の中心と、長共役長焦点面(スクリーン面)の中心とを
光学的に結ぶ線が長共役長焦点面に対して垂直以外の角
度を有しており、短共役長焦点面FSから順に第1群レ
ンズ系5131、第2群レンズ系5132および第3群
レンズ系5133を備えており、各レンズ系はそれぞれ
が単レンズを複数枚含んでいる。また、第3群レンズ系
5133は投影ミラーを介してスクリーン面(長共役長
焦点面)に所定角度を有して面している。
【0060】そして、各レンズ系は以下のような概略構
成を有している(図9、図11、図13、図15、図1
7、図19、図21参照)。
【0061】第1群レンズ系5131は、絞りに相当す
る光束規制を含みテレセントリックな構成である。
【0062】また、第2群レンズ系5132は、第1群
レンズ系5131に対して大きく傾き偏芯および平行偏
芯されている。ここで、傾き偏芯とは、短共役長焦点面
FSに対するレンズ群の主軸とのなす角度が0゜以外の
角度を有することを表わし、平行偏芯とは、主光線がレ
ンズ群の主軸以外の位置を通過するように配置されてい
ることを表わす。具体的には傾き偏芯として10゜以上
の偏芯角度を持たせている。
【0063】さらに、第3群レンズ系5133は、第2
群レンズ系5132に対し大きく傾き偏芯および平行偏
芯されている。具体的には傾き偏芯として10゜以上の
偏芯角度を持たせている。
【0064】そして、第3群レンズ系5133の後方に
はスクリーン38が配置され、スクリーン38の法線と
像中心の主光線とのなす角度は35゜〜40゜としてお
り、このような角度でもスクリーン面全面に焦点が合
い、歪曲収差も約±10%程度に抑えられる斜め投影光
学系となっている。すなわち、このような特性となるよ
う第1群レンズ系5131、第2群レンズ系5132お
よび第3群レンズ系5133を上記のように互いに偏芯
させているのである。
【0065】ところで、従来の装置においてはスクリー
ン38の法線と像中心の主光線とのなす角度は35゜未
満であり、35゜以上としているものは見受けられな
い。なお、後述する各実施例ではこの角度は38゜〜4
0゜の例を例示している。
【0066】また、DMD33の表示面またはその表示
面を共軸系でリレーした共役な面である短共役長焦点面
FSの法線と像中心の主光線のなす角度は±1゜以内の
テレセントリックとしている。
【0067】また、第1群レンズ系5131の短共役長
焦点面FS(表示面と等価)に対する傾き偏芯が1゜以
内であり、Y軸方向の平行偏芯が2mm以内としてい
る。
【0068】スクリーン38に対し斜めに投影するに
は、ピンぼけと歪曲の問題を解決しなければならない。
光学系を部分的に偏芯させれば達成できるが、単レンズ
ごとに偏芯を持つように加工するのはかなり難しい。
【0069】そこで、この斜め投影光学系では、上記の
ようにレンズ系を第1群レンズ系5131〜第3群レン
ズ系5133の三つの群に分け、1つのレンズ系内では
単レンズもレンズ同士も全く偏芯させない。その代り
に、三つのレンズ系の相対位置はお互いに偏芯させるも
のとしている。
【0070】こうすることにより、各レンズ系における
単レンズには偏芯がないため、各単レンズの加工は比較
的容易でありながら、ピンぼけと歪曲の補正された光学
系が構成できる。さらに、表示面に最も近いレンズ系
は、テレセントリック光学系とするために群内に絞り又
はそれと同様の効果を有する光束規制板を設けている。
そして、前述のように第1群レンズ系5131の短共役
長焦点面FS(表示面)に対する偏芯角度は1゜以内で
Y軸方向のずれ量は2mm以内とすることで表示側の各
レンズの有効径を小さくすることができる。
【0071】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、スクリーン面における歪曲収差および/または焦
点位置を補正する斜め投影光学系513を備えるため、
精密な立体画像を表示可能な立体画像表示装置100と
することができる。また、スクリーン面へ基画像を投影
する位置、すなわち投影ミラー37が、スクリーン38
に伴って回転する位置であって、スクリーン面に対して
少なくとも垂直以外の角度をなして所定距離以上離れた
位置であるため、スクリーン38の正面を遮るものがな
く、スクリーン38の視認性を良好なものとすることが
できる。
【0072】また、斜め投影光学系が、複数のレンズを
備えるとともに、当該複数のレンズのうちの第1群レン
ズ系5131、第2群レンズ系5132および第3群レ
ンズ系5133が相対的に偏芯しているので、偏芯した
レンズを使用する場合に比べて容易に製造することがで
き、安価に製造することができる。
【0073】また、スクリーン面の法線と像中心の主光
線との角度が35゜より大きいため、大きく傾いたスク
リーン38に対して画像を良好に投影できる。
【0074】また、第1群レンズ系5131において、
短共役長焦点面FS(したがってDMD33の表示面)
に対する傾き偏芯が1゜以内であり、平行偏芯が2mm
以内であるため、表示側の各レンズの有効径を小さくす
ることができる。
【0075】また、第1群レンズ系5131が光束規制
を含むため、容易に表示面側においてテレセントリック
な光学系とすることができる。
【0076】以上のような構成の斜め投影光学系の実施
例を以下に示す。なお、以下の各実施例には特に示さな
いが、短共役長焦点面FS(したがってDMD33の表
示面)の法線と像中心の主光線のなす角度は何れの実施
例においても正確に0゜となっている。
【0077】[第1実施例]図9は第1実施例における
斜め投影光学系513Aの光路図である。図9に示すよ
うに、斜め投影光学系513Aは第1群レンズ系513
1、第2群レンズ系5132、第3群レンズ系5133
を備え、第1群レンズ系5131はレンズL1〜L9お
よび光束規制Sを、第2群レンズ系5132はレンズL
10〜L12を、第3群レンズ系5133はレンズL1
3〜L17をそれぞれ備えている。
【0078】また、図10は第1実施例の斜め投影光学
系513Aでのスクリーン面における点像強度分布を示
す図である。図10において、スクリーン面にX−Y座
標系を定義するとき、−1≦X≦1,−1≦Y≦1の範
囲の各点、具体的には(1.00,-1.00),(1.00,0.00),
(1.00,1.00),(0.50,-1.00),(0.50,0.00),(0.50,
1.00),(0.00,-1.00),(0.00,1.00),(0.00,0.00)
の各点における点像強度分布を示している。また、それ
ぞれの座標値の下に示されている数値は、表示面上の中
心を原点とする座標値をmm単位で示したものである。
なお、歪曲の影響により同じX−Y座標値に対して表示
面での座標値に若干の差異が含まれる。図10に示すよ
うに、第1実施例では斜め投影光学系でありながらスク
リーン面全体で良好な点像強度分布を得ている。
【0079】表1および表2に第1実施例における諸元
の値を示す。表1および表2において、左端の数字は物
体側からの各レンズ面を順に表わしている。また、各レ
ンズの回転対称軸をZ軸、Z軸に垂直な面内で縦方向を
Y軸、横方向をX軸とする。さらに、長さに関する数値
の単位は全てmmである。
【0080】
【表1】
【0081】
【表2】
【0082】表1および表2に示すように、第1実施例
では、第2群レンズ系5132が第1群レンズ系513
1に対して大きく傾き偏芯されており、第3群レンズ系
5133も第2群レンズ系5132に対して大きく傾き
偏芯されている。また、第1群レンズ系5131のX軸
周りの傾き偏芯の偏芯角度が短共役長焦点面FS(表示
面)に対して±1゜以内であり、スクリーン面法線と像
中心主光線のなす角度が40゜となっている。このよう
に、第1実施例の斜め投影光学系513Aは、この実施
の形態における上述の条件を満たしている。
【0083】また、スクリーン面法線と像中心主光線の
なす角度が40゜と傾いているところ、図10に示した
ようにスクリーン面全体で良好な点像強度分布を得てい
る。これは、斜め投影光学系513Aによってスクリー
ン面全面に対して焦点位置が良好に補正されていること
を示している。
【0084】[第2実施例]図11は第2実施例におけ
る斜め投影光学系513Bの光路図である。図11に示
すように、斜め投影光学系513Bは第1群レンズ系5
131、第2群レンズ系5132、第3群レンズ系51
33を備え、第1群レンズ系5131はレンズL1〜L
9および光束規制Sを、第2群レンズ系5132はレン
ズL10〜L12を、第3群レンズ系5133はレンズ
L13〜L17をそれぞれ備えている。
【0085】また、図12は第2実施例の斜め投影光学
系513Bでのスクリーン面における点像強度分布を示
す図である。図12においても図10と同様にスクリー
ン面にX−Y座標系および表示面上の座標系を定義し、
各座標位置での点像強度分布を示している。図示のよう
に、第2実施例においても、斜め投影光学系でありなが
らスクリーン面全体で良好な点像強度分布を得ている。
【0086】表3および表4に第2実施例における諸元
の値を示す。表中の各数値およびX軸、Y軸、Z軸は第
1実施例と同様である。
【0087】
【表3】
【0088】
【表4】
【0089】表3および表4に示すように、第2実施例
においても、第2群レンズ系5132が第1群レンズ系
5131に対して大きく傾き偏芯されており、第3群レ
ンズ系5133も第2群レンズ系5132に対して大き
く傾き偏芯されている。また、第1群レンズ系5131
のX軸周りの傾き偏芯の偏芯角度が短共役長焦点面FS
(表示面)に対して±1゜以内であり、スクリーン面法
線と像中心主光線のなす角度が40゜となっている。こ
のように、第2実施例の斜め投影光学系513Bも、こ
の実施の形態における上述の条件を満たしている。
【0090】また、スクリーン面法線と像中心主光線の
なす角度が40゜と傾いているところ、図12に示した
ようにスクリーン面全体で良好な点像強度分布を得てい
る。これは、斜め投影光学系513Bによってスクリー
ン面全面に対して焦点位置が良好に補正されていること
を示している。
【0091】[第3実施例]図13は第3実施例におけ
る斜め投影光学系513Cの光路図である。図13に示
すように、斜め投影光学系513Cは第1群レンズ系5
131、第2群レンズ系5132、第3群レンズ系51
33を備え、第1群レンズ系5131はレンズL1〜L
9および光束規制Sを、第2群レンズ系5132はレン
ズL10〜L12を、第3群レンズ系5133はレンズ
L13〜L17をそれぞれ備えている。
【0092】また、図14は第3実施例の斜め投影光学
系513Cでのスクリーン面における点像強度分布を示
す図である。図14においても図10と同様にスクリー
ン面にX−Y座標系および表示面上の座標系を定義し、
各座標位置での点像強度分布を示している。図示のよう
に、第3実施例においても、斜め投影光学系でありなが
らスクリーン面全体で良好な点像強度分布を得ている。
【0093】表5および表6に第3実施例における諸元
の値を示す。表中の各数値およびX軸、Y軸、Z軸は第
1実施例と同様である。
【0094】
【表5】
【0095】
【表6】
【0096】表5および表6に示すように、第3実施例
においても、第2群レンズ系5132が第1群レンズ系
5131に対して大きく傾き偏芯されており、第3群レ
ンズ系5133も第2群レンズ系5132に対して大き
く傾き偏芯されている。また、第1群レンズ系5131
のX軸周りの傾き偏芯の偏芯角度が短共役長焦点面FS
(表示面)に対して±1゜以内であり、スクリーン面法
線と像中心主光線のなす角度が40゜となっている。こ
のように、第3実施例の斜め投影光学系513Cも、こ
の実施の形態における上述の条件を満たしている。
【0097】また、スクリーン面法線と像中心主光線の
なす角度が40゜と傾いているところ、図14に示した
ようにスクリーン面全体で良好な点像強度分布を得てい
る。これは、斜め投影光学系513Cによってスクリー
ン面全面に対して焦点位置が良好に補正されていること
を示している。
【0098】[第4実施例]図15は第4実施例におけ
る斜め投影光学系513Dの光路図である。図15に示
すように、斜め投影光学系513Dは第1群レンズ系5
131、第2群レンズ系5132、第3群レンズ系51
33を備え、第1群レンズ系5131はレンズL1〜L
9および光束規制Sを、第2群レンズ系5132はレン
ズL10〜L12を、第3群レンズ系5133はレンズ
L13〜L17をそれぞれ備えている。
【0099】また、図16は第4実施例の斜め投影光学
系513Dでのスクリーン面における点像強度分布を示
す図である。図16においても図10と同様にスクリー
ン面にX−Y座標系および表示面上の座標系を定義し、
各座標位置での点像強度分布を示している。図16に示
すように、第4実施例においても、斜め投影光学系であ
りながらスクリーン面全体で良好な点像強度分布を得て
いる。
【0100】表7および表8に第4実施例における諸元
の値を示す。表中の各数値およびX軸、Y軸、Z軸は第
1実施例と同様である。
【0101】
【表7】
【0102】
【表8】
【0103】表7および表8に示すように、第4実施例
においても、第2群レンズ系5132が第1群レンズ系
5131に対して大きく傾き偏芯されており、第3群レ
ンズ系5133も第2群レンズ系5132に対して大き
く傾き偏芯されている。また、第1群レンズ系5131
のX軸周りの傾き偏芯の偏芯角度が短共役長焦点面FS
(表示面)に対して±1゜以内であり、スクリーン面法
線と像中心主光線のなす角度が40゜となっている。こ
のように、第4実施例の斜め投影光学系513Dも、こ
の実施の形態における上述の条件を満たしている。
【0104】また、スクリーン面法線と像中心主光線の
なす角度が40゜と傾いているところ、図16に示した
ようにスクリーン面全体で良好な点像強度分布を得てい
る。これは、斜め投影光学系513Dによってスクリー
ン面全面に対して焦点位置が良好に補正されていること
を示している。
【0105】[第5実施例]図17は第5実施例におけ
る斜め投影光学系513Eの光路図である。図17に示
すように、斜め投影光学系513Eは第1群レンズ系5
131、第2群レンズ系5132、第3群レンズ系51
33を備え、第1群レンズ系5131はレンズL1〜L
10および光束規制Sを、第2群レンズ系5132はレ
ンズL11〜L14を、第3群レンズ系5133はレン
ズL15〜L19をそれぞれ備えている。
【0106】また、図18は第5実施例の斜め投影光学
系513Eでのスクリーン面における点像強度分布を示
す図である。図18においても図10と同様にスクリー
ン面にX−Y座標系および表示面上の座標系を定義し、
各座標位置での点像強度分布を示している。図18に示
すように、第5実施例においても、斜め投影光学系であ
りながらスクリーン面全体で良好な点像強度分布を得て
いる。
【0107】表9および表10に第5実施例における諸
元の値を示す。表中の各数値およびX軸、Y軸、Z軸は
第1実施例と同様である。
【0108】
【表9】
【0109】
【表10】
【0110】表9および表10に示すように、第5実施
例においても、第2群レンズ系5132が第1群レンズ
系5131に対して大きく傾き偏芯されており、第3群
レンズ系5133も第2群レンズ系5132に対して大
きく傾き偏芯されている。また、第1群レンズ系513
1のX軸周りの傾き偏芯の偏芯角度が短共役長焦点面F
S(表示面)に対して±1゜以内であり、スクリーン面
法線と像中心主光線のなす角度が40゜となっている。
このように、第5実施例の斜め投影光学系513Eも、
この実施の形態における上述の条件を満たしている。
【0111】また、スクリーン面法線と像中心主光線の
なす角度が40゜と傾いているところ、図18に示した
ようにスクリーン面全体で良好な点像強度分布を得てい
る。これは、斜め投影光学系513Eによってスクリー
ン面全面に対して焦点位置が良好に補正されていること
を示している。
【0112】[第6実施例]図19は第6実施例におけ
る斜め投影光学系513Fの光路図である。図19に示
すように、斜め投影光学系513Fは第1群レンズ系5
131、第2群レンズ系5132、第3群レンズ系51
33を備え、第1群レンズ系5131はレンズL1〜L
10および光束規制Sを、第2群レンズ系5132はレ
ンズL11〜L14を、第3群レンズ系5133はレン
ズL15〜L19をそれぞれ備えている。
【0113】また、図20は第6実施例の斜め投影光学
系513Fでのスクリーン面における点像強度分布を示
す図である。図20においても図10と同様にスクリー
ン面にX−Y座標系および表示面上の座標系を定義し、
各座標位置での点像強度分布を示している。図20に示
すように、第6実施例においても、斜め投影光学系であ
りながらスクリーン面全体で良好な点像強度分布を得て
いる。
【0114】表11および表12に第6実施例における
諸元の値を示す。表中の各数値およびX軸、Y軸、Z軸
は第1実施例と同様である。
【0115】
【表11】
【0116】
【表12】
【0117】表11および表12に示すように、第6実
施例においても、第2群レンズ系5132が第1群レン
ズ系5131に対して大きく傾き偏芯されており、第3
群レンズ系5133も第2群レンズ系5132に対して
大きく傾き偏芯されている。また、第1群レンズ系51
31のX軸周りの傾き偏芯の偏芯角度が短共役長焦点面
FS(表示面)に対して±1゜以内であり、スクリーン
面法線と像中心主光線のなす角度が40゜となってい
る。このように、第6実施例の斜め投影光学系513F
も、この実施の形態における上述の条件を満たしてい
る。
【0118】また、スクリーン面法線と像中心主光線の
なす角度が40゜と傾いているところ、図20に示した
ようにスクリーン面全体で良好な点像強度分布を得てい
る。これは、斜め投影光学系513Fによってスクリー
ン面全面に対して焦点位置が良好に補正されていること
を示している。
【0119】[第7実施例]図21は第7実施例におけ
る斜め投影光学系513Gの光路図である。図21に示
すように、斜め投影光学系513Gは第1群レンズ系5
131、第2群レンズ系5132、第3群レンズ系51
33を備え、第1群レンズ系5131はレンズL1〜L
10および光束規制Sを、第2群レンズ系5132はレ
ンズL11〜L14を、第3群レンズ系5133はレン
ズL15〜L19をそれぞれ備えている。
【0120】また、図22は第7実施例の斜め投影光学
系513Gでのスクリーン面における点像強度分布を示
す図である。図22においても図10と同様にスクリー
ン面にX−Y座標系および表示面上の座標系を定義し、
各座標位置での点像強度分布を示している。図22に示
すように、第7実施例においても、斜め投影光学系であ
りながらスクリーン面全体で良好な点像強度分布を得て
いる。
【0121】表13および表14に第7実施例における
諸元の値を示す。表中の各数値およびX軸、Y軸、Z軸
は第1実施例と同様である。
【0122】
【表13】
【0123】
【表14】
【0124】表13および表14に示すように、第7実
施例においても、第2群レンズ系5132が第1群レン
ズ系5131に対して大きく傾き偏芯されており、第3
群レンズ系5133も第2群レンズ系5132に対して
大きく傾き偏芯されている。また、第1群レンズ系51
31のX軸周りの傾き偏芯の偏芯角度が短共役長焦点面
FS(表示面)に対して±1゜以内であり、スクリーン
面法線と像中心主光線のなす角度が38.5゜となって
いる。このように、第6実施例の斜め投影光学系513
Gも、この実施の形態における上述の条件を満たしてい
る。
【0125】また、スクリーン面法線と像中心主光線の
なす角度が38.5゜と傾いているところ、図22に示
したようにスクリーン面全体で良好な点像強度分布を得
ている。これは、斜め投影光学系513Gによってスク
リーン面全面に対して焦点位置が良好に補正されている
ことを示している。
【0126】<D.変形例>上記実施の形態において投
影装置および斜め投影光学系の例を示したが、この発明
はこれに限定されるものではない。
【0127】例えば、上記実施の形態では斜め投影光学
系を投影ミラー36と投影ミラー37との間に設けるも
のとしたが、DMD33とスクリーン38との間に設け
ればよく、例えば投影ミラー37とスクリーン38との
間にもうけてもよい。
【0128】また、上記実施の形態では第1群レンズ系
5131に光束規制Sを備えるものとしたが、その開口
径が可変の絞りを備えるものとしてもよい。
【0129】さらに、上記実施の形態では斜め投影光学
系により、スクリーン面における歪曲収差および焦点位
置を補正するものとしたが、歪曲収差のみ、または焦点
位置のみを補正するような性能の光学系により斜め投影
光学系を形成してもよい。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項6の発明によれば、スクリーン面における歪曲収差
および/または焦点位置を補正する投影光学系を備える
ため、精密な立体画像を表示可能な投影装置とすること
ができる。また、スクリーン面へ基画像を投影する位置
が、スクリーン面に伴って回転する位置であって、スク
リーン面に対して垂直以外の角度をなして所定距離以上
離れた位置であるため、スクリーン面の正面を遮るもの
がなく、スクリーンの視認性を良好なものとすることが
できる。
【0131】また、請求項7ないし請求項11の発明に
よれば、複数のレンズのうちの少なくとも2つが相対的
に偏芯しているため、投影装置における投影光学系に用
いることによりスクリーン面における歪曲収差および/
または焦点位置を補正することができ、精密な立体画像
を表示可能な投影装置を得ることができる。
【0132】また、特に請求項2および請求項7ないし
請求項11の発明によれば、斜め投影光学系が、複数の
レンズを備えるとともに、当該複数のレンズのうちの少
なくとも2つが相対的に偏芯しているため、偏芯したレ
ンズを使用する場合に比べて容易に製造することがで
き、安価に製造することができる。
【0133】また、特に請求項4、請求項5および請求
項9ないし請求項11の発明によれば、スクリーン面の
法線と像中心の主光線との所定角度が35゜より大きい
ため、大きく傾いたスクリーンに対して画像を良好に投
影できる。
【0134】また、特に請求項5および請求項10の発
明によれば、第1群レンズ系において、表示面(短共役
長焦点面)に対する傾き偏芯が1゜以内であり、平行偏
芯が2mm以内であるため、表示側の各レンズの有効径
を小さくすることができる。
【0135】また、特に請求項6および請求項11の発
明によれば、第1群レンズ系が絞りまたは光束規制を含
むため、容易に表示面側においてテレセントリックな光
学系とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る立体画像表示装置の概観を示
す図である。
【図2】立体画像表示装置における光学系を含む構成を
示す図である。
【図3】スクリーンおよび回転部材の斜視概観図の一例
を示す図である。
【図4】スクリーンに投影される断面画像の大きさを示
す図である。
【図5】この実施の形態に係るカラーフィルタの構成を
示す図である。
【図6】DMDの画像生成面の概略を示す図である。
【図7】図2に示した中間光学系の詳細を示す図であ
る。
【図8】斜め投影光学系の概略構成をDMDおよびスク
リーンとともに示す図である。
【図9】第1実施例における斜め投影光学系の光路図で
ある。
【図10】第1実施例の斜め投影光学系でのスクリーン
面における点像強度分布を示す図である。
【図11】第2実施例における斜め投影光学系の光路図
である。
【図12】第2実施例の斜め投影光学系でのスクリーン
面における点像強度分布を示す図である。
【図13】第3実施例における斜め投影光学系の光路図
である。
【図14】第3実施例の斜め投影光学系でのスクリーン
面における点像強度分布を示す図である。
【図15】第4実施例における斜め投影光学系の光路図
である。
【図16】第4実施例の斜め投影光学系でのスクリーン
面における点像強度分布を示す図である。
【図17】第5実施例における斜め投影光学系の光路図
である。
【図18】第5実施例の斜め投影光学系でのスクリーン
面における点像強度分布を示す図である。
【図19】第6実施例における斜め投影光学系の光路図
である。
【図20】第6実施例の斜め投影光学系でのスクリーン
面における点像強度分布を示す図である。
【図21】第7実施例における斜め投影光学系の光路図
である。
【図22】第7実施例の斜め投影光学系でのスクリーン
面における点像強度分布を示す図である。
【符号の説明】
33 DMD 36,37 投影ミラー 38 スクリーン(長共役長焦点面) 100 立体画像表示装置(投影装置) 513,513A〜513G 斜め投影光学系 5131 第1群レンズ系 5132 第2群レンズ系 5133 第3群レンズ系 FS 短共役長焦点面 L1〜L19 レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉井 謙 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H087 KA06 KA07 NA02 PA14 PA15 PA18 PB15 QA02 QA07 QA12 QA14 QA21 QA22 QA25 QA26 QA34 QA41 QA46 RA32 RA41 RA42 RA43

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基画像を表示する表示面と、所定の軸を
    中心に回転するとともに前記基画像が投影されるスクリ
    ーン面とを備えた投影装置であって、 少なくとも前記表示面と前記スクリーン面との間におい
    て、前記スクリーン面における歪曲収差および/または
    焦点位置を補正する投影光学系を備え、 前記スクリーン面へ基画像を投影する位置が、前記スク
    リーン面に伴って回転する位置であって、前記スクリー
    ン面に対して垂直以外の角度をなして所定距離以上離れ
    た位置であることを特徴とする投影装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の投影装置であって、 前記投影光学系が、光学的に前記表示面の中心と前記ス
    クリーン面の中心とを結ぶ線が前記スクリーン面に対し
    て垂直以外の角度を有する斜め投影光学系であって、 前記斜め投影光学系が、複数のレンズを備えるととも
    に、当該複数のレンズのうちの少なくとも2つが相対的
    に偏芯したことを特徴とする投影装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の投影装
    置であって、 前記斜め投影光学系が、それぞれが単レンズを複数含む
    第1群レンズ系、第2群レンズ系および第3群レンズ系
    を前記表示面の側から順に備え、 前記第1群レンズ系が前記表示面に対して±1゜以内の
    テレセントリックであり、 前記第2群レンズ系が前記第1群レンズ系に対して偏芯
    されており、 前記第3群レンズ系が前記第2群レンズ系に対して偏芯
    されており、 前記斜め投影光学系において、前記スクリーン面の法線
    と像中心の主光線とが0゜以外の所定角度を有すること
    を特徴とする投影装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の投影装置であって、 前記所定角度が35゜より大きいことを特徴とする投影
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の投影装
    置であって、 前記第1群レンズ系において、前記表示面に対する傾き
    偏芯が1゜以内であり、平行偏芯が2mm以内であるこ
    とを特徴とする投影装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の投影装置であって、 前記第1群レンズ系が絞りまたは光束規制を含むことを
    特徴とする投影装置。
  7. 【請求項7】 短い共役長側の焦点面である短共役長焦
    点面の中心と、長い共役長側の焦点面である長共役長焦
    点面の中心とを光学的に結ぶ線が前記長共役長焦点面に
    対して垂直以外の角度を有する斜め投影光学系であっ
    て、 複数のレンズを備えるとともに、当該複数のレンズのう
    ちの少なくとも2つが相対的に偏芯したことを特徴とす
    る斜め投影光学系。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の斜め投影光学系であっ
    て、それぞれが単レンズを複数含むとともに、各レンズ
    系内では光軸が共通の第1群レンズ系、第2群レンズ系
    および第3群レンズ系を前記表示面の側から順に備え、 前記第1群レンズ系が前記短共役長焦点面に対して±1
    ゜以内のテレセントリックであり、 前記第2群レンズ系が前記第1群レンズ系に対して偏芯
    されており、 前記第3群レンズ系が前記第2群レンズ系に対して}偏
    芯されており、 前記斜め投影光学系において、前記長共役長焦点面の法
    線と像中心の主光線とが0゜以外の所定角度を有するこ
    とを特徴とする斜め投影光学系。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の斜め投影光学系であっ
    て、 前記所定角度が35゜より大きいことを特徴とする斜め
    投影光学系。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9に記載の斜め
    投影光学系であって、 前記第1群レンズ系が、前記短共役長焦点面に対する傾
    き偏芯が1゜以内であり、平行偏芯が2mm以内である
    ことを特徴とする斜め投影光学系。
  11. 【請求項11】 請求項7ないし請求項10のいずれか
    に記載の斜め投影光学系であって、 前記第1群レンズ系が絞りまたは光束規制を含むことを
    特徴とする斜め投影光学系。
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