JP2001337141A - 半導体集積回路の外付けテスト回路及びそのテスト方法 - Google Patents

半導体集積回路の外付けテスト回路及びそのテスト方法

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JP2001337141A
JP2001337141A JP2000160534A JP2000160534A JP2001337141A JP 2001337141 A JP2001337141 A JP 2001337141A JP 2000160534 A JP2000160534 A JP 2000160534A JP 2000160534 A JP2000160534 A JP 2000160534A JP 2001337141 A JP2001337141 A JP 2001337141A
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Hiroyuki Shibata
弘之 柴田
Akito Ishida
昭人 石田
Takazo Matsumoto
享三 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】FPGAなどのユーザプログラマブルな論理L
SI上に構築した外付けテスト回路の入力バッファのし
きい値にかかわらず、高精度にタイミング精度を維持で
きる半導体集積回路の外付けテスト回路及び検査方法を
提供する。 【解決手段】半導体集積回路の検査を行うために、半導
体集積回路の検査装置2が備えていない機能をユーザプ
ログラマブルな論理LSI上に構築し、検査装置2に接
続して検査を行う半導体集積回路の外付けテスト回路3
において、被検査半導体集積回路1の出力が入力される
入力バッファ10に入力された立ち上がり波形が遅延回
路12から出力されて切り替え器13に入力される時間
を変更して、被検査半導体集積回路1の出力が入力され
る入力バッファ10に入力された立ち下がり波形がイン
バータ回路11から反転出力されて切り替え器13に入
力される時間と、略同じにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
検査装置が備えていない機能を、FPGA(FieldProgra
mmable Gate Array)等のユーザプログラマブルな論理
LSI上に構築し、外付けテスト回路としてLSI検査
装置に接続して、半導体集積回路を高精度なタイミング
精度で検査する半導体集積回路の外付けテスト回路及び
テスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造技術の向上に伴って、半導体
集積回路において1チップに集積可能な回路規模はます
ます大きくなり、内部回路の動作速度も著しく高速にな
ってきている。また、半導体集積回路には、論理回路だ
けではなく各種アナログ回路も混載されるようになって
きた。
【0003】このような回路を搭載した半導体集積回路
を検査するために、半導体集積回路の検査装置(以下、
テスタと称する。)も、高機能化、高速化、多ピン化が
進められてきた。その結果、テスタの価格は非常に高額
なものとなり、量産工程でこのように高価なテスタを複
数台使用して半導体集積回路の検査を行うことは、半導
体集積回路のコストアップを招くため、現実的ではなく
なってきた。
【0004】このような問題に対して、SCAN、BI
ST(built-in self test)などのテスト容易化回路設
計を半導体集積回路の回路設計の際に積極的に導入する
ことで、テスタの負担を軽減する方法がとられている。
これにより、高機能で高速である高価なテスタを使用せ
ずに、機能がある程度少ないが安価なテスタで半導体集
積回路の検査を行うことができる。
【0005】しかしながら、民生用LSIなどではコス
トの抑制が優先されることから、必ずしも十分なテスト
容易化回路設計が行われない。また、BIST等の最終
判定結果しか出力されないテスト容易化回路設計技術で
は、従来のテスタによるテスト結果との相関をとりにく
いといった問題がある。そのため、半導体集積回路を検
査する際には、外部からテスタを接続して検査する場合
がまだまだ多いのが現状である。
【0006】高機能な高速テスタを使用して半導体集積
回路を検査するために、半導体集積回路のメーカでは、
テスタへの多額の設備投資が必要となる。そのため、設
備投資額を抑制するために、一度購入したテスタをでき
るだけ長期間に亘って使用し続けたいというメーカ側の
要望が強い。
【0007】このような状況に対応するため、すでに導
入済みのテスタで半導体集積回路を検査する際に、一部
テスト機能が不足していたり、テスト精度が不足してい
たりする場合、被検査半導体集積回路(以下、DUTと
称する。)の近傍に外付けのテスト回路を設置してテス
タに接続し、このテスト回路でDUTのテストを行う方
法が提案され、一部、実際に適用されている。
【0008】また、最近の半導体技術の発展に伴い、高
速で集積度が高くピン数の多いユーザプログラマブルな
ゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Ar
ray)などの論理LSIが容易に使用可能になってき
た。そのため、この論理LSIをテスト回路の構築に使
用する機会が多くなった。図5に、その一例を示す。図
5(A)は、通常のテスタ2を使用して、DUT1のす
べてのテストを行う場合の構成図である。図5(B)
は、外付けのテスト回路3をFPGAで構成し、DUT
1を検査するようにした場合の構成図である。
【0009】従来は、図5(A)に示したように、DU
T1を直接テスタ2に接続して検査を行っていた。しか
し、図5(B)に示したように、テスタ2からの制御に
より外付けテスト回路3でDUT1を検査することによ
り、テスタ2の備えていない機能を検査することができ
る。外付けテスト回路3はDUT1の近くに配置できる
ことから、特に高速テストを行う際に有利となる。
【0010】ここで、図5(A)に示したDUTを検査
するための従来のテスタの構成を説明する。図6は、D
UTを検査するためのテスタの検査回路構成図である。
【0011】テスタ2においては、タイミング精度を補
正するための種々の工夫がなされている。例えば、DU
T1からの出力を取り込み比較判定する部分を例に挙げ
て説明する。
【0012】DUT1の出力を期待値と比較判定して検
査を行うために、DUT1の出力端子は、コンパレータ
22の入力端子(マイナス側)とコンパレータ23の入
力端子(プラス側)に接続される。コンパレータ22の
入力端子(プラス側)には、比較判定用レベルVOHが
接続される。また、コンパレータ23の入力端子(マイ
ナス側)には、比較判定用レベルVOLが接続される。
コンパレータ22・コンパレータ23は、それぞれ両入
力端子に入力された信号を比較し、その結果を1または
0の論理値に変換して出力する。コンパレータ22はハ
イレベルの論理判定を行うもので、VOHより高い入力
電圧が入力端子(マイナス側)に印加された場合は0を
出力し、その他の場合は1を出力する。また、コンパレ
ータ23はローレベルの論理判定を行うもので、VOL
より低い入力電圧が印加された場合は0を出力し、その
他の場合は1を出力する。
【0013】期待値メモリ25は、DUT1から出力が
期待される値を予め格納しておくメモリであり、適時対
応する期待値データが読み出される。フリップフロップ
26は、期待値メモリ25から出力された期待値データ
を(St−Δt)のタイミングでラッチする。ここで、
Stとは、良否判定を行うストローブタイミングを意味
し、また、Δtは、フリップフロップ26、マルチプレ
クサ24、ANDゲート28の伝播遅延時間分に相当す
る。よって、フリップフロップ26では、ストローブタ
イミングStより伝播遅延時間分Δtだけ前のタイミン
グで期待値データを捕らえることになる。
【0014】マルチプレクサ24は、コンパレータ22
・コンパレータ23の出力を切り替えて、2入力AND
ゲート28に出力する。また、マルチプレクサ24の出
力は、フリップフロップ26の出力で切り替えられる。
すなわち、フリップフロップ26の出力値が0の場合
は、コンパレータ23の出力が選択される。また、フリ
ップフロップ26の出力値が1の場合は、コンパレータ
22の出力が選択される。いずれが選択されても、DU
T1からの出力値と期待値データとが一致しない場合、
マルチプレクサ24の出力は1になるように回路が設定
されている。
【0015】マスク用フリップフロップ27はマスク情
報を設定しておくためのものであり、DUT1の出力を
判定する必要が無い場合には、これを0に設定し、判定
する場合は1に設定しておく。
【0016】2入力ANDゲート28は、マルチプレク
サ24の出力とマスク用フリップフロップ27の出力と
が入力されて論理積を出力する。フリップフロップ29
は、ストローブのタイミングでANDゲート28の出力
をラッチする。そして、DUT1の出力が期待値データ
と一致しない場合、フリップフロップ29の出力は1と
なり、略一致すれば0となる。
【0017】ここで重要なことは、テスタの比較判定回
路ではコンパレータが使用され、1及び0の論理判定レ
ベルがそれぞれ個別に所望の値に設定できるという点で
ある。したがって、DUTの波形を正確なタイミング精
度で良否判定することが可能となる。
【0018】次に、図5(B)に示した従来の外付けテ
スト回路3の構成について説明する。図7は、外付けテ
スト回路3としてFPGAで構成した比較判定回路図で
ある。DUT1の出力端子は、入力バッファ10の入力
端子に接続される。期待値メモリ14は、DUTから出
力が期待される値を予め格納しておくメモリであり、適
時対応する期待値データが読み出される。フリップフロ
ップ15は、期待値メモリから出力された期待値データ
を(St−Δt)のタイミングでラッチする。ここでS
tとは、良否判定を行うストローブタイミングを意味
し、また、Δtは、EXORゲート21、ANDゲート
18の伝播遅延時間分に相当する。よって、フリップフ
ロップ15では、ストローブのタイミングStより伝播
遅延時間分Δtだけ前のタイミングで期待値データを捕
らえることになる。
【0019】EXORゲート21は、入力バッファ10
の出力と、フリップフロップ15の出力と、の一致判定
を行い、略一致の場合は0を出力し、不一致の場合は1
を出力する。
【0020】マスク用フリップフロップ17は、マスク
情報を設定しておくためのもので、DUT1の出力を判
定する必要が無い場合には、これを0に設定し、判定す
る場合は1に設定しておく。
【0021】2入力ANDゲート18は、EXORゲー
ト21の出力とマスク用フリップフロップ17の出力と
が入力され、両入力の論理積を出力する。フリップフロ
ップ19は、ストローブのタイミングでANDゲート1
8の出力をラッチする。基本的にこのような回路で、D
UTからの出力と期待値データとをストローブのタイミ
ングで比較する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成である従来の外付けテスト回路3を使用する
場合、DUT1からの出力を取りこむ際に、論理値を判
定するためのしきい値を任意に設定できないことから、
タイミング精度が悪化するという問題がある。
【0023】図8を用いて、入力バッファ10の入力し
きい値に起因するタイミングのずれを説明する。図8
は、従来の半導体集積回路の外付けテスト回路の動作を
説明するためのタイミング図である。なお、図8におい
て、図7に示した入力バッファ10の伝播遅延時間をt
pd、入力電圧をVIN、出力電圧をVOUTとする。
また、入力電圧VINの波形はハイレベルVIH、ロー
レベルVILとし、出力電圧VOUTの波形はハイレベ
ルVOH、ローレベルVOLとする。
【0024】図8(A)に示したように、入力バッファ
10のしきい値Vtが(VIN+VIL)/2であれ
ば、立ち上がり波形でも、立ち下がり波形でも、入力バ
ッファ10の伝播遅延時間tpd後にVOUT波形が出
力される。
【0025】しかしながら、図8(B)に示したよう
に、入力バッファ10のしきい値Vtが(VIH+VI
L)/2より低い値にあれば、立ち上がり波形が入力さ
れた場合より、立ち下がり波形が入力された場合の方
が、遅延が大きくなってしまい、ΔTerrのタイミン
グずれが発生する。
【0026】また、図8(C)に示したように、入力バ
ッファ10のしきい値Vtが(VIH+VIL)/2よ
り高い値にあれば、立ち上がり波形が入力された場合よ
り、立ち下がり波形が入力された場合の方が、遅延が小
さくなってしまい、ΔTerrのタイミングずれが発生
する。
【0027】上記のように入力バッファ10のしきい値
Vtが(VIH+VIL)/2より低い値、または高い
値の場合、タイミングスキューを抑えても上述のタイミ
ングばらつきを補正しなければ、高精度なタイミングテ
ストは行えないという問題が発生する。
【0028】特開平6−265597号公報において、
テスタのドライバ、コンパレータ関連の遅延差によるタ
イミングスキューのばらつきを補正する半導体集積回路
の試験回路についての技術が開示されている。これは、
高精度なタイミング精度を有するテスタでは、方式に違
いがあっても一般的に行われているものであって重要な
技術である。
【0029】しかしながら、特開平6−265597号
公報に開示された半導体集積回路の試験回路は、入力し
きい値が設定可能なコンパレータを使用しており、テス
タが対象である。
【0030】本発明は上記の問題を鑑みて成されたもの
であって、その目的は、FPGAなどのユーザプログラ
マブルな論理LSI上に構築した外付けテスト回路の入
力バッファのしきい値にかかわらず、高精度にタイミン
グ精度を維持できる半導体集積回路の外付けテスト回路
及び検査方法を提供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0032】(1) ユーザプログラマブルな論理LSI上
に半導体集積回路の検査装置が備えていない機能を構築
し、該検査装置に接続して、被検査半導体集積回路を検
査する半導体集積回路の外付けテスト回路において、被
検査半導体集積回路の出力が入力される入力バッファ
と、該入力バッファの出力を反転させるインバータ回路
と、該入力バッファの出力の遅延時間を変更可能な遅延
回路と、該インバータ回路の出力と該遅延回路の出力と
が入力され、該フリップフロップの出力によって出力が
切り替えられる切り替え器と、を備え、該遅延回路は、
該入力バッファに入力された立ち上がり波形を出力し
て、その波形が該切り替え器に入力される時間を、該入
力バッファに入力された立ち下がり波形が該インバータ
回路から出力されて該切り替え器に入力される時間と、
略同じにして出力することを特徴とする。
【0033】この構成においては、半導体集積回路の検
査を行うために、半導体集積回路の検査装置が備えてい
ない機能をユーザプログラマブルな論理LSI上に構築
し、検査装置に接続して検査を行う半導体集積回路の外
付けテスト回路では、被検査半導体集積回路の出力が入
力される入力バッファに入力された立ち上がり波形が遅
延回路から出力されて該切り替え器に入力される時間が
遅延回路で変更されて、被検査半導体集積回路の出力が
入力される入力バッファに入力された立ち下がり波形が
インバータ回路から反転出力されて該切り替え器に入力
される時間と、略同じにされる。したがって、ユーザプ
ログラマブルな論理LSIを使用して外付けテスト回路
を構築する際に問題となるバッファのしきい値に起因す
るタイミングずれを補正し、タイミング精度を向上させ
ることができる。また、テスタを使用しなくても被半導
体集積回路を高精度にテストすることが可能となり、テ
スタの設備投資の削減、テストコストの低減に大きく寄
与することができる。
【0034】(2) 前記切り替え器の出力端子に接続され
たモニタ端子を備えたことを特徴とする。
【0035】この構成においては、遅延回路の出力と、
インバータ回路で反転された入力バッファの出力と、が
入力される切り替え器の出力端子にはモニタ端子が接続
されている。したがって、切り替え器を切り替えながら
波形を観測することで、入力バッファに入力された立ち
上がり波形が遅延回路から出力されて切り替え器に入力
される時間と、入力バッファに入力された立ち下がり波
形がインバータ回路から出力されて切り替え器に入力さ
れる時間と、を略同じになるように遅延回路の遅延時間
を変更することができる。
【0036】(3) ユーザプログラマブルな論理LSI上
に半導体集積回路の検査装置が備えていない機能を構築
し、外付けテスト回路として該半導体集積回路の検査装
置に接続して、被検査半導体集積回路を検査する半導体
集積回路のテスト方法において、被検査半導体集積回路
の出力信号を所定時間遅らせた信号と、被検査半導体集
積回路の出力信号を反転させた信号とを、切り替え器に
入力し、該被検査半導体集積回路の期待値で該切り替え
器の出力を切り替えて、該切り替え器の出力信号を該被
検査半導体集積回路の良否判定結果とする際に、該被検
査半導体集積回路の出力信号の立ち上がり波形が該切り
替え器に到達する時間と、該被検査半導体集積回路の出
力信号の立ち下がり波形が反転されて該切り替え器に到
達する時間と、を略一致するように調整することを特徴
とする。
【0037】この構成においては、被検査半導体集積回
路の検査を行うために、半導体集積回路の検査装置が備
えていない機能をユーザプログラマブルな論理LSI上
に構築し、被検査半導体集積回路の出力信号を所定時間
遅らせた信号と、被検査半導体集積回路の出力信号を反
転させた信号とを、切り替え器に入力し、被検査半導体
集積回路の期待値で切り替え器の出力を切り替えて、切
り替え器の出力信号を被検査半導体集積回路の良否判定
結果とする際に、被検査半導体集積回路の出力信号の立
ち上がり波形が切り替え器に到達する時間と、被検査半
導体集積回路の出力信号の立ち下がり波形が反転されて
切り替え器に到達する時間とを略一致するように調整す
る。したがって、上記の方法によって、立ち上がり波形
入力と立ち下がり波形入力時の遅延時間を略一致するよ
うに調整することが可能となり、バッファのしきい値の
ずれに起因するタイミングばらつきを補正することがで
きる。また、立ち上がり波形でも立ち下がり波形でも出
力信号の良否判定を行う際のタイミング精度を保証する
ことができる。
【0038】(4) 被検査半導体集積回路の出力信号を所
定時間遅らせた信号と、被検査半導体集積回路の出力信
号を反転させた信号とを、切り替えて外部で観測し、両
信号の前記遅延時間を略一致するように調整すること特
徴とする。
【0039】この構成においては、被検査半導体集積回
路の出力信号を所定時間遅らせた信号と、被検査半導体
集積回路の出力信号を反転させた信号とを、切り替え器
に入力し、該被検査半導体集積回路の期待値で該切り替
え器の出力を切り替えて外部で観測し、両信号の前記遅
延時間を略一致するように調整する。したがって、切り
替え器で切り替えながら波形を観測することで、遅延回
路の遅延時間を変更して、立ち上がり波形入力と立ち下
がり波形入力時の遅延時間を略一致するように調整する
ことができる。
【0040】(5) (1) の構成において、前記インバータ
回路の後段に伝搬時間遅延用バッファを備えたとするこ
とができる。
【0041】この構成においては、伝搬時間遅延用バッ
ファが被半導体集積回路の出力を反転するインバータ回
路の後段に接続されている。したがって、外付けテスト
回路である論理LSIの入力バッファの伝播遅延時間等
によっては、披検査半導体集積回路の出力である立ち下
がり波形がインバータ回路から出力されて切り替え器に
入力される時間の方が、披検査半導体集積回路の出力で
ある立ち上がり波形が遅延回路から出力されて切り替え
器に入力される時間より短くなる場合でも、伝搬時間遅
延用のバッファを設けることによって、上記両方の時間
を略一致させることができる。
【0042】(6) (1) の構成において、さらに、前記被
検査半導体集積回路の期待値を出力する期待値メモリ
と、前記被検査半導体集積回路の期待値を前記被検査半
導体集積回路の良否判定タイミングより所定の時間だけ
前のタイミングで捕らえるフリップフロップと、を備
え、前記切り替え器は、前記フリップフロップの出力に
応じて、出力が切り替えられるとすることができる。
【0043】この構成においては、期待値メモリから出
力された被検査半導体集積回路の期待値を被検査半導体
集積回路の良否判定タイミングより所定の時間だけ前の
タイミングで捕らえるフリップフロップの出力に応じ
て、切り替え器は、出力が切り替えられる。したがっ
て、インバータ回路の出力と、遅延回路の出力とを、被
検査半導体集積回路の期待値で切り替えるので、確実に
被検査半導体集積回路の良否判定を行うことができる。
【0044】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
半導体集積回路の外付けテスト回路の構成図である。な
お、図7に示した従来の半導体集積回路の外付けテスト
回路3と同一部分には、同一符号を付している。
【0045】DUT1の出力端子は、入力バッファ10
の入力端子に接続される。入力バッファ10の出力端子
には、インバータ回路であるインバータ11の入力端子
と、伝播遅延時間をアナログ的またはロジック的に変え
られる遅延回路である遅延素子12の入力端子と、が並
列に接続される。インバータ11の出力端子は、切り替
え器であるマルチプレクサ13の入力端子Aに接続さ
れ、遅延素子12の出力端子は、マルチプレクサ13の
入力端子Bに接続される。
【0046】期待値メモリ14は、DUT1から出力が
期待される値を予め格納しておくメモリであり、適時対
応する期待値データが読み出される。フリップフロップ
15は、期待値メモリ14から出力された期待値データ
を(St−Δt)のタイミングでラッチする。ここで、
Stとは、良否判定を行うストローブタイミングを意味
し、また、Δtは、フリップフロップ15、マルチプレ
クサ13、インバータ16、ANDゲート18の伝搬遅
延時間に相当する。よって、フリップフロップ15で
は、上記のようにストローブのタイミングよりΔtだけ
前のタイミングで期待値データを捕らえる。
【0047】マルチプレクサ13は、インバータ11の
出力と、遅延素子12の出力とを、フリップフロップ1
5の出力によって切り替えられて出力する。マルチプレ
クサ13からの出力は、インバータ16で反転させる。
マスク用フリップフロップ17は、マスク情報を設定し
ておくためのフリップフロップであり、DUT1の出力
を比較判定する必要が無い場合には0に設定し、比較判
定する場合は1に設定する。
【0048】2入力ANDゲート18は、インバータ1
6の出力とマスク用フリップフロップ17の出力とが入
力されると、両入力の論理積を出力する。フリップフロ
ップ19は、ANDゲート18の出力をストローブSt
のタイミングでラッチする。フリップフロップ19の出
力端子は、テスタ2の入力端子に接続し、テスタ2でD
UT1の良否判定を行うようにする。
【0049】バッファ20は、マルチプレクサ13の出
力信号を外付けテスト回路4の外部でモニタするための
ものである。
【0050】図1に示した外付けテスト回路4の動作を
図2に基づいて説明する。図2は、本発明の実施形態に
係る半導体集積回路の外付けテスト回路の動作を説明す
るためのタイミング図である。なお、図2において、図
1に示した入力バッファ10の伝播遅延時間をtpd、
入力電圧をVIN、出力電圧をVOUTとする。また、
入力電圧VINの波形はハイレベルVIH、ローレベル
VILとし、出力電圧VOUTの波形はハイレベルVO
H、ローレベルVOLとする。
【0051】図2(A)に示したように、入力バッファ
10のしきい値が(VIH+VIL)/2より小さいと
する。まず、入力バッファ10に立ち下がり波形が入力
された場合を考える。入力バッファ10のしきい値が
(VIH+VIL)/2より小さいので、入力バッファ
10が論理値出力0を出力するには時間がかかる。ま
た、入力バッファ10の伝播遅延時間tpdだけ遅れ
て、入力バッファ10から出力される。この出力は、イ
ンバータ11において反転され、インバータ11の伝播
遅延時間だけ遅れてマルチプレクサ13の入力端子Aに
到達する。
【0052】次に、入力バッファ10に立ち上がり波形
が入力された場合を考える。入力バッファ10のしきい
値が(VIH+VIL)/2より小さいので、入力バッ
ファ10が論理出力1を出力するには、さほど時間がか
からない。また、入力バッファ10の伝播遅延時間tp
dだけ遅れて、入力バッファ10から出力される。この
出力は、遅延素子12によって所定時間遅延され、マル
チプレクサ13の入力端子Bに到達する。
【0053】つまり、入力バッファ10に立ち下がり波
形が入力された場合のインバータ11の出力がマルチプ
レクサ13の入力端子Aに到達する時間に対して、入力
バッファ10に立ち上がり波形が入力された場合の遅延
素子12の入力は時間的に早くなっている。そのため、
遅延素子12の遅延時間を可変して、マルチプレクサ1
3の入力端子Bに到達する時間を、マルチプレクサ13
の入力端子Aに到達する時間と、略一致させるわけであ
る。
【0054】そして、立ち下がり波形、すなわちローレ
ベルの信号が入力される場合は入力端子Aを選択し、立
ち上がり波形、すなわちハイレベルの信号が入力される
場合は入力端子Bを選択するように回路を構成すれば、
入力バッファ10のしきい値に起因するタイミングずれ
を補正し、半導体集積回路の良否判定精度を向上させる
ことができる。
【0055】マルチプレクサ13の出力は、DUT1の
出力が期待値と略一致していれば1が出力されるので、
インバータ16の出力は0になる。一方、DUT1の出
力が期待値と不一致であれば、インバータ16の出力は
1となる。また、前記のようにマスク用フリップフロッ
プ17はDUT1の出力を比較判定する場合は1を出力
するので、フリップフロップ19の出力が1であれば、
DUT1の良否判定は、フェイルと判定される。
【0056】なお、バッファ20の出力を確認して、入
力バッファ10に立ち上がり波形を入力した場合のマル
チプレクサ13(入力端子Bを選択)の立ち上がり出力
波形の遅延時間と、入力バッファ10に立ち下がり波形
を入力した場合のマルチプレクサ13(入力端子Aを選
択)の立ち上がり出力波形の遅延時間が略一致するよう
に遅延素子12を調整することで、確実に半導体集積回
路の良否判定精度を向上させることができる。
【0057】次に、図2(B)に示したように、入力バ
ッファ10のしきい値が(VIH+VIL)/2より大
きいとする。まず、入力バッファ10に立ち下がり波形
が入力された場合を考える。入力バッファ10のしきい
値が(VIH+VIL)/2より大きいので、入力バッ
ファ10が論理値出力1を出力するには、さほど時間が
かからない。また、入力バッファ10の伝播遅延時間t
pdだけ遅れて、入力バッファ10から出力される。こ
の信号は、インバータ11において反転され、インバー
タ11の伝播遅延時間だけ遅れてマルチプレクサ13の
入力端子Aに到達する。
【0058】次に、入力バッファ10に立ち上がり波形
が入力された場合を考える。入力バッファ10のしきい
値が(VIH+VIL)/2より大きいので、入力バッ
ファ10が論理出力1を出力するには時間がかかる。ま
た、入力バッファ10の伝播遅延時間tpdだけ遅れ
て、入力バッファ10から出力される。この信号は、遅
延素子12によって所定時間遅延され、マルチプレクサ
13の入力端子Aに到達する。
【0059】つまり、入力バッファ10に立ち下がり波
形が入力された場合のインバータ11の出力信号がマル
チプレクサ13のA入力に到達する時間に対して、入力
バッファ10に立ち上がり波形が入力された場合の遅延
素子12の入力は、時間的に遅くなっている。そのた
め、遅延素子12の遅延時間を可変して、マルチプレク
サ13のB入力に到達する時間を、マルチプレクサ13
のA入力に到達する時間と、略一致させるわけである。
【0060】そして、立ち下がり波形、すなわちローレ
ベルの信号が入力される場合はA入力を選択し、立ち上
がり波形、すなわちハイレベルの信号が入力される場合
はB入力を選択するように回路を構成すれば、入力バッ
ファ10のしきい値に起因するタイミングずれを補正
し、半導体集積回路の良否判定精度を向上させることが
できる。
【0061】マルチプレクサ13の出力は、DUT1の
出力が期待値と略一致していれば1が出力されるので、
インバータ16の出力は0になる。一方、DUT1の出
力が期待値と不一致であれば、インバータ16の出力は
1となる。また、前記のようにマスク用フリップフロッ
プ17はDUT1の出力を比較判定する場合は1を出力
するので、フリップフロップ19の出力が1であれば、
DUT1の良否判定は、フェイルと判定される。
【0062】なお、外付けテスト回路4であるFPGA
のバッファの伝播遅延時間等によってはA入力の波形の
方が、伝播遅延時間が短くなる場合も発生する。この場
合、インバータ11の出力端子とマルチプレクサ13の
入力端子Aとの間に伝搬時間遅延用としてのバッファを
挿入することによって、マルチプレクサ13のB入力に
到達する時間を、マルチプレクサ13のA入力に到達す
る時間と、略一致させることができる。
【0063】これは、遅延素子12は、あくまで伝播時
間を遅らせることしかできないためである。よって、予
めインバータ11の出力に遅延用のバッファを挿入して
おいてもよい。
【0064】次に、図1に示した遅延素子12の具体的
な実現方法について説明する。図3は、遅延素子の回路
構成を示す図である。図3に示した遅延素子は、FPG
A内部における回路素子を使用した構成である。ノンイ
ンバータ121は、微小時間の遅延素子として動作させ
ることができる。ノンインバータ121を複数個直列に
接続して使用することで、様々な遅延時間を作り出すこ
とができる。また、1つまたは複数個直列に接続したノ
ンインバータ121(以下、ノンインバータ列と称す
る。)をマルチプレクサ122の入力端子にそれぞれ接
続する。そして、バッファ20の出力信号をモニタしな
がら、マルチプレクサ122の入力切り替えを行って、
複数のノンインバータ列を選択することで、前述の補正
時間に最適な遅延時間にすることができる。但し、図3
に示した遅延素子は、FPGAが上記の素子を備えてい
ることが必須条件である。
【0065】また、遅延素子の別の実現方法を説明す
る。図4は、外付けテスト回路の外部に遅延素子を接続
した構成を示す図である。外付けテスト回路5であるF
PGA内部において適当な遅延回路が形成できない場
合、外付け回路5の外部にプログラマブルな遅延素子を
接続することによって、半導体集積回路の外付けテスト
回路を構成することができる。
【0066】例えば、図4に示したように、DUT1の
出力を外付けテスト回路5の内部で2分割し、一方の出
力をバッファ33に入力し、バッファ33とバッファ3
4と外付けテスト回路5の外部で接続し、バッファ34
の出力端子をインバータ11の入力端子に接続し、イン
バータ11の出力端子をマルチプレクサ13の入力端子
Aに接続する。また、他方の出力をバッファ31に入力
し、外付けテスト回路5の外部であるバッファ31とバ
ッファ32との間に遅延素子12を設け、バッファ32
の出力端子をマルチプレクサ13に入力端子に接続す
る。このような回路構成とすることで、外付けテスト回
路であるFPGAが、遅延素子12を構成するための素
子を備えていない場合にも、マルチプレクサ13のB入
力に到達する時間を、マルチプレクサ13のA入力に到
達する時間と、略一致させることができる。
【0067】なお、外付けテスト回路の外部に接続する
遅延素子については、様々な構成が考えられるが、図1
に示した構成を実現できるのであれば、遅延素子はどの
ような構成でもよい。
【0068】また、図1に示した外付けテスト回路は、
あくまでも一つの比較判定回路についての構成を図示し
たものである。外付けテスト回路に接続して検査を行う
DUTは、通常、複数の出力端子を備えているため、検
査を行うDUTの出力端子数に応じて、外付けテスト回
路4と同一構成である回路を用意する必要がある。
【0069】さらに、上記の説明では述べていないが、
DUTに印加する波形のタイミングスキューや、ストロ
ーブのタイミングスキューを調整するために、テスタと
同様の工夫が、本発明の実施形態に係る半導体集積回路
の外付けテスト回路においても必要である。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0071】(1) 半導体集積回路の検査を行うために、
半導体集積回路の検査装置が備えていない機能をユーザ
プログラマブルな論理LSI上に構築し、検査装置に接
続して検査を行う半導体集積回路の外付けテスト回路で
は、被検査半導体集積回路の出力が入力される入力バッ
ファに入力された立ち上がり波形が遅延回路から出力さ
れて該切り替え器に入力される時間が遅延回路で変更さ
れて、被検査半導体集積回路の出力が入力される入力バ
ッファに入力された立ち下がり波形がインバータ回路か
ら反転出力されて該切り替え器に入力される時間と、略
同じにされるので、ユーザプログラマブルな論理LSI
を使用して外付けテスト回路を構築する際に問題となる
バッファのしきい値に起因するタイミングずれを補正
し、タイミング精度を向上させることができる。また、
テスタを使用しなくても被半導体集積回路を高精度にテ
ストすることが可能となり、テスタの設備投資の削減、
テストコストの低減に大きく寄与することができる。
【0072】(2) 遅延回路の出力と、インバータ回路で
反転された入力バッファの出力と、が入力される切り替
え器の出力端子にモニタ端子を接続することにより、切
り替え器を切り替えながら波形を観測することで、入力
バッファに入力された立ち上がり波形が遅延回路から出
力されて切り替え器に入力される時間と、入力バッファ
に入力された立ち下がり波形がインバータ回路から出力
されて切り替え器に入力される時間と、を略同じになる
ように遅延回路の遅延時間を変更することができる。
【0073】(3) 被検査半導体集積回路の検査を行うた
めに、半導体集積回路の検査装置が備えていない機能を
ユーザプログラマブルな論理LSI上に構築し、被検査
半導体集積回路の出力信号を所定時間遅らせた信号と、
被検査半導体集積回路の出力信号を反転させた信号と
を、切り替え器に入力し、被検査半導体集積回路の期待
値で切り替え器の出力を切り替えて、切り替え器の出力
信号を被検査半導体集積回路の良否判定結果とする際
に、被検査半導体集積回路の出力信号の立ち上がり波形
が切り替え器に到達する時間と、被検査半導体集積回路
の出力信号の立ち下がり波形が反転されて切り替え器に
到達する時間と、を略一致するように調整するので、立
ち上がり波形入力と立ち下がり波形入力時の遅延時間を
略一致するように調整することが可能となり、バッファ
のしきい値のずれに起因するタイミングばらつきを補正
することができる。また、立ち上がり波形でも立ち下が
り波形でも出力信号の良否判定を行う際のタイミング精
度を保証することができる。
【0074】(4) 被検査半導体集積回路の出力信号を所
定時間遅らせた信号と、被検査半導体集積回路の出力信
号を反転させた信号とを、切り替え器に入力し、該被検
査半導体集積回路の期待値で該切り替え器の出力を切り
替えて外部で観測し、両信号の前記遅延時間を略一致す
るように調整するので、切り替え器で切り替えながら波
形を観測することで、遅延回路の遅延時間を変更して、
立ち上がり波形入力と立ち下がり波形入力時の遅延時間
を略一致するように調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体集積回路の外付
けテスト回路の構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る半導体集積回路の外付
けテスト回路の動作を説明するためのタイミング図であ
る。
【図3】遅延素子の回路構成を示す図である。
【図4】外付けテスト回路の外部に遅延素子を接続した
構成を示す図である。
【図5】(A)は、通常のテスタ2を使用して、DUT
1のすべてのテストを行う場合の構成図である。(B)
は、外付けのテスト回路3をFPGAで構成し、DUT
1を検査するようにした場合の構成図である。
【図6】DUTを検査するためのテスタの検査回路構成
図である。
【図7】従来の外付けテスト回路としてFPGAで構成
した比較判定回路図である。
【図8】従来の半導体集積回路の外付けテスト回路の動
作を説明するためのタイミング図である。
【符号の説明】
1−被検査半導体集積回路(DUT) 2−半導体集積回路の検査装置 3−外付けテスト回路 11−インバータ(インバータ回路) 12−遅延素子(遅延回路) 13−切り替え器(マルチプレクサ)
フロントページの続き (72)発明者 松本 享三 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2G032 AA00 AD05 AD06 AD07 AE08 AH01 AH02 AH03 AH07 AL16 5F038 CD08 CD09 DF01 DT01 DT02 DT04 DT05 DT12 EZ20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザプログラマブルな論理LSI上に
    半導体集積回路の検査装置が備えていない機能を構築
    し、該検査装置に接続して、被検査半導体集積回路を検
    査する半導体集積回路の外付けテスト回路において、 被検査半導体集積回路の出力が入力される入力バッファ
    と、該入力バッファの出力を反転させるインバータ回路
    と、該入力バッファの出力の遅延時間を変更可能な遅延
    回路と、該インバータ回路の出力と該遅延回路の出力と
    が入力され、該フリップフロップの出力によって出力が
    切り替えられる切り替え器と、を備え、 該遅延回路は、該入力バッファに入力された立ち上がり
    波形を出力して、その波形が該切り替え器に入力される
    時間を、該入力バッファに入力された立ち下がり波形が
    該インバータ回路から出力されて該切り替え器に入力さ
    れる時間と、略同じにして出力することを特徴とする半
    導体集積回路の外付けテスト回路。
  2. 【請求項2】 前記切り替え器の出力端子に接続された
    モニタ端子を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    半導体集積回路の外付けテスト回路。
  3. 【請求項3】 ユーザプログラマブルな論理LSI上に
    半導体集積回路の検査装置が備えていない機能を構築
    し、外付けテスト回路として該半導体集積回路の検査装
    置に接続して、被検査半導体集積回路を検査する半導体
    集積回路のテスト方法において、 被検査半導体集積回路の出力信号を所定時間遅らせた信
    号と、被検査半導体集積回路の出力信号を反転させた信
    号とを、切り替え器に入力し、該被検査半導体集積回路
    の期待値で該切り替え器の出力を切り替えて、該切り替
    え器の出力信号を該被検査半導体集積回路の良否判定結
    果とする際に、 該被検査半導体集積回路の出力信号の立ち上がり波形が
    該切り替え器に到達する時間と、該被検査半導体集積回
    路の出力信号の立ち下がり波形が反転されて該切り替え
    器に到達する時間と、を略一致するように調整すること
    を特徴とする半導体集積回路のテスト方法。
  4. 【請求項4】 被検査半導体集積回路の出力信号を所定
    時間遅らせた信号と、被検査半導体集積回路の出力信号
    を反転させた信号とを、切り替えて外部で観測し、両信
    号の前記遅延時間を略一致するように調整すること特徴
    とする請求項3に記載の半導体集積回路のテスト方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7640127B2 (en) 2003-02-04 2009-12-29 Advantest Corporation Detection apparatus, detection method, and program

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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