JP2001336642A - 流量調整弁装置 - Google Patents

流量調整弁装置

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JP2001336642A
JP2001336642A JP2000157447A JP2000157447A JP2001336642A JP 2001336642 A JP2001336642 A JP 2001336642A JP 2000157447 A JP2000157447 A JP 2000157447A JP 2000157447 A JP2000157447 A JP 2000157447A JP 2001336642 A JP2001336642 A JP 2001336642A
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JP
Japan
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valve
flap valve
flow control
movable shaft
flap
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JP2000157447A
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English (en)
Inventor
Hironobu Aota
洋伸 青田
Motohiro Higuchi
素弘 樋口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 急な出湯で火傷のおそれがなく、安定動作が
得られる。 【解決手段】 止水弁1をフラップ弁1aで構成する。
止水弁1の一部にテーパ形状をした押圧部2を設ける。
可動軸3により押圧部2のテーパ部2aを押圧して可動
軸3のストローク量により押圧部2の移動量を変えてフ
ラップ弁1aの開口量を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流量調整弁装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気ポットに使用する流量調整弁
装置Aは図6乃至図8に示すようなものである。すなわ
ち図6に示すようにケース30内に中仕切り31を設
け、押釦32により押し下げられる押釦32とは別体の
弁軸33を中仕切り31に設けた弁孔34に挿通し、弁
軸33を復帰ばね42で上方に押圧付勢して弁軸33の
下部に設けた弁部35を中仕切り31の下面に押圧して
いた。そして、押釦32を押し下げることで復帰ばね4
2に抗して弁軸33を押し下げて弁部35の開口量を調
整し、同時に押釦32に連動したスイッチ36をオンに
してポンプ(図示せず)を駆動し、電気ポット内の湯を
ケース30の入口37から中仕切り31の弁孔34を介
してケース30の出口38に流し、ケース30の出口3
8に連通接続してあるポットの吐出口から出湯するよう
にしている。
【0003】また、ケース30内には出湯、止水を行う
ための上記弁部35を有する弁軸33の他に、出口38
側(アウト側)の残水を入口37側(イン側)に環流す
るための環流用孔39と環流用弁40を設けてある。
【0004】上記の構成の流量調整弁装置Aは、構造
上、流量調整が非常に難しく、そのため小ストローク時
の大吐水により火傷のおそれがあった。また、ポットの
ポンプを駆動するための押釦32と、弁軸33とが別体
であるので、スイッチばね41と復帰ばね42とのバラ
ンスが難しくてポンプの始動スイッチの信頼性に欠ける
という問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、簡単な構造で可動軸のストロ
ーク(押釦のストローク)に応じて流量調整ができて、
急な出湯で火傷のおそれがなく、安定動作が得られ、ま
た、出口側に残った湯水のような液体を簡単に入口側に
戻すことができ、また、入口側と出口側との水位を一定
にでき、更に、転倒した際に確実に止水でき、ポンプの
始動スイッチの信頼性が確保できる流量調整弁装置を提
供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る流量調整弁装置は、止水弁1をフラップ
弁1aで構成し、止水弁1の一部にテーパ形状をした押
圧部2を設け、可動軸3により押圧部2のテーパ部2a
を押圧して可動軸3のストローク量により押圧部2の移
動量を変えてフラップ弁1aの開口量を調整して成るこ
とを特徴とするものである。このように可動軸3と止水
弁1とを分割し且つ可動軸3により押圧される部分をテ
ーパ部2aとしてあることで、可動軸3のストロークと
フラップ弁1aの開口量を容易に比例させることができ
ることになる。
【0007】また、電気ポットの湯水供給水路4に設け
られる止水弁1をフラップ弁1aで構成し、止水弁1の
一部にテーパ形状をした押圧部2を設け、可動軸3によ
り押圧部2のテーパ部2aを押圧して可動軸3のストロ
ーク量により押圧部2の移動量を変えてフラップ弁1a
の開口量を調整することが好ましい。このような構成と
することで、可動軸3のストロークとフラップ弁1aの
開口量を容易に比例させることができてポットの出湯量
を調整することができるものである。
【0008】また、通常時に弁孔5を設けた止水壁6と
フラップ弁1aとの間に隙間7が形成されていることが
好ましい。このような構成とすることで、出口側と入口
側との圧力を一定にでき、例えば水位管を有するポット
などの場合には水位管とポット内の水位を簡単に同じに
できるものである。
【0009】また、フラップ弁1aの上部両端を回動自
在に支持して一方向側からの流体の流れを止水すると共
に他方側からの流体の環流を可能としていることが好ま
しい。このような構成とすることで、出口側に残った湯
水のような液体を簡単に入口側に戻すことができるもの
である。
【0010】また、フラップ弁1aの上部両端部を回動
自在に支持し、該回動支持部分8に遊びを持たせ、通常
時に弁孔5を設けた止水壁6とフラップ弁1aとの間に
隙間7が形成され、流量調整弁装置9が転倒した状態で
フラップ弁1aが止水壁6に当接して弁孔5を遮蔽する
ように構成していることが好ましい。このような構成と
することで、出口側と入口側との圧力を一定にできるよ
うに通常時に弁孔5を設けた止水壁6とフラップ弁1a
との間に隙間7が形成されるように構成したにもかかわ
らず、流量調整弁装置9が転倒した状態でフラップ弁1
aで確実に弁孔5を止水することができるものである。
【0011】また、フラップ弁1aの上部両端部に回動
軸部10を設け、この回動軸部10を軸支するU字状を
した軸受け溝部11の下面部中央の最下端位置が止水壁
6の表面から離れて位置すると共にU字状をした軸受け
溝部11の一内側面が止水壁6の表面により構成してあ
ることが好ましい。このような構成とすることで、簡単
な構成で、出口側と入口側との圧力を一定にできるよう
に通常時に弁孔5を設けた止水壁6とフラップ弁1aと
の間に隙間7が形成され且つ、流量調整弁装置9が転倒
した状態でフラップ弁1aで確実に弁孔5を止水する構
造のものを提供できるものである。
【0012】また、可動軸3の上部に電気ポットの出湯
用のポンプを駆動するための押釦12を一体に設けてあ
ることが好ましい。このような構成とすることで、動作
の信頼性を高くすることができるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1乃至図5に示
す実施形態に基づいて説明する。
【0014】以下の実施形態では本発明の流量調整弁装
置を電気ポットの流量調整弁装置として用いた場合の例
で示している。電気ポット(図示せず)の湯水供給水路
4の一端部が電気ポット内のポット部に連通し、湯水供
給水路4の他端部が電気ポットの出湯口となっている。
そして、湯水供給水路4の途中にポット部内の湯を出湯
口から出湯するためのポンプ(図示せず)が設けてあ
る。また、上記湯水供給水路4の途中には更に図1に示
すように本発明の流量調整弁装置Aが設けてあって、流
量調整弁装置Aにより湯水供給水路4を流れる湯の流量
を調節できるようになっている。
【0015】流量調整弁装置Aは弁側下部ケース部13
a、弁側上部ケース部13bを超音波溶着のような固着
手段により固着した弁側ケース13と、スイッチ側下部
ケース部14a、スイッチ側上部ケース部14bとをね
じ14cのような固着手段により固着したスイッチ側ケ
ース14とを組み合わせてハウジング15を構成してあ
り、この弁側ケース13とスイッチ側ケース14とより
なるハウジング15内に止水弁1を構成するフラップ弁
1a、可動軸3、復帰ばね16、スイッチ17等が内装
してある。
【0016】弁側ケース13には流体(実施例では湯)
の入口18と出口19とが設けてあり、弁側ケース13
の入口18と出口19との略中間部分に弁孔5を有する
止水壁6が設けてあって、該止水壁6により弁側ケース
13内を入口側室20と出口側室21とに仕切ってあ
る。入口側室20の止水壁6側の上部には図5に示すよ
うにU字状をした軸受け溝部11が設けてあり、このU
字状をした軸受け溝部11の下面部中央の最下端位置が
止水壁6の表面から離れて位置すると共にU字状をした
軸受け溝部11の一内側面が止水壁6の表面により構成
してある(つまりU字状をした軸受け溝部11の一内側
面が止水壁6の表面とが面一となっている)。
【0017】入口側室20には止水弁1を構成する図4
に示すようなフラップ弁1aが配置してあり、フラップ
弁1aの上部両端部に設けた回動軸部10を上記U字状
をした軸受け溝部11に回動自在に軸支してある。ここ
で、図5(b)に示すように、U字状をした軸受け溝部
11に対して回動軸部10を遊びを持って軸支してあっ
て、通常状態では図5(b)に示すように、回動軸部1
0がU字状をした軸受け溝部11の最下端位置に位置
し、この場合、フラップ弁1aと止水壁6との間に隙間
7が形成されるように設定してある。このように通常状
態においてフラップ弁1aと止水壁6との間に隙間7が
形成されるように設定してあることで、出口19側と入
口18側との圧力を一定にでき、例えば水位管を有する
ポットなどの場合には水位管とポット内の水位を簡単に
同じにできるものである。
【0018】一方、流量調整弁装置Aを備えた電気ポッ
トが転倒した場合、フラップ弁1aは回動軸部10がU
字状をした軸受け溝部11の内側面側に移動して図5の
実線の状態から図5の想像線のようになり、フラップ弁
1aが止水壁6に当接して止水壁6に設けた弁孔5を完
全に密閉してシールされ大量の湯が出湯しないようにな
っている。
【0019】入口側室20側において回動自在に軸支さ
れて入口側室20側において止水壁6の弁孔5を開閉す
るフラップ弁1aには弁孔5に対応する部分に弁孔5よ
りも小さい押圧部2を弁孔5を介して出口側室21内に
向けて突設しある。この押圧部2には下に行くほど弁孔
5から離れるように傾斜したテーパ形状をしたテーパ部
2aが設けてある。
【0020】スイッチ側ケース14内から弁側ケース1
3内にかけて上下移動自在に可動軸3が配置してあり、
可動軸3はスイッチ側ケース14内に内装した復帰ばね
16により上方に復帰するばね力が付与してある。ま
た、上下移動自在な可動軸3の挿通部分から水漏れがし
ないように弁側ケース13の上部の可動軸3の挿通部分
にOリング22でシールしてある。この可動軸3は下端
部が弁側ケース13内に突入していて可動軸3の下端部
の半球面状をした部分が上記フラップ弁1aの押圧部2
のテーパ部2aに対向している。
【0021】また、可動軸3の上端部には電気ポットの
出湯用のポンプを駆動するための押釦12を一体に設け
てあり、該押釦12の上部がスイッチ側ケース14から
上方に突出している。スイッチ側ケース14内には電気
ポットの出湯用のポンプ制御用のスイッチ17が内装し
てある。該スイッチ17は固定接点24と可動接点25
とで構成してあり、押釦12には図3に示すようにスイ
ッチ17の可動接点24を操作するための操作用傾斜部
26が設けてあり、押釦12の押し下げ時に操作用傾斜
部26により可動接点25を有する接点ばねを固定接点
24側に移動させて固定接点24に接触させるようにな
っており、また、押釦12の非押し下げ時に復帰ばね1
6により押釦12が一体となった可動軸3が上方に移動
することで、操作用傾斜部26による可動接点25への
押圧作用を解除して可動接点25を有する接点ばねの自
己復帰力により可動接点25が固定接点24から離れれ
るように構成してある。
【0022】しかして、押釦12を押すことで押釦12
と一体となった可動軸3が下方に押し下げられて、可動
軸3の下端により押圧部2のテーパ部2aを押圧してフ
ラップ弁1aを回動して弁孔5を開くと同時に押釦12
によりスイッチ17をオンにしてポンプを駆動し、電気
ポットのポット部内の湯が弁孔5を通過して出湯口から
出湯するものである。この場合、押釦12の押し量、つ
まり可動軸3のストローク量によりテーパ部2a部分で
押される押圧部2の移動量が変わり、これによりフラッ
プ弁1aの開口量が調整され、出湯口からの出湯量を調
整することができるものである。図1、図5に示す実施
形態では可動軸3により押されるテーパ部2aが傾斜の
異なる複数(図では2つ)のテーパ部2a1、2a2、
なっており、テーパ部2a1は傾斜角度が80°、テー
パ部2a2は傾斜角度が15°に設定してあり、図では
テーパ部2a1は可動軸3のストロークが4mm程度ま
での範囲(つまり可動軸3の最大上昇位置から下方に4
mm程度下降するまでの範囲)となっており、テーパ部
2a2は可動軸が4mm以上のストロークとなると(つ
まり可動軸3の最大上昇位置から下方に4mm以上下降
すると)当たるようになっている。上記のように構成し
た場合、テーパ部2a1の傾斜が急であるためストロー
クに対するフラップ弁1aの回動量を小さくしてフラッ
プ弁1aの開口量を小さくすることができ、ストローク
が0.4mmを経て0.5mm程度となった時に一気に
フラップ弁1aの回動量を大きくしてフラップ弁1aの
開口量を大きくし、出湯量を増すことができるものであ
る。
【0023】上記テーパ部2aの傾斜は任意に設定する
ことができるものである。もちろん複数の傾斜の異なる
テーパ部2aを設けた場合にも複数のテーパ部2aの傾
斜はそれぞれ任意に設定することができるものである。
【0024】そして、上記のように可動軸3とフラップ
弁1aよりなる止水弁1とを分割し且つ可動軸3により
押圧される部分をテーパ部2aとすることで、可動軸3
のストロークとフラップ弁1aの開口量を容易に比例さ
せることができるものである。
【0025】押釦12の押圧を解除すると復帰ばね16
のばね力により押釦12と一体となった可動軸3が上方
に押上られて元の初期位置に復帰する。この場合、可動
軸3によるテーパ部2aの押圧が解除されるのでフラッ
プ弁1aが初期位置に復帰して閉じた状態となる。この
場合、前述のように、フラップ弁1aは上端部を軸支し
てあってフリーの状態であり、しかもフラップ弁1aは
出口19側から入口18側へしか動かないので、出口1
9側に残っている湯が必ず弁孔5を通じて入口18側に
戻る構造となっている。ここで、弁側下部ケース部13
aの内部の下面を弁孔5側が下となるように傾斜面とす
ると湯の戻りを良くすることができるものである。
【0026】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、止水弁をフラップ弁で構成し、止水弁の
一部にテーパ形状をした押圧部を設け、可動軸により押
圧部のテーパ部を押圧して可動軸のストローク量により
押圧部の移動量を変えてフラップ弁の開口量を調整して
あるので、可動軸のストロークとフラップ弁の開口量を
容易に比例させることができ、簡単な構成で出湯量の調
整が容易に行え、例えへば、急な出湯で火傷のおそれが
なく、安定動作が得られようにできるものである。
【0027】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、電気ポットの湯
水供給水路に設けられる止水弁をフラップ弁で構成し、
止水弁の一部にテーパ形状をした押圧部を設け、可動軸
により押圧部のテーパ部を押圧して可動軸のストローク
量により押圧部の移動量を変えてフラップ弁の開口量を
調整するので可動軸のストロークとフラップ弁の開口量
を容易に比例させることができて簡単な構成でポットの
出湯量を調整することができるものである。
【0028】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、通
常時に弁孔を設けた止水壁とフラップ弁との間に隙間が
形成されているので、出口側と入口側との圧力を一定に
でき、例えば水位管を有するポットなどの場合には水位
管とポット内の水位を簡単な構成で同じにできるもので
ある。
【0029】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、フラップ弁の上部両端を回動自在に支持して
一方向側からの流体の流れを止水すると共に他方側から
の流体の環流を可能としているので、出口側に残った湯
水のような液体を簡単な構成で入口側に戻すことができ
るものである。
【0030】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、フラップ弁の上部両端部を回動自在に支持
し、該回動支持部分に遊びを持たせ、通常時に弁孔を設
けた止水壁とフラップ弁との間に隙間が形成され、流量
調整弁装置が転倒した状態でフラップ弁が止水壁に当接
して弁孔を遮蔽するように構成してあるので、出口側と
入口側との圧力を一定にできるように通常時に弁孔を設
けた止水壁とフラップ弁との間に隙間が形成されるよう
に構成したにもかかわらず、流量調整弁装置が転倒した
状態でフラップ弁で確実に弁孔5を止水することができ
るものである。
【0031】また、請求項6記載の発明にあっては、上
記請求項5記載の発明の効果に加えて、フラップ弁の上
部両端部に回動軸部を設け、この回動軸部を軸支するU
字状をした軸受け溝部の下面部中央の最下端位置が止水
壁の表面から離れて位置すると共にU字状をした軸受け
溝部の一内側面が止水壁の表面により構成してあるの
で、出口側と入口側との圧力を一定にできるように通常
時に弁孔を設けた止水壁とフラップ弁との間に隙間が形
成され且つ、流量調整弁装置が転倒した状態でフラップ
弁で確実に弁孔を止水する構造のものを提供できるもの
である。
【0032】また、請求項7記載の発明にあっては、上
記請求項2記載の発明の効果に加えて、可動軸の上部に
電気ポットの出湯用のポンプを駆動するための押釦を一
体に設けてあるので、押釦と可動軸が別体の場合に比べ
て動作の信頼性を高くなり、また、部品点数も減少して
組み立て性も向上し、安価となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】同上の押釦とスイッチとの関係を示す部分の断
面図である。
【図4】同上に用いる開閉弁を示し、(a)は正面図で
あり、(b)は側面図である。
【図5】(a)は同上の転倒した場合においてフラップ
弁により弁孔を完全にシールすることを示す説明図であ
り、(b)はフラップ弁が遊びを持って軸支してあるこ
とを示す説明図である。
【図6】従来例の断面図である。
【図7】従来例の平面図である。
【図8】従来例のスイッチ部分を示す断面図である。
【符号の説明】
1 止水弁 1a フラップ弁 2 押圧部 2a テーパ部 3 可動軸 4 湯水供給水路 5 弁孔 6 止水壁 7 隙間 8 回動支持部分 9 流量調整弁装置 10 回動軸部 11 軸受け溝部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月26日(2000.6.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】上記の構成の流量調整弁装置Aは、構造
上、弁軸のストロークと弁部の開口部面積による流量調
整が非常に難しく、そのため小ストローク時の大吐水に
より火傷のおそれがあった。また、ポットのポンプを駆
動するための押釦32と、弁軸33とが別体であるの
で、スイッチばね41と復帰ばね42とのバランスが難
しくてポンプの始動スイッチの信頼性に欠けるという問
題があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、簡単な構造で可動軸のストロ
ーク(押釦のストローク)に応じて流量調整ができて、
急な出湯で火傷のおそれがなく、安定動作が得られ、ま
た、出口側に残った湯水のような液体を簡単に入口側に
戻すことができ、また、入口側と出口側との圧力を一定
にでき、更に、転倒した際に確実に止水でき、ポンプの
始動スイッチの信頼性が確保できる流量調整弁装置を提
供することを課題とするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、フラップ弁1aの上部両端部を回動
自在に支持し、該回動支持部分8に遊びを持たせ、通常
時に弁孔5を設けた止水壁6とフラップ弁1aとの間に
隙間7が形成され、流量調整弁装置9が転倒した状態で
フラップ弁1aが止水壁6に当接して弁孔5を遮蔽する
ように構成していることが好ましい。このような構成と
することで、通常時に出口側と入口側との圧力を一定に
できるように弁孔5を設けた止水壁6とフラップ弁1a
との間に隙間7が形成されるように構成したにもかかわ
らず、流量調整弁装置9が転倒した状態でフラップ弁1
aで確実に弁孔5を止水することができるものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、フラップ弁1aの上部両端部に回動
軸部10を設け、この回動軸部10を軸支するU字状を
した軸受け溝部11の下面部中央の最下端位置が止水壁
6の表面から離れて位置すると共にU字状をした軸受け
溝部11の一内側面が止水壁6の表面により構成してあ
ることが好ましい。このような構成とすることで、簡単
な構成で、通常時に出口側と入口側との圧力を一定に
きるように弁孔5を設けた止水壁6とフラップ弁1aと
の間に隙間7が形成され且つ、流量調整弁装置9が転倒
した状態でフラップ弁1aで確実に弁孔5を止水する構
造のものを提供できるものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】また、可動軸3の上端部には電気ポットの
出湯用のポンプを駆動するための押釦12を一体に設け
てあり、該押釦12の上部がスイッチ側ケース14から
上方に突出している。スイッチ側ケース14内には電気
ポットの出湯用のポンプ制御用のスイッチ17が内装し
てある。該スイッチ17は固定接点24と可動接点25
とで構成してあり、押釦12には図3に示すようにスイ
ッチ17の可動接点25を操作するための操作用傾斜部
26が設けてあり、押釦12の押し下げ時に操作用傾斜
部26により可動接点25を有する接点ばねを固定接点
24側に移動させて固定接点24に接触させるようにな
っており、また、押釦12の非押し下げ時に復帰ばね1
6により押釦12が一体となった可動軸3が上方に移動
することで、操作用傾斜部26による可動接点25への
押圧作用を解除して可動接点25を有する接点ばねの自
己復帰力により可動接点25が固定接点24から離れれ
るように構成してある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】しかして、押釦12を押すことで押釦12
と一体となった可動軸3が下方に押し下げられて、可動
軸3の下端により押圧部2のテーパ部2aを押圧してフ
ラップ弁1aを回動して弁孔5を開くと同時に押釦12
によりスイッチ17をオンにしてポンプを駆動し、電気
ポットのポット部内の湯が弁孔5を通過して出湯口から
出湯するものである。この場合、押釦12の押し量、つ
まり可動軸3のストローク量によりテーパ部2a部分で
押される押圧部2の移動量が変わり、これによりフラッ
プ弁1aの開口量が調整され、出湯口からの出湯量を調
整することができるものである。図1、図5に示す実施
形態では可動軸3により押されるテーパ部2aが傾斜の
異なる複数(図では2つ)のテーパ部2a1、2a2、
なっており、テーパ部2a1は傾斜角度が80°、テー
パ部2a2は傾斜角度が15°に設定してあり、図では
テーパ部2a1は可動軸3のストロークが4mm程度ま
での範囲(つまり可動軸3の最大上昇位置から下方に4
mm程度下降するまでの範囲)となっており、テーパ部
2a2は可動軸が4mm以上のストロークとなると(つ
まり可動軸3の最大上昇位置から下方に4mm以上下降
すると)当たるようになっている。上記のように構成し
た場合、テーパ部2a1の傾斜が急であるためストロー
クに対するフラップ弁1aの回動量を小さくしてフラッ
プ弁1aの開口量を小さくすることができ、ストローク
4mmを経て5mm程度となった時に一気にフラップ
弁1aの回動量を大きくしてフラップ弁1aの開口量を
大きくし、出湯量を増すことができるものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、止水弁をフラップ弁で構成し、止水弁の
一部にテーパ形状をした押圧部を設け、可動軸により押
圧部のテーパ部を押圧して可動軸のストローク量により
押圧部の移動量を変えてフラップ弁の開口量を調整して
あるので、可動軸のストロークとフラップ弁の開口量を
容易に比例させることができ、簡単な構成で出湯量の調
整が容易に行え、例えば、急な出湯で火傷のおそれがな
く、安定動作が得られようにできるものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】また、請求項7記載の発明にあっては、上
記請求項2記載の発明の効果に加えて、可動軸の上部に
電気ポットの出湯用のポンプを駆動するための押釦を一
体に設けてあるので、押釦と可動軸が別体の場合に比べ
て動作の信頼性が高くなり、また、部品点数も減少して
組み立て性も向上し、安価となるものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 止水弁をフラップ弁で構成し、止水弁の
    一部にテーパ形状をした押圧部を設け、可動軸により押
    圧部のテーパ部を押圧して可動軸のストローク量により
    押圧部の移動量を変えてフラップ弁の開口量を調整して
    成ることを特徴とする流量調整弁装置。
  2. 【請求項2】 電気ポットの湯水供給水路に設けられる
    止水弁をフラップ弁で構成し、止水弁の一部にテーパ形
    状をした押圧部を設け、可動軸により押圧部のテーパ部
    を押圧して可動軸のストローク量により押圧部の移動量
    を変えてフラップ弁の開口量を調整して成ることを特徴
    とする流量調整弁装置。
  3. 【請求項3】 通常時に弁孔を設けた止水壁とフラップ
    弁との間に隙間が形成されて成ることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の流量調整弁装置。
  4. 【請求項4】 フラップ弁の上部両端を回動自在に支持
    して一方向側からの流体の流れを止水すると共に他方側
    からの流体の環流を可能として成ることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれかに記載の流量調整弁装
    置。
  5. 【請求項5】 フラップ弁の上部両端部を回動自在に支
    持し、該回動支持部分に遊びを持たせ、通常時に弁孔を
    設けた止水壁とフラップ弁との間に隙間が形成され、流
    量調整弁装置が転倒した状態でフラップ弁が止水壁に当
    接して弁孔を遮蔽するように構成して成ることを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の流量調整
    弁装置。
  6. 【請求項6】 フラップ弁の上部両端部に回動軸部を設
    け、この回動軸部を軸支するU字状をした軸受け溝部の
    下面部中央の最下端位置が止水壁の表面から離れて位置
    すると共にU字状をした軸受け溝部の一内側面が止水壁
    の表面により構成してあることを特徴とする請求項5記
    載の流量調整弁装置。
  7. 【請求項7】 可動軸の上部に電気ポットの出湯用のポ
    ンプを駆動するための押釦を一体に設けて成ることを特
    徴とする請求項2記載の流量調整弁装置。
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