JP2001336015A - 寸法調整機能付き係止具 - Google Patents
寸法調整機能付き係止具Info
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- JP2001336015A JP2001336015A JP2000162098A JP2000162098A JP2001336015A JP 2001336015 A JP2001336015 A JP 2001336015A JP 2000162098 A JP2000162098 A JP 2000162098A JP 2000162098 A JP2000162098 A JP 2000162098A JP 2001336015 A JP2001336015 A JP 2001336015A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】雄係着部材と雌係着部材との係着時における係
着部の厚みを減少させると共に、生産性が高く、組立て
が容易で作業性の向上につながる寸法調整機能付き係着
具を提供する。 【解決手段】係着具(1) の雄係着部材(10)は、雌係着部
材(20)に係脱する雄係着部本体(11)と、被服類に取り付
けられ前記雄係着部本体(11)を弾性的に摺動案内するガ
イド部材(16)とを有し、前記雄係着部本体(11)は、雌係
着部(22)と係脱する係脱部(12)と前記ガイド部材(16)に
より摺動案内される基部(14)が直列的に連結され、前記
ガイド部材(16)は、前記雄係着部本体(11)の摺動ガイド
部をもつ挿通空間部(17a,17b,17b′) を有している。
着部の厚みを減少させると共に、生産性が高く、組立て
が容易で作業性の向上につながる寸法調整機能付き係着
具を提供する。 【解決手段】係着具(1) の雄係着部材(10)は、雌係着部
材(20)に係脱する雄係着部本体(11)と、被服類に取り付
けられ前記雄係着部本体(11)を弾性的に摺動案内するガ
イド部材(16)とを有し、前記雄係着部本体(11)は、雌係
着部(22)と係脱する係脱部(12)と前記ガイド部材(16)に
より摺動案内される基部(14)が直列的に連結され、前記
ガイド部材(16)は、前記雄係着部本体(11)の摺動ガイド
部をもつ挿通空間部(17a,17b,17b′) を有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてズボンや
スカート等の被服類に取り付けられ、その被着時におけ
るウェストや袖丈などの寸法を一定の範囲で自動的に調
整できる係着具に関する。
スカート等の被服類に取り付けられ、その被着時におけ
るウェストや袖丈などの寸法を一定の範囲で自動的に調
整できる係着具に関する。
【0002】
【従来の技術】ズボンやスカート等にあって、通常は身
体に合っているはずの寸法が、例えば食後の腹部膨満状
態では合わなくなってしまい、腹部が強く締めつけられ
苦しくなる。このようとき、腹部の締めつけが弛むよう
に、衣服等の開放端部の係止具自体に腹圧に応じて自動
的に寸法が調整されるサイズ調整機能をもつ係止具が、
例えば実公昭35−442号公報や特開2000−50
913号公報などにより提案されている。
体に合っているはずの寸法が、例えば食後の腹部膨満状
態では合わなくなってしまい、腹部が強く締めつけられ
苦しくなる。このようとき、腹部の締めつけが弛むよう
に、衣服等の開放端部の係止具自体に腹圧に応じて自動
的に寸法が調整されるサイズ調整機能をもつ係止具が、
例えば実公昭35−442号公報や特開2000−50
913号公報などにより提案されている。
【0003】両公報に開示された係止具の機能は同様の
原理に基づくものであり、その構造は、衣服等の開放端
部の一端に取り付けられる雄係着部材と、開放端部の他
端に取り付けられ、前記雄係着部材と着脱可能に係脱す
る雌係着部材とから構成される寸法調整機能付き係着具
である。前記雄係着部材は、被服などに直接取り付けら
れ、スプリングの収納溝を長手方向に形成した雄係着部
基体と、雄係着部基体との間にスプリングの収納空間を
有すると共に、雌係着部材の係着部に係脱する雄係脱部
を有し、雄係着部基体に形成された摺動レールに案内さ
れて摺動可能な雄係着部本体とから構成されている。前
記スプリングは、雄係着部基体の前記収納溝に収納され
て、前記雄係着部基体に対する雄係着部本体の摺動を圧
縮又は引張りで弾力的に制御する。
原理に基づくものであり、その構造は、衣服等の開放端
部の一端に取り付けられる雄係着部材と、開放端部の他
端に取り付けられ、前記雄係着部材と着脱可能に係脱す
る雌係着部材とから構成される寸法調整機能付き係着具
である。前記雄係着部材は、被服などに直接取り付けら
れ、スプリングの収納溝を長手方向に形成した雄係着部
基体と、雄係着部基体との間にスプリングの収納空間を
有すると共に、雌係着部材の係着部に係脱する雄係脱部
を有し、雄係着部基体に形成された摺動レールに案内さ
れて摺動可能な雄係着部本体とから構成されている。前
記スプリングは、雄係着部基体の前記収納溝に収納され
て、前記雄係着部基体に対する雄係着部本体の摺動を圧
縮又は引張りで弾力的に制御する。
【0004】かかる構成により、食後などの腹部膨満状
態や身体を折り曲げたりするとき、ウェストの寸法の変
動に合わせてスプリングが圧縮又は伸長し、腹部に苦痛
を感じることがなく、ホックを緩めたり、外す手間が省
け、被服などの乱れを起こさせることなく、周囲の人に
不快感を与えることもない。
態や身体を折り曲げたりするとき、ウェストの寸法の変
動に合わせてスプリングが圧縮又は伸長し、腹部に苦痛
を感じることがなく、ホックを緩めたり、外す手間が省
け、被服などの乱れを起こさせることなく、周囲の人に
不快感を与えることもない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述の構成
を備えた各公報記載の係着具にあっては、いずれの雄係
着部材も被服などに直接取り付けられる雄係着部基体に
ガイドされて摺動する雄係着部本体が雌係着部材と係脱
する雄係脱部を有しており、雄係着部基体は単なる雄係
着部本体のガイド部材としてスプリングを介してガイド
する機能を有しているに過ぎない。そのため、雄係脱部
はガイド部材としての雄係着部基体を抱持するごとく、
外側に配されて摺動レールに沿って摺動する雄係着部本
体の更に外側に配されることになり、雄係着具の厚みが
大きくなり、係着時において係着部が他の部分よりも膨
出してしまい、外観的に見苦しさを否定できない。
を備えた各公報記載の係着具にあっては、いずれの雄係
着部材も被服などに直接取り付けられる雄係着部基体に
ガイドされて摺動する雄係着部本体が雌係着部材と係脱
する雄係脱部を有しており、雄係着部基体は単なる雄係
着部本体のガイド部材としてスプリングを介してガイド
する機能を有しているに過ぎない。そのため、雄係脱部
はガイド部材としての雄係着部基体を抱持するごとく、
外側に配されて摺動レールに沿って摺動する雄係着部本
体の更に外側に配されることになり、雄係着具の厚みが
大きくなり、係着時において係着部が他の部分よりも膨
出してしまい、外観的に見苦しさを否定できない。
【0006】また、上記各公報記載の雄係着部材を組み
立てるにあたっては、スプリングを収納空間に単に収納
した状態で雄係着部基体と雄係着部本体とを組み立てな
ければならず、組み立て中にスプリングが脱落しやす
く、これを監視しながらの組立作業は余計な煩雑さを伴
い、自動組立ても実現しにくい。
立てるにあたっては、スプリングを収納空間に単に収納
した状態で雄係着部基体と雄係着部本体とを組み立てな
ければならず、組み立て中にスプリングが脱落しやす
く、これを監視しながらの組立作業は余計な煩雑さを伴
い、自動組立ても実現しにくい。
【0007】特に、上記特開2000−50913号公
報に開示された雄係着部材にあっては、組立中或いは組
立後におけるスプリングの抜脱を防止すべく、雄係脱部
或いは雄係着部本体のスプリングの前後に配される切欠
き部分に予め形成された抜脱防止片を折り曲げて立ち上
げる作業が加わり、作業工程の増加につながって生産能
率を低下させる要因となる。
報に開示された雄係着部材にあっては、組立中或いは組
立後におけるスプリングの抜脱を防止すべく、雄係脱部
或いは雄係着部本体のスプリングの前後に配される切欠
き部分に予め形成された抜脱防止片を折り曲げて立ち上
げる作業が加わり、作業工程の増加につながって生産能
率を低下させる要因となる。
【0008】本発明はかかる課題を解決すべくなされた
ものでり、その具体的な目的は雄係着部材と雌係着部材
との係着時における係着部の厚みを減少させると共に、
組立てが容易で作業性が向上につながる寸法調整機能付
き係着具を提供することにある。
ものでり、その具体的な目的は雄係着部材と雌係着部材
との係着時における係着部の厚みを減少させると共に、
組立てが容易で作業性が向上につながる寸法調整機能付
き係着具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用効果】かかる目的
は、本件請求項1〜6に係る発明により効果的に達成さ
れる。請求項1に係る発明は、雄係着部材と雌係着部材
とからなり、被服類の被着時における寸法を自動的に調
整する寸法調整機能付きの係着具にあって、前記雄係着
部材は、雌係着部材に係脱する雄係着部本体と、被服類
に取り付けられ前記雄係着部本体を弾性的に摺動案内す
るガイド部材とを備え、前記雄係着部本体の一端部は雌
係着部と係脱する係脱部を有し、その一端部に連続して
配される他端部は前記ガイド部材により摺動案内される
基部を有しており、前記ガイド部材は、前記雄係着部本
体の摺動ガイド部をもつ挿通空間部を有してなることを
特徴とする寸法調整機能付き係着具にある。
は、本件請求項1〜6に係る発明により効果的に達成さ
れる。請求項1に係る発明は、雄係着部材と雌係着部材
とからなり、被服類の被着時における寸法を自動的に調
整する寸法調整機能付きの係着具にあって、前記雄係着
部材は、雌係着部材に係脱する雄係着部本体と、被服類
に取り付けられ前記雄係着部本体を弾性的に摺動案内す
るガイド部材とを備え、前記雄係着部本体の一端部は雌
係着部と係脱する係脱部を有し、その一端部に連続して
配される他端部は前記ガイド部材により摺動案内される
基部を有しており、前記ガイド部材は、前記雄係着部本
体の摺動ガイド部をもつ挿通空間部を有してなることを
特徴とする寸法調整機能付き係着具にある。
【0010】雄係着部材が、雄係着部本体とガイド部材
とを備えており、前記雄係着部本体は雌係着部材に係脱
する係脱部と、ガイド部材の内部を弾性的に一方向に付
勢されて摺動する基部とが直列的に連結されているた
め、従来のごとく被服類に固着した雄係着部基体に沿っ
て、その表面側を摺動すると共に、その表面側に係脱部
を有する雄係着部本体を摺動させる場合と比較すると、
コンパクトな構造となり、雌係着部材との係着時にも、
その係着部が外側に膨出する割合が低くなり、外観的に
優れたものとなる。
とを備えており、前記雄係着部本体は雌係着部材に係脱
する係脱部と、ガイド部材の内部を弾性的に一方向に付
勢されて摺動する基部とが直列的に連結されているた
め、従来のごとく被服類に固着した雄係着部基体に沿っ
て、その表面側を摺動すると共に、その表面側に係脱部
を有する雄係着部本体を摺動させる場合と比較すると、
コンパクトな構造となり、雌係着部材との係着時にも、
その係着部が外側に膨出する割合が低くなり、外観的に
優れたものとなる。
【0011】請求項2に係る発明は、前記雄係脱部が雌
係着部材に係脱するフック片であり、前記雌係着部が前
記フック片に係着する環状係着部であることを特徴とし
ている。この発明における雄係脱部は、フック片からな
ることを特定しているが、請求項1に係る発明における
係脱部は、その他にも、例えば雄係脱部が錨状形態を有
し、雌係着部が前記錨状雄係脱部の本体を嵌着させる嵌
着溝を有すると共に、錨状雄係脱部の鉤部分が雌係着部
の前面肩部に係着するごとき構造や、後述する実施形態
の係脱部構造など多様な係脱構造が採用できる。
係着部材に係脱するフック片であり、前記雌係着部が前
記フック片に係着する環状係着部であることを特徴とし
ている。この発明における雄係脱部は、フック片からな
ることを特定しているが、請求項1に係る発明における
係脱部は、その他にも、例えば雄係脱部が錨状形態を有
し、雌係着部が前記錨状雄係脱部の本体を嵌着させる嵌
着溝を有すると共に、錨状雄係脱部の鉤部分が雌係着部
の前面肩部に係着するごとき構造や、後述する実施形態
の係脱部構造など多様な係脱構造が採用できる。
【0012】請求項3に係る発明は、前記基部がスプリ
ングの少なくとも一端に対する仮保持手段を有し、前記
ガイド部材が前記スプリングの仮保持手段による仮保持
に代わる本保持手段を有してなることを特徴としてい
る。
ングの少なくとも一端に対する仮保持手段を有し、前記
ガイド部材が前記スプリングの仮保持手段による仮保持
に代わる本保持手段を有してなることを特徴としてい
る。
【0013】いま、雄係着部本体とガイド部材とを組み
立てるにあたっては、先ず雄係着部本体とガイド部材と
の表裏面側を合わせてから、雄係着部本体の雄係脱部の
先端をガイド部材の後端開口に挿入する。そのまま、雄
係着部本体を押し込むと、雄係脱部は挿通空間を案内さ
れて、ガイド部材の前端開口を通り抜けたのちは、抜脱
防止機構により抜脱しないようになる。
立てるにあたっては、先ず雄係着部本体とガイド部材と
の表裏面側を合わせてから、雄係着部本体の雄係脱部の
先端をガイド部材の後端開口に挿入する。そのまま、雄
係着部本体を押し込むと、雄係脱部は挿通空間を案内さ
れて、ガイド部材の前端開口を通り抜けたのちは、抜脱
防止機構により抜脱しないようになる。
【0014】こうして雄係着部本体がガイド部材に組み
込まれると同時に、例えば請求項4に係る発明のごとく
基部のスプリング仮保持手段である基部に形成されたス
プリング収容空間の一部壁面に仮保持されていた圧縮ス
プリングの一端が、ガイド部材に形成されたスプリング
本保持部である、その内壁面やリテーナ部分などからな
るリング本支持手段により本支持される。その結果、雌
係着部材との係着時に、雌係着部材との間の連結長さ寸
法が変動するときに、ガイド部材と基部との間に配され
た圧縮スプリングの弾力が作用して、ガイド部材の内部
を雄係着部が摺動し、前記連結長さ寸法を自動的に変動
させる。
込まれると同時に、例えば請求項4に係る発明のごとく
基部のスプリング仮保持手段である基部に形成されたス
プリング収容空間の一部壁面に仮保持されていた圧縮ス
プリングの一端が、ガイド部材に形成されたスプリング
本保持部である、その内壁面やリテーナ部分などからな
るリング本支持手段により本支持される。その結果、雌
係着部材との係着時に、雌係着部材との間の連結長さ寸
法が変動するときに、ガイド部材と基部との間に配され
た圧縮スプリングの弾力が作用して、ガイド部材の内部
を雄係着部が摺動し、前記連結長さ寸法を自動的に変動
させる。
【0015】請求項5及び請求項6に係る発明は、前記
スプリングが圧縮コイルスプリング又はジグザグ状に形
成された圧縮板バネ片であることを規定しており、圧縮
コイルスプリングの場合の前記スプリング本保持部は、
ガイド部材の前記挿通空間の一端開口周縁の内壁面であ
り、ジグザグ状に形成された板バネ片である場合のスプ
リング本保持部は、ガイド部材の一端開口周縁の内壁面
から前記挿通空間の内部に向けて突出する突出片であ
る。
スプリングが圧縮コイルスプリング又はジグザグ状に形
成された圧縮板バネ片であることを規定しており、圧縮
コイルスプリングの場合の前記スプリング本保持部は、
ガイド部材の前記挿通空間の一端開口周縁の内壁面であ
り、ジグザグ状に形成された板バネ片である場合のスプ
リング本保持部は、ガイド部材の一端開口周縁の内壁面
から前記挿通空間の内部に向けて突出する突出片であ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の代表的な実施形態
を添付図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明
の第1実施形態に係る寸法調整機能付き係着具1の分解
斜視図である。同図において、符号10は雄係着部材を
示し、符号20は雌係着部材を示している。
を添付図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明
の第1実施形態に係る寸法調整機能付き係着具1の分解
斜視図である。同図において、符号10は雄係着部材を
示し、符号20は雌係着部材を示している。
【0017】本実施形態に係る寸法調整機能付き係着具
1は、図1に示すように雄係着部材10と雌係着部材2
0とから構成される。本実施形態にあって、これらの係
着部材10,20は全て合成樹脂材料による射出成形に
より成形される成形品からなる。合成樹脂材料として
は、ポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポ
リブチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂が使われ
る。
1は、図1に示すように雄係着部材10と雌係着部材2
0とから構成される。本実施形態にあって、これらの係
着部材10,20は全て合成樹脂材料による射出成形に
より成形される成形品からなる。合成樹脂材料として
は、ポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポ
リブチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂が使われ
る。
【0018】本実施形態による雄係着部材10は、図2
〜図6に示すような構造をもつ雄係着部本体11と、図
7〜図9に示すような構造もつガイド部材16と、同ガ
イド部材16を被服などに固着するための図1に示す座
部材19とから構成される。
〜図6に示すような構造をもつ雄係着部本体11と、図
7〜図9に示すような構造もつガイド部材16と、同ガ
イド部材16を被服などに固着するための図1に示す座
部材19とから構成される。
【0019】前記雄係着部本体11は、一端に雌係着部
材20と係脱する係脱部12と、連結部13を介して前
記係脱部12と一体的に連結された基部14とを備えて
いる。また、同基部14には、同基部14に形成された
スプリング収容空間14bに圧縮スプリング15が仮保
持される。
材20と係脱する係脱部12と、連結部13を介して前
記係脱部12と一体的に連結された基部14とを備えて
いる。また、同基部14には、同基部14に形成された
スプリング収容空間14bに圧縮スプリング15が仮保
持される。
【0020】前記係脱部12は、図2に示すように平面
視で全体形状が矩形部分の基部14側の端面を円弧面1
2’とし、その係脱部12の上下方向中央部には前記連
結部13と同一寸法で先端(図2の左側)に向けて延び
る略T字状の厚肉部分12aを有している。この厚肉部
分12aを除く周縁の薄肉部分12bは、図4に示すよ
うに平坦面12b’を介して傾斜面12b”に連続して
いる。
視で全体形状が矩形部分の基部14側の端面を円弧面1
2’とし、その係脱部12の上下方向中央部には前記連
結部13と同一寸法で先端(図2の左側)に向けて延び
る略T字状の厚肉部分12aを有している。この厚肉部
分12aを除く周縁の薄肉部分12bは、図4に示すよ
うに平坦面12b’を介して傾斜面12b”に連続して
いる。
【0021】前記連結部13は、前記係脱部12の円弧
面12′と前記基部14との上下中央部の間を連結する
矩形片からなり、その肉厚は前記係脱部12の厚肉部分
12aの略1/2の肉厚に設定され、その上下寸法は前
記厚肉部分12aの上下寸法と略同一の寸法を有してい
る。また、連結部13の前記係脱部12に対する連結部
位は、図3における前記係脱部12の下面から上面側に
僅かに変位させた部位とされる。なお、連結部13の肉
厚は係脱部12の厚肉部分12aの略1/2の肉厚に設
定されるとは限らず、例えば連結部の後述する楔状抜脱
防止片13aの突出高さを低くして、その分だけ連結部
13の肉厚を大きくしてもよい。
面12′と前記基部14との上下中央部の間を連結する
矩形片からなり、その肉厚は前記係脱部12の厚肉部分
12aの略1/2の肉厚に設定され、その上下寸法は前
記厚肉部分12aの上下寸法と略同一の寸法を有してい
る。また、連結部13の前記係脱部12に対する連結部
位は、図3における前記係脱部12の下面から上面側に
僅かに変位させた部位とされる。なお、連結部13の肉
厚は係脱部12の厚肉部分12aの略1/2の肉厚に設
定されるとは限らず、例えば連結部の後述する楔状抜脱
防止片13aの突出高さを低くして、その分だけ連結部
13の肉厚を大きくしてもよい。
【0022】上述のごとく矩形片からなる連結部13の
表面途中から基部14に向かう上下側縁部には、雄係着
部本体11が上記ガイド部材16から抜脱することを阻
止するための上下一対の抜脱防止片13aが表面に向け
て突設されている。この抜脱防止片13aは、図1及び
図3に示すように上面視で楔状を呈しており、基部14
に向かって高さを漸増させている。この楔状抜脱防止片
13aの基部14に隣接する最も高い部分の端面高さ
は、図5及び図6に示すように基部14の後述する表面
側の突条14aの高さに略一致させている。
表面途中から基部14に向かう上下側縁部には、雄係着
部本体11が上記ガイド部材16から抜脱することを阻
止するための上下一対の抜脱防止片13aが表面に向け
て突設されている。この抜脱防止片13aは、図1及び
図3に示すように上面視で楔状を呈しており、基部14
に向かって高さを漸増させている。この楔状抜脱防止片
13aの基部14に隣接する最も高い部分の端面高さ
は、図5及び図6に示すように基部14の後述する表面
側の突条14aの高さに略一致させている。
【0023】上記基部14は、図1〜図3に示すように
前記連結部13の後端である前記抜脱片13aの後端面
(図における右端)から後方に向けて延設されている。
この基部14は前後に長細い矩形枠状を呈しており、そ
の前後面間の肉厚は前記連結部13の肉厚よりも厚く、
上記雄係脱部12の厚肉部分12aの肉厚と略同一の肉
厚を有している。また、その上下外側面間の寸法は、図
2に示すように連結部13よりも広く、上記雄係脱部1
2の上下寸法と略同一である。
前記連結部13の後端である前記抜脱片13aの後端面
(図における右端)から後方に向けて延設されている。
この基部14は前後に長細い矩形枠状を呈しており、そ
の前後面間の肉厚は前記連結部13の肉厚よりも厚く、
上記雄係脱部12の厚肉部分12aの肉厚と略同一の肉
厚を有している。また、その上下外側面間の寸法は、図
2に示すように連結部13よりも広く、上記雄係脱部1
2の上下寸法と略同一である。
【0024】この基部14の略1/2にあたる後方側
(図2の右方)の枠状部の表面及び裏面に沿って、上下
枠部分の各寸法よりも小さい略横U字状をなす突条14
aが表面方向及び裏面方向に向けて突設されている。更
に、基部14の四方枠部分により囲まれるスプリング収
容空間14bの前後方向の内壁面には、仮保持する対象
である圧縮スプリング15の内径よりも小径の前後一対
のスプリング嵌着ピン14cが互いに向かって突出して
いる。なお、本実施形態にあっては前記一対のスプリン
グ嵌着ピン14cのうち、前方のスプリング嵌着ピン1
4cの突出寸法を後方のスプリング嵌着ピン14cの突
出寸法より短く設定している。
(図2の右方)の枠状部の表面及び裏面に沿って、上下
枠部分の各寸法よりも小さい略横U字状をなす突条14
aが表面方向及び裏面方向に向けて突設されている。更
に、基部14の四方枠部分により囲まれるスプリング収
容空間14bの前後方向の内壁面には、仮保持する対象
である圧縮スプリング15の内径よりも小径の前後一対
のスプリング嵌着ピン14cが互いに向かって突出して
いる。なお、本実施形態にあっては前記一対のスプリン
グ嵌着ピン14cのうち、前方のスプリング嵌着ピン1
4cの突出寸法を後方のスプリング嵌着ピン14cの突
出寸法より短く設定している。
【0025】また、前記スプリング嵌着ピン14cに嵌
着される本実施形態における圧縮スプリング15は、そ
の外側短径が前記表面側及び裏面側の突条14aの頂点
間の寸法と略一致する略楕円形のコイル形状としてい
る。そのため、同スプリング嵌着ピン14cに圧縮スプ
リング15を嵌着したときにも、同圧縮スプリング15
が雄係着部本体11から外側に突出することはない。
着される本実施形態における圧縮スプリング15は、そ
の外側短径が前記表面側及び裏面側の突条14aの頂点
間の寸法と略一致する略楕円形のコイル形状としてい
る。そのため、同スプリング嵌着ピン14cに圧縮スプ
リング15を嵌着したときにも、同圧縮スプリング15
が雄係着部本体11から外側に突出することはない。
【0026】図7〜図9は、雄係着部材10の他の構成
部材である上記ガイド部材16の構造を示している。図
7は同ガイド部材16を前記雄係着部本体11の挿着方
向から見た中央部断面部である。図8及び図9は、それ
ぞれ図7におけるII-II 線及びIII-III 線に沿った矢視
断面を示している。なお、以下の説明にあって、上下、
前後方、表裏面とは上記雄係着部本体におけるそれらと
同様に使っている。
部材である上記ガイド部材16の構造を示している。図
7は同ガイド部材16を前記雄係着部本体11の挿着方
向から見た中央部断面部である。図8及び図9は、それ
ぞれ図7におけるII-II 線及びIII-III 線に沿った矢視
断面を示している。なお、以下の説明にあって、上下、
前後方、表裏面とは上記雄係着部本体におけるそれらと
同様に使っている。
【0027】以下、このガイド部材16について、図1
をも参照しながら具体的に説明する。ガイド部材16の
全体形状は、上述の図から理解できるように矩形断面を
もつ角筒体からなる本体部17の上下底面部から上下に
フランジ部18が延設された形状を有している。
をも参照しながら具体的に説明する。ガイド部材16の
全体形状は、上述の図から理解できるように矩形断面を
もつ角筒体からなる本体部17の上下底面部から上下に
フランジ部18が延設された形状を有している。
【0028】前記本体部17は中央部に上記雄係着部本
体11を挿通させる挿通空間が前後方向(図8の左右方
向)に貫通して形成されている。この挿通空間は、上記
雄係脱部12と基部14の本体部分を摺動案内する主挿
通空間部17aと、上記連結部13に形成された楔状抜
脱防止片13a及び上記基部14の表面及び裏面に形成
された上記突条14aを摺動案内する副挿通空間部17
bとからなる。
体11を挿通させる挿通空間が前後方向(図8の左右方
向)に貫通して形成されている。この挿通空間は、上記
雄係脱部12と基部14の本体部分を摺動案内する主挿
通空間部17aと、上記連結部13に形成された楔状抜
脱防止片13a及び上記基部14の表面及び裏面に形成
された上記突条14aを摺動案内する副挿通空間部17
bとからなる。
【0029】前記主挿通空間部17aは前記基部14の
本体部分の断面寸法と略一致する断面寸法からなる矩形
断面を有している。前記副挿通空間部17bは、図7に
おいて前記主挿通空間部17aの表面側及び裏面側にく
り抜かれた幅広い凹陥溝からなり、その雄係着部本体1
1の後端の挿入側開口は前記主副挿通空間部17a,1
7bと同一形状及び寸法を有しているが、その前端の挿
通側開口は本体部17の挿通側端部の途中で行き止まり
とされている。
本体部分の断面寸法と略一致する断面寸法からなる矩形
断面を有している。前記副挿通空間部17bは、図7に
おいて前記主挿通空間部17aの表面側及び裏面側にく
り抜かれた幅広い凹陥溝からなり、その雄係着部本体1
1の後端の挿入側開口は前記主副挿通空間部17a,1
7bと同一形状及び寸法を有しているが、その前端の挿
通側開口は本体部17の挿通側端部の途中で行き止まり
とされている。
【0030】しかも、副挿通空間部17bの前記行き止
まりの部分における主挿通空間部17aの表面側の内壁
面には、上下に所定の間隔をおいて一対の楔状溝17
a’が形成されている。また、前記行き止まりの部分に
おける主挿通空間部17aの裏面側の内壁面は、図9に
示すように前記楔状溝17a’の傾斜面とほぼ平行な傾
斜面17a″とされている。この表面側の一対の楔状溝
17a’は、上記連結部13に突設された上下一対の抜
脱防止片13aの突設部位に対応して形成され、抜脱防
止片13aの挿通時における案内通路となる。
まりの部分における主挿通空間部17aの表面側の内壁
面には、上下に所定の間隔をおいて一対の楔状溝17
a’が形成されている。また、前記行き止まりの部分に
おける主挿通空間部17aの裏面側の内壁面は、図9に
示すように前記楔状溝17a’の傾斜面とほぼ平行な傾
斜面17a″とされている。この表面側の一対の楔状溝
17a’は、上記連結部13に突設された上下一対の抜
脱防止片13aの突設部位に対応して形成され、抜脱防
止片13aの挿通時における案内通路となる。
【0031】前記裏面側の傾斜面17a″の形成位置
は、表面側の楔状溝17a’の形成位置よりもわずかに
前方に変位した位置とされる。なお、ガイド部材16の
前側開口部が弾性的に変形しやすい場合には、前記傾斜
面17a″を排除することも可能である。
は、表面側の楔状溝17a’の形成位置よりもわずかに
前方に変位した位置とされる。なお、ガイド部材16の
前側開口部が弾性的に変形しやすい場合には、前記傾斜
面17a″を排除することも可能である。
【0032】上記一対のフランジ部18はそれぞれが略
半円形をなしており、各中央部には後述する被服などへ
の固着孔18aが形成されている。上記座部材19は、
図示せぬ被服などに前記ガイド部材17を固着するため
の固着具であり、矩形板からなり、その表面側には被服
等を介して前記フランジ部18に形成された一対の前記
固着孔18aに挿通され、以降の溶融押圧工程で変形さ
れて前記ガイド部材17を固着するピン19aが表面側
に向けて突設されている。
半円形をなしており、各中央部には後述する被服などへ
の固着孔18aが形成されている。上記座部材19は、
図示せぬ被服などに前記ガイド部材17を固着するため
の固着具であり、矩形板からなり、その表面側には被服
等を介して前記フランジ部18に形成された一対の前記
固着孔18aに挿通され、以降の溶融押圧工程で変形さ
れて前記ガイド部材17を固着するピン19aが表面側
に向けて突設されている。
【0033】さて、上述の構成を備えた雄係着部本体1
1とガイド部材16とを組み立てるには、先ず雄係着部
本体11とガイド部材16との表裏面側を合わせた状態
で、雄係着部本体11の雄係脱部13の先端をガイド部
材16の後端開口に挿入する。そのまま、雄係着部本体
11を押し込むと、雄係脱部13は主挿入空間部17a
を通って、ガイド部材16の前端開口から抜け出る。
1とガイド部材16とを組み立てるには、先ず雄係着部
本体11とガイド部材16との表裏面側を合わせた状態
で、雄係着部本体11の雄係脱部13の先端をガイド部
材16の後端開口に挿入する。そのまま、雄係着部本体
11を押し込むと、雄係脱部13は主挿入空間部17a
を通って、ガイド部材16の前端開口から抜け出る。
【0034】このとき、連結部の楔状抜脱防止片13a
はガイド部材16の副挿入空間部17bを案内されたの
ちに、連結部13を表面側に弾性変形させながら表面側
の楔状溝17a’と裏面側の傾斜面17a″に案内され
て通過する。また、雄係着部本体11の基部14の表裏
両面に形成された突条14aも、前記副挿入空間部17
bに案内されてガイド部材16の内部に収納される。
はガイド部材16の副挿入空間部17bを案内されたの
ちに、連結部13を表面側に弾性変形させながら表面側
の楔状溝17a’と裏面側の傾斜面17a″に案内され
て通過する。また、雄係着部本体11の基部14の表裏
両面に形成された突条14aも、前記副挿入空間部17
bに案内されてガイド部材16の内部に収納される。
【0035】前記楔状抜脱防止片13aが楔状溝17
a’及び傾斜面17a″を通過すると、連結部13は弾
性復帰して、楔状抜脱防止片13aの後端面がガイド部
材16の前端面に係着して、後方へと抜き取ることが不
可能となる。
a’及び傾斜面17a″を通過すると、連結部13は弾
性復帰して、楔状抜脱防止片13aの後端面がガイド部
材16の前端面に係着して、後方へと抜き取ることが不
可能となる。
【0036】こうして雄係着部本体11がガイド部材1
6に組み込まれても、基部14のスプリング収容空間1
4bに仮保持された圧縮コイルスプリング15の後端
は、相変わらずスプリング収容空間14bの後端内壁面
と上記突条14aにより支持されているが、スプリング
収容空間14bの前端内壁面に仮保持されている圧縮ス
プリング15の前端は雄係着部本体11がガイド部材1
6に組み込まれると同時にガイド部材16の主挿入空間
部17aの前端内壁面によって本支持される。
6に組み込まれても、基部14のスプリング収容空間1
4bに仮保持された圧縮コイルスプリング15の後端
は、相変わらずスプリング収容空間14bの後端内壁面
と上記突条14aにより支持されているが、スプリング
収容空間14bの前端内壁面に仮保持されている圧縮ス
プリング15の前端は雄係着部本体11がガイド部材1
6に組み込まれると同時にガイド部材16の主挿入空間
部17aの前端内壁面によって本支持される。
【0037】図10〜図12は、本実施形態における上
記雌係着部材20の構造を示している。以下の説明で
は、雌係着部材20の上記雄係着部材10と係脱する面
を表面とし、その係着片22が配される側を表側、被服
などに取り付けられる固着用座部材25が配される側を
後側という。また、図10における上下を上下方向とす
る。
記雌係着部材20の構造を示している。以下の説明で
は、雌係着部材20の上記雄係着部材10と係脱する面
を表面とし、その係着片22が配される側を表側、被服
などに取り付けられる固着用座部材25が配される側を
後側という。また、図10における上下を上下方向とす
る。
【0038】本実施形態による雌係着部材20の本体2
1は略矩形状の板片からなる。その本体21の表面は、
図11に示すように前側から後側にかけて2つの第1及
び第2の上りテーパ面21d,21eを介して、3つの
第1〜第3の平面21a〜21cを有している。本体2
1の上下表面には、前記第1平面21a及び第1テーパ
面21dを含むようにして、図12に示すように逆L字
状の係着片22が互いにその先端を向かい合わせて上下
に突設されている。
1は略矩形状の板片からなる。その本体21の表面は、
図11に示すように前側から後側にかけて2つの第1及
び第2の上りテーパ面21d,21eを介して、3つの
第1〜第3の平面21a〜21cを有している。本体2
1の上下表面には、前記第1平面21a及び第1テーパ
面21dを含むようにして、図12に示すように逆L字
状の係着片22が互いにその先端を向かい合わせて上下
に突設されている。
【0039】雌係着部材20の本体21の上下寸法は上
記雄係着部材10の雄係脱部12におけるT字状の厚肉
部分12aの腕部12a′の長さ寸法に等しく、上下一
対の前記係着片22の先端間の間隔は前記厚肉部分12
aの脚部12a″の幅寸法にほぼ等しい。
記雄係着部材10の雄係脱部12におけるT字状の厚肉
部分12aの腕部12a′の長さ寸法に等しく、上下一
対の前記係着片22の先端間の間隔は前記厚肉部分12
aの脚部12a″の幅寸法にほぼ等しい。
【0040】前記第2テーパ面21eを介した上記第2
及び第3平面21b,21cには、上下に所要の間隔を
おいて固着孔23が形成されている。この固着孔23に
は、図1に示す雌係着部材20の固着用座部材25の固
着ピン25aが被服などを介して挿通され、溶融押圧工
程を経て被服に固着される。
及び第3平面21b,21cには、上下に所要の間隔を
おいて固着孔23が形成されている。この固着孔23に
は、図1に示す雌係着部材20の固着用座部材25の固
着ピン25aが被服などを介して挿通され、溶融押圧工
程を経て被服に固着される。
【0041】以上の構成を備えた本実施形態による雄係
着部材10と雌係着部材20による係脱操作と、係着時
における雄係着部材10と雌係着部材20の相対的な挙
動を説明する。
着部材10と雌係着部材20による係脱操作と、係着時
における雄係着部材10と雌係着部材20の相対的な挙
動を説明する。
【0042】上述のようにして、雄係着部材10のガイ
ド部材16及び雌係着部材20が被服などに所要の間隔
を隔てて取り付けられる。このとき、本実施形態によれ
ば、雄係着部本体11に雄係脱部12及び基部14を連
結部13を介して直列的に結合させ、表面側には何ら突
出部のないガイド部材に挿通させているため、雄係着部
材10が被服などの取付部表面から不要に突出すること
がなくなり、雌係着部材20との係着時にあっても、係
着具取付部が局部的に外側に殆ど膨出することがなく、
外観的にも優れたものとなる。
ド部材16及び雌係着部材20が被服などに所要の間隔
を隔てて取り付けられる。このとき、本実施形態によれ
ば、雄係着部本体11に雄係脱部12及び基部14を連
結部13を介して直列的に結合させ、表面側には何ら突
出部のないガイド部材に挿通させているため、雄係着部
材10が被服などの取付部表面から不要に突出すること
がなくなり、雌係着部材20との係着時にあっても、係
着具取付部が局部的に外側に殆ど膨出することがなく、
外観的にも優れたものとなる。
【0043】雄係着部材10を雌係着部材20に係着す
るときは、雄係着部材10の雄係脱部12を図13に示
すように雌係着部材20の係着片22の前面側を越える
ように操作したのち、雌係着部材20に押し付け、後方
に引っ張ると、同図に仮想線で示すように雄係脱部12
の薄肉部分12bが雌係着部材20の一対の係着片22
の内部に納まると共に、前記厚肉部分12aの腕部12
a′の後端面が係着片22の対向する係着面22aに係
着する。
るときは、雄係着部材10の雄係脱部12を図13に示
すように雌係着部材20の係着片22の前面側を越える
ように操作したのち、雌係着部材20に押し付け、後方
に引っ張ると、同図に仮想線で示すように雄係脱部12
の薄肉部分12bが雌係着部材20の一対の係着片22
の内部に納まると共に、前記厚肉部分12aの腕部12
a′の後端面が係着片22の対向する係着面22aに係
着する。
【0044】この係着状態にあるとき、例えば食事をし
て腹部が膨満状態となると、図14に示すようにガイド
部材16と雌係着部材20とが離間する方向に移動す
る。この移動時に、雄係着部本体11は係着したままで
あり、圧縮スプリング15の弾力に抗してガイド部材1
6が後方へと移動することになる。空腹時であれば、こ
れとは逆の動きをすることになる。こうして、例えばウ
ェストの寸法が変動しても、自動的に調整されて適合す
るようになる。
て腹部が膨満状態となると、図14に示すようにガイド
部材16と雌係着部材20とが離間する方向に移動す
る。この移動時に、雄係着部本体11は係着したままで
あり、圧縮スプリング15の弾力に抗してガイド部材1
6が後方へと移動することになる。空腹時であれば、こ
れとは逆の動きをすることになる。こうして、例えばウ
ェストの寸法が変動しても、自動的に調整されて適合す
るようになる。
【0045】図15及び図16は本発明の第2実施形態
を示している。本実施形態にあって、上記第1実施例と
第1に異なるところは、雄係脱部12を単純なフック形
状とすると共に、雌係着部材20を前記フック状雄係脱
部12に係着する環状部材の一部により構成している点
である。また第2の異なる点は、雄係着部本体11の基
部14の突状14aを排除して、基部14の後端部にお
ける上下幅を段部14dを介して広く形成している点で
ある。第3点は、副挿入空間部17bを排除し、前記第
1及び第2の異なる点に対応して、ガイド部材16の主
挿入空間部17aの上下幅を段部17a−1を介して広
くしている点である。
を示している。本実施形態にあって、上記第1実施例と
第1に異なるところは、雄係脱部12を単純なフック形
状とすると共に、雌係着部材20を前記フック状雄係脱
部12に係着する環状部材の一部により構成している点
である。また第2の異なる点は、雄係着部本体11の基
部14の突状14aを排除して、基部14の後端部にお
ける上下幅を段部14dを介して広く形成している点で
ある。第3点は、副挿入空間部17bを排除し、前記第
1及び第2の異なる点に対応して、ガイド部材16の主
挿入空間部17aの上下幅を段部17a−1を介して広
くしている点である。
【0046】このように構成することにより、ガイド部
材16から雄係着部本体11が突出する範囲を基部14
の段部14dとガイド部材16の主挿入空間部17aに
形成された段部17a−1との間で確実に規制すること
ができるようになる。
材16から雄係着部本体11が突出する範囲を基部14
の段部14dとガイド部材16の主挿入空間部17aに
形成された段部17a−1との間で確実に規制すること
ができるようになる。
【0047】図17及び図18は前述の第2実施形態に
おけるガイド部材16の変形例を示している。この変形
例によれば、ガイド部材16の本体17は、フランジ部
18に形成される固着孔18aの前後の近傍で、同固着
孔18aを含むようにして結合されており、その本体1
7の後部側部分に上記主挿入空間部17aの上下と連通
する副挿通空間部17bを形成する。
おけるガイド部材16の変形例を示している。この変形
例によれば、ガイド部材16の本体17は、フランジ部
18に形成される固着孔18aの前後の近傍で、同固着
孔18aを含むようにして結合されており、その本体1
7の後部側部分に上記主挿入空間部17aの上下と連通
する副挿通空間部17bを形成する。
【0048】かかる構成により、副挿通空間部17bの
突き当り面をフランジ部18の一部で構成することがで
き、それだけフランジ部18の延設寸法を小さく設定す
ることができる。また、この場合にフランジ部18の表
面を本体に向けて肉厚となる傾斜面とすることにより、
フランジ部18の強度を高めることもできる。
突き当り面をフランジ部18の一部で構成することがで
き、それだけフランジ部18の延設寸法を小さく設定す
ることができる。また、この場合にフランジ部18の表
面を本体に向けて肉厚となる傾斜面とすることにより、
フランジ部18の強度を高めることもできる。
【0049】図19〜図24は本発明の第3実施形態を
示している。この実施形態によれば、上記第1実施形態
における楕円形断面の圧縮スプリングに代えて円形断面
をもつ圧縮スプリング15を用いている。このような円
形断面をもつ圧縮スプリング15を用いるため、上記第
1実施形態のように単純にガイド部材16の主挿入空間
部17aの前端開口部の内壁面による支持だけでは、圧
縮スプリング15の圧縮、伸長動作が不安定になりかね
ない。
示している。この実施形態によれば、上記第1実施形態
における楕円形断面の圧縮スプリングに代えて円形断面
をもつ圧縮スプリング15を用いている。このような円
形断面をもつ圧縮スプリング15を用いるため、上記第
1実施形態のように単純にガイド部材16の主挿入空間
部17aの前端開口部の内壁面による支持だけでは、圧
縮スプリング15の圧縮、伸長動作が不安定になりかね
ない。
【0050】そこで、本実施形態では、図19及び図2
0に示すように、ガイド部材16における主挿入空間部
17aの前記前端開口部の表裏側内壁面の中央に、それ
ぞれ内部に向かって平行に突出するスプリング係着突起
17cを突設している。また、このスプリング係着突起
17cを設けることにより、図21〜図24に示すよう
に、雄係着部本体11の雄係脱部12の表裏面と基部1
4の前端枠部分の前記突起17cの当り面にそれぞれ凹
溝12c及び14eが形成されている。
0に示すように、ガイド部材16における主挿入空間部
17aの前記前端開口部の表裏側内壁面の中央に、それ
ぞれ内部に向かって平行に突出するスプリング係着突起
17cを突設している。また、このスプリング係着突起
17cを設けることにより、図21〜図24に示すよう
に、雄係着部本体11の雄係脱部12の表裏面と基部1
4の前端枠部分の前記突起17cの当り面にそれぞれ凹
溝12c及び14eが形成されている。
【0051】いま、円形断面の圧縮スプリング15が装
着された雄係着部本体11を、その雄係脱部12から基
部14の後端へと、ガイド部材16の主副挿入空間部1
7a,17bと連通する後端開口から挿入し、連結部1
3の楔状抜脱防止片13aが前端開口を通り抜けてガイ
ド部材16の前端面に係着するまで挿通させるとき、前
記凹溝12c及び14eによって、ガイド部材16の主
挿入空間部17aの行き止まり部の内壁から突出するス
プリング係着突起17cは雄係着部本体11の周面と干
渉することなく円滑に挿通できる。
着された雄係着部本体11を、その雄係脱部12から基
部14の後端へと、ガイド部材16の主副挿入空間部1
7a,17bと連通する後端開口から挿入し、連結部1
3の楔状抜脱防止片13aが前端開口を通り抜けてガイ
ド部材16の前端面に係着するまで挿通させるとき、前
記凹溝12c及び14eによって、ガイド部材16の主
挿入空間部17aの行き止まり部の内壁から突出するス
プリング係着突起17cは雄係着部本体11の周面と干
渉することなく円滑に挿通できる。
【0052】この挿通が終了すると、同時に上記スプリ
ング係着突起17cは、図24に示すように基部14に
仮保持された圧縮コイルスプリング15の端部内面に差
し込まれ、雄係着部材11とガイド部材16との相対的
な摺動による同スプリングの圧縮動作時にも、スプリン
グ断面を変形させることなく円滑な動作が保障される。
ング係着突起17cは、図24に示すように基部14に
仮保持された圧縮コイルスプリング15の端部内面に差
し込まれ、雄係着部材11とガイド部材16との相対的
な摺動による同スプリングの圧縮動作時にも、スプリン
グ断面を変形させることなく円滑な動作が保障される。
【0053】図25〜図29は本発明の第4実施形態を
示している。この例では、上記圧縮コイルスプリング1
5に代えて、ジグザク状に屈曲する板バネ片15′を採
用している。枠状基部14の後端部には、この板バネ片
15′の後端を収容するポケット部14b′が形成さ
れ、そのポケット部14b′の内部に板バネ片15′の
後端を収容して、図25に示すように板バネ片15′を
基部14のスプリング(バネ)収容空間14bにわずか
に圧縮させた状態で仮保持させておく。
示している。この例では、上記圧縮コイルスプリング1
5に代えて、ジグザク状に屈曲する板バネ片15′を採
用している。枠状基部14の後端部には、この板バネ片
15′の後端を収容するポケット部14b′が形成さ
れ、そのポケット部14b′の内部に板バネ片15′の
後端を収容して、図25に示すように板バネ片15′を
基部14のスプリング(バネ)収容空間14bにわずか
に圧縮させた状態で仮保持させておく。
【0054】前記基部14の同じく後端部の上下側面に
はリブ状の突条14a′が突設されている。従って、上
記実施形態においてガイド部材16の主挿入空間部17
aの表裏面側に形成された副挿入空間部17bに代え
て、図28及び図29に示すように、主挿入空間部17
aの後端から中央部にかけて、上下に前記突条14a′
を案内するための副挿入空間部17b′を形成する。
はリブ状の突条14a′が突設されている。従って、上
記実施形態においてガイド部材16の主挿入空間部17
aの表裏面側に形成された副挿入空間部17bに代え
て、図28及び図29に示すように、主挿入空間部17
aの後端から中央部にかけて、上下に前記突条14a′
を案内するための副挿入空間部17b′を形成する。
【0055】また、ガイド部材16には上記第3実施形
態と同様に、その前端開口部分の表裏側内壁面から先端
を向き合わせて、バネ係着突起17d′を主挿入空間部
17aの内部に向かって突出させている。雄係着部本体
11の前記バネ係着突起17d′との当り面である雄係
脱部12の厚肉部分12aの表裏面と基部14の前端枠
部分の表裏面には、図25及び図26に示すように、同
バネ係着突起17d′と干渉しないように、挿入方向に
延びる凹溝12c,14eが形成されている。
態と同様に、その前端開口部分の表裏側内壁面から先端
を向き合わせて、バネ係着突起17d′を主挿入空間部
17aの内部に向かって突出させている。雄係着部本体
11の前記バネ係着突起17d′との当り面である雄係
脱部12の厚肉部分12aの表裏面と基部14の前端枠
部分の表裏面には、図25及び図26に示すように、同
バネ係着突起17d′と干渉しないように、挿入方向に
延びる凹溝12c,14eが形成されている。
【0056】以上の説明からも明らかなように、本発明
に係る寸法調整機能付き係着具によると、全ての部材が
合成樹脂材料からなる成形品から構成することができ、
その組立作業も容易であり、しかも身体の体格変動に応
じて被服などの寸法を確実に且つ自動的に調整できる。
更に、雄係着部本体11が、雌係着部材20と係脱する
雄係脱部12と、寸法変化に対応して寸法調整機能をも
たせるための重要な部材である圧縮スプリングを仮保持
する基部とを、直列的に一体に連結して構成するため、
被服などに固着され雄係着部本体11を内部に支持して
摺動案内するガイド部材16の表面側からは格別に突出
部分を排除できるようになり、係着具全体の厚みを小さ
くでき、雌係着部材との係着時にも、その係着部位が外
側にあまり膨出することがなくなり、外観的にも優れた
ものとなる。
に係る寸法調整機能付き係着具によると、全ての部材が
合成樹脂材料からなる成形品から構成することができ、
その組立作業も容易であり、しかも身体の体格変動に応
じて被服などの寸法を確実に且つ自動的に調整できる。
更に、雄係着部本体11が、雌係着部材20と係脱する
雄係脱部12と、寸法変化に対応して寸法調整機能をも
たせるための重要な部材である圧縮スプリングを仮保持
する基部とを、直列的に一体に連結して構成するため、
被服などに固着され雄係着部本体11を内部に支持して
摺動案内するガイド部材16の表面側からは格別に突出
部分を排除できるようになり、係着具全体の厚みを小さ
くでき、雌係着部材との係着時にも、その係着部位が外
側にあまり膨出することがなくなり、外観的にも優れた
ものとなる。
【図1】本発明の第1実施形態をである寸法調整機能付
き係着具の分解斜視図である。
き係着具の分解斜視図である。
【図2】前記係着具における雄係脱部の正面図である。
【図3】図2におけるII-II 線に沿った矢視断面図であ
る。
る。
【図4】図2におけるIII-III 線に沿った矢視断面図で
ある。
ある。
【図5】図2におけるIV-IV 線に沿った矢視断面図であ
る。
る。
【図6】図2におけるV-V 線に沿った矢視断面図であ
る。
る。
【図7】前記係着具におけるガイド部材の正面から見た
横断面図である。
横断面図である。
【図8】図7におけるVI-VI 線に沿った矢視断面図であ
る。
る。
【図9】図8におけるVII-VII 線に沿った矢視断面図で
ある。
ある。
【図10】上記係着具における雌係着部材を示す正面図
である。
である。
【図11】図10におけるVIII-VIII 線に沿った矢視断
面図である。
面図である。
【図12】図10におけるIX-IX 線に沿った矢視断面図
である。
である。
【図13】上記係着具の雄係着部材と雌係着部材の係着
前の状態を示す断面図である。
前の状態を示す断面図である。
【図14】同係着具の雄係着部材と雌係着部材の係着時
の状態を示す断面図である。
の状態を示す断面図である。
【図15】本発明の第2実施形態である寸法調整機能付
き係着具の分解斜視図である。
き係着具の分解斜視図である。
【図16】同係着具のガイド部材を正面から見た断面図
である。
である。
【図17】同ガイド部材の変形例を示す正面から見た断
面図である。
面図である。
【図18】図17におけるX-X 線に沿った矢視断面図で
ある。
ある。
【図19】本発明の第3実施形態である寸法調整機能付
き係着具のガイド部材を後方から見た断面図である。
き係着具のガイド部材を後方から見た断面図である。
【図20】図19におけるXI-XI 線に沿った矢視断面図
である。
である。
【図21】同係着具における雄係着部本体の正面図であ
る。
る。
【図22】図21におけるXII-XII 線に沿った矢視断面
図である。
図である。
【図23】図21におけるXIII-XIII 線に沿った矢視断
面図である。
面図である。
【図24】第3実施形態である寸法調整機能付き係着具
の係着時における後方から見た断面図である。
の係着時における後方から見た断面図である。
【図25】本発明の第4実施形態である寸法調整機能付
き係着具の雄係着部本体の正面図でる。
き係着具の雄係着部本体の正面図でる。
【図26】図25におけるIVX-IVX 線に沿った矢視断面
図である。
図である。
【図27】図25におけるVX-VX 線に沿った矢視断面図
である。
である。
【図28】第4実施形態によるガイド部材を後方から見
た断面図である。
た断面図である。
【図29】図28におけるVIX-VIX 線に沿った矢視断面
図である。
図である。
1 寸法調整機能付き係着具 10 雄係着部材 11 雄係着部本体 12 雄係脱部 12a 厚肉部分 12a′ 腕部 12a″ 脚部 12b 薄肉部分 12b′ 平坦部 12b″ 斜面部 12′ 円弧面 12c 凹溝 13 連結部 13a 楔状抜脱防止片 14 基部 14a 突条 14a′ リブ状の突条 14b スプリング収容空間 14b′ ポケット部 14c スプリング支持ピン 14d 段部 14e 凹溝 15 圧縮コイルスプリング 15′ ジグザグ状板バネ片 16 ガイド部材 17 本体 17a 主挿通空間部 17a−1 段部 17a′ 楔状溝 17a″ 傾斜面 17b,17b′副挿通空間部 17c スプリング係着突起 17d′ バネ係着突起 18 フランジ部 18a 固着孔 19 固着用座部材 19a 固着ピン 20 雌係着部材 21 本体 21a〜21c 第1〜第3平面 21d,21e テーパ面 22 係着片(雌係着部) 23 固着孔 25 固着用座部材 25a 固着ピン
Claims (6)
- 【請求項1】 雄係着部材(10)と雌係着部材(20)とから
なり、被服類の被着時における寸法を自動的に調整する
寸法調整機能付きの係着具(1) にあって、 前記雄係着部材(10)は、雌係着部材(20)に係脱する雄係
着部本体(11)と、被服類に取り付けられ前記雄係着部本
体(11)を弾性的に摺動案内するガイド部材(16)とを備
え、 前記雄係着部本体(11)の一端部は雌係着部(22)と係脱す
る係脱部(12)を有し、その一端部に連続して配される他
端部は前記ガイド部材(16)により摺動案内される基部(1
4)を有しており、 前記ガイド部材(16)は、前記雄係着部本体(11)の摺動ガ
イド部をもつ挿通空間部(17a,17b,17b′) を有してな
る、ことを特徴とする寸法調整機能付き係着具。 - 【請求項2】 前記雄係脱部(12)が雌係着部材(20)に係
脱するフック片であり、前記雌係着部が前記フック片に
係着する環状係着部であることを特徴とする請求項1記
載の寸法調整機能付き係着具。 - 【請求項3】 前記基部(14)がスプリング(15,15’) の
少なくとも一端に対する仮保持手段を有し、 前記ガイド部材(16)が前記スプリング(15,15’) の仮保
持手段による仮保持に代わる本保持手段を有してなるこ
とを特徴とする請求項1記載の寸法調整機能付き係止
具。 - 【請求項4】 前記仮保持手段が前記基部に形成された
スプリング収容空間の一部壁面であり、前記本保持手段
がガイド部材に形成されたスプリング本保持部(17,17c)
であることを特徴とする請求項3記載の寸法調整機能付
き係着具。 - 【請求項5】 前記スプリングが圧縮コイルスプリング
(15)であり、前記スプリング本保持部が、ガイド部材の
前記挿通空間の一端開口周縁の内壁面である請求項4記
載の寸法調整機能付き係着具。 - 【請求項6】 前記スプリングがジグザグ状に形成され
た板バネ片(15 ’) からなり、前記スプリング本保持部
が、ガイド部材(16)の一端開口周縁の内壁面から前記挿
通空間の内部に向けて突出する突出片(17c) である請求
項4記載の寸法調整機能付き係着具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000162098A JP2001336015A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 寸法調整機能付き係止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000162098A JP2001336015A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 寸法調整機能付き係止具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001336015A true JP2001336015A (ja) | 2001-12-07 |
Family
ID=18666037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000162098A Pending JP2001336015A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 寸法調整機能付き係止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001336015A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101529665B1 (ko) * | 2014-03-21 | 2015-06-17 | 이엘트렌드 주식회사 | 의복벨트용 버클 어셈블리 |
-
2000
- 2000-05-31 JP JP2000162098A patent/JP2001336015A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101529665B1 (ko) * | 2014-03-21 | 2015-06-17 | 이엘트렌드 주식회사 | 의복벨트용 버클 어셈블리 |
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