JP2001335492A - 眼科用組成物 - Google Patents
眼科用組成物Info
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Abstract
れに対する洗浄効果に優れ、なお且つ眼に対する安全性
を充分に確保することの出来る眼科用組成物を提供する
こと。 【解決手段】 ポリオキシアルキレンブロックコポリマ
ー及びその誘導体のうちの少なくとも1種以上からなる
A成分と共に、グリチルリチン酸及びその塩のうちの少
なくとも1種以上からなるB成分を含有するように、眼
科用組成物を構成した。
Description
れた洗浄効果を発揮すると共に、眼に対する安全性をも
充分に備えた眼科用組成物、中でも点眼薬や、コンタク
トレンズ用洗浄液等のコンタクトレンズ用剤に関するも
のである。
コンタクトレンズと含水性コンタクトレンズとに分類さ
れたり、また、ハードコンタクトレンズとソフトコンタ
クトレンズとに分類されたりしている。そして、それら
の何れのコンタクトレンズにおいても、その装用によっ
て、涙液に由来する脂質(眼脂)等の汚れが付着するこ
とがあり、更には、そのようなレンズの涙液汚れに起因
して、装用感の悪化や視力の低下、結膜充血等といった
眼障害が惹起されるようになるところから、かかるコン
タクトレンズを毎日継続して、安全に且つ快適に使用す
るためには、コンタクトレンズに対して洗浄処理を施す
ことが必要不可欠となっている。
洗浄処理に際しては、一般に、汚れの洗浄乃至は除去効
果を有する適当なコンタクトレンズ用の洗浄液が用いら
れるのであるが、このようなコンタクトレンズ用洗浄液
としては、洗浄成分たる界面活性剤を添加,含有せしめ
てなる各種の液剤が、これまでに提案されてきており、
例えば、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブ
ロックコポリマー等のポリオキシアルキレンブロックコ
ポリマーや、その誘導体を配合せしめたものが知られて
いる。
ブロックコポリマー乃至はその誘導体を洗浄成分として
含むコンタクトレンズ用洗浄液にあっては、通常、眼に
対する安全性を重視し、且つ、コンタクトレンズの直径
やベースカーブ等のコンタクトレンズの規格が変化し
て、コンタクトレンズの形状や物性に悪影響が出ないよ
う、かかる洗浄成分の液中濃度が出来るだけ低くなるよ
うに調製されるところから、そういった低濃度の洗浄成
分では、脂質可溶化能の如き洗浄力が充分に発揮され得
ない問題が内在しているのであり、それ故に、このよう
な洗浄液を用いてコンタクトレンズの洗浄処理を行なう
場合には、脂質等の汚れがコンタクトレンズに残留し、
そして蓄積されるようになるために、眼に対して悪影響
が及ぼされる等といった問題の発生が、懸念されるので
ある。
古くより炎症やアレルギー等に対する治療薬として知ら
れるグリチルリチン酸又はその塩、或いはグリチルリチ
ン酸から誘導されるグリチルレチン酸又はその誘導体
を、眼の炎症を防止する必須成分として含有せしめてな
るコンタクトレンズ用の液剤(溶剤)が提案されてお
り、また、そこでは、更に、グリチルリチン酸及びその
塩が、疎水性のトリテルペノイド系化合物と親水性のグ
ルクロン酸とがエーテル結合してなる構造を持つもので
あることによって、界面活性能を併せ有していることか
ら、そのようなグリチルリチン酸やその塩を界面活性剤
として用いた液剤にあっては、汚れの洗浄作用をも奏し
得ることが明らかにされている。
チン酸及びその塩について、種々なる検討を行なったと
ころ、それらを単独で用いて配合せしめてなる液剤にあ
っては、何れも、脂質可溶化能が低い乃至は殆どなく、
脂質汚れの洗浄効果において不十分なものであること
が、判明したのである。
を重ねた結果、上記のグリチルリチン酸及びその塩に
は、前記したポリオキシアルキレンブロックコポリマー
やその誘導体の有する脂質可溶化能を飛躍的に向上させ
る働きがあることを知見したのであり、そして、そのよ
うなグリチルリチン酸及びその塩のうちの少なくとも1
種を、ポリオキシアルキレンブロックコポリマー及びそ
の誘導体のうちの少なくとも1種と併用して、それらの
両者を共存せしめてなる液剤にあっては、特に脂質汚れ
に対する有効な洗浄効果の実現と、眼に対する毒性の低
減とを両立して達成することが出来ることを見出したの
である。
づいて完成されたものであって、その解決課題とすると
ころは、眼の汚れやコンタクトレンズの汚れ、中でも脂
質汚れに対する洗浄効果に優れ、なお且つ眼に対する安
全性をも充分に確保することの出来る眼科用組成物を提
供することにある。
解決するために、ポリオキシアルキレンブロックコポリ
マー及びその誘導体のうちの少なくとも1種以上からな
るA成分と共に、グリチルリチン酸及びその塩のうちの
少なくとも1種以上からなるB成分を含有せしめたこと
を特徴とする眼科用組成物を、その要旨とするものであ
る。
にあっては、A成分としてのポリオキシアルキレンブロ
ックコポリマー及びその誘導体のうちの少なくとも1種
以上と、B成分としてのグリチルリチン酸及びその塩の
うちの少なくとも1種以上とが組み合わされて、必須の
成分として共に含有せしめられていることにより、前記
A成分の本来的に有する脂質可溶化能が効果的に増強せ
しめられ得たものとなっているところから、かかるA成
分の濃度を適度に調整することによって、眼に対する安
全性を充分に確保しつつ、眼の汚れやコンタクトレンズ
の汚れ、特にコンタクトレンズに付着した涙液汚れ、中
でも脂質汚れに対する優れた洗浄乃至は除去効果を有利
に実現することが出来るという特徴を有しているのであ
る。
物における好ましい態様の一つによれば、前記A成分と
しては、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブ
ロックコポリマー又はその誘導体が有利に用いられ、ま
た、本発明において、かかるポリオキシエチレン−ポリ
オキシプロピレンブロックコポリマー又はその誘導体
は、2〜40のHLB値を有するものであることが望ま
しいのであり、これによって、本発明の課題が有利に解
消されることとなる。
一つによれば、前記したA成分は、0.01〜5.0w
/v%の割合において含有せしめられることが望まし
く、また一方、前記B成分は、0.01〜1.0w/v
%の割合において含有せしめられることが望ましい。こ
のような含有量の採用によって、眼に対する安全性が有
利に確保され、また脂質汚れに対する洗浄効果がより一
層有利に発揮せしめられ得るのである。
にあっては、上記の如きA成分及びB成分以外にも、更
に必要に応じて、防腐剤、増粘剤、緩衝剤、キレート化
剤、等張化剤、界面活性剤のうちの少なくとも1種以上
が含有せしめられて、使用され得、そしてそれによっ
て、それらの成分に応じた更なる機能、例えばコンタク
トレンズの保存機能等が有利に付加されることとなる。
よれば、上述せる如き眼科用組成物は、眼に対する安全
性が充分に備えられたものであるところから、点眼薬と
して用いることが出来る。これによって、炎症やアレル
ギー等に対する治療薬としてのグリチルリチン酸やその
塩による眼の炎症を防止する効果が発現されることは勿
論、眼に付着した汚れが有利に洗浄乃至は除去され得る
こととなるのである。更に、本発明に従う眼科用組成物
は、コンタクトレンズを眼に装用した状態下において点
眼されることも、望ましく、これにより、かかるコンタ
クトレンズの洗浄が行なわれるようにすることが出来
る。
によれば、前述した眼科用組成物が、コンタクトレンズ
用剤として用いられることも、望ましい。また、かかる
コンタクトレンズ用剤がコンタクトレンズ用洗浄液とし
て用いられ、コンタクトレンズを眼から外した状態下に
おいて、該コンタクトレンズ用洗浄液とコンタクトレン
ズとを接触せしめることにより、かかるコンタクトレン
ズの洗浄を行なうようにすることも、望ましい。
う眼科用組成物において、その必須の構成成分の一つた
るA成分は、ポリオキシアルキレンブロックコポリマー
及びその誘導体のうちの1種若しくは複数を組み合わせ
たものにて与えられ、以て良好な界面活性作用を発揮し
得るものである。
与えるポリオキシアルキレンブロックコポリマー又はそ
の誘導体として、親水性及び親油性をそれぞれ示す2種
類又はそれ以上のポリオキシアルキレン基がブロック的
に配列,結合された構造乃至は部分構造を有する公知の
高分子化合物のうちで、眼科的に許容され得る各種のも
のが有利に採用されるのであるが、望ましくは、そうい
った高分子化合物の中でも、前記2種類以上のポリオキ
シアルキレン基が、何れも2〜4の炭素数を有するも
の、中でも特に、ポリオキシエチレン基からなるポリオ
キシエチレン(POE)鎖と、ポリオキシプロピレン基
からなるポリオキシプロピレン(POP)鎖とを有する
ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックコ
ポリマー又はその誘導体が、好適に用いられることとな
る。
−ポリオキシプロピレンブロックコポリマーとしては、
例えば、非イオン性界面活性剤として市販されているプ
ルロニック、プルロニックR、テトロニック、テトロニ
ックR(以上、独国:BASF社製)や、ポロクサマー
等の公知の各種のものを利用することが出来、また、そ
れらの中でも、ポロクサマー124、ポロクサマー18
8、ポロクサマー237、ポロクサマー338、ポロク
サマー407、テトロニック904、テトロニック90
8、テトロニック1107の使用が推奨される。
キシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックコポリマ
ーの誘導体の具体例としては、各種ポリオキシエチレン
−ポリオキシプロピレンブロックコポリマーの片末端乃
至は両末端にある水酸基を、通常の変性手法に従って、
エーテル化或いはエステル化せしめることにより得られ
る高分子化合物等が挙げられ、例えば、その代表的なも
のとして、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン
モノアルキルエーテルやポリオキシエチレン−ポリオキ
シプロピレンジアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
−ポリオキシプロピレンモノアルキルエステル、ポリオ
キシエチレン−ポリオキシプロピレンジアルキルエステ
ルといったPOE−POP型のものや、POE−POP
−POE型のもの等を挙げることが出来る。
リオキシプロピレンブロックコポリマー誘導体のうち、
POE−POP型のものにあっては、下記の一般式
(a)〜(h)にて表わされる何れのものであっても、
何等差し支えない。 (a) RO−(OE)x −(OP)y −H (b) HO−(OE)x −(OP)y −R (c) RCOO−(OE)x −(OP)y −H (d) HO−(OE)x −(OP)y −COR (e) RO−(OE)x −(OP)y −R’ (f) RO−(OE)x −(OP)y −COR’ (g) RCOO−(OE)x −(OP)y −R’ (h) RCOO−(OE)x −(OP)y −COR’ 但し、かかる一般式(a)〜(h)において、OE及び
OPは、それぞれ、オキシエチレン基(−CH2 CH2
O−)及びオキシプロピレン基(−CH2 CH(C
H3 )O−)を表わしている。また、R,R’は、何れ
も、炭素数が1〜3の直鎖乃至は分岐鎖のアルキル基を
表わし、また特に、一般式(e)〜(h)において、R
とR’とは、互いに同一であっても、或いは異なってい
ても良いものである。更に、x及びyは、それぞれ前記
OE及びOPの繰り返し数を表わすものであって、それ
ぞれ、5〜100及び1〜10の整数である。
にて表わされるポリオキシエチレン−ポリオキシプロピ
レンブロックコポリマー誘導体について、その具体的な
ものとしては、POE(10)POP(4)モノセチル
エーテル、POE(20)POP(4)モノセチルエー
テル、POE(20)POP(8)モノセチルエーテ
ル、POE(20)POP(6)デシルテトラデシルエ
ーテル、POE(30)POP(6)デシルテトラデシ
ルエーテル、POE(10)POP(4)モノセチルエ
ステル、POE(20)POP(4)モノセチルエステ
ル、POE(20)POP(8)モノセチルエステル、
POE(20)POP(6)デシルテトラデシルエステ
ル、POE(30)POP(6)デシルテトラデシルエ
ステル、POE(10)POP(4)モノラウリルエー
テル、POE(10)POP(4)モノラウリルエステ
ル、酢酸POE(3)POP(1)セチルエーテル、酢
酸POE(3)POP(1)イソセチルエーテル、酢酸
POE(3)POP(1)セチルエステル、酢酸POE
(3)POP(1)イソセチルエステル等を例示するこ
とが出来る。
シプロピレンブロックコポリマー誘導体の代表例たるP
OE−POP−POE型の高分子化合物としては、下記
の一般式(i)〜(n)にて表わされるもの等を挙げる
ことが出来る。 (i) RO−(OE)a −(OP)b −(OE)a −
H (j) RO−(OE)a −(OP)b −(OE)a −
R’ (k) RCOO−(OE)a −(OP)b −(OE)
a −H (l) RCOO−(OE)a −(OP)b −(OE)
a −COR’ (m) OH−(OE)a −(OP)b −(OE)a −
R (n) OH−(OE)a −(OP)b −(OE)a −
COR なお、かかる一般式(i)〜(n)において、OE,O
P及びR,R’については、前記一般式(a)〜(h)
の場合と同様である。また、OE及びOPの繰り返し数
を表わすa及びbは、それぞれ、5〜150及び10〜
100の整数であるが、好ましくは、a/b=0.5〜
3.5であることが、望ましい。
オキシプロピレンブロックコポリマー誘導体の他の例と
して、下記の一般式(o)〜(y)にて表わされる、酸
化エチレンと酸化プロピレンとをエチレンジアミンへ逐
次に付加して得られる四官能性ブロックコポリマーであ
るポロクサミン型の高分子化合物を例示することが出来
る。
と同様な基であり、a,c,f,hは1〜150の整数
である一方、b,d,e,gは2〜50の整数である。
また、好適には、a/b=0.015〜30であること
が、望ましい。
シエチレン−ポリオキシプロピレンブロックコポリマー
やその誘導体にあっては、優れた洗浄効果の実現という
本発明の目的からして、そのHLB(親水親油バラン
ス)の値が2〜40の範囲内にあるもの、好適には7〜
30程度のものであることが、望ましいのである。
うちの少なくとも1種以上をA成分として含む本発明の
眼科用組成物にあっては、更に、グリチルリチン酸及び
その塩のうちの少なくとも1種以上が、B成分として共
存せしめられていることによって、かかるA成分の界面
活性能に基づくところの洗浄力、特に脂質可溶化能が大
幅に増強され、以て、そのようなA成分の含有量を低濃
度に抑えても、具体的には0.01w/v%程度の濃度
としても、洗浄効果が発揮され得ることとなったのであ
る。このため、本発明において、A成分は、通常、0.
01w/v%以上、好適には0.1w/v%以上、更に
好適には0.3w/v%以上の濃度において用いられる
のであるが、それの含有量が多くなり過ぎると、眼に対
して刺激が与えられたり、細胞毒性が高くなって、生体
に対する安全性が低下するようになるところから、その
上限として、一般に、5.0w/v%以下、好ましくは
3.0w/v%以下、更に好ましくは2.0w/v%以
下の濃度が採用されることとなる。
分と共に眼科用組成物中に含有せしめられるB成分とし
てのグリチルリチン酸及びその塩は、かかるA成分との
併用によって、A成分が元々有している脂質可溶化能の
如き洗浄力を相剰的に向上せしめ得て、それにより、A
成分のみでは到底期待し得ない優れた洗浄効果の実現を
可能にするものである。
の塩としては、例えば、グリチルリチン酸、グリチルリ
チン酸モノカリウム、グリチルリチン酸ジカリウム、グ
リチルリチン酸モノアンモニウム、グリチルリチン酸ジ
ナトリウム等を挙げることが出来、それらの化合物のう
ちの1種乃至は複数を組み合わせたものが、B成分とし
て用いられることとなるが、有利には、グリチルリチン
酸ジカリウム、及びグリチルリチン酸ジナトリウムが好
適に用いられる。
の使用量は、その添加目的たる相剰的な洗浄効果の実現
が有利に為され得るように、前記したA成分を構成する
高分子化合物の種類等を考慮して、適宜に設定されるも
のであるが、一般に、B成分は、0.01〜1.0w/
v%の濃度において、好ましくは0.05〜0.5w/
v%の濃度となるように、用いられることとなる。けだ
し、かかるB成分の使用量が少なくなり過ぎると、洗浄
力の向上効果が充分に奏され得なくなるからであり、逆
に、余りにも多い使用量にあっては、眼への安全性に影
響があったり、コンタクトレンズの規格、例えば、直径
やベースカーブ等を変化させる等、コンタクトレンズの
形状や物性に悪影響を及ぼすようになるからである。
のような特定の2種類の成分A,Bを、任意の順序に
て、従来と同様に、適当な水系媒体中にそれぞれ適量に
おいて添加,含有せしめることにより、調製されるもの
であるが、本発明では、それらA成分及びB成分以外に
も、更に必要に応じて、一般的な点眼薬やコンタクトレ
ンズ用途の液剤において用いられている各種の添加成分
のうちの1種乃至は2種以上が、通常の範囲内において
添加せしめられていても、何等差し支えないのである。
なお、そのような添加成分は、生体への安全性が高く、
なお且つ眼科的に充分に許容され、しかもコンタクトレ
ンズの形状又は物性に対する影響のないものであること
が好ましく、また、そういった要件を満たす量的範囲内
で用いられることが望ましいのであり、これによって、
本発明の効果を何等阻害することなく、その添加成分に
応じた各種の機能を洗浄液に対して有利に付与すること
が出来るのである。
おいて、眼やコンタクトレンズの消毒効果、更には、眼
科用組成物の防腐・保存効果を有利に発現させるために
は、防腐効力を有する防腐剤が添加せしめられるのであ
る。なお、そのような防腐剤としては、一般に、公知の
各種のものの中から、適宜なものが選定されて、単独で
或いは複数を組み合わせて用いられることとなる。
酸、ソルビン酸カリウム、安息香酸或いはその塩、パラ
オキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パ
ラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸メチ
ル、クロロブタノール等が挙げられる。
度を適度に調整するためには、増粘剤を添加することが
出来、例えば、ヘテロ多糖類等の種々のガム類;ポリビ
ニルアルコール、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリア
クリルアミド等の合成有機高分子化合物;ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース等
のセルロース誘導体;スターチ誘導体等の増粘剤が用い
られることとなる。
ては、そのpH値や浸透圧が大きくなり過ぎても、逆に
小さくなり過ぎても、眼に対して刺激を与えたり、眼障
害を招来する恐れがあるところから、通常、洗浄液のp
H値は、pH調整剤の添加によって、5.3〜8.5程
度に調整されることが望ましく、また、浸透圧は、等張
化剤を添加せしめることによって、200〜400mO
sm/kg程度に調整されることが好ましいのである。
なお、そのようなpHの調整のために用いられるpH調
整剤としては、水酸化ナトリウムや塩酸等が利用される
一方、浸透圧の調整に用いられる等張化剤として、塩化
ナトリウム、塩化カリウム、糖類、糖アルコール、及び
多価アルコール若しくはそのエーテル又はそのエステル
からなる群より選ばれた少なくとも1種以上の化合物
が、一般に用いられる。
を前記した範囲に有効に且つ眼に対して安全な範囲に保
つためには、一般に、少なくとも1種以上の緩衝剤が添
加せしめられることとなるが、その緩衝剤としては、従
来から公知の各種のものの中から、適宜に選択されて、
用いられることとなる。具体的には、リン酸、ホウ酸、
カルボン酸、オキシカルボン酸等の酸や、その塩(例え
ば、ナトリウム塩等)、更にはGood−Buffer
やトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(Tri
s)、ビス(2−ヒドロキシエチル)イミノトリス(ヒ
ドロキシメチル)メタン(Bis−Tris)、炭酸水
素ナトリウム等を、眼に対して安全であり、しかもコン
タクトレンズに対する影響を少なくすることが出来ると
いう理由から、挙げることが出来る。
ンタクトレンズには、一般に、涙液からの汚れとして、
カルシウム等が沈着乃至は吸着する可能性があることか
ら、そのような不具合の発生を防止するべく、眼科用組
成物には、キレート化剤も、また、有利に添加せしめら
れることとなるが、そのようなキレート化剤としては、
エチレンジアミン四酢酸(EDTA)及びその塩、例え
ばエチレンジアミン四酢酸・2ナトリウム(EDTA・
2Na)、エチレンジアミン四酢酸・3ナトリウム(E
DTA・3Na)等を用いることが出来る。
ては、前述せる如きA成分とB成分との併用によっても
たらされる相剰的な効果を何等阻害しないものであり、
また、その効果を損なわない量である限りにおいて、公
知の各種の界面活性剤、有利には、前記A成分以外の界
面活性剤が添加,含有せしめられていても良く、これに
よって、脂質の洗浄効果がより一層優れたものとなる。
そして、そのような界面活性剤の中でも、チロキサポー
ルの如きポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
ホルムアルデヒド縮合物等のポリエチレングリコール誘
導体や、ポリソルベート80の如きソルビタンモノオレ
ート、セスキオレイン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪
酸エステル、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビ
タン等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、モノステアリン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸
エステル、モノステアリン酸ポリエチレングリコール等
のポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテル等のポリオキシエチレンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油等の使用
が、生体に対する安全性の観点からして、好ましいとさ
れる。
発明に従う眼科用組成物の調製に際して、前記A成分及
びB成分やその他の成分が添加せしめられる水系媒体と
しては、水道水や精製水、蒸留水等の水そのものの他に
も、水を主体とする溶液であれば、生理食塩水乃至は塩
化ナトリウム含有水溶液や、公知のコンタクトレンズ用
洗浄液や点眼薬等を利用することも可能であることは、
言うまでもないところである。
明に係る眼科用組成物を用いて、コンタクトレンズの洗
浄処理を行なうに際しては、例えば、かかる眼科用組成
物をコンタクトレンズ用洗浄液として用いて、眼から外
したコンタクトレンズを、本発明のコンタクトレンズ用
洗浄液で満たした適当な容器中に、所定時間の間、浸漬
せしめたり、或いはかかる洗浄液にて擦り洗いする方法
の他、該眼科用組成物を点眼薬として用い、コンタクト
レンズを眼に装用したままの状態下、適量を点眼せしめ
ることによって、眼球上において、コンタクトレンズを
該眼科用組成物に接触せしめて、洗浄する手法等が、適
宜に採用されることとなる。なお、本発明に従う眼科用
組成物を点眼薬として用いた場合にあっては、コンタク
トレンズの洗浄の他に、眼の洗浄も実現され得ることは
勿論である。
組成物にて、目的とする眼やコンタクトレンズを洗浄せ
しめれば、眼やコンタクトレンズに付着する脂質等の涙
液汚れを効果的に除去することが出来るのであり、しか
も、本発明に従う眼科用組成物は、眼に対して高い安全
性を持つものであることから、浸漬や擦り洗いによるコ
ンタクトレンズの洗浄処理を長時間に亘って行なう場合
にあっても、更には、かかる眼科用組成物を点眼して、
眼球上でコンタクトレンズを洗浄せしめるような場合で
も、眼障害等の問題を惹起するようなことがないという
利点をも享受することが出来るのである。
下乃至は眼から外した状態下において洗浄せしめられた
コンタクトレンズにあっては、更に必要に応じて、別に
用意されるコンタクトレンズ用の殺菌液等により殺菌処
理が施されてもよいことは、言うまでもない。
しているコンタクトレンズとしては、その種類が何等限
定されるものではなく、例えば、低含水、高含水等の全
てに分類されるソフトコンタクトレンズ、及びハードコ
ンタクトレンズがその対象となり得るものであって、コ
ンタクトレンズの材質等が、本発明の適用に際して何等
問われることはない。
発明を更に具体的に明らかにすることとするが、本発明
が、そのような実施例の記載によって、何等の制約をも
受けるものでないことは、言うまでもないところであ
る。また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には
上記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない
限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変更、
修正、改良等を加え得るものであることが、理解される
べきである。
脂質可溶化速度法によって検討した。具体的には、先
ず、精製水に対して、所定の添加成分を、下記表1及び
表2に示される各種割合においてそれぞれ添加せしめる
ことにより、pHが7.3とされた各種液剤試料(本発
明例1〜3及び比較例1〜4)を、それぞれ調製した。
なお、かかる液剤試料の調製に際しては、必須の添加成
分として、ポリオキシアルキレンブロックコポリマーと
してのポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロ
ックコポリマーたるポロクサマー407(Px407)
と、グリチルリチン酸ジカリウム(GK2)、グリチル
リチン酸ジナトリウム(GNa2)、乃至はグリチルリ
チン酸(GA)とを用いた。また、その他の添加成分と
して、増粘剤としてのヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース(HPMC)、キレート化剤たるエチレンジアミン
四酢酸・2ナトリウムの2水和物(EDTA・2Na・
2H2 O)、緩衝剤としてのビス(2−ヒドロキシエチ
ル)イミノトリス(ヒドロキシメチル)メタン(Bis
−Tris)、及び塩化ナトリウム(NaCl)を用い
た。更に、pHの調整には、水酸化ナトリウム乃至は塩
酸を用いた。
たるスダンIとを99:1の重量比にて混合せしめてな
る着色脂質を用いて、それの0.5gを、所定の試験瓶
に収容せしめた後、かかる試験瓶に、上記で得られた液
剤試料の20mLを更に添加,収容し、そしてその試験
瓶の開口部を適当な蓋にて覆蓋する操作を、各液剤試料
についてそれぞれ行なった。
脂質及び液剤試料を収容する試験瓶のそれぞれを、25
℃の温度下において、24時間、一定の速度で振盪せし
め、更に所定時間静置した後、各試験瓶内の上澄み液を
それぞれ採取して、それら上澄み液の各々について、分
光光度計(株式会社島津製作所製:自記分光光度計UV
−2200)により、485.5nmの吸光度を測定し
た。
の値より、比較例1の液剤試料の吸光度に対する各液剤
試料の吸光度の比(相対値)を求めて、その結果を、下
記表3に示すと共に、図1において棒グラフにて表わし
た。なお、かかる吸光度比の値が比較例1における吸光
度比(=1)よりも大きい、要するに、吸光度が相対的
に高いということは、脂質に対する洗浄効果、具体的に
は脂質可溶化能において優れていることを意味してい
る。
ように、本発明例1〜3に係る液剤試料は、それらの何
れにあっても、ポリオキシアルキレンブロックコポリマ
ーたるポロクサマー407を、グリチルリチン酸乃至は
その塩と何等併用しない比較例1の液剤試料と比べて、
高い脂質可溶化能を発揮し得ることを認めた。一方、比
較例2〜4の液剤試料にあっては、その何れも、グリチ
ルリチン酸若しくはその塩を含んではいるものの、ポロ
クサマー407を全く含有しないものであるところか
ら、本発明例に係る液剤試料の何れのものよりも、更に
は比較例1のものよりも、脂質可溶化能の点で著しく劣
るものであることが認められるのであり、これより、所
望の洗浄効果が充分に得られないものであることが分か
る。そして、これらのことから、グリチルリチン酸及び
その塩のうちの少なくとも1種以上を、ポロクサマー4
07に組み合わせて、液剤中に含有せしめることによ
り、ポロクサマー407本来の脂質可溶化能が相剰的に
増大せしめられ得ることが、予測されるのである。
適合性を調べるために、以下のような試験を行なった。
即ち、先ず、上記脂質洗浄効果試験と同様にして、所定
の添加成分を下記表4に示す割合において精製水に添加
せしめることにより、pHが7.3とされた各種の液剤
試料(本発明例4,5及び比較例5)を調製,準備し
た。
式会社メニコン製メニコンソフト72、レンズ直径:1
3.5mm)の複数枚を準備して、それらを、25℃の
温度に保持された生理食塩水中に浸漬せしめた後、その
浸漬状態下において、それぞれのコンタクトレンズのレ
ンズ直径を、投影機(株式会社ニコン製万能投影機)を
用いて測定し、得られた測定値を、レンズ直径の初期値
としてそれぞれ記録した。
値を求めたコンタクトレンズを、上記において準備した
液剤試料中に、25℃の温度条件下で、3日間浸漬せし
めた後、かかる浸漬状態を維持せしめたまま、そのレン
ズ直径を前記と同様な投影機にて測定するという操作
を、各液剤試料につき、それぞれ3枚ずつのコンタクト
レンズに対して実施した。
径の測定値(浸漬後値)と先に得られたレンズ直径の初
期値との差(d)を、次式: d=浸漬後値−初期値 に従って、個々のコンタクトレンズについて計算し、更
にその計算値の平均値を、各液剤試料毎に算出した。こ
の算出結果を、レンズ直径変化量として、下記表4に併
せ示すが、そこにおいて、かかるレンズ直径変化量の値
が小さいほど、コンタクトレンズに対する適合性に優れ
ることは言うまでもなく、また特に、ここでは、レンズ
直径変化量の値が±0.2mm以内であることが、好ま
しいとされる。
明例4及び5の液剤試料にあっては、双方とも、比較例
5の液剤試料、即ち、ポリオキシアルキレンブロックコ
ポリマーたるポロクサマー407を、グリチルリチン酸
乃至はその塩と併用しない従来の液剤試料に匹敵する程
度において、コンタクトレンズの形状(直径)に影響を
与えないものであることが認められるのであり、これよ
り、それら本発明例のものは、コンタクトレンズに対す
る適合性の点で有利なものであると解することが出来
る。
に従う眼科用組成物にあっては、A成分としてポリオキ
シアルキレンブロックコポリマー及びその誘導体のうち
の少なくとも1種以上が含有せしめられていると共に、
B成分としてグリチルリチン酸及びその塩のうちの少な
くとも1種以上が更に含有せしめられていることによっ
て、かかる特定のA成分の洗浄力が効果的に高められ
得、以て、眼やコンタクトレンズの脂質汚れ等に対する
優れた洗浄効果と、眼に対する高い安全性とが、両立的
に実現せしめられ得ることとなるのである。
比をそれぞれ表わす棒グラフである。
Claims (10)
- 【請求項1】 ポリオキシアルキレンブロックコポリマ
ー及びその誘導体のうちの少なくとも1種以上からなる
A成分と共に、グリチルリチン酸及びその塩のうちの少
なくとも1種以上からなるB成分を含有せしめたことを
特徴とする眼科用組成物。 - 【請求項2】 前記A成分が、ポリオキシエチレン−ポ
リオキシプロピレンブロックコポリマー又はその誘導体
である請求項1に記載の眼科用組成物。 - 【請求項3】 前記ポリオキシエチレン−ポリオキシプ
ロピレンブロックコポリマー又はその誘導体が、2〜4
0のHLB値を有している請求項2に記載の眼科用組成
物。 - 【請求項4】 前記A成分が、0.01〜5.0w/v
%の割合において含有せしめられている請求項1乃至請
求項3の何れかに記載の眼科用組成物。 - 【請求項5】 前記B成分が、0.01〜1.0w/v
%の割合において含有せしめられている請求項1乃至請
求項4の何れかに記載の眼科用組成物。 - 【請求項6】 防腐剤、増粘剤、緩衝剤、キレート化
剤、等張化剤、界面活性剤のうちの少なくとも1種以上
を、更に含有している請求項1乃至請求項5の何れかに
記載の眼科用組成物。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の
眼科用組成物からなることを特徴とする点眼薬。 - 【請求項8】 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の
眼科用組成物からなり、それを、コンタクトレンズを眼
に装用した状態下において点眼することにより、かかる
コンタクトレンズの洗浄が行なわれるようにしたことを
特徴とする点眼薬。 - 【請求項9】 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の
眼科用組成物からなることを特徴とするコンタクトレン
ズ用剤。 - 【請求項10】 請求項9に記載のコンタクトレンズ用
剤からなるコンタクトレンズ用洗浄液であって、コンタ
クトレンズを眼から外した状態下において、該コンタク
トレンズ用洗浄液とコンタクトレンズとを接触せしめる
ことにより、かかるコンタクトレンズの洗浄が行なわれ
るようにしたことを特徴とするコンタクトレンズ用洗浄
液。
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