JP2001333978A - 医療用ポンプモニタシステム、その制御方法、コンピュータ可読メモリ - Google Patents

医療用ポンプモニタシステム、その制御方法、コンピュータ可読メモリ

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JP2001333978A
JP2001333978A JP2000161157A JP2000161157A JP2001333978A JP 2001333978 A JP2001333978 A JP 2001333978A JP 2000161157 A JP2000161157 A JP 2000161157A JP 2000161157 A JP2000161157 A JP 2000161157A JP 2001333978 A JP2001333978 A JP 2001333978A
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medical
medical pump
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Akinori Zaitsu
昭憲 財津
Ko Ishikawa
皇 石川
Kenji Nakahara
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Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療用ポンプの運転状況をモニタするシステ
ムの画面上に実際のポンプの配置に即したポンプの位置
・台数を変更可能とし、変更した際に実際のポンプの配
置と画面上のポンプの配置が正しいか否かの確認が可能
な医療用ポンプモニタシステムの提供。 【解決手段】 医療用ポンプの動作状況、送液流量、投
与薬剤、アラーム情報等を表示する医療用ポンプモニタ
システムであって、医療用ポンプ情報表示領域の配列パ
ターンを予め登録された複数のパターンから選択し、表
示手段上には選択された配列パターンに従い該医療用ポ
ンプ情報表示領域を表示することを特徴とする医療用ポ
ンプモニタシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一人の患者に対
し、この患者のIntake(摂取)およびOutput(排出または
排泄)情報を無線及び／または有線による通信及び操作
者による患者に対する任意のポンプ配置変更に基づいて
複数の医療用ポンプのモニタを行うシステム、その制御
方法、その制御方法に関するコンピュータ可読メモリに
関する。
【０００２】
【従来の技術】近年の医療の進歩に伴い治療方法やそれ
に用いる薬剤の種類も増加し、投与方法も複雑化してき
ている。これにより、複数の医療用ポンプを一人の患者
に対して同時に使用する治療方法が増加してり、またこ
のような複数台の医療用ポンプからの薬液の投与流量や
ポンプの電池残量の低下・輸液ラインの閉塞などのアラ
ーム情報を集中して管理するシステムも提案されてい
る。
【０００３】例えば、「輸液ロボット（試作２号機）」
（麻酔・集中治療とテクノロジー／1993年,146〜152ペ
ージ）で開示されているような医療用ポンプモニタシス
テムでは、複数台の医療用ポンプの流量情報やアラーム
情報を管理し、パーソナルコンピュータ上での画面に表
示している。この場合、複数の医療用ポンプの位置関係
は全て固定表示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】複数の医療用ポンプを
１台のラック等に収納し固定して投与を行う場合には、
このように各医療用ポンプの位置関係を固定したままで
よいが、医療現場では医療用ポンプの位置関係を変更し
たり、疾病によって用いる医療用ポンプの台数を臨機応
変に変更する可能性がある。
【０００５】その度毎に、画面に表示する医療用ポンプ
の位置関係を固定して表示するソフトウェアを作成する
ことも可能であるが、医療用ポンプ位置を変更する毎に
ソフトウェアの変更を行っているのでは、非常に労力が
かかり現実的ではない。
【０００６】本発明は、以上のような問題点に鑑みなさ
れたもので、複数の医療用ポンプの運転状況をモニタす
るシステムに、システムの画面上に実際のポンプの配置
に即したポンプの位置・台数を簡便に変更可能とし、か
つ変更した際に実際のポンプの配置と画面上のポンプの
配置が正しいか否かの確認を操作者に行うことを促すこ
とを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の医療用ポンプモニタシステムは、一人の患
者に対し複数の医療用ポンプを用いて薬液等を投与し、
医療用ポンプの送液流量やアラーム情報を無線及び／ま
たは有線による通信により収集し、表示手段上に該医療
用ポンプの設置位置関係に即した配列及び該医療用ポン
プと似た形状の医療用ポンプ情報表示領域（ポンプアイ
コン）を表示し、医療用ポンプ情報表示領域内あるいは
近傍に該各医療用ポンプの動作状況、送液流量、投与薬
剤、アラーム情報等を表示する医療用ポンプモニタシス
テムであって、医療用ポンプ情報表示領域の配列パター
ンを予め登録された複数のパターンから選択し、表示手
段上には選択された配列パターンに従い医療用ポンプ情
報表示領域を表示することを特徴とするものである。
【０００８】また、一人の患者に対し複数の医療用ポン
プを用いて薬液等を投与し、医療用ポンプの送液流量や
アラーム情報を無線及び／または有線による通信により
収集し、表示手段上に医療用ポンプの設置位置関係に即
した配列及び医療用ポンプと似た形状のポンプ情報表示
領域（ポンプアイコン）を表示し、ポンプ情報表示領域
内あるいは近傍に該各医療用ポンプの動作状況、送液流
量、投与薬剤、アラーム情報等を表示する医療用ポンプ
モニタシステムであって、医療用ポンプ情報表示領域配
列を任意に変更可能にする任意変更モードと、予め固定
された固定モードのいずれかを選択可能とする選択手段
を備え、任意変更モードを選択した場合にはポンプモニ
タに接続されている最大数のポンプを画面上の任意の位
置に移動可能とする制御手段と、固定モードを選択した
場合には予め決められた位置に該医療用ポンプ情報表示
領域を表示する２つのモードを操作者が選択可能とした
ことを特徴とするものである。
【０００９】さらに、本発明の医療用ポンプモニタシス
テムは、表示手段上の医療用ポンプ情報表示領域の位置
を変更した場合に、医療用ポンプ情報表示領域の配列と
実際のポンプの位置との確認を行うため、表示手段上の
ポンプ情報表示領域に該当するポンプに対し、順に該当
するポンプを識別可能な信号を発生させる旨の情報を表
示手段上あるいは音声にて操作者に告知せしめる位置確
認手段設けたことを特徴とするものである。
【００１０】また、本発明は、一人の患者に対し複数の
医療用ポンプを用いて薬液等を投与し、該医療用ポンプ
の送液流量やアラーム情報を無線及び／または有線によ
る通信により収集し、表示手段上に医療用ポンプの設置
位置関係に即した配列及び医療用ポンプと似た形状の医
療用ポンプ情報表示領域（ポンプアイコン）を表示し、
医療用ポンプ情報表示領域内あるいは近傍に各医療用ポ
ンプの動作状況、送液流量、投与薬剤、アラーム情報等
を表示する医療用ポンプモニタシステムの制御方法であ
って、医療用ポンプ情報表示領域の配列パターンを予め
登録された複数のパターンから選択するステップと、表
示手段上には選択された配列パターンに従い医療用ポン
プ情報表示領域を表示するステップとからなることを特
徴とするものである。また、本発明は、一人の患者に対
し複数の医療用ポンプを用いて薬液等を投与し、医療用
ポンプの送液流量やアラーム情報を無線及び／または有
線による通信により収集し、表示手段上に医療用ポンプ
の設置位置関係に即した配列及び医療用ポンプと似た形
状の医療用ポンプ情報表示領域（ポンプアイコン）を表
示し、医療用ポンプ情報表示領域内あるいは近傍に各医
療用ポンプの動作状況、送液流量、投与薬剤、アラーム
情報等を表示する医療用ポンプモニタシステムの制御の
プログラムが格納されたコンピュータ可読メモリであっ
て、医療用ポンプ情報表示領域の配列パターンを予め登
録された複数のパターンから選択するステップのプログ
ラムコードと、表示手段上には選択された配列パターン
に従い医療用ポンプ情報表示領域を表示するステップの
プログラムコードとからなることを特徴とするものであ
る。
【００１１】
【実施の形態】以下に本発明の具体的な実施形態の例を
示す。図１に本発明における医療用ポンプモニタシステ
ムの構成図を示す。本実施例では、４つの医療用ポンプ
情報を収集・管理する例として説明する。
【００１２】100は制御装置(制御手段)であり医療用ポ
ンプモニタシステムの中枢部であり、通常はマウスなど
のポインティングデバイスを持つパーソナルコンピュー
タ（以下ＰＣと記す）を用いる。101は表示器(表示手
段)であり実際の医療用ポンプが配置されているのと同
様の位置関係に個々の医療用ポンプ情報を表示す領域
（以下ポンプアイコンと記す）の表示と、制御装置(表
示手段)100が収集した複数の各医療用ポンプの流量値や
アラーム情報表示を行う。制御装置100がＰＣ場合に
は、表示器101にはCRTや液晶モニタが用いられる。ＰＣ
と医療用ポンプは無線及び／または通信ケーブル等の有
線で接続されている。
【００１３】102はＰＣに複数の医療用ポンプと接続す
るための接続ポートを増設するための通信ポートを多重
化するためのマルチプレクサなどの通信ポート増設装置
(通信ポート増設手段)である。
【００１４】103,104,105、106は通信ポート増設装置に
無線及び／または通信ケーブル等有線で接続されている
シリンジポンプ、輸液ポンプ等の医療用ポンプである。
107はファイル書き込み装置(ファイル書き込み手段)で
あり、通常のＰＣの場合は、フロッピー（登録商標）デ
ィスクドライブやＭＯディスクドライブ等のリムーバブ
ル・フロッピーディスクドライブに相当する。108は尿
量センサ(尿量計)、109は血液透析器、110は血圧、体
温、心拍、血中の酸素飽和度、血中のＮａ+，Ｋ+，Ｃａ
2+等のイオン濃度等の生体情報を実質的にリアルタイム
でモニタする生体情報モニタ装置(生体情報モニタ手段)
であり、得られた生体情報は所定間隔(所定分間隔)で時
系列に制御装置100のメモリ(記憶手段)に記憶される。
【００１５】ＰＣ100と医療用ポンプ103,104,105,106の
通信プロトコルは様々想定可能であるが、本実施例では
ＰＣ側から接続されている医療用ポンプに対して、現在
の医療用ポンプ103,104,105,106の情報を送り返す命令
（リクエスト信号）を送り、そのコマンド信号に対して
該当する情報を医療用ポンプ103,104,105,106からＰＣ
に対して送り返す（レスポンス信号）ものとする。
【００１６】複数の医療用ポンプ情報を収集・表示する
には、まずＰＣが、定期的に無線及び／または有線で接
続されている各医療用ポンプに対して通信ポート増設装
置を経由してリクエスト信号を送信する。ポンプは正常
なリクエスト信号を受信すると、リクエスト内容に基づ
き現在のポンプの運転状況や流量情報あるいはアラーム
情報などをレスポンス信号して逆に通信ポート増設装置
を経由してＰＣに送り返す。
【００１７】ＰＣ100では、受信したレスポンス信号か
ら医療用ポンプ103,104,105,106の状況を読み取り、そ
の内容を順に表示器上の該当するポンプアイコン内に表
示する。この操作を接続されている全ポンプに対して順
にかつ定期的に行うことによって医療用ポンプ103,104,
105,106の実質的なリアルタイム情報がＰＣの表示器101
上に表示されることになる。
【００１８】いま、図２に示すような輸液ポンプスタン
ド210を用いて輸液バッグ211中の薬剤を輸液している場
合には、表示器101の画面上の４台の医療用ポンプアイ
コンの配列も図３に示すような配列であれば、実際のポ
ンプの配列と画面上のポンプアイコンの配列が同様であ
り、医師や看護婦などの医療従事者がポンプ情報を画面
上で認識し易くなる。図２で示す201のポンプが図３の3
01のポンプアイコンに対応し、同じく202のポンプが302
のポンプアイコンに、203のポンプが303のポンプアイコ
ンに、204のポンプが304のポンプアイコンにそれぞれ対
応しているものとする。
【００１９】ここで、ポンプモニタシステムをそのまま
に、使用するポンプスタンド210を図４に示すようなタ
イプに変更した場合、接続されている医療用ポンプと今
まで対応が容易であった図３のポンプアイコンの配列と
の対応がつきにくくなってしまう。実際のシステム上の
接続は、図４で示す401のポンプが図３の301のポンプア
イコンに対応し、同じく402のポンプが302のポンプアイ
コンに、403のポンプが303のポンプアイコンに、404の
ポンプが304のポンプアイコンにそれぞれ対応していて
も、医療従事者が実際のポンプとポンプアイコンの接続
の取り違えをしてしまう可能性が高くなる。
【００２０】このように実際のポンプ配置が変更になる
ような場合には、表示器101内に設けられたポンプ表示
位置変更ボタン(ポンプ表示位置変更手段)500ボタンを
クリック(押下)する動作を行う（実際にボタンを押す動
作ではなく、マウスで画面上のポインタをポンプ表示位
置変更ボタンに移動させ、クリックする動作となる。ま
たキーボードなどにこれと同様の操作を持たせ、そのキ
ーをクリックすることで対応されることも可能である。
また、専用の入力装置を設けＰＣに接続して専用入力装
置からの入力信号に対応させることも可能である。）。
【００２１】図５(ａ)に、この場合の画面構成を示す。
501,502,503,504が医療用ポンプアイコンである。ポン
プ表示位置変更ボタン500がクリック(押下)されると画
面上にポンプ配列選択サブウィンドが表示される（この
場合、サブウィンド表示形式ではなく画面の固定された
領域に表示される方法や、全画面がポンプ配列選択を行
うモードになる場合でもよい。）。
【００２２】サブウィンドが表示された状態を図５(ｂ)
に示す。510がサブウィンドであり、サブウィンド510内
には、予め登録されている複数のポンプ配列パターンが
表示されている。511の領域に図２で示したポンプスタ
ンドに対応したポンプ配列図、512に図４で示したポン
プスタンドに対応したポンプ配列図が表示される。サブ
ウィンドが開かれた直後には511が選択された状態にな
っている。なお、選択された状態とは、512の領域が通
常とは反転表示されていたり、512の領域の周囲に枠が
表示されているものが考えられる。
【００２３】ここで、図４で示すポンプ配列に変更する
場合には、512領域内をクリックする。この動作によっ
て、選択状態が511から512へと変更する。操作者は変更
を確認してから、サブウィンド内に配置された確定ボタ
ン513をクリックする。ＰＣは、確定ボタンのクリック
アクションによってサブウィンド510を閉じ、501,502,5
03,504のポンプアイコンを512で示した配置に基づき領
域内を移動させる。
【００２４】また、サブウィンド内の中止ボタン514を
クリックすると選択状態を変更せずにもとの状態に戻し
てサブウィンドを閉じる。
【００２５】このようにして医療用ポンプアイコンを、
実際の医療用ポンプが配置状態の位置関係に則した形で
表示が可能となる。本実施例では、２通りのポンプ配置
状態から選択することを示したが、さらに多くの配置状
態から選択可能であることは明らかである。
【００２６】またポンプを予め登録した位置関係以外で
使用する場合には、サブウィンド内の自由な位置に医療
用ポンプアイコン配置設定領域を設け、その中で配置変
更を行えるようにするばよい。図５(ｃ)にそのサブウィ
ンドが表示された状態を示す。520はサブウィンドであ
り、サブウィンド520内に、予め登録されている複数の
ポンプ配列パターン及び配置が表示されている。521の
領域に図２で示したポンプスタンドに対応したポンプ配
列図、522に図４で示したポンプスタンドに対応したポ
ンプ配列図、523の領域にポンプアイコンの配置を任意
に変更可能な位置変更領域を示す。
【００２７】予め設定された領域の選択は図５(ｂ)の例
と同様であるが、実際のポンプ配列が図５(d)で示すよ
うな場合には、523の位置変更領域をクリックする。Ｐ
Ｃ１００では位置変更領域がクリックされれば、位置変
更領域が選択状態になり、ポンプアイコン位置変更モー
ドに入る。位置変更領域内になる５２４，５２５，５２
６，５２７の四角形状がポンプに相当している。またこ
の四角内に書かれている数字は、ＰＣからみたポンプへ
の通信ポートの番号等に対応している。これは例えばRS
232-CポートのCOMPortNoに相当する。
【００２８】操作者は、位置変更領域内の四角形状を、
ドラッグすることで移動させる（移動においては、一般
的な描画アプリケーションソフトウェアなどに用いられ
ているグリッド単位での移動などを採用することによっ
て、簡単な操作で見た目がきれいなポンプ配列の位置を
指定することができる。）。
【００２９】図５(d)で示す配列に移動した後に、確定
ボタン528をクリックすることにより、位置変更領域内
の524,525,526,527の位置関係を、もとの画面のポンプ
アイコンに反映される。
【００３０】なお位置関係を自由に変更可能にした場合
は、画面上のポンプの位置と実際のポンプの位置との確
認をとる必要がある。例えば図５(d)の場合、上段に示
した一つのポンプがポート番号３に接続されているの
に、画面上で上段の表示されているポンプアイコンのポ
ート番号は２である等の可能性が多く発生してしまうた
めである。
【００３１】この場合は、ポンプ位置確認の機能をシス
テムに付加させることで、ミスを最小限にすることが可
能となる。
【００３２】続いてその方法について説明する。図５
(e)に位置確認機能ボタンを付加した画面構成を示す。
図５(e)において、701,702,703,704はポンプアイコン、
705は表示位置変更ボタン(表示位置変更手段)、706は位
置確認ボタン(位置確認手段)を示す。位置確認ボタン70
6がクリック(押下)されると、システムは接続されてい
るポンプ確認のため、順に確認用サブウィンドを表示さ
れる。この場合、まず701のポンプアイコンに相当する
ポンプ確認のサブウィンドが表示される。その状態を図
５(ｆ)に示す。サブウィンド表示とともにポンプアイコ
ン701が選択状態になり、現在確認をするポンプの位置
が明らかになる。なおシステムは、ポンプアイコン701
がComPortNo１のポンプに、ポンプアイコン702がComPor
tNo２のポンプに、ポンプアイコン703がComPortNo３の
ポンプに、ポンプアイコン704がComPortNo４のポンプに
対応しているものとして処理が進むものとする。
【００３３】図５(f)に示すサブウィンドには、「この
ポンプを一旦停止して下さい」と表示させる。
【００３４】操作者はこの表示に従い、対応する位置に
設置されているポンプを一時停止させてみる。この時シ
ステムは、情報をモニタし、ComPort１以外のポンプが
停止した情報を得れば、「ポンプの位置関係を再度確認
して下さい」と表示し、Comport１のポンプから停止信
号が送られれば、「停止したポンプをもとの状態に戻し
て下さい」と表示させる。操作者がポンプをもとの状態
に戻した信号をシステムが認識すれば、続いてポンプア
イコン702が選択表示され、サブウィンド上に「このポ
ンプを一旦停止して下さい」と表示させる。このときは
Comport２のポンプ停止が正しいとしてポンプからの情
報を処理する。このように接続されている全てのポンプ
に対して位置確認を簡易に行うことが可能となる。
【００３５】確認機能として、医療用ポンプを一旦停止
するだけでなく、医療用ポンプのドアを開く、装着され
ているシリンジを外す等、操作者が危険のない範囲で行
える動作で代用できる。また、医療用ポンプ側に確認用
ボタン(システムへの接続していることを知らせる信号
を発するようにしたもの)を設け、この信号に対応させ
ることも可能である。
【００３６】なお、位置確認の間に位置を変更しようと
した場合は、図示していない中断ボタンをクリックして
この機能を停止させ、ポンプ配置を正しいものに変更し
てから再びそうさをすれば良い。また図５(ａ),(ｂ)で
示したサブウィンド中に、位置確認ボタンを配して同様
の機能を実現させることも可能である。
【００３７】実施例では代表的なRS-232Cを想定してい
るが、RS-485などのシリアル平衡伝送方式や、セントロ
ニクスなどのパラレル伝送装置、赤外線や電波などの無
線伝送方式でも同様の効果は得られる。
【００３８】
【発明の効果】本発明の医療用ポンプモニタシステムに
よれば、複数の医療用ポンプの運転状況をモニタするシ
ステムに、システムの画面上に実際のポンプの配置に即
したポンプの位置・台数を簡便に変更可能とし、かつ変
更した際に実際のポンプの配置と画面上のポンプの配置
が正しいかの確認を操作者(看護婦、医者などの医療従
事者)に容易に促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明における医療用ポンプモニタシステムの
構成図を示す。
【図２】輸液ポンプスタンドを用いて輸液している場合
の医療用ポンプの配置図である。
【図３】図２に示した実際のポンプの配列を画面上のポ
ンプアイコンの配列で示した図である。
【図４】輸液ポンプスタンドを用いて輸液している場合
の医療用ポンプの他の例を示す配置図である。
【図５】医療用ポンプ配列を変更する手順における表示
画面を示す図である。
【符号の説明】
１00 … 制御装置、101…表示手段、１02 … 通信ポー
ト増設装置、103,104,105,106,201,202,203,204,401,40
2,403,404 … 医療用ポンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 一人の患者に対し複数の医療用ポンプを
    用いて薬液等を投与し、該医療用ポンプの送液流量やア
    ラーム情報を無線及び／または有線による通信により収
    集し、表示手段上に該医療用ポンプの設置位置関係に即
    した配列及び該医療用ポンプと似た形状の医療用ポンプ
    情報表示領域（ポンプアイコン）を表示し、該医療用ポ
    ンプ情報表示領域内あるいは近傍に該各医療用ポンプの
    動作状況、送液流量、投与薬剤、アラーム情報等を表示
    する医療用ポンプモニタシステムであって、 該医療用ポンプ情報表示領域の配列パターンを予め登録
    された複数のパターンから選択し、該表示手段上には選
    択された配列パターンに従い該医療用ポンプ情報表示領
    域を表示することを特徴とする医療用ポンプモニタシス
    テム。
  2. 【請求項２】 一人の患者に対し複数の医療用ポンプを
    用いて薬液等を投与し、該医療用ポンプの送液流量やア
    ラーム情報を無線及び／または有線による通信により収
    集し、表示手段上に該医療用ポンプの設置位置関係に即
    した配列及び該医療用ポンプと似た形状のポンプ情報表
    示領域（ポンプアイコン）を表示し、該ポンプ情報表示
    領域内あるいは近傍に該各医療用ポンプの動作状況、送
    液流量、投与薬剤、アラーム情報等を表示する医療用ポ
    ンプモニタシステムであって、 該医療用ポンプ情報表示領域配列を任意に変更可能にす
    る任意変更モードと、予め固定された固定モードのいず
    れかを選択可能とする選択手段を備え、 任意変更モードを選択した場合にはポンプモニタに接続
    されている最大数のポンプを画面上の任意の位置に移動
    可能とする制御手段と、固定モードを選択した場合には
    予め決められた位置に該医療用ポンプ情報表示領域を表
    示する２つのモードを操作者が選択可能とした医療用ポ
    ンプモニタシステム。
  3. 【請求項３】 表示手段上の該医療用ポンプ情報表示領
    域の位置を変更した場合に、該医療用ポンプ情報表示領
    域の配列と実際のポンプの位置との確認を行うため、該
    表示手段上のポンプ情報表示領域に該当するポンプに対
    し、順に該当するポンプを識別可能な信号を発生させる
    旨の情報を表示手段上あるいは音声にて操作者に告知せ
    しめる位置確認手段設けたことを特徴とする請求項１〜
    ２記載のいずれかに記載の医療用ポンプモニタシステ
    ム。
  4. 【請求項４】 一人の患者に対し複数の医療用ポンプを
    用いて薬液等を投与し、該医療用ポンプの送液流量やア
    ラーム情報を無線及び／または有線による通信により収
    集し、表示手段上に該医療用ポンプの設置位置関係に即
    した配列及び該医療用ポンプと似た形状の医療用ポンプ
    情報表示領域（ポンプアイコン）を表示し、該医療用ポ
    ンプ情報表示領域内あるいは近傍に該各医療用ポンプの
    動作状況、送液流量、投与薬剤、アラーム情報等を表示
    する医療用ポンプモニタシステムの制御方法であって、 該医療用ポンプ情報表示領域の配列パターンを予め登録
    された複数のパターンから選択するステップと、 該表示手段上には選択された配列パターンに従い該医療
    用ポンプ情報表示領域を表示するステップとからなるこ
    とを特徴とする医療用ポンプモニタシステムの制御方
    法。
  5. 【請求項５】 一人の患者に対し複数の医療用ポンプを
    用いて薬液等を投与し、該医療用ポンプの送液流量やア
    ラーム情報を無線及び／または有線による通信により収
    集し、表示手段上に該医療用ポンプの設置位置関係に即
    した配列及び該医療用ポンプと似た形状の医療用ポンプ
    情報表示領域（ポンプアイコン）を表示し、該医療用ポ
    ンプ情報表示領域内あるいは近傍に該各医療用ポンプの
    動作状況、送液流量、投与薬剤、アラーム情報等を表示
    する医療用ポンプモニタシステムの制御のプログラムが
    格納されたコンピュータ可読メモリであって、 該医療用ポンプ情報表示領域の配列パターンを予め登録
    された複数のパターンから選択するステップのプログラ
    ムコードと、 該表示手段上には選択された配列パターンに従い該医療
    用ポンプ情報表示領域を表示するステップのプログラム
    コードとからなることを特徴とするコンピュータ可読メ
    モリ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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