JP2001333900A - 超音波診断装置のフロントエンド - Google Patents

超音波診断装置のフロントエンド

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JP2001333900A
JP2001333900A JP2000155940A JP2000155940A JP2001333900A JP 2001333900 A JP2001333900 A JP 2001333900A JP 2000155940 A JP2000155940 A JP 2000155940A JP 2000155940 A JP2000155940 A JP 2000155940A JP 2001333900 A JP2001333900 A JP 2001333900A
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amplifier
diagnostic apparatus
cable
ultrasonic diagnostic
transmission
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JP2000155940A
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Morio Nishigaki
森雄 西垣
Hiroshi Fukukita
博 福喜多
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、超音波診断装置のフロントエン
ドに関し、受信信号におけるケーブルや高耐圧スイッチ
のロスの影響を小さくし、S/N比のよい信号を得るこ
とができる超音波診断装置のフロントエンドを提供する
こと。 【解決手段】 配列振動子100a〜100dおよび
診断装置本体を電気的に接続するケーブル101の後段
に、低入力インピーダンスのプリアンプ107a〜10
7dを挿入することにより、ケーブル101および高耐
圧スイッチ等における受信信号のロス分を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波信号の送受に関
わる超音波診断装置のフロントエンドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、体内に超音波を送信し、受信した
信号を処理して画像を構成する超音波診断装置の原理は
公知とされているが、その送受信を行うフロントエンド
としては、例えば図9に示すようなものがある。
【0003】図9は複数の振動子を用い、送受ビームの
偏向角を順次変化させることで2次元表示を行なう電子
セクタ走査方式のフロントエンドのブロック図である。
【0004】図9において、被検体への超音波の送受信
を行う振動子100a〜100dは、ケーブル101を
介し、プローブと診断装置本体との脱着を行うプローブ
コネクタ102a〜102dと接続されている。また、
このプローブコネクタ102a〜102dは、送信パル
スを発生する送信回路104a〜104dと送信パルス
の振幅を制限するリミッタ105a〜105dとにそれ
ぞれ接続されている。さらに、リミッタ105a〜10
5dは、受信信号を増幅するためのプリアンプ106a
〜106dに接続されている。
【0005】以上の構成における動作を説明する。送信
回路104a〜104dは、図示されない制御回路の出
力するタイミングをもとに、送信パルスを発生する。送
信パルスは、単極性、双極性の何れも用いられる。
【0006】送信回路104a〜104dより発生した
送信パルスは、プローブコネクタ102a〜102dお
よびケーブル101を介して伝達され、振動子100a
〜100dから図示されない体内に超音波が送信され
る。
【0007】超音波パルスは体内の音響インピーダンス
の異なる部位で反射し、振動子100a〜100dで受
信される。ケーブル101、プローブコネクタ102a
〜102dを通過した受信信号は、リミッタ105a〜
105dを介してプリアンプ106a〜106dで増幅
される。プリアンプ106a〜106dの出力は、図示
されないビームフォーマにより遅延加算されるが、本発
明とは関係ないので説明を省略する。
【0008】また、超音波診断装置のフロントエンドの
2次元走査の方法としては、上記の電子セクタ走査方式
のほかに、電子リニア走査方式がある。
【0009】図10は複数の振動子を用い、スイッチの
接続を変え開口位置を変化させることにより、走査位置
を変えて2次元情報を得る電子リニア走査方式のフロン
トエンドのブロック図である。
【0010】図10において、被検体への超音波の送受
信を行う振動子100a〜100hは、ケーブル101
を介してプローブと診断装置本体との脱着を行うプロー
ブコネクタ102a〜102hと接続されている。ま
た、このプローブコネクタ102a〜102hは、振動
子100a〜100hのうちから使用する振動子を選択
するための高耐圧スイッチ103a〜103dに接続さ
れ、この高耐圧スイッチ103a〜103dは、送信パ
ルスを発生するための送信回路104a〜104dと送
信パルスの振幅を制限するリミッタ105a〜105d
とにそれぞれ接続されている。さらに、リミッタ105
a〜105dは、受信信号を増幅するためのプリアンプ
106a〜106dに接続されている。
【0011】以上の構成における動作を説明する。送信
回路104a〜104dは、図示されない制御回路の出
力するタイミングをもとに、送信パルスを発生する。送
信パルスは、単極性、双極性の何れも用いられる。
【0012】送信回路104a〜104dより発生した
送信パルスは、高耐圧スイッチ103a〜103dによ
り選択された振動子にプローブコネクタ102a〜10
2hおよびケーブル101を介して伝達され、振動子1
00a〜100hのうちの選択されたものから図示され
ない体内に超音波が送信される。
【0013】超音波パルスは体内の音響インピーダンス
の異なる部位で反射し、振動子で受信され、ケーブル1
01、プローブコネクタ102a〜102h、高耐圧ス
イッチ103a〜103dを通過した受信信号は、リミ
ッタ105a〜105dを介してプリアンプ106a〜
106dで増幅される。
【0014】プリアンプ106a〜106dの出力は、
図示されないビームフォーマにより遅延加算されるが、
本発明とは関係ないので説明を省略する。以上のような
従来方式におけるプリアンプには、エミッタ接地回路が
よく用いられる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例では、
振動子で受信した信号をケーブルや高耐圧スイッチやリ
ミッタなどを介してプリアンプで増幅しているため、ケ
ーブル、高耐圧スイッチ、リミッタで信号が減衰するた
め、S/N比が低下するという問題がある。
【0016】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、受信信号におけるケーブルや高耐圧ス
イッチのロスの影響を小さくし、S/N比のよい信号を
得ることができる超音波診断装置のフロントエンドを提
供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波診断装置
のフロントエンドは、超音波の送受を行う配列振動子
と、前記配列振動子の駆動および受信信号の処理・表示
を行う診断装置本体と、前記配列振動子および診断装置
本体を電気的に接続するケーブルとを有する超音波診断
装置において、前記ケーブルの前記診断装置本体側端に
設けたベース接地回路による低入力インピーダンス増幅
器と、前記増幅器のベースに接続する第1のダイオード
と、前記増幅器のコレクタ−ベース間に接続する第2の
ダイオードと、前記増幅器の入出力間を接続するバイパ
ス回路と、を有している。この構成により、超音波の送
信時には、送信パルスはバイパス回路を通過し、超音波
の受信時には、振動子で受信された信号の大部分が増幅
器に入力することとなる。
【0018】前記第1のダイオードに供給する電源にエ
ミッタフォロア増幅器を使用し、前記エミッタフォロア
増幅器のベースと前記低入力インピーダンス増幅器のコ
レクタ間を接続する第3のダイオードを有してもよい。
ここで、前記配列振動子の駆動を電子セクタ走査方式で
行ってもよいし、電子リニア走査方式で行ってもよい。
【0019】また、本発明の超音波診断装置のフロント
エンドは、超音波の送受を行う配列振動子と、前記配列
振動子の駆動および受信信号の処理・表示を行う診断装
置本体と、前記配列振動子および診断装置本体を電気的
に接続するケーブルとを有する超音波診断装置におい
て、前記ケーブルと配列振動子との間に設けたエミッタ
フォロア回路による電流増幅器と、前記電流増幅器のエ
ミッタ−コレクタ間を接続する第1のダイオードと、前
記電流増幅器のコレクタに電流を供給するエミッタフォ
ロア増幅器と、前記エミッタフォロア増幅器のエミッタ
と前記電流増幅器間に接続される第2のダイオードと、
前記エミッタフォロア増幅器のベースと前記電流増幅器
のエミッタ間に接続される第3のダイオードと、前記電
流増幅器の入出力間に接続されるバイパス回路とを有し
ている。この構成により、超音波の送信時には、送信パ
ルスはバイパス回路を通過し、電流増幅器の端子間の電
位差は小さく、超音波の受信時には、振動子で受信され
た信号を電流増幅することとなる。
【0020】ここで、前記配列振動子の駆動を電子セク
タ走査方式で行ってもよいし、電子リニア走査方式で行
ってもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施について、図
面を参照して説明する。図1〜図3は、本発明に係る超
音波診断装置のフロントエンドの第1実施形態を示す図
であり、このフロントエンドは電子セクタ走査方式のフ
ロントエンドである。
【0022】図1において、被検体への超音波の送受信
を行う振動子100a〜100dは、ケーブル101を
介してプローブと診断装置本体との脱着を行うプローブ
コネクタ102a〜102dに接続されている。また、
このプローブコネクタ102a〜102dは、受信信号
を増幅するためのプリアンプ107a〜107dに接続
され、このプリアンプ107a〜107dは、送信パル
スを発生するための送信回路104a〜104dと送信
パルスの振幅を制限するリミッタ105a〜105dと
にそれぞれ接続されている。
【0023】プリアンプ107a〜107dは、図2に
示すように、トランジスタTr1、ダイオードDi1〜
7、抵抗R1〜4により構成されている。また、送信回
路104a〜104dの出口には、図3に示すようなダ
イオードDi8〜11を配置した回路が設けられてい
る。
【0024】以上の構成における動作を説明する。送信
時には、送信回路104a〜104dは、図示されない
制御回路の出力するタイミングをもとに、送信パルスを
発生する。本実施形態において送信パルスは、単極性
(正極性)が用いられる。送信回路の出口には図3のよ
うな回路が設けられているので、受信時には送信回路の
出力インピーダンスが高くなるようになっている。
【0025】送信回路104a〜104dより発生した
送信パルスは、プリアンプ107a〜107dに入力さ
れる。送信パルスは図2の端子J1から入力され、正極
性であるから、Di4〜6を通過して、端子J2から出
力され、振動子を駆動する。このとき、トランジスタT
r1のコレクタ、エミッタには正極性パルスが入力さ
れ、また、ベースにもDi2〜3によりコレクタよりも
約1.4V低い電圧で正極性パルスが入力される。この
ことによりTr1の端子間の電位差は常に小さいため、
Tr1として高耐圧でない部品が使用できる。
【0026】次に、受信時の動作について説明する。受
信時には、ベースの電位は+VbbおよびDi1による
電圧降下により決定される。Di2〜7はすべてオフに
なる。すなわち、この回路はベース接地回路の増幅器と
して働く。R2は数十オーム程度の低い抵抗値であり、
ベース接地の入力インピーダンスも数オームであるか
ら、増幅器の入力インピーダンスは数十オーム程度の小
さい値である。このため、振動子で受信された信号の大
部分がプリアンプに入力されることになり、ケーブルで
のロスの割合が小さくなり、S/N比が増大する。ま
た、従来例と比較して、リミッタが増幅器より後段にあ
るため、リミッタ回路における信号のロスの影響が小さ
くなる。
【0027】なお、本実施形態においては、プローブコ
ネクタより後段、すなわち装置本体側にプリアンプを設
けたが、プローブコネクタの前段、コネクタホルダ内部
にプリアンプを設けることもできる。
【0028】本実施形態の第1の他の態様としては、送
信パルスとして双極性の送信パルスを用いる。この場合
のプリアンプ107a〜107dの回路は図4に示すよ
うになる。図4に示すように、プリアンプ107a〜1
07dは、トランジスタTr1,Tr2、ダイオードD
i1〜9、抵抗R1〜5により構成されている。
【0029】以上の構成における動作を説明する。送信
時には、送信パルスは図4の端子J1から入力される。
パルスの振幅が正方向のときは、図2と同様にDi4〜
6を通過して、端子J2から出力され、振動子を駆動す
る。このとき、トランジスタTr1のコレクタ、エミッ
タは正極性パルスが入力され、また、ベースもDi2〜
3によりコレクタよりも約1.4V低い電圧で正極性パ
ルスが入力される。
【0030】次に、送信パルスの振幅が負方向の場合に
は、端子J1より入力された送信パルスはDi7を通過
して、振動子を駆動する。このとき、Di8〜9がオン
することにより、Tr2のベース電圧が低くなるため、
連動してTr2のエミッタの電圧も低くなり、Tr1の
ベースとTr2のエミッタ間の電位は並行して動き、そ
の電位差は小さい。このことにより、Tr1の各端子間
の電位差は小さく、Tr1として高耐圧でない部品が使
用できる。
【0031】次に、受信時の動作について説明する。受
信時には、ベースの電位は、+VbbおよびDi1によ
る電圧降下により決定される。Di2〜9は、すべてオ
フになる。すなわち、この回路はベース接地回路の増幅
器として働く。Tr1のベースの電位はTr2のベース
電位(=+Va)とTr2のベース・エミッタ間の電圧
降下、および、Di1による電圧降下で決定される。
【0032】R2は数十オーム程度の低い抵抗値であ
り、ベース接地の入力インピーダンスは数オームである
から、増幅器の入力インピーダンスは数十オーム程度の
小さい値である。このため、振動子で受信された信号の
大半がプリアンプに流れ込むことになり、ケーブルでの
ロスの割合が小さくなり、S/N比が増大する。
【0033】また、従来例と比較して、リミッタが増幅
器より後段にあるため、リミッタ回路における信号のロ
スの影響が小さくなる。
【0034】本実施形態の第2の他の態様としては、2
次元走査の方法として電子リニア走査方式を用いる。こ
の場合、超音波診断装置のフロントエンドは図5のよう
になる。
【0035】図5において、被検体への超音波の送受信
を行う振動子100a〜100hは、ケーブル101を
介してプローブと診断装置本体との脱着を行うプローブ
コネクタ102a〜102hに接続されている。また、
このプローブコネクタ102a〜102hは、受信信号
を増幅するためのプリアンプ107a〜107hに接続
され、プリアンプ107a〜107hは、開口位置の選
択を行なう高耐圧スイッチ103a〜103dに接続さ
れ、高耐圧スイッチ103a〜103dは、送信パルス
を発生するための送信回路104a〜104dと送信パ
ルスの振幅を制限するリミッタ105a〜105dとに
それぞれ接続されている。
【0036】本他の態様の動作は、従来例の電子リニア
走査の場合と同一である。プリアンプ107a〜107
hの内部構成は本実施形態または第1の他の態様と同様
であり、単極性型、双極性型の何れも使用が可能であ
り、本実施形態または第1の他の態様と同様の効果が得
られるものである。
【0037】次に、図6〜図7は、本発明に係る超音波
診断装置のフロントエンドの第2実施形態を示す図であ
り、このフロントエンドは電子セクタ走査方式のフロン
トエンドである。
【0038】図6において、被検体への超音波の送受信
を行う振動子100a〜100dは、受信信号を増幅す
るためのプリアンプ108a〜108dに接続されてい
る。このプリアンプ108a〜108dは、ケーブル1
01を介してプローブと診断装置本体との脱着を行うプ
ローブコネクタ102a〜102dに接続され、プロー
ブコネクタ102a〜102dは送信パルスを発生する
ための送信回路104a〜104dと送信パルスの振幅
を制限するリミッタ105a〜105dとにそれぞれ接
続されている。
【0039】プリアンプ108a〜108dは、図7に
示すように、トランジスタTr1,Tr2、ダイオード
Di1〜12、抵抗R1〜6により構成されている。
【0040】以上の構成における動作を説明する。送信
時には、送信回路104a〜104dは、図示されない
制御回路の出力するタイミングをもとに、送信パルスを
発生する。本実施形態の場合、送信パルスは双極性が用
いられる。
【0041】送信回路104a〜104dより発生した
送信パルスは、プローブコネクタ102a〜102dお
よびケーブル101を通過し、プリアンプ108a〜1
08dに入力される。
【0042】送信パルスは図7の端子J1から入力され
る。送信パルスの正極性の部分はDi3を通過して、端
子J2から振動子に入力される。このとき、Di2がO
Nするため、Tr1のコレクタ電圧は、エミッタ電圧と
並行して上昇する。
【0043】送信パルスの負極性の部分は、Di4〜5
を通過する。このとき、Di6〜12はONするので、
Tr2のベース電位は下がり、連動して、Tr2のエミ
ッタ電位も下がるため、Tr1のコレクタ電位も下降す
る。
【0044】以上のような動作により、Tr1の端子間
の電位は並行して動くため、端子間の電位差は小さく、
Tr1として高耐圧でない部品が使用できる。
【0045】次に、受信時の動作について説明する。受
信時には、Di2〜12はOFFであり、Di13がO
Nされ、Tr1のコレクタには、Tr2より電流が供給
される。
【0046】このことにより、図7の回路はエミッタフ
ォロア回路として働き、振動子からの受信信号を電流増
幅する。ケーブルを通過する前に信号を増幅するため
に、ケーブルによるロスの影響を小さくすることができ
る。
【0047】また、この図7のプリアンプは前段にリミ
ッタを必要としないため、リミッタによる信号ロスもな
い。さらに、ケーブルにおいて、送信受信とも同一の伝
送線を用いることができ、ケーブル太さや、プローブコ
ネクタのピン数を低減することができる。
【0048】本実施形態の他の態様としては、2次元走
査の方法として電子リニア走査方式を用いる。この場
合、超音波診断装置のフロントエンドは図8のようにな
る。
【0049】図8において、被検体への超音波の送受信
を行う振動子100a〜100hは、受信信号を増幅す
るためのプリアンプ108a〜108hに接続されてい
る。このプリアンプ108a〜108hは、ケーブル1
01を介してプローブと診断装置本体との脱着を行うプ
ローブコネクタ102a〜102hに接続され、プロー
ブコネクタ102a〜102hは、開口位置の選択を行
う高耐圧スイッチ103a〜103dに接続されてい
る。そして、この高耐圧スイッチ103a〜103dは
送信パルスを発生するための送信回路104a〜104
dと送信パルスの振幅を制限するリミッタ105a〜1
05dとにそれぞれ接続されている。
【0050】本他の態様の動作は、従来例の電子リニア
走査の場合と同一である。プリアンプ108a〜108
hの内部構成は本実施形態と同様であり、本実施形態と
同様の効果が得られるものである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はケーブル
の本体側に低入力インピーダンスのプリアンプを設ける
ことにより、ケーブルにおける信号のロスを防ぎ、S/
N比を向上させるというすぐれた効果を有する超音波診
断装置のフロントエンドを提供することができるもので
ある。
【0052】また、本発明は振動子とケーブルの間に双
極性の送信パルスを通過させることが可能なプリアンプ
を設けることにより、ケーブルや高耐圧スイッチによる
信号ロスの影響を防ぎ、S/N比を向上させるというす
ぐれた効果を有する。超音波診断装置のフロントエンド
を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波診断装置のフロントエンド
の第1実施形態を示すブロック図である。
【図2】そのプリアンプの回路図である。
【図3】その送信回路の出口に設けられる回路の回路図
である。
【図4】その第1の他の様態を示すプリアンプの回路図
である。
【図5】その第2の他の様態を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る超音波診断装置のフロントエンド
の第2実施形態を示すブロック図である。
【図7】そのプリアンプの回路図である。
【図8】その他の様態を示すブロック図である。
【図9】従来の超音波診断装置の電子セクタ走査方式の
フロントエンドのブロック図である。
【図10】従来の超音波診断装置の電子リニア走査方式
のフロントエンドのブロック図である。
【符号の説明】
100a〜100h:振動子 101:ケーブル 102a〜102h:プローブコネクタ 103a〜103d:高耐圧スイッチ 104a〜104d:送信回路 105a〜105d:リミッタ 106a〜106d:プリアンプ 107a〜107h:プリアンプ 108a〜108d:プリアンプ Tr1,Tr2:トランジスタ Di1〜Di13:ダイオード R1〜R6:抵抗

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波の送受を行う配列振動子と、前記
    配列振動子の駆動および受信信号の処理・表示を行う診
    断装置本体と、前記配列振動子および診断装置本体を電
    気的に接続するケーブルとを有する超音波診断装置にお
    いて、 前記ケーブルの前記診断装置本体側端に設けたベース接
    地回路による低入力インピーダンス増幅器と、 前記増幅器のベースに接続する第1のダイオードと、 前記増幅器のコレクタ−ベース間に接続する第2のダイ
    オードと、 前記増幅器の入出力間を接続するバイパス回路とを有す
    ることを特徴とする超音波診断装置のフロントエンド。
  2. 【請求項2】 前記第1のダイオードに供給する電源に
    エミッタフォロア増幅器を使用し、 前記エミッタフォロア増幅器のベースと前記低入力イン
    ピーダンス増幅器のコレクタ間を接続する第3のダイオ
    ードを有することを特徴とする請求項1記載の超音波診
    断装置のフロントエンド。
  3. 【請求項3】 前記配列振動子の駆動を電子セクタ走査
    方式で行うことを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の超音波診断装置のフロントエンド。
  4. 【請求項4】 前記配列振動子の駆動を電子リニア走査
    方式で行うことを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の超音波診断装置のフロントエンド。
  5. 【請求項5】 超音波の送受を行う配列振動子と、前記
    配列振動子の駆動および受信信号の処理・表示を行う診
    断装置本体と、前記配列振動子および診断装置本体を電
    気的に接続するケーブルとを有する超音波診断装置にお
    いて、 前記ケーブルと配列振動子との間に設けたエミッタフォ
    ロア回路による電流増幅器と、 前記電流増幅器のエミッタ−コレクタ間を接続する第1
    のダイオードと、 前記電流増幅器のコレクタに電流を供給するエミッタフ
    ォロア増幅器と、 前記エミッタフォロア増幅器のエミッタと前記電流増幅
    器間に接続される第2のダイオードと、 前記エミッタフォロア増幅器のベースと前記電流増幅器
    のエミッタ間に接続される第3のダイオードと、 前記電流増幅器の入出力間に接続されるバイパス回路と
    を有することを特徴とする超音波診断装置のフロントエ
    ンド。
  6. 【請求項6】 前記配列振動子の駆動を電子セクタ走査
    方式で行うことを特徴とする請求項5記載の超音波診断
    装置のフロントエンド。
  7. 【請求項7】 前記配列振動子の駆動を電子リニア走査
    方式で行うことを特徴とする請求項5記載の超音波診断
    装置のフロントエンド。
JP2000155940A 2000-05-26 2000-05-26 超音波診断装置のフロントエンド Pending JP2001333900A (ja)

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