JP2001333015A - 光合波装置および光合波方法 - Google Patents

光合波装置および光合波方法

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JP2001333015A
JP2001333015A JP2000149412A JP2000149412A JP2001333015A JP 2001333015 A JP2001333015 A JP 2001333015A JP 2000149412 A JP2000149412 A JP 2000149412A JP 2000149412 A JP2000149412 A JP 2000149412A JP 2001333015 A JP2001333015 A JP 2001333015A
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optical signals
wavelengths
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Katsuhiko Suga
勝彦 須賀
Takanori Maki
孝徳 槙
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Fujitsu Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/06Polarisation multiplex systems
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Abstract

(57)【要約】 【課題】波長間隔の狭い複数の光信号を非線形光学効果
およびクロストークの発生を抑えて確実に合波すること
のできる低コストの光合波装置および光合波方法を提供
する。 【解決手段】本発明の光合波装置は、隣り合う波長につ
いての直線偏波の方向を相違させて入力される複数の光
信号のうちで波長番号が奇数の光信号を偏波保持して合
波する第1光合波手段1と、波長番号が偶数の光信号を
偏波保持して合波する第2光合波手段2と、第1、2光
合波手段1,2で合波された各光信号をきれのよいフィ
ルタ特性の第1、2入力部3A,3Bを介して出力部3
Bで合波しWDM信号光を出力する第3光合波手段3
と、を備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長の異なる複数
の光信号を合波する光合波技術に関し、特に、波長間隔
の狭い複数の光信号を簡略な構成により確実に合波する
光合波装置および光合波方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の光通信においては、伝送容量の大
容量化が望まれていて、その1つの手段として波長多重
(WDM)方式の開発が進められている。一般に、WD
M方式による光伝送システムでは、複数の波長の光信号
が1本の光伝送路により伝送され、該光伝送路を伝わる
複数の波長の光信号が、光増幅器により増幅等されなが
ら各々の波長に応じて分波または合波されて、所望の端
局まで伝送される。
【0003】このようなWDM方式による光伝送システ
ムにおいては、複数の光信号の波長間隔(チャネル間
隔)を狭くして、伝送容量のさらなる大容量化を実現さ
せる開発も進められていて、例えば、波長間隔を100
GHzから50GHzに狭くしたシステムなどが提案さ
れている。上記のような光伝送システムでは、伝送帯域
が広く、チャネル間のクロストークが発生せず、光信号
の合波および分波が波長に応じて確実にできる技術が必
要となる。
【0004】狭い波長間隔の光信号の合波を目的とした
従来の光合波技術としては、例えば、特許第14272
85号公報に記載されたものなどがある。この従来技術
は、波長依存性のある光合波回路と、波長依存性のない
光合波回路の組み合わせで構成されていて、例えば、波
長依存性のある第1の光合波回路で1つおきの波長の光
を合波し、波長依存性のある第2の光合波回路で残りの
波長の光を合波した後に、これら第1、第2の光合波回
路の出力光を波長依存性のない光合波回路で合波するも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、合波する光
信号の波長間隔が例えば50GHz等といったような非
常に狭い間隔に設定されるようになると、チャネル間に
おけるクロストークの発生とともに非線形光学効果の影
響が問題となる。具体的には、50GHzの波長間隔に
おいて隣り合う波長の光信号が同じ偏波状態にある場
合、各々の光信号のパワーは4光波混合等の非線形光学
効果の影響を受け易いレベルにあると考えられる。この
非線形光学効果の影響を緩和するためには、隣り合う波
長の偏波状態を異ならせることが有効であり、特に、偏
波直交方式の採用が効果的である。
【0006】しかしながら、波長間隔の狭い光信号の各
々の偏波状態を保持しながら合波することは容易ではな
い。例えば、アレイ導波路格子(Arrayed Waveguide Gr
ating以下AWGとする)等の既存の光デバイスを考え
た場合、偏波の揃った複数の光信号を偏波保持して合波
することは比較的簡単であるが、偏波が互いに異なって
いる場合にはその実現が非常に難しい。たとえ、そのよ
うな光信号の合波が可能な光デバイスが実現されたとし
ても、それは非常に高価なものになってしまうと考えら
れる。
【0007】また、偏波直交方式を採用することで非線
形光学効果の影響が緩和されても、各光信号を合波する
光デバイスのフィルタ特性のきれが十分でないと、波長
間隔の減少に伴ってチャネル間クロストークが発生し、
伝送特性が劣化してしまうという問題が生じる。なお、
ここで言うフィルタ特性のきれがよいとは、フィルタの
透過波長帯の帯域幅が十分に狭いことを意味している。
【0008】前述の特許第1427285号公報に記載
された従来の光合波技術においては、隣り合う波長の光
信号について直交偏波の状態を保持しながら合波する内
容が開示されおり、波長間隔の減少に伴う非線形光学効
果の影響を低減させることは可能であるが、チャネル間
におけるクロストークの発生までを十分に抑圧すること
は難しい。すなわち、この従来技術では、第1、2の光
合波回路として干渉膜型の光デバイスを用いているが、
一般に、干渉膜型の光デバイスはフィルタ特性のきれが
よくないため、対応可能な波長間隔には限界がある。波
長間隔が50GHz程度まで狭くなると、その2倍の波
長間隔を有する光デバイスを第1、2の光合波回路に適
用可能であるとはいっても、第3の光合波回路について
クロストークの発生を抑圧する工夫を特に施すことなく
直交偏波の1組の光信号を単に合波しただけでは、クロ
ストークによる伝送特性の劣化を回避することは難しい
ものと考えられる。
【0009】本発明は上記の点に着目してなされたもの
で、波長間隔の狭い複数の光信号を非線形光学効果およ
びクロストークの発生を抑えて確実に合波することので
きる低コストの光合波装置および光合波方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明による光合波装置は、図1に示すように、波長
の異なる複数の光信号を合波する光合波装置において、
隣り合う波長についての直線偏波の方向を相違させて入
力される複数の光信号のうちで、波長の長さに応じて順
に付した波長番号が奇数に該当する各光信号を、各々の
偏波状態を保持して合波する第1光合波手段1と、前記
複数の光信号のうちで、前記波長番号が偶数に該当する
各光信号を、各々の偏波状態を保持して合波する第2光
合波手段2と、奇数番目の各波長を中心とする透過波長
帯を含み、かつ、該各透過波長帯の帯域幅が前記第1光
合波手段の有するフィルタ特性の当該帯域幅よりも狭い
フィルタ特性に従って、前記第1光合波手段1で合波さ
れた光信号をフィルタリングする第1入力部3Aと、偶
数番目の各波長を中心とする透過波長帯を含み、かつ、
該各透過波長帯の帯域幅が前記第2光合波手段2の有す
るフィルタ特性の当該帯域幅よりも狭いフィルタ特性に
従って、前記第2光合波手段2で合波された光信号をフ
ィルタリングする第2入力部3Bと、前記第1入力部3
Aから出力される光信号および前記第2入力部3Bから
出力される光信号を合波して出力する出力部3Cと、を
有する第3光合波手段3と、を備えて構成されるもので
ある。
【0011】かかる構成では、隣り合う波長の偏波方向
を相違させて入力される複数の光信号が、奇数波長の光
信号および偶数波長の光信号に分けて第1光合波手段1
および第2光合波手段2で偏波状態を保持しながらそれ
ぞれ合波され、さらに、奇数波長および偶数波長の各光
信号は、第1、2光合波手段1,2に比べてフィルタ特
性のきれのよい第3光合波手段3で合波され、WDM信
号光として出力されるようになる。これにより、非線形
光学効果の影響を低減し、かつ、クロストークの発生を
抑えながら、波長間隔の狭い複数の光信号を確実に合波
することが可能になる。
【0012】また、上記の光合波装置について、複数の
光信号は、隣り合う波長についての直線偏波の方向を直
交させて入力されるようにするのが好ましい。これによ
り、非線形光学効果の影響が確実に低減されるようにな
る。
【0013】さらに、上記光合波装置の具体的な構成と
しては、前記第3光合波手段3が、偏波状態を保持する
機能を備えるようにしてもよい。このようにすること
で、隣り合う波長の偏波方向をより確実に相違させた状
態で、奇数波長および偶数波長の各光信号が合波される
ようになる。
【0014】また、本発明による光合波方法は、波長の
異なる複数の光信号を合波する光合波方法において、隣
り合う波長についての直線偏波の方向を相違させた複数
の光信号のうちで、波長の長さに応じて順に付した波長
番号が奇数に該当する各光信号を、各々の偏波状態を保
持して合波する第1光合波過程と、前記複数の光信号の
うちで、前記波長番号が偶数に該当する各光信号を、各
々の偏波状態を保持して合波する第2光合波過程と、奇
数番目の各波長を中心とする透過波長帯を含み、かつ、
該各透過波長帯の帯域幅が前記第1光合波手段の有する
フィルタ特性の当該帯域幅よりも狭いフィルタ特性に従
って、前記第1光合波過程で合波された光信号をフィル
タリングするとともに、偶数番目の各波長を中心とする
透過波長帯を持ち、かつ、該各透過波長帯の帯域幅が前
記第2光合波手段の有するフィルタ特性の当該帯域幅よ
りも狭いフィルタ特性に従って、前記第2光合波手段で
合波された光信号をフィルタリングし、さらに、フィル
タリングされた各光信号を合波して出力する第3光合波
過程と、を含んでなるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図2は、本発明の実施形態にかかる
光合波装置の構成を示す図である。
【0016】図2において、本光合波装置は、例えば、
入射される複数の波長(ここでは32波を想定し各波長
をλ1〜λ32とする)の光信号を各々の波長ごとに増幅
する3段構成のインラインアンプ411〜4132,421
〜4232,431〜4332と、2段目のインラインアン
プ421〜4232および3段目のインラインアンプ431
〜4332の間にそれぞれ接続された分散補償ファイバ
(Dispersion Compensation Fiber以下DCFとする)
501〜5032と、奇数番目の波長λ1,…λ31に対応し
た各インラインアンプ431,…4331から出力される光
信号を合波する第1光合波手段1としてのアレイ導波路
格子(AWG)10と、偶数番目の波長λ 2,…λ32に対
応した各インラインアンプ432,…4332から出力され
る光信号を合波する第2光合波手段2としてのAWG2
0と、AWG10で合波された奇数波長の光信号および
AWG20で合波された偶数波長の光信号をさらに合波
して波長λ1〜λ32の波長多重(WDM)信号光を生成
する第3光合波手段3としてのインターリーバー30
と、該インターリーバー30から出力されるWDM信号
光を増幅するインラインアンプ40と、を備えて構成さ
れる。なお、各符号に付された添え字は波長番号に対応
したものである。
【0017】本装置に入力される各波長の光信号は、図
示しないが、例えば、各波長に対応した光送信器から送
られる光信号や、光ネットワークに接続するADM(Ad
d/Drop Multiplexer)装置で分岐された各波長の光信号
などとすることができる。また、各波長の光信号は、各
々の偏波状態について、隣り合う波長間で直交偏波とな
るように本装置に入射される。ここでは、例えば図2に
示したように、奇数波長の各光信号の直線偏波の方向
が、伝搬方向に垂直な平面内で上下方向を向き、偶数波
長の各光信号の直線偏波の方向が、伝搬方向に垂直な平
面内で水平方向を向くように設定されている。入射光の
波長間隔(チャネル間隔)は、例えば50GHz(1.
5μm帯において約0.4nm)等の非常に狭い間隔に
設定されているものとする。
【0018】各波長λ1〜λ32に対応した各々のインラ
インアンプ411〜4132,421〜4232,431〜4
32は、入力される光信号を、その偏波状態を保持した
まま所要のレベルまで増幅して出力する。なお、各イン
ラインアンプに接続される光伝送路についても偏波保持
機能を有するものとする。また、各波長について入力側
に3段のインラインアンプを配置する構成としたが、入
力側のインラインアンプの有無および段数は、本装置が
適用されるシステムに応じて適宜に設定することができ
る。
【0019】各波長λ1〜λ32に対応した各々のDCF
501〜5032は、本装置に接続される光伝送路で発生
する波長分散を補償するものであって、入力される光信
号を、その偏波状態を保持したまま分散補償して出力す
るものである。なお、各DCF501〜5032の配置
は、上記の場所に限定されるものではなく、また、波長
分散の補償が必要ない場合には各DCF501〜5032
を省略することも可能である。さらに、偏波保持機能を
有する分散補償デバイスの使用が困難な場合には、イン
ターリーバー30の出力側以降において偏波無依存型の
分散補償デバイスにより分散補償を行うようにしても構
わない。
【0020】各AWG10,20は、多光束干渉を利用
して光信号の合分波を実現する公知の光デバイスであ
る。ここでは、AWG10が、奇数波長λ1,…λ31の各
光信号にそれぞれ対応した入力ポートと1つの出力ポー
トとを有し、奇数波長の各光信号を偏波保持しながら合
波して出力する。また、AWG20は、偶数波長λ2,…
λ32の各光信号にそれぞれ対応した入力ポートと1つの
出力ポートとを有し、偶数波長の各光信号を偏波保持し
ながら合波して出力する。このような偏波保持型のAW
Gとしては、例えば、複屈折率の大きな材料を用いて導
波路を形成し偏波保持機能を実現させたものなどが好適
である。
【0021】図3は、各AWG10,20の有するフィ
ルタ特性の一例を示す図であって、(A)がAWG10
についての特性(B)がAWG20についての特性であ
る。図3(A)に示すように、AWG10は、奇数波長
λ1,λ3,…に対応して透過率が極大となる周期的なフ
ィルタ特性を有し、また、図3(B)に示すように、A
WG20は、偶数波長λ2,λ4,…に対応して透過率が
極大となる周期的なフィルタ特性を有する。
【0022】インターリーバー30は、2つの入力ポー
トP1,P2と1つの出力ポートP3を有し、各入力ポー
トP1,P2に対応して周期的なフィルタ特性を持つ光デ
バイスである。
【0023】図4は、インターリーバー30の各入力ポ
ートに対応したフィルタ特性の一例を示す図であって、
(A)が入力ポートP1に対応した透過波長特性(B)
が入力ポートP2に対応した透過波長特性である。
【0024】図4(A)に示すように、入力ポートP1
に対応したフィルタ特性は、奇数波長λ1,λ3,…に対
応して透過率が極大となる周期的な特性を有し、各奇数
波長を中心とする透過波長帯の帯域幅が、前述の図3
(A)に示したAWG10のフィルタ特性における各透
過波長帯の帯域幅よりも狭くなっている。また、図4
(B)に示すように、入力ポートP2に対応したフィル
タ特性は、偶数波長λ2,λ 4,…に対応して透過率が極
大となる周期的な特性を有し、各偶数波長を中心とする
透過波長帯の帯域幅が、前述の図3(B)に示したAW
G20のフィルタ特性における各透過波長帯の帯域幅よ
りも狭くなっている。
【0025】各入力ポートP1,P2に入力される奇数波
長および偶数波長の各光信号は、上記のような特性に従
ってフィルタリングされた後に合波されて、直交偏波の
状態を保ったWDM信号光が出力ポートP3から出力さ
れる。このインターリーバー30の入力ポートP1,P2
に接続される各光伝送路は、偏波保持機能を有するもの
とする。また、インターリーバー30自体についても偏
波保持機能を有するデバイスを使用するのが望ましい。
ただし、インターリーバー30に入力される奇数波長お
よび偶数波長の各光信号の直交偏波状態が確実に保持さ
れている場合には、偏波無依存型のデバイスを適用する
ことも可能である。
【0026】各AWG10,20からそれぞれ出力され
る奇数波長および偶数波長の各光信号をインターリーバ
ー30により合波することの利点は、上記の図4に示し
たようなきれの良いフィルタ特性を組み合わせて各光信
号をフィルタリングすることによって、波長間隔の非常
に狭い光信号をクロストークの発生を抑圧しながら合波
できることにある。図4に示したようなフィルタ特性を
実現する具体的な一例としては、文献:ディンゲル・ベ
ンジャミン他,「マイケルソンGT干渉計(MGTI)
を用いる多機能光フィルター」,信学技報OCS97-50,P.67
-72,1997.等で提案された技術がある。ここでは、その
概略について簡単に説明する。
【0027】上記文献のMGTIを用いた多機能光フィ
ルターは、図5の構成図に示すように、典型的なマイケ
ルソン干渉計について、1つの反射鏡をGires-Tournois
共振器(Gires-Tournois resonator以下GTRとする)
で代替した構成を有するものである。GTRは、基本的
に、無損失で非対称なファブリ・ペロー共振器であっ
て、部分反射ミラーM1および全反射ミラーM2を有す
る共振器である。このような構成の光フィルターでは、
入射光EincがビームスプリッターBSで2つの光線B
1,B2に分離され、干渉計の2つの光路(光路長L
1,L2)をそれぞれ伝搬し、全反射ミラーM3で反射
された光線B1とGTRで反射された光線B2とが、ビ
ームスプリッターBSで干渉合波されて出射光Etrans
となる。これにより、典型的なファブリ・ペロー型フィ
ルターと比較して、1/2のスペクトル線幅を持つよう
な急峻な透過波長特性が実現されるようになる。
【0028】なお、インターリーバー30の具体的な構
成は、上記のようなMGTIを用いたものに限定される
ものではない。例えば、マッハ・ツェンダー干渉計を応
用したものや、ファイバグレーティングを用いて構成し
たものなどとすることも可能である。また、奇数波長お
よび偶数波長の各光信号を合波する光デバイスとして
は、インターリーバーに限らず、前述したような機能的
特徴を備えた公知の光デバイスを利用してもよい。
【0029】インラインアンプ40は、インターリーバ
ー30から出力される波長λ1〜λ3 2の光信号を含んだ
WDM信号光を所要のレベルまで一括して増幅する公知
の光増幅器である。このインラインアンプ40で増幅さ
れたWDM信号光が、中継局や受信端局等に接続する光
回線網などに送られる。なお、インターリーバー30の
出力ポート以降に接続される光デバイスについては、偏
波無依存型のものを用いることができる。また、ここで
は、インターリーバー30で合波されたWDM信号光を
1段のインラインアンプで一括増幅した後に光回線網な
どに送出する構成としたが、出力側のインラインアンプ
の有無および段数は、本装置が適用されるシステムに応
じて適宜に設定することができる。
【0030】上記のような構成を有する光合波装置で
は、波長λ1〜λ32の各光信号が隣り合う波長について
直交偏波に保持された状態で入力されると、それらの各
光信号が増幅および分散補償された後に、奇数波長およ
び偶数波長に区別されて2つのAWG10,20により
個別に合波される。そして、各AWG10,20で合波
された奇数波長および偶数波長の各光信号は、さらに、
インターリーバー30により合波された後、所要のレベ
ルまで増幅されて出力される。
【0031】上記のように直交偏波の状態に保持された
複数の光信号を、まず、奇数波長および偶数波長に分け
て合波するようにしたことで、波長間隔が50GHz等
といったような非常に狭い間隔に設定された場合でも、
2倍の波長間隔(100GHz)に対応した既存のAW
Gを用いることができる。また、各AWG10,20の
機能として偏波保持が要求されるが、各々のAWG1
0,20で合波される各光信号の偏波方向は一方向に揃
っているため、上述したように、例えば複屈折率の大き
な材料を用いてAWG10,20の各導波路を形成すれ
ば容易に偏波保持機能を実現できるので、低コストのA
WG10,20を利用することが可能である。一方、多
光束干渉を利用したAWGのフィルタ特性のきれは十分
ではないため、各AWG10,20で合波された光信号
を単に波長多重しただけではチャネル間のクロストーク
が発生する可能性が高い。そこで、各AWG10,20
よりもフィルタ特性のきれのよいインターリーバー30
を利用して、奇数波長および偶数波長の各光信号を合波
することにより、本装置はクロストークの発生を抑圧し
ている。
【0032】上記のようなAWG10,20とインター
リーバー30の組み合わせにより、非線形光学効果の影
響を低減し、かつ、クロストークの発生を抑えて、波長
間隔の狭い複数の光信号を確実に合波することが可能に
なる。このような光合波装置にあっては、システムのア
ップグレード等を行う場合に、奇数波長の光信号と偶数
波長の光信号とに分けてチャネルの増減設を行うことが
可能であり利便性に優れている。
【0033】なお、上述した実施形態では、波長多重数
を32波とし波長間隔を50GHzに設定したが、本発
明はこれに限られるものではない。また、波長帯域を
1.5μm帯として説明を行ったが、本発明は他の波長
帯域の光信号を合波する場合にも適用可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光合波装
置および光合波方法は、隣り合う波長についての直線偏
波の方向を相違させて入力される複数の光信号を、奇数
波長の光信号および偶数波長の光信号に分けて、第1光
合波手段および第2光合波手段で偏波状態を保持しなが
ら合波し、さらに、それらの光信号をフィルタ特性のき
れのよい第3光合波手段で合波するようにしたことで、
非線形光学効果の影響を低減し、かつ、クロストークの
発生を抑えながら、波長間隔の狭い複数の光信号を確実
に合波することができる。また、複数の光信号につい
て、隣り合う波長についての直線偏波の方向を直交させ
るようにすれば、非線形光学効果の影響をより確実に低
減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光合波装置の基本構成を示す図で
ある。
【図2】本発明の実施形態にかかる光合波装置の構成を
示すブロック図である。
【図3】同上実施形態で用いられるAWGのフィルタ特
性を示す図であって、(A)は奇数波長側のAWGの特
性、(B)は偶数波長側のAWGの特性である。
【図4】同上実施形態で用いられるインターリーバーの
各入力ポートに対応したフィルタ特性を示す図であっ
て、(A)は奇数波長側の入力ポートに対応した特性、
(B)は偶数波長側の入力ポート対応した特性である。
【図5】同上実施形態で用いられるインターリーバーの
フィルタ特性を実現するための具体的な一例を示す構成
図である。
【符号の説明】
1…第1光合波手段 2…第2光合波手段 3…第3光合波手段 3A…第1入力部 3B…第2入力部 3C…出力部 10,20…アレイ導波路格子(AWG) 30…インターリーバー 40,411〜4132,421〜4232,431〜4332
…インラインアンプ 501〜5032…分散補償ファイバ(DCF) P1,P2…入力ポート P3…出力ポート λ1〜λ32…波長

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波長の異なる複数の光信号を合波する光合
    波装置において、 隣り合う波長についての直線偏波の方向を相違させて入
    力される複数の光信号のうちで、波長の長さに応じて順
    に付した波長番号が奇数に該当する各光信号を、各々の
    偏波状態を保持して合波する第1光合波手段と、 前記複数の光信号のうちで、前記波長番号が偶数に該当
    する各光信号を、各々の偏波状態を保持して合波する第
    2光合波手段と、 奇数番目の各波長を中心とする透過波長帯を含み、か
    つ、該各透過波長帯の帯域幅が前記第1光合波手段の有
    するフィルタ特性の当該帯域幅よりも狭いフィルタ特性
    に従って、前記第1光合波手段で合波された光信号をフ
    ィルタリングする第1入力部と、偶数番目の各波長を中
    心とする透過波長帯を含み、かつ、該各透過波長帯の帯
    域幅が前記第2光合波手段の有するフィルタ特性の当該
    帯域幅よりも狭いフィルタ特性に従って、前記第2光合
    波手段で合波された光信号をフィルタリングする第2入
    力部と、前記第1入力部から出力される光信号および前
    記第2入力部から出力される光信号を合波して出力する
    出力部と、を有する第3光合波手段と、を備えて構成さ
    れたことを特徴とする光合波装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光合波装置であって、 前記複数の光信号は、隣り合う波長についての直線偏波
    の方向を直交させて入力されることを特徴とする光合波
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の光合波装置であって、 前記第3光合波手段が、偏波状態を保持する機能を備え
    たことを特徴とする光合波装置。
  4. 【請求項4】波長の異なる複数の光信号を合波する光合
    波方法において、 隣り合う波長についての直線偏波の方向を相違させた複
    数の光信号のうちで、波長の長さに応じて順に付した波
    長番号が奇数に該当する各光信号を、各々の偏波状態を
    保持して合波する第1光合波過程と、 前記複数の光信号のうちで、前記波長番号が偶数に該当
    する各光信号を、各々の偏波状態を保持して合波する第
    2光合波過程と、 奇数番目の各波長を中心とする透過波長帯を含み、か
    つ、該各透過波長帯の帯域幅が前記第1光合波手段の有
    するフィルタ特性の当該帯域幅よりも狭いフィルタ特性
    に従って、前記第1光合波過程で合波された光信号をフ
    ィルタリングするとともに、偶数番目の各波長を中心と
    する透過波長帯を含み、かつ、該各透過波長帯の帯域幅
    が前記第2光合波手段の有するフィルタ特性の当該帯域
    幅よりも狭いフィルタ特性に従って、前記第2光合波手
    段で合波された光信号をフィルタリングし、該フィルタ
    リングされた各光信号を合波して出力する第3光合波過
    程と、を含んでなることを特徴とする光合波方法。
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