JP2001332968A - ドライバ回路、レシーバ回路および半導体集積回路装置 - Google Patents

ドライバ回路、レシーバ回路および半導体集積回路装置

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JP2001332968A JP2000151499A JP2000151499A JP2001332968A JP 2001332968 A JP2001332968 A JP 2001332968A JP 2000151499 A JP2000151499 A JP 2000151499A JP 2000151499 A JP2000151499 A JP 2000151499A JP 2001332968 A JP2001332968 A JP 2001332968A
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    • H04L25/0264Arrangements for coupling to transmission lines
    • H04L25/0292Arrangements specific to the receiver end

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル信号伝送回路の消費電力を低減す
る。 【解決手段】 ドライバ回路20には、PFET21、
NFET23および低閾値電圧のNFET22を有し、
PFET21のゲートに入力信号DINバーが印加さ
れ、NFET22のゲートには参照電位Vrefが印加
される。ドライバ出力DOUTにはVrefで制限され
た小振幅の信号が出力される。レシーバ回路40には、
PFET41および低閾値電圧のNFET42,43か
らなるダイナミックNAND回路とPFET44および
NOTゲート45からなるインバータを有し、小振幅の
信号をダイナミックNAND回路でレベルシフトし、イ
ンバータでドライブしてCOMSレベルの信号ROUT
を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置の内部でのデータ等ディジタル情報の伝送に適用でき
るドライバ回路、レシーバ回路、およびディジタル信号
の伝送技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置で取り扱われる信号
は、パルス波形のディジタル信号であり、その伝送は同
一基板内に形成される金属配線等を介して行われる。金
属配線は一般に微細に形成されるため、配線抵抗が大き
く配線間のカップリング容量が大きくなる。配線抵抗お
よび配線容量の増加はパルス応答の時定数を増加させ、
配線に伝送されるパルス波形の鈍りを生ずる。パルスの
鈍りは信号伝送のクロックを低下させ、あるいは信号伝
送の信頼性を低下させる要因になる。このため、送信側
からの信号を受信側に確実に伝送するためのドライバ回
路およびレシーバ回路が用いられる。レシーバ回路で受
信された信号は鈍ったパルス形状であり、また信号伝送
の途中で隣接する金属配線等からのノイズが重畳される
ため、レシーバ回路でパルス波形が整形される。ディジ
タル信号の伝送には、以下のような方式が用いられる。
【0003】図14は、従来のディジタル信号伝送回路
の一例を示した回路図である。送信側のドライバ回路1
00は2段のインバータ101、102で構成され、入
力信号を1段目のインバータ101の入力端103に印
加する。2段目のインバータ102の出力はドライバ回
路の出力端104であり、電源電圧(たとえば2.5
V)と基準電圧(たとえば接地電位:0V)との間でフ
ルスイングされた信号が出力される。出力された信号
は、信号線105を伝搬しレシーバ回路106の入力端
107に印加される。レシーバ回路106はNOT回路
(インバータ)108とNAND回路109とで構成さ
れる。入力信号はNOT回路108で波形整形された
後、NAND回路109に入力される。NAND回路1
09の他方入力にはクロック信号である動作信号(AC
T)が入力される。NAND回路109の出力がレシー
バ回路106の出力として出力端110に出力される。
【0004】図15は図14の回路の主要部の電圧波形
をシミュレートして示した図である。(a)は入力端10
3に入力される信号波形である。(b)は信号線105を
伝送した後のNOT回路108に入力前の波形である。
この波形には鈍りが見られる。(c)はNOT回路108
の出力波形であり、鈍った入力波形(b)に波形整形が施
されている。(d)はACT信号であり、(e)は出力端11
0の電圧波形である。ACT信号はクロックとして作用
する。なお、シミュレートの条件は、信号線105のラ
イン長を9mm、配線負荷容量を2.1pF(このうち
信号線に接続される負荷の容量を500fFと仮定して
いる)、配線抵抗を360Ωと仮定した。
【0005】図16はディジタル信号伝送回路の他の従
来例を示した回路図である。ドライバ回路120は、信
号線121にプリチャージされた電荷を放電するn型M
ISFET(n-type Metal Insulator Semiconductor F
ield Effect Transistor:以下n型MISFETをNF
ETという)122であり、入力信号はNFET122
のゲートである入力端123に印加される。レシーバ回
路124には、ゲートにリファレンス電圧Vrefが印
加されるNFET125が設けられ、NFET125の
ドレイン側にはプリチャージ用のp型MISFET(以
下p型MISFETをPFETという)126が接続さ
れる。PFET126のゲートには動作信号ACTが印
加され、ACTがLowレベルのときにPFET126が
ONしてセンスライン128(NFET125のドレイ
ン側)が電源電位Vdd(たとえば2.5V)に接続さ
れる。このとき、NFET125のソース側(信号線1
21)はVref−閾値電圧の値になるまでチャージさ
れる。PFET127はACTがLowレベルにある間に
センスライン128がHighの時のノイズ耐性を上げるた
めのプルアップ作用を持つFETである。 PFET1
27のサイズはPFET126に比べて非常に小さい。
【0006】図17は図16の回路の動作波形をシミュ
レートして示した図ある。(a)は入力端123の入力信
号電圧を、(b)はACT信号を、(c)は出力端130の出
力信号を示し、ライン(d)はセンスライン128の電位
変化を、ライン(e)は信号線121の電位変化を示す。
ACTがLowレベルにあり、信号線121がプリチャー
ジされている状態(図中t<t1)で、レシーバ回路1
24を読み出し可能状態にするためACTをHighレベル
に変える(t=t1)。このとき入力端123に入力信
号を入力する。入力としてHighレベルが印加されると
(同図(a))、NFET122がONし、信号線121
の電位が低下する(同図(e))。この電位低下はNFE
T125のソースに伝わり、ソース電位がVrefと閾
値電圧で決まる電位以下になったときNFET125が
ONして、センスライン128のチャージが急激にソー
ス側にトランスファされる。そしてセンスライン128
がLowレベルになってインバータ129を介して接続さ
れる出力端130にはHighレベルが出力されることにな
る。なおこのとき、PFET127は常時ONであるた
めPFET127にON電流が流れるが、PFET12
7のサイズは小さく、NFET122がONしている間
はこのON電流はNFET122によって引き抜かれる
ため、センスライン128はLowレベルにキープされ
る。
【0007】以上のような方法でディジタル信号の伝送
が信号線を介してドライバ回路からレシーバ回路に行わ
れることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
半導体集積回路装置の高集積化と高機能化に伴い、単一
の半導体基板(チップ)内に集積化される素子数が増大
し、チップ内に形成される配線(信号線)の長さも長大
になる傾向にある。たとえばDRAM(DynamicRandom
Access Memory)の場合には、そのアドレス信号線等の
配線長は数mm〜十数mmに及ぶ。よって、信号線に付
随する寄生容量(浮遊容量)が増加し、また、配線抵抗
が増加する。配線に付随する寄生容量および配線抵抗
は、配線を伝送するパルス形状の鈍りを生じ、このため
信号の伝送遅延を生じる。また、寄生容量あるいは配線
抵抗に起因する配線の電力消費を増大する。
【0009】図14に示す従来の伝送回路を用いた場
合、ドライバ回路100の出力104は、電源電圧の
2.5Vと基準電圧の0Vで駆動され、その振幅値は約
2.5Vと大きい。このため配線長が長いアドレス信号
線等では配線容量による充放電電流が大きくなる。たと
えば入力信号を125MHz、レシーバ回路106の動
作周波数を250MHzと仮定し、前記シミュレーショ
ンの条件で求めた平均消費電流波形のシミュレーション
結果は、図18に示すように約1mAとなる。アドレ
ス、バンク、コマンドの各ラインの総計を20本と仮定
すると、これだけで20mAを消費することになる。放
熱装置の付加設計等を考慮すれば消費電流の改善を要
し、モバイル環境等での使用等を考慮すれば、さらに改
善を図る要求が強い。
【0010】なお、低電圧振幅でのドライブを差動アン
プで実現することも考え得るが、信号線とともに共通線
(コモン線)が必要になり、バス幅が2倍になる不利益
がある。DRAM等特に高集積化が要求される製品への
適用は配線配置面積の増加の観点から容認できない。
【0011】また、図16の従来の伝送回路を用いた場
合には、信号線121をプリチャージするPFET12
6がレシーバ側にあるため、PFET126のサイズを
大きくできないという問題がある。たとえばDRAMの
場合には内部アドレス線のレシーバ回路はメモリアレイ
の近傍に設けられる。メモリアレイ近傍は最も高集積化
が要求される領域であり、プリチャージ用のPFET1
26をむやみに大きくすることは素子配置設計上許容で
きない。このため、PFET126のON電流を大きく
できず、プリチャージに時間を要するという問題が派生
する。プリチャージ時間の増加は動作周波数の向上抑制
として作用し、あるいは動作周波数に対するマージンの
低下に関わる。
【0012】また、図16の伝送回路の場合には、入力
信号を検出した後、次の入力信号の値に関わらず、入力
123を一旦Lowレベルにリセットして信号線121を
プリチャージしなければ次の信号を正確に読み取れな
い。仮にHighレベルの入力信号の後にLowレベルの入力
信号が入力されたときにプリチャージが行われていなけ
れば、LowレベルをHighレベルと誤認識することにな
る。このため、たとえばDRAMのリフレッシュ動作の
ように連続してHighレベルが入力されるような場合で
も、毎サイクルごとにプリチャージ動作が行われ、無駄
なプリチャー動作が繰り返されることになる。この結
果、プリチャージにより消費される電力が無駄になる。
また、この方式の伝送回路では、サイクル毎のリセット
が必要であるから入力信号やプリチャージのパルスを生
成するタイミング制御回路も必要になり、このような制
御回路の消費電力も増加することになる。
【0013】さらに、図16の伝送回路の場合には、読
み取り可能な動作状態では、プリチャージ用のPFET
126がOFF状態であり、このとき信号線121はH
i−Z状態(高インピーダンス状態)に近くなる。つま
り、PFET127はON状態であるが電流供給能力が
小さい為、信号線121をドライブするに十分なもので
はない。このような状態のとき、たとえば隣接する信号
ライン等の電位変化によるノイズを受けやすく、このよ
うなノイズによって誤動作する可能性がある。
【0014】本発明の目的は、ディジタル信号伝送回路
の消費電力を低減することにある。
【0015】本発明の他の目的は、ディジタル信号伝送
回路の動作速度を向上することにある。
【0016】本発明のさらに他の目的は、ディジタル信
号伝送回路のノイズ耐性を向上することにある。
【0017】また、本発明のさらに他の目的は、ディジ
タル信号伝送回路の性能を向上し、半導体集積回路装置
の信頼性および性能向上を図ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願の発明の概略を説明
すれば、以下の通りである。
【0019】本発明のドライバ回路(20,50)は、
第1型の第1トランジスタ(21)および第2型の第2
トランジスタ(23)を含むインバータと、前記第1ト
ランジスタ(21)および第2トランジスタ(23)の
間に設けられ、回路を駆動する第1電位(Vdd)より
低い第2電位(Vref)がその制御入力端子に印加さ
れる第2型の第3トランジスタ(22)とを含む。
【0020】このようなドライバ回路によれば、入力信
号をインバータで駆動しつつも、第3トランジスタ(2
2)のゲートに印加される第2電位(Vref)によっ
て、出力電圧を制限することができる。信号線に印加さ
れる信号波形の振幅が小さくなるため、信号線で消費さ
れる充放電電流を小さくし、消費電力の低減を図ること
ができる。
【0021】また、このようなドライバ回路によれば、
第1トランジスタ(21)および第3トランジスタ(2
2)を介して信号線(30)をチャージする電流を送れ
る。このため、チャージトランスファ方式を採用した場
合にレシーバ回路にプリチャージ用のFETを設ける必
要がない。この結果、従来プリチャージに要していた電
流を削減できる。なお、信号線(30)に印加する電圧
は、第3トランジスタ(22)のゲートに印加される第
2電位(Vref)によって第1電圧(Vdd)より低
く調整できる。この結果、信号線(30)のチャージア
ップ電圧を低下する事による消費電流(消費電力)の削
減も図れる。
【0022】ここで、前記第3トランジスタ(22)の
閾値電圧は、前記第1または第2トランジスタ(21,
23)の閾値電圧より低くすることができる。
【0023】また、前記第3トランジスタ(22)に並
列接続される第4トランジスタ(24)をさらに設ける
ことができる。第4トランジスタのゲートには、第1ト
ランジスタ(21)をON状態にする信号がインバータ
の入力(DIN)に印加されたときに、入力信号または
ドライバ回路のクロック周期より短い期間だけONする
信号が印加できる。これによりドライバ回路からの出力
信号の立ち上がりを早くすることができる。
【0024】本発明のレシーバ回路(40)は、一方の
端子に回路を駆動する第1電位(Vdd)が印加され、
制御入力端子にクロック信号(ACT)が印加される相
補的に構成された第1型の第5トランジスタ(41)お
よび第2型の第6トランジスタ(42)と、前記第5お
よび第6トランジスタ(41,42)の他方の端子にそ
の一方の端子が接続され、他方の端子が基準電位(GN
D:接地電位)に接続され、その制御入力端子に前記第
1電位(Vdd)より低い電圧の入力信号(RIN)が
印加される第2型の第7トランジスタ(43)と、前記
第5、第6および第7トランジスタ(41,42,4
3)により構成されるダイナミックNAND回路の出力
を反転出力するインバータ(45)と、を含む。
【0025】このようなレシーバ回路によれば、レベル
コンバータとして機能するダイナミックNAND回路で
小信号パルスを受信し、コンバートされたレベル(NA
ND回路の出力)を後段のインバータ回路でドライブで
きる。このため、駆動電圧レベルで小振幅の信号を感度
よく検出できる。
【0026】ここで、前記第7トランジスタ(43)の
閾値電圧は、前記第5トランジスタ(41)の閾値電圧
より低くすることができる。このように低閾値電圧の第
7トランジスタ(43)を用い、これのゲートに信号を
入力することにより低振幅の小信号に対応できる。ま
た、第7トランジスタ(43)のソースを基準電位(接
地電位)に接続することによりエバリュエート(ACT
=High)時の第7トランジスタ(43)の基板バイアス
効果の発生を抑制できる。基板バイアス効果が生じたと
きFETの閾値電圧が上昇してONするタイミングが遅
れる不具合が生じるが、本発明では基板バイアス効果を
抑制しているのでONタイミングの遅れは生じず、レシ
ーバ回路(40)の応答を早くできる。
【0027】また、第6トランジスタ(42)を低閾値
電圧のトランジスタとすることができる。これによりダ
イナミックNANDの出力がLowレベル時の電圧を基準
電位に近づけ、レシーバ感度の低下を防止できる。
【0028】すなわち、本レシーバ回路(40)によ
り、波形整形の手間を省き、信号(RIN)の受信と同
時に低振幅入力信号のレベルシフトを1段で行うことが
できる。さらに、信号線(30)がアドレス線のように
多数本存在する時には、各レシーバの動作を揃えること
により各アドレス信号のスキューの差をレシーブと同時
に揃えることができる。これにより、同期式回路やパイ
プライン動作に適した低消費電力の信号伝送回路を実現
できる。
【0029】本発明の他のレシーバ回路(60)は、一
方の端子が信号線(30)に接続され、制御入力端子が
第2電圧(Vref)に接続され、他方の端子が出力段
に接続され、信号線(30)の電位変化を一方の端子お
よび他方の端子間のチャージトランスファにより検出す
るための第8トランジスタ(62)と、信号線(30)
と第8トランジスタ(62)との間に設けられ、信号線
(30)の電位変化を検出しない間、信号線(30)と
第8トランジスタ(62)とを分離する第9トランジス
タ(61)と、を含む。
【0030】このようなレシーバ回路(60)によれ
ば、第9トランジスタ(61)をセレクタとして作用さ
せ、信号線(30)とレシーバ回路とを分離することが
できる。これにより、ドライバ回路側からの信号線(3
0)のチャージ動作が許容できるようになる。これによ
り、レシーバ回路(60)側にプリチャージ用のFET
を配置する必要がなく、レシーバ回路の素子配置面積を
少なくすることができる。素子配置面積の減少は、設計
自由度の向上に寄与する。また、今までのプリチャージ
回路のサイズを小さくすることができ、この分のセンス
ラインにかかる負荷容量を低減して検出感度を向上でき
る。
【0031】なお、第9トランジスタ(61)の閾値電
圧は、第8トランジスタ(62)の閾値電圧より低くで
きる。これにより、センス時の応答性を上げることがで
きる。また、レシーバ回路の出力段には、ラッチ回路を
設けることができる。これによりレシーバの出力を受け
取る後段回路のタイミング設計が容易になる。
【0032】また、前記したドライバ回路(20、5
0)およびレシーバ回路(40,60)を用いて半導体
集積回路装置を構成できる。レシーバ回路(60)を適
用した半導体集積回路装置によれば、毎サイクルの入力
信号(DIN)のリセットの必要がない。これによりD
RAMのリフレッシュ時のように入力信号に変化のない
ときに信号線電圧を変化させる必要がなく、従来のプリ
チャージ操作に係る電力を節減できる。また、入力信号
のパルス発生回路が必要なく、この分の消費電力を節約
できる。また、動作信号(ACT)と入力(DIN)と
のタイミング制御マージンが増加する。さらに、信号線
が何れの電位からも切り離されるHi−Z状態の期間を
なくすことができ、ノイズ耐性を向上でき、安定な回路
動作を実現できる。
【0033】なお、ドライバ回路(20,50)、レシ
ーバ回路(40,60)および信号線(30)は、同一
の半導体または絶縁体基板内に形成され、複数の信号線
(30)が互いに離間して並行に形成されていてもよ
い。本発明の半導体集積回路装置では、ノイズ耐性に優
れるので、このような配線が複数並行に形成されるよう
な高集積化された半導体集積回路装置の適用して特に効
果が大きい。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。ただし、本発明は多くの異
なる態様で実施することが可能であり、本実施の形態の
記載内容に限定して解釈すべきではない。なお、実施の
形態の全体を通して同じ要素には同じ番号を付するもの
とする。
【0035】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態であるDRAMの概要を示すブロック図である。
なお、本実施の形態ではDRAMについて説明するが、
本発明はこれに限られず、信号線で接続されたドライバ
回路およびレシーバ回路が含まれる任意の半導体集積回
路装置に適用できる。
【0036】図1に示すDRAMには、多数のメモリセ
ルがマトリックス状に配置されたメモリアレイ1を有
し、メモリアレイ1の周辺(直接周辺回路部)には、ワ
ード線ドライバ/ロウデコーダ回路2、ビット線ドライ
バ/センスアンプ回路3、カラムデコーダ回路4が配置
されている。また、メモリアレイ1とその周辺に配置さ
れる各回路から離間した制御部(間接周辺回路部)に
は、アドレスコントローラ5、コマンドコントローラ6
が配置される。アドレスコントローラ5、コマンドコン
トローラ6へのアドレスおよびコマンドの入力は、入力
レシーバ(端子)7を介して外部から行われる。
【0037】アドレスコントローラ5、コマンドコント
ローラ6からのアドレスデータおよびコマンドデータ
は、バスドライバ8に入力され、バスライン9を介して
バスレシーバ10に伝送される。バスドライバ8は間接
周辺回路領域(制御部)に配置される。バスレシーバ1
0は直接周辺回路に配置される。
【0038】回路2のロウデコーダ、回路3のカラムデ
コーダにはバスレシーバ10からのアドレス情報が入力
される。このアドレス情報によりメモリアレイ内の所定
のアドレスに位置するメモリセルが特定される。また、
バスレシーバ10からの制御情報により各デコーダが制
御される。
【0039】なお、読み出し、書き込みのデータは図示
しないデータ線を介して外部に入出力される。あるい
は、データ線をタイムシェアリングによりアドレス線と
共用してもよい。この場合、データは前記バスラインを
介して書き込み、読み出しされる。また、本DRAMは
クロック回路11および参照電位(Vref)発生回路
12を有する。クロック回路11の出力は後に説明する
ACT信号として用いられる。また、参照電位Vref
の機能は後に説明する。
【0040】図2は、バスドライバ8、バスライン9お
よびバスレシーバ10の1チャネル分を構成するドライ
バ回路20、信号線30およびレシーバ回路40の一例
を示した回路図である。ドライバ回路20とレシーバ回
路40は信号線30を介して接続される。信号線30
は、たとえば半導体基板内に形成された金属配線を例示
できる。
【0041】ドライバ回路20は、PFET21、低閾
値電圧のNFET22、NFET23、NFET24、
複数段のNOTゲート25、NORゲート26、クラン
プ回路27を有する。PFET21のドレインは電源電
位Vdd(たとえば2.5V)に接続され、ソースはN
FET22のドレインに接続される。NFET22のソ
ースはNFET23のドレインに接続され、NFET2
3のソースは基準電位(たとえば接地=0V)に接続さ
れる。ドライバ回路20の入力DINバーは、PFET
21およびNFET23のゲートに印加される。NFE
T22とNFET23との接続部がドライバ回路20の
出力DOUTとなる。つまり、ドライバ回路20は、低
閾値電圧のNFET22がPFET21側に配置された
インバータ構成を有する。
【0042】ドライバ回路20の動作は以下の通りであ
る。入力DINバーにHighレベルが入力されると、PF
ET21がOFF状態になり、NFET23はON状態
になって、出力DOUTにはLowレベルの電圧が出力さ
れる。一方、入力DINバーにLowレベルが入力される
と、PFET21がON状態になり、NFET23はO
FF状態になる。このとき、出力DOUTの電圧は、N
FET22の状態により相違する。図示するように、N
FET22のゲートには参照電位Vrefが入力され
る。NFET22のゲート−ソース間の電圧Vgsが閾
値電圧Vtを超えるようにVrefがに印加されている
とき、NFET22はON状態になる。今、DOUTの
電圧がVrefより十分に低ければNFET22はON
状態であり、DOUTの電圧はON状態にあるPFET
21からのVddでドライブされて上昇する。しかし、
DOUTの電圧が上昇してVref−Vtまで上昇する
とNFET22はOFF状態になり、それ以上の電圧上
昇はしなくなる。つまり、このようなインバータ構成の
回路では、Vrefによって出力DOUTの振幅を制御
できる。Vrefとして電源電位よりも低い電位を設定
することにより、従来電源電位と接地電位との電位差で
フルスイングしていたドライバ回路に比較して小さな振
幅値で制限されたパルス信号を生成できる。これによ
り、信号線での電力消費を低減し、半導体集積回路装置
の消費電力を低減できる。
【0043】なお、NFET22には、NFET24を
並列に接続できる。NFET24のゲートには、DIN
バーと複数段のNOTゲート(インバータ)25により
遅延されたDINバーとを入力とするNORゲート26
の出力を入力する。NORゲート26の出力は、複数段
のNOTゲート25により遅延された時間に相当するD
INバーの立下り(DINの立ち上がり)時の短期間だ
けHighレベルが出力され、このHighレベルがゲートに印
加されている短期間だけNFET24がON状態にな
る。これにより、DINにHighレベルが入力されたとき
のDOUTの立ち上がりを早めることができる。
【0044】また、出力DOUTには、接地電位との間
に、ゲート−ドレイン間がショートされた低閾値電圧の
NFETを複数段接続できる。複数段のMISFETに
よりその閾値電圧の和を超える電圧を出力しないように
DOUTをクランプできる。ここのクランプ回路27に
より、たとえば信号線30にノイズが重畳されて予期せ
ぬ高電圧がDOUTに印加されることを防止することが
できる。
【0045】次にレシーバ回路40について説明する。
レシーバ回路40は、PFET41、低閾値電圧のNF
ET42,43、PFET44およびインバータ45を
有する。PFET41のドレインは電源電位Vddに接
続され、ソースはNFET42のドレインに接続され
る。NFET42のソースはNFET43のドレインに
接続され、NFET43のソースは基準電位(たとえば
接地電位)に接続される。レシーバ回路40の入力RI
Nは、低閾値電圧のNFET43のゲートに印加され、
動作信号ACTがPFET41およびNFET42のゲ
ートに印加される。すなわち、PFET41〜43によ
り、PFET41のソースとNFET42のドレインと
に接続される配線46の電位が出力となるダイナミック
NAND回路を構成する。特に、本実施の形態のレシー
バ回路40では、入力に小振幅のパルス信号が入力され
ても十分な感度を持つようにNFET42,43に閾値
電圧が低いFETを適用している。また、配線46の電
位(ダイナミックNAND回路の出力)を入力とするイ
ンバータ45を配置し、インバータ45の出力がゲート
に入力されるPFET44をダイナミックNAND回路
の出力と電源電圧との間に配置している。インバータ4
5とPFET44は、ハーフラッチとしてインバータ4
5の入力信号がHighレベル時のラッチ動作を行わせ、出
力ROUTのノイズ耐性を高める。また、次段のドライ
ブ能力の向上に用いる。
【0046】図3はレシーバ回路40の各部の電圧波形
をシミュレートして示した図である。縦軸は電圧であり
横軸は時間である。ラインAはRINに入力される信号
波形であり、破線で示すラインBはACT信号の入力波
形である。なお、比較のため従来技術のフルスイングイ
ンバータによる入力波形をラインCに示す。前記の通り
ラインAのピーク値はラインCのピーク値より低く制限
されている。図示するタイミングでRINとACTが入
力されたときのダイナミックNANDの出力(配線46
の電圧)波形をラインDに示し、ROUTの信号波形を
ラインEに示す。入力RIN(ラインA)がHighレベル
(約0.9V)にあるとき、HighレベルのACTが入力
されると、ダイナミックNANDの出力がHighからLow
に変化し、出力ROUTがLowからHighに変化する。こ
の過程を図4を用いてさらに詳細に説明する。
【0047】図4はHighレベルのACT信号が入力され
ている状態で、ラインFに示すようなガウス関数状のR
IN信号が入力された時の各部の電圧をシミュレートし
て示した図である。縦軸は電圧であり、横軸は時間であ
る。ラインGはNFET43とNFET42との接続部
(配線47)の電圧変化を示し、ラインHはダイナミッ
クNANDの出力(配線46の電圧)を示す。ラインI
はROUTの電圧変化を示す。また、ラインJはNFE
T43の閾値電圧Vtの変動を示し、ラインKはNFE
T42の閾値電圧Vtの変動を示す。
【0048】HighレベルのACT信号が入力されている
状態で図示するようにRIN(ラインF)が時間に従っ
て増加すると、NFET43のゲート電圧が上昇し、時
刻t1の頃からNFET43がONしはじめる。これに
伴って、NFET43とNFET42の接続部(配線4
7)の電位(ラインG)が下がり始め、これに引きずら
れるように配線46の電位(ラインH)も下降し始め
る。この時点では十分なゲート−ソース間電圧がとれて
いないためNFET42はON状態にはなっていない。
そして、時刻t2に至って配線47の電位がLowレベル
に至り、NFET42のゲート−ソース間には十分な電
圧が印加されてNFET42が完全にONする。よっ
て、配線46は接地電位にドライブされ、同時にインバ
ータ45の出力(ラインI)がHighレベルに反転してP
FET44がOFFされる。配線46の電位がLowレベ
ルで安定化されると共にROUTがHighレベルで安定化
する。
【0049】この間のNFET43の閾値電圧の変化は
ラインJに示す通り約47mVであり、一方NFET4
2の閾値電圧の変化はラインKに示す通り約287mV
である。これは、NFET42のゲートに低振幅信号を
入力するよりも、NFET43のゲートに入力する方が
高い感度で信号を検知できることを意味する。一般的な
ダイナミックロジック回路では、低閾値のFETを用い
ず通常の閾値電圧を有するFETを用いて、NFET4
3とNFET42に相当するFETのゲートへの接続を
逆にし、ACTをNFET43に相当するFETに、R
IN(ただし0−Vddの振幅を持つ)をダイナミック
ロジックの出力側に相当する部分に入力する。一般的な
ダイナミックロジック回路におけるNFET42に相当
するFETのゲートに信号入力を印加することも考えら
れるが、本願発明は、そのような構成のダイナミックロ
ジック回路よりも高い感度が得られることがわかる。
【0050】図5は、本実施の形態のレシーバ回路の感
度を図14に示す従来のレシーバ回路と比較して示した
グラフである。(a)は従来のレシーバ回路の入力信号
(ラインL)に対する出力応答(ラインM)を示し、入
力電圧が1.26Vになって出力がHighレベルに変化す
ることがわかる。一方(b)は本実施の形態のレシーバ回
路の応答を示し、入力(ラインF)の電圧が0.54V
に達して出力(ラインI)がHighレベルに変化する。す
なわち、本実施の形態のレシーバ回路では、従来のCM
OSロジック回路のレシーバに比較して約0.7V低い
電圧で応答することがわかる。
【0051】上記したドライバ回路とレシーバ回路の総
合的な動作を図6を用いて説明する。図6は、前記した
ドライバ回路、レシーバ回路の主要部の電圧波形を示し
た図である。(a)はドライバ回路の入力DINバーに加
えられる反転入力(DIN)の信号波形を、(b)はレシ
ーバ回路の入力RINに加えられる信号波形を、(c)は
レシーバ回路のACT端子に加えられる動作信号を、
(d)はレシーバ回路の出力ROUTに出力される信号波
形を示す。(b)に示す波形はドライバ回路の出力波形に
相当し、DINへの入力信号(振幅値が約2.5V)に
対して約0.9Vの振幅値に制限されている。この振幅
値は、前記の通りVrefで調整できるものである。そ
して、レシーバ回路の出力ROUTは、RINとACT
信号のNAND・NOTつまりAND論理で出力されて
いる。ACT信号がHighレベルにあるときのROUTの
レベルを読み取ることにより、入力DINの信号が伝送
される。また、ROUTはCMOSロジックのレベル
(電源電圧:約2.5V)で出力されている。
【0052】本実施の形態のドライバおよびレシーバ回
路を用いれば、前記の通り十分な感度と安定性を従来ど
おり維持しつつ、消費電力を節約できる。図7は、前記
本実施の形態の回路による平均消費電流波形のシミュレ
ーション結果を示す図である。ラインNにその結果を示
す。比較例として従来技術(図14の回路)の場合をラ
インPに示す。図示するように、従来技術においては約
1mAの電流が消費されていたが、本実施の形態では、
振幅電圧を約0.9Vに制限したので、消費電流が約
0.57mAに低減されている。すなわち、平均消費電
流を1ラインあたり約40%低減できる。20本の信号
線が存在すると仮定すると、従来技術においては約20
mA必要であったのが、本実施の形態によれば約11.
4mAに低減できる。
【0053】また、NFET24、複数段のNOTゲー
ト25およびNORゲート26からなるヘルプ回路を設
けたので、DIN(DINバーの反転信号)が入力され
たときに素早くDOUTを立ち上げることができる。な
お、信号線30が低振幅化されたため、スルーレートを
低下することが可能になる。従来技術の3.76V/n
sのスルーレートを1.41V/nsまで低下(−62
%)させることができる。スルーレートの低減は電源の
過渡電流(電流ノイズ)を小さくすることができ、次に
説明するピーク電流値を抑制する効果がある。
【0054】また、信号の振幅を従来技術に比較して小
さくしており、前記したスルーレートを低下しているの
で、ピーク電流値が15.5mA(従来)から8.5m
A(本実施の形態)に約45%低減している。このた
め、電流ノイズが低減され、半導体集積回路装置の動作
信頼性を向上できる。
【0055】また、低信号振幅で動作させるため、レシ
ーバのACT信号を最大0.25ns前倒しすることが
可能になる。この前倒し期間は250MHz動作周期の
6%に相当し、半導体集積回路装置の動作マージンの向
上に寄与できる。
【0056】また、一旦ダイナミックロジック構成のレ
シーバーで入力信号RINのHighレベルを検出すると、
入力に重畳されるノイズに反応し難いという効果もあ
る。
【0057】(実施の形態2)本実施の形態の半導体集
積回路装置(たとえばDRAM)は、実施の形態1と同
様であるから、その説明は省略する。
【0058】図8は、本実施の形態のドライバ回路5
0、信号線30、レシーバ回路60を示した回路図であ
る。ドライバ回路50は、実施の形態1のドライバ回路
20と基本的には同じ構成を持つ。つまり、実施の形態
1のPFET21〜23と同様のFETからなるインバ
ータ構成を有し、実施の形態1(図2の中のドライバ回
路20)と同様にVrefで制限された電圧でDOUT
を出力する。ドライバ回路50の入力には入力信号DI
Nが入力される。
【0059】ドライバ回路50の動作を説明する。DI
NがLowレベルにあるとき、PFET21はON状態に
あり、NFET23はOFF状態にある。実施の形態1
で説明した通り、この状態においては、DOUTはVr
efで制限される電圧が出力され、信号線30の電位は
DOUTの出力電圧でドライブされる。一方、DINが
Highレベルにあるとき、PFET21はOFF状態にあ
り、NFET23はON状態にある。従って、DOUT
は電源電位Vddから遮断され、接地電位でドライブさ
れる。このように信号線30は、常に何れかの電位でド
ライブされており、高インピーダンスのHi−Z状態に
なることがない。このため、信号線はたとえば隣接する
信号線の電位変動に起因する電位変動に強く、ノイズ耐
性に優れた回路を構成できる。また、ドライバ回路50
は間接周辺回路領域に配置されるため素子配置面積にあ
る程度の余裕が許容され、信号線30の素早いチャージ
ングに必要な十分大きなON電流を確保できる程度の大
きさのMISFET(PFET21,NFET22)で
ドライバ回路を構成できる。このため、信号線のチャー
ジング時間を短縮して、動作速度の向上あるいは動作マ
ージンの確保に寄与できる。
【0060】次にレシーバ回路60について説明する。
レシーバ回路60は、低閾値電圧のNFET61、NF
ET62およびPFET63と、複数の論理ゲートから
なるラッチ回路64を有する。ラッチ回路64を有する
ことにより、次段のタイミング設計を容易にできる。
【0061】NFET61のソースは信号線30に接続
されるレシーバ回路60の入力RINに接続され、ドレ
インはNFET62のソースに接続される。NFET6
2のドレインはラッチ回路64に入力され、PFET6
3のドレインに接続される。PFET63のソースは電
源電位Vddに接続される。NFET61のゲートには
ACT信号が入力され、NFET62のゲートはVre
fに接続される。PFET63のゲートは接地される。
【0062】レシーバ回路60の動作は従来技術(図1
6を参照)で説明したチャージトランスファ方式の動作
と基本的には同じである。しかし、本実施の形態のレシ
ーバ回路60では、信号線30とチャージシェアリング
を行うNFET62との間にセレクタとして機能するN
FET61を設けている点が異なる。NFET61のゲ
ートにはACT信号が入力されるので、動作状態(AC
T=Highレベル)のときにチャージシェアリングするN
FET62と信号線30とが接続され、ACT=Lowレ
ベルのとき信号線30とNFET62とは遮断される。
このようにレシーバが非動作状況にあるとき(ACT=
Lowレベル)に信号線30がレシーバ回路60から遮断
さるため、ドライバ回路側50からの信号線30のチャ
ージングが可能になる。一方、信号線30はドライバ回
路50により入力信号(DIN)に応じてチャージ状態
あるいはディスチャージ状態の何れかの状態にあり、ド
ライバの入力をリセットする必要がない。このため、毎
サイクルの入力リセットを行うことに伴う消費電力を節
約でき、また、入力パルスを発生させる回路が不要にな
る。入力パルス用の制御回路も必要ないので、これら回
路を駆動する電力をもさらに節減することが可能にな
る。
【0063】レシーバ回路60のセンスライン65はP
FET63によりプリチャージされる。ただし、本実施
の形態では、信号線30をNFET62により遮断し、
従来技術のように信号線30をプリチャージしないの
で、センスライン65の負荷容量は非常に小さくなる。
このためPFET63にはON電流の小さな小面積のF
ETを適用できる。このため従来プリチャージ用に配置
していたFET(図16のPFET126)の素子面積
分だけ占有面積を削減できる。たとえばDRAMの場合
には面積的な余裕の少ないメモリアレイの近傍(直接周
辺回路)でマージンを生むことができるので、集積化へ
の寄与が大きい。なお、PFET63にはプリチャージ
信号(ACT)を配線せず、PFET63を常にON状
態で作動させてセンスライン65をVddにプルアップ
し、プリチャージを実現する。しかし、PFET63の
サイズは非常に小さく、常にONさせた状態でプルアッ
プしても貫通電流が少なく、チャージシェアリング動作
も損なわれることはない。
【0064】図9は図8の回路の動作波形をシミュレー
トして示した図である。(a)は入力(DIN)の信号波
形を、(b)はACT信号波形を、(c)は出力ROUTの信
号波形を示し、ライン(d)はセンスライン65の電位変
化を、ライン(e)はNFET61とNFET62の間の
配線66の電位変化を示す。入力信号としてDINに常
時Highレベルが印加される場合を例示している。DIN
がHighレベルであるからNFET23はON状態であ
り、信号線30はLowレベルにドライブされている。
【0065】ACTがLowレベルにあるとき、NFET
61がOFF状態であるから、センスライン65の電位
はPFET63を介して供給されるVddによりHighレ
ベルにドライブされる。レシーバを読み出し可能状態と
するためACTをHighレベルに変えると、NFET61
がONする。信号線30がLowレベルにあるからNFE
T62のソース電位(配線66の電位)がVrefと閾
値電圧で決まる電位以下になったときNFET62がO
Nし、センスライン65のチャージが急激にソース側に
トランスファされる。そしてセンスライン65がLowレ
ベルになり、ラッチ回路64を介して接続される出力R
OUTにはHighレベルが出力される。なお、センスライ
ン65がLowレベルになってもPFET63は常にON
状態であるからPFET63のON電流が流れるが、こ
の電流は非常に微小であり、センシングに影響はない。
【0066】図10〜12は、本実施の形態の伝送回路
の効果を説明する図である。図10〜12の各図におい
て(a)は従来技術におけるドライバ入力DIN、ACT
信号、レシーバ出力ROUTを示すタイミングチャート
であり、(b)は本実施の形態2におけるドライバ入力D
IN、ACT信号、レシーバ出力ROUTを示すタイミ
ングチャートである。(c)は(a)(b)における平均消費電
流をシミュレートした図であり、破線は従来技術を、実
線は本実施の形態の場合を示す。
【0067】図10は入力DINに常時Highレベルが入
力された場合を示している。(c)に示す通り、本実施の
形態の回路では、従来技術に比較して平均消費電流が大
幅に削減されている。動作電流を従来技術と比較して最
大90%低減できる。前記の通り、本実施の形態では毎
サイクルごとの入力リセットが必要でなく、本条件のよ
うに常時Highレベルが入力されるときには結果的に無駄
になるリフレッシュ動作の電流を削減できる。
【0068】図11は入力DINに常時Lowレベルが入
力された場合を示している。(c)に示すように、本実施
の形態の回路ではむしろ平均消費電流が上昇している。
しかし、図10に示す場合の効果(約0.35mA以上
の電流削減効果)に比較して無視できるほどの差(約
0.01mA)でしかない。
【0069】図12は入力DINにLowレベルとHighレ
ベルが交互に入力された場合を示している。(c)に示す
ように、本実施の形態と従来技術では大きな相違はな
い。
【0070】図10〜12の結果を総合すると、常時Hi
ghレベルが入力された場合の本実施の形態の効果が顕著
であり、常時Lowレベルの場合のデメリットを差し引い
ても本実施の形態の回路は従来技術の回路より消費電力
が改善されているといえる。むしろDRAMに適用した
場合であって入力にHighレベルが連続するパターン
が通常のランダムアクセス時よりも多く含まれるような
場合には、本実施の形態の効果が顕著に期待できる場合
が多いと考える。
【0071】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0072】たとえば、図13に示すように、実施の形
態2において、レシーバ回路の後段に設けたラッチ回路
は特になくてもよい。この場合、ラッチ回路に占有され
る素子面積が削減され、プリチャージ用のFETの削減
と併せて、従来技術に比較した75%の素子面積削減率
を達成できる。レシーバ回路が素子配置面積に余裕の乏
しいメモリアレイの近傍(直接周辺回路)に配置される
ようなDRAMに適用した場合にはこの効果は特に大き
い。
【0073】
【発明の効果】本願で開示される発明のうち、代表的な
ものによって得られる効果は、以下の通りである。
【0074】すなわち、ディジタル信号伝送回路の消費
電力を低減できる。ディジタル信号伝送回路の動作速度
を向上できる。ディジタル信号伝送回路のノイズ耐性を
向上できる。ディジタル信号伝送回路の性能を向上し、
半導体集積回路装置の信頼性および性能向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるDRAMの概要を
示すブロック図である。
【図2】実施の形態1のドライバ回路、信号線およびレ
シーバ回路の一例を示した回路図である。
【図3】レシーバ回路の各部の電圧波形をシミュレート
して示した図である。
【図4】ガウス関数状のRIN信号が入力された時の各
部の電圧波形をシミュレートして示した図である。
【図5】本発明の一実施の形態であるレシーバ回路の感
度を従来のレシーバ回路と比較して示した図である。
【図6】ドライバ回路およびレシーバ回路の主要部の電
圧波形を示した図である。
【図7】実施の形態1の回路による平均消費電流波形の
シミュレーション結果を示す図である。
【図8】本発明の他の実施の形態であるドライバ回路、
信号線およびレシーバ回路を示した回路図である。
【図9】図8の回路の動作波形をシミュレートして示し
た図である。
【図10】実施の形態の伝送回路の効果を説明する図で
あり、入力DINに常時Highレベルが入力された場合を
示す。
【図11】実施の形態の伝送回路の効果を説明する図で
あり、入力DINに常時Lowレベルが入力された場合を
示す。
【図12】実施の形態の伝送回路の効果を説明する図で
あり、入力DINにLowレベルとHighレベルが交互に入
力された場合を示す。
【図13】実施の形態2の他の例を示す回路図である。
【図14】従来のディジタル信号伝送回路の一例を示し
た回路図である。
【図15】図14の回路の主要部の電圧波形をシミュレ
ートして示した図である。
【図16】従来のディジタル信号伝送回路の他の例を示
した回路図である。
【図17】図16の回路の動作波形をシミュレートして
示した図である。
【図18】図14の回路の平均消費電流波形をシミュレ
ートして示した図である。
【符号の説明】
1…メモリアレイ、2…ワード線ドライバ/ロウデコー
ダ回路、3…ビット線ドライバ/センスアンプ回路、4
…カラムデコーダ回路、5…アドレスコントローラ、6
…コマンドコントローラ、7…入力レシーバ(端子)、
8…バスドライバ、9…バスライン、10…バスレシー
バ、11…クロック回路、12…参照電位発生回路、2
0,50…ドライバ回路、21,41,44,61,6
3…PFET、22,23,24,42,43,62…
NFET、25,45…NOTゲート(インバータ)、
26…NORゲート、27…クランプ回路、30…信号
線、40,60…レシーバ回路、46,47,66…配
線、64…ラッチ回路、65…センスライン、100,
120…ドライバ回路、101,102…インバータ、
103,107,123…入力端、104,110,1
30…出力端、105,121…信号線、106,12
4…レシーバ回路、108…NOT回路、109…NA
ND回路、122,125…NFET、126,127
…PFET、128…センスライン、129…インバー
タ、ACT…動作信号、DIN…ドライバ入力、DOU
T…ドライバ出力、RIN…レシーバ入力、ROUT…
レシーバ出力、Vdd…電源電圧、Vref…リファレ
ンス電圧(参照電圧)、Vt…閾値電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾西 正司 滋賀県野洲郡野洲町大字市三宅800番地 日本アイ・ビー・エム株式会社 野洲事業 所内 Fターム(参考) 5B024 AA01 AA04 AA15 BA29 CA07 5J056 AA01 AA04 BB02 BB17 BB32 CC12 DD28 FF01 FF06 FF08 GG09 KK01 KK03

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1型の第1トランジスタおよび第2型
    の第2トランジスタを含むインバータと、 前記第1トランジスタおよび第2トランジスタの間に設
    けられ、回路を駆動する第1電位より低い第2電位がそ
    の制御入力端子に印加される第2型の第3トランジスタ
    と、 を含むドライバ回路。
  2. 【請求項2】 前記第2電位を調整することにより、前
    記第2トランジスタと前記第3トランジスタとの接続部
    である前記インバータの出力の電圧を前記第1電位より
    低く制限する請求項1記載のドライバ回路。
  3. 【請求項3】 前記第3トランジスタの閾値電圧が、前
    記第1または第2トランジスタの閾値電圧より低い請求
    項1記載のドライバ回路。
  4. 【請求項4】 前記第3トランジスタに並列接続される
    第4トランジスタをさらに含み、 前記第4トランジスタの制御入力端子には、前記第1ト
    ランジスタをON状態にする信号が前記インバータの入
    力に印加されたときに、前記入力信号のクロック周期ま
    たは前記ドライバ回路のクロック周期より短い期間だけ
    ONする信号が印加される請求項1記載のドライバ回
    路。
  5. 【請求項5】 一方の端子に回路を駆動する第1電位が
    印加され、制御入力端子にクロック信号が印加される相
    補的に構成された第1型の第5トランジスタおよび第2
    型の第6トランジスタと、 前記第5および第6トランジスタの他方の端子にその一
    方の端子が接続され、他方の端子が基準電位に接続さ
    れ、その制御入力端子に前記第1電位より低い電圧の入
    力信号が印加される第2型の第7トランジスタと、 前記第5、第6および第7トランジスタにより構成され
    るダイナミックNAND回路の出力を反転出力するイン
    バータと、 を含むレシーバ回路。
  6. 【請求項6】 前記第7トランジスタの閾値電圧は、前
    記第5トランジスタの閾値電圧より低い請求項5記載の
    レシーバ回路。
  7. 【請求項7】 一方の端子が信号線に接続され、制御入
    力端子が第2電圧に接続され、他方の端子が出力段に接
    続され、前記信号線の電位変化を前記一方の端子および
    他方の端子間のチャージトランスファにより検出するた
    めの第8トランジスタと、 前記信号線と前記第8トランジスタとの間に設けられ、
    前記信号線の電位変化を検出しない間、前記信号線と前
    記第8トランジスタとを分離する第9トランジスタと、 を含むレシーバ回路。
  8. 【請求項8】 前記第9トランジスタの閾値電圧は、前
    記第8トランジスタの閾値電圧より低い請求項7記載の
    レシーバ回路。
  9. 【請求項9】 前記第8トランジスタの他方の端子と前
    記出力段との間に設けられたラッチ回路を含む請求項8
    記載のレシーバ回路。
  10. 【請求項10】 第1型の第1トランジスタおよび第2
    型の第2トランジスタを含むインバータ、および、前記
    第1トランジスタおよび第2トランジスタの間に設けら
    れ、回路を駆動する第1電位より低い第2電位がその制
    御入力端子に印加される第2型の第3トランジスタ、を
    含むドライバ回路と、 一方の端子に前記第1電位が印加され、制御入力端子に
    クロック信号が印加される相補的に構成された第1型の
    第5トランジスタおよび第2型の第6トランジスタ、前
    記第5および第6トランジスタの他方の端子にその一方
    の端子が接続され、他方の端子が基準電位に接続され、
    その制御入力端子に前記第1電位より低い電圧の入力信
    号が印加される第2型の第7トランジスタ、および、前
    記第5、第6および第7トランジスタにより構成される
    ダイナミックNAND回路の出力を反転出力するインバ
    ータ、を含むレシーバ回路と、 前記ドライバ回路の出力端と前記レシーバ回路の入力端
    とを接続する信号線と、 を含む半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 前記第3トランジスタの閾値電圧が、
    前記第1または第2トランジスタの閾値電圧より低く、
    前記第7トランジスタの閾値電圧は、前記第5トランジ
    スタの閾値電圧より低い請求項10記載の半導体集積回
    路装置。
  12. 【請求項12】 第1型の第1トランジスタおよび第2
    型の第2トランジスタを含むインバータ、および、前記
    第1トランジスタおよび第2トランジスタの間に設けら
    れ、回路を駆動する第1電位より低い第2電位がその制
    御入力端子に印加される第2型の第3トランジスタ、を
    含むドライバ回路と、 一方の端子が入力端に接続され、制御入力端子が第2電
    圧に接続され、他方の端子が出力段に接続され、前記入
    力端の電位変化を前記一方の端子および他方の端子間の
    チャージトランスファにより検出するための第8トラン
    ジスタ、および、前記入力端と前記第8トランジスタと
    の間に設けられ、前記入力端の電位変化を検出しない
    間、前記入力端と前記第8トランジスタとを分離する第
    9トランジスタ、を含むレシーバ回路と、 前記ドライバ回路の出力端と前記レシーバ回路の前記入
    力端とを接続する信号線と、 を含む半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 前記信号線の電圧を前記第2電圧で制
    御される電圧に維持するための電流が前記第1および第
    3トランジスタを介して供給される請求項12記載の半
    導体集積回路装置。
  14. 【請求項14】 前記第3トランジスタの閾値電圧が、
    前記第1または第2トランジスタの閾値電圧より低く、
    前記第9トランジスタの閾値電圧は、前記第8トランジ
    スタの閾値電圧より低いことを特徴とする請求項13記
    載の半導体集積回路装置。
  15. 【請求項15】 前記ドライバ回路、レシーバ回路およ
    び信号線は、同一の半導体または絶縁体基板内に形成さ
    れていることを特徴とする請求項10〜14の何れか一
    項に記載の半導体集積回路装置。
  16. 【請求項16】 前記ドライバ回路、レシーバ回路およ
    び信号線の組を複数有し、前記複数の信号線が互いに離
    間して並行に形成されている請求項15記載の半導体集
    積回路装置。
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