JP2001332843A - 回路基板構造 - Google Patents

回路基板構造

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JP2001332843A
JP2001332843A JP2000154927A JP2000154927A JP2001332843A JP 2001332843 A JP2001332843 A JP 2001332843A JP 2000154927 A JP2000154927 A JP 2000154927A JP 2000154927 A JP2000154927 A JP 2000154927A JP 2001332843 A JP2001332843 A JP 2001332843A
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electromagnetic wave
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wave shielding
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Yuhei Kurata
雄平 倉田
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TSUCHIYA RUBBER KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板の電子部品に対する電磁波シールド
性、磁気結合除去及び耐衝撃性を簡略な構成で確実なも
のとすることができる回路基板構造を提供する。 【解決手段】 複数の電子部品3が実装されたプリント
配線基板2に、各電子部品3に対応付けて電磁波シール
ド材、絶縁材、防水材、放熱材、防振材等の機能材料か
らなる被覆体1を選択して一体的に係合被覆させるよう
にしたので、各電子部品3に最適な機能材料で電磁波シ
ールド性、耐衝撃性、各電子部品相互間の磁気結合除去
を確実に実行できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電子部品が
実装された回路基板の回路基板構造に関し、特に各種の
機能を有する被覆体で回路基板を一体的に被覆した回路
基板構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回路基板構造としては、
例えば携帯電話に用いられる回路基板を対象としたもの
として図9に示すものがあった。この図9は従来の回路
基板構造に係る回路基板を内蔵した携帯電話の断面図を
示す。同図において従来の回路基板構造は、プリント配
線基板2の両側面に回路素子、回路チップ等の電子部品
3を実装し、これらの電子部品3が実装されたプリント
配線基板2を筐体となるケース300a、300b内の
複数の固定部221に螺子221aで固定支持して収納
される構成である。このケース300aは、プラスチッ
ク等の成型品として形成され、この成型品の内側面をア
ルミニウム等の導電材が蒸着されてなる電磁波シールド
層222が形成され、この電磁波シールド層222によ
り外部から伝搬してプリント配線基板2又は電子部品3
に侵入する電磁波を遮蔽すると共に、この電子部品3等
から外部へ漏洩する電磁波を遮蔽する構成である。
【0003】前記ケース300bには、操作キー91が
配設されると共に、液晶表示部93が配設される。ま
た、このケース300bの両端部分には、スピーカ孔9
4a及びマイク孔95aが穿設され、このスピーカ孔9
4a及びマイク孔95aの背面側にスピーカ94及びマ
イク95が配設される構成である。なお、ケース300
aには、電池収納用の蓋体301aが形成され、この蓋
体301aの内側に電池98が収納される構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の回路基板構造は
以上のように構成されていたことから、電子部品3等か
ら生じる電磁波を遮蔽するためにケース300aの内側
面にアルミニウム等の導電材が蒸着される電磁波シール
ド層222を形成しなければならず、このように導電材
が蒸着されたプラスチック成型品のケース300aをプ
ラスチック材として再利用することができず、プラスチ
ック材等の資源回収が困難になるという課題を有してい
た。
【0005】また、このようにケース300aに電磁波
シールド層222を形成したとしても液晶表示部93、
スピーカ孔94a、マイク孔95a、外部接続端子孔9
7等の開口部より電磁波が漏洩及び侵入することを防止
できないという課題を有する。また、前記電子部品3相
互間の磁気結合を除去するために、金属成型体で形成さ
れた電磁波シールド成型部品96(図9中に記載)を電
子部品3上に被覆して載置し、電磁波発生源及び高周波
回路に相当する電子部品3間の距離を確保しなけらばな
らず、電子部品3が実装されたプリント配線基板2と前
記電磁波シールド成型部品96とを別途に成形し、これ
を組合せて構成しなければならないという課題を有して
いた。この電磁波シールド成型部品96を別途組付ける
ことから、プリント配線基板2の剛性を大きくしなけれ
ばならず、また取付け領域を確保するために基板自体の
コンパクト化ができないという課題を有していた。
【0006】また、前記プリント配線基板2への電子部
品3等の実装は、糊付けにより機械的に貼着し、はんだ
付けにより電気的に接続されるものであるが、装置の落
下等の外的な衝撃・振動が加えられると、電気的な接続
が切断されて装置故障の原因となる課題を有していた。
さらに、前記ケース300a、300bを防水構造とし
て完全な耐水性を備えるようにするのは困難であり、こ
のケース300a、300b内に水が侵入した場合には
プリント配線基板2の接続端子およびはんだ付け接続部
等を短絡することになり、電子部品3等が所望の機能を
発揮できないという課題を有する。特に、携帯電話(他
に、パソコン等の電子機器)に用いるプリント配線基板
2には、メモリ素子が実装されることが多く、前記水の
侵入によりメモリ素子に蓄積されたデータが消失すると
いう課題を有していた。
【0007】本発明は、前記課題を解消するためになさ
れたもので、回路基板の電子部品に対する電磁波シール
ド性、磁気結合除去及び耐衝撃性を簡略な構成で確実な
ものとすることができる回路基板構造の提供を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回路基板構
造は、回路基板に実装された複数の電子部品の種類に応
じて電磁波シールド材、絶縁材、防水材、放熱材、防振
材のうち少なくとも一つの部材を選択し、前記選択され
た部材を前記部品の対応する箇所に配設してなる被覆体
を形成し、前記形成された被覆体を電子部品が実装され
た回路基板に一体的に係合させて被覆するものである。
このように本発明においては、複数の電子部品が実装さ
れた回路基板に、各電子部品に対応付けて電磁波シール
ド材、絶縁材、防水材、放熱材、防振材等の機能材料か
らなる被覆体を選択して一体的に係合被覆させるように
したので、各電子部品に最適な機能材料で電磁波シール
ド性、耐衝撃性、各電子部品相互間の磁気結合除去を確
実に実行できる。
【0009】また、本発明に係る回路基板構造は必要に
応じて、被覆体が電子部品を実装した回路基板に積層状
態で被覆するものである。このように本発明において
は、電子部品を実装した回路基板に被覆体を積層状態で
被覆するようにしているので、回路基板と被覆体とが全
体的に結合できることとなり、電子部品の剥離等の離脱
を確実に防止できると共に電磁波シールド性、磁気結合
除去、耐衝撃性、防水性、放熱性を向上させることがで
きる。
【0010】また、本発明に係る回路基板構造は必要に
応じて、被覆体が前記電磁波シールド材、絶縁材、防水
材、放熱材、防振材の流体、半流体又は粉体からなる各
材料を印刷され、当該印刷された各材料を加圧して成形
されるものである。このように本発明においては、流
体、半流体又は粉体からなる各材料を印刷、加圧により
被覆体を成形するようにしているので、回路基板に実装
された電子部品等の配設位置に高精度に対応させて簡略
に成形できると共に、電磁波シールド性、磁気結合除
去、耐衝撃性、防水性、放熱性を向上させることができ
る。特に、加圧処理により印刷された各機能材料の分子
配向を所定方向に整列させることができ、各機能材料の
機能を向上させることができる。
【0011】また、本発明に係る回路基板構造は必要に
応じて、被覆体の加圧成形が、前記回路基板の表面凹凸
形状に対応した表面形状に加圧成形されるものである。
このように本発明においては、被覆体の表面形状を回路
基板の表面凹凸形状に適合させるように加圧成形してい
るので、回路基板に実装された電子部品等の凹凸形状に
高精度に対応させて簡易に成形できる。
【0012】また、本発明に係る回路基板構造は必要に
応じて、電磁波シールド材、絶縁材、防水材、放熱材、
防振材の各材料がいずれも樹脂材を少なくとも含有する
ものである。このように本発明においては、各機能材料
を樹脂材を少なくとも含有させるようにしたので、被覆
体と回路基板との一体化をより向上させることができる
と共に、各機能材料を兼用できることとなる。
【0013】さらに、本発明に係る回路基板構造は必要
に応じて、被覆体で被覆された回路基板が筐体内に収納
された状態において、前記筐体内面に前記被覆体が面接
触で支持されるものである。このように本発明において
は、回路基板を被覆体で被覆して筐体内に回路基板を確
実且つ安定した状態で収納できる。
【0014】
【発明の実施の形態】(本発明の第1の実施形態)以
下、本発明の第1の実施形態に係る回路基板構造を図1
及び図2に基づいて説明する。この図1は本実施形態に
係る回路基板構造の部分外観斜視図、図2は図1に記載
の回路基板構造におけるA−A線及びB−B線断面図を
示す。
【0015】前記各図において本実施形態に係る回路基
板構造は、銅パターン配線部21が形成されたプリント
配線基板2上に集積回路素子31及び抵抗、コンデンサ
等の回路素子32等からなる電子部品3が実装され、こ
の電子部品3の種類に応じて電磁波シールド樹脂材、導
電樹脂材、絶縁樹脂材、防水樹脂材、放熱樹脂材、防振
樹脂材の機能材料を選択し、この選択された複数(又は
一つ)の機能材料を各電子部品3に対応する位置に積層
して被覆体1を形成し、この被覆体1をプリント配線基
板2上に一体的に係合させて被覆する構成である。
【0016】前記被覆体1は、集積回路素子31と回路
素子32とに各々接続される金線ワイヤ34及び銅パタ
ーン配線部21等の導電性部材が露出する部分に対向さ
せて絶縁樹脂材で絶縁層13を形成し、前記銅パターン
配線部21の接地(GND)する箇所及び前記各電子部
品3の非導電性部分に対向させ、且つ前記絶縁層13に
積層させて絶縁樹脂材で導電層12を形成し、この導電
層12の略全領域に亘って積層させて電磁波シールド樹
脂材で電磁波シールド層11を形成し、この電磁波シー
ルド層11の略全領域に亘って積層させて防水樹脂材又
は防振樹脂材で保護層14を形成する構成である。ま
た、この被覆体1は、電子部品3のうち発熱特性が大き
い、例えば集積回路素子31の上面から外部に連通した
状態で放熱樹脂材で放熱層15を形成する構成である。
【0017】次に、前記構成に基づく本実施形態に係る
回路基板構造の製造動作及びその機能について図3ない
し図5に基づいて説明する。図3は図1に記載の回路基
板構造における被覆体形成に用いる型基板の外観斜視
図、図4及び図5は図3に記載の型基板を用いて被覆体
を形成する際のC−C線及びD−D線断面図を示す。ま
ず、図3、図4(A)及び図5(A)に示すような電子
部品3が実装されたプリント配線基板2の表面凹凸形状
に略対応した型基板200を形成する。前記プリント配
線基板2の導電性部材が露出する部分であって絶縁を図
る必要がある部分に対応する型基板200の位置に最下
位層となる絶縁層13を塗布して形成する(図4(B)
及び図5(B)を参照)。
【0018】前記銅パターン配線部21の接地(GN
D)する箇所及び前記各電子部品3の非導電性部分に対
応する型基板200の位置であって、前記絶縁層13の
上層に積層して導電層12を略全体を被覆するように塗
布して形成する(図4(C)及び図5(C)を参照)。
この導電層12には、発熱特性が大きな集積回路素子3
1に対応する型基板200上に連通孔12aが形成され
る。この連通孔12a内に充填すると共に導電層12の
上層に積層して放熱層15を塗布して形成する(図4
(D)を参照)。
【0019】前記導電層12の上層に積層して電磁波シ
ールド層11が塗布して形成され(図4(E)及び図5
(D)を参照)、さらにこの電磁波シールド層11上に
保護層14が塗布して形成される(図4(E)及び図5
(E)を参照)。このように各機能材料を順次積層状体
で塗布することにより絶縁層13、導電層12、電磁波
シールド層11、保護層14及び放熱層15を形成し、
これらを一体として型基板200から剥離することによ
り被覆体1を成形できることとなる。
【0020】この被覆体1を電子部品3が実装されたプ
リント配線基板2に組付けて係合させることにより図1
に示すように一体化する。この一体化したプリント配線
基板2をケース(図示を省略)内に収納した場合には、
このケースに導電材等による蒸着等の加工を別途施すこ
となく電磁波シールド特性が得られ、ケースをプラスチ
ック材として再利用が容易となる。また、前記最上層の
保護層14をケース内側面形状に適合させた場合には、
保護層14がケース内面に面接触して略全面で支持され
ることとなる。
【0021】(本発明の第2の実施形態)図6及び図7
に基づいて、本発明の第2の実施形態に係る回路基板構
造を携帯電話に使用した場合について説明する。この図
6は本実施形態に係る回路基板構造の回路基板を内蔵し
た携帯電話の断面図、図7は図6に記載の回路基板構造
における部分拡大図を示す。
【0022】前記各図において本実施形態に係る回路基
板構造は、前記第1の実施形態と同様にプリント配線基
板2の実装表面側に被覆体1を一体的に係合する構成と
し、前記プリント配線基板2が両面実装の両面プリント
配線板(double-sided printed wiring board)を用
い、このプリント配線基板2の全体を上下二つの被覆体
1a、1bで被覆されたプリント配線基板2をケース3
00a、300b内に収納する構成である。
【0023】この被覆体1a、1bは、最内層を絶縁層
13とし、この絶縁層13の上層に積層して電磁波シー
ルド層11を形成し、さらにこの電磁波シールド層11
の上層に積層して保護層14を形成する構成である。こ
の絶縁層13、電磁波シールド層11及び保護層14の
少なくとも一層は、防水性を備えるものとし、ケース3
00内に水が侵入したとしてもプリント配線基板2への
防水性を維持できる構成である。また、前記上下の被覆
体1a、1bの他に、プリント配線基板2とこのプリン
ト配線基板2に実装される電子部品3間にも中間の被覆
体1cが介装される構成である。
【0024】次に、前記構成に基づく本実施形態に係る
回路基板構造の製造動作及びその機能につてい図8を参
照して説明する。この図8は本実施形態に係る回路基板
構造に用いる被覆体の製造工程説明図を示す。まず、図
8(A)に示す通り絶縁樹脂材と、電磁波シールド樹脂
材と防水及び防振性の樹脂材とで積層シート体100を
形成する。この積層シート体100を所定形状(図8
(A)中の一点鎖線部分)にカットし、このカットした
積層シート体100を電子部品3が実装されたプリント
配線基板2の外形状に略対応する型基板金型(図3では
型基板200の形状にほぼ等しい形状となる。)で押圧
して最内層を絶縁層13、中間層を電磁波シールド層1
1及び最外層を保護層14とする被覆体1a、1bを成
形する。
【0025】この押圧成型ににより電子部品3が実装さ
れたプリント配線基板2の外形形状に一致する型を成型
できると共に、押圧により電磁波シールド樹脂材に含ま
れる各種混合物の配向が整列化されて電磁波シールド特
性をより向上させることができる。このように押圧成型
により被覆体1a、1bを形成し、この二つの被覆体1
a、1bでプリント配線基板2を挟持した状態で一体化
して回路基板構造とし、これをケース300a、300
b内に収納することとなる。
【0026】(本発明の他の実施形態)なお、前記各実
施形態においては各種の機能材料で電磁波シールド層1
1、導電層12、絶縁層13、保護層14、放熱層15
等からなる被覆体1を形成した後にケース300内へ収
納する構成としたが、被覆体1を形成する最外層をケー
ス300内へ被覆体1を収納した後に形成する構成とす
ることもできる。例えば、保護層14を最外層とする場
合には、この保護層14を他の内側層で形成した被覆体
1をケース300内に収納した後にこのケース300と
被覆体1との間に流動体状の機能材料を充填して固化す
る構成とすることもできる。
【0027】また、前記各実施形態においては各機能材
料をシート体として形成する構成としたが、各機能材料
を基礎基板上に順次重ねて印刷し、この印刷した各機能
材料を固化して基礎基板から剥離した後にプリント配線
板の凹凸形状に適合するようにプレス加工して被覆体を
形成することもできる。また、前記機能材料の印刷は、
最下層の機能材料でプリント配線板の凹凸形状に適合す
る基礎基板を形成し、この凹凸形状の基礎基板上に上層
の機能材料を印刷形成又は塗布形成することもできる。
この場合には剥離動作を行うことなく基礎基板を最下層
の機能材料として被覆体を形成できる。
【0028】また、前記各実施形態においては片面又は
両面のプリント配線板を用いる構成としたが、フレキシ
ブルプリント板、セラミック多層配線板、メタルコアプ
リント板等の各種配線板を用いることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明においては、複数の電子部品が実
装された回路基板に、各電子部品に対応付けて電磁波シ
ールド材、絶縁材、防水材、放熱材、防振材等の機能材
料からなる被覆体を選択して一体的に係合被覆させるよ
うにしたので、各電子部品に最適な機能材料で電磁波シ
ールド性、耐衝撃性、各電子部品相互間の磁気結合除去
を確実に実行できるという効果を奏する。
【0030】また、本発明においては、電子部品を実装
した回路基板に被覆体を積層状態で被覆するようにして
いるので、回路基板と被覆体とが全体的に結合できるこ
ととなり、電子部品の剥離等の離脱を確実に防止できる
と共に電磁波シールド性、磁気結合除去、耐衝撃性、防
水性、放熱性を向上させることができるという効果を有
する。
【0031】また、本発明においては、流体、半流体又
は粉体からなる各材料を印刷、加圧により被覆体を成形
するようにしているので、回路基板に実装された電子部
品等の配設位置に高精度に対応させて簡略に成形できる
と共に、電磁波シールド性、磁気結合除去、耐衝撃性、
防水性、放熱性を向上させることができる。特に、加圧
処理により印刷された各機能材料の分子配向を所定方向
に整列させることができ、各機能材料の機能を向上させ
ることができるという効果を有する。
【0032】また、本発明においては、覆体の表面形状
を回路基板の表面凹凸形状に適合させるように加圧成形
しているので、回路基板に実装された電子部品等の凹凸
形状に高精度に対応させて簡易に成形できるという効果
を有する。また、本発明においては、各機能材料を樹脂
材を少なくとも含有させるようにしたので、被覆体と回
路基板との一体化をより向上させることができると共
に、各機能材料を兼用できることとなるという効果を有
する。
【0033】さらに、本発明においては、回路基板を被
覆体で被覆してケース内に回路基板を確実且つ安定した
状態で収納できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る回路基板構造の
部分外観斜視図である。
【図2】図1に記載の回路基板構造におけるA−A線及
びB−B線断面図である。
【図3】図1に記載の回路基板構造における被覆体形成
に用いる型基板の外観斜視図である。
【図4】図3に記載の型基板を用いて被覆体を形成する
際のC−C線及びD−D線断面図である。
【図5】図3に記載の型基板を用いて被覆体を形成する
際のC−C線及びD−D線断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る回路基板構造の
回路基板を内蔵した携帯電話の断面図である。
【図7】図6に記載の回路基板構造における部分拡大図
である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る回路基板構造に
用いる被覆体の製造工程説明図である。
【図9】従来の回路基板構造に係る回路基板を内蔵した
携帯電話の断面図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c 被覆体 2 プリント配線基板 3 電子部品 11、222 電磁波シールド層 12 導電層 12a 連通孔 13 絶縁層 14 保護層 15 放熱層 21 銅パターン配線部 31 集積回路素子 32 回路素子 34 金線ワイヤ 91 操作キー 93 液晶表示部 94 スピーカ 94a スピーカ孔 95 マイク 95a マイク孔 96 電磁波シールド成型部品 97 外部接続端子孔 98 電池 100 積層シート体 200 型基板 221 固定部 221a 螺子 300、300a、300b ケース 301a 蓋体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月4日(2000.7.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図2】
【図4】
【図6】
【図9】
【図5】
【図7】
【図8】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板に実装された複数の電子部品の
    種類に応じて電磁波シールド材、絶縁材、防水材、放熱
    材、防振材のうち少なくとも一つの部材を選択し、 前記選択された部材を前記部品の対応する箇所に配設し
    てなる被覆体を形成し、 前記形成された被覆体を電子部品が実装された回路基板
    に一体的に係合させて被覆することを特徴とする回路基
    板構造。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の回路基板構造にお
    いて、 前記被覆体が電子部品を実装した回路基板に積層状態で
    被覆することを特徴とする回路基板構造。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載の回路基板構
    造において、 前記被覆体が前記電磁波シールド材、絶縁材、防水材、
    放熱材、防振材の流体、半流体又は粉体からなる各材料
    を印刷され、当該印刷された各材料を加圧して成形され
    ることを特徴とする回路基板構造。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の回路基板構造にお
    いて、 前記被覆体の加圧成形が、前記回路基板の表面凹凸形状
    に対応した表面形状に加圧成形されることを特徴とする
    回路基板構造。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないし4のいずれかに記載
    の回路基板構造において、 前記電磁波シールド材、絶縁材、防水材、放熱材、防振
    材の各材料がいずれも樹脂材を少なくとも含有すること
    を特徴とする回路基板構造。
  6. 【請求項6】 前記請求項1ないし5のいずれかに記載
    の回路基板構造において、 前記被覆体で被覆された回路基板が筐体内に収納された
    状態において、前記筐体内面に前記被覆体が面接触で支
    持されることを特徴とする回路基板構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009216878A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Mitsumi Electric Co Ltd レンズ駆動装置およびカメラモジュール
JP2019522071A (ja) * 2016-05-23 2019-08-08 日東電工株式会社 防湿材料

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