JP2001332788A - 増幅用光ファイバ - Google Patents
増幅用光ファイバInfo
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Abstract
ーザ発振を高出力化することができる増幅用光ファイバ
を提供する。 【解決手段】 励起光を導入し光増幅またはレーザ発振
を行う増幅用光ファイバにおいて、活性媒質を有したコ
ア11と、コア11の外周に形成され、励起光に対して
透明な媒質からなるクラッド12と、クラッド12に設
けられ、クラッド12に導入された励起光をコア11に
集光させるための励起光集光手段(光屈折媒体14−
1,14−2)とを備える。
Description
る光ファイバにおける誘導放出現象を利用して光増幅お
よびレーザ発振を行うのに好適な増幅用光ファイバに関
するものである。
した光増幅やレーザ発振用の媒体として使用される光フ
ァイバには、従来、ダブルクラッド型と称されるものが
ある。図19は、このダブルクラッド型の光ファイバの
構成を示す断面図(同図(a))と、この光ファイバの
屈折率の分布を示す屈折率分布図(同図(a))を示
す。図19において、1’はこのダブルクラッド型の光
ファイバ、1’aは中心コア、1’bは中心コアの外周
に形成された第1クラッド、1’cは第1クラッドの外
周に形成された第2クラッドである。
19(a)に示すように、中心コア1’aの外周に、第
1クラッド1’bおよび第2クラッド1’cが順次形成
されている。中心コア1’aは、石英系のシングルモー
ドあるいはマルチモードのもので、希土類元素(例えば
NdやErなど)がドープされている。第1クラッド
1’bは、石英系のマルチモードのもので、発光面積の
大きい半導体レーザのような励起光源からの励起光を光
ファイバ中に高効率で導入するために、中心コアの断面
積よりも十分に大きい断面積を有している。第2クラッ
ド1’cは、保護兼光閉込用としてウレタンアクリレー
トやポリメチルメタアクリレートなどのような高分子樹
脂が使用されている。
例えば、中心コア1’aの外径は10μm程度、第1ク
ラッド1’bの外径は125〜400μm程度、第2ク
ラッド1’cの外径は200〜450μm程度である。
また、屈折率分布は、図19(b)に示すように、例え
ば、中心コア1’aの屈折率naは1.463〜1.4
67程度、第1クラッド1’bの屈折率nbは1.45
〜1.46程度、第2クラッド1’cの屈折率ncは
1.40程度であって、外周に向かう程、屈折率が次第
に小さくなるように階段状に設定されている。
として用いた増幅用光ファイバの場合、中心コア1’a
中に例えばNdがドープされているときには、この中心
コア1’a内に1.06μm帯の信号光が入射される一
方、0.80μm帯の励起光が中心コア1’a中だけで
なく第1クラッド1’bにも入射される。そして、この
中心コア1’aおよび第1クラッド1’bを伝搬する励
起光によって中心コア1’aがポンピングされて信号光
が光増幅される。
ア1’aの周囲の比較的広い領域を占める第1クラッド
1’bに高出力の励起光を導入できるため、いわゆる側
方励起効果が得られ、中心コア1’a中にのみ励起光を
導入する場合に比較して一層高出力な光増幅を行うこと
ができるという利点がある。
7号公報においては、図20に示すように、連続した1
本の長いレーザファイバ2aが、円筒形状の塊を形成す
るように多数回巻回されて紫外線硬化性樹脂3aで固め
られ、レーザ光の取り出し口としてその両端が露出され
ており、周辺部からの励起光の照射によって両端部から
レーザ発振光を得るようにしている。なお、レーザファ
イバ2aは、コア5aの周囲にクラッド6aが設けられ
たもので、このコア5aの内部には0.5at%のNd
3+イオンがドープされている。
部として、長さが著しく長い連続したものを繰り返し折
り返しもしくは巻回して塊状に形成したもので構成し、
この塊状の導光部に励起光を照射することにより、導光
部の外周部(側面)を通じて励起してレーザ発振を行う
ものである。このため、1つの励起光に着目すると、こ
の1つの励起光は、繰り返し導光部を通過することにな
る。したがって、この繰り返し通過するうちに励起光の
多くがレーザ活性物質に吸収されることになり、極めて
効率の良い励起が可能になる。
ァイバのコア内に活性媒質が均一にド−プされている場
合の、光ファイバ長手方向zにおける実効吸収係数α
eff(z)は、式(1)のように与えられる。
コアにドープされている活性イオンの密度、nは光ファ
イバ断面S内での活性イオンの分布関数、Ip(z)
は、光ファイバ断面S内での励起光強度の分布関数であ
る。
中にのみ励起光を導入する場合に比べ、活性イオンの分
布と励起光強度分布の重なり積分値が小さくなるため、
実効的な吸収係数は小さくなる。励起光の分布が伝搬に
おいて変化せず、ほぼ第1クラッド内で一様だと仮定す
ると、実効吸収係数は、活性イオン濃度で決まるコアの
吸収係数にコア面積Acoreと第1クラッド面積A
1st-cladの比率をかけた程度となる。コア径を10μ
m、第1クラッド径を100μmとすると約1/100
程度となり、コア中にのみ励起光を導入する場合に比べ
約100倍程度の吸収ファイバ長を必要とする。光ファ
イバ内の伝搬損失は、小さいとしても10〜100dB
/km程度は発生するために、励起光を吸収させるため
に長い光ファイバを用いると損失の発生による効率劣化
が大きくなる。これにより、増幅用光ファイバの高効率
な励起が行われないという課題がある。
に構成されているので、第1クラッド中に励起光を導入
して中心コア中の活性媒質を励起しており、より高出力
な光増幅を行うためには、さらに高出力の励起光を第1
クラッドに結合させて導入する必要がある。一般に、ア
レー半導体レーザおよびスタック型半導体レーザなどの
高出力の半導体レーザからの励起光を用いる場合、バー
状素子が複数集積して構成されているため、励起光の発
光面積は第1クラッドの断面積に比べて非常に大きく、
レンズなどで励起光を集光して結合させているが、スロ
ー軸方向とファスト軸方向では広がり角度が異なるた
め、効率良く励起光を第1クラッドに結合させることは
困難である。
0097号公報の増幅用光ファイバ装置は、コアの側面
から励起光が照射されてコア中の活性媒質を励起してい
る。光ファイバにおけるコアの外径は非常に小さいた
め、1回のコアの通過において活性媒質に吸収される励
起光は少ない。より多くの励起光を活性媒質に吸収させ
るためには、1つの励起光が多数回巻回された幾つもの
コアを1回通過するだけでなく、さらに円筒形状の塊の
内部を何度も折り返し通過する必要がある。励起光は繰
り返しコアを通過して活性媒質に吸収されるため、その
他に損失がなければ全て活性媒質に吸収されることにな
る。しかし、励起光が塊の界面で反射されて内部に折り
返されなければ、外部に漏れて損失を受ける。また、励
起光はコア以外に繰り返しクラッドや硬化性樹脂を通過
して、クラッドや硬化性樹脂に吸収されて損失を受け
る。
は、1回のコアの通過において励起光をできるだけ多く
活性媒質に吸収させることが必要である。ここで、光フ
ァイバのコアにドープできる希土類元素の量は限られて
いるため、例えば、活性媒質がErのように吸収断面積
の小さい場合、励起光の1回のコアの通過において活性
媒質が吸収する割合は非常に小さく、その他の損失の割
合が大きくなるため、塊の内部を折り返し通過して活性
媒質に吸収される励起光は少なくなり、効率良く励起は
行われないという問題がある。
樹脂の占める割合はコアに比べて非常に大きいため、励
起光が存在する塊の容積に対してコアの割合は小さく、
塊の内部でコアに照射される励起光の励起光強度は低く
なる。特に、活性媒質がErのように3準位系である場
合、光増幅が正の利得となるために必要な励起光強度に
はしきい値があり、励起光強度が高いほど高出力が得ら
れるが、励起光強度が不十分であると活性媒質は信号光
に対して吸収媒質となる。このため、コアにおいて励起
光強度が低い場合には活性媒質により信号光は吸収さ
れ、効率良く光増幅は行われないという課題がある。
ので、励起を高効率化するとともに光増幅およびレーザ
発振を高出力化することができる増幅用光ファイバを提
供することを目的とする。
ファイバは、励起光を導入し光増幅またはレーザ発振を
行う増幅用光ファイバにおいて、活性媒質を有したコア
と、コアの外周に形成され、励起光に対して透明な媒質
からなるクラッドと、クラッドに設けられ、クラッドに
導入された励起光をコアに集光させるための励起光集光
手段とを備えたことを特徴とするものである。
設定され、クラッドの外周に向かうほど屈折率が小さく
なる屈折率分布であることを特徴とするものである。
ファイバの長手方向に沿ってコアとほぼ並列に埋設さ
れ、クラッドと異なる屈折率を有する光屈折媒体である
ことを特徴とするものである。
徴とするものである。
にコアとを結ぶ光軸とほぼ平行に入射する励起光をコア
の位置する方向に屈折させるような曲率が形成されてい
ることを特徴とするものである。
た位置に複数個が埋設されていることを特徴とするもの
である。
じ屈折率で励起光に対して透明な媒質からなる被覆媒体
が形成されていることを特徴とするものである。
ファイバ同士の隙間にクラッドとほぼ同じ屈折率で励起
光に対して透明な媒質からなる充填媒体を有し、励起光
を周回させるための光導波路が形成されていることを特
徴とするものである。
ァイバの巻回された円の中心方向に向かうように配列し
ていることを特徴とするものである。
ていることを特徴とするものである。
形であることを特徴とするものである。
を特徴とするものである。
全反射膜が形成されていることを特徴とするものであ
る。
励起光導入面を有する励起光導入手段が形成されている
ことを特徴とするものである。
あり、三角プリズムの少なくとも一面を励起光導入面と
していることを特徴とするものである。
が配列されたプリズムシートであり、プリズムの少なく
とも一方を向いた面を励起光導入面としていることを特
徴とするものである。
間にクラッドとほぼ同じ屈折率で励起光に対して透明な
媒質からなる充填媒体を有していることを特徴とするも
のである。
断面形状にほぼ一致していることを特徴とするものであ
る。
する反射防止膜が形成されていることを特徴とするもの
である。
励起光反射面を有する励起光反射手段が形成されている
ことを特徴とするものである。
あり、三角プリズムの少なくとも一面を励起光反射面と
していることを特徴とするものである。
が配列されたプリズムシートであり、プリズムの少なく
とも一方を向いた面を励起光反射面としていることを特
徴とするものである。
間にクラッドとほぼ同じ屈折率で励起光に対して透明な
媒質からなる充填媒体を有していることを特徴とするも
のである。
断面形状にほぼ一致していることを特徴とするものであ
る。
する全反射膜が形成されていることを特徴とするもので
ある。
素であることを特徴とするものである。
面を参照して説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
増幅用光ファイバにおける光ファイバの断面構成を示す
模式図である。図1において、11は、中心に位置する
コア、12は、コア11の外周に形成されたクラッド、
13は、クラッド12の外周に形成された被覆媒体、1
4−1および14−2は、クラッド12内のコア11を
中心として対向した位置に埋設された光屈折媒体であ
る。このように、増幅用光ファイバは、光ファイバの長
手方向に沿って同様な断面で形成されて構成されてい
る。また、図1において、矢印は、励起光の伝搬光路を
示している。
波長1.55μm帯の増幅光(信号光あるいは発振光)
に対してシングルモードとなるようにその外径が設定さ
れ、活性媒質の希土類元素として3準位系のErがドー
プされている。クラッド12は、コア11と同じく石英
系のもので、波長0.98μm帯の励起光に対して透明
である。被覆媒体13は、保護兼光導波用としてポリウ
レタンアクリレートなどのような高分子樹脂が使用さ
れ、クラッド12とほぼ同じ屈折率で励起光に対して透
明である。光屈折媒体14−1および14−2は、クラ
ッド12よりも大きい屈折率で励起光に対して透明な媒
質からなり、クラッド12との境界面にコア11とを結
ぶ光軸とほぼ平行に入射する励起光をコア11の位置す
る方向に屈折させるような曲率が形成されている。
幅用光ファイバの全体構成を示す模式図である。また、
図3は、図2におけるA−A断面線に沿った増幅用光フ
ァイバの断面構成を示す模式図であり、図4は、図2に
おけるB−B断面線に沿った増幅用光ファイバの断面構
成を示す模式図である。これら図2、図3および図4に
おいて、1は、コイル状に配列され、図1に示す断面構
造を有する増幅用光ファイバであり、2は、配列された
光ファイバ同士の隙間に充填媒体を有し、円筒状で表面
が鏡面である光導波路である。3は、三角プリズムであ
り、光導波路2の外周の側面に形成され、光導波路2に
励起光を導入するための励起光導入面4を有している励
起光導入手段である。また、図3および図4に、矢印に
より励起光の導波光路を示している。
で、コア11と光屈折媒体14−1,14−2を結ぶ光
軸が光ファイバの巻回された円の中心方向に向かうよう
に配列されている。光導波路2の充填媒体は、固定兼光
導波用としてポリウレタンアクリレートなどのような高
分子樹脂が使用され、クラッド12とほぼ同じ屈折率で
励起光に対して透明であり、励起光を周回させるための
光導波路が形成されている。励起光導入手段3は、三角
プリズムであり、光導波路2と三角プリズムの稜線に対
向する底面の隙間に充填媒体を有し、三角プリズムの稜
線を一辺とする斜面の一方を励起光導入面4としてい
る。励起光導入面4は、アレー半導体レーザなどからの
励起光のビーム形状にほぼ一致し、コア11に比べて十
分大きい断面積であり、表面に誘電体膜の励起光に対す
る反射防止膜が形成されている。光導波路2は、励起光
導入面4を除いた表面に誘電体膜の励起光に対する全反
射膜が形成されている。
に示すように、励起光導入手段3の励起光導入面4から
波長が0.98μm帯の高出力な励起光を光導波路2が
形成された増幅用光ファイバ1に導入する。図3に示す
ように、増幅用光ファイバ1に導入された励起光は、光
導波路2の外周と内周の側面において全反射条件を満た
し、充填媒体を有する増幅用光ファイバ1を周回する。
コア11と光屈折媒体14−1,14−2を結ぶ光軸と
ほぼ平行に伝搬する励起光がクラッド12に導入される
と、励起光は光屈折媒体14−1,14−2によりコア
11の位置する方向に屈折されてコア11に集光する。
その際、コア11において、励起光強度は高くなり、効
率良くコア11を励起させることができる。さらに、コ
ア11を透過した励起光は光屈折媒体14−1,14−
2により再び光軸とほぼ平行な方向に屈折される。
周と内周との側面の間で繰り返し反射される励起光は、
光屈折媒体14−1,14−2により充填媒体を有する
増幅用光ファイバ1のコア11に繰り返し集光される。
μm帯の高強度な励起光を吸収して、効率良く励起が行
われて反転分布を形成する。波長が1.55μm帯の信
号光を増幅用光ファイバ1の一方の端部から導入した場
合、誘導放出現象を利用して、Erの誘導放出波長であ
る1.55μm帯の信号光が増幅用光ファイバ1中で光
増幅される。増幅用光ファイバ1のもう一方の端部から
光増幅された高出力な増幅光(信号光)が出力される。
あるいは、波長が1.55μm帯の信号光を全反射する
全反射鏡を増幅用光ファイバ1の一方の端部に設置した
場合、同様に誘導放出現象を利用して、Erの誘導放出
波長である1.55μm帯の信号光が増幅用光ファイバ
中でレーザ発振される。増幅用光ファイバ1のもう一方
の端部からレーザ発振された高出力な増幅光(発振光)
が出力される。
ムであり、光導波路2の側面に形成され、光導波路2と
の隙間にクラッド12とほぼ同じ屈折率で励起光に対し
て透明な媒質からなる充填媒体を有し、三角プリズムの
一面を励起光導入面4としているため、光導波路2の側
面から励起光を直接導入する場合に比べて光導波路2の
表面における励起光の反射や屈折による損失を低減し
て、全反射条件を満たす角度で励起光を光導波路2に導
入させることができる。また、励起光導入面4は、表面
に励起光に対する反射防止膜が形成されているため、励
起光の漏れを低減して、効率良く励起光を光導波路2に
導入させることができる。さらに、励起光導入面4は、
アレー半導体レーザなどの励起光のビーム形状にほぼ一
致し、コア11に比べて十分大きい断面積であるため、
導入する励起光の蹴られを低減するとともに高出力な励
起光を光導波路2に導入させることができるため、光増
幅およびレーザ発振を高出力化することができる。
ため、励起光は光導波路2の外周と内周の側面で全反射
条件を満たすことにより、光導波路2が形成された増幅
用光ファイバ1を周回して、効率良く励起光を増幅用光
ファイバ1に導波させることができる。また、光導波路
2は、励起光導入面4を除いた表面に励起光に対する全
反射膜が形成されているため、励起光の漏れを低減し
て、効率良く励起光を増幅用光ファイバ1に導波させる
ことができる。
導波用および固定兼光導波用とし、クラッド12とほぼ
同じ屈折率で励起光に対して透明であるため、各境界に
おける励起光の反射や屈折による散乱がなく、励起光は
光導波路2の外周と内周の側面で全反射条件を満たすこ
とにより、光導波路2が形成された増幅用光ファイバ1
を周回して、効率良く励起光を増幅用光ファイバ1に導
波させることができる。
光屈折媒体14−1,14−2が埋設され、増幅用光フ
ァイバ1はコア11と光屈折媒体14−1,14−2を
結ぶ光軸が光ファイバの巻回された円の中心方向に向か
うように配列されているため、光屈折媒体14−1,1
4−2により増幅用光ファイバ1のコア11に繰り返し
集光され、効率良く励起光をコア11に集光させること
ができる。また、増幅用光ファイバ1は六方最密で配列
されているため、光導波路2の容積を小さくして励起光
強度は高くなり、効率良くコア11を励起させることが
できる。また、活性媒質の希土類元素として3準位系の
Erがドープされているため、励起光強度が高いほど高
出力が得られ、効率良く光増幅およびレーザ発振を行う
ことができる。
イバ1における光ファイバの断面構成を示す模式図であ
る。図5において、図1と同一部分は同一符号を付して
その説明は省略する。新たな符号として、15−1およ
び15−2は、クラッド12内のコア11を中心として
対向した位置に埋設された光屈折手段としての空隙であ
り、図1と異なる。この空隙15−1および15−2
は、クラッド12との境界面にコア11とを結ぶ光軸と
ほぼ平行に入射する励起光をコア11の位置する方向に
屈折させるような曲率が形成されている。
断面構成は、図5の場合においても、図1の場合と同様
な効果が得られ、増幅用光ファイバ1のコア11と空隙
15−1,15−2を結ぶ光軸とほぼ平行に伝搬する励
起光がクラッド12に導入されると、励起光は空隙15
−1,15−2によりコア11の位置する方向に屈折さ
れてコア11に集光する。その際、コア11において、
励起光強度は高くなり、効率良くコア11を励起させる
ことができる。さらに、コア11を透過した励起光は空
隙15−1,15−2により再び光軸とほぼ平行な方向
に屈折される。コア11を挟んで対向した位置に複数個
の空隙15−1,15−2が埋設され、増幅用光ファイ
バ1はコア11と空隙15−1,15−2を結ぶ光軸が
光ファイバの巻回された円の中心方向に向かうように配
列されているため、空隙15−1,15−2により増幅
用光ファイバのコア11に繰り返し集光され、効率良く
励起光をコア11に集光させることができる。
B−B断面線に沿った増幅用光ファイバの断面構成を示
す模式図である。図6に示すように、図4と異なる点と
して、クラッド12は、外周部の断面形状が方形であ
り、各クラッド12の一辺長を合致させて配列されてい
る。増幅用光ファイバ1の断面構成は、図6の場合にお
いても、図4の場合と同様な効果が得られ、コア11を
挟んで対向した位置に複数個の光屈折媒体が埋設され、
増幅用光ファイバ1はコア11と光屈折媒体15−1,
15−2を結ぶ光軸が光ファイバ1の巻回された円の中
心方向に向かうように配列されているため、光屈折媒体
15−1,15−2により増幅用光ファイバ1のコア1
1に繰り返し集光され、効率良く励起光をコア11に集
光させることができる。また、クラッド12は、外周部
の断面形状が方形であるため、各クラッド12の一辺長
を合致させて配列され、容易に増幅用光ファイバ1を光
導波路においてコア11と光屈折媒体15−1,15−
2を結ぶ光軸が円の中心方向に向かうように配列させる
ことができる。
リズムシートの模式図である。図7に示すように、プリ
ズムシート5は、微小なプリズムが配列されており、励
起光導入面6に入射する励起光を任意の方向に屈折させ
ることができる。図8は、図2と同様に増幅用光ファイ
バ1の全体構成を示す模式図である。図9は、図3と同
様に図8におけるA−A断面線に沿った増幅用光ファイ
バ1の断面構成を示す模式図である。図8および図9に
示すように、図2および図3と異なる点として、励起光
導入手段は、プリズムシート5であり、光導波路とプリ
ズムシート5の励起光導入面6と対向する面の隙間にク
ラッド12とほぼ同じ屈折率で励起光に対して透明な媒
質からなる充填媒体を有している。
よび図3の場合と同様な効果が得られ、励起光導入手段
は、プリズムシート5であり、光導波路2の側面に形成
され、光導波路2との隙間にクラッドとほぼ同じ屈折率
で励起光に対して透明な媒質からなる充填媒体を有し、
プリズムシート5の一方を向いた面を励起光導入面6と
しているため、光導波路2の側面から励起光を直接導入
する場合に比べて光導波路2の表面における励起光の反
射や屈折による損失を低減して、全反射条件を満たす角
度で励起光を光導波路2に導入させることができる。ま
た、励起光導入面6は、表面に励起光に対する反射防止
膜が形成されているため、励起光の漏れを低減して、効
率良く励起光を光導波路2に導入させることができる。
さらに、励起光導入面6は、アレー半導体レーザなどの
励起光のビーム形状にほぼ一致し、コア11に比べて十
分大きい断面積であるため、導入する励起光の蹴られを
低減するとともに高出力な励起光を光導波路2に導入さ
せることができるため、光増幅およびレーザ発振を高出
力化することができる。
ル状に配列され、配列された光ファイバ同士の隙間にク
ラッド12とほぼ同じ屈折率で励起光に対して透明な媒
質からなる充填媒体を有し、励起光を周回させるための
光導波路2が形成されているが、図1に示す断面構造の
増幅用光ファイバのみであっても、図1に示す場合と同
様な効果の一部が得られ、増幅用光ファイバのコア11
と光屈折媒体15−1,15−2を結ぶ光軸とほぼ平行
に伝搬する励起光がクラッド12に導入されると、励起
光は光屈折媒体15−1,15−2によりコア11の位
置する方向に屈折されてコア11に集光する。その際、
コア11において励起光強度は高くなり、効率良くコア
11を励起させることができる。被覆媒体13は、保護
兼光導波用とし、クラッド12とほぼ同じ屈折率で励起
光に対して透明であるため、各境界における励起光の反
射や屈折による散乱がなく、励起光はクラッド12に導
入され、効率良く励起光を増幅用光ファイバ1に導波さ
せることができる。
の形態2による増幅用光ファイバにおける光ファイバの
断面構成を示す模式図である。図10において、21は
中心に位置するコアであり、22はコア21の外周に形
成されたクラッドであり、23はクラッド22の外周に
形成された被覆媒体である。このように増幅用光ファイ
バは、光ファイバの長手方向に沿って同様な断面で形成
されて構成されている。また、図10において、矢印に
より励起光の伝搬光路を示している。
波長1.55μm帯の増幅光(信号光あるいは発振光)
に対してシングルモードとなるようにその外径が設定さ
れ、活性媒質の希土類元素として3準位系のErがドー
プされている。クラッド22は、コア21と同じく石英
系のもので、波長0.98μm帯の励起光に対して透明
である。被覆媒体23は、保護兼光導波用としてポリウ
レタンアクリレートなどのような高分子樹脂が使用さ
れ、クラッド22の外周部とほぼ同じ屈折率で励起光に
対して透明である。
沿った屈折率分布図である。図11に示すように、中心
位置のコア21よりもクラッド22の屈折率が小さくな
るように設定され、さらに、クラッド22自体にクラッ
ド22の外周に向かうほど屈折率が小さくなる2乗型で
放物線状の屈折率分布が設定されている。
の発明の実施の形態2による増幅用光ファイバの全体構
成を示す模式図であり、図3は、図2におけるA−A断
面線に沿った増幅用光ファイバの断面構成を示す模式図
である。また、図12は、図2におけるB−B断面線に
沿った増幅用光ファイバの断面構成を示す模式図であ
る。図10に示すように、実施の形態1の場合と異なる
点は、増幅用光ファイバにおける光ファイバの断面構成
である。図2、図3および図12において、1は、コイ
ル状に配列され、図10に示す断面構造の増幅用光ファ
イバであり、2は、配列された光ファイバ同士の隙間に
充填媒体を有し、円筒状で表面が鏡面である光導波路で
ある。3は、三角プリズムであり、光導波路2の外周の
側面に形成され、光導波路2に励起光を導入するための
励起光導入面4を有している励起光導入手段である。ま
た、図3および図12において、矢印により励起光の導
波光路を示している。
配列されている。充填媒体2は、固定兼光導波用として
ポリウレタンアクリレートなどのような高分子樹脂が使
用され、クラッド22の外周部とほぼ同じ屈折率で励起
光に対して透明であり、励起光を周回させるための光導
波路が形成されている。励起光導入手段3は、三角プリ
ズムであり、光導波路2と三角プリズムの稜線に対向す
る底面の隙間に充填媒体を有し、三角プリズムの稜線を
一辺とする斜面の一方を励起光導入面4としている。励
起光導入面4は、アレー半導体レーザなどからの励起光
のビーム形状にほぼ一致し、コアに比べて十分大きい断
面積であり、表面に誘電体膜の励起光に対する反射防止
膜が形成されている。光導波路2は、励起光導入面4を
除いた表面に誘電体膜の励起光に対する全反射膜が形成
されている。
うに、励起光導入手段3の励起光導入面4から波長が
0.98μm帯の高出力な励起光を光導波路2が形成さ
れた増幅用光ファイバ1に導入する。図3に示すよう
に、増幅用光ファイバ1に導入された励起光は、光導波
路2の外周と内周の側面において全反射条件を満たし、
充填媒体を有する増幅用光ファイバ1を周回する。
2に導入されると、クラッド22自体にクラッド22の
外周に向かうほど屈折率が小さくなる屈折率分布が設定
されているため、クラッド22内の励起光は直進するこ
となく、屈折率の大きい中心に向かって次第に屈折す
る。これにより、クラッド22内に屈折率の勾配がない
場合に比べて多くのクラッド22に導入された励起光が
コアに集光する。その際、コア21において励起光強度
は高くなり、効率良くコア21を励起させることができ
る。
内周との側面の間で繰り返し反射される励起光は、クラ
ッド22の屈折率の勾配により充填媒体を有する増幅用
光ファイバ1のコア21に繰り返し集光される。これに
より、コア21中のErが0.98μm帯の高強度な励
起光を吸収して、効率良く励起が行われて反転分布を形
成する。波長が1.55μm帯の信号光を増幅用光ファ
イバ1の一方の端部から導入した場合、誘導放出現象を
利用して、Erの誘導放出波長である1.55μm帯の
信号光が増幅用光ファイバ1中で光増幅される。増幅用
光ファイバ1のもう一方の端部から光増幅された高出力
な増幅光(信号光)が出力される。あるいは、波長が
1.55μm帯の信号光を全反射する全反射鏡を増幅用
光ファイバ1の一方の端部に設置した場合、同様に誘導
放出現象を利用して、Erの誘導放出波長である1.5
5μm帯の信号光が増幅用光ファイバ中でレーザ発振さ
れる。増幅用光ファイバ1のもう一方の端部からレーザ
発振された高出力な増幅光(発振光)が出力される。
ムであり、光導波路2の側面に形成され、光導波路2と
の隙間にクラッド22とほぼ同じ屈折率で励起光に対し
て透明な媒質からなる充填媒体を有し、三角プリズムの
一面を励起光導入面4としているため、光導波路2の側
面から励起光を直接導入する場合に比べて光導波路2の
表面における励起光の反射や屈折による損失を低減し
て、全反射条件を満たす角度で励起光を光導波路2に導
入させることができる。また、励起光導入面4は、表面
に励起光に対する反射防止膜が形成されているため、励
起光の漏れを低減して、効率良く励起光を光導波路に導
入させることができる。さらに、励起光導入面は、アレ
ー半導体レーザなどの励起光のビーム形状にほぼ一致
し、コアに比べて十分大きい断面積であるため、導入す
る励起光の蹴られを低減するとともに高出力な励起光を
光導波路に導入させることができるため、光増幅および
レーザ発振を高出力化することができる。
ため、励起光は光導波路2の外周と内周の側面で全反射
条件を満たすことにより、光導波路2が形成された増幅
用光ファイバ1を周回して、効率良く励起光を増幅用光
ファイバ1に導波させることができる。また、光導波路
2は、励起光導入面4を除いた表面に励起光に対する全
反射膜が形成されているため、励起光の漏れを低減し
て、効率良く励起光を増幅用光ファイバ1に導波させる
ことができる。
導波用および固定兼光導波用とし、クラッド22とほぼ
同じ屈折率で励起光に対して透明であるため、各境界に
おける励起光の反射や屈折による散乱がなく、励起光は
光導波路2の外周と内周の側面で全反射条件を満たすこ
とにより、光導波路2が形成された増幅用光ファイバ1
を周回して、効率良く励起光を増幅用光ファイバ1に導
波させることができる。
向かうほど屈折率が小さくなる屈折率分布が設定されて
いるため、クラッド22内に屈折率の勾配がない場合に
比べて多くのクラッド22に導入された励起光がコア2
1に集光され、効率良く励起光をコア21に集光させる
ことができる。また、光導波路2において光ファイバ1
が六方最密で配列されているため、光導波路2の容積を
小さくして励起光強度は高くなり、効率良くコア21を
励起させることができる。
rがドープされているため、励起光強度が高いほど高出
力が得られ、効率良く光増幅およびレーザ発振をを行う
ことができる。
けるB−B断面線に沿った増幅用光ファイバの断面構成
を示す模式図である。図13に示すように、図12と異
なる点として、クラッド22は、外周部の断面形状が方
形であり、各クラッド22の一辺長を合致させて配列さ
れている。増幅用光ファイバの断面構成は、図13の場
合においても、図12の場合と同様な効果が得られ、ク
ラッド22自体にクラッドの外周に向かうほど屈折率が
小さくなる屈折率分布が設定されているため、クラッド
22内に屈折率の勾配がない場合に比べて多くのクラッ
ド22に導入された励起光がコア21に集光され、効率
良く励起光をコア21に集光させることができる。ま
た、クラッド22は、外周部の断面形状が方形であるた
め、各クラッド22の一辺長を合致させて配列され、容
易に増幅用光ファイバ1を光導波路2において配列させ
ることができる。
ある。図7に示すように、プリズムシート5は微小なプ
リズムが配列されており、励起光導入面6に入射する励
起光を任意の方向に屈折させることができる。実施の形
態2の場合の増幅用光ファイバの励起光導入手段は、三
角プリズムであるが、実施の形態1の場合の増幅用光フ
ァイバの励起光導入手段6と同様にプリズムシート5で
あっても、実施の形態2の場合と同様な効果が得られ、
励起光導入手段6は、プリズムシートであり、光導波路
2の側面に形成され、光導波路2との隙間にクラッド2
1とほぼ同じ屈折率で励起光に対して透明な媒質からな
る充填媒体を有し、プリズムシート5の一方を向いた面
を励起光導入面6としているため、光導波路2の側面か
ら励起光を直接導入する場合に比べて光導波路2の表面
における励起光の反射や屈折による損失を低減して、全
反射条件を満たす角度で励起光を光導波路2に導入させ
ることができる。
対する反射防止膜が形成されているため、励起光の漏れ
を低減して、効率良く励起光を光導波路に導入させるこ
とができる。さらに、励起光導入面6は、アレー半導体
レーザなどの励起光のビーム形状にほぼ一致し、コアに
比べて十分大きい断面積であるため、導入する励起光の
蹴られを低減するとともに高出力な励起光を光導波路2
に導入させることができるため、光増幅およびレーザ発
振を高出力化することができる。
ル状に配列され、配列された光ファイバ同士の隙間にク
ラッド22とほぼ同じ屈折率で励起光に対して透明な媒
質からなる充填媒体を有し、励起光を周回させるための
光導波路2が形成されているが、図10に示す断面構造
の増幅用光ファイバのみであっても、実施の形態2の場
合と同様な効果の一部が得られ、図10に示すように、
励起光がクラッドに導入されると、クラッド22自体に
クラッド22の外周に向かうほど屈折率が小さくなる屈
折率分布が設定されているため、クラッド22内の励起
光は直進することなく、屈折率の大きい中心に向かって
次第に屈折する。これにより、クラッド22内に屈折率
の勾配がない場合に比べて多くのクラッド22に導入さ
れた励起光がコアに集光する。その際、コア21におい
て励起光強度は高くなり、効率良くコア21を励起させ
ることができる。被覆媒体23は、保護兼光導波用と
し、クラッド22とほぼ同じ屈折率で励起光に対して透
明であるため、各境界における励起光の反射や屈折によ
る散乱がなく、励起光はクラッド22に導入され、効率
良く励起光を増幅用光ファイバ1に導波させることがで
きる。
イバの断面構成は、クラッド22自体にクラッド22の
外周に向かうほど屈折率が小さくなる屈折率分布が設定
されているが、実施の形態1の場合の増幅用光ファイバ
の断面構成を組み合わせ、さらに、クラッド22と異な
る屈折率を有する光屈折媒体がクラッド22内に光ファ
イバの長手方向に沿ってコア21とほぼ並列に埋設され
ていると、実施の形態1の場合と実施の形態2の場合を
組み合わせた同様な効果が得られ、増幅用光ファイバの
コア21と光屈折媒体を結ぶ光軸とほぼ平行に伝搬する
励起光がクラッド22に導入されると、励起光は光屈折
媒体によりコア21の位置する方向に屈折されてコア2
1に集光する。また、クラッド22内の励起光は直進す
ることなく、屈折率の大きい中心に向かって次第に屈折
する。これにより、クラッド22内に屈折率の勾配がな
い場合に比べて多くのクラッドに導入された励起光がコ
アに集光する。その際、コア21において励起光強度は
高くなり、効率良くコア21を励起させることができ
る。
形態3による増幅用光ファイバにおける光ファイバの断
面構成を示す模式図であり、実施の形態1の場合と同様
な増幅用光ファイバにおける光ファイバの断面構成であ
る。
増幅用光ファイバの全体構成を示す模式図である。図1
5は、図14におけるA−A断面線に沿った増幅用光フ
ァイバの断面構成を示す模式図である。実施の形態1の
場合と同様に、図4は、図11におけるB−B断面線に
沿った増幅用光ファイバの断面構成を示す模式図であ
る。図14、図15および図4において、1はコイル状
に配列され、図1に示す断面構造の増幅用光ファイバで
あり、2は配列された光ファイバ同士の隙間に充填媒体
を有し、円筒状で表面が鏡面である光導波路である。3
は三角プリズムであり、光導波路2の外周の側面に形成
され、光導波路2に励起光を導入するための励起光導入
面4を有している励起光導入手段である。7は、三角プ
リズムであり、光導波路2の内周の側面に形成され、光
導波路2に励起光を反射するための励起光反射面8を有
している励起光反射手段である。図14および図15に
示すように、実施の形態1の場合と異なる点は、光導波
路2に励起光を反射するための励起光反射手段7が形成
されている。
で、コアと光屈折媒体を結ぶ光軸が光ファイバの巻回さ
れた円の中心方向に向かうように配列されている。充填
媒体2は固定兼光導波用としてポリウレタンアクリレー
トなどのような高分子樹脂が使用され、クラッドとほぼ
同じ屈折率で励起光に対して透明であり、励起光を周回
させるための光導波路2が形成されている。励起光導入
手段3は、三角プリズムであり、光導波路2と三角プリ
ズムの稜線に対向する底面の隙間に充填媒体を有し、三
角プリズムの稜線を一辺とする斜面の一方を励起光導入
面4としている。励起光導入面4は、アレー半導体レー
ザなどからの励起光のビーム形状にほぼ一致し、コアに
比べて十分大きい断面積であり、表面に誘電体膜の励起
光に対する反射防止膜が形成されている。励起光反射手
段7は、三角プリズムであり、光導波路2と三角プリズ
ムの稜線に対向する底面の隙間にクラッドとほぼ同じ屈
折率で励起光に対して透明な媒質からなる充填媒体を有
し、三角プリズムの稜線を一辺とする斜面の一方を励起
光反射面8としている。励起光反射面8は、アレー半導
体レーザなどからの励起光のビーム形状にほぼ一致し、
コアに比べて十分大きい断面積であり、表面に誘電体膜
の励起光に対する全反射膜が形成されている。光導波路
2は、励起光導入面を除いた表面に誘電体膜の励起光に
対する全反射膜が形成されている。
ように、励起光導入手段3の励起光導入面4から波長が
0.98μm帯の高出力な励起光を光導波路が形成され
た増幅用光ファイバ1に導入する。図15に示すよう
に、増幅用光ファイバ1に導入された励起光は、励起光
反射手段7の励起光反射面8により反射され、光導波路
2の外周と内周の側面において全反射条件を満たし、充
填媒体を有する増幅用光ファイバ1を周回する。
コア11と光屈折媒体14−1,14−2を結ぶ光軸と
ほぼ平行に伝搬する励起光がクラッド12に導入される
と、励起光は光屈折媒体14−1,14−2によりコア
11の位置する方向に屈折されてコア11に集光する。
その際、コア11において励起光強度は高くなり、効率
良くコア11を励起させることができる。さらに、コア
11を透過した励起光は光屈折媒体14−1,14−2
により再び光軸とほぼ平行な方向に屈折される。
周との側面の間で繰り返し反射される励起光は、光屈折
媒体14−1,14−2により充填媒体を有する増幅用
光ファイバ1のコア11に繰り返し集光される。
μm帯の高強度な励起光を吸収して、効率良く励起が行
われて反転分布を形成する。波長が1.55μm帯の信
号光を増幅用光ファイバ1の一方の端部から導入した場
合、誘導放出現象を利用して、Erの誘導放出波長であ
る1.55μm帯の信号光が増幅用光ファイバ1中で光
増幅される。増幅用光ファイバ1のもう一方の端部から
光増幅された高出力な増幅光(信号光)が出力される。
あるいは、波長が1.55μm帯の信号光を全反射する
全反射鏡を増幅用光ファイバ1の一方の端部に設置した
場合、同様に誘導放出現象を利用して、Erの誘導放出
波長である1.55μm帯の信号光が増幅用光ファイバ
1中でレーザ発振される。増幅用光ファイバ1のもう一
方の端部からレーザ発振された高出力な増幅光(発振
光)が出力される。
ムであり、光導波路2の側面に形成され、光導波路2と
の隙間にクラッド12とほぼ同じ屈折率で励起光に対し
て透明な媒質からなる充填媒体を有し、三角プリズムの
一面を励起光導入面4としているため、光導波路2の側
面から励起光を直接導入する場合に比べて光導波路2の
表面における励起光の反射や屈折による損失を低減し
て、全反射条件を満たす角度で励起光を光導波路2に導
入させることができる。また、励起光導入面4は、表面
に励起光に対する反射防止膜が形成されているため、励
起光の漏れを低減して、効率良く励起光を光導波路に導
入させることができる。さらに、励起光導入面4は、ア
レー半導体レーザなどの励起光のビーム形状にほぼ一致
し、コアに比べて十分大きい断面積であるため、導入す
る励起光の蹴られを低減するとともに高出力な励起光を
光導波路2に導入させることができるため、光増幅およ
びレーザ発振を高出力化することができる。
り、光導波路2の側面に形成され、光導波路2との隙間
にクラッドとほぼ同じ屈折率で励起光に対して透明な媒
質からなる充填媒体を有し、三角プリズムの一面を励起
光反射面としているため、全反射条件を満たす角度で励
起光を光導波路2に導入させることができる。また、励
起光反射面8は、表面に励起光に対する全反射膜が形成
されているため、励起光の漏れを低減して、効率良く励
起光を光導波路2に導入させることができる。さらに、
励起光反射面は、アレー半導体レーザなどの励起光のビ
ーム形状にほぼ一致し、コア11に比べて十分大きい断
面積であるため、導入する励起光の蹴られを低減すると
ともに高出力な励起光を光導波路2に導入させることが
できるため、光増幅およびレーザ発振を高出力化するこ
とができる。
ため、励起光は光導波路2の外周と内周の側面で全反射
条件を満たすことにより、光導波路2が形成された増幅
用光ファイバ1を周回して、効率良く励起光を増幅用光
ファイバ1に導波させることができる。また、光導波路
2は、励起光導入面4を除いた表面に励起光に対する全
反射膜が形成されているため、励起光の漏れを低減し
て、効率良く励起光を増幅用光ファイバ1に導波させる
ことができる。
導波用および固定兼光導波用とし、クラッド12とほぼ
同じ屈折率で励起光に対して透明であるため、各境界に
おける励起光の反射や屈折による散乱がなく、励起光は
光導波路2の外周と内周の側面で全反射条件を満たすこ
とにより、光導波路2が形成された増幅用光ファイバ1
を周回して、効率良く励起光を増幅用光ファイバ1に導
波させることができる。
光屈折媒体14−1,14−2が埋設され、増幅用光フ
ァイバ1はコア11と光屈折媒体14−1,14−2を
結ぶ光軸が光ファイバ1の巻回された円の中心方向に向
かうように配列されているため、光屈折媒体14−1,
14−2により増幅用光ファイバ1のコア11に繰り返
し集光され、効率良く励起光をコア11に集光させるこ
とができる。また、増幅用光ファイバ1は、六方最密で
配列されているため、光導波路2の容積を小さくして励
起光強度は高くなり、効率良くコア11を励起させるこ
とができる。
rがドープされているため、励起光強度が高いほど高出
力が得られ、効率良く光増幅およびレーザ発振を行うこ
とができる。
イバにおける光ファイバの断面構成を示す模式図であ
る。図5に示すように、図1と異なる点として、15−
1および15−2は、クラッド内のコアを中心として対
向した位置に埋設された空隙であり、クラッド12との
境界面にコアとを結ぶ光軸とほぼ平行に入射する励起光
をコアの位置する方向に屈折させるような曲率が形成さ
れている。増幅用光ファイバ1における光ファイバの断
面構成は、図5の場合においても、図1の場合と同様な
効果が得られ、増幅用光ファイバ1のコア11と空隙を
結ぶ光軸とほぼ平行に伝搬する励起光がクラッド12に
導入されると、励起光は空隙15−1,15−2により
コア11の位置する方向に屈折されてコア11に集光す
る。その際、コア11において励起光強度は高くなり、
効率良くコア11を励起させることができる。さらに、
コア11を透過した励起光は空隙15−1,15−2に
より再び光軸とほぼ平行な方向に屈折される。コア11
を挟んで対向した位置に複数個の空隙が埋設され、増幅
用光ファイバ1はコア11と空隙15−1,15−2を
結ぶ光軸が光ファイバの巻回された円の中心方向に向か
うように配列されているため、空隙15−1,15−2
により増幅用光ファイバのコア11に繰り返し集光さ
れ、効率良く励起光をコア11に集光させることができ
る。
ァイバにおける光ファイバの断面構成を示す模式図であ
る。図11は、図10におけるC−C断面線に沿った屈
折率分布図である。図10に示すように、図1と異なる
点として、コア21よりもクラッド22の屈折率が小さ
くなるように設定され、さらに、クラッド22自体にク
ラッド22の外周に向かうほど屈折率が小さくなる屈折
率分布が設定されている。増幅用光ファイバにおける光
ファイバの断面構成は、図10の場合においても、図1
の場合と同様な効果が得られ、励起光がクラッド22に
導入されると、クラッド22自体にクラッド22の外周
に向かうほど屈折率が小さくなる屈折率分布が設定され
ているため、クラッド22内の励起光は直進することな
く、屈折率の大きい中心に向かって次第に屈折する。こ
れにより、クラッド22内に屈折率の勾配がない場合に
比べて多くのクラッドに導入された励起光がコアに集光
する。その際、コア21において励起光強度は高くな
り、効率良くコア21を励起させることができる。
12と同様に図14におけるB−B断面線に沿った増幅
用光ファイバの断面構成を示す模式図である。図6およ
び図13に示すように、図4および図12と異なる点と
して、クラッド12は、外周部の断面形状が方形であ
り、各クラッド12の一辺長を合致させて配列されてい
る。増幅用光ファイバの断面構成は、図6および図13
の場合においても、図4および図12の場合と同様な効
果が得られ、クラッド12は、外周部の断面形状が方形
であるため、各クラッド12の一辺長を合致させて配列
され、容易に増幅用光ファイバを光導波路においてコア
11と光屈折媒体を結ぶ光軸が光ファイバの巻回された
円の中心方向に向かうように配列させることができる。
である。図7に示すように、プリズムシート5は、微小
なプリズムが配列されており、励起光導入面6に入射す
る励起光を任意の方向に屈折させることができる。実施
の形態3の場合の増幅用光ファイバの励起光導入手段
は、三角プリズムであるが、実施の形態1の場合の増幅
用光ファイバの励起光導入手段と同様にプリズムシート
であっても、実施の形態3の場合と同様な効果が得ら
れ、励起光導入手段は、プリズムシートであり、光導波
路の側面に形成され、光導波路との隙間にクラッドとほ
ぼ同じ屈折率で励起光に対して透明な媒質からなる充填
媒体を有し、プリズムシートの一方を向いた面を励起光
導入面としているため、光導波路の側面から励起光を直
接導入する場合に比べて光導波路の表面における励起光
の反射や屈折による損失を低減して、全反射条件を満た
す角度で励起光を光導波路に導入させることができる。
また、励起光導入面は、表面に励起光に対する反射防止
膜が形成されているため、励起光の漏れを低減して、効
率良く励起光を光導波路に導入させることができる。さ
らに、励起光導入面は、アレー半導体レーザなどの励起
光のビーム形状にほぼ一致し、コアに比べて十分大きい
断面積であるため、導入する励起光の蹴られを低減する
とともに高出力な励起光を光導波路に導入させることが
できるため、光増幅およびレーザ発振を高出力化するこ
とができる。
である。図16に示すように、プリズムシート9は、微
小なプリズムが配列されており、励起光反射面10に入
射する励起光を任意の方向に反射させることができる。
図17は、図14と同様に増幅用光ファイバの全体構成
を示す模式図である。図18は、図15と同様に図14
におけるA−A断面線に沿った増幅用光ファイバの断面
構成を示す模式図である。図17および図18に示すよ
うに、図14および図15と異なる点として、励起光反
射手段は、プリズムシート9であり、光導波路とプリズ
ムシートの励起光反射面10と対向する面の隙間にクラ
ッドとほぼ同じ屈折率で励起光に対して透明な媒質から
なる充填媒体を有している。図17および図18の場合
においても、図14および図15の場合と同様な効果が
得られ、励起光反射手段は、プリズムシートであり、光
導波路の側面に形成され、光導波路との隙間にクラッド
とほぼ同じ屈折率で励起光に対して透明な媒質からなる
充填媒体を有し、プリズムシートの一方を向いた面を励
起光反射面としているため、全反射条件を満たす角度で
励起光を光導波路に導入させることができる。
する全反射膜が形成されているため、励起光の漏れを低
減して、効率良く励起光を光導波路に導入させることが
できる。さらに、励起光反射面は、アレー半導体レーザ
などの励起光のビーム形状にほぼ一致し、コアに比べて
十分大きい断面積であるため、導入する励起光の蹴られ
を低減するとともに高出力な励起光を光導波路に導入さ
せることができるため、光増幅およびレーザ発振を高出
力化することができる。
イバの断面構成は、実施の形態1の場合と同様な増幅用
光ファイバにおける光ファイバの断面構成であるが、実
施の形態2の場合の増幅用光ファイバの断面構成を組み
合わせても、実施の形態1の場合と実施の形態2の場合
を組み合わせた同様な効果が得られ、増幅用光ファイバ
のコアと光屈折媒体を結ぶ光軸とほぼ平行に伝搬する励
起光がクラッドに導入されると、励起光は光屈折媒体に
よりコアの位置する方向に屈折されてコアに集光する。
また、クラッド内の励起光は直進することなく、屈折率
の大きい中心に向かって次第に屈折する。これにより、
クラッド内に屈折率の勾配がない場合に比べて多くのク
ラッドに導入された励起光がコアに集光する。その際、
コアにおいて励起光強度は高くなり、効率良くコアを励
起させることができる。
光を導入し光増幅またはレーザ発振を行う増幅用光ファ
イバにおいて、活性媒質を有したコアと、コアの外周に
形成され、励起光に対して透明な媒質からなるクラッド
と、クラッドに設けられ、クラッドに導入された励起光
をコアに集光させるための励起光集光手段とを備えたの
で、励起を高効率化するとともに光増幅およびレーザ発
振を高出力化することができる。
クラッドの外周に向かうほど屈折率が小さくなる屈折率
分布が設定されているため、クラッド内の励起光は直進
することなく、屈折率の大きい中心に向かって次第に屈
折し、クラッド内に屈折率の勾配がない場合に比べて多
くのクラッドに導入された励起光がコアに集光し、コア
において励起光強度は高くなり、効率良くコアを励起さ
せることができる。
ファイバの長手方向に沿ってコアとほぼ並列に埋設さ
れ、クラッドと異なる屈折率を有する光屈折媒体とする
ことで、励起光をコアの位置する方向に屈折させてコア
に集光させることができる。
ことで、励起光をコアの位置する方向に屈折させてコア
に集光させることができる。
にコアとを結ぶ光軸とほぼ平行に入射する励起光をコア
の位置する方向に屈折させるような曲率が形成すること
で、励起光をコアの位置する方向に屈折させてコアに集
光させることができる。
た位置に複数個埋設されているので、励起光は、増幅用
光ファイバのコアに繰り返し集光され、効率良く励起光
をコアに集光させることができる。
じ屈折率で励起光に対して透明な媒質からなる被覆媒体
が形成することで、各境界における励起光の反射や屈折
による散乱がなく、励起光は光導波路の外周と内周の側
面で全反射条件を満たすことにより、効率良く励起光を
増幅用光ファイバに導波させることができる。
ファイバ同士の隙間にクラッドとほぼ同じ屈折率で励起
光に対して透明な媒質からなる充填媒体を有し、励起光
を周回させるための光導波路が形成したので、各境界に
おける励起光の反射や屈折による散乱がなく、励起光は
光導波路の外周と内周の側面で全反射条件を満たすこと
により、光導波路が形成された増幅用光ファイバを周回
して、効率良く励起光を増幅用光ファイバに導波させる
ことができる。
ァイバの巻回された円の中心方向に向かうように配列す
ることで、増幅用光ファイバのコアに繰り返し集光さ
れ、効率良く励起光をコアに集光させることができる。
されているため、光導波路の容積を小さくして励起光強
度は高くなり、効率良くコアを励起させることができ
る。
形であるため、各クラッドの一辺長を合致させて配列さ
れ、容易に増幅用光ファイバを光導波路においてコアと
光屈折媒体を結ぶ光軸が光ファイバの巻回された円の中
心方向に向かうように配列させることができる。
励起光は光導波路の外周と内周の側面で全反射条件を満
たすことにより、光導波路が形成された増幅用光ファイ
バを周回して、効率良く励起光を増幅用光ファイバに導
波させることができる。
全反射膜が形成されているため、励起光の漏れを低減し
て、効率良く励起光を増幅用光ファイバ1に導波させる
ことができる。
励起光導入面を有する励起光導入手段が形成されている
ので、励起光を光導波路に導入させることができる。
あり、三角プリズムの一面を励起光導入面としているた
め、光導波路の側面から励起光を直接導入する場合に比
べて光導波路の表面における励起光の反射や屈折による
損失を低減して、全反射条件を満たす角度で励起光を光
導波路に導入させることができる。
であり、光導波路の側面に形成され、プリズムシートの
一方を向いた面を励起光導入面としているため、光導波
路の側面から励起光を直接導入する場合に比べて光導波
路の表面における励起光の反射や屈折による損失を低減
して、全反射条件を満たす角度で励起光を光導波路に導
入させることができる。
間にクラッドとほぼ同じ屈折率で励起光に対して透明な
媒質からなる充填媒体を有しているので、光導波路の側
面から励起光を直接導入する場合に比べて光導波路の表
面における励起光の反射や屈折による損失を低減して、
全反射条件を満たす角度で励起光を光導波路に導入させ
ることができる。
断面形状にほぼ一致するため、導入する励起光の蹴られ
を低減するとともに高出力な励起光を光導波路に導入さ
せることができ、光増幅およびレーザ発振を高出力化す
ることができる。
する反射防止膜が形成されているため、励起光の漏れを
低減して、効率良く励起光を光導波路に導入させること
ができる。
励起光反射面を有する励起光反射手段が形成されている
ので、励起光を光導波路に導入させることができる。
あり、三角プリズムの少なくとも一面を励起光反射面と
しているので、全反射条件を満たす角度で励起光を光導
波路に導入させることができる。
が配列されたプリズムシートであり、プリズムの少なく
とも一方を向いた面を励起光反射面としているので、全
反射条件を満たす角度で励起光を光導波路に導入させる
ことができる。
間にクラッドとほぼ同じ屈折率で励起光に対して透明な
媒質からなる充填媒体を有しているので、全反射条件を
満たす角度で励起光を光導波路に導入させることができ
る。
断面形状にほぼ一致しているので、導入する励起光の蹴
られを低減すると共に高出力な励起光を光導波路に導入
させることができるため、光増幅及びレーザ発振を高出
力化することができる。
する全反射膜が形成されているので、励起光の漏れを低
減して、効率良く励起光を光導波路に導入させることが
できる。
位系のErがドープされているため、励起光強度が高い
ほど高出力が得られ、効率良く光増幅およびレーザ発振
を行うことができる。
イバにおける光ファイバの断面構成を示す模式図であ
る。
イバの全体構成を示す模式図である。
ファイバの断面構成を示す模式図である。
ファイバの断面構成を示す模式図である。
ファイバの断面構成を示す模式図である。
った増幅用光ファイバの断面構成を示す模式図である。
式図である。
を示す模式図である。
った増幅用光ファイバ1の断面構成を示す模式図であ
る。
ァイバにおける光ファイバの断面構成を示す模式図であ
る。
率分布図である。
沿った増幅用光ファイバの断面構成を示す模式図であ
る。
に沿った増幅用光ファイバの断面構成を示す模式図であ
る。
ァイバの全体構成を示す模式図である。
用光ファイバの断面構成を示す模式図である。
模式図である。
成を示す模式図である。
線に沿った増幅用光ファイバの断面構成を示す模式図で
ある。
イバの構成を示す断面図である。
れた従来例2よる光ファイバの構成を示す断面図であ
る。
手段(三角プリズム)、4 励起光導入面、5 プリズ
ムシート、6 励起光導入面、7 励起光反射手段(三
角プリズム)、8 励起光反射面、9 プリズムシー
ト、10 励起光反射面、11,21 コア、12,2
2 クラッド、13,23 被覆媒体、14−1,14
−2、15−1,15−2 光屈折媒体。
Claims (26)
- 【請求項1】 励起光を導入し光増幅またはレーザ発振
を行う増幅用光ファイバにおいて、 活性媒質を有したコアと、 コアの外周に形成され、励起光に対して透明な媒質から
なるクラッドと、 クラッドに設けられ、クラッドに導入された励起光をコ
アに集光させるための励起光集光手段とを備えたことを
特徴とする増幅用光ファイバ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の増幅用光ファイバにお
いて、 励起光集光手段は、クラッド自体に設定され、クラッド
の外周に向かうほど屈折率が小さくなる屈折率分布であ
ることを特徴とする増幅用光ファイバ。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の増幅用光ファ
イバにおいて、 励起光集光手段は、クラッド内に光ファイバの長手方向
に沿ってコアとほぼ並列に埋設され、クラッドと異なる
屈折率を有する光屈折媒体であることを特徴とする増幅
用光ファイバ。 - 【請求項4】 請求項3に記載の増幅用光ファイバにお
いて、 光屈折媒体は、空隙であることを特徴とする増幅用光フ
ァイバ。 - 【請求項5】 請求項3または4に記載の増幅用光ファ
イバにおいて、 光屈折媒体は、クラッドとの境界面にコアとを結ぶ光軸
とほぼ平行に入射する励起光をコアの位置する方向に屈
折させるような曲率が形成されていることを特徴とする
増幅用光ファイバ。 - 【請求項6】 請求項3ないし5のいずれかに記載の増
幅用光ファイバにおいて、 光屈折媒体は、コアを挟んで対向した位置に複数個が埋
設されていることを特徴とする増幅用光ファイバ。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の増
幅用光ファイバにおいて、 クラッドの外周にクラッドとほぼ同じ屈折率で励起光に
対して透明な媒質からなる被覆媒体が形成されているこ
とを特徴とする増幅用光ファイバ。 - 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の増
幅用光ファイバにおいて、 コイル状に配列され、 配列された光ファイバ同士の隙間にクラッドとほぼ同じ
屈折率で励起光に対して透明な媒質からなる充填媒体を
有し、 励起光を周回させるための光導波路が形成されているこ
とを特徴とする増幅用光ファイバ。 - 【請求項9】 請求項8に記載の増幅用光ファイバにお
いて、 コアと光屈折媒体を結ぶ光軸は光ファイバの巻回された
円の中心方向に向かうように配列されていることを特徴
とする増幅用光ファイバ。 - 【請求項10】 請求項8または9に記載の増幅用光フ
ァイバにおいて、 光ファイバは、六方最密で配列されていることを特徴と
する増幅用光ファイバ。 - 【請求項11】 請求項8ないし10のいずれかに記載
の増幅用光ファイバにおいて、 クラッドは、外周部の断面形状が方形であることを特徴
とする増幅用光ファイバ。 - 【請求項12】 請求項8ないし11のいずれかに記載
の増幅用光ファイバにおいて、 光導波路は、表面が鏡面であることを特徴とする増幅用
光ファイバ。 - 【請求項13】 請求項8ないし12のいずれかに記載
の増幅用光ファイバにおいて、 光導波路は、表面に励起光に対する全反射膜が形成され
ていることを特徴とする増幅用光ファイバ。 - 【請求項14】 請求項8ないし13のいずれかに記載
の増幅用光ファイバにおいて、 光導波路に励起光を導入するための励起光導入面を有す
る励起光導入手段が形成されていることを特徴とする増
幅用光ファイバ。 - 【請求項15】 請求項14に記載の増幅用光ファイバ
において、 励起光導入手段は、三角プリズムであり、三角プリズム
の少なくとも一面を励起光導入面としていることを特徴
とする増幅用光ファイバ。 - 【請求項16】 請求項14に記載の増幅用光ファイバ
において、 励起光導入手段は、微小なプリズムが配列されたプリズ
ムシートであり、プリズムの少なくとも一方を向いた面
を励起光導入面としていることを特徴とする増幅用光フ
ァイバ。 - 【請求項17】 請求項14ないし16のいずれかに記
載の増幅用光ファイバにおいて、 励起光導入手段は、光導波路との隙間にクラッドとほぼ
同じ屈折率で励起光に対して透明な媒質からなる充填媒
体を有していることを特徴とする増幅用光ファイバ。 - 【請求項18】 請求項14ないし17のいずれかに記
載の増幅用光ファイバにおいて、 励起光導入面は、入射する励起光の断面形状にほぼ一致
していることを特徴とする増幅用光ファイバ。 - 【請求項19】 請求項14ないし18のいずれかに記
載の増幅用光ファイバにおいて、 励起光導入面は、表面に励起光に対する反射防止膜が形
成されていることを特徴とする増幅用光ファイバ。 - 【請求項20】 請求項8ないし19のいずれかに記載
の増幅用光ファイバにおいて、 光導波路に励起光を反射するための励起光反射面を有す
る励起光反射手段が形成されていることを特徴とする増
幅用光ファイバ。 - 【請求項21】 請求項20に記載の増幅用光ファイバ
において、 励起光反射手段は、三角プリズムであり、三角プリズム
の少なくとも一面を励起光反射面としていることを特徴
とする増幅用光ファイバ。 - 【請求項22】 請求項20に記載の増幅用光ファイバ
において、 励起光反射手段は、微小なプリズムが配列されたプリズ
ムシートであり、プリズムの少なくとも一方を向いた面
を励起光反射面としていることを特徴とする増幅用光フ
ァイバ。 - 【請求項23】 請求項20ないし22のいずれかに記
載の増幅用光ファイバにおいて、 励起光反射手段は、光導波路との隙間にクラッドとほぼ
同じ屈折率で励起光に対して透明な媒質からなる充填媒
体を有していることを特徴とする増幅用光ファイバ。 - 【請求項24】 請求項20ないし23のいずれかに記
載の増幅用光ファイバにおいて、 励起光反射面は、入射する励起光の断面形状にほぼ一致
していることを特徴とする増幅用光ファイバ。 - 【請求項25】 請求項20ないし24のいずれかに記
載の増幅用光ファイバにおいて、 励起光反射面は、表面に励起光に対する全反射膜が形成
されていることを特徴とする増幅用光ファイバ。 - 【請求項26】 請求項1ないし25のいずれかに記載
の増幅用光ファイバにおいて、 活性媒質は、3準位系の希土類元素であることを特徴と
する増幅用光ファイバ。
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JP2009129988A (ja) * | 2007-11-20 | 2009-06-11 | Hitachi Cable Ltd | 光ファイバレーザ及び光ファイバレーザの励起方法 |
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WO2022044181A1 (ja) * | 2020-08-27 | 2022-03-03 | 日本電信電話株式会社 | 光ファイバ及び光伝送路 |
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- 2000-05-23 JP JP2000151456A patent/JP3913959B2/ja not_active Expired - Fee Related
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