JP2001332478A - 原板アライメント方法、露光方法および露光装置 - Google Patents

原板アライメント方法、露光方法および露光装置

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JP2001332478A
JP2001332478A JP2000151518A JP2000151518A JP2001332478A JP 2001332478 A JP2001332478 A JP 2001332478A JP 2000151518 A JP2000151518 A JP 2000151518A JP 2000151518 A JP2000151518 A JP 2000151518A JP 2001332478 A JP2001332478 A JP 2001332478A
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Takahiro Matsumoto
隆宏 松本
Takeshi Yamamoto
武 山本
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原板に大きなパターン位置ずれがある場合で
も原板のアライメントを容易に行うことができるように
する。 【解決手段】 露光装置に搬入された露光パターンを有
する原板を、該原板上のアライメントマークを観察手段
により観察してアライメントする場合に、あらかじめ、
観察手段により原板のアライメントマークを観察してそ
の位置を計測し(ステップ51)、この計測結果を原板
に付随するデータとして記憶しておく(ステップ5
2)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子製造用
の露光装置において、マスクやレチクル(以下「マス
ク」という)等の原板上に形成されている微細な電子回
路パターンをウエハ等の基板面上に露光転写する際に、
原板を露光装置(ウエハステージ座標系)に位置決め
(アライメント)する場合に好適な原板アライメント方
法およびこれを用いた露光方法ならびに露光装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造用の露光装置において
は、マスクとウエハの相対位置合せは性能向上を図るた
めの重要な一要素となっている。特に最近の露光装置に
おける位置合せにおいては、半導体素子の高集積化のた
めに、例えばサブミクロン以下の位置合せ精度を有する
ものが要求されている。その際、マスクとウエハとの間
隔を面間隔測定装置等で測定し、所定の間隔となるよう
に制御した後に、マスクおよびウエハ面上に設けた位置
合せ用の所謂アライメントパターンにより得られる位置
情報を利用して、双方のアライメントを行っている。こ
のアライメント方法としては、例えば双方のアライメン
トパターンのずれ量を、画像処理を行うことにより検出
するものや、米国特許第4037969号や特開昭56
−157033号公報で提案されているように、アライ
メントパターンとしてゾーンプレートを用い、該ゾーン
プレートに光束を照射し、このときゾーンプレートから
射出した光束の所定面上における集光点位置を検出する
ものがある。さらに、マスクを装置座標系(ウエハステ
ージ座標系)に位置合せするマスクアライメント方法で
は、マスクとウエハのアライメント時に使用する方法と
同じ方法が用いられている。すなわち、マスク側に複数
のアライメントパターンを配置しておき、ウエハステー
ジ上の基準マーク台にウエハのアライメントパターンと
同様のパターンを設け、双方のパターン間の位置ずれを
検出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、量産用
のマスクにおいてはマスクの製造コスト削減のため、マ
スクフレームの外形基準に対するマスク回路パターンお
よびアライメントマークの位置ずれの許容値が緩和され
ており、例えば、X/Yが200μm、θが1mrad
もずれているマスクなども製造されるようになってい
る。従来のマスクとウエハをアライメントする方式で
は、数nmといった非常に高い分解能が要求されるた
め、その計測レンジは高々10μm程度しかないのが一
般的であり、200μm以上もの位置ずれのあるマスク
をアライメントすることができない。そこで本発明は、
原板アライメント方法、露光方法および露光装置におい
て、原板に大きなパターン位置ずれがある場合でも原板
のアライメントを容易に行うことができるようにするこ
とを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明の第1の原板アライメント方法は、露光装置
に搬入された露光パターンを有する原板を、該原板上の
アライメントマークを観察手段により観察して位置合せ
する原板アライメント方法において、あらかじめ、前記
観察手段により前記原板のアライメントマークを観察し
てその位置を計測し、この計測結果を前記原板に付随す
るデータとして記憶する計測記憶工程を具備することを
特徴とする。
【0005】第2の原板アライメント方法は、第1の原
板アライメント方法において、前記計測記憶工程は、前
記原板に付随するデータが記憶されていない場合に行う
ことを特徴とする。
【0006】第3の原板アライメント方法は、第1また
は第2の原板アライメント方法において、前記計測記憶
工程における位置計測は、観察位置を変えながら前記観
察手段により前記原板のアライメントマークからの光を
受光し、各観察位置のうち受光した光の強度が最大であ
る観察位置を決定し、そして、決定された観察位置にお
いて前記観察手段により観察される前記アライメントマ
ークの観察結果に基づいて前記アライメントマークの位
置を検出することにより行うことを特徴とする。
【0007】第4の原板アライメント方法は、第1〜第
3のいずれかの原板アライメント方法において、前記ア
ライメントマークは、前記原板上に、その所定位置から
みた方向が90度ずつ異なる少なくとも3個所に配置し
てあり、前記観察手段は、前記計測記憶工程における位
置計測に際しては、各アライメントマークに対応して配
置された少なくとも3つのアライメントスコープによ
り、各アライメントマークの一軸方向のみの位置を検出
することを特徴とする。
【0008】第5の原板アライメント方法は、第1〜第
4のいずれかの原板アライメント方法において、前記ア
ライメントマークは反射型回折格子で構成されているこ
とを特徴とする。
【0009】第6の原板アライメント方法は、第1〜第
5のいずれかの原板アライメント方法において、前記原
板に付随するデータに基づいて、前記原板のアライメン
トマークと、被露光基板を位置決めするための基板ステ
ージに設けられたアライメントマークとの間の位置ずれ
量を検出するずれ量検出工程を有することを特徴とす
る。
【0010】第7の原板アライメント方法は、第6の原
板アライメント方法において、前記ずれ量検出工程は、
前記原板に付随するデータに基づいて、前記原板のアラ
イメントマークと、被露光基板を位置決めするための基
板ステージに設けられたアライメントマークとが前記観
察手段により同一観察位置で同時に観察し得るように前
記観察手段、原板および基板ステージの位置関係を設定
する工程と、その後、前記観察手段により前記原板のア
ライメントマークと前記基板ステージのアライメントマ
ークとを同時に観察してそれらの間の位置ずれ量を検出
する工程とを有することを特徴とする。
【0011】第8の原板アライメント方法は、第6また
は第7の原板アライメント方法において、前記ずれ量検
出工程は、前記位置ずれ量の検出を行う前に、前記原板
に付随するデータに基づいて、前記原板の回転方向位置
における所定の基準位置からのずれが補正されるよう
に、前記原板を回転させる工程を有することを特徴とす
る。
【0012】第9の原板アライメント方法は、第6〜第
8のいずれかの原板アライメント方法において、前記ず
れ量検出工程は、前記位置ずれ量の検出を行う前に、前
記原板に付随するデータに基づいて、前記観察手段の観
察位置を前記原板のアライメントマークが観察し得るよ
うに設定する工程と、前記基板ステージのアライメント
マークを前記原板のアライメントマークの下に位置決め
する工程とを有することを特徴とする。
【0013】第10の原板アライメント方法は、第6〜
第9のいずれかの原板アライメント方法において、前記
ずれ量検出工程で検出された位置ずれ量における回転方
向の位置ずれが所定の許容範囲内にない場合に、その回
転方向の位置ずれが補正されるように前記原板を回転さ
せる工程と、前記ずれ量検出工程で検出された位置ずれ
量における回転方向の位置ずれが所定の許容範囲内にあ
る場合に、前記ずれ量検出工程で検出された位置ずれ量
を記憶する工程とを有することを特徴とする。
【0014】第11の原板アライメント方法は、第10
の原板アライメント方法において、前記記憶された位置
ずれ量のうち並進方向についてのものは、前記原板と被
露光基板とのアライメントに用いられることを特徴とす
る。
【0015】第12の原板アライメント方法は、第6〜
第11のいずれかの原板アライメント方法において、前
記原板のアライメントマークは、前記原板上の所定位置
からみた方向が90度ずつ異なる少なくとも3個所に配
置してあり、前記基板ステージのアライメントマーク
は、前記原板のアライメントマーク位置に対応する少な
くとも3個所に配置してあり、前記観察手段は、前記ず
れ量検出工程において、前記原板のアライメントマーク
位置に対応して配置された少なくとも3つのアライメン
トスコープにより、それぞれ前記原板および基板の各ア
ライメントマーク間の一軸方向のみの位置ずれ量を検出
することを特徴とする。
【0016】第13の原板アライメント方法は、第6〜
第12のいずれかの原板アライメント方法において、前
記原板のアライメントマークは、前記計測記憶工程にお
ける位置計測に際して観察される第1のアライメントマ
ークと、前記ずれ量検出工程において観察される第2の
アライメントマークとで構成されていることを特徴とす
る。
【0017】第14の原板アライメント方法は、第13
の原板アライメント方法において、前記第2アライメン
トマークは反射型回折格子で構成されていることを特徴
とする。
【0018】そして、第15の原板アライメント方法
は、第13の原板アライメント方法において、前記第2
アライメントマークおよび前記基板ステージのアライメ
ントマークはグレーティングレンズで構成されているこ
とを特徴とする。
【0019】また、本発明の露光方法は、前記第1〜第
15のいずれかの方法により原板のアライメントを行っ
た後、前記原板と被露光基板のアライメントマークを観
察して前記原板と被露光基板のアライメントを行い、前
記原板のパターンを前記被露光基板上に露光転写するこ
とを特徴とする。
【0020】また、本発明の第1の露光装置は、本発明
の露光方法を行う手段を具備することを特徴とする。そ
して、本発明の第2の露光装置は、アライメントスコー
プを用い、原板上のアライメントマークと基板上のアラ
イメントマークの位置を検出して、前記原板と基板の位
置合せを行った後、前記原板のパターンを前記基板上に
露光転写する露光装置であって、前記原板を保持して回
転可能な原板保持手段と、前記アライメントスコープを
搭載するステージと、このステージを基準とする所定位
置からの前記原板のアライメントマークの第1の位置ず
れ量(dx1、dy1、dθ1)を記憶する手段と、前
記基板を位置決めするための基板ステージと、この基板
ステージ上に設けられたアライメントマークと、前記ア
ライメントスコープにより前記原板のアライメントマー
クと前記基板ステージのアライメントマークの位置を検
出してそれらの間の位置ずれ量(dx2、dy2、dθ
2)を検出し、その位置ずれ量のうち回転方向のもの
(dθ2)が所定の許容値以下であるか否かを判断する
手段と、前記回転方向の位置ずれ量(dθ2)が所定の
許容値以下である場合に、前記第2の位置ずれ量(dx
2、dy2)を記憶する手段とを具備することを特徴と
する。
【0021】これら本発明の構成において、露光装置に
搬入された原板をアライメントする際、原板のパターン
およびこれに付随するアライメントマークが設計値から
かなりずれている場合、設計値に従ってアライメントマ
ークを観察手段により観察してアライメントを行おうと
しても、アライメントマークが観察手段の観察範囲から
外れていて観察できず、アライメントを行うことができ
ない場合がある。しかし、本発明では、あらかじめ、観
察手段により原板のアライメントマークを観察してその
位置を計測し、この計測結果をその原板に付随するデー
タとして記憶するようにしているため、原板のアライメ
ントに際しては、その原板のパターンがかなりずれてい
る場合でも、その原板に付随する前記データが読み出さ
れ、これに基づいてその原板のアライメントマークが直
ちに観察される。したがって、原板のアライメントが容
易かつ迅速に行われることになる。
【0022】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るX線半導体露
光装置の主要部を示す。同図において、1Uおよび1D
はアライメントマークを検出するためのアライメントス
コープ、2Uおよび2Dはアライメントスコープ1Uお
よび1Dを移動させるためのアライメントスコープステ
ージ(以下、「ASステージ」という。)、3はアライ
メントスコープステージ2Uおよび2Dが設けられたマ
スクチャックベース、4はマスクチャックベース3に設
けられたマスクθステージ、5はマスクθステージ4に
保持されたマスク、6はマスク5のパターンが露光され
るウエハ、8はウエハ6を保持するウエハチャック、9
はマスクθステージ4をX、Y、Z、θ方向に微動させ
る微動ウエハステージ、7は微動ウエハステージ9上に
設けられた基準マーク台、10は微動ウエハステージ9
をX、Y方向に粗動させる粗動ステージである。アライ
メントスコープ1Uおよび1Dは、ASステージ2Uお
よび2Dにより、X、Y方向に駆動可能である。これら
2組のアライメントスコープおよびASステージの他
に、これらに対し90度回転したX軸のプラス側位置
に、図示していないアライメントスコープ1Rとアライ
メントスコープステージ2Rがある。したがって、アラ
イメントスコープおよびASステージを合計3組備え
る。
【0023】マスク5は、図2および図3に示すよう
に、メンブレン上に第1のアライメントマーク11U、
11Dおよび11Rと、第2のアライメントマーク12
U、12Dおよび12Rを、それぞれ上辺、下辺および
右辺に有する。図4は、アライメントマーク11Uおよ
び12Uを拡大して示す。第1のアライメントマーク1
1Uと第2のアライメントマーク12Dは近接して配置
されている。第1のアライメントマーク11Uは2組の
回折格子パターンで構成され、アライメントスコープ1
Uのアライメント光の回折光が直接アライメントスコー
プ1U内のセンサで受光できる設計になっている。回折
格子のピッチや大きさについては後述する。第1のアラ
イメントマーク11Dおよび11Rと、第2のアライメ
ントマーク12Dおよび12Rも同様の構成を有し、ア
ライメントスコープ1Dおよび1Rで検出される。第2
のアライメントマーク12U、12D、12Rは後述す
る基準マーク7上のアライメントマークと組み合わせて
使用するものであり、後で詳細に説明する。
【0024】図5はアライメントスコープ1(1U、1
D、1R)の光学系を示す。同図に示すように、半導体
レーザ15から照射した光は、コリメータレンズ16に
より概略平行光に成形され、さらにレンズ17、パター
ンミラー18および受光レンズ19を経て縮小され、そ
してマスク5上を照射する。これによって生じるアライ
メントマーク11(11U、11D、11R)や12
(12U、12D、12R)からの回折光は、受光レン
ズ19、パターンミラー18、視野絞り20およびレン
ズ21を経て、ラインセンサ22により受光される。パ
ターンミラー18は、中央部にのみ反射膜が成膜してあ
り、その両脇をアライメントマーク11や12からの回
折光が通過するようになっている。また、視野絞り20
はマスク5のほぼ結像面に位置し、かつアライメントマ
ーク12の像に比べて若干大きいサイズを有し、アライ
メントマーク12の近傍からの不要な散乱光を除去す
る。マスク5への投光角と受光角(図5ではYZ平面
内)は共にαであり、等しい。
【0025】次に第1のアライメントマーク11とその
検出原理について詳細に説明する。図4の、上辺に配置
されたアライメントスコープ1U用のアライメントマー
ク11Uについて説明すると、アライメントマーク11
Uは、Ya軸に対してミラーイメージで対になって構成
された斜めの直線回折格子を備え、この回折格子のY方
向のピッチPyおよびX方向のピッチPxは、アライメ
ントスコープ1Uの光源であるLD(レーザダイオー
ド)15の波長をλとして、次式のように設計してあ
る。 2Pysinα=λ (1) Pxsinβ=λ (2)
【0026】ここで、αは入射角(=受光角)であり、
βはX軸方向の回折角である。例えばLD光源15の波
長を785nm、入射角α=15度、回折角β=5度と
すると、Py=1.52μm、Px=9μmとなる。こ
のアライメントマーク11Uのピッチは、使用するアラ
イメント検出系に合わせて設計すればよい。
【0027】図6はアライメントスコープ1における受
光系を示す。同図で示されるように、マスク5上のアラ
イメントマーク11で回折した光は、受光レンズ19、
視野絞り20およびレンズ21を介してラインセンサ2
2上に到達する。ラインセンサ22は、マスク5の結像
位置からずれており、アライメントマーク11を形成す
る2つの回折格子からの回折光が2分されてビームスポ
ットAおよびBを形成する。本実施例では、まず2つの
ビームスポットAおよびBのピーク位置を検出し、それ
ぞれのピーク位置から所定画素分の領域で重心位置Ao
およびBoを算出し、その平均値MoをMo=(Ao+
Bo)/2として算出する。そして平均値Moの、ライ
ンセンサ22の中心画素位置Soからのずれ量を求める
ことにより、アライメントスコープ1の位置に対するア
ライメントマーク11の位置ずれを検出する。すなわ
ち、位置ずれ量εは、受光系の倍率をMとすれば、次式
により求めることができる。 ε=(Mo−So)/M (3)
【0028】次に、マスク5が装置に対して大きくずれ
ている場合のアライメント方法について図7および図8
を用いて説明する。図7は、設計上のアライメントマー
クの位置Oに対して、実際のアライメントマーク11の
位置がずれている様子を示している。図中のaはアライ
メントスコープ1内の視野絞り22のX方向の幅、bは
視野絞り22のY方向の幅である。
【0029】マスク5がマスクチャック4上に搬送され
ると、ASステージ2は図7中の位置AS1に位置決め
される。そしてLD15が発光され、センサ22の光強
度が検出され、記憶される。続いてASステージ2は位
置AS2に位置決めされ、同様にLD15が発光され、
センサ22の光強度が検出され、記憶される。このよう
に、X方向にピッチap、Y方向にピッチbpで繰り返
し移動しながら、位置AS1,AS2,…,ASnにお
いてセンサ22による光強度の検出を行う。所定の回数
の検出が終わると、検出された全データのうち光量が最
大の位置ASmを求め、その位置に再度ASステージ2
を移動させる。そして、LD15を発光させ、先に説明
した方法で(3)式により、アライメントマーク11の
位置ずれεを検出する。位置ずれεと、アライメントマ
ークの設計位置Oから位置ASmまでのX向距離Eとを
合計したUx1=(E+ε)が、アライメントマーク1
1の合計ずれ量となる。
【0030】他のアライメントスコープ1Dおよび1R
についても同様の計測を行い、アライメントスコープ1
DによりX方向のマーク11Dのずれ量Dx1、アライ
メントスコープ1RによりY方向のマーク11Rのずれ
最Ry1を求める。3つの計測値Ux1、Dx1および
Ry1に基づき、マスク5のアライメントスコープ座標
系に対するシフト成分のずれ量dx1およびdy1と、
回転成分のずれ量dθ1を次式により求める。 dx1=(Ux1+Dx1)/2 (4) dy1=Ry1 (5) dθ1=(Ux1−Dx1)/r1 (6)
【0031】ここで、r1はアライメントマーク11U
と11Dの間の距離である。これにより、各アライメン
トスコープ1U、1Dおよび1Rの位置において約2μ
mのアライメントマーク11の位置の計測精度が得られ
る。
【0032】続いて、dθ1だけマスク5をマスクθス
テージ4により回転させた後、マスク5のシフト分dx
1およびdy1を考慮して、アライメントスコープ1
U、1D、1Rをそれぞれアライメントマーク12U、
12D、12R上に位置合せする。基準マーク台7に
は、図12に示すように、マスク側のアライメントマー
ク12U、12D、12Rに対応するウエハ側のアライ
メントマーク32U、32D、32Rが形成されてい
る。次に、マスク5のシフト分dx1およびdy1を考
慮して、アライメントマーク12Uと32Uが重なるよ
うに、ウエハステージ9を駆動し、アライメントスコー
プ1Uでアライメントマーク12Uと32Uの位置ずれ
を計測する。同様に、アライメントマーク12Dと32
Dが重なるようにウエハステージ9を駆動し、アライメ
ントスコープ1Dでアライメントマーク12Dと32D
の位置ずれを計測する。さらに、アライメントマーク1
2Rと32Rが重なるようにウエハステージ9を駆動
し、アライメントスコープ1Rでアライメントマーク1
2Rと32Rの位置ずれを計測する。
【0033】次に、この場合のアライメント検出原埋
を、アライメントスコープ1Uの場合について、図10
および図11を用いて詳しく説明する。図10に示すよ
うに、マスク5上には、凸レンズの作用をする透過型フ
レネルゾーンプレート(グレーティングレンズ)30a
と、凹レンズの作用をする透過型フレネルゾーンプレー
ト31aとが近接して配置してあり、この2つでマスク
側のアライメントマーク12を形成している。一方、基
準マーク台7上には、凹レンズの作用をする反射型フレ
ネルゾーンプレート30bと、凹レンズの作用をする反
射型フレネルゾーンプレート31bとが近接して配置し
てあり、この2つで基準マーク台7側のアライメントマ
ーク32を構成している。
【0034】次に、図11を用いて基本原理の説明を行
う。実際には基準マーク台7で反射回折する光を用いる
が、同図においては、それと等価な透過型レンズの配置
により、マスク側のアライメントマークで1次回折さ
れ、基準マーク台側のアライメントマークで1次回折さ
れ、そしてマスク5を透過する光を示している。マスク
5上のアライメントマーク30aは、X方向にのみパワ
ーをもつフレネルゾーンプレートからなり、その透過1
次回折光は集光作用を受ける。基準マーク台7上のアラ
イメントマーク30bは、X方向のみにパワーをもつフ
レネルゾーンプレートからなり、これにより反射回折光
(図11では透過)は発散作用を受ける。回折光はマス
ク5を透過して、センサ22に集光する。このように、
マスク側で凸レンズ作用を受け、ウエハ側で凹レンズ作
用を受けるようなゾーンプレートの組み合せ30aと3
0bを、以下、凸凹系と呼ぶことにする。
【0035】マスク5と基準マーク台7のアライメント
マーク31aおよび31bは凸凹系のアライメントマー
ク30aおよび30bの近傍に設けられており、X方向
にのみパワーをもつフレネルゾーンプレートからなる。
アライメントマーク31aはその透過1次回折光に発散
作用を与え、アライメントマーク31bはその反射回折
光(図11では透過)に集光作用を与える。このように
マスク側で凹レンズ作用を受け、ウエハ側で凸レンズ作
用を受けるようなゾーンプレートの組み合せ31aと3
1bを以下では凹凸系と呼ぶ。凹凸系を通った光は、凸
凹系を通った光と同様にセンサ22上に集光する。
【0036】マスク5のアライメントマーク30aおよ
び31aの各焦点距離をFm1およびFm2、基準マー
ク台7のアライメントマーク30bおよび31bの各焦
点距離をFw1およびFw2、マスク5と基準マーク台
7の間隔をg、マスク5からセンサ22の位置と共役な
集光面までの距離をLとすると、マスク1と基準マーク
台7のX方向のずれxにより、集光面におけるX方向の
凸凹系および凹凸系の集光点の位置S1およびS2はそ
れぞれ、次式となる。
【0037】 S1=(1−L/(Fm1−g))・x (7) S2=(1−L/(Fm2−g))・x (8)
【0038】また、センサ22の位置と共役な集光面に
集光させるために、次式の条件が必要である。 1/(Fm1−g)+1/L=−1/Fw1 (9) 1/(Fm2−g)+1/L=−1/Fw2 (10)
【0039】本実施例では、S1のマスク5と基準マー
ク台7の位置ずれxに対する倍率が100倍になるよう
に、L=18.7mm、g=30μm、Fm=214μ
m、Fw=−184μmとしている。一方、S2の倍率
については、マスク5と基準マーク台7の位置ずれxに
対する倍率が−100倍になるように、アライメントマ
ーク31a、31bの焦点距離の設計値Fm2、Fw2
をそれぞれ−240μm、270μmとしている。した
がって、センサ上の2つのスポットS1およびS2間の
間隔は、マスク5と基準マーク7のずれ量xを200倍
に拡大した値で変化することになり、マスク5と基準マ
ーク7のずれを約1nmの分解能で検出できる。アライ
メントスコープ1Uによるx方向のアライメントマーク
12Uのアライメントマーク32Uに対するずれ量Ux
2は、Ux2=(S1−S2)/200として求めるこ
とができる。
【0040】他のアライメントスコープ1Dおよび1R
についても同様の計測を行い、アライメントスコープ1
Dにより、X方向のアライメントマーク12Dのアライ
メントマーク32Dに対するずれ量を求め、アライメン
トスコープ1RによりY方向のアライメントマークマー
ク12Rのアライメントマークマーク32Rに対するず
れ量を求める。これら3つの計測値Ux2、Dx2およ
びRy2に基づき、マスク5の基準マーク台7(ウエハ
ステージ)に対するシフト成分のずれ量dx2およびd
y2と回転成分のずれ量dθ2を次式により求める。 dx2=(Ux2+Dx2)/2 (11) dy2=Ry2 (12) dθ2=(Ux2−Dx2)/r2 (13)
【0041】ここで、r2はアライメントマーク12U
と12Dの間の距離である。続いてdθ2分マスク5を
回転させて、θ方向の回転成分が所定の許容値以下にな
るようにマスク5をアライメントする。シフト成分dx
2およびdy2に関しては装置に記憶させておいて、続
いて行われるウエハアライメントの際にマスク5の位置
として利用する。なお、ウエハアライメントでは、ウエ
ハ6上に、基準マーク台7上に配置したアライメントマ
ーク32U、32Dおよび32Rを配置することによ
り、先に説明した方法で、マスク5に対するウエハ6の
アライメントが可能である。
【0042】以上説明したマスクのアライメント方法に
ついて、全体の流れを図9を用いて説明する。アライメ
ントを開始すると、まず、ステップ50において、ロー
ドすべきマスクのマスクIDについてパターンの位置ず
れ量dx1、dy1およびdθ1を保有しているかどう
かを判断する。保有している場合はステップ53に進
み、保有していない場合はステップ51に進む。
【0043】ステップ51では、ASステージ2の軸に
対するマスク5の位置dx1、dy1およびdθ1を測
定する。さらに、ステップ52において、測定した位置
dx1、dy1、dθ1をマスクIDに対応させて記憶
し、ステップ53へ進む。
【0044】ステップ53では、マスク5の回転成分d
θ1だけマスク5を回転させる。次に、ステップ54に
おいて、アライメントスコープ1の目標位置およびウエ
ハステージの目標位置に、マスクのシフト量dx1およ
びdy1を反映させる。次にステップ55において、基
準マーク台7(ウエハステージ軸)に対するマスク5の
位置dx2、dy2およびdθ2を測定する。次に、ス
テップ56において、dθ2がマスクアライメントの回
転誤差の許容範囲内か否かを判断する。許容範囲外であ
ればステップ57へ進み、許容範囲内であればステップ
58へ進む。
【0045】ステップ57では、マスク5をdθ2だけ
回転させてから、ステップ55へ戻る。ステップ58で
は、マスク5のシフト量dx2およびdy2を記憶し
て、マスクアライメントシーケンスを終了する。
【0046】図13は本発明の他の実施例に係るX線半
導体露光装置におけるマスクアライメントに関係する部
分を示す。図中の5は露光パターンを有するマスク、7
はウエハステージ9上の基準マーク台である。基準マー
ク台7上にはアライメントマーク67が形成されてい
る。マスク5にもアライメントマーク66が形成されて
おり、アライメントマーク66と67のY軸方向の位置
ずれが計測される。64はこの計測を行うためのアライ
メントスコープであり、図示していないアライメントス
コープステージによりマスク5上を所定の範囲内で駆動
できるようになっている。アライメントスコープ64
は、光源60、ハーフミラー61、受光レンズ62、お
よびCCDカメラ63から構成されており、光源60か
らの光は、ハーフミラー61および受光レンズ62を介
してマスク5上のアライメントマーク66および基準マ
ーク台7上のアライメントマーク67に照射されるよう
になっている。アライメントマーク66からの回折光
は、受光レンズ62およびハーフミラー61を介して、
CCDカメラ63の受光面に結像される。アライメント
光の投光角度αは30度としており、図1の実施例の場
合と同様に、露光光であるX線の照射領域から外れてい
る。
【0047】図13では、アライメントスコープ64と
して1つ(64D)のみ示されているが、図1の実施例
の場合と同様に、この他にも、180度および90度回
転させた位置にアライメントスコープ64Uおよび64
Rが設けられており、それぞれアライメントスコープス
テージにより駆動できるようになっている。すなわち合
計3組のアライメントスコープとアライメントスコープ
ステージを備える。マスク5のアライメントマーク66
は、図16(a)に示すように、メンブレン上の上辺、
下辺および右辺に位置されたアライメントマーク66
U、66Dおよび66Rで構成されている。
【0048】図14(a)は、アライメントスコープ6
4D用のアライメントマーク66を拡大して示す。この
アライメントマーク66は回折格子パターンで構成さ
れ、回折格子のピッチPy1は、アライメント光の入射
角α=30度、受光角α=30度、光源60の中心波長
λ=600nmとし、3次回折光を利用するとすれば、
Py1=3*λ/(2sinα)により、Py1=1.
8μmとなる。
【0049】図14(b)は、アライメントスコープ6
4D用のアライメントマーク66のCCDカメラ63上
でのマーク画像661を示す。マーク画像661につい
て、CCDカメラ63の中心(0,0)からのずれ量△
X1が計測される。このずれ量に基づき、アライメント
スコープ64Dに対するアライメントマーク66の位置
ずれが測定される。
【0050】なお、アライメントスコープ64Dの有効
視野から外れるほどアライメントマーク66(マスク
5)がずれている場合には、先の実施例で示したよう
に、X方向およびY方向に所定ピッチで計測を繰り返
し、CCD63で光強度の検出を行う。所定回数測定し
た後、検出した全データから光量が最大になるアライメ
ントスコープ64Dの位置ASmを求め、その位置に再
度アライメントスコープ64Dを移動し、アライメント
マーク66の位置ずれ△X1を検出する。そして△X1
と、アライメントマーク66の設計位置から位置ASm
までを合計してアライメントマーク66の合計ずれ量D
x1を求めればよい。
【0051】他のアライメントスコープ64Uおよび6
4Rについても同様の計測を行い、アライメントスコー
プ64UによりX方向のアライメントマーク66Uのず
れ量Ux1を求め、アライメントスコープ64Rにより
Y方向のアライメントマーク66Rのずれ量Ry1を求
める。これら3つの計測値Dx1、Ux1およびRy1
に基づき、マスク5のアライメントスコープ座標系に対
するシフト成分のずれ量dx1およびdy1と回転成分
のずれ量dθ1を、上述の式(4)〜(6)により求め
る。
【0052】続いて、dθ1だけマスク5をマスクθス
テージにより回転させた後、マスクのシフト分dx1お
よびdy1を考慮して、アライメントスコープ64U、
64D、64Rを、アライメントマーク66U、66
D、66R上に位置合せする。基準マーク台7には、図
16(b)に示すように、マスク側のアライメントマー
ク64U、64D、64Rに対応するウエハ側のアライ
メントマーク67U、67D、67Rが形成されてい
る。そこで、次に、マスク5のシフト分dx1およびd
y1を考慮して、アライメントマーク66Uと67Uが
重なるようにウエハステージを駆動してから、アライメ
ントスコープ64Uでアライメントマーク66Uと67
Uの位置ずれを計測する。また、アライメントマーク6
6Dと67Dが重なるようにウエハステージを駆動し
て、アライメントスコープ64Dでアライメントマーク
66Dと67Dの位置ずれを計測する。また、アライメ
ントマーク66Rと67Rが重なるようにウエハステー
ジを駆動して、アライメントスコープ64Rでアライメ
ントマーク66Rと67Rの位置ずれを計測する。
【0053】次に、図15を用いてアライメントスコー
プ64Dによるアライメントマーク66と67の相対ず
れ量の測定方法を説明する。図15(a)に示すよう
に、マスク5上のアライメントマーク66の両側に基準
マーク台7上のアライメントマーク67がアライメント
マーク66を挟み込むように位置決めした後、計測が開
始される。アライメントマーク67は2つの回折格子か
らなり、そのY方向のピッチPy2は、マスク側のアラ
イメントマーク66と等ピッチ(Py2=Py1)とし
ている。図15(b)は、このときのアライメントスコ
ープ64Dで撮影した像を示す。マスク5上のアライメ
ントマーク66の像661と基準マーク台7上のアライ
メントマーク67の像671が観察される。このCCD
画像を処理して、同図に示すように、像661と像67
1のX方向の中心ずれDx2を検出する。他のアライメ
ントスコープ64Uおよび66Rについても、同様の計
測を行い、アライメントスコープ64UでX方向のアラ
イメントマーク66Uのアライメントマーク67Uに対
するずれ量Ux2を検出し、アライメントスコープ64
RでY方向のアライメントマーク66Rのアライメント
マーク67Rに対するずれ量Ry2を求める。これら3
つの計測値Dx2、Ux2およびRy2に基づいて、マ
スク5の基準マーク台7(ウエハステージ)に対するシ
フト成分のずれ量dx2およびdy2と、回転成分のず
れ量dθ2を、上述の式(11)〜(13)により求め
る。
【0054】次に、dθ2分マスク5を回転させて、θ
方向の回転成分が所定の許容値以下になるようにマスク
5をアライメントする。シフト成分dx2およびdy2
に関しては装置に記憶させておいて、続いて行われるウ
エハアライメントの際にマスク5の位置として利用す
る。なお、ウエハアライメントでは、ウエハ上に、基準
マーク台7上に配置したアライメントマーク67U、6
7D、67Rを配置することにより、先に説明した方法
で、マスク5に対するウエハのアライメントが可能であ
る。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の原板アラ
イメント方法によれば、原板に大きなパターン位置ずれ
がある場合においても、容易かつ迅速に原板をアライメ
ントすることが可能となる。また、本発明の露光方法に
よれば、原板のコスト削減と半導体製造の高スループッ
ト化を図ることができる。また、本発明の露光装置によ
れば、別途原板のパターンずれを計測する必要が無いた
め、人為的なミスなどの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るX線半導体露光装置
の主要部を示す図である。
【図2】 図1の装置に使用されるマスクを示す平面図
である。
【図3】 図2のマスクの断面図である。
【図4】 図2のマスクのアライメントマークを示す平
面図である。
【図5】 図1の装置におけるアライメントスコープの
投光系を示す図である。
【図6】 図5のアライメントスコープの受光系を示す
図である。
【図7】 図1の装置におけるアライメント方法を説明
するための図である。
【図8】 図7のアライメント方法におけるアライメン
トスコープの位置に対する信号強度変化を示すグラフで
ある。
【図9】 図1の装置におけるアライメントシーケンス
を示すフローチャートである。
【図10】 図1の装置におけるアライメント原理を説
明するための図である。
【図11】 図1の装置におけるアライメント原理を説
明するための別の図である。
【図12】 図1の装置におけるマスクと基準マーク台
の関係を示す図である。
【図13】 本発明の他の実施例に係るX線半導体露光
装置におけるマスクアライメントに関係する部分を示す
図である。
【図14】 図13の装置におけるマスク側アライメン
トマークおよびその像を示す図である。
【図15】 図13の装置におけるマスク側アライメン
トマークと基準マーク台上のアライメントマークの関係
および像を示す図である。
【図16】 図13の装置におけるマスク側および基準
マーク台上のアライメントマークの配置図である。
【符号の説明】
1U,1D,64:アライメントスコープ、2U,2
D:アライメントスコープステージ、4:マスクθステ
ージ付きマスクチャック、5:マスク、6:ウエハ、
7:基準マーク台、8:ウエハチャック、9:ステー
ジ、11,11U,11D,11R:第1のアライメン
トマーク、12,12U,12D,12R:第2のアラ
イメントマーク、15:半導体レーザ、16:コリメー
タレンズ、17:レンズ、18:パターンミラー、1
9:受光レンズ、20:視野絞り、21:レンズ、2
2:センサ、30a,30b,31a,31b:グレー
ティングレンズ、32U,32D,32R:基準マーク
台上のアライメントマーク、60:光源、61:ハーフ
ミラー、62:受光レンズ、63:CCDカメラ、6
6,66U,66D,66R:マスク側アライメントマ
ーク、67,67U,67D,67R:ウエハ側アライ
メントマーク、661,667:像。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F031 CA02 CA07 HA57 HA59 JA02 JA22 JA27 JA49 JA51 KA06 KA08 MA27 5F046 DB05 EB02 ED03 FA09 FA18 FB12 FC04 FC06

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光装置に搬入された露光パターンを有
    する原板を、該原板上のアライメントマークを観察手段
    により観察して位置合せする原板アライメント方法にお
    いて、あらかじめ、前記観察手段により前記原板のアラ
    イメントマークを観察してその位置を計測し、この計測
    結果を前記原板に付随するデータとして記憶する計測記
    憶工程を具備することを特徴とする原板アライメント方
    法。
  2. 【請求項2】 前記計測記憶工程は、前記原板に付随す
    るデータが記憶されていない場合に行うことを特徴とす
    る請求項1に記載の原板アライメント方法。
  3. 【請求項3】 前記計測記憶工程における位置計測は、
    観察位置を変えながら前記観察手段により前記原板のア
    ライメントマークからの光を受光し、各観察位置のうち
    受光した光の強度が最大である観察位置を決定し、そし
    て、決定された観察位置において前記観察手段により観
    察される前記アライメントマークの観察結果に基づいて
    前記アライメントマークの位置を検出することにより行
    うことを特徴とする請求項1または2に記載の原板アラ
    イメント方法。
  4. 【請求項4】 前記アライメントマークは、前記原板上
    に、その所定位置からみた方向が90度ずつ異なる少な
    くとも3個所に配置してあり、前記観察手段は、前記計
    測記憶工程における位置計測に際しては、各アライメン
    トマークに対応して配置された少なくとも3つのアライ
    メントスコープにより、各アライメントマークの一軸方
    向のみの位置を検出することを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の原板アライメント方法。
  5. 【請求項5】 前記アライメントマークは反射型回折格
    子で構成されていることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載の原板アライメント方法。
  6. 【請求項6】 前記原板に付随するデータに基づいて、
    前記原板のアライメントマークと、被露光基板を位置決
    めするための基板ステージに設けられたアライメントマ
    ークとの間の位置ずれ量を検出するずれ量検出工程を有
    することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記
    載の原板アライメント方法。
  7. 【請求項7】 前記ずれ量検出工程は、前記原板に付随
    するデータに基づいて、前記原板のアライメントマーク
    と、被露光基板を位置決めするための基板ステージに設
    けられたアライメントマークとが前記観察手段により同
    一観察位置で同時に観察し得るように前記観察手段、原
    板および基板ステージの位置関係を設定する工程と、そ
    の後、前記観察手段により前記原板のアライメントマー
    クと前記基板ステージのアライメントマークとを同時に
    観察してそれらの間の位置ずれ量を検出する工程とを有
    することを特徴とする請求項6に記載の原板アライメン
    ト方法。
  8. 【請求項8】 前記ずれ量検出工程は、前記位置ずれ量
    の検出を行う前に、前記原板に付随するデータに基づい
    て、前記原板の回転方向位置における所定の基準位置か
    らのずれが補正されるように、前記原板を回転させる工
    程を有することを特徴とする請求項6または7に記載の
    原板アライメント方法。
  9. 【請求項9】 前記ずれ量検出工程は、前記位置ずれ量
    の検出を行う前に、前記原板に付随するデータに基づい
    て、前記観察手段の観察位置を前記原板のアライメント
    マークが観察し得るように設定する工程と、前記基板ス
    テージのアライメントマークを前記原板のアライメント
    マークの下に位置決めする工程とを有することを特徴と
    する請求項6〜8のいずれか1項に記載の原板アライメ
    ント方法。
  10. 【請求項10】 前記ずれ量検出工程で検出された位置
    ずれ量における回転方向の位置ずれが所定の許容範囲内
    にない場合に、その回転方向の位置ずれが補正されるよ
    うに前記原板を回転させる工程と、前記ずれ量検出工程
    で検出された位置ずれ量における回転方向の位置ずれが
    所定の許容範囲内にある場合に、前記ずれ量検出工程で
    検出された位置ずれ量を記憶する工程とを有することを
    特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の原板ア
    ライメント方法。
  11. 【請求項11】 前記記憶された位置ずれ量のうち並進
    方向についてのものは、前記原板と被露光基板とのアラ
    イメントに用いられることを特徴とする請求項10に記
    載の原板アライメント方法。
  12. 【請求項12】 前記原板のアライメントマークは、前
    記原板上の所定位置からみた方向が90度ずつ異なる少
    なくとも3個所に配置してあり、前記基板ステージのア
    ライメントマークは、前記原板のアライメントマーク位
    置に対応する少なくとも3個所に配置してあり、前記観
    察手段は、前記ずれ量検出工程において、前記原板のア
    ライメントマーク位置に対応して配置された少なくとも
    3つのアライメントスコープにより、それぞれ前記原板
    および基板の各アライメントマーク間の一軸方向のみの
    位置ずれ量を検出することを特徴とする請求項6〜11
    のいずれか1項に記載の原板アライメント方法。
  13. 【請求項13】 前記原板のアライメントマークは、前
    記計測記憶工程における位置計測に際して観察される第
    1のアライメントマークと、前記ずれ量検出工程におい
    て観察される第2のアライメントマークとで構成されて
    いることを特徴とする請求項6〜12のいずれか1項に
    記載の原板アライメント方法。
  14. 【請求項14】 前記第2アライメントマークは反射型
    回折格子で構成されていることを特徴とする請求項13
    に記載の原板アライメント方法。
  15. 【請求項15】 前記第2アライメントマークおよび前
    記基板ステージのアライメントマークはグレーティング
    レンズで構成されていることを特徴とする請求項13に
    記載の原板アライメント方法。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれかの方法によ
    り原板のアライメントを行った後、前記原板と被露光基
    板のアライメントマークを観察して前記原板と被露光基
    板のアライメントを行い、前記原板のパターンを前記被
    露光基板上に露光転写することを特徴とする露光方法。
  17. 【請求項17】 請求項16の露光方法を行う手段を具
    備することを特徴とする露光装置。
  18. 【請求項18】 アライメントスコープを用い、原板上
    のアライメントマークと基板上のアライメントマークの
    位置を検出して、前記原板と基板の位置合せを行った
    後、前記原板のパターンを前記基板上に露光転写する露
    光装置であって、前記原板を保持して回転可能な原板保
    持手段と、前記アライメントスコープを搭載するステー
    ジと、このステージを基準とする所定位置からの前記原
    板のアライメントマークの第1の位置ずれ量を記憶する
    手段と、前記基板を位置決めするための基板ステージ
    と、この基板ステージ上に設けられたアライメントマー
    クと、前記アライメントスコープにより前記原板のアラ
    イメントマークと前記基板ステージのアライメントマー
    クの位置を検出してそれらの間の位置ずれ量を検出し、
    その位置ずれ量のうち回転方向のものが所定の許容値以
    下であるか否かを判断する手段と、前記回転方向の位置
    ずれ量が所定の許容値以下である場合に、前記第2の位
    置ずれ量を記憶する手段とを具備することを特徴とする
    露光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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