JP2001332069A - ディスクカメラ装置 - Google Patents

ディスクカメラ装置

Info

Publication number
JP2001332069A
JP2001332069A JP2000149819A JP2000149819A JP2001332069A JP 2001332069 A JP2001332069 A JP 2001332069A JP 2000149819 A JP2000149819 A JP 2000149819A JP 2000149819 A JP2000149819 A JP 2000149819A JP 2001332069 A JP2001332069 A JP 2001332069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
disk
frequency
camera device
drive unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000149819A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomomi Okamoto
知巳 岡本
Atsushi Inoue
淳 井上
Kazuyuki Kodama
一行 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000149819A priority Critical patent/JP2001332069A/ja
Publication of JP2001332069A publication Critical patent/JP2001332069A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスク及びドライブ部が外乱振動の影響を受
けにくく、回転部等装置内部で発生した振動も外側ケー
ス側に伝わりにくいディスクカメラ装置の提供。 【解決手段】ディスクを回転駆動するドライブ部を防振
部材で支持し、該防振部材、該ディスク及び該ドライブ
部で構成される振動系の固有振動周波数を、略100H
z以上、またはディスクの回転数の略2倍以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスクカメラ装置
に係わり、特にその防振構造に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクに代表されるディスク状の記
録媒体は、記録容量の向上に伴い多様化しており、ビデ
オカメラをはじめ記録容量が大量に必要な映像用途にも
使用され始めている。かかる状況下にあって、ディスク
ドライブ部の防振についての従来技術としては、特開平
11−247936号公報に記載のものがある。本公報
には、フローティング部(ドライブ部)をバネ(ばね)
で装置本体からフローティングさせ、該装置本体の外部
側から外乱として加わる低域振動と衝撃時の高域振動に
対してフローティング部の共振を回避するようにした構
成が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ディスクカメラ装置は
画像を撮影することを主目的としているため、使用者が
手に持って動作させることが多く、装置に加えられる振
動も特定範囲の周波数成分のものが多い。図5に、ディ
スクカメラ装置を使用者が手に持った状態で前後左右に
動かして操作した時の該ディスクカメラ装置に加えられ
る振動(外乱振動)特性の実測結果を示す。高振動レベ
ルの成分としてはほとんどが周波数100Hz以下のも
ので、特に10Hz以下の低周波数成分が多い。図2
に、ゴム等の弾性部材で支えられた被支持体のモデル化
した振動絶縁特性例を示す。本図2は、横軸に、外部か
ら加えられる振動(外乱振動)の周波数と固有振動周波
数との比をとり、縦軸には該外乱振動による該被支持体
の振動レベルをとった応答特性である。ここで、防振脚
のばね定数をk、ディスク及びディスクドライブの合計
質量をmとすると、固有振動周波数foは、
【0004】
【数1】fo=(k/m)1/2/(2π) で与えられる。図2から明らかなように、ディスクドラ
イブ部の振動は、固有振動周波数foの略21/2倍の周
波数よりも高い周波数帯域で減衰させることができる。
しかし、固有振動周波数foに近いfo前後の周波数帯
域では、ディスクドライブ部の振動振幅が増幅され、外
乱振動に対する絶縁効果が低下する。従って、ディスク
カメラ装置においては、外乱振動の周波数特性と振動系
の振動絶縁特性とを考慮した防振対策が必要となる。ま
たさらに、装置内で発生する振動が装置使用者(操作
者)側に伝わるのを防ぐ対策も必要である。本発明の目
的は、かかる課題点を解決したディスクカメラ装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、 1)記録媒体としてのディスクを回転駆動するドライブ
部を防振部材で支持した構成のディスクカメラ装置であ
って、該防振部材、該ディスク及び該ドライブ部で構成
される振動系の固有振動周波数f0が略100Hz以上
の範囲にある構成とする。 2)記録媒体としてのディスクを回転駆動するドライブ
部を防振部材で支持した構成のディスクカメラ装置であ
って、該防振部材、該ディスク及び該ドライブ部で構成
される振動系の固有振動周波数foが、該ディスクの回
転数frの略2倍以上の値である構成とする。 3)記録媒体としてのディスクを回転駆動するドライブ
部を防振部材で支持した構成のディスクカメラ装置であ
って、該防振部材、該ディスク及び該ドライブ部で構成
される振動系の固有振動周波数f0が、略100Hz以
上の範囲にあって、かつ該ディスクの回転数frの略2
倍以上の値である構成とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1〜図
5を用いて説明する。図1は本発明のディスクカメラ装
置の防振構造の説明図、図2は防振部材として防振脚を
使用したディスクドライブ(ドライブ部)の防振特性の
説明図、図3は、防振脚の外観と、該防振脚を用いた本
発明のディスクカメラ装置の構成例を示す。1、1a、
1bは外側ケース等のディスクカメラ装置本体、2はデ
ィスクドライブ、3はディスク、4、4a、4b、4c
は防振脚、5はディスクカメラ装置、6は回路基板、7
はモータ、8はシャーシである。ディスクカメラ装置本
体1とディスクドライブ2とは防振脚4を介して接続さ
れている。図1では、防振脚4をばね要素とダンパ要素
にモデル化して示す。ディスク面に平行な方向、ディス
ク回転軸に平行な方向あるいは斜めな方向等、全方向に
対し有効な防振効果を奏する防振脚としては例えば、図
3(a)に示すような形状のブチルゴム等の高分子材料
の弾性材から成る防振脚4があり、本実施例ではこれを
図3(b)に示すように3個(防振脚4a、4b、4
c)を用いて、ディスクドライブ2中のシャーシ8とデ
ィスクカメラ装置本体1とを接続している。
【0007】防振脚で支持されるディスクドライブ2
(ディスク3搭載状態)の振動絶縁特性は図2のように
なり、外部からの振動(外乱)に対し、該防振脚、ディ
スクドライブ2及びディスク3で構成される振動系の固
有振動周波数f0の21/2倍の周波数から減衰させられ
る。このため、固有振動周波数foを低い値にすると防
振効果は低周波数帯域から有効に得られる。固有振動周
波数foを低くするためにはディスクドライブ2の質量
を増加させたり、防振脚のばね定数kを小さくしたりす
る方法があるが、ディスクドライブ2の質量を増加させ
る方法では、装置全体の重量増加や寸法増加につなが
る。また、防振脚4のばね定数kを小さくする方法で
は、振動や支持部(ここではディスクドライブ2、ディ
スク3)の自重に対し防振脚の変形量が大きいため、デ
ィスクドライブ2がディスクカメラ装置本体1内で移動
できるための大きなクリアランスが必要となる。該クリ
アランスを大きく確保しようとするとディスクカメラ装
置5の大型化につながる。従って、固有振動周波数f0
の値を決めるにあたっては、装置のサイズを十分考慮し
た上で、それを実現できる防振脚の仕様、特にばね定数
とディスクドライブの重さを決める必要がある。
【0008】防振脚使用時の振動伝達特性は、図2のよ
うに、固有振動周波数fo前後で振動が増幅され、固有
振動周波数foで振動は最大となる。このため、固有振
動周波数foとその近傍では耐振動性能が低下する。一
方、図5に示すように、ディスクカメラ装置の通常の使
い方で該ディスクカメラ装置に加えられる振動は100
Hz以下であり、特に10Hz以下の低周波数成分が多
い。この帯域に固有振動周波数foがあるようにした場
合には、耐振動性能が低いところに大振動が入力される
ことになるため、大きな振動が発生する。本発明のディ
スクカメラ装置では、防振脚の耐振動性能が低下する固
有振動周波数foの位置を、外部振動が十分小さくなる
周波数位置に設定することで防振に対応する。つまり、
固有振動周波数foが略100Hz以上の範囲となる構
成にする。
【0009】また、ディスクカメラ装置は、複数のディ
スクを交換して使う場合が多い。ディスクの回転中心と
重心はディスク毎に若干ずれているのが普通で、これら
のディスクを回転させた時にはこのずれに起因した遠心
力を生じる。そしてこの遠心力を振動発生源としてディ
スク及びディスクドライブに振動が発生する。このとき
の振動周波数はディスク回転数frに略一致する。図4
に、ディスク3の回転によりディスクドライブ2に振動
が生じた場合における防振脚による防振効果の算定例
を、防振脚がある場合とない場合のディスクカメラ装置
本体1に現れる振動レベルの比較結果で示す。遠心力
は、アンバランス量(回転中心からの重心のずれ量)に
比例し、かつディスク回転数の2乗に比例する。このた
め、防振脚がない場合は、振動はディスク回転数frの
2乗に比例して増加するが、一方、防振脚4を介してデ
ィスクドライブ2を取り付けた場合には、ディスクカメ
ラ装置の振動がディスク回転数frの2乗に比例して増
加するのに加え、さらに、ディスク回転数frが固有振
動周波数foに近づくと共振のために振動が一層増幅さ
れる。このときの振動伝達率も図2で表わすことができ
る。本発明ではディスクカメラ装置の固有振動周波数f
oをディスク回転数frの略2倍以上の値にする。これ
によって振動増幅を約3dB以下に抑えることができ
る。
【0010】固有振動周波数foをディスク回転数fr
よりも低い範囲の値に選んでもディスクカメラ装置本体
の振動を小さくできるが、ディスクを間欠的に回転・停
止動作させる方式の装置等、一時的にでもディスクの回
転数frが固有振動周波数foと略一致するような使い
方をするディスクカメラ装置の場合には、共振による振
動増大の危険性がある。このため、固有振動周波数fo
をディスク回転数frよりも低い範囲の値にすることは
望ましくない。この間欠的な回転・停止動作は、記録中
に半導体メモリ等に一度データを収納し、ある程度デー
タがまとまった時点でまとめてディスクに記録したり、
あるいはデータをディスクから再生に必要なデータより
多く読み出し、そのデータを半導体メモリ等に収納し、
そこから再生する等の場合に行う。これによっては装置
の省電力化が図られる。しかし、このような方式では、
ディスクが回転と停止を繰り返すため、ディスクの回転
を加速する時、あるいは減速する時に、それぞれの過程
で、ディスクの回転数が、該ディスク回転数frよりも
低い固有振動周波数foと略一致する場合が生じる。固
有振動周波数foをディスクの回転数frの略2倍以上
と高くした場合には、該間欠的な回転・停止動作による
共振の危険性はない。
【0011】また、耐振動性能及び低振動性能を同時に
確保するためには、 a)ディスクカメラ装置の固有振動周波数foが略10
0Hz以上の範囲であること、及び、 b)該固有振動周波数foがディスクの回転数frの略
2倍以上の値であることの2つの条件を満たすようにす
ればよい。防振脚のばね定数を大きくして固有振動周波
数foを上記1)、2)の範囲にすることにより、ディ
スクカメラ装置本体内に設けるディスクドライブ用のク
リアランスも小さくてすみ、装置の寸法増大も防げる。
ばね定数が大きく固有振動周波数fo値が高い程、該ク
リアランス量は軽減できる。
【0012】上記実施例では防振部材としての防振脚の
数を3個としたが、本発明はこれに限定されない。ま
た、該防振部材の材質もブチルゴム等の高分子材料とし
たが、本発明はこれに限らず、他の弾性部材でもよい。
さらに場合によっては、ばね要素とダンパ要素を備えた
弾性部材でなく、これら各要素が別個に構成された防振
部材であってもよい。また、防振部材で支持されるドラ
イブ部も、図3に示すような回路基板6を含む構成のも
のであってもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明により、ディスク及びドライブ部
への外乱振動の伝達を抑えたディスクカメラ装置を提供
できる。また、ディスク及びドライブ部で発生した振動
のカメラ本体部側への伝達を抑えて低振動のディスクカ
メラ装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクカメラ装置の防振構成をモデ
ル的に示す図である。
【図2】防振脚による防振特性の説明図である。
【図3】本発明の実施例を示す図である。
【図4】本発明の防振効果の説明図である。
【図5】使用時の外乱振動の実測結果をモデル的に示す
図である。
【符号の説明】
1、1a、1b…ディスクカメラ装置本体、 2…ディスクドライブ、 3…ディスク、 4、4a、4b、4c…防振脚、 5…ディスクカメラ装置、 6…回路基板、 7…モータ、 8…シャーシ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児玉 一行 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 Fターム(参考) 5C022 AA13 AB55 AC74 AC78 5C052 AA02 BC04 DD02 EE10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体としてのディスクを回転駆動する
    ドライブ部を防振部材で支持した構成のディスクカメラ
    装置であって、該防振部材、該ディスク及び該ドライブ
    部で構成される振動系の固有振動周波数f0が略100
    Hz以上の範囲にあることを特徴とするディスクカメラ
    装置。
  2. 【請求項2】記録媒体としてのディスクを回転駆動する
    ドライブ部を防振部材で支持した構成のディスクカメラ
    装置であって、該防振部材、該ディスク及び該ドライブ
    部で構成される振動系の固有振動周波数foが、該ディ
    スクの回転数frの略2倍以上の値であることを特徴と
    するディスクカメラ装置。
  3. 【請求項3】記録媒体としてのディスクを回転駆動する
    ドライブ部を防振部材で支持した構成のディスクカメラ
    装置であって、該防振部材、該ディスク及び該ドライブ
    部で構成される振動系の固有振動周波数f0が、略10
    0Hz以上、かつ該ディスクの回転数frの略2倍以上
    の値であることを特徴とするディスクカメラ装置。
  4. 【請求項4】上記ドライブ部は、記録あるいは再生時に
    上記ディスクの回転を間欠的に停止させる構成を備える
    請求項1、2または3に記載のディスクカメラ装置。
JP2000149819A 2000-05-17 2000-05-17 ディスクカメラ装置 Pending JP2001332069A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000149819A JP2001332069A (ja) 2000-05-17 2000-05-17 ディスクカメラ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000149819A JP2001332069A (ja) 2000-05-17 2000-05-17 ディスクカメラ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001332069A true JP2001332069A (ja) 2001-11-30

Family

ID=18655616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000149819A Pending JP2001332069A (ja) 2000-05-17 2000-05-17 ディスクカメラ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001332069A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013105573A1 (ja) * 2012-01-12 2013-07-18 三菱電機株式会社 ディスク装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013105573A1 (ja) * 2012-01-12 2013-07-18 三菱電機株式会社 ディスク装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005071568A (ja) ディスクドライブの取付構造
US6690638B1 (en) Supporting mechanism for an optical disc reproducing apparatus having a sub-frame for suppressing vibration
KR100505637B1 (ko) 흡진기를 채용한 디스크 드라이브
JP2001332069A (ja) ディスクカメラ装置
US6574099B2 (en) Disc-drive mounting using adhesive films
US20050007733A1 (en) Mounting pad for disk drive
US7370341B2 (en) Disk driving apparatus and method of manufacturing the same
JP2000065133A (ja) 回転機器のノイズ減衰装置
CN218896471U (zh) 转盘结构及留声机
JPH113582A (ja) ディスク装置
KR100292373B1 (ko) 디스크구동장치의진동저감장치
JP2009070530A (ja) 電子機器の搭載筐体
US7813119B2 (en) Method and apparatus for reducing coupled hard disk drive vibration
JP3015951B1 (ja) 光ディスクドライブの制振装置
JP2004006014A (ja) ディスクの駆動装置並びにこのディスクの駆動装置を備えたディスク再生装置
JP3120414B2 (ja) ディスクプレイヤの防振構造
JP2004134045A (ja) 動吸振器および光ディスク装置
JP2001126462A (ja) 防振機構及び携帯型情報記録再生装置
JP2855906B2 (ja) 防振用多軸異方性ダンパおよび記録再生装置
JP2004319005A (ja) 光ディスク装置
KR100237889B1 (ko) 디스크 드라이버의 진동 흡수 장치
JP2003322204A (ja) 防振装置
KR100549665B1 (ko) 흡음재를가지는자동균형장치
JPH10233086A (ja) 光ディスク装置
JP2000306321A (ja) ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060307