JP2001331504A - アイデア管理システム、アイデア管理方法、アイデア提案装置、管理サーバ、情報提供装置、情報取得装置、及び、記録媒体 - Google Patents

アイデア管理システム、アイデア管理方法、アイデア提案装置、管理サーバ、情報提供装置、情報取得装置、及び、記録媒体

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JP2001331504A
JP2001331504A JP2000150406A JP2000150406A JP2001331504A JP 2001331504 A JP2001331504 A JP 2001331504A JP 2000150406 A JP2000150406 A JP 2000150406A JP 2000150406 A JP2000150406 A JP 2000150406A JP 2001331504 A JP2001331504 A JP 2001331504A
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瑞穂 吉田
Yuko Yokoyama
優子 横山
Yoko Yonezawa
陽子 米澤
Fumihiro Ishibashi
史浩 石橋
Masaya Ogura
真哉 小倉
Hiroki Kisu
浩樹 木須
Kenichi Nakagawa
謙一 中川
Hironobu Saitou
裕伸 齋藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存のアイデアの調査を簡便にし、また、調
査結果を有効活用すること。 【解決手段】 開発者がアイデアを提案するアイデアシ
ートに、既存のアイデアを検索する機能(「検索条件」
欄、「既存アイデア検索開始」ボタン)を付与すること
により、アイデアの提案と共に既存のアイデアを検索で
きるようにする。検索結果は提案したアイデアと共に特
許サーバに管理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発明等のアイデア
を企業内等で管理するためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】技術情報の適切な管理は企業にとって最
も重要な課題一つであり、特に、特許、実用新案、意匠
等の工業所有権の申請件数の多い企業においては、社内
で提案されたアイデアと、対応する工業所有権の申請と
の関係の適切な管理が要求されている。ここで、通常、
公知のアイデアについては工業所有権を取得することが
できないため、提案されたアイデアを評価するにあた
り、関連する公知のアイデアを考慮する必要性が高い。
【0003】このため、提案されたアイデアについて工
業所有権の申請をする場合、予め公知のアイデアの調査
が行われているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、公知のアイデ
アの調査は必ずも容易ではなく、簡便に調査が実施でき
るシステムが要望されている。また、従来の調査は場当
たり的なものであり、アイデアの評価が終了すると調査
結果を特に管理しない場合もある。この場合、後続のア
イデアについて過去に行った調査を迅速に反映させるこ
ともできず、調査の二度手間を招く事態に至っている。
更に、アイデアの評価においては、公知のアイデアのみ
ならず、未発表の社内アイデアをも考慮することが望ま
しい。
【0005】従って、本発明の目的は、既存のアイデア
の調査をできるだけ簡便に行えるようにし、また、調査
結果を有効活用し得るアイデア管理システム、アイデア
管理方法、アイデア提案装置、管理サーバ、情報提供装
置、情報取得装置、及び、記録媒体を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、開発者
が提案するアイデアの内容を示すアイデア情報を入力す
る入力手段と、前記アイデアに関連する既存のアイデア
を検索する検索手段と、前記アイデア情報と、検索した
前記既存のアイデアに関する既存アイデア情報と、を関
連付けて保存する保存手段と、を備えたことを特徴とす
るアイデア管理システムが提供される。
【0007】また、本発明によれば、開発者が提案する
アイデアの内容を示すアイデア情報を入力する入力工程
と、前記アイデアに関連する既存のアイデアを検索する
検索工程と、前記アイデア情報と、検索した前記既存の
アイデアに関する既存アイデア情報と、を関連付けて保
存する保存工程と、を含むことを特徴とするアイデア管
理方法が提供される。
【0008】また、本発明によれば、コンピュータを、
開発者が提案するアイデアの内容を示すアイデア情報を
入力する入力手段、前記アイデアに関連する既存のアイ
デアを検索する検索手段、前記アイデア情報と、検索し
た前記既存のアイデアに関する既存アイデア情報と、を
関連付けて保存する保存手段、として機能させるプログ
ラムを記録した記録媒体が提供される。
【0009】また、本発明によれば、開発者が提案する
アイデアの内容を示すアイデア情報と、前記アイデアに
関連する既存のアイデアに関する既存アイデア情報と、
を関連付けて保存する管理サーバに、ネットワークを介
して通信可能に接続されたアイデア提案装置であって、
前記アイデア情報を入力する入力手段と、前記アイデア
に関連する既存のアイデアを検索する検索手段と、前記
アイデア情報と、検索した前記既存のアイデアに関する
前記既存アイデア情報と、を前記管理サーバに提供する
手段と、を備えたことを特徴とするアイデア提案装置が
提供される。
【0010】また、本発明によれば、ネットワークを介
して提供された、開発者が提案するアイデアの内容を示
すアイデア情報と、前記アイデアに関連する既存のアイ
デアに関する既存アイデア情報と、を受け付ける手段
と、受け付けた前記アイデア情報と前記既存アイデア情
報とを関連付けて保存する手段と、を備えたことを特徴
とする管理サーバが提供される。
【0011】また、本発明によれば、開発者が提案する
アイデアの内容を示すアイデア情報と、前記アイデアに
関連する既存のアイデアに関する既存アイデア情報と、
を関連付けて保存する管理サーバに、ネットワークを介
して通信可能に接続された情報提供装置であって、前記
管理サーバから前記アイデア情報を取得する手段と、前
記アイデアに関連する既存のアイデアを検索する検索手
段と、検索した前記既存のアイデアに関する前記既存ア
イデア情報を前記管理サーバに提供する手段と、を備え
たことを特徴とする情報提供装置が提供される。
【0012】また、本発明によれば、開発者が提案する
アイデアの内容を示すアイデア情報と、前記アイデアに
関連する既存のアイデアに関する既存アイデア情報と、
を関連付けて保存する管理サーバに、ネットワークを介
して通信可能に接続されるコンピュータを、前記アイデ
ア情報を入力する入力手段、前記アイデアに関連する既
存のアイデアを検索する検索手段、前記アイデア情報
と、検索した前記既存のアイデアに関する前記既存アイ
デア情報と、を前記管理サーバに提供する手段、として
機能させるプログラムを記録した記録媒体が提供され
る。
【0013】また、本発明によれば、コンピュータを、
ネットワークを介して提供された、開発者が提案するア
イデアの内容を示すアイデア情報と、前記アイデアに関
連する既存のアイデアに関する既存アイデア情報と、を
受け付ける手段、受け付けた前記アイデア情報と前記既
存アイデア情報とを関連付けて保存する手段、として機
能させるプログラムを記録した記録媒体が提供される。
【0014】また、本発明によれば、開発者が提案する
アイデアの内容を示すアイデア情報と、前記アイデアに
関連する既存のアイデアに関する既存アイデア情報と、
を関連付けて保存する管理サーバに、ネットワークを介
して通信可能に接続されるコンピュータを、前記管理サ
ーバから前記アイデア情報を取得する手段、前記アイデ
アに関連する既存のアイデアを検索する検索手段、検索
した前記既存のアイデアに関する前記既存アイデア情報
を前記管理サーバに提供する手段、として機能させるプ
ログラムを記録した記録媒体が提供される。
【0015】また、本発明によれば、所定のフォームを
用いてアイデアを管理するアイデア管理システムであっ
て、前記フォームは、開発者が提案するアイデアの内容
を示すアイデア情報が入力されるアイデア入力欄と、該
アイデアに関連する既存のアイデアを検索するための検
索条件が入力される検索条件入力欄と、前記検索を開始
するための検索ボタンと、検索された前記既存のアイデ
アに関する既存アイデア情報が入力される既存アイデア
情報欄と、を有し、前記アイデア管理システムは、前記
フォームを表示する表示手段と、前記アイデア入力欄に
対して前記アイデア情報を入力する第1の入力手段と、
前記検索条件入力欄に対して前記検索条件を入力する第
2の入力手段と、前記検索ボタンを介して、前記検索の
開始を指示する指示手段と、前記検索の開始の指示があ
った場合に、前記検索条件入力欄に入力された前記検索
条件に基づいて、既存のアイデアを検索する検索手段
と、検索された前記既存のアイデアに関する前記既存ア
イデア情報を、前記既存アイデア情報欄に入力する第3
の入力手段と、前記アイデア入力欄、前記検索条件入力
欄及び前記既存アイデア情報欄にそれぞれ入力された、
前記アイデア情報と前記検索条件と前記既存アイデア情
報と、を関連付けて保存する保存手段と、を備えたこと
を特徴とするアイデア管理システムが提供される。
【0016】また、本発明によれば、所定のフォームを
用いてアイデアを管理するアイデア管理方法であって、
前記フォームは、開発者が提案するアイデアの内容を示
すアイデア情報が入力されるアイデア入力欄と、該アイ
デアに関連する既存のアイデアを検索するための検索条
件が入力される検索条件入力欄と、前記検索を開始する
ための検索ボタンと、検索された前記既存のアイデアに
関する既存アイデア情報が入力される既存アイデア情報
欄と、を有し、前記アイデア管理方法は、前記フォーム
を表示する表示工程と、前記アイデア入力欄に対して前
記アイデア情報を入力する第1の入力工程と、前記検索
条件入力欄に対して前記検索条件を入力する第2の入力
工程と、前記検索ボタンを介して、前記検索の開始を指
示する指示工程と、前記検索の開始の指示があった場合
に、前記検索条件入力欄に入力された前記検索条件に基
づいて、既存のアイデアを検索する検索工程と、検索さ
れた前記既存のアイデアに関する前記既存アイデア情報
を、前記既存アイデア情報欄に入力する第3の入力工程
と、前記アイデア入力欄、前記検索条件入力欄及び前記
既存アイデア情報欄にそれぞれ入力された、前記アイデ
ア情報と前記検索条件と前記既存アイデア情報と、を関
連付けて保存する保存工程と、を含むことを特徴とする
アイデア管理方法が提供される。
【0017】また、本発明によれば、開発者が提案する
アイデアの内容を示すアイデア情報が入力されるアイデ
ア入力欄と、該アイデアに関連する既存のアイデアを検
索するための検索条件が入力される検索条件入力欄と、
前記検索を開始するための検索ボタンと、検索された前
記既存のアイデアに関する既存アイデア情報が入力され
る既存アイデア情報欄と、を有するフォームを用いてア
イデアを管理するために、コンピュータを、前記フォー
ムを表示する表示手段、表示された前記フォームのう
ち、前記アイデア入力欄に対して前記アイデア情報を入
力する第1の入力手段、表示された前記フォームのう
ち、前記検索条件入力欄に対して前記検索条件を入力す
る第2の入力手段、前記検索ボタンを介して、前記検索
の開始を指示する指示手段、前記検索の開始の指示があ
った場合に、前記検索条件入力欄に入力された前記検索
条件に基づいて、既存のアイデアを検索する検索手段、
検索された前記既存のアイデアに関する前記既存アイデ
ア情報を、前記既存アイデア情報欄に入力する第3の入
力手段、前記アイデア入力欄、前記検索条件入力欄及び
前記既存アイデア情報欄にそれぞれ入力された、前記ア
イデア情報と前記検索条件と前記既存アイデア情報と、
を関連付けて保存する保存手段、として機能させるプロ
グラムを記録した記録媒体が提供される。
【0018】また、本発明によれば、アイデアに関する
情報を取り扱う管理サーバにネットワークを介して通信
可能に接続され、所定のフォームを用いてアイデアに関
する情報を前記管理サーバに提供するアイデア提案装置
であって、前記フォームは、開発者が提案するアイデア
の内容を示すアイデア情報が入力されるアイデア入力欄
と、該アイデアに関連する既存のアイデアを検索するた
めの検索条件が入力される検索条件入力欄と、前記検索
を開始するための検索ボタンと、検索された前記既存の
アイデアに関する既存アイデア情報が入力される既存ア
イデア情報入力欄と、を有し、前記アイデア提案装置
は、前記フォームを表示する表示手段と、前記アイデア
入力欄に対して前記アイデア情報を入力する手段と、前
記検索条件入力欄に対して前記検索条件を入力する手段
と、前記検索ボタンを介して、前記検索の開始を指示す
る指示手段と、前記検索の開始の指示があった場合に、
前記検索条件入力欄に入力された前記検索条件に基づい
て、既存のアイデアを検索する検索手段と、検索された
前記既存のアイデアに関する前記既存アイデア情報を、
前記既存アイデア情報欄に入力する手段と、前記アイデ
ア入力欄、前記検索条件入力欄及び前記既存アイデア情
報欄にそれぞれ入力された、前記アイデア情報と前記検
索条件と前記既存アイデア情報と、を前記管理サーバに
提供する手段と、を備えたことを特徴とするアイデア提
案装置が提供される。
【0019】また、本発明によれば、所定のフォームに
よりネットワークを介して提供された、アイデアに関す
る情報を取り扱う管理サーバであって、前記フォーム
は、開発者が提案するアイデアの内容を示すアイデア情
報が入力されるアイデア入力欄と、該アイデアに関連す
る既存のアイデアを検索するための検索条件が入力され
る検索条件入力欄と、検索された前記既存のアイデアに
関する既存アイデア情報が入力される既存アイデア情報
入力欄と、を有し、前記管理サーバは、前記アイデア入
力欄、前記検索条件入力欄及び前記既存アイデア情報欄
に、それぞれ入力された、前記アイデア情報と前記検索
条件と前記既存アイデア情報とを受け付ける手段と、受
け付けた前記アイデア情報、前記検索条件及び前記既存
アイデア情報を関連付けて保存する手段と、を備えたこ
とを特徴とする管理サーバが提供される。
【0020】また、本発明によれば、開発者が提案する
アイデアの内容を示すアイデア情報を取り扱う管理サー
バにネットワークを介して通信可能に接続され、所定の
フォームを用いてアイデアに関する情報を前記管理サー
バに提供する情報提供装置であって、前記フォームは、
開発者が提案するアイデアの内容を示すアイデア情報が
入力されるアイデア入力欄と、該アイデアに関連する既
存のアイデアを検索するための検索条件が入力される検
索条件入力欄と、前記検索を開始するための検索ボタン
と、検索された前記既存のアイデアに関する既存アイデ
ア情報が入力される既存アイデア情報入力欄と、を有
し、前記情報提供装置は、前記管理サーバから前記アイ
デア情報を取得する手段と、取得した前記アイデア情報
が前記アイデア入力欄に入力された前記フォームを表示
する手段と、前記検索条件入力欄に対して前記検索条件
を入力する手段と、前記検索ボタンを介して、前記検索
の開始を指示する指示手段と、前記検索の開始の指示が
あった場合に、前記検索条件入力欄に入力された前記検
索条件に基づいて、既存のアイデアを検索する検索手段
と、検索された前記既存のアイデアに関する前記既存ア
イデア情報を、前記既存アイデア情報欄に入力する手段
と、前記検索条件入力欄及び前記既存アイデア情報欄に
それぞれ入力された、前記検索条件と前記既存アイデア
情報と、を前記管理サーバに提供する手段と、を備えた
ことを特徴とする情報提供装置が提供される。
【0021】また、本発明によれば、アイデアに関する
情報を取り扱う管理サーバにネットワークを介して通信
可能に接続され、開発者が提案するアイデアの内容を示
すアイデア情報が入力されるアイデア入力欄と、該アイ
デアに関連する既存のアイデアを検索するための検索条
件が入力される検索条件入力欄と、前記検索を開始する
ための検索ボタンと、検索された前記既存のアイデアに
関する既存アイデア情報が入力される既存アイデア情報
入力欄と、を有するフォームを用いてアイデアに関する
情報を、前記管理サーバに提供するコンピュータを、前
記フォームを表示する表示手段、前記アイデア入力欄に
対して前記アイデア情報を入力する手段、前記検索条件
入力欄に対して前記検索条件を入力する手段、前記検索
ボタンを介して、前記検索の開始を指示する指示手段、
前記検索の開始の指示があった場合に、前記検索条件入
力欄に入力された前記検索条件に基づいて、既存のアイ
デアを検索する検索手段、検索された前記既存のアイデ
アに関する前記既存アイデア情報を、前記既存アイデア
情報欄に入力する手段、前記アイデア入力欄、前記検索
条件入力欄及び前記既存アイデア情報欄にそれぞれ入力
された、前記アイデア情報と前記検索条件と前記既存ア
イデア情報と、を前記管理サーバに提供する手段、とし
て機能させるプログラムを記録した記録媒体が提供され
る。
【0022】また、本発明によれば、開発者が提案する
アイデアの内容を示すアイデア情報が入力されるアイデ
ア入力欄と、該アイデアに関連する既存のアイデアを検
索するための検索条件が入力される検索条件入力欄と、
検索された前記既存のアイデアに関する既存アイデア情
報が入力される既存アイデア情報入力欄と、を有するフ
ォームによりネットワークを介して提供された、アイデ
アに関する情報を取り扱うために、コンピュータを、前
記アイデア入力欄、前記検索条件入力欄及び前記既存ア
イデア情報欄に、それぞれ入力された、前記アイデア情
報と前記検索条件と前記既存アイデア情報とを受け付け
る手段、受け付けた前記アイデア情報、前記検索条件及
び前記既存アイデア情報を関連付けて保存する手段、と
して機能させるプログラムを記録した記録媒体が提供さ
れる。
【0023】また、本発明によれば、開発者が提案する
アイデアの内容を示すアイデア情報を取り扱う管理サー
バにネットワークを介して通信可能に接続され、開発者
が提案するアイデアの内容を示すアイデア情報が入力さ
れるアイデア入力欄と、該アイデアに関連する既存のア
イデアを検索するための検索条件が入力される検索条件
入力欄と、前記検索を開始するための検索ボタンと、検
索された前記既存のアイデアに関する既存アイデア情報
が入力される既存アイデア情報入力欄と、を有するフォ
ームを用いてアイデアに関する情報を前記管理サーバに
提供するコンピュータを、前記管理サーバから前記アイ
デア情報を取得する手段、取得した前記アイデア情報が
前記アイデア入力欄に入力された前記フォームを表示す
る手段、前記検索条件入力欄に対して前記検索条件を入
力する手段、前記検索ボタンを介して、前記検索の開始
を指示する指示手段、前記検索の開始の指示があった場
合に、前記検索条件入力欄に入力された前記検索条件に
基づいて、既存のアイデアを検索する検索手段、検索さ
れた前記既存のアイデアに関する前記既存アイデア情報
を、前記既存アイデア情報欄に入力する手段、前記検索
条件入力欄及び前記既存アイデア情報欄にそれぞれ入力
された、前記検索条件と前記既存アイデア情報と、を前
記管理サーバに提供する手段、として機能させるプログ
ラムを記録した記録媒体が提供される。
【0024】また、本発明によれば、開発者が提案する
アイデアの内容を示すアイデア情報を受け付ける手段
と、受け付けた前記アイデア情報間の関連を示す関連ア
イデア情報を作成する手段と、を備えたことを特徴とす
るアイデア管理システムが提供される。
【0025】また、本発明によれば、開発者が提案する
アイデアの内容を示すアイデア情報間の関連を示す関連
アイデア情報を格納した手段と、前記アイデア情報を受
け付ける手段と、受け付けた前記アイデア情報に基づい
て、格納された前記関連アイデア情報を更新する手段
と、を備えたことを特徴とするアイデア管理システムが
提供される。
【0026】また、本発明によれば、開発者が提案する
アイデアの内容を示すアイデア情報を受け付ける工程
と、受け付けた前記アイデア情報間の関連を示す関連ア
イデア情報を作成する工程と、を含むアイデア管理方法
が提供される。
【0027】また、本発明によれば、コンピュータを、
開発者が提案するアイデアの内容を示すアイデア情報を
受け付ける手段、受け付けた前記アイデア情報間の関連
を示す関連アイデア情報を作成する手段、として機能さ
せるプログラムを記録した記録媒体が提供される。
【0028】また、本発明によれば、コンピュータを、
開発者が提案するアイデアの内容を示すアイデア情報間
の関連を示す関連アイデア情報を格納した手段、前記ア
イデア情報を受け付ける手段、受け付けた前記アイデア
情報に基づいて、格納された前記関連アイデア情報を更
新する手段、として機能させるプログラムを記録した記
録媒体が提供される。
【0029】また、本発明によれば、コンピュータと、
管理サーバと、がネットワークを介して通信可能に構成
されたアイデア管理システムであって、前記コンピュー
タが、開発者が提案するアイデアを示すアイデア情報を
前記管理サーバに提供する手段を備え、前記管理サーバ
が、前記コンピュータから提供された前記アイデア情報
を受け付ける手段と、受け付けた前記アイデア情報を格
納する手段と、受け付けた前記アイデア情報間の関連を
示す関連アイデア情報を作成する手段と、作成した前記
関連アイデア情報を保存する手段と、を備えたことを特
徴とするアイデア管理システムが提供される。
【0030】また、本発明によれば、コンピュータと、
管理サーバと、がネットワークを介して通信可能に構成
されたアイデア管理システムであって、前記コンピュー
タが、開発者が提案するアイデアを示すアイデア情報を
前記管理サーバに提供する手段を備え、前記管理サーバ
が、前記コンピュータから提供された前記アイデア情報
を受け付ける手段と、受け付けた前記アイデア情報を格
納する手段と、受け付けた前記アイデア情報間の関連を
示す関連アイデア情報を格納した手段と、受け付けた前
記アイデア情報に基づいて、格納された前記関連アイデ
ア情報を更新する手段と、を備えたことを特徴とするア
イデア管理システムが提供される。
【0031】また、本発明によれば、開発者が提案した
アイデアを示すアイデア情報間の関連を示す関連アイデ
ア情報を格納した管理サーバにネットワークを介して通
信可能に接続される情報取得装置であって、前記アイデ
ア情報を指定して、指定した前記アイデア情報に関連す
る前記関連アイデア情報を前記管理サーバから取得する
手段と、前記関連アイデア情報に基づいて、指定された
前記アイデア情報に関連する他の前記アイデア情報のリ
ストを表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする
情報取得装置が提供される。
【0032】また、本発明によれば、開発者が提案した
アイデアを示すアイデア情報間の関連を示す関連アイデ
ア情報を格納した管理サーバにネットワークを介して通
信可能に接続されるコンピュータを、前記アイデア情報
を指定して、指定した前記アイデアに関連する前記関連
アイデア情報を前記管理サーバから取得する手段、前記
関連アイデア情報に基づいて、指定された前記アイデア
情報に関連する他の前記アイデア情報のリストを表示す
る表示手段、として機能させるプログラムを記録した記
録媒体が提供される。
【0033】また、本発明によれば、コンピュータと、
管理サーバと、がネットワークを介して通信可能に構成
され、所定のフォームを用いてアイデアを管理するアイ
デア管理システムであって、前記フォームは、開発者が
提案するアイデアを示すアイデア情報が入力されるアイ
デア入力欄と、前記アイデア入力欄に入力された前記ア
イデア情報に関連する先に提案された他の前記アイデア
情報を示す親アイデア情報が入力される親アイデア入力
欄と、を有し、前記コンピュータは、前記フォームを表
示する手段と、前記アイデア入力欄に前記アイデア情報
を入力する手段と、前記親アイデア入力欄に前記親アイ
デア情報を入力する手段と、前記アイデア入力欄及び親
アイデア入力欄に、それぞれ入力された前記アイデア情
報及び前記親アイデア情報を前記管理サーバに提供する
手段と、を備え、前記管理サーバは、前記コンピュータ
から提供された前記アイデア情報を受け付ける手段と、
前記アイデア情報を格納する手段と、前記コンピュータ
から提供された前記親アイデア情報に基づいて、前記ア
イデア情報間の関連を示す関連アイデア情報を作成する
手段と、作成した前記関連アイデア情報を格納する手段
と、を備えたことを特徴とするアイデア管理システムが
提供される。
【0034】また、本発明によれば、コンピュータと、
管理サーバと、がネットワークを介して通信可能に構成
され、所定のフォームを用いてアイデアを管理するアイ
デア管理システムであって、前記フォームは、開発者が
提案するアイデアを示すアイデア情報が入力されるアイ
デア入力欄と、前記アイデア入力欄に入力された前記ア
イデア情報に関連する先に提案された他の前記アイデア
情報を示す親アイデア情報が入力される親アイデア入力
欄と、を有し、前記コンピュータは、前記フォームを表
示する手段と、前記アイデア入力欄に前記アイデア情報
を入力する手段と、前記親アイデア入力欄に前記親アイ
デア情報を入力する手段と、前記アイデア入力欄及び親
アイデア入力欄に、それぞれ入力された前記アイデア情
報及び前記親アイデア情報を前記管理サーバに提供する
手段と、を備え、前記管理サーバは、前記コンピュータ
から提供された前記アイデア情報を受け付ける手段と、
前記アイデア情報を格納する手段と、前記アイデア情報
間の関連を示す関連アイデア情報を格納した手段と、前
記コンピュータから提供された前記親アイデア情報に基
づいて、前記関連アイデア情報を更新する手段と、を備
えたことを特徴とするアイデア管理システムが提供され
る。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明において、前記アイデアと
しては、例えば、特許出願の対象となる発明、実用新案
登録出願の対象となる考案、意匠登録出願の対象となる
意匠、等が含まれる。また、前記開発者とは、広くアイ
デアを提案する者を意味し、製品の設計・開発に従事す
る技術部門に属する者のほか、営業部門等の技術部門以
外の部門に属する者も含まれる。
【0036】以下、本発明の好適な実施の形態について
説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る特許管理
システムAのブロック図である。 1.システムの概要 特許管理システムAは、企業内で提案されたアイデアに
ついて、主として特許申請のための情報管理を行うシス
テムであって、特許サーバ1と、アイデアを提案する開
発者が利用する複数の開発者PC(パーソナルコンピュ
ータ:以下同じ)2と、特許部門に所属する特許担当者
が利用する特許担当者PC3と、各部署(A,B)毎に
設けられた製品管理サーバ4と、開発者PC2及び特許
担当者PC3若しくは特許サーバ1との間でEメールの
送受信を行うメールサーバ5と、を備え、これらはLA
N等のネットワーク6を介してそれぞれ通信可能に構成
されている。 <処理の流れ>ここで、特許管理システムAを利用した
アイデアの提案から出願に至るまでの処理の流れを説明
する。図2は、処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【0037】開発者がアイデアを提案することにより全
ての処理が開始される(ステップS1)。この特許管理
システムAでは、全てのアイデアを様式が統一されたア
イデアシートで管理する。従って、アイデアを提案する
提案者は、アイデアシートを作成する必要がある(ステ
ップS2)。
【0038】アイデアシートとは、後で説明するよう
に、提案されたアイデアのほか、特許管理上重要な情報
が記入される、様式が統一されたフォームである。この
ような様式が統一されたアイデアシートを用いることに
より、特許管理の円滑化の他、社内アイデアの情報管理
も可能となる。
【0039】次に、アイデアシートに記載された情報に
基づいて、提案者の上司(所属長)によりアイデアの評
価が行われる。この場合、提案者、他の開発者、特許担
当者等を交えて、オンライン会議、オフライン会議等に
より評価を行ってもよい。更に、提案されたアイデアを
発展させるためのコメント等をアイデアシートに記入す
るようにしてもよい。
【0040】評価の結果、提案されたアイデアが出願に
値するものであるとの判断がされた場合は、所属長によ
り出願準備を進める承認(本実施形態においては特に提
案書作成の承認)が提案者に与えられる(ステップS
4)。
【0041】提案書とは、特許担当者又は特許事務所に
対して、明細書等の出願書類の作成を依頼するための様
式が統一されたフォームである。この特許管理システム
では、アイデアシートと提案書とを区別して活用するこ
とにより、出願までに至ったアイデアとそうでないアイ
デアとを区別することができる。この結果、社内の特許
情報、及び、技術情報の整備が促進される。
【0042】承認を受けた提案者は、提案書を作成する
(ステップS5)。作成された提案書は、再び、上司等
により評価され、出願書類の作成の依頼に至る。
【0043】依頼を受けた特許担当者又は特許事務所
は、出願書類の作成を行い(ステップS7)、最終チェ
ックの後、出願されることとなる(ステップS8)。 <アイデアシートの内容>次に、アイデアシートについ
て説明する。
【0044】図3はアイデアシートの一例を示した図で
ある。アイデアシートは、コンピュータ上で処理される
フォームとして構成されており、以下に述べるように、
特許管理上必要な情報が入力される複数種類の入力欄、
及び、所定の処理の開始を指示するための複数のボタン
を有する。但し、これらの入力欄、ボタンは一例であ
り、種々の変形が可能であることはいうまでもない。
【0045】「アイデアNo.」欄には、そのアイデア
シートに個別に割り当てられた識別番号が入力される。
このアイデアNo.は、特許サーバ1が発番、付与する
ことができる。また、アイデアシートを特許サーバ1に
登録するまでは仮のNo.が入力される。
【0046】「承認」欄には、出願するか否かを示す情
報が入力され、本実施形態においては、特に、提案書の
作成の許否を示す承認情報が入力される。この承認情報
は、例えば、「○」「×」や「OK」「NO」といった
形式で入力され、本実施形態では提案者が所属する部署
の上司(所属長)等、所定のパスワード(以下、承認キ
ーという。)を与えられた特定の者のみが入力すること
ができる。「承認期限」には、承認情報の入力期限が入
力される。出願までのスケジュールを管理するためであ
る。
【0047】「評価」欄には、上記承認に至るまでの評
価を示す評価情報が入力される。評価は、例えば、A乃
至Eの5段階形式で、A:最重要、B:重要、C:普
通、D:アイデアシートの内容の修正(追加も含む)、
E:社内技術情報としてのみ用いる、等と表現される。
また、保留とする場合は、”保留”という評価を更に設
けてもよい。本実施形態では、これも提案者が所属する
部署の上司(所属長)等、所定のパスワード(以下、評
価キーという。)を与えられた特定の者のみが入力する
ことができる。
【0048】「提案書No.」欄には、そのアイデアシ
ートに基づいて作成された提案書に個別に割り当てられ
た識別番号が入力される。この提案書No.は、特許サ
ーバ1が発番、付与、入力することができる。
【0049】「提案書執筆期限」欄には、提案書作成の
承認を得たアイデアの提案者が、提案書を作成する期限
が入力される。出願までのスケジュールを管理するため
である。「提案書作成終了」欄には、提案書の作成が終
了しているか否かを示す情報(終了情報)が入力され
る。「発案日」欄には、アイデアの発案日(特許サーバ
1への登録日)が入力される。「出願期限」欄には、ア
イデアの内容の公表等が予定されている場合に、該公表
に合わせた出願の期限が入力される。「出願日」欄に
は、そのアイデアが特許出願等として出願された出願日
が入力され、この情報により該アイデアが出願されたか
否かを識別できる(出願情報)。
【0050】「所属長名」欄には、アイデアの提案者が
所属する部署の所属長を特定するための情報、例えば、
名前、識別コード等が入力される。「特許担当者名」欄
には、提案されたアイデアの特許申請を担当する特許部
門の担当者を特定するための情報、例えば、名前、識別
コード等が入力される。
【0051】「対応製品」欄には、提案するアイデアに
関連する製品の情報が入力される。アイデアと製品との
関係を明らかにすると共に、該製品の公表時期等に合わ
せて、出願までのスケジュールを管理するためである。
【0052】「発明者」欄には、提案者の名前、識別コ
ード等が入力される。アイデアが共同でされた場合は、
全員について入力され、最上欄に記載された提案者がメ
インとなって、アイデアシートの作成等を行う。「備
考」欄には、任意の情報、例えば、優先権の主張を伴う
ことや新規性の例外の適用を受ける必要があること、等
が入力される。
【0053】「アイデア情報」欄には、提案者が提案す
るアイデアを文章、図等で表現した情報が入力される。
この欄のうち、「目的/課題」欄及び「アイデアの概
要」欄には文章が入力され、「参考図」欄には必要な図
面が入力される。この「アイデア情報」欄は、必ずしも
明細書の体裁に沿って情報が入力される必要は無く、ア
イデアの特徴が分かり易い簡潔な情報とすることが望ま
しい。また、「参考図」欄には、図面を直接描画できる
ようにしてもよいし、画像データを貼り付けられるよう
にしてもよい。
【0054】「コメント」欄には、提案者以外の、開発
者、特許担当者、所属長等であって、提案されたアイデ
アに対するコメントの依頼を受けた者により、アイデア
に関する意見が入力される。この欄に入力された情報を
参照することにより、提案されたアイデアの適切な評価
を行うことができると共に、提案者が知らなかった情報
や気が付かなかったアイデア等が得られることとなる。
そして、「コメント」欄に記載されたコメントに基づい
て、アイデアシートの内容を修正等することにより、ア
イデアの内容がより充実したものとなる。
【0055】「検索条件」欄には、提案するアイデアに
対する先行技術(公知の技術、社内でのみ公表された技
術、を含む。以下、既存アイデアという。)の検索や、
提案されたアイデアに対するコメントを依頼するエキス
パート等の検索をするための検索条件が入力される。こ
の欄には、提案するアイデアに関連するキーワードが入
力される「キーワード」欄や、該アイデアが属する国際
分類(IPC)の分類コードが入力される「国際分類」
欄がある。更に、検索条件のオプションを設定する画面
を呼び出すための「オプション」ボタンを有する。
【0056】「関連する既存アイデアのリスト」欄に
は、提案されたアイデアに対する既存アイデアを示す既
存アイデア情報が入力される。既存アイデア情報は、既
存アイデアを特定するための、文献番号やアイデアN
o.と共に、その実体データの格納先を示すコードを含
むことが望ましく、この欄の各項目をマウスでクリック
すると、その既存アイデアの実体データを取得するよう
にしてもよい。
【0057】この欄に入力された情報を参照することに
より、提案されたアイデアの特許性等の客観的な評価を
行うことができる。
【0058】「コメント依頼者のリスト」欄には、「コ
メント」欄にコメントを入力した者を特定するための名
前、識別コード等が入力される。「新規/派生別」欄に
は、提案するアイデアが、先に提案されたアイデアの改
良等であるかの情報が入力される。先に提案されたアイ
デアの改良等であれば「派生」と入力され、全く新規に
提案されたのであれば「新規」と入力される。
【0059】「親アイデアNo.」欄には、提案するア
イデアの基礎となった先に提案されたアイデアのアイデ
アNo.が入力され、複数のアイデアNo.の入力が可
能である。「合体履歴」欄には、提案するアイデアと並
行して提案された、バリエーションのアイデア等があっ
た場合において、これを一の出願により特許の申請をす
る場合に、他のアイデアNo.が入力される。
【0060】次に、「既存アイデア検索開始」ボタン
は、「検索条件」欄に入力された情報に基づいて、所定
のデータベースから既存のアイデアを検索する場合に、
その検索の開始を指示するためのボタンである。「関連
人物検索開始」ボタンは、「検索条件」欄に入力された
情報に基づいて、所定のデータベースからコメントを依
頼するエキスパート等を検索する場合に、その検索の開
始を指示するためのボタンである。
【0061】「関連アイデアのMAP表示」ボタンは、
提案されたアイデアに関連する他のアイデアのリストを
表示するための処理の開始を指示するためのボタンであ
る。「派生アイデア」ボタンは、提案したアイデアの改
良アイデア等を提案する場合に、新たなアイデアシート
の起動を指示するためのボタンである。この場合、元の
アイデアシートに入力されている情報、を取得したテン
プレートに自動入力したり、テンプレートの「親アイデ
アNo.」欄に元のアイデアシートのアイデアNo.を
自動入力するようにしてもよい。
【0062】「特許サーバへ登録」ボタンは、アイデア
シートに入力した情報を特許サーバ1へ登録するため
に、その登録処理の開始を指示するためのボタンであ
る。「提案書テンプレート起動」ボタンは、提案書の作
成許可が下りた場合に、提案書のテンプレートの起動を
指示するためのボタンである。
【0063】「保存」ボタンは、アイデアシートに入力
した情報を特許サーバ1へ一次保存するために、その保
存処理の開始を指示するためのボタンである。この場
合、入力された情報は単に保存されるだけで、登録はさ
れない。情報の入力作業を途中で中止した場合等に使用
される。「終了」ボタンは、アイデアシートを閉じるた
めに、その処理を指示するためのボタンである。 <システムの各構成>次に、特許管理システムAの各構
成について説明する。
【0064】特許管理システムAの各PC、サーバは、
汎用型のコンピュータに特許管理システムAに必要なモ
ジュールを導入して構成することができ、特に言及しな
い限り、少なくとも汎用型のコンピュータにおいて実行
可能な処理を実行し得るものである。また、以下の説明
において各モジュールは、コンピュータ上で所定の処理
を実行するためのソフトウエア及び必要なハードウエア
を含む。
【0065】図4は、特許サーバ1のブロック図であ
る。
【0066】CPU11は、特許サーバ1の制御、処理
を実行する。記憶デバイス12は、特許サーバ12上で
実行される処理により生じるデータを格納するためのデ
バイスであって、RAM、ハードディスク等が含まれ
る。
【0067】通信モジュール13aは、開発者PC2、
特許担当者PC3、製品管理サーバ4及びメールサーバ
5との間で、ネットワーク6を介して通信処理を実行す
る。以下、Eメール等による通知、情報の送受信等とい
う場合はこの通信モジュール13aが起動し、各処理を
実行する。
【0068】受付モジュール13bは、開発者PC2、
特許担当者PC3、製品管理サーバ4及びメールサーバ
5から特許サーバ1へアクセスがあった場合に起動して
各要求を受付、特許サーバ1上の基本的な処理、及び、
他のモジュールの起動等を行う。以下、特許サーバ1に
よる処理で特に言及しない処理はこの受付モジュール1
3が実行する。
【0069】時間監視モジュール13cは、常時時間を
管理し、所定の時期に所定のモジュールを起動する。承
認期限監視モジュール13dは、時間監視モジュール1
3dにより起動され、提案されたアイデアに対する依頼
書の作成の承認期限を管理する。執筆期限管理モジュー
ル13fは、時間監視モジュール13cにより起動さ
れ、アイデアの提案者の依頼書作成期限を管理する。執
筆期限チェックモジュール13fは、時間監視モジュー
ル13cにより起動され、所属長が設定する、アイデア
の提案者の依頼書作成期限について、そのアイデアの対
応製品の公表時期との関係を管理する。出願スケジュー
ル管理モジュール13gは、提案書の登録を受け付けた
場合に起動し、提案されたアイデアの出願時期と、その
アイデアの親アイデアの出願時期と、を管理する。
【0070】提案書許可モジュール13hは、アイデア
の提案者からの依頼書テンプレート取得要求に対して、
テンプレート取得の許否を決定等する。アイデア評価モ
ジュール13iは、提案されたアイデアに対する評価に
基づいて、所定の処理を実行する。関連アイデア情報モ
ジュール13jは、提案されたアイデア間の継承関係を
示す関連アイデア情報の作成、更新を行う。
【0071】データベース管理モジュール13kは、各
データベースからの情報の検索、作成、更新を行う。
【0072】管理テーブルDB(データベース:以下同
じ。)14aは、アイデアに関連する情報をアイデア毎
に格納した管理テーブルを保存する。テンプレートDB
14bは、アイデアシート及び依頼書のテンプレートの
データを保存する。提案書DB14cは、提案書毎にそ
のデータを保存する。包袋DB14dは、各出願のデー
タを格納する。既存アイデアDB14eは、既に提案さ
れたアイデアに関する情報を格納するものであって、公
開特許等の公知技術を格納した公知アイデアDBと、外
部に未公表の社内アイデアを対象とした社内アイデアD
Bとを含む。
【0073】関連アイデア情報DB14fは、関連アイ
デア情報モジュール13jにより作成された関連アイデ
ア情報を保存する。エキスパート情報DB14gは、特
定の分野の知識に精通した人物に関する情報を保存す
る。実体情報DB14hは、管理するアイデアに関連す
る各情報のうち、データ量が大きいものを保存する。一
次保存DB14iは、開発者PC2又は特許担当者PC
3からアイデアシート又は提案書の情報の一次保存を要
求された場合に、そのデータを保存する。
【0074】以上の各データベースは、例えば、ハード
ディスク等において構築される。また、特許サーバ1
は、上述した通り複数のDBを含むが、これらは必ずし
も一つのサーバ上に構成されている必要は無く、ネット
ワーク6によりアクセス可能であればよい。
【0075】図5は、開発者PC2のブロック図であ
る。
【0076】入力デバイス21は、アイデアシート又は
提案書に情報を入力し、又は、ボタンを押すためのキー
ボード、マウス等である。この入力デバイス21により
通常全ての情報をアイデアシート及び提案書に入力でき
る。ディスプレイ22は、アイデアシート等を画像で表
示するためのものである。記憶デバイス23は、開発者
PC2上で実行される処理により生じるデータを格納す
るためのデバイスであって、RAM、ハードディスク等
が含まれる。CPU24は、開発者PC2の制御、処理
を実行する。
【0077】通信モジュール25aは、特許サーバ1、
特許担当者PC3、製品管理サーバ4及びメールサーバ
5との間で、ネットワーク6を介して通信処理を実行す
る。以下、Eメール等による通知、情報の送受信等とい
う場合はこの通信モジュール25aが起動し、各処理を
実行する。
【0078】文書作成モジュール25bは、アイデアシ
ート、提案書等に入力する文字、図形等の作成を支援す
る。各開発者は、このモジュールと入力デバイス21と
を用いることによりアイデアシート及び提案書の作成、
修正等を行うことができる。
【0079】アイデアシート取得モジュール25cは、
特許サーバ1において管理されている管理テーブルから
情報を取り出して、その情報が入力されたアイデアシー
トをディスプレイ22に表示させる。また、アイデアシ
ートの「派生アイデア」ボタンが押された場合に起動し
て、特許サーバ1にアイデアシートのテンプレートの取
得を要求する。なお、この場合、元のアイデアシートに
入力されている情報、を取得したテンプレートに自動入
力したり、テンプレートの「親アイデアNo.」欄に元
のアイデアシートのアイデアNo.を自動入力するよう
にしてもよい。
【0080】特許サーバ登録モジュール25dは、アイ
デアシート及び提案書の「特許サーバへ登録」ボタンが
押された場合に起動して、アイデアシート又は提案書に
入力された情報を特許サーバ1へ提供し、登録させる。
特許サーバ一次保存モジュール25eは、アイデアシー
ト及び提案書の「保存」ボタンが押された場合に起動し
て、アイデアシート又は提案書に入力された情報を特許
サーバ1へ提供し、登録せずに一次保存DB14iに保
存させる。
【0081】MAP表示モジュール25fは、アイデア
シートの「関連アイデアのMAP表示」ボタンが押され
た場合に起動して、特許サーバ1から関連アイデア情報
を取得し、これをMAP形式でディスプレイ22に表示
させる。既存アイデア検索モジュール25gは、アイデ
アシートの「既存アイデア検索開始」ボタンが押された
場合に起動して、特許サーバ1の既存アイデアDB14
eから提案されたアイデアに関連する既存アイデアを取
得する。
【0082】関連人物検索モジュール25hは、アイデ
アシートの「関連人物検索開始」ボタンが押された場合
に起動して、特許サーバ1のエキスパート情報DB14
gからエキスパート情報を取得する。提案書テンプレー
ト取得モジュール25jは、アイデアシートの「提案書
テンプレート起動」ボタンがされた場合に起動して、特
許サーバ1に対して、提案書のテンプレートを要求し、
また、アイデアシートに入力された情報を取得した提案
書のテンプレートに転写する。
【0083】次に、図6は、所属長用の開発者PC2の
ブロック図である。また、図7は、特許担当者PC3の
ブロック図である。所属長用の開発者PC2と特許担当
者PC3の構成は基本的に図5で説明した開発者PC2
と同じである。
【0084】但し、所属長用の開発者PC2は、評価キ
ー26及び承認キー27を格納している。これにより、
所属長は、アイデアシートの「評価」欄及び「承認」欄
に、それぞれ評価情報及び承認情報を入力することが許
される。
【0085】また、特許担当者PC3は、本実施形態に
おいては、提案書テンプレート取得モジュール25iに
相当するモジュールを有しない。本実施形態において
は、提案書はアイデアの提案者が作成することを想定し
ているからである。しかし、これに限られず、特許担当
者PC3にも、提案書テンプレート取得モジュール25
iに相当するモジュールを設けて、特許担当者が提案書
を作成できるようにしてもよいことはいうまでもない。
【0086】図8は、製品管理サーバ4のブロック図で
ある。製品管理サーバ4は、各部署で開発される製品に
関する情報を管理する。
【0087】CPU41は、製品管理サーバ4の制御、
処理を実行する。記憶デバイス42は、製品管理サーバ
4上で実行される処理により生じるデータを格納するた
めのデバイスであって、RAM、ハードディスク等が含
まれる。通信モジュール43は、開発者PC2、特許担
当者PC3、特許サーバ1及びメールサーバ5との間
で、ネットワーク6を介して通信処理を実行する。
【0088】製品情報DB44は、各製品に関する開発
スケジュール等の情報を格納し、少なくとも各製品の公
表時期を格納する。
【0089】メールサーバ5は、Eメール等を管理する
サーバである。 2.システムの主な処理 <<アイデアシートの作成、機能等>>特許システムA
では、アイデアに関する情報は、アイデアシートを介し
て管理することを原則とし、各開発者、特許担当者は、
自己のPCにより、アイデアシートを取得し、情報を入
力し、また、特許サーバ1への登録が可能である。 <テンプレートの取得>特許管理システムAにおいて
は、アイデアを提案する開発者は、アイデアシートにア
イデアの内容等を記入して提案する必要がある。従っ
て、最初にアイデアシートのテンプレートを取得するこ
ととなる。テンプレートは、特許サーバ1のテンプレー
トDB14bに格納されており、ここからダウンロード
することとなる。
【0090】図9は、開発者PC2からアイデアシート
のテンプレートの取得が要求された場合の特許サーバ1
の処理を示すフローチャートである。
【0091】ステップS11では、特許サーバ1がアイ
デアを提案する提案者が利用する開発者PC2から、ア
イデアシートのテンプレートの取得指示を受け付ける。
【0092】ステップS12では、特許サーバ1が、仮
のアイデアNo.を発番する。
【0093】ステップS13では、仮のアイデアNo.
が「アイデアNo.」欄に入力されたアイデアシート
を、開発者PC2へ送信する。
【0094】その後、提案者は、送信されたアイデアシ
ートを自己の開発者PC2のディスプレイ22に表示し
て、アイデアシートへの入力が可能となる。
【0095】なお、本実施形態では、アイデアシートの
テンプレートを特許サーバ1が保存することとしたが
(テンプレートDB14b)、各開発者PC2が保存す
るようにしてもよい。この場合、仮アイデアNo.は各
開発者PC2が発番(例えば、開発者のコード+数字の
形式等)することとなる。 <アイデアシートの登録>図10は、入力欄の全部又は
一部に情報が入力されたアイデアシートを特許サーバ1
へ登録する場合の特許サーバ1の登録処理を示すフロー
チャートである。アイデアシートの登録は、全く新規に
登録する場合と、登録後に入力欄に新たな情報又は修正
した情報を入力し、登録する場合とがある。
【0096】アイデアシートを登録する場合は、アイデ
アシートの「特許サーバへ登録」ボタンを押すことによ
り、開発者PC2又は特許担当者PC3の特許サーバ登
録モジュール25dが起動し、特許サーバ1へアクセス
する。特許サーバ登録モジュール25dは、アイデアシ
ートの各入力欄に入力された情報を、そのデータを送信
することにより、特許サーバ1へ提供する。特許サーバ
1は、以下の処理を実行する。
【0097】ステップS21では、アイデアシートの登
録を受付け、アイデアシートの各入力欄に入力された情
報を取得する。
【0098】ステップS22では、登録が指示されたア
イデアシートが新規のアイデアシートか否かを判定す
る。アイデアシートの「アイデアNo.」欄に正規のア
イデアNo.が既に入力されていない場合は、新規のア
イデアシートであると判定し、ステップS23へ進む。
そうでない場合は、登録済みのアイデアシートであると
判定し、ステップS26へ進む。
【0099】ステップS23では、アイデアNo.を発
番する。
【0100】ステップS24は、そのアイデアシートに
対応する管理テーブルを作成する。
【0101】管理テーブルは、アイデアシートに入力さ
れた情報を格納するためのテーブルであり、登録された
アイデアシート毎に作成され、データベース管理モジュ
ールを介して管理テーブルDB14aに格納される。
【0102】図11は、管理テーブルの一例を示した図
である。管理テーブルは、少なくともアイデアシートの
各入力欄に入力された情報を保持しており、データ量が
大きい情報については、その実体データを実体情報DB
14hに格納し、格納先のみを記録している(例えば、
アイデア情報格納先アドレス欄、コメント情報格納先ア
ドレス欄)。このような管理テーブルを用いることによ
り、提案されたアイデア自体と、該アイデアに関連する
情報が関連付けて保存されることとなる。
【0103】ステップS25では、提案者が利用する開
発者PC2へ、発番したアイデアNo.を通知する。
【0104】ステップS26では、データベース管理モ
ジュール13kを介して、管理テーブルDB14aから
対応する管理テーブルを読み出し、アイデアシートに新
たに入力された情報により該管理テーブルを更新し、保
存する。以上により、終了する。以下の説明において、
アイデアシートの登録とはこれらの処理を意味する。 <登録されたアイデアシートの取得>開発者、特許担当
者は、特許サーバ1から登録されたアイデアシートを取
得することができる。アイデアシートの取得は、開発者
PC2又は特許担当者PCにおいて、アイデアシート取
得モジュール25c又は35cを起動することにより行
う。図12は、アイデアシート取得の処理を示すフロー
チャートである。
【0105】ステップS31では、開発者PC2又は特
許担当者PC3において、アイデアシート取得モジュー
ル25c又は35cにより、特許サーバ1に対して、ア
イデアシートの取得要求がされる。取得要求は、アイデ
アNo.を特定して行われる。
【0106】ステップS32では、要求を受け付けた特
許サーバ1が、データベース管理モジュール13kを介
して、管理テーブルDB14aから指定されたアイデア
No.の管理テーブルを読み出して、各情報を抽出す
る。
【0107】ステップS33では、特許サーバ1が、開
発者PC2又は特許担当者PC3に抽出した情報を、そ
のデータを送信することにより提供する。この際、アイ
デアシートのフォームデータと共に送信することもでき
る。
【0108】ステップS34では、開発者PC2又は特
許担当者PC3が特許サーバ1から提供されたデータを
受け取り、アイデアシート取得モジュール25c又は3
5cが該データを解析して、各情報が各入力欄に入力さ
れたアイデアシートをディスプレイ22又は32に表示
するように処理する。以上により処理が終了する。この
後、開発者又は特許担当者は、アイデアシートに情報を
入力等することができる。以下の説明において、アイデ
アシートの取得とはこれらの処理を意味する。 <アイデアシートのコメントの入力>アイデアシートに
は、「コメント」欄が設けられており、提案者以外の開
発者、特許担当者が提案されたアイデアについて意見を
入力することができる。「コメント」欄は、提案者より
コメントを求められた者が入力することができる。以下
に、コメントの依頼を受けた開発者の開発者PC2にお
ける処理を図13を参照して説明する。
【0109】ステップS41では、依頼された開発者が
利用する開発者PC2がコメント依頼を受信する。コメ
ント依頼は、各開発者PC2、特許担当者PC3若しく
は特許サーバ1から、Eメール等によりメールサーバ5
を介して行われる場合のほか、直接転送される場合もあ
る。
【0110】ステップS42では、開発者PC2のディ
スプレイ22にアイデアシートを表示する。アイデアシ
ートは特許サーバ1から取得することができるが、コメ
ント依頼と共にアイデアシートが転送された場合は、ア
イデアシートを開くことにより表示することができる。
【0111】ステップS43では、コメントを依頼され
た開発者が、自己の開発者PC2によりアイデアシート
の「コメント」欄に、コメントを入力する。コメントの
入力は、「コメント」欄に直接文書を入力する場合の
他、コメントが記されたファイルを「コメント」欄に張
り付けることも可能である。
【0112】コメントを依頼された開発者等は、アイデ
アシートの「アイデア情報」欄に入力されたアイデアの
内容や「関連する既存アイデアのリスト」欄に入力され
た既存アイデア、或いは、「関連アイデアのMAP表
示」を押して関連アイデアのMAP等を参照することが
でき、より具体的なコメントを入力することができる。
【0113】ステップS44では、コメントが入力され
たアイデアシートを特許サーバ1へ登録する登録処理を
実行する。登録は、アイデアシートの「特許サーバへ登
録」ボタンを押すことにより特許サーバ登録モジュール
25dが起動し、特許サーバ1へアクセスして「コメン
ト」欄に入力されたコメントを提供することとなる。特
許サーバ1は、提供されたコメントを管理テーブルに格
納することとなる。
【0114】なお、上記ステップS44では、コメント
が入力されたアイデアシートを特許サーバ1へ登録する
こととしたが、そうではなく、コメントが入力されたア
イデアシートを直接提案者の開発者PC2に転送しても
よい。 <アイデアシートによる既存アイデアの検索機能>特許
管理システムAでは、アイデアシートにより、既に提案
された既存アイデアの検索を行うことができる。アイデ
アの特許性を判断する資料を検索し、また、社内で既に
提案されたアイデアを検索するためである。
【0115】既存アイデアの検索は、そのアイデアを提
案した提案者が行う場合の他、特許サーバ1が自動で、
又は特許担当者が行うこともできる。
【0116】まず、図14を参照して、提案者が既存ア
イデアの検索を行う場合を説明する。 ・提案者が既アイデア検索を行う場合:ステップS51
では、提案者が利用する開発者PC2にアイデアシート
をディスプレイ22に表示する。アイデアシートが既に
特許サーバ1に登録されている場合は、特許サーバ1か
らそのアイデアシートを取得してディスプレイ22に表
示することとなる。
【0117】ステップS52では、検索条件の設定を行
う。検索条件の設定はアイデアシートの「検索条件」欄
に、必要な事項を入力することにより行う。
【0118】本実施形態において、検索条件欄には、キ
ーワード、又は、特許の国際分類(IPC)の少なくと
もいずれかを入力することができるが、既存のアイデア
を検索するための他の条件、例えば、公表の時期、内外
国の区別、特許処分の有無、Fターム、出願人名等を加
えることも可能である。
【0119】キーワードとしては、提案者が提案したア
イデアに関連する1又は複数の用語を入力することがで
きる。国際分類としては、同じく提案者が提案したアイ
デアに関連する1又は複数の国際分類の分類コードを入
力することができる。キーワード又は国際分類を、それ
ぞれ複数入力する場合には、AND検索、OR検索等の
論理式として入力することができる。
【0120】また、「検索条件」欄のオプションボタン
を指定すると、図15に示す画面が表示され、検索条件
のオプションを各チェックボックスをチェックすること
により設定することができる。
【0121】本実施形態では、検索するデータベースの
種類、検索の主体、他の開発者等のコメントの有無、を
設定することができる。
【0122】データベースは、特許サーバ1が管理する
既存アイデアDB14eのうち、公知アイデアDBと、
社内アイデアDBと、を選択することができる。いずれ
に対しても指定がない場合は、既存アイデアDB14e
全体を検索の対象とすることができる。検索時において
は、選択されたデータベースに対してのみ検索処理を実
行することとなる。
【0123】次に、検索の主体としては、特許担当者に
検索を行ってもらう場合と、特許サーバ1により自動的
に検索を行う場合と、を選択することができる。開発者
が特許検索に不慣れな場合や、特許検索を行う時間的な
余裕が無い場合等を考慮したものである。検索の主体を
いずれも選択しなかった場合は、提案者が検索主体とさ
れる。
【0124】次に、コメントの有無とは、既存アイデア
の検索後、他の開発者、特許担当者等に対して、既存ア
イデアに対する提案したアイデアの特許性等について、
一定の見解を依頼するか否かを指定するものである。コ
メントの有無をいずれも選択しなかった場合は、コメン
ト不要とすることができる。
【0125】ステップS53では、検索開始か否かを判
定する。提案者によりアイデアシートの「既存アイデア
検索開始」ボタンが押されるとステップS54へ進む。
他のボタンが押された場合は、ステップS61へ進み他
の処理を実行する。
【0126】ステップS54では、既存アイデア検索を
実行する。すなわち、提案者が利用する開発者PC2の
既存アイデア検索モジュール25gが起動し、該モジュ
ールが特許サーバ1へアクセスし、アイデアシートの
「検索条件」欄に入力された検索条件を特許サーバ1へ
渡す。特許サーバ1は、データベース管理モジュール1
3kを起動して、既存アイデアDB14eを検索し、与
えられた検索条件に対応した既存アイデアに関する情報
を検索結果として提案者が利用する開発者PC2へ提供
する。
【0127】ステップS55では、提案者の開発者PC
2のディスプレイ22に、特許サーバ1から提供された
検索結果のリストが表示される。図16は、検索結果の
リストの一例を示した図である。
【0128】検索結果のリストには、公知アイデアを特
定する文献番号や社内アイデアのアイデア番号等を示す
「文献・アイデアNo.等」欄、アイデアのタイトルを
示す「タイトル」欄、発明者や出願人を示す「発明者
等」欄、が含まれる。また、個々のアイデアには、「要
約」ボタンと、「詳細」ボタンと、が併記され、これら
を押すことにより特許サーバ1の既存アイデアDBから
アイデアの要約や詳細を取得し、ディスプレイに表示さ
せることもできる。
【0129】ステップS56では、提案者が、表示され
たリストの中から、自己が提案したアイデアに最も関連
すると思われる1又は複数の既存アイデアを選択する。
選択は、検索結果のリストの「選択」欄の各チェックボ
ックスをチェックすることにより行うことができる。チ
ェック終了後、「選択」ボタンを押すことにより既存ア
イデアの選択が終了する。「終了」ボタンを押すと表示
画面が戻る。なお、自己が提案したアイデアに関連する
既存アイデアが無い場合は、「選択」ボタンを押さずに
「終了」ボタンを押し、ステップS52へ戻り、再度検
索条件を設定して検索を実行することも可能である。
【0130】選択された既存のアイデアは、アイデアシ
ートの「関連する既存アイデアのリスト」欄に自動入力
されることとなるが、提案者が自分で入力しても構わな
い。「関連する既存アイデアのリスト」欄に入力された
情報は既存アイデア情報として認識され、該既存アイデ
ア情報は、例えば、その既存アイデアを示す文献N
o.、アイデアNo.等の識別子と、その要約又は詳細
の格納先を示す情報とから構成することができる。
【0131】次に、ステップS57では、特許サーバ1
への登録が指定されたか否かを判定する。特許サーバへ
の登録は、アイデアシートの「特許サーバへの登録」ボ
タンを押すことにより行う。特許サーバ1への登録が指
定された場合はステップS58へ進む。
【0132】ステップS58では、既存アイデアの検索
に関する情報を特許サーバ1へ登録する登録処理を実行
する。すなわち、提案者が利用する開発者PC2の特許
サーバ登録モジュール25dが起動して、アイデアシー
トに入力された各情報を特許サーバ1に提供する。特許
サーバ1は、アイデアシートに入力されている情報のう
ち、少なくとも、「検索条件」欄及び「関連する既存ア
イデアリスト」欄にそれぞれ入力された検索条件と既存
アイデア情報とをそれぞれ取得・受付け、管理テーブル
にこれらを保存する。
【0133】次に、ステップS59では、他の開発者、
特許担当者にコメントを求めるか否かを判定する。この
判定は、アイデアシートの「検索条件」欄のオプション
で設定した条件に基づいて判定される。
【0134】係るオプション設定が”コメント要”とな
っていた場合は、ステップS60に進み、予め設定され
た開発者PC2又は特許担当者PC3へコメント依頼の
Eメールがメールサーバ5を経由して通知される。通知
は、提案者が利用する開発者PC2が行ってもよいし、
上記情報を受け付けた特許サーバ1が行ってもよい。ま
た、通知先の開発者、特許担当者としては、例えば、そ
の技術分野に従事する開発者、特許担当者とすることが
できる。なお、この場合、Eメールにアイデアシートの
データを添付して、開発者PC2又は特許担当者PC3
にコメントを依頼することも可能である。
【0135】オプション設定が”コメント不要”となっ
ていた場合は、終了する。
【0136】次に、特許サーバ1が既存アイデアの検索
を行う場合について図17を参照して説明する。 ・特許サーバが既存アイデア検索を行う場合:特許サー
バ1は、上述した検索条件の設定(ステップS52)に
おいて、「検索条件」欄のオプション設定で、”検索タ
イプ:「自動でする」”が選択された場合であって、ス
テップS53において「既存アイデア検索開始」ボタン
が押された場合に、提案者に代わって既存アイデアの検
索を実行する。この場合、提案者が利用する開発者PC
2は、図14のステップS54へ進まず、特許サーバ1
へアクセスして、少なくとも「検索条件」欄に入力され
た検索条件を特許サーバ1へ提供すると共に、検索の実
行を指示し、処理を終了することとなる。
【0137】まず、ステップS71では、特許サーバ1
のデータベース管理モジュール13kが起動し、開発者
PC2から提供された検索条件を取得する。なお、検索
条件として、キーワード、国際分類のいずれもが入力さ
れていない場合に、特許サーバ1が、アイデア情報に含
まれるキーワードを自動抽出して検索条件を自動設定し
てもよい。
【0138】ステップS72では、既存アイデア検索を
実行する。すなわち、特許サーバ1のデータベース管理
モジュール13kにより既存アイデアDBが検索され、
取得した検索条件に対応した既存アイデアに関する情報
が取得される。
【0139】なお、特許サーバ1は、既存アイデア検索
の実行を、開発者PC2から指示があった場合に直ちに
行ってもよいが、検索を実行する時間帯を予め定めてお
き、該時間帯になった場合に実行するようにしてもよ
い。
【0140】ステップS73では、特許サーバ1が、取
得した検索結果を保存する。この場合、検索した結果の
全てをアイデアシートの「関連する既存アイデアのリス
ト」欄に入力されるべき既存アイデア情報として管理テ
ーブルに保存するようにしてもよい。
【0141】ステップS74では、特許サーバ1が、提
案者が利用する開発者PC2に対して、検索が終了した
旨の通知をEメール等にて行う。その後、終了する。
【0142】提案者は、アイデアシートを呼び出して、
検索された既存アイデアを確認することができることと
なる。
【0143】次に、特許担当者が既存アイデアの検索を
行う場合について図18及び図19を参照して説明す
る。 ・特許担当者が既存アイデア検索を行う場合 図18は、特許担当者が既存アイデアの検索を行う場合
の、提案者が利用する開発者PC2が実行する処理を示
すフローチャートである。
【0144】この処理は、上述した検索条件の設定(ス
テップS52)において、「検索条件」欄のオプション
設定で、”検索タイプ:「特許担当者がする」”が選択
された場合であって、ステップS53において「既存ア
イデア検索開始」ボタンが押された場合に、図14のス
テップS54へ進むことに代えて実行される。
【0145】ステップS81では、提案者が利用する開
発者PC2が特許サーバ1へ検索条件を提供する。特許
サーバ1はこれを受付け、保存する。特許サーバ1は、
オプション設定の”検索タイプ:「特許担当者がす
る」”が選択されていることを認識する。なお、検索条
件としてキーワード、国際分類のいずれもが入力されて
いない場合も可である。
【0146】ステップS82では、特許担当者PC3
へ、Eメール等により検索の依頼が通知される。通知
は、提案者が利用する開発者PC2が行うが、特許サー
バ1が行ってもよい。
【0147】その後、提案者が利用する開発者PC2の
処理が終了する。なお、本実施形態では、ステップS8
1において一旦特許サーバ1へ情報を提供することとし
たが、提案者が利用する開発者PC2から特許担当者P
C3へ直接アイデアシートのデータを送出し、検索を依
頼することで、ステップS81の処理を省略しても構わ
ない。
【0148】次に、図19は、特許担当者が既存アイデ
アの検索を行う場合の特許担当者のPC3による処理を
示すフローチャートである。
【0149】ステップS91では、検索依頼の通知を受
けた特許担当者が、検索依頼のあったアイデアシートを
特許サーバ1から取得し、自己の特許担当者PC3のデ
ィスプレイ33に表示させる。
【0150】ステップS92では、上述したステップS
102と同様に検索条件の設定を行う。検索条件のキー
ワード、国際分類等が提案者により既に入力されていた
場合には、これをそのまま、又は、修正、追加等し、入
力されていない場合は、新規に入力する。
【0151】ステップS93では、上述したステップS
103と同様に、検索開始か否かを判定する。特許担当
者によりアイデアシートの「既存アイデア検索開始」ボ
タンが押されるとステップS94へ進む。
【0152】ステップS94では、既存アイデア検索を
実行する。すなわち、上述したステップS54と同様
に、特許担当者の特許担当者PC3の既存アイデア検索
モジュールが起動して、特許サーバ1へアクセスし、検
索条件を特許サーバ1へ渡す。特許サーバ1は、既存ア
イデアDBを検索し、与えられた検索条件に対応した既
存アイデアに関する情報を検索結果として特許担当者P
C3へ提供する。
【0153】ステップS95では、上述したステップS
55と同様に、特許担当者PC3に図16のような検索
結果のリストが表示される。
【0154】ステップS96では、上述したステップS
56と同様に、特許担当者が既存アイデアの選択を行
う。
【0155】次に、ステップS97では、上述したステ
ップS57と同様に、特許サーバ1への登録が指定され
たか否かを判定する。特許サーバへの登録は、アイデア
シートの「特許サーバへの登録」ボタンを押すことによ
り可能である。特許サーバへの登録が指定された場合は
ステップS98へ進む。
【0156】ステップS98では、上述したステップS
58と同様に、既存アイデアの検索に関する情報を特許
サーバ1へ登録する登録処理を実行する。
【0157】ステップS99では、既存アイデアの検索
が終了したことをEメール等により、提案者が利用する
開発者PC2へ通知する。この場合、アイデアシート自
体のデータを開発者PC2へ送出してもよい。
【0158】次に、ステップS100では、上述したス
テップS59と同様に、他の開発者、特許担当者にコメ
ントを求めるか否かを判定する。コメントが必要な場合
は、ステップS101へ進み、上述したステップS60
と同様にコメント依頼を行う。コメントが不要な場合
は、終了する。
【0159】以上により、既存アイデアの検索処理が終
了する。 <関連アイデア情報の作成・更新>特許サーバ1は、各
アイデア間の継承関係を管理するため、アイデアシート
に入力された情報に基づいて、各アイデア間の関連を示
す関連アイデア情報を作成、更新する。
【0160】図20は、関連アイデア情報の作成、更新
の処理を示すフローチャートである。
【0161】特許サーバ1は、各開発者PC2又は特許
担当者PC3からアイデアシートの登録があると、「親
アイデアNo.」欄に親アイデアNo.が入力されてい
るかを判定し、入力されていた場合に関連アイデア情報
モジュールを起動して、該モジュールが以下の処理を行
う。
【0162】ステップS111では、親アイデアNo.
のチェックを行う。すなわち、「親アイデアNo.」欄
に入力された親アイデア情報を取得する。なお、親アイ
デア情報は管理テーブルから取得してもよい。
【0163】ステップS112では、そのアイデアが、
新規の提案か、他のアイデアの派生アイデアかを判定す
る。アイデアシートの「新規/派生」欄に入力された情
報が新規の場合、ステップS113へ進み、派生であっ
た場合は、ステップS114へ進む。
【0164】ステップS113では、提案されたアイデ
アについて関連アイデア情報を作成し、データベース管
理モジュール13kを介して関連アイデア情報DB14
fに保存する。新規のアイデアの場合は、先に提案され
た関連するアイデアが存在しないので、いわば祖先とな
る。図21は、関連アイデア情報DB14fに格納され
ている関連アイデア情報のテーブルを示す図である。
【0165】図21において、「第1アイデア」とは、
新規に提案されたアイデアを示しており、いわば祖先と
なるアイデアである。「第2アイデア」とは、第1アイ
デアの改良等のアイデアであり、いわば第1アイデアの
子となるアイデアである。第3アイデアとは、第2アイ
デアの改良等のアイデアであり、いわば第1アイデアの
孫であり第2アイデアの子となるアイデアである。各欄
に入力されているコードはアイデアNo.を示してい
る。
【0166】例えば、「第1アイデア」であるアイデア
No.A−0001の子アイデアはアイデアNo.A−
0004及びA−0007である。また、「第2アイデ
ア」であるアイデアNo.A−0004の子アイデアは
アイデアNo.A−0006及びA−0010である。
【0167】このような関連アイデア情報を作成するこ
とにより、相互に関連するアイデアが管理される。
【0168】ステップS114では、提案されたアイデ
アについて、先に提案された関連するアイデアが存在す
るので、データベース管理モジュール13kを介して、
関連アイデア情報DB14fに格納する各関連アイデア
情報が更新されることとなる。 <アイデアシートによるMAP表示機能>特許管理シス
テムAでは、提案したアイデアに関連するアイデアであ
って、社内で先に提案されたアイデア(親アイデア)、
又は、後に提案されたアイデア(子アイデア)が容易に
分かるように、開発者PC2又は特許担当者PC3が関
連アイデアのリストを、時系列順で配置されたツリー形
式のマップで表示することができる。図22は、開発者
PC2において実行されるMAP表示処理を示すフロー
チャートである。なお、この処理は特許担当者PC3に
おいても同様の手順により行われる。
【0169】ステップS121では、開発者PC2のデ
ィスプレイ22にアイデアシートを表示する。アイデア
シートが既に特許サーバ1に登録されていた場合は、特
許サーバ1からそのアイデアシートを取得してこれを表
示することとなる。
【0170】ステップS122では、MAP表示が指示
されたか否かを判定する。アイデアシートの「関連アイ
デアのMAP表示」ボタンが押されると、MAP表示モ
ジュール25fが起動し、MAP表示のための処理を開
始し、ステップS123へ進む。他のボタンが押される
とステップS125へ進み、他の処理を実行する。
【0171】ステップS123では、特許サーバ1の関
連アイデア情報DB14fから関連アイデア情報を取得
する。すなわち、MAP表示モジュール25fにより開
発者PC2が特許サーバ1へアクセスして、関連アイデ
ア情報の取得指示を出す。特許サーバ1では、データベ
ース管理モジュール13kが起動して、関連アイデア情
報DB14fから取得指示を受けたアイデアに関する関
連アイデア情報14fを検索し、開発者PC2へ渡すこ
ととなる。
【0172】ステップS124では、開発者PC2にお
いて、MAP表示モジュール25fにより、取得した関
連アイデア情報に基づいて、これらのアイデアのリスト
がディスプレイ22に表示される。関連するアイデアの
リストは、提案順に時系列的にレイアウトされたツリー
形式のMAPとして表示される。図23は、係るMAP
の表示例を示す図である。
【0173】図23において、「本件アイデア」とは、
起動中のアイデアシートに係るアイデアを意味する。ま
た、関連するアイデアは、それぞれ「○No.−−−」
という書式で表されている。この書式のうち、「No.
−−−」の部分はアイデアNo.を示している。また、
「○」は提案時期を示すと共に、該アイデアが出願され
たか否かを示しており、白丸「○」は未出願を、黒丸
「●」は出願済であることを示している。
【0174】更に、各アイデア間の線は、アイデアの継
承関係を示している。例えば、本件アイデアの親アイデ
アは「○No.CCC」と「●No.XXX」とであ
り、本件アイデアがこれらの改良発明等であることがわ
かる。また、本件アイデアの子アイデアは「○No.Y
YY」と「○No.AAA」とであり、本件アイデアの
改良アイデア等が既に提案されていることが分かる。M
APの表示後、処理は終了する。
【0175】このような関連アイデアのMAPを表示す
ることにより、相互に関連するアイデアの提案状況、継
承状況が一目で認識できる。なお、図23に示したMA
P表示において、各アイデアを選択すると、そのアイデ
アのアイデアシートを特許サーバ1から取得できるよう
にしてもよい。また、一のMAP表示に表示されるアイ
デアの数、年代の範囲等は適宜設定できるようにしても
よい。また、各アイデアNo.に、その出願番号、登録
番号等を併記するようにしてもよい。 <アイデアシートによるコメント依頼者検索機能>アイ
デアの内容によっては、複数の技術分野に関連するもの
もある。この場合、提案者のみ又は提案者と同じ部署に
所属する同僚だけでは、アイデアの価値判断は必ずしも
容易ではない。例えば、デザイン部門の開発者が発明を
なした場合、或いは、営業部門の者が発明をなした場
合、その技術的価値の判断は困難な場合が多い。また、
提案者は、アイデアの特許性等、特許についての専門的
な知識を有していない場合が多い。
【0176】そこで、本実施形態に係る特許管理システ
ムAにおいては、アイデアシートを利用することによ
り、提案されたアイデアに関連する人物、特に、開発
者、若しくは特許担当者のエキスパートを検索してコメ
ントを求めることが可能である。以下、図24を参照し
て、エキスパートへのコメント依頼処理について説明す
る。
【0177】ステップS131では、提案者が利用する
開発者PC2のディスプレイ22にアイデアシートを表
示する。アイデアシートが特許サーバ1に登録されてい
た場合は、特許サーバ1からそのアイデアシートを取得
してこれを表示することができる。
【0178】ステップS132では、検索条件の設定を
行う。検索条件の設定はアイデアシートの「検索条件」
欄に、必要な事項を入力することにより行う。本実施形
態においては、「検索条件」欄を、上述した既存アイデ
アの検索と、エキスパート等の検索と、のために併用す
る。併用することで、入力の手間が省けることとなる。
尤も、「検索条件」欄を既存アイデアの検索と、エキス
パート等の検索と、で別々に設けてもよい。
【0179】「検索条件」欄には、キーワード、又は、
特許の国際分類(IPC)の少なくともいずれかを入力
する。既に入力されている場合は、入力は不要である。
【0180】次に、ステップS133では、検索開始か
否かを判定する。提案者によりアイデアシートの「関連
人物検索開始」ボタンが押されるとステップS134へ
進む。他のボタンが押されるとステップS140へ進
み、他の処理を実行する。
【0181】ステップS134では、エキスパート等の
検索を実行する。すなわち、提案者の開発者PC2の関
連人物検索モジュール25hが起動して、特許サーバ1
へアクセスし、アイデアシートの「検索条件」欄に入力
された検索条件を特許サーバ1へ渡す。特許サーバ1
は、データベース管理モジュール13kを起動して、エ
キスパート情報DB14gを検索し、与えられた検索条
件に対応したエキスパートに関する情報を取得し、検索
結果を開発者PC2へ提供する。なお、検索において
は、提案者と部署、部門が異なる人物のみを検索するよ
うにしてもい。
【0182】エキスパート情報DB14gには、予め選
抜されたエキスパートに関する情報(リスト)が図25
に示すようなテーブル形式で格納されている。エキスパ
ート情報テーブルには、エキスパート毎に付されたコー
ドNo.、本人の名前、本人が関係する技術分野に関連
するキーワード、及び、国際分類、本人の所属部署、及
び、本人に付与されたメールアドレスが格納されてい
る。検索の実行により、このようなエキスパート情報テ
ーブルから、例えば、本人の名前、部署、メールアドレ
スが取得される。
【0183】ステップS135では、特許サーバ1から
提供された検索結果のリストが、関連人物検索モジュー
ル25hにより提案者の開発者PC2のディスプレイ2
2に表示される。図26は、検索結果のリストの一例を
示した図である。
【0184】検索結果のリストには、エキスパートの名
前を示す「名前」欄、及び、それらの所属部署を示す
「部署」欄が含まれる。
【0185】ステップS136では、提案者が、表示さ
れたリストの中から、コメントを依頼したい1又は複数
の人物を選択する。選択は、検索結果のリストの「選
択」欄の各チェックボックスをチェックすることにより
行うことができる。
【0186】ステップS137では、選択した人物にコ
メント依頼を通知するか否かを判定する。判定は、検索
結果リストの「コメント依頼」ボタンが押されたか否か
により行う。「コメント依頼」ボタンが押された場合は
ステップS138へ進む。
【0187】「終了」ボタンが押された場合は、コメン
ト依頼を通知せずに元の表示画面に戻り、処理を終了す
る。
【0188】ステップS138では、選択された人物に
対して、上述したエキスパート情報テーブルから取得し
たメールアドレスに、コメント依頼がEメール等により
通知される。この場合、アイデアシート自体のデータを
添付してもよい。
【0189】選択された人物は、アイデアシートの「コ
メント依頼者のリスト」欄に自動入力されることとなる
が、提案者が自分で入力しても構わない。
【0190】ステップS139では、コメント依頼をし
た人物を特許サーバ1に登録する処理を実行する。アイ
デアシートの「特許サーバへの登録」ボタンを押すこと
により、特許サーバ登録モジュール25dが起動し、ア
イデアシートの「コメント依頼者リスト」に入力された
人物の情報を特許サーバ1に提供する。特許サーバ1
は、提供された情報を、コメント依頼者情報として、管
理テーブルに保存する。
【0191】その後、表示画面が元に戻り、処理が終了
する。
【0192】以上、コメント依頼者検索機能について説
明したが、エキスパートの検索、依頼通知を同様の手順
により特許サーバ1に行わせるようにしてもよい。例え
ば、アイデアシートの「関連人物検索開始」ボタンを押
すことにより、提案者が利用する開発者PC2が特許サ
ーバ1にアクセスして、「検索条件」欄に入力された情
報を特許サーバに渡し、特許サーバがエキスパートの検
索、選択、及び、コメント依頼の通知を行うようにし、
更に、特許サーバ1が処理の終了後に提案者の開発者P
C2に事後報告のみを行うようにしてもよい。また、提
案者の依頼等により、特許担当者が特許担当者PC3に
より同様の検索を行うこともできることはいうまでもな
い。 <<アイデアの評価と承認>>アイデアシートが作成さ
れると、図1のステップS3におけるアイデアの評価で
説明したように、所属長によりアイデアの評価が下さ
れ、アイデアシートの「評価」欄に評価情報が入力され
る。
【0193】また、図1のステップS4における提案書
作成の承認で説明したように、所属長により提案書の作
成の承認が下され、アイデアシートの「承認」欄に承認
情報が入力される。以下、これらの評価、承認に関連す
る処理について説明する。 <アイデアの評価に基づく処理>特許管理システムAで
は、アイデアの評価に基づいて、以下の処理を実行す
る。図27は、アイデアの評価に基づく処理を示すフロ
ーチャートである。
【0194】特許サーバ1は、アイデアシートの登録が
ある度に、「評価」欄に評価情報が入力されているかを
判定し、入力されていた場合にアイデア評価モジュール
13iを起動して該モジュールが以下の処理を行う。
【0195】ステップS14では、評価のチェックを行
う。すなわち、「評価」欄に入力された評価情報(ここ
では、上述した5段階評価A乃至Eを採用する。)を取
得する。
【0196】ステップS142では、評価情報の内容が
アイデアシートの修正指示か否かを判定する。評価情報
が”D”であった場合に、修正指示であると判定し、ス
テップS143へ進む。その他の場合(A乃至C及び
E)はステップS144へ進む。
【0197】ステップS143では、特許サーバ1から
提案者が利用する開発者PC2へ所属長から修正指示が
あったことの通知が行われる。通知を受けた提案者は、
アイデアシートの内容を修正し、再評価となる(ステッ
プS144)。
【0198】ステップS145では、評価情報の内容
が、アイデアシートの内容を社内技術情報としてのみ用
い、出願までには至らないか否かを判定する。評価情報
が”E”であった場合に、社内技術情報としてのみ用い
ると判定し、ステップS146へ進む。その他の場合
(A乃至C)はステップS148へ進む。
【0199】ステップS146では、特許サーバ1から
提案者が利用する開発者PC2へ提案されたアイデアは
社内情報としてのみ用いられるとの判断が下されたこと
の通知が行われる。その後、提案されたアイデアは、匿
名にてネットワーク上で公開され、開発者PC2等から
のアクセス可能とされる(ステップS147)。
【0200】ステップS148では、提案されたアイデ
アについて提案書の作成の承認の許否が下されているか
否かを判定する。判定は、アイデアシートの「承認」欄
に入力される承認情報に基づいて行う。承認の許否が未
だない場合はステップS149へ進み、承認待ちとな
る。この場合、承認者である所属長の利用する開発者P
C2へ承認催促の通知をしてもよい。
【0201】一方、承認がある場合は、ステップS15
0へ進み、特許サーバ1から提案者が利用する開発者P
C2へ提案書の作成の承認の許否が下されていることの
通知が行われる。
【0202】その後、特許サーバ1は、そのアイデアを
ネットワーク上で公開し(ステップS151)、開発者
PC2等からアクセス可能とする。
【0203】このように、本実施形態では、アイデアの
評価に応じてアイデアを提案した開発者に通知等を行う
ことにより、該開発者が直ちに評価内容を知ることがで
きる等、評価の内容に応じて評価後の一連の手続の円滑
化が図れることとなる。 <提案書の作成における処理>本実施形態において、ア
イデアシートは、上述した通り、特許出願のためのアイ
デアを提案する機能を有する他、特許出願までの種々の
管理手段、或いは、社内技術情報としての機能をも有す
るものである。
【0204】一方、特許出願の明細書を作成する特許担
当者、特許事務所の従業員に対して、明細書の作成を依
頼するにあたっては、アイデアシートに記載されている
事項の全てを開示する必要はない。また、アイデアシー
トに提案されたアイデアには、出願の対象となるものの
もそうでないものもあり、出願の対象となったものと明
確に区別するほうが特許管理上都合がよい。
【0205】そこで、特許管理システムAにおいては、
明細書の作成を依頼するための提案書をアイデアシート
とは区別して処理すると共に、作成する必要がない提案
書が作成されなくてすむよう、以下の処理を実行する。
【0206】図28は、アイデアシートを提案書に切替
える処理を示すフローチャートである。
【0207】ステップS161では、提案者が利用する
開発者PC2のディスプレイ22にアイデアシートを表
示する。アイデアシートが既に特許サーバ1に登録され
ていた場合は、特許サーバ1からアイデアシートを取得
してこれを表示することができる。
【0208】ステップS162では、提案書テンプレー
ト(未記入の提案書)の起動が指示されたか否かを判定
する。提案者によりアイデアシートの「提案書テンプレ
ート起動」ボタンが押されると、提案書テンプレートの
起動が指示されたと判定し、提案書テンプレート取得モ
ジュール25jが起動する。提案書テンプレート取得モ
ジュール25jは、特許サーバ1へ提案書テンプレート
の取得指示を出し、ステップS163へ進む。それ以外
のボタンが押された場合等は、ステップS167へ進
み、他の処理を実行して終了する。
【0209】ステップS163では、特許サーバ1にお
いて、提案書許可モジュール13jが起動し、提案書テ
ンプレートの取得指示の対象となるアイデアシートが、
提案者の上司により提案書作成の承認を受けているか否
かを判定する。承認の判定は、アイデアシートの「承
認」欄に入力された承認情報を、管理テーブルから取
得、参照して行う。
【0210】承認されていた場合は、ステップS164
へ進み、提案書許可モジュール13jが、提案者の開発
者PC2に提案書テンプレートをダウンロードする。こ
の際、提案書のNo.を自動付与し、これをそのアイデ
アの管理テーブルに格納する。
【0211】承認されていない場合、提案書許可モジュ
ールが提案書テンプレートの利用を禁止すべく、本実施
形態においてはテンプレートのダウンロードを行わず
に、提案者の開発者PC2に対して取得禁止の通知をし
てステップS166へ進む。開発者PC2では、「承認
されていません」等といったメッセージがディスプレイ
22に表示され、終了する。
【0212】一方、ステップS165では、提案者の開
発者PC2のディスプレイ22にダウンロードされた提
案書テンプレートが表示される。この場合、提案書テン
プレート取得モジュール25jは、提案書テンプレート
の入力事項であって、アイデアシートに入力された情報
を、提案書テンプレートに転写する。その後、提案者
は、提案書を作成することができるようになる。
【0213】図29は提案書の一例を示した図である。
提案書は、コンピュータ上で処理されるフォームとして
構成されており、以下に述べるように、出願書類の作成
に必要な情報が入力される複数種類の入力欄、及び、所
定の処理の開始を指示するための複数のボタンを有す
る。但し、これらの入力欄、ボタンは一例であり、種々
の変形が可能であることはいうまでもない。
【0214】「提案書No.」欄には、その提案書に個
別に割り当てられた識別番号が入力される。この提案書
No.は、特許サーバ1が発番、付与することができ
る。「アイデアNo.」欄には、元となるアイデアシー
トのアイデアNo.が入力され、元となるアイデアシー
トから転写され得る情報の一つである。
【0215】「出願期限」欄には、提案書に記載された
アイデアの出願期限が入力され、元となるアイデアシー
トから転写され得る情報の一つである。「合体履歴」欄
には、提案するアイデアと並行して提案された、バリエ
ーションのアイデア等があった場合であって、これを一
の出願により特許の申請をする場合に、他のアイデアN
o.が入力される。これも元となるアイデアシートから
転写され得る情報の一つである。「優先権の主張」欄に
は、提案書に入力されたアイデアに関連する先の出願、
第1国出願であって、優先権の主張をする出願を特定す
る情報が入力される。これも元となるアイデアシートか
ら転写され得る情報の一つである。
【0216】「特許担当者」欄には、特許担当者の名
前、連絡先等が入力される。これも元となるアイデアシ
ートから転写され得る情報の一つである。「出願人」欄
には、出願人の名称、住所又は居所等が入力され、共同
出願人がある時はこれも入力される。自社が出願人であ
る場合は、特許サーバにより自動入力することもでき
る。「発明者」欄には、アイデアの提案者の名前、住所
又は居所等が入力され、共同発明の場合は全員について
入力される。これも元となるアイデアシートから転写さ
れ得る情報の一つである。
【0217】「備考」には、任意の情報、例えば、優先
権の主張を伴うことや新規性の例外の適用を受ける必要
があること、既存アイデア、その他の注意事項、連絡事
項等が入力される。これも元となるアイデアシートから
転写され得る情報の一つである。
【0218】「特許サーバへ登録」ボタンは、提案書に
入力した情報を特許サーバへ登録するために、その登録
処理の開始を指示するためのボタンであり、このボタン
を押すことにより上述した特許サーバ登録モジュール2
5dが起動する。「保存」ボタンは、提案書に入力した
情報を特許サーバへ一次保存するために、その保存処理
の開始を指示するためのボタンであり、このボタンを押
すことにより上述した特許サーバ一次保存モジュール2
5eが起動する。この場合、入力された情報は単に保存
されるだけで、登録はされない。情報の入力作業を途中
で中止した場合等に使用される。「終了」ボタンは、提
案書を閉じるために、その処理を指示するためのボタン
である。
【0219】「明細書」欄には、アイデアの内容が入力
される。但し、「明細書」欄の項目に沿って全てを記載
する必要は無く、例えば、「発明の実施の形態」だけで
もよく、或いは、各項目を全く無視して記載してもよ
い。要するに、明細書の作成者がアイデアを理解し易い
ように記載すれば足りる。
【0220】また、「明細書」欄には、文書、図面等を
直接入力してもよいし、ファイルを張り付けるようにし
てもよい。
【0221】以上が提案書の内容である。なお、本実施
形態においては、特許サーバ1が、提案書テンプレート
の格納、承認の判定を行ったが、これを各開発者PC2
において行ってもよいことはいうまでもない。この場
合、提案書を特許サーバ1に登録した際に、提案書N
o.の発番等が行われることとなる。
【0222】以上説明した通り、特許管理システムAで
は、このような提案書を作成することにより、所属長の
承認を得た上で、出願書類の作成及び出願に至る。3.
システムの他の処理(スケジュール管理処理)アイデア
の提案から出願に至るまでには種々の期限等が生じる。
そこで、特許サーバ1は、各期限等を管理する。以下に
述べるように、本実施形態においては、承認期限の管
理、提案書執筆期限の管理、及び、先行アイデアとの間
のスケジュール管理、を行う。 <承認期限の管理>ここでいう承認とは、提案されたア
イデアに対して、出願準備を進めるか否かの承認であ
り、本実施形態においては、特に、出願書類の作成を依
頼するための提案書の作成を提案者が行ってよいか否か
の承認をいう。上述した通り、この承認を得ることによ
り、アイデアの提案者は、上述したアイデアシートを提
案書に切替えることが可能となる。本実施形態において
は、提案者が所属する部署の所属長がこの承認を行う
が、所属長の承認が遅延することを防止するために特許
サーバ1が承認期限の管理を行う。
【0223】なお、承認期限は、アイデアシートの「承
認期限」欄に入力された期限とされる。この期限は、例
えば、アイデアの提案者が希望する機嫌を入力すること
ができる。また、特許サーバ1が承認期限を自動設定す
ることもできる。この場合、特許サーバ1は、例えば、
アイデアシートの最初の登録から所定の期間の経過の時
を承認期限とすることもできる。設定された承認期限
は、管理テーブルに承認期限情報として格納される。
【0224】図30は、承認期限の管理の処理を示すフ
ローチャートである。
【0225】ステップS171では、特許サーバ1が期
限チェックの時期が来たかを判定する。チェックの時期
は、特許サーバ1の時間監視モジュール13cが判別
し、例えば、予め毎日の決まった時間又は数日おき等と
いった設定をすることにより、設定された時間がくると
時間監視モジュール13cからチェックの指示が発生
し、承認期限管理モジュール13dが起動する。チェッ
ク時期の場合はステップS172へ進み、そうでない場
合は、終了する。
【0226】ステップS172では、承認期限管理モジ
ュール13dの指示により、データベース管理モジュー
ル13kが管理テーブルDB14aに格納された各管理
テーブルの検索を開始する。
【0227】ステップS173では、承認期限管理モジ
ュール13dが、検索結果に基づいて承認がされていな
いアイデアであって、承認期限を経過しているものがあ
るか否かを判定する。承認期限を経過しているものがあ
ればステップS174へ進む。なければ終了する。
【0228】ステップS174では、承認期限管理モジ
ュール13dが、承認期限が経過しているアイデアにつ
いて、その管理テーブルから所属長を割り出し、所属長
が利用する開発者PC2へEメール等により承認催促の
通知を行う。その後、処理が終了する。通知を受けた所
属長は、承認期限が経過していることを認識することが
できる。 <提案書執筆期限の管理>提案書の作成を承認された提
案者による提案書の作成が遅延することを防止するため
に特許サーバ1が、提案書の執筆期限の管理を行う。執
筆期限は、アイデアシートの「提案書執筆期限」欄に入
力された期限とされる。
【0229】図31は、提案書執筆期限の管理の処理を
示すフローチャートである。
【0230】ステップS181では、特許サーバ1の時
間監視モジュール13cが、期限チェックの時期が来た
かを判定する。チェック時期の場合は、執筆期限管理モ
ジュール13fが起動してステップS182へ進み、そ
うでない場合は、終了する。
【0231】ステップS182では、執筆期限管理モジ
ュール13fの指示により、データベース管理モジュー
ル13kが管理テーブルDB14aに格納された各管理
テーブルの検索を開始する。
【0232】ステップS183では、執筆期限管理モジ
ュール13fが、検索結果に基づいて提案書の作成が終
了していないアイデアであって、執筆期限を経過してい
るものがあるか否かを判定する。執筆期限を経過してい
るものがあればステップS184へ進む。なければ終了
する。
【0233】ステップS184では、執筆期限管理モジ
ュール13fが、執筆期限が経過しているアイデアにつ
いて、その管理テーブルから提案者を割り出し、提案者
が利用する開発者PC2へEメール等により執筆催促の
通知を行う。その後、処理が終了する。通知を受けた提
案者は、執筆期限が経過していることを認識することが
できる。
【0234】なお、執筆期限の設定は、特許サーバ1に
より自動設定することができる。例えば、所属長による
承認の登録から所定の期間の経過の時を自動的に執筆期
限とすることもできる。また、所属長が提案書作成の承
認を与える際に設定することもできる。
【0235】後者の場合、提案されたアイデアに対応す
る製品の公表時期が迫っていると、その公表時期に間に
合うように出願すべく、執筆期限も設定する必要が生じ
る。
【0236】そこで、特許サーバ1では、所属長が設定
した執筆期限が、対応製品の公表時期に沿わない場合に
備えて以下の処理を実行する。
【0237】図32は、所属長による執筆期限設定処理
を示すフローチャートである。
【0238】ステップS191では、所属長が利用する
開発者PC2から提案書執筆期限の設定を受け付ける。
所属長の開発者PC2からの設定は、アイデアシートの
「提案書執筆期限」欄に期限を入力し、「特許サーバへ
登録」ボタンを押すことにより、特許サーバ登録モジュ
ール25dが起動し、入力した期限が特許サーバ1へ提
供される。特許サーバ1deは、期限の設定を受け付け
ると、執筆期限チェックモジュール13eが起動する。
【0239】ステップS192では、執筆期限チェック
モジュール13eにより、執筆期限が設定されたアイデ
アに対応製品があるか否かを判定する。判定は、そのア
イデアの管理テーブルに格納された対応製品情報を参照
して行う。対応製品があった場合はステップS193へ
進む。ない場合はステップS196へ進み、執筆期限を
管理テーブルに格納する登録処理を実行して終了する。
【0240】ステップS193では、執筆期限チェック
モジュール13eが対応製品の公表時期を検索する。検
索は、製品管理サーバ4にアクセスして、製品情報DB
44から対応製品の公表時期を取得することにより行
う。公表時期の取得後、ステップS194へ進む。
【0241】ステップS194では、執筆期限チェック
モジュール13eが、受け付けた執筆期限と取得した公
表時期とを比較し、執筆期限が公表時期より前か否かを
判定する。この場合、出願書類作成の時間を考慮して、
執筆期限が公表時期より数日又は数週間前であるか否か
を判定の基準とすることが望ましい。執筆期限が公表時
期より前であればステップS196へ進み、そうでない
場合はステップS195へ進む。
【0242】ステップS195では、執筆期限チェック
モジュール13eにより、所属長が利用する開発者PC
へEメール等により執筆期限の再設定を要求する通知を
行う。その後、処理が終了する。所属長は、執筆期限を
再入力することとなる。 <先行アイデアとの間のスケジュール管理>提案された
アイデアが、先に提案されたアイデア(親アイデア)の
改良等の場合、両者の出願順が逆転すると、親アイデア
の特許性が否定される可能性がある。このような相互に
関連するアイデアの出願順が逆転することは、出願件数
が多い大企業等において生じ易く、これを防止する必要
がある。そこで、特許サーバ1がアイデアの出願順を管
理するために以下の処理を行う。
【0243】図33は、先行アイデアとの間のスケジュ
ール管理の処理を示すフローチャートである。
【0244】ステップS201では、アイデアの提案者
から作成済みの提案書の登録を受け付ける。提案書の登
録は、提案者が利用する開発者PC2において、提案書
の「特許サーバへ登録」ボタンを押すことにより特許サ
ーバ登録モジュール25dが起動し、実行される。提案
書に入力された情報は、特許サーバ1が格納する管理テ
ーブルに反映されることとなる。この際、特許担当者や
特許事務所に出願書類の作成依頼を行うこともできる。
【0245】ステップS202では、登録を受け付けた
特許サーバ1において出願スケジュール管理モジュール
13gが起動する。出願スケジュール管理モジュール1
3gは、データベース管理モジュール13kを介して、
提案書の登録を受け付けたアイデアの管理テーブルを取
得、参照して、その親アイデアを特定し、更に、親アイ
デアの管理テーブルを取得、参照する。
【0246】ステップS203では、出願スケジュール
管理モジュール13gにより、親アイデアの管理テーブ
ルを参照して、その親アイデアが既に出願済みか否かを
判定する。出願済みであった場合や親アイデアがない場
合は、出願順の逆転は生じないので終了する。未出願の
場合はステップS204へ進む。
【0247】ステップS204では、出願スケジュール
管理モジュール13gが、特許担当者の特許担当者PC
3にEメール等により親アイデアが未出願であることの
通知を行う。親アイデアの出願まで出願を待つ必要があ
るからである。なお、通知は、提案書が登録されたアイ
デアの特許担当者のみならず、親アイデアの特許担当者
にも行うことができる。親アイデアの特許担当者は、そ
の出願を急ぐ必要があるからである。
【0248】ステップS205では、出願スケジュール
管理モジュール13gが、親アイデアの管理テーブルを
再び参照して、親アイデアの提案書が執筆済みか否かを
判定する。執筆済みである場合は終了する。そうでない
場合は、ステップS206へ進む。
【0249】ステップS206では、親アイデアの提案
者の開発者PC2に、提案書の執筆を催促する通知を行
う。親アイデアの出願を急ぐ必要があるからである。そ
の後、先行アイデアとの間のスケジュール管理の処理が
終了する。
【0250】以上、詳細に説明したように特許管理シス
テムAにおいては、アイデアの提案から出願に至るまで
の種々の管理、処理を行うことができ、社内アイデアの
管理を支援することができる。
【0251】なお、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0252】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0253】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、既存のアイデアの調査を簡便に行え、また、調査結
果を有効活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る特許管理システムA
のブロック図である。
【図2】特許管理システムAを利用したアイデア管理の
全体的な処理を示すフローチャートである。
【図3】アイデアシートを示す図である。
【図4】特許サーバ1のブロック図である。
【図5】開発者PC2のブロック図である。
【図6】所属長用の開発者PC2のブロック図である。
【図7】特許担当者PC3のブロック図である。
【図8】製品管理サーバ4のブロック図である。
【図9】アイデアシートの取得が要求された場合の特許
サーバの処理を示すフローチャートである。
【図10】特許サーバの登録処理を示すフローチャート
である。
【図11】管理テーブルを示す図である。
【図12】アイデアシート取得の処理を示すフローチャ
ートである。
【図13】コメントの収集処理を示すフローチャートで
ある。
【図14】提案者による既存アイデアの検索処理を示す
フローチャートである。
【図15】検索条件のオプション設定のための表示例を
示す図である。
【図16】既存アイデアの検索結果のリストの一例を示
した図である。
【図17】特許サーバ1による既存アイデアの検索処理
を示すフローチャートである。
【図18】特許担当者が既存アイデアの検索を行う場合
の開発者PCの処理を示すフローチャートである。
【図19】特許担当者が既存アイデアの検索処理を示す
フローチャートである。
【図20】関連アイデア情報の作成、更新の処理を示す
フローチャートである。
【図21】関連アイデア情報のテーブルを示す図であ
る。
【図22】関連アイデアのMAP表示処理を示すフロー
チャートである。
【図23】関連アイデアのMAPの表示例を示した図で
ある。
【図24】エキスパートへのコメント依頼処理を示すフ
ローチャートである。
【図25】エキスパート情報テーブルを示した図であ
る。
【図26】エキスパート等の検索結果のリストの一例を
示した図である。
【図27】アイデアの評価に基づく処理を示すフローチ
ャートである。
【図28】アイデアシートを提案書に切替える処理を示
すフローチャートである。
【図29】提案書を示す図である。
【図30】承認期限の管理の処理を示すフローチャート
である。
【図31】提案書執筆期限の管理の処理を示すフローチ
ャートである。
【図32】所属長による執筆期限設定処理を示すフロー
チャートである。
【図33】先行アイデアとの間のスケジュール管理の処
理を示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 優子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 米澤 陽子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 石橋 史浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小倉 真哉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 木須 浩樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中川 謙一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 齋藤 裕伸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B075 KK07 ND03 UU40

Claims (62)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開発者が提案するアイデアの内容を示す
    アイデア情報を入力する入力手段と、 前記アイデアに関連する既存のアイデアを検索する検索
    手段と、 前記アイデア情報と、検索した前記既存のアイデアに関
    する既存アイデア情報と、を関連付けて保存する保存手
    段と、を備えたことを特徴とするアイデア管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記検索手段は、 前記ネットワークを介して通信可能に接続され、既存の
    アイデアに関する情報を蓄積したデータベースを用いて
    前記検索を実行することを特徴とする請求項1に記載の
    アイデア管理システム。
  3. 【請求項3】 更に、 検索した複数の前記既存のアイデアのリストを表示する
    リスト表示手段と、 前記リストの中から1又は複数の前記既存のアイデアを
    選択する選択手段と、を備え、 前記既存アイデア情報は、選択された前記既存のアイデ
    アに関する情報のみを含むことを特徴とする請求項1に
    記載のアイデア管理システム。
  4. 【請求項4】 前記既存のアイデアには、 公知のアイデア、及び、会社内でのみ公開されたアイデ
    ア、が含まれることを特徴とする請求項1に記載のアイ
    デア管理システム。
  5. 【請求項5】 前記既存アイデア情報が、 前記既存のアイデアを特定する識別子と、該既存のアイ
    デアの実体データの格納先を示す情報と、を含むことを
    特徴とする請求項1に記載のアイデア管理システム。
  6. 【請求項6】 前記アイデア管理システムは、ネットワ
    ークを介して相互に通信可能な第1及び第2のコンピュ
    ータを備え、 前記第1のコンピュータが、 前記入力手段と、前記検索手段と、 前記アイデア情報と前記既存アイデア情報とを前記第2
    のコンピュータに提供する手段と、を備え、 前記第2のコンピュータが、 前記第1のコンピュータから提供された前記アイデア情
    報と前記既存アイデア情報とを受け付ける手段と、 前記保存手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に
    記載のアイデア管理システム。
  7. 【請求項7】 前記アイデア管理システムは、ネットワ
    ークを介して相互に通信可能な第1、第2及び第3のコ
    ンピュータを備え、 前記第1のコンピュータが、 前記入力手段と、 前記アイデア情報を前記第2のコンピュータに提供する
    手段と、を備え、 前記第2のコンピュータが、 前記第1のコンピュータから提供された前記アイデア情
    報を受け付ける手段と、 前記保存手段と、を備え、 前記第3のコンピュータが、 前記保存手段から前記アイデア情報を取得する手段と、 前記検索手段と、 前記既存アイデア情報を前記第2のコンピュータに提供
    する手段と、を備え、 更に、 前記第2のコンピュータが、前記第3のコンピュータか
    ら提供された前記既存アイデア情報とを受け付ける手
    段、を備え、 前記保存手段は、前記アイデア情報と前記既存アイデア
    情報とを関連付けて保存することを特徴とする請求項1
    に記載のアイデア管理システム。
  8. 【請求項8】 前記第1のコンピュータは、開発者が利
    用するコンピュータであることを特徴とする請求項6又
    は7に記載のアイデア管理システム。
  9. 【請求項9】 前記第3のコンピュータは、アイデアの
    出願の管理を担当する担当者が利用するコンピュータで
    あることを特徴とする請求項7に記載のアイデア管理シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記アイデア管理システムは、 各々の開発者が利用する複数の前記第1のコンピュータ
    を備え、 前記第1のコンピュータは、 前記保存手段から前記アイデア情報と前記既存アイデア
    情報とを取得する手段と、 他の開発者がした前記アイデア情報に対するコメントを
    入力する手段と、を備え、 前記保存手段は、前記アイデア情報と前記既存アイデア
    情報と前記コメントとを関連付けて保存することを特徴
    とする請求項6に記載のアイデア管理システム。
  11. 【請求項11】 前記第1のコンピュータは、 他の開発者が利用する前記第1のコンピュータに対し
    て、前記コメントを要求する旨の通知をする手段を備え
    たことを特徴とする請求項10に記載のアイデア管理シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 前記第2のコンピュータは、 受け付けた前記アイデア情報を提供した開発者が利用す
    る前記第1のコンピュータ以外の前記第1のコンピュー
    タに対して、前記コメントを要求する旨の通知をする手
    段を備えたことを特徴とする請求項10に記載のアイデ
    ア管理システム。
  13. 【請求項13】 前記第3のコンピュータが、 前記保存手段から前記アイデア情報と前記既存アイデア
    情報とを取得する手段と、 前記アイデア情報に対するコメントを入力する手段と、
    を備え、 前記保存手段は、前記アイデア情報と前記既存アイデア
    情報と前記コメントとを関連付けて保存することを特徴
    とする請求項7に記載のアイデア管理システム。
  14. 【請求項14】 前記第1のコンピュータは、 前記第3のコンピュータに対して、前記コメントを要求
    する旨の通知をする手段を備えたことを特徴とする請求
    項13に記載のアイデア管理システム。
  15. 【請求項15】 前記第2のコンピュータは、 前記第3のコンピュータに対して、受け付けた前記アイ
    デア情報について、前記コメントを要求する旨の通知を
    する手段を備えたことを特徴とする請求項13に記載の
    アイデア管理システム。
  16. 【請求項16】 前記アイデア管理システムは、ネット
    ワークを介して相互に通信可能な第1及び第2のコンピ
    ュータを備え、 前記第1のコンピュータが、 前記入力手段と前記検索手段と前記リスト表示手段と前
    記選択手段と、 前記アイデア情報と前記既存アイデア情報とを前記第2
    のコンピュータに提供する手段と、を備え、 前記第2のコンピュータが、 前記第1のコンピュータから提供された前記アイデア情
    報と前記既存アイデア情報とを受け付ける手段と、 前記保存手段と、を備えたことを特徴とする請求項3に
    記載のアイデア管理システム。
  17. 【請求項17】 前記アイデア管理システムは、ネット
    ワークを介して相互に通信可能な第1、第2及び第3の
    コンピュータを備え、 前記第1のコンピュータが、 前記入力手段と、 前記アイデア情報を前記第2のコンピュータに提供する
    手段と、を備え、 前記第2のコンピュータが、 前記第1のコンピュータから提供された前記アイデア情
    報を受け付ける手段と、 前記保存手段と、を備え、 前記第3のコンピュータが、 前記保存手段から前記アイデア情報を取得する手段と、 前記検索手段と前記リスト表示手段と前記選択手段と、 前記アイデア情報と前記既存アイデア情報とを前記第2
    のコンピュータに提供する手段と、を備え、 更に、 前記第2のコンピュータが、前記第3のコンピュータか
    ら提供された前記既存アイデア情報とを受け付ける手
    段、を備え、 前記保存手段は、前記アイデア情報と前記既存アイデア
    情報とを関連付けて保存することを特徴とする請求項3
    に記載のアイデア管理システム。
  18. 【請求項18】 開発者が提案するアイデアの内容を示
    すアイデア情報を入力する入力工程と、 前記アイデアに関連する既存のアイデアを検索する検索
    工程と、 前記アイデア情報と、検索した前記既存のアイデアに関
    する既存アイデア情報と、を関連付けて保存する保存工
    程と、を含むことを特徴とするアイデア管理方法。
  19. 【請求項19】 コンピュータを、 開発者が提案するアイデアの内容を示すアイデア情報を
    入力する入力手段、 前記アイデアに関連する既存のアイデアを検索する検索
    手段、 前記アイデア情報と、検索した前記既存のアイデアに関
    する既存アイデア情報と、を関連付けて保存する保存手
    段、として機能させるプログラムを記録した記録媒体。
  20. 【請求項20】 開発者が提案するアイデアの内容を示
    すアイデア情報と、前記アイデアに関連する既存のアイ
    デアに関する既存アイデア情報と、を関連付けて保存す
    る管理サーバに、ネットワークを介して通信可能に接続
    されたアイデア提案装置であって、 前記アイデア情報を入力する入力手段と、 前記アイデアに関連する既存のアイデアを検索する検索
    手段と、 前記アイデア情報と、検索した前記既存のアイデアに関
    する前記既存アイデア情報と、を前記管理サーバに提供
    する手段と、を備えたことを特徴とするアイデア提案装
    置。
  21. 【請求項21】 ネットワークを介して提供された、開
    発者が提案するアイデアの内容を示すアイデア情報と、
    前記アイデアに関連する既存のアイデアに関する既存ア
    イデア情報と、を受け付ける手段と、 受け付けた前記アイデア情報と前記既存アイデア情報と
    を関連付けて保存する手段と、を備えたことを特徴とす
    る管理サーバ。
  22. 【請求項22】 開発者が提案するアイデアの内容を示
    すアイデア情報と、前記アイデアに関連する既存のアイ
    デアに関する既存アイデア情報と、を関連付けて保存す
    る管理サーバに、ネットワークを介して通信可能に接続
    された情報提供装置であって、 前記管理サーバから前記アイデア情報を取得する手段
    と、 前記アイデアに関連する既存のアイデアを検索する検索
    手段と、 検索した前記既存のアイデアに関する前記既存アイデア
    情報を前記管理サーバに提供する手段と、を備えたこと
    を特徴とする情報提供装置。
  23. 【請求項23】 開発者が提案するアイデアの内容を示
    すアイデア情報と、前記アイデアに関連する既存のアイ
    デアに関する既存アイデア情報と、を関連付けて保存す
    る管理サーバに、ネットワークを介して通信可能に接続
    されるコンピュータを、 前記アイデア情報を入力する入力手段、 前記アイデアに関連する既存のアイデアを検索する検索
    手段、 前記アイデア情報と、検索した前記既存のアイデアに関
    する前記既存アイデア情報と、を前記管理サーバに提供
    する手段、として機能させるプログラムを記録した記録
    媒体。
  24. 【請求項24】 コンピュータを、 ネットワークを介して提供された、開発者が提案するア
    イデアの内容を示すアイデア情報と、前記アイデアに関
    連する既存のアイデアに関する既存アイデア情報と、を
    受け付ける手段、 受け付けた前記アイデア情報と前記既存アイデア情報と
    を関連付けて保存する手段、として機能させるプログラ
    ムを記録した記録媒体。
  25. 【請求項25】 開発者が提案するアイデアの内容を示
    すアイデア情報と、前記アイデアに関連する既存のアイ
    デアに関する既存アイデア情報と、を関連付けて保存す
    る管理サーバに、ネットワークを介して通信可能に接続
    されるコンピュータを、 前記管理サーバから前記アイデア情報を取得する手段、 前記アイデアに関連する既存のアイデアを検索する検索
    手段、 検索した前記既存のアイデアに関する前記既存アイデア
    情報を前記管理サーバに提供する手段、として機能させ
    るプログラムを記録した記録媒体。
  26. 【請求項26】 所定のフォームを用いてアイデアを管
    理するアイデア管理システムであって、 前記フォームは、 開発者が提案するアイデアの内容を示すアイデア情報が
    入力されるアイデア入力欄と、 該アイデアに関連する既存のアイデアを検索するための
    検索条件が入力される検索条件入力欄と、 前記検索を開始するための検索ボタンと、 検索された前記既存のアイデアに関する既存アイデア情
    報が入力される既存アイデア情報欄と、を有し、 前記アイデア管理システムは、 前記フォームを表示する表示手段と、 前記アイデア入力欄に対して前記アイデア情報を入力す
    る第1の入力手段と、 前記検索条件入力欄に対して前記検索条件を入力する第
    2の入力手段と、 前記検索ボタンを介して、前記検索の開始を指示する指
    示手段と、 前記検索の開始の指示があった場合に、前記検索条件入
    力欄に入力された前記検索条件に基づいて、既存のアイ
    デアを検索する検索手段と、 検索された前記既存のアイデアに関する前記既存アイデ
    ア情報を、前記既存アイデア情報欄に入力する第3の入
    力手段と、 前記アイデア入力欄、前記検索条件入力欄及び前記既存
    アイデア情報欄にそれぞれ入力された、前記アイデア情
    報と前記検索条件と前記既存アイデア情報と、を関連付
    けて保存する保存手段と、を備えたことを特徴とするア
    イデア管理システム。
  27. 【請求項27】 前記既存アイデア情報が、 前記既存のアイデアを特定する識別子と、該既存のアイ
    デアの実体データの格納先を示す情報と、を含むことを
    特徴とする請求項26に記載のアイデア管理システム。
  28. 【請求項28】 前記既存アイデア情報欄に示された前
    記既存アイデア情報に係る既存のアイデアの実体データ
    を取得する手段を備えたことを特徴とする請求項27に
    記載のアイデア管理システム。
  29. 【請求項29】 更に、 検索した複数の前記既存のアイデアのリストを表示する
    リスト表示手段と、 前記リストの中から1又は複数の前記既存のアイデアを
    選択する選択手段と、を備え、 前記既存アイデア情報は、選択された前記既存のアイデ
    アに関する情報のみを含むことを特徴とする請求項26
    に記載のアイデア管理システム。
  30. 【請求項30】 前記アイデア管理システムは、ネット
    ワークを介して相互に通信可能な第1及び第2のコンピ
    ュータを備え、 前記第1のコンピュータが、 前記表示手段と前記第1、第2及び第3の入力手段と前
    記指示手段と前記検索手段と、 前記アイデア情報と前記検索条件と前記既存アイデア情
    報とを前記第2のコンピュータに提供する手段と、を備
    え、 前記第2のコンピュータが、 前記第1のコンピュータから提供された前記アイデア情
    報と前記検索条件と前記既存アイデア情報とを受け付け
    る手段と、 前記保存手段と、を備えたことを特徴とする請求項26
    に記載のアイデア管理システム。
  31. 【請求項31】 前記アイデア管理システムは、ネット
    ワークを介して相互に通信可能な第1、第2及び第3の
    コンピュータを備え、 前記第1のコンピュータが、 前記表示手段と前記第1の入力手段と、 前記アイデア情報を前記第2のコンピュータに提供する
    手段と、を備え、 前記第2のコンピュータが、 前記第1のコンピュータから提供された前記アイデア情
    報を受け付ける手段と、 前記保存手段と、を備え、 前記第3のコンピュータが、 前記保存手段から前記アイデア情報を取得する手段と、 前記表示手段と前記第2及び第3の入力手段と前記指示
    手段と前記検索手段と、 前記検索条件と前記既存アイデア情報を前記第2のコン
    ピュータに提供する手段と、を備え、 更に、 前記第2のコンピュータが、 前記第3のコンピュータから提供された前記検索条件と
    前記既存アイデア情報とを受け付ける手段、を備え、 前記保存手段は、受け付けた前記検索条件と前記既存ア
    イデア情報とを、前記アイデア情報と関連付けて保存す
    ることを特徴とする請求項26に記載のアイデア管理シ
    ステム。
  32. 【請求項32】 前記フォームが、 他の開発者がした前記アイデア情報に対するコメントが
    入力されるコメント入力欄を有し、 前記アイデア管理システムは、 各々の開発者が利用する複数の前記第1のコンピュータ
    を備え、 前記第1のコンピュータは、 前記保存手段から前記アイデア情報と前記既存アイデア
    情報とを取得する手段と、 前記コメント入力欄に対して前記コメントを入力する手
    段と、 前記コメントを前記第2のコンピュータに提供する手段
    と、を備え、 前記第2のコンピュータは、 前記コメントを受け付ける手段を備え、 前記保存手段は、前記コメントを前記アイデア情報に関
    連付けて保存することを特徴とする請求項30に記載の
    アイデア管理システム。
  33. 【請求項33】 前記第1のコンピュータは、 他の開発者が利用する前記第1のコンピュータに対し
    て、前記コメントを要求する旨の通知をする手段を備え
    たことを特徴とする請求項32に記載のアイデア管理シ
    ステム。
  34. 【請求項34】 前記第2のコンピュータは、 受け付けた前記アイデア情報を提供した開発者が利用す
    る前記第1のコンピュータ以外の前記第1のコンピュー
    タに対して、前記コメントを要求する旨の通知をする手
    段を備えたことを特徴とする請求項32に記載のアイデ
    ア管理システム。
  35. 【請求項35】 前記フォームが、 前記アイデア情報に対するコメントが入力されるコメン
    ト入力欄を有し、 前記第3のコンピュータは、 前記保存手段から前記アイデア情報と前記既存アイデア
    情報とを取得する手段と、 前記コメント入力欄に対して前記コメントを入力する手
    段と、 前記コメントを前記第2のコンピュータに提供する手段
    と、を備え、 前記第2のコンピュータは、 前記コメントを受け付ける手段を備え、 前記保存手段は、前記コメントを前記アイデア情報に関
    連付けて保存することを特徴とする請求項31に記載の
    アイデア管理システム。
  36. 【請求項36】 前記第1のコンピュータは、 前記第3のコンピュータに対して、前記コメントを要求
    する旨の通知をする手段を備えたことを特徴とする請求
    項35に記載のアイデア管理システム。
  37. 【請求項37】 前記第2のコンピュータは、 前記第3のコンピュータに対して、受け付けた前記アイ
    デア情報について、前記コメントを要求する旨の通知を
    する手段を備えたことを特徴とする請求項35に記載の
    アイデア管理システム。
  38. 【請求項38】 所定のフォームを用いてアイデアを管
    理するアイデア管理方法であって、 前記フォームは、 開発者が提案するアイデアの内容を示すアイデア情報が
    入力されるアイデア入力欄と、 該アイデアに関連する既存のアイデアを検索するための
    検索条件が入力される検索条件入力欄と、 前記検索を開始するための検索ボタンと、 検索された前記既存のアイデアに関する既存アイデア情
    報が入力される既存アイデア情報欄と、を有し、 前記アイデア管理方法は、 前記フォームを表示する表示工程と、 前記アイデア入力欄に対して前記アイデア情報を入力す
    る第1の入力工程と、 前記検索条件入力欄に対して前記検索条件を入力する第
    2の入力工程と、 前記検索ボタンを介して、前記検索の開始を指示する指
    示工程と、 前記検索の開始の指示があった場合に、前記検索条件入
    力欄に入力された前記検索条件に基づいて、既存のアイ
    デアを検索する検索工程と、 検索された前記既存のアイデアに関する前記既存アイデ
    ア情報を、前記既存アイデア情報欄に入力する第3の入
    力工程と、 前記アイデア入力欄、前記検索条件入力欄及び前記既存
    アイデア情報欄にそれぞれ入力された、前記アイデア情
    報と前記検索条件と前記既存アイデア情報と、を関連付
    けて保存する保存工程と、を含むことを特徴とするアイ
    デア管理方法。
  39. 【請求項39】 開発者が提案するアイデアの内容を示
    すアイデア情報が入力されるアイデア入力欄と、該アイ
    デアに関連する既存のアイデアを検索するための検索条
    件が入力される検索条件入力欄と、前記検索を開始する
    ための検索ボタンと、検索された前記既存のアイデアに
    関する既存アイデア情報が入力される既存アイデア情報
    欄と、を有するフォームを用いてアイデアを管理するた
    めに、コンピュータを、 前記フォームを表示する表示手段、 表示された前記フォームのうち、前記アイデア入力欄に
    対して前記アイデア情報を入力する第1の入力手段、 表示された前記フォームのうち、前記検索条件入力欄に
    対して前記検索条件を入力する第2の入力手段、 前記検索ボタンを介して、前記検索の開始を指示する指
    示手段、 前記検索の開始の指示があった場合に、前記検索条件入
    力欄に入力された前記検索条件に基づいて、既存のアイ
    デアを検索する検索手段、 検索された前記既存のアイデアに関する前記既存アイデ
    ア情報を、前記既存アイデア情報欄に入力する第3の入
    力手段、 前記アイデア入力欄、前記検索条件入力欄及び前記既存
    アイデア情報欄にそれぞれ入力された、前記アイデア情
    報と前記検索条件と前記既存アイデア情報と、を関連付
    けて保存する保存手段、として機能させるプログラムを
    記録した記録媒体。
  40. 【請求項40】 アイデアに関する情報を取り扱う管理
    サーバにネットワークを介して通信可能に接続され、所
    定のフォームを用いてアイデアに関する情報を前記管理
    サーバに提供するアイデア提案装置であって、 前記フォームは、 開発者が提案するアイデアの内容を示すアイデア情報が
    入力されるアイデア入力欄と、 該アイデアに関連する既存のアイデアを検索するための
    検索条件が入力される検索条件入力欄と、 前記検索を開始するための検索ボタンと、 検索された前記既存のアイデアに関する既存アイデア情
    報が入力される既存アイデア情報入力欄と、を有し、 前記アイデア提案装置は、 前記フォームを表示する表示手段と、 前記アイデア入力欄に対して前記アイデア情報を入力す
    る手段と、 前記検索条件入力欄に対して前記検索条件を入力する手
    段と、 前記検索ボタンを介して、前記検索の開始を指示する指
    示手段と、 前記検索の開始の指示があった場合に、前記検索条件入
    力欄に入力された前記検索条件に基づいて、既存のアイ
    デアを検索する検索手段と、 検索された前記既存のアイデアに関する前記既存アイデ
    ア情報を、前記既存アイデア情報欄に入力する手段と、 前記アイデア入力欄、前記検索条件入力欄及び前記既存
    アイデア情報欄にそれぞれ入力された、前記アイデア情
    報と前記検索条件と前記既存アイデア情報と、を前記管
    理サーバに提供する手段と、を備えたことを特徴とする
    アイデア提案装置。
  41. 【請求項41】 所定のフォームによりネットワークを
    介して提供された、アイデアに関する情報を取り扱う管
    理サーバであって、 前記フォームは、 開発者が提案するアイデアの内容を示すアイデア情報が
    入力されるアイデア入力欄と、 該アイデアに関連する既存のアイデアを検索するための
    検索条件が入力される検索条件入力欄と、 検索された前記既存のアイデアに関する既存アイデア情
    報が入力される既存アイデア情報入力欄と、を有し、 前記管理サーバは、 前記アイデア入力欄、前記検索条件入力欄及び前記既存
    アイデア情報欄に、それぞれ入力された、前記アイデア
    情報と前記検索条件と前記既存アイデア情報とを受け付
    ける手段と、 受け付けた前記アイデア情報、前記検索条件及び前記既
    存アイデア情報を関連付けて保存する手段と、を備えた
    ことを特徴とする管理サーバ。
  42. 【請求項42】 開発者が提案するアイデアの内容を示
    すアイデア情報を取り扱う管理サーバにネットワークを
    介して通信可能に接続され、所定のフォームを用いてア
    イデアに関する情報を前記管理サーバに提供する情報提
    供装置であって、 前記フォームは、 開発者が提案するアイデアの内容を示すアイデア情報が
    入力されるアイデア入力欄と、 該アイデアに関連する既存のアイデアを検索するための
    検索条件が入力される検索条件入力欄と、 前記検索を開始するための検索ボタンと、 検索された前記既存のアイデアに関する既存アイデア情
    報が入力される既存アイデア情報入力欄と、を有し、 前記情報提供装置は、 前記管理サーバから前記アイデア情報を取得する手段
    と、 取得した前記アイデア情報が前記アイデア入力欄に入力
    された前記フォームを表示する手段と、 前記検索条件入力欄に対して前記検索条件を入力する手
    段と、 前記検索ボタンを介して、前記検索の開始を指示する指
    示手段と、 前記検索の開始の指示があった場合に、前記検索条件入
    力欄に入力された前記検索条件に基づいて、既存のアイ
    デアを検索する検索手段と、 検索された前記既存のアイデアに関する前記既存アイデ
    ア情報を、前記既存アイデア情報欄に入力する手段と、 前記検索条件入力欄及び前記既存アイデア情報欄にそれ
    ぞれ入力された、前記検索条件と前記既存アイデア情報
    と、を前記管理サーバに提供する手段と、 を備えたことを特徴とする情報提供装置。
  43. 【請求項43】 アイデアに関する情報を取り扱う管理
    サーバにネットワークを介して通信可能に接続され、開
    発者が提案するアイデアの内容を示すアイデア情報が入
    力されるアイデア入力欄と、該アイデアに関連する既存
    のアイデアを検索するための検索条件が入力される検索
    条件入力欄と、前記検索を開始するための検索ボタン
    と、検索された前記既存のアイデアに関する既存アイデ
    ア情報が入力される既存アイデア情報入力欄と、を有す
    るフォームを用いてアイデアに関する情報を、前記管理
    サーバに提供するコンピュータを、 前記フォームを表示する表示手段、 前記アイデア入力欄に対して前記アイデア情報を入力す
    る手段、 前記検索条件入力欄に対して前記検索条件を入力する手
    段、 前記検索ボタンを介して、前記検索の開始を指示する指
    示手段、 前記検索の開始の指示があった場合に、前記検索条件入
    力欄に入力された前記検索条件に基づいて、既存のアイ
    デアを検索する検索手段、 検索された前記既存のアイデアに関する前記既存アイデ
    ア情報を、前記既存アイデア情報欄に入力する手段、 前記アイデア入力欄、前記検索条件入力欄及び前記既存
    アイデア情報欄にそれぞれ入力された、前記アイデア情
    報と前記検索条件と前記既存アイデア情報と、を前記管
    理サーバに提供する手段、として機能させるプログラム
    を記録した記録媒体。
  44. 【請求項44】 開発者が提案するアイデアの内容を示
    すアイデア情報が入力されるアイデア入力欄と、該アイ
    デアに関連する既存のアイデアを検索するための検索条
    件が入力される検索条件入力欄と、検索された前記既存
    のアイデアに関する既存アイデア情報が入力される既存
    アイデア情報入力欄と、を有するフォームによりネット
    ワークを介して提供された、アイデアに関する情報を取
    り扱うために、コンピュータを、 前記アイデア入力欄、前記検索条件入力欄及び前記既存
    アイデア情報欄に、それぞれ入力された、前記アイデア
    情報と前記検索条件と前記既存アイデア情報とを受け付
    ける手段、 受け付けた前記アイデア情報、前記検索条件及び前記既
    存アイデア情報を関連付けて保存する手段、として機能
    させるプログラムを記録した記録媒体。
  45. 【請求項45】 開発者が提案するアイデアの内容を示
    すアイデア情報を取り扱う管理サーバにネットワークを
    介して通信可能に接続され、開発者が提案するアイデア
    の内容を示すアイデア情報が入力されるアイデア入力欄
    と、該アイデアに関連する既存のアイデアを検索するた
    めの検索条件が入力される検索条件入力欄と、前記検索
    を開始するための検索ボタンと、検索された前記既存の
    アイデアに関する既存アイデア情報が入力される既存ア
    イデア情報入力欄と、を有するフォームを用いてアイデ
    アに関する情報を前記管理サーバに提供するコンピュー
    タを、 前記管理サーバから前記アイデア情報を取得する手段、 取得した前記アイデア情報が前記アイデア入力欄に入力
    された前記フォームを表示する手段、 前記検索条件入力欄に対して前記検索条件を入力する手
    段、 前記検索ボタンを介して、前記検索の開始を指示する指
    示手段、 前記検索の開始の指示があった場合に、前記検索条件入
    力欄に入力された前記検索条件に基づいて、既存のアイ
    デアを検索する検索手段、 検索された前記既存のアイデアに関する前記既存アイデ
    ア情報を、前記既存アイデア情報欄に入力する手段、 前記検索条件入力欄及び前記既存アイデア情報欄にそれ
    ぞれ入力された、前記検索条件と前記既存アイデア情報
    と、を前記管理サーバに提供する手段、として機能させ
    るプログラムを記録した記録媒体。
  46. 【請求項46】 開発者が提案するアイデアの内容を示
    すアイデア情報を受け付ける手段と、 受け付けた前記アイデア情報間の関連を示す関連アイデ
    ア情報を作成する手段と、を備えたことを特徴とするア
    イデア管理システム。
  47. 【請求項47】 開発者が提案するアイデアの内容を示
    すアイデア情報間の関連を示す関連アイデア情報を格納
    した手段と、 前記アイデア情報を受け付ける手段と、 受け付けた前記アイデア情報に基づいて、格納された前
    記関連アイデア情報を更新する手段と、を備えたことを
    特徴とするアイデア管理システム。
  48. 【請求項48】 前記関連アイデア情報に基づいて、指
    定された前記アイデア情報に関連する他の前記アイデア
    情報のリストを表示する表示手段を備えたことを特徴と
    する請求項46又は請求項47に記載のアイデア管理シ
    ステム。
  49. 【請求項49】 前記表示手段は、前記リストを、アイ
    デアが提案された順番にツリー形式で表示することを特
    徴とする請求項48に記載のアイデア管理システム。
  50. 【請求項50】 前記表示手段は、前記他のアイデア情
    報のリストに、各々の前記他のアイデア情報について既
    に出願がされているか否かを示す情報も表示することを
    特徴とする請求項48に記載のアイデア管理システム。
  51. 【請求項51】 開発者が提案するアイデアの内容を示
    すアイデア情報を受け付ける工程と、 受け付けた前記アイデア情報間の関連を示す関連アイデ
    ア情報を作成する工程と、を含むアイデア管理方法。
  52. 【請求項52】 前記関連アイデア情報を格納する工程
    と、 受け付けた前記アイデア情報に基づいて、格納された前
    記関連アイデア情報を更新する工程と、を含むことを特
    徴とする請求項51に記載のアイデア管理方法。
  53. 【請求項53】 コンピュータを、 開発者が提案するアイデアの内容を示すアイデア情報を
    受け付ける手段、 受け付けた前記アイデア情報間の関連を示す関連アイデ
    ア情報を作成する手段、として機能させるプログラムを
    記録した記録媒体。
  54. 【請求項54】 コンピュータを、 開発者が提案するアイデアの内容を示すアイデア情報間
    の関連を示す関連アイデア情報を格納した手段、 前記アイデア情報を受け付ける手段、 受け付けた前記アイデア情報に基づいて、格納された前
    記関連アイデア情報を更新する手段、として機能させる
    プログラムを記録した記録媒体。
  55. 【請求項55】 コンピュータと、管理サーバと、がネ
    ットワークを介して通信可能に構成されたアイデア管理
    システムであって、 前記コンピュータが、 開発者が提案するアイデアを示すアイデア情報を前記管
    理サーバに提供する手段を備え、 前記管理サーバが、 前記コンピュータから提供された前記アイデア情報を受
    け付ける手段と、 受け付けた前記アイデア情報を格納する手段と、 受け付けた前記アイデア情報間の関連を示す関連アイデ
    ア情報を作成する手段と、 作成した前記関連アイデア情報を保存する手段と、を備
    えたことを特徴とするアイデア管理システム。
  56. 【請求項56】 コンピュータと、管理サーバと、がネ
    ットワークを介して通信可能に構成されたアイデア管理
    システムであって、 前記コンピュータが、 開発者が提案するアイデアを示すアイデア情報を前記管
    理サーバに提供する手段を備え、 前記管理サーバが、 前記コンピュータから提供された前記アイデア情報を受
    け付ける手段と、 受け付けた前記アイデア情報を格納する手段と、 受け付けた前記アイデア情報間の関連を示す関連アイデ
    ア情報を格納した手段と、 受け付けた前記アイデア情報に基づいて、格納された前
    記関連アイデア情報を更新する手段と、を備えたことを
    特徴とするアイデア管理システム。
  57. 【請求項57】 前記コンピュータが、 前記アイデア情報を指定して、指定した前記アイデア情
    報に関連する前記関連アイデア情報を前記管理サーバか
    ら取得する手段と、 前記関連アイデア情報に基づいて、指定された前記アイ
    デア情報に関連する他の前記アイデア情報のリストを表
    示する表示手段と、を備えたことを特徴とする請求項5
    5又は56に記載のアイデア管理システム。
  58. 【請求項58】 開発者が提案したアイデアを示すアイ
    デア情報間の関連を示す関連アイデア情報を格納した管
    理サーバにネットワークを介して通信可能に接続される
    情報取得装置であって、 前記アイデア情報を指定して、指定した前記アイデア情
    報に関連する前記関連アイデア情報を前記管理サーバか
    ら取得する手段と、 前記関連アイデア情報に基づいて、指定された前記アイ
    デア情報に関連する他の前記アイデア情報のリストを表
    示する表示手段と、を備えたことを特徴とする情報取得
    装置。
  59. 【請求項59】 開発者が提案したアイデアを示すアイ
    デア情報間の関連を示す関連アイデア情報を格納した管
    理サーバにネットワークを介して通信可能に接続される
    コンピュータを、 前記アイデア情報を指定して、指定した前記アイデアに
    関連する前記関連アイデア情報を前記管理サーバから取
    得する手段、 前記関連アイデア情報に基づいて、指定された前記アイ
    デア情報に関連する他の前記アイデア情報のリストを表
    示する表示手段、として機能させるプログラムを記録し
    た記録媒体。
  60. 【請求項60】 コンピュータと、管理サーバと、がネ
    ットワークを介して通信可能に構成され、所定のフォー
    ムを用いてアイデアを管理するアイデア管理システムで
    あって、 前記フォームは、 開発者が提案するアイデアを示すアイデア情報が入力さ
    れるアイデア入力欄と、 前記アイデア入力欄に入力された前記アイデア情報に関
    連する先に提案された他の前記アイデア情報を示す親ア
    イデア情報が入力される親アイデア入力欄と、を有し、 前記コンピュータは、 前記フォームを表示する手段と、 前記アイデア入力欄に前記アイデア情報を入力する手段
    と、 前記親アイデア入力欄に前記親アイデア情報を入力する
    手段と、 前記アイデア入力欄及び親アイデア入力欄に、それぞれ
    入力された前記アイデア情報及び前記親アイデア情報を
    前記管理サーバに提供する手段と、を備え、 前記管理サーバは、 前記コンピュータから提供された前記アイデア情報を受
    け付ける手段と、 前記アイデア情報を格納する手段と、 前記コンピュータから提供された前記親アイデア情報に
    基づいて、前記アイデア情報間の関連を示す関連アイデ
    ア情報を作成する手段と、 作成した前記関連アイデア情報を格納する手段と、を備
    えたことを特徴とするアイデア管理システム。
  61. 【請求項61】 コンピュータと、管理サーバと、がネ
    ットワークを介して通信可能に構成され、所定のフォー
    ムを用いてアイデアを管理するアイデア管理システムで
    あって、 前記フォームは、 開発者が提案するアイデアを示すアイデア情報が入力さ
    れるアイデア入力欄と、 前記アイデア入力欄に入力された前記アイデア情報に関
    連する先に提案された他の前記アイデア情報を示す親ア
    イデア情報が入力される親アイデア入力欄と、を有し、 前記コンピュータは、 前記フォームを表示する手段と、 前記アイデア入力欄に前記アイデア情報を入力する手段
    と、 前記親アイデア入力欄に前記親アイデア情報を入力する
    手段と、 前記アイデア入力欄及び親アイデア入力欄に、それぞれ
    入力された前記アイデア情報及び前記親アイデア情報を
    前記管理サーバに提供する手段と、を備え、 前記管理サーバは、 前記コンピュータから提供された前記アイデア情報を受
    け付ける手段と、 前記アイデア情報を格納する手段と、 前記アイデア情報間の関連を示す関連アイデア情報を格
    納した手段と、 前記コンピュータから提供された前記親アイデア情報に
    基づいて、前記関連アイデア情報を更新する手段と、を
    備えたことを特徴とするアイデア管理システム。
  62. 【請求項62】 前記フォームが、 前記アイデア入力欄に入力された前記アイデア情報に関
    連する前記関連アイデア情報を取得するためのボタンを
    有し、 前記コンピュータは、 前記ボタンを介して、前記関連アイデア情報の取得を指
    示する手段と、 前記指示により、前記アイデア情報に関連する前記関連
    アイデア情報を前記管理サーバから取得する手段と、 前記関連アイデア情報に基づいて、前記アイデア情報に
    関連する他の前記アイデア情報のリストを表示する表示
    手段と、を備えたことを特徴とする請求項60又は61
    に記載のアイデア管理システム。
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