JP2001330468A - デジタル計器の信号処理回路 - Google Patents

デジタル計器の信号処理回路

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JP2001330468A
JP2001330468A JP2000151232A JP2000151232A JP2001330468A JP 2001330468 A JP2001330468 A JP 2001330468A JP 2000151232 A JP2000151232 A JP 2000151232A JP 2000151232 A JP2000151232 A JP 2000151232A JP 2001330468 A JP2001330468 A JP 2001330468A
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好昭 島田
Koichi Segawa
浩一 瀬川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な方法にてデジタルフィルタにおけるノ
イズカット効果を向上させることのできるデジタル計器
の信号処理回路を提供すること。 【解決手段】 デジタルフィルタ26は、A/D変換部
6の出力データを積和演算処理する積和演算手段26a
と、この出力データを平均化する平均化手段26cと、
これらの間に設けられたデータ選択手段26bとから成
り、データ選択手段26bにおける選択により、積和演
算手段26aの出力データを少なくとも1つおきに平均
化手段26cに入力させる。すなわち、データ列の間を
少なくとも1つ以上抜いて平均化手段26cに取り込ま
せることによりサンプリング周波数を小さくして、これ
と比例関係にあるデジタルフィルタ26のカットオフ周
波数を小さくするようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタルロ
ードセルなどのデジタル計器に使用される信号処理回路
に関し、更に詳しくはデジタルフィルタにおけるカット
オフ周波数を小さくして低ノイズ化を図るようにしたデ
ジタル計器の信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、デジタル計器として、例えば
特開平1−250028号公報に示されているデジタル
ロードセル1を示す。荷重検出部としての起歪体40
(図15に示される)に信号処理回路基板16が、起歪
体40に形成されたねじ孔41bにねじ41aを螺着さ
せることにより取り付けられている。起歪体40の中央
部の小径部40cの周面には4つのストレインゲージ
(図示では2つであるがこの裏面に更に2つある)42
が貼付されている。これら4つのストレインゲージ42
は電気的に接続されブリッジ回路2を構成している。起
歪体40の両端面の荷重受け面40a、40bに荷重が
作用すると小径部40cはひずみ、このひずみはストレ
インゲージ42にて検出され、ひずみの大きさに応じた
電圧がブリッジ回路2より出力される。
【0003】図16は、従来のデジタルロードセルにお
ける信号処理回路のブロック図の一例を示す。
【0004】ブリッジ回路2の出力側はプリアンプ3の
入力側に接続され、プリアンプ3の出力側はローパスフ
ィルタ5の入力側に接続され、ローパスフィルタ5の出
力側はA/D変換部6の入力側に接続されている。A/
D変換部6の出力側はデジタルフィルタ24の入力側に
接続され、デジタルフィルタ24の出力側はCPU7に
接続している。CPU7には、クロック信号発生器13
より例えば4.19MHzのクロック信号が与えられ
る。また、CPU7は温度センサ10の出力側と接続さ
れ温度センサ10の検出信号が入力される。更に、CP
U7は表示部9と接続され、CPU7によって各種演算
処理された値は表示部9へと出力される。
【0005】ブリッジ回路2及びA/D変換部6にはロ
ードセル電圧印加回路8bが接続され、ブリッジ回路2
に電圧を供給するとともにA/D変換部6に基準電圧を
供給する。
【0006】図17は、A/D変換部6の詳細な構成を
示すブロック図である。最前段には差動増幅器21が配
設され、その正極入力端子にはローパスフィルタ5から
のアナログ信号が入力する。負極入力端子には1ビット
D/A変換器25から例えば+3.8Vまたは0Vの電
圧が入力する。差動増幅器21の出力側には積分器22
が接続されている。積分器22の出力側は比較器23の
正極入力端子に接続され、比較器23の負極入力端子に
はロードセル電圧印加回路8bより基準電圧が供給され
る。比較器23の出力側はデジタルフィルタ24の入力
側に接続されている。また、比較器23の出力信号は1
ビットD/A変換器25を介して差動増幅器21の負極
入力端子にフィードバックされる。
【0007】次に、デジタルロードセル1の作用につい
て説明する。
【0008】デジタルロードセル1の電源としては、例
えば6Vの電池が使用され、これからレギュレータ11
によって3Vと5Vの2つの電圧が形成される。このう
ち3VはCPU7の電源電圧として使用される。5Vは
ロードセル電圧印加回路8bに供給されブリッジ回路2
に印加されるとともに、A/D変換部6に基準電圧とし
て供給される。
【0009】上述した起歪体40に荷重が加わることに
よりひずみを起こし、ブリッジ回路2の平衡はくずれ、
そのひずみ量に比例した電圧がプリアンプ3へと出力さ
れる。このアナログ信号はプリアンプ3にて増幅され、
更にローパスフィルタ5にて高周波成分が取り除かれて
A/D変換部6へと入力する。
【0010】次に、A/D変換部6での作用について図
17及び図18を参照して説明する。図17は、例えば
デルタ・シグマ変調方式のA/Dコンバータの構成を示
し、それはA/D変換部6と、デジタルフィルタ24と
から構成される。A/D変換部6はアナログ信号の入力
を受け、非常に高いレートで1ビットのデジタルデータ
を出力し、デジタルフィルタ24はその1ビットのデジ
タルデータを受けて低レートの非常に高い分解能(例え
ば16ビット)のデジタルデータを出力する。
【0011】差動増幅器21の正極入力端子にはアナロ
グローパスフィルタ5からのアナログ信号が入力し、そ
のアナログ入力電圧から、負極入力端子に1ビットD/
Aコンバータ25より入力する+3.8Vまたは0Vが
差し引かれる。その結果生ずる出力電圧V1は積分器2
2の入力となる。積分器22はアナログアキュムレータ
として作用し、V1の入力電圧は1クロックサイクル前
のV2に加算され新たな出力電圧V2となる。このV2
は比較器23の正極入力端子に入力し、ロードセル電圧
印加回路8bより負極入力端子に供給される基準電圧と
比較される。基準電圧以上であれば1ビットデジタル信
号「1」をデジタルフィルタ24及び1ビットD/Aコ
ンバータ25へと出力し、1ビットD/Aコンバータ2
5はV3=+3.8Vを出力する。基準電圧より小さけ
れば1ビットデータ「0」をデジタルフィルタ24及び
1ビットD/Aコンバータ25へと出力し、1ビットD
/Aコンバータ25はV3=0Vを出力する。これら動
作はそれぞれのクロックサイクル間に1度行われる。
【0012】以上の動作について図18を参照して具体
的な数値を用いて説明すると、先ず、V1、V2、V3
は全て0に初期設定され、そして、アナログ入力電圧は
例えば0.6Vになると仮定する。クロックサイクル1
では、V1、V2は0.6Vであり、比較器23におけ
る、基準電圧(例えば3.8V)との比較結果によりV
2(=0.6V)は基準電圧より小とされ1ビットデー
タ「0」が出力され、V3は0Vとなる。次のクロック
サイクル2では、差動増幅器21において、(正極入力
端子への入力0.6V−負極入力端子への入力0V)が
演算され、V1=0.6Vが出力される。積分器22に
おいては、このV1=0.6Vに前クロックサイクルの
V2=0.6Vが加算され新たなV2=1.2Vが出力
される。このV2=1.2Vは、クロックサイクル1の
場合と同様に比較器23にて基準電圧と比較されて基準
電圧(3.8V)より小とされ1ビットデータ「0」が
デジタルフィルタ24に出力され、1ビットD/Aコン
バータ25の出力V3は0Vとなり、差動増幅器21の
負極入力端子にフィードバックされる。以下同様な動作
がクロックサイクルごとに繰り返される。
【0013】クロックサイクル7では、比較器23での
V2と基準電圧との比較において、V2=4.2V≧基
準電圧(3.8V)であるので、1ビットデータ「1」
がデジタルフィルタ24に出力され、1ビットD/Aコ
ンバータ25の出力V3は3.8Vとなり、差動増幅器
21の負極入力端子にフィードバックされる。
【0014】クロックサイクル2とクロックサイクル2
1では全てのV1、V2、V3が同一なので、もし差動
増幅器21へのアナログ入力(0.6V)が変化しない
ならば、クロックサイクル2から20までの周期が繰り
返される。この周期間のV3の平均値{(3.8×3)
/19}=0.6がアナログ入力値0.6Vになる。
【0015】以上のA/D変換部6より出力された1ビ
ットのデータ列はデジタルフィルタ24へと入力する。
【0016】次に、図19を参照してデジタルフィルタ
24での作用について説明する。
【0017】図19は例えばFIR型のデジタルフィル
タの構成を示し、遅延素子(遅延メモリ)27と、フィ
ルタ係数a1〜aNの乗算器29と、加算器28とから
成る。最新のデータは図の一番左側から入力し、一番左
の乗算器29にてフィルタ係数a1がかけられ加算器2
8へと送られる。そして、この1回の処理後、入力した
データは遅延素子27に送られ、そこで保持遅延されて
1つ右の位置へ移動し、この位置に対応する乗算器29
にてフィルタ係数a2がかけられ加算器28へと送られ
る。そして、あらためて最新のデータを1番左の位置へ
入力する。入力されたデータは1回の処理後、右の位置
へ移動していき、各データにはそれぞれ対応するフィル
タ係数をかけ合わせ、その結果を加算器28にて加算し
て、デジタルフィルタ24の出力となる(例えば16ビ
ット)。フィルタ係数の個数や、どのような値にするか
によって各種フィルタの特性は決められるが、デルタ・
シグマ方式のA/Dコンバータでは、ローパスフィルタ
としてデジタルフィルタ24を用いている。すなわち、
上述の積和演算処理によって原信号(アナログ信号)に
含まれる高周波成分を取り除いてノイズカット効果を得
るようにしている。
【0018】そして、デジタルフィルタ24の出力はC
PU7へと送られ、温度補正などの各種補正が行われ
て、表示部9に出力されデジタル表示される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ブリッジ回路2からの
アナログ出力は微弱であり、よってノイズの影響をうけ
やすい。上述した従来例ではアナログローパスフィルタ
5やデジタルローパスフィルタ24で高周波成分を除去
するようにしているが、重量の計量に用いられるロード
セルのような場合では静荷重の検出が行われるので、よ
ってブリッジ回路2からのアナログ出力が一定となっ
た、すなわち直流のときの値を被計量物の荷重として検
出する。従って、高周波のノイズに限らず、より低い周
波数のノイズでも混入すると精度良く安定した値が得ら
れなくなってしまう。
【0020】そこで、本発明は容易にデジタルフィルタ
におけるノイズカット効果の向上を図れるデジタル計器
の信号処理回路を提供することを課題とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するに
あたり、本発明では、デジタルフィルタは、A/D変換
部の出力信号を受け積和演算処理を行う積和演算手段
と、この出力データを平均化する平均化手段と、これら
積和演算手段と平均化手段との間に設けられるデータ選
択手段とから成る。そして、データ選択手段における選
択により、積和演算手段の出力データを少なくとも1つ
おきに平均化手段に入力させる。すなわち、データ列の
間を少なくとも1つ以上抜いて平均化手段に取り込ませ
ることによりサンプリング周波数を小さくして、これと
比例関係にあるデジタルフィルタのカットオフ周波数を
小さくするようにしている。これにより、平均化手段に
取り込むべきデータ列の間を抜いて選択的に取り込むと
いう簡単な操作で、実質的にサンプリング周波数を小さ
くでき、よってカットオフ周波数も小さくしてノイズカ
ット効果を高められる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0023】本実施の形態では、従来と同様、デジタル
計器として図14に示すデジタルロードセルに発明を適
用して説明する。図1は、その信号処理回路の構成を示
すブロック図であり、図2はその要部のブロック図であ
る。従来と同じ構成部分には同一の符号を付しその詳細
な説明は省略する。
【0024】ブリッジ回路2の出力側はプリアンプ(増
幅器)3の入力側に接続され、プリアンプ3の出力側は
スイッチ回路17の入力側に接続され、スイッチ回路1
7の出力側はサンプル・ホールド回路4の入力側に接続
され、サンプル・ホールド回路4の出力側はローパスフ
ィルタ5の入力側に接続され、ローパスフィルタ5の出
力側はA/D変換部6の入力側に接続されている。
【0025】A/D変換部6は、図2に示されるように
従来と同じ構成であり、ローパスフィルタ5の出力と1
ビットD/A変換器25の出力V3とを比較しその差を
増幅する差動増幅器21、差動増幅器21の出力V1を
1サイクル前の出力値V2に加算して新たなV2として
出力する積分器22、積分器22の出力V2と基準電圧
とを比較し、その比較結果により「0」か「1」かの1
ビット信号を出力する比較器23、比較器23の1ビッ
ト信号を受け「0」か「1」かに応じて0Vか+3.8
Vのアナログ電圧を差動増幅器21にフィードバックす
る1ビットD/A変換器25とから構成される。
【0026】A/D変換部6の出力側、すなわち比較器
23の出力側にはデジタルフィルタ26が接続されてい
る。デジタルフィルタ26は、A/D変換部6の出力信
号を受け積和演算処理を行う、上述した図19に示す構
成の積和演算手段26aと、この出力の平均をとる平均
化手段26cと、これら積和演算手段26aと平均化手
段26cとの間に設けられたデータ選択手段26bとか
ら成る。
【0027】デジタルフィルタ26の平均化手段26c
はCPU7に接続され、平均化手段26cの出力はCP
U7にて温度補正などの各種補正が行われ、表示部9に
伝送されデジタル表示される。CPU7には、クロック
信号発生器13より例えば4.19MHzのクロック信
号が与えられる。
【0028】ブリッジ回路2には、これに電圧を供給す
るロードセル電圧印加回路8bが接続され、このロード
セル電圧印加回路8bの入力側にはロジック回路8aの
出力側が接続されている。更にロジック回路8aの入力
側には、例えば500Hzのクロック信号発生器12が
接続されている。
【0029】また、ロードセル電圧印加回路8bの出力
側はサンプル・ホールド回路8c、ローパスフィルタ8
dを介してA/D変換部6にも接続されている。これに
より、ロードセル電圧印加回路8bからA/D変換部6
に基準電圧が与えられる。
【0030】次に、本実施の形態によるデジタルロード
セルの作用について説明する。
【0031】デジタルロードセルの電源としては、例え
ば6Vの電池が使用され、これからレギュレータ11に
よって3Vと5Vの2つの電源電圧が形成される。この
うち、3VはCPU7の電源電圧として用いられる。5
Vはロードセル電圧印加回路8bに供給され、ここで更
に例えば3.8Vの電圧が形成される。ブリッジ回路2
には、例えば特開昭62−266469号公報に示され
ているように間欠的に電圧が印加される。これにより、
ブリッジ回路2にて消費される電力を小さくすることが
できる。すなわち、ロードセル電圧印加回路8bはスイ
ッチ回路であり、ロジック回路8aによってタイミング
をとられて例えば500Hzの周波数で、図3Aに示さ
れるように正負両極性のパルス状で3.8Vの電圧がブ
リッジ回路2に印加される。図3AにおいてTは1周期
を示し、1/T=500Hzである。
【0032】上述した起歪体40に荷重が加わることに
よりブリッジ回路2の平衡はくずれ、その荷重に比例し
た電圧がプリアンプ3へと出力される。このアナログ出
力信号は、ブリッジ回路2に印加される電圧と同様、5
00Hzの周波数でパルス状に出力されプリアンプ3に
て増幅される。図3Bはそのプリアンプ3の出力信号を
示す。
【0033】プリアンプ3の出力信号はスイッチ回路1
7に入力する。スイッチ回路17では図3Cに示される
ように同一の極性をもつパルス列に変えられる。
【0034】スイッチ回路17の出力信号はサンプル・
ホールド回路4に入力される。サンプル・ホールド回路
4においては、パルス状の信号の出力レベルを次のパル
スの立ち上がりまで保持して図3Dに示されるように連
続的な信号にする。
【0035】そして、この連続的なアナログ信号はロー
パスフィルタ5にて平滑化されて(図3E)、A/D変
換部6へと入力される。
【0036】ロードセル電圧印加回路8bからの3.8
Vの間欠的な電圧は、サンプル・ホールド回路8cにも
印加されており、上述したサンプル・ホールド回路4で
の作用と同様に連続的なアナログ信号とされ、ローパス
フィルタ8dにて平滑化され、A/D変換部6に基準電
圧として供給される。これにより、ロードセル電圧印加
回路8bにおいて形成される電圧に変動が生じても、A
/D変換部6では、ブリッジ回路2側から入力する信号
と、サンプル・ホールド回路8c及びローパスフィルタ
8dを介して入力する信号とにより変動分が打ち消さ
れ、電圧変動の影響を相殺できる。
【0037】A/D変換部6においては、従来と同様、
最後段に配設された比較器23より1ビットのデジタル
信号が所定のクロック周期で出力される。そして、デジ
タルフィルタ26の積和演算手段26aに取り込まれ積
和演算処理され、例えば16ビットのデータが出力され
る。そして、出力された16ビットのデータは例えば1
6個ずつの平均を平均化手段26cにて演算される。こ
のとき、積和演算手段26aより出力される全てのデー
タ列を平均化手段26cに入力させるのではなく、デー
タ選択手段(これはCPU7からの制御信号を受けて動
作するスイッチ回路)26bにより、少なくとも1つお
きに平均化手段26cへと入力させる。
【0038】すなわち、積和演算手段26aより出力さ
れるデータを全て順次、平均化手段26cに送り込むの
ではなく、例えば1つ入力させたら次のデータをとばし
て2つ後のデータを入力させる。あるいは間を抜かすデ
ータの数は1つに限らず2つ、3つ、4つ・・・・とい
うようにデータ列をとびとびに入力させていく。そし
て、平均化手段26cではそれら取り込まれたデータの
みを用いて平均化を行う。取り込むデータ列間の間を抜
くことにより、平均化手段26cにデータが取り込まれ
るサンプリング周期が大きくなり、すなわちサンプリン
グ周波数が小さくなり、これと比例関係にあるカットオ
フ周波数が小さくなる。例えば、1つおきにデータを取
り込むとカットオフ周波数は1/2に、2つおきにする
とカットオフ周波数は1/3に、3つおきにするとカッ
トオフ周波数は1/4というように小さくなっていく。
従って、起歪体に一定の静荷重が作用してブリッジ回路
2のアナログ出力信号が一定(直流)であるべき状態に
おいてノイズが混入している場合には、より低い周波数
成分まで除去できるようになるのでデジタルフィルタ2
6のローパスフィルタとしての性能が向上することにな
る。
【0039】次に、平均化手段26cにて、例えば2つ
ずつのデータの移動平均を演算処理していく例を用いて
上記の作用について説明する。
【0040】図4はアナログ信号の時間経過による出力
の変移を示すグラフである。図5は、図4に示すアナロ
グ信号を量子化したグラフである。図6は、図5に示す
量子化データ列を間を抜くことなく順次平均化手段26
cに入力させて、1番目のデータと2番目のデータ、2
番目のデータと3番目のデータ、・・・というように2
個ずつの移動平均演算を行ったときのグラフである。図
7は、図5に示す量子化データを1つおきに平均化手段
26cに入力させて、1番目のデータと3番目のデー
タ、3番目のデータと5番目のデータ、・・・というよ
うに1つおきの2個の移動平均演算を行ったときのグラ
フである。1つおきの移動平均をとっていったときのサ
ンプリング周期2tは、全てのデータについて順次移動
平均をとっていったときのサンプリング周期tの2倍と
なる。
【0041】順次連続的に2個ずつの移動平均をとって
いった場合は、図10Aに示すように、積和演算手段2
6aよりデータが周期tで出力されており、例えば1番
目のデータが平均化手段26cに入力すると、このt秒
後に次の2番目のデータが入力し、1番目と2番目のデ
ータの平均が演算される。本実施の形態では、図10B
に示すように、1番目のデータが入力後、2番目のデー
タは入力させないで、3番目のデータを次に入力させ
る。従って、平均化手段26cにデータが取り込まれる
サンプリング周期は2tとなり図10Aに示す従来の2
倍となり、よってサンプリング周波数は1/2小さくな
る。従って、平均化手段26cにおいてサンプリング周
波数と比例関係にあるカットオフ周波数も1/2小さく
なる。
【0042】このことは、図8及び図9を参照すること
でも理解できる。図8は、図4のアナログ信号の一定値
部分にノイズが混入している状態を示し、図9はその部
分を量子化したグラフである。図9の量子化データのう
ちで順次隣接する2個のデータの移動平均をとっていく
よりも、データ列の間を抜いて例えば8番目のデータと
15番目のデータの平均をとった方がアナログ信号の変
動分をより平滑化できる。
【0043】以上のように、デジタルフィルタ26にお
ける平均化手段26cに入力するデータを選択的にする
という簡単な方法でカットオフ周波数を小さくすること
ができ、ノイズカット効果を高めることができる。従っ
て、信頼性の高い計量が行える。
【0044】また、本実施の形態ではブリッジ回路2で
の消費電力を低減するために、例えば500Hzの周波
数で間欠的に電圧が印加されている。更に、プリアンプ
(オペアンプ)3を構成するトランジスタとして、バイ
ポーラトランジスタに比べて低消費電力なC−MOSト
ランジスタを用いている。
【0045】図11はC−MOSトランジスタとバイポ
ーラトランジスタそれぞれについて、動作される周波数
と発生するノイズレベルとの関係を示すグラフである。
これによると、500Hzにて動作されるC−MOSト
ランジスタは同じ周波数にて動作されるバイポーラトラ
ンジスタに比べて発生するノイズのレベルが大きくなっ
ている。また、ある周波数以上ではC−MOSトランジ
スタとバイポーラトランジスタのノイズレベルはほぼ同
レベルとなるが、この周波数域での使用は動作が不安定
になってしまう。
【0046】そこで、本実施の形態ではC−MOSトラ
ンジスタにおけるソースとドレイン間の面積を大きくす
ることにより、発生するノイズを低減させるようにし
た。図13は、例えばn型のシリコン基板31上に形成
されたC−MOS回路の平面図を示す。n型のシリコン
基板31上にp型不純物を拡散させることによってソー
ス34とドレイン35を形成したpMOS37と、n型
のシリコン基板31上にp型不純物を拡散させてp−ウ
ェル36を形成した後、このp−ウェル36にn型の不
純物を拡散させてソース34とドレイン35を形成した
nMOS38とからC−MOS回路は構成される。pM
OS37とnMOS38とはアルミニウム配線32によ
って接続されている。また、ゲートはシリコン基板31
上に酸化シリコン及びこの上にポリシリコン33を積層
して形成されている。
【0047】図12に示されるように、C−MOSトラ
ンジスタにおいてそのソースとドレイン間の面積とノイ
ズレベルとの関係は反比例にあり、本実施の形態では、
図13において符号Sで示されるソース34とドレイン
35間の平面的に見た面積を、標準的なサイズのC−M
OSトランジスタに比べて、約400倍の大きさとして
いる。これにより、500Hzで動作させてもノイズレ
ベルをバイポーラトランジスタを用いた場合とほぼ同レ
ベルとすることができ、低消費電力化と低ノイズ化の両
方の効果が得られる。
【0048】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0049】デジタルロードセルに限らず、例えばデジ
タル温度計やデジタル電圧計などの他のデジタル計器の
信号処理回路にも本発明は適用可能である。特に、直流
の微小電圧を計測するデジタル計器に有効となる。
【0050】また、以上の実施の形態では、ブリッジ回
路2へは、例えば500Hzの周波数で間欠的に電圧を
印加したが、連続的な電圧を印加させた場合にも、デジ
タルフィルタ26でのカットオフ周波数を小さくすると
いう効果は得られる。また、プリアンプ3をC−MOS
トランジスタではなくバイポーラトランジスタで構成し
ても同様の効果が得られる。
【0051】また、上記実施の形態ではデルタ・シグマ
変調方式のA/Dコンバータを用いたが、これに限ら
ず、2重積分型や逐次比較型のA/Dコンバータを用い
てもよい。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、デジ
タルフィルタにおける平均化手段に取り込むデータ列を
選択して、少なくとも1つおきに取り込むという簡単な
操作にて、サンプリング周波数を小さくして、よってデ
ジタルフィルタのカットオフ周波数を小さくできる。こ
れにより、安定的な直流電圧が検出されている状態にお
いて、より低い周波数成分まで除去でき、精度の良い安
定的な検出出力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるデジタル計器の信号
処理回路の構成を示すブロック図である。
【図2】図1における要部のブロック図である。
【図3】図1における各部の入出力波形図であり、Aは
ブリッジ回路2への印加電圧、Bはプリアンプ3の出力
波形、Cはスイッチ回路17の出力波形、Dはサンプル
・ホールド回路4の出力波形、Eはローパスフィルタ5
の出力波形を示す。
【図4】アナログ出力信号の時間経過を示すグラフであ
る。
【図5】図4のアナログ信号を量子化したグラフであ
る。
【図6】図5の量子化データを順に2個ずつの移動平均
をとっていったグラフである。
【図7】図5の量子化データを1つおきに2個ずつの移
動平均をとっていったグラフである。
【図8】図4のアナログ信号における一定値部分にノイ
ズが混入したグラフである。
【図9】図8におけるノイズ混入部分を量子化したグラ
フである。
【図10】本発明によるデジタルフィルタのサンプリン
グ周波数が小さくなる作用を説明するための模式図であ
り、Aは入力データ列の間をとばさない全てのデータ列
の取り込みをした場合、Bは1つおきのデータの取り込
みをした場合を示す。
【図11】C−MOSトランジスタとバイポーラトラン
ジスタそれぞれについて、取り扱う信号の周波数とノイ
ズレベルとの関係を示すグラフである。
【図12】C−MOSトランジスタにおけるソースとド
レイン間の面積とノイズレベルとの関係を示すグラフで
ある。
【図13】シリコン基板上につくられたC−MOS回路
の平面図である。
【図14】デジタルロードセルの側面図である。
【図15】ストレインゲージが貼付された起歪体の側面
図である。
【図16】従来のデジタルロードセルの信号処理回路の
構成を示すブロック図である。
【図17】図16における要部のブロック図である。
【図18】デルタ・シグマ方式A/Dコンバータの作用
を説明するための表であり、図2及び図16における差
動増幅器21の出力V1、積分器22の出力V2、1ビ
ットD/A変換器25の出力V3のそれぞれのクロック
サイクルごとの値の一例を示す。
【図19】デジタルフィルタの構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 デジタルロードセル 2 ブリッジ回路 3 増幅器 6 A/Dコンバータ 21 差動増幅器 22 積分器 23 比較器 25 1ビットD/Aコンバータ 26 デジタルフィルタ 26a 積和演算処理手段 26b データ選択手段 26c 平均化手段 34 ソース 35 ドレイン 40 起歪体 42 ストレインゲージ S ソース・ドレイン間面積
フロントページの続き (72)発明者 瀬川 浩一 大阪府八尾市神武町2番23号 株式会社ク ボタ久宝寺工場内 (72)発明者 成山 桂一 大阪府八尾市神武町2番23号 株式会社ク ボタ久宝寺工場内 Fターム(参考) 2F049 AA00 CA11 2F063 AA25 CA08 DA02 DA05 EC00 LA06 LA09 LA11 LA13 LA16 LA19 LA27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号をデジタル信号に変換する
    A/D変換部と、該A/D変換部にて形成されるデジタ
    ルデータを取り込んで、前記アナログ信号に含まれるノ
    イズ成分を除去するデジタルフィルタとを有するデジタ
    ル計器の信号処理回路において、 前記デジタルフィルタは、前記A/D変換部の出力デー
    タを積和演算処理する積和演算手段と、該積和演算手段
    の出力データを平均化する平均化手段と、これら積和演
    算手段と平均化手段との間に設けられるデータ選択手段
    とから成り、 前記データ選択手段は、前記積和演算手段の出力データ
    を少なくとも1つおきに前記平均化手段に入力させて、
    該平均化手段に前記積和演算手段の出力データが取り込
    まれるサンプリング周波数を小さくして、前記デジタル
    フィルタにおけるカットオフ周波数を小さくするように
    したことを特徴とするデジタル計器の信号処理回路。
  2. 【請求項2】 前記デジタル計器は荷重を検出してデジ
    タル表示するデジタルロードセルであり、起歪体に貼付
    されたブリッジ回路より出力されるアナログ信号を前記
    A/D変換部にてデジタル信号に変換することを特徴と
    する請求項1に記載のデジタル計器の信号処理回路。
  3. 【請求項3】 前記ブリッジ回路には周期的なパルス状
    の電圧が印加されることを特徴とする請求項2に記載の
    デジタル計器の信号処理回路。
  4. 【請求項4】 前記ブリッジ回路のアナログ出力信号を
    増幅する増幅器を設け、該増幅器をC−MOSトランジ
    スタで構成し、このC−MOSトランジスタに発生する
    ノイズを低減させるべくソースとドレイン間の面積を大
    としたことを特徴とする請求項3に記載のデジタル計器
    の信号処理回路。
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