JP2001330260A - 温水暖房パネル用の配管接続具 - Google Patents

温水暖房パネル用の配管接続具

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JP2001330260A
JP2001330260A JP2000382655A JP2000382655A JP2001330260A JP 2001330260 A JP2001330260 A JP 2001330260A JP 2000382655 A JP2000382655 A JP 2000382655A JP 2000382655 A JP2000382655 A JP 2000382655A JP 2001330260 A JP2001330260 A JP 2001330260A
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JP
Japan
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hot water
pipe
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connector
water heating
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Application number
JP2000382655A
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English (en)
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Kazunori Yamamoto
量敬 山本
Shigeko Iijima
滋子 飯島
Takashi Sasaki
多加志 佐々木
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YAMAMOTO Manufacturing
Yamamoto Seisakusho Inc
Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp
Original Assignee
YAMAMOTO Manufacturing
Yamamoto Seisakusho Inc
Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パネル内の温水配管同士を間単に接続すること
ができて、各パネルの突き合わせ施工を容易に行うこと
のできる配管接続具を提供することにあり、温水式の暖
房装置について、完全なパネル化を果たすことができる
ようにすること。 【解決手段】一対の温水暖房パネル20,20内の温水
配管23,23同士を互いに接続する配管接続具10で
あって、この配管接続具10を、本体と、温水配管23
に可撓性温水配管23aを介して接続される複数の給湯
口と、これらの給湯口を本体内で連通させる連通路と、
この連通路に連通して本体外に突出する突起管と、本体
の連通路に連通して、本体の突起管の線対称位置に形成
した接続口とを備えたものとしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部の温水配管内に湯
等の熱媒を通すことにより、床や壁等の暖房を行うため
の温水暖房パネルを、互いに接続するための配管接続具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、床の暖房は、床仕上材、カーペ
ットなどの床仕上材の下側に放熱パネルを設置し、この
放熱パネルからの輻射熱によって室内を暖める暖房方式
であり、温風暖房のように気流で室内にほこりが舞うこ
ともないため衛生性が高く、また、ストーブのような高
温熱源が室内にないため、幼児がいる家庭でも火傷など
の事故の心配なしに使用できる利点がある。
【0003】床暖房の形式は、温水式と電気式に大別さ
れる。温水式床暖房は、パネル内に温水配管を設置し、
ボイラー等で形成した温水等の熱媒を配管内に流すこと
でパネルを加熱している。一方、電気式床暖房では、電
熱線をパネル内に配置し、通電により抵抗熱でパネルを
加熱している。ランニングコストを比較すると、高い電
気代を使う電気式はコストが高くなりがちであり、温水
式の方が低コストである。しかし、施工面では、温水式
は制約が多く、床面の概ね全面に渡って、1枚または複
数枚の温水暖房パネルを設置し、配管を接続し、さらに
その上に床仕上材を設置する、という複数の熟練を要す
る工程を経て、ようやく床が完成する。この施工の難し
さは、初期コストを押し上げる大きな要因となってい
る。
【0004】また、温水式の暖房は、その給湯を行う配
管を敷設する作業が大変なものとなっている。床暖房を
考えてみれば分かる通り、床面の略全体に配管を施さな
いと、熱源である湯の回りが十分とならないから、その
配管作業は別途行わなければならない。この点が電気式
でパネル化されたものに対する最大のデメリットであっ
たのであり、普及の遅れている原因であったのである。
換言すれば、従来採用されてきた温水式の暖房装置で
は、対象面全体に配管を施す必要があるため、電気式の
それのように「パネル化」されてはいなかったのであ
る。
【0005】特に、この温水式暖房パネルについてみて
みると、その施工を容易に誤りなく行うには、できるだ
け温水暖房パネルの種類を少なくし、部屋の面積によら
ず、どんな広さの部屋でも使える形に共通化・標準化す
ることが好ましい。また、個々のパネルは、少数の施工
業者でも作業ができるよう、寸法・重量はあまり大きく
ないことが好ましい。さらに、施工現場での作業を必要
最小限にとどめるため、可能な限りは工場でプレハブ化
されていることが好ましい。そこで、上記の要件を満足
するものとして、発明者らは、例えて言えば、畳のよう
にユニット化された、一定の寸法と形状を有するパネル
を部屋の端から順番に敷き詰めていくだけで施工できる
形式の温水暖房パネルを発想し、鋭意検討を重ねたので
ある。
【0006】そこで、本発明者等は、温水式の暖房をも
っと効果的に行えるようにするにはどうしたらよいか、
について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成した
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な実状に鑑みてなされたもので、その解決しようとする
課題は、温水式の暖房装置をパネル化するための前提と
なるパネル間の配管接続を容易化することである。
【0008】すなわち、請求項1〜請求項5に係る発明
の目的とするところは、パネル内の温水配管同士を間単
に接続することができて、各パネルの突き合わせ施工を
容易に行うことのできる配管接続具を提供することにあ
り、温水式の暖房装置について、完全なパネル化を果た
すことができるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、後述す
る実施の形態の説明中において使用する符号を付して説
明すると、「一対の温水暖房パネル20,20内の温水
配管23,23同士を互いに接続する配管接続具10で
あって、この配管接続具10を、本体11と、温水配管
23に可撓性温水配管23aを介して接続される複数の
給湯口12と、これらの給湯口12を本体11内で連通
させる連通路13と、この連通路13に連通して本体1
1外に突出する突起管14と、本体11の連通路13に
連通して、本体11の突起管14の線対称位置に形成し
た接続口15とを備えたものとしたことを特徴とする温
水暖房パネル20用の配管接続具10」である。
【0010】すなわち、この請求項1に係る配管接続具
10は、図1に示すような暖房パネルを使用した床暖房
を行うに際して使用されるものであり、特にこの床暖房
が、供給されてくる湯または温水によって行われる場合
に、重要な部品となるものである。換言すれば、図1に
示す温水暖房パネル20を文字通りパネル化して、その
多数を、床を構成する根太上に配列する場合に、図2に
も示すように、各温水暖房パネル20間の温水配管23
を接続するために使用されるのが、この請求項1に係る
配管接続具10なのである。
【0011】この配管接続具10は、図3から図7また
は図8〜図12に示すように、本体11の一端に一体的
に形成されて外方に突出することになる複数(以下で説
明する実施形態では3本)の給湯口12を備えていて、
これら各給湯口12は、図3または図8に示すように、
可撓性温水配管23aを介して各温水暖房パネル20内
の温水配管23に接続されるものである。このような可
撓性温水配管23aを採用しているのは、例えば図3に
示すように、温水暖房パネル20の端面に形成してある
収納部22内に納められていた配管接続具10を温水暖
房パネル20の外側に引き出すことができるようにする
ためであり、これにより、他の配管接続具10との連結
を容易に行えるようにするためである。
【0012】各給湯口12は、図6または図11に示す
ように、本体11内に形成した連通路13を介して互い
に連通しており、この連通路13の各給湯口12とは反
対側には、本体11に形成してある突起管14及び接続
口15がそれぞれ連通している。1つの配管接続具10
について給湯口12を複数設けるようにしたのは、温水
暖房パネル20側の温水配管23の内の1つがサビ等に
よって目詰りを生じた場合に対処するためであり、部分
的な目詰りを回避して他の温水配管23内に温水を供給
できるようにするためである。
【0013】各給湯口12に供給された湯や温水は、連
通路13を通して、給湯口12の反対側に形成してある
突起管14及び接続口15から流出することになるが、
これらの突起管14及び接続口15は、図6及び図7に
示すように、他の配管接続具10の接続口15及び突起
管14にそれぞれ接続されることによって、一対の配管
接続具10の連結を行うことになるものである。
【0014】すなわち、この請求項1に係る配管接続具
10においては、一方の温水暖房パネル20内のそれに
対して、他方の温水暖房パネル20のそれが、図6及び
図11に示すように、各突起管14及び接続口15によ
って互いに連結されたとき、一方の配管接続具10の各
給湯口12から流出した湯や温水は、他方の配管接続具
10の各給湯口12から流出することになるものであ
り、この温水暖房パネル20内の各温水配管23の接続
を行うことができるものである。
【0015】各配管接続具10内の湯等は、各突起管1
4に取付けてあるシールリングによって外部に洩出する
ことがないだけでなく、このままでその接続状態は十分
維持し得るものとなっている。そして、各配管接続具1
0は、可撓性温水配管23aによって温水暖房パネル2
0内の各温水配管23に接続してあるから、各可撓性温
水配管23aを曲げてやれば温水暖房パネル20側の収
納部22内に元通り納められる。このことは、各温水暖
房パネル20を突き合わせることができることを意味し
ており、各配管接続具10によって内部の温水配管23
が接続された各温水暖房パネル20は、図1及び図2に
示したように、完全な平面を構成することができるので
ある。
【0016】従って、この請求項1の配管接続具10に
よれば、分割された温水暖房パネル20内の各温水配管
23の接続を確実に行えるだけでなく、温水暖房パネル
20を文字通りパネル化することができるのである。し
かも、温水暖房パネル20同士を突き合わせて、暖房の
行える床や壁とする場合の施工を、この配管接続具10
は非常に簡単に行えるようにしているのである。
【0017】また、上記課題を解決するために、請求項
2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に係る配管
接続具10について、「本体11の、突起管14を形成
した面の一端に連結突起16aを形成するとともに、こ
の連続突起16aの反対側に位置する本体11側に、他
の配管接続具10側の連結突起16aが収納される連結
溝16bを形成し、これらの連結溝16b及び連結突起
16aに取付具17が取付けられる取付穴17aをそれ
ぞれ形成したこと」である。
【0018】すなわち、この請求項2の配管接続具10
は、その一対の互いの連結をより確実にかつ固定的に行
えるようにしたものであり、図4及び図5に示すよう
に、本体11に形成した連結突起16a及び連結溝16
bにより互いにピッタリと密着させることができて、両
者間の位置決めも確実に行えるようにしたものである。
そして、ネジ等の取付具17を各取付穴17aを利用し
て取り付けることにより、一対の配管接続具10は、図
5に示した状態でしっかりと一体化されたものとなるの
である。
【0019】従って、この請求項2に係る配管接続具1
0は、請求項1のそれと同様な機能を発揮するととも
に、その一対の安定的な一体化が行えるものである。
【0020】同様に、請求項3に係る発明の採った手段
は、上記請求項1に係る配管接続具10について、「本
体11の上面に、突起管14側端面にて開口する固定溝
18を形成して、一対の本体11同士を突き合わせたと
き、各固定溝18内に連結ピン19を挿通して両者の連
結を行えるようにしたこと」である。
【0021】従って、この請求項3の配管接続具10
は、上記請求項2のそれと同様に、請求項1の配管接続
具10と同様な機能を発揮する他、略「コ」字状の連結
ピン19を、一対の配管接続具10を突き合わせたとき
にできる一連の固定溝18内に挿入することにより、両
者の一体化を間単位行えるようになっているのである。
【0022】さらに、以上の課題を解決するために、請
求項4に係る発明の採った手段は、後述する実施の形態
の説明中において使用する符号を付して説明すると、
「一対の温水暖房パネル20,20内の温水配管同士2
3,23を互いに接続する第一配管接続具10Aと第二
配管接続具10Bとからなる配管接続具10であって、
これらの第一及び第二配管接続具10A,10Bを、温
水暖房パネル20の端面に形成した収納部22内にそれ
ぞれ入り得る程度の大きさであって、互いに付き合わせ
た状態で取付ピン11aによって一体化される本体11
A,11Bを有したものとするとともに、第一配管接続
具10Aを、本体11Aに形成されて段部11dを有す
る接続口15と、この接続口15内に挿入されて段部1
1dにて液密的にかつ回転自在に係止される給湯口12
aとにより構成し、第二配管接続具10Bを、本体11
Bに形成されて段部11eを有する支持穴15aと、こ
の支持穴15a内に挿入されて段部11eにて回転自在
に係止される給湯口12bとにより構成したことを特徴
とする温水暖房パネル20用の配管接続具10」であ
る。
【0023】すなわち、この請求項4に係る配管接続具
10は、一対の温水暖房パネル20,20内の温水配管
同士23,23を互いに接続する第一配管接続具10A
と第二配管接続具10Bとからなるものであり、これら
の第一配管接続具10Aと第二配管接続具10Bは、非
常に簡単な構成となっている。また、これらの第一及び
第二配管接続具10A,10Bは、本体11A,11B
をそれぞれ有したものであり、これらの本体11A,1
1Bは、温水暖房パネル20の端面に形成した収納部2
2内にそれぞれ入り得る程度の大きさであって、互いに
付き合わせた状態で取付ピン11aによって一体化され
るものである。
【0024】また、第一配管接続具10Aは、本体11
Aに形成されて段部11dを有する接続口15を、以下
に説明する実施形態のものでは、図13及び図14に示
すように、合計3個有したものであり、これらの接続口
15内には給湯口12aが挿入される。これにより、各
給湯口12aは、その頸部が段部11dにて係止される
ことになり、本体11Aに対して液密的にかつ回転自在
に取り付けられることになるものである。
【0025】つまり、各給湯口12aは、接続口15内
に挿入されて、図15の図示右側に形成してある頸部が
本体11Aの段部11dに係止されたとき、本体11A
に対して回転自在となる。また、この本体11Aの接続
口15内に本体11B側の給湯口12bが挿入されて、
両本体11A及び11Bが取付ピン11aによって一体
化されたとき、当該給湯口12aは、本体11Aに対し
て液密的に取り付けられることになるのである。
【0026】一方、第二配管接続具10Bは、図16に
示すように、合計3個の支持穴15aを有したものであ
り、これら各支持穴15a内には給湯口12bがそれぞ
れ挿入されるものである。本体11Bに形成された各支
持穴15aは、内部の略中央に段部11eを有するもの
であり、この支持穴15a内に挿入された給湯口12b
は、その略中央に形成してある頸部にて段部11eに係
止される。
【0027】つまり、この給湯口12bは、その頸部に
て段部11eに係止するように支持穴15a内に挿入さ
れ、両本体11A及び11Bが取付ピン11aによって
一体化されたとき、本体11Bに対して回転自在に係止
されるのである。なお、この給湯口12bの先端には、
図14に示すように、パッキング12cが取り付けてあ
り、これらのパッキング12cによって、両本体11A
及び11Bが取付ピン11aによって一体化されたと
き、当該給湯口12bは、第一配管接続具10Aの本体
11Aに形成してある接続口15内に液密的に挿入され
るのである。
【0028】以上の結果、各給湯口12a及び給湯口1
2bは、それぞれの本体11A及び本体11Bに対して
回転自在かつ液密的となるから、各温水暖房パネル20
の温水配管23に可撓性温水配管23aを介して連結す
るに際して、その取付け作業を容易に行えるのである。
何故なら、第一配管接続具10Aまたは第二配管接続具
10Bを各温水暖房パネル20の温水配管23に任意の
角度で取り付けたとしても、各給湯口12a及び給湯口
12bが、それぞれの本体11A及び本体11Bに対し
て回転自在かつ液密的であるから、第一配管接続具10
Aまたは第二配管接続具10Bは、温水の供給に支承を
来すことなく互いの連結を行え、また各温水暖房パネル
20の収納部22内に収納することができるからであ
る。
【0029】従って、この請求項4に係る配管接続具1
0は、パネル20内の温水配管23同士を間単に接続す
ることができて、各パネル20,20の突き合わせ施工
を容易に行うこともでき、温水式の暖房装置について、
完全なパネル化を果たすこともできるのである。
【0030】さて、以上のように構成した各配管接続具
10は、図3または図8に示す温水暖房パネル20同士
を接続するために使用されるものであるが、この温水暖
房パネル20は、例えば、内部に温水配管23を配置し
た、標準化された寸法・形状の複数枚のパネルを接続し
て暖房用放熱面を形成するにあたって、各パネルの少な
くとも二つの側面に収納部22を形成し、該収納部22
内に、外部に引き出せるだけの長さの可撓性温水配管2
3と、該配管に接続された配管接続具10を収納するよ
うに構成されることになるものである。
【0031】すなわち、この温水暖房パネル20は、温
水配管23を内蔵してパネル化したものであり、前述し
た請求項1等の配管接続具10を備えたものである。こ
の配管接続具10は、図3または図8に示すように、温
水暖房パネル20の少なくとも二つの端面に形成してあ
る収納部22内に収納したものであり、その各給湯口1
2は可撓性温水配管23aを介して温水暖房パネル20
内の各温水配管23に接続されている。
【0032】また、この温水暖房パネル20は、その複
数を互いに接続する前の状態にあっては、図23に示す
ように、これを構成している可撓性温水配管23a、配
管接続具10が、ともに収納部22に収納された状態に
ある。可撓性温水配管23aは、収納部22から外部に
引き出すことができるよう必要十分な長さを有するとと
もに、収納部22に収まるだけの自由度、可撓性を有し
ている。この温水暖房パネル20には、外部に突起物が
なく、また、適度な大きさと重量を有するため、少数の
人間で運搬、積層が容易に実施できるものとなってい
る。
【0033】相接することになる2枚の温水暖房パネル
20を接続する際は、図24に示すように、各パネルの
対峙する収納部22から可撓性温水配管23aおよび配
管接続具10を引き出し、これら二つの配管接続具10
・10をワンタッチで接続する。二つのパネル20・2
0の配管接続が簡便かつ短時間に実施できる。なお、収
納部22からの可撓性温水配管23aおよび配管接続具
10のを引き出しを容易にし、かつ梱包に邪魔にならな
いようにするために、可撓性温水配管23aまたは配管
接続具10に引き出しひもを連結しておき、この引き出
しひもをパネル20の外側に粘着テープ等によって張り
付けておくとよい。
【0034】配管を接続した後の温水暖房パネル20
は、図25に示すように、可撓性温水配管23aおよび
配管接続具10を再度それぞれの収納部22に収納する
ことで、隙間のない、一体化した温水暖房パネル20と
なり、図27に示すように互いに接続し、根太上に設置
することにより、床面全体にわたる、一体化されたもの
となる。
【0035】収納部22を温水暖房パネル20の少なく
とも二つの端面に形成しなければならないのは、暖房の
ための湯の入口と出口とを確保する必要があるからであ
り、温水配管23の収納状況に応じて、3端面もしくは
4端面の全てに形成されるものである。勿論、各収納部
22の内端には、図3等に示すように、各温水配管23
の端部が露出される。
【0036】各温水配管23の端部と配管接続具10側
の給湯口12とを可撓性温水配管23aを介して接続す
るのは、梱包時や、図2に示す各温水暖房パネル20の
突き合わせ状態のときに各配管接続具10を完全に収納
部22内に納めるためである。また、各温水暖房パネル
20を接続するには、まず配管接続具10同士を図3等
に示すように収納部22内から引き出さなければならな
いから、その時の自由度を確保するためにも、各温水配
管23と配管接続具10の給湯口12とは可撓性温水配
管23aによって接続しなければならないのである。
【0037】従って、この温水暖房パネル20は、床や
壁等の暖房を、湯を使用して行う場合のものとして完全
にパネル化することができたのであり、これを互いに配
管接続具10により接続しながら突き合わせていくこと
により、図1及び図2に示したような暖房面を簡単に構
成する事ができるのである。
【0038】また、この温水暖房パネル20は、温水配
管23を内蔵した一定の面積のパネルとすることができ
るのであるから、その製造は勿論、保管や施工を非常に
簡単に行えるものであり、湯を使用した暖房装置を構成
するにあたって、大変な配管工事を全く不要とすること
ができるのである。つまり、当該温水暖房パネル20
は、湯等の熱媒を簡単に循環供給できる装置さえ確保で
きれば(現段階で既に開発されている)、既設の住宅の
床面上に当該温水暖房パネル20をそのまま敷設して上
記装置に接続すれば、既設住宅の床暖房設備としてきわ
めて簡単に設置することができることになるのである。
【0039】さらに、この温水暖房パネル20は、パネ
ル表面に床仕上材24を配置しておけば、複数の温水暖
房パネル20を図27に示すように互いに接続し、根太
上に設置することにより、床面全体にわたる、一体化し
た温水暖房パネル20となる。この際、図26に示すよ
うに、床仕上材24がすでにパネル表面に設置されてい
るため、この状態で床面も完成でき、床全体の施工を大
幅に簡略化できる。すなわち、この温水暖房パネル20
は、これをそのまま床パネルとして使用できるようにし
たものであり、床パネルと床暖房用の発熱パネルとの両
方を兼ね備えたものである。
【0040】そして、上記の課題を解決するために、請
求項5に係る発明の取った手段は、「一対の温水暖房パ
ネル20,20内の温水配管23,23同士を互いに接
続する第一配管接続具10Aと第二配管接続具10Bと
からなる配管接続具10であって、これらの第一及び第
二配管接続具10A,10Bを、温水暖房パネル20の
端面に形成した収納部22内にそれぞれ入り得る程度の
大きさであって、互いに付き合わせて2本の分流管3
0,30を挿入した状態で連結突起16a等により一体
化される本体11A,11Bを有したものとするととも
に、これら各本体11A,11Bを、各分流管30をそ
の一端部にて液密的に接続する2つの接続口15aまた
は15bと、これらの接続口15aまたは15bを互い
に連通させる分流室10a・10bと、この分流室10
a・10b内への温水の出入を行う1本の給湯口12a
または12bとを備えたものとして、これら両本体11
A,11Bを、互いに付き合わせて2本の分流管30・
30を挿入した状態で連結突起16a等により一体化し
たとき、一方の給湯口12bから供給された温水を各分
流管30にて分流させてから、他方の給湯口12aから
排出し得るようにしたことを特徴とする温水暖房パネル
用の配管接続具10」である。
【0041】すなわち、この請求項5に係る配管接続具
10は、上述した請求項4に係る配管接続具10と同様
に、一対の温水暖房パネル20,20内の温水配管2
3,23同士を互いに接続する第一配管接続具10Aと
第二配管接続具10Bとからなるものであり、これらの
第一配管接続具10Aと第二配管接続具10Bは、非常
に簡単な構成となっているものである。また、これらの
第一及び第二配管接続具10A,10Bも、上述した請
求項4に係る配管接続具10と同様に、本体11A,1
1Bをそれぞれ有したものであり、これらの本体11
A,11Bは、温水暖房パネル20の端面に形成した収
納部22内にそれぞれ入り得る程度の大きさであって、
互いに付き合わせた状態で、図17に示すように、両外
側にある連結突起16aによって一体化されるものであ
る。
【0042】特に、この請求項5に係る配管接続具10
は、内部の温水配管23が一本だけの温水暖房パネル2
0に適用するのに適したものであり、その第一配管接続
具10A及び第二配管接続具10Bのそれぞれが、図1
8にも示すように、一本の給湯口12a及び給湯口12
bを有したものである。つまり、これらの第一配管接続
具10A及び第二配管接続具10Bが有している給湯口
12a及び給湯口12bを、互いに隣接することになる
各温水暖房パネル20側の一本の温水配管23にそれぞ
れ連結することにより、複数の温水暖房パネル20によ
って構成された床等の内部に、一本の給湯回路を形成す
る場合に使用されるものなのである。
【0043】ところで、第一配管接続具10Aを構成し
ている本体11Aは、図19に示すように、各分流管3
0をその一端部にて液密的に接続する2つの接続口15
aと、これらの接続口15aを互いに連通させる分流室
10aと、この分流室10a内への温水の出入を行う1
本の給湯口12aとを備えたものとしてある。この給湯
口12aによって、一つの温水暖房パネル20が有して
いる一本の温水配管23に当該本体11Aが接続される
ことになるのであり、この本体11Aを有した第一配管
接続具10Aは、温水暖房パネル20の温水配管23が
引き出されている収納部22内に収納されることになる
のである。
【0044】同様に、第二配管接続具10Bを構成して
いる本体11Bも、図20に示すように、各分流管30
をその一端部にて液密的に接続する2つの接続口15b
と、これらの接続口15bを互いに連通させる分流室1
0bと、この分流室10b内への温水の出入を行う1本
の給湯口12bとを備えたものとしてある。この給湯口
12bによって、第一配管接続具10Aが収納された温
水暖房パネル20に隣接することになる温水暖房パネル
20が有している一本の温水配管23に当該本体11B
が接続されることになるのであり、この本体11Bを有
した第二配管接続具10Bは、温水暖房パネル20の温
水配管23が引き出されている収納部22内に収納され
ることになるのである
【0045】各分流管30は、図22に示すように、中
心に連通孔31を有するものであり、その略中央には、
各接続口15aあるいは15bの内径よりも大径の位置
決めフランジ32が形成してある。この位置決めフラン
ジ32は、当該分流管30を接続口15aあるいは接続
口15bに差し込んだとき、接続口15aまたは接続口
15bの開口端に当接して、その本体11Aまたは本体
11Bに対する位置決めを行うものである。なお、以下
に示す実施形態の分流管30においては、図22に示し
たように、その図示左端にネジ部34が形成してあっ
て、このネジ部34を本体11A側の接続口15aに螺
着するようにしてある。
【0046】勿論、これら各位置決めフランジ32の外
周面には、図22に示すように、複数のパッキング収納
溝33が形成してあって、これら各パッキング収納溝3
3内には、図17等において示すように、接続口15a
または接続口15bとの液密性を確保するためのパッキ
ング35がそれぞれ取り付けられるものである。なお、
以下の実施形態の分流管30では、図22の位置決めフ
ランジ32より図示右側に2つのパッキング35が取り
付けられるようにして、分流管30のネジ止めされない
側の液密性が確実になるようにしている。
【0047】また、各本体11A及び本体11Bは、図
17及び図18に示すように、図示上下両側にそれぞれ
連結突起16aを設けておいて、これらの連結突起16
aを介して図18に示すように一体化されるものである
が、上記各分流管30の軸心は、これらの連結突起16
aの軸心と平行になるようにしたものである。そして、
各分流管30の長さは、各連結突起16aのそれよりも
短くしてある。なお、以下の実施形態においては、図1
8に示すように、各連結突起16aは本体11A側に予
め螺着しておかれるものであり、その結果、各分流管3
0を本体11Aに取り付けておいも、各分流管30は各
連結突起16aによって保護されることになるものであ
る。
【0048】以上の結果、図18に示すように、両本体
11A及び本体11Bを一体化するために、本体11A
側の取付穴11bに一端を螺着しておいた各連結突起1
6aの他端を、本体11B側の取付穴11b内に挿入し
て固定するようにすれば、各分流管30の自由端は(図
18では図示右端)、工具がなくても、本体11B側の
接続口15b内に自然に入って行くことになるのであ
る。つまり、この請求項5に係る配管接続具10も、両
本体11A・11Bの互いの接続が非常に簡単に行える
ものとなっているのである。
【0049】互いに隣接した一対の温水暖房パネル20
が、当該配管接続具10を介して接続されたとき、図示
しない給湯機器、あるいは例えば図17の図示右側にな
る温水暖房パネル20から排出されてきた湯水は、図示
右側に示した接続口15bから配管接続具10内に供給
される。この湯水は、本体11B内の分流室10bにて
分流されて2本の分流管30にそれぞれ均等に供給さ
れ、本体11A側の分流室10a内に流れ込む。この分
流室10aには、図17の図示左側の給湯口12aに連
通しているから、この給湯口12aを通して図17に示
した図示左側になる温水暖房パネル20の温水配管23
内に湯水が供給されることになるのである。
【0050】このことが、何を意味するかというと、本
体11A及び本体11Bの厚さが、各給湯口12aまた
は給湯口12bの直径と略同じの薄いものであったとし
ても、湯水が本体11A及び本体11Bの各内部で2本
の分流管30によって分流される結果、各給湯口12a
または給湯口12bから流れてくる湯水が、配管接続具
10内部での流量または流速ロスを発生することなく、
給湯口12bまたは給湯口12a側に流れることであ
る。換言すれば、本体11A及び本体11Bの厚さを、
各給湯口12aまたは給湯口12bの直径と略同じの薄
いものとすることができるのである。
【0051】従って、この請求項5に係る配管接続具1
0は、パネル20内の温水配管23同士を間単に接続す
ることができることは当然として、本体11A及び本体
11Bを湯水の流量ロスを招くことなく非常に薄くコン
パクトなものとすることができ、しかも各パネル20,
20の突き合わせ施工を容易に行うこともできて、温水
式の暖房装置について、完全なパネル化を果たすことも
できるのである。
【0052】
【発明の実施の形態】次に、以上のように構成した各請
求項の発明を、図面に示した実施の形態に従って説明す
ると、図1には、本発明に係る配管接続具10を使用し
て構成した温水暖房パネル20による床暖房を行った部
屋の様子が示してある。この部屋内に設けてある床暖房
パネルは、図2に示したように、本発明に係る多数の温
水暖房パネル20を互いに突き合わせて構成したもので
ある。
【0053】図2では、多数の温水暖房パネル20を配
列して床暖房パネルとするにあたって、各温水暖房パネ
ル20の収納部22内に収納してある配管接続具10を
使用して接続していく様子が示してあり、それぞれの段
階はその下の( )内に記載してある各図に拡大して示
すようにしている。これらの図の内、図3〜図4は請求
項2に係る配管接続具10を、また図8〜図10は請求
項3に係る配管接続具10を示すものである。
【0054】さて、図3及び図8には、一対の温水暖房
パネル20を、その各収納部22内に収納してあって配
管接続具10を引き出して、これら両配管接続具10を
互いに連結したときの様子が示してある。この配管接続
具10は、図6と図7、あるいは図11と図12に示し
たように、その本体11内に形成してある連通路13に
連通することになる、合計3本の給湯口12と、これら
の給湯口12とは反対側に突出する1本の突起管14
と、この突起管14に隣接する部分に形成した1つの接
続口15とを備えたものである。
【0055】この配管接続具10の本体11は、図6ま
たは図11に示したように、金属を材料として突起管1
4とともに一体形成したものであり、この本体11の外
から切削加工した連通路13の一端はめくら栓13aに
よって閉じてある。なお、突起管14の外用にはシール
リングを取付けるための溝が形成してあることは言うま
でもない。
【0056】一方、各給湯口12は、配管接続具10の
本体11とは別部材となるように形成したものである
が、本体11に形成されて連通路13に連通する取付穴
に対して固定したものである。また、この給湯口12の
外周には、図3または図8に示したように、温水暖房パ
ネル20側の可撓性温水配管23aを連結するための抜
止め溝が形成してある。
【0057】図3に示した両配管接続具10は、図4及
び図5に示したように、突起管14と同じ側で突出する
連結突起16aを有しており、この連結突起16aは、
他方の配管接続具10の反対側下面に形成してある連結
溝16b内に位置決めされることによるものである。つ
まり、両配管接続具10は、これを互いに反対向けて突
き合わせることにより、各連結突起16aと連結溝16
bとが、図5に示したように嵌合し合うものであり、そ
のときには図6に示したように、各突起管14は他方の
配管接続具10側の接続口15内に嵌合されることにな
るものである。これにより、一方の配管接続具10の各
給湯口12は、両連通路13を通して、他方の配管接続
具10の各給湯口12に連通することになるのである。
【0058】また、各配管接続具10の本体11及び連
結突起16aには、図4に示したように取付穴17aが
形成してあり、これらの取付穴17aは、両配管接続具
10を互いにひっくり返して突き合わせることにより同
一位置となるものである。そこで、図4及び図5に示し
たように、各取付穴17aにビス等の取付具17を螺着
することにより、両配管接続具10の連通を図りながら
の一体化が確実になされるもである。
【0059】これに対して、図8に示した配管接続具1
0では、図9及び図10に示したように、本体11の突
起管14を形成した端面には他に突出するものは形成し
ていないが、その代わりに、本体11の上面に、両配管
接続具10を互いにひっくり返して突き合わせたとき
に、一つの溝を形成することになる一対の固定溝18
が、図9等に示したように形成してある。
【0060】これらの固定溝18によって形成された溝
内には、図8及び図10に示したように、断面略「コ」
字状の連結ピン19が挿入されるものであり、これによ
り、一対の配管接続具10の一体化がなされるのであ
る。勿論、この一体化した際には、一方の突起管14が
他方の接続口15内に嵌合されることは、図4等に示し
た配管接続具10と同様である。
【0061】さて、図2等に示した温水暖房パネル20
であるが、この実施形態の温水暖房パネル20では、図
3及び図8に示したように、基材21中に、湯が通され
ることになる温水配管23を配設するとともに、この基
材21上に床仕上材24を貼付したものである。そし
て、この基材21の少なくとも二つの端には、図3及び
図8に示したように、前述した配管接続具10及び各可
撓性温水配管23aを収納できる程度の容積を有した収
納部22が形成してある。
【0062】各収納部22の内端面には、図3等に示し
たように、基材21内に配設してある各温水配管23の
端部が突出させてあり、これらの温水配管23の端部に
は可撓性温水配管23aの一端が接続してある。各可撓
性温水配管23aの端端には、1つの配管接続具10の
各給湯口12がそれぞれ連結してあり、これらの可撓性
温水配管23aを曲げることにより、配管接続具10を
収納部22内に収納できるようにしてある。勿論、この
収納された配管接続具10は、図3等に示したように、
可撓性温水配管23aの可撓性を利用して収納部22外
に引き出されることになるものである。
【0063】なお、この温水暖房パネル20は、その基
材21の表面に床仕上材24を貼らないで、電気式の暖
房パネルのように、根太上の支持板と使用者の好みに応
じた床仕上材との間に配設するようにできるものであ
る。
【0064】以上のように構成した温水暖房パネル20
は、まずその1つの配管接続具10を引き出して、これ
をボイラーからくる給湯管に接続するとともに、床の端
部に位置するものとして固定する。次に、当該温水暖房
パネル20の他の配管接続具10を引き出して、別の温
水暖房パネル20の配管接続具10と図3〜図6、ある
いは図8〜図11に示したように接続する。そして、各
配管接続具10を各収納部22内に収納するようにしな
がら、別の温水暖房パネル20を当該温水暖房パネル2
0に端面にて突き合わせ、これを根太上等に固定する。
以上の操作を繰り返すことにより、図1等に示した床暖
房装置とされるのである。
【0065】さらに、図13には、第一配管接続具10
Aと第二配管接続具10Bとからなる請求項4に係る配
管接続具10が示してあって、これらの第一及び第二配
管接続具10A,10Bは、温水暖房パネル20の端面
に形成した収納部22内にそれぞれ入り得る程度の大き
さであって、互いに付き合わせた状態で取付ピン11a
によって、図13及び図14に示したように一体化され
る本体11A,11Bを有したものである。これによ
り、一対の温水暖房パネル20,20内の温水配管同士
23,23は互いに接続されるものである。
【0066】また、これらの第一及び第二配管接続具1
0A,10Bは、図13及び図14に示したように、本
体11A,11Bをそれぞれ有したものであり、これら
の本体11A,11Bは、温水暖房パネル20の端面に
形成した収納部22内にそれぞれ入り得る程度の大きさ
であって、互いに付き合わせた状態で取付ピン11aに
よって一体化されるものである。各取付ピン11aは、
本体11A,11Bに対して各接続口15または支持穴
15aと平行にそれぞれ形成してある取付穴11bに、
螺着等の手段によって固定されるものであり、これによ
り両本体11A及び11B同士を一体的にするものであ
る。なお、一体化後の各取付ピン11aの突出頭部は、
図13に示したように、保護キャップ11cによってカ
バーされるものである。
【0067】第一配管接続具10Aは、図15に示した
ように、本体11Aに形成されて段部11dを有する接
続口15と、この接続口15内に挿入されて段部11d
にて液密的にかつ回転自在に係止される給湯口12aと
により構成したものである。また、この第一配管接続具
10Aは、本体11Aに形成されて段部11dを有する
接続口15を、図13及び図14に示すように、合計3
個有したものであり、これらの接続口15内には給湯口
12aが挿入される。これにより、各給湯口12aは、
その頸部が段部11dにて係止され、本体11Aに対し
て液密的にかつ回転自在に取り付けられる。
【0068】つまり、各給湯口12aは、接続口15内
に挿入されて、図15の図示右側に形成してある頸部が
本体11Aの段部11dに係止されたとき、本体11A
に対して回転自在となる。また、この本体11Aの接続
口15内に本体11B側の給湯口12bが挿入されて、
両本体11A及び11Bが取付ピン11aによって一体
化されたとき、当該給湯口12aは、本体11Aに対し
て液密的に取り付けられることになるのである。
【0069】一方、第二配管接続具10Bは、図16に
示すように、合計3個の支持穴15aを有したものであ
り、これら各支持穴15a内には給湯口12bがそれぞ
れ挿入されるものである。本体11Bに形成された各支
持穴15aは、内部の略中央に段部11eを有するもの
であり、この支持穴15a内に挿入された給湯口12b
は、その略中央に形成してある頸部にて段部11eに係
止される。
【0070】つまり、この給湯口12bは、その頸部に
て段部11eに係止するように支持穴15a内に挿入さ
れ、両本体11A及び11Bが取付ピン11aによって
一体化されたとき、本体11Bに対して回転自在に係止
されるのである。なお、この給湯口12bの先端には、
図14に示すように、パッキング12cが取り付けてあ
り、これらのパッキング12cによって、両本体11A
及び11Bが取付ピン11aによって一体化されたと
き、当該給湯口12bは、第一配管接続具10Aの本体
11Aに形成してある接続口15内に液密的に挿入され
るのである。
【0071】以上の結果、第一配管接続具10Aまたは
第二配管接続具10Bを各温水暖房パネル20の温水配
管23に任意の角度で取り付けたとしても、各給湯口1
2a及び給湯口12bが、それぞれの本体11A及び本
体11Bに対して回転自在かつ液密的であるから、第一
配管接続具10Aまたは第二配管接続具10Bは、温水
の供給に支承を来すことなく互いの連結を行え、また各
温水暖房パネル20の収納部22内に収納することがで
きる。
【0072】これらの第一及び第二配管接続具10A,
10Bは、前述した配管接続具10と同様に、温水暖房
パネル20を構成するものでもあり、その場合には、温
水式の暖房装置20を完全にパネル化することのできる
ものである。
【0073】図23〜図27には、パネル化された温水
暖房パネル20が示してある。この温水暖房パネル2
は、熟練度・体力の低い施工者でも簡便に施工できるこ
とを想定しているため、小面積、軽量、可搬性の、一定
の標準化された大きさのものとする。なお、パネル20
の面積があまりに小さすぎると施工の手間が増えてしま
う。また、あまり大きすぎると、床面積によっては、パ
ネル20が大きすぎて床をはみ出してしまう。よって、
このパネル20の大きさは、半畳から3畳程度であるこ
とが好ましいが、特にこれに限定するものではない。ま
た、軽量性を満たすためには、パネル本体は、ポリプロ
ピレン、ポリスチレンなどの発泡体であることが好まし
いが、特にこれに限定するものではない。
【0074】温水配管23は、パネル20全面に均一に
分布するように、パネル本体の表面に予め設置された溝
にそって配管される。温水配管23の材質としては、銅
管などの金属管、または、架橋ポリエチレン管、ポリブ
テン管などの樹脂管が用いられるが、後述する可撓性の
要求から、樹脂管であることがより好ましい。
【0075】温水暖房パネル20の温水配管23を相互
に接続する構造は、施工後には上面、下面、側面のどこ
からも突出してはいけない、という制約がある。そこ
で、本発明では、側面に収納部22という空間を設けて
いる。該収納部22内では、パネルの他の部分とは異な
り、可撓性温水配管23aは拘束されておらずに自由度
があり、さらに外部に引き出せるだけの長さと可撓性を
有している。そして、可撓性温水配管23aの末端には
配管接続具10を接続している。通常は前記の可撓性温
水配管23aおよび配管接続具10はすべて収納部22
に収納されており、パネル外部には何も突出していな
い。しかし、パネル施工時、相接するパネル同士の配管
を連結する際には、互いのパネル端面の対峙する収納部
22から配管接続具10を引き出し、該接続具同士を接
続する。接続後は、再び接続具および可撓性温水配管2
3aを収納部22に収納し、互いのパネル端面を突き合
わせることにより、パネル間に何の突出部・隙間も形成
することなしに、容易に配管の接続を完了できる。
【0076】なお、本発明に使用する配管接続具10
は、温水暖房パネル20の収納部22に収納できるコン
パクトな厚み、大きさのものとする。そして、該接続具
10が、相接する温水暖房パネル20の対峙する配管接
続具10と、ワンタッチで簡便に接続できる構造となっ
ていることは前述した通りである。また、配管の目詰ま
りが生じた場合にも常に一定の流量を確保するために複
数化された配管を、まとめて一体で接続できる構造の配
管接続具10としてもよい。また、往復の複数の温水配
管23をまとめて一体で接続できるよう、二つの流路を
有する構造の配管接続具10としてもよい。
【0077】複数の相接する温水暖房パネル20を接続
するため、収納部22は少なくとも二つの異なる側面に
設けられる。ここで、それぞれの収納部22が温水の入
口と出口を一箇所で並列させるように配管してもよい
し、供給管の入口の収納部22と出口の収納部22を別
々の場所に配置した直列配管としてもよい。また、必要
に応じて、収納部22を三つの側面、または四つすべて
の側面に配置してもよい。なお、施工ミスを防ぐととも
に、コストダウンを図る狙いからは、パネルの種類は少
ないことが望ましいため、収納部22および接続個所は
パネルの中心に対して線対称または点対称な位置に配置
し、同一形状のパネル20とすることが好ましい。
【0078】さらに、施工を容易にする狙いから、温水
暖房パネル20の表面にあらかじめ床仕上材24を設置
している。これにより、温水暖房パネル20の施工後に
あらためて床仕上材24を施工する必要がなくなり、当
該温水パネル20を根太上に突き合わせて設置するとい
うひとつの工程だけで、床暖房可能な床面を完成させる
ことが可能となる。なお、床仕上材24としては、各種
木材のフローロング材、樹脂タイル、カーペットマット
など各種の材料を使用できる。
【0079】図28には、温水暖房パネル20の複数
を、天井側、出窓側、カウンター側、そしてドア側の壁
に使用するとともに、浴槽の周囲に位置する床、及び洗
い場の床内に使用したユニットバスの斜視図が示してあ
る。この場合の各温水暖房パネル20内の各温水配管2
3は、各配管接続具10を利用して互いに接続される
か、あるいは温水供給源に接続されていることは、言う
までもない。
【0080】そして、図17〜図22には、第一配管接
続具10Aと第二配管接続具10Bとからなる請求項5
に係る配管接続具10が示してあって、これらの第一及
び第二配管接続具10A,10Bも、上記請求項4に係
る配管接続具10の場合と同様に、温水暖房パネル20
の端面に形成した収納部22内にそれぞれ入り得る程度
の大きさのものである。そして、これらの第一及び第二
配管接続具10A,10Bも、互いに付き合わせた状態
で連結突起16aによって一体化される本体11A,1
1Bを有したものである。
【0081】各連結突起16aは、本体11Aと本体1
1Bとの一体化をなすために使用されるものであり、本
実施形態のものでは、図18に示したように、図示左端
部分に形成したネジ部によって本体11A側の取付穴1
1bに螺着しておかれるものである。また、これら各連
結突起16aには、図17にも示したように、先端から
中央部に至るまでの間に弾性溝16dが形成してあっ
て、その先端が本体11B側の取付穴11b内に差し込
まれるときに縮径することになるものである。
【0082】勿論、図18に示した状態の第一配管接続
具10A及び第二配管接続具10Bは、請求項4のそれ
の場合を示す図13及び図14のように、互いに隣接す
ることになる一対の温水暖房パネル20,20の各収納
部22内にそれぞれ収納されることになり、その図17
に示した給湯口12a及び給湯口12bは、温水暖房パ
ネル20内の各温水配管23,23に接続されるもので
ある。
【0083】なお、当該請求項5の配管接続具10が適
用される温水暖房パネル20においては、内部に一本の
回路を構成する温水配管23を収納したものであり、こ
の温水配管の両端は、当該温水暖房パネル20の、例え
ば両側面にそれぞれ一つずつ開口している収納部22内
に引き出されているものである。このため、当該接続具
10の2本の給湯口10a及び10bは、一つの温水暖
房パネル20の左面に引き出されている温水配管23
と、当該温水暖房パネル20の右側に隣接している温水
暖房パネル20の温水配管23とに、それぞれ別々に接
続されることになるのである。
【0084】第一配管接続具10Aを構成している本体
11Aは、図19に示すように、各分流管30をその一
端部にて液密的に接続する2つの接続口15aと、これ
らの接続口15aを互いに連通させる分流室10aと、
この分流室10a内への温水の出入を行う1本の給湯口
12aとを備えたものである。同様に、第二配管接続具
10Bを構成している本体11Bも、図20に示すよう
に、各分流管30をその一端部にて液密的に接続する2
つの接続口15bと、これらの接続口15bを互いに連
通させる分流室10bと、この分流室10b内への温水
の出入を行う1本の給湯口2bとを備えたものとしてあ
る。
【0085】各分流管30は、図22に示すように、中
心に連通孔31を有するものであり、その略中央には、
各接続口15aあるいは15bの内径よりも大径の位置
決めフランジ32が形成してある。この位置決めフラン
ジ32は、当該分流管30を接続口15aあるいは接続
口15bに差し込んだとき、接続口15aまたは接続口
15bの開口端に当接して、その本体11Aまたは本体
11Bに対する位置決めを行うものである。なお、本実
施形態の分流管30においては、図22に示したよう
に、その図示左端にネジ部34が形成してあって、この
ネジ部34を本体11A側の接続口15aに螺着するよ
うにしてある。
【0086】勿論、これら各位置決めフランジ32の外
周面には、図22に示すように、複数のパッキング収納
溝33が形成してあって、これら各パッキング収納溝3
3内には、図17等において示すように、接続口15a
または接続口15bとの液密性を確保するためのパッキ
ング35がそれぞれ取り付けられるものである。なお、
以下の実施形態の分流管30では、図22の位置決めフ
ランジ32より図示右側に2つのパッキング35が取り
付けられるようにして、分流管30のネジ止めされない
側の液密性が確実になるようにしている。
【0087】また、各本体11A及び本体11Bは、図
17及び図18に示すように、図示上下両側にそれぞれ
連結突起16aを設けておいて、これらの連結突起16
aを介して図18に示すように一体化されるものである
が、上記各分流管30の軸心は、これらの連結突起16
aの軸心と平行になるようにしたものである。そして、
各分流管30の長さは、各連結突起16aのそれよりも
短くしてある。なお、本実施形態においては、図18に
示すように、各連結突起16aは本体11A側に予め螺
着しておかれるものであり、その結果、各分流管30を
本体11Aに取り付けておいも、各分流管30は各連結
突起16aによって保護されることになるものである。
【0088】
【発明の効果】以上、詳述した通り、まず請求項1に係
る発明の採った手段は、上記実施形態にて 例示した如
く、「一対の温水暖房パネル20,20内の温水配管2
3,23同士を互いに接続する配管接続具10であっ
て、この配管接続具10を、温水暖房パネル20の端面
に形成した収納部22内に入る程度の大きさの本体11
と、温水配管23に可撓性温水配管23aを介して接続
される複数の給湯口12と、これらの給湯口12を本体
11内で連通させる連通路13と、この連通路13に連
通して本体11外に突出する突起管14と、本体11の
連通路13に連通して、本体11の突起管14の線対称
位置に形成した接続口15とを備えたものとしたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、パネル内の温
水配管同士を間単に接続することができて、各パネルの
突き合わせ施工を容易に行うことができ、しかも、温水
式の暖房装置について、完全なパネル化を果たすことが
できるのである。
【0089】また、請求項2または請求項3に係る配管
接続具10では、上記請求項1のそれについて「本体1
1の、突起管14を形成した面の一端に連結突起16a
を形成するとともに、この連続突起16aの反対側に位
置する本体11側に、他の配管接続具10側の連結突起
16aが収納される連結溝16bを形成し、これらの連
結溝16b及び連結突起16aに取付具17が取付けら
れる取付穴17aをそれぞれ形成」したこと、または、
「本体11の上面に、突起管14側端面にて開口する固
定溝18を形成して、一対の本体11同士を突き合わせ
たとき、各固定溝18内に連結ピン19を挿通して両者
の連結を行えるようにした」ことにそれぞれその構成上
の特徴があり、これにより、請求項1の配管接続具10
と同様な効果を発揮することができる他、互いの連結を
確実に行うことができるのである。
【0090】さらに、請求項4に係る発明においては、
「一対の温水暖房パネル20,20内の温水配管同士2
3,23を互いに接続する第一配管接続具10Aと第二
配管接続具10Bとからなる配管接続具10であって、
これらの第一及び第二配管接続具10A,10Bを、温
水暖房パネル20の端面に形成した収納部22内にそれ
ぞれ入り得る程度の大きさであって、互いに付き合わせ
た状態で取付ピン11aによって一体化される本体11
A,11Bを有したものとするとともに、第一配管接続
具10Aを、本体11Aに形成されて段部11dを有す
る接続口15と、この接続口15内に挿入されて段部1
1dにて液密的にかつ回転自在に係止される給湯口12
aとにより構成し、第二配管接続具10Bを、本体11
Bに形成されて段部11eを有する支持穴15aと、こ
の支持穴15a内に挿入されて段部11eにて回転自在
に係止される給湯口12bとにより構成したこと」にそ
の構成上の特徴があり、これにより、パネル20内の温
水配管23同士を間単に接続することができて、各パネ
ル20,20の突き合わせ施工を容易に行うこともで
き、温水式の暖房装置について、完全なパネル化を果た
すこともできる温水暖房パネル20用の配管接続具10
を提供することができるのである。
【0091】そして、請求項5に係る発明においては、
「一対の温水暖房パネル20,20内の温水配管23,
23同士を互いに接続する第一配管接続具10Aと第二
配管接続具10Bとからなる配管接続具10であって、
これらの第一及び第二配管接続具10A,10Bを、温
水暖房パネル20の端面に形成した収納部22内にそれ
ぞれ入り得る程度の大きさであって、互いに付き合わせ
て2本の分流管30,30を挿入した状態で連結突起1
6a等により一体化される本体11A,11Bを有した
ものとするとともに、これら各本体11A,11Bを、
各分流管30をその一端部にて液密的に接続する2つの
接続口15aまたは15bと、これらの接続口15aま
たは15bを互いに連通させる分流室10a・10b
と、この分流室10a・10b内への温水の出入を行う
1本の給湯口12aまたは12bとを備えたものとし
て、これら両本体11A,11Bを、互いに付き合わせ
て2本の分流管30・30を挿入した状態で連結突起1
6a等により一体化したとき、一方の給湯口12bから
供給された温水を各分流管30にて分流させてから、他
方の給湯口12aから排出し得るようにしたこと」にそ
の構成上の特徴があり、これにより、一対の温水暖房パ
ネル20っを接続するものとしての十分な機能を有して
いることは当然として、全体を非常にコンパクト化する
ことができるのであり、結果として温水暖房パネル20
同士の接続作業を非常に簡単にすることができて、温水
暖房パネル20に対する湯水の供給を常に安定した状態
で行うことができる温水暖房パネル用の配管接続具10
とすることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配管接続具を使用した温水暖房パ
ネルによって床暖房装置構成した部屋の様子を示す斜視
図である。
【図2】同温水暖房パネルを多数配列した斜視図と、こ
れを構成する配管接続具を示す各図との関係を示す斜視
図である。
【図3】請求項2に係る配管接続具を互いに接続した状
態の斜視図である。
【図4】各配管接続具を接続する前の状態を示す拡大斜
視図である。
【図5】各配管接続具を接続した状態の斜視図である。
【図6】図5の両配管接続具の拡大横断図である。
【図7】図6の1−1線にて見た両配管接続具の側面図
である。
【図8】請求項3に係る配管接続具を互いに接続した状
態の斜視図である。
【図9】各配管接続具の接続する前の状態を示す拡大斜
視図である。
【図10】各配管接続具を接続した状態の斜視である。
【図11】図10の両配管接続具の拡大横断面である。
【図12】図11の2−2線にて見た両配管接続具の側
面図である。
【図13】請求項4に係る第一及び第二配管接続具を互
いに接続しようとしている状態の斜視図である。
【図14】各第一及び第二配管接続具を接続した状態の
断面図である。
【図15】第一配管接続具の本体に給湯口を挿入する状
態を示した断面図である。
【図16】第二配管接続具の本体に給湯口を挿入する状
態を示した断面図である。
【図17】請求項5に係る配管接続具の拡大断面図であ
る。
【図18】同配管接続具の本体と本体とを一体化しよう
としている状態の拡大断面図である。
【図19】同配管接続具の第一配管接続具を構成してい
る本体を示すもので、(イ)は拡大正面図、(ロ)は拡
大断面図である。
【図20】同配管接続具の第二配管接続具を構成してい
る本体を示す拡大断面図である。
【図21】本体に接続される給湯口の拡大断面図であ
る。
【図22】本体の接続口に接続または螺着される分流管
の拡大断面図である。
【図23】接続前、可撓性温水配管と配管接続具を収納
した状態の温水暖房パネルの平面図である。
【図24】接続時、可撓性温水配管と配管接続具を引き
出した状態の温水暖房パネルの平面図である。
【図25】接続後、可撓性温水配管と配管接続具を収納
した状態の温水暖房パネルの平面図である。
【図26】本発明に係る配管接続具によって互いに接続
される温水暖房パネルの断面図である。
【図27】同複数の温水暖房パネルを互いに接続し、床
面を形成した状態を示した平面図である。
【図28】同複数の温水暖房パネルを壁や洗い場等に使
用したユニットバスの斜視図である。
【符号の説明】
10 配管接続具 10a・10b 分流室 10A 第一配管接続具 10B 第二配管接続具 11,11A,11B 本体 11a 取付ピン 11b 取付穴 11c 保護キャップ 11d,11e 段部 12,12a,12b 給湯口 12c パッキング 13 接続口 14 突起管 15 接続口 15a 支持穴 15b 接続口 16a 連結突起 16b 連結溝または弾性溝 17 取付具 17a 取付穴 18 固定溝 19 連結ピン 20 温水暖房パネル 21 基材 22 収納部 23 温水配管 23a 可撓性温水配管 24 床仕上材 30 分流管 31 連通孔 32 位置決めフランジ 33 パッキング収納溝 34 ネジ部 35 パッキング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯島 滋子 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番2号 三菱化学産資株式会社商品研究所内 (72)発明者 佐々木 多加志 東京都中央区日本橋本町四丁目4番2号 三菱化学産資株式会社内 Fターム(参考) 3J106 AA02 AB06 BA01 BB01 BB05 BC04 BC06 BC09 BC11 BD03 BE29 CA02 EA03 EB05 EB06 EC01 EC02 EC07 ED23 ED33 EE01 EE02 EF04 EF05 FA04 3L070 AA02 BC17 BD20 DD02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の温水暖房パネル内の温水配管同士を
    互いに接続する配管接続具であって、 この配管接続具を、本体と、前記温水配管に可撓性温水
    配管を介して接続される複数の給湯口と、これらの給湯
    口を前記本体内で連通させる連通路と、この連通路に連
    通して前記本体外に突出する突起管と、前記本体の連通
    路に連通して、前記本体の前記突起管の線対称位置に形
    成した接続口とを備えたものとしたことを特徴とする温
    水暖房パネル用の配管接続具。
  2. 【請求項2】前記本体の、前記突起管を形成した面の一
    端に連結突起を形成するとともに、この連続突起の反対
    側に位置する前記本体側に、他の配管接続具側の連結突
    起が収納される連結溝を形成し、これらの連結溝及び連
    結突起に取付具が取付けられる取付穴をそれぞれ形成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の温水暖房パネル用
    の配管接続具。
  3. 【請求項3】前記本体の上面に、前記突起管側端面にて
    開口する固定溝を形成して、一対の本体同士を突き合わ
    せたとき、各固定溝内に連結ピンを挿通して両者の連結
    を行えるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    温水暖房パネル用の配管接続具。
  4. 【請求項4】一対の温水暖房パネル内の温水配管同士を
    互いに接続する第一配管接続具と第二配管接続具とから
    なる配管接続具であって、 これらの第一及び第二配管接続具を、前記温水暖房パネ
    ルの端面に形成した収納部内にそれぞれ入り得る程度の
    大きさであって、互いに付き合わせた状態で取付ピンに
    よって一体化される本体を有したものとするとともに、 第一配管接続具を、前記本体に形成されて段部を有する
    接続口と、この接続口内に挿入されて前記段部にて液密
    的にかつ回転自在に係止される給湯口とにより構成し、 第二配管接続具を、前記本体に形成されて段部を有する
    支持穴と、この支持穴内に挿入されて前記段部にて回転
    自在に係止される給湯口とにより構成したことを特徴と
    する温水暖房パネル用の配管接続具。
  5. 【請求項5】一対の温水暖房パネル内の温水配管同士を
    互いに接続する第一配管接続具と第二配管接続具とから
    なる配管接続具であって、 これらの第一及び第二配管接続具を、前記温水暖房パネ
    ルの端面に形成した収納部内にそれぞれ入り得る程度の
    大きさであって、互いに付き合わせて2本の分流管を挿
    入した状態で連結突起等により一体化される本体を有し
    たものとするとともに、 これら各本体を、前記各分流管をその一端部にて液密的
    に接続する2つの接続口と、これらの接続口を互いに連
    通させる分流室と、この分流室内への温水の出入を行う
    1本の給湯口とを備えたものとして、 これら両本体を、互いに付き合わせて2本の前記分流管
    を挿入した状態で連結突起等により一体化したとき、一
    方の前記給湯口から供給された温水を前記各分流管にて
    分流させてから、他方の前記給湯口から排出し得るよう
    にしたことを特徴とする温水暖房パネル用の配管接続
    具。
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JP2016192439A (ja) * 2015-03-30 2016-11-10 株式会社フジキン 流体供給装置、ライン保持具及び流体供給装置の製造方法
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