JP2001330257A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JP2001330257A
JP2001330257A JP2000154197A JP2000154197A JP2001330257A JP 2001330257 A JP2001330257 A JP 2001330257A JP 2000154197 A JP2000154197 A JP 2000154197A JP 2000154197 A JP2000154197 A JP 2000154197A JP 2001330257 A JP2001330257 A JP 2001330257A
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sensors
sensor
control
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Application number
JP2000154197A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Koda
哲也 甲田
Tadashi Sadahira
匡史 貞平
Yumiko Hara
由美子 原
Shinji Kondo
信二 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のセンサの値から被加熱物の特性、機器
の状態等の情報を把握し、情報に応じた制御をすること
で、信頼性が高く、正確な制御装置を提供する。 【解決手段】 機器の状態を検知する複数のセンサ1、
3、5と、センサ1、3、5のセンサ値を状態図記憶手
段8の状態図に射影するセンサ値射影手段7と、センサ
値射影手段7によるセンサ値射影結果と状態図記憶手段
8が記憶する状態図から機器の制御信号を決定する状態
図制御手段9を有るものであり、機器の状態を2次元の
状態図に射影することで情報を把握し、その情報により
機器の制御を行うため、信頼性の高い制御を行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のセンサの値
から機器の制御を決定する制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図5により説明する。図に
おいて、1は湿度、温度等を測定する第一のセンサ手段
であり、設計者、使用者が湿度、温度等を測定する場所
に設置される。第一のセンサ値変換手段2は、第一のセ
ンサ手段1による値を湿度、温度等の値に変換して第一
のセンサ値として出力する。
【0003】また、3は第一のセンサ1と同様に湿度、
温度等を測定する第二のセンサであり、第二のセンサ値
変換手段4は第二のセンサ手段3による値を湿度、温度
等の値に変換して第二のセンサ値として出力する。
【0004】関係式制御手段14は、第一のセンサ値変
換手段2の第一のセンサ値と第二のセンサ値変換手段4
の第二のセンサ値を入力とし、関係式出力記憶手段13
が記憶する関係式から通電制御手段11の機器制御信号
を出力する。通電制御手段11は、関係式制御手段14
による機器制御信号に従ってヒータ、モータ等の制御対
象手段12を制御する。
【0005】次に、従来の技術の動作について説明す
る。まず、関係式制御手段3の動作をオーブントースタ
ーを一例として図6、図7により説明する。
【0006】図6は、人間が実際に使用する中で得てき
たノウハウをトースターの庫内湿度s、庫内温度T、そ
の時のヒーターの加熱出力量Pに変換して図示したもの
である。ただし、x軸方向を対象とする機器内の湿度
s、y軸方向を対象とする機器内の温度T、z軸方向を
機器の制御対象手段への加熱出力量Pとする。
【0007】例えば、湿度sが30%、温度が100度
のときは加熱出力量Pを400Wとするというように、
今までの経験、実験結果より得られたデータ、湿度s、
温度Tと加熱出力量Pの関係を求めて、図示していく。
【0008】そして、図7に示すように、図6で求めた
データより湿度s、温度T、加熱出力量Pを変数とする
曲線状の関係式を求め、湿度s、温度Tの全範囲を含む
関係式を作成する。だだし、図7も、図6と同様に、x
軸方向を対象とする機器内の湿度s、y軸方向を対象と
する機器内の温度T、z軸方向を機器の制御対象手段へ
の加熱出力量Pとする。
【0009】上述したように、図7の関係式は、経験、
実験により得られたデータより曲線状の関係式を作成す
る。データを含む曲線は無数に存在するから、常に最適
な加熱を行うような関係式を作成するためのチェックを
行う必要がある。
【0010】関係式のチェックは以下に示す3つの観点
より行われる。
【0011】第一の観点はある点のみが極端な値を取ら
ず関係式の曲線がなめらかであること、第二の観点は実
験、経験により得られたデータと曲線との距離の差が小
さいこと、また、第三の観点は実験、経験により得られ
たデータでは得られていない範囲でも無理なく表現され
ていることである。
【0012】上記3つの観点を満たすように関数を作
成、チェックすることは難しく、複雑な手続きを必要と
するため、パソコン、機械により自動的に行うことがで
きず、図のように関係式を実際に図示して設計者によっ
て行われる。図示を必要とするため、1出力である場
合、入力は2つ以下である必要があり、それ以上の変数
数では正確に、かつ、迅速にチェックすることができな
い。
【0013】関係式制御手段3は、関係式出力記憶手段
4が記憶する図のセンサと出力の関係式に第一のセンサ
値変換手段2の第一のセンサ値と第二のセンサ値変換手
段4の第二のセンサ値を代入することにより、制御対象
手段11の出力値を決定する。
【0014】また、図8は、関係式出力記憶手段の記憶
方法の一例を示した図である。図8は、横方向を湿度s
の最大値100%最小値0%を1%間隔で100コに区
切り、縦方向を温度Tの最大値300度最小値0度を1
度間隔で300コに区切ったときの該当する加熱電力量
を示したものである。例えば、湿度sが5%、温度Tが
5度の時は、斜線で示された区分の値、200Wを加熱
電力量とする。
【0015】上記、従来の技術の構成、動作によると、
人間の機器使用上のノウハウを機器の制御に具現化する
ために、関係式記憶手段6が記憶する関係式によって入
出力関係を実現している。よって、上記従来の技術を用
いることにより、人間が経験により獲得したノウハウを
機器の制御に具現化することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記で述べたように従
来の技術を用いることにより、人間が経験により獲得し
たノウハウを機器の制御に具現化することができる。
【0017】しかし、ノウハウを基にして作成する関係
式のチェックを設計者が行うために、例えば、2つの入
力、1つの出力といった限定された入出力関係式しか実
現することができず、3つ以上の入力の場合使用するこ
とができないという課題があった。
【0018】また、設計者の経験、関係式の図示化の方
法等の要因により、関係式が正しく表現されているかど
うかの信頼性も大きく左右されるという課題があった。
さらに、入出力関係式のパラメータが多くなると、関係
式を機器のマイコンに搭載する際のメモリ容量も大きく
なるという課題もあった。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、2次元の状態図を記憶する状態図記憶手段と、温
度、湿度等の状態を検知する複数のセンサと、センサの
センサ値を状態図記憶手段の状態図に射影するセンサ値
射影手段と、センサ値射影手段によるセンサ値射影結果
と状態図記憶手段が記憶する状態図から機器の制御信号
を決定する状態図制御手段を有する制御装置を提供する
ものであり、複数のセンサ値の2次元の状態図への射影
結果と特性が既知であるサンプルデータの射影結果との
位置関係により被加熱物の特性、機器の状態等の情報を
把握し、獲得した情報に基づいて機器の制御を行うもの
である。
【0020】上記構成によると、設計者が容易に判断す
ることができる2次元の状態図に、複数のセンサ値を射
影した結果と特性が既知である複数のサンプルデータを
射影した結果との位置関係によりセンサ値の射影結果が
正しいか、どうかをチェックするので、信頼性の高い制
御装置を提供することができる。
【0021】また、3つ以上のセンサがある場合でも2
次元の状態図に射影するので、3つ以上の入力を使用す
ることができる。
【0022】さらに、センサの数が増えても必ず2次元
の状態図に射影するため、記憶すべきデータ量はセンサ
の数にほとんど関係なく一定であるので、マイコンに搭
載するメモリ容量も小さくすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、2次元の
状態図を記憶する状態図記憶手段と、機器の状態を検知
する複数のセンサと、前記センサのセンサ値を前記状態
図記憶手段の状態図に射影するセンサ値射影手段と、前
記センサ値射影手段によるセンサ値射影結果と前記状態
図記憶手段が記憶する状態図から機器の制御信号を決定
する状態図制御手段を有し、機器の状態を2次元の状態
図に射影することで被加熱物の特性、機器の状態等の情
報を把握し、その情報により機器の制御を行う制御装置
を提供するものである。
【0024】上記発明の構成によると、設計者が容易に
判断することができる2次元の状態図に複数のセンサ値
を射影した結果により、センサ値の射影結果が正しい
か、どうかをチェックするので、信頼性の高い制御装置
を提供することができる。
【0025】また、3つ以上のセンサがある場合でも2
次元の状態図に射影するので、3つ以上の入力を使用す
ることができる。
【0026】さらに、センサの数が増えても必ず2次元
の状態図に射影するため、記憶すべきデータ量はセンサ
の数にほとんど関係なく一定であるので、マイコンに搭
載するメモリ容量も小さくすることができる。
【0027】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明に加えて、複数のセンサは、センサの数を3以
上とする構造とするものであり、上記構成、動作による
と、センサの値を2次元の状態図に射影して被加熱物の
特性、機器の状態を把握して制御を行うため、センサの
数が多いほどより多くの情報を得ることができるのでよ
り正確に機器を制御することができる。
【0028】また、請求項3記載の発明は、請求項1、
2記載の発明に加えて、状態図記憶手段が記憶する状態
図上のセンサ値射影手段によるセンサ値射影結果と特性
が既知であるサンプルデータによる射影結果との位置関
係によって機器の制御信号を決定するものであり、上記
構成によると、特性が既知であるサンプルデータとセン
サ値射影結果との比較により被加熱物の特性、機器の状
態等の情報を獲得するのでより正確に情報を把握するこ
とができるので、さらにより正確に機器を制御すること
ができる。
【0029】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3記載の発明に加えて、状態図制御手段を状態図記憶
手段が記憶する状態図とセンサ値射影手段による射影結
果を使用者に図示化して使用者に被加熱物の特性、機器
の状態等の情報を提供するものであり、上記構成による
と、使用者に被加熱物の特性、機器の状態を報知するこ
とができる。
【0030】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4記
載の発明に加えて、センサ値射影手段は、多変量解析手
法を使用するものであり、上記構成によると、解析手
法、解析結果の解釈が既知である多変量解析手法を利用
することにより正確で信頼性がある情報を獲得すること
ができるので、さらにより正確に機器を制御することが
できる。
【0031】
【実施例】本発明の一実施例について説明する。まず、
本実施例の構成を図1により説明する。
【0032】図1において、1は温度、湿度、または、
重量を測定する第一のセンサであり、第一のセンサ1に
よる測定値は第一のセンサ値変換手段2によって温度、
湿度、または、重量を第一のセンサ値として出力する。
【0033】また、3は第一のセンサ1と同様に温度、
湿度、または、重量を測定する第二のセンサであり、第
二のセンサ3による測定値は第二のセンサ値変換手段4
によって温度、湿度、または、重量を第二のセンサ値と
して出力する。
【0034】さらに、5は、第一のセンサ1、第二のセ
ンサ3と同様に、温度、湿度、重量を測定する第三のセ
ンサであり、第三のセンサ5による測定値は第三のセン
サ値変換手段6によって温度、湿度、または、重量を第
三のセンサ値として出力する。
【0035】7はセンサ値射影手段であり、第一のセン
サ値変換手段2による第一のセンサ値と第二のセンサ値
変換手段による第二のセンサ値と第三のセンサ値変換手
段による第三のセンサ値を入力としている。センサ値射
影手段7は、被加熱物の特性、機器の状態を2次元の状
態図に図示できるように、第一のセンサ値、第二のセン
サ値、第三のセンサ値を変換して、センサ値射影信号と
して出力する。
【0036】8は被加熱物の特性、機器の状態を2次元
の図として表現する状態図を記憶する状態図記憶手段で
あり、状態図制御手段9は状態図記憶手段8が記憶する
状態図とセンサ値射影手段7が記憶するセンサ値射影信
号を入力とし、センサ値射影信号と特性が既知であるサ
ンプルデータの射影結果との位置関係により、被加熱物
の特性、機器の状態を特定し、その結果により制御対象
手段への出力を決定して機器制御信号として出力する。
【0037】また、状態表示手段10は2次元の状態図
を使用者に表示し、被加熱物の特性、機器の状態を報知
する。そのことにより、一例として、使用者が機器が異
常状態であることが報知することにより使用者に安全に
機器を使用することができたり、未知である被加熱物の
特性がわかることにより新しい料理の方法を知ることが
できる。よって、使用者に機器の安全使用状況、被加熱
物の特性等の情報を提供することができる。
【0038】通電制御手段11は、状態図制御手段9に
よる機器制御信号に従ってヒータ、モータ等の制御対象
手段12を制御する。
【0039】次に、第一の実施例の動作について説明す
る。
【0040】まず、センサ値射影手段で使用する多変量
解析について説明する。
【0041】多変量解析は、多くの変数を一度に解析す
ることで変数の本質的特性を抽出するデータ解析手法の
ことをいう。多変量解析の方法は、回帰分析、正準相関
分析、主成分分析等様々存在するが、今回は、主成分分
析手法を使用する。
【0042】主成分分析は、データの次元数を減らして
解析結果を視覚化して探索的データ解析を行うことを特
徴とする分析手法である。
【0043】主成分分析について一例にして説明する。
50個のセンサによって測定された多変量なデータを考
えた時、各々のセンサの情報には部分的に重複するも
の、変数同士に相関があるものが多い。つまり、50個
のセンサによって得られる情報は、50個の独立した現
象から得られるではなく、数個のデータ固有の次元から
なる現象によって得られることができる。主成分分析
は、データ固有の次元を見つけ、その次元の平面に情報
を射影することにより効率的にデータの情報を獲得する
手法である。その中でも、視覚化を重視するため、重要
な2変数を座標軸に使用し、情報を2つの変数による平
面に射影する方法を今回は使用する。だだし、射影とは
射影されるデータと平面上の点を結ぶ直線が平面と垂直
に交わる時の点を求めることであり、その点を射影結果
という(図2)。多変量解析の主成分分析を行った結
果、多くのセンサによる情報を2次元の平面に射影する
ことにより、容易に設計者が解析結果をチェックでき
る。
【0044】主成分分析において、データ固有の2つの
変数を軸とする平面を求める方法はいくつか存在する
が、一般的に用いられている方法、つまり、センサによ
って測定されたセンサ値と射影したデータの差が最も小
さくなる平面を使用する方法を使用する。この方法は、
「Excelによる多変量解析入門」、山口、宿久、浅野、
エコノミスト社の第2部、第8章等に述べられている。
【0045】次に、今回の発明における多変量解析の主
成分分析による解析の具体例を、使用機器としてトース
ター、センサとして温度センサ、湿度センサ、重量セン
サを使用した時を一例にて説明する。
【0046】温度センサの温度、湿度センサの湿度、重
量センサの重量を変数として主成分分析した結果、固有
の2変数がトースタの中の被加熱物の密度、被加熱物の
加熱時のデリケートさであるとする。固有の2変数がそ
の他の変数である場合があるが、以下の動作については
変わらず、要は、3以上の変数の特性が2変数で表現さ
れるものであれば良い。
【0047】次に、図3に示すように、3つの変数、温
度、湿度、重量を変数とするセンサデータを被加熱物の
密度、被加熱物の加熱時のデリケートさを軸とする2次
元の面に射影する。その結果、3つの変数から構成され
るセンサデータの特性がトースタの中の被加熱物の密
度、加熱時のデリケートさの2変数によって表現され、
2変数を軸とする平面の位置によって、被加熱物の密
度、加熱時のデリケートさ(a、b)を求めることがで
きる。
【0048】次に、サンプルデータとして、食パン、ロ
ールパン、餅、肉まん、クロワッサンをトースターによ
って加熱実験を行い、3つの変数、温度、湿度、重量を
求める。そして、同様に、2つの変数、トースタの中の
被加熱物の密度、加熱時のデリケートさを軸とする平
面、2次元の状態図に射影する。(図4)。また、サン
プルデータの特性が明らかな場合、例えば、食パンの密
度、加熱時のデリケートさが既知である場合は、実験、
及び、変換を行わず、2次元の状態図に直接描いても良
い。
【0049】2次元の状態図において、サンプルデー
タ、食パン(a1、b1)、ロールパン(a2、b
2)、餅(a3、b3)、肉まん(a4、b4)、クロ
ワッサン(a5、b5)とセンサデータ(a、b)の射
影結果との距離を以下のようにして求める。
【0050】 食パンとの距離 d12=(a1−a)2+(b1−b)2 ロールパンとの距離 d22=(a2−a)2+(b2−b)2 餅との距離 d32=(a3−a)2+(b3−b)2 肉まんとの距離 d42=(a4−a)2+(b4−b)2 クロワッサンとの距離 d52=(a5−a)2+(b5−b)2 機器の制御対象であるヒータの加熱電力量Pは P=(P1・d1+P2・d2+P3・d3+P4・d
4+P5・d5)/d で計算される。ただし、 d=d1+d2+d3+d4+d5 であり、P1は食パンの加熱電力量、P2はロールパン
の加熱電力量、P3は餅の加熱電力量、P4は肉まんの
加熱電力量、P5はクロワッサンの加熱電力量とする。
なお、上記説明では加熱電力量Pを決定するために距離
を求め、その相対的な値を用いたが、要は、センサデー
タとサンプルデータの2次元の状態図の位置関係から加
熱電力量Pが決定すれば、どのような方法でも良い。
【0051】上記動作によると、設計者が容易に判断す
ることができる2次元の状態図に複数のセンサ値を射影
した結果と特性が既知である複数のサンプルデータを射
影した結果との位置関係によりセンサ値の射影結果が正
しいか、どうかをチェックするので、信頼性の高い制御
装置を提供することができる。
【0052】また、3つ以上のセンサがある場合でも2
次元の状態図に射影するので、3つ以上の入力を使用す
ることができる。
【0053】さらに、センサの数が増えても必ず2次元
の状態図に射影するため、記憶すべきデータ量はセンサ
の数にほとんど関係なく一定であるので、マイコンに搭
載するメモリ容量も小さくすることができる。
【0054】センサ値射影手段8は、図1の第一のセン
サ値変換手段2の第一のセンサ値、第二のセンサ値変換
手段4の第二のセンサ値、第三のセンサ値変換手段6の
第三のセンサ値を入力とし、多変量解析の主成分分析を
行うことで2次元の状態面に射影するものである。
【0055】状態図制御手段10は、状態図記憶手段が
記憶する2次元の状態図上のセンサ値射影手段8による
射影結果から、上記の一例にて説明したようにサンプル
データとの位置関係により制御対象手段の制御量を決定
する。
【0056】上記実施例は、2次元の状態図を記憶する
状態図記憶手段と、機器の状態を検知する複数のセンサ
と、前記センサのセンサ値を前記状態図記憶手段の状態
図に射影するセンサ値射影手段と、前記センサ値射影手
段によるセンサ値射影結果と前記状態図記憶手段が記憶
する状態図から機器の制御信号を決定する状態図制御手
段を有し、機器の状態を2次元の状態図に射影すること
で被加熱物の特性、機器の状態等の情報を把握し、その
情報により機器の制御を行う制御装置を提供するもので
ある。
【0057】上記実施例の構成によると、設計者が容易
に判断することができる2次元の状態図に、複数のセン
サ値を射影した結果と特性が既知である複数のサンプル
データを射影した結果との位置関係によりセンサ値の射
影結果が正しいか、どうかをチェックするので、信頼性
の高い制御装置を提供することができる。
【0058】また、3つ以上のセンサがある場合でも2
次元の状態図に射影するので、3つ以上の入力を使用す
ることができる。
【0059】さらに、センサの数が増えても必ず2次元
の状態図に射影するため、記憶すべきデータ量はセンサ
の数にほとんど関係なく一定であるので、マイコンに搭
載するメモリ容量も小さくすることができる。
【0060】また、複数のセンサは、センサの数を3以
上とする構造とするものであり、上記構成、動作による
と、センサの値を2次元の状態図に射影して被加熱物の
特性、機器の状態を把握して制御を行うため、センサの
数が多いほどより多くの情報を得ることができるのでよ
り正確に機器を制御することができる。
【0061】また、状態図記憶手段が記憶する状態図上
のセンサ値射影手段によるセンサ値射影結果と特性が既
知であるサンプルデータによる射影結果との位置関係に
よって機器の制御信号を決定するものであり、上記構成
によると、特性が既知であるサンプルデータとセンサ値
射影結果との比較により被加熱物の特性、機器の状態等
の情報を獲得するのでより正確に情報を把握することが
できるので、さらにより正確に機器を制御することがで
きる。
【0062】また、状態図制御手段を状態図記憶手段が
記憶する状態図とセンサ値射影手段による射影結果を使
用者に図示化して使用者に被加熱物の特性、機器の状態
等の情報を提供するものであり、上記構成によると、使
用者に被加熱物の特性、機器の状態を報知することがで
きる。
【0063】さらに、センサ値射影手段は、多変量解析
手法を使用するものであり、上記構成によると、解析手
法、解析結果の解釈が既知である多変量解析手法を利用
することにより正確で信頼性がある情報を獲得すること
ができるので、さらにより正確に機器を制御することが
できる。
【0064】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、設計者が容易に
判断することができる2次元の状態図に、複数のセンサ
値を射影した結果と特性が既知である複数のサンプルデ
ータを射影した結果との位置関係によりセンサ値の射影
結果が正しいか、どうかをチェックするので、信頼性の
高い制御装置を提供することができる。また、3つ以上
のセンサがある場合でも2次元の状態図に射影するの
で、3つ以上の入力を使用することができる。さらに、
センサの数が増えても必ず2次元の状態図に射影するた
め、記憶すべきデータ量はセンサの数にほとんど関係な
く一定であるので、マイコンに搭載するメモリ容量も小
さくすることができる。
【0065】また、請求項2記載の発明は、複数のセン
サを、センサの数を3以上とする構造とするので、より
多くの情報を得ることができ、より正確に機器を制御す
ることができる。
【0066】また、請求項3記載の発明は、状態図記憶
手段が記憶する状態図上のセンサ値射影手段によるセン
サ値射影結果と特性が既知であるサンプルデータによる
射影結果との位置関係によって機器の制御信号を決定す
るので、より正確に情報を把握することができ、さらに
より正確に機器を制御することができる。
【0067】また、請求項4記載の発明は、使用者に被
加熱物の特性、機器の状態を報知することができる。
【0068】さらに、請求項5記載の発明は、多変量解
析手法を利用することにより正確で信頼性がある情報を
獲得することができるので、さらにより正確に機器を制
御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の制御装置を示すブロッ
ク図
【図2】射影の方法を示す図
【図3】センサ値射影手段の動作を示す図
【図4】状態図の一例を示す図
【図5】従来の制御装置を示すブロック図
【図6】関係式制御手段の動作を示す図
【図7】関係式制御手段の関係式の作成方法を示す図
【図8】関係式記憶手段の動作を示す図
【符号の説明】
1 第一のセンサ手段 2 第一のセンサ値変換手段 3 第二のセンサ手段 4 第二のセンサ値変換手段 5 第三のセンサ手段 6 第三のセンサ値変換手段 7 センサ値射影手段 8 状態図記憶手段 9 状態図制御手段 10 状態表示手段 11 通電制御手段 12 制御対象手段 13 関係式記憶手段 14 関係式手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F24C 7/02 325 F24C 7/02 325L (72)発明者 原 由美子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 近藤 信二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L086 AA01 AA12 AA14 CB02 CB05 CB15 CC07 CC16 DA18 DA19 DA20 3L087 AA01 AA02 AA04 BB04 BB07 BB09 BC01 BC06 BC14 DA17 DA18 DA20 5H004 GA26 GA28 GA35 GB09 HB01 HB11 HB14 JB08 JB29 JB30 KA71 KC12 KD63 MA48

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元の状態図を記憶する状態図記憶手
    段と、機器の状態を検知する複数のセンサと、前記セン
    サのセンサ値を前記状態図記憶手段の状態図に射影する
    センサ値射影手段と、前記センサ値射影手段によるセン
    サ値射影結果と前記状態図記憶手段が記憶する状態図か
    ら機器の制御信号を決定する状態図制御手段を有し、機
    器の状態を2次元の状態図に射影することで被加熱物の
    特性、機器の状態等の情報を把握し、その情報により機
    器の制御を行う制御装置。
  2. 【請求項2】 複数のセンサは、センサの数を3以上と
    する構造とする請求項1記載の制御装置。
  3. 【請求項3】 状態図制御手段は、状態図記憶手段が記
    憶する状態図上のセンサ値射影手段によるセンサ値射影
    結果と特性が既知であるサンプルデータによる射影結果
    との位置関係によって機器の制御信号を決定する構成と
    する請求項1または2記載の制御装置。
  4. 【請求項4】 状態図制御手段は、状態図記憶手段が記
    憶する状態図とセンサ値射影手段による射影結果を使用
    者に図示化して使用者に被加熱物の特性、機器の状態等
    の情報を提供する構成とする請求項1乃至3のいずれか
    1項に記載の制御装置。
  5. 【請求項5】 センサ値射影手段は、多変量解析手法を
    使用する構成とする請求項1乃至4のいずれか1項に記
    載の制御装置。
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