JP2001329965A - 低温流体用回転式ポンプ - Google Patents

低温流体用回転式ポンプ

Info

Publication number
JP2001329965A
JP2001329965A JP2000146494A JP2000146494A JP2001329965A JP 2001329965 A JP2001329965 A JP 2001329965A JP 2000146494 A JP2000146494 A JP 2000146494A JP 2000146494 A JP2000146494 A JP 2000146494A JP 2001329965 A JP2001329965 A JP 2001329965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary pump
temperature fluid
pump
main shaft
heat insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000146494A
Other languages
English (en)
Inventor
Rei Kobayashi
令 小林
Toshiharu Yamada
俊治 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000146494A priority Critical patent/JP2001329965A/ja
Publication of JP2001329965A publication Critical patent/JP2001329965A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温流体の温度上昇を抑制し、効率よく搬送
できる低温流体用回転式ポンプを提供すること。 【解決手段】 モータ1とギヤポンプ等の回転式ポンプ
2を断熱部材19を介して連設し、回転式ポンプの主軸
7を、断熱部材19で包被したこと、さらに、回転式ポ
ンプ2と回転式ポンプの主軸7を包被している断熱部材
19を断熱材18で包被したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロン代替物質で
あるパーフルオロポリエーテル、フッ素系不活性液体等
の低温流体搬送用のギヤポンプ等の回転式ポンプに関す
る。さらに詳しくは軸継手としてマグネットカップリン
グを使用した低温流体搬送用回転式ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハの電気特性検査は低温に冷
却した状態で行なわれるため、ウエハ載置台の冷却流体
として、また、冷蔵庫や冷凍ショーケース用の冷却流体
としてフッ素系不活性液体例えばフロリナート(商品
名)とか、パーフルオロポリエーテルからなる商品名ガ
ルデン等がフロン代替低温流体として使用されており、
該流体の搬送にギヤポンプ等の回転式ポンプが使用され
ている。
【0003】図2〜図4に従来から使用されている低温
流体用ギヤポンプを示す。図2は一部切欠正面図、図3
は図2におけるA−A矢視拡大断面図、図4は図2にお
けるB−B矢視拡大断面図である。低温流体用ギヤポン
プは、大別してモータ1、ギヤポンプ2、両者の軸継手
となるマグネットカップリング3から構成されている。
【0004】マグネットカップリング3はモータ軸4に
ボルト等により固着されている鉄系金属からなる駆動側
磁石保持器5、該保持器5の内周に等間隔に複数個配設
されている駆動磁石6、6、・・、ギヤポンプ2の主軸
7の一端に固着されている従動磁石8、駆動磁石6と従
動磁石間に配設されているステンレス鋼或いはFRP製
シールケース9から構成されており、前記従動磁石8は
図4に示すように駆動磁石6、6、・・と対向してN・
S対極となるように配設されている。
【0005】10はモータ1のケーシング11の端面に
ボルト付けされているギヤポンプ取付け部材で、ギヤポ
ンプ2の主軸7がすべり軸受12を介して該取付け部材
10に軸支されており、主軸7の従動磁石8取付け位置
と反対側にギヤポンプ2の駆動ギヤ13が装着されてい
る。13’はギヤポンプ2の従動ギヤである。14はギ
ヤポンプのエンドプレートで前記駆動ギヤの主軸7の先
端部をすべり軸受12を介して軸支している。15はシ
ールリング、16は低温流体管路でギヤポンプ2の入口
及び出口に連通されている。
【0006】マグネットカップリングを使用したギヤポ
ンプは、磁石の磁力により駆動力を伝達でき、駆動部と
ポンプ部との軸継手部分に運動用の軸シール部を不要と
し、密封性の高い静止用のシール部材のみ使用し完全に
密封するためギヤポンプ2内の低温流体の漏出、また
は、外部からの汚染物質の侵入を防止できる。しかしな
がら、従来のマグネットカップリングを使用したギヤポ
ンプは、ギヤポンプの主軸7が短いために駆動ギヤ13
及び従動ギヤ13’とマグネットカップリング3の従動
磁石8とが近接しており、さらに、主軸7を支承してい
る取付け部材10が断熱構造となっていないため以下の
問題点があった。
【0007】(1) 駆動ギヤ13の主軸7が室温部と直
接隣接しているために熱が低温流体に伝わりやすく低温
流体の温度を上昇させてしまう。 (2) 主軸7とすべり軸受12の隙間から漏洩したギヤ
ポンプ2からの低温流体が、従動磁石8とシールケース
9との隙間に入りこみ従動磁石8が回転するときの摩擦
損失が増加する。 (3) シールケース9全体が冷却されるためシールケー
ス9を包被している駆動磁石6とシールケース9の間に
霜が付着し、駆動磁石6の回転抵抗となる。 (4) モータ軸4及び、モータまでが冷却されモータ1
内に空気中の水分が結露するおそれがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の問題点を改
善し、低温流体の温度上昇を抑制するとともに、マグネ
ットカップリング及びモータが冷却されるのを防止し、
低温流体を効率よく搬送できる低温流体用回転式ポンプ
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】モータの動力をカップリ
ングを介して回転式ポンプに動力伝達する低温流体用回
転式ポンプにおいて、モータと回転式ポンプを断熱部材
を介して連設し、前記回転式ポンプの主軸を、前記断熱
部材で包被したことを特徴とする。また、回転式ポンプ
及び回転式ポンプの主軸を包被している断熱部材をさら
に断熱材で包被したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明にかかる低温流体用回転式
ポンプの実施の形態を図1を参照して説明する。図1は
上記低温流体用回転式ポンプの一部切欠正面図である。
なお、説明の都合上、図2〜図4に示す従来装置と同一
部品には同一符号を付して説明する。本発明にかかる低
温流体用回転ポンプにおけるモータ1とギヤポンプ2及
びマグネットカップリング3は図2〜図4に示す従来の
ものと同一構造をしている。
【0011】従来のものと相違するところは、マグネッ
トカップリング3の従動磁石8とギヤポンプ2の駆動ギ
ヤ13をそれぞれ装着している主軸7を延伸させたこと
と、該主軸7及び、ギヤポンプ2を断熱部材で包被した
ことである。以下詳述する。
【0012】本発明ではギヤポンプの主軸7を延伸させ
た関係で、モータケーシング11にボルト付けされてい
るシールケース9のフランジ部91に断熱部材を構成す
るステンレス鋼或いはFRP製の断熱管19の一端フラ
ンジ部191がボルト付けされており、該断熱管19の
他端フランジ部192にギヤポンプ取付け部材10がボ
ルト付けされている。
【0013】また、断熱管19内には主軸7の貫通孔を
有する円柱状断熱材17が装入されている。そして、主
軸7は前記断熱管19に装着されているすべり軸受12
1とギヤポンプ取付け部材10に装着のすべり軸受122
及び、ギヤポンプエンドプレート14に装着のすべり軸
受123により軸支されている。
【0014】20はギヤポンプ本体及びエンドプレート
14を包被しているシールキャップで、該シールキャッ
プ20の開口端部はシールリング21を介して前記取付
け部材10に装着されている。本発明ではさらに、前記
主軸7の断熱部材である断熱管19とギヤポンプ2全体
を断熱材18でさらに包被した構造としている。
【0015】上記断熱材17、18の材料として発泡ウ
レタン、発泡スチロール、発泡ネオプレン(登録商標)
ゴム発泡シリコンゴム、コルク、綿が使用される。な
お、本発明におけるギヤポンプ2及び、マグネットカッ
プリング3の構造は前記図2〜図3に示す従来装置と同
一なので説明を省略する。
【0016】また、上記説明では回転式ポンプとしてギ
ヤポンプを例示したがギヤポンプに代えて2葉又は3葉
回転ポンプ、ベーンポンプ、ねじポンプ等を使用するこ
とは任意であり、軸継手としてマグネットカップリング
に代えてFRP等熱伝導率の低い材料及び断熱材を使用
して、モータ軸とポンプ主軸の伝熱を抑制する通常タイ
プのカップリングを使用することは任意である。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、回転式ポンプの主軸7
を延伸させ、該主軸7及び回転式ポンプを断熱材で包被
したことにより室温部から回転式ポンプひいては回転式
ポンプで搬送される低温流体への伝熱を低減できるので
冷却効率を向上できる。また、回転式ポンプの取付け部
材10が従来のようにモータケーシング11及びマグネ
ットカップリング3に近接して装着されていないのでモ
ータ1及びマグネットカップリング3を冷却することが
ない。
【0018】したがって、駆動磁石6とシールケース9
との間に霜が付着しない。また、シールケース9と従動
磁石の隙間に例え低温流体が漏洩したとしても、低温流
体が室温に上昇され粘度が降下し、従動磁石8の回転時
の摩擦損失の増大を防止する。さらに、モータ内に結露
するおそれがない等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる低温流体用回転式ポンプの一部
切欠正面図。
【図2】従来から公知の低温流体用回転式ポンプの一部
切欠正面図。
【図3】図2のA−A矢視拡大断面図。
【図4】図2のB−B矢視拡大断面図。
【符号の説明】
1 モータ 13 駆
動歯車 2 回転式ポンプ(ギヤポンプ等) 13’ 従
動歯車 3 マグネットカップリング 14 ポ
ンプエンドプレート 4 モータ軸 15 シ
ールリング 5 駆動側磁石保持器 16 低
温流体管路 6 駆動磁石 17 断
熱材 7 ポンプ主軸 18 断
熱材 8 従動磁石 19 断
熱管 9 シールケース 191、1
2 フランジ 10 ポンプ取付け部材 20
シールキャップ 11 モータケーシング 21
シールリング 12(121、122、123) すべり軸受

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの動力をカップリングを介して回転
    式ポンプに動力伝達する低温流体用回転式ポンプにおい
    て、モータと回転式ポンプを断熱部材を介して連設し、
    前記回転式ポンプの主軸を、前記断熱部材で包被してい
    ることを特徴とする低温流体用回転式ポンプ。
  2. 【請求項2】回転式ポンプ及び回転式ポンプの主軸を包
    被している断熱部材を断熱材で包被していることを特徴
    とする請求項1記載の低温流体用回転式ポンプ。
JP2000146494A 2000-05-18 2000-05-18 低温流体用回転式ポンプ Pending JP2001329965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000146494A JP2001329965A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 低温流体用回転式ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000146494A JP2001329965A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 低温流体用回転式ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001329965A true JP2001329965A (ja) 2001-11-30

Family

ID=18652841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000146494A Pending JP2001329965A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 低温流体用回転式ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001329965A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210130481A (ko) * 2020-04-22 2021-11-01 김범열 극저온 유체 펌프

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210130481A (ko) * 2020-04-22 2021-11-01 김범열 극저온 유체 펌프
KR102408397B1 (ko) * 2020-04-22 2022-06-14 (주)동일산업 극저온 유체 펌프

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1153414A (en) High speed magnetic coupling with ceramic magnets maintained under centrifugal compression
EP1332299B1 (en) Pumping or mixing system using a levitating bearing
CN103917339B (zh) 工业用机器人
JP4602397B2 (ja) 極低温流体供給排出用装置および超電導装置
CN101981360B (zh) 旋转接头
US20060043682A1 (en) Self-cooling ferrfluid seal
WO2012056832A1 (ja) 低温液化ガス用ポンプ
US7256523B2 (en) Magnetic mounting of a rotor shaft relative to a stator, using a high-Tc superconductor
RU2007128334A (ru) Конструкция охлаждения сверхпроводящего электродвигателя
JP5594465B2 (ja) 極低温回転機械
KR100999687B1 (ko) 냉각장치가 탑재된 회전자를 구비한 초전도 회전기기
US11025121B2 (en) Foil bearing supported motor with adjustable thrust bearing cap
CN102108489A (zh) 真空镀膜磁控溅射磁流体密封旋转靶
EP2439438A1 (en) Rotary joint for low-temperature application
CN101350552B (zh) 带冷却装置的永磁联轴器
JP2001329965A (ja) 低温流体用回転式ポンプ
CN108352369B (zh) 散热器和电气设备
JP2006122785A (ja) 非接触攪拌機
JP5687049B2 (ja) 搬送装置及び真空処理装置
KR102172829B1 (ko) 극저온 냉매 펌프
JP6323641B2 (ja) 電力貯蔵装置におけるシール構造
CN212028076U (zh) 低温液体磁力泵
CN111089060A (zh) 低温液体磁力泵
JP2006035098A (ja) 非接触攪拌機
JP3936561B2 (ja) ポンプ冷却装置