JP2001329460A - 端部にループを有するシートおよびその製造方法 - Google Patents
端部にループを有するシートおよびその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイパーの拭き取り部などの材料として不織
布などのシートを用いた際に、そのシートを構成するフ
ィラメントが抜けにくく、かつ、窓ガラスなどに付着し
た雨滴や汚れを拭き取る効果の高いシートを実現する。 【解決手段】 ウェブ1はフィラメント2が一方向に配
列されてなり、ウェブ1の両端部は、フィラメント2の
ループが複数形成されたループ部3となっている。ウェ
ブ1とシート部材4が、各々のフィラメント2の配列方
向が全て同じ方向に揃うように、かつループ部3が重な
り合うように交互に積層され、それらがループ部3を除
いて熱圧着により接合される。複数枚のウェブ1とシー
ト部材4が熱圧着されて構成されたシートの端部には、
複数のループ部3が重なり合うことでフィラメント2の
ループが高密度に形成される。そのシートをワイパーの
拭き取り部の材料として用いても、それぞれのウェブ1
のフィラメント2が抜けにくい。
布などのシートを用いた際に、そのシートを構成するフ
ィラメントが抜けにくく、かつ、窓ガラスなどに付着し
た雨滴や汚れを拭き取る効果の高いシートを実現する。 【解決手段】 ウェブ1はフィラメント2が一方向に配
列されてなり、ウェブ1の両端部は、フィラメント2の
ループが複数形成されたループ部3となっている。ウェ
ブ1とシート部材4が、各々のフィラメント2の配列方
向が全て同じ方向に揃うように、かつループ部3が重な
り合うように交互に積層され、それらがループ部3を除
いて熱圧着により接合される。複数枚のウェブ1とシー
ト部材4が熱圧着されて構成されたシートの端部には、
複数のループ部3が重なり合うことでフィラメント2の
ループが高密度に形成される。そのシートをワイパーの
拭き取り部の材料として用いても、それぞれのウェブ1
のフィラメント2が抜けにくい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィラメントから
構成された不織布などのシートで、その端部にフィラメ
ントのループが形成された、端部にループを有するシー
トおよびその製造方法に関する。
構成された不織布などのシートで、その端部にフィラメ
ントのループが形成された、端部にループを有するシー
トおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】4輪自動車や電車の車両などの窓ガラス
に付着した雨滴や汚れを自動的に拭くワイパーでは、窓
ガラスと接触する部分の材料として、フィラメントを土
台部分に植毛して構成された布状のものや、あるいは天
然または合成繊維を、粘着剤、加熱加圧または製縫など
によって不規則に配列させたり、もつれさせたりして作
られた不織布などが用いられることがある。そのような
ワイパーにおける窓ガラスとの接触部は、ワイパーの動
作に伴って窓ガラス上を滑動することで窓ガラス上の雨
滴や汚れを取り除くための拭き取り部となっている。ワ
イパーの拭き取り部の材料として用いられる不織布は、
メルトブロー方式やスパンボンド方式などの方法によっ
て作製される。それらの方法により作製された不織布で
は、その不織布を構成するフィラメント同士が、熱圧着
などの方法によって不織布の全体に渡って部分的に融着
されている。
に付着した雨滴や汚れを自動的に拭くワイパーでは、窓
ガラスと接触する部分の材料として、フィラメントを土
台部分に植毛して構成された布状のものや、あるいは天
然または合成繊維を、粘着剤、加熱加圧または製縫など
によって不規則に配列させたり、もつれさせたりして作
られた不織布などが用いられることがある。そのような
ワイパーにおける窓ガラスとの接触部は、ワイパーの動
作に伴って窓ガラス上を滑動することで窓ガラス上の雨
滴や汚れを取り除くための拭き取り部となっている。ワ
イパーの拭き取り部の材料として用いられる不織布は、
メルトブロー方式やスパンボンド方式などの方法によっ
て作製される。それらの方法により作製された不織布で
は、その不織布を構成するフィラメント同士が、熱圧着
などの方法によって不織布の全体に渡って部分的に融着
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
ようなワイパーでは、拭き取り部の材料として、フィラ
メントを土台部分に植毛してなるものを用いた場合、ワ
イパーの動作に伴ってその拭き取り部が常に窓ガラスと
接触して窓ガラス上を移動するので、拭き取り部でフィ
ラメントの抜けが発生し、ワイパーの拭き取り部の強度
を充分に確保することが困難であるという問題点があ
る。また、ワイパーの拭き取り部の材料として、メルト
ブロー方式やスパンボンド方式などにより作製された不
織布を用いた場合でも、その不織布における窓ガラス側
となる端部のフィラメントが抜けやすく、拭き取り部の
強度が低いという問題点がある。
ようなワイパーでは、拭き取り部の材料として、フィラ
メントを土台部分に植毛してなるものを用いた場合、ワ
イパーの動作に伴ってその拭き取り部が常に窓ガラスと
接触して窓ガラス上を移動するので、拭き取り部でフィ
ラメントの抜けが発生し、ワイパーの拭き取り部の強度
を充分に確保することが困難であるという問題点があ
る。また、ワイパーの拭き取り部の材料として、メルト
ブロー方式やスパンボンド方式などにより作製された不
織布を用いた場合でも、その不織布における窓ガラス側
となる端部のフィラメントが抜けやすく、拭き取り部の
強度が低いという問題点がある。
【0004】本発明の目的は、ワイパーの拭き取り部な
どの材料として不織布などのシートを用いた際に、その
シートを構成するフィラメントが抜けにくく、かつ、窓
ガラスなどに付着した雨滴や汚れを拭き取る効果が高
く、拭き取り部の強度が高くなるような、端部にループ
を有するシートおよびその製造方法を提供することにあ
る。
どの材料として不織布などのシートを用いた際に、その
シートを構成するフィラメントが抜けにくく、かつ、窓
ガラスなどに付着した雨滴や汚れを拭き取る効果が高
く、拭き取り部の強度が高くなるような、端部にループ
を有するシートおよびその製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、フィラメントから構成されたシートであ
って、前記シートの端部に前記フィラメントのループが
形成されている。
に、本発明は、フィラメントから構成されたシートであ
って、前記シートの端部に前記フィラメントのループが
形成されている。
【0006】また、前記フィラメントは、一方向に配列
されるとともに、前記シートにおける前記フィラメント
の配列方向の一端部から他端部に渡って延びていること
が好ましい。
されるとともに、前記シートにおける前記フィラメント
の配列方向の一端部から他端部に渡って延びていること
が好ましい。
【0007】上記のとおりの発明では、シートの端部
に、そのシートを構成するフィラメントのループが形成
されていることにより、そのシートをワイパーの拭き取
り部の材料として用い、そのシートにおけるループが形
成された端部で車両の窓ガラスを拭くようにした際、窓
ガラスに付着した雨滴や汚れをフィラメントのループに
よって効率よく拭き取ることができる。したがって、そ
のようなシートをワイパーの拭き取り部の材料として用
いることにより、窓ガラスなどに付着した雨滴や汚れを
拭き取る効果が高くなる。また、シートを構成するフィ
ラメントが一方向に配列されており、そのフィラメント
が、シートにおけるフィラメントの配列方向の一端部か
ら他端部に渡って延びていることにより、フィラメント
が抜けにくくなり、そのシートにおけるループが形成さ
れた端部の強度が高くなる。よって、そのようなシート
をワイパーの拭き取り部の材料として用いた際に、その
拭き取り部の強度が高くなる。このように端部にフィラ
メントのループを有するシートは、ワイパーの材料とし
てだけでなく、他の清掃用器具、例えば清掃用モップな
どの拭き取り部の材料として用いることができる。ある
いは、清掃用器具に限らず、シートの端部に形成された
フィラメントのループを活用することができれは、どの
ような用途においてもそのシートを使用することができ
る。
に、そのシートを構成するフィラメントのループが形成
されていることにより、そのシートをワイパーの拭き取
り部の材料として用い、そのシートにおけるループが形
成された端部で車両の窓ガラスを拭くようにした際、窓
ガラスに付着した雨滴や汚れをフィラメントのループに
よって効率よく拭き取ることができる。したがって、そ
のようなシートをワイパーの拭き取り部の材料として用
いることにより、窓ガラスなどに付着した雨滴や汚れを
拭き取る効果が高くなる。また、シートを構成するフィ
ラメントが一方向に配列されており、そのフィラメント
が、シートにおけるフィラメントの配列方向の一端部か
ら他端部に渡って延びていることにより、フィラメント
が抜けにくくなり、そのシートにおけるループが形成さ
れた端部の強度が高くなる。よって、そのようなシート
をワイパーの拭き取り部の材料として用いた際に、その
拭き取り部の強度が高くなる。このように端部にフィラ
メントのループを有するシートは、ワイパーの材料とし
てだけでなく、他の清掃用器具、例えば清掃用モップな
どの拭き取り部の材料として用いることができる。ある
いは、清掃用器具に限らず、シートの端部に形成された
フィラメントのループを活用することができれは、どの
ような用途においてもそのシートを使用することができ
る。
【0008】また、本発明は、一方向に配列されたフィ
ラメントからなるウェブが複数積層されて構成され、複
数の前記ウェブのフィラメントの配列方向が全て略同じ
方向に揃っているシートであって、各々の前記ウェブに
おける前記フィラメントの配列方向の端部に前記フィラ
メントのループが形成され、複数の前記ウェブは、前記
ループが形成された端部同士が重なるように、各々の前
記ウェブにおける前記ループが形成された端部を除いて
接合されている。
ラメントからなるウェブが複数積層されて構成され、複
数の前記ウェブのフィラメントの配列方向が全て略同じ
方向に揃っているシートであって、各々の前記ウェブに
おける前記フィラメントの配列方向の端部に前記フィラ
メントのループが形成され、複数の前記ウェブは、前記
ループが形成された端部同士が重なるように、各々の前
記ウェブにおける前記ループが形成された端部を除いて
接合されている。
【0009】さらに、本発明は、一方向に配列されたフ
ィラメントからなるウェブが複数積層されて構成され、
隣り合う前記ウェブ同士のフィラメントの配列方向が互
いに直交しているシートであって、各々の前記ウェブに
おける前記フィラメントの配列方向の端部に前記フィラ
メントのループが形成され、複数の前記ウェブは、各々
の前記ウェブにおける前記ループが形成された端部を除
いて接合されている。
ィラメントからなるウェブが複数積層されて構成され、
隣り合う前記ウェブ同士のフィラメントの配列方向が互
いに直交しているシートであって、各々の前記ウェブに
おける前記フィラメントの配列方向の端部に前記フィラ
メントのループが形成され、複数の前記ウェブは、各々
の前記ウェブにおける前記ループが形成された端部を除
いて接合されている。
【0010】上記のそれぞれの発明では、端部にフィラ
メントのループが形成されたウェブを、そのループが形
成された端部同士が重なるように複数積層するととも
に、各々のウェブにおけるループが形成された端部を除
いて複数のウェブを接合して、それらのウェブからなる
シートを構成したことにより、そのシートの端部にフィ
ラメントのループを高密度に形成することができる。よ
って、そのようなシートを上記のようにワイパーの拭き
取り部の材料として用いた際に、窓ガラスなどに付着し
た雨滴や汚れを拭き取る効果の高いワイパーが実現され
る。ここで、複数の前記ウェブのフィラメントの配列方
向が全て略同じ方向に揃っていることにより、フィラメ
ントが抜けにくくなり、そのシートにおけるループが形
成された端部の強度が高くなる。また、隣り合うウェブ
同士のフィラメントの配列方向が互いに直交するように
ウェブが積層されている場合にも、フィラメントが抜け
にくくなり、そのシートにおけるループが形成された端
部の強度が高くなる。そして、この場合には、そのよう
に構成されたシート内でフィラメントの配列方向が2つ
あって、それら2つの配列方向のフィラメント同士が互
いに直交して接合されているので、各々の配列方向にお
いて、そのシートにおけるループが形成された端部の強
度が高くなる。
メントのループが形成されたウェブを、そのループが形
成された端部同士が重なるように複数積層するととも
に、各々のウェブにおけるループが形成された端部を除
いて複数のウェブを接合して、それらのウェブからなる
シートを構成したことにより、そのシートの端部にフィ
ラメントのループを高密度に形成することができる。よ
って、そのようなシートを上記のようにワイパーの拭き
取り部の材料として用いた際に、窓ガラスなどに付着し
た雨滴や汚れを拭き取る効果の高いワイパーが実現され
る。ここで、複数の前記ウェブのフィラメントの配列方
向が全て略同じ方向に揃っていることにより、フィラメ
ントが抜けにくくなり、そのシートにおけるループが形
成された端部の強度が高くなる。また、隣り合うウェブ
同士のフィラメントの配列方向が互いに直交するように
ウェブが積層されている場合にも、フィラメントが抜け
にくくなり、そのシートにおけるループが形成された端
部の強度が高くなる。そして、この場合には、そのよう
に構成されたシート内でフィラメントの配列方向が2つ
あって、それら2つの配列方向のフィラメント同士が互
いに直交して接合されているので、各々の配列方向にお
いて、そのシートにおけるループが形成された端部の強
度が高くなる。
【0011】さらに、複数の前記ウェブにおける隣り合
うウェブ同士が、前記ウェブと熱圧着可能なシート部材
を介して熱圧着されていてもよい。
うウェブ同士が、前記ウェブと熱圧着可能なシート部材
を介して熱圧着されていてもよい。
【0012】上記のように、隣り合うウェブ同士が、そ
れらのウェブと熱圧着可能なシート部材を介して熱圧着
されていることにより、ウェブ同士を確実に接合するこ
とができるとともに、複数のウェブを積層して構成され
るシートを補強することができる。よって、そのような
シート部材を用いることにより、端部にループを有する
シートの強度を高くすることができる。
れらのウェブと熱圧着可能なシート部材を介して熱圧着
されていることにより、ウェブ同士を確実に接合するこ
とができるとともに、複数のウェブを積層して構成され
るシートを補強することができる。よって、そのような
シート部材を用いることにより、端部にループを有する
シートの強度を高くすることができる。
【0013】さらに、本発明は、一方向に配列されたフ
ィラメントからなるウェブが積層されて構成されたシー
トの端部に前記フィラメントのループが形成されている
前記シートの製造方法であって、前記ウェブにおける前
記フィラメントの配列方向の端部に前記フィラメントの
ループが形成されている複数の前記ウェブのフィラメン
トの配列方向が全て略同じ方向に揃うように、かつ複数
の前記ウェブにおける前記ループが形成された端部同士
が重なるように複数の前記ウェブを積層する工程と、積
層された複数の前記ウェブを、各々の前記ウェブにおけ
る前記ループが形成された端部を除いて接合する工程と
を有する。
ィラメントからなるウェブが積層されて構成されたシー
トの端部に前記フィラメントのループが形成されている
前記シートの製造方法であって、前記ウェブにおける前
記フィラメントの配列方向の端部に前記フィラメントの
ループが形成されている複数の前記ウェブのフィラメン
トの配列方向が全て略同じ方向に揃うように、かつ複数
の前記ウェブにおける前記ループが形成された端部同士
が重なるように複数の前記ウェブを積層する工程と、積
層された複数の前記ウェブを、各々の前記ウェブにおけ
る前記ループが形成された端部を除いて接合する工程と
を有する。
【0014】さらに、本発明は、一方向に配列されたフ
ィラメントからなるウェブが積層されて構成されたシー
トの端部に前記フィラメントのループが形成されている
前記シートの製造方法であって、前記ウェブにおける前
記フィラメントの配列方向の端部に前記フィラメントの
ループが形成されている複数の前記ウェブを、隣り合う
前記ウェブ同士のフィラメントの配列方向が互いに直交
するように複数の前記ウェブを積層する工程と、積層さ
れた複数の前記ウェブを、各々の前記ウェブにおける前
記ループが形成された端部を除いて接合する工程とを有
する。
ィラメントからなるウェブが積層されて構成されたシー
トの端部に前記フィラメントのループが形成されている
前記シートの製造方法であって、前記ウェブにおける前
記フィラメントの配列方向の端部に前記フィラメントの
ループが形成されている複数の前記ウェブを、隣り合う
前記ウェブ同士のフィラメントの配列方向が互いに直交
するように複数の前記ウェブを積層する工程と、積層さ
れた複数の前記ウェブを、各々の前記ウェブにおける前
記ループが形成された端部を除いて接合する工程とを有
する。
【0015】さらに、複数の前記ウェブを接合する工程
では、隣り合う前記ウェブ同士を、前記ウェブと熱圧着
可能なシート部材を介して熱圧着してもよい。
では、隣り合う前記ウェブ同士を、前記ウェブと熱圧着
可能なシート部材を介して熱圧着してもよい。
【0016】さらに、本発明に係る、端部にループを有
するシートの製造方法は、一方向に走行するベルトの幅
方向にフィラメントが配列されて該フィラメントが前記
ベルト上に集積されるように、かつ、前記ベルト上に前
記フィラメントが集積されて構成されたシートにおける
前記ベルトの幅方向の端部に前記フィラメントのループ
が形成されるように、前記ベルトの上方でフィラメント
を紡糸する工程と、前記ベルト上に前記フィラメントが
集積されて構成された前記シートの前記フィラメント同
士を、前記シートにおける前記ループが形成された端部
を除いて熱圧着する工程とを有する。
するシートの製造方法は、一方向に走行するベルトの幅
方向にフィラメントが配列されて該フィラメントが前記
ベルト上に集積されるように、かつ、前記ベルト上に前
記フィラメントが集積されて構成されたシートにおける
前記ベルトの幅方向の端部に前記フィラメントのループ
が形成されるように、前記ベルトの上方でフィラメント
を紡糸する工程と、前記ベルト上に前記フィラメントが
集積されて構成された前記シートの前記フィラメント同
士を、前記シートにおける前記ループが形成された端部
を除いて熱圧着する工程とを有する。
【0017】上記のとおりの本発明の、端部にループを
有するシートの製造方法によれば、上述したように端部
にフィラメントのループが高密度に形成されたシートが
得られ、窓ガラスなどに付着した雨滴や汚れを拭き取る
効果が高く、かつフィラメントが抜けにくく、強度の高
い、端部にループを有するシートを製造することができ
る。
有するシートの製造方法によれば、上述したように端部
にフィラメントのループが高密度に形成されたシートが
得られ、窓ガラスなどに付着した雨滴や汚れを拭き取る
効果が高く、かつフィラメントが抜けにくく、強度の高
い、端部にループを有するシートを製造することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施形態のシートにつ
いて説明するための斜視図である。本実施形態に係る、
端部にループを有するシートは、図1に示される複数枚
のウェブ1から構成されている。それぞれのウェブ1
は、フィラメント2が矢印Aの一方向に配列されてなる
不織布である。図1では、各々のウェブ1の構成を分か
り易く示す便宜上、1枚のウェブ1を構成しているフィ
ラメント2同士の隙間を大きくして各々のウェブ1を示
している。実際には、各々のウェブ1でフィラメント2
の密度は高くなっていて、フィラメント2が相互に多少
絡み合って重なり合っているので、ウェブ1単体でフィ
ラメント2がばらけることはない。
いて説明するための斜視図である。本実施形態に係る、
端部にループを有するシートは、図1に示される複数枚
のウェブ1から構成されている。それぞれのウェブ1
は、フィラメント2が矢印Aの一方向に配列されてなる
不織布である。図1では、各々のウェブ1の構成を分か
り易く示す便宜上、1枚のウェブ1を構成しているフィ
ラメント2同士の隙間を大きくして各々のウェブ1を示
している。実際には、各々のウェブ1でフィラメント2
の密度は高くなっていて、フィラメント2が相互に多少
絡み合って重なり合っているので、ウェブ1単体でフィ
ラメント2がばらけることはない。
【0020】各々のウェブ1におけるフィラメント2の
配列方向の両端部は、フィラメント2のループが複数形
成されたループ部3となっている。図1に示される例で
は、フィラメント2がウェブ1の幅方向の一端部から他
端部に渡っていて、フィラメント2がウェブ1の両端部
で折り返されることによって、それらの両端部にフィラ
メント2のループが形成されている。フィラメント2の
材料としては、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン
テレフタレート(PET)などの熱可塑性樹脂が用いら
れる。
配列方向の両端部は、フィラメント2のループが複数形
成されたループ部3となっている。図1に示される例で
は、フィラメント2がウェブ1の幅方向の一端部から他
端部に渡っていて、フィラメント2がウェブ1の両端部
で折り返されることによって、それらの両端部にフィラ
メント2のループが形成されている。フィラメント2の
材料としては、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン
テレフタレート(PET)などの熱可塑性樹脂が用いら
れる。
【0021】このような複数枚のウェブ1が、図1に示
されるように各々のウェブ1のフィラメント2の配列方
向が同じ方向に揃うようにシート部材4を介して積層さ
れる。シート部材4の材料としては、シート部材4がウ
ェブ1と熱圧着可能となるようにポリプロピレン(P
P)やポリエチレンテレフタレート(PET)などの熱
可塑性樹脂が用いられている。このシート部材4は、隣
り合うウェブ1同士を接合するため、またはウェブ1を
補強するために用いられる。隣り合うウェブ1同士の間
にシート部材4が挟み込まれた状態において、シート部
材4におけるフィラメント2の配列方向と平行な方向の
幅は、ウェブ1におけるフィラメント2の配列方向と平
行な方向の幅よりも狭くなっている。各々のシート部材
4の両端部からウェブ1の各々のループ部3がはみ出る
ように、ウェブ1とシート部材4とが交互に積層され
る。そして、ウェブ1とシート部材4とが交互に積層さ
れてなる積層体の、シート部材4の部分のみを、例えば
一対のローラの間に挟み込ませて、シート部材4を、隣
接するウェブ1に熱圧着する。
されるように各々のウェブ1のフィラメント2の配列方
向が同じ方向に揃うようにシート部材4を介して積層さ
れる。シート部材4の材料としては、シート部材4がウ
ェブ1と熱圧着可能となるようにポリプロピレン(P
P)やポリエチレンテレフタレート(PET)などの熱
可塑性樹脂が用いられている。このシート部材4は、隣
り合うウェブ1同士を接合するため、またはウェブ1を
補強するために用いられる。隣り合うウェブ1同士の間
にシート部材4が挟み込まれた状態において、シート部
材4におけるフィラメント2の配列方向と平行な方向の
幅は、ウェブ1におけるフィラメント2の配列方向と平
行な方向の幅よりも狭くなっている。各々のシート部材
4の両端部からウェブ1の各々のループ部3がはみ出る
ように、ウェブ1とシート部材4とが交互に積層され
る。そして、ウェブ1とシート部材4とが交互に積層さ
れてなる積層体の、シート部材4の部分のみを、例えば
一対のローラの間に挟み込ませて、シート部材4を、隣
接するウェブ1に熱圧着する。
【0022】これにより、隣り合うウェブ1同士がシー
ト部材4を介して接合され、その結果、隣り合うウェブ
1がシート部材4を介して接合されてなる、端部にフィ
ラメント2のループを有するシートが作製される。図1
に示される例では、ウェブ1をシート部材4を介して接
合するが、シート部材4を用いずに、各々のウェブ1に
おけるループ部3を除く部分同士を直接、熱圧着しても
よい。ウェブ1の材質や強度、あるいは作製されたシー
トの用途などに応じてシート部材4の有無を決定すれば
よい。また、隣り合うウェブ1同士を接合するために、
またはウェブ1を補強するために、シート部材4の代わ
りに、メルトブロー成形などにより作製された不織布を
用いてもよい。
ト部材4を介して接合され、その結果、隣り合うウェブ
1がシート部材4を介して接合されてなる、端部にフィ
ラメント2のループを有するシートが作製される。図1
に示される例では、ウェブ1をシート部材4を介して接
合するが、シート部材4を用いずに、各々のウェブ1に
おけるループ部3を除く部分同士を直接、熱圧着しても
よい。ウェブ1の材質や強度、あるいは作製されたシー
トの用途などに応じてシート部材4の有無を決定すれば
よい。また、隣り合うウェブ1同士を接合するために、
またはウェブ1を補強するために、シート部材4の代わ
りに、メルトブロー成形などにより作製された不織布を
用いてもよい。
【0023】次に、本実施形態のシートを製造する方法
について図2および図3を参照して説明する。図2およ
び図3は、本実施形態のシートを製造する工程について
説明するための側面図である。以下では、図1に示した
シート部材4を用いずにシートを製造する方法について
説明する。
について図2および図3を参照して説明する。図2およ
び図3は、本実施形態のシートを製造する工程について
説明するための側面図である。以下では、図1に示した
シート部材4を用いずにシートを製造する方法について
説明する。
【0024】複数のウェブ1を熱圧着する際には、例え
ば図2に示すように、各々のウェブ1における両端部の
ループ部3を除いた熱圧着領域7で、隣り合うウェブ1
同士を熱圧着する。その際には、例えば図3に示すよう
に、互いの回転軸が平行となるように配置された一対の
熱圧着ロール5の間に、重ね合わされた複数のウェブ1
を挟み込ませて、ウェブ1同士を熱圧着領域7で熱圧着
することができる。この時、熱圧着ロール5の回転軸方
向の長さが、ウェブ1におけるフィラメント2の配列方
向の幅よりも短い熱圧着ロール5を用い、一対の熱圧着
ロール5の両端からウェブ1の両側のループ部3がはみ
出るようにして、複数のウェブ1を一対の熱圧着ロール
5の間に挟み込ませる。そして、各々の熱圧着ロール5
を回転させつつ、一対の熱圧着ロール5にあるウェブ1
をフィラメント2の配列方向と直角な方向に送ってい
き、複数のウェブ1を熱圧着する。これにより、複数の
ウェブ1が積層された形で接合され、図4に示すよう
に、複数のウェブ1が接合されてなるシート6が製造さ
れる。シート6の両端部は、それぞれのウェブ1のルー
プ部3が複数積層されて構成されたループ部6aとなっ
ている。各々のループ部6aには、各々のウェブ1のル
ープ部3が重なり合うことによってフィラメント2のル
ープが高密度に集まっている。
ば図2に示すように、各々のウェブ1における両端部の
ループ部3を除いた熱圧着領域7で、隣り合うウェブ1
同士を熱圧着する。その際には、例えば図3に示すよう
に、互いの回転軸が平行となるように配置された一対の
熱圧着ロール5の間に、重ね合わされた複数のウェブ1
を挟み込ませて、ウェブ1同士を熱圧着領域7で熱圧着
することができる。この時、熱圧着ロール5の回転軸方
向の長さが、ウェブ1におけるフィラメント2の配列方
向の幅よりも短い熱圧着ロール5を用い、一対の熱圧着
ロール5の両端からウェブ1の両側のループ部3がはみ
出るようにして、複数のウェブ1を一対の熱圧着ロール
5の間に挟み込ませる。そして、各々の熱圧着ロール5
を回転させつつ、一対の熱圧着ロール5にあるウェブ1
をフィラメント2の配列方向と直角な方向に送ってい
き、複数のウェブ1を熱圧着する。これにより、複数の
ウェブ1が積層された形で接合され、図4に示すよう
に、複数のウェブ1が接合されてなるシート6が製造さ
れる。シート6の両端部は、それぞれのウェブ1のルー
プ部3が複数積層されて構成されたループ部6aとなっ
ている。各々のループ部6aには、各々のウェブ1のル
ープ部3が重なり合うことによってフィラメント2のル
ープが高密度に集まっている。
【0025】このように本実施形態では、各々のウェブ
1における両端部のループ部3を除いた熱圧着領域7で
複数のウェブ1同士を接合したが、ループ部3を除く部
分で、ウェブ1同士を部分的に接合してもよい。
1における両端部のループ部3を除いた熱圧着領域7で
複数のウェブ1同士を接合したが、ループ部3を除く部
分で、ウェブ1同士を部分的に接合してもよい。
【0026】本実施形態で用いたウェブ1では、1本の
フィラメント2がウェブ1の一端部から他端部に渡って
いるが、必ずしもその必要はなく、フィラメント2の全
てまたは一部がウェブ1の中央部で途切れ、ウェブ1が
ばらけないようにフィラメント2が絡み合っていてもよ
い。また、フィラメント2同士がウェブ1の幅方向の途
中で接合されることで、フィラメント2がウェブ1の一
端部から他端部に渡っていてもよい。さらに、全てのフ
ィラメント2が一方向に配列されていなくともよく、ウ
ェブ1が、一方向に配列されたフィラメント2の成分を
多く含んでいるものあってもよい。
フィラメント2がウェブ1の一端部から他端部に渡って
いるが、必ずしもその必要はなく、フィラメント2の全
てまたは一部がウェブ1の中央部で途切れ、ウェブ1が
ばらけないようにフィラメント2が絡み合っていてもよ
い。また、フィラメント2同士がウェブ1の幅方向の途
中で接合されることで、フィラメント2がウェブ1の一
端部から他端部に渡っていてもよい。さらに、全てのフ
ィラメント2が一方向に配列されていなくともよく、ウ
ェブ1が、一方向に配列されたフィラメント2の成分を
多く含んでいるものあってもよい。
【0027】以上で説明したように、本実施形態に係る
端部にループを有しているシート6では、端部にフィラ
メント2のループが形成されたウェブ1を、そのループ
部3が重なるように複数積層するとともに、各々のウェ
ブ1におけるループが形成された端部を除いて複数のウ
ェブ1が熱圧着されている。これにより複数のウェブ1
が接合されてなるシート6の端部すなわちループ部6a
に、フィラメント2のループを高密度に形成することが
できる。よって、そのシート6をワイパーの拭き取り部
の材料として用い、そのシート6におけるループ部6a
の先端部で4輪自動車や電車の車両などの窓ガラスを拭
くようにした際、窓ガラスに付着した雨滴や汚れをルー
プ部6aによって効率よく拭き取ることができる。した
がって、ワイパーの拭き取り部の材料としてシート6を
用いることにより、窓ガラスなどに付着した雨滴や汚れ
を拭き取る効果が高くなる。また、シート6を構成する
各々のフィラメント2が一方向に配列され、そのフィラ
メント2が、シート6におけるフィラメント2の配列方
向の一端部から他端部に渡って延びており、かつ、ウェ
ブ1同士がシート部材4を介して接合されていることに
より、ループ部6aでフィラメント2が抜けにくくな
り、そのシート6のループ部6aの強度が高くなる。よ
って、上記のようにシート6をワイパーの拭き取り部の
材料として用いた際に、その拭き取り部の強度が高くな
る。
端部にループを有しているシート6では、端部にフィラ
メント2のループが形成されたウェブ1を、そのループ
部3が重なるように複数積層するとともに、各々のウェ
ブ1におけるループが形成された端部を除いて複数のウ
ェブ1が熱圧着されている。これにより複数のウェブ1
が接合されてなるシート6の端部すなわちループ部6a
に、フィラメント2のループを高密度に形成することが
できる。よって、そのシート6をワイパーの拭き取り部
の材料として用い、そのシート6におけるループ部6a
の先端部で4輪自動車や電車の車両などの窓ガラスを拭
くようにした際、窓ガラスに付着した雨滴や汚れをルー
プ部6aによって効率よく拭き取ることができる。した
がって、ワイパーの拭き取り部の材料としてシート6を
用いることにより、窓ガラスなどに付着した雨滴や汚れ
を拭き取る効果が高くなる。また、シート6を構成する
各々のフィラメント2が一方向に配列され、そのフィラ
メント2が、シート6におけるフィラメント2の配列方
向の一端部から他端部に渡って延びており、かつ、ウェ
ブ1同士がシート部材4を介して接合されていることに
より、ループ部6aでフィラメント2が抜けにくくな
り、そのシート6のループ部6aの強度が高くなる。よ
って、上記のようにシート6をワイパーの拭き取り部の
材料として用いた際に、その拭き取り部の強度が高くな
る。
【0028】このように端部にフィラメント2のループ
を有するシート6は、ワイパーの材料としてだけでな
く、他の清掃用器具、例えば清掃用モップなどの拭き取
り部の材料として用いることができる。あるいは、清掃
用器具に限らず、シート6の端部に形成されたフィラメ
ント2のループを活用することができれば、どのような
用途においてもそのシート6を使用することができる。
を有するシート6は、ワイパーの材料としてだけでな
く、他の清掃用器具、例えば清掃用モップなどの拭き取
り部の材料として用いることができる。あるいは、清掃
用器具に限らず、シート6の端部に形成されたフィラメ
ント2のループを活用することができれば、どのような
用途においてもそのシート6を使用することができる。
【0029】図5は、上述したような端部にループを有
するシート6の変形例について説明するための斜視図で
ある。端部にフィラメントのループを有するシートを製
造する際には、図5に示すように、隣り合うウェブ1同
士のフィラメント2の配列方向が互いに直交するよう
に、矩形のウェブ1とシート部材4を交互に積層しても
よい。この変形例の場合でも、ウェブ1の間にシート部
材4を挿入せず、ウェブ1同士を直接、熱圧着してもよ
い。また、複数のウェブ1がそのように積層されてなる
積層体において、その積層体の一端部に位置するループ
部3、またはその積層体におけるいくつかの端部に位置
するループ部3を、図5に示される矢印Bのように折り
返してもよい。
するシート6の変形例について説明するための斜視図で
ある。端部にフィラメントのループを有するシートを製
造する際には、図5に示すように、隣り合うウェブ1同
士のフィラメント2の配列方向が互いに直交するよう
に、矩形のウェブ1とシート部材4を交互に積層しても
よい。この変形例の場合でも、ウェブ1の間にシート部
材4を挿入せず、ウェブ1同士を直接、熱圧着してもよ
い。また、複数のウェブ1がそのように積層されてなる
積層体において、その積層体の一端部に位置するループ
部3、またはその積層体におけるいくつかの端部に位置
するループ部3を、図5に示される矢印Bのように折り
返してもよい。
【0030】図6は、図5に基づいて説明したシートを
製造する方法について説明するための平面図である。図
5の変形例の場合には、矩形のウェブ1を交互に重ねた
際、図6に示すように複数のウェブ1からなる矩形の積
層体9が構成され、その矩形の積層体9の全ての端部
で、ウェブ1のループ部3が重なり合っている。よっ
て、この場合には、積層体9において、ループ部3が重
なり合っている全ての端部を除いた熱圧着領域8で、隣
り合うウェブ1同士を熱圧着により接合する。したがっ
て、積層体9の熱圧着領域8でウェブ1同士を接合する
際には、図3に示した一対の熱圧着ロール5を用いず、
熱圧着領域8と同じ形状および面積の平らな端面を有す
る2つの押圧部材を用いて、ウェブ1同士を接合するこ
とが好ましい。その際、2つの押圧部材のうち一方の押
圧部材の端面を積層体9の熱圧着領域8の上面に当て、
他方の押圧部材の端面を積層体9の熱圧着領域8の下面
に当てる。そして、2つの押圧部材により積層体9を押
圧して積層体9をプレスすることで複数のウェブ1を熱
圧着する。
製造する方法について説明するための平面図である。図
5の変形例の場合には、矩形のウェブ1を交互に重ねた
際、図6に示すように複数のウェブ1からなる矩形の積
層体9が構成され、その矩形の積層体9の全ての端部
で、ウェブ1のループ部3が重なり合っている。よっ
て、この場合には、積層体9において、ループ部3が重
なり合っている全ての端部を除いた熱圧着領域8で、隣
り合うウェブ1同士を熱圧着により接合する。したがっ
て、積層体9の熱圧着領域8でウェブ1同士を接合する
際には、図3に示した一対の熱圧着ロール5を用いず、
熱圧着領域8と同じ形状および面積の平らな端面を有す
る2つの押圧部材を用いて、ウェブ1同士を接合するこ
とが好ましい。その際、2つの押圧部材のうち一方の押
圧部材の端面を積層体9の熱圧着領域8の上面に当て、
他方の押圧部材の端面を積層体9の熱圧着領域8の下面
に当てる。そして、2つの押圧部材により積層体9を押
圧して積層体9をプレスすることで複数のウェブ1を熱
圧着する。
【0031】図5に基づいて説明した変形例のシートに
おいても、そのシートのそれぞれの端部でウェブ1のル
ープ部3が重なり合っていることにより、シートのそれ
ぞれの端部にフィラメント2のループが高密度に形成さ
れている。よって、このシートをワイパーの拭き取り部
の材料として用いた際にも、窓ガラスなどに付着した雨
滴や汚れを拭き取る効果の高いワイパーが実現される。
また、このように、隣り合うウェブ1同士のフィラメン
ト2の配列方向が互いに直交するようにウェブ1が積層
されて接合されている場合にも、フィラメント2が抜け
にくくなり、そのシートにおけるループ部3が位置した
各々の端部の強度が高くなる。そして、この場合には、
そのように構成されたシート内でフィラメント2の配列
方向が2つあって、それら2つの配列方向のフィラメン
ト2同士が互いに直交して接合されているので、各々の
配列方向において、そのシートにおけるループ部3が位
置した端部の強度が高くなる。
おいても、そのシートのそれぞれの端部でウェブ1のル
ープ部3が重なり合っていることにより、シートのそれ
ぞれの端部にフィラメント2のループが高密度に形成さ
れている。よって、このシートをワイパーの拭き取り部
の材料として用いた際にも、窓ガラスなどに付着した雨
滴や汚れを拭き取る効果の高いワイパーが実現される。
また、このように、隣り合うウェブ1同士のフィラメン
ト2の配列方向が互いに直交するようにウェブ1が積層
されて接合されている場合にも、フィラメント2が抜け
にくくなり、そのシートにおけるループ部3が位置した
各々の端部の強度が高くなる。そして、この場合には、
そのように構成されたシート内でフィラメント2の配列
方向が2つあって、それら2つの配列方向のフィラメン
ト2同士が互いに直交して接合されているので、各々の
配列方向において、そのシートにおけるループ部3が位
置した端部の強度が高くなる。
【0032】本実施形態では、複数枚のウェブ1を積層
することにより、端部にループを有するシートを構成し
たが、そのように端部にループをシートが、用途などに
応じて1枚のウェブ1単体で構成されたものであっても
よい。次では、そのウェブ1の製造装置および製造方法
について説明する。
することにより、端部にループを有するシートを構成し
たが、そのように端部にループをシートが、用途などに
応じて1枚のウェブ1単体で構成されたものであっても
よい。次では、そのウェブ1の製造装置および製造方法
について説明する。
【0033】ウェブ1を製造する装置としては、例え
ば、特公昭45−10779号公報に記載されているよ
うな、不織布を製造するための従来のスプレー式の製造
装置を用いることができる。図7は、ウェブ1を製造す
るための装置として、その特公昭45−10779号公
報に記載された従来のスプレー式の製造装置を示す斜視
図である。
ば、特公昭45−10779号公報に記載されているよ
うな、不織布を製造するための従来のスプレー式の製造
装置を用いることができる。図7は、ウェブ1を製造す
るための装置として、その特公昭45−10779号公
報に記載された従来のスプレー式の製造装置を示す斜視
図である。
【0034】図7に示される製造装置では、不織布の製
造に使用される組み合わせ吸引器と横断運動機構との組
み合わせ体40が、孔を有する連続ベルト32の上方に
固定されている。連続ベルト32は、ローラ33,3
4,35によって一方向に走行するように装架されてお
り、ローラ33は、不図示の変速駆動装置によって回転
させられる。連続ベルト32における組み合わせ体40
の下方に位置する部分の真下に、吸込箱36が備えられ
ている。組み合わせ体40より散布されたフィラメント
が連続ベルト32上に堆積させられた後に、堆積したフ
ィラメントが吸込箱36によって連続ベルト32上の各
位置に維持される。
造に使用される組み合わせ吸引器と横断運動機構との組
み合わせ体40が、孔を有する連続ベルト32の上方に
固定されている。連続ベルト32は、ローラ33,3
4,35によって一方向に走行するように装架されてお
り、ローラ33は、不図示の変速駆動装置によって回転
させられる。連続ベルト32における組み合わせ体40
の下方に位置する部分の真下に、吸込箱36が備えられ
ている。組み合わせ体40より散布されたフィラメント
が連続ベルト32上に堆積させられた後に、堆積したフ
ィラメントが吸込箱36によって連続ベルト32上の各
位置に維持される。
【0035】組み合わせ体40はハウジング本体10を
備え、ハウジング本体10は環状室と末広形の凹部とを
その中に備えており、これらが通路によって互いに連結
されている。ハウジング本体10内の環状室は蓋15に
よって覆われており、蓋15には、フィラメント24を
組み合わせ体40内に入れるための開口部が形成されて
いる。蓋15は、ねじ19とガスケット20とによって
本体10に封止関係で固定されている。
備え、ハウジング本体10は環状室と末広形の凹部とを
その中に備えており、これらが通路によって互いに連結
されている。ハウジング本体10内の環状室は蓋15に
よって覆われており、蓋15には、フィラメント24を
組み合わせ体40内に入れるための開口部が形成されて
いる。蓋15は、ねじ19とガスケット20とによって
本体10に封止関係で固定されている。
【0036】この製造装置では、吸引媒体が不図示の供
給源からパイプ26によって組み合わせ体40内の環状
室に導入される。その吸引媒体としては、加圧されたガ
スまたは液体が用いられる。吸引媒体は組み合わせ体4
0内の環状室に進入し、かつ流線状態で組み合わせ体4
0内の複数個の通路を通過して流れて、高速流体として
組み合わせ体40内を通過して出る。組み合わせ体40
内を流れる高速流体の流れは充分なエネルギーを有して
フィラメント24と係合し、そのフィラメント24を引
っ張り、装置の横断運動区域内にフィラメント24を前
進させる。
給源からパイプ26によって組み合わせ体40内の環状
室に導入される。その吸引媒体としては、加圧されたガ
スまたは液体が用いられる。吸引媒体は組み合わせ体4
0内の環状室に進入し、かつ流線状態で組み合わせ体4
0内の複数個の通路を通過して流れて、高速流体として
組み合わせ体40内を通過して出る。組み合わせ体40
内を流れる高速流体の流れは充分なエネルギーを有して
フィラメント24と係合し、そのフィラメント24を引
っ張り、装置の横断運動区域内にフィラメント24を前
進させる。
【0037】フィラメント24の、連続ベルト32の幅
方向での横断運動は、組み合わせ体40内の下部に設け
られた末広形の凹部に不図示の供給源から管30および
31によって供給される低圧流体の流れを連続的に制御
することによって行われる。周知の形式のプログラム回
転弁が管30と31とに連続して利用され、求める横断
運動数によって決定された方法で管30,31からの制
御流体媒体の向きが変えられる。
方向での横断運動は、組み合わせ体40内の下部に設け
られた末広形の凹部に不図示の供給源から管30および
31によって供給される低圧流体の流れを連続的に制御
することによって行われる。周知の形式のプログラム回
転弁が管30と31とに連続して利用され、求める横断
運動数によって決定された方法で管30,31からの制
御流体媒体の向きが変えられる。
【0038】したがって、この製造装置には流体力学の
原理が適用されており、組み合わせ体40内に導入され
た連続フィラメントが、組み合わせ体40によって連続
ベルト32上に前進させられ、かつ連続ベルト32の幅
方向で横断運動させられる。これにより、組み合わせ体
40からのフィラメントが連続ベルト32の幅方向に配
列されて連続ベルト32上に堆積し、一方向にフィラメ
ントが配列されてなる均一な密度の不織布が製造され
る。このような製造方法によれば、製造された不織布の
幅方向両端部にフィラメントのループが複数形成される
ことになる。
原理が適用されており、組み合わせ体40内に導入され
た連続フィラメントが、組み合わせ体40によって連続
ベルト32上に前進させられ、かつ連続ベルト32の幅
方向で横断運動させられる。これにより、組み合わせ体
40からのフィラメントが連続ベルト32の幅方向に配
列されて連続ベルト32上に堆積し、一方向にフィラメ
ントが配列されてなる均一な密度の不織布が製造され
る。このような製造方法によれば、製造された不織布の
幅方向両端部にフィラメントのループが複数形成される
ことになる。
【0039】図7に示される製造装置の後段、すなわち
連続ベルト32の上側の部分の走行方向下流側に、図3
に示した一対の熱圧着ロール5を配置し、その一対の熱
圧着ロール5によって、不織布の幅方向中央部、すなわ
ち不織布における幅方向の両端部を除く部分を熱圧着し
てもよい。そのようにして、不織布の、ループが形成さ
れた端部を除く部分で、その不織布を構成するフィラメ
ント同士を熱圧着することにより、フィラメントの抜け
をなくして、より強度の高い不織布を作製することがで
きる。
連続ベルト32の上側の部分の走行方向下流側に、図3
に示した一対の熱圧着ロール5を配置し、その一対の熱
圧着ロール5によって、不織布の幅方向中央部、すなわ
ち不織布における幅方向の両端部を除く部分を熱圧着し
てもよい。そのようにして、不織布の、ループが形成さ
れた端部を除く部分で、その不織布を構成するフィラメ
ント同士を熱圧着することにより、フィラメントの抜け
をなくして、より強度の高い不織布を作製することがで
きる。
【0040】また、連続ベルト32上にフィラメントが
堆積して構成された不織布を複数層に折り重ね、折り重
ねられた不織布におけるループが形成された端部を除く
部分で、不織布の折り重ねられた部分同士を一対の熱圧
着ロール5によって熱圧着してもよい。さらには、その
不織布におけるループが形成された端部を除く部分を、
予め作製しておいた別の不織布や、別の製造装置で作製
された不織布などに、一対の熱圧着ロール5によって熱
圧着してもよい。
堆積して構成された不織布を複数層に折り重ね、折り重
ねられた不織布におけるループが形成された端部を除く
部分で、不織布の折り重ねられた部分同士を一対の熱圧
着ロール5によって熱圧着してもよい。さらには、その
不織布におけるループが形成された端部を除く部分を、
予め作製しておいた別の不織布や、別の製造装置で作製
された不織布などに、一対の熱圧着ロール5によって熱
圧着してもよい。
【0041】図8は、ウェブ1を製造するための別の装
置として、特開昭47−23664号公報に記載された
スプレー式の製造装置を示す斜視図である。図8に示さ
れるスプレー式の製造装置によってもウェブ1を製造す
ることができる。
置として、特開昭47−23664号公報に記載された
スプレー式の製造装置を示す斜視図である。図8に示さ
れるスプレー式の製造装置によってもウェブ1を製造す
ることができる。
【0042】図8に示される製造装置では、ベルト駆動
ローラ55a,55bによって張られた多孔性移動ベル
ト54の上方に、その多孔性移動ベルト54の幅方向に
所定の間隔をおいて並べられた複数の糸供給管53aが
配置されている。多孔性移動ベルト54の上側の部分は
矢印B方向に走行し、多孔性移動ベルト54の上側の部
分の裏側に吸引ケース56aが密着して設けられてい
る。吸引ケース56aは、連結管56bを介して不図示
の真空源に連結されている。吸引ケース56aの吸引面
56cは多孔性の材料よりなっており、吸引面56cの
貫孔はその全面、または多孔性移動ベルト54上に堆積
させられるフィラメントの所望のらせん形態に応じて作
られている。
ローラ55a,55bによって張られた多孔性移動ベル
ト54の上方に、その多孔性移動ベルト54の幅方向に
所定の間隔をおいて並べられた複数の糸供給管53aが
配置されている。多孔性移動ベルト54の上側の部分は
矢印B方向に走行し、多孔性移動ベルト54の上側の部
分の裏側に吸引ケース56aが密着して設けられてい
る。吸引ケース56aは、連結管56bを介して不図示
の真空源に連結されている。吸引ケース56aの吸引面
56cは多孔性の材料よりなっており、吸引面56cの
貫孔はその全面、または多孔性移動ベルト54上に堆積
させられるフィラメントの所望のらせん形態に応じて作
られている。
【0043】フィラメントである連続糸状体51は、矢
印A方向に一対の供給ローラ52の間に供給され、供給
された連続糸状体51が供給ローラ52の回転に伴って
各々の糸供給管53a内に供給される。糸供給管53a
内に供給された連続糸状体51は、気体用の供給管およ
び気流供給孔53bを通して糸供給管53a内に供給さ
れた気体の噴出とともに、糸供給管53a先端の噴出孔
53cから多孔性移動ベルト54に向けて噴出される。
この時、複数の糸供給管53aが一体として、多孔性移
動ベルト54に対して適当な径を有する矢印C方向への
円運動または楕円運動、あるいはこれらの複合運動をさ
せられる。これにより、連続糸状体51がスパイラル状
に変位しつつ落下して多孔性移動ベルト54上に堆積
し、堆積した連続糸状体51からなる堆積ウェブ57が
多孔性移動ベルト54上に作製される。ここで、それぞ
れの糸供給管53aから噴出された連続糸状体51のス
パイラルを、円形ではなく、多孔性移動ベルト54の幅
方向、すなわち堆積ウェブ57の横方向に長い楕円状に
することにより、多孔性移動ベルト54の幅方向に連続
糸状体51が配列されてなる堆積ウェブ57が作製され
る。このような製造装置によっても、堆積ウェブ57の
幅方向両端部に連続糸状体51のループが複数形成され
る。
印A方向に一対の供給ローラ52の間に供給され、供給
された連続糸状体51が供給ローラ52の回転に伴って
各々の糸供給管53a内に供給される。糸供給管53a
内に供給された連続糸状体51は、気体用の供給管およ
び気流供給孔53bを通して糸供給管53a内に供給さ
れた気体の噴出とともに、糸供給管53a先端の噴出孔
53cから多孔性移動ベルト54に向けて噴出される。
この時、複数の糸供給管53aが一体として、多孔性移
動ベルト54に対して適当な径を有する矢印C方向への
円運動または楕円運動、あるいはこれらの複合運動をさ
せられる。これにより、連続糸状体51がスパイラル状
に変位しつつ落下して多孔性移動ベルト54上に堆積
し、堆積した連続糸状体51からなる堆積ウェブ57が
多孔性移動ベルト54上に作製される。ここで、それぞ
れの糸供給管53aから噴出された連続糸状体51のス
パイラルを、円形ではなく、多孔性移動ベルト54の幅
方向、すなわち堆積ウェブ57の横方向に長い楕円状に
することにより、多孔性移動ベルト54の幅方向に連続
糸状体51が配列されてなる堆積ウェブ57が作製され
る。このような製造装置によっても、堆積ウェブ57の
幅方向両端部に連続糸状体51のループが複数形成され
る。
【0044】図9は、ウェブ1を製造するためのさらに
別の装置を示す斜視図である。図9に示されるスプレー
式の製造装置によってもウェブ1を製造することができ
る。
別の装置を示す斜視図である。図9に示されるスプレー
式の製造装置によってもウェブ1を製造することができ
る。
【0045】図9に示される製造装置では、一方向に走
行するコンベアベルト76の上方に紡糸ヘッド77が配
置されている。紡糸ヘッド77は、不図示の駆動装置に
よって、図9に示されるXYZ軸のうちY軸と平行な方
向、すなわちコンベアベルト76の幅方向と平行な方向
に振動する。紡糸ヘッド77の上面には、溶融したポリ
マーを紡糸ヘッド77内に供給するためのフレキシブル
導管71が接続されている。紡糸ヘッド77の下面に
は、コンベアベルト76の幅方向に所定の間隔をおいて
並ぶ紡糸口72a,72b,72cが形成されている。
紡糸口72a,72b,72cのそれぞれの周囲には、
それぞれの紡糸口から紡出された紡出フィラメント73
に作用させる流体を噴出する流体噴出口が形成されてい
る。
行するコンベアベルト76の上方に紡糸ヘッド77が配
置されている。紡糸ヘッド77は、不図示の駆動装置に
よって、図9に示されるXYZ軸のうちY軸と平行な方
向、すなわちコンベアベルト76の幅方向と平行な方向
に振動する。紡糸ヘッド77の上面には、溶融したポリ
マーを紡糸ヘッド77内に供給するためのフレキシブル
導管71が接続されている。紡糸ヘッド77の下面に
は、コンベアベルト76の幅方向に所定の間隔をおいて
並ぶ紡糸口72a,72b,72cが形成されている。
紡糸口72a,72b,72cのそれぞれの周囲には、
それぞれの紡糸口から紡出された紡出フィラメント73
に作用させる流体を噴出する流体噴出口が形成されてい
る。
【0046】図10は、紡糸ヘッド77の下面に形成さ
れる流体噴出口の配置の例を示す平面図である。例え
ば、図10(a)に示すように、紡糸ヘッド77の下板
78における紡糸口79の周りに、紡糸口79を通る一
直線に並ぶ流体噴出口80a,80b,・・・,80f
を配列させる。あるいは、図10(b)に示すように下
板78における紡糸口79の周囲に円周状に流体噴出口
81a,81b,・・・,81fを配置してもよい。図
10(a)および図10(b)の例ではともに、流体は
紡糸口79より紡糸液と同時に噴出する成分があっても
よい。また、各々の例で流体噴出口が紡糸口79からの
フィラメントの紡出方向に対して多少角度をもって開け
られていることが望ましい。
れる流体噴出口の配置の例を示す平面図である。例え
ば、図10(a)に示すように、紡糸ヘッド77の下板
78における紡糸口79の周りに、紡糸口79を通る一
直線に並ぶ流体噴出口80a,80b,・・・,80f
を配列させる。あるいは、図10(b)に示すように下
板78における紡糸口79の周囲に円周状に流体噴出口
81a,81b,・・・,81fを配置してもよい。図
10(a)および図10(b)の例ではともに、流体は
紡糸口79より紡糸液と同時に噴出する成分があっても
よい。また、各々の例で流体噴出口が紡糸口79からの
フィラメントの紡出方向に対して多少角度をもって開け
られていることが望ましい。
【0047】このような製造装置では、溶融したポリマ
ーがフレキシブル導管71を通じて紡糸ヘッド77の紡
糸口72a,72b,72cの各々に導かれる。ここ
で、紡糸ヘッド77はコンベアベルト76の幅方向に振
動しているので、それらの紡糸から紡出された紡出フィ
ラメント73は、コンベアベルト79の幅方向に紡糸口
と同一の周期で振動している。このようにコンベアベル
ト79の幅方向に振動している紡出フィラメント73を
中心に、X軸方向でコンベアベルト79の走行方向上流
側および下流側よりほぼ左右対称の一対の流体74a,
74bをフィラメント上で正面衝突させる。これによ
り、それら正面衝突した流体74a,74b同士がY軸
方向に飛散し、飛散した流体の勢いで紡出フィラメント
73もY軸方向、すなわちコンベアベルト79の幅方向
に飛散する。そして、コンベアベルト79の幅方向に飛
散した紡出フィラメント73がコンベアベルト76上に
集積される。これにより、それらの紡出フィラメント7
3がコンベアベルト76の幅方向に配列されて構成され
たフィラメント群75が、ウェブとしてコンベアベルト
76上に形成される。このようにしてコンベアベルト7
6上に形成されたフィラメント群75からなるウェブに
おいても、その幅方向両端部にフィラメントのループが
複数形成されている。
ーがフレキシブル導管71を通じて紡糸ヘッド77の紡
糸口72a,72b,72cの各々に導かれる。ここ
で、紡糸ヘッド77はコンベアベルト76の幅方向に振
動しているので、それらの紡糸から紡出された紡出フィ
ラメント73は、コンベアベルト79の幅方向に紡糸口
と同一の周期で振動している。このようにコンベアベル
ト79の幅方向に振動している紡出フィラメント73を
中心に、X軸方向でコンベアベルト79の走行方向上流
側および下流側よりほぼ左右対称の一対の流体74a,
74bをフィラメント上で正面衝突させる。これによ
り、それら正面衝突した流体74a,74b同士がY軸
方向に飛散し、飛散した流体の勢いで紡出フィラメント
73もY軸方向、すなわちコンベアベルト79の幅方向
に飛散する。そして、コンベアベルト79の幅方向に飛
散した紡出フィラメント73がコンベアベルト76上に
集積される。これにより、それらの紡出フィラメント7
3がコンベアベルト76の幅方向に配列されて構成され
たフィラメント群75が、ウェブとしてコンベアベルト
76上に形成される。このようにしてコンベアベルト7
6上に形成されたフィラメント群75からなるウェブに
おいても、その幅方向両端部にフィラメントのループが
複数形成されている。
【0048】図8および図9のそれぞれに示した製造装
置においても、図7の製造装置において説明したのと同
様に、ベルト上にフィラメントが堆積させられてなるウ
ェブの搬送方向下流側に、図3に示した一対の熱圧着ロ
ール5を配置して製造装置を構成してもよい。これによ
り、ウェブにおけるフィラメントのループが形成された
端部を除く部分で、ウェブ単体でフィラメント同士を熱
圧着したり、そのウェブを、異なる別のウェブと熱圧着
したりすることができる。
置においても、図7の製造装置において説明したのと同
様に、ベルト上にフィラメントが堆積させられてなるウ
ェブの搬送方向下流側に、図3に示した一対の熱圧着ロ
ール5を配置して製造装置を構成してもよい。これによ
り、ウェブにおけるフィラメントのループが形成された
端部を除く部分で、ウェブ単体でフィラメント同士を熱
圧着したり、そのウェブを、異なる別のウェブと熱圧着
したりすることができる。
【0049】さらに、端部にフィラメントのループを有
するシートを作製する際に、特開昭48−53060号
公報、特開昭62−15372号公報、および特開平1
−306664号公報に記載された製造装置などを利用
して、そのシートを作製することができる。
するシートを作製する際に、特開昭48−53060号
公報、特開昭62−15372号公報、および特開平1
−306664号公報に記載された製造装置などを利用
して、そのシートを作製することができる。
【0050】上述したそれぞれのスプレー式の製造装置
とは別に、特公昭59−39539号公報に記載された
製造方法を用いて、ウェブ1と同様な、端部にループを
有するシートを作製してもよい。この公報に記載された
製造装置では、高速に回転する紡糸ヘッドの紡口から遠
心力により溶融ポリマーを糸状に噴射する。そして、そ
の糸状の溶融ポリマーからなるフィラメントを、紡糸ヘ
ッドの周囲に設けられた円筒状の冷却面により冷却して
凝固させる。その公報では、紡糸ヘッドの周囲の円筒状
冷却面により冷却されて凝固したフィラメントからなる
緯並列体に、そのフィラメントの配列方向に対してほぼ
直角な方向に延びる一対の経耳材を接着させるが、本実
施形態におけるウェブ1を作製するためには、それらの
経耳材を用いずにシート状の緯並列体を作製する。具体
的には、紡糸ヘッドの周囲の円筒状冷却面により冷却さ
れたフィラメントからなる緯並列体に経耳材を接着せず
に、その緯並列体を2枚重ねの緯並列体として引き取っ
たり、そのフィラメントを、一方向に走行するコンベア
ベルト上に落下せたりすることにより、端部にフィラメ
ントのループを有するウェブを作製することができる。
とは別に、特公昭59−39539号公報に記載された
製造方法を用いて、ウェブ1と同様な、端部にループを
有するシートを作製してもよい。この公報に記載された
製造装置では、高速に回転する紡糸ヘッドの紡口から遠
心力により溶融ポリマーを糸状に噴射する。そして、そ
の糸状の溶融ポリマーからなるフィラメントを、紡糸ヘ
ッドの周囲に設けられた円筒状の冷却面により冷却して
凝固させる。その公報では、紡糸ヘッドの周囲の円筒状
冷却面により冷却されて凝固したフィラメントからなる
緯並列体に、そのフィラメントの配列方向に対してほぼ
直角な方向に延びる一対の経耳材を接着させるが、本実
施形態におけるウェブ1を作製するためには、それらの
経耳材を用いずにシート状の緯並列体を作製する。具体
的には、紡糸ヘッドの周囲の円筒状冷却面により冷却さ
れたフィラメントからなる緯並列体に経耳材を接着せず
に、その緯並列体を2枚重ねの緯並列体として引き取っ
たり、そのフィラメントを、一方向に走行するコンベア
ベルト上に落下せたりすることにより、端部にフィラメ
ントのループを有するウェブを作製することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、シートの
端部に、そのシートを構成するフィラメントのループが
形成されたことにより、例えばそのシートを4輪自動車
や電車のワイパーの拭き取り部の材料として用いた際
に、窓ガラスなどに付着した雨滴や汚れを拭き取る効果
が高くなるという効果がある。また、シートを構成する
フィラメントが一方向に配列され、そのフィラメント
が、シートにおけるフィラメントの配列方向の一端部か
ら他端部に渡って延びていることにより、フィラメント
が抜けにくくなり、そのシートにおけるループが形成さ
れた端部の強度が高くなるという効果がある。このよう
に端部にフィラメントのループを有するシートは、ワイ
パーの材料としてだけでなく、他の清掃用器具、例えば
清掃用モップなどの拭き取り部の材料として用いること
ができる。
端部に、そのシートを構成するフィラメントのループが
形成されたことにより、例えばそのシートを4輪自動車
や電車のワイパーの拭き取り部の材料として用いた際
に、窓ガラスなどに付着した雨滴や汚れを拭き取る効果
が高くなるという効果がある。また、シートを構成する
フィラメントが一方向に配列され、そのフィラメント
が、シートにおけるフィラメントの配列方向の一端部か
ら他端部に渡って延びていることにより、フィラメント
が抜けにくくなり、そのシートにおけるループが形成さ
れた端部の強度が高くなるという効果がある。このよう
に端部にフィラメントのループを有するシートは、ワイ
パーの材料としてだけでなく、他の清掃用器具、例えば
清掃用モップなどの拭き取り部の材料として用いること
ができる。
【0052】また、本発明は、端部にフィラメントのル
ープが形成されたウェブを、そのループが形成された端
部同士が重なるように複数積層するとともに、各々のウ
ェブにおけるループが形成された端部を除いて複数のウ
ェブを接合して、端部にフィラメントのループを有する
シートを構成したことにより、そのシートの端部にフィ
ラメントのループを高密度に形成することができ、窓ガ
ラスなどに付着した雨滴や汚れを拭き取る効果が高く、
かつ、フィラメントが抜けにくく、強度の高いワイパー
を実現することができる。
ープが形成されたウェブを、そのループが形成された端
部同士が重なるように複数積層するとともに、各々のウ
ェブにおけるループが形成された端部を除いて複数のウ
ェブを接合して、端部にフィラメントのループを有する
シートを構成したことにより、そのシートの端部にフィ
ラメントのループを高密度に形成することができ、窓ガ
ラスなどに付着した雨滴や汚れを拭き取る効果が高く、
かつ、フィラメントが抜けにくく、強度の高いワイパー
を実現することができる。
【0053】さらに、本発明の、端部にループを有する
シートの製造方法によれば、上述したように端部にフィ
ラメントのループが高密度に形成されたシートが得ら
れ、窓ガラスなどに付着した雨滴や汚れを拭き取る効果
が高く、かつフィラメントが抜けにくく、強度の高い、
端部にループを有するシートを製造することができる。
シートの製造方法によれば、上述したように端部にフィ
ラメントのループが高密度に形成されたシートが得ら
れ、窓ガラスなどに付着した雨滴や汚れを拭き取る効果
が高く、かつフィラメントが抜けにくく、強度の高い、
端部にループを有するシートを製造することができる。
【図1】図1は、本発明の一実施形態のシートについて
説明するための斜視図である。
説明するための斜視図である。
【図2】本実施形態のシートを製造する工程について説
明するための側面図である。
明するための側面図である。
【図3】本実施形態のシートを製造する工程について説
明するための側面図である。
明するための側面図である。
【図4】図2および図3に示される方法により製造され
たシートを示す側面図である。
たシートを示す側面図である。
【図5】端部にループを有するシートの変形例について
説明するための斜視図である。
説明するための斜視図である。
【図6】図5のシートを製造する方法について説明する
ための平面図である。
ための平面図である。
【図7】端部にループを有するシートを製造するための
装置を示す斜視図である。
装置を示す斜視図である。
【図8】端部にループを有するシートを製造するための
別の装置を示す斜視図である。
別の装置を示す斜視図である。
【図9】端部にループを有するシートを製造するための
さらに別の装置を示す斜視図である。
さらに別の装置を示す斜視図である。
【図10】図9に示される紡糸ヘッドの下面に形成され
る流体噴出口の配置の例を示す平面図である。
る流体噴出口の配置の例を示す平面図である。
1 ウェブ 2 フィラメント 3、6a ループ部 4 シート部材 5 熱圧着ロール 6 シート 7、8 熱圧着領域 9 積層体 10 ハウジング本体 15 蓋 19 ねじ 20 ガスケット 24 フィラメント 26 パイプ 30、31 管 32 連続ベルト 33、34、35 ローラ 36 吸込箱 40 組み合わせ体 51 連続糸状体 52 供給ローラ 53a 糸供給管 53b 気流供給孔 53c 噴出孔 54 多孔性移動ベルト 55 移動ベルト駆動ローラ 56a 吸引ケース 56b 連結管 56c 吸引面 57 堆積ウェブ 71 フレキシブル導管 72a〜72c 紡糸口 73 紡出フィラメント 74a、74b 流体 75 フィラメント群 76 コンベアベルト 77 紡糸ヘッド 78 下板 79 紡糸口 80a〜80f、81a〜81f 流体噴出口
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D04H 3/14 D04H 3/14 Z 3/16 3/16 11/08 11/08
Claims (9)
- 【請求項1】 フィラメントから構成されたシートであ
って、 前記シートの端部に前記フィラメントのループが形成さ
れている、端部にループを有するシート。 - 【請求項2】 前記フィラメントは、一方向に配列され
るとともに、前記シートにおける前記フィラメントの配
列方向の一端部から他端部に渡って延びている、請求項
1に記載の端部にループを有するシート。 - 【請求項3】 一方向に配列されたフィラメントからな
るウェブが複数積層されて構成され、複数の前記ウェブ
のフィラメントの配列方向が全て略同じ方向に揃ってい
るシートであって、 各々の前記ウェブにおける前記フィラメントの配列方向
の端部に前記フィラメントのループが形成され、複数の
前記ウェブは、前記ループが形成された端部同士が重な
るように、各々の前記ウェブにおける前記ループが形成
された端部を除いて接合されている、端部にループを有
するシート。 - 【請求項4】 一方向に配列されたフィラメントからな
るウェブが複数積層されて構成され、隣り合う前記ウェ
ブ同士のフィラメントの配列方向が互いに直交している
シートであって、 各々の前記ウェブにおける前記フィラメントの配列方向
の端部に前記フィラメントのループが形成され、複数の
前記ウェブは、各々の前記ウェブにおける前記ループが
形成された端部を除いて接合されている、端部にループ
を有するシート。 - 【請求項5】 複数の前記ウェブにおける隣り合うウェ
ブ同士が、前記ウェブと熱圧着可能なシート部材を介し
て熱圧着されている、請求項3または4に記載の端部に
ループを有するシート。 - 【請求項6】 一方向に配列されたフィラメントからな
るウェブが積層されて構成されたシートの端部に前記フ
ィラメントのループが形成されている前記シートの製造
方法であって、 前記ウェブにおける前記フィラメントの配列方向の端部
に前記フィラメントのループが形成されている複数の前
記ウェブのフィラメントの配列方向が全て略同じ方向に
揃うように、かつ複数の前記ウェブにおける前記ループ
が形成された端部同士が重なるように複数の前記ウェブ
を積層する工程と、 積層された複数の前記ウェブを、各々の前記ウェブにお
ける前記ループが形成された端部を除いて接合する工程
とを有する、端部にループを有するシートの製造方法。 - 【請求項7】 一方向に配列されたフィラメントからな
るウェブが積層されて構成されたシートの端部に前記フ
ィラメントのループが形成されている前記シートの製造
方法であって、 前記ウェブにおける前記フィラメントの配列方向の端部
に前記フィラメントのループが形成されている複数の前
記ウェブを、隣り合う前記ウェブ同士のフィラメントの
配列方向が互いに直交するように複数の前記ウェブを積
層する工程と、 積層された複数の前記ウェブを、各々の前記ウェブにお
ける前記ループが形成された端部を除いて接合する工程
とを有する、端部にループを有するシートの製造方法。 - 【請求項8】 複数の前記ウェブを接合する工程では、
隣り合う前記ウェブ同士を、前記ウェブと熱圧着可能な
シート部材を介して熱圧着する、請求項6または7に記
載の端部にループを有するシートの製造方法。 - 【請求項9】 一方向に走行するベルトの幅方向にフィ
ラメントが配列されて該フィラメントが前記ベルト上に
集積されるように、かつ、前記ベルト上に前記フィラメ
ントが集積されて構成されたシートにおける前記ベルト
の幅方向の端部に前記フィラメントのループが形成され
るように、前記ベルトの上方でフィラメントを紡糸する
工程と、 前記ベルト上に前記フィラメントが集積されて構成され
た前記シートの前記フィラメント同士を、前記シートに
おける前記ループが形成された端部を除いて熱圧着する
工程とを有する、端部にループを有するシートの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000143577A JP2001329460A (ja) | 2000-05-16 | 2000-05-16 | 端部にループを有するシートおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000143577A JP2001329460A (ja) | 2000-05-16 | 2000-05-16 | 端部にループを有するシートおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001329460A true JP2001329460A (ja) | 2001-11-27 |
Family
ID=18650376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000143577A Pending JP2001329460A (ja) | 2000-05-16 | 2000-05-16 | 端部にループを有するシートおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001329460A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002059410A2 (en) * | 2000-12-22 | 2002-08-01 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Laminate and web characteristic control by varying bonding patterns |
WO2009037948A1 (ja) * | 2007-09-18 | 2009-03-26 | Nippon Oil Corporation | ワイピングクロス及びワイピング方法 |
-
2000
- 2000-05-16 JP JP2000143577A patent/JP2001329460A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002059410A2 (en) * | 2000-12-22 | 2002-08-01 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Laminate and web characteristic control by varying bonding patterns |
WO2002059410A3 (en) * | 2000-12-22 | 2003-01-23 | Kimberly Clark Co | Laminate and web characteristic control by varying bonding patterns |
US6863959B2 (en) | 2000-12-22 | 2005-03-08 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Laminate and web characteristic control by varying bonding patterns |
WO2009037948A1 (ja) * | 2007-09-18 | 2009-03-26 | Nippon Oil Corporation | ワイピングクロス及びワイピング方法 |
JP2009066359A (ja) * | 2007-09-18 | 2009-04-02 | Nippon Oil Corp | ワイピングクロス及びワイピング方法 |
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