JP2001327957A - 浄化装置 - Google Patents
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/30—Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies
- Y02W10/37—Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies using solar energy
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- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
- Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 生活排水が浄化槽へ流入する際の排水温度の
影響による浄化槽の処理性能低下を防止することを目的
とし、特に寒冷地や低温地方に設置された場合において
も、確実な排水の処理が実行できる浄化装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 本発明の浄化装置は、浴槽15に接続し浴
槽排水を貯留する貯留タンク22と、嫌気処理および好気
処理を実行する浄化槽100との浴槽排水経路途上に加熱
手段(ふろ釜14)を配設する構成となっている。貯留タ
ンク22に配設する浴槽排水温度を検知する温度センサ28
と、貯留タンクと浄化槽を接続する配管途上に配設する
開閉手段27をふろ釜14の制御手段40に接続し、センサ28
の温度検知信号により加熱手段14、および開閉手段27に
制御信号を出力する。そして、制御手段は温度センサが
設定温度以下を検知したとき、加熱手段に加熱信号を出
力して浴そう排水を加熱し、開閉手段27に閉信号を出力
し、温度センサ28が設定温度以上を検知したとき、加熱
手段14に停止信号を出力すると共に、開閉手段287に開
信号を出力する。
影響による浄化槽の処理性能低下を防止することを目的
とし、特に寒冷地や低温地方に設置された場合において
も、確実な排水の処理が実行できる浄化装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 本発明の浄化装置は、浴槽15に接続し浴
槽排水を貯留する貯留タンク22と、嫌気処理および好気
処理を実行する浄化槽100との浴槽排水経路途上に加熱
手段(ふろ釜14)を配設する構成となっている。貯留タ
ンク22に配設する浴槽排水温度を検知する温度センサ28
と、貯留タンクと浄化槽を接続する配管途上に配設する
開閉手段27をふろ釜14の制御手段40に接続し、センサ28
の温度検知信号により加熱手段14、および開閉手段27に
制御信号を出力する。そして、制御手段は温度センサが
設定温度以下を検知したとき、加熱手段に加熱信号を出
力して浴そう排水を加熱し、開閉手段27に閉信号を出力
し、温度センサ28が設定温度以上を検知したとき、加熱
手段14に停止信号を出力すると共に、開閉手段287に開
信号を出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生活排水を浄化す
る浄化装置に関する。
る浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生活排水は排水管11を経由して
浄化槽に流入する。ここで浄化槽の構成を、図5に示
す。浄化槽100は嫌気濾床槽第1室A、嫌気濾床槽第
2室B、ばっ気部C2と静止部C1からなる好気濾床槽
C、処理水槽D、消毒槽Eからなる。そして、生活排水
は流入口1から浄化槽へ直接流入する構成となってい
る。
浄化槽に流入する。ここで浄化槽の構成を、図5に示
す。浄化槽100は嫌気濾床槽第1室A、嫌気濾床槽第
2室B、ばっ気部C2と静止部C1からなる好気濾床槽
C、処理水槽D、消毒槽Eからなる。そして、生活排水
は流入口1から浄化槽へ直接流入する構成となってい
る。
【0003】生活排水を浄化槽の流入口1まで搬送する
排水管11の管路の途中には、管内の詰りを点検した
り、及び清掃ができ、かつ、汚物や固形物が滞留しない
よう底部に半円状の溝(インバート)10が切られ、防
臭蓋12を設けている構造からなるインバート升9が配
設されている(図6参照)。インバート升9が配設され
る個所としては、例えば、生活雑排水が屋外に出る所、
45度以上の屈曲点、落差のある所及び2系統以上の排
水の合流点等である。また、インバート升の代わりに、
排水管11途上に、図7に示す浴槽排水と洗い場排水を
一旦貯留し、防臭作用をなすトラップ升13を設ける場
合もある。
排水管11の管路の途中には、管内の詰りを点検した
り、及び清掃ができ、かつ、汚物や固形物が滞留しない
よう底部に半円状の溝(インバート)10が切られ、防
臭蓋12を設けている構造からなるインバート升9が配
設されている(図6参照)。インバート升9が配設され
る個所としては、例えば、生活雑排水が屋外に出る所、
45度以上の屈曲点、落差のある所及び2系統以上の排
水の合流点等である。また、インバート升の代わりに、
排水管11途上に、図7に示す浴槽排水と洗い場排水を
一旦貯留し、防臭作用をなすトラップ升13を設ける場
合もある。
【0004】しかし、生活排水の排出は、浄化槽までの
排水管の管路途中、管内点検・防臭用の升を経由するの
みで排水の温度の調整は行なわれない。
排水管の管路途中、管内点検・防臭用の升を経由するの
みで排水の温度の調整は行なわれない。
【0005】また、浄化槽100は、嫌気濾床槽第1室
A、嫌気濾床槽第2室B及び好気濾床槽Cにおいて、微
生物により排水中に含まれる有機物を分解する。そし
て、流入口1から流入し、槽内で処理されて流出口3よ
り槽外に放流される水は、生物学的酸素要求量(BOD)
が20mg/L以下にすることが好ましい。ここで、浄
化槽において有機物分解に利用される微生物は、浄化槽
設置場所の温度や排水の成分等の環境条件によってさま
ざまであり、環境条件に最適な微生物種が棲息する。こ
れらの微生物は温度によりその活性が左右される。
A、嫌気濾床槽第2室B及び好気濾床槽Cにおいて、微
生物により排水中に含まれる有機物を分解する。そし
て、流入口1から流入し、槽内で処理されて流出口3よ
り槽外に放流される水は、生物学的酸素要求量(BOD)
が20mg/L以下にすることが好ましい。ここで、浄
化槽において有機物分解に利用される微生物は、浄化槽
設置場所の温度や排水の成分等の環境条件によってさま
ざまであり、環境条件に最適な微生物種が棲息する。こ
れらの微生物は温度によりその活性が左右される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成による浄化槽においては、戸建住宅等の家庭から排出
される排水は、温度の調整が行われずに浄化槽に流入し
ている。しかし、低温或いは寒冷地においては、微生物
を利用した処理方式を持つ浄化槽は、配管搬送途上で冷
却してしまい、微生物処理を行なう各室において、排水
の温度が低く微生物の活性が抑制され、浄化槽の処理性
能が充分発揮されないという問題があった。
成による浄化槽においては、戸建住宅等の家庭から排出
される排水は、温度の調整が行われずに浄化槽に流入し
ている。しかし、低温或いは寒冷地においては、微生物
を利用した処理方式を持つ浄化槽は、配管搬送途上で冷
却してしまい、微生物処理を行なう各室において、排水
の温度が低く微生物の活性が抑制され、浄化槽の処理性
能が充分発揮されないという問題があった。
【0007】そこで本発明は、生活排水が浄化槽へ流入
する際の排水温度の影響による浄化槽の処理性能低下を
防止することを目的とし、特に寒冷地や低温地方に設置
された場合においても、確実な排水の処理が実行できる
浄化装置を提供することを目的とする。
する際の排水温度の影響による浄化槽の処理性能低下を
防止することを目的とし、特に寒冷地や低温地方に設置
された場合においても、確実な排水の処理が実行できる
浄化装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の浄化装置は、浴
槽に接続し浴槽排水を貯留する貯留タンクと、嫌気処理
および好気処理を実行する浄化槽との浴槽排水経路途上
に配設する加熱手段と、貯留タンクに配設する浴槽排水
温度を検知する温度センサと、貯留タンクと浄化槽を接
続する配管途上に配設する開閉手段と、センサの温度検
知信号により加熱手段、および開閉手段に制御信号を出
力する制御手段を具備する。そして、制御手段は温度セ
ンサが設定温度以下を検知したとき、加熱手段に加熱信
号を出力すると共に、開閉手段に閉信号を出力し、温度
センサが設定温度以上を検知したとき、加熱手段に停止
信号を出力すると共に、開閉手段に開信号を出力する。
また、加熱手段は、浴槽に接続するふろ釜、なたはソー
ラー機構、あるいは貯留タンク内に配設される電熱ヒー
タである構成を有する。
槽に接続し浴槽排水を貯留する貯留タンクと、嫌気処理
および好気処理を実行する浄化槽との浴槽排水経路途上
に配設する加熱手段と、貯留タンクに配設する浴槽排水
温度を検知する温度センサと、貯留タンクと浄化槽を接
続する配管途上に配設する開閉手段と、センサの温度検
知信号により加熱手段、および開閉手段に制御信号を出
力する制御手段を具備する。そして、制御手段は温度セ
ンサが設定温度以下を検知したとき、加熱手段に加熱信
号を出力すると共に、開閉手段に閉信号を出力し、温度
センサが設定温度以上を検知したとき、加熱手段に停止
信号を出力すると共に、開閉手段に開信号を出力する。
また、加熱手段は、浴槽に接続するふろ釜、なたはソー
ラー機構、あるいは貯留タンク内に配設される電熱ヒー
タである構成を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の浄化装置は、浴そう排水
を貯留する貯留タンクと浄化槽を接続する配管途上に加
熱手段を配設している。加熱手段としては、ふろ釜、ソ
ーラー機器、電熱ヒータによりなされ、好ましくは、浴
槽用排水管路の途中の貯留タンクにおいて加熱が行わ
れ、浄化槽へ流入するよう設けられる。
を貯留する貯留タンクと浄化槽を接続する配管途上に加
熱手段を配設している。加熱手段としては、ふろ釜、ソ
ーラー機器、電熱ヒータによりなされ、好ましくは、浴
槽用排水管路の途中の貯留タンクにおいて加熱が行わ
れ、浄化槽へ流入するよう設けられる。
【0010】実施の形態1 この実施の形態は、排水管に配設される加熱手段をふろ
釜とする場合を示す。 ・・・図1,2参照 浴槽15は、ふろ釜14と浴槽循環口17とを循環往き
配管18と循環戻り配管19で接続されて、浴槽循環口
17から浴槽内の水を循環して沸き上げる構成である。
浴槽15の水は排水栓16を開放するすることにより浴
槽排水管25から貯留タンク22に排出され、貯留タン
ク22から排水管11に搬送されて浄化槽100の流入
口1に連絡している。
釜とする場合を示す。 ・・・図1,2参照 浴槽15は、ふろ釜14と浴槽循環口17とを循環往き
配管18と循環戻り配管19で接続されて、浴槽循環口
17から浴槽内の水を循環して沸き上げる構成である。
浴槽15の水は排水栓16を開放するすることにより浴
槽排水管25から貯留タンク22に排出され、貯留タン
ク22から排水管11に搬送されて浄化槽100の流入
口1に連絡している。
【0011】ここで、ふろ釜14と浴槽15を連結する
循環往き配管18には、三方弁20を介して一方が貯留
タンク22の循環金具29に連結する往き分岐配管23
が接続している。また、循環戻り配管19も同様に三方
弁21を介して一方が貯留タンク22の循環金具29に
連結する戻り分岐配管24が接続している。貯留タンク
22は浴槽15の容量よりやや大きい容量を有してい
る。例えば、一般的に350〜450リットルである。
貯留タンク22には浴槽排水の温度を検知する温度セン
サ28が配設されている。また、底部排水部26から浄
化槽100に連結する排水管11には、開閉弁27を設
けている。
循環往き配管18には、三方弁20を介して一方が貯留
タンク22の循環金具29に連結する往き分岐配管23
が接続している。また、循環戻り配管19も同様に三方
弁21を介して一方が貯留タンク22の循環金具29に
連結する戻り分岐配管24が接続している。貯留タンク
22は浴槽15の容量よりやや大きい容量を有してい
る。例えば、一般的に350〜450リットルである。
貯留タンク22には浴槽排水の温度を検知する温度セン
サ28が配設されている。また、底部排水部26から浄
化槽100に連結する排水管11には、開閉弁27を設
けている。
【0012】また、ふろ釜14は制御部40によりその
運転などが制御されている。そして、制御部40には貯
留タンク温度センサ28、往き側三方弁20、戻り側三
方弁21が接続されている。このように、浴槽の水、お
よび、浴槽排水を加熱する場合、制御部40からの命令
でふろ釜14の運転が実行される構成となっている。ま
た、排水管11途上に配設される開閉弁27もはふろ釜
14の制御部40に接続され開閉弁27の開閉がコント
ロールされている。本例のふろ釜14は、その内部に浴
槽内の水を循環させるポンプと熱交換器と水を温めるバ
ーナからなる強制循環式のふろ釜である。
運転などが制御されている。そして、制御部40には貯
留タンク温度センサ28、往き側三方弁20、戻り側三
方弁21が接続されている。このように、浴槽の水、お
よび、浴槽排水を加熱する場合、制御部40からの命令
でふろ釜14の運転が実行される構成となっている。ま
た、排水管11途上に配設される開閉弁27もはふろ釜
14の制御部40に接続され開閉弁27の開閉がコント
ロールされている。本例のふろ釜14は、その内部に浴
槽内の水を循環させるポンプと熱交換器と水を温めるバ
ーナからなる強制循環式のふろ釜である。
【0013】この構成よりなる浴槽排水管、およびそれ
に連結する浄化槽において、浴槽15から排出される水
の温度が20℃以下の場合、そのまま浄化槽100へ流
すと配管からの放熱や周囲温度の影響から浄化槽内の微
生物の活性低下が激しくなり始める13℃近傍になって
しまう。そこで、浴槽排水が貯留される貯留タンク22
の温度センサ28が20℃以下を検知したとき、制御部
40は往き側三方弁20を往き分岐配管23に切り換
え、戻り側三方弁21を戻り分岐配管24に切り換え
る。そして、ふろ釜14を運転させる。このように、貯
留タンク22内の浴槽排水の温度が低いとき、ふろ釜1
4の強制循環加熱運転を利用してタンク22内の浴槽排
水を温める。
に連結する浄化槽において、浴槽15から排出される水
の温度が20℃以下の場合、そのまま浄化槽100へ流
すと配管からの放熱や周囲温度の影響から浄化槽内の微
生物の活性低下が激しくなり始める13℃近傍になって
しまう。そこで、浴槽排水が貯留される貯留タンク22
の温度センサ28が20℃以下を検知したとき、制御部
40は往き側三方弁20を往き分岐配管23に切り換
え、戻り側三方弁21を戻り分岐配管24に切り換え
る。そして、ふろ釜14を運転させる。このように、貯
留タンク22内の浴槽排水の温度が低いとき、ふろ釜1
4の強制循環加熱運転を利用してタンク22内の浴槽排
水を温める。
【0014】貯留タンク22の温度センサ28が20℃
以上を検知したとき、制御部40は開閉弁27を開き、
貯留タンク22内の水を排水管11を通って下流の浄化
槽100に移送する。そして、浄化槽100に流入した
排水は、配管からの放熱や周囲温度の影響を考慮したと
しても、浄化槽内の微生物が活性化する13℃以上が維
持でき、排水中に含まれる有機物の微生物による分解が
確実に実行される。
以上を検知したとき、制御部40は開閉弁27を開き、
貯留タンク22内の水を排水管11を通って下流の浄化
槽100に移送する。そして、浄化槽100に流入した
排水は、配管からの放熱や周囲温度の影響を考慮したと
しても、浄化槽内の微生物が活性化する13℃以上が維
持でき、排水中に含まれる有機物の微生物による分解が
確実に実行される。
【0015】実施の形態2 この実施の形態は、加熱手段をソーラー機構とする例を
示す。図3を参照して説明する。なお、実施の形態1と
同一の構成には同一の符号を付けてその説明を省略す
る。浴槽15設置部に近接した太陽光を受ける場所に太
陽熱集熱器31を配設する。そして、ポンプ30を介し
て集熱部往き管33により貯留タンク22と太陽熱集熱
器31を連結する。また、太陽熱集熱器31と貯留タン
ク22を貯留タンク戻り管34で連結すると共に、太陽
熱集熱器31に接近して太陽熱集熱部内部の温度を検出
する集熱側温度センサ32を配設する。
示す。図3を参照して説明する。なお、実施の形態1と
同一の構成には同一の符号を付けてその説明を省略す
る。浴槽15設置部に近接した太陽光を受ける場所に太
陽熱集熱器31を配設する。そして、ポンプ30を介し
て集熱部往き管33により貯留タンク22と太陽熱集熱
器31を連結する。また、太陽熱集熱器31と貯留タン
ク22を貯留タンク戻り管34で連結すると共に、太陽
熱集熱器31に接近して太陽熱集熱部内部の温度を検出
する集熱側温度センサ32を配設する。
【0016】このように構成する浄化装置において、貯
留タンク22に溜まった浴槽排水は、循環ポンプ30に
より太陽熱集熱器31までくみ上げられ、太陽熱集熱器
31で太陽熱により加熱され再び貯留タンク22に循環
して戻る構成となっている。循環ポンプ30は制御部4
1によりその作動が制御されている。制御部41には、
貯留タンク22の底面に配設される温度センサ28から
の信号と、太陽熱集熱部31内部の温度を検出する集熱
側温度センサ32の信号が入力されている。そして、温
度センサ28から、浴槽排水の温度が設定温度となった
信号が入力されるまで制御部41はポンプ30の運転を
実行する。
留タンク22に溜まった浴槽排水は、循環ポンプ30に
より太陽熱集熱器31までくみ上げられ、太陽熱集熱器
31で太陽熱により加熱され再び貯留タンク22に循環
して戻る構成となっている。循環ポンプ30は制御部4
1によりその作動が制御されている。制御部41には、
貯留タンク22の底面に配設される温度センサ28から
の信号と、太陽熱集熱部31内部の温度を検出する集熱
側温度センサ32の信号が入力されている。そして、温
度センサ28から、浴槽排水の温度が設定温度となった
信号が入力されるまで制御部41はポンプ30の運転を
実行する。
【0017】温度センサ28から設定温度の検知信号が
入力されると、制御部41はポンプ30の運転を停止
し、タンク排水管11に配設されている開閉弁27を開
放する。温まった浴槽排水は、タンク排水管11から下
流の浄化槽100に移送される。そして、実施の形態1
の浄化槽と同様に、浄化槽に流入した排水は、浄化槽内
の微生物が活性化する13℃以上が維持でき、排水中に
含まれる有機物の分解が確実に実行される。
入力されると、制御部41はポンプ30の運転を停止
し、タンク排水管11に配設されている開閉弁27を開
放する。温まった浴槽排水は、タンク排水管11から下
流の浄化槽100に移送される。そして、実施の形態1
の浄化槽と同様に、浄化槽に流入した排水は、浄化槽内
の微生物が活性化する13℃以上が維持でき、排水中に
含まれる有機物の分解が確実に実行される。
【0018】実施の形態3 この実施の形態は加熱手段として、電熱ヒータを利用し
た例を示す。・・・図4参照 貯留タンク22の内部には電熱ヒータ36が配設されて
いる。電熱ヒータ36は加熱・運転を制御する制御部4
2に連結されている。また、貯留タンク22に配設され
る温度センサ28、および開閉弁27も加熱・運転制御
部42に接続されている。
た例を示す。・・・図4参照 貯留タンク22の内部には電熱ヒータ36が配設されて
いる。電熱ヒータ36は加熱・運転を制御する制御部4
2に連結されている。また、貯留タンク22に配設され
る温度センサ28、および開閉弁27も加熱・運転制御
部42に接続されている。
【0019】貯留タンク22に溜まった浴槽排水は、温
度センサ28が設定温度より低い温度を検知すると、加
熱・運転制御部42は電熱ヒータ36に電流を流して浴
槽排水を温める。温度センサ28が設定温度を検知する
と、加熱・運転制御部42は電熱ヒータ36への電流の
供給を停止する。そして、開閉弁27を開放する。浄化
槽100に流入した温まった浴槽排水は、浄化槽内の微
生物が活性化する13℃以上の温度を維持でき、排水中
に含まれる有機物の分解が確実に実行される。
度センサ28が設定温度より低い温度を検知すると、加
熱・運転制御部42は電熱ヒータ36に電流を流して浴
槽排水を温める。温度センサ28が設定温度を検知する
と、加熱・運転制御部42は電熱ヒータ36への電流の
供給を停止する。そして、開閉弁27を開放する。浄化
槽100に流入した温まった浴槽排水は、浄化槽内の微
生物が活性化する13℃以上の温度を維持でき、排水中
に含まれる有機物の分解が確実に実行される。
【0020】
【発明の効果】本発明の浄化装置は、浴槽排水と浄化槽
を結ぶ排水管路の途中に、設定された温度まで加熱可能
な加熱手段を設けることで、浄化槽の低温汚水の流入に
よる処理性能の低下を防止することができる。
を結ぶ排水管路の途中に、設定された温度まで加熱可能
な加熱手段を設けることで、浄化槽の低温汚水の流入に
よる処理性能の低下を防止することができる。
【図1】本発明に係る浄化装置の浴槽排水の経路説明
図。
図。
【図2】本発明に係る浄化装置の浴槽排水の経路説明
図。
図。
【図3】加熱手段にソーラー機構を用いた浄化装置の浴
槽排水の経路説明図。
槽排水の経路説明図。
【図4】加熱手段に電熱ヒータを用いた浄化装置の浴槽
排水の経路説明図。
排水の経路説明図。
【図5】浄化装置の浄化槽の縦断側面図。
【図6】インバート升の説明図。
【図7】トラップ升の説明図。
A 嫌気濾床槽第1室 B 嫌気濾床槽第2室 C 好気濾床槽 D 処理水槽 E 消毒槽 1 流入口 5 流出口 9 インバート升 10 インバート 11 導入管 12 防臭ふた 13 トラップ升 14 ふろ釜 15 浴槽 16 排水栓 17 浴槽循環口 18 循環往き配管 19 循環戻り配管 20 往き側三方弁 21 戻り側三方弁 22 貯留タンク 23 往き分岐配管 24 戻り分岐配管 25 浴槽排水管 26 タンク排水管 27 開閉弁 28 貯留タンク温度センサ 29 循環金具 30 循環ポンプ 31 太陽熱集熱器 32 集熱側温度センサ 33 集熱部往き管 34 貯留タンク戻り管 40,41,42 制御装置 100 浄化槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芦沢 公三 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城事業所内 (72)発明者 飯島 康雄 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城事業所内 (72)発明者 石井 康弘 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城事業所内 Fターム(参考) 4D027 AB07 AB12 AB14 BA11 BA13 4D034 AA16 CA01 CA21 DA01 4D040 BB65 BB66 BB67 BB82 BB91
Claims (3)
- 【請求項1】 浴槽と、嫌気処理及び好気処理を実行す
る浄化装置を配管接続してなる浄化装置において、浴槽
排水経路途上に排水の加熱手段を設けた浄化装置。 - 【請求項2】 浴槽に接続し浴槽排水を貯留する貯留タ
ンクと、嫌気処理および好気処理を実行する浄化槽とを
配管接続してなる浄化装置において、 浴槽排水経路途上に配設する加熱手段と、貯留タンクに
配設する浴槽排水温度を検知する温度センサと、貯留タ
ンクと浄化槽を接続する配管途上に配設する開閉手段
と、センサの温度検知信号により加熱手段、および開閉
手段に制御信号を出力する制御手段を備え、 制御手段は温度センサが設定温度以下を検知したとき、
加熱手段に加熱信号を出力すると共に、開閉手段に閉信
号を出力し、温度センサが設定温度以上を検知したと
き、加熱手段に停止信号を出力すると共に、開閉手段に
開信号を出力してなる浄化装置。 - 【請求項3】 加熱手段が、風呂釜、ソーラ機構又は電
熱ヒータである請求項1又は2に記載の浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000152604A JP2001327957A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | 浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000152604A JP2001327957A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | 浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001327957A true JP2001327957A (ja) | 2001-11-27 |
Family
ID=18658002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000152604A Pending JP2001327957A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | 浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001327957A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103626242A (zh) * | 2012-08-29 | 2014-03-12 | 昆山开思拓节能技术有限公司 | 中央净水供水装置 |
-
2000
- 2000-05-24 JP JP2000152604A patent/JP2001327957A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103626242A (zh) * | 2012-08-29 | 2014-03-12 | 昆山开思拓节能技术有限公司 | 中央净水供水装置 |
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