JP2001327223A - 天井開閉型ビニールハウス - Google Patents

天井開閉型ビニールハウス

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JP2001327223A
JP2001327223A JP2000188464A JP2000188464A JP2001327223A JP 2001327223 A JP2001327223 A JP 2001327223A JP 2000188464 A JP2000188464 A JP 2000188464A JP 2000188464 A JP2000188464 A JP 2000188464A JP 2001327223 A JP2001327223 A JP 2001327223A
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roof
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Kunimitsu Sonoyama
国光 園山
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農業用ビニールハウス内の作土と作物に充分
な直射日光と必要量の降雨を与え、さらに新鮮な空気を
与える。また強風に強い構造のビニールハウスを得る。
今日的表現をすれば、ハウス農業の有機農業化である。 【解決の手段】ビニールハウスの側壁を除く部分すなわ
ち天井部分をハウスの棟の頂上線でパイプ枠体ごと二つ
に分解して、移動可能な独立体すなわち屋根パイプ枠体
骨格に構築する。該骨格はその下方に構築された基部パ
イプ枠体骨格の上に載置され、それぞれ左右の下方へ移
動可能となる。これにより天井を大きく開放した。さら
にすべてのパイプ枠体を太くし、土台となる基部パイプ
枠体骨格の地下部をコンクリートで固定し、さらに新素
材、フッ素シートを張設することにより、強風に耐える
構造とすることが出来た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は農業用ビニールハウ
スに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の農業用ビニールハウスはアーチ状
に形成されたパイプ枠体を複数本並列して、直接、土中
に突き刺し、固定設置されたパイプ枠体群にビニールシ
ートを被覆して構築するものである。また該パイプ枠体
は一般に、直径22mm前後のものを使用している。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】従って、かかる構造の
ビニールハウスにおいては、ビニールを取り除いて、直
射日光を作土と作物に当てることが出来ず,ハウス内
は、主に、紫外線不足が原因となって、作物が弱く育
ち、病害虫が多発して、多農薬農業となっている。ま
た、自然の降雨が取り込めないので、乾燥で土壌が荒
れ、土中に塩基類が蓄積する。また、灌水設備を不可欠
とする。さらに、換気が不充分なため、残留農薬等でハ
ウス内空気が、汚染状態にある。さらに、ビニールハウ
スを構築するパイプ枠体が細いこと、及び、被覆材がビ
ニールシートであるため、強風に弱い等の課題をもって
いる。
【0004】本発明はこれらの課題を解決するために、
次の二つの方法を提供するものである。 1 ビニールハウスの天井部分を大きく、全面的に開放
して、充分な直射日光と必要量の降雨をビニールハウス
内の作土と作物を与える 2 太いパイプ枠体と強風に耐える新素材フッ素シート
を利用することによって、強風に耐えるビニールハウス
を作る。
【0005】
【課題を解決するための手段】まず、基部パイプ枠体骨
格(選択図1,図2,図3参照)について説明する。ア
ーチ状に形成されたパイプ枠体(直径60mm)を2m
の間隔に複数本並列する。該パイプ枠体の地下部はコン
クリートにより固定される。また、該パイプ枠体の地上
部は半径3mの円の半円周を成す。該パイプ枠体の頂上
点(32)の直下にパイプ枠体を立て支柱(9)とす
る。その地下部はコンクリートにより固定され、上端は
パイプ枠体頂上点に固定される。支柱のパイプ枠体の直
径は60mmである。次に該アーチ状のパイプ枠体を水
平に固定する横枠(直径50mm)を円周上に5本設置
する。まず、該アーチ状のパイプ枠体上の距離におい
て、地表より195cmの位置に1対(7)、さらにパ
イプ枠体の頂上点(32)より左右へ70cmの位置
(33)に1対、さらに頂上点の直下に1本(34)
が、該アーチ状のパイプ枠体に内接して固定される。当
該パイプ枠体群を本明細書において、基部パイプ枠体骨
格と称する(図2)。
【0006】次に前記の基部パイプ枠体骨格上を上下に
移動する左右の屋根部パイプ枠体骨格(図1,図3)に
ついて説明する。アーチ状の基部パイプ枠体の棟部の右
側と左側に同一の構造をした一対の移動可能の屋根部パ
イプ枠体群を載置する。まず、アーチ状の基部パイプ枠
体と同じ曲率半径(3m)をもつアーチ状のパイプ枠体
(直径50mm,長さ285cm)を1mの間隔に複数
本並列し、次に並列した該パイプ枠体の中間に同様の構
造をした直径40mmのアーチ状のパイプ枠体を並列
し、横枠(50mmの直管)によって固定する。横枠は
該パイプ枠体群の上端と下端に一対、さらにこの二者の
中間に二本、95cm間隔に、横枠に内接して固定され
る。該パイプ枠体群を本明細書において屋根部パイプ枠
体骨格と称する。
【0007】次に、該屋根部パイプ枠体骨格を基部パイ
プ枠体上を円滑に上下方向へ移動させる滑車を内蔵する
突起を屋根部パイプ枠体に内接して固定する。該突起を
本明細書において、スライドリング(13,図6)と称
する。1mの間隔で屋根部パイプ枠体群に組み込まれて
いる直径50mmのアーチ状のパイプ枠体のうち、奇数
にあたるものすなわち、2m間隔の該屋根部パイプ枠体
の上端より30cm及び下端より50cmの位置に各1
個ずつ、スライドリングは設置される。
【0008】該屋根部パイプ枠体骨格及び側壁パイプ枠
体の外面には、風に強く、耐用年数の長いフッ素シート
を張設する。当該ハウスの全開時においては、屋根部パ
イプ枠体骨格及び側壁枠体に張設されたフッ素シートは
表裏両面より、風雨を受けるので、強力な押えが必要と
される。該屋根部パイプ枠体骨格及び側壁パイプ枠体に
おいては、50cm間隔に設置されたすべてのアーチ状
のパイプ枠体に、フッ素シートは楕円形に形成された、
パイプ枠体を使って、ビス止めされる。(図10)該楕
円形パイプは直径22mmのパイプ枠体を加工変形した
ものを使用する。
【0009】次に棟部1mの巾に載置される、ラックピ
ニオン式を利用した、アルミ製天窓(図1)について説
明する。閉寒時における屋根部パイプ枠体骨格の上端は
基部パイプ枠体骨格の頂上点(32)の左右50cmの
位置となる。従って、該ハウスの棟部は頂上点を中心に
して1mの巾で空いてることになる。ここに巾120c
mの前述したアルミ製天窓を載置する。該天窓は頂上点
の左50cmの位置に基部パイプ枠体骨格に外接して、
回動出来る形で、固定される。該天窓の右端は右側の屋
根部パイプ枠体骨格と20cm分、重なる。該天窓は、
ラックピニオン式で開閉されるが、その駆動モーターは
20m毎に1基、頂上点の右側40cmの位置にアーチ
状の基部パイプ枠体に内接して設置される。ラックピニ
オンの回転駆動軸はアーチ状の基部パイプ枠体に内接し
て、軸架される。(図8,2)天窓の全開角度は40度
である。
【0010】当該ビニールハウスの側壁及び妻面部の構
造については発明の実施の形態(0025,0026)
において詳説する。
【0011】次に該ビニールハウスの両側に設置する排
水溝について説明する。(図1)該排水溝は、ハウス上
の雨水を場外に流すとともに、全開時における、両屋根
部パイプ枠体骨格の下端部を収納して、その上端の位置
を50cm下げ、採光と通気をはかることを目的として
いる。該排水溝は内径において、深さ50cm、上面5
0cm、底辺60cmである。底辺部内径を60cmと
することにより、屋根部パイプ枠体骨格の内側への湾曲
に合わせることが出来る。
【0012】次に基部パイプ枠体骨格上を、屋根部パイ
プ枠体骨格を上下に移動させるための動力系について説
明する。駆動モーターは200V20Aとし、減速機を
用いて、チェンを駆動する。該駆動モーターは、長さ2
0mの屋根部パイプ枠体骨格を上下に移動させる力をも
つ。従って、20mの間隔で該駆動モーター及び減速機
を設置する必要がある。従って、最初の該駆動モーター
は、該ビニールハウスの端より10mの位置にある支柱
の上部に設置される。(図8)該駆動モーター及び減速
機の上部に直径60mmの駆動軸が支柱(9)に軸架さ
れる。20mに亘る駆動軸には該支柱毎にギア(20)
が設置され、チェンを正逆方向に駆動する。駆動軸の位
置は支柱の上端より20cm下方である。左側の屋根部
パイプ枠体骨格を駆動する駆動軸は支柱の右側に、右側
の屋根部パイプ枠体骨格を駆動する駆動軸は支柱の左側
に設置される。
【0013】次に該駆動軸のギアにより、屋根部パイプ
枠体骨格を上下に移動させる方法について説明する。前
述したように、アーチ状の両屋根部パイプ枠体に内接し
て設置された4つのスライドリング(13)のうち、よ
り上方に設置された2つのスライドリングの下端には、
ワイヤを固定するためのリングが取り付けられている。
(図6)該リングに駆動ワイヤの両端を固定することと
なる。該リングを本明細書において、ワイヤ固定リング
と称する。さらに、基部パイプ枠体骨格に設置された、
五本の横枠のうち、最下位の一対の横枠(7)とアーチ
状の基部パイプ枠体の交接点のすぐ上のアーチ状の基部
パイプ上に滑車(図4,18,及び図7)を取り付け
る。
【0014】以上、説明した三点すなわち軸動軸上のギ
ア、ワイヤ固定リング、滑車をワイヤによって連結し、
正逆に駆動する事によって、両屋根部パイプ枠体骨格を
上下に移動させ得る。(図5)ワイヤの両端はワイヤ固
定リングに固定される。さらにギアに直接触れるワイヤ
の部分(200cm程)はギアに適合するチェンに替え
る必要がある。ワイヤは程良い張りをもたせることによ
って円滑に駆動出来る
【0015】次に、強風時にのみ利用される補助支柱に
ついて説明する。アーチ状の基部パイプ枠体に内接して
設置されている5本の横枠のうち、最下位にある一対の
横枠(7)と支柱(9)の基部とを鉄製のアングル材を
用いて、取りはずし容易な型式で固結する。本明細書に
おいて、該アングル材を補助支柱(図9,10)と称す
る。補助支柱は最下位の横枠(7)と直角に設置され、
その上端は内径50mmで10cmに切断された鉄パイ
プに直角に固定されており、該鉄パイプによって、補助
支柱上端は該横枠に回動可能の型で固結される。さら
に、補助支柱の下端は支柱(9)の基部のコンクリート
に垂直に設置された鉄の杭に、取りはずし容易な型で固
定される。(図9)(0022)に詳説した。強風のな
い、通常時においては、該補助支柱の下端は取りはずさ
れ、回動されて、支柱(9)の地上2mの位置に取り付
けられた掛け金具の上に納められている。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1に示される実施例は当該天井開閉型
ビニールハウスの天窓全開及び天井全開時の斜視図であ
る。側壁部は省略した。天窓(1)のアルミサッシは4
0度に全開している。基部パイプ枠体骨格(図2)上を
引き下された、屋根部パイプ枠体骨格(図3)は最下位
に達しており、その下端部(4)は排水溝の底(5)す
なわち地下50cmの位置に達している。アーチ状の基
部パイプ枠体(2)の間隔は2mであり、アーチ状の屋
根部パイプ枠体の間隔は50cmである。屋根部パイプ
枠体骨格を上下移動させる駆動ワイヤ(6)も示した。
他のすべてのアーチ状の基部パイプ枠体に駆動ワイヤが
設置されるが、ワイヤ駆動軸とともに、省略した。
【0017】図2に示される実施例は該ビニールハウス
の基部となる、基部パイプ枠体骨格である。該骨格上を
屋根部パイプ枠体骨格(図3,8)が上下に移動する。
該基部パイプ枠体骨格のアーチ状のパイプ枠体(2)の
直径は60mm、横枠(7,33,34)の直径は50
mm、支柱(9)の直径は60mmである。横枠5本
(7,33,34)と支柱(9)によって、アーチ状の
パイプ枠体は固結され強化されている。また、各々の地
下部はコンクリートの土台に埋置されている。
【0018】図3に示される実施例は、最上位に達した
状態の屋根部パイプ枠体骨格の斜視図である。(2)は
アーチ状の基部パイプ枠体である。アーチ状の屋根部パ
イプ枠体に設置された2個のスライドリング(13)は
アーチ状の基部パイプ枠体を含み込んで、内蔵する滑車
によって、円滑に上下移動することが出来る。
【0019】図4に示される実施例は、図1斜視図の断
面図である。強風時のみ使用する補助支柱(10)は掛
け金(11)に収納されている。アーチ状のパイプ枠体
の地下部は全て、コンクリート土台に埋置されている。
屋根部パイプ枠体骨格(12)は、引き下されて最下位
へ達しており、その下端(4)は、排水溝の底(5)い
位置している。また、4基のスライドリング(13)の
位置を示した。該ビニールハウスがこの状態にあると
き、右上方40度より日射がある場合、ハウス内作土の
ほぼ70%に直射日光が当たることとなる。
【0020】図5に表示される実施側は閉寒時の該ビニ
ールハウスの断面図である。補助支柱(10)の下端は
掛け金より下されて、支柱(9)の基部に固定されてい
る。天窓(1)はラックピニオンにより閉寒されてい
る。駆動ワイヤ(6)の姿は、閉寒時の様子を示してい
る。側壁(31)も示した。屋根部パイプ枠体骨格は駆
動ワイヤ(6)により、引き上げられて最上位に達して
いる。
【0021】図6に示される実施例は、アーチ状の基部
パイプ枠体(16)の上に近接して載置されるアーチ状
の屋根部パイプ枠体(17)に2基づつ、内接して設置
されるスライドリングの側面図と断面図である。アーチ
状の基部パイプ枠体を含み込んで、かつ、滑車(14)
を内蔵している該スライドリングにより屋根部パイプ枠
体骨格は、円滑に基部パイプ枠体骨格上を移動すること
が出来る。また、上下一対のスライドリングのうち、上
方のスライドリングの下端にワイヤ固定リング(15)
が設置されている。
【0022】図7における実施例はアーチ状の基部パイ
プ枠体(16)に内接して設置されている横枠のうち、
最下位の横枠一対(7)と該基部パイプ枠体との交接点
のすぐ上部の該基部パイプ枠体上に設置された滑車(1
8)の側面図と断面図である。図8における実施例は、
該ビニールハウスの側断面図である。スライドリングを
駆動する駆動軸(19)2本とそれに取り付けられたギ
ア(20)を示している。また天窓の開閉を駆動する駆
動軸(21)及びラックピニオン(38)を示してい
る。また、駆動モーター及び減速機(22)を示してい
る。
【0023】図9に示される実施例は、(図5,10)
に示される、補助支柱の上端部の構造と下端部を固定す
るための構造を示す斜視図である。該補助支柱の本体部
は鉄製のアングル柱である。該補助支柱の上端は長さ1
0cmに切断された内径50mmの鉄パイプ(23)に
直角に固定さりており、パイプは横枠(7)を含み込ん
でいるため、補助支柱は回動出来る型で横枠(7)に固
結されている。補助支柱下端部(24)のアングルの下
面には長方形の穴が空けられており、その穴に、支柱
(9)に近接してコンクリート土台に垂直に立てられた
鉄製の杭(26)がはいるように、構築されている。杭
は角柱に作られており、直立している。該補助支柱の下
端が、その上端のパイプ(23)を中心に半径3mの円
周を描くことをり利用して、該補助支柱の穴部は杭の中
央で、杭にひっかかって停止する構造となっている。そ
の停止点において、鉄製のくさび(25)を差し込ん
で、補助支柱は固定される。全ての支柱(9)の基部に
該補助支柱は設置される。
【0024】図10に示される実施例は屋根部パイプ枠
体骨格及び側壁の外面に張設されるフッ素シートのビス
止めの構造である。当該ビニールハウスのフッ素シート
は、ビニールハウス全開時においては、内外両面より風
雨を受けるので、強力な押さえが必要とされる。図10
においては直径22mmの直管を楕円形に変形加工した
楕円パイプ(28)によって、太いビス(30)を活用
して、フッ素シート(29)をパイプ枠体(27)に張
設している。なお、フッ素シートを張設した天窓のアル
ミサッシの耐風性については、充全の技術が完成してい
る。
【0025】図11に示される実施側は該ビニールハウ
スの側壁部の断面図である。前述の一対の最下位の横枠
(7)を上部支点として、側壁部のアーチ状のパイプ枠
体は設置される。該横枠に上端を固定された曲率半径3
mのアーチ状のパイプ枠体(36)(直径50mm)は
アーチ状の基部パイプ枠体(2)に近接しかつその内側
に、平行する形で立てられておりその他下部はコンクリ
ートによって固定されている。次に該パイプ枠体(3
6)の地上135cmの位置に内接して、直径50mm
の横枠(35)を設置する。次に該横枠に上端を固定し
た3mの曲率半径を持つ直径50mmのパイプ枠体群
(37)を設置する。該枠体群は50cmの間隔で並列
し、かつ基部パイプ枠体(2)と平行して立てられてお
り、その地下部はコンクリートによって固定されてい
る。
【0026】図12に示される実施例は妻面部の構造に
ついてである。開放時の斜視図である。まず、閉寒時す
なわち該妻面部の枠体群が直立の状態における説明であ
る。該ビニールハウスのアーチ状の基部パイプ枠体群の
妻面部の1本(39)に内接するアーチ状のパイプ枠体
(45)を設置し、その両下端を直径60mmの直管
(43)で固結する。次に直径50mmの直管(44)
の下端を50cmの間隔で並列にかつ垂直に該直管(4
3)の上部に固定する。さらに固定された、直管(4
4)の上端は該アーチ状のパイプ枠体(45)に固定さ
れる。このパイプ枠体群を妻面部パイプ枠体群と称す
る。(40) 次に最下位の2本の横枠(7)を妻面部
において固結した直径60mmの直管(41)に、妻面
部パイプ枠体群の中央部を回動出来る型で固結する。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。ビ
ニールハウスの天井部分を大きく開放出来るので、直射
日光を充分に作土と作物に与えることが出来る。このた
め健全な作物が栽培され、無農薬農業に近づくことが出
来る。さらに、必要量の降雨を取り込めるので、灌水設
備が不必要となり、土中の残留塩基を流し去ることも出
来る。
【0028】天窓を大きく開くことによって、高温多雨
時においても、充分に換気出来る。
【0029】さらに該ビニールハウスのすべてのパイプ
枠体を太くしたこと、さらに、フッ素シートを利用した
こと及び補助支柱を設けたこと、また基部パイプ枠体骨
格の地下部をコンクリートで固定した事によって、強風
に耐え得るものとなった。
【0030】また該ビニールハウスの両側に排水溝を設
け、その中に屋根部パイプ枠体骨格の下端を引き入れる
ことによって、ハウス内への光線量と降雨量を拡大し、
さらに風通しを良くすることが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】当該ビニールハウスの天窓全開及び天井全開時
の斜視図である。
【図2】当該ビニールハウスの基礎部を成す、基部パイ
プ枠体骨格の斜視図である。
【図3】基部パイプ枠体に載置された屋根部パイプ枠体
骨格の斜視図である。
【図4】当該ビニールハウスの全開時の断面図である。
【図5】当該ビニールハウス閉寒時における断面図であ
る。
【図6】スライドリングの側面図と断面図である。
【図7】ワイヤを導く滑車の側面図と断面図である。
【図8】当該ビニールハウスの側断面図である。
【図9】補助支柱の利用時における斜視図である。
【図10】当該ビニールハウス外面へのフッ素シート張
設の方法を示す図である。
【図11】側壁部の断面図である。
【図12】該ビニールハウスの妻面部の斜視図である。
【符号の説明】
1 天窓 2 アーチ状の基部パイプ枠体骨格 3 アーチ状の屋根部パイプ枠体骨格 4 下端部 5 排水溝の底 6 駆動ワイヤ 7 最下位の横枠 8 屋根部パイプ枠体骨格 9 支柱 10 補助支柱 11 掛け金 12 屋根部パイプ枠体骨格 13 スライドリング 14 滑車(A) 15 ワイヤ固定リング 16 アーチ状の基部パイプ枠体 17 アーチ状の屋根部パイプ枠体 18 滑車(B) 19 スライドリング駆動軸 20 ギア 21 天窓用駆動軸 22 駆動モーター及び減速機 23 パイプ 24 補助支柱下端部 25 くさび 26 杭 27 パイプ枠体 28 押えパイプ 29 フッ素シート 30 ビス 31 側壁 32 頂上点 33 中間の横枠 34 頂上の横枠 35 側壁の横枠 36 側壁パイプ枠体A 37 側壁パイプ枠体B 38 ラックピニオン 39 アーチ状のパイプ枠体(妻面部) 40 妻面部パイプ枠体群 41 直管(A) 42 支柱 43 直管(B) 44 直管(C) 45 妻面部アーチ状のパイプ枠体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーチ状に形成されたパイプ枠体を複数
    本並列したパイプ枠体群すなわち基本パイプ枠体骨格
    (図2)上で、かつ、その棟部より右側壁(図5,3
    1)の上端に至る部分に、アーチ状に形成されたパイプ
    枠体を複数本並列したパイプ枠体群すなわち屋根部パイ
    プ枠体骨格(図3,8)を載置し、さらに棟部の左側に
    も同様の屋根部パイプ枠体骨格を載置し、左右の該屋根
    部パイプ枠体骨格が、それぞれの側の基部パイプ枠体骨
    格上を上下に移動するように構築された天井開閉型ビニ
    ールハウスにおいて、その上端が棟部に至るまで上昇
    し、かつ、その下端が地下部50cmに至るまで下降す
    る構造を有する屋根部パイプ枠体骨格を特長とする天井
    開閉型ビニールハウス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の天井開閉型ビニールハ
    ウスにおいて、基部パイプ枠体骨格に内接して、側壁
    (31)の上端の上50cmの位置に固定された左右の
    横枠(7)と、基部パイプ枠体骨格の頂上点を支えてい
    る支柱(9)の基部とを該横枠に直角に、かつ、容易に
    取りはずし出来る型で固結する補助支柱(図5,10)
    を有することを特徴とする天井開閉型ビニールハウス。
  3. 【請求項3】 アーチ状に形成されたパイプ枠体を複数
    本並列したパイプ枠体群すなわち、基部パイプ枠体骨格
    (図2)上で、かつ、その棟部より右側壁(図5,3
    1)の上端に至る部分に、アーチ状に形成されたパイプ
    枠体を複数本並列したパイプ枠体群、すなわち、屋根部
    パイプ枠体骨格(図3,8)を載置し、さらに棟部の左
    側にも同様の屋根部パイプ枠体骨格を載置し、左右の該
    屋根部パイプ枠体骨格が、それぞれの側の基部パイプ枠
    体骨格上を上下に、移動するように構築された天井開閉
    型ビニールハウスにおいて、屋根部パイプ枠体骨格と基
    部パイプ枠体骨格を近接の位置に保ちながら、屋根部パ
    イプ枠体骨格が基部パイプ枠体骨格上を円滑に移動出来
    るようにする目的で、アーチ状の屋根部パイプ枠体に内
    接し、滑車を内蔵し、かつ、アーチ状の基部パイプ枠体
    を含み込んで構築された突起、すなわち、スライドリン
    グ(図3。13,図6)を備えた屋根部パイプ枠体骨格
    を特徴とする天井開閉型ビニールハウス。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の天井開閉型ビニールハ
    ウスにおいて、被覆材として、フッ素シートを利用し、
    かつ、楕円形に変形加工したパイプ枠体(図10,2
    8)により、該フッ素シートを屋根部パイプ枠体及び側
    壁パイプ枠体上にビス止めすることを特徴とする天井開
    閉型ビニールハウス。
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