JP2001325785A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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JP2001325785A
JP2001325785A JP2000141801A JP2000141801A JP2001325785A JP 2001325785 A JP2001325785 A JP 2001325785A JP 2000141801 A JP2000141801 A JP 2000141801A JP 2000141801 A JP2000141801 A JP 2000141801A JP 2001325785 A JP2001325785 A JP 2001325785A
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rotating
storage
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JP2000141801A
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Masataka Tatewaki
正敬 立脇
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ディスク型の記憶媒体を回転させ回
転中の記憶媒体に情報を記憶する記憶装置に関し、ディ
スクフラッタを低減させる。 【解決手段】シュラウド60の内壁面にディスク回転方
向に延びる多数の溝(リブレット)61を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク型の記憶
媒体を回転させ回転中の記憶媒体に情報を記憶させる記
憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、磁気ディスク装置や
光磁気ディスク装置等、上記のタイプの記憶装置が広く
用いられている。ここでは、そのような記憶装置の例と
して、磁気ディスク装置(HDD)について説明する。
【0003】近年、磁気ディスク装置では、大記憶容量
化、アクセスの高速化の要求により、高記録密度化、デ
ィスクの高回転化が進められてきており、これに伴っ
て、装置内部の空気流がヘッド位置決め精度や消費電力
に及ぼす影響が無視できなくなってきている。ディスク
のフラッタ、風損は、それぞれ、 フラッタ ∝ ω25 風損 ∝ ω2.84.6 但し、ωはディスクの回転角速度 Dはディスクの直径 である。で表わされる。これらの式からも、ディスクの
高回転化によりフラッタや風損が急激に上昇することが
わかる。
【0004】したがって、高記録密度化、高回転化を実
現するためには、ディスクのフラッタや風損を抑えるこ
とが重要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ディスクのフラッタを
抑制するために、従来では、ディスク径を小さくした
り、ディスク厚さを厚くすることで、空気力によるフラ
ッタリングを構造力学的に低減する方法が採用されてい
る。ディスクの小径化や厚肉化などの、構造力学的な対
処方法によってもディスク・フラッタの振幅自体は低減
することができる。
【0006】しかしながら、ディスクの小径化や厚肉化
を行なうとディスクの動剛性が高まり、フラッタリング
の周波数が高周波側に遷移し、このためディスクをアク
セスするヘッドの位置決め制御に必要とするサーボの周
波数帯域も高周波側に移す必要を生じてしまい、ヘッド
位置決め精度の向上という観点から見た場合、根本的な
解決とはならない。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、ディスクフラ
ッタを低減させ、これによりヘッド位置決め精度を向上
させて高密度記録を可能とし、かつ消費電力の低減が図
られた記憶装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の記憶装置のうちの第1の記憶装置は、ディスク型の
記憶媒体を回転させ回転中の記憶媒体に情報を記憶する
記憶装置において、上記記憶媒体の外周との間に所定の
間隙を隔ててその外周を円周方向に取り巻く円筒形の内
壁を有する取巻部を備え、上記取巻部内壁に、互いに平
行に円周方向に延びる複数の溝が形成されてなることを
特徴とする。
【0009】ここで、上記第1の記憶装置において、上
記取巻部内壁の複数の溝がそれぞれV字状の溝であるこ
とが好ましい。
【0010】また、上記目的を達成する本発明の記憶装
置のうちの第2の記憶装置は、ディスク型の記憶媒体を
回転させ回転中の記憶媒体に情報を記憶する記憶装置に
おいて、上記記憶媒体が中央に表裏面に貫通する装着孔
が形成されたものであり、上記記憶媒体の装着孔に嵌入
して回転することによりその記憶媒体を回転させる回転
駆動部を備え、上記回転駆動部が、装着された記憶媒体
の表裏面に貫通する通気孔を有するものであることを特
徴とする。
【0011】ここで、上記本発明の第2の記憶装置にお
いて、上記通気孔は、回転駆動部に装着された記憶媒体
により隔てられてなる2つの空間のうちの、一方の空間
については記憶媒体の回転軸方向に開口し、他方の空間
については記憶媒体の半径方向に開口した通気孔である
ことが好ましい。
【0012】ディスク・フラッタは、流体力学的原因に
より発生する圧力の時空間変動が、ディスク面に対して
加振力として作用することによるものであると考えられ
ている。
【0013】そこで、本発明では、時空間圧力変動自体
を低減することによりディスク・フラッタを低減させ、
ヘッド位置決め精度と消費電力を向上させる。
【0014】例えば磁気ディスク装置を例に挙げて説明
すると、磁気ディスク装置には通常複数枚の磁気ディス
クが所定の間隔を隔てた状態に積み上げられ、それら複
数の磁気ディスクが同一のモータにより一緒に回転駆動
されるが、回転ディスク面間に発生する圧力の時空間変
動は、ディスク外周部に発生する二次流れによる大規模
渦が原因であると考えられる。この大規模渦は、遠心力
によるディスク境界層付近の外径方向流れを補間するデ
ィスク間の内径方向循環流が回転領域外周でディスク速
度よりも高速になり、一方、ディスク外周と取巻部(こ
の取巻部は磁気ディスク装置の場合シュラウドと称され
る)の内壁との間強い剪断力が作用し、これら2つの原
因により大規模渦が形成される。
【0015】以上のことから、大規模渦の発生を抑制す
るには、 ディスク外周部でのシュラウド隙間における気流に作
用する剪断力を緩和させるため、シュラウド壁に円周方
向に微小寸法の溝を配置し、その溝において小さな渦を
発生させることで、気流の運動エネルギーを消費させる
(本発明の第1の記憶装置)。
【0016】ディスク間における内径方向循環流を減
少させるため、低圧状態となっているディスク回転中心
部付近に軸方向から気流を導入し、外径方向へ吹き出さ
せる(本発明の第2の記憶装置)。 ことが効果的である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0018】図1は、本発明の記憶装置の一実施形態で
ある磁気ディスク装置の、カバーを外して示した平面図
である。
【0019】ここには、中央に、表裏面に貫通する装着
孔11が形成された磁気ディスク10が示されている。
この磁気ディスク10は適切な間隔を空けて、この図1
の紙面に垂直な方向に複数枚配置されている。
【0020】それらの磁気ディスク10は、図示しない
スピンドルモータにより回転軸20が回転しそれに伴っ
て矢印A方向に回転する。
【0021】図2は、磁気ディスク10の装着構造を示
した分解斜視図である。
【0022】ここには、2枚の磁気ディスク10a,1
0bが示されており、各磁気ディスク10a,10b
は、それらの中央に設けられた装着孔11a,11bが
スペーサ30a,30bに嵌合し、装着部材30a,3
0bにより互いに所定の間隔を隔てて回転軸20に嵌入
している。
【0023】尚、この図2では、磁気ディスクおよびス
ペーサは2つのみ示したが、通常はさらに多数枚の磁気
ディスクがこの図2と同様にして積重ねられ、回転軸2
0の回転により一緒に回転する。
【0024】図3は、図2に示すスペーサを代表的に1
つ示した図である。
【0025】この図3に示すスペーサ30には、その上
部ではこのスペーサ30に装着される磁気ディスクの回
転軸方向に開口するとともに、装着される記憶媒体の下
面側ではその記憶媒体の半径方向に開口した通気孔31
が多数設けられている。スペーサ30にはこのような通
気孔31が設けられているため、軸方向から入った気流
が低圧状態となっている磁気ディスクどうしに挟まれた
スペーサ6の半径方向の開口から流出し、これにより内
径方向循環流を減少させている。
【0026】図1に戻って説明を続ける。
【0027】この磁気ディスク装置には先端に磁気ヘッ
ド50を備えたアーム40が備えられており、アーム4
0が回転し磁気ヘッド50が磁気ディスク10の半径方
向(矢印B−B方向)に移動するように構成されてい
る。この図1には、アーム40および磁気ヘッド50は
最上部に位置するもののみ示されているが、アーム40
は複数の磁気ディスクどうしの間にも延び、さらに最下
部の磁気ディスクの下面に沿っても延び、磁気ヘッドは
各磁気ディスクの上下面それぞれに対応して1つずつ備
えられており、各磁気ヘッドにより、各磁気ディスクの
各面に情報が記録され、あるいはそれらの各面に記録さ
れた情報が再生されるようになっている。
【0028】また、それらの磁気ディスク10の外周を
その外周との間に所定の間隔を隔てて円周を円周方向に
取り巻く円筒形の内壁を有するシュラウド60が備えら
れている。このシュラウド60は、本実施形態では、加
工性を考慮して筐体部70とは別部品として構成されて
おり、図1の紙面の上方から挿入することにより組み立
てられている。
【0029】図4は、シュラウド60の斜視図、図5
は、図4の矢印X−Xに沿って示すシュラウド内壁面の
断面図である。
【0030】このシュラウド60の内壁面には、互いに
平行に円周方向に延びる多数の溝61が形成されてい
る。
【0031】これらの溝61は、リブレットと呼ばれる
ものであり、図5に示すようにV字断面を持っている。
【0032】リブレットとは、流れ方向に規則的に配列
された微小寸法の溝であり、このリブレットを設けると
そこに小さな渦が生成され、これにより境界層付近での
剪断力が減少し、表面の摩擦抵抗の低減に効果がある。
【0033】ここで、図5に示すように、リブレットの
高さをh、幅をSとすると、 h:S=4:10 の比率の場合に抵抗低減効果が最も高いとされる。
【0034】このように、本実施形態では、V溝を設け
てディスク外周部での剪断力を減少させ、また、ディス
ク間スペーサを有効に利用した通気孔を設けることで、
内径方向循環流を減少させることにより、大規模渦の発
生を抑制し、ディスクフラッタを低減させ、ヘッド位置
決め精度と消費電力を向上させる効果が期待できる。
【0035】尚、上記実施形態では、シュラウドにリブ
レットを設けることとスペーサに通気孔を設けることと
の双方が実施されているが、これらは一方のみでも、デ
ィスクフラッタの低減に寄与する。
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、ディスククラッタが低減し、ヘッド位置決め精度を
向上させて高密度記録を可能とし、さらに消費電力の低
減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記憶装置の一実施形態である磁気ディ
スク装置の、カバーを外して示した平面図である。
【図2】磁気ディスクの装着構造を示した分解斜視図で
ある。
【図3】図2に示すスペーサを代表的に1つ示した図で
ある。
【図4】シュラウドの斜視図である。
【図5】図4の矢印X−Xに沿って示すシュラウド内壁
面の断面図である。
【符号の説明】
10,10a,10b 磁気ディスク 11,11a,11b 装着孔 20 回転軸 30,30a,30b スペーサ 31 通気孔 40 アーム 50 磁気ヘッド 60 シュラウド 61 溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク型の記憶媒体を回転させ回転中
    の記憶媒体に情報を記憶する記憶装置において、 前記記憶媒体の外周との間に所定の間隙を隔てて該外周
    を円周方向に取り巻く円筒形の内壁を有する取巻部を備
    え、 前記取巻部内壁に、互いに平行に円周方向に延びる複数
    の溝が形成されてなることを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記取巻部内壁の複数の溝それぞれがV
    字状の溝であることを特徴とする請求項1記載の記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 ディスク型の記憶媒体を回転させ回転中
    の記憶媒体に情報を記憶する記憶装置において、 前記記憶媒体が中央に表裏面に貫通する装着孔が形成さ
    れたものであり、 前記記憶媒体の装着孔に嵌入して回転することにより該
    記憶媒体を回転させる回転駆動部を備え、 前記回転駆動部が、装着された記憶媒体の表裏面に貫通
    する通気孔を有するものであることを特徴とする記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 前記通気孔は、前記回転駆動部に装着さ
    れた記憶媒体により隔てられてなる2つの空間のうち
    の、一方の空間については該記憶媒体の回転軸方向に開
    口し、他方の空間については該記憶媒体の半径方向に開
    口した通気孔であることを特徴とする請求項3記載の記
    憶装置。
JP2000141801A 2000-05-15 2000-05-15 記憶装置 Withdrawn JP2001325785A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007149211A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 磁気ディスク装置
US7453667B2 (en) 2004-11-03 2008-11-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Hard disk drive, hard disk damper, and method for the same
US8199426B2 (en) 2008-03-24 2012-06-12 Hitachi Global Storage Technologies, Netherlands B.V. Method and system for providing hard disk shrouds with aerodynamic fences for suppressing flow induced disk excitation

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20070807