JP2001325624A - 携帯端末システムおよび利用状況収集システム - Google Patents

携帯端末システムおよび利用状況収集システム

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JP2001325624A
JP2001325624A JP2000141148A JP2000141148A JP2001325624A JP 2001325624 A JP2001325624 A JP 2001325624A JP 2000141148 A JP2000141148 A JP 2000141148A JP 2000141148 A JP2000141148 A JP 2000141148A JP 2001325624 A JP2001325624 A JP 2001325624A
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Kazuhiko Ikebe
和彦 池部
Toshiaki Nakao
寿朗 中尾
Koushiro Ike
公司郎 池
Hajime Takebayashi
一 竹林
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、旅客が所有する携帯端末と通信し
て旅客の地理的な位置情報を経路利用時に時系列にトレ
ースすることにより、旅客が乗換え利用しても旅客の利
用経路を正確にデータ収集して、旅客の適正な乗車利用
を促進することができる携帯端末システムおよび利用状
況収集システムを提供することを目的とする。 【解決手段】この発明は、携帯端末が所在する地理的な
位置を無線を使って特定する携帯端末システムであっ
て、前記無線を使って旅客輸送手段の利用開始場所およ
び利用終了場所を記憶するとともに、前記利用開始場所
から利用終了場所までの利用経路をも記憶する経路記憶
手段と、前記経路記憶手段に記憶されている利用開始場
所、利用終了場所、利用経路の少なくとも一部を出力す
る出力手段を備えたことにより、旅客の乗換え利用をも
正確にデータ収集して旅客の不正乗車利用を防止するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道、バス、タ
クシ、飛行機、船舶等の旅客輸送手段を利用したときの
旅客の利用経路を特定する携帯端末システムに関し、さ
らに詳しくは旅客の利用経路を携帯端末を介して正確に
データ収集する旅客の輸送管理性能を高めた携帯端末シ
ステムおよび利用状況収集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、上述例のような旅客を輸送する
旅客輸送手段は、旅客が乗車券を購入し、この購入した
乗車券を入札ゲートで読取りチェックして入場許容また
は入場規制し、出場時に同様に乗車券を出札ゲートで読
取りチェックして出場許容または出場規制している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような旅客輸送シ
ステムは、乗車駅と降車駅の各ゲートで乗車券の有効性
を読取りチェックする構成のため、その間の乗車利用中
はチェック機関がなく、それゆえ不正行為されやすく、
未だに不正乗車を回避できないのが現状である。
【0004】また、非接触ICカードを用いて入場時と
出場時にカードデータを非接触に読取りチェックする改
札システムが知られている(例えば特開平7−3713
2号公報参照)。しかし、この場合も非接触仕様タイプ
であって、同様に乗車利用途中でのチェック期間やデー
タ管理機能がないため、不正乗車利用を回避できなかっ
た。
【0005】さらに、乗車人員および降車人員を調査し
たOD(Origin Destination)データを収集して、最大
乗車人員や乗車効率を計算するダイヤ編成支援装置が知
られている(例えば特開平7−285441号公報参
照)。
【0006】しかしながら、この場合も旅客輸送手段の
利用中に、旅客が他に連絡された輸送経路を自由に乗換
え利用可能であったり、旅客輸送事業間で相互乗入れが
可能な場合は、輸送途中の旅客の利用経路データを収集
できず、旅客の利用経路を確定できない問題を有してい
た。
【0007】そこでこの発明は、旅客が所有する携帯端
末と通信して、旅客の地理的な位置情報を輸送経路利用
時に時系列にトレースすることにより、旅客が乗換え利
用しても旅客の利用経路を正確にデータ収集して旅客の
利用経路を確定できる携帯端末システムおよび利用状況
収集システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、携帯端末が
所在する地理的な位置を無線を使って特定する際、前記
無線を使って旅客輸送手段の利用開始場所および利用終
了場所を記憶するとともに、前記利用開始場所から利用
終了場所までの利用経路をも経路記憶手段が記憶し、こ
の経路記憶手段が記憶した利用開始場所、利用終了場
所、利用経路の少なくとも一部を出力手段により出力す
ることを特徴とする。
【0009】この結果、旅客は旅客輸送手段のどのよう
な経路を利用しても、経路記憶手段が記憶した情報によ
り、その旅客が利用した経路データが得られるため、旅
客が旅客輸送手段を利用中に、他に連絡された経路に乗
換えても、旅客の地理的な位置をデータ収集して、それ
までの利用経路を正確に確定できる。
【0010】また、旅客の利用経路をデータ収集する際
は、携帯端末に付加されたIDデータに対応づけてデー
タ収集し、このIDデータから当該端末の利用経路とそ
の端末自体を明瞭に識別できるため旅客別に区別してデ
ータ収集できる。
【0011】また別の発明では、GPS機能を有する携
帯端末を用いて旅客輸送手段の利用状況を収集する際、
前記旅客輸送手段の利用開始場所および利用終了場所を
センタに送信するとともに、送信された利用開始場所か
ら利用終了場所までの利用経路を前記GPS機能を用い
てセンタの記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0012】この場合は、GPSの通信機能を用いて旅
客の利用開始場所から利用終了場所までの旅客の現在位
置に関する詳細なデータをセンタで記憶管理できるた
め、旅客毎に対応づけて利用される乗車券や乗車カード
を省略した輸送システムが図れる。
【0013】また、旅客輸送手段の利用状況を収集でき
るため、旅客の乗降状況、利用経路状況、乗換え状況等
を正確に収集できる。ことに、旅客の時々変化する正確
な利用状況を把握管理できるため、輸送利用に適した運
用が図れ、また旅客毎の利用経路をトレースする如く正
確に把握できるため、鉄道などの旅客輸送事業において
は不正乗車利用を完全に防止できる。
【0014】ここで携帯端末としては、非接触通信可能
な携帯電話などの媒体を利用する。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を以下図面
に基づいて詳述する。図面は携帯端末システムを鉄道事
業に適用した一例を示し、この鉄道事業の携帯端末シス
テムは、図1に示すように、インターネット11を介し
て各駅のイントラネット12A,12B,12C,12
D…を相互に通信可能に接続して構成される。
【0016】上述した各駅のイントラネット12A…に
は、運賃データD1 を管理する運賃管理サーバ13と、
端末IDデータD2 を管理するID管理サーバ14と、
位置データD3 および移動した位置に基づいて求められ
る図示しない経路データを管理する位置管理サーバ15
と、売上げ金額の収支データD4 を管理する収入管理サ
ーバ16とを備えており、このようなイントラネット1
2A…を各事業者が共有することにより互に有効な運用
が図れる。例えば、収入管理サーバ16と銀行オンライ
ンとを接続することにより旅客の金融口座から自動的に
利用運賃を引落すなどの精算が行える。
【0017】図2はA駅イントラネット12Aを構築す
る具体的なシステム構成例を示し、 (1)先ず、運賃管理サーバ13が管理する運賃データ
D1 には、 a、運賃データを作成 b、位置データ(経路別データ)に加えて、運賃データ
から運賃(売上データ)を算出する。 c、運賃データの社外との送受信(運賃改正時) d、位置データの送受信(対位置管理サーバ) e、売上げデータの送信(対収入管理サーバ) f、端末への精算額の送信 を管理する。
【0018】このように輸送サービスに等しい運賃を算
出するためのデータを管理するため、旅客は運賃データ
を共有する事業者間を跨いで乗車しても運賃の算出が可
能となる。
【0019】(2)同じく、ID管理サーバ14が管理
する端末IDデータD2 には、 a、端末IDの管理(紛失、決済能力などのネガチェッ
クデータ) b、IDチェック(紛失、決済能力など) c、端末へのIDチェック結果の送受信 d、IDデータの社外との送受信(IDデータ更新時) を管理する。
【0020】このようにIDデータを保持する旅客が、
輸送サービスを受けることが可能(決済能力の有無)か
否かを判断する基準データとして扱われ、このIDデー
タが付与された旅客は事業者間を跨いで乗車しても適正
に相互連絡して扱われる。
【0021】(3)同じく、位置管理サーバ15が管理
する位置データD3 および移動した位置に基づいて求め
られる経路データには、 a、端末、社外から受信した位置データの管理 b、端末、社外から受信した位置データの受信 c、端末への経路別データ(経路確認データ)の送信 d、経路別(ODデータ)の作成 e、位置データ、経路別データの社外との送受信 を管理する。
【0022】このように端末を介して旅客の現在位置を
検出し、その位置データを時系列にトレースすることに
より、移動位置を確認できるとともに、輸送距離を計測
できる。
【0023】(4)同じく、収支管理サーバ16が管理
する収支データD4 には、 a、売上げデータの受信(対運用管理サーバ) b、売上げ帳票の作成 c、他社売上げデータの社外との送受信(社々間精算
時) d、店舗売上げデータの受信と管理 を管理する。
【0024】このように旅客の輸送距離に応じた精算額
を既述した運賃データより算出する。
【0025】(5)さらに、A駅イントラネット12A
に接続される携帯端末システム17の機能には、 a、乗車開始情報または降車完了情報をサーバに送信 b、精算承認通知 c、乗車できない乗客への警告(もしくは阻止) 機能を有している。
【0026】そして、A駅イントラネット12Aから携
帯端末システム17に対して a、乗車OKまたはNGを通知 b、降車時の経路確認 c、精算額の通知 d、精算承認有無通知 をデータ送信する。
【0027】次に、A駅イントラネット12Aと携帯端
末システム17に通信接続して、乗降利用に用いられる
携帯電話などの携帯端末(モバイル端末)18を利用し
た場合、 (6)この携帯端末18はGPS機能を搭載しており、 a、GPS機能により衛星19と通信して現在の位置デ
ータを取得し、A駅イントラネット12Aおよびインタ
ーネット11に接続許容している。 b、A駅イントラネット12Aからは鉄道の案内情報を
取得し、この携帯端末18からはIDデータや位置デー
タを発信する。 c、携帯端末システム17には乗降時に位置データやI
Dデータを送信する。
【0028】この他にも次のようなサーバをオプション
として追加することができる。 (7)旅客案内サーバ a、位置データの受信(対位置管理サーバ) b、売上げデータの受信(過去の購入実績など) c、端末への案内情報の配信 d、過去の案内情報を配信したトレースデータの作成 を管理する。
【0029】(8)顧客情報管理サーバ(各ID毎に下
記の情報をデータベース化する) a、経路別データ b、売上げデータ(購入履歴データ) c、案内情報の配信実績 d、顧客の分析(IDの属性など) を管理する。
【0030】このようなオプションサーバを加えた場合
は、より一層精度の高いデータ管理が図れる。
【0031】図3は携帯端末システムを用いた乗車時の
構成図を示し、携帯端末18の携帯利用乗車に際して、
先ず、携帯端末18をインターネット11に通信接続し
て電車利用のアプリケーションを上位からダウンロード
して初期設定する。次に、旅客のIDデータを駅務の近
くに設置された駅務アンテナ31を介してA社イントラ
ネット32に送信する。
【0032】また、この旅客のIDデータは乗車ゲート
33を経由させて同様にA社イントラネット32に送信
される。
【0033】これを受けたA社イントラネット32はI
Dデータをチェックし、このIDデータのOKまたはN
Gの判定結果を折返し回答する。このとき、OKであれ
ば乗車ゲート33を開口して通行許容し、NGと判定さ
れたとき、あるいはID管理サーバからIDデータの通
知がない場合は通行規制する。
【0034】乗車ゲート33は入場許容、阻止のための
ゲート機能を有し、バス事業システムあるいはタクシ事
業システムに適用した場合は、このゲート機能は不要で
ある。
【0035】図4は携帯端末システムを用いた降車時の
構成図を示し、携帯端末18の携帯利用降車に際して、
旅客は携帯端末18に設定されている旅客のIDデータ
を駅務の近くに設置された駅務アンテナ41を介してA
社イントラネット32に送信する。
【0036】これを受けてA社イントラネット32は乗
車利用した経路確認データと精算額とを駅務アンテナ4
1を介して旅客の携帯端末18の表示画面に回答し、こ
の回答データを旅客が見て了承すれば、精算承認データ
を携帯端末18から再びA社イントラネット32に送信
する。
【0037】続いて、降車客のIDデータが降車ゲート
42に送信され、これを受けた降車ゲート42はA社イ
ントラネット32から既に送信されている降車客の精算
承認データの有無に基づいてOKまたはNGを判定す
る。そして、OKであれば、降車ゲート42を開口して
通行許容し、NGと判定されたとき、あるいはID管理
サーバからIDデータの通知がない場合は通行規制す
る。最後に、電車から降車して乗車利用が終了すると、
携帯端末18はインターネット11に対して電車利用の
アプリケーションモードを終了する。
【0038】図5は携帯端末システムを用いた乗車中の
構成図を示し、予め、携帯端末18は上位(A社イント
ラネット32)との間でIDデータおよび位置データを
相互に扱うアプリケーションをローディングしてデータ
設定されており、その後の携帯端末18は上位からのデ
ータ要求待機状態となる。
【0039】携帯端末18を携帯した旅客が電車51に
乗車した状態で、その後、目的駅52に近付くと、その
駅の近くに設置された駅務アンテナ53と通信接続さ
れ、この駅務アンテナ53を介して上位のA社イントラ
ネット32から携帯端末18の位置データの要求信号を
検知する。そして、この位置データの要求信号を検知す
ると、これに基づいて携帯端末18は旅客のIDデータ
と位置データとをA社イントラネット32に送信する。
【0040】これを受けてA社イントラネット32は乗
車中の旅客に対して、乗車経路の確認データと精算額と
を乗車中の旅客に回答して電車利用した精算手続きを遠
隔位置にて終了させることができる。この場合は、電車
内の人の動きが少ない乗車利用中に旅客の精算額をデー
タ処理できるため、効率よく精算を完結させることがで
きる。
【0041】図6は携帯端末システムを用いた乗車中の
他の実施形態の構成図を示し、この場合も図5で既述し
たように、予め、携帯端末18は上位との間でIDデー
タおよび位置データを相互に扱うアプリケーションをロ
ーディングしてデータ設定されており、その後の携帯端
末18は上位からのデータ要求待機状態となる。
【0042】この場合は、一度の輸送人数が多い場合の
通信利用に適したシステムであり、電車61にGPS機
能付きの専用の電車アンテナ62を搭載し、この搭載さ
れた電車アンテナ62を介して目的駅63に近付いたと
き、衛星19と通信してGPS機能に基づく位置データ
が得られるとともに、その駅の近くに設置された駅務ア
ンテナ64と通信接続し、この駅務アンテナ64を介し
て上位のA社イントラネット32から携帯端末18の位
置データの要求信号を検知する。そして、この位置デー
タの要求信号を検知すると、これに基づいて携帯端末1
8は旅客のIDデータと位置データとをA社イントラネ
ット32に送信して、電車内の乗車利用中に精算処理を
完結させることができる。
【0043】図7は携帯端末システムを用いた乗車中の
他の実施形態の構成図を示し、この場合も図5および図
6で既述したように、予め、携帯端末18は上位との間
でIDデータおよび位置データを相互に扱うアプリケー
ションをローディングしてデータ設定されており、その
後の携帯端末18は上位からのデータ要求待機状態とな
る。
【0044】この場合は、一度の輸送人数が多く、しか
も地下鉄など通信し難い地下を走行するような場合に適
したシステムであり、電車71が目的駅72に近付く
と、その駅の近くに設置された仲介アンテナ73と最初
に通信接続し、この仲介アンテナ73を介して正規の駅
務アンテナ74と接続し、さらにこの正規の駅務アンテ
ナ74を介して上位のA社イントラネット32と通信接
続し、上位のA社イントラネット32から携帯端末18
の位置データの要求信号を検知する。そして、この位置
データの要求信号を検知すると、これに基づいて携帯端
末18は旅客のIDデータと位置データとをA社イント
ラネット32に送信して電車内の乗車利用中に、精算額
のデータ処理を完結させることができる。また、正規の
駅務アンテナ74の位置は、GPS機能により衛星19
と通信して位置データが正確に検出される。
【0045】図8は携帯端末システムを複合電鉄路線8
1に適用した一実施形態を示し、この複合電鉄路線81
はA社電鉄路線82とB社電鉄路線83を結んで1本化
し、その一方のA社電鉄路線82側に第1駅82Aを有
し、他方のB社電鉄路線83側に第n駅83Bを有し、
両路線82,83の接続位置には連絡駅84を有して接
続している。この場合、各路線82,83のデータ管理
に際して、A社電鉄路線82側にはA社位置管理サーバ
85を備え、B社電鉄路線83側にはB社位置管理サー
バ86を備えている。
【0046】これらの位置管理サーバ85,86が携帯
端末18に付加されたID毎に識別してデータ収集し、
A社電鉄路線82からB社電鉄路線83へと継続乗車利
用するときは、A社イントラネット87からB社イント
ラネット88へとインターネット89を介してデータ送
信することにより、B社電鉄路線83のデータB社位置
管理サーバ86側で記憶してデータ管理される。
【0047】また、旅客の利用経路は旅客が携帯する携
帯端末18の位置データをGPS機能により無線で正確
に収集するものであり、この携帯端末18のIDデータ
から当該端末の利用経路とその端末自体を明瞭に識別し
てデータ収集する。
【0048】次に、このような複合電鉄路線81を旅客
が乗車利用したとき、先ず、旅客が複合電鉄路線81の
第1駅82Aに入場した時点から衛星19およびA社位
置管理サーバ85と通信して旅客が携帯する携帯端末1
8のGPS機能による地理的な位置データを取得する。
【0049】この場合、各位置管理サーバ85,86は
予め複合電鉄路線81の運賃体系を記憶しており、この
運賃体系に基づいて認識した旅客の乗車駅と降車駅の経
路に応じた運賃を求めるものであり、このA社位置管理
サーバ85より先ず第1駅82Aからの経路別データを
作成する。
【0050】この経路別データの作成に際しては、乗車
時に旅客が携帯端末18の乗車ボタンを押したとき、I
Dデータ別に特定される旅客の乗車開始に関する信号が
A社位置管理サーバ85に出力されて乗車開始が認識さ
れる。
【0051】その後の乗車利用中は、A社位置管理サー
バ85およびB社位置管理サーバ86と通信接続して旅
客が電車に乗って走行移動している現在位置に関する情
報を認識する。
【0052】このとき、旅客が連絡駅84を経由してA
社電鉄路線82からB社電鉄路線83に乗換えても、各
位置管理サーバ85,86が記憶した情報に基づいて旅
客が利用した経路データを正確に収集できるため、それ
までの利用経路を正確に認識できる。
【0053】第n駅83Bに到着した降車時に旅客が携
帯端末18の降車ボタンを押したとき、IDデータ別に
特定される旅客の降車に関する情報がB社位置管理サー
バ86に出力されて、第n駅83Bに降車したことが認
識される。
【0054】これらの位置管理データから旅客が乗車利
用した利用経路が求められ、またそのときの移動距離に
基づく正確な運賃が演算して求められる。
【0055】上述のように、携帯端末18を携帯する旅
客の利用経路から電車の利用有無および利用距離を求め
ることができるため旅客の利用距離に比例した実質的な
精算が成立し、それゆえ旅客の行動に一致した正確な運
賃を求めることができ、しかも携帯端末18を利用して
運賃の支払いを決済するように設定すれば、鉄道事業な
どにおいては不正乗車利用を完全に防止できる。また、
両社の電鉄路線82,83が連絡して複合構築された場
合でも、連絡形態の影響を受けずに旅客の利用経路を正
確に求めることができる。
【0056】この発明と、上述の実施の形態の構成との
対応において、この発明の携帯端末システムおよび利用
状況収集システムは、実施の形態の携帯端末システム1
7を構築するインターネット11,89と、各駅のイン
トラネット12A〜12D,A社イントラネット32,
87と、B社イントラネット88に対応し、以下同様
に、旅客輸送手段は、各電車51,61,71と、複合
電鉄路線81に対応し、利用開始場所は、第1駅82A
に対応し、利用終了場所は、第n駅83Bに対応し、経
路記憶手段および記憶手段は、運賃管理サーバ13と、
ID管理サーバ14と、位置管理サーバ15と、収入管
理サーバ16と、A社位置管理サーバ85と、B社位置
管理サーバ86とに対応し、GPSは、衛星19の通信
機能に対応し、センタは、各イントラネット12A〜1
2D,32,87,88に対応し、出力手段は、携帯端
末18の操作ボタンや操作キーに対応するも、この発明
は請求項に示される技術思想に基づいて応用することが
でき、上述の実施の形態の構成のみに限定されるもので
はない。
【0057】例えば、上述の実施の形態では電車を利用
した旅客を対象に説明したが、これに限らず、他の乗り
物が利用されても同様の作用効果が得られる。
【0058】
【発明の効果】この発明によれば、旅客は旅客輸送手段
のどのような経路を利用しても、経路記憶手段が記憶し
た情報により、その旅客が利用した経路データが得られ
るため、旅客が旅客輸送手段を利用中に、他に連絡され
た経路に乗換えても、旅客の地理的な位置をデータ収集
して、それまでの利用経路を正確に確定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 鉄道事業に適用した携帯端末システムの一例
を示す概略説明図。
【図2】 A駅イントラネットを構築する概略構成図。
【図3】 携帯端末システムを用いた乗車時の通信説明
図。
【図4】 携帯端末システムを用いた降車時の通信説明
図。
【図5】 携帯端末システムを用いた乗車中の通信説明
図。
【図6】 携帯端末システムを用いた乗車中の他の実施
の形態の通信説明図。
【図7】 携帯端末システムを用いた乗車中の他の実施
の形態の通信説明図。
【図8】 携帯端末システムを複合電鉄路線に適用した
一実施形態を示す概略構成図。
【符号の説明】
11,89…インターネット 12A〜12D,32,87,88…イントラネット 13,14,15,16,85,86…サーバ 17…携帯端末システム 18…携帯端末 19…衛星 51,61,71…電車 81…複合電鉄路線 82…A社電鉄路線 83…B社電鉄路線 84…連絡駅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/40 340 G06F 17/40 340A 17/60 112 17/60 112G 506 506 G08G 1/005 G08G 1/005 (72)発明者 池 公司郎 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 竹林 一 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 Fターム(参考) 2F029 AA07 AB07 AC02 AC20 3E027 CB01 CB06 CB08 5B049 BB31 CC21 CC36 CC40 DD01 EE01 EE23 FF03 FF04 GG03 GG06 GG07 5H161 AA01 CC20 DD21 JJ02 5H180 AA21 BB04 BB05 EE10 FF05 FF10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯端末が所在する地理的な位置を無線を
    使って特定する携帯端末システムであって、前記無線を
    使って旅客輸送手段の利用開始場所および利用終了場所
    を記憶するとともに、前記利用開始場所から利用終了場
    所までの利用経路をも記憶する経路記憶手段と、前記経
    路記憶手段に記憶されている利用開始場所、利用終了場
    所、利用経路の少なくとも一部を出力する出力手段を備
    えたことを特徴とする携帯端末システム。
  2. 【請求項2】GPS機能を有する携帯端末を用いて旅客
    輸送手段の利用状況を収集するシステムであって、前記
    旅客輸送手段の利用開始場所および利用終了場所をセン
    タに送信するとともに、送信された利用開始場所から利
    用終了場所までの利用経路を前記GPS機能を用いてセ
    ンタで記憶する記憶手段を備えた利用状況収集システ
    ム。
JP2000141148A 2000-05-15 2000-05-15 携帯端末システムおよび利用状況収集システム Pending JP2001325624A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005115557A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 移動手段判別装置および方法、ならびにod交通量算出装置および方法
CN112477924A (zh) * 2020-12-04 2021-03-12 新誉轨道交通科技有限公司 一种列车控制方法和系统

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