JP2001325603A - 動画作成装置および記録媒体 - Google Patents

動画作成装置および記録媒体

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JP2001325603A
JP2001325603A JP2000142678A JP2000142678A JP2001325603A JP 2001325603 A JP2001325603 A JP 2001325603A JP 2000142678 A JP2000142678 A JP 2000142678A JP 2000142678 A JP2000142678 A JP 2000142678A JP 2001325603 A JP2001325603 A JP 2001325603A
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JP
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animation
reading
stroke
frame
stroke data
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JP2000142678A
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English (en)
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Shigeaki Komatsu
慈明 小松
Yoshitsugu Tomomatsu
義継 友松
Takuya Nagai
拓也 永井
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の製造コストを低減することができる動
画作成装置を実現する。 【解決手段】 ペン11を使ってボード20の筆記面2
2にアニメーションの基本フレームとなるキャラクタを
描いて完了ボタン23を押す。これにより、基本フレー
ムのキャラクタが登録される。次にキャラクタの動く部
分の軌跡をイレーサ60によって消去し、動いた部分を
描き、完了ボタン23を押す。これにより、動く部分の
フレームが登録される。以降この作業を繰り返し、再生
ボタン24を押すと、登録された各フレームが順次モニ
タ12に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、手書きで筆記さ
れた描画を電気的に読取り、その読取ったデータに基づ
いてアニメーションなどの動画を作成する動画作成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記動画作成装置としては、手書
きで筆記した描画を電気的に読取り、その読取ったデー
タをビットマップデータに変換し、動画を構成するフレ
ームごとのビットマップファイルを作成し、それらを連
続的に再生するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のも
のは、動画を構成する各フレームがビットマップデータ
で作成されているため、データ量が非常に多いので、大
きな記憶容量の記憶媒体が必要である。しかも、動画を
再生するためには、高速でビットマップデータを表示す
るグラフィックアクセラレータを必要とする。つまり、
上記従来のものは、高性能の装置が必要であるため、装
置の製造コストがかかるという問題がある。
【0004】そこで、この発明は、装置の製造コストを
低減することができる動画作成装置を実現することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用および発明の効果】
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の
発明では、筆記面と、この筆記面に筆記された描画のス
トロークを読取る読取手段と、この読取手段により読取
られたストロークを示すストロークデータを動画を構成
するフレーム単位で記憶する記憶手段と、この記憶手段
に記憶された前記ストロークデータを前記フレーム単位
で読出して出力する出力手段とを備えたという技術的手
段を用いる。
【0006】読取手段は、筆記面に筆記された描画のス
トロークを読取り、記憶手段は、読取手段により読取ら
れたストロークを示すストロークデータを動画を構成す
るフレーム単位で記憶する。そして、出力手段は、記憶
手段に記憶されたストロークデータをフレーム単位で読
出して出力する。つまり、筆記面に筆記された描画をビ
ットマップデータ化するのではなく、ストロークデータ
化して記憶するため、ビットマップデータを記憶する場
合よりも、記憶手段の記憶容量を小さくすることができ
る。しかも、記憶されているフレームを読出して動画を
再生する場合でも、データ量が少ないため、高速のグラ
フィックアクセラレータを設ける必要がない。したがっ
て、装置の製造コストを低減することができる。このた
め、子供用の動画作成装置を実現することが可能であ
る。
【0007】特に、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の動画作成装置において、前記筆記面に筆記さ
れた描画の少なくとも一部を筆記面上から消去する消去
手段を備えており、前記記憶手段は、前記消去手段によ
り消去されていない部分のストロークデータと、前記消
去手段により消去された部分の後に筆記された部分のス
トロークデータとを区別して記憶し、前記出力手段は、
前記消去されていない部分のストロークデータと、前記
消去された部分の後に筆記された部分のストロークデー
タとを出力するという技術的手段を用いる。
【0008】つまり、描画の消去されていないストロー
クデータと、消去後に筆記された部分のストロークデー
タとを区別して記憶し、それらの記憶されたストローク
データを出力する。したがって、描画のうち、動きのな
い部分を残して動きのある部分のみを消去し、その消去
した部分に次の動きを描画するようにすれば、動きのな
い部分を各フレームごとに記憶しなくても良いため、動
きのない部分をも各フレームごとに記憶する場合よりも
記憶手段の記憶容量をより一層小さくすることができ
る。しかも、記憶されているフレームを読出して動画を
再生する場合でも、データ量が一段と少ないため、高性
能のCPUを必要としない。
【0009】請求項3に記載の発明では、筆記面と、こ
の筆記面に筆記された描画のストロークを読取る読取手
段と、この読取手段により読取られたストロークを示す
ストロークデータを動画を構成するフレーム単位で記憶
する記憶手段と、この記憶手段に記憶された前記ストロ
ークデータを前記フレーム単位で読出して出力する出力
手段とを備えた動画作成装置を機能させるためのコンピ
ュータプログラムが記録された記録媒体であって、前記
読取手段が前記読取を実行するための読取処理と、前記
記憶手段が前記記憶を実行するための記憶処理と、前記
出力手段が前記出力を実行するための出力処理を含むコ
ンピュータプログラムが記録された記録媒体という技術
的手段を用いる。
【0010】つまり、請求項1または請求項2に係る動
画作成装置は、たとえば、後述する発明の実施の形態に
記載するように、装置に内蔵されたCPUによって機能
するため、上記記録媒体としてのROMなどを装置に設
け、あるいは、上記記録媒体としてのCD−ROMに格
納されているコンピュータプログラムを装置に内蔵され
たHDD(Hard Disk Drive)などにインストールするこ
とにより、CPUが上記コンピュータプログラムを実行
可能となり、この発明の目的を達成できる動画作成装置
を実現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る動画作成装
置および記録媒体の実施形態について図を参照して説明
する。なお、以下の各実施形態では、この発明に係る動
画作成装置として、子供用のアニメーション作成装置を
例に挙げて説明する。 [主要構成]最初に、この実施形態に係るアニメーショ
ン作成装置の主要構成について、それを示す図1を参照
して説明する。アニメーション作成装置10は、アニメ
ーションを描くためのペン11と、このペン11により
アニメーションを描くためのボード20と、このボード
20に描かれた軌跡を消去するイレーサ60と、このボ
ード20に描かれたアニメーションを表示するモニタ1
2とを備える。なお、ペン11には、インクを収容した
着脱可能なインクカートリッジが内蔵されており、その
インクカートリッジに収容されたインクが染み出るペン
先を備える。ボード20は、板状のボード本体21と、
このボード本体21の上面に設けられた筆記面22と、
このボード20の電源を投入または遮断するための電源
ボタン40と、電源のONを点灯して示すLED40a
と、1フレーム分のアニメーションを描き終わったとき
に、その1フレーム分のアニメーションを確定するため
の完了ボタン23と、この完了ボタン23が押されたこ
とを点灯して示すLED23aと、アニメーション作成
モードを終了するときに押す終了ボタン26と、作成し
たアニメーションを再生するために押す再生ボタン24
と、この再生ボタンが押されたことを点灯して示すLE
D24aと、再生を停止するために押す停止ボタン25
とを備える。また、ボード20にて作成されたアニメー
ションは、映像ケーブル13によりモニタ12に出力さ
れ、モニタ12の画面に表示される。また、ボード20
から出力されたBGMは、音声ケーブル14によりモニ
タ12に出力され、スピーカ70により再生される。
【0012】[電気的構成]次に、アニメーション作成
装置10の電気的構成について図2を参照して説明す
る。図2は、ボード20の主な電気的構成をブロックで
示す説明図である。ペン11の電気的構成の図示を省略
するが、ペン11は、インクの色やペン先の太さなどの
ペンの属性ごとに異なる変調周波数が設定されたCR発
振回路と、このCR発振回路から発振された信号を搬送
する搬送波を発振するLC発振回路と、このLC発振回
路の発振周波数をCR発振回路の変調周波数によってF
SK(Frequency Shift Keying)変調するFSK回路と、
上記LC発振回路のインダクタンスを構成するコイル
と、上記各回路へ電源を供給するための電池などを備え
る。また、図示しないがイレーサ60もペン11とほぼ
同様の電気的構成を有しており、ペン11とは異なる変
調周波数が設定されている。
【0013】ボード20の筆記面22の下部には、ペン
11の筆記面22上のX座標を検出するための複数のル
ープ状コイル(以下、Xループと称する)が縦方向に所
定のピッチで重ねて配置されており、Y座標を検出する
ためのループ状コイル(以下、Yループと称する)が横
方向に所定のピッチで重ねて配置されている。各Xルー
プは、Xループを順に切替えるXループ切替回路27と
接続されており、各Yループは、Yループを順に切替え
るYループ切替回路28と接続されている。また、ボー
ド20は、CPU36、ROM38およびRAM39を
備える。CPU36は、ペン11の位置座標の演算、ペ
ン11の属性の検出、ストロークデータの作成、イレー
サ60の払拭軌跡に対応する消去データの作成、アニメ
ーションの再生などの各種処理を実行する。
【0014】ROM38には、その主な記憶内容を説明
する図3(A)に示すように、アニメーションを作成す
るためのアニメーション作成プログラム38aと、この
アニメーション作成プログラム38aに基づいて作成さ
れたアニメーションを再生するためのアニメーション再
生プログラム38bと、アニメーションの再生時にアニ
メーションの背景に表示する背景画データ38cと、ア
ニメーションの再生時に流すBGMデータ38dとが記
憶されている。また、RAM39は、その主な記憶内容
を説明する図3(B)に示すように、ペン11のXY座
標39a、ストロークデータ39b、あるフレーム間で
共通の基本となるストローク(動きのない部分の描画を
示すストローク)を示す基本フレーム39c、フレーム
(動きのある部分の描画を示すストローク)を示すフレ
ーム39dなどを記憶する。ストロークデータは、その
構成を説明する図3(C)に示すように、RAM39に
記憶した時刻を示す時刻データt、インクの色を示す色
データc、描画された線の幅(ペン先の太さ)を示す線
幅データwおよび位置座標(x,y)から構成される。
また、ストロークデータは、その記憶状態を説明する図
3(D)に示すように、使用者が完了ボタン23(図
1)を押すまで時系列に記憶されて行く。なお、イレー
サ60により消去されたストロークについては、モニタ
12の背景に表示される色と同じ色のストロークデータ
が上書きされ、消去されたストロークデータであること
を識別する属性(色・線幅)が付される。
【0015】[アニメーションの作成から再生]次に、
アニメーションの作成から再生までの流れについて図4
ないし図7を参照して説明する。図4は、CPU36が
実行する主な処理の流れを示すフローチャートである。
図5は、CPU36が図4のS10において実行するア
ニメーション作成処理の流れを示すフローチャートであ
り、図6は、CPU36が図4のS50において実行す
るアニメーション再生処理の流れを示すフローチャート
である。図7(A)は、アニメーションの基本フレーム
を示す説明図であり、図7(B)は、フレームを説明す
る図であり、図7(C)は、再生したアニメーションの
動きの一部を示す説明図である。なお、ここでは、図7
に示すように、キャラクタ50が腕51を上げる動作を
行うアニメーションを作成する場合を例に挙げて説明す
る。
【0016】(CPU36が実行する主な処理の流れ)
CPU36は、電源ボタン40が押され、電源投入時で
あると判定すると(図4のステップ(以下、Sと略す)
1:Yes)、RAM39をクリアするなどの初期設定
を行い(S2)、次にCPU36は、電源投入時ではな
いと判定し(S1:No)、アニメーションを作成する
ためのアニメーション作成処理(S10)、または、S
10において作成したアニメーションを再生するための
アニメーション再生処理(S50)を実行する。
【0017】(CPU36が実行するアニメーション作
成処理)次に、CPU36が実行するアニメーション作
成処理の流れについて、図2を参照しながら図5に基づ
いて説明する。CPU36は、XループX1〜Xmを順
に選択するループ選択信号を入出力回路(I/O)33
(図2)を介してXループ切替え回路27に出力するこ
とにより、XループX1〜Xmのスキャンを行う(S1
2)。続いてペン11のコイルから発生した交番磁界
と、いずれかのXループとの磁気結合によって発生した
信号は、増幅器29によって増幅され、その増幅信号
は、バンドパスフィルタ(BPF)30によって不要な
帯域が濾波され、振幅検波回路31によって振幅検波さ
れる。続いてその振幅検波された信号は、A/D変換回
路32によって振幅、つまり電圧値に対応したデジタル
信号に変換され、入出力回路33を介してCPU36に
入力される。
【0018】続いてCPU36は、ペン11を検出した
と判定し(S14:Yes)、XループX1〜Xmをス
キャンして入力されたデジタル信号によって示される電
圧値ex1〜exmをXループのループ番号と対応付け
てRAM39の電圧値記憶エリアに順次記憶して行く
(S16)。続いてCPU36は、Xループの場合と同
様にYループY1〜Ynのスキャンを行い(S18)、
YループY1〜Ynをスキャンして入力されたデジタル
信号によって示される電圧値ey1〜eynをYループ
のループ番号と対応付けてRAM39の電圧値記憶エリ
アに順次記憶して行く(S20)。続いてCPU36
は、電圧値記憶エリアに記憶された各電圧値に基づいて
以下の手順によってペン11のX座標を演算する(S2
2)。まず、電圧値記憶エリアに記憶されている電圧値
ex1〜exmの中で最大の電圧値exmaxを選択
し、その電圧値exmaxを発生したXループのループ
番号(以下、maxと称する)をRAM39に記憶す
る。続いてCPU36はexmaxの両隣の電圧値ex
max±1のうち大きい方を決定し、その決定した電圧
値を発生したXループのループ番号(以下、max2と
称する)をRAM39に記憶する。
【0019】続いてCPU36は、RAM39に記憶さ
れたループ番号maxおよびmax2を比較して、ルー
プ番号max2はループ番号maxからX軸の+方向ま
たは−方向のどちらに存在しているかを判定する。そし
て、max2≧maxである場合は、変数SIDEを1
に設定し、max2<maxである場合は、変数SID
Eを−1に設定する。続いてCPU36は、
【0020】 DIFF=e(max)−e(max2)・・・(1)
【0021】を演算し、その演算されたDIFFに最も
近い位置座標をROM38に記憶されている位置座標テ
ーブルから読出し、それをOFFSETとする。続いて
CPU36は、
【0022】 X1=(P1/2)×max+OFFSET×SIDE・・・(2)
【0023】を演算し、X座標X1を求める(S2
2)。ここで、(P1/2)×maxは、ループ番号m
axの中心のX座標を示す(P1はループの短辺部分の
幅である)。そしてCPU36は、X座標X1の場合と
同じ処理手順により、Y座標Y1を演算する(S2
4)。また、バンドパスフィルタ(BPF)30(図
2)から出力された信号は、リミッタ回路34によって
方形波に変換され、FSK復調回路35に出力される。
続いてFSK復調回路35は、リミッタ出力信号の立上
がりを検出すると、システムクロックを用いてリミッタ
出力信号の周期のカウントを開始し、リミッタ出力信号
の次の立上がりを検出すると、上記カウント値を入出力
回路(I/O)33を介してCPU36へ出力する。続
いてCPU36は、入力したカウント値に基づいてペン
属性を判定する(S26)。たとえば、インクの色は黒
であり、線幅は狭い(ペン先は細い)などと判定する。
【0024】続いてCPU36は、S22において演算
したX座標およびS24において演算したY座標をS2
6において検出したペン属性に基づいてモニタ12に表
示する(S28)。たとえば、上記例のペン属性である
場合は、黒色狭い線幅でXY座標が表示される。CPU
36は、次のS30においてペンアップを検出するまで
S12〜S30を繰り返し実行し、ペンアップを検出す
ると(S30:Yes)、それまでにS12〜S30を
繰り返し実行して得られたXY座標およびペン属性から
なるストロークデータ39bを作成し、その作成したス
トロークデータをRAM39に記憶する(S32)。C
PU36は、次のS34において完了ボタン23が押さ
れたことを検出するまでS12〜S34を繰り返し実行
してストロークデータ39bの作成および記憶を行う。
そしてCPU36は、完了ボタン23が押されたことを
検出すると(S34:Yes)、完了ボタン23が押さ
れたときまでにRAM39に記憶されたストロークデー
タ群を基本フレーム39cとしてRAM39に登録する
(S36)。これにより、図7(A)に示すように、キ
ャラクタ50の基本フレームが完成する。次に、使用者
は、図7(A)に示すキャラクタ50の腕51をイレー
サ60によって消去し、図7(B)に示すように、上が
った状態の腕52を描く。この場合も、CPU36は上
述した処理S12〜S36を実行し、それらの処理によ
って得られたストロークデータ群を腕52を示すフレー
ム39dとしてRAM39に登録する(S36)。この
とき、イレーサ60による消去ストロークも1つのスト
ロークとしてRAM39に記憶する。さらにCPU36
は、終了ボタン26が押下されることにより、アニメー
ション作成モードが終了したか否かを判定し(S3
8)、終了ボタン26が押下されていない場合はS12
へ戻り(S38:No)、次のフレーム作成に備える。
【0025】(CPU36が実行するアニメーション再
生処理)次に、CPU36が実行するアニメーション再
生処理の流れについて図6を参照して説明する。CPU
36は、再生ボタン24(図1)が押されたことを検出
すると(S52:Yes)、ROM38から背景画デー
タ38cを読出してモニタ12に表示し(S54)、R
OM38からBGMデータ38dを読出してBGMを再
生し(S56)、RAM39に記憶されているフレーム
をモニタ12に表示する間隔の時間tの計測を開始する
(S58)。続いてCPU36は、計測時間tが予め設
定されている時間t1に達したと判定すると(S60:
Yes)、RAM39にフレームが登録されている場合
は(S62:Yes)、時間的に最初に登録されている
基本フレーム39cをRAM39から読出し(S6
4)、モニタ12に表示し(S66)、計測した時間t
をリセットする(S68)。続いてCPU36は、停止
ボタン25が押されたことを検出すると(S70:Ye
s)、アニメーションの再生を停止する(S72)。こ
のようにしてCPU36は、時間t1ごとにRAM39
からフレームを時系列で読出して、モニタ12に表示し
て行く。本例の場合は、図7(A)に示す基本フレーム
および図7(B)に示すフレームのみであるから、モニ
タ12には、図7(B)に示すように、キャラクタ50
が腕を下げた状態から腕を上げた状態に動作する2フレ
ーム(2コマ)のアニメーションが表示される。
【0026】[実施形態の効果]以上のように、この実
施形態のアニメーション作成装置10を使用すれば、筆
記面22に筆記された描画をビットマップデータ化する
のではなく、ストロークデータ化して記憶するため、ビ
ットマップデータを記憶する場合よりも、RAM39の
記憶容量を小さくすることができる。しかも、RAM3
9に記憶されているフレーム39c,39dを読出して
アニメーションを再生する場合でも、ビットマップデー
タで構成されたフレームよりもデータ量が少ないため、
高速のグラフィックアクセラレータを設ける必要がな
い。特に、消去されていないストロークで構成される基
本フレーム39cと、消去後に筆記された部分のストロ
ークで構成されるフレームとを区別して記憶し、それら
の記憶されたフレームを読出してモニタ12に表示する
ため、消去されていないストロークを各フレームに残し
て記憶する場合よりもRAM39の記憶容量をより一層
小さくすることができる。しかも、記憶されているフレ
ームを読出してアニメーションを再生する場合でも、デ
ータ量が一段と少ないため、CPU36にはそれほど高
い処理能力が要求されない。したがって、従来よりも装
置の製造コストを低減することができる。このため、子
供用の動画作成装置を実現することが可能である。
【0027】[他の実施形態]上記実施形態では、ボー
ド20とモニタ12とを別体で構成したが、ボード20
とモニタ12とを一体化することもできる。また、上記
実施形態では、基本フレームから各フレームまでを総て
使用者が描く場合を説明したが、基本フレーム(たとえ
ば使う頻度の高いキャラクタ)や特定のフレーム(たと
えばよく使う動き)などを予めROM38に記憶してお
き、その記憶されているフレーム以外のフレームを使用
者が描くように構成することもできる。さらに、ストロ
ーク単位で消去する機能を備えることもできる。たとえ
ば、ボード20に消去ボタンを設け、その消去ボタンを
押すごとに、最新のストロークから順に古いストローク
を消去するように構成することができる。この場合、消
去ボタンに代えて、左右または上下にスライド可能な消
去レバーを設け、レバーをスライドさせる方向によって
ストロークの新旧を選択し、そのスライド量に応じて消
去すべきストローク数が増減するように構成することが
できる。またさらに、作成したアニメーションをフラッ
シュROMなどに記憶したり、あるいはFD、MO、D
VD−RAMなどの記録媒体にダウンロードするように
構成することもできる。
【0028】[各請求項と実施形態との対応関係]とこ
ろで、アニメーション作成装置10がこの発明に係る動
画作成装置に対応し、RAM39が請求項1に係る記憶
手段に対応し、イレーサ60が請求項2に係る消去手段
に対応する。また、ROM38が請求項3に係る記録媒
体に対応する。そしてCPU36が実行する図5のS1
2〜S30が請求項1に係る読取手段または請求項3に
係る読取処理として機能し、図5のS32〜S36が請
求項1に係る記憶手段または請求項3に係る記憶処理と
して機能し、図6のS52〜S70が請求項1に係る出
力手段または請求項3に係る出力処理として機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るアニメーション作成
装置の主要構成を示す説明図である。
【図2】ボード20の主な電気的構成をブロックで示す
説明図である。
【図3】図3(A)はROM38の主な記憶内容を示す
説明図であり、図3(B)はRAM39の主な記憶内容
を示す説明図であり、図3(C)はストロークデータの
構成を説明する図であり、図3(D)はストロークデー
タの記憶状態を説明する図である。
【図4】CPU36が実行する主な処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図5】CPU36が図4のS10において実行するア
ニメーション作成処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図6】CPU36が図4のS50において実行するア
ニメーション再生処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図7】図7(A)は、アニメーションの基本フレーム
を示す説明図であり、図7(B)は、フレームを説明す
る図であり、図7(C)は、再生したアニメーションの
動きの一部を示す説明図である。
【符号の説明】
10 アニメーション作成装置(動画作成装置) 11 ペン 12 モニタ 20 ボード 22 筆記面 36 CPU 60 イレーサ(消去手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 拓也 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 5B050 BA08 BA18 EA24 5B068 BB14 BC03 BD02 BD07 BD17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記面と、 この筆記面に筆記された描画のストロークを読取る読取
    手段と、 この読取手段により読取られたストロークを示すストロ
    ークデータを動画を構成するフレーム単位で記憶する記
    憶手段と、 この記憶手段に記憶された前記ストロークデータを前記
    フレーム単位で読出して出力する出力手段と、 を備えたことを特徴とする動画作成装置。
  2. 【請求項2】 前記筆記面に筆記された描画の少なくと
    も一部を筆記面上から消去する消去手段を備えており、 前記記憶手段は、前記消去手段により消去されていない
    部分のストロークデータと、前記消去手段により消去さ
    れた部分の後に筆記された部分のストロークデータとを
    区別して記憶し、 前記出力手段は、前記消去されていない部分のストロー
    クデータと、前記消去された部分の後に筆記された部分
    のストロークデータとを出力することを特徴とする請求
    項1に記載の動画作成装置。
  3. 【請求項3】 筆記面と、この筆記面に筆記された描画
    のストロークを読取る読取手段と、この読取手段により
    読取られたストロークを示すストロークデータを動画を
    構成するフレーム単位で記憶する記憶手段と、この記憶
    手段に記憶された前記ストロークデータを前記フレーム
    単位で読出して出力する出力手段とを備えた動画作成装
    置を機能させるためのコンピュータプログラムが記録さ
    れた記録媒体であって、 前記読取手段が前記読取を実行するための読取処理と、
    前記記憶手段が前記記憶を実行するための記憶処理と、
    前記出力手段が前記出力を実行するための出力処理を含
    むコンピュータプログラムが記録されたことを特徴とす
    る記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011240920A (ja) * 2010-04-20 2011-12-01 Denso Corp 車載光学センサカバー及び車載光学センサ装置

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