JP2001325074A - ディスクアレイシステム - Google Patents
ディスクアレイシステムInfo
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- JP2001325074A JP2001325074A JP2000148598A JP2000148598A JP2001325074A JP 2001325074 A JP2001325074 A JP 2001325074A JP 2000148598 A JP2000148598 A JP 2000148598A JP 2000148598 A JP2000148598 A JP 2000148598A JP 2001325074 A JP2001325074 A JP 2001325074A
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- Japan
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- disk
- disk array
- bus
- controller
- array controller
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- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
- Bus Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】シングルイニシエータのみを許容するインター
フェースをディスクインターフェースに用いて、低価格
なデュアルコントローラ構成ディスクアレイシステムを
構築する。 【解決手段】ディスクインターフェースのバス上に、バ
ス分離接続手段を設けることにより、バスの分離・接続
を切り替え可能とする。通常運用時は、バスを二つに分
け、各々のディスクアレイコントローラからディスク装
置を制御する。片方のディスクアレイコントローラに障
害が生じた場合、バスの構成を切替え、もう一方のディ
スクアレイコントローラから全ディスク装置を制御可能
とする。
フェースをディスクインターフェースに用いて、低価格
なデュアルコントローラ構成ディスクアレイシステムを
構築する。 【解決手段】ディスクインターフェースのバス上に、バ
ス分離接続手段を設けることにより、バスの分離・接続
を切り替え可能とする。通常運用時は、バスを二つに分
け、各々のディスクアレイコントローラからディスク装
置を制御する。片方のディスクアレイコントローラに障
害が生じた場合、バスの構成を切替え、もう一方のディ
スクアレイコントローラから全ディスク装置を制御可能
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてコンピュ
ータシステムの記憶システムとして用いられているディ
スクアレイシステムの制御方式に関し、特にディスクア
レイコントローラを二重化したディスクアレイシステム
における、ディスクインターフェースの制御方法及び装
置に関する。
ータシステムの記憶システムとして用いられているディ
スクアレイシステムの制御方式に関し、特にディスクア
レイコントローラを二重化したディスクアレイシステム
における、ディスクインターフェースの制御方法及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクアレイシステムは、RAID
(Redundant Arrays of InexpensiveDisks)とも呼ば
れ、複数のディスク装置をアレイ状に配置した構成をと
り、ホストからのリード要求(データの読み出し要求)
およびライト要求(データの書き込み要求)をディスク
の並列動作によって高速に処理するとともに、データに
冗長データを付加することによって信頼性を向上させた
記憶装置である。ディスクアレイシステムは、冗長デー
タの種類と構成により5つのレベルに分類されている
(論文:"A Case for Redundant Arrays of Inexpensiv
e Disks(RAID)", DavidA.Patterson, Garsh Gibson, an
d Randy H.Katz, Computer Science Division Departme
nt of Electrical Engineering and Computer Science
s, University ofCalifornia Berkeley)。
(Redundant Arrays of InexpensiveDisks)とも呼ば
れ、複数のディスク装置をアレイ状に配置した構成をと
り、ホストからのリード要求(データの読み出し要求)
およびライト要求(データの書き込み要求)をディスク
の並列動作によって高速に処理するとともに、データに
冗長データを付加することによって信頼性を向上させた
記憶装置である。ディスクアレイシステムは、冗長デー
タの種類と構成により5つのレベルに分類されている
(論文:"A Case for Redundant Arrays of Inexpensiv
e Disks(RAID)", DavidA.Patterson, Garsh Gibson, an
d Randy H.Katz, Computer Science Division Departme
nt of Electrical Engineering and Computer Science
s, University ofCalifornia Berkeley)。
【0003】上記のようなディスクアレイを実現するた
めには、ホストからのリード/ライト要求を各ディスク
へのリード/ライト要求に変換し、ライト時にはデータ
を各ディスクへ分散し、リード時には各ディスクからデ
ータを集合するデータ分散・集合制御を行う必要があ
る。このような制御をディスクアレイ制御と呼ぶことと
する。
めには、ホストからのリード/ライト要求を各ディスク
へのリード/ライト要求に変換し、ライト時にはデータ
を各ディスクへ分散し、リード時には各ディスクからデ
ータを集合するデータ分散・集合制御を行う必要があ
る。このような制御をディスクアレイ制御と呼ぶことと
する。
【0004】ディスクアレイシステムの中には、上記デ
ィスクアレイ制御を実現するディスクアレイコントロー
ラを二重化することにより信頼性を向上した、デュアル
コントローラ構成としているものがある。デュアルコン
トローラ構成のディスクアレイシステムの従来例を図8
に示す。
ィスクアレイ制御を実現するディスクアレイコントロー
ラを二重化することにより信頼性を向上した、デュアル
コントローラ構成としているものがある。デュアルコン
トローラ構成のディスクアレイシステムの従来例を図8
に示す。
【0005】図8において、ホスト装置100は、ディ
スクアレイ300に対してリード/ライト要求を出し、
データの入出力を行うホストであり、データ転送は、ホ
ストインターフェース200を介して行う。ディスクア
レイ300は、ディスクアレイコントローラ400とデ
ィスクアレイコントローラ500とを有する。また、デ
ィスクアレイ300は、複数のディスク装置601、6
02、611、612、621、622、631、63
2、641、642をアレイ状に配置したディスク装置
群600を有する。
スクアレイ300に対してリード/ライト要求を出し、
データの入出力を行うホストであり、データ転送は、ホ
ストインターフェース200を介して行う。ディスクア
レイ300は、ディスクアレイコントローラ400とデ
ィスクアレイコントローラ500とを有する。また、デ
ィスクアレイ300は、複数のディスク装置601、6
02、611、612、621、622、631、63
2、641、642をアレイ状に配置したディスク装置
群600を有する。
【0006】ディスクアレイコントローラ400および
500は、ホストインターフェース200を介してホス
ト装置100と接続する。
500は、ホストインターフェース200を介してホス
ト装置100と接続する。
【0007】ディスクアレイコントローラ500は、デ
ィスクアレイコントローラ400と同様の構成であるの
で、ディスクアレイコントローラ400についてのみ説
明する。
ィスクアレイコントローラ400と同様の構成であるの
で、ディスクアレイコントローラ400についてのみ説
明する。
【0008】ディスクアレイコントローラ400におい
て、410はディスクアレイコントローラ全体の制御を
行うメイン制御部、420は、前述のディスクアレイ制
御を行うディスクアレイ制御手段、430はホストとの
入出力を制御するホスト入出力手段、440はディスク
アレイコントローラ400とディスクアレイコントロー
ラ500の間で通信を行うコントローラ間通信手段、4
50〜454はディスク装置群600への入出力を制御
し、かつ、データ転送要求を行うイニシエータ機能を持
ったディスク入出力手段である。
て、410はディスクアレイコントローラ全体の制御を
行うメイン制御部、420は、前述のディスクアレイ制
御を行うディスクアレイ制御手段、430はホストとの
入出力を制御するホスト入出力手段、440はディスク
アレイコントローラ400とディスクアレイコントロー
ラ500の間で通信を行うコントローラ間通信手段、4
50〜454はディスク装置群600への入出力を制御
し、かつ、データ転送要求を行うイニシエータ機能を持
ったディスク入出力手段である。
【0009】メイン制御部410と、ディスクアレイ制
御手段420と、ホスト入出力手段430と、コントロ
ーラ間通信手段440と、ディスク入出力手段450〜
454とを内部バス460によって接続する。ホスト入
出力手段430は、ホストインターフェース200と接
続する。コントローラ間通信手段440は、コントロー
ラ間通信線800と接続する。ディスク入出力手段45
0〜454は、各ディスクインターフェース700〜7
04と接続する。
御手段420と、ホスト入出力手段430と、コントロ
ーラ間通信手段440と、ディスク入出力手段450〜
454とを内部バス460によって接続する。ホスト入
出力手段430は、ホストインターフェース200と接
続する。コントローラ間通信手段440は、コントロー
ラ間通信線800と接続する。ディスク入出力手段45
0〜454は、各ディスクインターフェース700〜7
04と接続する。
【0010】コントローラ間通信線800は、ディスク
アレイコントローラ400と500の間を結び、ディス
クアレイコントローラ間の通信に使用する信号線であ
る。
アレイコントローラ400と500の間を結び、ディス
クアレイコントローラ間の通信に使用する信号線であ
る。
【0011】ディスクインターフェース700〜704
はそれぞれ、ディスク入出力手段とディスク装置を結
び、制御信号及び転送データが流れる信号線、もしくは
信号線の集合である。以下、この信号線、もしくは信号
線の集合のことをバスと称する。
はそれぞれ、ディスク入出力手段とディスク装置を結
び、制御信号及び転送データが流れる信号線、もしくは
信号線の集合である。以下、この信号線、もしくは信号
線の集合のことをバスと称する。
【0012】ディスクインターフェース700〜704
それぞれは、複数のイニシエータであるディスク入出力
手段を接続できるインターフェースとする。以下、複数
のイニシエータを接続できる機能をマルチイニシエータ
機能と称する。マルチイニシエータ機能を持つインター
フェースの例として、SCSI(Small Computer Syste
m Interface)、Fibre Channel等が挙げられる。ディス
クインターフェース700〜704には、それぞれディ
スク装置601、602、611、612、621,6
22、631、632、641、642を接続する。
それぞれは、複数のイニシエータであるディスク入出力
手段を接続できるインターフェースとする。以下、複数
のイニシエータを接続できる機能をマルチイニシエータ
機能と称する。マルチイニシエータ機能を持つインター
フェースの例として、SCSI(Small Computer Syste
m Interface)、Fibre Channel等が挙げられる。ディス
クインターフェース700〜704には、それぞれディ
スク装置601、602、611、612、621,6
22、631、632、641、642を接続する。
【0013】例えば、ディスクインターフェース700
には、ディスク入出力手段450、ディスク装置60
1、ディスク装置602、ディスク入出力手段550を
接続する。通常、ディスク装置601は、ディスク入出
力手段450によって制御し、ディスク入出力手段45
0−ディスク装置601間でデータの入出力を行う。同
様にディスク装置602は、ディスク入出力手段550
によって制御し、ディスク入出力手段550−ディスク
装置602間でデータの入出力を行う。
には、ディスク入出力手段450、ディスク装置60
1、ディスク装置602、ディスク入出力手段550を
接続する。通常、ディスク装置601は、ディスク入出
力手段450によって制御し、ディスク入出力手段45
0−ディスク装置601間でデータの入出力を行う。同
様にディスク装置602は、ディスク入出力手段550
によって制御し、ディスク入出力手段550−ディスク
装置602間でデータの入出力を行う。
【0014】ディスクインターフェース701〜704
についても同様であり、ディスクアレイコントローラ4
00からは、ディスク装置601、611、621、6
31、641を制御し、ディスクアレイコントローラ5
00からは、ディスク装置602、612、622、6
32、642を制御する。たとえば、各ディスクアレイ
コントローラが制御するディスク装置を組にして、アレ
イ構成にしてもよい。ディスクアレイコントローラ40
0と500は、ディスクインターフェース700〜70
4を共有しているが、使用するインターフェースがマル
チイニシエータ機能をサポートしているため、このよう
な共有が可能である。
についても同様であり、ディスクアレイコントローラ4
00からは、ディスク装置601、611、621、6
31、641を制御し、ディスクアレイコントローラ5
00からは、ディスク装置602、612、622、6
32、642を制御する。たとえば、各ディスクアレイ
コントローラが制御するディスク装置を組にして、アレ
イ構成にしてもよい。ディスクアレイコントローラ40
0と500は、ディスクインターフェース700〜70
4を共有しているが、使用するインターフェースがマル
チイニシエータ機能をサポートしているため、このよう
な共有が可能である。
【0015】次に、従来例の動作について説明する。
【0016】片方のディスクアレイコントローラ、例え
ばディスクアレイコントローラ500に障害が発生する
と、今までディスクアレイコントローラ500により制
御されていたディスク装置602、612、622、6
32、642に対するアクセスができなくなってしま
う。この場合、正常動作しているディスクアレイコント
ローラ400が、ディスク装置602、612、62
2、632、642も制御することにより、アクセスを
可能とする。その具体的方法を説明する。
ばディスクアレイコントローラ500に障害が発生する
と、今までディスクアレイコントローラ500により制
御されていたディスク装置602、612、622、6
32、642に対するアクセスができなくなってしま
う。この場合、正常動作しているディスクアレイコント
ローラ400が、ディスク装置602、612、62
2、632、642も制御することにより、アクセスを
可能とする。その具体的方法を説明する。
【0017】コントローラ間通信手段440と540
は、定期的に通信を行い、お互いの動作状況をチェック
している。ディスクアレイコントローラ500に障害が
発生すると、コントローラ間通信手段440を通じてデ
ィスクアレイコントローラ400は、その障害を知る。
ディスクアレイコントローラ500の障害を認識する
と、ディスクインターフェース700上では、今までデ
ィスク入出力手段550に制御されていたディスク装置
602を、同一バス上のディスク入出力手段450にて
制御するように切り替える。ディスクインターフェース
701〜704上でも同様の切り替え処理をし、ディス
クアレイコントローラ400から、ディスク装置60
2、612、622、632、642へのアクセスを可
能にする。これらの通信、切り替え処理は、メイン制御
部410によって処理する。ホスト装置100は、今ま
でホスト入出力手段530を介して行っていたデータ入
出力を、ホスト入出力手段430を介して行うように切
り替える。これは、例えば、ディスクアレイコントロー
ラ400からホスト装置100に対して、ディスクアレ
イコントローラ400がディスクアレイコントローラ5
00が制御していたディスク装置を引き継ぐことを通知
することにより、容易に実現可能である。
は、定期的に通信を行い、お互いの動作状況をチェック
している。ディスクアレイコントローラ500に障害が
発生すると、コントローラ間通信手段440を通じてデ
ィスクアレイコントローラ400は、その障害を知る。
ディスクアレイコントローラ500の障害を認識する
と、ディスクインターフェース700上では、今までデ
ィスク入出力手段550に制御されていたディスク装置
602を、同一バス上のディスク入出力手段450にて
制御するように切り替える。ディスクインターフェース
701〜704上でも同様の切り替え処理をし、ディス
クアレイコントローラ400から、ディスク装置60
2、612、622、632、642へのアクセスを可
能にする。これらの通信、切り替え処理は、メイン制御
部410によって処理する。ホスト装置100は、今ま
でホスト入出力手段530を介して行っていたデータ入
出力を、ホスト入出力手段430を介して行うように切
り替える。これは、例えば、ディスクアレイコントロー
ラ400からホスト装置100に対して、ディスクアレ
イコントローラ400がディスクアレイコントローラ5
00が制御していたディスク装置を引き継ぐことを通知
することにより、容易に実現可能である。
【0018】この様に、ディスクアレイコントローラを
二重化したデュアルコントローラ構成をとると、片方の
ディスクアレイコントローラ500に障害が発生した場
合でも、もう片方のディスクアレイコントローラ400
にてディスク装置へのアクセスを実施できるため、信頼
性が向上する。また、障害発生後、ディスクアレイコン
トローラ400のみにて動作中に、ディスクアレイコン
トローラ500を交換することができる。
二重化したデュアルコントローラ構成をとると、片方の
ディスクアレイコントローラ500に障害が発生した場
合でも、もう片方のディスクアレイコントローラ400
にてディスク装置へのアクセスを実施できるため、信頼
性が向上する。また、障害発生後、ディスクアレイコン
トローラ400のみにて動作中に、ディスクアレイコン
トローラ500を交換することができる。
【0019】この様なデュアルコントローラ構成のディ
スクアレイシステムは、例えば特開平9−14842号
公報において説明されている。
スクアレイシステムは、例えば特開平9−14842号
公報において説明されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ディスクアレイに使用
するディスク装置、ディスクインターフェースとして
は、1つのイニシエータのみを許容するシングルイニシ
エータタイプを用いることも考えられる。イニシエータ
を1つに限定していることで、ディスクインターフェー
スの機構が簡便になり、低価格化を実現できる効果があ
る。
するディスク装置、ディスクインターフェースとして
は、1つのイニシエータのみを許容するシングルイニシ
エータタイプを用いることも考えられる。イニシエータ
を1つに限定していることで、ディスクインターフェー
スの機構が簡便になり、低価格化を実現できる効果があ
る。
【0021】シングルイニシエータタイプのディスクイ
ンターフェースの例として、IDE(Integrated Devic
e (Drive) Electronics)(別名ATA(AT Attachmen
t))等が挙げられる。
ンターフェースの例として、IDE(Integrated Devic
e (Drive) Electronics)(別名ATA(AT Attachmen
t))等が挙げられる。
【0022】しかし、マルチイニシエータ機能を持たな
いインターフェースをディスクインターフェースに用い
ると、同一のインターフェースを複数のディスクアレイ
コントローラが共有できないため、デュアルコントロー
ラ構成のディスクアレイシステムを構築できないという
課題がある。
いインターフェースをディスクインターフェースに用い
ると、同一のインターフェースを複数のディスクアレイ
コントローラが共有できないため、デュアルコントロー
ラ構成のディスクアレイシステムを構築できないという
課題がある。
【0023】本発明の目的は、ディスクアレイシステム
内のディスクインターフェースに、マルチイニシエータ
機能を持たないシングルイニシエータインターフェース
を用いて、低価格でデュアルコントローラ構成のディス
クアレイシステムを構築することにある。
内のディスクインターフェースに、マルチイニシエータ
機能を持たないシングルイニシエータインターフェース
を用いて、低価格でデュアルコントローラ構成のディス
クアレイシステムを構築することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に本発明は、デュアルコントローラ構成のディスクアレ
イシステムにおいて、シングルイニシエータのみを許容
するディスクインターフェースを用い、二重化されたデ
ィスクアレイコントローラ間で共有されるディスクイン
ターフェース上に、ディスクインターフェース上の信号
の分離・接続状態を切替えるバス分離接続手段を設け
る。また、各ディスクアレイコントローラに、前述のバ
ス分離接続手段を制御するためのバス分離接続制御手段
を設ける。ディスクアレイシステムが通常動作時には、
バス分離接続手段により、イニシエータであるディスク
入出力手段と、それにより制御されるディスク装置を含
むようにバスを分割する。片方のディスクアレイコント
ローラに障害が発生した場合、バス分離接続手段によ
り、障害が発生したディスクアレイコントローラをバス
から切り離し、障害が発生したディスクアレイコントロ
ーラが制御していたディスク装置を、もう一方のディス
クアレイコントローラに接続するよう構成変更する。
に本発明は、デュアルコントローラ構成のディスクアレ
イシステムにおいて、シングルイニシエータのみを許容
するディスクインターフェースを用い、二重化されたデ
ィスクアレイコントローラ間で共有されるディスクイン
ターフェース上に、ディスクインターフェース上の信号
の分離・接続状態を切替えるバス分離接続手段を設け
る。また、各ディスクアレイコントローラに、前述のバ
ス分離接続手段を制御するためのバス分離接続制御手段
を設ける。ディスクアレイシステムが通常動作時には、
バス分離接続手段により、イニシエータであるディスク
入出力手段と、それにより制御されるディスク装置を含
むようにバスを分割する。片方のディスクアレイコント
ローラに障害が発生した場合、バス分離接続手段によ
り、障害が発生したディスクアレイコントローラをバス
から切り離し、障害が発生したディスクアレイコントロ
ーラが制御していたディスク装置を、もう一方のディス
クアレイコントローラに接続するよう構成変更する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
を用いて説明する。
を用いて説明する。
【0026】図1は、本発明の一実施形態であるディス
クアレイシステムのシステム構成図である。
クアレイシステムのシステム構成図である。
【0027】図1において、ホスト装置100は、ディ
スクアレイ300に対してリード/ライト要求を出し、
データの入出力を行うホストであり、データ転送は、ホ
ストインターフェース200を介して行う。ディスクア
レイ300は、ディスクアレイコントローラ400とデ
ィスクアレイコントローラ500とを有する。また、デ
ィスクアレイ300は、複数のディスク装置601、6
02、611、612、621、622、631、63
2、641、642がアレイ状に配置されたディスク装
置群600を有する。例えばディスク装置601、61
1、621、631、641で1つのアレイを構成し、
ディスク装置602、612、622、632、642
で1つのアレイを構成する。他の組み合わせにより、ア
レイを構成してもよい。
スクアレイ300に対してリード/ライト要求を出し、
データの入出力を行うホストであり、データ転送は、ホ
ストインターフェース200を介して行う。ディスクア
レイ300は、ディスクアレイコントローラ400とデ
ィスクアレイコントローラ500とを有する。また、デ
ィスクアレイ300は、複数のディスク装置601、6
02、611、612、621、622、631、63
2、641、642がアレイ状に配置されたディスク装
置群600を有する。例えばディスク装置601、61
1、621、631、641で1つのアレイを構成し、
ディスク装置602、612、622、632、642
で1つのアレイを構成する。他の組み合わせにより、ア
レイを構成してもよい。
【0028】ディスクアレイコントローラ400および
500は、ホストインターフェース200を介してホス
ト装置100と接続する。図1では、ホストインターフ
ェース200を1本としているが、ディスクアレイコン
トローラ400とディスクアレイコントローラ500
は、別々のホストインターフェース200でホスト装置
100に接続してもよい。
500は、ホストインターフェース200を介してホス
ト装置100と接続する。図1では、ホストインターフ
ェース200を1本としているが、ディスクアレイコン
トローラ400とディスクアレイコントローラ500
は、別々のホストインターフェース200でホスト装置
100に接続してもよい。
【0029】ディスクアレイコントローラ500は、デ
ィスクアレイコントローラ400と同様の構成であるの
で、ディスクアレイコントローラ400についてのみ説
明する。
ィスクアレイコントローラ400と同様の構成であるの
で、ディスクアレイコントローラ400についてのみ説
明する。
【0030】ディスクアレイコントローラ400におい
て、410はディスクアレイコントローラ全体の制御を
行うメイン制御部、420は、前述のディスクアレイ制
御を行うディスクアレイ制御手段、430はホストとの
入出力を制御するホスト入出力手段、440はディスク
アレイコントローラ400とディスクアレイコントロー
ラ500間の通信を行うコントローラ間通信手段、45
0〜454はディスク装置群600への入出力を制御
し、かつ、データ転送要求を行うイニシエータ機能を持
ったディスク入出力手段である。本発明のディスクアレ
イコントローラ400は、さらに、バス分離接続手段9
01、902、911、912、921、922、93
1、932、941、942の動作を制御するバス分離
接続制御手段470を備える。
て、410はディスクアレイコントローラ全体の制御を
行うメイン制御部、420は、前述のディスクアレイ制
御を行うディスクアレイ制御手段、430はホストとの
入出力を制御するホスト入出力手段、440はディスク
アレイコントローラ400とディスクアレイコントロー
ラ500間の通信を行うコントローラ間通信手段、45
0〜454はディスク装置群600への入出力を制御
し、かつ、データ転送要求を行うイニシエータ機能を持
ったディスク入出力手段である。本発明のディスクアレ
イコントローラ400は、さらに、バス分離接続手段9
01、902、911、912、921、922、93
1、932、941、942の動作を制御するバス分離
接続制御手段470を備える。
【0031】メイン制御部410と、ディスクアレイ制
御手段420と、ホスト入出力手段430と、コントロ
ーラ間通信手段440と、ディスク入出力手段450〜
454と、バス分離接続制御手段470とを内部バス4
60によって接続する。ホスト入出力手段430は、ホ
ストインターフェース200と接続する。コントローラ
間通信手段440は、コントローラ間通信線800と接
続する。ディスク入出力手段450〜454は、各ディ
スクインターフェース700〜704と接続する。バス
分離接続制御手段470は、バス分離接続手段901、
902、911、912、921、922、931、9
32、941、942と接続する。
御手段420と、ホスト入出力手段430と、コントロ
ーラ間通信手段440と、ディスク入出力手段450〜
454と、バス分離接続制御手段470とを内部バス4
60によって接続する。ホスト入出力手段430は、ホ
ストインターフェース200と接続する。コントローラ
間通信手段440は、コントローラ間通信線800と接
続する。ディスク入出力手段450〜454は、各ディ
スクインターフェース700〜704と接続する。バス
分離接続制御手段470は、バス分離接続手段901、
902、911、912、921、922、931、9
32、941、942と接続する。
【0032】ディスクアレイコントローラ500は、バ
ス分離接続制御手段570の接続先が、バス分離接続手
段900、901、910、911、920、921、
930、931、940、941である点が、ディスク
アレイコントローラ400と異なっている。
ス分離接続制御手段570の接続先が、バス分離接続手
段900、901、910、911、920、921、
930、931、940、941である点が、ディスク
アレイコントローラ400と異なっている。
【0033】コントローラ間通信線800は、ディスク
アレイコントローラ400と500の間を結び、ディス
クアレイコントローラ間の通信に使用する信号線であ
る。
アレイコントローラ400と500の間を結び、ディス
クアレイコントローラ間の通信に使用する信号線であ
る。
【0034】ディスクインターフェース700〜704
はそれぞれ、イニシエータとディスク装置を結び、制御
信号線及び転送データが流れる信号線の集合である。
はそれぞれ、イニシエータとディスク装置を結び、制御
信号線及び転送データが流れる信号線の集合である。
【0035】本発明において、ディスクインターフェー
ス700〜704には、IDE等のマルチイニシエータ
機能を持たないインターフェースを用いる。
ス700〜704には、IDE等のマルチイニシエータ
機能を持たないインターフェースを用いる。
【0036】ディスクインターフェース700には、デ
ィスク装置601、602を接続する。また、ディスク
アレイコントローラ400、ディスク装置601、ディ
スク装置602、ディスクアレイコントローラ500の
それぞれの間に、バス分離接続手段900〜902を配
置する。
ィスク装置601、602を接続する。また、ディスク
アレイコントローラ400、ディスク装置601、ディ
スク装置602、ディスクアレイコントローラ500の
それぞれの間に、バス分離接続手段900〜902を配
置する。
【0037】ここで、バス分離接続手段とは、バス分離
接続制御手段470、570からの制御により、バスの
電気的な分離状態、接続状態を切り替える手段である。
接続制御手段470、570からの制御により、バスの
電気的な分離状態、接続状態を切り替える手段である。
【0038】バス分離接続手段は、図2に示すようなバ
ススイッチと呼ばれる半導体素子等で実現可能である。
ススイッチと呼ばれる半導体素子等で実現可能である。
【0039】図2において、バススイッチ3000は、
出力制御線3010の値によって、左右のバス3020
と3030の接続・切り離しを制御する。出力制御線3
010の値が”1”であると、信号線1と信号線1’は
接続され、以下信号線2と信号線2’から信号線nと信
号線n’まで同様に接続され、バス3020と3030
は接続状態となる。逆に出力制御線3010の値が”
0”であると、各信号線は切り離され、バス3020と
3030は、電気的に分離状態となる。
出力制御線3010の値によって、左右のバス3020
と3030の接続・切り離しを制御する。出力制御線3
010の値が”1”であると、信号線1と信号線1’は
接続され、以下信号線2と信号線2’から信号線nと信
号線n’まで同様に接続され、バス3020と3030
は接続状態となる。逆に出力制御線3010の値が”
0”であると、各信号線は切り離され、バス3020と
3030は、電気的に分離状態となる。
【0040】例えばバス分離接続手段901であれば、
バス分離接続制御手段470からの制御線を、出力制御
線3010に接続し、ディスクインターフェース700
上の全信号線をそれぞれバス3020と3030に接続
する。他のバス分離接続手段についても、同様に実現で
きる。
バス分離接続制御手段470からの制御線を、出力制御
線3010に接続し、ディスクインターフェース700
上の全信号線をそれぞれバス3020と3030に接続
する。他のバス分離接続手段についても、同様に実現で
きる。
【0041】バス分離接続制御手段470は、例えば図
3のように構成する。バス分離接続制御手段470の内
部に、メイン制御部410から読み書き可能な10個の
レジスタ2001、2002、2011、2012、2
021、2022、2031、2032、2041、2
042を設ける。各レジスタは、状態”0”か状態”
1”のどちらかの値を持つ1bitのレジスタである。
そして、このレジスタの状態が外部の信号線に反映する
よう構成する。具体的には、レジスタ2001の値をバ
ス分離接続手段901の出力制御線3010と結び付け
る。
3のように構成する。バス分離接続制御手段470の内
部に、メイン制御部410から読み書き可能な10個の
レジスタ2001、2002、2011、2012、2
021、2022、2031、2032、2041、2
042を設ける。各レジスタは、状態”0”か状態”
1”のどちらかの値を持つ1bitのレジスタである。
そして、このレジスタの状態が外部の信号線に反映する
よう構成する。具体的には、レジスタ2001の値をバ
ス分離接続手段901の出力制御線3010と結び付け
る。
【0042】同様にレジスタ2002の値をバス分離接
続手段902と、レジスタ2011の値をバス分離接続
手段911と、レジスタ2012の値をバス分離接続手
段912と、レジスタ2021の値をバス分離接続手段
921と、レジスタ2022の値をバス分離接続手段9
22と、レジスタ2031の値をバス分離接続手段93
1と、レジスタ2032の値をバス分離接続手段932
と、レジスタ2041の値をバス分離接続手段941
と、レジスタ2042の値をバス分離接続手段942と
結び付ける。
続手段902と、レジスタ2011の値をバス分離接続
手段911と、レジスタ2012の値をバス分離接続手
段912と、レジスタ2021の値をバス分離接続手段
921と、レジスタ2022の値をバス分離接続手段9
22と、レジスタ2031の値をバス分離接続手段93
1と、レジスタ2032の値をバス分離接続手段932
と、レジスタ2041の値をバス分離接続手段941
と、レジスタ2042の値をバス分離接続手段942と
結び付ける。
【0043】ディスクインターフェース701〜704
は、ディスクインターフェース700と同様の構成であ
る。
は、ディスクインターフェース700と同様の構成であ
る。
【0044】バス分離接続手段900と901は、ディ
スクアレイコントローラ500内のバス分離接続制御手
段570と接続し、ディスクアレイコントローラ500
から制御する。同様にして、バス分離接続手段901と
902は、ディスクアレイコントローラ400側から制
御する。バス分離接続手段901は、どちらのディスク
アレイコントローラからも制御可能である。バス分離接
続手段911、921、931、941も同様である。
スクアレイコントローラ500内のバス分離接続制御手
段570と接続し、ディスクアレイコントローラ500
から制御する。同様にして、バス分離接続手段901と
902は、ディスクアレイコントローラ400側から制
御する。バス分離接続手段901は、どちらのディスク
アレイコントローラからも制御可能である。バス分離接
続手段911、921、931、941も同様である。
【0045】以下、ディスクインターフェース700上
を例に取り、バスの分離・接続切り替え動作について説
明する。
を例に取り、バスの分離・接続切り替え動作について説
明する。
【0046】まず、通常動作時、障害発生時のバスの分
離接続状態について図4、図5を用いて説明する。
離接続状態について図4、図5を用いて説明する。
【0047】ディスクインターフェース700は、シン
グルイニシエータのみを許容するインターフェースであ
るため、一つのバス上にイニシエータであるディスク入
出力手段が複数存在することはできない。そのため、障
害が発生していない通常動作時には、図4のように、バ
ス分離接続手段901によりバスを分離状態にし、ディ
スクインターフェース700を、ディスク入出力手段4
50とディスク装置601を含むバスと、ディスク入出
力手段550とディスク装置602を含むバスの二つに
分離する。この時、バス分離接続手段900および90
2は、バスを接続した状態に保つ。
グルイニシエータのみを許容するインターフェースであ
るため、一つのバス上にイニシエータであるディスク入
出力手段が複数存在することはできない。そのため、障
害が発生していない通常動作時には、図4のように、バ
ス分離接続手段901によりバスを分離状態にし、ディ
スクインターフェース700を、ディスク入出力手段4
50とディスク装置601を含むバスと、ディスク入出
力手段550とディスク装置602を含むバスの二つに
分離する。この時、バス分離接続手段900および90
2は、バスを接続した状態に保つ。
【0048】ディスクアレイコントローラ500に障害
が発生した場合には、図5のように、バス分離接続手段
902によりバスを分離状態にし、ディスクアレイコン
トローラ500をバスから切り離す。また、バス分離接
続手段901は、バスを接続状態に変更する。これによ
り、ディスクインターフェース700は、ディスク入出
力手段450とディスク装置601とディスク装置60
2が接続された1つのバスになる。このため、ディスク
装置602は、ディスクアレイコントローラ400から
アクセス可能となる。この時、バス分離接続手段900
は、バスを接続した状態に保つ。この状態では、ディス
クアレイコントローラ500は、バス上から完全に切り
離されているため、交換することが可能である。
が発生した場合には、図5のように、バス分離接続手段
902によりバスを分離状態にし、ディスクアレイコン
トローラ500をバスから切り離す。また、バス分離接
続手段901は、バスを接続状態に変更する。これによ
り、ディスクインターフェース700は、ディスク入出
力手段450とディスク装置601とディスク装置60
2が接続された1つのバスになる。このため、ディスク
装置602は、ディスクアレイコントローラ400から
アクセス可能となる。この時、バス分離接続手段900
は、バスを接続した状態に保つ。この状態では、ディス
クアレイコントローラ500は、バス上から完全に切り
離されているため、交換することが可能である。
【0049】次にバスの分離と接続の制御方法を説明す
る。
る。
【0050】前述のように、バス分離接続制御手段47
0は、内部に10個のレジスタを持ち、それぞれが個別
にバス分離接続手段と関係づけてある。例えば、レジス
タ2001は、バス分離接続手段901と関係づける。
この場合、メイン制御部410が、レジスタ2001に
値”1”を書き込むと、バス分離接続制御手段470と
バス分離接続手段901を結んでいる制御線の値が”
1”となり、バス分離接続手段901は、バスを接続す
る状態になる。逆にメイン制御部410が、レジスタ2
001に値”0”を書き込むと、バス分離接続制御手段
470とバス分離接続手段901を結んでいる制御線の
値が”0”となり、バス分離接続手段901は、バスを
分離する状態になる。このように、バスの分離と接続
は、メイン制御部410からの指示により、バス分離接
続制御手段470を介して行う。
0は、内部に10個のレジスタを持ち、それぞれが個別
にバス分離接続手段と関係づけてある。例えば、レジス
タ2001は、バス分離接続手段901と関係づける。
この場合、メイン制御部410が、レジスタ2001に
値”1”を書き込むと、バス分離接続制御手段470と
バス分離接続手段901を結んでいる制御線の値が”
1”となり、バス分離接続手段901は、バスを接続す
る状態になる。逆にメイン制御部410が、レジスタ2
001に値”0”を書き込むと、バス分離接続制御手段
470とバス分離接続手段901を結んでいる制御線の
値が”0”となり、バス分離接続手段901は、バスを
分離する状態になる。このように、バスの分離と接続
は、メイン制御部410からの指示により、バス分離接
続制御手段470を介して行う。
【0051】図7に、バス分離接続制御手段470内の
レジスタ値の状態を示す。レジスタ表4010の順番に
レジスタが並んでいるとすると、ディスクアレイ300
の通常動作時には、レジスタの値は、4020で示す値
である。ディスクアレイコントローラ500に障害が発
生した場合、メイン制御部410は、障害を認識した
後、レジスタ値を書き換えてバスの構成を変更する。障
害時のレジスタの値は、4030に示す値である。
レジスタ値の状態を示す。レジスタ表4010の順番に
レジスタが並んでいるとすると、ディスクアレイ300
の通常動作時には、レジスタの値は、4020で示す値
である。ディスクアレイコントローラ500に障害が発
生した場合、メイン制御部410は、障害を認識した
後、レジスタ値を書き換えてバスの構成を変更する。障
害時のレジスタの値は、4030に示す値である。
【0052】次に、図6のフローチャートに基づいて、
ディスクインターフェース700上の、バス分離接続手
段901、902の動作を説明する。バス分離接続手段
901、902は、メイン制御部410が制御する。
ディスクインターフェース700上の、バス分離接続手
段901、902の動作を説明する。バス分離接続手段
901、902は、メイン制御部410が制御する。
【0053】ステップ1000において、ディスクアレ
イ300は通常動作中であり、前述の通りディスクイン
ターフェース700を、バス分離接続手段901が二つ
のバスに分離する。
イ300は通常動作中であり、前述の通りディスクイン
ターフェース700を、バス分離接続手段901が二つ
のバスに分離する。
【0054】ディスアレイコントローラ400と500
は、互いに独立して動作しながら常にコントローラ間通
信線800を介して通信している。このため、どこかの
部位に障害が発生した場合は、それを相手ディスクアレ
イコントローラに通知する。また、通信自体が不能にな
った場合は、相手ディスクアレイコントローラ全体の障
害であるとみなす。通信内容は、メイン制御部410で
処理し、ディスクアレイコントローラ500から障害状
況の通知がないかチェックする(ステップ1010)。
は、互いに独立して動作しながら常にコントローラ間通
信線800を介して通信している。このため、どこかの
部位に障害が発生した場合は、それを相手ディスクアレ
イコントローラに通知する。また、通信自体が不能にな
った場合は、相手ディスクアレイコントローラ全体の障
害であるとみなす。通信内容は、メイン制御部410で
処理し、ディスクアレイコントローラ500から障害状
況の通知がないかチェックする(ステップ1010)。
【0055】ディスクアレイコントローラ500に障害
が発生したことが判明すると、メイン制御部410は、
バス分離接続制御手段470を通じてバス分離接続手段
901を分離状態から接続状態へ変更する(ステップ1
020)。また、バス分離接続手段902を接続状態か
ら分離状態へ変更する(ステップ1030)。この状態
において、ディスクインターフェース700は、ディス
ク入出力手段450とディスク装置601、602が接
続した状態であり、ディスク入出力手段550は、完全
に分離している。このため、バス上のイニシエータは、
ディスク入出力手段450だけが存在する状態となり、
ディスク装置602へもディスク入出力手段450から
アクセスが可能となる。
が発生したことが判明すると、メイン制御部410は、
バス分離接続制御手段470を通じてバス分離接続手段
901を分離状態から接続状態へ変更する(ステップ1
020)。また、バス分離接続手段902を接続状態か
ら分離状態へ変更する(ステップ1030)。この状態
において、ディスクインターフェース700は、ディス
ク入出力手段450とディスク装置601、602が接
続した状態であり、ディスク入出力手段550は、完全
に分離している。このため、バス上のイニシエータは、
ディスク入出力手段450だけが存在する状態となり、
ディスク装置602へもディスク入出力手段450から
アクセスが可能となる。
【0056】メイン制御部410は、ディスク入出力手
段450を介してディスク装置602へアクセスするた
めの初期化手続きを行い(ステップ1040)、ディス
クインターフェース700上において、シングルコント
ローラ動作を行う(ステップ1050)。
段450を介してディスク装置602へアクセスするた
めの初期化手続きを行い(ステップ1040)、ディス
クインターフェース700上において、シングルコント
ローラ動作を行う(ステップ1050)。
【0057】ディスクアレイコントローラ500の障害
部位が交換され障害が解消すると、ディスクアレイコン
トローラ500は、ディスクアレイコントローラ400
へ、障害解消を通知する(ステップ1060)。
部位が交換され障害が解消すると、ディスクアレイコン
トローラ500は、ディスクアレイコントローラ400
へ、障害解消を通知する(ステップ1060)。
【0058】障害解消の通知を受けて、メイン制御部4
10は、バス分離接続制御手段470を通じて、バス分
離接続手段901を接続状態から分離状態へ変更する
(ステップ1070)。またバス分離接続手段902を
分離状態から接続状態へ変更する(ステップ108
0)。この段階では、ディスクインターフェース700
は、バス分離接続手段901によって二つのバスに分離
した状態である。
10は、バス分離接続制御手段470を通じて、バス分
離接続手段901を接続状態から分離状態へ変更する
(ステップ1070)。またバス分離接続手段902を
分離状態から接続状態へ変更する(ステップ108
0)。この段階では、ディスクインターフェース700
は、バス分離接続手段901によって二つのバスに分離
した状態である。
【0059】その後、ディスクアレイコントローラ40
0は、バスの接続変更が終了したことをディスクアレイ
コントローラ500へ通知する(ステップ1090)。
ディスクアレイコントローラ500のメイン制御部51
0は、この通知を受けて、ディスク入出力手段550を
介してディスク装置602へアクセスするための初期化
手続きを行い(ステップ1100)、ディスクアレイ3
00は、通常のデュアルコントローラ動作を開始する。
0は、バスの接続変更が終了したことをディスクアレイ
コントローラ500へ通知する(ステップ1090)。
ディスクアレイコントローラ500のメイン制御部51
0は、この通知を受けて、ディスク入出力手段550を
介してディスク装置602へアクセスするための初期化
手続きを行い(ステップ1100)、ディスクアレイ3
00は、通常のデュアルコントローラ動作を開始する。
【0060】以上は、ディスクインターフェース700
の例で説明したが、他のディスクインターフェース70
1〜704の場合も同様である。
の例で説明したが、他のディスクインターフェース70
1〜704の場合も同様である。
【0061】また、ディスクアレイコントローラ500
に障害が発生し、ディスクアレイコントローラ400側
から制御する場合を例に説明したが、ディスクアレイコ
ントローラ400に障害が発生し、ディスクアレイコン
トローラ500側から制御する場合も同様である。
に障害が発生し、ディスクアレイコントローラ400側
から制御する場合を例に説明したが、ディスクアレイコ
ントローラ400に障害が発生し、ディスクアレイコン
トローラ500側から制御する場合も同様である。
【0062】本実施形態では、通常時において、片方の
ディスクアレイコントローラから制御するディスク装置
の台数は、ディスクインターフェースあたり1つとして
記載しているが、複数であってもよい。
ディスクアレイコントローラから制御するディスク装置
の台数は、ディスクインターフェースあたり1つとして
記載しているが、複数であってもよい。
【0063】以上の構成、動作により、ディスクインタ
ーフェースにシングルイニシエーターのみを許容するイ
ンターフェースを用いて、デュアルコントローラ構成を
実現できる。
ーフェースにシングルイニシエーターのみを許容するイ
ンターフェースを用いて、デュアルコントローラ構成を
実現できる。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、デ
ィスクインターフェースのバス上に分離接続手段を設け
ることにより、バスの分離・接続を制御可能とし、シン
グルイニシエータのみを許容するディスクインターフェ
ースに用いてデュアルコントローラ構成のディスクアレ
イシステムが構築可能となる。
ィスクインターフェースのバス上に分離接続手段を設け
ることにより、バスの分離・接続を制御可能とし、シン
グルイニシエータのみを許容するディスクインターフェ
ースに用いてデュアルコントローラ構成のディスクアレ
イシステムが構築可能となる。
【0065】このため、シングルイニシエータインター
フェースを持った安価なディスクドライブをデュアルコ
ントローラ構成のディスクアレイシステムに適用可能と
なり、低価格化をはかることができるという効果があ
る。
フェースを持った安価なディスクドライブをデュアルコ
ントローラ構成のディスクアレイシステムに適用可能と
なり、低価格化をはかることができるという効果があ
る。
【図1】本発明におけるディスクアレイシステムの構成
図である。
図である。
【図2】バス分離接続手段の実現方法一例の図である。
【図3】バス分離接続制御手段のブロック図である。
【図4】通常動作時のバス構成図である。
【図5】障害発生時のバス構成図である。
【図6】バス構成変更のフローチャートである。
【図7】レジスタ値を示す図である。
【図8】従来例におけるディスクアレイシステムの構成
図である。
図である。
100…ホスト装置、300…ディスクアレイ、400
…ディスクアレイコントローラ、440…コントローラ
間通信手段、450…ディスク入出力手段、470…バ
ス分離接続制御手段、500…ディスクアレイコントロ
ーラ、550…ディスク入出力手段、600…ディスク
装置群、601…ディスク装置、602…ディスク装
置、700…ディスクインターフェース、900…バス
分離接続手段、901…バス分離接続手段、902…バ
ス分離接続手段。
…ディスクアレイコントローラ、440…コントローラ
間通信手段、450…ディスク入出力手段、470…バ
ス分離接続制御手段、500…ディスクアレイコントロ
ーラ、550…ディスク入出力手段、600…ディスク
装置群、601…ディスク装置、602…ディスク装
置、700…ディスクインターフェース、900…バス
分離接続手段、901…バス分離接続手段、902…バ
ス分離接続手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/36 310 G06F 13/36 310A (72)発明者 松並 直人 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 佐藤 雅彦 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 Fターム(参考) 5B018 GA04 HA04 MA14 QA01 5B061 FF13 GG01 QQ06 SS04 5B065 BA01 CA05 CA30 EA12 5B083 AA08 BB03 CC04 CD09 CD11 EE08
Claims (2)
- 【請求項1】 二重化したディスクアレイコントローラ
と、アレイ状に配置した複数のディスク装置とを有する
ディスクアレイシステムであって、 該ディスクアレイシステムは、該ディスクアレイコント
ローラと該ディスク装置との間でデータ転送を行う1つ
以上のディスクインターフェースと、ディスクインター
フェースの分離・接続状態を切替える複数のバス分離接
続手段と、該バス分離接続手段を制御するバス分離接続
制御手段とを有し、該ディスクインターフェースは、シ
ングルイニシエータのみを許容することを特徴とするデ
ィスクアレイシステム。 - 【請求項2】 請求項1記載のディスクアレイシステム
において、 該バス分離接続手段は、各ディスクアレイコントローラ
が制御する1つ以上のディスク装置を2つに分割する位
置と、各ディスクアレイコントローラが制御する1つ以
上のディスク装置と各ディスクアレイコントローラとを
分割する位置に配置することを特徴とするディスクアレ
イシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000148598A JP2001325074A (ja) | 2000-05-16 | 2000-05-16 | ディスクアレイシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000148598A JP2001325074A (ja) | 2000-05-16 | 2000-05-16 | ディスクアレイシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001325074A true JP2001325074A (ja) | 2001-11-22 |
Family
ID=18654601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000148598A Pending JP2001325074A (ja) | 2000-05-16 | 2000-05-16 | ディスクアレイシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001325074A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006092154A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Hitachi Ltd | ストレージシステム及びストレージ制御方法 |
US7318119B2 (en) | 2004-10-29 | 2008-01-08 | International Business Machines Corporation | System and method for fault tolerant controller for network RAID |
-
2000
- 2000-05-16 JP JP2000148598A patent/JP2001325074A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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