JP2001324205A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2001324205A
JP2001324205A JP2000139983A JP2000139983A JP2001324205A JP 2001324205 A JP2001324205 A JP 2001324205A JP 2000139983 A JP2000139983 A JP 2000139983A JP 2000139983 A JP2000139983 A JP 2000139983A JP 2001324205 A JP2001324205 A JP 2001324205A
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JP
Japan
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air
flow path
air flow
housing
outlet
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JP2000139983A
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English (en)
Inventor
Chiaki Morimoto
千章 森本
Koichi Sakai
浩一 酒井
Takashi Sugio
孝 杉尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主に空気調和機による暖房運転時、天井付近
に滞留した暖気を、熱交換しない空気流路によって攪拌
し、居室内の温度分布を改善する。 【解決手段】 複数の独立した空気流路を具備する室内
側送風ユニットを有し、熱交換作用を主目的とする第1
の空気流路は筐体11の下面に位置する第1の吸い込み
口12と、筐体11の内部に配設した熱交換器15と送
風機16を具備し、室内空気の攪拌を主目的とする第2
の空気流路は筐体11の上面に第2の吸い込み口12a
と、筐体11内部に送風機16aと、第1の空気流路の
第1の吹き出し口20より上部に第2の吹き出し口20
aを具備する構成とする。したがって、第2の空気流路
による空気流れは、第1の空気流路による流れと干渉せ
ず、暖房安定時に天井付近に滞留した暖気を攪拌するこ
とができ、頭寒足熱の快適な居室空間を提供することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内の冷房、除湿
あるいは暖房を行う空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、暖房機能を備えた空気調和機で
は、加熱された高温の空気は密度が小さいために天井付
近に滞留しやすく、人間の居住する床面付近が低温とな
っていた。そのため熱交換作用のある第1の空気流路と
は別に熱交換作用のない第2の空気流路を、加熱された
高温の風が出る吹き出し口より上部に設け、第2の空気
流路の攪拌作用により、高温風の浮き上がりを抑えて床
面付近へ高温の暖房空気を分布させ、室温分布を改善し
ようとしたものがある。例えば実開平5−19818号
公報、特開平9−159199号公報、特開平9−18
9450号公報に記載されているように図11に示す構
成となっている。また特開昭62−178836号公報
に記載されているように、図12に示す構成となってい
る。
【0003】図11,図12において、空気調和機本体
1の内部には熱交換器2が配置されており、熱交換器2
の風下側には横流ファン3が配置している。第1のファ
ン3が回転している時、吸い込み口である前面グリル4
から空気を流入し、熱交換器2を経由して熱交換され、
第1のスタビライザ5と第1のリアガイダ6からなる流
路を経て吹き出し口7へと空気が流れ、送風作用をす
る。8は内部接続配管を、9は風向き変更羽根を示す。
【0004】また第2の空気流路は図11においては熱
交換器2の上部に、図12においては第1の吹き出し口
7の上部に設けられている。第2のファン3aが回転し
ている時、前面グリルの第1の吸い込み口4あるいは第
2の吸い込み口4aから空気を流入し(図11(c)で
は背面から空気を流入し)、第2のスタビライザ5aと
第2のリアガイダ6aからなる流路を経て、第2の吹き
出し口7aへと空気が流れ、送風作用をする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図11の
ような上記従来の構成では、第2の吹き出し口7aは第
1の吸い込み口4の近傍にあるために、第1の空気流路
の吸い込み流れの強い影響を受ける。すなわち第2の吹
き出し口7aから吹き出した風は部屋上部の暖気を攪拌
するに至らず、第1の吸い込み口4に大部分を吸い込ま
れる。これを改善するために第2の空気流路による風量
を増やせば、特に暖房時には循環する等温の気流が増え
て、体感としては気流を冷たく感じてしまい、快適感を
損なう。また第1の空気流路の流量性能にも影響するこ
とから、暖房時の能力不足を招く恐れがある。また図1
2によれば、上記第2の吹き出し口7aは第1の吹き出
し口7の直上に設けられており、第2の空気流路は室温
と同一温度で送風作用を行なうことにより第1の吹き出
し口7から吹き出す暖気の押え込みを図ろうとしている
が、実際は第2の吹き出し口から吹き出す空気は第1の
吹き出し口から吹き出す空気と垂直方向の吹き出し傾斜
が同一であるために互いに引き寄せ合って混合し、吹き
出し温度の低下を招くために、体感は寒くなり快適感が
損なわれる。
【0006】このように従来の、主に前面あるいは天面
部分から吸い込んで熱交換作用をして暖房を行なう空気
調和機においては、上部に設けられた熱交換を行なわな
い送風機による攪拌作用が乏しく、実質上機能していな
かった。
【0007】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、高温風の吹き出し流れと干渉しない、熱交
換作用のない別の流路を設けることによって、室内の温
度分布を改善し、快適性の向上を図ることができる空気
調和機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の空気調和機は、複数の独立した空気流路を具
備する室内側送風ユニットを有し、熱交換作用を主目的
とする第1の空気流路は筐体下面に位置する第1の吸い
込み口と、筐体内部に配設した熱交換器と送風機を具備
し、前記第1の空気流路以外の室内空気の攪拌を主目的
とする第2の空気流路は筐体の上面に位置する第2の吸
い込み口と、筐体内部に配設した送風機と、第1の空気
流路の第1の吹き出し口より上部に位置する第2の吹き
出し口を具備する構成とした。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の、複数の独立し
た空気流路を具備する室内側送風ユニットを有し、熱交
換作用を主目的とする第1の空気流路は筐体下面に位置
する第1の吸い込み口と、筐体内部に配設した熱交換器
と送風機を具備し、第1の空気流路以外の室内空気の攪
拌作用を主目的とする第2の空気流路は筐体の上面に位
置する第2の吸い込み口と、筐体内部に配設した送風機
と、第1の空気流路の第1の吹き出し口より上部に位置
する第2の吹き出し口を具備する構成を実施の形態とす
ることができる。
【0010】請求項2に記載の、複数の独立した空気流
路を具備する室内側送風ユニットを有し、熱交換作用を
主目的とする第1の空気流路は筐体下面に位置する第1
の吸い込み口と、筐体内部に配設した熱交換器と送風機
を具備し、第1の空気流路以外の室内空気の攪拌作用を
主目的とする第2の空気流路は筐体の前面に位置する第
2の吸い込み口と、筐体内部に配設した送風機と、第1
の空気流路の第1の吹き出し口より上部に位置する第2
の吹き出し口を具備する構成を実施の形態とすることが
できる。
【0011】請求項3に記載の、複数の独立した空気流
路を具備する室内側送風ユニットを有し、熱交換作用を
主目的とする第1の空気流路は筐体下面に位置する第1
の吸い込み口と、筐体内部に配設した熱交換器と送風機
を具備し、第1の空気流路以外の室内空気の攪拌を主目
的とする空気流路は筐体の側面に位置する第2の吸い込
み口と、筐体内部に配設した送風機と、第1の空気流路
の第1の吹き出し口より上部に位置する第2の吹き出し
口を具備する構成を実施の形態とすることができる。
【0012】そしてこれらの構成によれば、熱交換作用
を主目的とする第1の空気流路から高温の空気が吹き出
される時、熱交換作用を主目的としないで室内空気の攪
拌作用を主目的とする第2の空気流路の第2の吸い込み
口は、第1の空気流路の第1の吸い込み口と互いに異な
る面に存在するために干渉が少なく、高温風は居住空間
の下方部分で循環する。また第2の空気流路は第1の空
気流路による流れに影響されることなく、天井付近の暖
気の攪拌を行なうことができる。
【0013】請求項4に記載の発明のように、第1の空
気流路の第1の吹き出し口を筐体の前面に具備された構
成とすることにより、第1の空気流路による高温の空気
は、室内空間の広い範囲へ吹き出し、さらに第2の空気
流路による天井付近の暖気の攪拌によって、室温を均一
にすることができる。
【0014】請求項5に記載の発明のように、第2の空
気流路の第2の吹き出し口を筐体の前面に設けた構成と
することにより、第2の空気流路による天井付近の暖気
の攪拌作用が広範囲にわたって行なうことができる。
【0015】請求項6に記載の発明のように、第2の空
気流路の第2の吹き出し口を第1の空気流路の第1の吹
き出し口と隣接しない構成としたり、請求項7に記載の
発明のように、第2の空気流路の垂直方向の吹き出し傾
斜を、第1の空気流路の吹き出し傾斜と異なる傾斜角度
とすることにより複数の吹き出し口からの流れは干渉し
にくくなり、第1の空気流路の第1の吹き出し口より高
温の空気が吹き出した時、暖気による居住空間の循環流
と、第2の空気流路による天井付近の暖気の攪拌作用は
独立性を高めることができる。
【0016】請求項8に記載の発明のように、第2の空
気流路の送風機を横流ファンとすることにより、第2の
空気流路を天井面に平行に形成しやすくすることができ
る。
【0017】請求項9に記載の発明のように、第2の空
気流路の送風機を遠心ファンとすることにより、第2の
空気流路を高静圧にすることができる。
【0018】
【実施例】以下本発明の具体的な実施例について図面を
参照して説明する。
【0019】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける空気調和機本体11の断面図である。空気調和機本
体11は、下面に空気の吸い込みを行う第1の吸い込み
口12と、空気調和機11の内部には第1の空気清浄フ
ィルター13と凝縮水を処理する水受け皿14と熱交換
器15が配置されている。
【0020】熱交換器15のさらに風下側には第1の横
流ファン16と、この第1の横流ファン16に近接、対
向して位置する第1のスタビライザ17と第1のリアガ
イダ18からなる第1の吹き出し流路19が形成されて
おり、空気調和機本体11の前面側に位置する第1の吹
き出し口20に連通している。
【0021】横流ファン16が駆動機(図示せず)によ
って回転して送風作用をしている時、第1の吸い込み口
12から空気を吸入し、第1の空気清浄フィルター13
と熱交換器15を経由して熱交換され、第1の吹き出し
口20へと空気が流れる。
【0022】また、第1の吹き出し口20の上部には第
2の空気流路がある。この第2の空気流路は空気調和機
本体11の上面にある第2の吸い込み口12aと、第2
の横流ファン16aと、第2の横流ファン16aに近接
対向して位置する第2のスタビライザ17aと第2のリ
アガイダ18aによって第2の吹き出し流路19aを形
成し、空気調和機本体11の前面側で、かつ第1の吹き
出し口20より上部に第2の吹き出し口20aを有して
いる。第2の空気流路は第2の横流ファン16aが回転
する時、第2の吸い込み口から空気を流入し、第2の吹
き出し口20aより空気を吹き出す。この時、熱交換し
ないため、室温と同等の空気が天井付近を循環する。な
お、21は内部接続配管を、22は風向き変更羽根を示
す。
【0023】上記構成とすることで、第2の吸い込み口
12aは第1の吸い込み口12と完全に異なる面に存在
するため、2つの空気流路はお互いに送風機能に干渉す
ることがない。例えば上記構成において第1の空気流路
から高温風が吹き出す場合、吹き出した流れは居住空間
の床面付近を暖めた後、空気調和機本体11の下面に設
けられた第1の吸い込み口12へ戻り、再び熱交換され
るという一連の循環流れを形成する。そして室温が安定
してくると、暖気は徐々に天井付近に溜まり出す。その
時、第2の空気流路から室温と等温の流れを部屋の天井
付近に形成し、送風作用をし、天井付近に滞留した暖気
を攪拌して、暖気を押し下げる。
【0024】また図2に示すように、第1の吹き出し口
20と第2の吹き出し口20aが隣接しないような隔離
された位置であれば、吹き出した温度差のある流れはそ
れぞれ混合することなく、暖かい空気は下方へ、室温と
等温の流れは天井方向に別々の流れをつくり、暖気は一
層上昇しにくい。
【0025】あるいは図3に示すように、第1の空気流
路のファン下流の第1の吹き出し流路19の垂直方向の
角度αと、第2の空気流路のファン下流の第2の吹き出
し流路19aの垂直方向角度βがα>βであれば、前記
の独立した流れはより一層形成されやすい。
【0026】図4は、これらの空気調和機11によって
居住空間が空調される様子を、模式的に示した部屋中央
の垂直断面図である。
【0027】なお、実施例1では第1の吹き出し口20
を前方に配置したが、第1の吹き出し口20を図5に示
すように前面下方に設置しても良く、また第2の吹き出
し口20aを図6に示すように天井方向へ向けて設置し
ても同様の効果を得ることができる。
【0028】また、図7に示すように例えば第1の空気
流路に第1の遠心ファン23を配置して第1の吹き出し
口20を側面に設けた場合は、第2の空気流路にも第2
の遠心ファン23aを配置して第2の吹き出し口20a
も側面上部に位置すれば、同じように効果を得ることが
できる。
【0029】(実施例2)図8は本発明の実施例2にお
ける空気調和機本体11の断面図である。図1に示した
部分と同様の構成には同様の符号を付し説明を省略す
る。
【0030】図8において第2の空気流路の吸い込み口
12bは空気調和機本体11の前面に位置している。こ
のような配置とすることでも第2の空気流路は第1の空
気流路に影響されることなく、暖房安定時には天井付近
の暖気を攪拌することができる。
【0031】(実施例3)図9(a)は本発明の実施例
3における空気調和機本体11の正面図、図9(b)は
図9(a)のA−A断面図、図9(c)はB−B断面図
である。図1に示したものと同様の構成には同様の符号
を付し説明を省略する。
【0032】図9において、第2の空気流路の動作を説
明すると、空気調和機本体11の側面にある第2の遠心
送風機16bが駆動機(図示せず)によって回転する
時、空気調和機本体11の側面にある第2の吸い込み口
12bから空気を吸い込み、空気調和機本体11の前面
にある第2の吹き出し口20bから、空気を吹き出す。
図9において第2の吹き出し口20bは第1の空気流路
の第1の吹き出し口20より上方に設けられているた
め、暖房運転時、第2の空気流路によって暖気の攪拌作
用が行われる。
【0033】(実施例4)図10は本発明の実施例4に
おける空気調和機本体11の断面図である。図1に示し
たものと同様の構成には同様の符号を付し説明を省略す
る。
【0034】図10において第2の空気流路には第2の
遠心ファン23bが配置されており、この第2の遠心フ
ァン23bが駆動機24によって回転する時、空気調和
機本体11の上面にある第2の吸い込み口12cから空
気を吸い込み、第2の吹き出し口20cから空気を吹き
出す。遠心ファンは一般に高静圧であるため、この第2
の吸い込み口12cに集塵効率の高い第2の空気清浄フ
ィルター13aを配置しても良い。
【0035】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、請求項1
に記載の発明は、複数の独立した空気流路を具備する室
内側送風ユニットを有し、熱交換作用を主目的とする第
1の空気流路は筐体下面に位置する第1の吸い込み口
と、筐体内部に配設した熱交換器と送風機を具備し、第
1の空気流路以外の室内空気の攪拌作用を主目的とする
第2の空気流路は筐体の上面に位置する第2の吸い込み
口と、筐体内部に配設した送風機と、第1の空気流路の
第1の吹き出し口より上部に位置する第2の吹き出し口
を具備するもので、この構成にすれば特に暖房運転の安
定時に室内の天井部に滞留した高温の空気を第1の空気
流路以外の第2の空気流路によって攪拌することがで
き、頭寒足熱の快適な居住空間を形成できるという効果
を奏する。
【0036】請求項2に記載の発明は、複数の独立した
空気流路を具備する室内側送風ユニットを有し、熱交換
作用を主目的とする第1の空気流路は筐体下面に位置す
る第1の吸い込み口と、筐体内部に配設した熱交換器と
送風機を具備し、第1の空気流路以外の室内空気の攪拌
を主目的とする第2の空気流路は筐体の前面に位置する
第2の吸い込み口と、筐体内部に送風機と、第1の空気
流路の第1の吹き出し口より上部に第2の吹き出し口を
具備する構成とするもので、この構成によれば同様に暖
房運転の安定時に室内の天井部に滞留した高温の空気を
第1の空気流路以外の第2の空気流路によって攪拌する
ことができ、頭寒足熱の快適な居住空間を形成できると
いう効果を奏することができる。また筐体の上面部分は
空気の出入りがないため、運転停止中に空気流路に埃等
の異物が入りにくい。
【0037】請求項3に記載の発明は、複数の独立した
空気流路を具備する室内側送風ユニットを有し、熱交換
作用を主目的とする第1の空気流路は筐体下面に位置す
る第1の吸い込み口と、筐体内部に配設した熱交換器と
送風機を具備し、第1の空気流路以外の室内空気の攪拌
作用を主目的とする第2の空気流路は筐体の側面に第2
の吸い込み口と、筐体内部に配設した送風機と、第1の
空気流路の第1の吹き出し口より上部に位置する第2の
吹き出し口を具備するもので、この構成によれば同様に
暖房運転の安定時に室内の天井部に滞留した高温の空気
を第1の空気流路以外の第2の空気流路によって攪拌す
ることができ、頭寒足熱の快適な居住空間を形成できる
という効果を奏することができる。また筐体の上面部分
は空気の出入りがないため、運転停止中に空気流路に埃
等の異物が入りにくい。また側面からの吸い込み流れが
居住空間に形成されるため暖気が筐体の長手方向に拡散
しやすいため高温領域が増加して快適空間が増えるとい
う効果を奏する。
【0038】請求項4に記載の発明は、第1の空気流路
の第1の吹き出し口が筐体の前面に位置させたもので、
この構成によれば暖房運転時により広範囲の居住空間を
暖めることができるという効果を奏する。
【0039】請求項5に記載の発明は、第2の空気流路
の第2の吹き出し口を筐体の前面に位置させたもので、
この構成によれば暖房運転の安定時により広範囲の天井
付近の暖気の攪拌が行なえるため、より頭寒足熱が促進
されるという効果を奏する。
【0040】請求項6に記載の発明は、第2の空気流路
の第2の吹き出し口を第1の吹き出し口と隣接しない離
れた位置に設けたもので、この構成によれば、第1の空
気流路は第2の空気流路に干渉されずに床面へ高温風を
吹出し、また暖房運転の安定時には第2の空気流路が、
第1の空気流路に干渉されずに、室内の天井部に滞留し
た高温の空気を攪拌することができるため、頭寒足熱の
快適な居住空間を形成できるという効果を奏する。
【0041】請求項7に記載の発明は、第2の空気流路
の垂直方向の吹き出し傾斜を、第1の空気流路の吹き出
し傾斜と異なる傾斜角度としたもので、この構成によれ
ば、第1の空気流路は第2の空気流路に干渉されずに床
面へ高温風を吹出し、また暖房運転の安定時には第2の
空気流路が、第1の空気流路に干渉されずに、室内の天
井部に滞留した高温の空気を攪拌することができるた
め、頭寒足熱の快適な居住空間を形成できるという効果
を奏する。
【0042】請求項8に記載の発明は、第2の空気流路
の送風機を横流ファンとしたので、天井付近の暖気の攪
拌を天井と平行に、広範囲に行なえるために、より一層
快適な居住空間を形成できるという効果を奏する。
【0043】請求項9に記載の発明は、第2の空気流路
の送風機を遠心ファンとしたもので、高静圧なファンを
搭載することにより、第2の空気流路に集塵効果の高い
プレフィルターを搭載することができ、埃等を取り除い
て、清潔な居住空間を形成できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す空気調和機の断面図
【図2】本発明の実施例1を示す別の空気調和機の側面
断面図
【図3】同実施例1を示す別の空気調和機の側面断面図
【図4】同実施例1による居住空間の空気流れの模式図
【図5】同実施例1を示す別の空気調和機の側面断面図
【図6】同実施例1を示す別の空気調和機の側面断面図
【図7】同実施例1を示す別の空気調和機の正面断面図
【図8】本発明の実施例2を示す空気調和機の側面断面
【図9】(a)本発明の実施例3を示す空気調和機の正
面図 (b)同空気調和機のA−A断面図 (c)同空気調和機のB−B断面図
【図10】本発明の実施例4を示す空気調和機の側面断
面図
【図11】従来の空気調和機の側面断面図
【図12】他の従来の空気調和機の側面断面図
【符号の説明】
11 空気調和機本体 12 第1の吸い込み口 12a,12b,12c 第2の吸い込み口 13 第1の空気清浄フィルタ 15 熱交換器 16 第1の横流ファン 16a,16b 第2の横流ファン 17 第1のスタビライザ 17a 第2のスタビライザ 18 第1のリアガイダ 18a 第2のリアガイダ 19 第1の吹き出し流路 19a 第2の吹き出し流路 20 第1の吹き出し口 20a,20b,20c 第2の吹き出し口 23 第1の遠心ファン 23a,23b 第2の遠心ファン α 第1の空気流路の垂直方向の角度 β 第2の空気流路の垂直方向の角度
フロントページの続き (72)発明者 杉尾 孝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L049 BC01 BD01 BD02 3L050 BA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の独立した空気流路を具備する室内
    側送風ユニットを有し、熱交換作用を主目的とする第1
    の空気流路は筐体下面に位置する第1の吸い込み口と、
    筐体内部に配設した熱交換器と送風機を具備し、第1の
    空気流路以外の室内空気の攪拌作用を主目的とする第2
    の空気流路は筐体の上面に位置する第2の吸い込み口
    と、筐体内部に配設した送風機と、第1の空気流路の第
    1の吹き出し口より上部に位置する第2の吹き出し口を
    具備することを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 複数の独立した空気流路を具備する室内
    側送風ユニットを有し、熱交換作用を主目的とする第1
    の空気流路は筐体下面に位置する第1の吸い込み口と、
    筐体内部に配設した熱交換器と送風機を具備し、第1の
    空気流路以外の室内空気の攪拌作用を主目的とする第2
    の空気流路は筐体の前面に位置する第2の吸い込み口
    と、筐体内部に配設した送風機と、第1の空気流路の第
    1の吹き出し口より上部に位置する第2の吹き出し口を
    具備することを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 複数の独立した空気流路を具備する室内
    側送風ユニットを有し、熱交換作用を主目的とする第1
    の空気流路は筐体下面に位置する第1の吸い込み口と、
    筐体内部に配設した熱交換器と送風機を具備し、第1の
    空気流路以外の室内空気の攪拌作用を主目的とする第2
    の空気流路は筐体の側面に位置する第2の吸い込み口
    と、筐体内部に配設した送風機と、第1の空気流路の第
    1の吹き出し口より上部に位置する第2の吹き出し口を
    具備することを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 第1の空気流路の第1の吹き出し口を筐
    体の前面に位置させたことを特徴とする請求項1から3
    のいずれかに記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 第2の空気流路の第2の吹き出し口を筐
    体の前面に位置させたことを特徴とする請求項1から3
    のいずれかに記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 第2の空気流路の第2の吹き出し口を第
    1の空気流路の第1の吹き出し口と隣接しない離れた位
    置に設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれか
    に記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】 第2の空気流路の垂直方向の吹き出し傾
    斜を、第1の空気流路の吹き出し傾斜と異なる傾斜角度
    としたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記
    載の空気調和機。
  8. 【請求項8】 第2の空気流路の送風機を横流ファンと
    したことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載
    の空気調和機。
  9. 【請求項9】 第2の空気流路の送風機を遠心ファンと
    したことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載
    の空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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