JP2001322177A - 立体造形方法および立体造形装置 - Google Patents

立体造形方法および立体造形装置

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JP2001322177A
JP2001322177A JP2000145108A JP2000145108A JP2001322177A JP 2001322177 A JP2001322177 A JP 2001322177A JP 2000145108 A JP2000145108 A JP 2000145108A JP 2000145108 A JP2000145108 A JP 2000145108A JP 2001322177 A JP2001322177 A JP 2001322177A
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Ryutaro Iwase
龍太郎 岩瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 造形時間を短縮できる立体造形技術を提供す
る。 【解決手段】 立体造形装置1は、硬化閾値以上の光強
度で硬化する液状の光硬化性樹脂8を貯留する貯留槽2
1と、芯材9を回転させる回転機構22と、レーザ発信
器31とを有している。この立体造形装置1では、レー
ザ発信器31から出射されたビームLaを焦点部Fcに
集光させ、焦点部Fcのみで上記の硬化閾値以上の光強
度にするように調整されている。そして、光硬化性樹脂
8の液中で回転機構22により芯材9を回転させつつ、
焦点部FcをX方向およびZ方向に走査することによ
り、芯材9の表面から光硬化性樹脂の硬化層が順次に形
成され造形が行われる。これにより、芯材部分の造形時
間が不要となるため、造形時間を短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬化性材料を用い
て立体物を造形する立体造形方法および立体造形装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】立体物を造形する方法として、所定の条
件で硬化する硬化性材料を利用して立体物を造形する方
法がある。
【0003】この立体造形方法としては、例えば特開平
11−170377号公報に開示されているものがあ
る。これは、液状の光硬化性樹脂に光を照射して、光硬
化性樹脂の硬化層を順次に形成することにより、所望の
造形物を得るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の立体
造形方法では、何もない状態、すなわちゼロから造形を
行うため、造形物が完成するまでの造形時間が長くなっ
てしまう。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、造形時間を短縮できる立体造形技術を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明は、所定の光強度で硬化する液状の
硬化性材料を貯留する貯留槽を用いて、立体物を造形す
る立体造形方法であって、(a)貯留槽中の前記硬化性材
料に芯材を浸す工程と、(b)前記貯留槽中の前記芯材の
周囲で前記所定の光強度以上となる集光光線を生成する
工程と、(c)前記貯留槽中の前記硬化性材料に浸された
前記芯材の周囲を前記集光光線によって選択的かつ相対
的に走査する工程と、を備え、前記芯材の周囲に前記硬
化性材料の硬化層を順次に形成して立体物を造形する。
【0007】また、請求項2の発明は、光で硬化する液
状の硬化性材料を貯留する貯留槽を用いて、立体物を造
形する立体造形方法であって、(a)前記芯材の一部を前
記貯留槽中の硬化性材料の液中に浸した状態で前記芯材
を回転させ、それによって前記芯材の周囲への前記硬化
性材料の付着部を前記硬化性材料の液外に露出させる芯
材回転工程と、(b)前記液外において、前記付着部を選
択的に露光して硬化させる硬化工程と、(c)前記芯材を
さらに回転させ、硬化させた前記付着部を前記硬化性材
料の液中に再び浸す再浸工程と、を備え、前記芯材への
前記硬化性材料の新たな付着部につき、前記液外におい
て前記光線で選択的に露光することによって、前記芯材
の周囲に前記硬化性材料の硬化層を順次に形成して立体
物を造形する。
【0008】また、請求項3の発明は、所定の条件で硬
化する硬化性材料を用いて、立体物を造形する立体造形
方法であって、(a)芯材の周囲に流動状の硬化性材料を
選択的に吐出し、それによって前記芯材の周囲に前記硬
化性材料の付着部を選択的かつ順次に形成する吐出工程
と、(b)前記付着部を順次に硬化させる硬化工程と、を
備え、前記芯材の周囲に前記硬化性材料の硬化層を順次
に形成し前記立体物を造形する。
【0009】また、請求項4の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかの発明に係る立体造形方法におい
て、前記芯材として、形状の異なる複数の芯材のうち前
記立体物の外形面に内包され、かつ体積が最大となる芯
材を選択する選択工程をさらに備える。
【0010】また、請求項5の発明は、請求項1ないし
請求項4のいずれかの発明に係る立体造形方法におい
て、前記芯材は、前記硬化性材料と同一材料で形成され
ている。
【0011】また、請求項6の発明は、請求項1ないし
請求項5のいずれかの発明に係る立体造形方法におい
て、前記芯材の全表面について前記硬化性材料の最初の
硬化層を形成する前処理工程、をさらに備える。
【0012】また、請求項7の発明は、所定の光強度で
硬化する硬化性材料を用いて、立体物を造形する立体造
形装置であって、(a)液状の硬化性材料を貯留し、前記
硬化性材料に芯材が浸される貯留槽と、(b)前記貯留槽
中の前記芯材の周囲で前記所定の光強度以上となる集光
光線を生成する集光光線発生手段と、(c)前記貯留槽中
の前記硬化性材料に浸された前記芯材の周囲を前記集光
光線によって選択的かつ相対的に走査する走査手段と、
を備え、前記芯材の周囲に前記硬化性材料の硬化層を順
次に形成して立体物を造形する。
【0013】また、請求項8の発明は、光で硬化する硬
化性材料を用いて、立体物を造形する立体造形装置であ
って、(a)液状の硬化性材料を貯留する貯留槽と、(b)前
記芯材の一部を前記貯留槽中の硬化性材料の液中に浸し
た状態で前記芯材を回転させ、それによって前記芯材の
周囲への前記硬化性材料の付着部を前記硬化性材料の液
外に露出させる芯材回転手段と、(c)前記液外におい
て、前記付着部を選択的に露光して硬化させる走査手段
と、を備え、前記付着部の選択的硬化の後に前記芯材を
さらに回転させ、硬化させた前記付着部を前記硬化性材
料の液中に再び浸すとともに、前記芯材への前記硬化性
材料の新たな付着部につき、前記液外において選択的に
露光することによって、前記芯材の周囲に前記硬化性材
料の硬化層を順次に形成して立体物を造形する。
【0014】また、請求項9の発明は、所定の条件で硬
化する硬化性材料を用いて、立体物を造形する立体造形
装置であって、(a)流動状の硬化性材料を前記芯材の一
部に向けて吐出する吐出手段と、(b)前記硬化性材料の
吐出ラインと前記芯材とを相対的に移動させることによ
り前記芯材の周囲を前記硬化性材料によって選択的かつ
順次に走査する走査手段と、を備え、前記芯材の周囲に
前記硬化性材料の硬化層を順次に形成して前記立体物を
造形する。
【0015】また、請求項10の発明は、請求項7ない
し請求項9のいずれかの発明に係る立体造形装置におい
て、前記芯材として、形状の異なる複数の芯材のうち前
記立体物の外形面に内包され、かつ体積が最大となる芯
材を選択する選択手段をさらに備える。
【0016】また、請求項11の発明は、請求項7ない
し請求項10のいずれかの発明に係る立体造形装置にお
いて、前記芯材は、前記硬化性材料と同一材料で形成さ
れている。
【0017】また、請求項12の発明は、請求項7ない
し請求項11のいずれかの発明に係る立体造形装置にお
いて、前記走査手段を制御することによって、前記芯材
の全表面について前記硬化性材料の最初の硬化層を形成
する前処理制御手段、をさらに備える。
【0018】
【発明の実施の形態】<第1実施形態> <立体造形装置の要部構成>図1は、本発明の第1実施
形態に係る立体造形装置1の要部構成を示す図である。
【0019】立体造形装置1は、立体物を造形する造形
部2と、光を照射する光学部3と、これら造形部2およ
び光学部3を制御するコントローラ10とを備えてい
る。
【0020】造形部2は、液状の光硬化性樹脂8を貯留
する貯留槽21と、貯留槽の上方に設けられている回転
機構22とを有している。この光硬化性樹脂8は、硬化
閾値以上の光強度すなわち光エネルギーで硬化する特性
を有している。
【0021】貯留槽21は、光学部3からのビームが透
過するように透明な材料で形成されている。なお、貯留
槽21全部が透明である必要はなく、光学部3からのビ
ームが通過する部分が少なくとも透明であれば良い。
【0022】回転機構22は、芯材9を支持する棒状の
支持部材23をモータにより回転方向Prに回転できる
とともに、支持部材23をZ軸の方向Puに昇降できる
ように構成されている。また、芯材9は完成した造形物
の核となるもので、この芯材9を中心にして光硬化性樹
脂で所望の立体物が形成される。なお、支持部材23
は、剛性を高くするのが好ましい。これは、造形物の重
心と回転機構22の回転軸とが一致しない場合、すなわ
ち偏心している場合に、支持部材23の剛性が十分でな
いと、造形物の回転によって支持部材23が湾曲してし
まうためである。
【0023】図2は、芯材9の形状の例を示す図であ
る。支持部材23で支持される芯材9は、形状の異なる
3種類の芯材9a、9b、9cから選択できるようにな
っている。また、芯材9a、9b、9cは、光硬化性樹
脂8と同一の材料で形成されている。これは、光硬化性
樹脂8と同一材料の場合には、芯材への光硬化性樹脂の
接着性が良くなるためである。なお、芯材9a、9b、
9cの材質は、光硬化性樹脂と同一であるのは必須では
なく、芯材と光硬化性樹脂との接着性が適切に確保でき
る材料であれば良い。
【0024】光学部3は、レーザ発信器31と、レーザ
発信器31から出射されたビームLaの幅を拡張するビ
ームエキスパンダ32と、ビームエキスパンダ32で拡
張されたビームLbを集光するレンズ33とを有してい
る。また、光学部3には、ビームエキスパンダ32とレ
ンズ33との間にビーム移動機構34が設けられてい
る。
【0025】レーザ発信器31は、半導体レーザを利用
している。なお、レーザ発信器31は、ガスレーザを利
用するものでも良い。
【0026】レンズ33は、ビームLbを焦点部Fcに
集光させるものである。また、レンズ33は、X軸の方
向QfおよびZ軸の方向Quに移動でき、これに伴って
焦点部FcがX軸方向およびZ軸方向に移動できる。こ
の焦点部Fcのみにおいて、上述した光硬化性樹脂8が
硬化する硬化閾値以上の光強度となるようにレーザ発信
器31の出力が調整されている。これにより、レンズ3
3を通過したビームLcは、貯留槽21内の光硬化性樹
脂8においても焦点部Fc以外では光硬化性樹脂を硬化
させることがなく、焦点部Fcのみで光硬化性樹脂の硬
化を行うことができる。このように、集光光線として働
く焦点部(集光部)Fcは、光硬化性樹脂の硬化閾値以
上となるビームの箇所に相当し、焦点とその近傍とを含
む概念である。
【0027】ビーム移動機構34は、例えばガルバノミ
ラーを利用して、レンズ33のZ軸方向の移動に追従し
てビームL2の出射位置をZ軸方向に移動できるように
なっている。
【0028】コントローラ10は、CPUおよびメモリ
を有しており、回転機構22による芯材9の回転、レー
ザ発信器31の出力、レンズ33の移動などを有機的に
制御する。
【0029】また、コントローラ10のメモリには、所
定の操作により入力できる造形物の3次元形状データD
aと、3種類の芯材9a、9b、9cの3次元形状デー
タDbとが格納されている。ここで、立体造形において
光硬化性樹脂で造形する箇所は、3次元形状データDa
に係る造形物の形状から、3次元形状データDbに係る
芯材の形状が抜き出された部分となる。なお、この3次
元形状データDa、Dbは、実際の立体物を3次元形状
計測装置により計測して生成された形状データや3次元
CADにより生成された形状データを利用しても良い。
【0030】<立体造形装置1の動作>図3は、立体造
形装置1の基本的な動作を説明するフローチャートであ
る。また、図4は、立体造形装置1により造形される造
形物91の例を示す図である。なお、図4(a)は立体
造形物91の外形図を示しており、図4(b)は図4
(a)のIV−IV位置から見た拡大断面図を示している。
【0031】ステップS1では、図2に示す3種類の芯
材9a、9b、9cから、造形物91の外形面に内包さ
れる芯材を選択する。
【0032】ステップS2では、ステップS1で選択さ
れた芯材が複数であるかを判定する。ここで、複数であ
る場合には、ステップS3に進み、単数である場合に
は、ステップS4に進む。
【0033】ステップS3は、複数の芯材のうち体積が
最大となる1つの芯材を選択する。これは、芯材の体積
が大きいほど造形に使用する光硬化性樹脂の量が減るた
め、造形時間短縮に有効となるためである。
【0034】ステップS4では、選択された芯材9の種
類をコントローラ10に所定の操作を行って入力する。
また、選択された芯材9を支持部材23にセットする。
【0035】上記のステップS1〜S4の動作はユーザ
が行うこととなるが、コントローラ10により造形物9
1の3次元形状データDaと3種類の芯材9a、9b、
9cの3次元形状データDbとを比較し、上記の条件を
満足するものとして選択すべき芯材を自動判定してユー
ザに知らせるようにしてもよい。
【0036】以下では、ステップS5以降の動作を説明
するが、この動作はコントローラ10により自動的に実
行される。
【0037】ステップS5では、回転機構22により支
持部材23を降下させ、支持部材23で支持される芯材
9を貯留槽21に浸漬する。
【0038】ステップS6では、回転機構22により、
支持部材23で支持される芯材9を回転する。
【0039】ステップS7では、レンズ33を方向Q
f、Quに移動することにより、芯材9に対してビーム
の焦点部FcをZ方向に走査する。ここでは、芯材9が
1回転するごとに焦点部FcをZ方向に移動させて、芯
材9に全表面において被膜として働く光硬化性樹脂8の
最初の硬化層(第1硬化層)91a(図4(b))を確
実に形成するようにする。なお、最初の硬化層91aを
確実に形成するためには、例えば第2硬化層以降の層形
成スピードより遅く層形成を行うと良い。
【0040】ステップS8では、前処理、すなわち芯材
9の表面全体において光硬化性樹脂8の被膜形成が完了
したかを判定する。ここで、前処理が完了している場合
には、ステップS9に進む。この前処理により、芯材9
の材質が光硬化性樹脂の材料と異なる場合でもステップ
S9以降の造形動作は光硬化性樹脂8と同一材料の芯材
を用いる時と同様に良好な接着性を確保できる。また、
前処理が完了してない場合には、ステップS6に進む。
【0041】ステップS9では、ステップS6と同様に
芯材9を回転する。
【0042】ステップS10では、ステップS7と同様
に、芯材9に対してビームの焦点部FcをX方向および
Z方向に走査する。ここでは、図4(b)に示すよう
に、芯材9の周囲に第2硬化層91b、第3硬化層91
c、第4硬化層91dの順に、木の年輪のように造形を
行う。なお、説明の便宜上、図4(b)では光硬化性樹
脂の硬化層を4層とし、また各層の境界を強調して表現
している。
【0043】また、図4(a)に示す造形物91の凹部
91gでは光硬化性樹脂8の硬化が不要であるため、こ
の凹部91gではコントローラ10がレーザ発信器31
からのビームLa出力をOFFにする制御が行われる。
すなわち、焦点部FcをX方向およびZ方向に走査する
とともにビームLa出力のON・OFFを制御するこ
と、つまり芯材9の周囲を焦点部Fcによって選択的か
つ相対的に走査することにより、様々な形状の造形物9
1が造形できる。
【0044】ステップS11では、造形物91の造形が
完了しているかを判定する。ここで、造形が完了してい
る場合には、ステップS12に進み、完了していない場
合には、ステップS9に進む。
【0045】ステップS12では、回転機構22により
支持部材23を上昇させ、完成した造形物91を貯留槽
21から引き上げる。そして、支持部材23から造形物
91を取り外し、造形物91を得る。
【0046】以上の立体造形装置1の動作により、芯材
部分の造形時間が不要となるため、造形時間の短縮が図
れる。
【0047】<第2実施形態> <立体造形装置の要部構成>図5は、本発明の第2実施
形態に係る立体造形装置4の要部構成を示す図である。
また、図6は、図5のV−V位置から見た断面図である。
【0048】立体造形装置4は、立体物を造形する造形
部5と、レーザ発信器55と、これら造形部5およびレ
ーザ発信器55を制御するコントローラ40を備えてい
る。
【0049】造形部5は、液状の光硬化性樹脂8を貯留
する貯留槽51と、貯留槽51の側方に設けられている
回転機構52とを有している。この光硬化性樹脂8は、
第1実施形態と同様に、硬化閾値以上の光強度すなわち
光エネルギーで硬化する特性を有している。
【0050】回転機構52は、芯材9を支持する支持部
材53をモータにより回転方向Srに回転できるととも
に、Z軸の方向Suに昇降できるように構成されてい
る。
【0051】レーザ発信器55は、半導体レーザを利用
するものであり、またX軸の方向Tfに移動できるよう
になっている。
【0052】コントローラ40は、第1実施形態と同様
に、CPUおよびメモリを有しており、回転機構52に
よる芯材9の回転、レーザ発信器55のレーザビームL
dの出射などを有機的に制御する。
【0053】また、コントローラ10のメモリには、第
1実施形態と同様に、所定の操作により入力できる造形
物の3次元形状データDaと、3種類の芯材9a、9
b、9cの3次元形状データDbとが格納されている。
【0054】以上の立体造形装置4の構成により、図5
および図6に示すように、芯材9の一部を貯留槽51の
光硬化性樹脂8の液中に浸して芯材9に回転を加える
と、液中で芯材9の表面に付着した光硬化性樹脂8の液
層部8aが回転によって、回転方向Srに引っぱり上げ
られ、液外に露出する。そして、この液層部8aに対し
てビームLdを照射することにより、芯材9の表面上で
光硬化性樹脂85を硬化できる。さらに、芯材9を回転
させ、硬化した光硬化性樹脂85を液中に再び浸すこと
により、この硬化部に新たな光硬化性樹脂85を付着で
きる。この付着部に光照射を行うことにより、硬化部の
積層が可能となる。
【0055】立体造形装置4では、第1実施形態のよう
に、液中で光硬化性樹脂8を硬化させることがないた
め、光学部5の構成を簡素化できる。
【0056】<立体造形装置4の動作>図7は、立体造
形装置4の基本的な動作を説明するフローチャートであ
る。また、本動作により図4に示す造形物91の造形を
行うものとする。
【0057】ステップS21〜S24は、図3に示すフ
ローチャートのステップS1〜S4と同様の動作を行
う。
【0058】ステップS25では、回転機構52を降下
させ、図5に示すように支持部材53により支持される
芯材9の一部を貯留槽51に浸漬する。
【0059】ステップS26では、回転機構22によ
り、支持部材23で支持される芯材9を回転する。上述
したように、図6に示す光硬化性樹脂の液層部8aが液
外に露出される。
【0060】ステップS27では、レーザ発信器55を
方向Tfに移動させることにより、ステップS25で露
出された光硬化性樹脂の液層部8aに対してビームLd
をX方向に走査する。ここでは、図3に示すフローチャ
ートのステップS7と同様に、芯材9に表面全体におい
て被膜として働く光硬化性樹脂8の最初の硬化層(第1
硬化層)91a(図4(b))を確実に形成するように
する。
【0061】ステップS28では、前処理、すなわち芯
材9の表面全体において光硬化性樹脂8の被膜形成が完
了したかを判定する。ここで、前処理が完了している場
合には、ステップS29に進み、前処理が完了してない
場合には、ステップS26に進む。
【0062】ステップS29では、ステップS26と同
様に芯材9を回転する。
【0063】ステップS30では、ステップS27と同
様に、レーザ発信器55を方向Tfに移動させることに
より、ステップS29で露出された光硬化性樹脂の液層
部8aに対してビームLdをX方向に走査する。ここで
は、第1実施形態と同様、図4(b)に示すように、芯
材9の周囲に第2硬化硬化層91b、第3硬化層91
c、第4硬化層91dの順に、木の年輪のように造形を
行う。
【0064】また、第1実施形態と同様に、図4(a)
に示す造形物91の凹部91gでは光硬化性樹脂8の硬
化が不要であるため、この凹部91gではコントローラ
40がレーザ発信器55からのビームLd出力をOFF
にする制御が行われる。すなわち、ビームLdをX方向
に走査するとともにビームLd出力のON・OFFを制
御すること、つまり光硬化性樹脂の液層部8aを選択的
に露光することにより、様々な形状の造形物91が造形
できる。
【0065】ステップS31では、造形物91の造形が
完了しているかを判定する。ここで、造形が完了してい
る場合には、ステップS32に進み、完了していない場
合には、ステップS29に進む。
【0066】ステップS32では、回転機構52を上昇
させ、完成した造形物91を貯留槽51から引き上げ
る。そして、支持部材53から造形物91を取り外し、
造形物91を得る。
【0067】以上の立体造形装置4の動作により、第1
実施形態と同様に、芯材部分の造形時間が不要となるた
め、造形時間の短縮が図れる。
【0068】<第3実施形態> <立体造形装置の要部構成>図8は、本発明の第3実施
形態に係る立体造形装置6の要部構成を示す図である。
【0069】立体造形装置6は、回転機構61と、流動
状の樹脂85を吐出する吐出部65とを備えている。
【0070】回転機構61は、モータにより芯材9を支
持する棒状の支持部材62を回転方向Vrに回転でき
る。なお、支持部材23は、第1実施形態と同様に剛性
を高くするのが好ましい。
【0071】吐出部65は、ノズル66と、ノズル66
内の樹脂85を加熱するヒータ67とを有している。
【0072】ノズル66は、樹脂85を供給する供給タ
ンク(図示せず)から樹脂85の供給を受けて芯材9に
対して樹脂85を吐出できるとともに、ノズル66の吐
出口66aが曲線Vuに沿って移動できるようになって
いる。ここで、曲線Vuは円弧部Vpを有しているが、
この円弧部Vpは芯材9の端面9eに樹脂85を適切に
付着させるためのものである。すなわち、円弧部Vpで
は円弧に沿って吐出口66aの角度が変更され、芯材9
の端面9eに適切な角度で樹脂85を付着できることと
なる。
【0073】樹脂85は、加熱により軟化する特性の熱
可塑性樹脂である。この樹脂85としては、例えばポリ
エチレンやポリエステル樹脂などを使用できる。
【0074】ヒータ67は、熱可塑性樹脂85がノズル
67で硬化せず、流動するように加熱するものである。
そして、ノズル67から吐出された樹脂は、芯材9表面
上の付着部Ftに付着して、常温の条件下で硬化される
ことにより、芯材9を核として造形を行うことができ
る。なお、上記の供給タンクからノズル66までの樹脂
供給ラインについても、樹脂85が硬化しないように加
熱が行われる。
【0075】コントローラ60は、第1実施形態と同様
に、CPUおよびメモリを有しており、回転機構61に
よる芯材9の回転、ノズル66からの樹脂85の吐出な
どを有機的に制御する。
【0076】また、コントローラ10のメモリには、第
1実施形態と同様に、所定の操作により入力できる造形
物の3次元形状データDaと、3種類の芯材9a、9
b、9cの3次元形状データDbとが格納されている。
【0077】<立体造形装置6の動作>図9は、立体造
形装置6の基本的な動作を説明するフローチャートであ
る。また、本動作により図4に示す造形物91の造形を
行うものとする。
【0078】ステップS41〜S44は、図3に示すフ
ローチャートのステップS1〜S4と同様の動作を行
う。
【0079】ステップS45では、回転機構61によ
り、支持部材62により支持される芯材9を回転する。
【0080】ステップS46では、曲線Vuに沿ってノ
ズル66の吐出口66aを移動させつつ、芯材9に対し
て樹脂85を吐出し付着部Ftを移動させる。ここで
は、図3に示すフローチャートのステップS7と同様
に、芯材9の表面全体において被膜として働く樹脂85
の最初の硬化層(第1硬化層)91a(図4(b))を
確実に形成するようにする。
【0081】ステップS47では、前処理、すなわち芯
材9の表面全体において樹脂85の被膜形成が完了した
かを判定する。ここで、前処理が完了している場合に
は、ステップS48に進み、前処理が完了してない場合
には、ステップS45に進む。
【0082】ステップS48では、ステップS45と同
様に芯材9を回転する。
【0083】ステップS49では、ステップS46と同
様に、曲線Vuに沿ってノズル66を移動させつつ、芯
材9に対して樹脂85を吐出し付着部Ftを移動させ
る。ここでは、第1実施形態と同様、図4(b)に示す
ように、芯材9の周囲に第2硬化層91b、第3硬化層
91c、第4硬化層91dの順に、木の年輪のように造
形を行う。
【0084】また、第1実施形態と同様に、図4(a)
に示す造形物91の凹部91gでは光硬化性樹脂8の硬
化が不要であるため、この凹部91gではコントローラ
60がノズル66からの樹脂85の吐出をOFFにする
制御が行われる。すなわち、ノズル66を曲線Vuに沿
って移動しつつ樹脂85の吐出のON・OFFを制御す
ること、つまり樹脂85の吐出ラインを走査し樹脂85
を選択的に吐出することにより、様々な形状の造形物9
1が造形できる。
【0085】ステップS50では、造形物91の造形が
完了しているかを判定する。ここで、造形が完了してい
る場合には、ステップS51に進み、完了していない場
合には、ステップS48に進む。
【0086】ステップS51では、完成した造形物91
を支持部材53から取り外し、造形物91を得る。
【0087】以上の立体造形装置6の動作により、第1
および第2実施形態と同様に、芯材部分の造形時間が不
要となるため、造形時間の短縮が図れる。
【0088】<変形例> ◎上記第1実施形態の立体造形装置1については、図1
0に示すように芯材9を載置する載置部15をさらに備
える構成でもよい。
【0089】この立体造形装置1Aでは、回転機構22
がX軸の方向Pfにさらに移動できる構成となってい
る。これにより、載置部15における3種類の芯材9
a、9b、9cから1つの芯材を選択し、この芯材を支
持部材23で支持することにより回転機構にセットでき
る。なお、立体造形装置1Aでは、3種類の芯材9a、
9b、9cを1つづつ載置するようになっているが、複
数載置するようにしても良い。
【0090】立体造形装置1Aの動作については、立体
造形装置1と類似の動作となるが、図3に示すフローチ
ャートのステップS1〜S4の動作がコントローラ10
により実行できるため、自動化が可能となる。
【0091】なお、第2実施形態の立体造形装置4およ
び第3実施形態の立体造形装置6についても、芯材を載
置する載置部をさらに設けて同様の動作を行わせるよう
にしても良い。
【0092】◎上記の各実施形態については、図4に示
す回転対称の造形物91だけでなく、図11に示す非回
転対称の造形物92も造形できる。この場合にも、上記
の各実施形態のように樹脂の第1硬化層92aから第5
硬化層92eまでを順に形成していくこととなるが、第
3層92c〜第5層92eではリング層の一部に欠落部
92kを生じさせるように造形を行う。
【0093】◎上記の各実施形態の芯材については、3
種類の芯材から選択するのは必須ではなく、2種類また
は4種類以上の芯材から選択しても良い。また、造形に
1種類の芯材のみを用いるようにしても良い。
【0094】◎上記の各実施形態の芯材の形状について
は、円筒状であることは必須ではなく、楕円状、球状や
直方体状の形状でも良い。
【0095】◎上記の第1実施形態については、レンズ
で集光して焦点部を形成するのは必須ではなく、複数の
レーザ発信器からのビームを一点に集中させることによ
り集光部を形成してもよい。
【0096】◎上記の第1実施形態については、芯材に
対して焦点部を走査して造形するのは必須ではなく、焦
点部を固定し芯材を昇降動作させることにより造形を行
っても良い。また、第2実施形態および第3実施形態に
ついても同様である。
【0097】◎第1実施形態の貯留槽については、芯材
の回転方向Prと同じ方向に回転させるようにしても良
い。これにより、芯材と芯材周辺の光硬化性樹脂との相
対速度が低減でき、芯材に対する光硬化性樹脂の接着性
を向上できる。
【0098】◎上記の第3実施形態については、常温で
硬化する樹脂を用いるのは必須ではなく、高温で硬化す
る樹脂や光硬化性樹脂などを用いても良い。高温で硬化
する樹脂の場合には、芯材に付着した樹脂を加熱するこ
とにより造形を行う。また、光硬化性樹脂の場合には、
芯材に付着した樹脂に光を照射することにより造形を行
うこととなる。
【0099】◎上記の各実施形態については、芯材の全
表面に第1硬化層を形成するのは必須ではなく、芯材の
一部の表面のみに第1硬化層を形成しても良い。
【0100】◎上記の各実施形態については、芯材が造
形物の外形面に内包されるのは必須ではなく、芯材の外
形の一部を造形物に利用できる場合には、芯材のその部
分は造形物に内包する必要がない。
【0101】◎この発明における「液状」とは、「ゲル
状」も含む概念である。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項12の発明によれば、芯材の周囲に硬化性材料の硬
化層を順次に形成し立体物を造形するため、造形時間を
短縮できる。
【0103】特に、請求項4および請求項10の発明に
おいては、形状の異なる複数の芯材のうち立体物の外形
面に内包され、かつ体積が最大となる芯材を選択するた
め、造形に適切な芯材が選択できる。
【0104】また、請求項5および請求項11の発明に
ついては、芯材が硬化性材料と同一材料で形成されるた
め、芯材に対して硬化性材料の接着性が良くなる。
【0105】また、請求項6および請求項12の発明に
ついては、芯材の全表面について硬化性材料の最初の硬
化層を形成するため、芯材が硬化性材料と同一材料でな
い場合でも良好に造形が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る立体造形装置1の
要部構成を示す図である。
【図2】芯材9の形状の例を示す図である。
【図3】立体造形装置1の基本的な動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】立体造形装置1により造形される造形物91の
例を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る立体造形装置4の
要部構成を示す図である。
【図6】図5のV−V位置から見た断面図である。
【図7】立体造形装置4の基本的な動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図8】本発明の第3実施形態に係る立体造形装置6の
要部構成を示す図である。
【図9】立体造形装置6の基本的な動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図10】本発明の変形例に係る立体造形装置1Aの要
部構成を示す図である。
【図11】造形物92の例を示す図である。
【符号の説明】
1、1A、4、6 立体造形装置 8 光硬化性樹脂 9、9a、9b、9c 芯材 22、52、61 回転機構 31、55 レーザ発信器 66 ノズル 85 樹脂 91、92 造形物 Fc 焦点部 Ft 付着部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の光強度で硬化する液状の硬化性材
    料を貯留する貯留槽を用いて、立体物を造形する立体造
    形方法であって、 (a)貯留槽中の前記硬化性材料に芯材を浸す工程と、 (b)前記貯留槽中の前記芯材の周囲で前記所定の光強度
    以上となる集光光線を生成する工程と、 (c)前記貯留槽中の前記硬化性材料に浸された前記芯材
    の周囲を前記集光光線によって選択的かつ相対的に走査
    する工程と、を備え、 前記芯材の周囲に前記硬化性材料の硬化層を順次に形成
    して立体物を造形することを特徴とする立体造形方法。
  2. 【請求項2】 光で硬化する液状の硬化性材料を貯留す
    る貯留槽を用いて、立体物を造形する立体造形方法であ
    って、 (a)前記芯材の一部を前記貯留槽中の硬化性材料の液中
    に浸した状態で前記芯材を回転させ、それによって前記
    芯材の周囲への前記硬化性材料の付着部を前記硬化性材
    料の液外に露出させる芯材回転工程と、 (b)前記液外において、前記付着部を選択的に露光して
    硬化させる硬化工程と、 (c)前記芯材をさらに回転させ、硬化させた前記付着部
    を前記硬化性材料の液中に再び浸す再浸工程と、を備
    え、 前記芯材への前記硬化性材料の新たな付着部につき、前
    記液外において前記光線で選択的に露光することによっ
    て、前記芯材の周囲に前記硬化性材料の硬化層を順次に
    形成して立体物を造形することを特徴とする立体造形方
    法。
  3. 【請求項3】 所定の条件で硬化する硬化性材料を用い
    て、立体物を造形する立体造形方法であって、 (a)芯材の周囲に流動状の硬化性材料を選択的に吐出
    し、それによって前記芯材の周囲に前記硬化性材料の付
    着部を選択的かつ順次に形成する吐出工程と、 (b)前記付着部を順次に硬化させる硬化工程と、を備
    え、 前記芯材の周囲に前記硬化性材料の硬化層を順次に形成
    し前記立体物を造形することを特徴とする立体造形方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の立体造形方法において、 前記芯材として、形状の異なる複数の芯材のうち前記立
    体物の外形面に内包され、かつ体積が最大となる芯材を
    選択する選択工程をさらに備えることを特徴とする立体
    造形方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の立体造形方法において、 前記芯材は、前記硬化性材料と同一材料で形成されてい
    ることを特徴とする立体造形方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の立体造形方法において、 前記芯材の全表面について前記硬化性材料の最初の硬化
    層を形成する前処理工程、をさらに備えることを特徴と
    する立体造形装置。
  7. 【請求項7】 所定の光強度で硬化する硬化性材料を用
    いて、立体物を造形する立体造形装置であって、 (a)液状の硬化性材料を貯留し、前記硬化性材料に芯材
    が浸される貯留槽と、 (b)前記貯留槽中の前記芯材の周囲で前記所定の光強度
    以上となる集光光線を生成する集光光線発生手段と、 (c)前記貯留槽中の前記硬化性材料に浸された前記芯材
    の周囲を前記集光光線によって選択的かつ相対的に走査
    する走査手段と、を備え、 前記芯材の周囲に前記硬化性材料の硬化層を順次に形成
    して立体物を造形することを特徴とする立体造形装置。
  8. 【請求項8】 光で硬化する硬化性材料を用いて、立体
    物を造形する立体造形装置であって、 (a)液状の硬化性材料を貯留する貯留槽と、 (b)前記芯材の一部を前記貯留槽中の硬化性材料の液中
    に浸した状態で前記芯材を回転させ、それによって前記
    芯材の周囲への前記硬化性材料の付着部を前記硬化性材
    料の液外に露出させる芯材回転手段と、 (c)前記液外において、前記付着部を選択的に露光して
    硬化させる走査手段と、を備え、 前記付着部の選択的硬化の後に前記芯材をさらに回転さ
    せ、硬化させた前記付着部を前記硬化性材料の液中に再
    び浸すとともに、前記芯材への前記硬化性材料の新たな
    付着部につき、前記液外において選択的に露光すること
    によって、前記芯材の周囲に前記硬化性材料の硬化層を
    順次に形成して立体物を造形することを特徴とする立体
    造形装置。
  9. 【請求項9】 所定の条件で硬化する硬化性材料を用い
    て、立体物を造形する立体造形装置であって、 (a)流動状の硬化性材料を前記芯材の一部に向けて吐出
    する吐出手段と、 (b)前記硬化性材料の吐出ラインと前記芯材とを相対的
    に移動させることにより前記芯材の周囲を前記硬化性材
    料によって選択的かつ順次に走査する走査手段と、を備
    え、 前記芯材の周囲に前記硬化性材料の硬化層を順次に形成
    して前記立体物を造形することを特徴とする立体造形装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし請求項9のいずれかに
    記載の立体造形装置において、 前記芯材として、形状の異なる複数の芯材のうち前記立
    体物の外形面に内包され、かつ体積が最大となる芯材を
    選択する選択手段をさらに備えることを特徴とする立体
    造形装置。
  11. 【請求項11】 請求項7ないし請求項10のいずれか
    に記載の立体造形装置において、 前記芯材は、前記硬化性材料と同一材料で形成されてい
    ることを特徴とする立体造形装置。
  12. 【請求項12】 請求項7ないし請求項11のいずれか
    に記載の立体造形装置において、 前記走査手段を制御することによって、前記芯材の全表
    面について前記硬化性材料の最初の硬化層を形成する前
    処理制御手段、をさらに備えることを特徴とする立体造
    形装置。
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