JP2001321217A - 保温袋 - Google Patents

保温袋

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JP2001321217A
JP2001321217A JP2000145225A JP2000145225A JP2001321217A JP 2001321217 A JP2001321217 A JP 2001321217A JP 2000145225 A JP2000145225 A JP 2000145225A JP 2000145225 A JP2000145225 A JP 2000145225A JP 2001321217 A JP2001321217 A JP 2001321217A
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bag
heat
bag body
food
granular material
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JP2000145225A
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English (en)
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Shoji Hoshino
彰司 星野
Yuji Suzuki
鈴木  勇二
Yasuhisa Yamazaki
靖久 山崎
Hiroaki Kobayashi
博明 小林
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Toshiba TEC Corp
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、被保温物の温度変化を長時間にわた
り抑制できるとともに、被保温物の品質劣化も防止でき
る買い物袋を得ることにある。 【解決手段】取っ手5が取付けられた袋本体2と、発泡
粒状体3と、給排気口4とを具備する。内部に被保温物
6、7を収容する袋本体2を、相互間に粒状体収容部11cを
形成して自在に変形可能で、かつ、非通気性材料製の内
側袋部11a及び外側袋部11bを有する二重袋11で形成す
る。発泡粒状体3は、収容部11cに収容され、この収容
部が脱気されるにつれて互いに密着状態に集合し被保温
物6、7の形状に沿って固化状態となる。粒状体収容部11c
に連通して袋本体2に設けられた給排気口4は、収容部
11cが脱気した状態を保持する開閉弁4aを有する。固化
状態の発泡粒状体3で、被保温物6、7の位置決め及び断
熱をすると共に、被保温物6、7の周囲での空気の対流を
妨げて保温することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば買い物袋等
として使用できる保温袋に関する。
【0002】
【従来の技術】食品の中には、冷凍して、又は冷蔵し
て、或は温めて販売されるものが多々ある。これらの食
品を消費者が購入して持ち運ぶ場合には、通常、消費者
が用意した買い物袋が使用され、或は、食品販売業者が
用意したポリエチレンの袋が使用されている。
【0003】しかし、これらの袋はいずれも保温できる
ものではないから、消費者は前記食品を購入しようとす
るに際して、それが溶けたり冷めたりすることを最小限
に抑制するために、他の買い物が終わってから最後に購
入することを余儀なくされている。その結果、他人に買
われてしまうことがある。
【0004】又、内外両面にアルミ箔を貼り付けた保冷
袋も知られている。この保冷袋は、アルミ箔で輻射熱を
反射できるので、ある程度の保温ができる。しかし、こ
の保冷袋にしても、その断熱性能が低く、しかも、前記
買い物袋等と同様に容器内に収容された被保温物と容器
内で対流する空気との接触を妨げることができず、この
対流に伴う放熱があるので、長時間にわたる保温性能は
期待できない。そのため、前記保冷袋を利用しても、自
宅等へ持ち込まれるまでに比較的長い時間が掛かる場合
には、前記食品が少なからず溶けたり冷めたりする恐れ
は否めない。
【0005】又、前記いずれの袋においても、持ち運び
際の袋の動揺に従って袋内に収容されている前記食品等
が動き得るから、その食品が袋内面と擦れ合ったり、袋
内において各種の食品が混在している場合には、それら
が互いにぶつかり合って形崩れするなど、食品を劣化さ
せる恐れがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、被保温物の温度変化を長時間にわたり抑制
できるとともに、被保温物の品質劣化も防止できる保温
袋を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、相互間に粒状体収容部を形成し
て自在に変形可能な内側袋部及び外側袋部を有する二重
袋で、被保温物を収容可能に形成され、かつ、前記両袋
部の内の少なくとも外側袋部が非通気性をなす袋本体
と、前記粒状体収容部に収容されこの収容部が脱気され
るにつれて互いに密着状態に集合して固化状態となる無
数の発泡粒状体と、前記粒状体収容部に連通して前記袋
本体に設けられ前記粒状体収容部が脱気した状態を保持
する開閉弁を有する給排気口と、を具備したことを特徴
とするものである。
【0008】この請求項1の発明の保温袋は、袋本体内
に被保温物を入れた状態で、給排気口に接続される排気
ポンプにより二重袋の粒状体収容部の空気を吸い出して
使用される。この場合、給排気口の開閉弁は開かれて前
記空気の吸出しを許し、そして、この吸出し後において
開閉弁は閉じられて粒状体収容部を脱気された状態に保
持する。前記空気の吸出しにより、粒状体収容部内に収
容されている無数の発泡粒状体は、収容されている被保
温物の形状に沿って互いに密着状態に集合して固化状態
となる。
【0009】それにより、被保温物は固化状態の発泡粒
状体で包まれて動かないように保持される。そして、無
数の発泡粒状体の一つ一つは、それ自体が発泡している
が故に断熱性能を有しており、それらが既述のように被
保温物を包むように集合して固化状態となるから、袋本
体内に位置決めされた被保温物を外部の熱に対して固化
状態の発泡粒状体群で断熱することができる。更に、既
述のように脱気により無数の発泡粒状体が固化状態とな
るに伴い、被保温物の周囲に対流が生じる空気が残され
ることがないように被保温物が収容されている袋本体内
の空気を排出できる。
【0010】又、前記脱気が保持されている状態におい
て、開閉弁を開くことにより、給排気口を通して前記粒
状体収容部に空気が導入されるので、それに伴い発泡粒
状体群の固化状態が解消される。それにより、袋本体を
開いて被保温物の取出しができる。
【0011】又、請求項1の発明の実施にあたり、請求
項2の発明のように、輻射熱を反射する薄膜を前記袋本
体の内面に被着するとよい。
【0012】この発明においては、袋本体に収容されて
いる被保温物から放射される輻射熱を、袋本体の内面の
薄膜で反射して、前記輻射熱が袋本体を通過することを
防止できる。その上、薄膜の表面は滑らかであるので、
袋本体内面の拭き掃除を容易に行うことができる。
【0013】又、請求項1又は2の発明の実施にあた
り、請求項3の発明のように、前記給排気口と前記袋本
体の内部とを連通させる連通部を設けるとよい。
【0014】この発明においては、粒状体収容部を脱気
すると同時に、連通部を通して袋本体の内部を脱気でき
るので、内側袋部が被保温物の形状に沿い易くなるに伴
って、粒状体収容部内の無数の発泡粒状体を容易に被保
温物の形状に沿わせることができるとともに、袋本体内
の空気を確実に強制排気して、被保温物の周囲に対流を
生じる空気が残らないようにできる。
【0015】又、請求項1〜3のうちのいずれか一項の
発明の実施にあたり、請求項3の発明のように、前記袋
本体に取っ手を取付けて買い物袋として使用可能とする
こともできる。
【0016】この発明においては、被保温物の温度変化
を長時間にわたり抑制できるとともに、被保温物の品質
劣化も防止でき、又は、これに加えて袋本体内面の掃除
性がよく、更に加えるに取扱いが容易となる構成を備え
て、取っ手を用いて手に下げて持つことができるので、
高品質な買い物袋を提供できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を参照して本
発明の第1実施形態を説明する。本実施形態は保温袋を
買い物袋として適用した例であり、この買い物袋1は図
1に示すように袋本体2と、発泡粒状体3と、給排気口
4と、取っ手5とを具備している。なお、図1及び図2
中6は冷蔵を要する鮮魚等の被保温物、同じく7は冷凍
された肉等の被保温物である。被保温物7はトレー8に
乗せて透明フィルムによりラップされている。
【0018】図2に示すように袋本体2は、上端縁が開
放されるとともに底が閉じられた二重袋11と、開閉縁
体12と、外皮13と、内皮14とを有している。二重
袋12は、自在に変形可能でかつ非通気性をなすビニー
ル等の合成樹脂材料からなり展開状態ではシート状の内
側袋部11a及び外側袋部11bを互いに接着して中空
に形成されている。両袋部11a、11b相互間に形成
された空間は粒状体収容部11cとして用いられる。こ
れら内外両袋部11a、11bは一体であっても、又、
別体であってもよい。図1に示す開閉縁体12は、二重
袋11の上端開口縁に取付けられており、これを開いて
袋本体2内への被保温物6、7等の出し入れができるよ
うになっている。
【0019】図2に示す外皮13は二重袋11を保護す
るために二重袋11の外面全体にわたり被着されてい
る。この外皮13も自在に変形できる材料で形成されて
いる。内皮14は、袋本体2の内面、つまり、内側袋部
11aに被着されている。この内皮14は、輻射熱を反
射する薄膜、例えば金属蒸着膜、取分け安価に入手でき
るアルミニューム箔で形成されている。
【0020】前記構成の袋本体2の粒状体収容部11c
内には前記発泡粒状体3が無数に収容されている。これ
ら発泡粒状体3には例えば発泡スチロール樹脂の一次発
泡体が使用されている。なお、前記一次発泡体は球形で
あるが、本発明においては略小枝状等非球形状の発泡粒
状体3を用いることもできる。
【0021】前記給排気口4は粒状体収容部11cに連
通して袋本体2に接続されている。この給排気口4は開
閉弁4aを有している。この開閉弁4aは、小児用浮き
袋に使用されているものと同様のものであり、無負荷状
態では閉弁状態を維持し、外側から指で摘まれて押され
ることによって開弁状態となるものである。給排気口4
は図1に示す排気ポンプ15に着脱可能に接続される。
排気ポンプ15は、手動又は電動式のものであって、買
い物袋1を所持する消費者が携帯し、或は、食品販売店
に備え付けられているものが使用される。排気ポンプ1
5を消費者が携帯する場合に、車の車内電源ソケットを
電源として駆動される電動式排気ポンプを用いることも
できる。
【0022】前記取っ手5は、その両下端部を袋本体2
の上部に連結して取付けられており、袋本体2を手で下
げて持つために使用される。
【0023】消費者により購入され冷凍ないしは冷蔵を
要する被保温物6、7は前記買い物袋1に入れて自宅な
どに持ち運ばれる。その場合に、袋本体2の開閉縁体1
2を開いて、被保温物6、7を袋本体2の内部に単に入
れた状態は図2(A)に示され、この状態から同図
(B)に示すように袋本体2を以下のように収縮変形さ
せて買い物袋1は使用される。
【0024】すなわち、給排気口4に排気ポンプ15を
接続するとともに、給排気口4の開閉弁4aを外側から
押えてこの開閉弁4aを開いた状態に保持して、前記排
気ポンプ15を動作させることにより、袋本体2が有す
る二重袋11の粒状体収容部11c内の空気を抜取る。
この脱気に伴い、粒状体収容部11c内の無数の発泡粒
状体3が被保温物6、7の形状に沿いつつ互いに密着状
態に集合して固化状態となり、二重袋11の内側袋部1
1aは内皮14を介して被保温物6、7にこれを包むよ
うに密接する。以上の脱気により発泡粒状体3が固化し
た状態は図2(B)に示されている。
【0025】なお、以上の脱気において袋本体2の上端
開口が気密に閉じられていなくても、二重袋11が気密
性を有し、その粒状体収容部11c内の発泡粒状体3が
集合しつつ固化するので、脱気が完了すると結果的に袋
本体2の上端開口は閉じられるものである。又、前記脱
気の初期において、必要に応じて袋本体2の外側から発
泡粒状体3を多少動かして、無数の発泡粒状体3が被保
温物6、7の形状により良く沿うように形を整えること
は妨げない。
【0026】そして、脱気後に給排気口4の開閉弁4a
を押さえることを止めるとともに、排気ポンプ15が止
められかつ給排気口4から外されるが、この時には開閉
弁4aが閉じ状態を維持しているので、前記脱気状態は
保持される。
【0027】なお、以上の脱気に伴い被保温物6、7は
外側から締付けられるが、冷凍されている被保温物7は
固形化されていて硬いので潰れることはなく、また、鮮
魚等の被保温物6は弾力があるために、これも潰れるこ
とはなく、又、前記締付け力は被保温物の一点に集中し
て加えられることはなく全体に分散されるので、保存上
冷蔵することが望ましい鶏卵等の被保温物であっても潰
れることはない。
【0028】前記のようにして持ち運ばれる買い物袋1
は、既述の脱気により形状がコンパクトになり、かつ、
取っ手5を有しているので、持ち運び易い。しかも、固
化状態の発泡粒状体3が被保温物6、7を包むので、被
保温物6、7を動かないように保持できる。それによ
り、被保温物6、7を収容した買い物袋1の重量バラン
スが不用意に崩れることがなく、この点でも持ち運び易
い。
【0029】そして、既述のように脱気により固化状態
となった発泡粒状体3が被保温物6、7を動かないよう
に保持するので、この位置決めによって被保温物6、7
が袋本体2内で不用意に動いて袋本体2の内面と擦れ合
ったり、被保温物6、7同士が干渉して形崩れすること
がなくなり、被保温物6、7の品質劣化を防止すること
ができる。しかも、外部から加わる力を固化状態の発泡
粒状体3で受け止めることができるので、この点におい
ても被保温物6、7の品質劣化を防止することができ
る。
【0030】又、前記のようにして持ち運ばれる買い物
袋1は、長時間にわたり高度な保温性能を持続して被保
温物6、7を保温できる。
【0031】つまり、無数の発泡粒状体3の一つ一つ
は、それ自体が発泡しているが故に断熱性能を有してお
り、それらが既述のように被保温物6、7を包むように
集合して固化状態となるから、この固化状態の発泡粒状
体3群により被保温物6、7を袋本体2の外部の熱に対
して断熱することができる。
【0032】更に、既述のように脱気により固化状態と
なった無数の発泡粒状体3により、被保温物6、7の外
面ほぼ全体にわたって、二重袋11の内側袋部11aが
内皮14を介して密接する。言い換えれば、被保温物
6、7の周囲に袋本体2内で対流が生じる空気が残され
ることがないように袋本体2内の空気を排出(この排出
は既述のように開閉縁体12が気密に閉じていないこと
により可能である。)した状態に保持されるから、袋本
体2内での空気の対流による熱損失を実質的になくすこ
とができる。
【0033】しかも、袋本体2の内面に輻射熱を反射す
る性能を有する内皮14を貼り付けたから、袋本体2に
収容されている被保温物6、7から放射される輻射熱
を、内皮14により反射して、前記輻射熱が袋本体2を
通過することを防止できる。
【0034】したがって、以上のように断熱性が高いこ
とに加えて、袋本体2内での空気の対流による熱損失が
ないとともに、輻射による熱損失も防止できるため、こ
の買い物袋1は長時間にわたり高度な保温性能を持続で
きる。それにより、冷たい被保温物6、7を冷たいまま
長時間にわたり保温できる。なお、同様の理由から被保
温物が温かい場合にも、それを温かいまま長時間にわた
り保温できる。したがって、この買い物袋1を用いるこ
とにより消費者は、冷たい或は温かい食品を購入しよう
とするに際して、そのチャンスを失うことなく前記食品
を購入できる。
【0035】又、前記持ち運び後には、給排気口4を指
で摘んで開閉弁4aを開くことにより、給排気口4を通
して粒状体収容部11cに空気を導入させて、発泡粒状
体3群の固化状態を解消できる。それにより、袋本体2
を開くことができ、その内部より被保温物6、7を取出
すことができる。
【0036】又、前記のように買い物袋1の内面を覆っ
ているアルミ箔等の内皮14の表面は滑らかであるの
で、その拭き掃除を容易に行うことができる。そのた
め、袋本体2の内面の掃除性が良く、内部を清潔に維持
できる図3は本発明の第2実施形態を示している。この
実施形態は基本的には前記第1実施の形態と同様な構成
であるので、同様構成部分には前記第1実施形態と同じ
符号を付して、その構成および作用の説明を省略し、以
下異なる部分について説明する。第2実施形態が第1実
施形態と異なる部分は、二重袋の開閉縁体にファスナー
を付けたことと、二重袋の内部を脱気できるようにした
点である。
【0037】すなわち、この第2実施形態において、二
重袋11の上端開口縁に取付けられている開閉縁体12
は、その相対向する内面に設けられたファスナー12a
を有している。このファスナー12aは、開閉縁体12
の長手方向全長に亘って設けられた凹条ファスナー部及
びこれに対応する凸条ファスナー部からなる。これらを
合わせて外側から手で押さえることにより両ファスナー
部が凹凸嵌合して、二重袋11の上端開口が気密に閉じ
られ、かつ、開閉縁体12を外側に引張って前記凹凸嵌
合を外すことにより、袋本体2内への被保温物6、7の
出し入れができるようになっている。
【0038】又、内側袋部11aには好ましくは開閉縁
体12側に寄せて多数の小孔からなる通気部11a1が
設けられている。この通気部11a1は前記発泡粒状体
3よりも遥かに小さい。なお、こうした通気部に代え
て、給排気口4をその開閉弁4aよりも開閉縁体12側
で分岐して、この分岐管を粒状体収容部11cに経由さ
せることなく、或は粒状体収容部11c挿通させて直接
袋本体2の内部空間に連通させる通気部として用いる構
成とすることもできる。なお、以上説明した点以外の構
成は図3に示されない構成を含めて前記第1実施形態と
同じである。
【0039】この第2実施形態の買い物袋1を使用する
時には、はじめに、袋本体2内に被収容物6、7を収容
してから、開閉縁体12をそのファスナー12aにより
気密に閉じる。この気密シールは開閉縁体12の内面同
士を押付け合わせてファスナー12aの凹条ファスナー
部と突条ファスナー部とをその全長にわたり凹凸嵌合す
ることで実現できる。そして、この後に、第1実施形態
と同じく給排気口4に排気ポンプ15を接続して、粒状
体収容部11cを脱気する。この場合、粒状体収容部1
1cと被保温物6、7が収容された袋本体2の内部とは
連通部11a1を介して連通されているので、袋本体2
の内部も同時に脱気される。この脱気に伴い、粒状体収
容部11c内の無数の発泡粒状体3が被保温物6、7の
形状に沿いつつ互いに密着状態に集合して固化状態とな
り、二重袋11の内側袋部11aは内皮14を介して被
保温物6、7にこれを包むように密接する。したがっ
て、本実施形態においても第1実施形態と同様の発明の
課題を解決できる。
【0040】しかも、既述のように被保温物6、7が収
容された袋本体2の内部も同時に脱気するので、内側袋
部11aを内皮14を介して被保温物6、7に沿わせ易
い。よって、脱気に伴い固化しようとしている無数の発
泡粒状体3を被保温物6、7の形状に沿うように、袋本
体2の外側から発泡粒状体3を動かすといった手間を格
別に要することがない。しかも、前記袋本体2の内部を
脱気できることにより、袋本体2内での空気の対流によ
る熱損失を確実になくして保温性能をより向上できる。
【0041】なお、本発明は前記両実施形態に制約され
るものではなく、買い物袋以外に保温を要する種々の保
温袋として実施することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0043】請求項1の発明によれば、粒状体収容部を
脱気して、その内部に収容されている無数の発泡粒状体
を被保温物の形状に沿うように固化状態とすることによ
り、袋本体内で被保温物の周囲の空気の対流による熱損
失をなくすとともに、発泡粒状体群で断熱ができるか
ら、被保温物の温度変化を長時間にわたり抑制できると
ともに、前記固化状態の発泡粒状体で被保温物を袋本体
内で動かないように位置決めできるので、袋本体内で被
保温物が動くことに基づく被保温物の品質劣化を防止で
きる保温袋を提供できる。
【0044】請求項2の発明によれば、袋本体内面の薄
膜によって輻射熱による熱損失を防止できるので、更に
保温性能を向上して、被保温物の温度変化をより長時間
にわたり抑制でき、しかも、袋本体の内面が前記薄膜で
被われることによって、袋本体内面の掃除性も良い保温
袋を提供できる。
【0045】請求項3の発明によれば、粒状体収容部の
脱気の際に被保温物の形状に発泡粒状体を沿わせるため
に外側から形を整える作業を軽微にでき、若しくは省略
できるため、取扱いが容易であるとともに、袋本体内を
強制的に吸気して袋本体内での空気の対流による熱損失
をなくして、保温性能をより向上できる保温袋を提供で
きる。
【0046】請求項4の発明によれば、被保温物の温度
変化を長時間にわたり抑制できるとともに、被保温物の
品質劣化も防止でき、又は、これに加えて袋本体内面の
掃除性がよく、更に加えるに取扱いが容易で保温性能に
優れた構成を備えるので、高品質な買い物袋を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る買い物袋を一部切
欠いて示す斜視図。
【図2】(A)は図1の買い物袋の断面図。(B)は図
1の買い物袋の使用時の断面図。
【図3】本発明の第2実施形態に係る買い物袋を一部切
欠いて示す斜視図。
【符号の説明】
1…買い物袋(保温袋) 2…袋本体 3…発泡粒状体 4…給排気口 4a…開閉弁 5…取っ手 6、7…被保温物 11…二重袋 11a…内側袋部 11a1…連通部 11b…外側袋部 11c…粒状体収容部 13…外皮 14…内皮(薄膜) 12a…ファスナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 靖久 神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック 株式会社秦野工場内 (72)発明者 小林 博明 神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック 株式会社秦野工場内 Fターム(参考) 3E067 AA11 AB01 BA12B BA12C BB14B BB14C BB17B BB25B BB25C BC03B BC03C CA18 EA18 EE11 FA04 FC01 GA14 GD01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互間に粒状体収容部を形成して自在に
    変形可能な内側袋部及び外側袋部を有する二重袋で、被
    保温物を収容可能に形成され、かつ、前記両袋部の内の
    少なくとも外側袋部が非通気性をなす袋本体と、 前記粒状体収容部に収容されこの収容部が脱気されるに
    つれて互いに密着状態に集合して固化状態となる無数の
    発泡粒状体と、 前記粒状体収容部に連通して前記袋本体に設けられ前記
    粒状体収容部が脱気した状態を保持する開閉弁を有する
    給排気口と、を具備したことを特徴とする保温袋。
  2. 【請求項2】 輻射熱を反射する薄膜を前記袋本体の内
    面に被着したことを特徴とする請求項1に記載の保温
    袋。
  3. 【請求項3】 前記給排気口と前記袋本体の内部とを連
    通させる連通部を設けたことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の保温袋。
  4. 【請求項4】 前記袋本体に取っ手を取付けて買い物袋
    として使用可能としたことを特徴とする請求項1〜3の
    うちのいずれか一項に記載の保温袋。
JP2000145225A 2000-05-17 2000-05-17 保温袋 Withdrawn JP2001321217A (ja)

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