JP2001321144A - 食品の滅菌洗浄装置 - Google Patents

食品の滅菌洗浄装置

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JP2001321144A
JP2001321144A JP2000141726A JP2000141726A JP2001321144A JP 2001321144 A JP2001321144 A JP 2001321144A JP 2000141726 A JP2000141726 A JP 2000141726A JP 2000141726 A JP2000141726 A JP 2000141726A JP 2001321144 A JP2001321144 A JP 2001321144A
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food
ozone
water
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sterilizing
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JP2000141726A
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English (en)
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Hiroshi Saito
斎藤  弘
Koso Tougegen
光壮 峠原
Toru Shinohara
徹 篠原
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CHUO NAME PLATE SEISAKUSHO KK
HOKKAIDO CHIIKI GIJUTSU SHINKO
HOKKAIDO CHIIKI GIJUTSU SHINKO CENTER
HOKKIDO ELECTRIC ENGINEERING C
HOKKIDO ELECTRIC ENGINEERING CO Ltd
Original Assignee
CHUO NAME PLATE SEISAKUSHO KK
HOKKAIDO CHIIKI GIJUTSU SHINKO
HOKKAIDO CHIIKI GIJUTSU SHINKO CENTER
HOKKIDO ELECTRIC ENGINEERING C
HOKKIDO ELECTRIC ENGINEERING CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】食品の洗浄とその食品の滅菌処理を同時に行
う。 【解決手段】互いに逆方向に回転する一対の下段回転ブ
ラシ12a,12bと、水平に対して僅かに傾く洗浄空
間14を一対の下段回転ブラシとの間に形成する一対の
上段回転ブラシ13a,13bと、洗浄空間14の一方
の傾斜端に食品を搬入可能に構成された食品搬入手段1
8と、洗浄空間の食品にオゾン水を吹き付け可能に構成
されたオゾン水噴射ノズル63と、その食品を搬出可能
に構成された食品搬出手段71とを備える。洗浄空間1
4を移動する食品にオゾンガスを吹き付け可能に構成さ
れたオゾンガス噴射ノズル66が設けられ、オゾナイザ
32で発生したオゾンを水に混合するベンチュリ管と、
ベンチュリ管の出口部が外周底部に円周方向に向いて接
続されてオゾン水を螺旋状に上昇させる外円筒と、その
上昇したオゾン水を上端から取り入れて螺旋状に下降さ
せる内円筒を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農産物又は海産物
等の食品、特に根菜類及び貝類を滅菌して鮮度を保持す
るとともに、洗浄して商品価値を高め得る食品の滅菌洗
浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】農産物又は海産物等の食品は、収穫後洗
浄され商品価値を高めた状態で取り引きされる。一方、
食品の種類、特に根菜類及び貝類にあっては、鮮度を保
持するために更に殺菌又は滅菌された後取り引きされ
る。従来、この洗浄及び殺菌又は滅菌処理は別工程でな
されており、食品の滅菌処理に関しては、密閉型の処理
容器内に搬入した食品にオゾンガスを吹き付ける方法が
知られている(特開平3−183434号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した方法
及び装置では、食品を必ず密閉型の処理容器内に入れな
ければならないところから、大量の製品を連続的に処理
するためには、大型の密閉型処理容器が必要となり、設
備の大型化に起因する処理食品の単価を押し上げる不具
合がある。また、設備が大型化すれば、放出されたオゾ
ンガス濃度の不均一を生じさせ、食品の滅菌処理の度合
いに不均一を生じさせる問題点もある。一方、食品の洗
浄工程において滅菌処理が同時にできれば便利であり、
食品処理工程を短縮できる結果、処理された食品を安価
に提供することも可能になる。本発明の目的は、食品の
洗浄とその食品の滅菌処理を同時になし得る食品の滅菌
洗浄装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、軸12c方向が水平に対して僅かに
傾いて互いに平行に配設され互いに逆方向に回転する一
対の下段回転ブラシ12a,12bと、一対の下段回転
ブラシ12a,12bの上に重なるように配設され一対
の下段回転ブラシ12a,12bとの間に水平に対して
僅かに傾く洗浄空間14を形成しかつ互いに逆方向に回
転して一対の下段回転ブラシ12a,12bとともに洗
浄空間14の一方の傾斜端14aから他方の傾斜端14
bに移動する食品を洗浄可能に構成された一対の上段回
転ブラシ13a,13bと、一対の上段回転ブラシ13
a,13bの上方に設けられ洗浄空間14を移動する食
品にオゾン水を吹き付け可能に構成されたオゾン水噴射
ノズル63と、洗浄空間14の一方の傾斜端14aに食
品を搬入可能に構成された食品搬入手段18と、洗浄空
間14の他方の傾斜端14bから排出された食品を搬出
可能に構成された食品搬出手段71とを備えた食品の滅
菌洗浄装置である。
【0005】この請求項1に係る発明では、食品搬入手
段18により洗浄空間14の一方の傾斜端14aに搬入
された食品は、互いに逆方向に回転する一対の下段回転
ブラシ12a,12b及び一対の上段回転ブラシ13
a,13bにより表面の汚れが除去されて洗浄される。
これとともに洗浄空間14の食品は洗浄空間14の僅か
な傾斜によりその一方の傾斜端14aから他方の傾斜端
14bに移動する。一方、オゾン水噴射ノズル63から
はオゾン水が噴射され、食品はオゾン水により滅菌され
る。洗浄空間14において洗浄と滅菌が行われた食品は
洗浄空間14の他方の傾斜端14bから排出され、食品
搬出手段71により次工程に搬出される。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、洗浄空間14を一方の傾斜端14aから他
方の傾斜端14bに移動する食品にオゾンガスを吹き付
け可能に構成されたオゾンガス噴射ノズル66が一対の
下段回転ブラシ12a,12bの下方に設けられた食品
の滅菌洗浄装置である。この請求項2に係る食品の滅菌
洗浄装置では、一方の傾斜端14aから他方の傾斜端1
4bに移動する際に食品を、オゾンガス噴射ノズル66
から噴射されるオゾンガスにより更に確実に滅菌するこ
とができる。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項2に係る発
明であって、更に図2に示すように、オゾナイザ32
と、オゾナイザ32で発生したオゾンを水に混合するベ
ンチュリ管41と、ベンチュリ管の出口部41cに接続
されオゾン混合水を攪拌してオゾン水を生成する攪拌槽
42と、攪拌槽42で生成されたオゾン水を貯留する貯
留槽62と、貯留槽62に貯留されたオゾン水を吸引し
てオゾン水噴射ノズル63に供給する噴射ポンプ64と
を備え、オゾンガス噴射ノズル66が調圧バルブ67を
介してオゾナイザ32に接続された食品の滅菌洗浄装置
である。この請求項3に係る滅菌洗浄装置では、一定の
オゾン含有量を有するオゾン水を常に生成することが可
能になり、食品の滅菌処理の度合いを均一化させる。
【0008】請求項4に係る発明は、請求項3に係る発
明であって、攪拌槽42は、ベンチュリ管41の出口部
41cが外周底部に円周方向に向いて接続され出口部4
1cから吐出されるオゾン混合水を取り入れて螺旋状に
上昇させてオゾン混合水を攪拌する有底筒状の外円筒4
3と、外円筒43の内底部中央に鉛直方向に設けられ上
昇したオゾン混合水を上端から取り入れて螺旋状に下降
させて更に攪拌するように上端が開放された内円筒44
と、端縁が前記内円筒44の内底部に臨む一端が内円筒
44の中央に鉛直方向に設けられ他端にオゾン水噴射手
段61が接続された取出し管46とを備えた食品の滅菌
洗浄装置である。この請求項4に係る食品の滅菌洗浄装
置では、外円筒43及び内円筒44により水とオゾンの
攪拌距離を延長することができ、オゾナイザ32により
発生したオゾンを有効に水と攪拌することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、本発明の滅菌洗
浄装置11は、一対の下段回転ブラシ12a,12b
と、その一対の下段回転ブラシ12a,12bの上に重
なるように配設された一対の上段回転ブラシ13a,1
3bと、オゾン水噴射ノズル63と、食品搬入手段18
と、食品搬出手段71とを備える。一対の下段回転ブラ
シ12a,12bと一対の上段回転ブラシ13a,13
bは収容ケース16にそれぞれ収容され、一対の下段回
転ブラシ12a,12bはそれぞれの回転軸12c,1
2cが水平に対して僅かに傾いて互いに平行にこの収容
ケース16に配設される。
【0010】一対の下段回転ブラシ12a,12bは、
回転軸12cの周囲に放射状に洗浄毛12d(図3)が
設けられたものであり、洗浄毛12dの先端により描か
れる一対の下段回転ブラシ12a,12bのそれぞれの
外径は傾斜上方における一端部において最大値を示し、
傾斜下方における他端部において最小値を示すような円
錐台形状に形成される。一方、一対の上段回転ブラシ1
3a,13bは一対の下段回転ブラシ12a,12bと
同様な構成を有するが、洗浄毛13dの先端が描く外径
は一対の下段回転ブラシ12a,12bの外径より小径
に形成される。また、一対の上段回転ブラシ13a,1
3bのそれぞれの外径は傾斜上方における一端部におい
て最小値を示し、傾斜下方における他端部において最大
値を示すような円錐台形状に形成される。
【0011】このような構成の一対の上段回転ブラシ1
3a,13bは、図1及び図3に示すように、一対の下
段回転ブラシ12a,12bの上に重なるように収容ケ
ース16に配設されて、水平に対して僅かに傾く洗浄空
間14を一対の下段回転ブラシ12a,12bとの間に
形成するように構成される。この一対の下段回転ブラシ
12a,12b及び一対の上段回転ブラシ13a,13
bは、図示しない駆動モータにより図3の実線矢印で示
すように、それぞれ互いに逆方向に回転するように構成
され、一対の上段回転ブラシ13a,13bは逆方向に
回転することにより一対の下段回転ブラシ12a,12
bとともに洗浄空間14に存在する食品を洗浄可能に構
成される。また、図1に示すように、洗浄空間14は僅
かに傾斜して形成されるので、その僅かな傾斜により洗
浄空間14の食品は傾斜上流側の一方の傾斜端14aか
ら傾斜下流側の他方の傾斜端14bに移動可能に構成さ
れる。
【0012】図1に示すように、食品搬入手段18は洗
浄空間14の上端に隣接して設けられ、この実施の形態
における食品搬入手段18は、上部に洗浄する食品を搬
入可能に比較的大径の上部開口部18aが形成され、洗
浄空間14の上端に臨むように下部開口部18bが形成
された容器であり、その下面には下部開口部18bに連
続する傾斜面18cが形成される。下部開口部18bは
洗浄空間14に相応する大きさに形成され、上部開口部
18aから搬入された食品は傾斜面18cにより移動し
て整列し、整列した食品はこの下部開口部18bから洗
浄空間14の一方の傾斜端14aに搬入するように構成
される。
【0013】また、本発明の滅菌洗浄装置11は、水供
給手段21と、オゾン水生成手段31を備える。水供給
手段21は、沈殿槽22と、この沈殿槽22に海水を供
給する第1ポンプ23と、フィルタ24と、沈殿槽22
の海水を海水フィルタ24に供給可能に構成された第2
ポンプ26と、海水フィルタ24下流側の配管27aに
設けられたバルブ27とを有する。この実施の形態にお
ける第1ポンプ23は第1海水管23aの中間に設けら
れ、第1海水管23aの一端にはストレーナ23bが設
けられる。沈殿槽22は仕切壁22aにより3つの小槽
に分割され、第1ポンプ23により沈殿槽22に供給さ
れた海水は、第1小槽から順次第2及び第3小槽に流入
して海水における汚物は各小槽において沈殿除去され、
沈殿槽22の下部にはこの沈殿した汚物を外部に排出可
能なドレンコック22bがそれぞれの小槽に対して設け
られる。
【0014】第2ポンプ26は沈殿槽22の第3小槽に
一端が接続された第2海水管26aの中間に設けられ、
その他端に接続された海水フィルタ24は第1及び第2
小フィルタ24a,24bにより形成される。第1小フ
ィルタ24aには目開きが30μmのメッシュが設けら
れ、第2小フィルタ24bには目開きが10μmのメッ
シュが設けられる。バルブ27は海水フィルタ24の下
流側に一端が接続された配管27aの中間に設けられ、
このバルブ27には上水管28が更に接続される。この
バルブ27は海水フィルタ24からの海水と上水管28
からの淡水とを切り替え可能に構成され、水供給手段2
1はこのバルブ27を切り替えることにより滅菌洗浄す
る食品の種類により淡水又は海水を選択可能に構成され
る。
【0015】図2に示すように、オゾン水生成手段31
はオゾナイザ32と、そのオゾナイザ32で発生したオ
ゾンを水供給手段21から供給された水に混合するベン
チュリ管41とを備える。オゾナイザ32には高周波高
電圧発生器33が接続され、オゾナイザ32は、図示し
ないが2重のガラス管からなり、その内外に電極が設け
られる。このオゾナイザ32は高周波高電圧発生器33
により電極に高電圧が与えられると、エアポンプ34に
よりエアフィルタ36及び酸素濃縮装置37を介してガ
ラス管内部に供給された酸素を無声放電によりオゾンに
転換させるように構成される。一方、高周波高電圧発生
器33はコントローラ38の制御出力が接続され、コン
トローラ38の制御入力にはオゾン計39の検出出力が
接続される。オゾン計39は後述する貯留槽62に設け
られ、コントローラ38はこのオゾン計39の検出出力
により高周波高電圧発生器33を制御して、常に一定の
オゾン含有量を有するオゾン水を常に生成可能に構成さ
れる。
【0016】ベンチュリ管41は、入り口部41aに水
供給手段21における配管27aの他端がウオーターク
ーラ47を介して接続され、スロート部41bにはオゾ
ナイザ32が接続される。ベンチュリ管41の出口部4
1cには、オゾンが混合されたオゾン混合水を攪拌して
オゾン水を生成する攪拌槽42が接続される。この実施
の形態における攪拌槽42は、ベンチュリ管41の出口
部41cが接続された外円筒43と、この外円筒43の
内底部中央に鉛直方向に設けられた内円筒44と、一端
が内円筒44の中央に鉛直方向に設けられた取出し管4
6とを備える。
【0017】具体的に、ベンチュリ管41の出口部41
cは、図4に示すように、外円筒43の外周底部に円周
方向に向いて接続され、その出口部41cから吐出され
るオゾンが混合した水は円周方向に吹き出されて螺旋状
に上昇するように構成される。外円筒43の内底部中央
に鉛直方向に設けられた内円筒44は、外円筒43を螺
旋状に上昇するオゾン水をその上端から取り入れて螺旋
状に下降させるように上端が開放されて形成される。こ
の外円筒43及び内円筒44を有する攪拌混合手段41
は、水とオゾンの攪拌距離が単一の円筒を用いた場合に
比較して延長することができ、オゾナイザ32により発
生したオゾンを有効に水と攪拌することができる。端縁
が内円筒44の内底部に臨む取出し管46の一端は、そ
の内円筒44の中央に鉛直方向に設けられる。
【0018】ここで、図2における符号48はAl
23、SiO2等が充填されたオゾンイレーサであり、
符号49は内円筒44の底部に設けられた散気管であ
る。散気管49は円形に曲げられた管体であって複数の
ガス孔が周囲に形成され、外円筒43とオゾンイレーサ
48を連結する連結管48aに一端が接続されたフィー
ドバック管49aの他端が接続される。オゾンイレーサ
48は、水と混合することなく外円筒43内部を上昇し
たオゾンを無害化した後大気中に放出可能に構成され、
オゾンイレーサ48と連結管48aの接続部分には逆止
弁48bが設けられる。一方、フィードバック管49a
にはエアポンプ49bが設けられ、エアポンプ49bが
駆動することにより外円筒43内部に生じたオゾンガス
は連結管48aからフィードバック管49aを介して散
気管49に流れ、この散気管49から内円筒44内部の
オゾン混合水中に放出され、その水と再び混合可能に構
成される。なお、散気管49はセラミック製のものであ
っても良く、オゾンイレーサ48及び散気管49のいず
れか一方のみ設けたものであっても良い。
【0019】図1に戻って、オゾン水噴射ノズル63
は、噴射口63aが一対の上段回転ブラシ13a,13
bに臨むように一対の上段回転ブラシ13a,13bの
上方の収容ケース16に設けられ、オゾン水を貯留する
貯留槽62とこのオゾン水噴射ノズル63は噴射ポンプ
64が中間に設けられたオゾン水管64aにより接続さ
れる。噴射ポンプ64は貯留槽62におけるオゾン水を
吸引して噴射ノズル63にそのオゾン水を供給し、その
噴射口63aから一対の上段回転ブラシ13a,13b
に向かってオゾン水を噴射可能に構成される。
【0020】更に、この滅菌洗浄装置11には、洗浄空
間14の一方の傾斜端14aから他方の傾斜端14bに
移動する食品にオゾンガスを吹き付け可能に構成された
オゾンガス噴射ノズル66が一対の下段回転ブラシ12
a,12bの下方の収容ケース16内部に設けられる。
このオゾンガス噴射ノズル66は、調圧バルブ67を介
してオゾン水生成手段31のオゾナイザ32(図2)に
接続され、調圧バルブ67を開放することによりオゾナ
イザ32で発生したオゾンガスの一部がオゾンガス噴射
ノズル66に供給され、このオゾンガスはその噴射口6
6aから一対の下段回転ブラシ12a,12bに向かっ
て噴射されるように構成される。
【0021】一方、収容ケース16の下部には、オゾン
水噴射ノズル63から噴射され、一対の上段回転ブラシ
13a,13b及び一対の下段回転ブラシ12a,12
bを流下したイオン水を収集して外部に排出可能な排水
パイプ16aが設けられ、収容ケース16の上部には、
オゾンガス噴射ノズル66から噴射された余剰オゾンガ
スを無害化した後大気に放出可能なオゾンイレーサ68
が設けられる。また、この実施の形態における食品搬出
手段71は一端が洗浄空間14の下方に位置するベルト
コンベアであって、一対の回転ローラ72,72間に張
設されたベルト73を有する。この食品管出手段71
は、洗浄空間14の下端から排出されて上側のベルト7
3の上に落下した食品を回転ローラ72,72の回転に
よりベルト73が移動してその食品を搬出可能に構成さ
れる。
【0022】このように構成された食品の滅菌洗浄装置
の動作を説明する。収穫された農産物又は海産物等の食
品は、コンテナ等の搬入手段により滅菌洗浄装置の食品
搬入手段18近傍にまで運ばれた後、上部開口部18a
からその中に入れられる。上部開口部18aから入れら
れた食品は傾斜面18cにより移動して整列し、整列し
た食品は下部開口部18bから洗浄空間14の一方の傾
斜端14aに搬入される。洗浄空間14の一方の傾斜端
14aに搬入された食品は、互いに逆方向に回転する一
対の下段回転ブラシ12a,12b及び一対の上段回転
ブラシ13a,13bにより表面の汚れが除去されて洗
浄されるとともに、洗浄空間14の食品は洗浄空間14
の僅かな傾斜によりその一方の傾斜端14aから他方の
傾斜端14bに移動する。
【0023】食品が洗浄空間14で洗浄される際に、オ
ゾン水噴射ノズル63からその移動する食品にオゾン水
が吹き付けられる。具体的に、水供給手段21は食品の
種類により、例えば食品が野菜類における大根、にんじ
ん、ごぼう、ジャガイモ等の根菜類である場合には淡水
を、食品が貝類等の海産物である場合には海水を供給
し、オゾン水生成手段31はオゾナイザ32で発生させ
たオゾンをその水に混合攪拌して、この実施の形態では
オゾン濃度が0.05ppm〜10ppmのオゾン水を
生成する。そして噴射ポンプ64を駆動させることによ
り貯留槽62に貯留されたオゾン水を一対の上段回転ブ
ラシ13a,13b上方に設けられた噴射ノズル63の
噴射口63aから噴射する。
【0024】一方、調圧バルブ67を開放することによ
りオゾンガス噴射ノズル66からはオゾナイザ32で発
生したオゾンガス、この実施の形態ではオゾン濃度が2
0ppm〜80ppmのオゾンガスが一対の下段回転ブ
ラシ12a,12bに向かって噴射される。これにより
オゾン水及びオゾンガスは食品に吹き付けられ、食品が
滅菌されるとともに、オゾン水はそれぞれの回転ブラシ
12a,12b,13a,13bにより除去された汚れ
を食品の表面から洗い流し、その汚れとともに流下す
る。このように食品を滅菌して汚れを洗い流したオゾン
水は一対の下段回転ブラシ12a,12bから下方に摘
下して収納ケース16の下部に設けられた排水パイプ1
6aを介して外部に排出され、オゾンガス噴射ノズル6
6から噴射された余剰オゾンガスはオゾンイレーサ68
により無害化された後大気に放出される。この実施の形
態では食品は洗浄空間14において15秒〜3分間洗浄
と滅菌が行われるものであり、洗浄及び滅菌された食品
は洗浄空間14の他方の傾斜端14bから食品搬出手段
71であるベルトコンベアの上に落下し、その食品は回
転ローラ72,72の回転により移動するベルト73に
より搬出され、その後梱包されて取引きされる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、互
いに逆方向に回転する一対の下段回転ブラシと、下段回
転ブラシの上に重なるように配設されその一対の下段回
転ブラシとの間に水平に対して僅かに傾く洗浄空間を形
成する一対の上段回転ブラシと、洗浄空間を一方の傾斜
端から他方の傾斜端に移動する食品にオゾン水を吹き付
け可能に構成されたオゾン水噴射ノズルと、洗浄空間の
一方の傾斜端に食品を搬入可能に構成された食品搬入手
段と、洗浄空間の他方の傾斜端から排出された食品を搬
出可能に構成された食品搬出手段とを備えたので、食品
搬入手段により洗浄空間に搬入された食品は、互いに逆
方向に回転する一対の下段回転ブラシ及び一対の上段回
転ブラシにより洗浄され、その際に、オゾン水噴射ノズ
ルからその食品にオゾン水が吹き付けられて滅菌され
る。また、洗浄空間を移動する食品にオゾンガスを吹き
付け可能に構成されたオゾンガス噴射ノズルを設けれ
ば、その食品を確実に滅菌することができ、この結果、
食品の洗浄とその食品の滅菌処理を同時に行うことが可
能になり、洗浄及び滅菌処理された食品を安価に提供す
ることが可能になる。
【0026】また、オゾンを水に混合してオゾン水を生
成する攪拌槽が、ベンチュリ管から吐出されるオゾン水
を取り入れて螺旋状に上昇させる有底筒状の外円筒と、
外円筒の内底部中央に鉛直方向に設けられ螺旋状に上昇
したオゾン水を上端から取り入れて螺旋状に下降させる
ように上端が開放された内円筒とを備えれば、水とオゾ
ンの攪拌距離を延長することができ、オゾナイザにより
発生したオゾンを有効に水と攪拌することができる結
果、一定のオゾン含有量を有するオゾン水を常に生成す
ることが可能になり、食品の滅菌処理を均一に行うこと
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食品の滅菌洗浄装置の構成を示す概念
図。
【図2】そのオゾン水生成手段の構成を示す概念図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【符号の説明】
11 滅菌洗浄装置 12a,12b 下段回転ブラシ 12c 軸 13a,13b 上段回転ブラシ 14 洗浄空間 14a 一方の傾斜端 14b 他方の傾斜端 18 食品搬入手段 32 オゾナイザ 41 ベンチュリ管 41c 出口部 42 攪拌槽 43 外円筒 44 内円筒 46 取出し管 62 貯留槽 63 オゾン水噴射ノズル 64 噴射ポンプ 66 オゾンガス噴射ノズル 67 調圧バルブ 71 食品搬出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500218862 北海道電気技術サービス株式会社 北海道空知郡南幌町南15線西23番地 (72)発明者 斎藤 弘 東京都杉並区阿佐谷南3丁目38番13号 (72)発明者 峠原 光壮 北海道札幌市東区北39条東1丁目2番17号 株式会社中央ネームプレート製作所内 (72)発明者 篠原 徹 北海道札幌市東区北39条東1丁目2番17号 株式会社中央ネームプレート製作所内 Fターム(参考) 4B021 LA41 LT03 LW02 LW03 MC01 MK08 MP03 4B061 AA07 BA08 BB12 BB20 CA07 CA40 CB23 CB28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸(12c)方向が水平に対して僅かに傾い
    て互いに平行に配設され互いに逆方向に回転する一対の
    下段回転ブラシ(12a、12b)と、 前記一対の下段回転ブラシ(12a、12b)の上に重なるよう
    に配設され前記一対の下段回転ブラシ(12a、12b)との間
    に水平に対して僅かに傾く洗浄空間(14)を形成しかつ互
    いに逆方向に回転して前記一対の下段回転ブラシ(12a、1
    2b)とともに前記洗浄空間(14)の一方の傾斜端(14a)から
    他方の傾斜端(14b)に移動する食品を洗浄可能に構成さ
    れた一対の上段回転ブラシ(13a,13b)と、 前記一対の上段回転ブラシ(13a,13b)の上方に設けられ
    前記洗浄空間(14)を移動する食品にオゾン水を吹き付け
    可能に構成されたオゾン水噴射ノズル(63)と、前記洗浄
    空間(14)の一方の傾斜端(14a)に食品を搬入可能に構成
    された食品搬入手段(18)と、 前記洗浄空間(14)の他方の傾斜端(14b)から排出された
    食品を搬出可能に構成された食品搬出手段(71)とを備え
    た食品の滅菌洗浄装置。
  2. 【請求項2】 洗浄空間(14)の一方の傾斜端(14a)から
    他方の傾斜端(14b)に移動する食品にオゾンガスを吹き
    付け可能に構成されたオゾンガス噴射ノズル(66)が一対
    の下段回転ブラシ(12a、12b)の下方に設けられた請求項
    1記載の食品の滅菌洗浄装置。
  3. 【請求項3】 オゾナイザ(32)と、前記オゾナイザ(32)
    で発生したオゾンを水に混合するベンチュリ管(41)と、
    前記ベンチュリ管の出口部(41c)に接続されオゾン混合
    水を攪拌してオゾン水を生成する攪拌槽(42)と、前記攪
    拌槽(42)で生成されたオゾン水を貯留する貯留槽(62)
    と、前記貯留槽(62)に貯留されたオゾン水を吸引してオ
    ゾン水噴射ノズル(63)に供給する噴射ポンプ(64)とを備
    え、 オゾンガス噴射ノズル(66)が調圧バルブ(67)を介して前
    記オゾナイザ(32)に接続された請求項2記載の食品の滅
    菌洗浄装置。
  4. 【請求項4】 攪拌槽(42)は、ベンチュリ管(41)の出口
    部(41c)が外周底部に円周方向に向いて接続され前記出
    口部(41c)から吐出されるオゾン混合水を取り入れて螺
    旋状に上昇させて前記オゾン混合水を攪拌する有底筒状
    の外円筒(43)と、 前記外円筒(43)の内底部中央に鉛直方向に設けられ上昇
    したオゾン混合水を上端から取り入れて螺旋状に下降さ
    せて更に攪拌するように上端が開放された内円筒(44)
    と、 端縁が前記内円筒(44)の内底部に臨む一端が前記内円筒
    (44)の中央に鉛直方向に設けられ他端に貯留槽(62)が接
    続された取出し管(46)とを備えた請求項3記載の食品の
    滅菌洗浄装置。
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