JP2001320755A - 自営網への加入者登録方法及び構内情報提供システム並びに携帯型情報端末 - Google Patents

自営網への加入者登録方法及び構内情報提供システム並びに携帯型情報端末

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JP2001320755A
JP2001320755A JP2000138777A JP2000138777A JP2001320755A JP 2001320755 A JP2001320755 A JP 2001320755A JP 2000138777 A JP2000138777 A JP 2000138777A JP 2000138777 A JP2000138777 A JP 2000138777A JP 2001320755 A JP2001320755 A JP 2001320755A
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Masaki Sugiura
雅貴 杉浦
Nobumi Kanazawa
悦己 金沢
Takeshi Nakano
剛 中野
Satoshi Terasaki
智 寺崎
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自営網に加入者登録されていない携帯端末が
当該自営網の圏内に入ったときの携帯端末の使い勝手を
良くする。 【解決手段】 公衆網に接続された構内交換機102
と、構内交換機102に接続された自営網基地局10
3、104とを備える自営網のサービスエリア内へ、事
前に加入者登録されていない携帯端末106が進入して
きたとき、携帯端末106に自営網内の内線番号を割り
付け、自営網内端末と携帯端末106との間の自営網内
の内線による通信を許可し、携帯端末106がサービス
エリア外に出たとき、携帯端末106に割り付けられて
いる内線番号を取り消す。これにより、携帯端末106
は、自営網内にいるときだけ、公衆網を介さずに自営網
の内線通話が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆網に加入者登
録されているPHS(第2世代コードレス電話システ
ム)等の携帯型情報端末(以下、携帯端末、移動局とも
いう。)を公衆網とは別に自営網にも加入者登録して当
該自営網の構内サービスを当該移動局に提供する加入者
登録方法及び構内情報提供システムに係り、特に、自営
網の圏内に一時的に入ってきた不特定の移動局に対して
も自営網の構内サービスを一時的に利用可能とする自営
網への加入者登録方法及び構内情報提供システム並びに
携帯型情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、PHSの標準規格に準拠した無
線通信システム(PHS無線通信システム)では、公衆
網に加入者登録されている移動局を、予め或る特定の自
営網に対しても加入者登録(PHS標準規格に規定され
た加入者データ書込み)しておけば、このPHSに対し
て自営網における構内情報サービスを提供することがで
きる。即ち、自営網に加入者登録した移動局は、自営網
の圏内に入ってきたとき、公衆網を介さずに、内線によ
って自営網内端末との間で通信・通話が可能となる。
【0003】自営網へ加入者登録を行う場合、従来は、
自営網の運用主体者または設備担当者が、基地局が接続
されている構内交換機と対象移動局の両方を操作し、基
地局と移動局との間の無線プロトコルとして規定されて
いるPHS標準規格の加入者データ書込みを、基地局〜
移動局間で実施させることによって行うようになってい
る。従って、自営網の事業者が、携帯端末のユーザに対
して自己の自営網を用いた構内サービスを提供しようと
した場合、各携帯端末を一時的に預かり、予め自営網に
対する加入者登録の操作を行った後に、当該携帯端末を
各ユーザに返却するか、或いは予め自営網に対する加入
者登録の操作を行った携帯端末を、ユーザに配布する必
要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自営網に加入者登録さ
れた移動局が、公衆網から自営網の圏内に移動してきた
際に、移動局のユーザが当該移動局を自営網モードに切
り替えることにより、あるいは、移動局が自動的に自営
網モードに切り替わることにより、その自営網の構内サ
ービスを受けることができる。しかし、上述した従来の
自営網における構内情報提供システムでは、自営網に予
め加入者登録を行っていない不特定の移動局が自営網の
圏内に入ってきても、その移動局は、当該自営網の構内
サービスを受けることができない。
【0005】例えば、ビル内に自営網を構築している会
社に納入業者が一時的に入ってきて担当部署に自分の携
帯端末を使用して連絡したい場合、携帯端末と公衆網と
の間で電波が届くのであれば担当部署に公衆網を介して
通話をすることができるが、ビル内から公衆網に電波が
届かない場合には、納入業者は携帯端末を持っていても
担当部署に連絡することができない。このような場合
に、この納入業者の携帯端末に一時的に自営網の内線番
号を割り当てて内線による構内通話が可能になれば便利
であり、また、携帯端末の使い勝手も向上する。
【0006】しかし、一時的にしか構内サービスを利用
しない不特定の納入業者に対してまでもその携帯端末を
預かって加入者登録するには、手間やコストがかかり、
現実的ではないという問題がある。また、不特定の携帯
端末全てを加入者登録するには、必要とされる加入者登
録用の容量が大きくなってしまう。更に、PHS無線通
信システム等では、公衆網を使った様々な情報提供サー
ビスが展開されるようになってきており、これらのサー
ビスを構内サービスを通して不特定の携帯端末ユーザに
無制限に利用されてしまう虞があり、その場合、PHS
運用事業者に対して支払う通信料(電話回線使用料)
を、自営網事業者が負担しなければならないという問題
もある。
【0007】本発明の目的は、自営網圏内に一時的に入
ってきた不特定の移動局に対しても簡単な加入者登録操
作で構内サービスを提供してその使い勝手を向上させ、
また、加入者登録に必要とされる容量が少なくて済む自
営網への加入者登録方法及び構内情報提供システム並び
に携帯型情報端末を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明に係わる自営網への加入者登録方法は、以下
に示す第1乃至第24及び35の構成をとり、本発明に
係わる構内情報提供システムは、以下に示す第25乃至
第32及び第36の構成をとり、本発明に係わる携帯型
情報端末は、以下に示す第33、第34、第37及び第
38の構成をとる。
【0009】第1の構成は、公衆網に加入者登録されて
いる移動局が、事前に加入者登録されていない自営網の
サービスエリア内に入ったことを、該自営網の構内交換
機または該構内交換機を制御する構内交換機制御端末
(以下、構内交換機と記す)が知ったとき、該構内交換
機が、前記自営網を構成する無線基地局の少なくとも一
つを加入者登録実施可能な状態に移行させるとともに、
前記公衆網を介して加入者登録に必要な情報を前記移動
局に対して送信し、該情報を受信した前記移動局が、前
記加入者登録実施可能な状態に移行した前記無線基地局
を介して、前記自営網へ加入者登録を行うこと。
【0010】第2の構成は、第1の構成による自営網へ
の加入登録方法において、前記移動局に接続または内蔵
されている無線タグリーダが、前記サービスエリアの出
入口または外郭付近に設置されている無線タグからのデ
ータを受信したとき、前記移動局が、該データから求め
た前記構内交換機の公衆電話番号を用いて前記公衆網を
介し該構内交換機に対して前記サービスエリア内に入っ
たことを通知すること。
【0011】第3の構成は、第2の構成による自営網へ
の加入登録方法において、前記無線タグに格納されてい
るデータが、前記自営網の構内交換機の公衆電話番号で
あること。
【0012】第4の構成は、第2の構成による自営網へ
の加入登録方法において、前記無線タグに格納されてい
るデータが、複数の自営網に関して各々の構内交換機の
公衆電話番号のリストを公開しているWebサイトのア
ドレスであって、前記移動局が前記Webサイトにアク
セスして該当する自営網の構内交換機の公衆電話番号を
取得すること。
【0013】第5の構成は、第1の構成による自営網へ
の加入登録方法において、GPS等によって自らの位置
を検出することができる前記移動局が、自営網のサービ
スエリアに関する位置情報の記憶情報と自ら検出した自
身の位置とに基づき自身が自営網のサービスエリアに入
ったと判断したとき、前記公衆網を介して前記自営網の
構内交換機に対し当該自営網のサービスエリア内に入っ
たことを通知すること。
【0014】第6の構成は、第5の構成による自営網へ
の加入登録方法において、前記移動局が、自営網の構内
交換機の公衆電話番号を記憶しており、該移動局が自営
網のサービスエリアに入ったと判断したとき該公衆電話
番号を用いて当該構内交換機に通知すること。
【0015】第7の構成は、第5の構成による自営網へ
の加入登録方法において、前記移動局が、複数の自営網
に関して各々の構内交換機の公衆電話番号のリストを公
開しているWebサイトのアドレスを記憶しており、該
移動局が自営網のサービスエリアに入ったと判断したと
き前記Webサイトにアクセスして前記自営網の構内交
換機の公衆電話番号を取得し、該公衆電話番号へ電話を
かけることにより前記自営網の構内交換機に通知するこ
と。
【0016】第8の構成は、第1の構成による自営網へ
の加入登録方法において、前記移動局がPHS(第二世
代コードレス電話システム)の携帯端末であり、前記無
線基地局がPHSの自営標準規格に準拠したオプション
情報報知メッセージを用いて前記自営網の構内交換機の
公衆電話番号の情報を常時または所定の期間だけ報知す
ることとし、前記移動局は前記報知された情報を受信し
て該公衆電話番号へ電話をかけることにより、前記自営
網のサービスエリア内に入ったことを前記構内交換機に
通知すること。
【0017】第9の構成は、第1の構成による自営網へ
の加入登録方法において、自営網のサービスエリア構内
の出入口等に掲示されている看板、広告等に掲載されて
いる自営網の構内交換機の公衆電話番号に前記移動局か
ら電話がかけられたとき、該構内交換機は前記自営網の
サービスエリア内に前記移動局が入ったと判断するこ
と。
【0018】第10の構成は、第1乃至第9の何れか1
つの構成による自営網への加入登録方法において、公衆
網に加入者登録されている移動局が、事前に加入者登録
されていない自営網のサービスエリア内に入ったことを
前記移動局が検知し、前記公衆網を介して前記自営網の
構内交換機に対しこれを通知する際に、前記移動局の識
別子であるPS−IDを合わせて送信すること。
【0019】第11の構成は、第1乃至第8及び第10
の何れか1つの構成による自営網への加入登録方法にお
いて、前記移動局が同時に複数の自営網のサービスエリ
ア内に入ったとき、前記移動局の表示手段に前記複数の
自営網の各々の構内交換機の公衆電話番号の一覧を表示
し、加入者登録したい自営網の公衆電話番号を選択させ
ること。
【0020】第12の構成は、第1の構成による自営網
への加入登録方法において、自営網がサービスエリア内
部または外郭に移動局検知手段を備え、該移動局検知手
段が移動局のサービスエリア内への進入を検知するこ
と。
【0021】第13の構成は、第12の構成による自営
網への加入登録方法において、前記移動局検知手段が、
前記公衆網を運営する通信事業者が提供する位置情報サ
ービスを利用して前記移動局の位置情報を取得し、前記
サービスエリア内への進入を検知すること。
【0022】第14の構成は、第12の構成による自営
網への加入登録方法において、前記移動局検知手段が無
線タグリーダであり、前記移動局に設けられた無線タグ
が前記無線タグリーダの近傍を通過した際に該無線タグ
リーダが前記無線タグの格納情報を読み取り、前記移動
局の前記サービスエリア内への進入を検知すること。
【0023】第15の構成は、第14の構成による自営
網への加入登録方法において、前記自営網のサービスエ
リアが駅構内であって、前記移動局に設けられた無線タ
グが非接触ICカードを利用した定期券等であり、前記
無線タグリーダが非接触ICカードを利用した定期券等
に対応した自動改札機であること。
【0024】第16の構成は、第12の構成による自営
網への加入登録方法において、前記移動局検知手段が赤
外線受信機であり、前記移動局に設けられた赤外線発信
機の発信する赤外線信号を前記赤外線受信機が受信する
ことにより前記進入を検知すること。
【0025】第17の構成は、第1乃至第16の何れか
1つの構成による自営網への加入登録方法において、前
記自営網の構内交換機が加入者登録を許可する移動局の
数に上限を設けておき、前記サービスエリア内に新たに
進入してきた移動局が前記上限を超えた移動局であった
場合には、該移動局に対する加入者登録不可を該移動局
に通知すること。
【0026】第18の構成は、第1乃至第17の何れか
1つの構成による自営網への加入登録方法において、前
記構内交換機に会員ユーザの移動局の識別番号(公衆電
話番号またはPS−ID)を登録しておき、自営網のサ
ービスエリア内に進入してきた移動局の識別番号が前記
登録された識別番号である場合のみ当該移動局の加入者
登録を許可すること。
【0027】第19の構成は、第1乃至第18の何れか
1つの構成による自営網への加入登録方法において、前
記構内交換機が、所定の無線基地局を常時、加入者登録
実施可能状態にしておくこと。
【0028】第20の構成は、第1乃至第18の何れか
1つの構成による自営網への加入登録方法において、前
記構内交換機が、自営網のサービスエリアに入ってきた
移動局に一番近い無線基地局を加入者登録実施可能状態
に移行させること。
【0029】第21の構成は、第1乃至第20の何れか
1つの構成による自営網への加入登録方法において、移
動局が自営網に加入者登録してから一定時間を経過した
場合、または移動局が自営網に加入者登録した後に一定
刻限を過ぎた場合、移動局および構内交換機の双方で、
前記加入者登録に関する情報の削除を行うこと。
【0030】第22の構成は、第1乃至第20の何れか
1つの構成による自営網への加入登録方法において、移
動局が自営網に加入者登録してから一定時間を経過した
場合、または移動局が自営網に加入者登録した後に一定
刻限を過ぎた場合に、構内交換機は当該移動局に対して
公衆網を介して加入者登録削除要求を送信するととも
に、該構内交換機は前記加入者登録に関する情報の削除
を行い、前記加入者登録削除要求を受信した前記移動局
は前記加入者登録に関する情報の削除を行うこと。
【0031】第23の構成は、第1乃至第20の何れか
1つの構成による自営網への加入登録方法において、移
動局が自営網に加入者登録した後に該自営網の圏外に移
動した場合、または前記自営網の圏外に移動してから一
定時間以上経過した場合、前記移動局が公衆網を介して
前記構内交換機に対して加入者登録削除要求を送信する
とともに前記移動局は前記加入者登録に関する情報の削
除を行い、前記加入者登録削除要求を受信した前記構内
交換機も前記加入者登録に関する情報の削除を行うこ
と。
【0032】第24の構成は、第1乃至第20の何れか
1つの構成による自営網への加入登録方法において、移
動局が自営網に加入者登録した後、該移動局からの明示
的な操作に基づき公衆網を介して前記構内交換機に対し
加入者登録削除要求を送信するとともに該移動局は前記
加入者登録に関する情報の削除を行い、前記加入者登録
削除要求を受信した前記構内交換機も前記加入者登録に
関する情報の削除を行うこと。
【0033】第25の構成は、第1乃至第24の何れか
1つの構成による自営網への加入者登録方法を用いて自
営網への加入者登録を行った移動局に対し自営網のサー
ビスエリアである構内に関する情報提供サービスを行う
情報提供手段であって、前記構内交換機に接続され、前
記移動局から受信する構内情報要求に応じて、または自
営網管理者要求に応じて、前記移動局に対し自営網の内
線通信を用いて構内情報を送信する情報提供手段を備え
ること。
【0034】第26の構成は、第25の構成による構内
情報提供システムにおいて、前記移動局が前記自営網の
サービスエリア内に入ったことが前記自営網の構内交換
機に検知または通知された際に、前記情報提供手段が前
記移動局に対して、前記自営網のサービスエリアで提供
されている情報提供サービス内容の概要情報を前記公衆
網を介して送信すること。
【0035】第27の構成は、第25又は第26の構成
による構内情報提供システムにおいて、第1乃至第24
の何れか1つの構成による自営網への加入者登録方法を
用いて自営網に加入者登録された移動局が該自営網を介
して外線発信する際に、前記自営網の構内交換機が公衆
網への接続を拒否すること。
【0036】第28の構成は、第25又は第26の構成
による構内情報提供システムにおいて、会員ユーザの移
動局の識別番号(公衆電話番号またはPS−ID)を登
録するユーザ登録管理手段であって、第1乃至第24の
何れか1つの構成による自営網への加入者登録方法を用
いて自営網に加入者登録された移動局が該自営網を介し
て外線発信する際に、前記移動局の識別番号を用いて認
証を行い、前記ユーザ登録管理手段に登録された移動局
であれば外線発信を許可するユーザ登録管理手段を自営
網の構内交換機に設けること。
【0037】第29の構成は、第25乃至第28の何れ
か1つの構成による構内情報提供システムにおいて、自
営網の構内交換機が、会員ユーザの移動局の識別番号
(公衆電話番号またはPS−ID)を登録するとともに
各ユーザ毎のグループ番号またはグループ名称を登録
し、ある移動局と同じグループ番号またはグループ名称
でユーザグループ登録されている別の移動局が前記自営
網へ加入者登録を行った際に、前記ある移動局に対し
て、前記別の移動局の前記自営網において割り当てられ
た内線番号を該自営網を介して送信すること。
【0038】第30の構成は、第25乃至第28の何れ
か1つの構成による構内情報提供システムにおいて、自
営網の構内交換機が、会員ユーザの移動局の識別番号
(公衆電話番号またはPS−ID)を登録するとともに
各ユーザ毎のグループ番号またはグループ名称を登録
し、前記自営網へ加入者登録を行ったある移動局が、前
記自営網へ加入者登録を行った別の移動局に対して内線
発信を行う際に、前記ある移動局のユーザグループが前
記別の移動局のユーザグループに一致したときのみ前記
内線発信を許可すること。
【0039】第31の構成は、第25乃至第30の何れ
か1つの構成による構内情報提供システムにおいて、自
営網の構内交換機が、会員ユーザの移動局の識別番号
(公衆電話番号またはPS−ID)を登録するとともに
各ユーザのプロフィールを登録し、前記情報提供手段が
各ユーザのプロフィールに適合するユーザ別構内情報を
作成または選択し、各ユーザの移動局に対して前記自営
網を介して前記ユーザ別構内情報を送信すること。
【0040】第32の構成は、第25乃至第30の何れ
か1つの構成による構内情報提供システムにおいて、自
営網の構内交換機が、会員ユーザの移動局の識別番号
(公衆電話番号またはPS−ID)を登録するとともに
各ユーザのプロフィールを登録し、前記プロフィールに
は該プロフィールの公開を各ユーザが許可するか否かを
示す公開可否情報を含み、該公開可否情報が公開可であ
った場合に前記情報提供手段が第1乃至第24の何れか
1つの構成による自営網への加入者登録方法により加入
者登録した全ての移動局に対して提供する構内情報とし
て前記ユーザのプロフィールを含むこと。
【0041】第33の構成は、公衆網に加入者登録され
ており事前に加入者登録されていない自営網のサービス
エリアの内外に渡って移動する携帯型情報端末におい
て、前記サービスエリア内に移動してきたとき第1乃至
第24の何れか1つの構成による自営網への加入者登録
方法を適用して当該自営網へ加入者登録されること。
【0042】第34の構成は、公衆網に加入者登録可能
な第1の無線手段と、自営網に加入者登録可能な第2の
無線手段とを備え、第1の無線手段により公衆網に加入
者登録された状態で、事前に加入者登録されていない前
記自営網のサービスエリアの内外に渡って移動する携帯
型情報端末において、前記サービスエリア内に移動して
きたとき請求項1乃至24の何れか1項記載の自営網へ
の加入者登録方法を適用して前記第2の無線手段により
前記自営網へ加入者登録されること。
【0043】第35の構成は、公衆網に接続された構内
交換機と、該構内交換機に接続された自営網基地局とを
備える自営網への加入者登録方法において、前記自営網
に事前に加入者登録されていない移動局が該自営網のサ
ービスエリア内に進入してきたとき、該移動局に前記自
営網内の内線番号を割り付け自営網内端末と前記移動局
との間の自営網内の内線による通信を許可し、該移動局
が前記サービスエリア外に出たとき、該移動局に割り付
けられている内線番号を取り消すこと。
【0044】第36の構成は、公衆網に接続された構内
交換機と、該構内交換機に接続された自営網基地局とを
備える自営網の構内情報提供システムにおいて、前記自
営網に事前に加入者登録されていない移動局が該自営網
のサービスエリア内に進入してきたとき該進入を検出す
る手段と、該手段で検出された前記移動局に前記自営網
内の内線番号を割り付け自営網内端末と前記移動局との
間の自営網内の内線による通信を許可する手段と、前記
移動局が前記サービスエリア外に出たことを検出する手
段と、該手段で検出された前記移動局の前記割り付けら
れた内線番号を取り消す手段と、を備えること。
【0045】第37の構成は、公衆網に接続された構内
交換機と該構内交換機に接続された自営網基地局とを備
える自営網のサービスエリアの内外に渡って移動する携
帯型情報端末において、第35の構成による自営網への
加入者登録方法により当該自営網の内線番号が割り付け
られること。
【0046】第38の構成は、公衆網に加入者登録可能
な第1の無線手段と、自営網に加入者登録可能な第2の
無線手段とを備え、公衆網に接続された構内交換機と該
構内交換機に接続された自営網基地局とを備える自営網
のサービスエリアの内外に渡って移動する携帯型情報端
末において、請求項35記載の自営網への加入者登録方
法により前記第2の無線手段に対して前記自営網の内線
番号が割り付けられること。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態における構内情報提供システムの構成図である。PH
S自営網サービスエリアである構内101には、自営網に
おける構内交換機102が設けられており、この構内交換
機102に、PHS自営基地局103、104が接続されてい
る。構内交換機102は、公衆基地局108が接続されている
PHS公衆網109に接続されている。
【0048】この実施形態では、この自営網に出入りす
るユーザの携帯端末(移動局)106に、無線タグ(以
下、RFIDタグともいう。)を読むRFIDタグリー
ダ107が有線接続されており、自営網の構内101の出入口
近傍には、RFIDタグの発信機105が設置されてい
る。移動局106は、PHS公衆網109に対して加入者登録
が行われており、構内交換機102と自営基地局103、104
によって構成されるPHS自営網に対しては加入者登録
が行われていないものとする。
【0049】移動局106を携帯するユーザが、自営網サ
ービスエリア101の出入口付近に設置されたRFIDタ
グ105の近傍を通過すると、RFIDタグリーダ107がR
FIDタグ105の格納する情報(以下、タグ情報)を読
み取る。タグ情報の内容としては、ここでは、自営網サ
ービスエリア101を特定することのできる識別子(以
下、自営エリア識別子)を想定する。
【0050】RFIDタグリーダ107で読み取られたR
FIDタグ105の格納情報である自営エリア識別子(識
別番号)は、移動局106に送信される。移動局106は予め
何らかの手段を用いて入手し記憶しておいた、自営エリ
ア識別子と当該自営網における構内交換機の制御用電話
番号(公衆電話番号)との対応テーブルを参照して、R
FIDタグリーダ107から受信した自営エリア識別子に
基づき、構内交換機102の制御用電話番号を求める。
【0051】次に移動局106は、構内交換機102の制御用
電話番号に発呼し、加入者登録を要求する旨を構内交換
機102に対して送信する。この際、構内交換機102の必要
に応じて、移動局106は自身の端末識別子(PS−I
D)を構内交換機102に送信してもよい。このとき構内
交換機の制御用電話番号を、公衆電話会社の提供するフ
リーダイヤル(登録商標)サービスを用いた番号として
おけば、移動局106が公衆網109を介して構内交換機102
に発呼する際の課金が、ユーザ側に課されるのを避ける
こともできる。
【0052】これを受信した構内交換機102は、加入者
登録に必要な情報を移動局106に送信する。ここで加入
者登録に必要な情報としては、移動局106に割り当てる
内線番号を必ず含み、構内交換機102の加入者登録処理
において暗証番号が設定されている場合には、この暗証
番号を含む情報である。
【0053】次に構内交換機102は、自営網サービスエ
リアの外郭付近に設置した自営基地局103を加入者登録
モードに切り替える。すなわち、自営基地局103を加入
者データ書込み実施局として、自営基地局103に報知情
報を報知させる動作を行わせる。加入者登録に必要な情
報(内線番号および場合によって暗証番号)を受信した
移動局106は、PHS標準規格(ARIB STD2
8)に準拠した通信プロトコルに従い、自営基地局103
を相手として加入者登録シーケンスを実施する。
【0054】こうして、公衆網に加入者登録している移
動局が、予め加入者登録していない自営網のサービスエ
リア内に入ったときに、この自営網に対して動的に加入
者登録を行うことが可能となる。尚、この第1の実施の
形態では、移動局106はRFIDタグリーダ107と有線接
続されている構成を示したが、これに限定するものでは
なく、両者が無線接続される構成や、RFIDタグリー
ダの機能が移動局に内蔵される構成であってもよい。
【0055】また、本実施の形態では、移動局106と構
内交換機102とが直接公衆網109を介して通信する形態を
示したが、構内交換機102を制御する構内交換機制御端
末が構内交換機102と独立に存在し、移動局106と構内交
換機制御端末が公衆網109を介して通信し、構内交換機
制御端末が構内交換機102の動作を制御する形態であっ
てもよい。
【0056】また、本実施の形態では、RFIDタグの
格納情報の内容としては、自営エリア識別子を想定した
が、その代わりに、構内交換機の制御用電話番号を直接
格納しておいてもよい。あるいは格納情報として、さま
ざまな自営網の構内交換機の制御用電話番号を集めて公
開しているWebサイトのアドレスが格納されていて、
これを読み取って入手した移動局がこのWebサイトに
アクセスして、該当する自営網の構内交換機の制御用電
話番号を入手する構成であってもよい。
【0057】また、構内交換機が、移動局から加入者登
録の要求を受信する都度、自営基地局のいずれかを加入
者登録モードに切り替えるのではなく、常時、所定箇所
に設置された自営基地局を加入者登録モードにしておく
ことや、あるいは、RFIDタグ毎に個別のタグIDを
持たせておき、移動局が加入者登録要求をする際、この
タグIDを併せて送信することにより、構内交換機側で
移動局がどのRFIDタグの近傍に存在するかを認識し
て、そのRFIDタグに最も近い自営基地局を加入者登
録モードに切り替えることも可能であり、それにより移
動局が加入者登録を実施しようとしたときに、構内交換
機によって加入者登録モードに切り替えられた自営基地
局の圏外に存在してしまうのを避けることができる。
【0058】図2は、上述した移動局の内部構成の一例
を示す図である。この移動局106は、PHS通信制御部2
02と、加入者登録要求部203と、自営網電話番号記憶部2
04と、RFIDタグリーダI/F部205とを備え、この
I/F部205にRFIDタグリーダ107が接続されてい
る。
【0059】移動局106は、自営網を識別する自営エリ
ア識別番号(識別子)と、当該自営網の構内交換機102
の制御用電話番号との対応テーブルを予め何らかの手段
で入手しておき、これを自営網電話番号記憶部204に記
憶させておく。その手段とは、例えば自営網の運用事業
者がインターネット上で、自身の自営網に関する自営エ
リア識別番号と当該自営網の構内交換機の制御用電話番
号を公開している場合には、これをインターネットから
通信によって入手することが想定される。あるいは移動
局106のユーザが、自営網運用事業者が出した広告等の
出版メディアから入手した自営エリア識別番号と当該自
営網の構内交換機の制御用電話番号を、移動局106のユ
ーザが入力しておくことが想定されるが、これらに限る
ものではない。
【0060】移動局106が、ある自営網のサービスエリ
ア内あるいは外郭付近や出入口付近に設置されたRFI
Dタグ105の近傍を通過したときに、RFIDタグリー
ダ107は、RFIDタグ105の格納情報である自営エリア
識別番号を読み取り、これをRFIDタグリーダI/F
部205に送信する。RFIDタグリーダI/F部205がこ
の自営エリア識別番号を自営網電話番号記憶部204に送
信すると、自営網電話番号記憶部204は自身の記憶する
自営エリア識別番号と自営網の構内交換機の制御用電話
番号との対応テーブルを参照して、受信した自営エリア
識別番号から、当該自営網の構内交換機の制御用電話番
号を求め、これを加入者登録要求部203に伝える。
【0061】加入者登録要求部203は、PHS通信制御
部202を通じて、当該自営網の構内交換機の制御用電話
番号に対して発呼を行い、加入者登録の要求を、自営網
の構内交換機に対して行う。その後の動作に関しては、
図1を用いた本実施の形態に関する構成および動作の説
明で述べた通りである。このような構成の移動局を用い
ることにより、図1に示した本実施の形態による自営網
への動的加入者登録を実施することが可能となる。
【0062】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施の形態における構内情報提供システムの構成図
である。自営網サービスエリア301には自営網における
構内交換機302が設置され、構内交換機302に、自営基地
局303、304が接続されている。構内交換機302は、公衆
基地局307が接続されている公衆電話網308に接続されて
いる。この実施の形態では、図1で説明したRFIDタ
グを用いずに、移動局305の加入者登録を動的に行う構
成となっており、そのために、移動局305には、GPS
受信機306が接続されている。
【0063】移動局305は、PHS公衆網308に対して加
入者登録が行われており、構内交換機302と自営基地局3
03、304によって構成されるPHS自営網に対しては加
入者登録が行われていないものとする。移動局305は、
自営網サービスエリア301を含む複数の(または単数
の)自営網に関するサービスエリアの位置情報(以下、
エリア位置情報と記す。これは領域情報であることが望
ましいが点情報でもよい)と、各自営網の構内交換機の
制御用電話番号とを、予め何らかの手段を用いて入手し
記憶しておく。この際の入手手段は第1の実施の形態と
同様にインターネットによる情報獲得やユーザ入力を想
定する。
【0064】移動局305はGPS受信機306と有線接続さ
れており、GPS受信機306はユーザの指示入力に従っ
て、あるいは一定周期で自発的に、GPS衛星電波を受
信し自らの現在位置を求め、これを移動局305に対して
逐次報告する。GPS受信機306から報告された現在位
置が、記憶されたエリア位置情報のうちの一つである自
営網サービスエリア301の位置情報が示す領域に含まれ
る場合、あるいは点情報に一致する場合に、移動局305
は自営網サービスエリア301に入ったと判断し、次にこ
の自営網の構内交換機302の制御用電話番号を求め、こ
の番号に発呼することで加入者登録の要求を構内交換機
302に送信する。その後、第1の実施の形態と同様の動
作により、移動局305は自営基地局303を介して自営網へ
の加入者登録を行う。
【0065】図4は、第2の実施の形態における移動局
の構成の一例を示す図である。移動局305は、PHS通
信制御部402と、加入者登録要求部403と、自営網電話番
号記憶部404と、領域判定部405と、自営網位置記憶部40
6と、GPS受信機I/F部407とを備え、このI/F部
407にGPS受信機306が接続されている。GPS受信機
306は、ユーザの指示入力に従って、あるいは一定周期
で自発的に、GPS衛星電波を受信することによって自
らの現在位置を求め、これをGPS受信機I/F部407
に対してその都度送信する。
【0066】GPS受信機I/F部407は受信した現在
位置情報を領域判定部405に送信し、領域判定部405は、
自営網位置記憶部406に記憶している自営網の位置情報
である領域データを参照して、現在位置が領域内に含ま
れるものがあるか否かを判定する。その結果、現在位置
が自営網位置記憶部405に記憶されたいずれの自営網の
領域にも含まれない場合には、そこで処理を終了し、次
回にGPS受信機306から送信される現在位置情報を待
機する。
【0067】もし、現在位置が自営網位置記憶部405に
記憶されたいずれかの自営網の領域に含まれる場合に
は、その自営網の識別番号(移動局においてローカル定
義された番号でもよいし、あるいは固有のものであって
もよい)を自営網電話番号記憶部404に対して送信す
る。自営網電話番号記憶部404では、記憶している自営
網の識別番号とその自営網の構内交換機の制御用電話番
号との対応テーブルを参照して、受信した自営網の識別
番号から制御用電話番号を求め、これを加入者登録要求
部403に送信する。加入者登録要求部403やPHS通信制
御部402の動作に関しては、第1の実施の形態における
移動局の構成を示した図2の説明と同様である。
【0068】このような構成の移動局を備えることによ
り、図3に示した本実施の形態による自営網への動的加
入者登録を実施することが可能となる。尚、この第2の
実施の形態におけるGPS受信機306の方式としては、
単独のGPS方式を用いる構成にしたが、FM多重放送
から、あるいは無線通信路を介して、補正情報を受信し
て位置補正を行うDGPS(Differential GPS)方式を
用いることも可能である。
【0069】また、第1及び第2の実施の形態に示した
構成とは異なるが、自営網サービスエリア内の自営基地
局が、PHS標準規格に規定されたオプション情報報知
メッセージを用いて、構内交換機の制御用電話番号を報
知し、自営網サービスエリア内に入った移動局がこれを
受信することにより、構内交換機に対して公衆網を介し
て加入者登録の要求を行う構成によって、自営網への動
的加入者登録方式を実現することも可能である。あるい
は、自営網サービスエリア内に掲示された広告等の情報
から、ユーザが構内交換機の制御用電話番号を入手する
構成も可能である。
【0070】(第3の実施の形態)図5は、本発明の第
3の実施の形態における自営網への動的加入者登録方法
の動作説明図である。この実施形態では、自営網Aのサ
ービスエリア502と、自営網Bのサービスエリア503と、
自営網Cのサービスエリア504の3つのエリアが重なっ
ており、この重なった領域内に移動局501が入ったとき
の加入者登録動作について説明する。
【0071】移動局501は、表示画面601と、操作キー60
2とを持っている。この移動局501が、複数の自営網のサ
ービスエリア502〜504が重なり合っている領域に入った
とき、前述した第1または第2の実施の形態で説明した
方法と同様に、何らかの手段で、自営網A502、自営網
B503および自営網C504のサービスエリア内に同時に入
ったことを検知する。
【0072】そのとき移動局501の表示画面601には、そ
のサービスエリア内に入った全ての自営網A、B、Cに
関して夫々の構内交換機の制御用電話番号が、図示した
ようにリスト表示される。ユーザが操作キー602を操作
してリストから所望の自営網(図示例では自営網B)の
電話番号を選択すると、自営網B503の構内交換機に対
して、加入者登録の要求が公衆網308を介して送信され
る。以後、第1または第2の実施の形態に示した方法と
同様の手順により、自営網Bに加入者登録される。
【0073】このようにすることで、複数の自営網のサ
ービスエリア内に同時に入ったことが検知されたとき、
ユーザが希望する自営網に対して、動的加入者登録を行
うことが可能となる。これは例えば、駅構内に設けられ
た自営網サービスエリアと、駅改札に直接繋がっている
施設(駅ビル商店街や地下街等)に設けられた自営網サ
ービスエリアとが改札付近で重なり合っている場合など
に有効である。
【0074】(第4の実施の形態)図7は、本発明の第
4の実施の形態における構内情報提供システムの構成図
である。自営網サービスエリア701内には、構内交換機7
02と、移動局位置管理手段703と、自営基地局704、705
とが設けられている。構内交換機702は、公衆電話網709
に接続されるとともに、公衆電話網709には、位置情報
サービスセンタ708と公衆基地局707が接続されている。
【0075】本実施の形態においては、移動局706のユ
ーザは、公衆PHS事業者の提供する位置情報サービス
に加入して、自身の現在位置情報を逐次自営網サービス
エリア701の運用事業者に対して公開することを許可し
ていることとする(あるいは、そうした契約を自営網運
用事業者および公衆PHS事業者と結んでいることとす
る)。
【0076】位置情報サービスセンタ708は、移動局706
の位置を定期的に検出し、移動局706の電話番号(公衆
網での電話番号)とともに、この位置情報を逐次自営網
の構内交換機702に接続された移動局位置管理手段703に
公衆電話網を介して送信する。位置情報サービスセンタ
708での移動局の位置検出方法は、現在各公衆PHS事
業者が提供しているように、移動局がその圏内にある公
衆基地局の位置情報に基づいて位置を求める方法が代表
的だが、これに限るものではない。
【0077】移動局706の現在位置情報とその電話番号
とを受信した移動局位置管理手段703は、自身の自営網
のサービスエリア701の領域に、移動局706の位置が含ま
れるか否かを判断する。含まれない場合には何もせず、
次の移動局位置情報を待機する。含まれる場合には、自
営網サービスエリア701に入ってきた移動局702の電話番
号を構内交換機702に伝え、これを受けた構内交換機702
は、受信した移動局706の公衆電話番号に対して発呼
し、加入者登録に必要な情報(情報の内容については、
第1の実施の形態と同様)を送信するとともに、自営基
地局704を加入者登録モードに移行させる。
【0078】これを受信した移動局706は、PHS標準
規格に従った手順で、自営基地局704に対して、加入者
登録(加入者データ書込み)シーケンスを実施し、この
自営網への加入者登録処理を実行する。あるいは構内交
換機702から移動局706が着呼した際に、この自営網に対
する加入者登録が可能となったことだけを移動局706の
表示画面に表示したり、鳴動させたりすることによって
移動局706のユーザに伝え、ユーザが了承して所定の指
示入力を行ったときのみ、加入者登録に必要な情報が構
内交換機702から移動局706に対して送信される仕組みで
あってもよい。
【0079】このようにして、自営網の構内交換機側で
移動局がそのサービスエリア内に入ったことを検知する
ことにより、移動局に対して動的に加入者登録を行わせ
ることができるようになる。
【0080】(第5の実施の形態)図8は、本発明の第
5の実施の形態における構内情報提供システムの構成図
である。自営網サービスエリア801内には、構内交換機8
02と、自営基地局803、804と、RFIDタグリーダ805
とが設けられており、移動局806にはRFIDタグ807が
接続されている。構内交換機802は、公衆電話網809に接
続され、この公衆電話網809に公衆基地局808が接続され
ている。本実施形態では、移動局806とRFIDタグ807
は同一ユーザが携帯することを前提としている。
【0081】移動局806およびRFIDタグ807を携帯す
るユーザが、自営網サービスエリア801に入って、その
出入口等に設置されたRFIDタグリーダ805の近傍を
通過したとき、あるいはRFIDタグ807の携帯者が、
RFIDタグ807をRFIDタグリーダ807に意識的に接
近させたとき、RFIDタグリーダ805はRFIDタグ8
07の格納情報を読み取り、これを構内交換機802に送信
する。RFIDタグ807の格納情報は、会員番号のよう
な個人ID(識別番号)か、もしくは移動局806の公衆
網809における電話番号であってもよい。
【0082】構内交換機802がRFIDタグリーダ805か
ら受信したRFIDタグ807の格納情報が個人IDであ
る場合には、予め構内交換機802に登録した個人IDと
移動局806の電話番号との対応に基づき、移動局806の電
話番号を割り出す。こうして得られた移動局806の電話
番号へと公衆網809を介して発呼して、移動局806に対し
加入者登録に必要な情報を送信する。その後の動作に関
しては、第4の実施の形態に示したものと同様である。
【0083】このようにして、自営網の構内交換機側で
移動局がそのサービスエリア内に入ったことを検知する
ことにより、移動局に対して動的に加入者登録を行わせ
ることができるようになる。尚、この自営網サービスエ
リア801として駅構内を、ユーザが携帯するRFIDタ
グ807としては非接触ICカード型定期券を、RFID
タグリーダとして非接触ICカード型定期券対応の自動
改札機を想定して、非接触ICカード型定期券には移動
局806の電話番号情報も格納させておくことを想定すれ
ば、ユーザが自動改札機に定期券を挿入して改札口から
駅構内に入った後に、移動局806が駅構内の自営網に対
して動的に加入者登録を行うことが可能となる。
【0084】また本実施の形態とは構成が異なるが、移
動局ユーザが携帯するRFIDタグの代わりに赤外線発
信機を、また自営網サービスエリアの出入口等に設置す
るRFIDタグリーダの代わりに赤外線受信機を備え、
ユーザが携帯する赤外線発信機からユーザの個人IDま
たは移動局の電話番号を発信して、これを自営網側に設
けた赤外線受信機が受信することにより、本実施の形態
と同様の自営網への動的加入者登録方式を実現すること
が可能である。
【0085】(第6の実施の形態)図9は、本発明の第
6の実施の形態における構内情報提供システムの構成図
である。自営網サービスエリア901には、構内交換機902
と、登録移動局管理部903と、自営基地局904、905と、
RFIDタグ906とが設けられ、移動局907には、RFI
Dタグリーダ908が接続されている。構内交換機902は公
衆電話網910に接続され、公衆電話網910には、公衆基地
局909が接続されている。第1の実施の形態の構成を示
した図1と異なるのは、構内交換機902に接続された登
録移動局管理部903を備える点である。登録移動局管理
部903は、動的加入者登録された移動局の数を管理した
り、あるいは予め会員のような形で、動的加入者登録を
許可する移動局の電話番号(またはPS−ID)を登録
する機能を有する。
【0086】本実施の形態において、移動局907に接続
されたRFIDタグリーダ908が、自営網サービスエリ
ア901内に設置されたRFIDタグ906から読み取った格
納情報に基づき、移動局907が構内交換機902の制御用電
話番号を得るところまでの動作は、第1の実施の形態と
同様である。
【0087】構内交換機902の制御用電話番号を得た移
動局907は、公衆網910を介して、構内交換機902に加入
者登録の要求(場合により、移動局907のPS−IDを
伴うこともある)を送信すると、これを受信した構内交
換機902は登録移動局管理部903に問い合せ、現在動的加
入者登録を行っている移動局数の合計が上限に達してい
ないことを確認した上で、あるいは発信元である移動局
907の電話番号(またはPS−ID)が予め登録された
ものであることを確認した上で、移動局907に対して内
線番号を割り当てて、加入者登録に必要な情報を送信す
る。その後の加入者登録の手順については、第1の実施
の形態と同様である。ただし登録移動局管理部903で、
動的加入者登録された移動局の数を管理している場合に
は、新たな移動局が加入者登録を行った際に、構内交換
機902は移動局の数が一つ増えた旨を、登録移動局管理
部903に通知することとする。
【0088】(第7の実施の形態)図10は、本発明の
第7の実施の形態における構内情報提供システムの構成
図である。自営網サービスエリア1001には、構内交換機
1002と、自営基地局1003、1004と、RFIDタグ1005と
が設けられており、移動局1006には、RFIDタグリー
ダ1007と、タイマ1008が設けられている。構内交換機10
02は、公衆電話網1010に接続され、この公衆電話網1010
には公衆基地局1009が接続されている。第1の実施の形
態の構成を示した図1と異なるのは、移動局にタイマが
備えられている点である。
【0089】本実施の形態においては、移動局1006は第
1の実施の形態に示した構成と動作に従って自営網に加
入者登録を行うものとする。そして、この移動局1006が
自営網サービスエリア1001から外に出て、自営基地局10
03、1004の圏外に移動したとき、移動局1006内のタイマ
1008が起動する。タイマ1008は移動局が自営網サービス
エリア1001圏外にある間は起動しつづけ、予め定めた時
間が経過すると移動局1006にその旨を通知する。
【0090】移動局1006はタイマ1008からの通知を受け
ると、加入者登録によって書込まれたデータ(システム
呼出符号等)を削除し、構内交換機1002の制御用電話番
号に公衆網1010を介して発呼し、加入者登録削除の要求
を送信する。これを受信した構内交換機1002は移動局10
06に関する加入者データを削除し、移動局1006に割り当
てていた内線番号を解放する。こうして、自営網への動
的加入者登録を行った移動局が、その自営網サービスエ
リアから離れてしまった場合に、一定時間が経過すれば
加入者登録を削除することができる。
【0091】なお本実施の形態においては、移動局の加
入者登録削除のタイミングを計測するタイマは移動局の
みが備える構成を示したが、そうしたタイマを構内交換
機側にも備え、移動局が動的加入者登録を行った時点か
ら一定時間経過した場合に、移動局・構内交換機双方で
加入者登録を削除する構成や、または移動局側にはタイ
マを持たせず構内交換機のみがタイマを備え、移動局が
動的加入者登録を行った時点から一定時間経過した場合
に、構内交換機が加入者登録を削除するとともに、公衆
網を介して移動局に対し、加入者登録の削除要求を送信
する構成や、あるいは移動局・構内交換機双方ともタイ
マは備えずに移動局ユーザの明示的な指示入力に基づ
き、移動局での加入者登録を削除するとともに、構内交
換機に公衆網を介して加入者登録削除要求を送信する構
成であってもよい。
【0092】また本実施の形態においては、第1の実施
の形態と同様に、移動局1006が自営網サービスエリア10
01内に入ったことを、RFIDタグリーダ1007を用いて
移動局1006が検知する構成を取っているが、そうではな
く、第2〜第5の実施の形態に示したような構成によっ
て、移動局が自営網サービスエリアに入ったことを移動
局または構内交換機が検知することも可能である。
【0093】(第8の実施の形態)図11は、本発明の
第8の実施の形態における構内情報提供システムの構成
図である。自営網サービスエリア1101には、構内交換機
1102と、自営基地局1103、1104と、情報提供装置1105
と、ユーザ管理装置1106と、RFIDタグ1107とが設け
られており、移動局1108には、RFIDタグリーダ1109
が接続されている。構内交換機1102は、公衆電話網1111
に接続され、公衆基地局1110は、公衆電話網1111に接続
されている。本実施形態が図1に示す第1の実施の形態
と異なるのは、構内交換機1102に、情報提供装置1105お
よびユーザ管理装置1106が接続されている点である。
【0094】本実施の形態において、移動局1108は、第
1の実施の形態に示した動作に従って、この自営網に対
して動的加入者登録を行う。その後、移動局1108は、自
営網サービスエリア1101である構内施設の内部を移動す
る。その際、移動局1108は自営網の網側装置である自営
基地局1103または1104および構内交換機1102を介して、
情報提供装置1105に対して構内情報の要求を送信する
と、情報提供装置1105は移動局1108に該当情報を返信す
る。また情報提供装置1105は、自営網構内において現在
行われているイベント広告等の一過性の情報もしくは時
限的な情報等を、移動局1108に対して能動的に自営網を
介した通信によって送信する。こうして、移動局1108に
対し、移動局1108ユーザのリクエストに応じて、あるい
は自営網運用事業者からの広告情報という形態で、構内
情報提供サービスを実現することができる。
【0095】また、移動局1108が構内交換機1102を経由
して、外線発信(0発信等)を行おうとした際に、構内
交換機1102で発番号をチェックして、移動局1108のよう
に動的加入者登録を行った移動局であればこれを禁止す
るとともに、外線発信サービスが使用不可であることを
案内メッセージの形で移動局に返信したり、あるいはユ
ーザ管理装置1106に予め登録してある移動局からの外線
発信ならば、これに必要な課金を施して外線発信サービ
スも提供することが可能である。
【0096】さらに、ユーザ管理装置1106に予め移動局
の電話番号とともに、その移動局のユーザのプロフィー
ル(年齢、性別、趣味等)を登録し記憶させておくこと
により、情報提供装置1105が移動局1108に対して情報を
提供する際に、ユーザ管理装置1106に登録された移動局
1108のユーザプロフィールを参照して、移動局1108ユー
ザの志向に適したものを提供したり、提供する情報に加
工を施すことが可能である。
【0097】また、ユーザ管理装置1106に登録するユー
ザプロフィールの一部として、グループ番号またはグル
ープ名称を含ませて、移動局1108ユーザと同じグループ
番号または名称をユーザ管理装置1106に予め登録した移
動局(図示していない。以下同グループ移動局と記す)
ユーザが、この自営網サービスエリア1101に入り動的加
入者登録を行ったときに、構内交換機1102がユーザ管理
装置1106に登録されたグループ番号または名称をチェッ
クして、同じグループ番号または名称を登録してある移
動局1108に対して、情報提供装置1105を通じて、同グル
ープ移動局に割り当てた内線番号を通知することによ
り、友人同士など構内でのお互いの連絡を内線通信を使
って行うことが可能となる。さらに動的加入者登録を行
った移動局同士が内線通信を行う際に構内交換機1102が
回線接続を行う前に、ユーザ管理装置1106に登録された
グループ番号または名称が一致しているかどうかをチェ
ックして、一致している場合にのみ回線をつなぐことに
より内線通信サービスを提供することもできる。
【0098】また、ユーザ管理装置1106に登録するユー
ザプロフィールの一部として、移動局1108のユーザが自
分のプロフィールを公開可能として登録しておくと、動
的加入者登録を行った他の移動局に対して情報提供装置
1105が提供する情報内容として、移動局1108のユーザプ
ロフィールを含めるというサービスも可能であり、見知
らぬ他人同士が同じ構内で出会う機会を作ったり、また
はその構内において高齢者、身体障害者と、ボランティ
アで支援する人との出会う機会を作ったりする新たなサ
ービスを実現することが可能となる。
【0099】尚、以上述べた実施形態では、携帯型情報
端末の一例であるPHSを用い、PHSの標準規格の機
能をそのまま利用して動的に加入者登録を行ったが、P
HS以外の通信方式を採用する携帯型情報端末であって
も本発明を適用できることはいうまでもない。また、携
帯型情報端末の他の例として、PHS無線機と携帯電話
無線機とを一つの筐体に収めた複合型の携帯型情報端末
において、公衆網での通信および自営網への動的加入者
登録に必要な公衆網による通信には携帯電話無線機(第
1の無線手段)を用い、自営網への加入者登録時および
自営網における通信時にはPHS無線機(第2の無線手
段)を用いることにより、本発明を適用できることも明
らかである。
【0100】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による自営網への加入者登録方法及び構内情報提供シス
テム並びに携帯型情報端末によれば、以下に示す第1乃
至第32の効果が得られる。
【0101】第1に、公衆網に加入者登録されている移
動局が、予め加入者登録されていない自営網のサービス
エリア内に入ったときに、動的に加入者登録を行うこと
ができ、内線通話など自営網が提供するサービスを利用
することが可能となる。
【0102】第2に、移動局に接続したRFIDタグリ
ーダおよび自営網サービスエリアに設置したRFIDタ
グを利用して、移動局が自営網サービスエリア内に入っ
たことを検知し、動的に加入者登録を行うことが可能と
なる。第3に、移動局が自営網サービスエリア内に入っ
たことを検知し、動的に加入者登録を行う際に、RFI
Dタグに格納された情報である電話番号に対して発呼
し、加入者登録の要求を行うことが可能となる。
【0103】第4に、移動局が自営網サービスエリア内
に入ったことを検知し、動的に加入者登録を行う際に、
RFIDタグに格納されたWebサイトから自営網の構
内交換機の制御用電話番号を入手し、その電話番号に対
して発呼し加入者登録の要求を行うことが可能となる。
第5に、移動局がGPS等の位置検出手段を利用して、
単独で自営網サービスエリア内に入ったことを検知し、
自営網に対して動的に加入者登録を行うことが可能とな
る。
【0104】第6に、移動局がGPS等の位置検出手段
を利用して、単独で自営網サービスエリア内に入ったこ
とを検知した際、事前に入手した自営網の構内交換機制
御用電話番号に対して発呼し、加入者登録の要求を行う
ことが可能となる。第7に、移動局がGPS等の位置検
出手段を利用して、単独で自営網サービスエリア内に入
ったことを検知した際、Webサイトから自営網の構内
交換機の制御用電話番号を入手し、その電話番号に対し
て発呼し加入者登録の要求を行うことが可能となる。
【0105】第8に、移動局が位置検出手段等を用いず
に、自営網サービスエリア内に入った際に移動局が受信
した自営基地局からの報知情報に含まれる構内交換機の
制御用電話番号に対して発呼し加入者登録の要求を行う
ことが可能となる。第9に、移動局が自営網サービスエ
リア内に入った際に、ユーザが広告等の掲示情報から得
た構内交換機の制御用電話番号に対して発呼し加入者登
録の要求を行うことが可能となる。
【0106】第10に、自営網の構内交換機における加
入者登録の処理の上で、予め加入者登録を行う移動局の
PS−IDを設定しておく必要がある場合に、移動局が
構内交換機に対して加入者登録の要求を行う際に、PS
−IDを通知することが可能となる。第11に、移動局
が同時に複数の自営網サービスエリア内に入ったことを
検知した場合に、加入者登録を行う自営網を移動局ユー
ザが選択することが可能となる。
【0107】第12に、公衆網に加入者登録されている
移動局が、予め加入者登録されていない自営網のサービ
スエリア内に入ったときに、動的に加入者登録を行うこ
とができ、自営網が提供するサービスを利用することが
可能となる。第13に、公衆PHS網の運用事業者が提
供する位置情報サービスを利用して、自営網の構内交換
機側で移動局が自らのサービスエリア内に入ったことを
検知し、移動局に対して動的に加入者登録を行わせるこ
とが可能となる。
【0108】第14に、移動局ユーザが携帯するRFI
Dタグを、自営網サービスエリア内に設置したRFID
タグリーダが検知して、構内交換機が移動局に対して動
的に加入者登録を行わせることが可能となる。第15
に、移動局ユーザが非接触ICカード型定期券を非接触
ICカード対応自動改札機にかざすだけで、移動局が自
営網サービスエリア内に入ったことを構内交換機が検知
し、移動局に対して動的に加入者登録を行わせることが
可能となる。
【0109】第16に、移動局ユーザが携帯する赤外線
発信機から発信される赤外線信号を、自営網サービスエ
リア内に設置した赤外線受信機が検知して、構内交換機
が移動局に対して動的に加入者登録を行わせることが可
能となる。第17に、構内交換機が割当可能な内線番号
数等に合わせて、動的加入者登録を許可する移動局数に
上限を設けて、これを超える場合には移動局からの動的
加入者登録の要求を拒否することが可能となる。
【0110】第18に、事前に会員登録等を済ませたユ
ーザの移動局からのみ、加入者登録の要求を受け付ける
ことにより、不特定の移動局からの不正な加入者登録と
自営網の利用を防ぐことができ、また割り当てるために
確保した内線番号の管理もすることが可能となる。第1
9に、移動局からの加入者登録の要求を構内交換機が受
け付けた際に、自営基地局を加入者登録モードに切り替
える処理を省略することが可能となり、移動局が加入者
登録処理を実施する前に、自営基地局側で加入者登録モ
ードに切り替えておく必要がなくなる。
【0111】第20に、移動局からの加入者登録の要求
を構内交換機が受け付けた際に、移動局に最も近い自営
基地局を加入者登録モードに切り替えることにより、移
動局が加入者登録処理を失敗する可能性を低めることが
可能となる。第21に、動的加入者登録を行ってから一
定時間を過ぎた、あるいは一定刻限を過ぎた場合に、構
内交換機および移動局それぞれで加入者データを削除す
ることが可能となる。
【0112】第22に、動的加入者登録を行ってから一
定時間を過ぎた、あるいは一定刻限を過ぎた場合に、構
内交換機における移動局の加入者データを削除し、移動
局にこれを通知して移動局側でも加入者データを削除す
ることが可能となる。第23に、動的加入者登録を行っ
てから一定時間を過ぎた、あるいは一定刻限を過ぎた場
合に、移動局において加入者データを削除し、構内交換
機にこれを通知して構内交換機側でも加入者データを削
除することが可能となる。
【0113】第24に、動的加入者登録を行った後に、
ユーザの指示入力に従って、移動局において加入者デー
タを削除し、構内交換機にこれを通知して構内交換機側
でも加入者データを削除することが可能となる。第25
に、自営網に対して動的加入者登録を行った移動局に対
して、通信料金のユーザ負担なしで、自営網サービスエ
リア構内における情報提供サービスを行うことが可能と
なる。
【0114】第26に、移動局が自営網の構内交換機に
対して動的加入者登録の要求を行う前に、その自営網で
行っている情報提供サービスの内容概要情報を、移動局
に対して提供し、移動局ユーザに動的加入者登録を希望
するか否かを選択させることが可能となる。第27に、
自営網に動的加入者登録を行った移動局が、自営網の構
内交換機を使用して無料で外線電話をかけることを禁止
することが可能となる。
【0115】第28に、自営網に動的加入者登録を行っ
た移動局が、自営網の構内交換機を使用して低料金で外
線電話をかけることを可能となる。第29に、友人のグ
ループ等、複数の移動局ユーザが、同じ自営網へと加入
者登録を行ったときにお互いに内線番号を知って、自営
網構内において内線通信で連絡を取り合うことが可能と
なる。
【0116】第30に、事前にグループ登録していない
移動局同士では、同じ自営網へと加入者登録を行って
も、お互いに内線通信できないようにすることが可能と
なり、内線通信を使ったいたずら電話等を防止すること
が可能となる。第31に、自営網に加入者登録を行った
移動局ユーザの趣味嗜好に適した情報を提供することが
可能となり、広告などでこれを活用すれば宣伝効果を向
上させることが可能となる。
【0117】第32に、同じ自営網へと動的加入者登録
を行った移動局ユーザの間で、お互いが未知な者同士が
出会う機会を提供するという新しいサービスを行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における構内情報提
供システムの構成図である。
【図2】図1に示す移動局の構成図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における構内情報提
供システムの構成図である。
【図4】図3に示す移動局の構成図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態における複数の自営
網と移動局との位置関係を示す図である。
【図6】図5に示す移動局の表示画面と操作キーを例示
する図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態における構内情報提
供システムの構成図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態における構内情報提
供システムの構成図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態における構内情報提
供システムの構成図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態における構内情報
提供システムの構成図である。
【図11】本発明の第8の実施の形態における構内情報
提供システムの構成図である。
【符号の説明】
101、301、502、503、504、701、801、901、1001、1101
自営網サービスエリア 102、302、702、802、902、1002、1102 構内交換機 103、104、303、304、703、704、803、804、904、905、
1003、1004、1103、1104自営基地局 105、807、906、1005、1107 RFIDタグ 106、305、501、706、806、907、1006、1108 移動局 107、805、908、1007、1109 RFIDタグリーダ 108、307、707、808、909、1009、1110 公衆基地局 109、308、709、809、910、1010、1111 公衆電話網 202、402 PHS通信制御部 203、403 加入者登録要求部 204、404 自営網電話番号記憶部 205 RFIDタグリーダI/F部 306 GPS受信機 405 領域判定部 406 自営網位置記憶部 407 GPS受信機I/F部 601 移動局の表示画面 602 移動局の操作キー 705 移動局位置管理手段 708 位置情報サービスセンタ 905 登録移動局管理部 1008 タイマ 1105 情報提供装置 1106 ユーザ管理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 剛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 寺崎 智 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K024 AA61 AA71 BB00 CC11 CC14 DD01 DD02 DD04 FF03 GG00 GG01 GG05 GG10 GG13 HH04 5K049 AA01 AA16 AA18 BB04 BB16 EE01 EE12 FF01 FF12 FF32 FF36 FF45 FF47 GG07 GG10 GG11 5K067 AA21 BB04 DD17 DD20 DD23 EE02 EE10 EE12 EE16 EE37 FF02 HH06 HH23 JJ51 JJ52 JJ56 JJ64

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網に加入者登録されている移動局
    が、事前に加入者登録されていない自営網のサービスエ
    リア内に入ったことを、該自営網の構内交換機または該
    構内交換機を制御する構内交換機制御端末(以下、構内
    交換機と記す)が知ったとき、該構内交換機が、前記自
    営網を構成する無線基地局の少なくとも一つを加入者登
    録実施可能な状態に移行させるとともに、前記公衆網を
    介して加入者登録に必要な情報を前記移動局に対して送
    信し、該情報を受信した前記移動局が、前記加入者登録
    実施可能な状態に移行した前記無線基地局を介して、前
    記自営網へ加入者登録を行うことを特徴とする自営網へ
    の加入者登録方法。
  2. 【請求項2】 前記移動局に接続または内蔵されている
    無線タグリーダが、前記サービスエリアの出入口または
    外郭付近に設置されている無線タグからのデータを受信
    したとき、前記移動局が、該データから求めた前記構内
    交換機の公衆電話番号を用いて前記公衆網を介し該構内
    交換機に対して前記サービスエリア内に入ったことを通
    知することを特徴とする請求項1記載の自営網への加入
    者登録方法。
  3. 【請求項3】 前記無線タグに格納されているデータ
    が、前記自営網の構内交換機の公衆電話番号であること
    を特徴とする請求項2記載の自営網への加入者登録方
    法。
  4. 【請求項4】 前記無線タグに格納されているデータ
    が、複数の自営網に関して各々の構内交換機の公衆電話
    番号のリストを公開しているWebサイトのアドレスで
    あって、前記移動局が前記Webサイトにアクセスして
    該当する自営網の構内交換機の公衆電話番号を取得する
    ことを特徴とする請求項2記載の自営網への加入者登録
    方法。
  5. 【請求項5】 GPS等によって自らの位置を検出する
    ことができる前記移動局が、自営網のサービスエリアに
    関する位置情報の記憶情報と自ら検出した自身の位置と
    に基づき自身が自営網のサービスエリアに入ったと判断
    したとき、前記公衆網を介して前記自営網の構内交換機
    に対し当該自営網のサービスエリア内に入ったことを通
    知することを特徴とする請求項1記載の自営網への加入
    者登録方法。
  6. 【請求項6】 前記移動局が、自営網の構内交換機の公
    衆電話番号を記憶しており、該移動局が自営網のサービ
    スエリアに入ったと判断したとき該公衆電話番号を用い
    て当該構内交換機に通知することを特徴とする請求項5
    記載の自営網への加入者登録方法。
  7. 【請求項7】 前記移動局が、複数の自営網に関して各
    々の構内交換機の公衆電話番号のリストを公開している
    Webサイトのアドレスを記憶しており、該移動局が自
    営網のサービスエリアに入ったと判断したとき前記We
    bサイトにアクセスして前記自営網の構内交換機の公衆
    電話番号を取得し、該公衆電話番号へ電話をかけること
    により前記自営網の構内交換機に通知することを特徴と
    する請求項5記載の自営網への加入者登録方法。
  8. 【請求項8】 前記移動局がPHS(第二世代コードレ
    ス電話システム)の携帯端末であり、前記無線基地局が
    PHSの自営標準規格に準拠したオプション情報報知メ
    ッセージを用いて前記自営網の構内交換機の公衆電話番
    号の情報を常時または所定の期間だけ報知することと
    し、前記移動局は前記報知された情報を受信して該公衆
    電話番号へ電話をかけることにより、前記自営網のサー
    ビスエリア内に入ったことを前記構内交換機に通知する
    ことを特徴とする請求項1記載の自営網への加入者登録
    方法。
  9. 【請求項9】 自営網のサービスエリア構内の出入口等
    に掲示されている看板、広告等に掲載されている自営網
    の構内交換機の公衆電話番号に前記移動局から電話がか
    けられたとき、該構内交換機は前記自営網のサービスエ
    リア内に前記移動局が入ったと判断することを特徴とす
    る請求項1記載の自営網への加入者登録方法。
  10. 【請求項10】 公衆網に加入者登録されている移動局
    が、事前に加入者登録されていない自営網のサービスエ
    リア内に入ったことを前記移動局が検知し、前記公衆網
    を介して前記自営網の構内交換機に対しこれを通知する
    際に、前記移動局の識別子であるPS−IDを合わせて
    送信することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項
    記載の自営網への加入者登録方法。
  11. 【請求項11】 前記移動局が同時に複数の自営網のサ
    ービスエリア内に入ったとき、前記移動局の表示手段に
    前記複数の自営網の各々の構内交換機の公衆電話番号の
    一覧を表示し、加入者登録したい自営網の公衆電話番号
    を選択させることを特徴とする請求項1乃至8及び10
    の何れか1項記載の自営網への加入者登録方法。
  12. 【請求項12】 自営網がサービスエリア内部または外
    郭に移動局検知手段を備え、該移動局検知手段が移動局
    のサービスエリア内への進入を検知することを特徴とす
    る請求項1記載の自営網への加入者登録方法。
  13. 【請求項13】 前記移動局検知手段が、前記公衆網を
    運営する通信事業者が提供する位置情報サービスを利用
    して前記移動局の位置情報を取得し、前記サービスエリ
    ア内への進入を検知することを特徴とする請求項12記
    載の自営網への加入者登録方法。
  14. 【請求項14】 前記移動局検知手段が無線タグリーダ
    であり、前記移動局に設けられた無線タグが前記無線タ
    グリーダの近傍を通過した際に該無線タグリーダが前記
    無線タグの格納情報を読み取り、前記移動局の前記サー
    ビスエリア内への進入を検知することを特徴とする請求
    項12記載の自営網への加入者登録方法。
  15. 【請求項15】 前記自営網のサービスエリアが駅構内
    であって、前記移動局に設けられた無線タグが非接触I
    Cカードを利用した定期券等であり、前記無線タグリー
    ダが非接触ICカードを利用した定期券等に対応した自
    動改札機であることを特徴とする請求項14記載の自営
    網への加入者登録方法。
  16. 【請求項16】 前記移動局検知手段が赤外線受信機で
    あり、前記移動局に設けられた赤外線発信機の発信する
    赤外線信号を前記赤外線受信機が受信することにより前
    記進入を検知することを特徴とする請求項12記載の自
    営網への加入者登録方法。
  17. 【請求項17】 前記自営網の構内交換機が加入者登録
    を許可する移動局の数に上限を設けておき、前記サービ
    スエリア内に新たに進入してきた移動局が前記上限を超
    えた移動局であった場合には、該移動局に対する加入者
    登録不可を該移動局に通知することを特徴とする請求項
    1乃至16の何れか1項記載の自営網への加入者登録方
    法。
  18. 【請求項18】 前記構内交換機に会員ユーザの移動局
    の識別番号(公衆電話番号またはPS−ID)を登録し
    ておき、自営網のサービスエリア内に進入してきた移動
    局の識別番号が前記登録された識別番号である場合のみ
    当該移動局の加入者登録を許可することを特徴とする請
    求項1乃至17の何れか1項記載の自営網への加入者登
    録方法。
  19. 【請求項19】 前記構内交換機が、所定の無線基地局
    を常時、加入者登録実施可能状態にしておくことを特徴
    とする請求項1乃至18の何れか1項記載の自営網への
    加入者登録方法。
  20. 【請求項20】 前記構内交換機が、自営網のサービス
    エリアに入ってきた移動局に一番近い無線基地局を加入
    者登録実施可能状態に移行させることを特徴とする請求
    項1乃至18の何れか1項記載の自営網への加入者登録
    方法。
  21. 【請求項21】 移動局が自営網に加入者登録してから
    一定時間を経過した場合、または移動局が自営網に加入
    者登録した後に一定刻限を過ぎた場合、移動局および構
    内交換機の双方で、前記加入者登録に関する情報の削除
    を行うことを特徴とする請求項1乃至20の何れか1項
    記載の自営網への加入者登録方法。
  22. 【請求項22】 移動局が自営網に加入者登録してから
    一定時間を経過した場合、または移動局が自営網に加入
    者登録した後に一定刻限を過ぎた場合に、構内交換機は
    当該移動局に対して公衆網を介して加入者登録削除要求
    を送信するとともに、該構内交換機は前記加入者登録に
    関する情報の削除を行い、前記加入者登録削除要求を受
    信した前記移動局は前記加入者登録に関する情報の削除
    を行うことを特徴とする請求項1乃至20の何れか1項
    記載の自営網への加入者登録方法。
  23. 【請求項23】 移動局が自営網に加入者登録した後に
    該自営網の圏外に移動した場合、または前記自営網の圏
    外に移動してから一定時間以上経過した場合、前記移動
    局が公衆網を介して前記構内交換機に対して加入者登録
    削除要求を送信するとともに前記移動局は前記加入者登
    録に関する情報の削除を行い、前記加入者登録削除要求
    を受信した前記構内交換機も前記加入者登録に関する情
    報の削除を行うことを特徴とする請求項1乃至20の何
    れか1項記載の自営網への加入者登録方法。
  24. 【請求項24】 移動局が自営網に加入者登録した後、
    該移動局からの明示的な操作に基づき公衆網を介して前
    記構内交換機に対し加入者登録削除要求を送信するとと
    もに該移動局は前記加入者登録に関する情報の削除を行
    い、前記加入者登録削除要求を受信した前記構内交換機
    も前記加入者登録に関する情報の削除を行うことを特徴
    とする請求項1乃至20の何れか1項記載の自営網への
    加入者登録方法。
  25. 【請求項25】 請求項1乃至24の何れか1項記載の
    自営網への加入者登録方法を用いて自営網への加入者登
    録を行った移動局に対し自営網のサービスエリアである
    構内に関する情報提供サービスを行う情報提供手段であ
    って、前記構内交換機に接続され、前記移動局から受信
    する構内情報要求に応じて、または自営網管理者要求に
    応じて、前記移動局に対し自営網の内線通信を用いて構
    内情報を送信する情報提供手段を備えることを特徴とす
    る構内情報提供システム。
  26. 【請求項26】 前記移動局が前記自営網のサービスエ
    リア内に入ったことが前記自営網の構内交換機に検知ま
    たは通知された際に、前記情報提供手段が前記移動局に
    対して、前記自営網のサービスエリアで提供されている
    情報提供サービス内容の概要情報を前記公衆網を介して
    送信することを特徴とする請求項25記載の構内情報提
    供システム。
  27. 【請求項27】 請求項1乃至24の何れか1項記載の
    自営網への加入者登録方法を用いて自営網に加入者登録
    された移動局が該自営網を介して外線発信する際に、前
    記自営網の構内交換機が公衆網への接続を拒否すること
    を特徴とする請求項25又は26記載の構内情報提供シ
    ステム。
  28. 【請求項28】 会員ユーザの移動局の識別番号(公衆
    電話番号またはPS−ID)を登録するユーザ登録管理
    手段であって、請求項1乃至請求項24のいずれかに記
    載の自営網への加入者登録方法を用いて自営網に加入者
    登録された移動局が該自営網を介して外線発信する際
    に、前記移動局の識別番号を用いて認証を行い、前記ユ
    ーザ登録管理手段に登録された移動局であれば外線発信
    を許可するユーザ登録管理手段を自営網の構内交換機に
    設けることを特徴とする請求項25又は26記載の構内
    情報提供システム。
  29. 【請求項29】 自営網の構内交換機が、会員ユーザの
    移動局の識別番号(公衆電話番号またはPS−ID)を
    登録するとともに各ユーザ毎のグループ番号またはグル
    ープ名称を登録し、ある移動局と同じグループ番号また
    はグループ名称でユーザグループ登録されている別の移
    動局が前記自営網へ加入者登録を行った際に、前記ある
    移動局に対して、前記別の移動局の前記自営網において
    割り当てられた内線番号を該自営網を介して送信するこ
    とを特徴とする請求項25乃至28の何れか1項記載の
    構内情報提供システム。
  30. 【請求項30】 自営網の構内交換機が、会員ユーザの
    移動局の識別番号(公衆電話番号またはPS−ID)を
    登録するとともに各ユーザ毎のグループ番号またはグル
    ープ名称を登録し、前記自営網へ加入者登録を行ったあ
    る移動局が、前記自営網へ加入者登録を行った別の移動
    局に対して内線発信を行う際に、前記ある移動局のユー
    ザグループが前記別の移動局のユーザグループに一致し
    たときのみ前記内線発信を許可することを特徴とする請
    求項25乃至28の何れか1項記載の構内情報提供シス
    テム。
  31. 【請求項31】 自営網の構内交換機が、会員ユーザの
    移動局の識別番号(公衆電話番号またはPS−ID)を
    登録するとともに各ユーザのプロフィールを登録し、前
    記情報提供手段が各ユーザのプロフィールに適合するユ
    ーザ別構内情報を作成または選択し、各ユーザの移動局
    に対して前記自営網を介して前記ユーザ別構内情報を送
    信することを特徴とする請求項25乃至30の何れか1
    項記載の構内情報提供システム。
  32. 【請求項32】 自営網の構内交換機が、会員ユーザの
    移動局の識別番号(公衆電話番号またはPS−ID)を
    登録するとともに各ユーザのプロフィールを登録し、前
    記プロフィールには該プロフィールの公開を各ユーザが
    許可するか否かを示す公開可否情報を含み、該公開可否
    情報が公開可であった場合に前記情報提供手段が請求項
    1乃至請求項24のいずれかに記載の自営網への加入者
    登録方法により加入者登録した全ての移動局に対して提
    供する構内情報として前記ユーザのプロフィールを含む
    ことを特徴とする請求項25乃至30の何れか1項記載
    の構内情報提供システム。
  33. 【請求項33】 公衆網に加入者登録されており事前に
    加入者登録されていない自営網のサービスエリアの内外
    に渡って移動する携帯型情報端末において、前記サービ
    スエリア内に移動してきたとき請求項1乃至24の何れ
    か1項記載の自営網への加入者登録方法を適用して当該
    自営網へ加入者登録される携帯型情報端末。
  34. 【請求項34】 公衆網に加入者登録可能な第1の無線
    手段と、自営網に加入者登録可能な第2の無線手段とを
    備え、第1の無線手段により公衆網に加入者登録された
    状態で、事前に加入者登録されていない前記自営網のサ
    ービスエリアの内外に渡って移動する携帯型情報端末に
    おいて、前記サービスエリア内に移動してきたとき請求
    項1乃至24の何れか1項記載の自営網への加入者登録
    方法を適用して前記第2の無線手段により前記自営網へ
    加入者登録される携帯型情報端末。
  35. 【請求項35】 公衆網に接続された構内交換機と、該
    構内交換機に接続された自営網基地局とを備える自営網
    への加入者登録方法において、前記自営網に事前に加入
    者登録されていない移動局が該自営網のサービスエリア
    内に進入してきたとき、該移動局に前記自営網内の内線
    番号を割り付け自営網内端末と前記移動局との間の自営
    網内の内線による通信を許可し、該移動局が前記サービ
    スエリア外に出たとき、該移動局に割り付けられている
    内線番号を取り消すことを特徴とする自営網への加入者
    登録方法。
  36. 【請求項36】 公衆網に接続された構内交換機と、該
    構内交換機に接続された自営網基地局とを備える自営網
    の構内情報提供システムにおいて、前記自営網に事前に
    加入者登録されていない移動局が該自営網のサービスエ
    リア内に進入してきたとき該進入を検出する手段と、該
    手段で検出された前記移動局に前記自営網内の内線番号
    を割り付け自営網内端末と前記移動局との間の自営網内
    の内線による通信を許可する手段と、前記移動局が前記
    サービスエリア外に出たことを検出する手段と、該手段
    で検出された前記移動局の前記割り付けられた内線番号
    を取り消す手段と、を備えることを特徴とする構内情報
    提供システム。
  37. 【請求項37】 公衆網に接続された構内交換機と該構
    内交換機に接続された自営網基地局とを備える自営網の
    サービスエリアの内外に渡って移動する携帯型情報端末
    において、請求項35記載の自営網への加入者登録方法
    により当該自営網の内線番号が割り付けられることを特
    徴とする携帯型情報端末。
  38. 【請求項38】 公衆網に加入者登録可能な第1の無線
    手段と、自営網に加入者登録可能な第2の無線手段とを
    備え、公衆網に接続された構内交換機と該構内交換機に
    接続された自営網基地局とを備える自営網のサービスエ
    リアの内外に渡って移動する携帯型情報端末において、
    請求項35記載の自営網への加入者登録方法により前記
    第2の無線手段に対して前記自営網の内線番号が割り付
    けられることを特徴とする携帯型情報端末。
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