JP2001320753A - 移動ネットワーキングシステムおよび移動ホスト位置管理方法 - Google Patents

移動ネットワーキングシステムおよび移動ホスト位置管理方法

Info

Publication number
JP2001320753A
JP2001320753A JP2000136320A JP2000136320A JP2001320753A JP 2001320753 A JP2001320753 A JP 2001320753A JP 2000136320 A JP2000136320 A JP 2000136320A JP 2000136320 A JP2000136320 A JP 2000136320A JP 2001320753 A JP2001320753 A JP 2001320753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
mobile host
host
mobile
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000136320A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ishibashi
孝一 石橋
Ryuichi Kitaichi
隆一 北市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000136320A priority Critical patent/JP2001320753A/ja
Publication of JP2001320753A publication Critical patent/JP2001320753A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動ホストの位置がわからない場合において
も、移動ホストおよび通常ホスト間の通信を実現可能な
移動ネットワーキングシステムを得ること。 【解決手段】 移動ホスト10が、通常ホスト12に対
する「メッセージ」の送信に先行して、自身が移動して
いるかどうかを確かめるための「エージェント要請メッ
セージ」を送信し、「エージェント要請メッセージ」を
受け取ったフォーリン・エージェント8が、移動ホスト
10に対して現在の位置情報を含む「エージェント広告
メッセージ」を送信し、移動ホスト10が、そのなかか
ら自身が収容されているサブネットワークに関する位置
情報を抽出し、さらにその位置情報が現在管理している
位置情報と同一かどうかを判断し、異なっている場合に
ホーム・エージェント11に対して抽出した位置情報を
登録し、その後、通常ホスト12宛に「メッセージ」を
送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信中に移動可能
な移動ホストを備える移動ネットワーキングシステムに
関するものであり、特に、前記移動ホストの現在位置を
把握することで移動先においても正確にメッセージを送
受信可能な移動ネットワーキングシステム、およびその
移動ホスト位置管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の移動ネットワーキングシス
テムについて説明する。移動ネットワーキングシステム
においては、移動ホストが、相互に接続された複数のサ
ブネットワーク間を移動し、その移動した先々で、通常
ホストとの通信を行うものであり、たとえば、IPモビ
リティとして「RFC2002」が規定されている。
【0003】図9は、従来の移動ネットワーキングシス
テムである、「RFC2002」によるIPモビリティ
・ネットワークの構成を示す図である。図9において、
101,102,103,…はサブネットワークであ
り、104はIPネットワークであり、105は通常ホ
ストであり、111は移動ホストであり、112,11
4はフォーリン・エージェントであり、113はホーム
・エージェントである。
【0004】上記のように構成されるIPモビリティ・
ネットワークでは、移動ホスト111をサポートするた
めに、サブネットワーク102,103内にそれぞれフ
ォーリン・エージェント112,114と呼ばれるノー
ドが存在し、また、サブネットワーク101内にホーム
・エージェント113と呼ばれるノードが存在する。
【0005】このような状態で、移動ホスト111は、
ホーム・エージェント113に対して必ず現在の位置情
報を登録しておく。また、移動ホスト111の位置情報
については、現在収容されているサブネットワーク10
2内のフォーリン・エージェント112にも登録してお
く。移動ホスト111は、現在の位置に依存しない識別
子(ホームIPアドレス)を持ち、この識別子を用いてホ
ーム・エージェント113に管理されることとなる。
【0006】つぎに、従来の移動ネットワーキングシス
テムの移動ホスト位置管理方法について説明する。上記
IPモビリティ・ネットワークにおいて、たとえば、サ
ブネットワーク101をホームネットワークとする移動
ホスト111がサブネットワーク102から103へ移
動した場合、移動ホスト111では、フォーリン・エー
ジェント114から定期的にブロードキャストされるサ
ブネットワークに関する情報、すなわち、「エージェン
ト広告メッセージ」を受信することで、自分がサブネッ
トワーク103へ移動してきたことを認識する。
【0007】そして、移動ホスト111は、サブネット
ワーク間(102→103)の移動を認識すると、ここ
で、フォーリン・エージェント114およびホーム・エ
ージェント113に現在の位置情報を登録する。
【0008】このように、従来の移動ネットワーキング
システムでは、移動先サブネットワーク内のフォーリン
・エージェントから「エージェント広告メッセージ」を
受信した段階で、移動ホストが、その移動を認識し、そ
の後、ホーム・エージェントおよび移動先サブネットワ
ーク内のフォーリン・エージェントに対して、現在の位
置を登録している。
【0009】また、他の従来例として、たとえば、特開
平4−227149公報に記載の装置(従来の移動ネッ
トワーキングシステムに相当)では、「無線ネットワー
ク上のホストをTCP/IP (Transmission Control
Protocol/Internet Protocol)プロトコルにしたがって
動作するネットワークに結合するための方法」が開示さ
れている。
【0010】さらに、他の従来例として、たとえば、特
開平10−107822公報に記載のステーション(従
来の移動ネットワーキングシステムに相当)では、TC
Pプロトコル等を使用したデータ伝送において、「診断
フレームにより伝送路の健全性を確認する方法」が開示
されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
従来の移動ネットワーキングシステムにおいて、移動ホ
スト111がサブネットワーク間を移動した場合、ホー
ム・エージェント113では、移動ホスト111が移動
先サブネットワーク103内のフォーリン・エージェン
ト114から「エージェント広告メッセージ」を受け取
り、現在位置を登録するまでの間、移動前の位置情報
を、すなわち、「サブネットワーク102に収容されて
いる」という古い情報を、保持することとなる。
【0012】そして、このように古い情報を保持した状
態のときに、移動ホストと通常ホストとの間で通信が行
われると、以下のような問題が発生する。
【0013】たとえば、移動ホスト111が「エージェ
ント広告メッセージ」を受け取る前に、すなわち、移動
を認識する前に、通常ホスト105との通信を行う場
合、移動ホスト111は、通常ホスト105宛に通信を
開始するためのメッセージを送信し、その後、これを受
け取った通常ホスト105が、その応答として、移動ホ
スト111宛に応答メッセージを送信する。この場合、
移動ホスト111宛の応答メッセージは、まず、移動ホ
スト111のホーム・ネットワークであるサブネットワ
ーク101に転送される。そして、サブネットワーク1
01内のホーム・エージェント113では、受け取った
移動ホスト111宛の応答メッセージに含まれる位置情
報にしたがって、その応答メッセージをサブネットワー
ク102宛に転送する。
【0014】このとき、サブネットワーク102では、
上記のように、移動ホスト111が既にサブネットワー
ク103に移動してしまっているため、受け取った応答
メッセージを移動ホスト111に通知することができ
ず、移動ホストとおよび通常ホスト間の通信が中断して
しまう、という問題があった。また、上記応答メッセー
ジに限らず、たとえば、通常ホスト105が移動ホスト
111との通信を開始するために送信したメッセージに
ついても、移動ホスト111が「エージェント広告メッ
セージ」を受け取る前であれば、同様の問題が発生す
る。
【0015】また、上記のようなメッセージを通知でき
ないという状況を防ぐ方法としては、たとえば、フォー
リン・エージェント114が周期的に送信する「エージ
ェント広告メッセージ」の送信周期を短くする方法があ
るが、送信周期を短くした場合には、移動ホスト111
および各フォーリン・エージェント間の帯域が通信デー
タ以外の「エージェント広告メッセージ」で浪費されて
しまう、という問題があった。具体的にいうと、たとえ
ば、移動ホスト111のサブネットワーク間の移動頻度
が少ないような場合、また、移動ホスト111が他ホス
トと通信を行っている期間(通信状態)よりも通信を行
っていない期間(待機状態)の方が長いような場合、通
信データよりも「エージェント広告メッセージ」のトラ
ヒックの方が多くなり、無駄な通信が増大する。
【0016】また、同様の方法で、メッセージを通知で
きないという状況を防いだ場合、移動ホスト111は、
絶えず「エージェント広告メッセージ」を受信しつづけ
るため、消費電力が増大する、という問題があった。
【0017】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、移動ホストの位置がわからない場合においても、
移動を検出するための「エージェント広告メッセージ」
の通知回数を増やすことなく、移動ホストおよび通常ホ
スト間の通信を実現可能な移動ネットワーキングシステ
ム、および移動ホスト位置管理方法を得ることを目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかる移動ネットワー
キングシステムにあっては、複数のサブネットワークが
接続されたネットワーク上で移動ホスト(後述する実施
の形態の移動ホスト10に相当)が他のホスト(通常ホ
スト12に相当)と「メッセージ」の送受信を行い、あ
る特定の管理ノード(ホーム・エージェント11に相
当)が前記移動ホストの位置情報を管理することを特徴
とし、さらに、前記移動ホストが、他のホストに対する
「メッセージ」の送信に先行して、自身が移動している
かどうかを確かめるための「確認要請メッセージ(エー
ジェント要請メッセージ)」を送信し、前記「確認要請
メッセージ」を受け取ったサブネットワーク内の特定ノ
ード(フォーリン・エージェント8に相当)が、前記移
動ホストに対して現在の位置情報を含む「位置メッセー
ジ(エージェント広告メッセージ)」を送信し、前記
「位置メッセージ」を受け取った移動ホストが、そのな
かから自身が収容されているサブネットワークに関する
位置情報を抽出し、さらにその位置情報が現在管理して
いる位置情報と同一かどうかを判断し、異なっている場
合に、前記管理ノードに対して前記抽出した位置情報を
登録(登録メッセージ)し、その後、前記他のホスト宛
に前記「メッセージ」を送信することを特徴とする。
【0019】つぎの発明にかかる移動ネットワーキング
システムにあっては、複数のサブネットワークが接続さ
れたネットワーク上で移動ホストが他のホストと「メッ
セージ」の送受信を行い、ある特定の管理ノードが前記
移動ホストの位置情報を管理することを特徴とし、前記
管理ノードが、前記通常ホストからの「メッセージ」を
受け取り、現在登録されている位置情報に基づいて、前
記移動ホストが収容されているサブネットワークに対し
て「確認メッセージ」を送信し、前記「確認メッセー
ジ」送信後、前記移動ホストからの「確認応答メッセー
ジ」を受信できない場合に、前記位置情報として登録さ
れたサブネットワークに隣接するサブネットワークに対
して、前記「確認メッセージ」を送信し、前記移動ホス
トから「確認応答メッセージ」を受信した場合に、現在
移動ホストが収容されているサブネットワークに対し
て、前記通常ホストからの「メッセージ」を送信するこ
とを特徴とする。
【0020】つぎの発明にかかる移動ネットワーキング
システムにあっては、前記移動ホストからの「確認応答
メッセージ」を受信できない場合、前記位置情報として
登録されたサブネットワークに隣接するすべてのサブネ
ットワークに対して、前記「確認メッセージ」をマルチ
キャストすることを特徴とする。
【0021】つぎの発明にかかる移動ネットワーキング
システムにあっては、前記移動ホストからの「確認応答
メッセージ」を受信できない場合、前記移動ホストの移
動履歴に基づいて移動先として可能性のあるサブネット
ワークを推定し、前記可能性の高い順に、前記「確認メ
ッセージ」を送信することを特徴とする。
【0022】つぎの発明にかかる移動ホスト位置管理方
法にあっては、移動ホストが、他のホストに対する前記
「メッセージ」の送信に先行して、自身が移動している
かどうかを確かめるための「確認要請メッセージ」を送
信する第1のメッセージ送信ステップ(ステップS2に
相当)と、前記「確認要請メッセージ」を受け取ったサ
ブネットワーク内の特定ノードが、前記移動ホストに対
して、現在の位置情報を含む「位置メッセージ」を送信
する第2のメッセージ送信ステップ(ステップS3に相
当)と、前記「位置メッセージ」を受け取った移動ホス
トが、そのなかから自身が収容されているサブネットワ
ークに関する位置情報を抽出する抽出ステップと、前記
抽出した位置情報が現在管理している位置情報と同一か
どうかを判断し、異なっている場合に、前記管理ノード
に対して前記抽出した位置情報を登録し、その後、前記
他のホスト宛に前記「メッセージ」を送信する判断/送
信ステップ(ステップS4、S5に相当)と、を含むこ
とを特徴とする。
【0023】つぎの発明にかかる移動ホスト位置管理方
法にあっては、管理ノードが、前記通常ホストからの
「メッセージ」を受け取り、現在登録されている位置情
報に基づいて、前記移動ホストが収容されているサブネ
ットワークに対して「確認メッセージ」を送信する第1
のメッセージ送信ステップ(ステップS32,S33に
相当)と、前記「確認メッセージ」送信後、前記移動ホ
ストからの「確認応答メッセージ」を受信できない場合
に、前記位置情報として登録されたサブネットワークに
隣接するサブネットワークに対して、前記「確認メッセ
ージ」を送信する第2のメッセージ送信ステップ(ステ
ップS34,S54に相当)と、前記移動ホストから
「確認応答メッセージ」を受信した場合に、現在移動ホ
ストが収容されているサブネットワークに対して、前記
通常ホストからの「メッセージ」を送信する第3のメッ
セージ送信ステップ(ステップS39,S40,S5
9,S60に相当)と、を含むことを特徴とする。
【0024】つぎの発明にかかる移動ホスト位置管理方
法において、前記第2のメッセージ送信ステップにあっ
ては、前記位置情報として登録されたサブネットワーク
に隣接するすべてのサブネットワークに対して、前記
「確認メッセージ」をマルチキャストする(ステップS
35に相当)ことを特徴とする。
【0025】つぎの発明にかかる移動ホスト位置管理方
法にあっては、前記第2のメッセージ送信ステップにあ
っては、前記移動ホストの移動履歴に基づいて移動先と
して可能性のあるサブネットワークを推定し、前記可能
性の高い順に、前記「確認メッセージ」を送信する(ス
テップS55に相当)ことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる移動ネッ
トワーキングシステムおよび移動ホスト位置管理方法の
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、こ
の実施の形態によりこの発明が限定されるものではな
い。
【0027】実施の形態1.図1は、本発明にかかる移
動ネットワーキングシステムの実施の形態1の構成を示
す図である。図1において、1,2,3,4,5はサブ
ネットワークであり、6は各サブネットワーク(1〜
5)を接続する基幹IPネットワークであり、7,8,
9は各サブネットワーク(1〜3)がそれぞれ収容する
フォーリン・エージェントであり、10は移動ホストで
あり、11はサブネットワーク4が収容するホーム・エ
ージェントであり、12はサブネットワーク5が収容す
る通常ホストである。
【0028】この移動ネットワーキングシステムは、複
数のサブネットワーク(1〜5)が相互に接続されたネ
ットワーク内において、移動ホスト10が、移動した先
々で通常ホスト12と通信を行うものである。
【0029】また、移動ホスト10は、最初の時点でサ
ブネットワーク1に収容されており、そして、この移動
ホスト10にIPモビリティを提供するホーム・エージ
ェント11は、サブネットワーク4に収容されている。
さらに、フォーリン・エージェント7,8,9は、周期
的に、自身が収容されているサブネットワークの情報を
含んだ「エージェント広告メッセージ」を各サブネット
ワーク宛にブロードキャストしている。
【0030】また、移動ホスト10は、上記「エージェ
ント広告メッセージ」を定期的に受信することで、現在
収容されているサブネットワークを認識する。したがっ
て、たとえば、移動ホスト10がサブネットワーク1か
らサブネットワーク2へ移動した場合、移動ホスト10
は、フォーリン・エージェント8がブロードキャストす
る「エージェント広告メッセージ」を受信することで、
自身がサブネットワーク2へ移動してきたことを認識す
る。そして、この場合、移動ホスト10は、フォーリン
・エージェント8およびホーム・エージェント11に対
して現在の位置情報を登録する。
【0031】以下、本発明にかかる移動ネットワーキン
グシステムにおける移動ホスト位置管理方法について説
明する。図2は、本実施の形態の移動ホスト位置管理方
法を示す図であり、図3は、移動ホスト10の動作を示
すフローチャートである。ここでは、移動ホスト10が
サブネットワーク1からサブネットワーク2に移動し、
かつホーム・エージェント11に対して現在の位置情報
を通知していない状態で、移動ホスト10が、通常ホス
ト12に対して通信開始のメッセージを送信する場合
を、一例として示す。
【0032】まず、通常ホスト12に対する「メッセー
ジ送信要求」を受け取った場合(図2,ステップS1、
図3,ステップS11)、移動ホスト10は、自身と通
常ホスト12が通信状態であるかどうかを確認し、たと
えば、通信状態であれば(ステップS12,通信状
態)、通常ホスト12に対して直接「メッセージ(通信
データ)」を送信する(ステップS5、ステップS1
8)。
【0033】一方、待機状態であれば(ステップS1
2,待機状態)、移動ホスト10は、通常ホスト12に
対する「メッセージ(通信データ)」の送信に先行し
て、自身が移動しているかどうかを確かめるために、
「エージェント要請メッセージ」を送信する(ステップ
S2、ステップS13)。そして、本実施の形態におい
ては、移動ホスト10がサブネットワーク1からサブネ
ットワーク2に移動しているため、ここでは、フォーリ
ン・エージェント8が、「エージェント要請メッセー
ジ」を受け取り、その応答として、移動ホスト10に対
して「エージェント広告メッセージ」を送信する(ステ
ップS3、ステップS14)。
【0034】その後、「エージェント広告メッセージ」
を受け取った移動ホスト10は、その「エージェント広
告メッセージ」からサブネットワーク2に関する情報を
抽出し、ここで現在の位置情報を取得する。なお、移動
ホスト10は、ここで、自身がサブネットワーク1から
サブネットワーク2に移動したことを認識することとな
る。
【0035】たとえば、取得した位置情報(サブネット
ワーク2に相当)が、自身が管理している現在の位置情
報と同一の場合(ステップS15,移動無し)、移動ホ
スト10は、自身の状態を通信状態に遷移し(ステップ
S17)、通常ホスト12に対して「メッセージ(通信
データ)」を送信する(ステップS5、ステップS1
8)。
【0036】一方、取得した位置情報(サブネットワー
ク2に相当)が、自身が管理している現在の位置情報
(本実施の形態ではサブネットワーク1に相当)と異な
っている場合(ステップS15,移動検出)、移動ホス
ト10は、自身が収容されているサブネットワーク2内
のフォーリン・エージェント8、およびホーム・エージ
ェント11に対して、「位置情報の登録メッセージ」を
送信する(ステップS4、ステップS16)。そして、
最後に、移動ホスト10は、自身の状態を通信状態に遷
移し(ステップS17)、通常ホスト12に対して直接
「メッセージ(通信データ)」を送信する(ステップS
5、ステップS18)。
【0037】なお、以降の移動ホスト10および通常ホ
スト12間の通信に関しては、従来技術と同様である。
すなわち、通常ホスト12が移動ホスト10宛に「メッ
セージ」を送信する場合、移動ホスト10宛の「メッセ
ージ」は、まず、移動ホスト10のホーム・ネットワー
クであるサブネットワーク4に転送される。そして、サ
ブネットワーク4内のホーム・エージェント11が、受
け取った移動ホスト10宛の「メッセージ」に含まれる
位置情報にしたがい、その「メッセージ」をサブネット
ワーク2宛に転送する。
【0038】このように、本実施の形態においては、移
動ホストが、他の通常ホストとの通信に先行して、現在
の位置情報を確実にホーム・エージェントに登録するた
め、移動ホストおよび他ホスト間の通信において、他ホ
ストからの「メッセージ」を、正確に移動ホストに対し
て転送することができるようになる。
【0039】なお、本実施の形態では、IPレイヤにお
ける手順において、「エージェント要請メッセージ」と
「エージェント広告メッセージ」を用いて、移動ホスト
がフォーリン・エージェントから現在の位置情報を取得
し、その後、最新の位置情報をホーム・エージェントに
対して登録することとしたが、これに限らず、たとえ
ば、「エージェント要請メッセージ」や「エージェント
広告メッセージ」を用いることなく、移動ホストが他ホ
ストに対して「メッセージ」を送信するときに、下位レ
イヤの情報をもちいて現在の位置情報を取得し、その
後、最新の位置情報をホーム・エージェントに対して登
録することとしてもよい。
【0040】実施の形態2.前述の実施の形態1におい
ては、移動ホストが他ホスト宛に「メッセージ(通信デ
ータ)」を送信する場合について説明した。そこで、本
実施の形態では、通常ノードが移動ホスト宛に「メッセ
ージ」を送信する場合について説明する。なお、本実施
の形態の構成および基本的な動作については、前述した
実施の形態1と同様であるため、同一の符号を付してそ
の説明を終了する。
【0041】つぎに、本発明にかかる移動ネットワーキ
ングシステムにおける移動ホスト位置管理方法について
説明する。図4は、本実施の形態の移動ホスト位置管理
方法を示す図であり、図5は、ホーム・エージェント1
1の動作を示す図である。ここでは、まず、移動ホスト
10がホーム・エージェント11に対して現在の位置情
報を通知した状態(すなわち、移動ホスト10がサブネ
ットワーク1内に存在する場合)で、通常ホスト12
が、移動ホスト10に対して通信開始の「メッセージ」
を送信する場合を、一例として示す。
【0042】まず、通常ホスト12では、移動ホスト1
0に対して「メッセージ(通信データ)」を送信する
(図4,ステップS21)。このとき、移動ホスト10
宛に送信された「メッセージ」は、移動ホスト10のホ
ーム・ネットワークであるサブネットワーク4に転送さ
れ、サブネットワーク4内のホーム・エージェント11
がその「メッセージ」を受け取る(図5,ステップS3
1)。
【0043】この状態で、たとえば、通常ホスト12と
移動ホスト10が通信状態であれば(ステップS32,
通信状態)、ホーム・エージェント11は、現在移動ホ
スト10が収容されているサブネットワーク1内のフォ
ーリン・エージェント7を介して(ステップS25)、
移動ホスト10に対して受け取った「メッセージ」を送
信する(ステップS26、ステップS37)。
【0044】一方、待機状態であれば(ステップS3
2,待機状態)、ホーム・エージェント11は、現在移
動ホスト10が収容されているサブネットワーク1内の
フォーリン・エージェント7を介して(ステップS2
2)、移動ホスト10に対して「確認メッセージ」を送
信する(ステップS23、ステップS33)。そして、
「確認メッセージ」を受け取った移動ホスト10は、そ
の応答として、ホーム・エージェント11に対して「確
認応答メッセージ」を送信し(ステップS24、ステッ
プS35,Yes)、自身が現在もサブネットワーク1
内にいることを通知する。
【0045】その後、「確認応答メッセージ」を受け取
ったホーム・エージェント11は、移動ホスト10に対
応する登録情報の状態を通信状態に遷移し(ステップS
36)、現在移動ホスト10が収容されているサブネッ
トワーク1内のフォーリン・エージェント7を介して
(ステップS25)、移動ホスト10に対して先に受け
取った「メッセージ」を送信する(ステップS26、ス
テップS37)。
【0046】なお、上記の説明では、移動ホスト10
が、「確認応答メッセージ」をホーム・エージェント1
1に対して送信することで、自身が現在もサブネットワ
ーク1内にいることを通知し、その上で、ホーム・エー
ジェント11が、移動ホスト10宛に「メッセージ」を
転送しているが、たとえば、移動ホスト10がサブネッ
トワーク2へ移動し、かつ移動先がホーム・エージェン
ト11に登録されていない場合に、移動ホスト10は、
上記「確認メッセージ」を受信することができない。
【0047】そこで、本実施の形態においては、ホーム
・エージェント11が「確認メッセージ」送信後、「確
認応答メッセージ」を受信できなければ(ステップS3
5,No)、以下のような異常処理を行う(ステップS
38)。
【0048】図6は、本実施の形態の移動ホスト位置管
理方法における異常処理を説明するための構成であり、
図7は、本実施の形態の移動ホスト位置管理方法を示す
図である。図6において、13,14はサブネットワー
クであり、15,16はフォーリン・エージェントであ
る。ここでは、移動ホスト10がサブネットワーク1か
らサブネットワーク2に移動し、かつホーム・エージェ
ント11に対して現在の位置情報を通知していない状態
で、通常ホスト12が、移動ホスト10に対して通信開
始の「メッセージ」を送信する場合を、一例として示
す。
【0049】まず、通常ホスト12では、移動ホスト1
0に対して「メッセージ(通信データ)」を送信する
(図7,ステップS31)。このとき、移動ホスト10
宛に送信された「メッセージ」は、移動ホスト10のホ
ーム・ネットワークであるサブネットワーク4に転送さ
れ、サブネットワーク4内のホーム・エージェント11
がその「メッセージ」を受け取る。
【0050】この状態で、たとえば、通常ホスト12と
移動ホスト10が通信状態であれば、ホーム・エージェ
ント11は、現在移動ホスト10が収容されているサブ
ネットワーク1内のフォーリン・エージェント7を介し
て(ステップS39)、移動ホスト10に対して受け取
った「メッセージ」を送信する(ステップS40)。
【0051】一方、待機状態であれば、ホーム・エージ
ェント11は、現在移動ホスト10が収容されているサ
ブネットワーク1内のフォーリン・エージェント7を介
して(ステップS32)、移動ホスト10に対して「確
認メッセージ」を送信する(ステップS33)。なお、
ここでは、移動ホスト10が既にサブネットワーク2に
移動しているため、ホーム・エージェント11は、「確
認応答メッセージ」を受け取ることができない。
【0052】そこで、「確認メッセージ」送信後、「確
認応答メッセージ」を受信できない場合、ホーム・エー
ジェント11は、現在登録されている位置情報から得ら
れるサブネットワーク1に隣接するすべてのサブネット
ワークに対して、「確認メッセージ」をマルチキャスト
する(ステップS34)。すなわち、ホーム・エージェ
ント11は、サブネットワーク1に隣接するサブネット
ワーク2および13に対して、「確認メッセージ」をマ
ルチキャストする。
【0053】そして、その「確認メッセージ」を受け取
った各サブネットワーク内のフォーリン・エージェント
8および15は、それぞれ、受け取った「確認メッセー
ジ」を送信する(ステップS35)。なお、移動ホスト
10は、サブネットワーク2に移動済みであるため、こ
こでは、フォーリン・エージェント8からの「確認メッ
セージ」を受け取ることになる。
【0054】「確認メッセージ」を受け取った移動ホス
ト10は、自身が移動しているかどうかを確かめるため
に、「エージェント要請メッセージ」を送信する(ステ
ップS36)。そして、本実施の形態においては、移動
ホスト10がサブネットワーク1からサブネットワーク
2に移動しているため、ここでは、フォーリン・エージ
ェント8が、「エージェント要請メッセージ」を受け取
り、その応答として、移動ホスト10に対して「エージ
ェント広告メッセージ」を送信する(ステップS3
7)。
【0055】「エージェント広告メッセージ」を受け取
った移動ホスト10は、その「エージェント広告メッセ
ージ」からサブネットワーク2に関する情報を抽出し、
ここで現在の位置情報を取得する。なお、移動ホスト1
0は、ここで、自身がサブネットワーク1からサブネッ
トワーク2に移動したことを認識する。
【0056】そして、移動ホスト10は、自身が収容さ
れているサブネットワーク2内のフォーリン・エージェ
ント8、およびホーム・エージェント11に対して、最
新の「位置情報の登録メッセージ」を送信し、さらに、
先に受け取った「確認メッセージ」に対する応答とし
て、ホーム・エージェント11に対して「確認応答メッ
セージ」を送信する(ステップS38)。
【0057】最後に、「確認応答メッセージ」を受け取
ったホーム・エージェント11は、移動ホスト10に対
応する登録情報の状態を通信状態に遷移し、現在移動ホ
スト10が収容されているサブネットワーク2内のフォ
ーリン・エージェント8を介して(ステップS39)、
移動ホスト10に対して先に受け取った通常ホスト12
からの「メッセージ」を送信する(ステップS40)。
【0058】このように、本実施の形態においては、ホ
ーム・エージェントが、現在登録されている移動ホスト
の位置情報から得られる周辺のサブネットワークに対し
て、最新の移動ホストの位置情報を問い合わせるための
「確認メッセージ」をマルチキャストするため、たとえ
ば、移動ホストの位置がわからない場合においても、従
来のように「エージェント広告メッセージ」の受信回数
を増やすことなく、早急に移動ホストの移動先を検出す
ることができる。
【0059】実施の形態3.前述の実施の形態2におい
ては、現在登録されている位置情報から得られるすべて
の隣接サブネットワークに対して「確認メッセージ」を
マルチキャストする場合について説明した。そこで、本
実施の形態では、移動ホストの過去の移動履歴をもとに
検索された、移動の可能性のあるサブネットワークに対
して、順次「確認メッセージ」を送信する場合について
説明する。なお、本実施の形態の構成および基本的な動
作については、前述した実施の形態1と同様であるた
め、また、移動ホストが移動していない場合の動作(図
4参照)については、前述の実施の形態2と同様である
ため、同一の符号を付してその説明を終了する。
【0060】つぎに、本発明にかかる移動ネットワーキ
ングシステムにおける移動ホスト位置管理方法を図6お
よび図8に基づいて説明する。図8は、本実施の形態の
移動ホスト位置管理方法を示す図である。ここでは、移
動ホスト10がサブネットワーク1からサブネットワー
ク2に移動し、かつホーム・エージェント11に対して
現在の位置情報を通知していない状態で、通常ホスト1
2が、移動ホスト10に対して通信開始の「メッセー
ジ」を送信する場合を、一例として示す。
【0061】まず、通常ホスト12では、移動ホスト1
0に対して「メッセージ(通信データ)」を送信する
(図8,ステップS51)。このとき、移動ホスト10
宛に送信された「メッセージ」は、移動ホスト10のホ
ーム・ネットワークであるサブネットワーク4に転送さ
れ、サブネットワーク4内のホーム・エージェント11
がその「メッセージ」を受け取る。
【0062】この状態で、たとえば、通常ホスト12と
移動ホスト10が通信状態であれば、ホーム・エージェ
ント11は、現在移動ホスト10が収容されているサブ
ネットワーク1内のフォーリン・エージェント7を介し
て(ステップS59)、移動ホスト10に対して、通常
ホスト12から受け取った「メッセージ」を送信する
(ステップS60)。
【0063】一方、待機状態であれば、ホーム・エージ
ェント11は、現在移動ホスト10が収容されているサ
ブネットワーク1内のフォーリン・エージェント7を介
して(ステップS52)、移動ホスト10に対して「確
認メッセージ」を送信する(ステップS53)。なお、
ここでは、移動ホスト10が既にサブネットワーク2に
移動しているため、ホーム・エージェント11は、「確
認応答メッセージ」を受け取ることができない。
【0064】そこで、「確認メッセージ」送信後、「確
認応答メッセージ」を受信できない場合、ホーム・エー
ジェント11は、移動ホストの過去の移動履歴をもとに
推定された、移動の可能性のあるサブネットワークに対
して、順次「確認メッセージ」を送信する(ステップS
54)。すなわち、ホーム・エージェント11は、サブ
ネットワーク1に隣接するサブネットワーク13および
2に対して、順に「確認メッセージ」を送信する。
【0065】そして、その「確認メッセージ」を受け取
った各サブネットワーク内のフォーリン・エージェント
15および8は、それぞれ順に、受け取った「確認メッ
セージ」を送信する(ステップS55)。なお、移動ホ
スト10は、サブネットワーク2に移動済みであるた
め、ここでは、フォーリン・エージェント8からの「確
認メッセージ」を受け取ることになる。
【0066】「確認メッセージ」を受け取った移動ホス
ト10は、自身が移動しているかどうかを確かめるため
に、「エージェント要請メッセージ」を送信する(ステ
ップS56)。そして、本実施の形態においては、移動
ホスト10がサブネットワーク1からサブネットワーク
2に移動しているため、ここでは、フォーリン・エージ
ェント8が、「エージェント要請メッセージ」を受け取
り、その応答として、移動ホスト10に対して「エージ
ェント広告メッセージ」を送信する(ステップS5
7)。
【0067】「エージェント広告メッセージ」を受け取
った移動ホスト10は、その「エージェント広告メッセ
ージ」からサブネットワーク2に関する情報を抽出し、
ここで現在の位置情報を取得する。なお、移動ホスト1
0は、ここで、自身がサブネットワーク1からサブネッ
トワーク2に移動したことを認識する。
【0068】そして、移動ホスト10は、自身が収容さ
れているサブネットワーク2内のフォーリン・エージェ
ント8、およびホーム・エージェント11に対して、最
新の「位置情報の登録メッセージ」を送信し、さらに、
先に受け取った「確認メッセージ」に対する応答とし
て、ホーム・エージェント11に対して「確認応答メッ
セージ」を送信する(ステップS58)。
【0069】最後に、「確認応答メッセージ」を受け取
ったホーム・エージェント11は、移動ホスト10に対
応する登録情報の状態を通信状態に遷移し、現在移動ホ
スト10が収容されているサブネットワーク2内のフォ
ーリン・エージェント8を介して(ステップS59)、
移動ホスト10に対して先に受け取った通常ホスト12
からの「メッセージ」を送信する(ステップS60)。
【0070】このように、本実施の形態においては、ホ
ーム・エージェントが、移動ホストの過去の移動履歴を
もとに推定された、移動の可能性のあるサブネットワー
クに対して、順次「確認メッセージ」を送信するため、
たとえば、移動ホストの位置がわからない場合において
も、従来のように「エージェント広告メッセージ」の受
信回数を増やすことなく、早急にかつ効率よく、移動ホ
ストの移動先を検出することができる。
【0071】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、移動ホストが、他の通常ホストとの通信に先行し
て、現在の位置情報を確実にホーム・エージェントに登
録するため、移動ホストおよび他ホスト間の通信におい
て、他ホストからの「メッセージ」を、正確に移動ホス
トに対して転送することが可能な移動ネットワーキング
システムを得ることができる、という効果を奏する。
【0072】つぎの発明によれば、ホーム・エージェン
トが、現在登録されている移動ホストの位置情報から得
られる周辺のサブネットワークに対して、最新の移動ホ
ストの位置情報を問い合わせるため、たとえば、移動ホ
ストの位置がわからない場合においても、従来のように
「エージェント広告メッセージ」の受信回数を増やすこ
となく、移動ホストの移動先を検出することが可能な移
動ネットワーキングシステムを得ることができる、とい
う効果を奏する。
【0073】つぎの発明によれば、ホーム・エージェン
トが、現在登録されている移動ホストの位置情報から得
られる周辺のサブネットワークに対して、最新の移動ホ
ストの位置情報を問い合わせるための「確認メッセー
ジ」をマルチキャストするため、たとえば、移動ホスト
の位置がわからない場合においても、早急に移動ホスト
の移動先を検出することが可能な移動ネットワーキング
システムを得ることができる、という効果を奏する。
【0074】つぎの発明によれば、ホーム・エージェン
トが、移動ホストの過去の移動履歴をもとに推定され
た、移動の可能性のあるサブネットワークに対して、順
次「確認メッセージ」を送信するため、たとえば、移動
ホストの位置がわからない場合においても、早急にかつ
効率よく、移動ホストの移動先を検出することが可能な
移動ネットワーキングシステムを得ることができる、と
いう効果を奏する。
【0075】つぎの発明によれば、移動ホストが、他の
通常ホストとの通信に先行して、現在の位置情報を確実
にホーム・エージェントに登録するため、移動ホストお
よび他ホスト間の通信において、他ホストからの「メッ
セージ」を、正確に移動ホストに対して転送することが
可能な移動ホスト位置管理方法を得ることができる、と
いう効果を奏する。
【0076】つぎの発明によれば、ホーム・エージェン
トが、現在登録されている移動ホストの位置情報から得
られる周辺のサブネットワークに対して、最新の移動ホ
ストの位置情報を問い合わせるため、たとえば、移動ホ
ストの位置がわからない場合においても、従来のように
「エージェント広告メッセージ」の受信回数を増やすこ
となく、移動ホストの移動先を検出することが可能な移
動ホスト位置管理方法を得ることができる、という効果
を奏する。
【0077】つぎの発明によれば、ホーム・エージェン
トが、現在登録されている移動ホストの位置情報から得
られる周辺のサブネットワークに対して、最新の移動ホ
ストの位置情報を問い合わせるための「確認メッセー
ジ」をマルチキャストするため、たとえば、移動ホスト
の位置がわからない場合においても、早急に移動ホスト
の移動先を検出することが可能な移動ホスト位置管理方
法を得ることができる、という効果を奏する。
【0078】つぎの発明によれば、ホーム・エージェン
トが、移動ホストの過去の移動履歴をもとに推定され
た、移動の可能性のあるサブネットワークに対して、順
次「確認メッセージ」を送信するため、たとえば、移動
ホストの位置がわからない場合においても、早急にかつ
効率よく、移動ホストの移動先を検出することが可能な
移動ホスト位置管理方法を得ることができる、という効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる移動ネットワーキングシステ
ムの実施の形態1の構成を示す図である。
【図2】 実施の形態1の移動ホスト位置管理方法を示
す図である。
【図3】 移動ホストの動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】 実施の形態2の移動ホスト位置管理方法を示
す図である。
【図5】 ホーム・エージェントの動作を示す図であ
る。
【図6】 実施の形態2の移動ホスト位置管理方法にお
ける異常処理を説明するための構成を示す図である。
【図7】 実施の形態2の移動ホスト位置管理方法を示
す図である。
【図8】 実施の形態3の移動ホスト位置管理方法を示
す図である。
【図9】 従来の移動ネットワーキングシステムの構成
を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,13,14 サブネットワーク、
6 基幹IPネットワーク、7,8,9,15,16
フォーリン・エージェント、10 移動ホスト、11
ホーム・エージェント、12 通常ホスト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA10 GA11 HA05 HC01 JL01 JT09 5K033 AA09 BA08 DA01 DA19 EA03 5K067 AA43 BB21 CC14 DD19 DD20 DD24 DD51 EE02 EE10 EE24 HH22 HH23 JJ52 JJ65 JJ70

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサブネットワークが接続されたネ
    ットワーク上で移動ホストが他のホストと「メッセー
    ジ」の送受信を行い、ある特定の管理ノードが前記移動
    ホストの位置情報を管理する移動ネットワーキングシス
    テムにおいて、 前記移動ホストが、他のホストに対する「メッセージ」
    の送信に先行して、自身が移動しているかどうかを確か
    めるための「確認要請メッセージ」を送信し、 前記「確認要請メッセージ」を受け取ったサブネットワ
    ーク内の特定ノードが、前記移動ホストに対して現在の
    位置情報を含む「位置メッセージ」を送信し、 前記「位置メッセージ」を受け取った移動ホストが、そ
    のなかから自身が収容されているサブネットワークに関
    する位置情報を抽出し、さらにその位置情報が現在管理
    している位置情報と同一かどうかを判断し、異なってい
    る場合に、前記管理ノードに対して前記抽出した位置情
    報を登録し、その後、前記他のホスト宛に前記「メッセ
    ージ」を送信することを特徴とする移動ネットワーキン
    グシステム。
  2. 【請求項2】 複数のサブネットワークが接続されたネ
    ットワーク上で移動ホストが他のホストと「メッセー
    ジ」の送受信を行い、ある特定の管理ノードが前記移動
    ホストの位置情報を管理する移動ネットワーキングシス
    テムにおいて、 前記管理ノードが、前記通常ホストからの「メッセー
    ジ」を受け取り、現在登録されている位置情報に基づい
    て、前記移動ホストが収容されているサブネットワーク
    に対して「確認メッセージ」を送信し、 前記「確認メッセージ」送信後、前記移動ホストからの
    「確認応答メッセージ」を受信できない場合に、前記位
    置情報として登録されたサブネットワークに隣接するサ
    ブネットワークに対して、前記「確認メッセージ」を送
    信し、 前記移動ホストから「確認応答メッセージ」を受信した
    場合に、現在移動ホストが収容されているサブネットワ
    ークに対して、前記通常ホストからの「メッセージ」を
    送信することを特徴とする移動ネットワーキングシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記移動ホストからの「確認応答メッセ
    ージ」を受信できない場合、 前記位置情報として登録されたサブネットワークに隣接
    するすべてのサブネットワークに対して、前記「確認メ
    ッセージ」をマルチキャストすることを特徴とする請求
    項2に記載の移動ネットワーキングシステム。
  4. 【請求項4】 前記移動ホストからの「確認応答メッセ
    ージ」を受信できない場合、 前記移動ホストの移動履歴に基づいて移動先として可能
    性のあるサブネットワークを推定し、前記可能性の高い
    順に、前記「確認メッセージ」を送信することを特徴と
    する請求項2に記載の移動ネットワーキングシステム。
  5. 【請求項5】 複数のサブネットワークが接続されたネ
    ットワーク上で移動ホストが他のホストと「メッセー
    ジ」の送受信を行う場合の、ある特定の管理ノードによ
    る移動ホスト位置管理方法において、 前記移動ホストが、他のホストに対する前記「メッセー
    ジ」の送信に先行して、自身が移動しているかどうかを
    確かめるための「確認要請メッセージ」を送信する第1
    のメッセージ送信ステップと、 前記「確認要請メッセージ」を受け取ったサブネットワ
    ーク内の特定ノードが、前記移動ホストに対して、現在
    の位置情報を含む「位置メッセージ」を送信する第2の
    メッセージ送信ステップと、 前記「位置メッセージ」を受け取った移動ホストが、そ
    のなかから自身が収容されているサブネットワークに関
    する位置情報を抽出する抽出ステップと、 前記抽出した位置情報が現在管理している位置情報と同
    一かどうかを判断し、異なっている場合に、前記管理ノ
    ードに対して前記抽出した位置情報を登録し、その後、
    前記他のホスト宛に前記「メッセージ」を送信する判断
    /送信ステップと、 を含むことを特徴とする移動ホスト位置管理方法。
  6. 【請求項6】 複数のサブネットワークが接続されたネ
    ットワーク上で通常ホストが移動ホストと「メッセー
    ジ」の送受信を行う場合の、ある特定の管理ノードによ
    る移動ホスト位置管理方法において、 前記管理ノードが、前記通常ホストからの「メッセー
    ジ」を受け取り、現在登録されている位置情報に基づい
    て、前記移動ホストが収容されているサブネットワーク
    に対して「確認メッセージ」を送信する第1のメッセー
    ジ送信ステップと、 前記「確認メッセージ」送信後、前記移動ホストからの
    「確認応答メッセージ」を受信できない場合に、前記位
    置情報として登録されたサブネットワークに隣接するサ
    ブネットワークに対して、前記「確認メッセージ」を送
    信する第2のメッセージ送信ステップと、 前記移動ホストから「確認応答メッセージ」を受信した
    場合に、現在移動ホストが収容されているサブネットワ
    ークに対して、前記通常ホストからの「メッセージ」を
    送信する第3のメッセージ送信ステップと、 を含むことを特徴とする移動ホスト位置管理方法。
  7. 【請求項7】 前記第2のメッセージ送信ステップにあ
    っては、 前記位置情報として登録されたサブネットワークに隣接
    するすべてのサブネットワークに対して、前記「確認メ
    ッセージ」をマルチキャストすることを特徴とする請求
    項6に記載の移動ホスト位置管理方法。
  8. 【請求項8】 前記第2のメッセージ送信ステップにあ
    っては、 前記移動ホストの移動履歴に基づいて移動先として可能
    性のあるサブネットワークを推定し、前記可能性の高い
    順に、前記「確認メッセージ」を送信することを特徴と
    する請求項6に記載の移動ホスト位置管理方法。
JP2000136320A 2000-05-09 2000-05-09 移動ネットワーキングシステムおよび移動ホスト位置管理方法 Pending JP2001320753A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000136320A JP2001320753A (ja) 2000-05-09 2000-05-09 移動ネットワーキングシステムおよび移動ホスト位置管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000136320A JP2001320753A (ja) 2000-05-09 2000-05-09 移動ネットワーキングシステムおよび移動ホスト位置管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001320753A true JP2001320753A (ja) 2001-11-16

Family

ID=18644278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000136320A Pending JP2001320753A (ja) 2000-05-09 2000-05-09 移動ネットワーキングシステムおよび移動ホスト位置管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001320753A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004066558A1 (ja) * 2003-01-24 2004-08-05 Fujitsu Limited 所在管理プログラム、コンピュータ・プログラム及び記録媒体
JP2006067498A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Ntt Communications Kk マルチキャスト制御方法、マルチキャスト制御装置、及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004066558A1 (ja) * 2003-01-24 2004-08-05 Fujitsu Limited 所在管理プログラム、コンピュータ・プログラム及び記録媒体
JP2006067498A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Ntt Communications Kk マルチキャスト制御方法、マルチキャスト制御装置、及びプログラム
JP4549782B2 (ja) * 2004-08-30 2010-09-22 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 マルチキャスト制御方法、マルチキャスト制御装置、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100424620B1 (ko) 무선 근거리 네트워크에서 이동단말의 서브네트워크간이동성을 지원하기 위한 장치 및 방법
US8036177B2 (en) Method of supporting handover in a multi-mode mobile station
TW546968B (en) PCS-to-mobile IP internet working
US6961321B1 (en) Mobile terminal and method of controlling the same
JP3141820B2 (ja) アドホックローカルエリアネットワーク
JP2838998B2 (ja) 移動端末及び移動対応ネットワーク
EP1139632A2 (en) Method for packet communication with mobile node
KR20050103240A (ko) 개선된 핸드오프를 위한 방법 및 시스템
US7961681B2 (en) Method, system and apparatus for performing mobile internet protocol deregistering
JP2001313672A (ja) ネットワークシステム、パケット中継装置、無線端末及びパケット処理方法
WO2006028350A1 (en) Handoff system and method between mobile communication network and wireless lan
JP4733746B2 (ja) モバイルインターネットプロトコルの登録または登録抹消方法、および、装置
JP3080039B2 (ja) 移動体通信システムにおける移動端末の位置登録方式
WO2008005683A2 (en) Method for data message transmission
JP4652608B2 (ja) モバイルipのデータ転送方法
JP3846625B2 (ja) モバイルipを利用したデータ転送方式
JP3997826B2 (ja) Ipアドレス生成方法及び無線基地局装置
JP2006352234A (ja) ハンドオーバ方法
JP2005244590A (ja) マルチサービス端末、ハンドオフ方法、ハンドオフプログラム
JP2001320753A (ja) 移動ネットワーキングシステムおよび移動ホスト位置管理方法
KR20070042034A (ko) 전송계층에서 패스트핸드오버 지원방법
JP2748871B2 (ja) 位置登録方法および位置登録方式
JP4598946B2 (ja) 移動通信端末管理方法
JP2008160665A (ja) 異種通信インタフェース間の切替方法、移動端末および管理装置
JP3885942B2 (ja) 移動端末のデータ通信方法