JP2001320107A - ホール素子 - Google Patents

ホール素子

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JP2001320107A
JP2001320107A JP2000142315A JP2000142315A JP2001320107A JP 2001320107 A JP2001320107 A JP 2001320107A JP 2000142315 A JP2000142315 A JP 2000142315A JP 2000142315 A JP2000142315 A JP 2000142315A JP 2001320107 A JP2001320107 A JP 2001320107A
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hall element
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electrode
gaas
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Takeshi Takahashi
高橋  健
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程を短縮できる低価格なホール素子を
提供する。 【解決手段】 基板1上にn型半導体からなる感磁部が
形成され、この感磁部2上に電極3が形成されたホール
素子において、上記感磁部2を上下2層で構成すると共
に、上層4を上記n型半導体の表面に形成される空乏層
よりも薄く、かつ下層よりも高キャリア濃度で形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気信号を電気信
号に変換するホール素子に係り、特にGaAs、InA
s、InSb等のn型半導体で形成されたホール素子に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホール素子は、主にブラシレスDCモー
タの回転制御用センサとして使用されている。
【0003】近年、ブラシレスDCモータは、フロッピ
ー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク等の駆動
装置に採用され、その市場が急速に拡大しつつある。こ
れに伴い、ホール素子には、より一層の低価格化と性能
向上が強く要求されている。
【0004】また、最近では、ホール素子を用いた電流
計や、電力量計も開発が進められており、低価格に加え
て、高い信頼性も要求されている。
【0005】ここで、ホール素子の動作原理について簡
単に説明する。
【0006】一般的なホール素子は、図6に示すよう
に、基板21上に形成され磁気信号を電気信号に変換す
る感磁部と、この感磁部に電流を流す電源端子2個及び
電気信号を取り出す信号端子2個の計4個の電極23と
で構成される。
【0007】感磁部は、略十字形平面形状のn型領域2
2を有し、この十字形の4つの端部に上述した電極23
が形成されている。また、感磁部は、基板21とは電気
的に絶縁されている。
【0008】このホール素子は、これら対向する電源端
子23間に電流を流した状態で、感磁部の表面に垂直な
磁束が印加されると、信号端子23間にホール電圧(V
h)が発生する。このVhは下記数1式で表すことがで
きる。
【0009】
【数1】 Vh=k・I・B (但し、k:積感度、I:電流、B:磁束密度。) 積感度kは、電子移動度に強く依存し、この値が高いほ
ど大きなホール電圧が得られる。従って、ホール素子材
料としては、電子移動度が高いGaAs、InAs、I
nSb等の化合物半導体が用いられている。また、同一
材料で高い電子移動度を得るためには、感磁部のキャリ
ア濃度を低くした方が有利である。
【0010】図7、図9に、GaAsで形成された従来
の一般的なホール素子の断面図を示す。
【0011】図7は、感磁部をイオン打ち込み法で形成
したホール素子であり、図9は、感磁部をエピタキシャ
ル成長法で形成したホール素子である。
【0012】図7に示すように、感磁部をイオン打ち込
み法で形成したホール素子は、半絶縁性GaAs基板2
1の表面に感磁部が埋め込まれて形成されており、その
感磁部上に電極23が形成されていると共にこの電極2
3以外の表面は絶縁性保護膜25で覆われている。そし
て、感磁部の電極23と接触する部分にはキャリア濃度
が高いn+ 型領域24が形成されており、それ以外の部
分にはキャリア濃度が低いn型領域22が形成されてい
る。
【0013】また、図9に示すように、感磁部をエピタ
キシャル成長法で形成したホール素子は、半絶縁性Ga
As基板31上に感磁部としてのn型領域32がエピタ
キシャル成長されており、そのn型領域32上の一部に
+ 型領域34を挟んで電極33が形成されている。そ
して、この電極33以外の表面は絶縁性保護膜35で覆
われている。
【0014】これら図7、図9に示したホール素子の感
磁部であるn型領域22,32のキャリア濃度は、2×
1017個cm-3以下の低キャリア濃度にするのが一般的
である。これは、キャリア濃度がこれよりも高くなる
と、電子移動度の低下が顕著になり、高いホール電圧が
得られなくなるためである。
【0015】しかし、このような比較的低キャリア濃度
のn型領域22,32上に電極23,33を形成する
と、電極−半導体領域界面の接触抵抗が高くなり、極端
な場合には整流性を呈するようになる。
【0016】このため、図7、図9に示したように、感
磁部の電極直下の部分(電極と接触する部分)には、キ
ャリア濃度の高いn+ 型領域(n+ 型GaAs)24,
34を設けるのが一般的である。そして、このn+ 型領
域24,34のキャリア濃度を1×1018個cm-3以上
とすることにより、5×10-6Ωcm2 以下の低い接触
比抵抗が実現できる。
【0017】これらのことから、従来のGaAsホール
素子では、電子移動度を高くすると共に電極23,33
との接触比抵抗を低くするために、感磁部の電極直下の
部分のみにn+ 型領域24,34を設けていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、イオン
打ち込み法によりn型領域22及びn+ 型領域24を形
成する場合、例えば、図8(a)に示すように、第一の
フォトレジストパターン26を形成し、これをマスクと
してn+ 型領域24を形成する。そして、第一のフォト
レジストパターン26を除去した後、図8(b)に示す
ように、第二のフォトレジストパターン27を形成し、
これをマスクとしてn型領域22を形成していた。すな
わち、n型領域22のレジストパターン26とn+ 型領
域24のレジストパターン27とが異なるため、イオン
打ち込み用のマスクを2回形成する必要があった。
【0019】また、エピタキシャル成長法によりn型領
域32及びn+ 型領域34を形成する場合についても同
様のことが言える。すなわち、図10(a)に示すよう
に、第一のフォトレジストパターン36を形成し、これ
をマスクとしてn+ 型領域34の不要部分を選択的に除
去する。そして、第一のフォトレジストパターン36を
除去した後、図10(b)に示すように、第二のフォト
レジストパターン37を形成し、これをマスクとしてn
型領域32をエッチングにより形成していた。
【0020】このため、ホール素子の製造コスト低減の
ためには製造工程の短縮が不可欠であるにもかかわら
ず、従来のGaAsホール素子のような構造では、n型
領域22,32及びn+ 型領域24,34を形成するた
めには2回のフォトレジスト工程が必要であり、このフ
ォトレジスト工程が製造工程短縮における阻害要因にな
っていた。
【0021】そこで、本発明の目的は、製造工程を短縮
できる低価格なホール素子を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、基板上にn型半導体からなる感磁
部が形成され、この感磁部上に電極が形成されたホール
素子において、上記感磁部は上下2層で形成されている
と共に、上層が上記n型半導体の表面に形成される空乏
層よりも薄く、かつ下層よりも高キャリア濃度であるも
のである。
【0023】請求項2の発明は、上記n型半導体はGa
Asであるものである。
【0024】請求項3の発明は、上記上層のキャリア濃
度は1×1018個cm-3以上7×1018個cm-3以下で
あるものである。
【0025】請求項4の発明は、上記上層は、厚さが1
2nm以下であるものである。
【0026】すなわち、本発明は、GaAsホール素子
において、感磁部を高キャリア濃度のn+ 型領域と、こ
のn+ 型領域の下に設けられた低キャリア濃度のn型領
域とで構成する。この場合、n+ 型領域のキャリア濃度
は1×1018個cm-3以上7×1018個cm-3以下と
し、厚さを12nm以下と薄くする。
【0027】上記構成によれば、n型領域とn+ 型領域
とが同じ形状なので、1回のフォトレジスト工程でこれ
らのn型領域とn+ 型領域を形成できる。これにより、
従来よりも製造工程が短縮される。
【0028】さらに、n型領域と電極との間にキャリア
濃度が1×1018個cm-3以上のn+ 型領域を設けるこ
とにより、感磁部と電極との接触比抵抗をn+ 型領域の
厚さによらず5×10-6Ωcm2 以下と低くできる。こ
の場合、ホール素子の電源端子間に電圧を印加すると、
全ての電子はn型領域を移動する。従って、磁気感度は
n型領域で決定され、n+ 型領域の影響を受けない。
【0029】また、n型半導体の表面に形成される空乏
層の深さは、表面電位とキャリア濃度に依存する。Ga
Asは表面準位密度が高く、表面におけるフェルミレベ
ルは、バンドギャップ中、伝導帯からほぼ0.8eVの
位置に固定される。一方、エピタキシャル成長法または
イオン打ち込み法で得られるn型領域のキャリア濃度の
上限は7×1018個cm-3程度である。n+ 型領域のキ
ャリア濃度が1×1018個cm-3〜7×1018個cm-3
の場合、表面空乏層の厚さは34nm〜13nmの範囲
である。従って、n+ 型領域の厚さを12nm以下にす
れば、n+ 型領域を全て空乏化させることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0031】図3に本発明にかかるホール素子の概略図
を示す。
【0032】図3に示すように、本発明にかかるホール
素子は、半絶縁性GaAs基板1上に形成され磁気信号
を電気信号に変換する感磁部と、この感磁部に電流を流
すと共に電気信号を取り出す電極とから主に構成されて
いる。
【0033】感磁部は、略十字形平面形状のn型領域2
を有し、この十字形の4つの端部の内の対向する2か所
に電流を流すための一対の電源端子(電極)3dが形成
されており、これらの電源端子3dと直角に交差する2
か所に電気信号を取り出すための信号端子(電極)3s
が形成されている。また、感磁部はGaAsからなり、
基板1とは電気的に絶縁されている。
【0034】このホール素子は、電源端子3d間に電流
を流した状態で、感磁部の表面に垂直な磁束が印加され
ると、信号端子3s間にホール電圧(Vh)が発生す
る。このVhは下記数1式で表すことができる。
【0035】
【数1】 Vh=k・I・B (但し、k:積感度、I:電流、B:磁束密度。) 図1にこのホール素子のA−A線矢示断面図を示す。
【0036】図1に示すように、半絶縁性GaAs基板
1上に形成された感磁部は、エピタキシャル成長された
上下2層のGaAs層から構成されており、下層は厚さ
500nmでキャリア濃度が5×1016個cm-3のn型
領域2からなり、上層は厚さ10nmでキャリア濃度が
3×1018個cm-3のn+ 型領域4からなる。
【0037】そして、上層のn+ 型領域2上の一部に上
述した電極3が形成されている。さらに、この電極3以
外の表面は絶縁性保護膜5で覆われている。
【0038】このGaAsからなるn+ 型領域4のキャ
リア濃度は、その上に形成される電極3との接触比抵抗
に影響する。
【0039】図5にn+ 型領域のキャリア濃度に対する
電極との接触比抵抗の関係を示す。
【0040】図5に示すように、電極との接触比抵抗を
示す曲線rは、n+ 型領域のキャリア濃度がおよそ1×
1018個cm-3以上7×1018個cm-3以下で、実用的
な5×10-6Ωcm2 以下の低い接触比抵抗となってい
る。
【0041】このことから、n+ 型領域のキャリア濃度
を1×1018個cm-3以上7×1018個cm-3以下に形
成すれば良いことが分かる。
【0042】また、n+ 型領域の厚さは、全て空乏層と
なる厚さに形成されている。
【0043】図4にGaAsからなるn+ 型領域のキャ
リア濃度に対する表面空乏層の深さの関係を示す。
【0044】図4に示すように、表面空乏層深さを示す
曲線dは、n+ 型領域のキャリア濃度が1×1018個c
-3から7×1018個cm-3まで増加するに従って34
nmから13nmまで反比例的に減少する。
【0045】この曲線dにより、n+ 型領域を全て空乏
化させるには、厚さを12nm以下に形成すれば良いこ
とが分かる。尚、空乏層の厚さは、表面に保護膜を形成
しても変化はなかった。
【0046】次に、このホール素子の製造方法を説明す
る。
【0047】図1に示したホール素子を製造するに際し
ては、半絶縁性GaAs基板1上に、キャリア濃度を2
×1017個cm-3以下(5×1016個cm-3)にしてn
型領域2を厚さ500nmでエピタキシャル成長させた
後、このn型領域2上に、キャリア濃度を1×1018
cm-3以上(3×1018個cm-3)にしてn+ 型領域4
を厚さ12nm以下(10nm)でエピタキシャル成長
させる。そして、そのn+ 型領域4上にフォトレジスト
パターンを形成し、エピタキシャル層をエッチングして
十字形平面状の感磁部を形成する。さらに、感磁部の4
つの端部に電極3を形成し、最後に、電極3以外の表面
を絶縁性保護膜5で覆う。
【0048】このように、本発明は、n型領域とn+
領域とが同じ形状であり、感磁部の電極直下以外のn+
型領域4を除去する必要がないことから、フォトレジス
ト工程を1回しか行わない簡単なプロセスによる素子製
造を実現できる。
【0049】このことから、本発明は、製造工程が従来
に比べて大幅に簡略化できるため、製造歩留りを高くす
ることができ、また、製造コストの大幅な低減を図るこ
とが可能になる。
【0050】次に、作用を説明する。
【0051】n+ 型領域4のキャリア濃度が1×1018
個cm-3以上であることから、電極3d,3sとの接触
比抵抗がn+ 型領域4の厚さによらず5×10-6Ωcm
2 以下と低くなる。さらに、n+ 型領域4の厚さが12
nm以下であり、全て空乏化しているので、ホール素子
の電源端子3d間に電圧を印加して電流Iを流し、感磁
部と垂直に磁束を磁束密度Bで印加すると、ホール素子
の電源端子3d間の全ての電子は、n+ 型領域4を通り
抜けて、n型領域2を移動する。従って、磁気感度はn
型領域2で決定され、n+ 型領域4の影響を受けない。
すなわち、本発明は、電極直下以外のn+ 型領域4を除
去しなくても、電流がn型領域2を流れるので、電子移
動度が低下せず、ホール素子の磁気感度が低下しない。
【0052】そして、n型領域2を移動する電子は、磁
界によって軌道が曲げられ、磁界のの大きさに応じて信
号端子3s間を移動する。これにより、信号端子3s間
にホール電圧Vhが発生する。
【0053】このホール素子で発生したホール電圧Vh
を、従来のホール素子で発生したホール電圧と比較した
結果、本発明にかかるホール素子は、従来構造のホール
素子と同等の性能を得ることができた。
【0054】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。
【0055】図2にイオン打ち込み法で製造したホール
素子の断面図を示す。
【0056】図2に示すように、イオン打ち込み法で形
成したホール素子は、半絶縁性GaAs基板11の表面
に感磁部が埋め込まれ、その感磁部上に電極13が形成
されていると共にこの電極13以外の表面は絶縁性保護
膜15で覆われており、表面が平坦に形成されている。
【0057】そして、感磁部は、上下2層のGaAs層
から構成されており、下層はキャリア濃度が5×1016
個cm-3で厚さ500nmのn型領域12からなり、上
層はキャリア濃度が3×1018個cm-3で厚さ10nm
のn+ 型領域14からなる。
【0058】図2に示したホール素子を製造するに際し
ては、半絶縁性GaAs基板11上にフォトレジストパ
ターンを形成し、これをマスクにしてキャリア濃度が2
×1017個cm-3以下(3×1018個cm-3)となるよ
うにイオン打ち込みしてn型領域12を形成する。さら
に、このn型領域12上に、キャリア濃度を1×1018
個cm-3以上(3×1018個cm-3)でイオン打ち込み
して厚さ10nmのn+ 型領域14を形成して、十字形
平面状の感磁部を形成する。さらに、感磁部の4つの端
部に電極13を形成し、最後に、電極13以外の表面を
絶縁性保護膜15で覆う。
【0059】このように、図2に示したホール素子も、
本実施の形態で説明したホール素子と同様に、n型領域
12とn+ 型領域14とが同じ形状であり、感磁部の電
極直下以外のn+ 型領域14を除去する必要がないこと
から、フォトレジスト工程を1回しか行わない簡単なプ
ロセスによる素子製造が実現される。
【0060】これにより、製造歩留りを高くすることが
でき、また、製造コストの大幅な低減を図ることが可能
になる。
【0061】また、このホール素子についても電源端子
間に電流Iを流し、感磁部と垂直に磁束を磁束密度Bで
印加して従来のホール素子との性能を比較した結果、図
7に示した従来構造のホール素子と同等の性能を得るこ
とができた。
【0062】尚、本実施の形態では感磁部をGaAsで
形成したが、InAs、InSb等のn型半導体で形成
しても良いことは言うまでもない。InAsやInSb
を用いる場合、それぞれのn+ 領域のキャリア濃度と、
そのキャリア濃度に対する表面空乏層深さを求め、n+
型領域が空乏化する厚さでそのn+ 型領域を形成すれば
よい。
【0063】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、従来に比
べて製造工程を大幅に簡略化できる。
【0064】このため、製造歩留りを高くすることがで
き、また、製造コストの大幅な低減を図ることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すホール素子の断面
図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示すホール素子の断
面図である。
【図3】本発明にかかるホール素子の動作説明図であ
る。
【図4】GaAsのキャリア濃度に対する表面空乏層深
さを示す図である。
【図5】GaAsのキャリア濃度に対するその上に形成
された電極との接触比抵抗を示す図である。
【図6】従来のホール素子の動作説明図である。
【図7】従来のホール素子の断面図である。
【図8】図7のホール素子のn型領域及びn+ 型領域を
形成する工程を説明するための流れ図である。
【図9】従来のホール素子の断面図である。
【図10】図9のホール素子のn型領域及びn+ 型領域
を形成する工程を説明するための流れ図である。
【符号の説明】
1 基板(半絶縁性基板) 2 n型領域(感磁部) 3 電極 4 n+ 型領域 5 絶縁性保護膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にn型半導体からなる感磁部が形
    成され、該感磁部上に電極が形成されたホール素子にお
    いて、上記感磁部は上下2層で形成されていると共に、
    上層が上記n型半導体の表面に形成される空乏層よりも
    薄く、かつ下層よりも高キャリア濃度であることを特徴
    とするホール素子。
  2. 【請求項2】 上記n型半導体はGaAsである請求項
    1に記載のホール素子。
  3. 【請求項3】 上記上層のキャリア濃度は1×1018
    cm-3以上7×1018個cm-3以下である請求項2に記
    載のホール素子。
  4. 【請求項4】 上記上層は、厚さが12nm以下である
    請求項3に記載のホール素子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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