JP2001320058A - デュアルタイプ薄膜電界効果トランジスタおよび応用例 - Google Patents

デュアルタイプ薄膜電界効果トランジスタおよび応用例

Info

Publication number
JP2001320058A
JP2001320058A JP2000139494A JP2000139494A JP2001320058A JP 2001320058 A JP2001320058 A JP 2001320058A JP 2000139494 A JP2000139494 A JP 2000139494A JP 2000139494 A JP2000139494 A JP 2000139494A JP 2001320058 A JP2001320058 A JP 2001320058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channel
layer
gate
input voltage
response
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000139494A
Other languages
English (en)
Inventor
Doderer Thomas
トマス・ドデラー
Wei Hwang
ウェイ・ホワン
C Tsuei Chan
チャン・シー・ツエイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Priority to JP2000139494A priority Critical patent/JP2001320058A/ja
Publication of JP2001320058A publication Critical patent/JP2001320058A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Element Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一デバイスがn型伝導とp型伝導の両方を
実行する、方法および構造を提供すること。 【解決手段】 超小型電子デバイスは、入力電圧を受け
取るように適合されたゲート層を含む。絶縁層はゲート
層上に形成され、導電チャネル層は絶縁層上に形成さ
れ、ソースとドレインの間で電流を搬送する。導電チャ
ネル層はデュアル・チャネルを提供するように適合され
る。デュアル・チャネルはpチャネルとnチャネルの両
方を含み、pチャネルとnチャネルの一方が入力電圧の
極性に応答して選択的に使用可能になる。このデバイス
および応用例を形成するための方法も開示し、請求す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に薄膜超小型
電子コンポーネントの分野に関し、より詳細には、灰チ
タン石またはモット絶縁体ベースの材料を含むデュアル
タイプ薄膜電界効果トランジスタ(TFT)、ならびに
超小型電子および光学電子応用例に関する。
【0002】
【従来の技術】関連出願の相互参照 本出願は、1999年3月17日に出願され、参照によ
り本明細書に組み込まれる仮特許出願第60/1248
67号に対する優先権を主張するものである。
【0003】半導体工業は主にシリコンベース・デバイ
スの実施および特徴に基づくものであった。シリコン・
ベース(Siベース)の材料を超えてスイッチとして機
能しうる新しい超小型電子デバイスの探求は、新たな難
題になっている。超小型電子工業では、相補型金属酸化
膜半導体(CMOS)技術が主要な役割を果たしてき
た。SiベースのCMOS技術は主としてn型トランジ
スタ(NMOS)とp型トランジスタ(PMOS)とい
う2通りのタイプのトランジスタを実現している。これ
らは、電子が豊富な負拡散(ドープ)シリコンまたは正
孔が豊富な正ドープ・シリコンのいずれかを使用するこ
とにより、シリコンで製作される。
【0004】また、トランジスタは、バルク技術または
薄膜技術のいずれかで形成することもできる。典型的な
nウェルCMOSプロセスでは、pチャネル(p型)ト
ランジスタはnウェル自体に形成され、nチャネル(n
型)トランジスタはp基板に形成される。
【0005】半導体により高い汎用性をもたらすために
は、入力信号に基づいて導通するように選択式チャネル
を提供することができるデバイスが望ましい。したがっ
て、ゲート電圧の印加極性の変更が行われたときに単一
デバイス内でn型またはp型導電チャネルが達成される
ように、デュアル(n/p)タイプ薄膜電界効果トラン
ジスタ(TFT)が求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
一目的は、単一デバイスがn型伝導とp型伝導の両方を
行う方法および構造を提供することにある。これによっ
て、製作ステップおよび相互接続が簡略化され、デバイ
ス・パッケージ密度が高まり、新しい超小型電子回路ま
たは光学電子回路の応用例が探求されるという利点をも
たらす。
【0007】本発明の他の目的は、高性能薄膜トランジ
スタ(TFT)デバイスが3つの端子デバイス(ゲー
ト、ソース、ドレイン)で形成される、方法およびそれ
に対応する構造を提供することにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は、制御可能なT
FTデバイス構造が、しきい(ターンオン)電圧および
チャネル導通を制御するために上部ゲートおよび下部ゲ
ートを備えた3つまたは4つの端子デバイスで形成され
る、方法およびそれに対応する構造を提供することにあ
る。
【0009】本発明の他の目的は、灰チタン石材料また
はモット絶縁体材料のフレームワークにスイッチング・
デバイスを実現するための方法および製作プロセスを提
供することにある。たとえば、本発明では、δが0〜約
1の間にあるYBa2Cu3 7-δ、xが0〜約1の間に
あるLa2-xSrxCuO4、δが0〜約1の間にあり、
xが0〜約1の間にあるNd2-xCexCuO4-δ、Bi
2Sr2CanCun+1 6+2n、HgBa2CanCun+1
2n+4、Tl2Ba2CanCun+16+2n、xが0〜約1の
間にある(Sr1-xCax3Ru27、(Sr/Ca)
n+1Run3n+1Srという化合物を使用することができ
る。
【0010】本発明の他の目的は、デュアルタイプTF
Tスイッチ・デバイスを実現するための新しいYBCO
(YBa2Cu37)チャネル材料を提供することにあ
る。
【0011】本発明のさらに他の目的は、デュアルタイ
プ・スイッチ・デバイスが蓄積モードで動作することを
提供することにある。
【0012】本発明のさらに他の目的は、デュアルタイ
プ単一デバイスが多くのアナログ回路応用例、たとえ
ば、全波整流器回路を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、開示した単一タイプ
TFTデバイスで従来の全波ブリッジ整流器の4つのダ
イオードを置き換えることができることにある。
【0014】本発明の他の目的は、論理ゲート、マルチ
レベル・メモリ・セル、ディスプレイまたはLEDドラ
イバ・デバイスなど、新しい超小型電子応用例および光
学電子応用例に容易に拡張可能なデュアルタイプ・デバ
イスを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】超小型電子デバイスは、
入力電圧を受け取るように適合されたゲート層を含む。
ゲート層上には絶縁層が形成され、ソースとドレインの
間で電流を搬送するために絶縁層上に導電チャネル層が
形成される。導電チャネル層はデュアル・チャネルを提
供するように適合される。デュアル・チャネルはpチャ
ネルとnチャネルの両方を含み、pチャネルとnチャネ
ルの一方が入力電圧に応答して選択的に使用可能にな
る。
【0016】本発明による回路は、ゲートと、ソース
と、ドレインとを有する薄膜トランジスタを含む。この
薄膜トランジスタは、ゲートを形成するためのゲート層
を含む。ゲートは入力電圧を受け取るように適合され
る。ゲート層上には絶縁層が形成される。ソースとドレ
インの間で電流を搬送するために絶縁層上に導電チャネ
ル層が形成される。導電チャネル層はデュアル・チャネ
ルを提供するように適合され、デュアル・チャネルはp
チャネルとnチャネルの両方を含み、pチャネルとnチ
ャネルの一方が入力電圧に応答して選択的に使用可能に
なる。
【0017】代替実施形態では、ゲート層は凹部ゲート
構造を含むことができる。導電チャネル層は、δが約0
〜約1の間にあり、好ましくは約0〜約0.5の間にあ
るYBa2Cu37-δなどのモット絶縁体材料を含むこ
とができる。ゲート層はニオブでドープされた酸化チタ
ンストロンチウムを含むことができ、絶縁層は酸化チタ
ンストロンチウムを含むことができる。pチャネルは好
ましくは負の入力電圧に応答して形成され、nチャネル
は好ましくは正の入力電圧に応答して形成される。pチ
ャネルは好ましくは負の入力電圧に応答して正孔蓄積層
を含み、nチャネルは好ましくは正の入力電圧に応答し
て電子蓄積層を含む。この超小型電子デバイスは好まし
くは薄膜トランジスタを含む。ソースまたはドレインは
負荷に結合することができ、ソースおよびドレインのも
う一方は交流電圧に結合され、薄膜トランジスタが負荷
の両端間の交流電圧を整流する。薄膜トランジスタは、
発光ダイオードに結合し、その発光ダイオードを駆動す
ることができる。
【0018】デュアル・チャネル・トランジスタを形成
する方法は、入力電圧を受け取るためのゲート層を設け
るステップと、ゲート層上に絶縁層を付着させるステッ
プと、絶縁層上に銅酸層をエピタキシャル付着させ、酸
素の存在下で銅酸層をアニールすることによって実質的
に欠陥のない銅酸層を設け、デュアル・チャネルがpチ
ャネルとnチャネルの両方を含み、pチャネルとnチャ
ネルの一方が動作中に入力電圧に応答して選択的に使用
可能になるようにすることにより、絶縁層上にデュアル
・チャネル層を形成するステップと、導電チャネル層上
にソースおよびドレイン電極を形成するステップとを含
む。
【0019】他の方法では、ゲート層を設けるステップ
は、ゲート層をパターン形成して凹部ゲート構造を形成
するステップを含むことができる。銅酸層は、δが約0
〜約1の間にあり、好ましくは約0〜約0.5の間にあ
るYBa2Cu37-δなどのモット絶縁体材料を含むこ
とができる。酸化物ゲート層を設けるステップは、ゲー
ト層をドープするステップを含むことができる。この方
法は、負の入力電圧に応答して正孔蓄積層を形成するス
テップをさらに含むことができる。この方法は、正の入
力電圧に応答して電子蓄積層を形成するステップをさら
に含むことができる。アニールするステップは、約0.
2時間〜約5時間の間、約200℃〜約500℃の温度
を維持するステップを含むことができる。アニールする
ステップは、酸素内でアニールして銅酸層の酸素濃度を
調整するステップを含むことができる。アニールするス
テップは、真空と不活性ガスの一方を含む還元環境でア
ニールするステップを含むことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、超小型電子デバイスに
関し、より詳細には、薄膜トランジスタに関する。本発
明によるデュアル(n/p)タイプ薄膜電界効果トラン
ジスタ(TFT)を開示する。3端子デュアル(n/
p)タイプ・デバイスのチャネル材料は好ましくは、δ
が約0〜約1の間にあり、好ましくは約0〜約0.5の
間にあるYBa2Cu37-δ(YBCO)などのモット
絶縁体ベースの材料の薄膜を含む。本発明では他の化合
物も使用することができる。このような化合物として
は、xが0〜約1の間にあるLa2-xSrxCuO4、δ
が0〜約1の間にあり、xが0〜約1の間にあるNd
2-xCexCuO4-δ、Bi2Sr2CanCun+16+2n
HgBa2CanCun+12n+4、Tl2Ba2CanCu
n+16+2n、xが0〜約1の間にある(Sr1-xCax3
Ru27、(Sr/Ca)n+1Run3n+1Srを含むこ
とができる。本発明は、新規のデバイス構造と製作プロ
セス・ステップを含む。酸素濃度を変更するためにいく
つかの付着後サーマルまたはレーザ・アニール・ステッ
プを使用してデバイスを最適化する。ゲート電圧の印加
極性に応じて、同じ単一デバイスでn型またはp型の導
電チャネルが達成される。この新しいタイプのデバイス
により、単一デバイスの全波整流器、論理ゲート、マル
チレベル・メモリ・セル、ディスプレイ・ドライバ・デ
バイスなど、多数のアナログ/ディジタルまたはディジ
タル/ディジタル回路応用例が得られる。この新しいタ
イプのデバイスは好ましくはTFTデバイスであるが、
本発明はトランジスタ構造を含むことができる。本発明
のトランジスタは、デュアル・タイプTFT、デュアル
・タイプMTFT、またはMTFETと呼ぶことができ
る。
【0021】次に、同様の番号が同じかまたは同様の要
素を表している添付図面、まず図1を参照すると、従来
のモット遷移電界効果トランジスタ(MTFET)2が
示されている。MTFETは当技術分野で記載されてい
る(たとえば、D.M. Mewns他の「Mott transition fiel
d effect transistor」、Applied Physics Letters、Vo
l. 73、No. 6、pp. 780-782、1998年8月を参
照)。MTFETは、チャネル18がモット金属絶縁体
遷移に耐えうる材料(「モット絶縁体」ともいう)から
作られるFETタイプのデバイスである。このようなチ
ャネル材料における移送は本質的に、ゲート電圧が変化
するにつれて、モビリティ遷移ならびにキャリア数の変
化を経験する。チャネル材料の絶縁状態ではモビリティ
およびキャリア集中が低くなり、チャネル材料の金属状
態ではモビリティおよびキャリア集中が高くなり、チャ
ネルが導通可能になる。図1には従来技術のp型MTF
ETデバイスが示されている。この構造の基板を形成す
るゲート(G)10は、1wt%のニオブ(Nb)を含
む導電性n型SrTiO3(STO)の(100)配向
結晶からなる。純粋STOの400nm絶縁層12は、
ゲート10のNb−STO上にエピタキシャル付着され
る。絶縁層12の表面上には、δが0〜0.5の間にあ
るY0.5Pr0.5Ba2Cu37-δ(YPBCO)からな
るもう1つのエピタキシャル層14が付着される。エピ
タキシャル層14はMTFETのモット絶縁体導電チャ
ネル18を形成する。次に、銅酸表面上にはステンシル
・マスクを使用して白金(Pt)電極16および20が
付着され、ソース(S)20およびドレイン(D)16
電極を形成する。最後に、レーザ分離トレンチ22によ
ってデバイスが完成される。チャネル長24は5ミクロ
ンである。このタイプのデバイスはp型またはpチャネ
ル・デバイスであり、ゲート・フィールドによって誘導
されるモット金属絶縁体遷移により従来のトランジスタ
として動作する。ここに開示したデバイス2のチャネル
はCMOSデバイスの動作と同様の動作を含む。ゲート
が活動化されると、単一チャネル(pチャネル)が形成
される。
【0022】本発明は、YBa2Cu37(YBCO)
またはδが約0〜約1の間にあるYBa2Cu37-δな
どのモット絶縁体材料に基づく高性能MTFETデバイ
スおよび構造を対象とする。有利なことに、単一デバイ
スがデュアル(n/p)動作を実現する。換言すれば、
それは、ゲート・フィールドの電気極性によって制御さ
れるnチャネル伝導またはpチャネル伝導を形成するこ
とができる。
【0023】この新しいデュアル(n/p)タイプは、
3端子または4端子いずれかの薄膜電界効果トランジス
タ(TFT)として構成することができる。チャネル材
料は、銅酸材料、灰チタン石、または同様のモット絶縁
体材料に基づくものである。これらの材料としては、x
が0〜約1の間にあるLa2-xSrxCuO4、δが0〜
約1の間にあり、xが0〜約1の間にあるNd2-xCex
CuO4-δ、Bi2Sr2CanCun+16+2n、HgBa
2CanCun+12n+4、Tl2Ba2CanCu
n +16+2n、xが0〜約1の間にある(Sr1-xCax3
Ru27、(Sr/Ca)n+1Run3n+1Srを含むこ
とができる。これらの材料の組合せも使用することがで
きる。以下の図面では、ここで開示するデバイス構造お
よび製作方法、デバイスの動作原理および応用例につい
て説明する。
【0024】図2を参照すると、高性能MTFET T
FT(MTFT)構造またはデュアル・タイプMTFT
の一実施形態の断面図が示されている。このデバイスの
構造上の特徴およびその製作は、その正常動作において
重要な役割を果たす。最適MTFTパフォーマンスを得
るためには、チャネル108をエピタキシャル成長させ
ることが好ましい。基板102が含まれる。基板102
は好ましくは、金属基板であり、約0.5wt%のNb
を含むNbドープのSrTiO3(STO)を使用す
る。基板102は代わりに、Mn、Pb、Fe、Tiな
どの他のドーパントでドープすることもできる。基板1
02は、イットリウム(Y)安定化ジルコニウム(Z
r)(YSZ)、アルミン酸ランタン、二酸化チタン、
没食子酸ネオジムから形成することができる。これらの
基板材料は、導電性を改善するためにドープすることも
できる。また、基板102は、ゲート電極としても機能
し、高性能導電チャネル108を可能にする凹部ゲート
101を含む。以下に詳述するように、凹部ゲート10
1は本発明のパフォーマンスの改善を実現するものであ
る。
【0025】高誘電率ゲート絶縁体105は好ましくは
基板102上にエピタキシャル成長される。ゲート絶縁
体105は好ましくはSTOを含むが、基板102に適
合する他の絶縁体を使用することもできる。チャネル材
料120、たとえば、YBCOが付着される。ゲート絶
縁体105とチャネル材料120はどちらも好ましくは
酸素雰囲気中で化学量論的ターゲットからのレーザ剥離
によって付着される。ソース104電極とドレイン10
6電極が付着される。好ましくは、ソース104および
ドレイン106は白金(Pt)を含み、シリコンのステ
ンシル・マスクによる電子ビーム蒸着によって付着され
る。チップまたはデバイス100上の個々のデバイス
は、たとえば、レーザ剥離トレンチ112によって互い
に分離することができる。
【0026】図3を参照すると、本発明によるMTFT
デバイスの一バージョンの平面図が示されている。デバ
イス100は以下の例示的寸法を含むことができる。こ
れらの寸法は例示的なものにすぎず、制限であると解釈
すべきではない。Lとして示すチャネル長117は、約
5ミクロンの長さと、約90ミクロンの幅111とを含
むことができる。デバイス100用の凹部ゲート101
はグローバル・ワード線109に接続される。ソース1
04aおよびドレイン106a電極の幅は約50ミクロ
ンである。ゲート絶縁体105の厚さは約200〜30
0nmであり、(ページ内への)チャネル厚さは約50
nmである。
【0027】離散型および統合型3端子または4端子Y
Ba2Cu37(YBCOまたはモット絶縁体材料)薄
膜電界効果トランジスタ(TFT)の詳細な製作プロセ
ス・ステップは以下の通りである。
【0028】図4を参照すると、この構造の基板102
を使用してデバイスのゲートを形成するためのTFTプ
ロセス中の第1のステップが示されている。基板102
にパターン形成して離散凹部ゲート101を形成する。
この構造の基板102は好ましくはNb−STO(10
0)カット結晶から形成され、ゲートとして機能する。
このゲートにパターン形成して、好ましくは適切なマス
クによる光学またはEビーム・リソグラフィにより凹部
ゲート101を形成する。図5を参照すると、幅111
と長さ117を有するMTFTデバイス領域に凹部ゲー
ト101を形成するためのマスク・パターンの一例が平
面図で示されている。
【0029】図6を参照すると、薄い絶縁層105が付
着されている。層105は好ましくは、基板102のN
b−STO表面上のSTOを含む。層105は好ましく
はパルス・レーザ剥離プロセスを使用して付着させる。
任意選択で、従来の化学機械研摩(CMP)プロセスに
より層105の表面をプレーナ化して、平らな表面を設
けることができる(図8を参照)。図7および図8は本
発明の2つの構造を表している。実施の形態中の同じま
たは同様の特徴については同じ番号の参照番号を使用し
てある。この参照番号は、異なる実施の形態を示すため
に英字を付加してある。
【0030】図7を参照すると、銅酸材料(YBCOな
ど)のエピタキシャル層120aを付着させて、層10
5aの上に導電チャネル・シートが形成される。デバイ
ス・パフォーマンスを良好にするため、層120aは好
ましくは高酸素濃度で成長させ、薄膜内の格子欠陥が最
小限になるように保証する。処理パラメータとしては、
低レーザ付着速度(たとえば、約2Hzのレーザ・パル
ス)を含むことができる。処理中に、約300mTor
rの酸素分圧を含む可能性のある酸素環境を設ける。基
板102は約650℃〜約850℃に維持することがで
きる。固有の高抵抗チャネルを生成するために、電界効
果応答を最適化するためのいくつかのアニール後処理ス
テップを使用する。好ましい方法では、アニール後処理
としては、アルゴンまたは他の不活性ガスなどの還元雰
囲気環境あるいは真空中で約0.2時間〜約5時間の
間、約200℃〜約500℃の温度を維持することを含
む。デバイス・チャネルの抵抗測定は、進行を監視し、
デバイスのパフォーマンスを保証するための処理中に行
うことができる。酸素アニールは好ましくは、導電チャ
ネル層の酸素濃度を調整するためにアニール後処理後ま
たはアニール後処理中に行われる。
【0031】図8を参照すると、銅酸材料(YBCOな
ど)のエピタキシャル層120bを付着させて、前述の
ように化学機械研摩技法によって形成された平らな層1
05bの上に導電チャネル・シートを形成する、他の実
施の形態が示されている。層120bは好ましくは、レ
ーザ剥離チャンバ内の現場でのターゲット変更により、
すでにプレーナ化した層105bの(100)表面上に
付着させる。層120b(120a)はTFTのモット
絶縁体デュアルタイプ導電チャネルを形成する。
【0032】図9を参照すると、電極104aおよび1
06aが導電材料、たとえば、白金の層として層120
a上に付着されている。ステンシル・マスクを使用し
て、ソース104aおよびドレイン106a電極を形成
する。
【0033】図10を参照すると、ステンシル・マスク
を使用して、層120bの平らな表面上に電極104b
および106bが好ましくは白金で形成される。ソース
104bおよびドレイン106b電極はパターン形成プ
ロセスによって形成される。
【0034】デュアルタイプTFTデバイス構造は、レ
ーザ分離トレンチ112aおよび112bを形成するこ
とによって完成する(図9および図10)。最終的な離
散3端子TFTデバイス構造は図2にも示されている。
【0035】導電チャネル・キャリア集中を増強し、し
きい(ターンオン)電圧を制御するために、図11また
は図12に示すように、他の上部ゲート130cおよび
130dを追加して、4端子TFTデバイスを完成する
こともできる。これらのステップとしては、絶縁材料の
もう1つの層118cおよび118dを付着させ、次に
金属層130cおよび130dを付着させてパターン形
成し、もう1つのゲートを形成することを含む。図11
は、好ましくはNb−STO導電層130cを付着させ
てTFTデバイスの第4の端子として機能する上部ゲー
ト電極を形成することにより、電極(104c、106
c)の上にSTOなどのもう1つの薄い絶縁材料層11
8cを付着させるためのTFTプロセスを示している。
【0036】図12は、好ましくは白金から形成される
平らな電極(104d、106d)の上にもう1つの薄
い絶縁層118dを付着させ、次に好ましくはNb−S
TOである導電層を付着させて、TFTデバイスの第4
の端子として機能する上部ゲート電極130dを形成す
るためのTFTプロセス中のもう1つのステップを示し
ている。
【0037】デバイスの動作原理 チャネル材料層120は好ましくはYBa2Cu3
7(YBCO)からなる。YBCO薄膜材料には一般に
長距離結晶秩序がまったくない。このようなタイプの材
料はモット絶縁体材料とも呼ばれる。次に図13を参照
すると、このようなタイプの材料のエネルギー帯構造2
01および203は非結晶帯構造と非常によく似てい
る。一般に、YBCO材料は、図14に示すようにエネ
ルギー帯ギャップ内の電荷トラップ状態をもたらす局部
的状態を含む。この場合、このような局部的ギャップ状
態(受容体様状態213と供与体様状態215を含む)
は材料全体に均一に分布する(図15の曲線206を参
照)。非ドープ材料内にあって図13に235として示
されるフェルミ準位EFは通常、ギャップ中央207付
近にある。図13ないし図15は、電界効果金属−絶縁
体−モット絶縁体材料構造(Nb−STO270が金属
であり、STO280が絶縁体であり、YBCO290
がモット絶縁体である、図18および図19も参照)ま
たはモット絶縁体材料がNtという局部的密度(図15
では208として示す)を有する薄い層であるM−I−
Mtキャパシタのエネルギー帯図を示している。
【0038】単純にするため、ゼロ・ゲート・バイアス
(Vg=0)ではフラットバンド条件が優勢であると想
定する。局部的密度が高い場合、フェルミ準位235が
ギャップ中央207にあるときにモット絶縁体材料で電
荷の中立性が得られる。
【0039】図16を参照すると、正電圧がゲートに印
加されたときのnチャネル形成を示す、M−I−Mt構
造のエネルギー帯図の一例が示されている。小さい正ゲ
ート電圧を印加すると、エネルギー帯が下へ湾曲し始め
る。湾曲部201aおよび203aがSTO層205の
表面で下へ湾曲するにつれて、ギャップ中央207aよ
り上の何らかの局部的状態が電子で充填された状態にな
る。これらは受容体様状態なので、これらの状態の負電
荷Qt208はゲート上の正電荷と平衡を取る。少なく
ともゲート電圧が小さい場合、伝導帯(Ec)はフェル
ミ準位にあまり接近しない。その結果、伝導帯内の電子
の数は少なくなる。図16では、負電荷トラップがQt
208で示されている。ゲート電圧がより大きい場合
(Vg>0)235a、図16に示すように、フェルミ
準位207aは伝導帯201aに接近し、かなりの数の
電子Qn204が伝導帯201a内で形成される。した
がって、n型導電チャネルが形成される。導電チャネル
は電子蓄積層で機能する。正ゲート電圧は半導体内で負
電荷を引きつけることになり、n型半導体の場合、それ
が酸化物とYBCOの界面付近で電子の強化集中、すな
わち蓄積を含むことになる。
【0040】図17を参照すると、負電圧がゲートに印
加されたときのpチャネル形成を示す、M−I−Mt構
造のエネルギー帯図の一例が示されている。小さい負ゲ
ート電圧を印加すると、エネルギー帯が上へ湾曲し始め
る。湾曲部201bおよび203bは層205bの表面
で上へ湾曲する。その結果、ギャップ中央より下の何ら
かの局部的状態が正孔で充填された状態になる。これら
は供与体様状態なので、これらの状態の正電荷はゲート
上の負電荷と平衡を取る。少なくともゲート電圧が小さ
い場合、価電子帯(Ev)はフェルミ準位にあまり接近
しない。その結果、価電子帯内の正孔の数は少なくな
る。図17では、正電荷トラップがQt209で示され
ている。ゲート電圧がより大きい場合(Vg<0)23
5b、図17に示すように、フェルミ準位207bは価
電子帯203bに接近し、かなりの数の正孔Qp205
が価電子帯203b内で形成される。したがって、p型
導電チャネルが形成される。導電チャネルは正孔蓄積層
で機能する。負ゲート電圧は導電チャネル内で正電荷を
引きつけることになり、p型半導体の場合、それが酸化
物とYBCOの界面付近で正孔の強化集中、すなわち蓄
積を含むことになる。
【0041】図18を参照すると、正電圧がゲートに印
加されたnチャネル形成を示す、M−I−Mt(Nb−
STO270、STO280、YBCO290を含む)
内の電荷分布の一例が示されている。デバイスの電荷の
中立性のためには、Qg=Qn+Qtであることが必要で
あり、Qg231はゲート上の単位面積あたりの正電荷
を表し、Qn204nは伝導帯内の伝導電子を表し、Qt
208nは電子で充填されているギャップ中央より上の
局部的電荷状態を表す。電子蓄積条件下の電荷分布は図
16に示すエネルギー帯図と関係がある。
【0042】図19を参照すると、負電圧がゲートに印
加されたときのpチャネル形成を示す、M−I−Mt
(270−280−290)構造内の電荷分布の一例が
示されている。同様に、デバイスの電荷の中立性のため
には、Qg=Qp+Qtであることが必要であり、Qg23
3はゲート上の単位面積あたりの負電荷を表し、Qp
09pは価電子帯内の伝導正孔を表し、Qt209pは
正孔で充填されているギャップ中央より下の局部的電荷
状態を表す。正孔蓄積条件下の電荷分布は図17に示す
エネルギー帯図と関係がある。
【0043】図20を参照すると、線形領域(ロー・ド
レイン領域)内のMTFT動作の一例が例示的に示され
ている。より大きい正電圧Vg>Vt(Vtはしきい電圧
である)がゲート(G)102fに印加され、YBCO
120f表面で電子蓄積が発生する。小さいドレイン電
圧が印加された場合、電流はソース(S)104fから
導電チャネル108fを通ってドレイン(D)106f
に流れることになる。したがって、そのチャネルは抵抗
器として動作し、ドレイン電流はドレイン電圧に比例す
る。これは線形領域である。
【0044】図21を参照すると、飽和領域内のMTF
T動作の一例が例示的に示されている。ドレイン電圧が
増加するので、ドレイン電圧は結局、ドレイン106h
におけるチャネル108hの深さがゼロまで低減される
ポイントに到達する。これは、ピンチオフ・ポイントと
呼ばれる。ピンチオフ・ポイントを超えると、ドレイン
電流は同じ状態を維持する。これは飽和領域である。
【0045】表1は、デュアルタイプTFTに関する数
式を示している。デュアルタイプFETのしきい電圧
(Vt)は表1に示されている。しきい電圧(Vt)は、
局部的ギャップ状態との関係が強く、シリコンFETデ
バイスのものとは完全に異なるものである。しかし、ド
レイン電流対ドレイン電圧(I−V)の関係は、シリコ
ンFETについて2乗近似で得られる式と同じになる。
【0046】
【表1】
【0047】図22を参照すると、他の製作ステップに
よるYBCO材料に基づくTFTのデバイス構造が示さ
れている。図示の通り、金属基板102eはNbドープ
STOを含む。基板102eはゲート電極(G)として
も機能する。次にゲート絶縁体STO105eが基板1
02e上でエピタキシャル成長される。次に、チャネル
材料YBCO120eが付着される。次にソース104
eおよびドレイン106e電極(Pt)がステンシル・
マスクによる電子ビーム蒸着によって付着される。導電
チャネル108eはYBCO材料120eの下部表面に
形成される。ドレイン電圧VD、ゲート電圧Vg、ドレイ
ン電流IDが示されている。これらのパラメータは以下
の図面に実験結果を示す際に使用する。
【0048】図23を参照すると、チャネル材料YBC
Oの場合のドレイン電流303対ドレイン電圧305の
実験証明が本発明により形成されたデバイスについて例
示的に示されている。ゲート電圧Vgは図示の通り、−
20V、−16V、−12V、−8V、−4V、0Vで
ある。
【0049】図24を参照すると、デュアル・タイプ伝
導の場合のドレイン電流323対ゲート電圧325のも
う1つの実験証明が例示的に示されている。これは、デ
ュアル・タイプTFTのほぼ対称的なID対Vg特性を立
証するものである。部分320は正孔電流を含み、部分
330は電子電流を含み、Vgが0ボルトのときに遷移
が起こる。
【0050】図25を参照すると、pチャネルの数通り
のゲート電圧の場合のドレイン電流353対ドレイン電
圧355のもう1つの実験証明が本発明により例示的に
示されている。この結果は、デュアル・タイプTFTの
I−V特性を示している。
【0051】図26を参照すると、nチャネル・デュア
ル・タイプTFTの数通りのゲート電圧の場合のドレイ
ン電流373対ドレイン電圧375のさらにもう1つの
実験証明が例示的に示されている。
【0052】図27は、デュアル・タイプTFTの高オ
ン/オフ電流比のもう1つの実験証明を示している。こ
れは、ドレイン電流413対ゲート電圧411を−10
V〜20Vの範囲で例示的に立証するものである。図2
8は、pチャネルTFTの電流電圧特性のもう1つの実
験証明を示している。これは、YBCOチャネル材料の
場合のドレイン電流513対ドレイン電圧515を例示
的に立証するものである。ゲート電圧Vgは、−25
V、−20V、−15V、−10V、−5V、0Vであ
る。
【0053】応用例 当業者であれば、デュアル(n/p)タイプ動作を提供
する単一デバイスが多くの新しい応用例に至ることが分
かるだろう。次に、電源回路の応用例について例示的な
一例を開示する。
【0054】図29、図30、図31を参照すると、従
来技術の全波ダイオード・ブリッジ整流器回路600お
よび電圧入出力対時間(t)のグラフが示されている。
図示の通り、図30の入力サイクルの正部分612で
は、変圧器605の極性が図示の通りであり、ダイオー
ドD1およびD3が導通しており、電流は負荷RLの正か
ら負へ通過する。伝導経路は破線ループ607として示
されている。次の負の半サイクル613では、変圧器6
05がその極性を反転し、ダイオードD2およびD4が導
通し、前の正の半サイクル612と同じ方向に負荷RL
を通って電流を送る。出力は図31に示す。
【0055】図30、図32ないし図35を参照する
と、本発明により、4つのダイオードD1、D2、D3
4(図29)を図32および図34にそれぞれ示す1
つのデュアルタイプTFTデバイス710で置き換える
ことができる。入力サイクルの正部分612では、負の
ゲート電圧がTFTのゲート712に印加され、pチャ
ネルが形成され、電流は負荷(図32のRL715また
は図34のRL714とCL716)の正から負へ通過す
る。入力サイクルの負部分613では、正のゲート電圧
がTFT710のゲート712に印加され、したがっ
て、nチャネルが形成される。その場合、負荷RL71
5(またはRL714とCL716)を通る電流は図33
および図35に示すように前の正の半サイクル613と
同じ方向になる。
【0056】図36を参照すると、本発明のもう1つの
例示的な応用例が示されている。有機発光ダイオード
(LED)820は本発明によるデュアル・タイプMT
FT810(好ましくはYBCOを含む)によって駆動
される。ゲート電圧は電圧源814から変調される。L
ED820は電圧源816に接続される。光の出力はL
ED電流に比例する。有機LEDとYBCO TFTの
統合は今後のスマート・ディスプレイにとって非常に有
益なものになるだろう。
【0057】ここに記載した例示的な例は、本発明を使
用するための方法の一例であり、決して本発明を制限す
るものと解釈すべきではない。本発明の応用例が広範囲
に及び、あまりにも多すぎてここに記載できないこと
は、当業者にとって明らかになるだろう。また、ここに
記載した材料および寸法は変更するかまたは同様の特徴
および特性を有する他の材料および寸法で代用できるこ
とに留意することは重要なことである。本発明は、有利
なことに、従来の回路に対してより空間効率が良くより
低い電力でより単純な解決策を提供する。
【0058】本発明の利点の一部としては以下のものが
ある。 1.10nmチャネル長以上に拡張可能なスケーラブル
・デバイス 2.約0.1ピコ秒程度のスイッチング時間 3.デュアルタイプ(n/p)特性
【0059】デュアルタイプ薄膜電界効果トランジスタ
および応用例の好ましい実施の形態(制限のためではな
く、例示のためのものである)について説明してきた
が、当業者であれば上記の教示を考慮して修正形態およ
び変形形態をなすことができることに留意されたい。し
たがって、ここに開示した本発明の特定の実施の形態に
おいて、特許請求の範囲で概要を示す本発明の範囲およ
び精神の範囲内である変更が可能であることが分かるは
ずである。したがって、特許法が必要とする詳細および
特殊性によって本発明を説明してきたが、特許証によっ
て請求され、所望され、保護されるものについては特許
請求の範囲に示す。
【0060】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0061】(1)入力電圧を受け取るように適合され
たゲート層と、前記ゲート層上に形成された絶縁層と、
前記絶縁層上に形成された、ソースとドレインの間で電
流を搬送するための導電チャネル層とを含み、前記導電
チャネル層がデュアル・チャネルを提供するように適合
され、前記デュアル・チャネルがpチャネルとnチャネ
ルの両方を含み、前記pチャネルと前記nチャネルの一
方が前記入力電圧に応答して選択的に使用可能になる、
超小型電子デバイス。 (2)前記ゲート層が凹部ゲート構造を含む、上記
(1)に記載のデバイス。 (3)前記導電チャネル層がモット絶縁体材料を含む、
上記(1)に記載のデバイス。 (4)前記導電チャネル層が、δが約0〜約1の間にあ
るYBa2Cu37-δを含む、上記(1)に記載のデバ
イス。 (5)前記ゲート層が、ニオブでドープされた酸化チタ
ンストロンチウムを含む、上記(1)に記載のデバイ
ス。 (6)前記絶縁層が酸化チタンストロンチウムを含む、
上記(1)に記載のデバイス。 (7)前記pチャネルが負の入力電圧に応答して形成さ
れ、前記nチャネルが正の入力電圧に応答して形成され
る、上記(1)に記載のデバイス。 (8)前記pチャネルが負の入力電圧に応答して正孔蓄
積層を含む、上記(1)に記載のデバイス。 (9)前記nチャネルが正の入力電圧に応答して電子蓄
積層を含む、上記(1)に記載のデバイス。 (10)前記超小型電子デバイスが薄膜トランジスタを
含む、上記(1)に記載のデバイス。 (11)ゲートと、ソースと、ドレインとを有する薄膜
トランジスタを含み、前記薄膜トランジスタが前記ゲー
トを形成するためのゲート層を含み、前記ゲートが入力
電圧を受け取るように適合され、さらに、前記ゲート層
上に形成された絶縁層と、前記ソースと前記ドレインの
間で電流を搬送するために前記絶縁層上に形成された導
電チャネル層とを含み、前記導電チャネル層がデュアル
・チャネルを提供するように適合され、前記デュアル・
チャネルがpチャネルとnチャネルの両方を含み、前記
pチャネルと前記nチャネルの一方が前記入力電圧に応
答して選択的に使用可能になる回路。 (12)前記ゲートが凹部ゲート構造を含む、上記(1
1)に記載の回路。 (13)前記ソースと前記ドレインの一方が負荷に結合
され、前記ソースと前記ドレインのもう一方が交流電圧
に結合され、前記薄膜トランジスタが前記負荷の両端間
の前記交流電圧を整流する、上記(11)に記載の回
路。 (14)前記導電チャネル層がモット絶縁体材料を含
む、上記(11)に記載の回路。 (15)前記導電チャネル層が、δが約0〜約1の間に
あるYBa2Cu37-δを含む、上記(11)に記載の
回路。 (16)前記ゲート層が、ニオブでドープされた酸化チ
タンストロンチウムを含む、上記(11)に記載の回
路。 (17)前記絶縁層が酸化チタンストロンチウムを含
む、上記(11)に記載の回路。 (18)前記pチャネルが負の入力電圧に応答して形成
され、前記nチャネルが正の入力電圧に応答して形成さ
れる、上記(11)に記載の回路。 (19)前記pチャネルが負の入力電圧に応答して正孔
蓄積層を含む、上記(11)に記載の回路。 (20)前記nチャネルが正の入力電圧に応答して電子
蓄積層を含む、上記(11)に記載の回路。 (21)前記薄膜トランジスタが、発光ダイオードに結
合され、その発光ダイオードを駆動する、上記(11)
に記載の回路。 (22)デュアル・チャネル・トランジスタを形成する
ための方法であって、入力電圧を受け取るためのゲート
層を設けるステップと、前記ゲート層上に絶縁層を付着
させるステップと、前記絶縁層上にデュアル・チャネル
層を形成するステップであって、前記絶縁層上に銅酸層
をエピタキシャル付着させ、還元環境で前記銅酸層をア
ニールすることによって実質的に欠陥のない銅酸層を設
け、前記デュアル・チャネルがpチャネルとnチャネル
の両方を含み、前記pチャネルと前記nチャネルの一方
が動作中に前記入力電圧に応答して選択的に使用可能に
なるようにすることにより、前記絶縁層上に前記デュア
ル・チャネル層を形成するステップと、前記導電チャネ
ル層上にソースおよびドレイン電極を形成するステップ
とを含む方法。 (23)ゲート層を設ける前記ステップが、前記ゲート
層をパターン形成して凹部ゲート構造を形成するステッ
プを含む、上記(22)に記載の方法。 (24)前記銅酸層がモット絶縁体材料を含む、上記
(22)に記載の方法。 (25)前記銅酸層が、δが約0〜約1の間にあるYB
2Cu37-δを含む、上記(22)に記載の方法。 (26)ゲート層を設ける前記ステップが、前記ゲート
層をドープするステップを含む、上記(22)に記載の
方法。 (27)負の入力電圧に応答して正孔蓄積層を形成する
ステップをさらに含む、上記(22)に記載の方法。 (28)正の入力電圧に応答して電子蓄積層を形成する
ステップをさらに含む、上記(22)に記載の方法。 (29)アニールする前記ステップが、約0.2時間〜
約5時間の間、約200℃〜約500℃の温度を維持す
るステップを含む、上記(22)に記載の方法。 (30)アニールする前記ステップが、酸素内でアニー
ルして前記銅酸層の酸素濃度を調整するステップを含
む、上記(22)に記載の方法。 (31)アニールする前記ステップが、真空と不活性ガ
スの一方を含む還元環境でアニールするステップを含
む、上記(22)に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による単一pチャネルを有する酸化物
モット絶縁体薄膜トランジスタ(MTFT)デバイスの
断面図である。
【図2】本発明によるデュアル・タイプTFTの断面図
である。
【図3】本発明による図2のTFTの平面図である。
【図4】本発明による構造の基板を形成するデュアル・
タイプTFT用のゲート層の断面図であり、離散凹部ゲ
ートを形成するためのパターンを示す図である。
【図5】本発明によるデュアル・タイプTFTの平面図
であり、凹部ゲートおよびTFTデバイス領域を形成す
るためのマスク・パターンを示す図である。
【図6】本発明による図4のTFTの断面図であり、ゲ
ート層/基板の上に付着された薄い絶縁層を示す図であ
る。
【図7】本発明による図6のTFTの断面図であり、絶
縁層の上に導電チャネル・シートを形成するための銅酸
材料のエピタキシャル層を示す図である。
【図8】本発明による図4のTFTの断面図であり、絶
縁層の上に付着された導電チャネル・シートを形成する
ための銅酸材料のエピタキシャル層と、絶縁層をプレー
ナ化するために使用する化学機械研摩技法とを示す図で
ある。
【図9】本発明による図7のTFTの断面図であり、ソ
ースおよびドレイン電極を形成するために銅酸表面上に
付着された電極を示す図である。
【図10】本発明による図8のTFTの断面図であり、
ソースおよびドレイン電極を形成する平らな銅酸表面上
に形成された電極を示す図である。
【図11】本発明による図9のTFTの断面図であり、
電極の上の薄い絶縁層と、TFTデバイスの第4の端子
として機能するために上部ゲート電極を形成する導電層
とを示す図である。
【図12】本発明による図10のTFTの断面図であ
り、電極の上の薄い絶縁層と、TFTデバイスの第4の
端子として機能するために上部ゲート電極を形成する導
電層とを示す図である。
【図13】本発明によるモット絶縁体材料(M−I−M
t)構造のエネルギー帯図の一例を示す図であり、局部
的ギャップ状態の存在を示す図である。
【図14】本発明によるモット絶縁体材料(M−I−M
t)構造のエネルギー帯図の一例を示す図であり、局部
的ギャップ状態の存在を示す図である。
【図15】本発明によるモット絶縁体材料(M−I−M
t)構造のエネルギー帯図の一例を示す図であり、局部
的ギャップ状態の存在を示す図である。
【図16】本発明の一態様によるM−I−Mt構造のエ
ネルギー帯図の概略例を示す図であり、正電圧がゲート
に印加されたnチャネル形成を示す図である。
【図17】本発明の他の態様によるM−I−Mt構造の
エネルギー帯図の概略例を示す図であり、負電圧がゲー
トに印加されたpチャネル形成を示す図である。
【図18】本発明の一態様によるM−I−Mt構造の電
荷分布の一例を示す図であり、正電圧がゲートに印加さ
れたnチャネル形成を示す図である。
【図19】本発明の他の態様によるM−I−Mt構造の
電荷分布の一例を示す図であり、負電圧がゲートに印加
されたpチャネル形成を示す図である。
【図20】動作中のデュアル・タイプTFTの断面図で
あり、本発明により形成された線形領域(ロー・ドレイ
ン領域)を示す図である。
【図21】動作中のデュアル・タイプTFTの断面図で
あり、本発明により形成された飽和領域を示す図であ
る。
【図22】本発明によるYBCO材料に基づくデュアル
・タイプTFTのデバイス構造の断面図である。
【図23】ゲート電圧(Vg)が−20〜0ボルトの間
で変化する場合の、本発明によるデュアル・タイプTF
Tのドレイン電流対ドレイン電圧の実験データを示す図
である。
【図24】本発明による単一デバイスのデュアル・タイ
プ伝導のドレイン電流対ゲート電圧の実験データを示す
図である。
【図25】本発明によるpチャネル・モードのTFTの
複数の異なるゲート電圧に関するドレイン電流対ドレイ
ン電圧の実験データを示す図である。
【図26】本発明によるnチャネル・モードのTFTの
複数の異なるゲート電圧に関するドレイン電流対ドレイ
ン電圧の実験データを示す図である。
【図27】本発明によるデュアル・タイプTFTの高オ
ン/オフ電流比を示すグラフである。
【図28】本発明によるデュアル・タイプTFTの複数
の異なるゲート電圧に関するドレイン電流対ドレイン電
圧の実験データを示す図であり、pチャネル・モードの
電流電圧特性を示す図である。
【図29】従来技術の全波ダイオード・ブリッジ整流器
回路の概略図である。
【図30】入力信号を表す入力電圧対時間を示す図であ
る。
【図31】図29の回路の出力電圧対時間を示す図であ
る。
【図32】本発明によるデュアル・タイプTFT整流器
回路の概略図である。
【図33】図32の回路の出力電圧対時間を示す図であ
る。
【図34】本発明による他のデュアル・タイプTFT整
流器回路の概略図である。
【図35】図34の回路の出力電圧対時間を示す図であ
る。
【図36】本発明によるデュアル・タイプTFTによっ
て駆動された有機LEDの概略図である。
【符号の説明】
100 デバイス 101 凹部ゲート 102 基板 104 ソース 105 ゲート絶縁体 106 ドレイン 108 チャネル 112 レーザ剥離トレンチ 120 チャネル材料
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 618B (72)発明者 ウェイ・ホワン アメリカ合衆国10504 ニューヨーク州ア ーモンク ロング・ポンド3 (72)発明者 チャン・シー・ツエイ アメリカ合衆国10514 ニューヨーク州チ ャパクワ マウンテン・ピーク・ロード63 Fターム(参考) 5F032 AC02 BA01 CA05 CA09 CA16 DA12 DA33 DA74 5F110 AA30 BB03 BB05 BB13 BB20 CC07 EE01 EE22 EE30 FF01 FF21 GG01 GG25 GG28 GG29 GG41 HK02 HK32 NN65 QQ19

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力電圧を受け取るように適合されたゲー
    ト層と、 前記ゲート層上に形成された絶縁層と、 前記絶縁層上に形成された、ソースとドレインの間で電
    流を搬送するための導電チャネル層とを含み、 前記導電チャネル層がデュアル・チャネルを提供するよ
    うに適合され、前記デュアル・チャネルがpチャネルと
    nチャネルの両方を含み、前記pチャネルと前記nチャ
    ネルの一方が前記入力電圧に応答して選択的に使用可能
    になる、超小型電子デバイス。
  2. 【請求項2】前記ゲート層が凹部ゲート構造を含む、請
    求項1に記載のデバイス。
  3. 【請求項3】前記導電チャネル層がモット絶縁体材料を
    含む、請求項1に記載のデバイス。
  4. 【請求項4】前記導電チャネル層が、δが約0〜約1の
    間にあるYBa2Cu37-δを含む、請求項1に記載の
    デバイス。
  5. 【請求項5】前記ゲート層が、ニオブでドープされた酸
    化チタンストロンチウムを含む、請求項1に記載のデバ
    イス。
  6. 【請求項6】前記絶縁層が酸化チタンストロンチウムを
    含む、請求項1に記載のデバイス。
  7. 【請求項7】前記pチャネルが負の入力電圧に応答して
    形成され、前記nチャネルが正の入力電圧に応答して形
    成される、請求項1に記載のデバイス。
  8. 【請求項8】前記pチャネルが負の入力電圧に応答して
    正孔蓄積層を含む、請求項1に記載のデバイス。
  9. 【請求項9】前記nチャネルが正の入力電圧に応答して
    電子蓄積層を含む、請求項1に記載のデバイス。
  10. 【請求項10】前記超小型電子デバイスが薄膜トランジ
    スタを含む、請求項1に記載のデバイス。
  11. 【請求項11】ゲートと、ソースと、ドレインとを有す
    る薄膜トランジスタを含み、 前記薄膜トランジスタが前記ゲートを形成するためのゲ
    ート層を含み、前記ゲートが入力電圧を受け取るように
    適合され、 さらに、前記ゲート層上に形成された絶縁層と、 前記ソースと前記ドレインの間で電流を搬送するために
    前記絶縁層上に形成された導電チャネル層とを含み、 前記導電チャネル層がデュアル・チャネルを提供するよ
    うに適合され、前記デュアル・チャネルがpチャネルと
    nチャネルの両方を含み、前記pチャネルと前記nチャ
    ネルの一方が前記入力電圧に応答して選択的に使用可能
    になる回路。
  12. 【請求項12】前記ゲートが凹部ゲート構造を含む、請
    求項11に記載の回路。
  13. 【請求項13】前記ソースと前記ドレインの一方が負荷
    に結合され、前記ソースと前記ドレインのもう一方が交
    流電圧に結合され、前記薄膜トランジスタが前記負荷の
    両端間の前記交流電圧を整流する、請求項11に記載の
    回路。
  14. 【請求項14】前記導電チャネル層がモット絶縁体材料
    を含む、請求項11に記載の回路。
  15. 【請求項15】前記導電チャネル層が、δが約0〜約1
    の間にあるYBa2Cu37-δを含む、請求項11に記
    載の回路。
  16. 【請求項16】前記ゲート層が、ニオブでドープされた
    酸化チタンストロンチウムを含む、請求項11に記載の
    回路。
  17. 【請求項17】前記絶縁層が酸化チタンストロンチウム
    を含む、請求項11に記載の回路。
  18. 【請求項18】前記pチャネルが負の入力電圧に応答し
    て形成され、前記nチャネルが正の入力電圧に応答して
    形成される、請求項11に記載の回路。
  19. 【請求項19】前記pチャネルが負の入力電圧に応答し
    て正孔蓄積層を含む、請求項11に記載の回路。
  20. 【請求項20】前記nチャネルが正の入力電圧に応答し
    て電子蓄積層を含む、請求項11に記載の回路。
  21. 【請求項21】前記薄膜トランジスタが、発光ダイオー
    ドに結合され、その発光ダイオードを駆動する、請求項
    11に記載の回路。
  22. 【請求項22】デュアル・チャネル・トランジスタを形
    成するための方法であって、 入力電圧を受け取るためのゲート層を設けるステップ
    と、 前記ゲート層上に絶縁層を付着させるステップと、 前記絶縁層上にデュアル・チャネル層を形成するステッ
    プであって、 前記絶縁層上に銅酸層をエピタキシャル付着させ、 還元環境で前記銅酸層をアニールすることによって実質
    的に欠陥のない銅酸層を設け、前記デュアル・チャネル
    がpチャネルとnチャネルの両方を含み、前記pチャネ
    ルと前記nチャネルの一方が動作中に前記入力電圧に応
    答して選択的に使用可能になるようにすることにより、
    前記絶縁層上に前記デュアル・チャネル層を形成するス
    テップと、 前記導電チャネル層上にソースおよびドレイン電極を形
    成するステップとを含む方法。
  23. 【請求項23】ゲート層を設ける前記ステップが、前記
    ゲート層をパターン形成して凹部ゲート構造を形成する
    ステップを含む、請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】前記銅酸層がモット絶縁体材料を含む、
    請求項22に記載の方法。
  25. 【請求項25】前記銅酸層が、δが約0〜約1の間にあ
    るYBa2Cu37-δを含む、請求項22に記載の方
    法。
  26. 【請求項26】ゲート層を設ける前記ステップが、前記
    ゲート層をドープするステップを含む、請求項22に記
    載の方法。
  27. 【請求項27】負の入力電圧に応答して正孔蓄積層を形
    成するステップをさらに含む、請求項22に記載の方
    法。
  28. 【請求項28】正の入力電圧に応答して電子蓄積層を形
    成するステップをさらに含む、請求項22に記載の方
    法。
  29. 【請求項29】アニールする前記ステップが、約0.2
    時間〜約5時間の間、約200℃〜約500℃の温度を
    維持するステップを含む、請求項22に記載の方法。
  30. 【請求項30】アニールする前記ステップが、酸素内で
    アニールして前記銅酸層の酸素濃度を調整するステップ
    を含む、請求項22に記載の方法。
  31. 【請求項31】アニールする前記ステップが、真空と不
    活性ガスの一方を含む還元環境でアニールするステップ
    を含む、請求項22に記載の方法。
JP2000139494A 2000-05-12 2000-05-12 デュアルタイプ薄膜電界効果トランジスタおよび応用例 Pending JP2001320058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000139494A JP2001320058A (ja) 2000-05-12 2000-05-12 デュアルタイプ薄膜電界効果トランジスタおよび応用例

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000139494A JP2001320058A (ja) 2000-05-12 2000-05-12 デュアルタイプ薄膜電界効果トランジスタおよび応用例

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001320058A true JP2001320058A (ja) 2001-11-16

Family

ID=18646927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000139494A Pending JP2001320058A (ja) 2000-05-12 2000-05-12 デュアルタイプ薄膜電界効果トランジスタおよび応用例

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001320058A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007000991A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 National Institute Of Information & Communication Technology 非導電性ナノワイヤー及びその製造方法
JP2010192477A (ja) * 2009-02-13 2010-09-02 Ricoh Co Ltd 縦型論理素子
JP2012069946A (ja) * 2011-09-20 2012-04-05 National Institute Of Information & Communication Technology 非導電性ナノワイヤー及びその製造方法
WO2016059941A1 (ja) * 2014-10-17 2016-04-21 株式会社豊田中央研究所 電子装置
CN105633280A (zh) * 2016-02-03 2016-06-01 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 莫特晶体管及制备方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007000991A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 National Institute Of Information & Communication Technology 非導電性ナノワイヤー及びその製造方法
JP2010192477A (ja) * 2009-02-13 2010-09-02 Ricoh Co Ltd 縦型論理素子
JP2012069946A (ja) * 2011-09-20 2012-04-05 National Institute Of Information & Communication Technology 非導電性ナノワイヤー及びその製造方法
WO2016059941A1 (ja) * 2014-10-17 2016-04-21 株式会社豊田中央研究所 電子装置
JP6061058B2 (ja) * 2014-10-17 2017-01-18 株式会社豊田中央研究所 電子装置
CN105633280A (zh) * 2016-02-03 2016-06-01 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 莫特晶体管及制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102419951B1 (ko) 반도체 장치
Fortunato et al. Oxide semiconductor thin‐film transistors: a review of recent advances
TWI423436B (zh) 有機發光顯示裝置和製造其之方法
CN111417997B (zh) 显示器及包括该显示器的电子设备
US8093589B2 (en) Semiconductor device with an active layer containing zinc oxide, manufacturing method, and electronic device
CN105009299B (zh) 半导体装置
US20090008638A1 (en) Oxide semiconductor, thin film transistor including the same and method of manufacturing a thin film transistor
US20100140599A1 (en) Semiconductor device, method for manufacturing semiconductor device, and display
US7541626B2 (en) High K-gate oxide TFTs built on transparent glass or transparent flexible polymer substrate
TW201631761A (zh) 半導體裝置、功率二極體及整流器
US6890766B2 (en) Dual-type thin-film field-effect transistors and applications
JP6622893B2 (ja) 発光装置
US6350622B2 (en) Process for fabrication of an all-epitaxial-oxide transistor
KR960002292B1 (ko) 초전도 전계-효과 트랜지스터 및 그의 제조 방법
Li et al. Progress in semiconducting oxide-based thin-film transistors for displays
Park et al. 4.3: Transparent ZnO Thin Film Transistor Array for the Application of Transparent AM‐OLED Display
CN101964364A (zh) 一种晶体管器件及其制造方法
TW201813094A (zh) 電晶體以及半導體裝置
JP2001320058A (ja) デュアルタイプ薄膜電界効果トランジスタおよび応用例
US20050269611A1 (en) Ferroelectric device and method of manufacturing such a device
KR20010014877A (ko) 이중형 박막 전계 효과 트랜지스터 및 어플리케이션
GB2362262A (en) Thin film transistor (TFT) with conductive channel which may be p-type or n-type in response to a gate voltage
JPH05167118A (ja) 酸化物超電導トランジスタおよびその製造方法